JP2003089530A - ガス分流装置、多孔質ガラス母材製造装置、及び多孔質ガラス母材製造方法 - Google Patents

ガス分流装置、多孔質ガラス母材製造装置、及び多孔質ガラス母材製造方法

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JP2003089530A
JP2003089530A JP2001280400A JP2001280400A JP2003089530A JP 2003089530 A JP2003089530 A JP 2003089530A JP 2001280400 A JP2001280400 A JP 2001280400A JP 2001280400 A JP2001280400 A JP 2001280400A JP 2003089530 A JP2003089530 A JP 2003089530A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスの流れを略同一の流量を有する部分ガス
に分流することが可能であるとともに、設備コストを低
減できるガス分流装置を提供する。 【解決手段】 ガス供給部(不図示)から供給されるガス
は、ガス流入パイプ3を介して、ガス均等分岐室2へ流
れ込む。ガス均等分岐室2内では、ガスの少なくとも一
部が循環してガス均等分岐室2内の圧力が均一化され
る。よって、流量が略同一な部分ガスがガス流出パイプ
4へ流出する。部分ガスの流量は、ガス流出パイプ4の
1つに設けられたガス流量測定器4aにより測定され
る。部分ガスの流量に変動があった場合には、その測定
結果に基づきガス流入パイプ3に設けられたガス流量調
整器3aによって変動量が補償される。また、ガス流量
測定器4a及びガス流量調整器3aは1つずつで良いた
め、設備コストが低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス流を略均一な
流量の複数の分流に分岐するガス分流装置、ガス分流装
置を備える多孔質ガラス母材製造装置、及び、多孔質ガ
ラス母材製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラスロッドの長手方向に沿って複数の
合成用バーナを配置し、ガラスロッドの周囲に多孔質ガ
ラスを堆積させることにより、光ファイバ母材を製造す
る製造方法がある。これら複数の合成用バーナは、その
先端の開口部がガラスロッドの中心軸に対向するととも
に、ガラスロッドの長手方向に沿って等間隔に並置され
る。また、各合成用バーナの先端開口部とガラスロッド
の中心軸との距離は、それぞれほぼ等しく保たれる。こ
のような構成により、合成速度が高速化されるととも
に、製造コストが低減される。この光ファイバ母材の製
造方法は、例えば、特許第2612949号公報に記載
されている。
【0003】しかし、複数の合成用バーナを使用する場
合であっても、例えば、合成用バーナへのガス供給量が
それぞれ異なると、長手方向に沿ってガラス微粒子堆積
量が異なることになってしまう。そこで、各合成用バー
ナに供給されるガスの流量を略同一とするため、通常、
ガス分流装置が使用される。
【0004】ガス分流装置は、例えば、特開平8−28
4904号公報に記載されている。当該公報に記載のガ
ス分流装置には、複数のガス流入口及び複数のガス流出
口を有するガス均等化室が備えられている。ガス流入口
のそれぞれには、ガス供給源からのガス流入管が接続さ
れている。また、ガス流出口と合成用バーナとを接続す
るガス流出管が設けられている。各ガス流出管には最大
流れ抵抗手段が設けられている。以上の構成により、ガ
ス供給源からガス均等化室へ流入されたガスは、略同一
の流量に分流される。そのため、各合成用バーナに流量
が略等しいガスを供給できる。また、ガス流入口及びガ
ス流出口の数は等しいと好ましく、さらに、複数のガス
流入管それぞれには質量流量制御器(Mass Flow Control
ler:MFC)が設けられると尚好ましいと、上記の公報
に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記の
ガス分流装置について鋭意研究を行った結果、以下の問
題点を見出した。すなわち、上記ガス分流装置において
は、ガス流入口が複数個設けられており、それぞれに接
続されるガス流入管もまた複数本設けられる。そのた
め、設備のコストが増加するという問題がある。また、
ガス流入管のそれぞれにMFCを設ける場合には、MF
Cのコストがかかる。さらに、MFCを制御する制御装
置が必要となるため、設備コストの更なる増加を招いて
しまう。また、今後は、作製する光ファイバ母材の長尺
化を図るために合成用バーナの本数は増加されることが
予想されているため、設備コストが一層増加されること
となる。設備コストが増加すれば、合成用バーナの本数
を増やすことにより合成速度を向上させるようにして
も、製造コストの低減といった効果は相殺されてしま
う。
【0006】本発明は、上記問題を解消するためになさ
れたもので、ガスの流れを略同一の流量を有する部分ガ
スに分流することが可能であるとともに、設備コストを
低減できるガス分流装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一側面に係るガ
ス分流装置は、少なくとも1つ以上のガス供給部より供
給されるガスをガス供給部の数より多くの部分ガスに分
流するガス分流装置であって、(a)ガスを流入させる少
なくとも1つの流入口と、流入口から流入したガスを流
出させる複数の流出口と、を有するガス均等分岐室と、
(b)ガス供給部と流入口とを接続するガス流入パイプ
と、(c)複数の流出口それぞれに対して各々接続される
複数のガス流出パイプと、(d)複数のガス流出パイプの
少なくとも1本に設けられ、当該ガス流出パイプを流れ
る部分ガスの流量を測定し、この測定の結果を測定信号
として出力するガス流量測定手段と、(e)ガス流入パイ
プに設けられ、上記の測定信号を入力し、入力した測定
信号に基づいて当該ガス流入パイプを流れるガスの流量
を調整するガス流量調整手段と、を備えることを特徴と
する。
【0008】上記構成によれば、ガス供給部から供給さ
れるガスは、ガス流入パイプを介して、ガス均等分岐室
へ流れ込む。ガス均等分岐室に流れ込んだガスは、略同
一な流量を有する部分ガスとなって複数のガス流出パイ
プから流出する。部分ガスの流量は、ガス流出パイプに
設けられたガス流量測定手段により測定される。部分ガ
スの流量に変動があった場合には、ガス流量測定手段か
らの測定結果に基づきガス流入パイプに設けられたガス
流量調整器によって変動量が補償される。そのため、部
分ガスの流量は安定化される。また、上記構成のガス分
流装置においては、部分ガスの流量は、ガス流出パイプ
に設けられたガス流量測定手段と、ガス流入パイプに設
けられたガス流量調整器とにより安定化される。なお、
略同一な流量とは、流出口の各々から流れ出る部分ガス
の流量のばらつきが、分流前の総流量をガス流出パイプ
の本数で割り算した値の5%以内であることを言う。
【0009】また、上記ガス分流装置は、複数のガス流
出パイプそれぞれが接続され、複数のガス流出パイプに
流れるガスを流入させる複数の第1の開口部と、複数の
第1の開口部から流入したガスを流出させる複数の第2
の開口部と、を有する副ガス均等分岐室を更に備えるこ
とを特徴とする。このような副ガス均等分岐室を更に備
えれば、ガス均等分岐室により分流された部分ガスは一
層確実に均等化され得る。
【0010】さらに、複数のガス流出パイプそれぞれ
に、ガス流量の測定と調整とを実施可能なガス流量測定
調整手段が設けられてよい。これにより、部分ガスはよ
り一層確実に均等化される。
【0011】また、本発明の別の側面に係るガス分流装
置は、複数の供給部から供給される複数種類のガスを混
合し、混合されたガスを複数の部分ガスに分流するガス
分流装置であって、(a)ガスを流入させる少なくとも1
つの流入口と、流入口から流入したガスを流出させる複
数の流出口と、を有する複数のガス均等分岐室と、(b)
ガスを流入させる複数の第1の開口部と、複数の第1の
開口部から流入したガスを流出させる複数の第2の開口
部と、を有する副ガス均等分岐室と、(c)複数のガス均
等分岐室の流入口と複数のガス供給部とをそれぞれ接続
する複数の第1のパイプと、(d)複数の流出口のそれぞ
れと複数の第1の開口部のそれぞれとを接続する複数の
第2のパイプと、(e)ガス均等分岐室それぞれの流出口
に接続された複数の第2のパイプの少なくとも1本に設
けられ、当該第2のパイプを流れるガスの流量を測定
し、この測定の結果を測定信号として出力するガス流量
測定手段と、(f)第1のパイプに設けられ、測定信号を
入力し、入力した測定信号に基づいて当該第1のパイプ
を流れるガスの流量を調整するガス流量調整手段と、を
備えることを特徴とする。
【0012】上記構成によれば、複数種類のガスのそれ
ぞれは、ガス均等分岐室のそれぞれに流入し、ガス均等
分岐室内で少なくとも一部が循環されて、複数のガス流
出口から流出される。その後、それぞれのガス均等分岐
室を経た複数種類のガスは、第1の開口部から副ガス均
等分岐室内へ流入する。そして、その少なくとも一部が
循環された後、副ガス均等分岐室の第2の開口部から流
出される。副ガス均等分岐室は、流路形成手段によりガ
スが循環し得る流路が形成されているため、副ガス均等
分岐室内に流入した複数種類のガスは十分に混合され、
その濃度が略均一な混合ガスとなる。さらに、上記流路
形成手段により、副ガス均等分岐室内のガス圧力は均一
化されるので、副ガス均等分岐室の第2の開口部から流
出する部分ガスの流量は各々ほぼ同一となる。すなわ
ち、上記構成により、複数種類のガスは、ガス濃度及び
流量がほぼ等しい部分ガスに分流されることになる。
【0013】また、本発明に係る多孔質ガラス母材製造
装置は、ガラスロッドの周囲に多孔質ガラスを堆積させ
多孔質ガラス母材を製造する多孔質ガラス母材製造装置
であって、上記のガス分流装置と、上記複数のガス流出
パイプそれぞれに接続されるバーナと、を備え、上記複
数のガス流出パイプの長さはそれぞれ等しいことを特徴
とする。この構成によれば、ガス流出パイプの長さがほ
ぼ等しいため、各ガス流出パイプに流れるガスが受ける
抵抗もまたほぼ等しくなる。そのため、ガス分流装置に
よりほぼ等しい流量に分流された部分ガスの流量がガス
流出パイプ毎に異なるのを防ぐことができる。ここで、
ほぼ等しい流量に分流された部分ガスの流量とは、複数
のバーナを所定の方向に沿って並置する場合には、流出
口の各々から流れ出る部分ガスの流量のばらつきが分流
前の最大流量をガス流出パイプの本数で割り算した値の
5%以内であることを意味する。さらに、2%以内であ
ると好ましい。なお、ここに言う多孔質ガラス母材と
は、所定のガラスロッドの周囲に多孔質ガラスが堆積さ
れた部材を意味し、多孔質ガラス母材が所定の熱処理に
より透明ガラス化されて光ファイバ母材等が製造され
る。
【0014】また、本発明による多孔質ガラス母材製造
装置は、ガラスロッドの周囲に多孔質ガラスを堆積させ
多孔質ガラス母材を製造する多孔質ガラス母材製造装置
であって、上記のガス分流装置と、複数の第2の開口部
それぞれに一方端が接続された複数の第3のパイプと、
第3のパイプの他方端に接続されたバーナと、を備え、
複数の第3のパイプの長さはそれぞれ等しいと好まし
い。
【0015】さらに、上記のバーナは金属製であると好
ましい。金属から作製されれば、例えば石英ガラス製の
バーナなどと比べ、バーナの内径、外径、及び長さの精
度を高くできる。そのため、バーナを複数個作製したと
しても、それぞれの寸法の個体差が低減される。バーナ
の内径又は長さがバーナ毎に異なってしまうと、バーナ
に流れ込むガスの流量が異なってしまうことになる。し
かし、金属から作製されれば、バーナの個体差は低減さ
れるので、各バーナへ流れるガスの流量もまた容易に略
同一とすることができる。
【0016】さらにまた、バーナは、中心管と、該中心
管に対して同心円状になるように構成された少なくとも
1つの外管とを含むと尚好ましい。この構成によれば、
原料ガス、燃料ガス、助燃ガス、及び添加物ガスを含む
ガスを中心管に流し、外管に不活性ガス又は清浄空気を
流すことができる。よって、中心管から酸素火炎を噴出
させ、その周りを清浄空気又は不活性ガスにより覆うこ
とができる。そのため、中心管の周囲の雰囲気が酸性と
なるのを防ぐことができる。したがって、金属製バーナ
の腐食が抑制される。また、清浄空気又は不活性ガスに
は、金属製バーナを冷却する効果があるため、金属製バ
ーナの熱膨張を抑えることができる。その結果、熱膨張
に伴う金属の劣化が抑制され、金属製バーナが長寿命化
される。
【0017】なお、ここで言う清浄空気とは、一定体積
中に含まれる汚染物又は異物の大きさ及び数が所定の数
値以下であり、空気清浄装置などによって清浄化される
空気を意味する。例えば、粒径0.5μm以上の微粒子
の密度が100個/m3以下であると好ましい。
【0018】本発明に係る多孔質ガラス母材製造方法
は、上記の多孔質ガラス母材製造装置を用いて多孔質ガ
ラス母材を製造する方法であって、多孔質ガラスの原料
を含むガスをガス流入パイプを介してガス均等分岐室へ
流し、ガス均等分岐室により分流された部分ガスをガス
流出パイプを介して前記バーナの前記中心管へ流し、不
活性ガス又は清浄空気をバーナの外管へ流して多孔質ガ
ラス母材を製造することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明に係るガス分流装置の実施
形態について図面を参照しながら説明する。以下では、
同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略
する。
【0020】(第1の実施形態)図1は、第1の実施形
態によるガス分流装置を示す模式図である。同図におい
て、ガス分流装置1は、1つの流入口と複数の流出口と
を有するガス均等分岐室2と、ガス供給部(図示せず)か
ら供給されるガスをガス均等分岐室2の流入口に導く流
入パイプ3と、ガス均等分岐室2の複数の流出口それぞ
れに1本ずつ接続される流出パイプ4とを備える。ま
た、複数の流出パイプ4の1本には、この流出パイプ4
を流れるガスの流量を測定し、この測定の結果を測定信
号として出力するガス流量測定器4aが設けられてい
る。さらに、流入パイプ3には、ガス流量測定器4aか
らの測定信号を入力し、入力した測定信号に基づいて流
入パイプ3を流れるガスの流量を制御するガス流量調整
器3aが設けられている。
【0021】流入パイプ3は、ガス供給部とガス均等分
岐室2のガス流入口21に接続されている。流入パイプ
3には減圧器3bが設けられている。減圧器3bは、ガ
ス供給部から供給されるガスの圧力を所定の圧力に低下
させる。また、減圧器3bは、ガスの圧力をその所定の
圧力にて安定化させる機能を有するため、流入パイプ3
を流れるガスの流量を安定化させる効果を奏する。ガス
流量の調整は、流入パイプ3に設けられたガス流量調整
器3aにより行われる。ガス流量調整器3aはバルブ3
0とバルブ制御部31とを有する。バルブ30は、その
内部のガス流路の断面積を変更するための機構を備え
る。また、バルブ制御部31は、後述するように、流出
パイプ4に設けられたガス流量測定器4aが出力する流
量信号を入力し、この信号に基づいてバルブ30内部の
ガス流路の断面積を変更する。この変更により、流入パ
イプ3を流れるガスの流量が調整される。バルブ制御部
31としては、所定のCPUを備えたコンピュータを利
用することができる。
【0022】また、流出パイプ4は、ガス均等分岐室2
の複数の流出口23のそれぞれに接続されている。流出
パイプ4のうち1本にはガス流量測定器4aが設けられ
ており、これにより、当該流出パイプ4を流れるガスの
流量が測定される。ガス流量測定器4aとしては、例え
ば、質量流量計(Mass Flow Meter:MFM)を使用する
ことができる。ガス流量測定器4aにおいては、ガスが
流れる管路の断面積が流出パイプ4の断面積と略同一で
あり、そのため、ガス流量測定器4aのある流出パイプ
4を流れるガスの流量は、ガス流量測定器4aのない流
出パイプ4を流れるガスの流量と略同一である。ガス流
量測定器4aによる測定の結果は、流量信号として出力
される。出力された流量信号はバルブ制御部31に入力
される。そして、バルブ制御部31は、上述のように、
バルブ30内のガス流路の断面積を制御し、これにより
流入パイプ3を流れるガスの流量が調整される。
【0023】次に、図2及び図3(a)〜(d)を参照しな
がら、ガス均等分岐室2の構成について説明する。図2
は、ガス均等分岐室2の斜視図である。図3(a)は、図
2のI−I線に沿うxy断面図である。図3(b)は、図
2のI−I線に沿うxz断面図である。図3(c)は、図2
のII−II線に沿うyz断面図である。図3(d)は、図2
のIII−III線に沿うyz断面図である。
【0024】図2に示す通り、ガス均等分岐室2は、容
器20と、容器20の側面20sに設けられたガス流入
口21と、容器20の側面20tに設けられたガス流出
口23とを有する。また、ガス均等分岐室2の内部に
は、ガス流入口21から流入したガスの少なくとも一部
を循環させる流路を形成する流路手段が設けられてい
る。すなわち、ガス均等分岐室2内を流れるガスの流路
を画定する流路形成板22a〜22dを有する。流路形
成板22a,22cは略同一の形状を有する。また、流
路形成板22b,22dは略同一の形状を有する。流路
形成板22aは、図3(a)に示す通り、複数の開口部2
20を有する。複数の開口部220の開口面積は、図3
(a)に示す通り、いずれも略同一である。また、流路形
成板22b,22dには、開口221が設けられてい
る。
【0025】流路形成板22a〜22dは、図2から分
かる通り、その一対の辺において隣り合う流路形成板と
互いに接続されており、その結果、ガス圧が略均一化す
るための内部空間が構成されている。また、流路形成板
22a〜22dにより構成される管の開口部は、図2、
図3(c)及び図3(d)から分かるように、容器20の内
壁面に接している。以上の構成により、ガス均等分岐室
2の内部には、図3(b)に示す通り、これら流路形成板
22a〜22dで囲まれた領域が形成される。説明の便
宜上、この領域を内部領域と記す。また、流路形成板2
2a〜22dの外側と容器20の内面との間には、図3
(b)に示す通り、間隙が形成される。容器20に流入し
たガスは、この間隙を循環するように流れることができ
る。以下、説明の便宜上、この間隙をガス還流部と記
す。
【0026】ガス流出口23のそれぞれには流出パイプ
4が接続される。ここで、ガス流出口23の数は、流出
パイプ4に接続され得るガラス合成用バーナといったガ
ス消費手段の個数と同一とすることができる。また、複
数のガス流出口23は、ガス流出口23のそれぞれと、
内部領域(流路形成板22a〜22dで囲まれた領域)と
が繋がるよう設けられている。
【0027】以下に、図2及び図3(a)〜(d)を参照し
ながら、流入パイプ3から供給されるガスがどのように
分流されるかについて説明する。先ず、流入パイプ3か
らのガスはガス流入口21から容器20の内部へと流れ
込む。すると、容器20の内部に流れ込んだガスの殆ど
は、図3(b)中の矢印Aで示す通り、ガス還流部へと流
れる。これは、流入口21から内部領域へと流れ込む経
路(図3(b)中の矢印B)に比べ、ガス還流部へ流れる経
路の方がガスに対する抵抗が低いためである。
【0028】そして、矢印Aに沿うよう流れたガスの大
部分は、ガス還流部を循環するよう流れる(図3(b)中
の矢印C)。これは、図3(c)に示すように、容器20
の内面と流路形成板22a又は22cとで形成される断
面の面積Sが開口部220の面積に比べ大きいためであ
る。また、ガスがガス還流部を循環するよう流れるた
め、ガス還流部におけるガスの圧力はガス還流部内で略
均一となる。そして、ガス還流部のガスは、その圧力が
ある圧力以上となると、開口部220を通して内部領域
へと流れる(図3(b)中の矢印B及びD)。ここで、ガス
還流部内ではガス圧力が略均一であり、開口部220の
開口面積がそれぞれ略同一であることから、開口部22
0のそれぞれを通過するガスの流量は略一定である。そ
の結果、内部領域のガス圧力もまたその内部で略均一と
なる。
【0029】内部領域へ到達したガスは、その圧力があ
る程度の圧力以上となると、ガス流出口23から流出パ
イプ4へと流出する(図3(c)の矢印E)。ここで、内部
領域でのガスの圧力は略均一であり、ガス流出口23の
開口面積もまたいずれも略同一であるため、各流出パイ
プ4へと流出するガスの流量もまたほぼ等しくなる。
【0030】以上のように、ガス分流装置1において
は、ガス供給部から供給されるガスは、流入パイプ3を
通ってガス均等分岐室2に流入する。ガス供給部から供
給されるガスは、ガス均等分岐室2により、略同一の流
量を有する複数の部分ガスに分流される。流出パイプ4
を流れる部分ガスの流量は、流出パイプの1本に設けら
れたガス流量測定器4aにより測定される。この測定結
果は、流量信号として出力される。流入パイプ3には、
流入パイプ3を流れるガスの流量を制御するガス流量調
整器3aが設けられている。このガス流量調整器3a
は、上記ガス流量測定器4aから出力される流量信号を
入力し、この信号に従って、流入パイプ3を流れるガス
の流量を調整する。したがって、流出パイプ4を流れる
部分ガスの流量が変化しても、その変化分は流入パイプ
3に設けられたガス流量調整器3aにより補償される。
そのため、ガス均等分岐室2により分流された部分ガス
の流量もまた一定化されるとともに、流量制御が行われ
る。
【0031】上述の通り、ガス分流装置1においては、
ガス流量の測定は流出パイプ4の1つに設けられたガス
流量測定器4aにより行われる。そして、ガス流量の制
御は、ガス流量測定器4aによる測定結果に基づき、流
入パイプ3に設けられたガス流量調整器3aにより行わ
れる。ガス流量測定器4aとして、MFMといった比較
的安価な機器を利用できる。また、本構成であれば、従
来のように流出パイプの本数分のMFCを用いて流量の
制御と均一化とを行なう必要はなく、1つのMFMとC
PU、及び流入パイプ3の流量を調整するバルブの組み
合わせで流量制御が可能であり、設備コストを大幅に低
減できる。
【0032】また、これらの機器を1つずつ使用すれば
良く、従来のガス分流装置に比べると、ガス分流装置1
では、ガス流量調整器3a及びガス流量測定器4aに要
する費用の増加を抑えることができる。さらに、従来の
ガス分流装置では、MFCといったガス流量の測定と制
御とを兼ねる機器が使用されていた。入手可能なMFC
の最大流量は300リットル/分程度であるため、例え
ば、600リットル/分といった大量のガスを供給する
際には、流入パイプ3に相当するパイプを複数本設けざ
るを得なかった。そして、当該パイプのそれぞれにMF
Cを設けなければならなかった。ガス分流装置1で使用
されるバルブ30は、MFCとは異なり、バルブ30の
開閉度と流量の関係とをCPUに入れておけば、600
リットル/分程度の大流量のガスを流すことができる。
そのため、ガス分流装置1は、流入パイプ3を1本とす
る構成を採用できる。
【0033】(第2の実施形態)本発明によるガス分流
装置の第2の実施形態について説明する。第2の実施形
態のガス分流装置は、第2のガス均等分岐室が付加され
る点を除くと、第1の実施形態のガス分流装置1と略同
一の構成を有する。以下の説明では、ガス分流装置1と
の相違点を中心に説明する。
【0034】図4は、第2の実施形態によるガス分流装
置を示す模式図である。同図において、ガス分流装置1
0は、1つの流入口と複数の流出口とを有するガス均等
分岐室2と、ガス供給部(図示せず)から供給されるガス
をガス均等分岐室2の流入口に導く流入パイプ3と、ガ
ス均等分岐室2の複数の流出口それぞれと接続される流
出パイプ4と、その第1の開口部5aに流出パイプ4が
それぞれ接続される副ガス均等分岐室5と、副ガス均等
分岐室5の複数の第2の開口部5bに1本ずつ接続され
る第3のパイプ6とを備える。また、ガス均等分岐室2
に接続された複数の流出パイプ4の1本には、この流出
パイプ4を流れるガスの流量を測定し、この測定の結果
を測定信号として出力するガス流量測定器4aが設けら
れている。さらに、流入パイプ3には、ガス流量測定器
4aからの測定信号を入力し、入力した測定信号に基づ
いて流入パイプ3を流れるガスの流量を制御するガス流
量調整器3aが設けられている。
【0035】上記の構成によれば、ガス供給部からのガ
スは、流入パイプ3を介してガス均等分岐室2に流入す
る。ガス均等分岐室2に流入したガスは、複数の流出口
23から流出パイプ4へ流出する際には、流量が略同一
な部分ガスに分流される。この部分ガスの流量は、ガス
流量測定器4aとガス流量調整器3aとによって安定化
される。この流量が安定化された部分ガスは副ガス均等
分岐室5に流入する。副ガス均等分岐室5は、流入口で
ある開口部を複数有する以外は、ガス均等分岐室2と略
同一な構成を有する。よって、副ガス均等分岐室5はガ
ス均等分岐室2と同一な機能を奏し、そのため、副ガス
均等分岐室5に流入したガスは、副ガス均等分岐室5の
第2の開口部から第3のパイプ6へと流れ出る。これに
より、略同一の流量を有する部分ガスに分流される。上
記の構成によれば、流出パイプ4を流れるガスの流量が
流出パイプ間で変動するような事態が発生したとして
も、副ガス均等分岐室5により部分ガス間での流量均等
化がなされる。
【0036】以上のように、第2の実施形態によるガス
分流装置10においては、ガス均等分岐室2により分流
された部分ガスの流量が副ガス均等分岐室5によって更
に確実に均等化される。
【0037】(第3の実施形態)第3の実施形態とし
て、複数種類のガスを使用する場合に特に好適なガス分
流装置について説明する。図5は、第3の実施形態によ
るガス分流装置を示す概略図である。同図において、ガ
ス分流装置11は、第1のガス均等分岐室31a〜31
dと、第2のガス均等分岐室34とを備える。第1のガ
ス均等分岐室31a〜31dは、第1の実施形態におけ
るガス均等分岐室2と略同一の構成を有しており、ガス
均等分岐室2と略同一の効果を奏する。また、第2のガ
ス均等分岐室34は、第2の実施形態における副ガス均
等分岐室5と略同一の構成を有する。
【0038】第1のガス均等分岐室31a〜31dは、
ガス流入口51a〜51dを有している。流入口51a
〜51dには、ガス供給部29a〜29dからガスを導
く第1のパイプ32a〜32dが接続されている。第1
のパイプ32a〜32dには、ガス流量調整器52a〜
52dが設けられている。ガス流量調整器52a〜52
dは、第1の実施形態によるガス分流装置1に備えられ
たガス流量調整器3aと同一の構成を有し、同一の役割
を果たす。また、ガス均等分岐室31a〜31dは、複
数の流出口53a〜53dを有している。複数の流出口
53a〜53dには、第2のパイプ33a〜33dの一
方端が接続されている。第2のパイプ33a〜33dの
それぞれのうち1本には、ガス流量測定器54a〜54
dが設けられている。ガス流量測定器54a〜54dに
よるガス流量測定値は、測定信号として出力される。出
力された測定信号は、ガス流量調整器52a〜52dに
入力される。これにより、第1のパイプ32a〜32b
を流れるガスの流量が調整される。
【0039】第2のガス均等分岐室34は、複数の開口
部34aを有している。複数の開口部34aのそれぞれ
には、第1のガス均等分岐室31aからの第2のパイプ
33aの他方端が接続されている。また、第2のパイプ
33aには、所定の位置において、第2のパイプ33b
〜33dが接続されている。さらに、第2のガス均等分
岐室34は、複数の開口部34bを有している。複数の
部開口34bには、複数の第3のパイプ35が接続され
ている。
【0040】上記の構成においては、例えば、ガス供給
部29aには水素ガスといった可燃性ガス、又は酸素ガ
スといった助燃性ガスのいずれか一方が貯蔵されてよ
い。ガス供給部29bにはヘリウム(He)、アルゴン
(Ar)、及び窒素(N2)といった不活性ガスが貯蔵さ
れ、ガス供給部29cにはSiCl4といった原料ガス
が貯蔵され、ガス供給部29dにはGeCl4、弗化物
(CF4、C26、C38、SiF4)、POCl3又はB2
3といった添加物ガスが貯蔵されてよい。さらに、原
料ガス及び添加物ガスは、適切な希釈ガスにより所定の
濃度に希釈され貯蔵されてよい。これらのガスのそれぞ
れは、先ず、第1のパイプ32a〜32dを介して第1
のガス均等分岐室31a〜31dへ流入する。そして、
それぞれのガスは、第1のガス均等分岐室31a〜31
dにより略同一の流量を有する部分ガスに分流される。
部分ガスの流量は、ガス流量測定器54a〜54d及び
ガス流量調整器52a〜52dにより一定化される。そ
の後、これらの部分ガスは第2のパイプ33a〜33d
を介して第2のガス均等分岐室34へ流入する。そし
て、これらのガスは、第2のガス均等分岐室34の内部
で混合され、その濃度が略均一な混合ガスとされる。第
2のガス均等分岐室34は、第2の実施形態による副ガ
ス均等分岐室5と略同一の構成を有しており、同様の効
果を奏する。すなわち、第2のガス均等分岐室34の開
口部34bから第3のパイプ35へと略同一の流量を有
する複数の部分ガスが流出する。これらの部分ガスは、
それぞれの流量が等しいばかりでなく、各種ガスの濃度
もまた略同一となる。第3の実施形態によるガス分流装
置11によれば、複数種類のガスが、流量及び濃度が略
同一な複数の部分ガスに分流される。
【0041】(第4の実施形態)第4の実施形態とし
て、本発明に係る多孔質ガラス母材の製造方法に適用す
るに好適な多孔質ガラス母材製造装置について説明す
る。図6は、多孔質ガラス母材製造装置の概略図であ
る。同図において、多孔質ガラス母材製造装置70は、
ガス供給部29a〜29dと、ガス分流装置11と、ガ
ス分流装置11が有する第2のガス均等分岐室34に接
続された複数の第3のパイプ35と、複数の金属製のバ
ーナ60とを有する。以下に、各構成について説明す
る。
【0042】図7は、バーナ60を示す概略図である。
図7を参照すると、バーナ60は、中心管61と、中心
管61に対して同心円状に設けられる外管62とを有す
る。中心管61は、その内部に第1内管61a、第2内
管61b、及び第3内管61cを有する。中心管61、
第1内管61a、第2内管61b、及び第3内管61c
は互いに同心円状に設けられている。以下、説明の便宜
上、第1内管61aの内側を第1ポートとし、第1内管
61a及び第2内管61bの間を第2ポートとし、第2
内管61b及び第3内管61cの間を第3ポートとし、
第3内管61c及び中心管61の間を第4ポートとす
る。
【0043】中心管61は、400℃以上の耐熱性を有
するとともに耐腐食性に優れた材料から作製されると好
ましい。このような材料としては、例えば、オーステナ
イト系ステンレス鋼を挙げることができる。また、その
表面がフッ素加工された耐熱性材料を用いて中心管61
を作製できる。さらに、バーナ60又は中心管61が乾
燥状態に保たれるのであれば、ニッケルを用いることも
可能である。さらにまた、ニッケル・タングステン系合
金を用いて中心管61を作製してもよい。第1内管61
a、第2内管61b、及び第3内管61cもまた、中心
管61と同様の材料から作製される。また、外管62も
また、これらと同様の材料から作製できる。ただし、外
管62には後述するように清浄空気又は不活性ガスが供
給されるため、中心管61及び第1〜第3内管61a〜
cほど高い精度は必ずしも必要ない。そのため、外管6
2は例えば石英ガラスから作製されてもよい。
【0044】上述のように、中心管61、第1内管61
a、第2内管61b、及び第3内管61cは金属製であ
るため、例えば石英ガラス製から作製される場合と比
べ、内径、外径、及び長さ等の精度を高くするのが容易
である。そのため、バーナ60を複数個作製したとして
も、それぞれの寸法の個体差を低減できる。中心管の内
外径又は長さがバーナ毎に異なってしまうと、バーナに
流れ込むガスの流量が異なってしまうことになる。しか
し、バーナ60の個体差は低減されるので、各バーナ6
0へ流れるガスの流量もまた容易に略同一とすることが
できる。
【0045】また、図7に示す通り、第1ポートにはパ
イプ63が接続されており、パイプ63を介して原料ガ
ス、添加物ガス、及び燃料ガスが第1ポートへと流入す
る。第2ポートにはパイプ63aが接続されており、パ
イプ63aを介して例えばH 2ガスが第2ポートへ流入
する。第3ポートにはパイプ63bが接続されており、
パイプ63bを介してAr又はN2ガスといった不活性
ガスが第3ポートに流入する。第3ポートから放出され
る不活性ガスは、第1及び第2ポートから流出するガス
を取り囲む、或いは封じ込める働きをする。そのため、
シールガスと呼ばれることがある。第4ポートにはパイ
プ63cが接続されており、パイプ63cを介して助燃
ガスが第4ポートに流入する。燃料ガスとしてH2ガス
を用い、助燃ガスとしてO2ガスを用いれば、第1ポー
トから放出されるH2ガスと第4ポートから放出される
2ガスとにより、中心管61からは酸水素火炎が放射
される。そして、この酸水素火炎により、第1のポート
から放出されるSiCl4といった原料ガスが分解され
てガラス微粒子が得られる。
【0046】また、中心管61及び外管62の間には、
外管用パイプ64を介して清浄空気又は不活性ガスが流
入する。この清浄空気又は不活性ガスにより、中心管6
1の外側の雰囲気が酸性となるのが防がれる。そのた
め、金属製のバーナ60の腐食が確実に抑制される。ま
た、清浄空気又は不活性ガスには、金属製のバーナ60
を冷却する効果があるため、金属製のバーナ60の熱膨
張を抑えることができる。その結果、熱膨張に伴う金属
の劣化が抑制され、バーナ60が長寿命化されるという
効果を奏する。
【0047】次に、多孔質ガラス母材製造装置70の他
の構成について説明する。図6に示す通り、ガス分流装
置11は第3の実施形態におけるガス分流装置と同一の
構成を有する。ガス供給部29aには水素ガス又はプロ
パンガスといった可燃性ガスが貯蔵されてよい。ガス供
給部29bにはヘリウム(He)、アルゴン(Ar)、及び
窒素(N2)といった不活性ガスが貯蔵されてよい。ガス
供給部29cにはSiCl4といった原料ガスが貯蔵さ
れてよい。ガス供給部29dにはGeCl4、弗化物(C
4、C26、C38、SiF4)、POCl3又はB23
といった添加物ガスが貯蔵されてよい。これらのガス
は、ガス分流装置11により略均一な濃度に混合される
とともに、略同一の流量にて第3のパイプ35へ至る。
第3のパイプ35の各々は、各バーナ60のパイプ63
に接続されている。第3のパイプ35の各々、及び各バ
ーナ60のパイプ63の各々の長さは略同一である。よ
って、ガス分流装置11から流出する部分ガスが受ける
抵抗が略等しくなるので、ガス分流装置11により略同
一の流量となるよう分流された各部分ガスの流量が変化
してしまうことはない。したがって、各バーナ60へ略
同一の流量で部分ガスを供給できる。
【0048】また、多孔質ガラス母材製造装置70は、
ガス分流装置11の他に図示しないガス分流装置を3つ
有する。これらのガス分流装置は、例えば、第1の実施
形態によるガス分流装置1であってよい。これら3つの
ガス分流装置のうち1つは、各バーナ60のパイプ63
aの各々に、ほぼ等しい流量に分流されたH2ガスを供
給する。よって、各バーナ60の第2ポートから、ほぼ
等しい流量でH2ガスが放出される。また、3つのガス
分流装置のうち他の1つは、各バーナ60のパイプ63
bの各々に、ほぼ等しい流量に分流された不活性ガスを
供給する。よって、各バーナ60の第3ポートから、ほ
ぼ等しい流量で不活性ガスが放出される。さらに、3つ
のガス分流装置の残りの1つは、各バーナ60のパイプ
63cの各々に、ほぼ等しい流量に分流されたO2ガス
を供給する。よって、各バーナ60の第4ポートから、
ほぼ等しい流量でO2ガスが放出される。
【0049】多孔質ガラス母材製造装置70は、ガラス
ロッド71を保持するとともに、ガラスロッド71を長
手方向に沿って往復運動させ、ガラスロッド71の中心
軸を回転軸として回転させるよう設けられたロッド保持
部を有する。ガス分流装置11によりガス供給部から供
給されるガスが略同一の濃度と流量とを持つ複数の部分
ガスに分流される。
【0050】続いて、多孔質ガラス母材製造装置を用い
た多孔質ガラス母材の製造方法について説明する。先
ず、ガラス微粒子が堆積されるべき石英ガラスロッド7
1をロッド保持部に取り付ける。このガラスロッド71
がコア部となるべきガラスロッドである場合、その外
径、長さ、屈折率、及び屈折率分布は、最終製造物であ
る光ファイバが所定の特性を有するよう適宜決定されて
よい。石英製のガラスロッド71は、ロッド保持部に取
り付けられた後、ロッド保持部によって所定の速度及び
所定の移動距離範囲内で、その長手方向に沿って往復運
動される。また、石英製のガラスロッド71は、ロッド
保持部により所定の回転速度にて回転される。
【0051】次に、ガス供給部29a〜29dから所定
の流量で各ガスをガス分流装置11へ供給する。これら
のガスは、ガス分流装置11により、十分に混合される
とともに略同一の流量を有する部分ガスに分流される。
そして、部分ガスは、第3のパイプ35と各バーナ60
に接続されるパイプ63を通って各バーナ60の第1ポ
ートへ流れる。また、上述の通り、図示しないガス分流
装置を用いて、各バーナ60の第2ポートへH2ガスを
流し、第3ポートへ不活性ガスを流し、第4ポートへO
2ガスを流す。さらに、バーナ60の外管62に、図示
しないクリーンエア発生器からのクリーンエアを所定の
流量にて供給する。このような準備ができたところで、
所定の点火装置により点火し、酸水素火炎を噴出させ
る。この酸水素火炎によりSiCl4ガスが分解され、
多孔質ガラス粒子がガラスロッドに堆積する。多孔質ガ
ラスの堆積量が所定の値となった時点で原料ガスの供給
を停止し、多孔質ガラス母材の製造を終了させる。上述
の通り、各バーナ60に供給されるガスの濃度及び流量
は略同一であるため、外径が略均一な多孔質ガラス母材
が作製される。
【0052】(実施例)続いて、実施例として、実際に
製造した多孔質ガラス母材の製造手順、及びその母材に
ついての測定結果を説明する。多孔質ガラス母材の作製
に用いた多孔質ガラス母材製造装置は、上記第4の実施
形態による多孔質ガラス母材製造装置とほぼ同一の構成
を有する。ただし、使用するバーナを4本とし、バーナ
の本数に合せて部分ガスが4つに分流されるよう同製造
装置を構成した。
【0053】多孔質ガラス母材製造装置のロッド保持部
に、直径20mm、有効部長さ500mmの石英ガラス
ロッドを取り付けた。このガラスロッドの長手方向に並
置される4本のバーナの間隔は200mm程度である。
使用したガス及びその流量は、SiCl4ガス6SL
M、H2ガス100SLM、及びO2ガス120SLMで
ある。ここで、SLMは、Standard Litter per Minute
を意味する。多孔質ガラスの堆積中には、ガラスロッド
をその中心軸を回転軸として30回/分で回転させた。
また、ガラスロッドをその長手方向に沿って約200m
mの幅で60mm/分の速度で、特開平3−22884
5号公報に記載されたジグザグ運動をさせた。
【0054】以上のようにして作製した多孔質ガラス母
材の有効部に対し測定を行なったところ、その外径は約
240mmであり、有効部の長さは500mm程度であ
ることが分かった。また、外径については、長手方向に
沿って10点測定した結果、その変動((最大値−最小
値)/(2×平均値)×100%)は2%程度であった。
この結果は、ガラス化して光ファイバプリフォームを作
製するための多孔質ガラス母材として問題のない値であ
る。
【0055】以上、幾つかの実施形態及び実施例を示し
て本発明に係るガス分流装置及び多孔質ガラス母材製造
装置を説明したが、本発明はこれに限られることなく様
々な変形が可能である。
【0056】例えば、ガス均等分岐室は、図8に示すよ
うに、パイプを通してガスを循環させる構成を備えてい
ても良い。同図において、ガス流入口81からガスが流
入すると、容器85内部の圧力は、開口82側で高く、
ガス流入口81側で低くなり易い。すると、開口82と
開口83とがパイプ84により接続されているため、図
中の矢印Fで示すように、開口82からパイプ84を通
って開口83へとガスが流れる。これにより、ガス均等
分岐室80の内部の圧力が略均一化される。そのため、
複数の流出口86から流出されるガスの流量を略同一と
できる。
【0057】また、本発明に係る多孔質ガラス母材製造
装置は、第4の実施形態の多孔質ガラス母材製造装置に
限られることなく、様々に変形可能である。例えば、第
1の実施形態の流出パイプ4の長さをそれぞれ略同一と
し、その開放端にバーナを接続する形態としてもよい。
また、第2の実施形態の第3のパイプを同様にそれぞれ
略同一の長さとし、その開放端にバーナを接続するよう
にしてもよい。
【0058】さらに、ガス均等分岐室2に接続される流
出パイプ4に、ガス流量の測定と調整とを行なう機能を
フローメータ及びニードルバルブの組み合わせにより実
現することも有用である。これにより、流出パイプより
下流側での配管の圧損差がある場合にもそれを吸収させ
ることが可能となる。
【0059】また、第4の実施形態においては、合計4
つのガス分流装置が用いられていたが、使用するガス分
流装置の数は、使用するバーナの中心管が有するポート
の数と同数とすると好ましい。バーナのポートが1つで
あれば、ガス分流装置は1つだけでよい。また、1本の
パイプとその外側に外管が設けられたバーナを使用する
場合、パイプ及び外管の間に供給する清浄空気又は不活
性ガスに対しては、ガス分流装置を使用する必要は必ず
しもない。清浄空気又は不活性ガスに対してガス分流装
置を使用しない場合は、1本のパイプから流出するガス
の流量とできるだけ同一の流量の清浄空気又は不活性ガ
スを供給することが望ましい。
【0060】なお、設備の信頼性向上のため、例えば流
出パイプの3本にMFMを設けることもできる。また、
CPUに関しても2つ以上を用いてよい。さらに、ガス
流入パイプ3を2本設けてもよい。この場合、ガス流入
パイプ3のそれぞれには、ガス流量調整器3a及びバル
ブを設けておくと好ましい。こうすれば、通常は、これ
らのバルブのうち1個のバルブを開いておき、このバル
ブの開いているガス流入パイプ3を使用して流量の一定
化及び流量制御を実現できる。そして、使用しているガ
ス流入パイプ3に何らかの原因により故障などが発生し
た場合には、他のガス流入パイプ3のバルブを開き、こ
のガス流入パイプ3を使用することができる。そのた
め、ガス分流装置及び多孔質ガラス母材製造装置の信頼
性及び安全性が向上される。また、このような構成であ
っても、従来のガス分流装置が複数個のMFCを使って
いたのに比べると、設備コストの低減効果は十分に得ら
れる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係るガス
分流装置によれば、ガスの流れを略同一の流量を有する
部分ガスに分流し、流量制御することが可能であるとと
もに、設備コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1の実施形態によるガス分流装置を
示す模式図である。
【図2】図2は、ガス均等分岐室の斜視図である。
【図3】図3(a)は、図2のI−I線に沿うxy断面図
である。図3(b)は、図2のI−I線に沿うxz断面図で
ある。図3(c)は、図2のII−II線に沿うyz断面図で
ある。図3(d)は、図2のIII−III線に沿うyz断面図
である。
【図4】図4は、第2の実施形態によるガス分流装置を
示す模式図である。
【図5】図5は、第3の実施形態によるガス分流装置を
示す概略図である。
【図6】図6は、多孔質ガラス母材製造装置の概略図で
ある。
【図7】図7は、金属製のバーナを示す斜視図である。
【図8】図8は、ガス均等分岐室の他の形態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1…ガス分流装置、2…ガス均等分岐室、3…流入パイ
プ、3a…ガス流量調整器、4…流出パイプ、4a…ガ
ス流量測定器、5…副ガス均等分岐室、10,11…ガ
ス分流装置、21…流入口、22a…流路形成板、23
…ガス流出口、29a〜29d…ガス供給部、30…バ
ルブ、31…バルブ制御部、32…ガス均等分岐室、3
4…第2のガス均等分岐室、22a〜22d…流路形成
板、60…バーナ、61…中心管、62…外管。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つ以上のガス供給部より供
    給されるガスを前記ガス供給部の数より多くの部分ガス
    に分流するガス分流装置であって、 前記ガスを流入させる少なくとも1つの流入口と、前記
    流入口から流入したガスを流出させる複数の流出口と、
    を有するガス均等分岐室と、 前記ガス供給部と前記流入口とを接続するガス流入パイ
    プと、 前記複数の流出口それぞれに対して各々接続される複数
    のガス流出パイプと、 前記複数のガス流出パイプの少なくとも1本に設けら
    れ、当該ガス流出パイプを流れる部分ガスの流量を測定
    し、この測定の結果を測定信号として出力するガス流量
    測定手段と、 前記ガス流入パイプに設けられ、前記測定信号を入力
    し、入力した測定信号に基づいて当該ガス流入パイプを
    流れるガスの流量を調整するガス流量調整手段と、を備
    えることを特徴とするガス分流装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のガス流出パイプそれぞれが接
    続され、前記複数のガス流出パイプに流れるガスを流入
    させる複数の第1の開口部と、 前記複数の第1の開口部から流入したガスを流出させる
    複数の第2の開口部と、を有する副ガス均等分岐室を更
    に備えることを特徴とする請求項1記載のガス分流装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複数のガス流出パイプそれぞれに、
    ガス流量の測定と調整とを実施可能なガス流量測定調整
    手段が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記
    載のガス分流装置。
  4. 【請求項4】 複数の供給部から供給される複数種類の
    ガスを混合し、混合されたガスを複数の部分ガスに分流
    するガス分流装置であって、 ガスを流入させる少なくとも1つの流入口と、前記流入
    口から流入したガスを流出させる複数の流出口と、を有
    する複数のガス均等分岐室と、 ガスを流入させる複数の第1の開口部と、前記複数の第
    1の開口部から流入したガスを流出させる複数の第2の
    開口部と、を有する副ガス均等分岐室と、 前記複数のガス均等分岐室の前記流入口と前記複数のガ
    ス供給部とをそれぞれ接続する複数の第1のパイプと、 前記複数の流出口のそれぞれと前記複数の第1の開口部
    のそれぞれとを接続する複数の第2のパイプと、 前記複数の流出口に接続された複数の第2のパイプの少
    なくとも1本に設けられ、当該第2のパイプを流れるガ
    スの流量を測定し、この測定の結果を測定信号として出
    力するガス流量測定手段と、 前記第1のパイプに設けられ、前記測定信号を入力し、
    入力した測定信号に基づいて当該第1のパイプを流れる
    ガスの流量を調整するガス流量調整手段と、を備えるこ
    とを特徴とするガス分流装置。
  5. 【請求項5】 ガラスロッドの周囲に多孔質ガラスを堆
    積させ多孔質ガラス母材を製造する多孔質ガラス母材製
    造装置であって、 請求項1記載のガス分流装置と、 前記複数のガス流出パイプそれぞれに接続されるバーナ
    と、を備え、 前記複数のガス流出パイプの長さはそれぞれ等しいこと
    を特徴とする多孔質ガラス母材製造装置。
  6. 【請求項6】 ガラスロッドの周囲に多孔質ガラスを堆
    積させ多孔質ガラス母材を製造する多孔質ガラス母材製
    造装置であって、 請求項2又は請求項4に記載のガス分流装置と、 前記複数の第2の開口部それぞれに一方端が接続された
    複数の第3のパイプと、 前記第3のパイプの他方端に接続されたバーナと、を備
    え、 前記複数の第3のパイプの長さはそれぞれ等しいことを
    特徴とする多孔質ガラス母材製造装置。
  7. 【請求項7】 前記バーナは金属製であることを特徴と
    する請求項5又は6に記載の多孔質ガラス母材製造装
    置。
  8. 【請求項8】 前記バーナは、中心管と、該中心管に対
    して同心円状になるように構成された少なくとも1つの
    外管とを含むことを特徴とする請求項5〜7のいずれか
    一項に記載の多孔質ガラス母材製造装置。
  9. 【請求項9】 請求項5又は6に記載の多孔質ガラス母
    材製造装置を用いて多孔質ガラス母材を製造する方法で
    あって、 多孔質ガラスの原料を含むガスを前記ガス流入パイプを
    介して前記ガス均等分岐室へ流し、 前記ガス均等分岐室により分流された部分ガスを前記ガ
    ス流出パイプを介して前記バーナへ流して多孔質ガラス
    母材を製造することを特徴とする多孔質ガラス母材製造
    方法。
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