JP2003088957A - 消耗電極式アーク溶接装置 - Google Patents

消耗電極式アーク溶接装置

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JP2003088957A
JP2003088957A JP2001282991A JP2001282991A JP2003088957A JP 2003088957 A JP2003088957 A JP 2003088957A JP 2001282991 A JP2001282991 A JP 2001282991A JP 2001282991 A JP2001282991 A JP 2001282991A JP 2003088957 A JP2003088957 A JP 2003088957A
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Akira Nitta
晃 新田
Hirokazu Iokura
弘和 五百蔵
Hiroyuki Ishii
博幸 石井
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Daihen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接電源と分離されているワイヤ送給装置
において、溶接位置の移動に伴って溶接作業者がワイヤ
送給装置を持ち運びするときに、束ねて一体化した制御
線又は複数心線からなる制御ケーブル10も一緒に移動
させなければならないために、作業性が非常に悪く、ま
た、制御ケーブルの断線も多発していた。 【解決手段】 溶接電源WER2に、溶接待機中出力
制御電源PSを備えると共に、モータ制御回路内蔵のワ
イヤ送給装置WSR2に、第1のパワーケーブル4と第
2のパワーケーブル5から制御電圧を入力する送給装置
内蔵制御電源SPを備えて、上記送給装置内蔵制御電源
SPが入力する制御電圧は、溶接待機期間中T6は上記
溶接待機中出力制御電源PSから供給され、溶接期間中
T3はアーク電圧から供給され、無負荷電圧出力期間中
T7は溶接電源WER2の無負荷電圧から供給される消
耗電極式アーク溶接装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶接用電力を出力
する溶接電源出力回路WPを備えた溶接電源WERと溶
接する位置の移動に伴って溶接作業者が持ち運びするワ
イヤ送給装置WSRとに分離されている消耗電極式アー
ク溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来技術の消耗電極式アーク溶
接装置の接続図である。消耗電極式アーク溶接装置は、
通常、重量があるために移動させない溶接電源WERと
溶接位置の移動に伴って溶接作業者が持ち運びするワイ
ヤ送給装置WSRとに分離されている。この溶接電源W
ERには、後述する溶接電源出力回路WP、制御電源・
送給モータ・電磁弁アセンブリィMS、出力制御回路等
が内蔵されている。また、ワイヤ送給装置WSRには、
後述する送給モータM、電磁弁SOL等が内蔵されてい
る。この電磁弁SOLは、消耗電極式アーク溶接方法
が、CO2溶接、MIG溶接、MAG溶接等のガスシー
ルド消耗電極式アーク溶接のときに、溶接トーチから噴
出されるシールドガスの流路の開閉をする。
【0003】同図において、溶接電源出力回路WPは、
溶接用電力を出力する回路であって、例えば、一次整流
回路DR1、インバータ回路INV、主変圧器INT、
二次整流回路DR2、直流リアクトルDL等から形成さ
れている。一次整流回路DR1は、三相交流商用電源A
Cの出力が整流され直流電力に変換する。インバータ回
路INVは、一次整流回路DR1で直流に変換した電力
を高周波交流パルス電圧に変換し、主変圧器INTは、
インバータ回路INVの出力をアーク加工に適した高周
波交流パルス電圧に変換し、二次整流回路DR2は、主
変圧器の出力を整流して直流電力に変換する。この変換
した直流電力を直流リアクトルDLを通じて第1のパワ
ーケーブル4及び第2のパワーケーブル5を通じて、消
耗性電極2及び被加工物1に供給する。
【0004】出力制御回路は、出力制御演算回路SC、
溶接電流設定器WC、溶接電圧設定器WV、出力電圧検
出回路VD、出力電流検出回路ID等から形成されてい
る。出力電圧検出回路VDは出力端子間の電圧を検出
し、出力電流検出回路IDは出力電流を検出する。
【0005】(従来技術の制御ケーブル使用の)溶接電
源WERの制御電源・送給モータ・電磁弁アセンブリィ
MS及び出力制御回路とワイヤ送給装置WSRとの間
は、上記第1のパワーケーブル4及び第2のパワーケー
ブル5の他に、起動信号用制御線6(トーチスイッチ用
2芯ケーブル)、モータ用制御線7、電磁弁用制御線
8、GND線9等の複数の制御線が接続されている。こ
れらの複数の制御線は、束ねて一体化したり、複数心線
からなる制御ケーブル10が使用されている。 従っ
て、溶接位置の移動に伴って溶接作業者がワイヤ送給装
置WSRを持ち運びするときに、上記束ねて一体化した
制御線又は複数心線からなる制御ケーブル10も一緒に
移動させている。
【0006】(制御ケーブル使用の)出力制御演算回路
SCは、トーチスイッチ起動信号Tsに応じて動作を開
始し、溶接電流設定器WCによって設定される予め定め
た値の溶接電流設定信号Wc、溶接電圧設定器WVによ
って設定される予め定めた値の溶接電圧設定信号Wv、
出力電圧検出信号Vd及び出力電流検出信号Idとの値
に応じて演算処理を行って、(制御ケーブル使用の)出
力制御演算処理信号Scを出力すると共に、送給モータ
制御信号Sa及び溶接電源内蔵電磁弁開閉信号S1を出
力する。
【0007】制御電源・送給モータ・電磁弁アセンブリ
ィMSは、電源投入中供給補助変圧器TO、補助電源整
流回路DR3、電磁弁開閉スイッチSW1及び送給モー
タ制御回路GAによって形成されている。
【0008】電源投入中供給補助変圧器TOは、三相交
流商用電源ACを送給モータの駆動電圧及び電磁弁の動
作電圧に適した電圧に変換し、補助電源整流回路DR3
は、電源投入中供給補助変圧器TOの出力を整流して直
流電力に変換する。電磁弁開閉スイッチSW1を開閉す
る溶接電源内蔵電磁弁開閉信号S1がHighレベルの
期間中は、電磁弁開閉スイッチSW1の線路を導通(電
磁弁開閉スイッチSW1をON)して電磁弁SOLの流
路を形成(電磁弁SOLをON)する。送給モータ制御
回路GAは送給モータ制御信号Saの値に応じて、送給
モータMの回転数を制御する。
【0009】モータ制御回路外装のワイヤ送給装置WS
Rは、送給モータM、電磁弁SOL及び送給ロール3で
形成されている。
【0010】図3は、図2に示す従来技術の消耗電極式
アーク溶接装置の動作を説明するためのタイミング図で
あり、図2に示す従来技術の動作を図3のタイミング図
によって説明する。図3(A)は、出力電圧検出信号V
dを示し、図3(B)は、出力電流検出信号Idを示
す。図3(C)は、トーチスイッチTSから出力するト
ーチスイッチ起動信号Tsを示し、図3(D)は、(制
御ケーブル使用の)出力制御演算回路SCから出力する
送給モータ制御信号Saを示し、図3(E)は、(制御
ケーブル使用の)出力制御演算回路SCから出力する溶
接電源内蔵電磁弁開閉信号S1を示す。
【0011】図2に示すトーチスイッチTSから、図3
(C)に示すトーチスイッチ起動信号Tsが時刻t=t
2において出力されてHighレベルになると、(制御
ケーブル使用の)出力制御演算回路SCは溶接電流設定
信号Wc及び溶接電圧設定信号Wvの値並びに出力電流
検出信号Id及び出力電圧検出信号Vdの値に応じて予
め定めた演算処理を行って、出力制御信号Sc、溶接電
源内蔵電磁弁開閉信号S1及び送給モータ制御信号Sa
を出力する。
【0012】図3(D)に示す時刻t=t2において、
送給モータ制御信号Saが送給モータ制御回路GAに入
力されると、上記送給モータ制御回路GAは入力信号の
値に応じて送給モータMの回転を制御する。
【0013】図3(E)に示す時刻t=t2において、
溶接電源内蔵電磁弁開閉信号S1が電磁弁SOLに入力
されて電磁弁を開閉する。
【0014】図3(B)に示すT2はアークスタート期
間を示し、消耗性電極2を予め定めた値の送給速度で送
給し、時刻t=t3において、消耗性電極2と被加工物
1とが接触すると同時にアークスタート電流が流れてア
ークが発生し、溶接期間T3の間、短絡とアークを繰り
返す「短絡移行」を行う。
【0015】図3(D)に示す時刻t=t4において、
トーチスイッチ起動信号TsがLowレベルになると送
給モータMの回転数が減速すると共に、予め定めた値の
アンチステック期間T4後にインバータ回路の出力が停
止する。また、予め定めた値のアフタフロー期間T5後
に電磁弁開閉スイッチSW1の線路を遮断(電磁弁開閉
スイッチSW1をOFF)にして電磁弁SOLの線路を
遮断(電磁弁SOLをOFF)する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】消耗電極式アーク溶接
装置は、従来技術の図2に示すように、重量があるため
に移動させない溶接電源WERと溶接する位置の移動に
伴って溶接作業者が持ち運びするワイヤ送給装置WSR
とに分離されている。従って、溶接位置の移動に伴って
溶接作業者がワイヤ送給装置WSRを持ち運びするとき
に、束ねて一体化した制御線又は複数心線からなる制御
ケーブル10も一緒に移動させなければならないため
に、作業性が非常に悪く、また、制御ケーブルの断線も
多発していた。
【0017】
【課題を解決するための手段】出願時請求項1の装置の
発明は、溶接用電力を出力する溶接電源出力回路WPを
備えた溶接電源WER2と溶接する位置の移動に伴って
溶接作業者が持ち運びするワイヤ送給装置WSR2とに
分離されている消耗電極式アーク溶接装置において、
(制御ケーブル不要の)溶接電源WER2に、溶接待機
中に送給モータMを制御する制御電圧を第1のパワーケ
ーブル4と第2のパワーケーブル5又は接地線とに供給
する溶接待機中出力制御電源PSを備えると共に、モー
タ制御回路内蔵のワイヤ送給装置WSR2に、第1のパ
ワーケーブル4と第2のパワーケーブル5又は接地線か
ら上記制御電圧を入力する送給装置内蔵制御電源SPを
備えて、上記送給装置内蔵制御電源SPが入力する制御
電圧は、溶接待機期間(図5のT6)中は上記溶接待機
中出力制御電源PSから供給され、溶接期間(図5のT
3)中はアーク電圧から供給され、無負荷電圧出力期間
(図5のT7)中は(制御ケーブル不要の)溶接電源W
ER2の無負荷電圧から供給される消耗電極式アーク溶
接装置である。
【0018】出願時請求項2の装置の発明は、出願時請
求項1の装置のモータ制御回路内蔵のワイヤ送給装置W
SR2が、送給装置内蔵制御電源SPの出力電圧を入力
とする送給モータ制御回路GAを備える具体化した装置
であって、溶接用電力を出力する溶接電源出力回路WP
を備えた溶接電源WER2と溶接する位置の移動に伴っ
て溶接作業者が持ち運びするワイヤ送給装置WSR2と
に分離されている消耗電極式アーク溶接装置において、
(制御ケーブル不要の)溶接電源WER2に、溶接待機
中に送給モータMを制御する制御電圧を第1のパワーケ
ーブル4と第2のパワーケーブル5又は接地線とに供給
する溶接待機中出力制御電源PSを備えると共に、モー
タ制御回路内蔵のワイヤ送給装置WSR2に、第1のパ
ワーケーブル4及び第2のパワーケーブル5又は接地線
から供給される上記制御電圧を入力する送給装置内蔵制
御電源SPと上記送給装置内蔵制御電源SPの出力電圧
を入力とする送給モータ制御回路GAとを備えた消耗電
極式アーク溶接装置である。
【0019】出願時請求項3の装置の発明は、出願時請
求項1の装置のモータ制御回路内蔵のワイヤ送給装置W
SR2が、送給装置内蔵制御電源SPの出力電圧を入力
とする送給モータ制御回路GAと電磁弁開閉電圧回路S
W2と電磁弁SOLとを備える具体化した装置であっ
て、溶接用電力を出力する溶接電源出力回路WPを備え
た溶接電源WER2と溶接する位置の移動に伴って溶接
作業者が持ち運びするワイヤ送給装置WSR2とに分離
されている消耗電極式アーク溶接装置において、(制御
ケーブル不要の)溶接電源WER2に、溶接待機中に送
給モータM及び電磁弁SOLを制御する制御電圧を第1
のパワーケーブル4と第2のパワーケーブル5又は接地
線とに供給する溶接待機中出力制御電源PSを備えると
共に、モータ制御回路内蔵のワイヤ送給装置WSR2
に、第1のパワーケーブル4と第2のパワーケーブル5
又は接地線から供給される上記制御電圧を入力する送給
装置内蔵制御電源SPと上記送給装置内蔵制御電源SP
の出力電圧を入力とする送給モータ制御回路GAと上記
送給装置内蔵制御電源SPの出力電圧を入力とする電磁
弁開閉電圧回路SW2と電磁弁SOLとを備えた消耗電
極式アーク溶接装置である。
【0020】出願時請求項4の装置の発明は、出願時請
求項1の装置のモータ制御回路内蔵のワイヤ送給装置W
SR2が、送給装置内蔵制御電源SPの出力電圧を入力
とする送給モータ制御回路GAと電磁弁開閉電圧回路S
W2と電磁弁SOLとモータ・電磁弁制御回路SIとを
備える具体化した装置であって、溶接用電力を出力する
溶接電源出力回路WPを備えた溶接電源WER2と溶接
する位置の移動に伴って溶接作業者が持ち運びするワイ
ヤ送給装置WSR2とに分離されている消耗電極式アー
ク溶接装置において、(制御ケーブル不要の)溶接電源
WER2に、溶接待機中に送給モータM及び電磁弁SO
Lを制御する制御電圧を第1のパワーケーブル4と第2
のパワーケーブル5又は接地線とに供給する溶接待機中
出力制御電源PSを備えると共に、モータ制御回路内蔵
のワイヤ送給装置WSR2に、第1のパワーケーブル4
と第2のパワーケーブル5又は接地線から供給される上
記制御電圧を入力とする送給装置内蔵制御電源SPと上
記送給装置内蔵制御電源SPの出力電圧及びトーチスイ
ッチ起動信号Tsを入力として送給モータ制御信号Sa
及び送給装置内蔵電磁弁開閉信号S2を出力するモータ
・電磁弁制御回路SIと上記送給装置内蔵制御電源SP
の出力電圧及び上記送給モータ制御信号Saを入力とす
る送給モータ制御回路GAと上記送給装置内蔵制御電源
SPの出力電圧及び上記送給装置内蔵電磁弁開閉信号S
2を入力する電磁弁開閉電圧回路SW2と電磁弁SOL
とを備えた消耗電極式アーク溶接装置である。
【0021】出願時請求項5の装置の発明は、出願時請
求項1の装置の(制御ケーブル不要の)溶接電源WER
2が、短絡判別回路ATと(制御ケーブル不要の)出力
制御演算回路SC2とを備えると共に、モータ制御回路
内蔵のワイヤ送給装置WSR2がモータ・電磁弁制御回
路SIと送給モータ制御回路GAと電磁弁開閉電圧回路
SW2と電磁弁SOLとを備える具体化した装置であっ
て、溶接用電力を出力する溶接電源出力回路WPを備え
た溶接電源WER2と溶接する位置の移動に伴って溶接
作業者が持ち運びするワイヤ送給装置WSR2とに分離
されている消耗電極式アーク溶接装置において、(1)
(制御ケーブル不要の)溶接電源WER2に、溶接待機
中に送給モータM及び電磁弁SOLを制御する制御電圧
を第1のパワーケーブル4と第2のパワーケーブル5又
は接地線とに供給する溶接待機中出力制御電源PSと、
消耗性電極2が被加工物1に接触したときの出力電流検
出信号Id及び出力電圧検出信号Vdの値に応じて短絡
判別信号Atを出力する短絡判別回路ATと、上記短絡
判別信号Atが入力されると動作を開始し、溶接電圧設
定器WVによって設定される予め定めた値の溶接電圧設
定信号Wvと出力電圧検出信号Vd及び出力電流検出信
号Idとの値に応じて演算処理を行って溶接電源出力回
路WPの出力を制御する(制御ケーブル不要の)出力制
御演算回路SC2を備えると共に、(2)モータ制御回
路内蔵のワイヤ送給装置WSR2に、第1のパワーケー
ブル4と第2のパワーケーブル5又は接地線から供給さ
れる上記制御電圧を入力とする送給装置内蔵制御電源S
Pと、上記送給装置内蔵制御電源SPの出力電圧及びト
ーチスイッチ起動信号Tsを入力として送給モータ制御
信号Sa及び送給装置内蔵電磁弁開閉信号S2を出力す
るモータ・電磁弁制御回路SIと、上記送給装置内蔵制
御電源SPの出力電圧及び上記送給モータ制御信号Sa
を入力とする送給モータ制御回路GAと、上記送給装置
内蔵制御電源SPの出力電圧及び上記送給装置内蔵電磁
弁開閉信号S2を入力する電磁弁開閉電圧回路SW2と
電磁弁SOLとを備えた消耗電極式アーク溶接装置であ
る。
【0022】出願時請求項6の装置の発明は、出願時請
求項5の装置の構成を具体化した装置であって、溶接用
電力を出力する溶接電源出力回路WPを備えた溶接電源
WER2と溶接する位置の移動に伴って溶接作業者が持
ち運びするワイヤ送給装置WSR2とに分離されている
消耗電極式アーク溶接装置において、(制御ケーブル不
要の)溶接電源WER2に、溶接待機中に送給モータM
及び電磁弁SOLを制御する制御電圧を第1のパワーケ
ーブル4と第2のパワーケーブル5又は接地線とに供給
する溶接待機中出力制御電源PSを備えると共に、モー
タ制御回路内蔵のワイヤ送給装置WSR2に、第1のパ
ワーケーブル4と第2のパワーケーブル5又は接地線か
ら上記制御電圧を入力する送給装置内蔵制御電源SPを
備えて、(1)上記(制御ケーブル不要の)溶接電源W
ER2は、トーチスイッチ起動信号Tsが入力され送給
モータMが消耗性電極2を送給して消耗性電極2が被加
工物1に接触したときの出力電流検出信号Id及び出力
電圧検出信号Vdの値に応じて短絡判別信号Atを出力
する短絡判別回路ATと、上記短絡判別信号Atが入力
されると動作を開始し溶接電圧設定器WVによって設定
される予め定めた値の溶接電圧設定信号Wvと出力電圧
検出信号Vd及び出力電流検出信号Idとの値に応じて
演算処理を行って溶接電源出力回路WPの出力を制御す
る(制御ケーブル不要の)出力制御演算回路SC2とを
備え、(2)上記モータ制御回路内蔵のワイヤ送給装置
WSR2は、トーチスイッチ起動信号Tsが入力される
と送給装置内蔵電磁弁開閉信号S2を出力すると共に、
溶接電流設定器WCが出力する溶接電流設定信号Wcに
応じて送給モータ制御信号Saを出力するモータ・電磁
弁制御回路SIと、上記送給モータ制御信号Saを入力
して送給モータMを駆動させる送給モータ制御回路GA
と、送給装置内蔵電磁弁開閉信号S2を入力して電磁弁
SOLをON・OFFする電磁弁開閉電圧回路SW2と
を備え、上記送給装置内蔵制御電源SPが入力する制御
電圧は、溶接待機期間(図5のT6)中は上記溶接待機
中出力制御電源PSから供給され、溶接期間(図5のT
3)中はアーク電圧から供給され、無負荷電圧出力期間
(図5のT7)中は(制御ケーブル不要の)溶接電源W
ER2の無負荷電圧から供給される消耗電極式アーク溶
接装置である。
【0023】出願時請求項7の装置の発明は、出願時請
求項1又は出願時請求項2又は出願時請求項3又は出願
時請求項4又は出願時請求項5又は出願時請求項6に記
載の送給装置内蔵制御電源SPが、モータ及び電磁弁を
制御する回路に電圧を供給するモータ・電磁弁制御回路
用供給電圧Siを出力し、送給モータを制御する回路に
送給モータ制御回路用供給電圧Spを出力し、電磁弁S
OLをON・OFFする回路に電磁弁ON用供給電圧S
oを出力する消耗電極式アーク溶接装置である。
【0024】出願時請求項8の装置の発明は、出願時請
求項1又は出願時請求項2又は出願時請求項3又は出願
時請求項4又は出願時請求項5又は出願時請求項6に記
載の送給装置内蔵制御電源SPの出力電圧を、モータ及
び電磁弁を制御するモータ・電磁弁制御回路SI及び送
給モータMを駆動させる送給モータ制御回路GA及び電
磁弁SOLをON・OFFする電磁弁開閉電圧回路SW
2に出力する消耗電極式アーク溶接装置である。
【0025】出願時請求項9の装置の発明は、出願時請
求項1又は出願時請求項2又は出願時請求項3又は出願
時請求項4又は出願時請求項5又は出願時請求項6に記
載の送給装置内蔵制御電源SPの出力電圧を、上記送給
装置内蔵制御電源SPが供給するモータ・電磁弁制御回
路用供給電圧Siを電源として、トーチスイッチ起動信
号Tsが入力されると送給装置内蔵電磁弁開閉信号S2
を出力すると共に、溶接電流設定器WCが出力する溶接
電流設定信号Wcに応じて送給モータ制御信号Saを出
力するモータ・電磁弁制御回路SI及び上記送給装置内
蔵制御電源SPが供給する送給モータ制御回路用供給電
圧Spを電源として、上記送給モータ制御信号Saを入
力して送給モータMを駆動させる送給モータ制御回路G
A及び上記送給装置内蔵制御電源SPが供給する電磁弁
ON用供給電圧Soを電源として、送給装置内蔵電磁弁
開閉信号S2を入力して電磁弁SOLをON・OFFす
る電磁弁開閉電圧回路SW2に出力する消耗電極式アー
ク溶接装置である。
【0026】出願時請求項10の装置の発明は、出願時
請求項6の装置の構成と出願時請求項9の装置の構成と
を合体させて具体化した装置であって、溶接用電力を出
力する溶接電源出力回路WPを備えた溶接電源WER2
と溶接する位置の移動に伴って溶接作業者が持ち運びす
るワイヤ送給装置WSR2とに分離されている消耗電極
式アーク溶接装置において、(制御ケーブル不要の)溶
接電源WER2に、溶接待機中に送給モータM及び電磁
弁SOLを制御する制御電圧を第1のパワーケーブル4
と第2のパワーケーブル5又は接地線とに供給する溶接
待機中出力制御電源PSを備えると共に、モータ制御回
路内蔵のワイヤ送給装置WSR2に、第1のパワーケー
ブル4と第2のパワーケーブル5又は接地線から上記制
御電圧を入力する送給装置内蔵制御電源SPを備えて、
(1)上記(制御ケーブル不要の)溶接電源WER2
は、トーチスイッチ起動信号Tsが入力され送給モータ
Mが消耗性電極2を送給して消耗性電極2が被加工物1
に接触したときの出力電流検出信号Id及び出力電圧検
出信号Vdの値に応じて短絡判別信号Atを出力する短
絡判別回路ATと、上記短絡判別信号Atが入力される
と動作を開始し溶接電圧設定器WVによって設定される
予め定めた値の溶接電圧設定信号Wvと出力電圧検出信
号Vd及び出力電流検出信号Idとの値に応じて演算処
理を行って溶接電源出力回路WPの出力を制御する(制
御ケーブル不要の)出力制御演算回路SC2とを備え、
(2)上記モータ制御回路内蔵のワイヤ送給装置WSR
2は、上記送給装置内蔵制御電源SPが供給するモータ
・電磁弁制御回路用供給電圧Siを電源として、トーチ
スイッチ起動信号Tsが入力されると送給装置内蔵電磁
弁開閉信号S2を出力すると共に、溶接電流設定器WC
が出力する溶接電流設定信号Wcに応じて送給モータ制
御信号Saを出力するモータ・電磁弁制御回路SIと、
上記送給装置内蔵制御電源SPが供給する送給モータ制
御回路用供給電圧Spを電源として、上記送給モータ制
御信号Saを入力して送給モータMを駆動させる送給モ
ータ制御回路GAと、上記送給装置内蔵制御電源SPが
供給する電磁弁ON用供給電圧Soを電源として、送給
装置内蔵電磁弁開閉信号S2を入力して電磁弁SOLを
ON・OFFする電磁弁開閉電圧回路SW2とを備え、
上記送給装置内蔵制御電源SPが入力する制御電圧は、
溶接待機期間(図5のT6)中は上記溶接待機中出力制
御電源PSから供給され、溶接期間(図5のT3)中は
アーク電圧から供給され、無負荷電圧出力期間(図5の
T7)中は(制御ケーブル不要の)溶接電源WER2の
無負荷電圧から供給される消耗電極式アーク溶接装置で
ある。
【0027】出願時請求項11の装置の発明は、出願時
請求項1又は出願時請求項2又は出願時請求項3又は出
願時請求項4又は出願時請求項5又は出願時請求項6又
は出願時請求項10に記載の溶接待機中出力制御電源P
Sから供給され送給装置内蔵制御電源SPの溶接待機期
間(図5のT6)中の出力電圧が、保護特別低電圧(P
ELV)の規格値である実効値AC25V又はリップル
無しDC60V以下の予め定めた値の電圧である消耗電
極式アーク溶接装置である。
【0028】出願時請求項12の装置の発明は、出願時
請求項1又は出願時請求項2又は出願時請求項3又は出
願時請求項4又は出願時請求項5又は出願時請求項6又
は出願時請求項10に記載の溶接待機中出力制御電源P
Sが、溶接待機中供給用補助変圧器TO2及び電流制限
用抵抗器R及び補助電源整流回路DR3とから形成され
る消耗電極式アーク溶接装置である。
【0029】出願時請求項13の装置の発明は、出願時
請求項1又は出願時請求項2又は出願時請求項3又は出
願時請求項4又は出願時請求項5又は出願時請求項6又
は出願時請求項10に記載の送給装置内蔵制御電源SP
が、第1のパワーケーブル4に接続されたダイオードD
R4と第1のパワーケーブル4及び第2のパワーケーブ
ル5とに接続されると共に、上記送給装置内蔵制御電源
SPの両端に、電力供給の変動に対して安定した電力を
供給する補助電源用コンデンサCが接続される消耗電極
式アーク溶接装置である。
【0030】出願時請求項14の装置の発明は、出願時
請求項1又は出願時請求項2又は出願時請求項3又は出
願時請求項4又は出願時請求項5又は出願時請求項6又
は出願時請求項10に記載の送給装置内蔵制御電源SP
が、第1のパワーケーブル4に接続されたダイオードD
R4と第1のパワーケーブル4及び第2のパワーケーブ
ル5とに接続されると共に、上記送給装置内蔵制御電源
SPの両端に、電力供給の変動に対して安定した電力を
供給する補助電源用コンデンサCが接続されて、モータ
及び電磁弁を制御する回路に電圧を供給するモータ・電
磁弁制御回路用供給電圧Siを出力し、送給モータを制
御する回路に送給モータ制御回路用供給電圧Spを出力
し、電磁弁SOLをON・OFFする回路に電磁弁ON
用供給電圧Soを出力する消耗電極式アーク溶接装置で
ある。
【0031】出願時請求項15の装置の発明は、上記溶
接待機中出力制御電源PSの短絡時の出力電流値が3A
以下である出願時請求項1又は出願時請求項2又は出願
時請求項3又は出願時請求項4又は出願時請求項5又は
出願時請求項6又は出願時請求項10の消耗電極式アー
ク溶接装置である。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、当該出願に係る発明の特
徴を最も良く表す図である。後述する図4と同じなの
で、説明は図4で後述する。
【0033】本発明の実施の形態は、出願時請求項3の
装置の発明であって、溶接用電力を出力する溶接電源出
力回路WPを備えた溶接電源WER2と溶接する位置の
移動に伴って溶接作業者が持ち運びするワイヤ送給装置
WSR2とに分離されている消耗電極式アーク溶接装置
において、(制御ケーブル不要の)溶接電源WER2
に、溶接待機中に送給モータM及び電磁弁SOLを制御
する制御電圧を第1のパワーケーブル4と第2のパワー
ケーブル5又は接地線とに供給する溶接待機中出力制御
電源PSを備えると共に、モータ制御回路内蔵のワイヤ
送給装置WSR2に、第1のパワーケーブル4と第2の
パワーケーブル5又は接地線から上記制御電圧を入力す
る送給装置内蔵制御電源SPを備えて、(1)上記(制
御ケーブル不要の)溶接電源WER2は、トーチスイ
ッチ起動信号Tsが入力され送給モータMが消耗性電極
2を送給して消耗性電極2が被加工物1に接触したとき
の出力電流検出信号Id及び出力電圧検出信号Vdの値
に応じて短絡判別信号Atを出力する短絡判別回路AT
と、上記短絡判別信号Atが入力されると動作を開始
し溶接電圧設定器WVによって設定される予め定めた値
の溶接電圧設定信号Wvと出力電圧検出信号Vd及び出
力電流検出信号Idとの値に応じて演算処理を行って溶
接電源出力回路WPの出力を制御する(制御ケーブル不
要の)出力制御演算回路SC2とを備え、(2)上記モ
ータ制御回路内蔵のワイヤ送給装置WSR2は、上記
送給装置内蔵制御電源SPが供給するモータ・電磁弁制
御回路用供給電圧Siを電源として、トーチスイッチ起
動信号Tsが入力されると送給装置内蔵電磁弁開閉信号
S2を出力すると共に、溶接電流設定器WCが出力する
溶接電流設定信号Wcに応じて送給モータ制御信号Sa
を出力するモータ・電磁弁制御回路SIと、上記送給
装置内蔵制御電源SPが供給する送給モータ制御回路用
供給電圧Spを電源として、上記送給モータ制御信号S
aを入力して送給モータMを駆動させる送給モータ制御
回路GAと、上記送給装置内蔵制御電源SPが供給す
る電磁弁ON用供給電圧Soを電源として、送給装置内
蔵電磁弁開閉信号S2を入力して電磁弁SOLをON・
OFFする電磁弁開閉電圧回路SW2とを備え、上記送
給装置内蔵制御電源SPが入力する制御電圧は、溶接
待機期間(図5のT6)中は上記溶接待機中出力制御電
源PSから供給され、溶接期間(図5のT3)中はア
ーク電圧から供給され、無負荷電圧出力期間(図5の
T7)中は(制御ケーブル不要の)溶接電源WER2の
無負荷電圧から供給される消耗電極式アーク溶接装置で
ある。
【0034】
【実施例】図4は本発明の消耗電極式アーク溶接装置の
接続図である。前述した図2に示す従来技術の溶接装置
と、図4に示す本発明の溶接装置との主な相違点は次の
とおりである。図2に示す従来技術の(制御ケーブル使
用の)溶接電源WERとワイヤ送給装置WSRとの間
を、束ねて一体化した制御線又は複数心線からなる制御
ケーブル10が使用されていたが、図4に示す本発明の
溶接装置は、これらの制御線又は複数心線からなる制御
ケーブル10を使用していないので、下記の回路構成を
変更している。(1)従来技術の制御電源・送給モータ
・電磁弁アセンブリィMSを、本発明に使用する溶接待
機中出力制御電源PSに変更している。その変更によっ
て、送給モータ制御回路GAが図2の溶接電源WERか
ら図4の(本発明に使用する)モータ制御回路内蔵のワ
イヤ送給装置WSR2に移している。図2の電磁弁開閉
スイッチSW1を電磁弁開閉電圧回路SW2に変更して
ワイヤ送給装置WSR2に移している。そして、本発明
に使用する溶接待機中出力制御電源PSの出力電圧を第
1のパワーケーブル4及び第2のパワーケーブル5に供
給している。(2)(従来技術の制御ケーブル使用の)
出力制御演算回路SCを、(本発明に使用する制御ケー
ブル不要の)出力制御演算回路SC2に変更している。
その変更によって、(本発明に使用する)モータ・電磁
弁制御回路SIをワイヤ送給装置WSR2に新たに設け
ている。溶接電流設定器WCをワイヤ送給装置WSR2
に移している。(3)(本発明に使用する)送給装置内
蔵制御電源SPをワイヤ送給装置WSR2に新たに設け
ている。(4)トーチスイッチTSの起動信号用制御線
6(制御ケーブル)を、図2の溶接電源WERから(本
発明に使用する)モータ制御回路内蔵のワイヤ送給装置
WSR2に移している。その変更によって、短絡判別回
路ATを(本発明に使用する制御ケーブル不要の)溶接
電源WER2に新たに設けている。
【0035】図4において、図2と同一の符号は同一動
作を行うので説明は省略して相違する動作について説明
する。消耗性電極2が被加工物1に接触したとき、制御
ケーブル不要の溶接電源WER2の出力側が第1のパワ
ーケーブル4及び第2のパワーケーブル5を経由して短
絡される。上記制御ケーブル不要の溶接電源WER2の
出力電流及び出力電圧の値を出力電流検出回路ID及び
出力電圧検出回路VDによって検出する。上記各出力信
号の値から短絡判別回路ATは短絡と判別したときに短
絡判別信号Atを出力する。
【0036】制御ケーブル不要の出力制御演算回路SC
2は、短絡判別信号Atが入力されると動作を開始し、
溶接電圧設定器WVによって設定される予め定めた値の
溶接電圧設定信号Wv、出力電圧検出信号Vd及び出力
電流検出信号Idとの値に応じて演算処理を行って出力
制御演算処理信号Scの値を制御する。
【0037】溶接待機中出力制御電源PSは、溶接待機
中供給用補助変圧器TO2、電流制限用抵抗器R及び補
助電源整流回路DR3によって形成されている。また、
溶接待機中の上記溶接待機中出力制御電源PSの出力電
圧をJISB9960−1:1999に示されている保
護特別低電圧(PELV)の規格値である実効値AC2
5V又はリップル無しDC60V以下に満足させるため
に、溶接待機中供給用補助変圧器TO2の2次側の巻線
比を予め定めた値に設定している。また、出力電流の値
を数A以下にするために電流制限用抵抗器Rの値を予め
定めた値に設定している。
【0038】モータ制御回路内蔵のワイヤ送給装置WS
R2は、第1のパワーケーブル4に接続されたダイオー
ドDR4、第1のパワーケーブル4及び第2のパワーケ
ーブル5に接続された補助電源用コンデンサC、同じく
第1のパワーケーブル4及び第2のパワーケーブル5に
接続された送給装置内蔵制御電源SP、送給モータ制御
回路GA、送給モータM、モータ・電磁弁制御回路S
I、溶接電流設定器WC、電磁弁開閉電圧回路SW2及
び電磁弁SOLによって形成されている。
【0039】ダイオードDR4は保護用ダイオードであ
り、また補助電源用コンデンサCは、送給装置内蔵制御
電源SPの電力を蓄積する補助電源用コンデンサであ
る。この補助電源用コンデンサCは、溶接待機期間(図
5のT6)中溶接待機中出力制御電源PSから出力され
るDC60V以下の予め定めた値の電圧によって電力が
供給され、溶接期間(図5のT3)中はアーク電圧によ
って電力が供給される。上記送給装置内蔵制御電源SP
に入力される電圧は、溶接待機期間(図5のT6)中
は上記溶接待機中出力制御電源PSから供給され、溶
接期間(図5のT3)中は溶接電源WER2のアーク電
圧から供給され、無負荷電圧出力期間(図5のT7)
中は溶接電源WER2の無負荷電圧から供給される、上
述の送給装置内蔵制御電源SPに供給される電力を制御
電圧と名称する。
【0040】送給装置内蔵制御電源SPは、補助電源用
コンデンサCの端子電圧を入力電圧としてモータ・電磁
弁制御回路用供給電圧Si、送給モータ制御回路用供給
電圧Sp及び電磁弁ON用供給電圧Soの値に変換して
出力する。とくに溶接中に消耗性電極2が被加工物1に
短絡したときは一時的に制御ケーブル不要の溶接電源W
ER2からの電力供給が絶たれるが、上記送給装置内蔵
制御電源SPは大容量の補助電源用コンデンサCを備え
ているので安定した電力供給が得られる。
【0041】モータ・電磁弁制御回路SIは、送給装置
内蔵制御電源SPから供給されるモータ・電磁弁制御回
路用供給電圧Siを制御電源とし、トーチスイッチTS
から出力されるトーチスイッチ起動信号Ts及び溶接電
流設定器WCによって設定される予め定めた値の溶接電
流設定信号Wcの値に応じて、送給モータ制御信号Sa
及び送給装置内蔵電磁弁開閉信号S2を出力する。
【0042】送給モータ制御回路GAは、送給装置内蔵
制御電源SPから供給される送給モータ制御回路用供給
電圧Spを制御電源とし、モータ・電磁弁制御回路SI
から出力される送給モータ制御信号Saの値に応じて、
送給モータ用出力信号Gaを出力して送給モータMの回
転数を制御する。
【0043】電磁弁開閉電圧回路SW2は、送給装置内
蔵制御電源SPから入力された電磁弁ON用供給電圧S
oを制御電源とし、モータ・電磁弁制御回路SIから出
力される送給装置内蔵電磁弁開閉信号S2によって電磁
弁SOLを動作させて電磁弁SOLの流路のON・OF
Fする。
【0044】図5は、図4に示す本発明の消耗電極式ア
ーク溶接装置の動作を説明するためのタイミング図であ
り、図4に示す本発明の消耗電極式アーク溶接装置の動
作を図5のタイミング図によって説明する。図5(A)
は、出力電圧検出信号Vdを示し、図5(B)は、出力
電流検出信号Idを示す。図5(C)は、トーチスイッ
チTSから出力するトーチスイッチ起動信号Tsを示
し、図5(D)は、短絡判別回路ATの短絡判別信号A
tを示す。図5(E)は、補助電源用コンデンサCの端
子電圧を示し、図5(F)は、モータ・電磁弁制御回路
SIから出力する送給モータ制御信号Saを示し、図5
(G)は、モータ・電磁弁制御回路SIから出力する送
給装置内蔵電磁弁開閉信号S2を示し、図5(H)は、
送給装置内蔵制御電源SPから出力する送給モータ制御
回路用供給電圧Spを示し、図5(I)は、インバータ
駆動信号Irを示す。
【0045】図5に示す、時刻t=t1において、制御
ケーブル不要の溶接電源WER2に三相交流商用電源A
Cが入力されると、溶接待機中出力制御電源PSは予め
定めた値の出力電圧を制御ケーブル不要の溶接電源WE
R2の出力端子に出力して、第1のパワーケーブル4、
ダイオードDR4を経由して溶接待機期間T6の間、補
助電源用コンデンサCに電力を供給する。
【0046】図5(E)に示す、補助電源用コンデンサ
Cの端子電圧が予め定めた値を越えると、送給装置内蔵
制御電源SPが動作を開始して、図5(H)に示す送給
モータ制御回路用供給電圧Sp、図示省略のモータ・電
磁弁制御回路用供給電圧Si及び電磁弁ON用供給電圧
Soを出力する。
【0047】時刻t=t2において、図5(C)に示す
トーチスイッチ起動信号TsがHighレベルになる
と、モータ・電磁弁制御回路SIは動作を開始して送給
装置内蔵電磁弁開閉信号S2及び送給モータ制御信号S
aを出力する。
【0048】図5(G)に示す、送給装置内蔵電磁弁開
閉信号S2がHighレベルになると、上記電磁弁開閉
電圧回路SW2は、送給装置内蔵電磁弁開閉信号S2に
よって電磁弁ON用供給電圧Soを出力して電磁弁SO
Lを動作させる。
【0049】図5(F)に示す送給モータ制御信号Sa
は、溶接電流設定器WCによって設定された溶接電流設
定信号Wcの値に応じてモータ・電磁弁制御回路SIか
ら出力され、送給モータ制御回路GAは送給モータ制御
信号Saの値に応じて送給モータMの回転数を制御す
る。上記に示すアークスタート期間T2の間、溶接待機
中出力制御電源PSの出力電圧によって、補助電源用コ
ンデンサCに電力が供給される
【0050】時刻t=t3において、消耗性電極2が被
加工物1に接触すると、検出した出力電圧検出信号Vd
及び出力電流検出信号Idによって、短絡判別回路AT
は、上記消耗性電極2が被加工物1に短絡したと判別し
て短絡判別信号AtをHighレベルにする。
【0051】制御ケーブル不要の出力制御演算回路SC
2は、図5(D)に短絡判別信号AtがHighレベル
になると動作を開始して出力制御信号Scをインバータ
駆動回路IRに出力する。インバータ駆動回路IRは、
図5(I)に示すインバータ駆動信号Irによってイン
バータ回路INVを駆動させてアークを発生させて溶接
を開始する。
【0052】溶接期間T3において、消耗性電極2と被
加工物1とが短絡とアーク発生とを繰り返す「短絡移
行」の短絡中は、一時的に補助電源用コンデンサCに電
力が供給されないが、予め定めた値の大容量の補助電源
用コンデンサCを備えているため、補助電源用コンデン
サCの端子電圧は図5(E)に示すように低下の傾向に
あるが送給装置内蔵制御電源SPは安定した動作をす
る。
【0053】図5に示す時刻t=t4において、トーチ
スイッチ起動信号TsがLowレベルになると送給モー
タMの回転が減速して消耗性電極2の送給が停止し、消
耗性電極2と被加工物1との「短絡移行」が終了する
と、短絡判別回路ATは、溶接終了と判別して時刻t=
t5に短絡判別信号AtをLowレベルにする。上記短
絡判別信号AtがLowレベルになると制御ケーブル不
要の出力制御演算回路SC2は、予め定めた無負荷電圧
出力期間T7の間、図5(I)に示すインバータ駆動信
号Irの出力を維持させて無負荷電圧によって補助電源
用コンデンサCに電力が供給される。また、上記トーチ
スイッチ起動信号Tsが時刻t=t4にLowレベルに
なると、モータ・電磁弁制御回路SIは、送給装置内蔵
電磁弁開閉信号S2を予め定めた値のアフタフロー期間
T5を設けて、アフタフロー期間T5の間、電磁弁SO
Lを動作させる。
【0054】図5に示す時刻t=t6において、制御ケ
ーブル不要の出力制御演算回路SC2は図5(I)に示
すインバータ駆動信号IrをLowレベルにしてインバ
ータ回路INVの動作を停止させて、溶接待機中出力制
御電源PSの出力(保護特別低電圧)に切り換えて、補
助電源用コンデンサCに電力を供給する。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、制御ケーブル不要の溶
接電源とモータ制御回路内蔵のワイヤ送給装置との間の
パーワケーブルによって、上記モータ制御回路内蔵のワ
イヤ送給装置の制御電源回路に電力が供給できるので、
送給モータMを駆動し、電磁弁SOLを開閉する複数の
制御ケーブルが不要となる。従って、ワイヤ送給装置の
移動が容易にり、さらに、制御ケーブルの断線の原因が
取り除かれるので溶接作業効率及び溶接品質が大幅に向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】当該出願に係る発明の特徴を最もよく表す図で
ある。
【図2】図2は、従来技術の消耗電極式アーク溶接装置
の接続図である。
【図3】図3は、図2に示す従来技術の消耗電極式アー
ク溶接装置の動作を説明するためのタイミング図であ
る。
【図4】図4は、本発明の消耗電極式アーク溶接装置の
接続図である。
【図5】図5は、図4に示す消耗電極式アーク溶接装置
の動作を説明するためのタイミング図である。
【図6】図4の本発明の消耗電極式アーク溶接装置の接
続図に接地線を追加した図である。
【符号の説明】
1 被加工物 2 消耗性電極 3 送給ロール 4 第1のパワーケーブル 5 第2のパワーケーブル 6 起動信号用制御線 7 モータ用制御線 8 電磁弁用制御線 9 GND線 10 (起動信号用制御線、モータ用制御線、
電磁弁用制御線GND線等からなる)制御ケーブル AT 短絡判別回路 C 補助電源用コンデンサ DL 直流リアクトル DR1 一次整流回路 DR2 二次整流回路 DR3 補助電源整流回路 DR4 ダイオード GA 送給モータ制御回路 ID 出力電流検出回路 IR インバータ駆動回路 INT 主変圧器 INV インバータ回路 M 送給モータ MS (従来技術の)制御電源・送給モータ・
電磁弁アセンブリィ PS (本発明に使用する)溶接待機中出力制
御電源 R 電流制限用抵抗器 SC (従来技術の制御ケーブル使用の)出力
制御演算回路 SC2 (本発明に使用する制御ケーブル不要
の)出力制御演算回路 SP (本発明に使用する)送給装置内蔵制御
電源 SI (本発明に使用する)モータ・電磁弁制
御回路 SOL 電磁弁 SW1 電磁弁開閉スイッチ SW2 電磁弁開閉電圧回路 TO (従来技術の)電源投入中供給補助変圧
器 TO2 (本発明に使用する)溶接待機中供給補
助変圧器 TH 溶接トーチ TS トーチスイッチ VD 出力電圧検出回路 WC 溶接電流設定器 WV 溶接電圧設定器 WER (従来技術の制御ケーブル使用の)溶接
電源 WER2 (本発明に使用する制御ケーブル不要
の)溶接電源 WP 溶接電源出力回路 WSR (従来技術の)モータ制御回路外装のワ
イヤ送給装置 WSR2 (本発明に使用する)モータ制御回路内
蔵のワイヤ送給装置 At 短絡判別信号 Ga 送給モータ用出力信号 Id 出力電流検出信号 Io 出力電流 Ir インバータ駆動信号 Sa 送給モータ制御信号 Sc 出力制御信号 Si (本発明に使用する)モータ・電磁弁制
御回路用供給電圧 So (本発明に使用する)電磁弁ON用供給
電圧 Sp (本発明に使用する)送給モータ制御回
路用供給電圧 S1 (従来技術の)溶接電源内蔵電磁弁開閉
信号 S2 (本発明に使用する)送給装置内蔵電磁
弁開閉信号 Ts トーチスイッチ起動信号 T1 トーチスイッチ起動期間 T2 アークスタート期間 T3 溶接期間 T4 アンチステック期間 T5 アフタフロー期間 T6 溶接待機期間 T7 無負荷電圧出力期間 Vd 出力電圧検出信号 Vo 出力電圧 Wc 溶接電流設定信号 Wv 溶接電圧設定信号

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接用電力を出力する溶接電源出力回路
    を備えた溶接電源と溶接する位置の移動に伴って溶接作
    業者が持ち運びするワイヤ送給装置とに分離されている
    消耗電極式アーク溶接装置において、溶接電源に溶接待
    機中に送給モータを制御する制御電圧を第1のパワーケ
    ーブルと第2のパワーケーブル又は接地線とに供給する
    溶接待機中出力制御電源を備えると共に、モータ制御回
    路内蔵のワイヤ送給装置に、第1のパワーケーブルと第
    2のパワーケーブル又は接地線から前記制御電圧を入力
    する送給装置内蔵制御電源を備えて、前記送給装置内蔵
    制御電源が入力する制御電圧は、溶接待機期間中は前記
    溶接待機中出力制御電源から供給され、溶接期間中はア
    ーク電圧から供給され、無負荷電圧出力期間中は溶接電
    源の無負荷電圧から供給される消耗電極式アーク溶接装
    置。
  2. 【請求項2】 モータ制御回路内蔵のワイヤ送給装置
    が、送給装置内蔵制御電源の出力電圧を入力とする送給
    モータ制御回路を備える具体化した装置であって、溶接
    用電力を出力する溶接電源出力回路を備えた溶接電源と
    溶接する位置の移動に伴って溶接作業者が持ち運びする
    ワイヤ送給装置とに分離されている消耗電極式アーク溶
    接装置において、溶接電源に溶接待機中に送給モータを
    制御する制御電圧を第1のパワーケーブルと第2のパワ
    ーケーブル又は接地線とに供給する溶接待機中出力制御
    電源を備えると共に、モータ制御回路内蔵のワイヤ送給
    装置に、第1のパワーケーブル及び第2のパワーケーブ
    ル又は接地線から供給される前記制御電圧を入力する送
    給装置内蔵制御電源と前記送給装置内蔵制御電源の出力
    電圧を入力とする送給モータ制御回路とを備えた消耗電
    極式アーク溶接装置。
  3. 【請求項3】 モータ制御回路内蔵のワイヤ送給装置
    が、送給装置内蔵制御電源の出力電圧を入力とする送給
    モータ制御回路と電磁弁開閉電圧回路と電磁弁とを備え
    る具体化した装置であって、溶接用電力を出力する溶接
    電源出力回路を備えた溶接電源と溶接する位置の移動に
    伴って溶接作業者が持ち運びするワイヤ送給装置とに分
    離されている消耗電極式アーク溶接装置において、溶接
    電源に溶接待機中に送給モータ及び電磁弁を制御する制
    御電圧を第1のパワーケーブルと第2のパワーケーブル
    又は接地線とに供給する溶接待機中出力制御電源を備え
    ると共に、モータ制御回路内蔵のワイヤ送給装置に、第
    1のパワーケーブルと第2のパワーケーブル又は接地線
    から供給される前記制御電圧を入力する送給装置内蔵制
    御電源と前記送給装置内蔵制御電源の出力電圧を入力と
    する送給モータ制御回路と前記送給装置内蔵制御電源の
    出力電圧を入力とする電磁弁開閉電圧回路と電磁弁とを
    備えた消耗電極式アーク溶接装置。
  4. 【請求項4】 モータ制御回路内蔵のワイヤ送給装置
    が、送給装置内蔵制御電源の出力電圧を入力とする送給
    モータ制御回路と電磁弁開閉電圧回路と電磁弁とモータ
    ・電磁弁制御回路とを備える具体化した装置であって、
    溶接用電力を出力する溶接電源出力回路を備えた溶接電
    源と溶接する位置の移動に伴って溶接作業者が持ち運び
    するワイヤ送給装置とに分離されている消耗電極式アー
    ク溶接装置において、溶接電源に溶接待機中に送給モー
    タ及び電磁弁を制御する制御電圧を第1のパワーケーブ
    ルと第2のパワーケーブル又は接地線とに供給する溶接
    待機中出力制御電源を備えると共に、モータ制御回路内
    蔵のワイヤ送給装置に、第1のパワーケーブルと第2の
    パワーケーブル又は接地線から供給される前記制御電圧
    を入力とする送給装置内蔵制御電源と前記送給装置内蔵
    制御電源の出力電圧及びトーチスイッチ起動信号を入力
    として送給モータ制御信号及び送給装置内蔵電磁弁開閉
    信号を出力するモータ・電磁弁制御回路と前記送給装置
    内蔵制御電源の出力電圧及び前記送給モータ制御信号を
    入力とする送給モータ制御回路と前記送給装置内蔵制御
    電源の出力電圧及び送給装置内蔵電磁弁開閉信号を入力
    する電磁弁開閉電圧回路と電磁弁とを備えた消耗電極式
    アーク溶接装置。
  5. 【請求項5】 溶接電源が、短絡判別回路と出力制御演
    算回路とを備えると共に、モータ制御回路内蔵のワイヤ
    送給装置がモータ・電磁弁制御回路と送給モータ制御回
    路と電磁弁開閉電圧回路と電磁弁とを備える具体化した
    装置であって、溶接用電力を出力する溶接電源出力回路
    を備えた溶接電源と溶接する位置の移動に伴って溶接作
    業者が持ち運びするワイヤ送給装置とに分離されている
    消耗電極式アーク溶接装置において、溶接電源に溶接待
    機中に送給モータ及び電磁弁を制御する制御電圧を第1
    のパワーケーブルと第2のパワーケーブル又は接地線と
    に供給する溶接待機中出力制御電源と、消耗性電極が被
    加工物に接触したときの出力電流検出信号及び出力電圧
    検出信号の値に応じて短絡判別信号を出力する短絡判別
    回路と、前記短絡判別信号が入力されると動作を開始し
    溶接電圧設定器によって設定される予め定めた値の溶接
    電圧設定信号と出力電圧検出信号及び出力電流検出信号
    との値に応じて演算処理を行って溶接電源出力回路の出
    力を制御する出力制御演算回路を備えると共に、モータ
    制御回路内蔵のワイヤ送給装置に第1のパワーケーブル
    と第2のパワーケーブル又は接地線から供給される前記
    制御電圧を入力とする送給装置内蔵制御電源と、前記送
    給装置内蔵制御電源の出力電圧及びトーチスイッチ起動
    信号を入力として送給モータ制御信号及び送給装置内蔵
    電磁弁開閉信号を出力するモータ・電磁弁制御回路と、
    前記送給装置内蔵制御電源の出力電圧及び前記送給モー
    タ制御信号を入力とする送給モータ制御回路と、前記送
    給装置内蔵制御電源の出力電圧及び前記送給装置内蔵電
    磁弁開閉信号を入力する電磁弁開閉電圧回路と電磁弁と
    を備えた消耗電極式アーク溶接装置。
  6. 【請求項6】 溶接用電力を出力する溶接電源出力回路
    を備えた溶接電源と溶接する位置の移動に伴って溶接作
    業者が持ち運びするワイヤ送給装置とに分離されている
    消耗電極式アーク溶接装置において、溶接電源に溶接待
    機中に送給モータ及び電磁弁を制御する制御電圧を第1
    のパワーケーブルと第2のパワーケーブル又は接地線と
    に供給する溶接待機中出力制御電源を備えると共に、モ
    ータ制御回路内蔵のワイヤ送給装置に、第1のパワーケ
    ーブルと第2のパワーケーブル又は接地線から前記制御
    電圧を入力する送給装置内蔵制御電源を備えて、前記溶
    接電源は、トーチスイッチ起動信号が入力され送給モー
    タが消耗性電極を送給して消耗性電極が被加工物に接触
    したときの出力電流検出信号及び出力電圧検出信号の値
    に応じて短絡判別信号を出力する短絡判別回路と、前記
    短絡判別信号が入力されると動作を開始し溶接電圧設定
    器によって設定される予め定めた値の溶接電圧設定信号
    と出力電圧検出信号及び出力電流検出信号との値に応じ
    て演算処理を行って溶接電源出力回路の出力を制御する
    出力制御演算回路とを備え、前記モータ制御回路内蔵の
    ワイヤ送給装置は、トーチスイッチ起動信号が入力され
    ると送給装置内蔵電磁弁開閉信号を出力すると共に、溶
    接電流設定器が出力する溶接電流設定信号に応じて送給
    モータ制御信号を出力するモータ・電磁弁制御回路と、
    前記送給モータ制御信号を入力して送給モータを駆動さ
    せる送給モータ制御回路と、送給装置内蔵電磁弁開閉信
    号を入力して電磁弁をON・OFFする電磁弁開閉電圧
    回路とを備え、前記送給装置内蔵制御電源が入力する制
    御電圧は、溶接待機期間中は前記溶接待機中出力制御電
    源から供給され、溶接期間中はアーク電圧から供給さ
    れ、無負荷電圧出力期間中は溶接電源の無負荷電圧から
    供給される消耗電極式アーク溶接装置。
  7. 【請求項7】 送給装置内蔵制御電源が、モータ及び電
    磁弁を制御する回路に電圧を供給するモータ・電磁弁制
    御回路用供給電圧を出力し、送給モータを制御する回路
    に送給モータ制御回路用供給電圧を出力し、電磁弁をO
    N・OFFする回路に電磁弁ON用供給電圧を出力する
    出願時請求項1又は出願時請求項2又は出願時請求項3
    又は出願時請求項4又は出願時請求項5又は出願時請求
    項6に記載の消耗電極式アーク溶接装置。
  8. 【請求項8】 送給装置内蔵制御電源の出力電圧を、モ
    ータ及び電磁弁を制御するモータ・電磁弁制御回路、送
    給モータを駆動させる送給モータ制御回路及び電磁弁を
    ON・OFFする電磁弁開閉電圧回路に出力する出願時
    請求項1又は出願時請求項2又は出願時請求項3又は出
    願時請求項4又は出願時請求項5又は出願時請求項6に
    記載の消耗電極式アーク溶接装置。
  9. 【請求項9】 送給装置内蔵制御電源の出力電圧を、前
    記送給装置内蔵制御電源が供給するモータ・電磁弁制御
    回路用供給電圧を電源として、トーチスイッチ起動信号
    が入力されると送給装置内蔵電磁弁開閉信号を出力する
    と共に、溶接電流設定器が出力する溶接電流設定信号に
    応じて送給モータ制御信号を出力するモータ・電磁弁制
    御回路及び送給装置内蔵制御電源が供給する送給モータ
    制御回路用供給電圧を電源として、前記送給モータ制御
    信号を入力して送給モータを駆動させる送給モータ制御
    回路及び送給装置内蔵制御電源が供給する電磁弁用供給
    電圧を電源として、送給装置内蔵電磁弁開閉信号を入力
    して電磁弁をON・OFFする電磁弁開閉電圧回路に出
    力する出願時請求項1又は出願時請求項2又は出願時請
    求項3又は出願時請求項4又は出願時請求項5又は出願
    時請求項6に記載の消耗電極式アーク溶接装置。
  10. 【請求項10】 溶接用電力を出力する溶接電源出力回
    路を備えた溶接電源と溶接する位置の移動に伴って溶接
    作業者が持ち運びするワイヤ送給装置とに分離されてい
    る消耗電極式アーク溶接装置において、溶接電源に溶接
    待機中に送給モータ及び電磁弁を制御する制御電圧を第
    1のパワーケーブルと第2のパワーケーブル又は接地線
    とに供給する溶接待機中出力制御電源を備えると共に、
    モータ制御回路内蔵のワイヤ送給装置に、第1のパワー
    ケーブルと第2のパワーケーブル又は接地線から前記制
    御電圧を入力する送給装置内蔵制御電源を備えて、前記
    溶接電源は、トーチスイッチ起動信号が入力され送給モ
    ータが消耗性電極を送給して消耗性電極が被加工物に接
    触したときの出力電流検出信号及び出力電圧検出信号の
    値に応じて短絡判別信号を出力する短絡判別回路と、前
    記短絡判別信号が入力されると動作を開始し溶接電圧設
    定器によって設定される予め定めた値の溶接電圧設定信
    号と出力電圧検出信号及び出力電流検出信号との値に応
    じて演算処理を行って溶接電源出力回路の出力を制御す
    る出力制御演算回路とを備え、前記モータ制御回路内蔵
    のワイヤ送給装置は、前記送給装置内蔵制御電源が供給
    するモータ・電磁弁制御回路用供給電圧を電源として、
    トーチスイッチ起動信号が入力されると送給装置内蔵電
    磁弁開閉信号を出力すると共に、溶接電流設定器が出力
    する溶接電流設定信号に応じて送給モータ制御信号を出
    力するモータ・電磁弁制御回路と、前記送給装置内蔵制
    御電源が供給する送給モータ制御回路用供給電圧を電源
    として、前記送給モータ制御信号を入力して送給モータ
    を駆動させる送給モータ制御回路と、前記送給装置内蔵
    制御電源が供給する電磁弁ON用供給電圧を電源とし
    て、送給装置内蔵電磁弁開閉信号を入力して電磁弁をO
    N・OFFする電磁弁開閉電圧回路とを備え、前記送給
    装置内蔵制御電源が入力する制御電圧は、溶接待機期間
    中は前記溶接待機中出力制御電源から供給され、溶接期
    間中はアーク電圧から供給され、無負荷電圧出力期間中
    は溶接電源の無負荷電圧から供給される消耗電極式アー
    ク溶接装置。
  11. 【請求項11】 溶接待機中出力制御電源から供給され
    送給装置内蔵制御電源の溶接待機期間中の出力電圧が、
    保護特別低電圧(PELV)の規格値である実効値AC
    25V又はリップル無しDC60V以下の予め定めた値
    の電圧である出願時請求項1又は出願時請求項2又は出
    願時請求項3又は出願時請求項4又は出願時請求項5又
    は出願時請求項6又は出願時請求項10に記載の消耗電
    極式アーク溶接装置。
  12. 【請求項12】 溶接待機中出力制御電源が、溶接待機
    中供給用補助変圧器、電流制限用抵抗器及び補助電源整
    流回路から形成される出願時請求項1又は出願時請求項
    2又は出願時請求項3又は出願時請求項4又は出願時請
    求項5又は出願時請求項6又は出願時請求項10に記載
    の消耗電極式アーク溶接装置。
  13. 【請求項13】 送給装置内蔵制御電源が、第1のパワ
    ーケーブルに接続されたダイオードと第1のパワーケー
    ブル及び第2のパワーケーブルとに接続されると共に、
    前記送給装置内蔵制御電源の両端に電力供給の変動に対
    して安定した電力を供給する補助電源用コンデンサが接
    続される出願時請求項1又は出願時請求項2又は出願時
    請求項3又は出願時請求項4又は出願時請求項5又は出
    願時請求項6又は出願時請求項10に記載の消耗電極式
    アーク溶接装置。
  14. 【請求項14】 送給装置内蔵制御電源が、第1のパワ
    ーケーブルに接続されたダイオードと第1のパワーケー
    ブル及び第2のパワーケーブルとに接続されると共に、
    前記送給装置内蔵制御電源の両端に電力供給の変動に対
    して安定した電力を供給する補助電源用コンデンサが接
    続されて、モータ及び電磁弁を制御する回路に電圧を供
    給するモータ・電磁弁制御回路用供給電圧を出力し、送
    給モータを制御する回路に送給モータ制御回路用供給電
    圧を出力し、電磁弁をON・OFFする回路に電磁弁O
    N用供給電圧を出力する出願時請求項1又は出願時請求
    項2又は出願時請求項3又は出願時請求項4又は出願時
    請求項5又は出願時請求項6又は出願時請求項10に記
    載の消耗電極式アーク溶接装置。
  15. 【請求項15】 溶接待機中出力制御電源の短絡時の出
    力電流値が3A以下である出願時請求項1又は出願時請
    求項2又は出願時請求項3又は出願時請求項4又は出願
    時請求項5又は出願時請求項6又は出願時請求項10の
    記載の消耗電極式アーク溶接装置。
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