JP2003088806A - 振動発生器 - Google Patents

振動発生器

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JP2003088806A
JP2003088806A JP2001285613A JP2001285613A JP2003088806A JP 2003088806 A JP2003088806 A JP 2003088806A JP 2001285613 A JP2001285613 A JP 2001285613A JP 2001285613 A JP2001285613 A JP 2001285613A JP 2003088806 A JP2003088806 A JP 2003088806A
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vibration
vibrating body
vibration generator
pole piece
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JP2001285613A
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Shin Odajima
慎 小田島
Shinichi Goto
伸一 後藤
Shotaro Takeuchi
正太郎 竹内
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Nidec Copal Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られた振動スペース内で振動を効率よく発
生することができる振動発生器を提供する。 【解決手段】 本発明に係る振動発生器1は、マグネッ
ト4、ヨーク3、ポールピース5を含む磁気回路6及び
この磁気回路6の外周に固定された重り8を有する振動
体11と、振動体11が有する磁気回路6のヨーク3と
ポールピース5とで囲まれた磁極空隙Gに固定配置され
た駆動コイル7と、振動体11と駆動コイル7とを収容
する筐体2と、この筐体2内で振動体11を往復直線振
動可能に支持するスプリング9と、を備える振動発生器
であって、振動体11の振動方向の厚さは、この振動体
11が振動する筐体2内の振動スペースの振動方向の長
さの35〜65%であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機等に利
用され、電圧の印加によって振動を発生させるための振
動発生器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術として、円
筒型直流モータの回転シャフトの先端に偏心重りを固定
させてなる振動発生器がある。この振動発生器は直流電
圧の印加により振動を発生させることができるので、機
構が単純でしかも使い勝手が良い。しかし、この振動発
生器は、ブラシ等が摩耗することにより寿命が比較的短
いという問題がある。
【0003】そこで、例えば、特開昭61−13900
号公報には、長寿命を可能とする振動発生器が開示され
ている。この公報に記載された振動発生器は、筐体内で
バネによって吊されたヨークと、このヨークに固定した
マグネットと、このマグネットに固定したポールピース
とからなる磁気回路部に設けられた磁極空隙内に駆動コ
イルを挿入させ、駆動コイルに外部から交流電圧を印加
して、磁気回路部(振動体)を往復直線振動させてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、携帯電話機等の
小型化に伴い、かかる振動発生器に対して一層の小型化
が要求されている。一方で、得られる振動の大きさは、
大きなまま維持されることが求められる。しかしなが
ら、前述した公報記載の振動発生器では、振動体は、筐
体内の振動スペースに見合った十分な振動を発生するこ
とができなかったため、振動発生器の小型化と大きな振
動の維持との両立には限界があった。
【0005】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、限られた振動スペース内で振動を効率よ
く発生することができる振動発生器を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る振動発生器
は、マグネット、ヨーク、ポールピースを含む磁気回路
及びこの磁気回路の外周に固定された重りを有する振動
体と、振動体が有する磁気回路のヨークとポールピース
とで囲まれた磁極空隙に固定配置されたコイルと、振動
体とコイルとを収容する筐体と、この筐体内で振動体を
往復直線振動可能に支持するスプリングと、を備える振
動発生器であって、振動体の振動方向の厚さは、この振
動体が振動する筐体内の振動スペースの振動方向の長さ
の35〜65%であることを特徴とする。
【0007】この振動発生器においては、筐体内におい
て振動体が振動する。このとき、振動体の振動方向の厚
さが、振動スペースの振動方向の長さの35%から65
%であるため、限られた振動スペース内において、極め
て効率よく振動を発生させることが可能である。
【0008】また、ポールピースから離間させるように
対峙させて筐体に固定されると共に、ポールピースが接
近した際にマグネットの磁界を検出する電磁変換素子
と、電磁変換素子に対するポールピースの接近/離間に
基づいて、コイルへの直流電圧の印加をオン/オフさ
せ、振動体の往復直線振動を維持させる制御部とを更に
備えることが好ましい。この場合、電磁変換素子と制御
部との協働により、交流電圧ではなく直流電圧を印加し
た場合において、安定した振動を得ることができる。す
なわち、磁気回路を含む振動体を電磁変換素子へ引き寄
せる方向に力を発生させるように直流電圧がコイルに印
加(オン状態)される場合、電磁変換素子にポールピー
スが接近することに基づく電磁変換素子からの電気信号
によって、コイルへの印加を制御部でオフさせる。この
オフ状態において、振動体は、電磁変換素子から離間す
る方向にバネ力によって移動を開始するが、このとき、
電磁変換素子からポールピースが離間することに基づく
電磁変換素子からの電気信号によって、制御部でコイル
に直流電圧が再度印加(オン状態)され、バネ力に抗し
て、振動体が電磁変換素子の方へ引き寄せされることに
なる。このように、振動体の運動方向に同期して、コイ
ルをオン/オフ制御させるので、振動体の構成要素であ
る磁気回路と重りとで作り出される固有振動数にバラツ
キがあったとしても、振動は、その固有振動数に追従す
ることになり、簡便な直流電圧の印加でも常に安定した
振動が得られることになる。なお、振動体を電磁変換素
子から引き離すような力を発生させる直流電圧がコイル
に印加(オン状態)される場合には、オン/オフ状態が
前述とは逆になることはいうまでもない。
【0009】また、筐体の材質が樹脂であり、スプリン
グは金属部材を介して筐体に固定されていることが好ま
しい。この場合、振動体の振動によって生じるスプリン
グの緩みを抑制することができる。さらに、筐体とスプ
リングとの固定部における、筐体内の温度上昇に伴って
増大する振動吸収を抑制することができる。
【0010】また、電力を供給するためのバネ端子と、
筐体に設けられ、バネ端子を収容する収容部とを更に備
え、収容部に収容されたバネ端子の接触端子部は、筐体
の底面を含んだ接触基準面から突出しており、筐体の底
面に実装基板が押し当てられたとき、接触基準面に向か
って変位されることが好ましい。この場合、バネ端子に
より、制御部と実装基板との安定した導通を得ることが
できる上、収納部により、実装基板に実装させたときの
振動発生器の省スペース化を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る振動発生器の好適な実施の形態について詳細に説
明する。
【0012】図1は、本発明の実施形態に係る振動発生
器1の構成を示す分解斜視図であり、図2は、図1の振
動発生器1のII−II線における断面図である。図1
及び図2に示すように、振動発生器1は、携帯電話等の
小型の通信機器に組み込まれて利用されるものであり、
着信時に電話機本体を振動させるためのものである。
【0013】この振動発生器1は、樹脂製の筐体2を備
えている。筐体2の典型的な寸法は、例えば、縦11.
5mm×横13.4mm×高さ4.0mmである。この
筐体2は、平板状の蓋部筐体2Aと方形容器状の収容部
筐体2Bとにより構成されている。収容部筐体2Bに
は、磁気回路部6が収容されており、収容部筐体2Bの
開口が蓋部筐体2Aによって閉蓋されている。磁気回路
部6は、カップ状のヨーク3と、このヨーク3内に固定
した円柱状のマグネット4と、このマグネット4の頂部
に固定させた円板状のポールピース5とで構成されてい
る。したがって、筐体2内においては、ヨーク3を通じ
た磁束がマグネット4から常時供給され続けている。
【0014】また、ヨーク3に設けられた円筒状の外周
壁3aと円板状のポールピース5との間に形成される環
状な磁極空隙Gには、円筒状に巻かれた駆動コイル7の
遊端側が挿入されている。この駆動コイル7の基端側
は、蓋部筐体2Aに固定されている。更に、磁気回路部
6の外周には、例えば、タングステン合金からなるリン
グ状の重り8が固定されている。この重り8は、磁気回
路部6と別個の部品であるため、その材質選択によって
所望の固有振動数を得やすくし、製品毎の質量の微調整
をも容易にしている。そして、磁気回路部6の外周に重
り8を固定させているので、安定した振動を得ることが
できる。
【0015】更に、磁気回路部6と重り8との一体的且
つスムーズな往復直線運動を可能にするために、これら
部品は、筐体2内で渦巻状の複数の板バネ9によって吊
るされている。具体的には、これらの板バネ9は、振動
方向に対して直交する方向に延在し、その一端9aは重
り8にカシメにより固定され、その他端9bは筐体2の
内壁面に金属製ポスト10で固定されている。そのた
め、磁気回路部6と重り8とは板バネ9を介して筐体2
内で支持されることになり、この板バネ9と筐体2とが
金属部材である金属製ポスト10を介して固定される。
【0016】このように、板バネ9と筐体2とを金属製
ポスト10によって確実に固定することにより、磁気回
路部6と重り8とが振動することによって生じる板バネ
9の緩みを抑制することができる。また、樹脂に比べて
高い耐熱性を有する金属製ポスト10によって、板バネ
9と筐体2とが固定されているため、その固定された部
分における、筐体2の温度上昇に伴う振動吸収の増大を
抑制することができる。以下、説明の便宜上、磁気回路
部6と重り8とを併せて振動体11と称する。ここで、
振動体11は、図3に示すように、板バネ9で両持ち支
持しても良い。この場合、板バネ9の一端9bは、筐体
2の内壁面に金属製ポスト10で固定されており、板バ
ネ9の他端9aは、振動体11にかしめ固定されてい
る。また、板バネ9は筐体2の厚さ方向の略中間位置で
振動体11を支持している。
【0017】蓋部筐体2Aには、ホール素子と呼ばれて
いる電磁変換素子12が固定されている。この電磁変換
素子12は、ポールピース5から離間させるように対峙
されている。そして、この電磁変換素子12は、ポール
ピース5が接近した際にマグネット4の磁界を検出して
出力信号を発生させる。更に、筐体2内には、電磁変換
素子12の出力信号に基づいて、駆動コイル7への直流
電圧の印加をオン又はオフさせる制御部(図2等の1
3)が設けらている。なお、この制御部13は、筐体2
から導出させる接続コード(図示せず)によって、直流
の電源(例えば充電池)に接続される。
【0018】この振動発生器1は、交流電圧を利用する
のではなく、簡便な直流電圧を利用することを意図し、
電磁変換素子12と制御部13との協働によって、直流
電圧の印加でも安定した振動が得られるようにしたもの
である。
【0019】ここで、図3に示す構造の振動発生器1A
において、振動体11が電磁変換素子12へ引き寄せら
れる方向に力を発生させる場合について、図4を参照し
つつ説明する。なお、図4は、振動体11の振動状態を
示した図である。
【0020】接続コード及び制御部13を介して駆動コ
イル7に所定の直流電圧が印加されると、電磁変換素子
12に対してポールピース5が板バネ9のバネ力に抗し
て接近する(図4の一点鎖線参照)。そして、電磁変換
素子12からの出力電圧に基づいて、制御部13で駆動
コイル7への直流電圧の印加をオフさせる。このオフ状
態のとき、板バネ9のバネ力によって、振動体11は、
電磁変換素子12から離間する方向に移動する(図4の
二点鎖線参照)。この移動が開始されると、電磁変換素
子12に対するポールピース5の離間に伴う、電磁変換
素子12からの出力電圧が変化する。そして、この電圧
変化に基づき、制御部13によって駆動コイル7に直流
電圧が印加(オン状態)され、振動体11が電磁変換素
子12の方へ再度引き寄せられることになる。よって、
電磁変換素子12からの出力信号に基づき、駆動コイル
7のオン/オフ制御を繰り返すことで、振動体11が筐
体2内で往復直線振動し、それに伴って、筐体2自体が
振動することになる。
【0021】このように、振動体11の構成要素である
磁気回路部6及び重り8の運動方向に同期して、駆動コ
イル7をオン/オフ制御させることができるので、磁気
回路部6と重り8とで作り出される固有振動数にバラツ
キがあったとしても、自励振動は、その固有振動数に追
従することになり、簡便な直流電流の印加でも常に安定
した振動を得ることになる。
【0022】なお、前述の説明とは逆に、磁気回路部6
を電磁変換素子12から引き離すような力を発生させる
直流電圧が駆動コイル7に印加(オン状態)される場合
には、制御部13によるオン/オフ制御が前述の説明と
は逆になることはいうまでもない。
【0023】本実施形態に係る振動発生器1では、振動
体11の振動方向の厚さが、筐体2内の振動スペースの
振動方向の長さの35〜65%であることが極めて特徴
的である。ここで、「振動スペース」とは、振動体11
が筐体2内において最大振幅で振動し得る空間を指す。
よって、図3に示した振動発生器1Aにおいては、振動
スペースと筐体2の内部空間とは一致する。しかしなが
ら、図5に示すように、筐体2内に収容された電子素子
等の部材Dとの干渉を避けるため、振動体11が筐体2
内で厚さ方向の中間位置に支持されていないような場合
には、振動スペースと筐体2の内部空間とは一致しな
い。この場合は、振動体11が最大振幅で振動しうる筐
体2の内部空間の一部が振動スペースとされる。
【0024】ここで、本実施形態に係る振動発生器1の
上記特徴的構成は、以下の知見に基づくものである。す
なわち、振動体11の質量をm、単振動の振幅をr、単
振動の各速度をωとすると、振動の大きさ(F)は、下
記式: F=mrω2…(1) で表すことができる。一方、図3に示すように、振動ス
ペースの振動方向の長さをh、振動体11の厚さをaと
すると、振動体11が筐体2の内壁面に衝突しないため
には、下記式: r=(h−a)/2…(2) の制限を受ける必要がある。また、振動体11の平均密
度をρ、振動方向と直交する振動体11の断面の面積を
Sとすると、下記式: m=Saρ…(3) の関係が得られる。
【0025】以上に挙げた(1)式、(2)式、(3)
式より、下記式: F=Sρω2(ah−a2)/2…(4) が求められる。(4)式に示すように、振動Fは、振動
体11の厚さaについての2次関数であり、a=h/2
のときFの値が最大となる。発明者は、かかる(4)式
に基づいて、実用化に耐えうる大きさの振動Fを得るた
めには、振動体11の厚さaが振動スペースの長さhの
35〜65%であることが必要であることを見出した。
ここで、振動体11の厚さaは、振動スペースの長さh
の40〜60%であるとより好ましく、50%であると
最適である。
【0026】携帯電話機等に利用される振動発生器で
は、振動スペースの大きさが決定された後、振動体11
の厚さなどの各種設計がなされる。よって、振動スペー
スの振動方向の長さhが与えられたとき、振動体11の
厚さaを長さhの35〜65%とすることで、限られた
スペースで効率よく振動を発生させることができる。例
えば、かかる振動発生器1Aにおいて、振動スペースの
振動方向の長さhが3.2mmとして決められたとき、
振動体11の振動方向の厚さaを1.4mmとすると、
振動体11の厚さaが、振動スペースの長さhの略44
%となる。この場合は、上記したように、限られた振動
スペース内で実用に耐えうる大きさの振動を効率よく発
生させることができる。
【0027】ここで、本実施形態に係る振動発生器1で
は、図6に示すように、制御部13への電力供給用など
のランド部20を2個ずつ、上述した接続ケーブルの代
わりとして設けてもよい。このランド部20は、蓋部筐
体2Aの側面から上面に回り込むように設けられる。そ
れにより、振動発生器1を面実装させることができる。
また、このとき、図7に示すように、振動発生器1の収
容部筐体2Bの対向する1対の側面のうち、蓋部筐体2
Aのランド部20に対応する部分に切り欠き部21を設
けてもよい。このようにすれば、リフロー実装時におい
て、切り欠き部21に嵌合されたランド部20の端面に
おける半田付け状態を容易に確認することが可能とな
る。
【0028】また、本実施形態に係る振動発生器1で
は、図8及び図9に示すように、収容部筐体2Bの底面
端部に直方体形状の凹部である収容部22を設けると共
に、収容部22に一部収容されるように、制御部13と
電気的に接続されたバネ端子23を、上述した接続ケー
ブルの代わりとして設けてもよい。なお、バネ端子23
は、筐体2の厚さ方向に略沿う方向に弾性変形可能であ
るように、収容部22内においてバネ端子23は屈曲さ
れている。また、このバネ端子23の一端23aは、蓋
部筐体2Aの端部下面に半田付け接続されている。さら
に、バネ端子23の他端側に設けられた楕円突起状の接
触端子部23bは、収容部筐体2Bの底面を含んだ接触
基準面24から筐体2の外方に突出している。また、収
容部筐体2Bの底面端部に設けられた収容部22は、振
動体11の振動スペースの側方に設けられており、その
ため、収容部22によって振動スペースが短縮されるこ
とはない。そして、図10に示すように、振動発生器1
の実装時、すなわち、収容部筐体2Bの底面がクッショ
ン材25を介して実装基板に押し当てられたとき、バネ
端子23は収容部22内部にさらに収容され、接触端子
部23bは接触基準面24に接近するように変位する。
【0029】このように、振動発生器1の実装時に、こ
のバネ端子23の接触端子部23bを実装基板(図示せ
ず)側の接続端子部に押しつけることにより、バネ端子
23の押しつけ力量が安定化され、振動発生器1と実装
基板との安定した導通を図ることができると共に、振動
発生器1の実装が容易となる。また、振動発生器1の実
装時における厚さ方向の寸法拡大を抑えることができ、
省スペース化が図られることとなる。
【0030】本発明の振動発生器1は、前述した実施形
態に限定されるものではない。例えば、重り8と筐体2
の内壁面との間において、振動方向に延在する一個又は
複数個の螺旋バネを配置させてもよい。また、金属部材
は、金属製ポストに限らず、金属製ネジ、リベット等で
もよい。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る振動発生器は、マグネッ
ト、ヨーク、ポールピースを含む磁気回路及びこの磁気
回路の外周に固定された重りを有する振動体と、振動体
が有する磁気回路のヨークとポールピースとで囲まれた
磁極空隙に固定配置されたコイルと、振動体とコイルと
を収容する筐体と、この筐体内で振動体を往復直線振動
可能に支持するスプリングと、を備える振動発生器であ
って、振動体の振動方向の厚さは、この振動体が振動す
る筐体内の振動スペースの振動方向の長さの35〜65
%であることを特徴とするため、限られた振動スペース
内において、極めて効率よく振動を発生させることが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る振動発生器の構成を示
した分解斜視図である。
【図2】図1に示す振動発生器のII−II線断面図で
ある。
【図3】振動体を板バネにより両持ち支持した構造の振
動発生器の断面図である。
【図4】図3に示す振動発生器の振動体の振動状態を示
した図である。
【図5】図3に示す振動発生器の一変形例を示す図であ
る。
【図6】本発明の実施形態に係る振動発生器の電源供給
用の端子の一例を示した図である。
【図7】図6に示す蓋部筐体を収容部筐体に嵌合させた
状態を示した図である。
【図8】本発明の実施形態に係る振動発生器の電源供給
用の端子の他の例を示した図である。
【図9】図8に示す振動発生器の収容部筐体の底面図で
ある。
【図10】図8に示す振動発生器の実装時の状態を示し
た図である。
【符号の説明】
1,1A,1B…振動発生器、2…筐体、3…ヨーク、
4…マグネット、5…ポールピース、6…磁気回路部
(磁気回路)、7…駆動コイル(コイル)、8…重り、
9…板バネ(スプリング)、10…金属製ポスト(金属
部材)、11…振動体、12…電磁変換素子、13…制
御部、20…ランド部、21…切り欠き部、22…収容
部、23…バネ端子、23a…接触端子部、24…接触
基準面、G…磁極空隙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 正太郎 東京都板橋区志村2丁目18番10号 日本電 産コパル株式会社内 Fターム(参考) 5D107 AA03 BB08 CC08 CC10 CD01 FF08 5H605 AA08 BB05 CC01 CC03 CC06 CC07 CC10 DD09 EC07 EC08 EC20 GG04 GG11 5H633 BB02 GG03 GG06 GG09 GG18 HH02 JA02 JB05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネット、ヨーク、ポールピースを含
    む磁気回路及びこの磁気回路の外周に固定された重りを
    有する振動体と、前記振動体が有する前記磁気回路のヨ
    ークとポールピースとで囲まれた磁極空隙に固定配置さ
    れたコイルと、前記振動体と前記コイルとを収容する筐
    体と、この筐体内で前記振動体を往復直線振動可能に支
    持するスプリングと、を備える振動発生器であって、 前記振動体の振動方向の厚さは、この振動体が振動する
    前記筐体内の振動スペースの振動方向の長さの35〜6
    5%であることを特徴とする振動発生器。
  2. 【請求項2】 前記ポールピースから離間させるように
    対峙させて前記筐体に固定されると共に、前記ポールピ
    ースが接近した際に前記マグネットの磁界を検出する電
    磁変換素子と、 前記電磁変換素子に対する前記ポールピースの接近/離
    間に基づいて、前記コイルへの直流電圧の印加をオン/
    オフさせ、前記振動体の往復直線振動を維持させる制御
    部とを更に備えることを特徴とする請求項1記載の振動
    発生器。
  3. 【請求項3】 前記筐体の材質が樹脂であり、前記スプ
    リングは金属部材を介して前記筐体に固定されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の振動発生器。
  4. 【請求項4】 電力を供給するためのバネ端子と、前記
    筐体に設けられ、前記バネ端子を収容する収容部とを更
    に備え、 前記収容部に収容された前記バネ端子の接触端子部は、
    前記筐体の底面を含んだ接触基準面から突出しており、
    前記筐体の前記底面に実装基板が押し当てられたとき、
    前記接触基準面に向かって変位されることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の振動発生器。
JP2001285613A 2001-09-19 2001-09-19 振動発生器 Pending JP2003088806A (ja)

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