JP2003088737A - オゾン水製造装置 - Google Patents

オゾン水製造装置

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JP2003088737A
JP2003088737A JP2001286146A JP2001286146A JP2003088737A JP 2003088737 A JP2003088737 A JP 2003088737A JP 2001286146 A JP2001286146 A JP 2001286146A JP 2001286146 A JP2001286146 A JP 2001286146A JP 2003088737 A JP2003088737 A JP 2003088737A
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ozone
electrode plate
solid electrolyte
positive electrode
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JP2001286146A
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English (en)
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Kazuyoshi Sawada
和義 澤田
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Silver Seiko Ltd
Original Assignee
Silver Seiko Ltd
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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプや流水路を別途設けた大規模な設備を
不要としながらも、非流動状態の水を容易にオゾン水化
することができるオゾン水製造装置を提供する。 【解決手段】 オゾン水製造装置10は、反応容器12
に非流動状態で収容されている水22を電気分解してオ
ゾンを生成し、生成したオゾンを水に溶解させてオゾン
水化する。オゾン水製造装置10では、反応容器12内
の水22に浸漬され、水22を電気分解してオゾンを生
成するオゾン生成器16と、反応容器12内の水22に
浸漬され、オゾン生成器16に向かって流れる水流を発
生させる水流発生手段(20、32)とを備えている。
これにより、ポンプや流水路を別途設けた大規模な設備
を不要としながらも、非流動状態の水22を容易にオゾ
ン水化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オゾン水製造装置
に関し、更に詳細には、容器、槽、池等の貯水槽に非流
動状態で収容されている水を簡便にオゾン水化すること
ができるオゾン水製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オゾン水は、殺菌性が強いので、洗浄水
等として多用されている。オゾン水を製造するオゾン水
製造装置として、酸素ガス又は空気中で放電して気相の
オゾンを製造し、気相のオゾンを水に溶解させる放電方
式、水に紫外線を照射して、水中に溶存する酸素をオゾ
ン水化する紫外線照射方式、水を電気分解して得られる
オゾンを水に溶存させる電気分解方式等のものが挙げら
れる。
【0003】ところで、電解方式のうち固形電解質膜の
両面にオゾン発生用の触媒を兼ねる電極を重ね、両電極
間に直流電流を供給して水を電気分解して、オゾンを生
成させる方式が、オゾン発生効率の高さから注目されて
いる。
【0004】図7はオゾン水製造装置の一例を示す断面
図である。図7に示すように、オゾン水製造装置では、
ケーシング57内が固形電解質膜61によって陽極室6
3と陰極室65とに仕切られ、オゾン発生触媒機能を有
する陽電極62が、陽極室63側の固形電解質膜61面
に圧接されている。また、陰電極64が、陰極室65側
の固形電解質膜61面に圧接され、かつ陽極室63及び
陰極室65のそれぞれに流入口67、68と流出口7
0、72とが形成され、陽電極62と陰電極64間に直
流電圧を印加するように構成されている。更に、陽電極
62及び陰電極64の各中央部分が、ケーシング57の
上面側及び下面側からケーシング57内部に棒状電極7
4、76を突出させる液圧シリンダ78、80によって
支持されている。
【0005】上記従来のオゾン水製造装置では、原水
を、陽電極62と陰電極64との間の流路に流し、オゾ
ン濃度を所望の値に維持するように電流密度を増加させ
ながら制御してオゾン水を製造する。この際、陽電極6
2側で、陽イオン、すなわち水素イオンが、水の分子か
ら引き離されて陰電極64側に移動する。その結果、陽
電極62側で酸素が発生し、陰電極64側で水素が発生
する。
【0006】そして、陽電極62側で酸素が発生する
際、陽電極62と陰電極64との間の電位差が、酸素発
生に必要な電位差よりも大きいと、酸素と共にオゾンが
発生する。また、固形電解質膜61は、陽電極62から
陰電極64へ水素イオンが通過するのを促進する機能を
有する。上述のオゾン水製造装置を使って生成したオゾ
ンを水に溶解させたオゾン水は、極めて清浄であり、か
つ高い殺菌性や、脱臭、酸化及び脱色等の大きな浄化性
を有しているので、医薬を製造する際の原水として、或
いは医療現場での消毒水、洗浄水等として多用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のオゾン水製
造装置では、水道水路を流れる水や、ポンプを用いて流
水路に流される水を原水とする際には、オゾン水を容易
に生成することができる。しかし、容器、槽、池等に溜
まっている非流動状態の水(以下、止水とも言う)を原
水とする際には、陽電極62と陰電極64間の流路に原
水を供給することができず、オゾン水を生成することは
できない。このため、上記オゾン水製造装置を用いて止
水のオゾン水化を図るには、ポンプを用いて止水を水路
に強制的に流すような設備を別途用意しなければなら
ず、その設備が大規模になり、オゾン水製造装置の小型
化は極めて困難であった。
【0008】そこで、本発明の目的は、ポンプや流水路
を別途設けた大規模な設備を不要としながらも、非流動
状態の水を容易にオゾン水化することができるオゾン水
製造装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るオゾン水製造装置(以下、第1発明と
言う)は、容器、槽、池等の貯水槽に非流動状態で収容
されている水を電気分解してオゾンを生成し、生成した
オゾンを水に溶解させてオゾン水化するようにしたオゾ
ン水製造装置であって、貯水槽内の水に浸漬され、水を
電気分解してオゾンを生成するオゾン生成手段と、貯水
槽内の水に浸漬され、オゾン生成手段に向かって流れる
水流を発生させる水流発生手段とを備えることを特徴と
している。
【0010】本第1発明のオゾン水製造装置では、水流
発生手段とオゾン生成手段とを貯水槽内の水に浸漬させ
るだけで、貯水槽内の非流動状態の水に流れを発生さ
せ、その水流をオゾン生成手段に向かって供給すること
ができる。これにより、貯水槽内の水を円滑に電気分解
し、確実にオゾン水化することができる。また、オゾン
水化は、貯水槽内の限られた水が水流発生手段で連続的
に攪拌されることによって、より促進されることにな
る。更に、本第1発明のオゾン水製造装置では、電解液
の使用により、マグネシウム(Ma)イオン、カルシウ
ム(Ca)イオン等による悪影響を無くすることができ
るので、軟水は勿論、一般の水道水(硬水)をも良好に
オゾン水化することができる。
【0011】一般に「硬水」はMaイオン及びCaイオ
ンが比較的多量に溶解した水を意味し、「軟水」はMa
イオン及びCaイオンの含有量が硬水に比べて少ない水
を意味するが、本明細書で言う「軟水」とは、軟水機を
使用して、Maイオン及びCaイオン等を3〜5ppm
に減少させた、ボイラー等で使用する水を意味してい
る。
【0012】上記のように、貯水槽内の非流動状態の水
を用いて、高い殺菌性や、脱臭、酸化及び脱色等の大き
な浄化性を有するオゾン水を容易に生成できるので、例
えば、医療用内視鏡、眼鏡、入れ歯、布巾、まな板、手
指等を洗浄対象物とする種々の用途に使用できるオゾン
水製造装置を得ることができる。例えば、貯水槽を、1
〜2リットル程度の水を収容可能なポットとして形成す
れば、オゾン生成手段及び水流発生手段とポットとを一
体化させることにより、携帯性に優れ、場所を選ばずに
簡便に使用できるオゾン水製造装置を得ることができ
る。
【0013】一般に、原水として例えば40℃程度の温
水を使用する場合には、冷水を使用する場合に比べてオ
ゾン生成効率が低下する。しかし、本第1発明のオゾン
水製造装置では、水流発生手段により貯水槽内の温水を
攪拌し、オゾン生成手段に温水流を強制的に供給しつつ
濃縮できるので、高濃度のオゾン温水を容易に製造する
ことができる。また、貯水槽が1〜2リットル程度のサ
イズであれば、製造したオゾン水を貯水槽に満たした状
態で容易に運搬できるので、オゾン水を一旦製造した
後、他の場所に運び、貯水槽から容器に汲み出して手を
洗うような用途に使用することができる。貯水槽とし
て、電源を供給し、内部に収容した水を昇温させる所謂
温水ポットを使用すれば、オゾン温水を手軽に生成する
とともに、生成後のオゾン水の温度を保持することがで
きる。
【0014】本発明の好適な実施態様では、オゾン生成
手段は、側壁の少なくとも一部に設けられた開口部を覆
う固形電解質膜を備え、電解液を内部に収容し、かつ貯
水槽内の水に浸漬されて、固形電解質膜を介して電解液
と貯水槽内の水とを存在させる電解液収容部と、固形電
解質膜の水側の膜面に近接して設けられ、オゾンを発生
させる透水性の陽電極板と、固形電解質膜の電解液側の
膜面に近接して設けられた透電解液性の陰電極板とを備
え、陽電極板と陰電極板との間に直流電流を供給するよ
うにすることができる。これにより、オゾン生成手段に
供給される流水を、透水性の陽電極板を通過させて固形
電解質膜に良好に接触させ、オゾンを円滑に生成するこ
とができる。
【0015】本発明の更に好適な実施態様では、固形電
解質膜と、固形電解質膜の水流発生手段側の膜面に近接
して設けられ、オゾンを発生させる透水性の陽電極板
と、固形電解質膜の水流発生手段と反対側の膜面に近接
して設けられた透水性の陰電極板とからなる電極板を備
え、貯水槽に非流動状態で収容されている軟水に浸漬
し、陽電極板と陰電極板との間に直流電流を供給し、軟
水を電気分解してオゾンを生成し、生成したオゾンを軟
水に溶解させてオゾン水化するように構成する。この場
合、Maイオン、Caイオン等、固形電解質膜に悪影響
を与える物質の含有率が低い軟水を用いてオゾン水を生
成するので、電解液を不要とし、電解液の収容設備を省
いた簡略な構成によってオゾン水製造装置を実現するこ
とができる。尚、軟水は、水中のMaイオン、Caイオ
ン等を軟水機等で除去することにより、容易に得ること
ができる。
【0016】また、電解液収容部は、底部に開口部を有
し、かつ重力方向に沿って直立する略円筒状容器として
形成され、電解液中で発生する気泡を上昇させて電解液
に流れを生じさせるようにすることができる。これによ
り、オゾン生成時に電解液中で発生する水素ガスを、電
解液収容部の外部に速やかに放出することができる。
【0017】本発明の好適な実施態様では、水流発生手
段は、陽電極板に近接して配置され、水を攪拌して発生
させた水流を陽電極板に供給する攪拌羽根と、攪拌羽根
を一方向に回転させる電気モータとを備えている。これ
により、電気モータの作動で攪拌羽根を一方向に回転さ
せて発生させた水流を、陽電極板に効率良く供給するこ
とができる。
【0018】本発明の更に好適な実施態様では、水流発
生手段は、貯水槽内の水に浸漬され、水流を陽電極板に
向かって供給するようにした水中ポンプを備えている。
水流発生手段として水中ポンプを用いると、電気モータ
と攪拌羽根とを備えた水流発生手段を用いる場合に比
べ、オゾン水製造装置をよりコンパクトにすることが可
能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態例を挙げ、添付
図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細
に説明する。尚、以下の実施形態例で示すオゾン水製造
装置は、本発明の理解を容易にするための一つの例示で
あって、本発明はこの例示に限定されるものではない。
【0020】オゾン水製造装置の第1実施形態例 本実施形態例は、本発明に係るオゾン水製造装置の実施
形態の一例であって、図1は本実施形態例のオゾン水製
造装置の構成を示す縦断面図、図2は図1のオゾン生成
部をII−II線方向に見た状態で示す底面図である。
【0021】オゾン水製造装置10は、上部に開口部1
2aを有し、開口部12aが蓋体14で閉塞された反応
容器(貯水槽)12と、上部が蓋体14に取り付けら
れ、下部側が反応容器12内に挿入されたオゾン生成器
(オゾン生成手段)16と、蓋体14上に載置された電
気モータ20とを備えている。電気モータ20は、後述
の攪拌羽根32とから、本発明の水流発生手段を構成し
ている。反応容器12には、1〜2リットル程度の水
(原料水)22が収容されている。また、蓋体14は反
応容器12を完全には密閉するものではなく、図示しな
い貫通孔を有することにより、水22中で発生する酸素
ガス(O2)を外気に発散させるように構成されてい
る。
【0022】オゾン生成器16は、側壁の底部側に設け
られた収容凹部(開口部)48を覆う固形電解質膜58
を備え、電解液30を内部に収容し、かつ反応容器12
内の水22に浸漬されて、固形電解質膜58を介して電
解液30と反応容器12内の水22とを存在させる電解
液収容部24を備えている。オゾン生成器16は、固形
電解質膜58の水22側の膜面に近接して設けられ、オ
ゾンを発生させる陽極給電板66と、固形電解質膜58
の電解液30側の膜面に近接して設けられた陰極給電板
52とを備えている。陽極給電板66及び陰極給電板5
2は、それぞれ、チタン(Ti)製のメッシュ状に形成
されることによって、透水性及び透電解液性を付与され
ている。
【0023】更に、電解液収容部24は、上部に開口部
24aを有し、かつ重力方向に沿って直立する略円筒状
容器として形成され、電解液30中で発生する水素ガス
の気泡を上昇させて電解液30に流れを生じさせる構成
を有する。開口部24aは、貫通孔26aが形成された
蓋体26によって閉塞されており、電解液30中で発生
する水素ガスを貫通孔26aから外部に放出する。電解
液収容部24は、内面が絶縁性とともに耐電解液性を有
するように、また、外面が絶縁性とともに耐オゾン性を
有するように、ポリテトラフルオロエチレン(テフロン
(登録商標))や塩化ビニール等から構成されている。
【0024】電気モータ20は、蓋体14を貫通し、略
円筒状の電解液収容部24に沿って延びる回転軸18
と、回転軸18の先端に固定された攪拌羽根32とを備
えている。回転軸18は、電解液収容部24から側方に
突出するように設けられたブラケット34の貫通孔34
aに回転自在に挿通され、オゾン生成器16との間の距
離を一定に保持するように支持されている。
【0025】攪拌羽根32は、図2に示すように、回転
軸18を中心として相互に反対方向に突出する一対の羽
根部32a、32aを備えている。攪拌羽根32は、図
2の矢印A方向に回転しつつ、オゾン生成器16の陽極
給電板66及びその近傍に、反応容器12内の水22を
供給する。
【0026】図1に示すように、電気モータ20には、
ACプラグ36からリード線38a、38bを介して交
番電流(交流電源)が供給される。また、リード線38
a、38bの間には、交流電源を直流に変換しつつ供給
するDC電源40が接続され、DC電源40から、オゾ
ン生成器16の陽極給電板66と陰極給電板52との間
に直流電流(直流電源)が供給される。DC電源40に
接続されたリード線44aと44bとの間には、オゾン
生成器16の作動状態を示すための動作表示LED46
が接続されている。
【0027】リード線38bのACプラグ36とDC電
源40との間には、オゾン水製造装置10を作動/停止
させるゼンマイ式のタイマスイッチ42が接続されてい
る。タイマスイッチ42は、例えば30分タイマによっ
て構成されている。反応容器12内に1.4リットル程
度の原水22を収容するのであれば、タイマスイッチ4
2を10分以下の時間に設定することにより、高濃度の
オゾン水を生成することが可能である。
【0028】次に、本実施形態例のオゾン生成器16の
オゾン生成構造を詳細に説明する。図3は本実施形態例
のオゾン水製造装置を展開した状態で示す斜視図、図4
は図2の収容凹部及びその近傍を拡大して示す縦断面図
である。図3及び図4に示すように、オゾン生成器16
の底部には、電解液収容部24に連通する四角形状の収
容凹部48が形成されている。収容凹部48は、外面が
平坦面状に形成され、第1段部50aと、第2段部50
bと、第3段部50cとを備えている。収容凹部48の
2つの長辺に沿って、それぞれ3個ずつ、計6個のネジ
孔51が形成されている。各ネジ孔51の内面には、先
端部外周に雄ネジが形成された固定ネジ74を螺合させ
る雌ネジが形成されている。
【0029】第1段部50aには、陰極給電板52と、
チタン材からなるメッシュ状の陰電極54とが順次嵌合
され、第2段部50bには、陰電極54のほぼ全域を露
出させた状態でその周囲を押えつけるパッキング56が
嵌め込まれる。陰極給電板52は、耐電解液性を有する
チタン材からなり、肉厚を有するラス網を上下方向から
潰した四角形状の板材として形成されており、その中央
部分には、下方に突出する導電シャフト53の基端が溶
着されている。このような陰極給電板52は、陽極給電
板66側から各電極部材を介して作用する押圧力を受け
支えるとともに、陰極側への給電機能を有する。陰電極
54と陰極給電板52とから、透電解液性の陰電極板が
構成されている。パッキング56は、耐電解液性を有す
るようにシリコーンゴムからなり、陽極(アノード)側
の水22と、陰極(カソード)側の電解液30とを分離
させる。
【0030】第3段部50cには、薄板状の固形電解質
膜58が、その四隅のネジ孔60を第3段部50cの四
隅のネジ孔51に合致させた状態で重ね合わされる。こ
のようにして固形電解質膜58がパッキング56上に重
ね合わされるので、電解液30側の陰極給電板52と、
水22側の陽極給電板66とが液密状に分離される。
尚、本実施形態例の固形電解質膜58は、例えば400
μm±10μmの厚みを有するフッ素系陽イオン交換膜
で形成されるもので、電気分解時のイオン交換を円滑に
行わせる。
【0031】固形電解質膜58上には、固形電解質膜5
8より面積が小さい四角形状の陽電極62及び陽極給電
板64が順次重ね合わされ、陽極給電板64上には陽極
給電板66が重ね合わされる。陽電極62及び陽極給電
板64は、それぞれ、水22が容易に出入りできるよう
なメッシュ状の平板として形成されている。
【0032】陽電極62は、オゾン発生触媒機能を有す
る白金(Pt)等からなるもので、固形電解質膜58に
良好な状態で接触できるように薄く、かつ平坦状に形成
されている。陽極給電板64は、Ti材からなるもの
で、陽極給電板66に良好な状態で接触できるように薄
く、かつ平坦状に形成されている。陽電極62、陽極給
電板64及び陽極給電板66から、オゾンを発生させる
透水性の陽電極板が構成されている。
【0033】陽極給電板66は、陰極給電板52と同
様、肉厚を有するチタン材からなる四角形状のメッシュ
状板材として形成され、外周縁部には、第3段部50c
の四隅の各ネジ孔51に合致するように形成された6個
のネジ孔68を有している。このような陽極給電板66
は、固定ネジ74の締め付け力により、他の電極部材を
介して陰極給電板52側へ加圧するとともに、陽極側に
給電する機能を有する。
【0034】陽極給電板66の各ネジ孔68を第3段部
50cの各ネジ孔51に合致させた状態で、各ネジ孔6
8から固定ネジ74が螺合される。この際、ネジ孔68
の内の一箇所には、リード線44bの先端の固定部72
が固定ネジ74を介して固定され、陰極給電板52の裏
面に突出する導電シャフト53にはリード線44aの先
端が接続される。図4に示すように、陽極給電板66と
固形電解質膜58との間には、メッシュ状陽極給電板6
4及びメッシュ状陽電極52が挿入される分だけ、僅か
な隙間76が存在する。
【0035】本実施形態例のオゾン水製造装置10は、
運転に際して、タイマスイッチ42が所望の時間にセッ
トされると、DC電源40からリード線44a、44b
を介して陽極給電板66及び陰極給電板52に直流電流
が供給される。この際、動作表示LED46が点灯し
て、使用者にオゾン生成器16の作動開始を認識させ
る。また、電気モータ20に交番電流が供給されること
により、攪拌羽根32が一方向に回転して水22を攪拌
する。この攪拌により、反応容器12に収容された水2
2が流水として陽極給電板66に供給され、メッシュ状
の陽電極62及び陽極給電板64を通して固形電解質膜
58に供給される。
【0036】この状態で、DC電源40から陰極給電板
52と陽極給電板66との間に直流電流が供給されるの
で、オゾン生成器16の陽極側では、陽極給電板66、
陽極給電板64及び陽電極62を通して固形電解質膜5
8に水22が供給されて、陽イオン、即ち水素イオン
が、水の分子から引き離されて陰電極側に移動する。陰
極側では、陰極給電板52及び陰電極54を通して固形
電解質膜58に電解液30が供給される結果、陽電極側
で酸素が発生し、陰電極側では水素が発生する。つま
り、オゾン発生電極面である固形電解質膜58を挟んだ
状態で、陰極給電板52と陽極給電板66との間で水2
2の電気分解が起こり、陽極側では酸素ガス(O2)が
発生し、電流が一定値を超えたときにO2からオゾン
(O3)ガスが得られ、また、陰極側では水素ガス(H2)
が発生する。
【0037】運転時、陽極給電板66側では、電気モー
タ20の作動で回転する攪拌羽根32が水22を撹拌し
て渦流とするので、水22中にオゾンガスを素早く有効
に溶解させ、高濃度のオゾン水が比較的短時間で生成さ
れる。陰極給電板52側では、電解液収容部24が重力
方向に沿って直立する略円筒状容器として形成されるの
で、電解液30中で発生する水素ガスの気泡が電解液収
容部24に沿って上昇し、電解液30に流れを生じさせ
つつ、蓋体26の貫通孔26aから外部に放出される。
【0038】本実施形態例のオゾン水製造装置10を使
用する際、例えば、反応容器12内の水22に洗浄対象
物を浸漬させた状態でオゾンを発生させてオゾン水化さ
せれば、浸漬させたままの状態で洗浄対象物を洗浄する
ことができる。また、オゾン水を製造した後に、反応容
器12内のオゾン水に洗浄対象物を浸漬させて洗浄する
こと、或いは、反応容器12内で予め製造したオゾン水
を別の容器に移してから洗浄対象物を洗浄することがで
きる。更に、本オゾン水製造装置10を中型、大型のオ
ゾン水製造装置に発展させることにより、スクラバー、
空気殺菌機、或いは、洗卵機などに適用することも可能
になる。
【0039】本実施形態例では、反応容器12内の非流
動状態の水22を用いて、高い殺菌性や、脱臭、酸化及
び脱色等の大きな浄化性を有するオゾン水を容易に生成
できる。これにより、医療用内視鏡、眼鏡、入れ歯、布
巾、まな板、手指等を洗浄対象物とする種々の用途に便
利に使用することができる。また、反応容器12を小型
のポットとして構成し、オゾン生成器16と、電気モー
タ20を含む水流発生手段と、反応容器12とを一体化
させることにより、小型、軽量で携帯性に優れ、コンパ
クトで低価格なオゾン水製造装置10を得ることができ
る。
【0040】オゾン水製造装置の第2実施形態例 本実施形態例は、本発明に係るオゾン水製造装置の実施
形態の別の例であって、図5は本実施形態例のオゾン水
製造装置の構成を示す縦断面図である。本実施形態例
は、水流発生手段として、第1実施形態例で用いた電気
モータ20及び攪拌羽根32に代えて水中ポンプ35を
用いた点で異なっている。本実施形態例では、水流発生
手段として、コンパクトな水中ポンプ35を水22内に
浸漬させて用いるので、電気モータ20及び攪拌羽根3
2を備えた第1実施形態例の水流発生手段に比べて、装
置構成がよりコンパクトになる。
【0041】オゾン水製造装置の第3実施形態例 本実施形態例は、本発明に係るオゾン水製造装置の実施
形態の更に別の例であって、図6は本実施形態例のオゾ
ン水製造装置の構成を示す縦断面図である。図6で、図
1乃至図3と共通の要素には同じ符号を付している。本
実施形態例は、軟水のオゾン水化に使用され、電解液が
不要で電解液収容部24を有さず、上部が蓋体14に固
定されて反応容器12内に垂下する支持部材69と、支
持部材69の下部に設けられ、固形電解質膜58と陽電
極板と陰電極板とからなる電極板とを備えたオゾン生成
手段を用いる点で、第1及び第2実施形態例と異なる。
【0042】すなわち、本実施形態例のオゾン生成手段
では、支持部材69の下部に形成された収容凹部48が
固形電解質膜58で覆われ、固形電解質膜58の攪拌羽
根32側の膜面に近接するように、オゾンを発生させる
透水性の陽電極板が設けられている。更に、固形電解質
膜58の攪拌羽根32と反対側の膜面に近接するよう
に、透水性の陰電極板が設けられている。
【0043】従って、本実施形態例のオゾン水製造装置
では、反応容器12内に軟水を収容した状態で、陰極給
電板52と陽極給電板66との間に直流電流を供給しつ
つ攪拌羽根32を回転させることにより、非流動状態の
軟水に流れを発生させ、その水流を陽電極板に絶えず供
給することができる。これにより、反応容器12内の軟
水を電気分解し、生成したオゾンを軟水に溶解させてオ
ゾン水化することができる。本実施形態例では、固形電
解質膜58に悪影響を与える物質の含有率が低い軟水を
用いるので、電解液を不要とし、電解液収容部24等を
省いた簡略な構成によってオゾン水製造装置を実現する
ことができる。
【0044】オゾン水製造装置の実施例 本実施例では、図1に示すオゾン水製造装置10を使用
した。タイマスイッチ42により、複数の異なるオゾン
生成時間を用意し、これらの時間を選択することによっ
てオゾン濃度を調整し、水量、水温、水質、時間等の違
いに従って濃度が変化するようにした。本実施例では、
反応容器12内の水量を1.4リットル、水温を20
℃、オゾン生成時間を5分間として運転した。この際、
比較的狭い空間である反応容器12内で水22を攪拌す
るので、発生したオゾンを水22に速やかに混合させる
ことができ、その結果、反応容器12内のいずれの位置
で測定しても殆ど同じオゾン濃度(3.5ppm)が得
られた。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のオゾン水
製造装置によれば、貯水槽内の水に浸漬され、水を電気
分解してオゾンを生成するオゾン生成手段と、貯水槽内
の水に浸漬され、オゾン生成手段に向かって流れる水流
を発生させる水流発生手段とを備えることにより、ポン
プや流水路を別途設けた大規模な設備を不要としながら
も、非流動状態の水を容易にオゾン水化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態例のオゾン水製造装
置の構成を示す縦断面図である。
【図2】図1のオゾン生成部をII−II線方向に見た状態
で示す底面図である。
【図3】第1実施形態例のオゾン水製造装置の構成を展
開した状態で示す斜視図である。
【図4】図1のオゾン生成器の固形電解質膜及びその周
辺部を拡大して示す縦断面図である。
【図5】本発明に係る第2実施形態例のオゾン水製造装
置の構成を示す縦断面図である。
【図6】本発明に係る第3実施形態例のオゾン水製造装
置の構成を示す縦断面図である。
【図7】従来のオゾン水製造装置を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10 オゾン水製造装置 12 反応容器(貯水槽) 12a 開口部 14、26 蓋体 16 オゾン生成器(オゾン生成手段) 18 回転軸 20 電気モータ 22 水 24 電解液収容部 26a、34a 貫通孔 30 電解液 30 ACプラグ 32 攪拌羽根 32a、32a 羽根部 34 ブラケット 35 水中ポンプ 38a、38b、44a、44b リード線 40 DC電源 42 タイマスイッチ 46 動作表示LED 48 収容凹部 50a 第1段部 50b 第2段部 50c 第3段部 51、60 ネジ孔 52 陰極給電板 53 導電シャフト 54 陰電極 56 パッキング 58 固形電解質膜 62 陽電極 64 陽極給電板 66 陽極給電板 68 ネジ孔 69 支持部材 74 固定ネジ 72 固定部 76 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C25B 15/08 302 C25B 1/00 F Fターム(参考) 4D050 AA01 AB06 BB02 BD06 CA10 CA20 4G035 AA01 AE13 AE17 4G042 CA04 CE01 4G078 AA30 AB20 BA01 CA01 CA05 CA12 CA23 DA00 4K021 AA09 AB15 BA02 BC01 CA08 CA10 DB01 DB12 DB53

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器、槽、池等の貯水槽に非流動状態で
    収容されている水を電気分解してオゾンを生成し、生成
    したオゾンを水に溶解させてオゾン水化するようにした
    オゾン水製造装置であって、 貯水槽内の水に浸漬され、水を電気分解してオゾンを生
    成するオゾン生成手段と、 貯水槽内の水に浸漬され、オゾン生成手段に向かって流
    れる水流を発生させる水流発生手段とを備えることを特
    徴とするオゾン水製造装置。
  2. 【請求項2】 オゾン生成手段は、 側壁の少なくとも一部に設けられた開口部を覆う固形電
    解質膜を備え、電解液を内部に収容し、かつ貯水槽内の
    水に浸漬されて、固形電解質膜を介して電解液と貯水槽
    内の水とを存在させる電解液収容部と、 固形電解質膜の水側の膜面に近接して設けられ、オゾン
    を発生させる透水性の陽電極板と、 固形電解質膜の電解液側の膜面に近接して設けられた透
    電解液性の陰電極板とを備え、 陽電極板と陰電極板との間に直流電流を供給するように
    したことを特徴とする請求項1に記載のオゾン水製造装
    置。
  3. 【請求項3】 固形電解質膜と、 固形電解質膜の水流発生手段側の膜面に近接して設けら
    れ、オゾンを発生させる透水性の陽電極板と、 固形電解質膜の水流発生手段と反対側の膜面に近接して
    設けられた透水性の陰電極板とからなる電極板を備え、 貯水槽に非流動状態で収容されている軟水に浸漬し、陽
    電極板と陰電極板との間に直流電流を供給し、軟水を電
    気分解してオゾンを生成し、生成したオゾンを軟水に溶
    解させてオゾン水化するようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載のオゾン水製造装置。
  4. 【請求項4】 電解液収容部は、底部に開口部を有し、
    かつ重力方向に沿って直立する略円筒状容器として形成
    され、電解液中で発生する気泡を上昇させて電解液に流
    れを生じさせるようにしたことを特徴とする請求項2に
    記載のオゾン水製造装置。
  5. 【請求項5】 水流発生手段は、 陽電極板に近接して配置され、水を攪拌して発生させた
    水流を陽電極板に供給する攪拌羽根と、 攪拌羽根を一方向に回転させる電気モータとを備えるこ
    とを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか1項に
    記載のオゾン水製造装置。
  6. 【請求項6】 水流発生手段は、 貯水槽内の水に浸漬され、水流を陽電極板に向かって供
    給するようにした水中ポンプを備えることを特徴とする
    請求項1から4のうちのいずれか1項に記載のオゾン水
    製造装置。
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