JP2003088059A - 電動機ロータの製造方法 - Google Patents

電動機ロータの製造方法

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JP2003088059A
JP2003088059A JP2001270127A JP2001270127A JP2003088059A JP 2003088059 A JP2003088059 A JP 2003088059A JP 2001270127 A JP2001270127 A JP 2001270127A JP 2001270127 A JP2001270127 A JP 2001270127A JP 2003088059 A JP2003088059 A JP 2003088059A
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JP
Japan
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rotor
magnet
manufacturing
resin
electric motor
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JP2001270127A
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Masahiko Morizaki
昌彦 森崎
Mototeru Kondo
元輝 近藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種家電製品の駆動源として使用される電動
機のロータにおいて、生産性および精度を向上し、信頼
性の高い電動機のロータを提供する。 【解決手段】 各部品を一体成形する際にマグネットを
金型で半径方向、回転方向の位置決めをすることにより
生産性を向上することができる。さらに、偏肉仕様のマ
グネットを使用し、ロータの外径は真円のままで機械的
ギャップを均一に保つことにより、回転体であるロータ
の信頼性も十分に確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は各種家電製品の駆動
源として使用される電動機の回転子の製造方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】図４は従来の電動機のロータ構成の１例
である。１はステータヨーク、２はロータヨーク、３は
マグネット、４はロータヨークと出力軸の絶縁を目的と
した絶縁物、５は出力伝達部、７はロータの位置検出を
目的としたセンサ、９はマグネットを固定するパイプで
ある。
【０００３】従来の構成においては、マグネットをロー
タヨークに接着し、さらに場合によってはマグネットの
保護と飛散防止のため後工程でパイプを焼きばめすると
いった製造方法を取らなければならない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成におい
ては、マグネットをロータヨークに接着し、さらに場合
によってはマグネットの保護と飛散防止のため後工程で
パイプを焼きばめするといった製造方法を取らなければ
ならないため、非常に工数がかかる。
【０００５】本発明における請求項１および２はロータ
を一体成形する際に接着等の工数をかけずに金型内で半
径方向、回転方向の位置決めを正確に行うことを目的と
する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、一体成形を行うための樹脂成形金型に前記
円弧形状マグネットの中央肉厚部に対して、僅かな隙間
が形成されるように外径方向から突起を設けるととも
に、周方向で接触する突起を設けることによりマグネッ
ト回転方向位置決めをすることによりマグネット径およ
び周方向位置決めし、かつロータ外周の全てが樹脂で覆
われるように一体成形することを特徴とする電動機ロー
タの製造方法としたものである。
【０００７】これらにより生産性が良く、信頼性の高い
電動機のロータを提供することができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図１、図２、図３を用いて説明する。
【０００９】（実施の形態）図１は本発明のロータの横
断面図であり、図２は本発明のロータの縦断面図、図３
はマグネットの回転方向位置決めの状態を示している。
１はステータヨーク、２はロータヨーク、３は偏肉仕様
のマグネット、４は絶縁物、５は出力伝達部（出力軸相
当）、６はマグネットの位置決め溝、７はロータの位置
検出センサである。図１および図２に示す部品の配置に
より、４の絶縁物によって一体成形される構成となって
いる。
【００１０】この際、一体成形時にマグネットの半径方
向へのずれを防止するため、金型にマグネットの肉厚部
を位置決めする突起６ａを設け、同時に回転方向へのず
れを防止するため、金型にマグネット間に挿入される突
起６ｂを設けておく。
【００１１】さらに３のような偏肉マグネットを使用す
ることにより、ロータ外形部と磁石間の樹脂の肉厚を不
均一にすること、すなわちロータ外形は真円のままを保
つ構成とすることにより、マグネットの薄肉部に樹脂が
充填され、本ロータのような回転体においても使用上問
題ない強度を確保することができる。
【００１２】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、各部品を
一体成形する際に金型で位置決めをすることにより生産
性を向上することができ、ロータ外周が樹脂で覆われる
ように一体成形するため、ロータの外径は略真円で機械
的ギャップを均一に保つことにより、電動機製造時のエ
アギャップの管理がし易く、組み立てやすい電動機の製
造方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明における電動機のロータの横断面図
【図２】本発明における電動機のロータの縦断面図
【図３】本発明におけるマグネットの位置決めの状態図
【図４】（ａ）従来の電動機のロータの横断面図 （ｂ）従来の電動機のロータの縦断面図
【符号の説明】
１ ステータヨーク ２ ロータヨーク ３ マグネット ４ 絶縁物 ５ 出力伝達部 ６ マグネット位置決め溝 ７ 位置検出センサ ８ マグネット固定パイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 出力伝達部と略円筒形状のロータヨーク
    と前記ロータヨークの外周面に沿って並べて配置された
    中央部が端部に対して肉厚の偏肉形状である複数の円弧
    形状マグネットとからなり、電気絶縁性を有する合成樹
    脂にて、前記出力伝達部とロータヨークと複数の円弧形
    状マグネットとを、少なくとも周方向において包囲する
    ように一体成形する電動機ロータの製造方法であって、
    一体成形を行うための樹脂成形金型に前記円弧形状マグ
    ネットの中央肉厚部に対して、僅かな隙間が形成される
    ように外径方向から突起を設けることによりマグネット
    径方向位置決めし、かつロータ外周の全てが樹脂で覆わ
    れるように一体成形することを特徴とする電動機ロータ
    の製造方法。
  2. 【請求項２】 請求項１記載の電動機ロータの製造方法
    であって、樹脂成形金型にそれぞれの円弧形状マグネッ
    トに対して周方向で接触する突起を設けることによりマ
    グネット回転方向位置決めをすることを特徴とする電動
    機ロータの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106253517A (zh) * 2015-06-10 2016-12-21 日本电产高科电机株式会社 转子、马达以及转子的制造方法

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JPH08115837A (ja) * 1994-10-19 1996-05-07 Toshiba Corp 樹脂モールド分割形変流器の製造方法
JP2000078787A (ja) * 1998-08-28 2000-03-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機のロータ

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