JP2003087327A - 迷惑電子メール防止システム - Google Patents
迷惑電子メール防止システムInfo
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- JP2003087327A JP2003087327A JP2001277574A JP2001277574A JP2003087327A JP 2003087327 A JP2003087327 A JP 2003087327A JP 2001277574 A JP2001277574 A JP 2001277574A JP 2001277574 A JP2001277574 A JP 2001277574A JP 2003087327 A JP2003087327 A JP 2003087327A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のシステムでは,メールサーバに登録さ
れる送信元のアドレスは,ユーザ個人単位で登録される
ものである。そのため,あるユーザが登録した送信元の
アドレスを他のユーザも登録している可能性がある。そ
のため,メールが届く毎に従来のシステムを採用するメ
ールサーバは,多数のユーザに対して検索を行う必要が
あるので,非常に効率の悪い処理を行うことが強いられ
ることになる。また,ユーザ当たりの登録可能件数も制
限される。 【解決手段】 メールサーバAは,送信元特定手段や配
信停止手段やカウント手段の一例であってメールサーバ
Aにおける各種判断や処理をメモリであるRAM30と
協調して行うCPU10と,蓄積手段や配信停止希望者
登録手段の一例であって上記送信元に関する情報やユー
ザの設定を記憶するHDD20とを具備して概略構成さ
れている。
れる送信元のアドレスは,ユーザ個人単位で登録される
ものである。そのため,あるユーザが登録した送信元の
アドレスを他のユーザも登録している可能性がある。そ
のため,メールが届く毎に従来のシステムを採用するメ
ールサーバは,多数のユーザに対して検索を行う必要が
あるので,非常に効率の悪い処理を行うことが強いられ
ることになる。また,ユーザ当たりの登録可能件数も制
限される。 【解決手段】 メールサーバAは,送信元特定手段や配
信停止手段やカウント手段の一例であってメールサーバ
Aにおける各種判断や処理をメモリであるRAM30と
協調して行うCPU10と,蓄積手段や配信停止希望者
登録手段の一例であって上記送信元に関する情報やユー
ザの設定を記憶するHDD20とを具備して概略構成さ
れている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,通称“スパム”と
呼ばれるような迷惑電子メールのユーザへの配信をメー
ルサーバ上で停止することによって,ユーザ側にスパム
が届けられることを防止する迷惑電子メール防止システ
ムに関するものである。
呼ばれるような迷惑電子メールのユーザへの配信をメー
ルサーバ上で停止することによって,ユーザ側にスパム
が届けられることを防止する迷惑電子メール防止システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年,インターネット等の通信網を利用
した電子メール(以下略記して「メール」と記す)の送
受信において,受信者側の要・不要に関わらず,不特定
多数の人に無差別的,又は一方的に大量のメールが発信
されるような事態が発生し社会問題となっている。この
ようなメールは,受信者側(以下,「ユーザ」と称す
る)に不快感を与えるものであるので「迷惑メール」又
は通称「スパム」と呼ばれている。このような不要な迷
惑メールは,ユーザがプロバイダにアクセスしてメール
の確認を行う際に必要なメールと共にダウンロードされ
るので,該迷惑メールのダウンロード分だけ通信費が無
駄になるばかりでなく,通信トラフィックの増大を引き
起こす可能性もあるので通信秩序の混乱を引き起こしか
ねない。そこで,上述のような迷惑メールに対応する技
術が従来より開発されてきた。例えば,特開2000−
163341号公報には,ユーザが受信する迷惑メール
の送信元のアドレスを,ユーザ自身が加入しているメー
ルサーバに登録することで,上記メールサーバは該ユー
ザに対して上記送信元より届くメールを自動的に処分す
るようなシステムについて記載されている。
した電子メール(以下略記して「メール」と記す)の送
受信において,受信者側の要・不要に関わらず,不特定
多数の人に無差別的,又は一方的に大量のメールが発信
されるような事態が発生し社会問題となっている。この
ようなメールは,受信者側(以下,「ユーザ」と称す
る)に不快感を与えるものであるので「迷惑メール」又
は通称「スパム」と呼ばれている。このような不要な迷
惑メールは,ユーザがプロバイダにアクセスしてメール
の確認を行う際に必要なメールと共にダウンロードされ
るので,該迷惑メールのダウンロード分だけ通信費が無
駄になるばかりでなく,通信トラフィックの増大を引き
起こす可能性もあるので通信秩序の混乱を引き起こしか
ねない。そこで,上述のような迷惑メールに対応する技
術が従来より開発されてきた。例えば,特開2000−
163341号公報には,ユーザが受信する迷惑メール
の送信元のアドレスを,ユーザ自身が加入しているメー
ルサーバに登録することで,上記メールサーバは該ユー
ザに対して上記送信元より届くメールを自動的に処分す
るようなシステムについて記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記シ
ステムにおけるメールサーバに登録される送信元のアド
レスは,ユーザ個人単位で登録されるものである。その
ため,あるユーザが登録した送信元のアドレスを,他の
ユーザも登録している可能性がある。即ち,複数のユー
ザによって同一の送信元のアドレスが重複して登録され
ている場合があり,このような場合においても,上記送
信元よりメールを受信毎に,メールサーバは上記送信元
のアドレスを登録しているユーザを検索してメールの配
信を停止する必要がある。そのため,多数のユーザが所
属しているプロバイダーのメールサーバに上記従来のシ
ステムを採用すると,上記送信元よりメールが届く毎
に,該メールサーバは上記多数のユーザ全員に対して上
記検索を行う必要があるので,非常に効率の悪い処理を
行うことが強いられることになる。更に,上記従来の技
術では,迷惑メールの送信元のアドレスは個人単位で登
録されるものであるので,通常その登録数が限られてい
る。そのため,多くの送信元より迷惑メールを受信する
ようなユーザにとっては,上記登録数が限られると,事
実上迷惑メールに対応する術が無いに等しいといえる。
そこで,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り,その目的とするところは,迷惑メールの送信元を個
人単位で登録するのではなく,ユーザ全員によるアクセ
スが可能で,迷惑メールの送信元のアドレス等を受け付
けて蓄積する手段に,上記送信元のアドレスを蓄積し,
送信元の特定等の処理を施すことで,上記送信元より送
信されるメールの配信停止を望むユーザに対して,上記
送信元より送信されるメールの配信を停止する迷惑電子
メール防止システムを提供することである。
ステムにおけるメールサーバに登録される送信元のアド
レスは,ユーザ個人単位で登録されるものである。その
ため,あるユーザが登録した送信元のアドレスを,他の
ユーザも登録している可能性がある。即ち,複数のユー
ザによって同一の送信元のアドレスが重複して登録され
ている場合があり,このような場合においても,上記送
信元よりメールを受信毎に,メールサーバは上記送信元
のアドレスを登録しているユーザを検索してメールの配
信を停止する必要がある。そのため,多数のユーザが所
属しているプロバイダーのメールサーバに上記従来のシ
ステムを採用すると,上記送信元よりメールが届く毎
に,該メールサーバは上記多数のユーザ全員に対して上
記検索を行う必要があるので,非常に効率の悪い処理を
行うことが強いられることになる。更に,上記従来の技
術では,迷惑メールの送信元のアドレスは個人単位で登
録されるものであるので,通常その登録数が限られてい
る。そのため,多くの送信元より迷惑メールを受信する
ようなユーザにとっては,上記登録数が限られると,事
実上迷惑メールに対応する術が無いに等しいといえる。
そこで,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り,その目的とするところは,迷惑メールの送信元を個
人単位で登録するのではなく,ユーザ全員によるアクセ
スが可能で,迷惑メールの送信元のアドレス等を受け付
けて蓄積する手段に,上記送信元のアドレスを蓄積し,
送信元の特定等の処理を施すことで,上記送信元より送
信されるメールの配信停止を望むユーザに対して,上記
送信元より送信されるメールの配信を停止する迷惑電子
メール防止システムを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,電子メールの送受信を行うメールサーバを
具備する迷惑電子メール防止システムにおいて,迷惑電
子メールの送信元に関する情報を取得して蓄積する蓄積
手段と,上記蓄積手段に蓄積される上記迷惑電子メール
の送信元に関する情報に基いて,該迷惑電子メールの送
信元を特定する送信元特定手段と,上記送信元特定手段
で特定された送信元より送信される電子メールの配信を
停止する配信停止手段とを具備することを特徴とする迷
惑電子メール防止システムとして構成されている。本発
明がこのように構成されることによって,一人のユーザ
が配信された迷惑メールの送信元に関する情報を上記蓄
積手段に送信することによって,1つの登録データに基
いて同じ送信元より送信される迷惑メールを他のユーザ
に配信することを防ぐことが可能になり,効率的に迷惑
メールの配信停止を実施することが可能となる。本発明
において,前記配信停止手段は,迷惑電子メールの配信
停止を希望する希望者を登録する配信停止希望者登録手
段を具備し,該配信停止希望者登録手段に登録された希
望者に対してのみ,前記送信元特定手段で特定された送
信元より送信される電子メールの配信を停止することが
望ましい。このように構成されることによって,メール
サーバは,迷惑メールを含む自分宛てに届くメールは全
ての配信を希望するユーザと,迷惑メールの配信停止を
希望するユーザ等のユーザ各々のニーズに応じた処理を
行うことが可能となる。更に,前記配信停止希望者登録
手段は,前記迷惑電子メールの送信元に関する情報を前
記メールサーバに送信したユーザを自動的に登録するよ
うに構成されても良い。このように構成することで,迷
惑メールの送信元に関する情報をメールサーバに送信し
たユーザは,迷惑メールの配信停止を希望するユーザと
言えるので,上述のように送信を行うことで自動的に前
記配信停止希望者登録手段に登録がなされることでユー
ザ側の登録作業の手間が省かれる。
に本発明は,電子メールの送受信を行うメールサーバを
具備する迷惑電子メール防止システムにおいて,迷惑電
子メールの送信元に関する情報を取得して蓄積する蓄積
手段と,上記蓄積手段に蓄積される上記迷惑電子メール
の送信元に関する情報に基いて,該迷惑電子メールの送
信元を特定する送信元特定手段と,上記送信元特定手段
で特定された送信元より送信される電子メールの配信を
停止する配信停止手段とを具備することを特徴とする迷
惑電子メール防止システムとして構成されている。本発
明がこのように構成されることによって,一人のユーザ
が配信された迷惑メールの送信元に関する情報を上記蓄
積手段に送信することによって,1つの登録データに基
いて同じ送信元より送信される迷惑メールを他のユーザ
に配信することを防ぐことが可能になり,効率的に迷惑
メールの配信停止を実施することが可能となる。本発明
において,前記配信停止手段は,迷惑電子メールの配信
停止を希望する希望者を登録する配信停止希望者登録手
段を具備し,該配信停止希望者登録手段に登録された希
望者に対してのみ,前記送信元特定手段で特定された送
信元より送信される電子メールの配信を停止することが
望ましい。このように構成されることによって,メール
サーバは,迷惑メールを含む自分宛てに届くメールは全
ての配信を希望するユーザと,迷惑メールの配信停止を
希望するユーザ等のユーザ各々のニーズに応じた処理を
行うことが可能となる。更に,前記配信停止希望者登録
手段は,前記迷惑電子メールの送信元に関する情報を前
記メールサーバに送信したユーザを自動的に登録するよ
うに構成されても良い。このように構成することで,迷
惑メールの送信元に関する情報をメールサーバに送信し
たユーザは,迷惑メールの配信停止を希望するユーザと
言えるので,上述のように送信を行うことで自動的に前
記配信停止希望者登録手段に登録がなされることでユー
ザ側の登録作業の手間が省かれる。
【0005】また,前記送信元特定手段は,前記蓄積手
段に蓄積される迷惑電子メールの送信元に関する情報を
該送信元毎にカウントするカウント手段を具備し,前記
配信停止手段は,上記カウント手段によるカウント数が
所定の値になった送信元より送信される電子メールの配
信を停止するように構成しても良い。このように構成す
ることで,前記蓄積手段に蓄積される送信元より送信さ
れるメールが迷惑メールかどうか様子を見ることが可能
となり,悪戯目的で上記蓄積手段に送信元に関する情報
が送信されても該送信元のメールを即配信停止すること
を防止することが可能となる。また,このように送信元
毎にカウントすることで各送信元の悪質度合いを知るこ
とが可能となる。更に,前記メールサーバにおいて,前
記所定の値は多段階に設定可能であって,該多段階に設
定される所定の値の中から所望の値がユーザによって選
択された場合に,前記配信停止手段は,該選択された所
望の値に到達した送信元の電子メールを該所望の値を選
択したユーザへ配信することを停止することで,ユーザ
は,少しでも迷惑メールの送信元と疑われる送信元から
のメールの配信停止を希望したり,或いはある一定以上
のユーザより迷惑メールの送信元と断定された送信元の
メールの配信停止を希望することが可能となるので,ユ
ーザ各々のニーズにきめ細かく対応することが可能とな
る。
段に蓄積される迷惑電子メールの送信元に関する情報を
該送信元毎にカウントするカウント手段を具備し,前記
配信停止手段は,上記カウント手段によるカウント数が
所定の値になった送信元より送信される電子メールの配
信を停止するように構成しても良い。このように構成す
ることで,前記蓄積手段に蓄積される送信元より送信さ
れるメールが迷惑メールかどうか様子を見ることが可能
となり,悪戯目的で上記蓄積手段に送信元に関する情報
が送信されても該送信元のメールを即配信停止すること
を防止することが可能となる。また,このように送信元
毎にカウントすることで各送信元の悪質度合いを知るこ
とが可能となる。更に,前記メールサーバにおいて,前
記所定の値は多段階に設定可能であって,該多段階に設
定される所定の値の中から所望の値がユーザによって選
択された場合に,前記配信停止手段は,該選択された所
望の値に到達した送信元の電子メールを該所望の値を選
択したユーザへ配信することを停止することで,ユーザ
は,少しでも迷惑メールの送信元と疑われる送信元から
のメールの配信停止を希望したり,或いはある一定以上
のユーザより迷惑メールの送信元と断定された送信元の
メールの配信停止を希望することが可能となるので,ユ
ーザ各々のニーズにきめ細かく対応することが可能とな
る。
【0006】また,前記蓄積手段は,予め設定された送
信元に関する情報を取得しても,該情報を蓄積しないよ
うにすること望ましい。即ち,この場合上記予め設定さ
れる送信元に,前記メールサーバを管理するプロバイダ
ーの協賛企業や,公に認められた企業や団体が設定され
ることで,メールサーバに上記企業や団体を送信元とす
る情報が送信されても,前記蓄積手段への上記情報の蓄
積を防止することで,上記企業や団体を送信元とするメ
ールのユーザへの配信停止を防ぐことが可能となり,協
賛企業や公に認められた企業等の広報活動を円滑に行う
ことが可能となる。また,前記蓄積手段は,ユーザ側よ
り前記迷惑電子メールが転送されることによって,前記
迷惑電子メールの送信元に関する情報を取得できるよう
に構成されることが望ましく,このように構成されるこ
とによって,ユーザは迷惑メールを転送するだけで手軽
に,前記迷惑電子メールの送信元に関する情報を送信す
ることが可能となる。更に,前記迷惑電子メールの送信
元に関する情報は,前記迷惑電子メールの送信元のアド
レス又はサーバのIPアドレスを含むものであることが
望ましい。この場合,メールの送信元を特定する際に一
番良い手掛かりとなる送信元のアドレスやサーバのIP
アドレスが,前記蓄積手段に蓄積されることで,前記送
信元特定手段は効率良く迷惑メールの送信元を特定する
ことが可能となる。また,迷惑メール自体が前記蓄積手
段に蓄積されることによって,メールが具備するヘッダ
ーを解析することで迷惑メールの送信元のアドレスやサ
ーバのIPアドレスを容易に特定できる。
信元に関する情報を取得しても,該情報を蓄積しないよ
うにすること望ましい。即ち,この場合上記予め設定さ
れる送信元に,前記メールサーバを管理するプロバイダ
ーの協賛企業や,公に認められた企業や団体が設定され
ることで,メールサーバに上記企業や団体を送信元とす
る情報が送信されても,前記蓄積手段への上記情報の蓄
積を防止することで,上記企業や団体を送信元とするメ
ールのユーザへの配信停止を防ぐことが可能となり,協
賛企業や公に認められた企業等の広報活動を円滑に行う
ことが可能となる。また,前記蓄積手段は,ユーザ側よ
り前記迷惑電子メールが転送されることによって,前記
迷惑電子メールの送信元に関する情報を取得できるよう
に構成されることが望ましく,このように構成されるこ
とによって,ユーザは迷惑メールを転送するだけで手軽
に,前記迷惑電子メールの送信元に関する情報を送信す
ることが可能となる。更に,前記迷惑電子メールの送信
元に関する情報は,前記迷惑電子メールの送信元のアド
レス又はサーバのIPアドレスを含むものであることが
望ましい。この場合,メールの送信元を特定する際に一
番良い手掛かりとなる送信元のアドレスやサーバのIP
アドレスが,前記蓄積手段に蓄積されることで,前記送
信元特定手段は効率良く迷惑メールの送信元を特定する
ことが可能となる。また,迷惑メール自体が前記蓄積手
段に蓄積されることによって,メールが具備するヘッダ
ーを解析することで迷惑メールの送信元のアドレスやサ
ーバのIPアドレスを容易に特定できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照しながら,本
発明の実施の形態及び実施例について説明し,本発明の
理解に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本
発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を
限定する性格のものではない。ここに,図1は本発明の
実施の形態に係るメールサーバAの概略構成の一例を示
したブロック図,図2はハードディスクドライブ(HD
D20)の記録内容を模式的に示した説明図,図3はカ
ウント手段の概念を示した説明図,図4はメールサーバ
Aが迷惑メールの送信元に関する情報を受け付ける際の
一連の処理の一例を示したフローチャート,図5はメー
ルサーバAがメールを受信した際の一連の処理の一例を
示したフローチャート,図6は迷惑メールの配信を希望
するユーザが携帯電話を用いて配信停止を登録する際の
表示例図である。先ず,図1を用いて,本発明の実施の
形態に係る迷惑電子メール防止システムを採用するメー
ルサーバAの概略構成について説明する。もちろん,本
発明の迷惑電子メール防止システムは,上記メールサー
バAのみに限定されて採用されるものではなく,本発明
を利用することで同様の効果が得られるものであれば如
何なるものに採用しても良い。
発明の実施の形態及び実施例について説明し,本発明の
理解に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本
発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を
限定する性格のものではない。ここに,図1は本発明の
実施の形態に係るメールサーバAの概略構成の一例を示
したブロック図,図2はハードディスクドライブ(HD
D20)の記録内容を模式的に示した説明図,図3はカ
ウント手段の概念を示した説明図,図4はメールサーバ
Aが迷惑メールの送信元に関する情報を受け付ける際の
一連の処理の一例を示したフローチャート,図5はメー
ルサーバAがメールを受信した際の一連の処理の一例を
示したフローチャート,図6は迷惑メールの配信を希望
するユーザが携帯電話を用いて配信停止を登録する際の
表示例図である。先ず,図1を用いて,本発明の実施の
形態に係る迷惑電子メール防止システムを採用するメー
ルサーバAの概略構成について説明する。もちろん,本
発明の迷惑電子メール防止システムは,上記メールサー
バAのみに限定されて採用されるものではなく,本発明
を利用することで同様の効果が得られるものであれば如
何なるものに採用しても良い。
【0008】メールサーバAは,インターネット等の通
信網Nを介してメールの受信者側となるユーザやメール
の送信側となる送信元と接続,或いは上記ユーザとダイ
ヤルアップ回線で接続することが可能な通信部40と,
送信元特定手段や配信停止手段やカウント手段の一例で
あってメールサーバAにおける各種判断や処理をメモリ
であるRAM30と協調して行うCPU10と,蓄積手
段や配信停止希望者登録手段の一例であって上記送信元
に関する情報やユーザの設定を記憶するハードディスク
ドライブ20(以下,「HDD20」と記す)とを具備
して概略構成されている。
信網Nを介してメールの受信者側となるユーザやメール
の送信側となる送信元と接続,或いは上記ユーザとダイ
ヤルアップ回線で接続することが可能な通信部40と,
送信元特定手段や配信停止手段やカウント手段の一例で
あってメールサーバAにおける各種判断や処理をメモリ
であるRAM30と協調して行うCPU10と,蓄積手
段や配信停止希望者登録手段の一例であって上記送信元
に関する情報やユーザの設定を記憶するハードディスク
ドライブ20(以下,「HDD20」と記す)とを具備
して概略構成されている。
【0009】上記蓄積手段,上記送信元特定手段,上記
配信停止手段,上記配信停止希望者登録手段,上記カウ
ント手段について説明する。上記蓄積手段は,ユーザよ
りメールサーバAへ送信される迷惑メールの送信元に関
する情報である該送信元のアドレスやサーバのIPアド
レス,或いは転送される上記迷惑メールそのものを取得
して蓄積する機能を有するものであって,HDD20が
その機能を担っている。上記送信元特定手段は,HDD
20(上記蓄積手段)に蓄積される上記迷惑メールの送
信元に関する情報や迷惑メールそのものに基いて,該迷
惑メールの送信元のアドレスやサーバのIPを抽出する
ことによって,該送信元を特定する機能を有するもので
あって,CPU10がその機能を担っている。上記配信
停止手段は,CPU10(上記送信元特定手段)で特定
された送信元より送信されるメールのユーザへの配信を
停止する機能を有するものであって,上記送信元特定手
段同様にCPU10がその機能を担っている。上記配信
停止希望者登録手段は,前記配信停止手段と共に機能す
るものであって,迷惑電子メールの配信停止を希望する
希望者の登録を行う機能を有するものであり,CPU1
0の処理に基いて上記希望者がHDD20に登録され
る。上記カウント手段は,前記送信元特定手段と共に機
能するものであって,HDD20(前記蓄積手段)に蓄
積される迷惑電子メールの送信元に関する情報や迷惑メ
ールそのものを送信元毎にカウントする機能を有するも
のであり,CPU10の処理に基いてカウント数がHD
D20に記憶される。
配信停止手段,上記配信停止希望者登録手段,上記カウ
ント手段について説明する。上記蓄積手段は,ユーザよ
りメールサーバAへ送信される迷惑メールの送信元に関
する情報である該送信元のアドレスやサーバのIPアド
レス,或いは転送される上記迷惑メールそのものを取得
して蓄積する機能を有するものであって,HDD20が
その機能を担っている。上記送信元特定手段は,HDD
20(上記蓄積手段)に蓄積される上記迷惑メールの送
信元に関する情報や迷惑メールそのものに基いて,該迷
惑メールの送信元のアドレスやサーバのIPを抽出する
ことによって,該送信元を特定する機能を有するもので
あって,CPU10がその機能を担っている。上記配信
停止手段は,CPU10(上記送信元特定手段)で特定
された送信元より送信されるメールのユーザへの配信を
停止する機能を有するものであって,上記送信元特定手
段同様にCPU10がその機能を担っている。上記配信
停止希望者登録手段は,前記配信停止手段と共に機能す
るものであって,迷惑電子メールの配信停止を希望する
希望者の登録を行う機能を有するものであり,CPU1
0の処理に基いて上記希望者がHDD20に登録され
る。上記カウント手段は,前記送信元特定手段と共に機
能するものであって,HDD20(前記蓄積手段)に蓄
積される迷惑電子メールの送信元に関する情報や迷惑メ
ールそのものを送信元毎にカウントする機能を有するも
のであり,CPU10の処理に基いてカウント数がHD
D20に記憶される。
【0010】また,ここでHDD20に記憶される記憶
内容について詳しく説明する。図2に示すように,HD
D20は,上記送信元特定手段によって特定されたアド
レスと,上記カウント手段でカウントされたカウント数
とを対応させて記憶する(図3参照)カウント記憶領域
21と,例えばカウント領域21のカウント数がどの程
度の割合になった場合に領域21に記憶されているアド
レスを具備する送信元より送信されるメールの配信を停
止する等の配信停止の条件をユーザ毎に記憶するユーザ
設定領域22と,原則的にユーザ側へ配信停止が行われ
ないメールサーバAの協賛企業や公に認められた企業,
団体等のアドレスを記憶する配信停止禁止アドレス記憶
領域23等を具備している。
内容について詳しく説明する。図2に示すように,HD
D20は,上記送信元特定手段によって特定されたアド
レスと,上記カウント手段でカウントされたカウント数
とを対応させて記憶する(図3参照)カウント記憶領域
21と,例えばカウント領域21のカウント数がどの程
度の割合になった場合に領域21に記憶されているアド
レスを具備する送信元より送信されるメールの配信を停
止する等の配信停止の条件をユーザ毎に記憶するユーザ
設定領域22と,原則的にユーザ側へ配信停止が行われ
ないメールサーバAの協賛企業や公に認められた企業,
団体等のアドレスを記憶する配信停止禁止アドレス記憶
領域23等を具備している。
【0011】上述のように構成されたメールサーバAの
HDD20のカウント領域21に,迷惑メールの送信元
のアドレスの蓄積数がカウントされる一連の処理につい
て図4を用いて説明する。先ず,メールサーバAは,ユ
ーザ側より転送される迷惑メールを受信する(S1
0)。そして,CPU10は受信した迷惑メールのヘッ
ダー部分より,該迷惑メールの送信元を示すアドレスを
抽出する。これにより上記送信元が特定される(S2
0)。尚,メールサーバAは迷惑メールの送信元を示す
アドレスやサーバのIPアドレスを直接ユーザより受信
することで,上記ステップS10,S20の処理の代替
処理としても良い。次に,CPU10は,上記特定され
た送信元のアドレスはメールサーバAの協賛企業等のア
ドレスであるか否かを前記配信停止禁止アドレス記憶領
域23検索して判断する(S30)。このステップS3
0で,上記特定された送信元のアドレスが,上記協賛企
業等のアドレスと判断された場合は,ユーザに該送信元
からのメールの配信停止を実施することができない旨を
メール等を用いて通知すると共に,HDD20のカウン
ト記憶領域21に該アドレスとカウント数とを対応付け
て記憶することを実施しない(S35)。これによっ
て,上記協賛企業等のメールはユーザよりメールサーバ
Aへ転送されても,配信停止が実行されることはなくな
る。他方,ステップS30で,上記特定された送信元の
アドレスが,上記協賛企業等のアドレスでないと判断さ
れた場合は,CPU10は,上記ステップS20で特定
した送信元のアドレスは今回始めてメールサーバAが受
け付けたしたものであるか否かをカウント記憶領域21
を検索することで判断する(S40)。つまり,CPU
10は,上記特定されたアドレスが,カウント記憶領域
21に未だに記憶されてないアドレスであるならば,今
回初めてメールサーバAが受け付けたと判断し,配信停
止の必要のある送信元のアドレスとしてカウント記憶領
域21に登録し(S45),カウントする(S50)。
他方,上記ステップS40で,上記特定された送信元の
アドレスが存在すると判断された場合は,カウント記憶
領域21において該当する送信元のアドレスのカウント
数を1つ増加させる。このようにして,メールサーバA
のHDD20のカウント領域21に,迷惑メールの送信
元のアドレスの蓄積数がカウントされる。また,上記ス
テップS10で,ユーザ側より迷惑メールを受信した際
に,ユーザに対して迷惑メールの配信停止を希望するか
否かの通知を同時に行って,ユーザの返事に応じて該ユ
ーザを配信停止希望者としてHDD20に登録しても良
い。このようにすることによって,全てのメールの配信
を希望するユーザと迷惑メールの配信停止を希望するユ
ーザとの区別が明確になり,各ユーザのニーズに応じた
処理が可能となる。
HDD20のカウント領域21に,迷惑メールの送信元
のアドレスの蓄積数がカウントされる一連の処理につい
て図4を用いて説明する。先ず,メールサーバAは,ユ
ーザ側より転送される迷惑メールを受信する(S1
0)。そして,CPU10は受信した迷惑メールのヘッ
ダー部分より,該迷惑メールの送信元を示すアドレスを
抽出する。これにより上記送信元が特定される(S2
0)。尚,メールサーバAは迷惑メールの送信元を示す
アドレスやサーバのIPアドレスを直接ユーザより受信
することで,上記ステップS10,S20の処理の代替
処理としても良い。次に,CPU10は,上記特定され
た送信元のアドレスはメールサーバAの協賛企業等のア
ドレスであるか否かを前記配信停止禁止アドレス記憶領
域23検索して判断する(S30)。このステップS3
0で,上記特定された送信元のアドレスが,上記協賛企
業等のアドレスと判断された場合は,ユーザに該送信元
からのメールの配信停止を実施することができない旨を
メール等を用いて通知すると共に,HDD20のカウン
ト記憶領域21に該アドレスとカウント数とを対応付け
て記憶することを実施しない(S35)。これによっ
て,上記協賛企業等のメールはユーザよりメールサーバ
Aへ転送されても,配信停止が実行されることはなくな
る。他方,ステップS30で,上記特定された送信元の
アドレスが,上記協賛企業等のアドレスでないと判断さ
れた場合は,CPU10は,上記ステップS20で特定
した送信元のアドレスは今回始めてメールサーバAが受
け付けたしたものであるか否かをカウント記憶領域21
を検索することで判断する(S40)。つまり,CPU
10は,上記特定されたアドレスが,カウント記憶領域
21に未だに記憶されてないアドレスであるならば,今
回初めてメールサーバAが受け付けたと判断し,配信停
止の必要のある送信元のアドレスとしてカウント記憶領
域21に登録し(S45),カウントする(S50)。
他方,上記ステップS40で,上記特定された送信元の
アドレスが存在すると判断された場合は,カウント記憶
領域21において該当する送信元のアドレスのカウント
数を1つ増加させる。このようにして,メールサーバA
のHDD20のカウント領域21に,迷惑メールの送信
元のアドレスの蓄積数がカウントされる。また,上記ス
テップS10で,ユーザ側より迷惑メールを受信した際
に,ユーザに対して迷惑メールの配信停止を希望するか
否かの通知を同時に行って,ユーザの返事に応じて該ユ
ーザを配信停止希望者としてHDD20に登録しても良
い。このようにすることによって,全てのメールの配信
を希望するユーザと迷惑メールの配信停止を希望するユ
ーザとの区別が明確になり,各ユーザのニーズに応じた
処理が可能となる。
【0012】次に,迷惑メールを含む多数のメールがメ
ールサーバA宛てにに送信され,メールサーバAが該メ
ールを受信した場合に行う一連の処理に付いて図5を用
いて説明する。先ず,メールサーバAは,メールを受信
する(S110)。CPU10は,受信メールのヘッダ
ー部分より送信元のアドレスを抽出し,該抽出されたア
ドレスが上記カウント記憶領域21に含まれるものであ
るか否かを判断する(S115)。上記ステップS11
5の判断で,上記抽出されるアドレスが,カウント記憶
領域21に含まれると判断された場合は処理はステップ
S120に移行し,他方,上記カウント記憶領域21に
含まれないと判断された場合は上記受信メールはユーザ
へ配信される(S160)。次のステップS120から
S150の判断は,予め上記ユーザ設定領域22にユー
ザ毎に設定されている配信停止の条件に基いて行われる
判断である。ここで,ユーザによって予めユーザ設定領
域22に配信停止の条件を設定する手順について図6を
用いて説明する。この図6は,ユーザに対してメールサ
ーバA側から配信される迷惑メールの配信停止条件の申
し込みのためのメールを受信して表示する携帯電話の表
示例である。もちろん,携帯電話に限らずメールを受信
することが可能な情報処理装置等の表示例と考えても良
い。先ず,ユーザは携帯電話を用いて,既に述べた迷惑
メールの配信停止を希望する場合に,メールサーバAの
ユーザ設定領域22にアクセスして,例えば図6(A)
に示されるような条件の中から選択して希望する配信停
止の条件を設定する。この図6(A)の表示例には,ユ
ーザ設定領域22より提示される, 「1.ユーザの20%以上が迷惑と判断した送信元のメ
ールは不要。」 「2.ユーザの40%以上が迷惑と判断した送信元のメ
ールは不要。」 「3.ユーザの60%以上が迷惑と判断した送信元のメ
ールは不要。」 等の他多数の条件が表示される。そこで,例えば,ユー
ザが条件「1」を選択する場合は,該当する携帯電話の
数字キーが押されることで図6(B)の表示例が表示さ
れる。更に,この図6(B)の表示例において表示され
る「登録」ボタンがユーザによって選択されることで,
携帯電話側からメールサーバAに「登録」ボタンの押下
信号が伝達され,これを受けたメールサーバAが上記条
件「1」を上記ユーザの配信停止の条件として登録す
る。また更に,登録を続ける場合は,図6(C)の表示
例が表示されて登録できるようになっている。即ち,配
信停止の条件の設定における上記例では,ユーザによっ
て予めユーザ設定領域22に,「ユーザの何%以上が迷
惑と判断した送信元のメールを不要とするか」という配
信停止の条件が,「%の値」即ち「割合」として多段階
に準備されているので,その中からユーザが所望の割合
を設定することで,ユーザが希望する割合に達した送信
元のメールの配信停止を実施することが可能となる。も
ちろん,配信停止の条件として図6(A)に記載されて
いる内容やそれ以外の内容を条件として設定することも
可能である。つまり,このようにユーザ設定領域22に
設定された設定内容(配信停止の条件)に基いて,CP
U10は図5のステップS120〜150の判断を行う
訳である。特にステップS120〜S140の処理は,
ステップS110で受信したメールを上記配信停止の条
件「1」〜「3」で上記割合に応じて多段階に判断する
一例を示している。即ち,ステップS120では,CP
U10が「3.ユーザの60%以上が迷惑と判断した送
信元のメールは不要。」の条件に基いて,ステップS1
10で受信したメールが上記条件に該当するか否かを判
断する(S120)。このステップS120で,上記受
信したメールが上記条件「3」に合致すると判断された
場合は,該受信メールの配信は上記条件「1」,
「2」,「3」を登録しているユーザに対して停止され
る(S125)。次に,ステップS130では,上記ス
テップS120同様に,CPU10が「2.ユーザの4
0%以上が迷惑と判断した送信元のメールは不要。」の
条件に基いて,ステップS110で受信したメールが上
記条件に該当するか否かを判断する(S130)。この
ステップS130で,上記受信したメールが上記条件
「2」に合致すると判断された場合は,該メールの配信
は上記条件「1」,「2」を登録しているユーザに対し
て停止される(S135)。更に,ステップS140で
は,上記ステップS130同様に,CPU10が「1.
ユーザの20%以上が迷惑と判断した送信元のメールは
不要。」の条件に基いて,ステップS110で受信した
メールが上記条件に該当するか否かを判断する(S14
0)。このステップS140で,上記受信したメールが
上記条件「1」に合致すると判断された場合は,該メー
ルの配信は上記条件「1」を登録しているユーザに対し
て停止される(S145)。続いて,CPU10は,他
の条件(図6(A)に記載されている条件「4」から
「6」等)についても,上記ステップS110で受信し
たメールが該当するか否かを判断し,該当する場合はそ
の条件を登録しているユーザに対して上記受信したメー
ルの配信が停止される(S150)。上述のステップS
115〜S150の処理において,上記受信したメール
が,ユーザ設定領域22に登録された条件に合致するも
のでないと判断された場合は,上記受信したメールはユ
ーザへ配信される。このように,メールサーバA上で上
記一連の処理が実行されることで,ユーザのニーズに応
じた迷惑メールの配信停止を実行することが可能とな
る。
ールサーバA宛てにに送信され,メールサーバAが該メ
ールを受信した場合に行う一連の処理に付いて図5を用
いて説明する。先ず,メールサーバAは,メールを受信
する(S110)。CPU10は,受信メールのヘッダ
ー部分より送信元のアドレスを抽出し,該抽出されたア
ドレスが上記カウント記憶領域21に含まれるものであ
るか否かを判断する(S115)。上記ステップS11
5の判断で,上記抽出されるアドレスが,カウント記憶
領域21に含まれると判断された場合は処理はステップ
S120に移行し,他方,上記カウント記憶領域21に
含まれないと判断された場合は上記受信メールはユーザ
へ配信される(S160)。次のステップS120から
S150の判断は,予め上記ユーザ設定領域22にユー
ザ毎に設定されている配信停止の条件に基いて行われる
判断である。ここで,ユーザによって予めユーザ設定領
域22に配信停止の条件を設定する手順について図6を
用いて説明する。この図6は,ユーザに対してメールサ
ーバA側から配信される迷惑メールの配信停止条件の申
し込みのためのメールを受信して表示する携帯電話の表
示例である。もちろん,携帯電話に限らずメールを受信
することが可能な情報処理装置等の表示例と考えても良
い。先ず,ユーザは携帯電話を用いて,既に述べた迷惑
メールの配信停止を希望する場合に,メールサーバAの
ユーザ設定領域22にアクセスして,例えば図6(A)
に示されるような条件の中から選択して希望する配信停
止の条件を設定する。この図6(A)の表示例には,ユ
ーザ設定領域22より提示される, 「1.ユーザの20%以上が迷惑と判断した送信元のメ
ールは不要。」 「2.ユーザの40%以上が迷惑と判断した送信元のメ
ールは不要。」 「3.ユーザの60%以上が迷惑と判断した送信元のメ
ールは不要。」 等の他多数の条件が表示される。そこで,例えば,ユー
ザが条件「1」を選択する場合は,該当する携帯電話の
数字キーが押されることで図6(B)の表示例が表示さ
れる。更に,この図6(B)の表示例において表示され
る「登録」ボタンがユーザによって選択されることで,
携帯電話側からメールサーバAに「登録」ボタンの押下
信号が伝達され,これを受けたメールサーバAが上記条
件「1」を上記ユーザの配信停止の条件として登録す
る。また更に,登録を続ける場合は,図6(C)の表示
例が表示されて登録できるようになっている。即ち,配
信停止の条件の設定における上記例では,ユーザによっ
て予めユーザ設定領域22に,「ユーザの何%以上が迷
惑と判断した送信元のメールを不要とするか」という配
信停止の条件が,「%の値」即ち「割合」として多段階
に準備されているので,その中からユーザが所望の割合
を設定することで,ユーザが希望する割合に達した送信
元のメールの配信停止を実施することが可能となる。も
ちろん,配信停止の条件として図6(A)に記載されて
いる内容やそれ以外の内容を条件として設定することも
可能である。つまり,このようにユーザ設定領域22に
設定された設定内容(配信停止の条件)に基いて,CP
U10は図5のステップS120〜150の判断を行う
訳である。特にステップS120〜S140の処理は,
ステップS110で受信したメールを上記配信停止の条
件「1」〜「3」で上記割合に応じて多段階に判断する
一例を示している。即ち,ステップS120では,CP
U10が「3.ユーザの60%以上が迷惑と判断した送
信元のメールは不要。」の条件に基いて,ステップS1
10で受信したメールが上記条件に該当するか否かを判
断する(S120)。このステップS120で,上記受
信したメールが上記条件「3」に合致すると判断された
場合は,該受信メールの配信は上記条件「1」,
「2」,「3」を登録しているユーザに対して停止され
る(S125)。次に,ステップS130では,上記ス
テップS120同様に,CPU10が「2.ユーザの4
0%以上が迷惑と判断した送信元のメールは不要。」の
条件に基いて,ステップS110で受信したメールが上
記条件に該当するか否かを判断する(S130)。この
ステップS130で,上記受信したメールが上記条件
「2」に合致すると判断された場合は,該メールの配信
は上記条件「1」,「2」を登録しているユーザに対し
て停止される(S135)。更に,ステップS140で
は,上記ステップS130同様に,CPU10が「1.
ユーザの20%以上が迷惑と判断した送信元のメールは
不要。」の条件に基いて,ステップS110で受信した
メールが上記条件に該当するか否かを判断する(S14
0)。このステップS140で,上記受信したメールが
上記条件「1」に合致すると判断された場合は,該メー
ルの配信は上記条件「1」を登録しているユーザに対し
て停止される(S145)。続いて,CPU10は,他
の条件(図6(A)に記載されている条件「4」から
「6」等)についても,上記ステップS110で受信し
たメールが該当するか否かを判断し,該当する場合はそ
の条件を登録しているユーザに対して上記受信したメー
ルの配信が停止される(S150)。上述のステップS
115〜S150の処理において,上記受信したメール
が,ユーザ設定領域22に登録された条件に合致するも
のでないと判断された場合は,上記受信したメールはユ
ーザへ配信される。このように,メールサーバA上で上
記一連の処理が実行されることで,ユーザのニーズに応
じた迷惑メールの配信停止を実行することが可能とな
る。
【0013】
【実施例】上記ステップS150における処理は,上記
ステップS120〜S140の判断処理で用いられた配
信停止の条件以外の条件に基いて判断がなされる部分で
ある。そこで,上記ステップS120〜S140の判断
処理で用いられた配信停止の条件以外の条件の例につい
て簡単に説明する。先ず,上記条件「4」から「6」に
ついて説明する。 「4.このネットワーク以外から発信されたメールは不
要。」の条件は,メールサーバAに所属するユーザ以外
からのメールの受信については配信停止するという条件
である。 「5.携帯電話会社以外のネットワークから発信された
メールは不要。」の条件は,携帯電話以外から送信され
るメールの配信を停止するという条件である。 「6.同時に大量のメールを発信しているサイトからの
メールは不要。」の条件は,非常に大量のメールを無差
別的に送信するような送信元からのメールの配信を停止
するというものである。このメールの量に関しては,予
めメールサーバA側で上述のように多段階に設定されて
いて,ユーザが所望する値を選択するようにしても良
い。また,上述以外にも,メールのヘッダー部分に送信
元が記載されて無いようなメールの配信を停止する条件
があっても良い。このようにすることで,近年増加して
いるヘッダー部の偽造された送信元の分からない迷惑メ
ールの配信を防止することが可能となる。
ステップS120〜S140の判断処理で用いられた配
信停止の条件以外の条件に基いて判断がなされる部分で
ある。そこで,上記ステップS120〜S140の判断
処理で用いられた配信停止の条件以外の条件の例につい
て簡単に説明する。先ず,上記条件「4」から「6」に
ついて説明する。 「4.このネットワーク以外から発信されたメールは不
要。」の条件は,メールサーバAに所属するユーザ以外
からのメールの受信については配信停止するという条件
である。 「5.携帯電話会社以外のネットワークから発信された
メールは不要。」の条件は,携帯電話以外から送信され
るメールの配信を停止するという条件である。 「6.同時に大量のメールを発信しているサイトからの
メールは不要。」の条件は,非常に大量のメールを無差
別的に送信するような送信元からのメールの配信を停止
するというものである。このメールの量に関しては,予
めメールサーバA側で上述のように多段階に設定されて
いて,ユーザが所望する値を選択するようにしても良
い。また,上述以外にも,メールのヘッダー部分に送信
元が記載されて無いようなメールの配信を停止する条件
があっても良い。このようにすることで,近年増加して
いるヘッダー部の偽造された送信元の分からない迷惑メ
ールの配信を防止することが可能となる。
【0014】
【発明の効果】本発明は,電子メールの送受信を行うメ
ールサーバを具備する迷惑電子メール防止システムにお
いて,迷惑電子メールの送信元に関する情報を取得して
蓄積する蓄積手段と,上記蓄積手段に蓄積される上記迷
惑電子メールの送信元に関する情報に基いて,該迷惑電
子メールの送信元を特定する送信元特定手段と,上記送
信元特定手段で特定された送信元より送信される電子メ
ールの配信を停止する配信停止手段とを具備することを
特徴とする迷惑電子メール防止システムとして構成され
ている。本発明がこのように構成されることによって,
一人のユーザが配信された迷惑メールの送信元に関する
情報を上記蓄積手段に送信することによって,1つの登
録データに基いて同じ送信元より送信される迷惑メール
を他のユーザに配信することを防ぐことが可能になり,
効率的に迷惑メールの配信停止を実施することが可能と
なる。本発明において,前記配信停止手段は,迷惑電子
メールの配信停止を希望する希望者を登録する配信停止
希望者登録手段を具備し,該配信停止希望者登録手段に
登録された希望者に対してのみ,前記送信元特定手段で
特定された送信元より送信される電子メールの配信を停
止することが望ましい。このように構成されることによ
って,メールサーバは,迷惑メールを含む自分宛てに届
くメールは全ての配信を希望するユーザと,迷惑メール
の配信停止を希望するユーザ等のユーザ各々のニーズに
応じた処理を行うことが可能となる。更に,前記配信停
止希望者登録手段は,前記迷惑電子メールの送信元に関
する情報を前記メールサーバに送信したユーザを自動的
に登録するように構成されても良い。このように構成す
ることで,迷惑メールの送信元に関する情報をメールサ
ーバに送信したユーザは,迷惑メールの配信停止を希望
するユーザと言えるので,上述のように送信を行うこと
で自動的に前記配信停止希望者登録手段に登録がなされ
ることでユーザ側の登録作業の手間が省かれる。
ールサーバを具備する迷惑電子メール防止システムにお
いて,迷惑電子メールの送信元に関する情報を取得して
蓄積する蓄積手段と,上記蓄積手段に蓄積される上記迷
惑電子メールの送信元に関する情報に基いて,該迷惑電
子メールの送信元を特定する送信元特定手段と,上記送
信元特定手段で特定された送信元より送信される電子メ
ールの配信を停止する配信停止手段とを具備することを
特徴とする迷惑電子メール防止システムとして構成され
ている。本発明がこのように構成されることによって,
一人のユーザが配信された迷惑メールの送信元に関する
情報を上記蓄積手段に送信することによって,1つの登
録データに基いて同じ送信元より送信される迷惑メール
を他のユーザに配信することを防ぐことが可能になり,
効率的に迷惑メールの配信停止を実施することが可能と
なる。本発明において,前記配信停止手段は,迷惑電子
メールの配信停止を希望する希望者を登録する配信停止
希望者登録手段を具備し,該配信停止希望者登録手段に
登録された希望者に対してのみ,前記送信元特定手段で
特定された送信元より送信される電子メールの配信を停
止することが望ましい。このように構成されることによ
って,メールサーバは,迷惑メールを含む自分宛てに届
くメールは全ての配信を希望するユーザと,迷惑メール
の配信停止を希望するユーザ等のユーザ各々のニーズに
応じた処理を行うことが可能となる。更に,前記配信停
止希望者登録手段は,前記迷惑電子メールの送信元に関
する情報を前記メールサーバに送信したユーザを自動的
に登録するように構成されても良い。このように構成す
ることで,迷惑メールの送信元に関する情報をメールサ
ーバに送信したユーザは,迷惑メールの配信停止を希望
するユーザと言えるので,上述のように送信を行うこと
で自動的に前記配信停止希望者登録手段に登録がなされ
ることでユーザ側の登録作業の手間が省かれる。
【0015】また,前記送信元特定手段は,前記蓄積手
段に蓄積される迷惑電子メールの送信元に関する情報を
該送信元毎にカウントするカウント手段を具備し,前記
配信停止手段は,上記カウント手段によるカウント数が
所定の値になった送信元より送信される電子メールの配
信を停止するように構成しても良い。このように構成す
ることで,前記蓄積手段に蓄積される送信元より送信さ
れるメールが迷惑メールかどうか様子を見ることが可能
となり,悪戯目的で上記蓄積手段に送信元に関する情報
が送信されても該送信元のメールを即配信停止すること
を防止することが可能となる。また,このように送信元
毎にカウントすることで各送信元の悪質度合いを知るこ
とが可能となる。更に,前記メールサーバにおいて,前
記所定の値は多段階に設定可能であって,該多段階に設
定される所定の値の中から所望の値がユーザによって選
択された場合に,前記配信停止手段は,該選択された所
望の値に到達した送信元の電子メールを該所望の値を選
択したユーザへ配信することを停止することで,ユーザ
は,少しでも迷惑メールの送信元と疑われる送信元から
のメールの配信停止を希望したり,或いはある一定以上
のユーザより迷惑メールの送信元と断定された送信元の
メールの配信停止を希望することが可能となるので,ユ
ーザ各々のニーズにきめ細かく対応することが可能とな
る。
段に蓄積される迷惑電子メールの送信元に関する情報を
該送信元毎にカウントするカウント手段を具備し,前記
配信停止手段は,上記カウント手段によるカウント数が
所定の値になった送信元より送信される電子メールの配
信を停止するように構成しても良い。このように構成す
ることで,前記蓄積手段に蓄積される送信元より送信さ
れるメールが迷惑メールかどうか様子を見ることが可能
となり,悪戯目的で上記蓄積手段に送信元に関する情報
が送信されても該送信元のメールを即配信停止すること
を防止することが可能となる。また,このように送信元
毎にカウントすることで各送信元の悪質度合いを知るこ
とが可能となる。更に,前記メールサーバにおいて,前
記所定の値は多段階に設定可能であって,該多段階に設
定される所定の値の中から所望の値がユーザによって選
択された場合に,前記配信停止手段は,該選択された所
望の値に到達した送信元の電子メールを該所望の値を選
択したユーザへ配信することを停止することで,ユーザ
は,少しでも迷惑メールの送信元と疑われる送信元から
のメールの配信停止を希望したり,或いはある一定以上
のユーザより迷惑メールの送信元と断定された送信元の
メールの配信停止を希望することが可能となるので,ユ
ーザ各々のニーズにきめ細かく対応することが可能とな
る。
【0016】また,前記蓄積手段は,予め設定された送
信元に関する情報を取得しても,該情報を蓄積しないよ
うにすること望ましい。即ち,この場合上記予め設定さ
れる送信元に,前記メールサーバを管理するプロバイダ
ーの協賛企業や,公に認められた企業や団体が設定され
ることで,メールサーバに上記企業や団体を送信元とす
る情報が送信されても,前記蓄積手段への上記情報の蓄
積を防止することで,上記企業や団体を送信元とするメ
ールのユーザへの配信停止を防ぐことが可能となり,協
賛企業や公に認められた企業等の広報活動を円滑に行う
ことが可能となる。また,前記蓄積手段は,ユーザ側よ
り前記迷惑電子メールが転送されることによって,前記
迷惑電子メールの送信元に関する情報を取得できるよう
に構成されることが望ましく,このように構成されるこ
とによって,ユーザは迷惑メールを転送するだけで手軽
に,前記迷惑電子メールの送信元に関する情報を送信す
ることが可能となる。更に,前記迷惑電子メールの送信
元に関する情報は,前記迷惑電子メールの送信元のアド
レス又はサーバのIPアドレスを含むものであることが
望ましい。この場合,メールの送信元を特定する際に一
番良い手掛かりとなる送信元のアドレスやサーバのIP
アドレスが,前記蓄積手段に蓄積されることで,前記送
信元特定手段は効率良く迷惑メールの送信元を特定する
ことが可能となる。また,迷惑メール自体が前記蓄積手
段に蓄積されることによって,メールが具備するヘッダ
ーを解析することで迷惑メールの送信元のアドレスやサ
ーバのIPアドレスを容易に特定できる。
信元に関する情報を取得しても,該情報を蓄積しないよ
うにすること望ましい。即ち,この場合上記予め設定さ
れる送信元に,前記メールサーバを管理するプロバイダ
ーの協賛企業や,公に認められた企業や団体が設定され
ることで,メールサーバに上記企業や団体を送信元とす
る情報が送信されても,前記蓄積手段への上記情報の蓄
積を防止することで,上記企業や団体を送信元とするメ
ールのユーザへの配信停止を防ぐことが可能となり,協
賛企業や公に認められた企業等の広報活動を円滑に行う
ことが可能となる。また,前記蓄積手段は,ユーザ側よ
り前記迷惑電子メールが転送されることによって,前記
迷惑電子メールの送信元に関する情報を取得できるよう
に構成されることが望ましく,このように構成されるこ
とによって,ユーザは迷惑メールを転送するだけで手軽
に,前記迷惑電子メールの送信元に関する情報を送信す
ることが可能となる。更に,前記迷惑電子メールの送信
元に関する情報は,前記迷惑電子メールの送信元のアド
レス又はサーバのIPアドレスを含むものであることが
望ましい。この場合,メールの送信元を特定する際に一
番良い手掛かりとなる送信元のアドレスやサーバのIP
アドレスが,前記蓄積手段に蓄積されることで,前記送
信元特定手段は効率良く迷惑メールの送信元を特定する
ことが可能となる。また,迷惑メール自体が前記蓄積手
段に蓄積されることによって,メールが具備するヘッダ
ーを解析することで迷惑メールの送信元のアドレスやサ
ーバのIPアドレスを容易に特定できる。
【図1】本発明の実施の形態に係るメールサーバAの概
略構成の一例を示したブロック図。
略構成の一例を示したブロック図。
【図2】ハードディスクドライブ(HDD20)の記録
内容を模式的に示した説明図。
内容を模式的に示した説明図。
【図3】カウント手段の概念を示した説明図。
【図4】メールサーバAが迷惑メールの送信元に関する
情報を受け付ける際の一連の処理の一例を示したフロー
チャート。
情報を受け付ける際の一連の処理の一例を示したフロー
チャート。
【図5】メールサーバAがメールを受信した際の一連の
処理の一例を示したフローチャート。
処理の一例を示したフローチャート。
【図6】迷惑メールの配信を希望するユーザが携帯電話
を用いて配信停止を登録する際の表示例図。
を用いて配信停止を登録する際の表示例図。
A………メールサーバ
10………CPU
20………HDD
21………カウント記憶領域
22………ユーザ設定領域
23………配信停止禁止アドレス記憶領域
30………RAM
40………通信部
Claims (8)
- 【請求項1】 電子メールの送受信を行うメールサーバ
を具備する迷惑電子メール防止システムにおいて,迷惑
電子メールの送信元に関する情報を取得して蓄積する蓄
積手段と,上記蓄積手段に蓄積される上記迷惑電子メー
ルの送信元に関する情報に基いて,該迷惑電子メールの
送信元を特定する送信元特定手段と,上記送信元特定手
段で特定された送信元より送信される電子メールの配信
を停止する配信停止手段とを具備することを特徴とする
迷惑電子メール防止システム。 - 【請求項2】 前記配信停止手段は,迷惑電子メールの
配信停止を希望する希望者を登録する配信停止希望者登
録手段を具備し,該配信停止希望者登録手段に登録され
た希望者に対してのみ,前記送信元特定手段で特定され
た送信元より送信される電子メールの配信を停止してな
る請求項1記載の迷惑電子メール防止システム。 - 【請求項3】 前記配信停止希望者登録手段は,前記迷
惑電子メールの送信元に関する情報を前記メールサーバ
に送信したユーザを自動的に登録してなる請求項2記載
の迷惑電子メール防止システム。 - 【請求項4】 前記送信元特定手段は,前記蓄積手段に
蓄積される迷惑電子メールの送信元に関する情報を該送
信元毎にカウントするカウント手段を具備し,前記配信
停止手段は,上記カウント手段によるカウント数が所定
の値になった送信元より送信される電子メールの配信を
停止してなる請求項1から請求項3のいずれかに記載の
迷惑電子メール防止システム。 - 【請求項5】 前記メールサーバにおいて,前記所定の
値は多段階に設定可能であって,該多段階に設定される
所定の値の中から所望の値がユーザによって選択された
場合に,前記配信停止手段は,該選択された所望の値に
到達した送信元の電子メールを該所望の値を選択したユ
ーザへ配信することを停止してなる請求項4記載の迷惑
電子メール防止システム。 - 【請求項6】 前記蓄積手段は,予め設定された送信元
に関する情報を取得しても,該情報を蓄積しない請求項
1から請求項5のいずれかに記載の迷惑電子メール防止
システム。 - 【請求項7】 前記蓄積手段は,ユーザ側より前記迷惑
電子メールが転送されることによって,前記迷惑電子メ
ールの送信元に関する情報を取得してなる請求項1から
請求項6記載の迷惑電子メール防止システム。 - 【請求項8】 前記迷惑電子メールの送信元に関する情
報は,前記迷惑電子メールの送信元のアドレス又はサー
バのIPアドレスを含むものである請求項1から請求項
7のいずれかに記載の迷惑電子メール防止システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001277574A JP2003087327A (ja) | 2001-09-13 | 2001-09-13 | 迷惑電子メール防止システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001277574A JP2003087327A (ja) | 2001-09-13 | 2001-09-13 | 迷惑電子メール防止システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003087327A true JP2003087327A (ja) | 2003-03-20 |
Family
ID=19102083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001277574A Pending JP2003087327A (ja) | 2001-09-13 | 2001-09-13 | 迷惑電子メール防止システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003087327A (ja) |
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2001
- 2001-09-13 JP JP2001277574A patent/JP2003087327A/ja active Pending
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