JP2003086575A - プラズマ処理装置と金属面シールド方法 - Google Patents

プラズマ処理装置と金属面シールド方法

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JP2003086575A
JP2003086575A JP2001273445A JP2001273445A JP2003086575A JP 2003086575 A JP2003086575 A JP 2003086575A JP 2001273445 A JP2001273445 A JP 2001273445A JP 2001273445 A JP2001273445 A JP 2001273445A JP 2003086575 A JP2003086575 A JP 2003086575A
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JP
Japan
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plasma
shield member
plasma processing
metal component
processing apparatus
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JP2001273445A
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Masaharu Saikai
正治 西海
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマと接触する金属部品から重金属類が
放出されることを防止することのできるプラズマ処理装
置と金属面シールド方法を提供すること。 【解決手段】 プラズマを利用して試料を処理するプラ
ズマ処理装置において、プラズマと接触する金属部品1
のプラズマ側の表面に、重金属成分を含まないシールド
部材2を配置し、このシールド部材2はプラズマ中の電
子11を通過させ、プラズマ中のイオン12を当該シー
ルド部材2との衝突によりトラップするように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマを利用し
て試料を処理するプラズマ処理装置に関し、とくに半導
体デバイスの製造に好適に使用されるプラズマ処理装置
とその金属面のシールド方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプラズマ処理装置においては、金
属製のプラズマ処理室内にプラズマを発生させ、このプ
ラズマによって、プラズマ処理室内に配置された半導体
デバイス等の試料にプラズマ処理を施すようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来のプ
ラズマ処理装置においては、プラズマ中のイオンのスパ
ッタリングによって金属製のプラズマ処理室の内壁等か
らFe、Ni、Cr、Cu、Mnなどの重金属成分が放
出される。半導体ウエハ内にこれらの重金属が侵入する
とリーク電流が増加したり、ゲート酸化膜の耐圧が低下
したり、電気的特性のシフトが生じたりして、そのデバ
イス設計性能を阻害し、半導体製品の歩留りに大きな影
響を与えるという問題がある。
【0004】そこで、本発明は、プラズマと接触する金
属部品から重金属成分が放出されることを防止すること
のできるプラズマ処理装置と金属面シールド方法を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマ処理装
置は、プラズマを利用して試料を処理するプラズマ処理
装置において、プラズマと接触する金属部品のプラズマ
側の表面に、重金属成分を含まないシールド部材を配置
し、このシールド部材はプラズマ中の電子を通過させ、
プラズマ中のイオンを当該シールド部材との衝突により
トラップするように構成したことを特徴とする。
【0006】また、本発明の金属面シールド方法は、プ
ラズマを利用して試料を処理するプラズマ処理装置の金
属面シールド方法において、プラズマと接触する金属部
品のプラズマ側の表面に、重金属成分を含まないシール
ド部材を配置し、プラズマ中の電子は前記シールド部材
を通過させ、プラズマ中のイオンは前記シールド部材と
の衝突によりトラップすることを特徴とする。
【0007】本発明では、シールド部材は板状もしくは
ブロック状の高純度アルミニウムから構成することがで
きる。また、シールド部材は、重金属成分を含まない材
料からなる複数の板材を有し、前記複数の板材は、それ
ぞれに設けた開口部が互い違いに配置されるように積み
重ねられた構成としても良い。また、シールド部材は、
重金属成分を含まない材料からなる複数のブロック材を
有し、前記複数のブロック材は、開口部が互い違いに形
成されるように積み重ねられた構成としても良い。さら
に、板材またはブロック材を積み重ねて形成したシール
ド部材の各層が、それぞれ重金属成分を含まない異種材
料から構成されるようにしても良い。
【0008】本発明において、「重金属成分」とは、F
e、Ni、Cr、Cu、Co、Mnのことをいい、「重
金属成分を含まない」とは、重金属成分が現状の分析装
置、例えば全反射蛍光X線分析装置や原子吸光分析装置
で検出限界以下であることをいう。重金属成分を含まな
い材料としては、半導体デバイスそのものに用いられて
いる材料である石英(SiO)や、アルミナなどのセラ
ミックス、シリコン、カーボン、アルミニウムが適して
いる。本発明では、これらの材料で構成されたシールド
部材をもってプラズマと接触する金属部品のプラズマ側
の表面を覆うようにする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に示す
実施例に基づき説明する。
【0010】図1は、本発明を適用したプラズマ処理装
置の縦断面図である。このプラズマ処理装置は、プラズ
マ処理室1と、プラズマ処理室1内にプラズマ10を発
生させるためのマイクロ波発生源21と 、プラズマ処
理される半導体デバイスウエハ26を載置する電極22
と 、ウエハ26にRFバイアスを印加するRFバイア
ス電源23と、プラズマへのガス供給装置24と、真空
排気装置25と、ウエハ搬送装置(図示せず)を備えてい
る。
【0011】プラズマ処理室1は、ステンレス合金等の
金属製であり、そのプラズマ10と接触する内壁面側に
は、この内壁面を覆うようにシールド部材2が配置され
ている。シールド部材2は、円筒状の板材3、4を積み
重ねたものであり、それぞれの板材3、4は石英(Si
)製である。
【0012】石英(SiO)製の板材3、4からなるシ
ールド部材2自体には導電性が無く、プラズマ10とプ
ラズマ処理室1の内壁面との導通を阻害することになる
が、プラズマ処理室1の内壁面がプラズマ10や印加さ
れるRFバイアスのアースとして作用している場合は、
プラズマ10とプラズマ処理室1の内壁面との導通が必
要不可欠である。そこで、本実施例では、板材3、4
にプラズマ10 から供給される電子11を通過させ、
プラズマ10とプラズマ処理室1の内壁面との導電性を
確保するための開口部3a、4aが設けられている。
【0013】そして、この開口部3a、4aを介して、
プラズマ10中の電子11は通過するものの、プラズマ
10中のイオン12が通過して金属製のプラズマ処理室
1の内壁面に衝突しないようにするため、開口部3aと
開口部4aとが互い違いに配置されるよう、板材3と板
材4とが所定の間隔をおいて積み重ねられている。開口
部3a、4aの大きさ、ピッチ、板材3と板材4との間
隔は、電子11とイオン12の移動度の違い、イオン1
2の入射角度等を勘案して決定するが、本実施例では、
開口部3a、4aの大きさとピッチは2.5mm程度、
板材3と板材4との間隔は2mm程度とした。また、板
材3、4の板厚は4mm程度とした。
【0014】これにより、電子11は開口部3a、4a
を介してプラズマ処理室1の内壁面に到達するのでプラ
ズマ10とプラズマ処理室1の内壁面との導電性は確保
されるが、イオン12は開口部3a、4aを通過できな
いので、イオン12がプラズマ処理室1の内壁面に到達
することなくトラップされ、プラズマ処理室1の内壁面
に含まれる重金属成分がイオン12のスパッタリングに
よって放出することが防止される。
【0015】上記の実施例では、開口部3a、4aを設
けた板材3、4を積み重ねて開口部3a、4aが互い違
いに配置されるようにしたが、複数のブロック材を積み
重ねて、開口部が互い違いに形成されるようにしても良
い。
【0016】また、上記の実施例では、シールド部材2
の材料として導電性の無い石英(SiO)を用いたの
で、導電性を確保するためにシールド部材2を構成する
板材3、4に開口部3a、4aを設けたが、シールド部
材の材料として導電性の材料を用いる場合は、開口部を
設ける必要はないし、板材を複数枚重ね合せる必要もな
い。この場合も、シールド部材によってプラズマ中のイ
オンが直接的にプラズマ処理室の内壁面に入射しなくな
るので、その内壁面からスパッタリングによって放出さ
れる重金属による汚染を防止できる。この場合、導電性
の材料としては、工作性の理由から、高純度アルミニウ
ムを用いることが好ましい。
【0017】さらに、シールド部材2を異種材料の組合
せとすることもできる。導電性の無い材料では、セラミ
ックと石英(SiO)を用いることができる。プラズ
マ処理をする上で、SiOのプラズマ中への放出がプ
ラズマに影響を与える場合は、プラズマに接する板材4
をセラミックとすることで、SiOの放出が軽減でき
る。
【0018】導電性を有する材料においても、異種材料
の組合せとすることができる。アルミニウムがプラズマ
処理をする上で、プラズマに影響を与える場合は、導電
性を有するシリコンやカーボンを高純度アルミニウムの
板材の上に、短冊状に貼り付けることによって対策でき
る。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、シールド部材によっ
て、プラズマ中のイオンが直接的にプラズマ処理装置の
金属面に入射しなくなるので、金属面からスパッタリン
グによって放出される重金属による汚染を防止でき、半
導体デバイスの歩留り向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したプラズマ処理装置の縦断面図
である。
【符号の説明】
1…プラズマ処理室 2…シールド部材 3、4…板材
3a、4a…開口部 10…プラズマ 11…電子 12…イオン 21…マ
イクロ波発生源 22…電極 23 … RFバイアス電源 24 … ガス
供給装置 25…真空排気装置 27…半導体デバイスウエハ(試
料)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05H 1/46 H01L 21/302 B Fターム(参考) 4G075 AA30 AA70 BC02 CA14 CA26 CA65 DA02 EB01 EB42 EC21 EE01 EE12 FA01 FA12 FB02 FB03 FB04 FB06 FC11 FC15 4K029 AA06 AA24 BD01 DA10 DC20 4K030 CA04 CA12 FA03 KA12 KA46 5F004 AA14 AA16 BB29 BC08 5F045 AA08 BB14 DP03 EH06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマを利用して試料を処理するプラ
    ズマ処理装置において、プラズマと接触する金属部品の
    プラズマ側の表面に、重金属成分を含まないシールド部
    材を配置し、このシールド部材はプラズマ中の電子を通
    過させ、プラズマ中のイオンを当該シールド部材との衝
    突によりトラップするように構成したことを特徴とする
    プラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプラズマ処理装置におい
    て、前記シールド部材は板状もしくはブロック状の高純
    度アルミニウムからなるプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のプラズマ処理装置におい
    て、前記シールド部材は、重金属成分を含まない材料か
    らなる複数の板材を有し、前記複数の板材は、それぞれ
    に設けた開口部が互い違いに配置されるように積み重ね
    られたプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のプラズマ処理装置におい
    て、前記シールド部材は、重金属成分を含まない材料か
    らなる複数のブロック材を有し、前記複数のブロック材
    は、開口部が互い違いに形成されるように積み重ねられ
    たプラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載のプラズマ処理装
    置において、板材またはブロック材を積み重ねて形成し
    たシールド部材の各層が、それぞれ重金属成分を含まな
    い異種材料から構成されたプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 プラズマを利用して試料を処理するプラ
    ズマ処理装置の金属面シールド方法において、プラズマ
    と接触する金属部品のプラズマ側の表面に、重金属成分
    を含まないシールド部材を配置し、プラズマ中の電子は
    前記シールド部材を通過させ、プラズマ中のイオンは前
    記シールド部材との衝突によりトラップすることを特徴
    とする金属面シールド方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の金属面シールド方法にお
    いて、前記シールド部材は板状もしくはブロック状の高
    純度アルミニウムからなる金属面シールド方法。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の金属面シールド方法にお
    いて、前記シールド部材は、重金属成分を含まない材料
    からなる複数の板材を有し、前記複数の板材を、それぞ
    れに設けた開口部が互い違いに配置されるように積み重
    ねることを特徴とする金属面シールド方法。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の金属面シールド方法にお
    いて、前記シールド部材は、重金属成分を含まない材料
    からなる複数のブロック材を有し、前記複数のブロック
    材を、開口部が互い違いに形成されるように積み重ねる
    ことを特徴とする金属面シールド方法。
  10. 【請求項10】 請求項8または9記載の金属面シール
    ド方法において、板材またはブロック材を積み重ねて形
    成したシールド部材の各層が、それぞれ重金属成分を含
    まない異種材料から構成される金属面シールド方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014133927A (ja) * 2013-01-10 2014-07-24 Japan Steel Works Ltd:The プラズマ処理装置およびプラズマ処理装置防着板
CN111868895A (zh) * 2018-03-22 2020-10-30 株式会社国际电气 基板处理装置、半导体装置的制造方法及静电屏蔽罩
JP2022140436A (ja) * 2014-03-06 2022-09-26 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド ホール効果が促進された容量結合プラズマ源、軽減システム、および真空処理システム

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