JP2003085934A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2003085934A
JP2003085934A JP2001271481A JP2001271481A JP2003085934A JP 2003085934 A JP2003085934 A JP 2003085934A JP 2001271481 A JP2001271481 A JP 2001271481A JP 2001271481 A JP2001271481 A JP 2001271481A JP 2003085934 A JP2003085934 A JP 2003085934A
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case
tab
disk
shutter
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JP2001271481A
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Kengo Oishi
健吾 大石
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を増大させることなく、ディスクメ
ディアの表裏や記録状態を識別可能なディスクカートリ
ッジ、特に、ディスクメディアが小型であっても部品点
数を増大させることなく、その表裏や記録状態を識別可
能なディスクカートリッジを得る。 【解決手段】 ケース部材14の後辺には、内面側から
見て幅方向の一方の側(本実施形態では右側)に凹部4
1が形成され、この凹部41から、折り取り可能なタブ
40が立設されている。タブ40のいずれか1つ又は両
方を必要に応じて折り取ることで、例えば、ディスクカ
ートリッジ12の面の認識や、その他の情報を認識でき
るようになる。タブ40を一体的に備えた同一形状のケ
ース部材14を2つ使用するので、部品点数が増大しな
い。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録用のディ
スクメディアを内部に収容し保護するためのディスクカ
ートリッジに関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、いわゆる3.5インチのフレ
キシブルディスク(FD)やミニディスク(MD)等で
は、円盤状のディスクメディアがケースに収容されてお
り、ディスクメディアへの情報の記録時や読取時には、
ケースの開口部から、ドライバ装置の記録部材や読取部
材がディスクメディアにアクセスするようになってい
る。 【0003】ところで、ディスクメディアが収容される
ケースは、2つのケース部材を組み合わせ、これらの間
にディスクメディア用の収容部を構成するようになって
いる。この場合、2つのケース部材をそれぞれ異なる形
状とすると、部品点数が多くなり、部品コストが高くな
る。例えば、ディスクメディアのなかには、両面に情報
を記録可能なものがあるため、これに対応して、各面
(表裏)を容易に識別できるようにすることが好ましい
が、単にケース部材に識別のための標識(「A面」、
「B面」などの表示)を設けると、2つのケース部材が
異なる構成となるため、部品点数が多くなる。 【0004】また、ディスクメディアのなかには、複数
の記録状態を採り得るように構成されたものがあるた
め、記録状態を容易に識別できるようにすることが好ま
しい(例えば追記型のディスクメディアでは、記録が完
了しているか否かを容易に識別できるようにすることが
好ましい)。しかし、このような識別のための部材をあ
らたにケース部材に設けると、さらに部品点数が多くな
る。 【0005】しかも、部品点数の増大によって、部品組
付の作業工程も多くなってしまうため、組立コストも増
大する。近年では、ディスクメディアの小型化が望まれ
ているが、これに対応してケース部部材等を小型化する
と、さらに組立作業が困難になる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮し、部品点数を増大させることなく、ディスクメデ
ィアの表裏や記録状態を識別可能なディスクカートリッ
ジ、特に、ディスクメディアが小型であっても部品点数
を増大させることなく、その表裏や記録状態を識別可能
なディスクカートリッジを得ることを課題とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、互いに同一形状とされ、重ね合わせた状態で内部に
ディスクメディアを収容可能なケースを構成する一対の
ケース部材と、前記ケース部材のそれぞれに設けられ、
収容された前記ディスクメディアへのアクセス用とされ
る開口部と、前記ケース部材のそれぞれに切除可能に設
けられ、切除状態と非切除状態とを外部から識別可能と
されたタブと、を有することを特徴とするを有すること
を特徴とする。 【0008】このディスクカートリッジでは、一対のケ
ース部材を重ね合わせた状態でケースが構成され、ケー
ス内部にディスクメディアを収容することができる。 【0009】ケース部材のそれぞれには開口部が形成さ
れているので、ドライブ装置はこの開口部からディスク
メディアへアクセスし、情報の記録や読取等を行うこと
ができる。なお、ディスクメディアとしては回転可能な
もの(回転させながら、情報の記録や読取を行うもの)
が採用されることが多く、この場合には、開口部から、
例えばドライブ装置のスピンドル軸等を挿入し、ディス
クメディアを回転駆動することも可能となる。 【0010】開口部はそれぞれのケース部材に設けられ
ているので、ディスクメディアの両面に独立にアクセス
することが可能となる。 【0011】ケースを構成するケース部材は、互いに同
一形状とされているので、2つ以上の異なる形状のケー
ス部材によってケースを構成するものと比較して、部品
点数が少なくなり、部品数管理も容易になる。例えば、
2つのケース部材を対称構造とし、一方のケース部材に
対し他方のケース部材を反転させて重ね合わせる構成と
すれば、ケースとしても対称構造となるので、ディスク
カートリッジを反転させて使用することが可能になる。
また、ケース部材を同一形状とすることで、単一の成形
装置(例えば成形金型)を使用して製造できるので、精
度管理も容易になる。 【0012】ケース部材のそれぞれには、切除可能で、
切除状態と非切除状態とを外部から識別可能なタブが設
けられている。このため、ケース部材によってケースを
構成した状態では、2つのタブが設けられることにな
る。従って、これらのタブを必要に応じて切除すること
で、ディスクメディアの表裏の識別やディスクメディア
の記録状態の識別が可能になる。例えば、2つのタブの
うち一方のタブのみを切除することで、ディスクメディ
アの表裏を識別可能となる。また、タブを2つとも切除
することで、ディスクメディアに対し記録が完了してい
ること等を知ることが可能となる。 【0013】また、タブはケース部材に設けてられてい
るので、ケース部材とは別体で識別のための部材を設け
た構成と比較して、部品点数が少なくなる。特に、小型
化されたディスクメディアに対応してケース部材を小型
化した場合でも、部品点数が増大していないので、ケー
ス部材を容易に組み付けることができる。 【0014】なお、タブの切除は、ユーザーが行っても
よいが、例えば、ユーザーが使用する前段階(ケース部
材の組み付け中あるいは組み付け後など)に、必要に応
じて切除するようにしてもよい。 【0015】また、タブの切除状態と非切除状態との識
別は、ユーザーによる識別(目視や触感による識別)
と、ドライブ装置による識別のうち、いずれか一方が可
能であればよいが、ユーザーとドライブ装置の双方が識
別可能とされていることが好ましい。 【0016】 【発明の実施の形態】本発明の一実施形態のディスクカ
ートリッジ12について、図1〜図6に基づき説明す
る。なお、各図面において、矢印FR、矢印RE、矢印
UP、矢印DW、矢印RI、及び矢印LEが示されてい
る場合は、それぞれディスクカートリッジ12のドライ
ブ装置への装填(挿入)方向を向いて見た場合のディス
クカートリッジ12の前方向(装填方向)、後方向、上
方向、下方向、右方向、及び左方向を示すものとし、以
下単に上下前後右左を示す場合は上記各矢印方向に対応
している。また、単にディスクカートリッジ12の「長
手方向」、「厚み方向」、「幅方向」というときは、そ
れぞれ、「前後双方向」、「上下双方向」、「左右双方
向」をいうものとする。これらの各方向は便宜上示すも
のであり、ディスクカートリッジ12を使用する際の方
向を限定するものではない。したがって、例えば、ディ
スクカートリッジ12は、使用に際して水平に配置され
ても良く鉛直に配置されても良い。 【0017】図2に示すように、ディスクカートリッジ
12は、2つのケース部材14と、これらのケース部材
14のそれぞれに対応して設けられた2つのシャッター
部材16、及び2つのシャッター部材16に共通して設
けられたそれぞれ1つずつのロック部材18及びバネ部
材20を有している。 【0018】2つのケース部材14は同一形状とされ、
平面視にて略長方形の板状に形成されている。ケース部
材14の前後寸法は、左右寸法に対して大きくされてお
り、ディスクカートリッジ12は、ドライブ装置(図示
省略)に対して、誤って幅方向(左右方向)に挿入され
ないようになっている。 【0019】ケース部材14には、それぞれ所定位置
に、位置決め用の円孔26及び長孔28が形成されてお
り、ドライブ装置内において、円孔26及び長孔28に
ドライブ装置の基準ピン(図示省略)が挿入されること
で、ケース部材14が位置決めされる。 【0020】ケース部材14には、円盤状のディスクメ
ディア22に対応したメディア収容部24が形成されて
いる。2つのメディア収容部24が対向するようにケー
ス部材14を重ね合わせることでケース30(図1参
照)が構成され、メディア収容部24内にディスクメデ
ィア22を保持可能となる。以下、メディア収容部24
が形成された面をケース部材14の内面といい、この反
対側の面をケース部材14の外面ということとする。 【0021】ケース部材14の内面には、2つのボス3
2、34が立設されている。また、対称軸線J1に対し
対称となる位置には、ボス32、34にそれぞれ対応し
た嵌合孔36、38が形成されている。2つのケース部
材14を重ね合わせた状態で、それぞれ対応するボス3
2、34を嵌合孔36、38に嵌合させると、ケース部
材14が重ね合わせ状態に維持され、不用意に分離しな
くなる。 【0022】図3〜図5にも示すように、ケース部材1
4の後辺には、内面側から見て幅方向の一方の側(本実
施形態では右側)に凹部41が形成され、この凹部41
から、折り取り可能なタブ40が立設されている。タブ
40は、図6(A)にも示すように、凹部41から後方
に向かって突出された水平部40Aと、水平部40Aの
突出端から厚み方向に延出された垂直部40Bとを有す
る端面略L字状に形成されている。 【0023】一方、内面側から見て幅方向の他方の側
(本実施形態では左側)には、ケース部材14の重ね合
わせ状態でタブ40が収容されるタブ収容部42が形成
されている。従って、ケース30が構成された状態で
は、対称軸線J1を中心として対称に、2つのタブ40
が設けられ、ケース30の表面から突出しないようにタ
ブ収容部42内に収容されている。これにより、ケース
30を取り扱うときに、タブ40が邪魔になったり、不
用意にタブ40が折り取られてしまったりすることが防
止されている。 【0024】そして、図4及び図5に示すように、これ
らのタブ40のいずれか1つ又は両方を必要に応じて折
り取ることで、例えば、ディスクカートリッジ12の面
の認識(いずれの面がA面であるか、ということ)や、
その他の情報を認識できるようになる。この情報は、目
視や触感によって読み取ることも可能であるが、例え
ば、ドライブ装置内の読取装置等によって読み取ること
も、もちろん可能である。 【0025】図3及び図6(A)に示すように、タブ4
0の水平部40Aの根元部分には、水平部40Aの厚み
を部分的に薄くする楔状のノッチ部43が形成されてい
る。このノッチ部43が形成された部位において、タブ
40の強度が局所的に低下しているので、タブ40に対
し例えば上方向又は下方向の力やこじり力等が作用する
と、タブ40は図6(B)に示すように、この部位にお
いて破断され、タブ40の全体がケース部材14から分
離される。 【0026】図2に示すように、ケース部材14には、
開口44が形成されている。開口44は、収容されたデ
ィスクメディア22と同芯(中心線Cで示す)で、且つ
ディスクメディア22よりも小径の回転駆動用開口部4
6と、この回転駆動用開口部46から連続して、且つ前
方向に向かって形成された略四角形状で、前端が円弧状
に湾曲した書込読取用開口部48とで構成されている。
ディスクカートリッジ12がドライブ装置に装填された
状態で、回転駆動用開口部46からドライブ装置の回転
駆動部材(例えば回転スピンドル軸)がディスクメディ
ア22にアクセスし、ディスクメディア22を回転させ
ることができる。また、書込読取用開口部48からは、
ドライブ装置の書込読取部材(例えば記録再生ヘッド)
がディスクメディア22にアクセスし、ディスクメディ
ア22に対し情報の書込み又は読取を行うことができ
る。 【0027】ケース部材14の前縁部分には、内面側か
ら外面側に向かって部分的に薄肉とした薄肉部50が形
成されており、薄肉部50どうしによって、進入溝52
及びばね収容変形領域54が構成されている。進入溝5
2には、ドライブ装置のシャッター開閉ピン(図示省
略)がスライドし、その先端がディスクカートリッジ1
2の幅方向外側から進入する。ばね収容変形領域54に
はバネ部材20が収容される。 【0028】進入溝52の左端部には、薄肉部50から
突出する凸部60が形成されており、この凸部60によ
り、図1から分かるように、進入溝52の入口部分が実
質的に狭くされている。凸部60の先端面は、テーパー
面62とされており、シャッター開閉ピン112は進入
溝52に進入する初期においてテーパー面62に沿って
案内され、後述するロック部材18の被押圧片96及び
シャッター部材16の被押圧リブ80を確実に押圧す
る。 【0029】それぞれのケース部材14の外面には、シ
ャッター部材16が配置されている。シャッター部材1
6は、少なくとも開口44を閉塞可能な大きさとされた
シャッター本体部66と、このシャッター本体部66の
前側から延出されたシャッターガイド部68と、を有す
る略L字状に形成されている。シャッターガイド部68
からは略直角に立ち上がる接触片70が立設され、さら
に接触片70の端部から、シャッターガイド部68と平
行に2つの案内片72、74が形成されている。シャッ
ター部材16がケース部材14の所定位置に配置される
と、接触片70がケース部材14の前縁14Aに接触
し、さらに案内片72、74がシャッターガイド部68
の反対側でケース部材14と対向する。これにより、シ
ャッター部材16の不用意な脱落やがたつきが防止され
る。 【0030】また、シャッター本体部66の後端近傍か
らは、シャッターガイド部68と同方向に延出され、さ
らにシャッター本体部66に対し直角に立ち上げられる
と共に、先端がシャッター本体部66と平行に曲げられ
た案内片76が形成されている。ケース部材14には、
左右方向に沿って、且つケース部材14を厚み方向に貫
通する案内孔78が形成されており、案内片76は案内
孔78に挿入されている。これによっても、シャッター
部材16のケース部材14からの不用意な脱落やがたつ
きが防止されている。そして、シャッター部材16は、
シャッター部材16のシャッター本体部66がケース部
材14の開口44を閉塞した位置(閉塞位置、図1に実
線で示す)から、開口44を開放した位置(開放位置、
図1に二点鎖線で示す)までの間を、案内片72、7
4、76によって案内されつつ、がたつくことなくスラ
イドする。なお、ケース部材14の外面には、シャッタ
ー部材16の移動領域に対応した凹部82が形成されて
おり、シャッター部材16がケース部材14から厚み方
向(上方向又は下方向)に突出しないようになってい
る。 【0031】シャッター部材16のシャッターガイド部
68の先端近傍からは、接触片70と同一平面に位置す
るように、被押圧リブ80が立設されている。ドライブ
装置の図示しないシャッター開閉ピンは進入溝52内を
移動すると被押圧リブ80に接触し、さらにシャッター
開閉ピンが移動することで、シャッター部材16が開放
位置に向かって押される。 【0032】図2に示すように、2つのケース部材14
の間には、1つのロック部材18が配置されている。ロ
ック部材18は、中央のバネ部84と、このバネ部84
の上端及び下端から、それぞれ左方向及び右方向に延出
された回動部86と、を含んで構成されており、対称軸
線J1に沿って見ると、線対称形状になっている。 【0033】回動部86には軸支孔88が形成されてお
り、ケース部材14から立設された軸支ピン90が挿入
されている。回動部86はそれぞれ、軸支ピン90を中
心として独立に回動するが、この回動に伴ってバネ部8
4が変形するため、回動方向と反対方向の弾性力が回動
部86に作用する。 【0034】回動部86の長手方向中央からは、前方向
に向かって突出するロック凸部92が形成されている。
一方、シャッター部材16には、接触片70を部分的に
切り欠いて、ロック凹部94が形成されている。シャッ
ター部材16が閉塞位置にあるときには、ロック凸部9
2がロック凹部94に係合するため、シャッター部材1
6の移動が制限され、シャッター部材16は閉塞位置で
ロックされが、回動部86が軸支ピン90を中心として
ロック解除方向に回動しロック凸部92のロック凹部9
4への係合が解除されると、シャッター部材16もロッ
ク解除され、開放位置へ向かって移動可能となる。 【0035】回動部86の先端には、被押圧片96が形
成され、進入溝52内に張り出している。進入溝52内
を移動してきたシャッター開閉ピンによって被押圧片9
6が押されると、回動部86がバネ部84の付勢力に抗
して、ロック解除方向に回動する。 【0036】図2に示すように、2つのケース部材14
の間にはさらに、バネ部材20が配置されている。バネ
部材20はロック部材18と同様、対称軸線J1に沿っ
て見ると線対称形状になっている。 【0037】バネ部材20の両端には、線材が上方向又
は下方向に略直角に折り曲げられてフック部106が形
成されている。また、シャッター部材16の案内片72
にはバネ受け部108が形成されている。フック部10
6は、バネ部材20がケース30内に組み付けられ、且
つシャッター部材16が閉塞位置にある状態で、バネ受
け部108に係合する。このとき、バネ部材20はフッ
ク部106の間隔がわずかに広がるように変形され、シ
ャッター部材16に対し互いに閉塞方向への弾性力を作
用させる。この状態から、シャッター部材16が開放位
置へと移動しようとすると、バネ部材20が変形し、シ
ャッター部材16に閉塞方向への、より大きな弾性力を
作用させる。 【0038】次に、ディスクカートリッジ12の作用を
説明する。 【0039】本実施形態のディスクカートリッジ12
は、上記からもわかるように、対称軸線J1と中心とし
て対称に構成されている。従って、ディスクメディア2
2として両面に情報を記録可能なものを採用すること
で、ディスクカートリッジ12としても反転して、両面
を(例えば「A面」、「B面」として)使用することが
可能になる。 【0040】この場合、ディスクカートリッジ12の面
について、いずれの面がA面(又はB面)であるか、と
いうことを容易に識別できることが好ましい場合があ
る。本実施形態のディスクカートリッジ12では、ケー
ス部材14に、折り取り可能なタブ40を設けている。
従って、図4に示すように、これらのタブ40のうち一
方を折り取ることで、A面とB面とを容易に識別できる
ようになる。 【0041】また、ディスクメディア22としては、再
生専用型、追記型、書換型等、種々の構成ものを採用す
ることが可能であるが、これらの型に応じて、ディスク
メディア22がどのような記録状態にあるかを識別でき
ることが好ましい場合がある。すなわち、再生専用型の
場合には、ディスクメディア22はユーザーが情報を追
記することができない状態となっており、しかも、情報
がいずれの面に記録されているかは明確なので、AB面
を特に識別する必要なない。また、追記型の場合には、
例えばユーザーがA面に特定のディレクトリ(いわゆる
フォルダ等)を作成して一旦情報を記録し、さらに情報
を追記する場合に、ABいずれの面に追記目的のディレ
クトリを作成したかを認識する必要がある。これに対
し、追記型のディスクメディア22にすべての情報を記
録した後は、ディレクトリは整理された状態にあり、さ
らに追記する必要がないので(追記禁止状態)、AB面
の識別は必要としない(実質的に再生専用型のものと同
じ)。 【0042】従って、再生専用型のディスクメディア2
2では、タブ40を2つとも折り取っておくことで、こ
の状態を容易に認識することができる。追記型のディス
クメディア22において、情報を追記することが無い状
態でも同様に、2つのタブ40を折り取っておけばよ
い。 【0043】タブ40が切除されている状態(切除状
態)と切除されていない状態(非切除状態)との識別
は、ユーザーが目視により、あるいは指等で触れること
により行うことが可能であるが、これに加えて、ドライ
ブ装置の検出装置(センサー等)で識別するようにして
もよい。一般に、ドライブ装置のセンサーとしては、デ
ィスクカートリッジ12の厚み方向に光LB(図6
(B)参照)を照射して、この光LBの反射あるいは透
過によりタブ40の有無を検知するものが多い。ここ
で、図6(C)に示すように、ノッチ部43が設けられ
ていないタブ40では、図6(D)から分かるように、
タブ40を折り取った後にもその一部(図6(D)では
水平部40A)がケース部材14に残ってしまうおそれ
があり、センサーによるタブ40の検知が難しくなるこ
とがある。これに対し、本実施形態では、ノッチ部43
によって、タブ40のすべてがケース部材14から切除
される。従って、タブ40の有無を確実に検知すること
ができる。もちろん、ドライブ装置の検出装置の構成に
よっては、ノッチ部43が形成されていない図6(C)
の形状のタブ40であっても、その有無を確実に検出す
ることが可能な場合もある。また、ディスクカートリッ
ジ12の用途によっては、ユーザーがタブ40の有無を
識別できれば十分であり、ドライブ装置においてこれを
識別する必要がない場合もある。これらの場合には、本
発明のタブとして、図6(C)に示したものを採用して
もよい。 【0044】タブ40の折り取り(切除)は、ユーザー
が行ってもよいことはもちろんであるが、ディスクカー
トリッジ12の製造段階において、例えばケース部材1
4の組み付け前後や組み付け途中で折り取ってもよい。
本実施形態では、タブ40を折り取る時期や条件に関わ
り無く、2つのケース部材14を同一形状とすることが
でき、しかも、ケース部材14にタブ40が一体的に設
けられている。このため、それぞれのケース部材14を
別々の形状とした場合や、タブ40を別体で設けた場合
と比較して寸法精度の維持が容易となると共に、部品点
数の管理も容易になる。また、2つのケース部材14
は、同一の製造装置(例えば成形金型)において同一の
製造工程で製造できるので、ディスクカートリッジ12
を構成する部品点数が少なくなり、部品数管理も容易に
なると共に、部品コストを低減させることが可能にな
る。部品点数が少なくなることで、各部品の組付けも容
易になるので、組立コストも低減できる。 【0045】特に、ディスクメディア22として小型の
ものを採用した場合には、これに対応して、ケース部材
14等を小型化することが好ましいが、この場合でも、
容易に組み付けることができる。例えば、本実施形態の
ディスクカートリッジ12では、ケース部材14の長辺
の長さを30mm〜40mm程度、あるいはこれ以下に
した場合でも、組み付けが困難になることはない。 【0046】また、上記説明では、タブ40がケース部
材14にそれぞれ1つずつ設けられ、合計で2つのタブ
40が設けられるように構成したものを挙げているが、
タブ40の数はこれに限定されない。すなわち、1つの
ケース部材14に2つ以上のタブ40を設け、例えば、
ディスクメディア22の各種記録状態をより具体的に表
示できるようにしてもよい。 【0047】本発明に係るディスクメディア22として
は、情報の書込みや読取を行うことができるものであれ
ば、特に限定されない。例えば、光によって情報の記録
を行うものや、磁気によって情報の記録を行うもの等、
各種の記録方法のものを採用できる。 【0048】 【発明の効果】本発明は上記構成としたので、部品点数
を増大させることなく、ディスクメディアの表裏や記録
状態を識別することができ、特に、ディスクメディアが
小型であっても部品点数を増大させることなく、その表
裏や記録状態を識別することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態のディスクカートリッジを
示す斜視図である。 【図2】本発明の一実施形態のディスクカートリッジと
ディスクメディアを示す分解斜視図である。 【図3】本発明の一実施形態のディスクカートリッジの
後部近傍を拡大して示す斜視図である。 【図4】本発明の一実施形態のディスクカートリッジの
後部近傍をタブの1つが折り取られた状態で示す斜視図
である。 【図5】本発明の一実施形態のディスクカートリッジの
後部近傍をタブが2つとも折り取られた状態で示す斜視
図である。 【図6】本発明の一実施形態のディスクカートリッジの
タブを拡大して示し、(A)はタブが折り取られていな
い状態での図3VI−VI線断面図、(B)は(A)に
示すタブが折り取られた状態の断面図、(C)はノッチ
部が設けられていないタブの(A)と同位置での断面
図、(D)は(C)に示すタブが折り取られた状態の断
面図である。 【符号の説明】 12 ディスクカートリッジ 14 ケース部材 40 タブ 44 開口(開口部)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 互いに同一形状とされ、重ね合わせた状
    態で内部にディスクメディアを収容可能なケースを構成
    する一対のケース部材と、 前記ケース部材のそれぞれに設けられ、収容された前記
    ディスクメディアへのアクセス用とされる開口部と、 前記ケース部材のそれぞれに切除可能に設けられ、切除
    状態と非切除状態とを外部から識別可能とされたタブ
    と、 を有することを特徴とするディスクカートリッジ。
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