JP2003085880A - ディジタル情報記録装置、再生装置、出力装置および送信装置 - Google Patents
ディジタル情報記録装置、再生装置、出力装置および送信装置Info
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Abstract
返しにより媒体内に永く残存することを防止する。ま
た、許容数以上の記録媒体へコピーされることを防止す
る。 【解決手段】 コピー制御情報が規定の制限時間を持つ
一時記録を許すことを示す場合は、一時記録を許さない
ことを示す制御情報を付加して記録媒体に記録する。ま
た、コピーが制限された情報をコピーする際、記録装
置、記録媒体数を検知し、許容数以内の媒体にのみ記録
する。
Description
ディジタル情報の記録装置、再生装置及び出力装置に関
わり、特に著作権者などの権限により、情報を媒体へ記
録することに関し制限を与えられるようにした装置に関
する。さらに本発明は、このような記録装置に対し、デ
ィジタル情報を好適に送信する送信装置に関する。
再生する装置、さらには映画ソフトなどのパッケージメ
ディアの分野では、ディジタル放送が開始され、これに
対応した民生用のディジタル記録再生装置が発売されて
いる。この装置で用いるパッケージソフトも近い将来現
れるであろう。ディジタル放送、ディジタル記録装置
は、情報の伝送過程や記録再生過程での品質劣化がな
い、もしくはごく少ないことが長所である。しかし、情
報の良質なコピーが、著作権者の預かり知らぬところで
多数作成されて出回り、またコピーを繰返した場合、そ
の著作権者に利益が還元されない問題がある。
情報に2ビットのコピー制御情報を付す方法が開示され
ている。これは著作権者、情報作成者の意志により、コ
ピー禁止、コピー認可、一世代のみコピー認可の三つの
うち、いずれかを選択することで、記録装置の動作を制
御するものである。記録装置は、コピー禁止ならば記録
動作をせず、コピー認可なら記録動作を行う。一世代の
みコピーが認可されるなら、記録装置はこの制御情報
を、これ以上のコピーを認めない情報に書替えたうえ
で、記録動作を行う。
止とした場合、たまたま来客があった時など、ユーザは
その放送を視聴する手段がなくなる問題がある。そこで
特開2000−149417号公報では、コピー制御情
報がコピー禁止を示す場合にも、一時記録という手段を
用いて、この問題を解消する方法が開示されている。こ
れは物理的には一旦記録媒体に情報を記録するのである
が、再生し視聴する期間に、たとえば90分などという
制限を設け、再生後もしくは制限時間後に消去するもの
である。すなわち永く保存し多目的利用するために記録
するのではなく、等価的に放送を90分以内で遅らせて
視聴することとなる。記録媒体が永く残ることはないた
め、著作権者に不利益を与えることなく、上記したユー
ザの不便を解消できる。なお、一時記録はその性格上、
受信装置に内蔵したハードディスクレコーダなどを用い
て行うことが多い。
録を行う装置が複数台準備されれば、上記制限時間内で
あれば他の装置へ一時記録が可能となる。これを繰返せ
ば、結局記録した媒体が永く残ってしまい、本来の目的
である通常の視聴以外の目的に流用される恐れがある。
その可能性を少しでも低減するために、制限期間は90
分、120分などと比較的短く設定されるのであるが、
ユーザにとっては不便な場合がある。制限時間の余裕が
ないため、深夜の番組の一時記録は、翌日にまわして視
聴することができないことになる。
今後現れると、新たな問題が発生する。多くのパッケー
ジソフトでは、コピー制御情報をコピー禁止とするであ
ろうが、これが一時記録される恐れがある。パッケージ
ソフトはいつでも視聴できるものであるから、本来は一
時記録を認める意味はない。これができると、不正なコ
ピーの作成を幇助しかねない問題がある。上記従来技術
では、一時記録に関しこれらの問題については考慮され
ていない。
項は、一つの記録再生装置が一つの記録再生部を持つこ
とを前提としている。実際にはコピー、編集などのため
に、通称でダブルデッキと呼ばれるような、同じ筐体内
に複数の記録再生部を持つものが現れるであろう。この
問題については、上記した文献には記述されていない。
ピー禁止という本来の著作権者の意図から外れることの
ない、一時記録の方法を提供することにある。また、上
記したユーザにとっての不便を解消することにある。さ
らには、コピー制御情報を、一世代のみコピー認可とし
た場合も同様に、不利益を与えることのない一時記録の
方法を提供することにある。
が現れた後も、コピーに関する本来のルールを守る手
段、およびこれを適用した装置を提供することにある。
め、本発明のディジタル情報記録装置においては、ディ
ジタル情報には、ディジタル情報を記録媒体に記録する
ことを許すか否かを示す第一のコピー制御情報と、第一
のコピー制御情報が記録することを許さないことを示す
場合にも、再生に際して規定の制限時間を持つ一時記録
を許すか否かを示す第二のコピー制御情報と、上記制限
時間を指定する第三のコピー制御情報が付加されてお
り、ディジタル情報に所定の処理を行い記録媒体に記録
する記録回路と、ディジタル情報に付加されているコピ
ー制御情報を検出する制御検出回路と、制御検出回路で
の検出結果に基づき記録回路の記録動作を制御する記録
制御回路とを備える。記録制御回路は、制御検出回路で
検出した第一および第二のコピー制御情報に従い記録回
路の記録動作を制御し、第二のコピー制御情報が、規定
の制限時間を持つ一時記録を許すことを示す場合は、デ
ィジタル情報を記録媒体に記録する。
の制限時間を持つ一時記録を許すことを示す場合は、前
記記録回路は、一時記録を許さないことを示す情報をデ
ィジタル情報に付加して記録媒体に記録する。
いては、再生されるディジタル情報に所定の処理を行っ
て出力する再生回路と、少なくとも再生されるディジタ
ル情報からに付加されている第一のコピー制御情報を検
出する制御検出回路と、制御検出回路での検出結果に基
づき再生回路の再生動作を制御する再生制御回路とを備
える。検出した第一のコピー制御情報が記録することを
許さないことを示し、かつ、記録後規定の制限時間を過
ぎている場合には、再生した情報の出力を行わない。
れるディジタル情報に付加されている第二のコピー制御
情報を検出し、検出した第一のコピー制御情報が記録す
ることを許さないことを示し、かつ、第二のコピー制御
情報が再生に際して規定の制限時間を持つ一時記録を許
すことを示し、記録後規定の制限時間を過ぎていない場
合には、再生に際して規定の制限時間を持つ一時記録を
許さない情報を再生した情報に付加して出力する。
いては、ディジタル情報には、ディジタル情報を記録媒
体に記録することを許すか否かを示す第一のコピー制御
情報と、第一のコピー制御情報が一世代のみ記録するこ
とを許すことを示す場合に、記録後規定の制限時間の間
は一世代のみ記録することを許した状態のまま再生出力
することを許すか否かを示す第二のコピー制御情報が付
加されている。第二のコピー制御情報が上記した記録後
規定の制限時間の間は一世代のみ記録することを許した
状態のまま再生出力することを許すことを示す場合は、
一時記録を許さないことを示す情報をディジタル情報に
付加して記録媒体に記録する。
は、検出したコピー制御情報が一世代のみ記録すること
を許すこと、ないし一世代の記録済みのためこれ以上の
記録を許さないことを示す場合には、記録後規定の制限
時間の間は一世代のみ記録することを許した状態のまま
再生出力することを許さないことを示す情報を再生した
情報に付加して出力する。
録装置においては、複数の記録媒体を装着し、入力され
たディジタル情報を上記複数の記録媒体へ記録可能とす
るための複数の記録手段を有し、入力されたディジタル
情報に付されたコピー制御情報が一世代のみコピーを認
可することを示す場合には、上記した複数の記録手段の
うちの1つの記録手段により1つの記録媒体にのみディ
ジタル情報を記録する。
外部に接続された複数の情報記録装置にディジタル情報
を出力するものであって、接続された情報記録装置を認
証し、該情報記録装置に装着された記録媒体の総数を検
知する認証手段と、接続された情報記録装置へのディジ
タル情報の出力を制御する出力制御手段と有する。ディ
ジタル情報に付されたコピー制御情報がコピーを制限す
ることを示し、認証手段にて検知した外部情報記録装置
の記録媒体の総数が所定の許容数を超える場合には、出
力制御手段は、接続された情報記録装置のうち一部の装
置へのディジタル情報の出力を行わない。
置は、複数の記録媒体へ記録可能とするための複数の記
録手段を有し、入力されたディジタル情報に付されたコ
ピー制御情報がコピーを制限することを示す場合には、
上記した複数の記録手段により複数の記録媒体に一旦デ
ィジタル情報を記録した後、少なくとも1つの記録媒体
を残して、他の記録媒体に記録されたディジタル情報を
再生不能化する。
置は、複数の記録媒体へ記録可能とするための複数の記
録手段を有し、入力されたディジタル情報に付されたコ
ピー制御情報がコピーをすることを示す場合には、上記
した複数の記録手段のうちの1つの記録手段により、1
つの記録媒体にのみディジタル情報を記録する。
複数の記録媒体へ記録可能とするための複数の記録手段
を有し、入力されたディジタル情報に付されたコピー制
御情報がコピーを認可しないディジタル情報の移動であ
ることを示す場合には、上記した複数の記録手段により
複数の記録媒体に一旦ディジタル情報を記録した後、い
ずれか1つの記録媒体を残して、他の記録媒体に記録さ
れたディジタル情報を再生不能化する。
装置は、入力されたディジタル情報に付されたコピー制
御情報が一世代のみコピーを認可することを示す場合に
は、記録媒体に、上記一世代のみコピーを認可する際の
許容数以下のディジタル情報を記録する。
入力されたディジタル情報に付されたコピー制御情報が
一世代のみコピーを認可することを示す場合には、上記
一世代のみコピーを認可する際の許容数以下の記録媒体
に、ディジタル情報を記録する。
応じて、図面を用いながら説明する。本発明の一実施例
は、コピー禁止とされた情報の、一時記録に関するもの
であるが、その説明の前に本発明を適用するシステム全
体から述べる。
形態を示すブロック図であって、放送で情報を送受信
し、また記録再生する場合を例にとって示したものであ
る。これには、本発明を適用した装置が含まれている。
1は放送局などの情報提供局、2は中継局、3は受信装
置、4は受信装置3に内蔵される第一の記録再生装置、
5はディスプレイ、6は第二の記録再生装置である。な
お、ここで放送などを記録する際は、これに付されたコ
ピー制御情報に応じ、第一の記録再生装置4と第二の記
録再生装置6の双方、あるいは、いずれか一方に記録す
ることができる。また、第一の記録再生装置4は記録媒
体としては、たとえばハードディスクなど取外しのでき
ないものであって良い。ビデオディスク、ビデオテープ
など取外しのできるものでも良いが、受信装置に内蔵す
る記録再生装置は、情報を比較的短い期間保存する場合
に用いられることがあり、たとえば前記した一時記録を
主な目的にする場合など、取外しのできないものでも使
用できる。また、本実施形態では、第一の記録再生装置
4は受信装置3に内蔵されるものとして以下の説明を行
うが、これは必ずしも必要条件ではなく、受信装置3に
外付けされるものとしても本発明は適用できる。
記録再生部を有するものとして説明する。第一、第二の
記録再生部61,62は、例えば前者がハードディスク
を用い、後者が磁気テープ、光ディスクなど取外しので
きるものを用いれば、各々の長所を生かした使い分けが
可能であるが、これに限定するものではなく、双方とも
光ディスクであったりしても良い。第一の記録再生装置
4が複数の記録再生部を持っても良く、また双方が持っ
ても良いが、ここでは代表的なものとして上記の例で説
明する。
用衛星などの中継局2を介して、情報によって変調され
た信号電波を伝送する。勿論、それ以外のたとえばケー
ブルによる伝送、電話線による伝送、地上波放送による
伝送などを用いても良い。受信側の受信装置3で受信さ
れたこの信号電波は、後に述べるように、復調されて情
報信号となった後、必要に応じ、第一の記録再生装置4
ないし第二の記録再生装置6へ記録するに適した信号と
なって記録される。また、ディスプレイ5へ送られる。
ここでユーザは、情報内容を直接視聴することができ
る。また、上記した第一の記録再生装置4、第二の記録
再生装置6で再生された情報は、受信装置3を介してデ
ィスプレイ5へ与えられ、元の映像音声などの情報が視
聴される。情報が予め記録された取外し可能な記録媒
体、たとえばパッケージソフトが提供される時は、これ
を取付けた、たとえば第二の記録再生装置6での再生動
作以降が行われる。なお、装置間の情報の授受はディジ
タル信号で行われることが多いが、たとえば受信装置3
とディスプレイ5の間は、アナログ信号で接続すること
もある。
の情報提供局1の構成例を示すブロック図である。11
はソース発生部、12はMPEG方式等で圧縮を行うエ
ンコード回路、13はスクランブル回路、14は変調回
路、15は送信アンテナ、16は管理情報付与回路、1
7は入力端子である。
発生部11で発生した映像音声などの情報は、より少な
い占有帯域で伝送できるよう、エンコード回路12でデ
ータ量の圧縮が施される。必要に応じてスクランブル回
路13で、特定の視聴者のみが視聴可能となるように伝
送暗号化される。変調回路14で伝送するに適した信号
となるよう変調された後、送信アンテナ15から、たと
えば放送用衛星などの中継局2に向けて電波として発射
される。この際管理情報付与回路16では、前記したコ
ピー制御情報を始め現在時刻等の情報を付加する。また
入力端子17からは、先の図1では省略したが、たとえ
ばリクエスト情報が電話回線などを介して入力される。
これはビデオオンデマンドなど、視聴者のリクエストに
応えて送出する情報を決定するシステムで活用される。
が、時分割、スペクトル拡散などの方法で多重されるこ
とが多い。簡単のため図2には記していないが、この場
合、ソース発生部11とエンコード回路12の系統が複
数個あり、エンコード回路12とスクランブル回路13
との間に、複数の情報を多重するマルチプレクス回路が
置かれる。
3の構成の一例を示すブロック図である。301はRF
/IF変換回路、302は復調回路、303は誤り訂正
回路、304は信号に施された伝送暗号を解除するデス
クランブル回路、305は第一のデマルチプレクス回
路、306は入出力端子、307は第二のデマルチプレ
クス回路、308はデコード回路、309,310は出
力端子、311は受信装置3の全体を制御する制御回
路、312は情報管理回路、313はコマンド入力回
路、314は入力端子である。4は第一の記録再生装置
であり、図1で記したように、受信装置3に内蔵されて
いても良い。図中、実線は映像音声など主となる情報の
流れを、点線は各構成要素間の制御信号情報の流れを示
す。
に関し、実線で示した映像音声などの情報の流れを説明
する。RF/IF変換回路301には、たとえば放送用
衛星などの中継局からの電波が入力される。ここでRF
帯域の電波はIF帯域 (Intermediate Frequency) に周
波数変換され、また受信チャネルに依存しない一定の帯
域の信号となり、復調回路302で伝送のために施され
た変調操作が復調される。さらに誤り訂正回路303
で、伝送途中で発生した符合の誤りが検出さらには訂正
された後、デスクランブル回路304で伝送暗号の解除
を行う。その後、第一および第二のデマルチプレクス回
路305および307へ送られる。上記したとおり、特
にディジタル放送の場合、一つのチャネルには複数の情
報が、時分割、スペクトラム拡散などの方法で多重され
ることが多い。デマルチプレクス回路は、これから所望
の情報だけを分離するものである。2つのデマルチプレ
クス回路を設ける理由は、いわゆる裏番組記録を可能に
するのみならず、第一のデマルチプレクス回路305
で、記録に値しない情報を除去するためである。すなわ
ち、情報の中には天気予報、番組の放送予定などの付加
情報が付されていることが多く、これは放送時点で見る
なら良いが、記録して後日見るには値しないため、ここ
で除去することも可能にしている。
は、第一の記録再生装置4へ与えられ、必要に応じて、
その記録媒体へ記録される。また入出力端子306へも
与えられ、ここに接続される第二の記録再生装置6と信
号の授受を行う。入出力端子306は双方向の端子であ
って、第二の記録再生装置6との間で、記録再生する情
報などをたとえばディジタルデータで授受する。もちろ
ん必ずしも一本の情報ラインが双方向となっていなくと
も良く、複数の単方向ないし双方向の情報ラインで構成
されていても良い。一般にはIEEE1394規格によ
る接続が多く用いられる。さきの第二のデマルチプレク
ス回路307には、デスクランブル回路304から送ら
れた情報、第一の記録再生装置4で再生された情報、あ
るいは、入出力端子306からの第二の記録再生装置6
で再生された情報が接続されており、そのいずれか視聴
したい情報が選択され、さらに所望の情報を分離する。
次のデコード回路308では、伝送前に施された動画像
のデータ圧縮がデコードされ、出力端子309を介して
外部のディスプレイ5へ送られる。出力端子は309,
310の二つを備え、一方をディジタル出力、他方をア
ナログ出力としても良い。
000本を越すHD(High Definition)情報と、50
0本前後のSD(Standard Definition)情報がある。
これに応じて、前者をHD出力、後者をSD出力とすれ
ば、HD対応のディスプレイには出力端子309の情報
を、SD対応のディスプレイには、出力端子310の情
報を供給すると良い。出力端子309,310の情報は
ディスプレイの入力次第で、ディジタル、アナログのい
ずれであっても良い。
る。制御回路311は、上記した301より305、3
07、308の各構成要素との間で制御信号の授受を行
い、受信装置3の全体が所望の動作を行うように制御す
る。情報管理回路312は、制御回路311が制御を行
う時の管理データを要求に応じて供給する。たとえば、
ここには受信契約の情報が管理されている。ユーザが視
聴したいチャネルを指定した時、この指定は入力端子3
14から入力され、コマンド入力回路313を介して制
御回路311に送られる。制御回路311は情報管理回
路312に、受信契約情報を要求する。ユーザが指定し
たチャネルと契約があると判断した場合、上記した各構
成要素に制御信号を送り、該当チャネルの受信動作を指
示する。また、情報管理回路312には、ユーザによる
タイマ予約情報が管理されている。視聴を予約した時間
になると、制御回路311は上記した各構成要素に制御
信号を送り、受信動作を開始させる。
に内蔵されている場合には、入力端子314から入力さ
れたユーザの指示に応じて記録再生の動作を行う。この
ため、コマンド入力回路313の出力が供給されてい
る。この制御信号は、制御回路311から供給されるよ
うにしても良い。
記録再生動作を述べる。さきに示した第一の記録再生装
置4と第二の記録再生装置6に内蔵する第一の記録再生
部61、第二の記録再生部62は、基本的な回路ブロッ
ク構成は同様であって良く、その例をここに示してい
る。アナログ記録方式を用いるものは、その構成が従来
から汎く知られているので、図面を用いた説明は省略す
る。なお本発明は、例えば第二の記録再生部62がアナ
ログ記録方式であるなど、記録方式が混在する場合にも
適用可能である。
いは放送された圧縮ビットストリームをそのまま記録す
る、主には最近の、あるいは今後現れるディジタル記録
方式によるものが相応しい。この場合、受信装置3と第
二の記録再生装置6との情報の授受は、前記したとおり
IEEE1394規格などによりディジタル方式で行う
のが良い。またその記録媒体は、テープのみならず、デ
ィジタルビデオディスクなどの取外し可能なディスク、
ハードディスクなどの装置に内蔵されたディスクなど、
様々なものが可能である。前記したように、第一の記録
再生装置4はハードディスクを、第二の記録再生装置6
は取外し可能なディスクを媒体とし、用途に応じて使い
分けても良い。
ある。特に記録媒体として、ディスクを用いるものに適
している。41は記録回路、4101は記録する信号の
入力端子、4102は半導体メモリなどの記憶手段、4
103は暗号化回路、4104は暗号化キーの入力端
子、4105は記録符号化回路、4106は記録媒体へ
記録する信号の出力端子、4107は媒体検知回路、4
108は制御検出回路、4109は記録制御回路、41
10は制御信号の入出力端子、4111は制御信号の出
力端子である。また、42は再生回路、4201は再生
信号の入力端子、4202は再生復号回路、4203は
ブロック再生回路、4204は半導体メモリなどの記憶
手段、4205は誤り訂正回路、4206は暗号復号回
路、4207は暗号を復号するキーの入力端子、420
8は信号出力回路、4209は受信機などへ再生信号を
送る出力端子、4210は制御信号の検出回路、421
1は時計、4212は再生制御回路、4213は制御信
号の入出力端子、4214は制御信号の出力端子であ
る。
示すブロック図である。43は記録再生部、4301は
入力端子、4302は記録増幅器、4303はハードデ
ィスク、ビデオディスク、ビデオテープなどの記録媒体
を搭載した記録媒体ドライブ、4304は再生増幅器、
4305は出力端子、4306は機構制御回路、430
7は入力端子である。
録回路41から述べる。入力端子4101からは、記録
する情報が入力される。これは、さきの図3の第一のマ
ルチプレクス回路305から供給されるものである。デ
スクランブル回路304で伝送暗号を復号した後の情報
であるが、もちろん、これを復号せずに供給される場合
も本発明の範疇にある。
はさらに入出力端子306を介して供給され、また、後
に述べる再生回路42で再生した情報の出力端子420
9の出力も、図3の入出力端子306へ与えられる。従
って、第二の記録再生装置6では、4101と4209
とを一つにし入出力端子としても良い。もちろん、これ
は必ずしも中の信号線が一本ということではなく、複数
の単方向ないし双方向の信号線であって良い。IEEE
1394規格で規定するものでも良い。
2にブロック毎に蓄積される。これには、映像音声など
のディジタル情報のほか、たとえば後述する図6(a)
で示したような様々の制御情報が付されている。放送の
場合、たとえば図2の管理情報付与回路16で付与され
たものである。これは制御検出回路4108に与えら
れ、制御情報が検出される。後で詳しく述べるように、
これを基に記録制御回路4109では、この信号を記録
して良いか否か、記録する際に暗号化するか否かなどを
判断し、その結果を暗号化回路4103と記録符号化回
路4105へ送る。
情報は、暗号化回路4103において、記録制御回路4
109からの制御信号に従い、必要に応じて暗号化が行
われる。暗号化は、たとえば入力端子4104からの情
報に基づいて行われる。これは、装置の識別番号などの
デバイスキー、ユーザの所持するICカードを装置に装
着して読み取られた個人IDなどのユーザキー、あるい
は記録する情報(コンテンツ)ごとに乱数的に発生させ
たコンテンツキーなどが用いられる。コピー制御情報が
記録を禁止することを意味する Copy Never、一世代の
み記録を認可することを意味する Copy One Generation
である場合などは、高いセキュリティを要求されるた
め、前記した条件付きの一時記録を行う場合には第三者
に利用されないよう、暗号化して一時記録することがあ
る。暗号化をプログラム(コンテンツ)単位で行った場
合、同じコンテンツの中で、時間とともにキーを変え、
たとえばセクタ単位でキーを変えても良い。
05に与えられる。記録符号化回路4105では、記録
制御回路4109からの制御情報に基づき、記録を行わ
ない場合はここで情報を遮断し、記録を行う場合は使用
する媒体に適した変調を施し出力端子4106へ出力す
る。
4105へは、コピー制御情報のほかに、時計4211
から出力される記録時の現在時刻も与えられており、記
録が可能な場合には、必要に応じてこれも同時に記録す
る。現在時刻は、受信した情報に含まれている場合はそ
れを用いてもよいし、また、受信した情報で時計421
1を校正するようにしてもよい。
図5に示した記録再生部43の入力端子4301へ与え
られる。この信号は、レーザ発生素子や磁気ヘッドを駆
動できるよう記録増幅器4302で増幅された後、記録
媒体ドライブ4303で上記したような記録媒体へ記録
される。4306は記録媒体ドライブ4303を駆動す
るモータなどの機構制御回路であって、入力端子430
7からの制御信号で記録媒体を制御する。
109の出力は、出力端子4111に与えられている。
必要に応じ、これを図5の入力端子4307へ与え、前
記した一時記録を含め記録を禁止された情報が入力され
た時に、機構制御回路4306へ記録動作を停止するよ
う指示しても良い。また、図4の入出力端子4110で
は、外部の装置との制御信号の入出力を行う。たとえ
ば、制御情報を制御検出回路4108で検出せずに、映
像音声などのデータとは別に外部から与える方法もあ
り、この際に活用される。第二の記録再生装置6の場合
は、IEEE1394規格に従って、入力端子410
1、出力端子4209と共用することもできる。
を行う時、特に記録媒体ドライブ4303の記録媒体が
ハードディスクである場合などは、一時記録を開始する
際に、90分の記録に必要な容量だけ記録領域を確保し
てから始めると良い。90分を経過した後は、再生の有
無に関らず情報を消去するのであるから、その一時記録
の最初から上書きすると良い。90分間のデータ量は情
報内容によって異なる場合がある。特にその途中で放送
方式が切替り、たとえば標準精細から高精細へ切替るな
どすると、予めデータ量の予想をすることは難しい。そ
の場合は、該当する放送チャネルの最大伝送レートを前
提として容量を確保すると良い。これらの制御も、さき
の記録制御回路4109で行うことができる。
説明する。図5の記録媒体ドライブ4303から再生さ
れた情報信号は、再生増幅器4304で後段での信号処
理が可能なレベルまで増幅された後、出力端子4305
へ出力される。入力端子4307には、図4の出力端子
4214からの制御信号が入力され、機構制御回路43
06を制御する。これは再生制御回路4212で生成し
たものである。さきの記録制御回路4109とこの再生
制御回路4212は、実際には同一の半導体デバイス上
にあるのが普通であり、この場合、4111と4214
の出力端子は共通にできる。
4の再生回路42の入力端子4201へ与えられる。こ
れは再生復号回路4202に供給される。ここでは媒体
に記録再生するために記録側で施した変調が復調され、
波形を等化しクロックでデータを確定する。次にブロッ
ク再生回路4203で同期信号、ID信号などの検出を
行い、これをもとに再生データは記憶手段4204の所
定の位置に一旦格納される。誤り訂正回路4205は、
格納されたデータより演算操作で、記録再生過程で発生
した誤りを検出し正しい値に訂正する。誤り訂正後のデ
ータは、暗号復号回路4206へ与えられる。これは、
記録時にさきの暗号化回路4103で行われた記録暗号
化を復号するためのものである。ここで、入力端子42
07からの装置のデバイスキー、個人IDなどユーザキ
ー、あるいはコンテンツキーなどによって復号が行われ
る。これが所定のものでなければ、正常な暗号の復号は
行われず視聴することはできない。従って、記録した装
置ないしユーザが視聴することは可能であるが、記録し
た媒体を他の装置ないしユーザが再生し、視聴すること
は極めて困難となる。なお、入力端子4207からの復
号キーは、後に図6(b)で示す暗号化情報111から
得たもの、あるいはここから暗号を復号して得たもので
あっても良い。
り、制御信号の検出回路4210で、たとえばコピー制
御情報、記録時の時刻などが検出される。次に再生制御
回路4212では、検出されたこれらの情報のほか、時
計4211からの現在時刻などをもとに、再生出力の可
否を判断し、信号出力回路4208の出力を制御する。
あるいは、暗号復号回路4206を動作ないし停止させ
る。たとえば、再生し視聴する期間に時間制限があり、
これが過ぎている場合などは、信号出力回路4208か
ら少なくも正常に視聴できる情報は出力しないようにす
る。必要に応じて、出力端子4214から図5の入力端
子4307へ制御情報を送り、記録媒体ドライブ430
3自体の再生動作を停止しても良い。
時は、この情報は出力端子4209へ与えられ、図1の
受信装置3を介して、ディスプレイ5へ供給される。図
2のエンコード回路12で施されたMPEGなどによる
データ量の圧縮操作は、受信装置3のデコード回路30
8で元に戻される。このため、ユーザは情報内容を視聴
することができる。デコード回路308は、ディスプレ
イ5に内蔵されることもある。なお、コピー制御情報な
どがここまで述べたものと異なり、電子透かしとして映
像情報中に埋め込まれているときには、再生時に、この
電子透かしから検出した情報を使って同様の制御を行っ
ても良い。
確さが要求される。ユーザの悪意で容易に変えられるも
のでは目的を果たさない。放送局などからの時間情報で
制御のかかるものであることが望ましい。故意に時刻を
変えた場合、以後は装置が動作しないようにしても良
い。
情報の授受を行うものである。たとえば再生した情報
を、さらに外部の記録装置へ記録する場合などに活用さ
れる。入出力端子4110と4213とは共通化でき
る。また、第二の記録再生装置6においては、たとえば
IEEE1394規格に従い、入力端子4101、出力
端子4209の情報も含め一系統で授受し、あるいは赤
外線などを用いて無線で授受することができる。また、
これは2個の記録再生部61,62を持つのであるか
ら、各々の入力端子4101、出力端子4209、入出
力端子4110,4213を共通化し、図3の入出力端
子306と接続して良い。
4105へ与えられる制御信号は、たとえば再生時の情
報の消去を指示するものである。後に述べるように、視
聴する制限時間を過ぎた情報を消去し、また、一度再生
した情報を制限時間に関らず消去する場合に活用する。
記録媒体がディスクである場合など、この制御信号に従
い、記録符号化回路4105は情報として意味のない信
号を発生し、媒体上に記録することで情報を消去する。
あるいは、暗号化キーなどの暗号化情報を消去する。こ
の場合、記録媒体は消去可能なものでなければならな
い。媒体検知回路4107はこのために設けられてい
る。第二の記録再生装置6などのように、記録媒体が取
外し可能である装置に有効である。いずれ消去すること
を条件に記録を認めた情報を記録する場合、CD−Rな
ど情報の消去が不可能な媒体が取付けられていれば、記
録を行わないようにしている。
しようとした際に、再生動作を停止するようにしてい
る。これらは、媒体検知回路4107から記録符号化回
路4105、再生制御回路4212へ制御信号を送るこ
とで実現される。以上が、図4と図5の基本的な動作説
明である。
信号の一構成例を示すブロック図である。このうち図6
(a)は、受信装置3で受信され、第一の記録再生装置
4ないし第二の記録再生装置6へ入力され、記録側の制
御検出回路4108で検出される制御情報を示す。図6
(b)は、記録符号化回路4105において、図6
(a)の制御情報を基に必要に応じて書替えられ、また
内容を追加して記録媒体へ記録される制御情報を示す。
パッケージソフトなどには図6(b)の制御情報が、予
め記録されている。図6(b)のうちで、図6(a)の
中の情報を基としたものには、同じ番号を付して対応さ
せている。図6(b)の情報は、たとえばテープ媒体の
場合、一つの記録トラックに一個記録されれば充分であ
るが、当然ながら映像音声などの情報データとは決まっ
た関係で記録され、再生時容易に分離できるようになさ
れる。
ロック図と対比して述べながら、本発明の実施例におけ
る動作説明をする。図6(b)において、プログラム番
号100は、その媒体で何番目のプログラムであるかを
示す。セクタ情報101は、媒体へ記録するに際し、プ
ログラムを所定の単位で分割したセクタの番号である。
分割は、固定の単位、たとえば2kバイト単位に分割し
てもよいし、情報の一定単位、たとえば、エンコードす
る時の分割の単位でもよい。また、番号はプログラム内
で付けてもよいし、記録媒体全体での通し番号でもよ
い。後述する記録時刻107b等の情報は、このセクタ
単位で付加される。時間情報102は、その記録部分が
そのプログラム開始後、どれだけ経ているかを示す。以
上は情報を記録媒体へ記録するに際して、追加されたも
のである。
れたものか、レンタルか、自作か、放送からかなどの属
性情報を示す。これは図6(a)の103aで示したと
おり、伝送する段階から付されていた場合には、これを
そのまま記録しても良い。
4aは、その情報を媒体に記録して良いか否かを示す。
Copy Never(コピー禁止)、Copy One Generation(一
世代のみコピー認可)、Copy Free(コピー認可)のう
ちいずれかを、情報の作成者など著作権者が選択して決
めるものである。放送では、さきの図2の管理情報付与
回路16で与えられることが多い。図6(b)における
コピー制御104bは、この104aの情報を基に記録
に際し必要に応じて、図4の記録符号化回路4105で
これを書替えたものである。104aが Copy Free を
示す場合は、そのまま記録して良い。Copy One Generat
ion を示す場合は、原則として Copy Nomore (Copy On
e Generationで一回コピーされたもので、これ以上はコ
ピー禁止)と書替えて記録する。なお、後記する一時記
録が許されていれば、Copy OneGeneration のままか、
もしくはCopy No More と書替えるか、いずれかで一時
記録される。104aが Copy Never を示す場合は、原
則としては記録できないが、一時記録が許されていれば
Copy never のままで記録する。情報ソフトが記録媒体
で与えられる場合は、その権利者が作成時に記録する。
すなわち、Copy Never,Copy One Generation,Copy No
More,Copy Freeといった計4つの状態があるので、2
ビットの情報で伝送できる。Copy Never は(1,
1)、Copy OneGeneration は(1,0)、Copy No Mor
e は(0,1)、Copy free は(0,0)などとする。
コピー制御情報(APS; Analogue Protection Syste
m)であり、例えば特開昭61−288582号公報に
記されているような、アナログ映像信号への擬似シンク
パルスの追加等によりコピーの可否を制御する。そのま
まAPS105bとして記録しても良い。
04aが Copy Never を示すときに、前記した一時記録
をして良いか否かを示す。一時記録とは、放送をある時
間だけ休止したに等しい働きをするため、Pause機
能とよばれる。たとえば、一時記録を認めるならば
“0”、禁止するなら“1”などとすれば1ビットで伝
送できる。これにより、一時記録の可否を著作権者側で
管理できるようになる。また、一時記録を認める意味の
ないパッケージソフト(記録済ソフト)では、これを
“1”と設定すれば不正な利用を幇助する恐れがなくな
る。さらに、一時記録をして良い場合(“0”)で一時
記録を実行する際、記録媒体に記録するPause10
6bの情報を、一時記録を禁止する“1”に書替える
か、またはこの情報を再生し出力する時に、“1”に書
替えて出力する。これにより、その後の一時記録は一切
禁止されることになり、複数の記録機での一時記録を繰
返すことにより情報が永く記録媒体に残ることを阻止で
きる。
一時記録を認め、このビットを活用して、一時記録の可
否を制御しても良い。これが一時記録を認めない“1”
の場合は、コピー制御情報を Copy No More と書換えて
記録する。一時記録を認める“0”の場合は、コピー制
御情報を Copy One Generation のままで記録するか、
またはCopy No More と書換えて記録したうえで、再生
し出力する際に、制限時間内であれば、Copy One Gener
ation と、図4の信号出力回路4208などで書換えて
出力する。
“0”である時は、これを“1”と、図4の記録符号化
回路4105などで書換えて記録すると良い。制限時間
内に、他の装置へ繰返して一時記録される問題が解消で
きる。さきのコピー制御104a,104bと、Pau
se106a,106bは図6のなかで、本発明におい
て最も重要な要素の一つである。
報付与回路16で与えられた放送時の現在時刻である。
これをそのまま記録時刻107bとして記録しても良
く、また図4の時計4211を校正して、これを記録し
ても良い。この記録は、たとえばセクタ単位で行われ
る。たとえばコピー制御情報を Copy Never とされた情
報の一時記録は、再生し視聴できる時間の制限がある
が、この管理を行う上では時刻107a,107bが重
要である。
gh Definition;高精細)、SD情報(SD;Standard
Definition;標準精細)など、その情報が用いている放
送方式を示す。これをそのまま108bとして記録して
も良い。
てユーザの使い勝手を向上するためのものである。Pa
use時間とは、Copy Never の情報の場合、一時記録
した後再生し視聴できる制限時間を意味する。これは一
般には90分ないし120分と短いため、ユーザにとっ
て不便な場合がある。そこで、Pause時間109a
として例えば3ビットを付してやれば、各種の時間設定
ができる。(“001”は90分、“010”は一日、
“011”は一週間、“100”は一ヶ月、“101”
は半年、“110”は一年、“111”は無制限などと
する)。これにより、著作権者などの管理のもと、Pa
use時間の短さに由来するユーザの不便を解消できる
という効果がある。これをそのまま109bとして記録
しても良い。
一時記録を認める場合にも、このビットを活用しても良
い。一時記録した後、この期間はコピー制御情報104
bをCopy One Generation のままとし、制限時間を経過
した後、Copy No More と書換えるようにする。あるい
は、コピー制御情報104bを Copy No More と書換え
て記録し、制限時間内に再生した際は、これを Copy On
e Generation と、図4の信号出力回路4208などで
書換えて出力する。
3ビットの情報として伝送され、記録再生されるだけで
あるから、そのままではユーザが内容を知ることはでき
ない。たとえば図3のデコード回路308に文字加算機
能を付し、ディスプレイ5に表示される映像に、図8に
示すようなPause時間の表示を出すと良い。これは
制御回路311からの指示によっても可能である。勿
論、再生する情報に対して同様の表示を行っても良い。
は、記録時と同じ装置あるいはユーザでしか再生できな
くするなどのために、ユーザ固有のコードを用いる際に
記録する。暗号化情報111は、暗号化して記録された
情報を再生し、暗号を復号する際に使われる。情報その
もののデータ量が多い時は、コード番号を記録してお
き、再生装置で予め記憶された対応する情報を引き出し
て使うようにしても良い。図4における暗号化回路41
03での暗号化キー、ないし、それをさらにデバイスキ
ーで暗号化したものを、ここに入れても良い。ユーザ識
別110、暗号化情報111は、記録する際に追加され
るものである。
は決まった量のデータ毎など比較的細かい時間間隔で記
録される。図6で示した制御情報信号の構成は一例であ
り、構成、媒体上での記録位置、頻度など様々なものが
適用可能である。また本発明において、その内容は全て
が必須ではなく、いくつかが省略されていても良い。順
番がこれに限定されないことは勿論である。
像音声などの情報データとの記録位置を、模式的に描い
たものである。同図で(a)はテープ媒体に適したもの
である。この場合、制御信号のブロックはたとえば記録
トラック毎にあることが望まれる。したがって、トラッ
ク毎に映像音声などの情報に、たとえば先行してそのヘ
ッダー部などに制御情報のブロックが配置される。
(b)はディジタルビデオディスクなどに適したもので
ある。この場合、ある情報量のセクタ毎にあることが望
まれる。従って、セクタ毎そのヘッダー部などに配置さ
れる。(c)はハードディスクなどに適したものであ
る。この場合、映像音声などの情報と制御情報とはディ
スク上で離れた位置に記録し、起動時は短時間の内に全
体の制御情報を読み取れるようにすると良い。
開始した後、許された制限時間(図6のPause時
間)を経過した後は、再生の有無に係わらず視聴できな
くなる。この場合、その時点の放送をディスプレイに映
出しても良いが、制限時間を経過する前に、自動的に一
時記録したものを最初から再生し映出しても良い。この
時、やはり文字表示を行い、ユーザに再生することを知
らせると良い。ユーザが視聴を忘れることを防止できる
効果がある。ハードディスクを用いた装置などは、記録
と再生を同時に行うことができるので、再生しながら、
その時点の放送も引続き一時記録でき、許されたPau
se時間以上の放送時間を要すプログラムも、全て時間
をシフトして視聴できる。
を開始したのでは、再生中に一旦停止することができな
くなる。強いて停止すれば、直ちに制限時間切れとな
り、再生できなくなる。そこでユーザの選択により、P
ause時間を過ぎる前に自動的に再生を開始しても良
い。たとえば、90分のPause時間に対し、一時記
録開始後、30分、ないし60分経過後に、再生を自動
的に開始できるようにする。
aは、コピー制御情報104aが Copy Never を示すと
きに、前記した一時記録をして良いか否かを示す場合を
述べた。この情報はさらに進んで、コピー制御情報が C
opy One Generation を示す時にも活用することができ
る。すなわち、Copy One Generation の情報も一時記録
を認めることがある。たとえば90分の制限時間を設定
して記録した後、この期間はコピー制御情報104bを
Copy One Generation のままとし、制限時間を経過し
た後、Copy No More と書替えるようにする。あるい
は、コピー制御情報104bを Copy No More と書替え
て記録し、制限時間内に再生した際は、これを Copy On
e Generation と、図4の信号出力回路4208などで
書替えて出力する。
一時記録を繰返せば、永い間、CopyOne Generation の
まま残ってしまう。そこで、さきのPause106
a,106bのビットを、ここでも一時記録をして良い
か否かを示すものとして利用する。同じ情報のコピー制
御情報が、同時に Copy Never, Copy One Generationの
双方にはならないので利用可能である。
“1”のままで記録し、またコピー制御情報を Copy No
More と書替えて記録することで、上記した一時記録の
繰り返しを阻止できる。
“1”と書替えて記録するか、または“0”のままで記
録し、再生し出力する際に“1”と書替える。コピー制
御情報は Copy One Generation のままで記録するか、
またはCopy No More と書替えて記録したうえで、再生
し出力する際に、上記した制限時間内であれば、Copy O
ne Generation と書替えて出力する。これにより、制限
時間内で一世代のみのコピーを許すという Copy One Ge
neration の情報の一時記録を、その繰り返しを阻止し
たうえで実現できる。
9bも利用して、Copy One Generation のままで記録媒
体に留まる制限時間を選べるようにしても良い。このよ
うにすれば、制限時間の短さによるユーザの不便を解消
できる。なお、Copy One Generation の情報は、これを
記録する際に、複数台の装置へ同時に記録することを認
めることが多い。この場合、ディジタル情報を供給する
バスへ、実際に接続できる装置の数だけ記録を作ること
ができる。
際に、図6(a)のコピー制御情報104aが Copy On
e Generation である場合について、本実施形態の動作
を説明する。この場合は、製作者によってPause1
06aが規定され、一時記録を認める場合は例えば
“0”、認めない場合は“1”とする。
再生装置4に一時記録する場合を考える。Pause1
06aが“1”であるならば、一時記録は行われない。
能である。この時、Pause106bは“1”と書替
えて一時記録する。また、コピー制御情報104bは C
opyOne Generation のまま一時記録する。あるいは、コ
ピー制御情報104bを記録符号化回路4105で Cop
y No More と書替えて一時記録し、再生時に記録時刻1
07bとPause時間109bから判断して、制限時
間内であればCopy One Generation と書替えて出力す
る。Pause106bの書替えにより、制限時間内で
の一時記録の繰返しにより、長い間 Copy One Generati
on のまま留まることを防止できる。
e Generation のまま一時記録した場合は、例えば再生
時に上記した制限時間を過ぎている時には、信号出力回
路4208で Copy No More と書替えて出力する。以上
述べた方法で、Copy One Generation とされた情報の一
時記録が実現できる。
はない通常の記録を行う場合を考える。この時、記録符
号化回路4105でコピー制御情報104bを Copy No
More と書替え、Pause106bを“1”として媒
体へ記録する。
し、また再生された情報を、2つの記録再生部61,6
2を有する第二の記録再生装置6へ供給する場合を考え
る。
の、一時記録の制限時間内であれば、受信装置3で最初
に受信した時と同様に、Copy One Generation としての
扱いを行え、記録をすることができる。但し、Paus
e106bは“1”となっているので、一時記録を行う
ことはできない。一時記録は、情報を第一の記録再生装
置4を介さずに受信装置3から直接受け、Pause1
06aが“0”であった場合にのみ可能である。
でコピー制御情報104bは CopyNo More と書替えら
れ、これ以上のコピーは取れないようにされる。これ
で、元々のCopy One Generation(一世代のみコピー認
可)とする意図が達成できる。
個)の記録再生部を有する装置を認証限界の最大62台
集めて接続すると、コピー媒体が最大124個(一般に
62×n個)発生する問題がある。これでは著作権者に
新たな不利益を生む。本実施形態では、これを解決する
ために次のようにする。
録再生部を持つのであるが、Copy One Generation であ
る情報を記録する時は、いずれか一つの記録再生部のみ
に記録するように構成することである。いずれを選ぶか
は、ユーザに選択させても良く、また装置側で選んでも
良い。
記録再生装置4)からみて、接続し認証するシンク側装
置(この場合は第二の記録再生装置6)の数を、例えば
従来の半分の31台に制限することである。これは、再
生制御回路4212のソフトウェア上の操作で容易に実
現でき、シンク側装置がn=2個の記録再生部を持つも
のだけであるならば有効である。しかし、n=3個以上
の記録再生部をもつ装置が含まれれば、62個以上の記
録媒体が作成され、逆に、n=1個の記録再生部だけの
装置を接続した場合は、31個の記録媒体しか作成でき
なくなる。
数がm台に制限し、シンク側装置で記録できる記録再生
部(媒体)の数をn個に制限すれば、コピーの数を最大
m×n個に制限することができる。
との認証を行なう動作において、ソース側装置が、接続
されたシンク側装置の記録再生部の数を把握する方法を
用いる。認証とは、複数の装置をケーブルなどで接続し
た際に、まずシンク側装置からソース側装置へキー情報
を送ることで開始される。このキー情報は、シンク側装
置が、例えば前記したコピー制御情報に従って動作する
装置であることを、ソース側装置へ知らせる働きをす
る。このキー情報により、ソース側装置がシンク側装置
へ情報を与えて良いと判断すれば認証が成立し、装置間
でコピー並びに以下で述べる移動などの動作が行われ
る。従って、認証が成立しなければ、その装置間でこれ
らの動作を行うことはできない。
情報に、シンク側装置の持つ記録再生部の数を示すコー
ド、ないしその時点で記録媒体を取付けてある記録再生
部の数を示すコードを加え、この数をソース側装置で累
計する。例えば制限数62を越した場合、これ以上シン
ク側装置が増えて認証のキー情報を送ったとしても、ソ
ース側装置は認証の成立を拒否する。このようにすれ
ば、制限数を越した数の記録媒体が作成される問題を解
消できる。
そのいくつかが記録した情報を誤って失った時のバック
アップを目的とするならば、その分は上記した累計数に
含めない方法もある。
62の一方は、媒体として取外ししないハードディスク
を用い、他方は取外しできる磁気テープ、光ディスクな
どの媒体を用いる場合に、特に有効な方法をあげる。こ
れは、従来どおり62台までシンク側装置を接続し、各
装置の2個の記録再生部に記録する。期待したとおりに
記録を完了した後すぐに、あるいは記録を完了して取外
しできる媒体を取外した際に、ハードディスク側に記録
された情報を再生不能化する。つまり、記録符号化回路
4105は情報として意味のない符号を発生させて、ハ
ードディスクの該当箇所へ記録し、実質的に情報を再生
利用できない程度に、少なくもその一部を、あるいは全
部を再生不能化する。これにより、取外しできる媒体側
での記録失敗をおこした際のバックアップを、ハードデ
ィスク側でとりながら、最終的に残る媒体の数は、従来
どおり62個までに制限し、著作権者、製作者、ユーザ
のいずれにも不利益を与えずに、問題を解決できる。
特定用途に限定され、例えば記録した情報を誤って失っ
た時のバックアップを目的とするならば、再生不能化せ
ずに残すことも考えられる。
った時の修復のみにしか使用されないように機能が限定
されていれば、実質的なコピー数を増やすことにはなら
ず、かつ、記録した情報の信頼性を向上させることがで
きる。
媒体に1個のディジタル情報を記録することを前提とし
た。1個の記録媒体に複数個のディジタル情報が記録さ
れる場合には、記録媒体単位ではなく、ディジタル情報
を単位として記録を制限することが可能である。たとえ
ば、いずれか1個の記録媒体だけが、同じ2個のディジ
タル情報を記録するならば、記録できる記録媒体数は1
個減って、61個とする。これもシンク側装置からソー
ス側装置へ、記録するディジタル情報の数を知らせるこ
とで、管理できる。但し、同じ記録媒体へ同じディジタ
ル情報を複数個記録する目的は、多くの場合、前記した
ように、情報を誤って失った場合のバックアップであ
る。そこで、この場合もディジタル情報単位ではなく、
記録媒体単位で記録を制限するようにしても良い。
する動作モードについて述べる。これは、コピー制御情
報が Copy One Generation であった情報が記録され
て、Copy No More となり、あるいは、一時記録された
後、上記した制限時間を過ぎ Copy No More として出力
されるようになってから、適用されるものである。Copy
No More であっても、記録した媒体を増やすことがな
ければ、媒体を変更したとしても、著作権者などへ不利
益を与えることはない。ユーザにとっては、たとえば最
初ハードディスクへ記録したものを、テープへ移動して
保管する手段を与えられ、使い勝手が向上する。
である。 (1)新たな媒体へ記録した際に、元の媒体の情報の全
体ないし一部を消去するなどして、元の媒体からは、少
なくも実用レベルの品質の情報を再生出力することが出
来ないようにすること。 (2)移動する先の装置は1台に限られること。
ィスク媒体の場合、さきの記録符号化回路4105で、
情報として意味のない符号を発生させ、たとえば暗号化
情報111に上書きするなどすれば、目的を達成でき
る。(2)は移動元となる装置と、移動先となる装置と
の間で、キーの交換などによる認証を行い、これが2台
の装置の間だけで1対1で成立するようにすれば良い。
このようにすれば、移動先となる装置以外にもバスが接
続されていたとしても、そこへ記録される恐れはなく、
記録した媒体が増加することはない。
るようにするために、移動元の装置から出力されるコピ
ー制御情報は、Copy One Generation と書替えられる場
合もある。この時、本来の Copy One Generation とは
異なり、複数台の装置に記録されることを阻止せねばな
らない。上記したような認証を行えば、これを満足する
ことができる。
て接続された第二の記録再生装置6には2個の記録再生
部があるので、たとえこの1台の記録再生装置に移動し
たとしても、記録した媒体が2個存在する問題がある。
ソース装置との間の認証は、筐体上の接続端子を切り口
とするため、認証方法の改良では解決しない。
れる通称ダブルデッキでは、移動に際して、いずれか一
方の記録再生部のみでしか記録できないようにすること
である。これは、ユーザにいずれの装置を使用するか選
択させる方法と、装置側で選択設定する方法とがある。
個の記録再生部61,62の一方が媒体として取外しし
ないハードディスクを用い、他方が磁気テープ、光ディ
スクなど取外しできる媒体を用いる場合に、特に有効な
方法をあげる。これは移動の場合も、2個の記録再生部
とも情報を与えて記録し、期待したとおりに記録を完了
した後すぐに、あるいは、記録を完了して取外しできる
媒体を取外した際に、ハードディスク側の情報を再生不
能化する。つまり、記録符号化回路4105で情報とし
て意味のない符号を発生させてハードディスク上の該当
箇所へ記録し、実質的に情報を再生利用できない程度
に、少なくもその一部を、あるいは全部を再生不能化す
る。これにより、取外しできる媒体側での記録失敗をお
こした際のバックアップをハードディスク側でとりなが
ら、最終的に残る媒体の数は、1個のみに制限し、“移
動”本来の動作を実現できる。
側である第一の記録再生装置4の該当情報は、例えば記
録符号化回路4105を用いて再生不能化される。
が特定用途に限定され、例えば記録した情報を誤って失
った時のバックアップを目的とするならば、再生不能化
せずに残すことも考えられる。
されない記録媒体として述べてきた。しかしながら、こ
れを故意に取外して他の装置へ装着し、他の装置で情報
を再生される恐れがある。この場合、上記したような再
生不能化を施す前に取外されると、著作権者の預かり知
らないところで情報が流用されることになる。
は、記録装置固有のデバイスキーを用いて暗号化して記
録すると良い。このようにすれば、これを取外して他の
装置へ装着しても、暗号を解読するためのデバイスキー
を入手できず、再生して使用することはできない。この
ための暗号化は、やはり暗号化回路4103で行う。
ピー制御情報を Copy Never とされた情報を一時記録す
る際に、その可否を著作権者などの管理下で定め、さら
には再生し視聴できる制限時間を設定できるようにな
る。このため、一時記録を認める意味のない情報が一時
記録され、悪用されることを防止できる。制限時間内に
一時記録を繰返して、情報が永く記録媒体に残ることを
阻止できる。また、視聴できる制限時間の短さに由来す
るユーザの不便を解消できるという効果がある。
tion とされた情報を、一時記録する際にも適用するこ
とで、制限時間内に一時記録を繰返した際に、情報が永
く Copy One Generation のままで記録媒体に残ること
を阻止できる。
生装置においても、Copy One Generation である情報
が、従来以上の数の記録媒体に記録され、また Copy No
Moreである情報が複数の記録媒体に移動される問題を
解消できる。このため、情報の製作者、著作権者の利益
を守ることができるという効果がある。
ステム全体の一実施形態を示すブロック図。
の一例を示すブロック図。
ロック図。
すブロック図。
ロック図。
すブロック図。(a)は情報提供局より送られるもの、
(b)は記録媒体へ記録するものを示す。
録位置を示す図。(a)はテープ、(b)はビデオディ
スク、(c)はハードディスクの例である。
例を示す図。
Claims (33)
- 【請求項1】入力されたディジタル情報を記録媒体に記
録するためのディジタル情報記録装置において、 上記ディジタル情報には、該ディジタル情報を記録媒体
に記録することを許すか否かを示す第一のコピー制御情
報と、該第一のコピー制御情報が記録することを許さな
いことを示す場合にも、再生に際して規定の制限時間を
持つ一時記録を許すか否かを示す第二のコピー制御情報
が付加されており、 上記ディジタル情報に所定の処理を行い記録媒体に記録
する記録回路と、 上記ディジタル情報に付加されている上記第一および第
二のコピー制御情報を検出する制御検出回路と、 該制御検出回路での検出結果に基づき上記記録回路の記
録動作を制御する記録制御回路とを備え、 上記記録制御回路は、上記制御検出回路で検出した第一
および第二のコピー制御情報に従い上記記録回路の記録
動作を制御し、 上記第二のコピー制御情報が、規定の制限時間を持つ一
時記録を許すことを示す場合は、上記ディジタル情報を
記録媒体に記録することを特徴とするディジタル情報記
録装置。 - 【請求項2】入力されたディジタル情報を記録媒体に記
録するためのディジタル情報記録装置において、 上記ディジタル情報には、該ディジタル情報を記録媒体
に記録することを許すか否かを示す第一のコピー制御情
報と、該第一のコピー制御情報が記録することを許さな
いことを示す場合にも、再生に際して規定の制限時間を
持つ一時記録を許すか否かを示す第二のコピー制御情報
と、上記制限時間を指定する第三のコピー制御情報が付
加されており、 上記ディジタル情報に所定の処理を行い記録媒体に記録
する記録回路と、 上記ディジタル情報に付加されている上記コピー制御情
報を検出する制御検出回路と、 該制御検出回路での検出結果に基づき上記記録回路の記
録動作を制御する記録制御回路とを備え、 上記記録制御回路は、上記制御検出回路で検出した第一
および第二のコピー制御情報に従い上記記録回路の記録
動作を制御し、 上記第二のコピー制御情報が、規定の制限時間を持つ一
時記録を許すことを示す場合は、上記ディジタル情報を
記録媒体に記録することを特徴とするディジタル情報記
録装置。 - 【請求項3】前記第二のコピー制御情報が、規定の制限
時間を持つ一時記録を許すことを示す場合は、前記記録
回路は、一時記録を許さないことを示す情報を、前記デ
ィジタル情報に付加して記録媒体に記録することを特徴
とする請求項1または請求項2に記載のディジタル情報
記録装置。 - 【請求項4】前記記録媒体に一時記録した後に、前記制
限時間を過ぎている場合には、一時記録した前記ディジ
タル情報の少なくとも一部を再生不能化することを特徴
とする請求項1または請求項2に記載のディジタル情報
記録装置。 - 【請求項5】ディジタル情報を、記録媒体から再生する
ためのディジタル情報再生装置において、 上記再生されるディジタル情報には、該ディジタル情報
を他の記録媒体に記録することを許すか否かを示す第一
のコピー制御情報と、該第一のコピー制御情報が記録す
ることを許さないことを示す場合にも、再生に際して規
定の制限時間を持つ一時記録を許すか否かを示す第二の
コピー制御情報が付加されており、 上記再生されるディジタル情報に所定の処理を行って出
力する再生回路と、 少なくとも上記再生されるディジタル情報に付加されて
いる上記第一のコピー制御情報を検出する制御検出回路
と、 該制御検出回路での検出結果に基づき上記再生回路の再
生動作を制御する再生制御回路とを備え、 検出した第一のコピー制御情報が記録することを許さな
いことを示し、かつ、記録後規定の制限時間を過ぎてい
る場合には、再生した情報の出力を行わないことを特徴
とするディジタル情報再生装置。 - 【請求項6】ディジタル情報を、記録媒体から再生する
ためのディジタル情報再生装置において、 上記再生されるディジタル情報には、該ディジタル情報
を他の記録媒体に記録することを許すか否かを示す第一
のコピー制御情報と、該第一のコピー制御情報が記録す
ることを許さないことを示す場合にも、再生に際して規
定の制限時間を持つ一時記録を許すか否かを示す第二の
コピー制御情報と、上記制限時間を指定する第三のコピ
ー制御情報が付加されており、 上記再生されるディジタル情報に所定の処理を行って出
力する再生回路と、 少なくとも上記再生されるディジタル情報に付加されて
いる第一および第三のコピー制御情報を検出する制御検
出回路と、 該制御検出回路での検出結果に基づき上記再生回路の再
生動作を制御する再生制御回路とを備え、 検出した第一のコピー制御情報が記録することを許さな
いことを示し、かつ、記録後第三のコピー制御情報に規
定の制限時間を過ぎている場合には、再生した情報の出
力を行わないことを特徴とするディジタル情報再生装
置。 - 【請求項7】前記制御検出回路は、さらに上記再生され
るディジタル情報に付加されている第二のコピー制御情
報を検出し、 検出した第一のコピー制御情報が記録することを許さな
いことを示し、かつ、第二のコピー制御情報が再生に際
して規定の制限時間を持つ一時記録を許すことを示し、
記録後規定の制限時間を過ぎていない場合には、再生に
際して規定の制限時間を持つ一時記録を許さない情報を
再生した情報に付加して出力することを特徴とする請求
項5または請求項6に記載のディジタル情報再生装置。 - 【請求項8】前記ディジタル情報が、記録後規定の制限
時間を経過した後、もしくは一時記録したディジタル情
報の再生を行った際に、前記記録媒体に記録された前記
ディジタル情報の少なくとも一部を再生不能化すること
を特徴とする請求項5または請求項6に記載のディジタ
ル情報再生装置。 - 【請求項9】入力されたディジタル情報を記録媒体に記
録し、再生するためのディジタル情報記録再生装置にお
いて、 上記ディジタル情報には、該ディジタル情報を記録媒体
に記録することを許すか否かを示す第一のコピー制御情
報と、該第一のコピー制御情報が記録することを許さな
いことを示す場合にも、再生に際して規定の制限時間を
持つ一時記録を許すか否かを示す第二のコピー制御情報
が付加されており、 上記ディジタル情報に所定の処理を行い記録媒体に記録
する記録回路と、 上記再生されるディジタル情報に所定の処理を行って出
力する再生回路とを備え、 上記した一時記録を行った部分が上記した制限時間を経
過する際に、もしくは経過する前に、上記再生回路は、
該一時記録した情報の再生を行うことを特徴とするディ
ジタル情報記録再生装置。 - 【請求項10】ディジタル情報を、記録装置に向けて送
信するディジタル情報送信装置において、 該ディジタル情報を記録媒体に記録することを許すか否
かを示す第一のコピー制御情報と、該第一のコピー制御
情報が記録することを許さないことを示す場合にも、再
生に際して規定の制限時間を持つ一時記録を許すか否か
を示す第二のコピー制御情報とを、上記ディジタル情報
に付加して送信する送信回路を有したことを特徴とする
ディジタル情報送信装置。 - 【請求項11】入力されたディジタル情報を記録媒体に
記録するためのディジタル情報記録装置において、 上記ディジタル情報には、該ディジタル情報を記録媒体
に記録することを許すか否かを示す第一のコピー制御情
報と、該第一のコピー制御情報が一世代のみ記録するこ
とを許すことを示す場合に、記録後規定の制限時間の間
は一世代のみ記録することを許した状態のまま再生出力
することを許すか否かを示す第二のコピー制御情報が付
加されており、 上記ディジタル情報に所定の処理を行い記録媒体に記録
する記録回路と、 上記ディジタル情報に付加されている、上記第一および
第二のコピー制御情報を検出する制御検出回路と、 該制御検出回路での検出結果に基づき上記記録回路の記
録動作を制御する記録制御回路とを備え、 上記記録制御回路は、上記制御検出回路で検出した第一
および第二のコピー制御情報に従い上記記録回路の記録
動作を制御し、 上記第二のコピー制御情報が上記した記録後規定の制限
時間の間は一世代のみ記録することを許した状態のまま
再生出力することを許すことを示す場合は、一時記録を
許さないことを示す情報を、上記ディジタル情報に付加
して記録媒体に記録することを特徴とするディジタル情
報記録装置。 - 【請求項12】ディジタル情報を、記録媒体から再生す
るためのディジタル情報再生装置において、 上記再生されるディジタル情報には、該ディジタル情報
を他の記録媒体に記録することを許すか否かを示すコピ
ー制御情報が付加されており、 上記再生されるディジタル情報に所定の処理を行って出
力する再生回路と、 上記コピー制御情報を検出する制御検出回路と、 該制御検出回路での検出結果に基づき上記再生回路の再
生動作を制御する再生制御回路とを備え、 検出したコピー制御情報が一世代のみ記録することを許
すこと、ないし一世代の記録済みのためこれ以上の記録
を許さないことを示す場合には、記録後規定の制限時間
の間は、一世代のみ記録することを許した状態のまま再
生出力することを許さないことを示す情報を再生した情
報に付加して出力することを特徴とするディジタル情報
再生装置。 - 【請求項13】ディジタル情報を、記録装置に向けて送
信するディジタル情報送信装置において、 該ディジタル情報を記録媒体に記録することを許すか否
かを示す第一のコピー制御情報と、該第一のコピー制御
情報が一世代のみ記録することを許すことを示す場合
に、記録後規定の制限時間の間は一世代のみ記録するこ
とを許した状態のまま再生出力することを許すか否かを
示す第二のコピー制御情報とを、上記ディジタル情報に
付加して送信する送信回路を有したことを特徴とするデ
ィジタル情報送信装置。 - 【請求項14】複数の記録媒体に入力されたディジタル
情報を記録する機能を有するディジタル情報記録装置に
おいて、 上記入力されたディジタル情報を、上記複数の記録媒体
へ記録するための複数の記録手段を有し、 上記入力されたディジタル情報に付されたコピー制御情
報が、コピーを制限することを示す場合には、 上記ディジタル情報を記録可能な記録媒体の数を制限す
ることを特徴とするディジタル情報記録装置。 - 【請求項15】前記コピー制御情報が一世代のみコピー
を認可することを示す場合は、前記ディジタル情報を記
録可能な媒体の数を所定数個に制限することを特徴とす
る請求項14に記載のディジタル情報記録装置。 - 【請求項16】前記ディジタル情報を記録可能な媒体の
数にバックアップのための記録を含めないことを特徴と
する請求項14に記載のディジタル情報記録装置。 - 【請求項17】外部に接続された複数の情報記録装置に
ディジタル情報を出力可能なディジタル情報出力装置に
おいて、 接続された上記情報記録装置を認証し、該情報記録装置
に装着された記録媒体の総数を検知する認証手段と、 接続された上記情報記録装置へのディジタル情報の出力
を制御する出力制御手段とを有し、 上記ディジタル情報に付されたコピー制御情報が、コピ
ーを制限することを示し、上記認証手段にて検知した外
部情報記録装置の記録媒体の総数が、所定の許容数を超
える場合には、 上記出力制御手段は、接続された情報記録装置のうち一
部の装置への上記ディジタル情報の出力を行わないこと
を特徴とするディジタル情報出力装置。 - 【請求項18】前記コピー制御情報が一世代のみコピー
を認可することを示し、前記認証手段にて検知した外部
情報記録装置の記録媒体の総数が、上記一世代のみコピ
ーを認可する際の記録媒体の許容数を超える場合には、 前記出力制御手段は、接続された情報記録装置のうち一
部の装置への上記ディジタル情報の出力を行わないこと
を特徴とする請求項17に記載のディジタル情報出力装
置。 - 【請求項19】複数の記録媒体に入力されたディジタル
情報を記録する機能を有するディジタル情報記録装置に
おいて、 上記入力されたディジタル情報を、上記複数の記録媒体
へ記録するための複数の記録手段を有し、 上記入力されたディジタル情報に付されたコピー制御情
報が、コピーを制限することを示す場合には、 上記した複数の記録手段により複数の記録媒体に一旦上
記ディジタル情報を記録した後、少なくとも1つの記録
媒体を残して、他の記録媒体に記録されたディジタル情
報を再生不能化することを特徴とするディジタル情報記
録装置。 - 【請求項20】複数の記録媒体に入力されたディジタル
情報を記録する機能を有するディジタル情報記録装置に
おいて、 上記入力されたディジタル情報を、上記複数の記録媒体
へ記録するための複数の記録手段を有し、 上記入力されたディジタル情報に付されたコピー制御情
報が、コピーを制限することを示す場合には、 上記した複数の記録手段のうちの1つの記録手段によ
り、1つの記録媒体にのみ上記ディジタル情報を記録す
ることを特徴とするディジタル情報記録装置。 - 【請求項21】前記コピー制御情報が、コピーを認可し
ないディジタル情報の移動であることを示す場合には、 前記した複数の記録手段のうちの1つの記録手段によ
り、1つの記録媒体にのみ前記ディジタル情報を記録す
ることを特徴とする請求項20に記載のディジタル情報
記録装置。 - 【請求項22】複数の記録媒体に入力されたディジタル
情報を記録する機能を有するディジタル情報記録装置に
おいて、 上記入力されたディジタル情報を、上記複数の記録媒体
へ記録するための複数の記録手段を有し、 上記入力されたディジタル情報に付されたコピー制御情
報が、コピーを認可しないディジタル情報の移動である
ことを示す場合には、 上記した複数の記録手段により複数の記録媒体に一旦上
記ディジタル情報を記録した後、いずれか1つの記録媒
体を残して、他の記録媒体に記録されたディジタル情報
を再生不能化することを特徴とするディジタル情報記録
装置。 - 【請求項23】入力されたディジタル情報を、記録媒体
に記録するためのディジタル情報記録装置において、 上記入力されたディジタル情報を、上記記録媒体へ記録
するための記録手段を有し、 上記入力されたディジタル情報に付されたコピー制御情
報が、コピーを制限することを示す場合には、 上記記録媒体に記録する上記ディジタル情報のコピーの
数を制限することを特徴とするディジタル情報記録装
置。 - 【請求項24】入力されたディジタル情報を、記録媒体
に記録するためのディジタル情報記録装置において、 上記入力されたディジタル情報を、上記記録媒体へ記録
するための記録手段を有し、 上記入力されたディジタル情報に付されたコピー制御情
報が、コピーを制限することを示す場合には、 上記ディジタル情報を記録可能な記録媒体の数を制限す
ることを特徴とするディジタル情報記録装置。 - 【請求項25】前記コピー制御情報が一世代のみコピー
を認可することを示す場合は制限を行うことを特徴とす
る請求項23または24に記載のディジタル情報記録装
置。 - 【請求項26】複数の記録媒体を装着し、前記入力され
たディジタル情報を、上記複数の記録媒体へ記録可能と
するための複数の記録手段を有することを特徴とする請
求項23または24に記載のディジタル情報記録装置。 - 【請求項27】前記第二のコピー制御情報が再生に際し
て規定の制限時間を持つ一時記録を許すことを示す場合
に、制限時間を持つ一時記録が許されていること、ある
いは、制限時間を持つ一時記録しか許されていないこと
を表示装置に表示させることを特徴とする請求項1に記
載のディジタル情報記録装置。 - 【請求項28】入力されたディジタル情報を記録媒体に
記録再生するためのディジタル情報記録再生装置におい
て、 上記ディジタル情報には、該ディジタル情報を記録媒体
に記録することを許すか否かを示す第一のコピー制御情
報と、該第一のコピー制御情報が記録することを許さな
いことを示す場合にも、再生に際して規定の制限時間を
持つ一時記録を許すか否かを示す第二のコピー制御情報
が付加されており、 上記ディジタル情報に所定の処理を行い記録媒体に記録
再生する記録再生回路と、 上記ディジタル情報に付加されているコピー制御情報あ
るいは再生されたディジタル情報に付加されている制御
情報を検出する制御検出回路と、 該制御検出回路での検出結果に基づき上記記録再生回路
の記録再生動作を制御する記録制御回路とを備え、 上記第二のコピー制御情報が、規定の制限時間を持つ一
時記録を許すことを示す場合には上記ディジタル情報を
記録媒体に記録し、かつ、記録後規定の制限時間を過ぎ
ている場合には再生した情報の出力を行わないことを特
徴とするディジタル情報記録再生装置。 - 【請求項29】入力されたディジタル情報を記録媒体に
記録再生するためのディジタル情報記録再生装置におい
て、 上記ディジタル情報には、該ディジタル情報を記録媒体
に記録することを許すか否かを示す第一のコピー制御情
報と、該第一のコピー制御情報が記録することを許さな
いことを示す場合にも、再生に際して規定の制限時間を
持つ一時記録を許すか否かを示す第二のコピー制御情報
と、上記制限時間を指定する第三のコピー制御情報が付
加されており、 上記ディジタル情報に所定の処理を行い記録媒体に記録
再生する記録再生回路と、 上記ディジタル情報に付加されているコピー制御情報あ
るいは再生されたディジタル情報に付加されている制御
情報を検出する制御検出回路と、 該制御検出回路での検出結果に基づき上記記録再生回路
の記録再生動作を制御する記録制御回路とを備え、 上記第二のコピー制御情報が、規定の制限時間を持つ一
時記録を許すことを示す場合には上記ディジタル情報を
記録媒体に記録し、かつ、記録後第三のコピー制御情報
に規定の制限時間を過ぎている場合には再生した情報の
出力を行わないことを特徴とするディジタル情報記録再
生装置。 - 【請求項30】前記第二のコピー制御情報が、規定の制
限時間を持つ一時記録を許すことを示し、記録後規定の
制限時間を過ぎていない場合には、再生に際して規定の
制限時間を持つ一時記録を許さない情報を再生した情報
に付加して出力することを特徴とする請求項28または
請求項29に記載のディジタル情報記録再生装置。 - 【請求項31】前記ディジタル情報が、記録後規定の制
限時間を経過した後、もしくは一時記録したディジタル
情報の再生を行った際に、前記記録媒体に記録された前
記ディジタル情報の少なくとも一部を再生不能化するこ
とを特徴とする請求項28または請求項29に記載のデ
ィジタル情報記録再生装置。 - 【請求項32】前記送信回路は、前記制限時間を指定す
る第三のコピー制御情報を、前記ディジタル情報に付加
して送信することを特徴とする請求項10に記載のディ
ジタル情報送信装置。 - 【請求項33】入力されたディジタル情報を記録媒体に
記録再生するためのディジタル情報記録再生装置におい
て、 上記ディジタル情報には、少なくとも該ディジタル情報
を記録媒体に一世代のみ記録することを許すか否かを示
すコピー制御情報が付加されており、 上記ディジタル情報に所定の処理を行い記録媒体に記録
再生する記録再生回路と、 上記ディジタル情報に付加されているコピー制御情報あ
るいは再生されたディジタル情報に付加されている制御
情報を検出する制御検出回路と、 該制御検出回路での検出結果に基づき上記記録回路の記
録再生動作を制御する記録再生制御回路とを備え、 上記ディジタル情報に付加されているコピー制御情報が
一世代のみ記録することを許す場合には、記録後規定の
制限時間の間は、一世代のみ記録することを許すことを
示す情報を再生した情報に付加して出力することを特徴
とするディジタル情報記録再生装置。
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