JP2003085794A - 光学ヘッド駆動装置及び光学式情報処理装置 - Google Patents

光学ヘッド駆動装置及び光学式情報処理装置

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JP2003085794A
JP2003085794A JP2001272402A JP2001272402A JP2003085794A JP 2003085794 A JP2003085794 A JP 2003085794A JP 2001272402 A JP2001272402 A JP 2001272402A JP 2001272402 A JP2001272402 A JP 2001272402A JP 2003085794 A JP2003085794 A JP 2003085794A
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lens holding
tracking direction
driving device
lens
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Takuro Miyata
琢郎 宮田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の規制手段でレンズ保持部材の変動を規
制する配置を行う。 【解決手段】 対物レンズ1を保持するレンズ保持部材
2が、固定部部品3から可撓性を持ち、それぞれ異なっ
た所定の間隔で配置された複数の支持部材4a、4bに
より支持される。また、レンズ保持部材2の周囲には、
このレンズ保持部材2をフォーカス方向及びトラッキン
グ方向の2方向に制御駆動するためのトラッキングコイ
ル5とフォーカスコイル6が設けられる。さらに上述の
2方向に平行な面の両側に、レンズ保持部材2からは独
立してマグネット7a、7bとヨーク8a、8bが設け
られる。そしてこれらがレンズ保持部材2に設けられる
開口10a、10bに挿入されると共に、この内壁にト
ラッキング方向の移動量を規制するストッパ部9a、9
bが設けられ、これらの部品寸法が、支持部材4a、4
bによる回転運動の角度に応じた差が付くように定めら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD、MD、DV
D等の光学式記録ディスク媒体の記録再生装置に使用し
て好適な光学ヘッド駆動装置及び光学式情報処理装置に
関する。詳しくは、光学ヘッド駆動装置の可動部の動き
を規制する規制手段の部品寸法を規定することにより、
良好な耐衝撃性能を得られるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】CD、MD、DVD等の光学式記録ディ
スク媒体の記録再生装置においては、記録媒体に対して
光学信号を記録再生するための光学ヘッド装置が設けら
れる。この光学ヘッド装置は、少なくとも記録媒体に光
を集束する対物レンズを有し、この対物レンズが光軸
(フォーカシング)方向と、この光軸及び記録媒体上の
トラックの両者に直交するトラッキング方向の2方向に
移動可能に支持されると共に、この2方向に制御駆動す
るための駆動手段が設けられているものである。
【0003】そしてこのように対物レンズを2方向に移
動可能に支持する手段としては、この対物レンズを保持
するレンズ保持部材を有し、このレンズ保持部材を、固
定部部品から可撓性を持った複数の支持部材により、上
述のフォーカス方向及びトラッキング方向の2方向に移
動可能に支持する手段が用いられる。これにより対物レ
ンズを保持するレンズ保持部材は、制御駆動されていな
い状態では基準位置になるように支持されるものであ
る。
【0004】ところがこのような支持手段において、例
えば外部からの衝撃等が加わると、レンズ保持部材はそ
の質量によってその位置が大幅に変動される恐れがあ
る。そしてその変動により、例えば上述の支持部材の可
撓性の限界を越えて、支持部材が元の位置に戻らなくな
るなどの障害を発生する恐れがある。そこで従来からレ
ンズ保持部材の変動を規制する規制手段を設けて、レン
ズ保持部材の位置が大幅に変動されることのないように
する手段が講じられている。
【0005】しかしながら上述のように複数の支持部材
を用いてレンズ保持部材の支持を行っている場合には、
外部からの衝撃等に対するレンズ保持部材の位置の変動
が一様な平行移動等ではなく、特殊な軌跡を描くことに
なるために、上述の規制手段の配置を容易に行うことが
できない。すなわち複数の規制手段を配置する場合に
は、これらはレンズ保持部材の位置の変動を同時に規制
する必要があるが、変動が一様な平行移動等でない場合
にはそのような配置が困難である。
【0006】一方、1個の規制手段で規制を行おうとす
ると、対物レンズをを中心とするレンズ保持部材の構造
上、規制手段を変動の動きの方向でレンズ保持部材の重
心を含む直線上に設けることができないために、動きを
規制する際に回転が発生して支持部材に歪みを与え、支
持部材の安定を損なう恐れがある。なお上述の複数の規
制手段を用いる場合も、位置の変動を同時に規制できな
い場合には同様の障害を発生する恐れがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この出願はこのような
点に鑑みて成されたものであって、解決しようとする問
題点は、複数の規制手段を配置してレンズ保持部材の位
置の変動の規制を行う場合に、従来の装置では、外部か
らの衝撃等に対するレンズ保持部材の位置の変動が一様
な平行移動等ではなく特殊な軌跡を描くことから、複数
の規制手段でレンズ保持部材の位置の変動を同時に規制
することが困難であり、複数の規制手段を適当に配置す
ることができなかったというものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本発明において
は、特定の支持部材の配置によって生じる対物レンズ及
びレンズ保持部材を含む可動部の回転運動成分に対し
て、各規制手段の部品寸法が定められるようにしたもの
であって、これによれば、複数の規制手段でレンズ保持
部材の位置の変動を同時に規制し、良好な規制手段の配
置を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の光
学ヘッド駆動装置及び光学式情報処理装置を説明する
に、図1は本発明を適用した光学ヘッド駆動装置の一実
施形態を示す構成図である。
【0010】図1において、少なくとも記録媒体(図示
せず)に光を集束する対物レンズ1を保持するレンズ保
持部材2が、固定部部品3から可撓性を持った複数の支
持部材4a、4bにより対物レンズ1の光軸(フォーカ
ス)方向と光軸及び記録媒体上のトラックの両者に直交
するトラッキング方向との2方向に移動可能に支持され
る。また、支持部材4a、4bは、フォーカシング方向
と直交する複数の平面内で、光軸を含みトラッキング方
向と直交する面に関して対称、且つレンズ保持部材2側
と固定部部品3側とでそれぞれ異なった所定の間隔で配
置されている。
【0011】また、レンズ保持部材2の周囲には、この
レンズ保持部材2を上述のフォーカス方向及びトラッキ
ング方向の2方向に制御駆動するための駆動手段として
のトラッキングコイル5とフォーカスコイル6が設けら
れる。さらに上述の2方向に平行な面の両側に、レンズ
保持部材2からは独立してマグネット7a、7bとヨー
ク8a、8bが設けられる。従ってコイル5、6に制御
された所定の電流を流すことにより、マグネット7a、
7b及びヨーク8a、8bとの共働でレンズ保持部材2
のフォーカス方向及びトラッキング方向への制御駆動が
行われる。
【0012】そしてこのような光学ヘッド駆動装置にお
いて、トラッキング方向の移動量を規制するストッパ部
9a、9bが、対物レンズ1及びレンズ保持部材2を含
む可動部の重心を通り上述のフォーカス方向及びトラッ
キング方向の両方向に平行な面の両側に、光軸を含みト
ラッキング方向と直交する面に関して対称に少なくとも
各1か所ずつ設けられる。なおストッパ部9a、9b
は、レンズ保持部材2の所定位置に設けられる開口10
a、10bの内壁であって、この開口にヨーク8a、8
bが挿入されて内壁との間で移動量の規制が行われるも
のである。
【0013】さらに各ストッパ部9a、9bの部品寸法
が次のように定められる。すなわち対物レンズ1及びレ
ンズ保持部材2を含む可動部がトラッキング方向に変位
した際に生じる回転運動成分に対して、それぞれストッ
パ部9a、9bの設けられる位置における各ヨーク8
a、8bと各ストッパ部9a、9b(開口10a、10
bの内壁)とのトラッキング方向の間隙の距離に、回転
運動の角度に応じた差が付くように各ストッパ部9a、
9bの部品寸法が定められる。さらに各ストッパ部9
a、9bの部品寸法について図2を用いて詳細に説明す
る。
【0014】すなわち上述の支持部材4a、4bを、フ
ォーカシング方向と直交する複数の平面内で、光軸を含
みトラッキング方向と直交する面に関して対称、且つレ
ンズ保持部材2側と固定部部品3側とでそれぞれ異なっ
た所定の間隔で配置した構成では、対物レンズ1をトラ
ッキング方向に変位させる場合の対物レンズ1及びレン
ズ保持部材2を含む可動部の動きは、概ね図2に示すよ
うなある空間上の点Oを中心とした回転運動となる。こ
こで点Oの位置は計算によっても求められるが、コンピ
ュータシミュレーション等によって求める方が簡単であ
る。
【0015】そして図2において、点Oから対物レンズ
1の中心までの距離をL、近い方のストッパ部9aまで
の距離をLa、遠い方のストッパ部9bまでの距離をL
bとして、対物レンズ1が所定の移動量Δxだけ変位し
たときに、開口10a、10bの内壁に同時に接触され
るためには、上述の間隙の距離が、概略 ストッパ部9a側:(Δx)×(La/L) ストッパ部9b側:(Δx)×(Lb/L) となるように、各ストッパ部9a、9bの部品寸法が定
められる。
【0016】さらに各ストッパ部9a、9bの両側の間
隙の距離が等しくなるように、ヨーク8a、8bと、ス
トッパ部9a、9bを含む対物レンズ1及びレンズ保持
部材2の可動部との相対位置の調整が行われる。これに
よって、外部からの衝撃等により対物レンズ1及びレン
ズ保持部材2を含む可動部がトラッキング方向に変位さ
れた場合に、各ストッパ部9a、9bと各ヨーク8a、
8bとは同時に接触され、複数の箇所で同時に接触され
ることにより、回転等の生じることのない良好な変位の
規制を行うことができる。
【0017】従ってこの実施形態において、特定の支持
部材の配置によって生じる対物レンズ及びレンズ保持部
材を含む可動部の回転運動成分に対して、各規制手段の
部品寸法が定められるようにしたことによって、複数の
規制手段でレンズ保持部材の位置の変動を同時に規制
し、良好な規制手段の配置を行うことができる。
【0018】これによって、複数の規制手段を配置して
レンズ保持部材の位置の変動の規制を行う場合に、従来
の装置では、外部からの衝撃等に対するレンズ保持部材
の位置の変動が一様な平行移動等ではなく特殊な軌跡を
描くことから、複数の規制手段でレンズ保持部材の位置
の変動を同時に規制することが困難であり、複数の規制
手段を適当に配置することができなかったものを、本発
明によればこれらの問題点を容易に解消することができ
るものである。
【0019】なお上述の実施形態においては、規制手段
の部品寸法を開口10a、10bの内壁の位置によって
定めることとしたが、これはヨーク8a、8bの幅を一
部変えることによっても実現することができるものであ
る。ただしその場合には、ヨーク8a、8bの幅が変わ
ることによる磁気回路のバランス等を崩さないようにす
る為の工夫が必要とされる。
【0020】さらに上述の実施形態においては、各スト
ッパ部9a、9bと各ヨーク8a、8bとの両側の間隙
の距離が等しくなるようにストッパ部9a、9bと対物
レンズ1及びレンズ保持部材2を含む可動部の相対位置
の調整が行われるが、例えば図3、図4に示すような構
成を設けることによって、これらの調整を容易に行うこ
とができるようになる。
【0021】まず、図3においては、レンズ保持部材2
及びヨーク8a、8bのそれぞれに相対位置調整のため
の基準となる形状11a、11bと12a、12bが設
けられる。すなわちヨーク8a、8bの挿入される開口
10a、10bはレンズ保持部材2と一体であるので、
例えばヨーク8a、8bの中央とレンズ保持部材2の開
口10a、10bの中央に対応する位置に、凹溝や凸条
等の形状11a、11b、12a、12bを設けること
によって、これらの凹溝や凸条等を直線に揃えることで
相対位置調整を容易に行うことができる。
【0022】また、図4においては、レンズ保持部材2
のヨーク8a、8bの端部を延長した直線上となるべき
位置に相対位置調整のための基準となる形状13a、1
3bが設けられる。そしてこれらの形状13a、13b
の端部が、開口10a、10bの両側の内壁との距離が
等しくなるように設けられることによって、これらのヨ
ーク8a、8bの端部と形状13a、13bの端部とを
直線に揃えることで相対位置調整を容易に行うことがで
きる。
【0023】さらにこれらの図3、図4の実施形態にお
いて、レンズ保持部材2に設けられる相対位置調整のた
めの基準となる形状11a、11bまたは13a、13
bの高さが、ヨーク8a、8bの上面とほぼ同じ高さと
なるようにされる。これによって上述の相対位置調整を
行う際には、ほぼ同じ高さの形状11a、11bと12
a、12b、若しくは形状13a、13bの端部とヨー
ク8a、8bの端部を合わせることにより、相対位置調
整の調整作業を極めて容易に行うことができるようにな
る。
【0024】こうして上述の光学ヘッド駆動装置によれ
ば、対物レンズを保持するレンズ保持部材と、一端がレ
ンズ保持部材に取り付けられると共に、他端がレンズ保
持部材側とは異なった間隔で固定部に取り付けられレン
ズ保持部材を対物レンズの光軸と平行なフォーカシング
方向と光軸と直交するトラッキング方向に移動可能に支
持する複数の弾性支持部材と、対物レンズ及びレンズ保
持部材を含む可動部をフォーカシング方向及びトラッキ
ング方向に駆動する為の磁気回路と、レンズ保持部材の
トラッキング方向の移動量を規制する規制手段とを備
え、規制手段は可動部がトラッキング方向に変位した際
に生じる回転運動成分に対して、回転運動の角度に対応
した移動量の規制を行うことにより、複数の規制手段で
レンズ保持部材の位置の変動を同時に規制し、良好な規
制手段の配置を行うことができるものである。
【0025】さらに本発明においては、上述の対物レン
ズ駆動装置を用いて光学式情報処理装置を構成すること
ができるものである。すなわち図5には、本発明による
光学式情報処理装置の一実施形態の概略の構成を示す。
この図5において、記録ディスク100に対して上述の
対物レンズ駆動装置を含む光学ヘッド駆動装置101か
らの光ビームが照射されて情報信号の記録及び/または
再生が行われる。
【0026】一方、この記録ディスク100は、システ
ム制御装置102からの制御信号に従って駆動される軸
モータ103によって例えば線速度が一定となるように
回転駆動されている。またシステム制御装置102から
の制御信号に従って駆動される送りモータ104によ
り、光学ヘッド駆動装置101からの光ビームが記録デ
ィスク100の所望の位置に照射されように移動が行わ
れる。
【0027】そして例えば入力端子105からの情報信
号が記録再生回路106を通じて光ビームの駆動検出回
路107に供給され、この駆動検出回路107からの信
号に従って光学ヘッド駆動装置101での光ビームの出
力が制御されることにより、記録ディスク100に対す
る入力端子105からの情報信号の記録が行われる。ま
た、記録ディスク100に記録された情報信号が駆動検
出回路107によって検出され、この検出された情報信
号が記録再生回路106を通じて出力端子108に取り
出される。
【0028】それと共に、駆動検出回路107では光ビ
ームのトラッキングとフォーカシングの誤差信号が検出
され、これらの誤差信号がサーボ回路109に供給され
る。そしてこのサーボ回路109からの制御信号が、光
学ヘッド駆動装置101に供給されて、トラッキング及
び/またはフォーカシングの制御駆動が行われる。また
操作パネル110からの操作信号がシステム制御装置1
02に供給されて、所望の記録位置や再生位置への光学
ヘッド駆動装置101の移動等が行われる。
【0029】そしてこのような光学式情報処理装置にお
いても、上述の光学ヘッド駆動装置101に設けられる
対物レンズ駆動装置に、上述の支持部材4a、4bが設
けられると共に、所定の配置で規制手段(ストッパ部9
a、9b)が設けられることによって、複数の規制手段
でレンズ保持部材の位置の変動を同時に規制し、良好な
規制手段の配置を行うことができるものである。
【0030】こうして上述の光学式情報処理装置によれ
ば、光学ヘッド駆動装置には、対物レンズを保持するレ
ンズ保持部材と、一端がレンズ保持部材に取り付けられ
ると共に、他端がレンズ保持部材側とは異なった間隔で
固定部に取り付けられレンズ保持部材を対物レンズの光
軸と平行なフォーカシング方向と光軸と直交するトラッ
キング方向に移動可能に支持する複数の弾性支持部材
と、対物レンズ及びレンズ保持部材を含む可動部をフォ
ーカシング方向及びトラッキング方向に駆動する為の磁
気回路と、レンズ保持部材のトラッキング方向の移動量
を規制する規制手段とを備え、規制手段は可動部がトラ
ッキング方向に変位した際に生じる回転運動成分に対し
て、回転運動の角度に対応した移動量の規制を行うこと
により、複数の規制手段でレンズ保持部材の位置の変動
を同時に規制し、良好な規制手段の配置を行うことがで
きるものである。
【0031】なお本発明は、上述の説明した実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の精神を逸脱するこ
となく種々の変形が可能とされるものである。
【0032】
【発明の効果】従って請求項1の発明によれば、光学ヘ
ッド駆動装置において、特定の支持部材の配置によって
生じる対物レンズ及びレンズ保持部材を含む可動部の回
転運動成分に対して、各規制手段の部品寸法が定められ
るようにしたことによって、複数の規制手段でレンズ保
持部材の位置の変動を同時に規制し、良好な規制手段の
配置を行うことができるものである。
【0033】また、請求項2の発明によれば、レンズ保
持部材は、トラッキング方向の移動量を規制するストッ
パ部を有し、ストッパ部は対物レンズを挟み固定部と略
平行にそれぞれ配設されると共に、可動部がトラッキン
グ方向に変位した際に生じる回転運動成分に対して回転
運動の角度に対じた差がつくように各ストッパ部の寸法
が定められたことによって、複数の規制手段でレンズ保
持部材の位置の変動を同時に規制し、良好な規制手段の
配置を行うことができるものである。
【0034】また、請求項3の発明によれば、ストッパ
部に対して、磁気回路を構成しているヨークが当接する
ことによりトラッキング方向の移動量を規制することに
よって、部品点数を削減することができると共に、駆動
効率を高めることができるものである。
【0035】また、請求項4の発明によれば、レンズ保
持部材及びヨークのそれぞれに相対位置調整のための基
準となる形状が設けられたことによって、これらの形状
を直線に揃えることで相対位置調整を容易に行うことが
できるものである。
【0036】また、請求項5の発明によれば、レンズ保
持部材のヨークの端部を延長した直線上となるべき位置
に相対位置調整のための基準となる形状が設けられたこ
とによって、これらの形状を直線に揃えることで相対位
置調整を容易に行うことができるものである。
【0037】また、請求項6の発明によれば、レンズ保
持部材及びヨークのそれぞれに相対位置調整のための基
準となる形状を設けるか、若しくはレンズ保持部材のヨ
ークの端部を延長した直線上となるべき位置に相対位置
調整のための基準となる形状が設けられると共に、レン
ズ保持部材に設けられる相対位置調整のための基準とな
る形状が、ヨークの上面とほぼ同じ高さとされることに
よって、相対位置調整の調整作業を極めて容易に行うこ
とができるようになるものである。
【0038】さらに請求項7の発明によれば、光学ヘッ
ド駆動装置を有してなる光学式情報処理装置において、
その光学ヘッド駆動装置に設けられる特定の支持部材の
配置によって生じる対物レンズ及びレンズ保持部材を含
む可動部の回転運動成分に応じて規制が行われるように
したことによって、複数の規制手段でレンズ保持部材の
位置の変動を同時に規制し、良好な規制手段の配置を行
うことができるものである。
【0039】また、請求項8の発明によれば、光学ヘッ
ド駆動装置のレンズ保持部材は、トラッキング方向の移
動量を規制するストッパ部を有し、ストッパ部は対物レ
ンズを挟み固定部と略平行にそれぞれ配設されると共
に、可動部がトラッキング方向に変位した際に生じる回
転運動成分に対して回転運動の角度に対じた差がつくよ
うに各ストッパ部の寸法が定められたことによって、複
数の規制手段でレンズ保持部材の位置の変動を同時に規
制し、良好な規制手段の配置を行うことができるもので
ある。
【0040】また、請求項9の発明によれば、光学ヘッ
ド駆動装置のストッパ部に対して、磁気回路を構成して
いるヨークが当接することによりトラッキング方向の移
動量を規制することによって、部品点数を削減すること
ができると共に、駆動効率を高めることができるもので
ある。
【0041】また、請求項10の発明によれば、光学ヘ
ッド駆動装置のレンズ保持部材及びヨークのそれぞれに
相対位置調整のための基準となる形状が設けられたこと
によって、これらの形状を直線に揃えることで相対位置
調整を容易に行うことができるものである。
【0042】また、請求項11の発明によれば、光学ヘ
ッド駆動装置のレンズ保持部材のヨークの端部を延長し
た直線上となるべき位置に相対位置調整のための基準と
なる形状が設けられたことによって、これらの形状を直
線に揃えることで相対位置調整を容易に行うことができ
るものである。
【0043】また、請求項12の発明によれば、光学ヘ
ッド駆動装置のレンズ保持部材及びヨークのそれぞれに
相対位置調整のための基準となる形状を設けるか、若し
くはレンズ保持部材のヨークの端部を延長した直線上と
なるべき位置に相対位置調整のための基準となる形状が
設けられると共に、レンズ保持部材に設けられる相対位
置調整のための基準となる形状が、ヨークの上面とほぼ
同じ高さとされることによって、相対位置調整の調整作
業を極めて容易に行うことができるようになるものであ
る。
【0044】これによって、複数の規制手段を配置して
レンズ保持部材の位置の変動の規制を行う場合に、従来
の装置では、外部からの衝撃等に対するレンズ保持部材
の位置の変動が一様な平行移動等ではなく特殊な軌跡を
描くことから、複数の規制手段でレンズ保持部材の位置
の変動を同時に規制することが困難であり、複数の規制
手段を適当に配置することができなかったものを、本発
明によればこれらの問題点を容易に解消することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される光学ヘッド駆動装置の一実
施形態の構成図である。
【図2】その動作の説明のための図である。
【図3】本発明の適用される光学ヘッド駆動装置の他の
実施形態の構成図である。
【図4】本発明の適用される光学ヘッド駆動装置の他の
実施形態の構成図である。
【図5】本発明の適用される光学式情報処理装置の一実
施形態の構成図である。
【符号の説明】
1…対物レンズ、2…レンズ保持部材、3…固定部部
品、4a,4b…支持部材、5…トラッキングコイル、
6…フォーカスコイル、7a,7b…マグネット、8
a,8b…ヨーク、9a,9b…ストッパ部、10a,
10b…開口

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを保持するレンズ保持部材
    と、 一端が前記レンズ保持部材に取り付けられると共に、他
    端が前記レンズ保持部材側とは異なった間隔で固定部に
    取り付けられ前記レンズ保持部材を前記対物レンズの光
    軸と平行なフォーカシング方向と前記光軸と直交するト
    ラッキング方向に移動可能に支持する複数の弾性支持部
    材と、 前記対物レンズ及びレンズ保持部材を含む可動部を前記
    フォーカシング方向及びトラッキング方向に駆動する為
    の磁気回路と、 前記レンズ保持部材のトラッキング方向の移動量を規制
    する規制手段とを備え、 前記規制手段は前記可動部が前記トラッキング方向に変
    位した際に生じる回転運動成分に対して、前記回転運動
    の角度に対応した移動量の規制を行うことを特徴とする
    光学ヘッド駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記レンズ保持部材は、前記トラッキン
    グ方向の移動量を規制するストッパ部を有し、前記スト
    ッパ部は前記対物レンズを挟み前記固定部と略平行にそ
    れぞれ配設されると共に、前記可動部が前記トラッキン
    グ方向に変位した際に生じる回転運動成分に対して前記
    回転運動の角度に対じた差がつくように各前記ストッパ
    部の寸法が定められたことを特徴とする請求項1記載の
    光学ヘッド駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記ストッパ部に対して、前記磁気回路
    を構成しているヨークが当接することにより前記トラッ
    キング方向の移動量を規制することを特徴とする請求項
    2記載の光学ヘッド駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記レンズ保持部材及び前記ヨークのそ
    れぞれに相対位置調整のための基準となる形状が設けら
    れたことを特徴とする請求項3記載の光学ヘッド駆動装
    置。
  5. 【請求項5】 前記レンズ保持部材の前記ヨークの端部
    を延長した直線上となるべき位置に相対位置調整のため
    の基準となる形状が設けられたことを特徴とする請求項
    3記載の光学ヘッド駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記レンズ保持部材及び前記ヨークのそ
    れぞれに相対位置調整のための基準となる形状を設ける
    か、若しくは前記レンズ保持部材の前記ヨークの端部を
    延長した直線上となるべき位置に相対位置調整のための
    基準となる形状が設けられると共に、 前記レンズ保持部材に設けられる前記相対位置調整のた
    めの基準となる形状が、前記ヨークの上面とほぼ同じ高
    さとされることを特徴とする請求項3記載の光学ヘッド
    駆動装置。
  7. 【請求項7】 光学ヘッド駆動装置を有して情報の処理
    を行う光学式情報処理装置であって、 前記光学ヘッド駆動装置には、対物レンズを保持するレ
    ンズ保持部材と、 一端が前記レンズ保持部材に取り付けられると共に、他
    端が前記レンズ保持部材側とは異なった間隔で固定部に
    取り付けられ前記レンズ保持部材を前記対物レンズの光
    軸と平行なフォーカシング方向と前記光軸と直交するト
    ラッキング方向に移動可能に支持する複数の弾性支持部
    材と、 前記対物レンズ及びレンズ保持部材を含む可動部を前記
    フォーカシング方向及びトラッキング方向に駆動する為
    の磁気回路と、 前記レンズ保持部材のトラッキング方向の移動量を規制
    する規制手段とを備え、 前記規制手段は前記可動部が前記トラッキング方向に変
    位した際に生じる回転運動成分に対して、前記回転運動
    の角度に対応した移動量の規制を行うことを特徴とする
    光学式情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記光学ヘッド駆動装置の前記レンズ保
    持部材は、前記トラッキング方向の移動量を規制するス
    トッパ部を有し、前記ストッパ部は前記対物レンズを挟
    み前記固定部と略平行にそれぞれ配設されると共に、前
    記可動部が前記トラッキング方向に変位した際に生じる
    回転運動成分に対して前記回転運動の角度に対じた差が
    つくように各前記ストッパ部の寸法が定められたことを
    特徴とする請求項7記載の光学式情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記光学ヘッド駆動装置の前記ストッパ
    部に対して、前記磁気回路を構成しているヨークが当接
    することにより前記トラッキング方向の移動量を規制す
    ることを特徴とする請求項8記載の光学式情報処理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記光学ヘッド駆動装置の前記レンズ
    保持部材及び前記ヨークのそれぞれに相対位置調整のた
    めの基準となる形状が設けられたことを特徴とする請求
    項9記載の光学式情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記光学ヘッド駆動装置の前記レンズ
    保持部材の前記ヨークの端部を延長した直線上となるべ
    き位置に相対位置調整のための基準となる形状が設けら
    れたことを特徴とする請求項9記載の光学式情報処理装
    置。
  12. 【請求項12】 前記光学ヘッド駆動装置の前記レンズ
    保持部材及び前記ヨークのそれぞれに相対位置調整のた
    めの基準となる形状を設けるか、若しくは前記レンズ保
    持部材の前記ヨークの端部を延長した直線上となるべき
    位置に相対位置調整のための基準となる形状が設けられ
    ると共に、 前記レンズ保持部材に設けられる前記相対位置調整のた
    めの基準となる形状が、前記ヨークの上面とほぼ同じ高
    さとされることを特徴とする請求項9記載の光学式情報
    処理装置。
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US7461390B2 (en) 2004-03-16 2008-12-02 Pioneer Corporation Optical pick up apparatus
JP2012094199A (ja) * 2010-10-22 2012-05-17 Clarion Co Ltd 光学ピックアップ装置

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