JP2003085375A - 特許市場システム - Google Patents

特許市場システム

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JP2003085375A
JP2003085375A JP2001278390A JP2001278390A JP2003085375A JP 2003085375 A JP2003085375 A JP 2003085375A JP 2001278390 A JP2001278390 A JP 2001278390A JP 2001278390 A JP2001278390 A JP 2001278390A JP 2003085375 A JP2003085375 A JP 2003085375A
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Koujiro Omoto
洪次郎 大元
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の市場参加会員の中から特許権の購入希
望者を探して出願人が早期に収入を得ることを可能にす
る。 【解決手段】 特許出願をした出願人の出願人用コンピ
ュータ3と市場管理コンピュータ12とが通信正続され
ると共に、市場参加会員の市場参加者用コンピュータ4
と市場管理コンピュータ12とが通信接続される。市場
管理用コンピュータ12に、未公開の出願内容の概要と
出願内容全文を蓄積する出願データサーバ10が接続さ
れる。市場管理コンピュータ12は、出願データサーバ
10に登録されている未公開の出願について、市場参加
会員と出願人との間で、将来的に特許取得できた場合の
特許権に関わる契約内容とその価格を決めるオプション
取引市場を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未公開の特許出願
に関するオプション取引の市場を提供する特許市場シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】特許権の売買に関しては、特許の事業
化、商品化を推進するためにデータベースを構築し、こ
のデータベースヘのアクセスを自由に行えるように配慮
されている。また、特許出願公開後に発明者等の申請に
よって、出願内容を公開特許データベースに登録するこ
とも行われている。あるいは、出願公開前であっても、
個別にノウハウの売買として特許権、特許実施権の契約
は可能となっている。
【0003】特許出願から特許取得、取得特許の製品
化、製品の販売を軌道に乗せて利益を計上するまでには
数年掛かり、発明を推進する法人及び個人には長期の資
金負担が必要となる。また、商品化したとしても、その
時点では市場の状況が変化して収益の可能性が見通せな
い等、種々の問題があるために、発明の重要性は理解し
ても、発明に対する取り組みにそれ程積極的になれない
事情がある。
【0004】通常、発明者はアイデアを数多く持ち、継
続して発明をしたい意欲があるが、継続して発明をして
も短期間では収入に結びつかないために、継続して発明
をすることができない場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特許
出願後、該特許出願が未公開であって特許登録される前
であっても、特許登録された場合の特許権或いは特許実
施権の購入価格を決めるオプション取引市場を提供する
特許市場システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特許市
場システムは、上記課題を解決するために、特許出願を
した出願人の出願人用コンピュータと市場管理コンピュ
ータとが通信接続されると共に、市場参加会員の市場参
加者用コンピュータと前記市場管理コンピュータとが通
信接続され、前記市場管理用コンピュータに、出願人デ
ータ及び市場参加者データを管理するための出願人及び
市場参加者データサーバと、前記出願人がした未公開の
出願内容の概要と出願内容全文を蓄積する出願データサ
ーバと、出願に関わるオプション取引内容を登録するた
めのオプション取引データサーバとが接続され、前記市
場管理コンピュータは、前記出願データサーバに登録さ
れている前記未公開の出願について、市場参加会員と出
願人との間で、将来的に特許取得できた場合の特許権に
関わる契約内容とその価格を決めるオプション取引市場
を提供することを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の特許市場システムは、請
求項1に記載のものにおいて、前記市場管理コンピュー
タが、前記出願内容の概要を市場参加会員に対して開示
し、閲覧希望の市場参加会員に対して条件付で前記出願
内容全文を提供し、前記出願内容全文を閲覧した市場参
加会員が前記市場管理コンピュータに前記オプション取
引を申込むと、前記市場管理コンピュータが、前記出願
の出願人に対して前記オプション取引の通知を行うこと
を特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施形態に係
る特許市場システムのブロック図である。特許市場シス
テム1は、未公開の特許出願に関わるオプション取引の
設定、例えば、特許出願後、出願公開前で特許登録前で
も、将来、権利取得ができた場合の特許権、或いは特許
実施権の購入価格を決め、その価格により特許権取得時
点で特許権、或いは特許実施権を購入するかどうかを選
択する権利を持つオプション取引を出願人と、市場会員
との間で管理する市場管理システム2と、出願人が所有
する出願人用コンピュータ3と、市場参加会員が所有す
る市場参加者用コンピュータ4と、市場管理システム2
と出願人用コンピュータ3及び市場管理システム2と市
場参加者用コンピュータ4とを通信接続する通信回線、
例えば、インタネット5により構成されている。なお、
図1においては、出願人用コンピュータ3及び市場参加
者用コンピュータ4はそれぞれ1台だけ図示している
が、実際は、これらは複数台(図示を省略)がインタネ
ット5に通信接続されている。
【0009】市場管理システム2は、インタネット5に
接続されたルータ6及びルータ6に接続されたLAN7
を有し、該LAN7に対して、WEBサーバ8、出願人
及び市場参加会員のデータを登録するための出願人及び
市場参加者データサーバ9、未公開の特許出願の概要
(要約)及び出願内容全文(明細書及び図面)を登録す
るための出願データサーバ10、オプション取引の内容
を蓄積するためのオプション取引データサーバ11及び
これらを管理する市場管理コンピュータ12がそれぞれ
接続されている。市場管理コンピュータ12の記憶装置
には、オプション取引を管理するための市場管理プログ
ラムやホームページに表示する各表示画面データが格納
されている。
【0010】なお、ここでいう出願人とは、実際に特許
庁に対して特許出願を行った者のことであり、一般的に
は出願人と発明者とは別であるが、個人発明家等の場合
には、発明者と出願人とが同一人物である場合が多い。
また、未公開の特許出願に関わるオプション取引の説明
において、特許権とは、未公開の特許出願が、将来、特
許登録された場合の特許権のことである。以下の説明で
は、単に特許権ということにする。
【0011】図2は、出願人及び市場参加者データサー
バ9に登録されている出願人データの内容の一例を示す
図であり、図3は、出願人及び市場参加者データサーバ
9に登録されている市場参加会員データの内容の一例を
示す図である。出願人データレコードには、会員番号、
IDナンバー、住所、名前、Eメールアドレス、会社
名、部署名が記憶される。また、市場参加会員データレ
コードには、会員番号、IDナンバー、住所、会社名、
Eメールアドレス、主たる事業分野、年間売上高が記憶
される。
【0012】図4は、出願データサーバ10に登録され
る出願データの内容の一例を示す図である。出願データ
レコードには、特許庁に出願した際に付与された出願番
号、出願人の会員番号、発明の名称、出願日、出願の概
要、出願内容全文を閲覧する場合の価格(市場参加会員
が支払う料金)、出願内容全文、取引可能フラグ(0…
オプション取引可能、1…オプション取引不可能)が記
憶される。
【0013】図5は、オプション取引データサーバ11
に登録されるオプション取引データの内容の一例を示す
図である。オプション取引データレコードには、出願番
号、出願日、発明の名称、出願人の会員番号、出願人の
Eメールアドレス、市場参加会員の会員番号、市場参加
会員のEメールアドレス、オプション取引の内容、オプ
ション取引価格、特許登録日、特許番号が記憶される。
【0014】以下、特許市場システム1の動作について
説明する。出願人は、出願人用コンピュータ3からイン
タネット5経由で市場管理システム2のホームページに
アクセスする。また、市場参加者は、市場参加者用コン
ピュータ4からインタネット5経由で市場管理システム
2のホームページにアクセスする。
【0015】図6は、市場管理システム2のホームペー
ジに表示される出願人、参加者用初期画面を示す図であ
る。出願人、参加者用初期画面には、出願人用のクリッ
クボタンと市場参加者用のクリックボタンが表示されて
おり、クリック操作する旨が表示されている。出願人が
出願人用のクリックボタンを操作した場合、図7に示す
出願人用初期画面が表示される。出願人用初期画面に
は、特許市場において特許権、特許実施権を販売するた
めには、会員登録が必要である旨と、会員である者は会
員番号とIDナンバーを入力する旨と、会員でない者は
会員登録を行う旨と、「登録する」ボタン及び「登録し
ない」ボタンが表示されている。
【0016】会員でない者が、会員登録を行わない場合
には「登録しない」ボタンをクリックする。この場合、
市場管理コンピュータ12は、図6の出願人、参加者用
初期画面を表示し、ホームページを出願人、参加者用初
期画面に戻す。
【0017】会員でない者が、会員登録を行う場合には
「登録する」ボタンをクリックする。この場合、市場管
理コンピュータ12は、図8に示すような「会員登録−
1」画面を表示する。「会員登録−1」画面には、特許
市場において特許権、特許実施権を販売するためには、
下記の会員登録が必要である旨と、会員登録に必要な各
入力項目と、出願人データの入力を終えたならば「次ペ
ージ」をクリックする旨とが表示されている。
【0018】出願人は、「会員登録−1」の入力項目に
従って、出願人データを入力する。本実施形態では、出
願人が法人の場合では、住所、会社名、Eメールアドレ
ス、主たる事業分野、年間売上高を入力させ、出願人が
個人の場合では、住所、名前、Eメールアドレス、会社
名、部署名を入力させるようにしている。出願人が出願
人データの入力を終えると、「次ページ」をクリックす
る。
【0019】出願人が「次ページ」をクリックすると、
次ページの画面(図示せず)において同意事項が表示さ
れ、出願人がこの画面に表示されている「同意する」ボ
タンをクリックすると、市場管理コンピュータ12は、
当該出願人に対して会員番号及びIDナンバーを付与す
ると共に、会員番号及びIDナンバーと共に出願人用コ
ンピュータ3により入力された出願人データ、例えば、
個人の場合には、住所、名前、Eメールアドレス、会社
名、部署名を出願人及び市場参加者データサーバ9に登
録する(図2参照)。
【0020】そして、市場管理コンピュータ12は、図
9に示すような「会員登録−2」画面において、会員登
録された旨、付与した会員番号及びIDナンバー及び確
認ボタンを表示する。出願人は、「会員登録−2」画面
に表示された会員番号及びIDナンバーを確認し、確認
ボタンをクリックする。市場管理コンピュータ12は、
確認ボタンがクリックされると、図7の出願人用初期画
面を表示する。
【0021】次に、会員登録された出願人が行うことの
できる各メニューについて説明する。会員登録された出
願人へは、図7の出願人用初期画面を表示させ、出願人
用初期画面において、自身の会員番号及びIDナンバー
を入力する。
【0022】市場管理コンピュータ12は、出願人用初
期画面において会員番号及びIDナンバーが入力される
と、出願人及び市場参加者データサーバ9を検索し、入
力された会員番号及びIDナンバーが正規であるか否か
を判定する。入力された会員番号及びIDナンバーと一
致する会員番号及びIDナンバーが市場参加者データサ
ーバ9にあれば、会員番号及びIDナンバーが正規であ
り会員と判定し、図10に示すような出願人用メニュー
画面を表示する。なお、入力された会員番号及びIDナ
ンバーと一致する会員番号及びIDナンバーが市場参加
者データサーバ9になければ、会員番号及びIDナンバ
ーが正規でないと判定し、再度、出願人用初期画面にお
いて会員番号及びIDナンバーを入力させる。
【0023】出願人用メニュー画面には、「出願概要提
出及び出願全文提出」、「オプション価格決定−1」、
「オプション価格決定−2」の各メニュー項目が表示さ
れている。なお、出願人用メニュー画面において各メニ
ュー項目がそのメニューに移行するための操作ボタンに
設定されている。
【0024】次に、「出願概要提出及び出願全文提出」
について説明する。会員登録された出願人が、特許出願
を当該特許市場システム1の市場管理システム2に登録
する場合には、図10の出願人用メニュー画面において
「出願概要提出及び出願全文提出」をクリックする。な
お、ここでいう特許出願とは、実際に特許庁に対して特
許出願されたものであって、現在未公開のものに限られ
る。
【0025】市場管理コンピュータ12は、出願人用メ
ニュー画面において「出願概要提出及び出願全文提出」
がクリックされると、図11に示すような「出願概要提
出及び出願全文提出」画面を表示する。「出願概要提出
及び出願全文提出」画面には、市場に登録する未公開特
許出願についての概要を5行以内で入力し、出願内容の
全文を送信する旨が表示されている。また、出願内容の
全文を閲覧する場合の価格を決定し、入力する旨が表示
されている。
【0026】出願人は、登録する特許出願に関わる出願
データ、即ち、出願番号、出願日、発明の名称、出願内
容の概要(要約を5行以内)を入力すると共に、出願内
容の全文を閲覧する場合の価格(料金)を入力し、出願
内容の全文を添付ファイルとして添付し、市場管理コン
ピュータ12に電子メールで送信する。なお、出願内容
全文は、FAX或いは郵送で送付するようにしてもよ
い。この場合には、市場運営者が出願内容全文を出願デ
ータサーバ10に入力することになる。
【0027】市場管理コンピュータ12は、送信された
出願データ(全文を閲覧する場合の価格を含む)を受け
取ると、出願人の会員番号と共に出願データを出願デー
タベースに登録する(図4参照)。以上のようにして、
出願人及びオプション取引の対象とされる特許出願が市
場管理システム2に登録される。
【0028】なお、市場管理システムの市場運営者は、
出願人が実際にその概要通りに特許出願を行ったか、出
願人に確認をとり、当該出願を代理した弁理士事務所よ
りの確認を取りつけ、出願書類全文の写しを取得し、出
願の内容が正しいものかどうかを確認することが望まし
い。
【0029】図6の出願人、参加者用初期画面におい
て、市場参加者が市場参加者用のクリックボタンを操作
した場合、市場管理コンピュータ12は、図12に示す
市場参加者用初期画面を表示する。市場参加者用初期画
面には、プリ特許市場において、特許出願の概要の受
信、特許出願全文の閲覧、オプションにて特許権、特許
実施権の購入を検討されるためには、会員登録が必要で
ある旨と、会員である者は会員番号とIDナンバーを入
力する旨と、会員でない者は会員登録を行う旨と、「登
録する」ボタン及び「登録しない」ボタンが表示されて
いる。
【0030】会員でない者が、会員登録を行わない場合
には「登録しない」ボタンをクリックする。この場合、
市場管理コンピュータ12は、図6の出願人、参加者用
初期画面を表示し、ホームページが出願人、参加者用初
期画面に戻る。
【0031】会員でない者が、会員登録を行う場合には
「登録する」ボタンをクリックする。この場合、市場管
理コンピュータ12は、図13に示すような「会員登録
−1」画面を表示する。「会員登録−1」画面には、プ
リ特許市場において、特許出願の概要の受信、特許出願
全文の閲覧、オプションにて特許権、特許実施権の購入
を検討されるためには、下記の会員登録が必要である旨
と、会員登録に必要な各入力項目と、出願人データの入
力を終えたらば「次ページ」をクリックする旨とが表示
されている。
【0032】市場参加者は、「会員登録−1」の入力項
目に従って市場参加者データを入力する。市場参加者デ
ータは、例えば、法人の場合であれば、住所、会社名、
Eメールアドレス、主たる事業分野、年間売上高を入力
し、個人の場合であれば、住所、名前、Eメールアドレ
ス、会社名、部署名、主たる仕事内容を入力する。市場
参加者は、市場参加者データを入力すると、「次ペー
ジ」をクリックする。
【0033】市場参加者が「次ページ」をクリックする
と、次ページの画面(図示せず)において同意事項が表
示され、市場参加者がこの画面の「同意する」ボタンを
クリックすると、市場管理コンピュータ12は、当該市
場参加者に対して会員番号とIDナンバーを付与すると
共に、会員番号及びIDナンバーと共に市場参加者デー
タを、出願人及び市場参加者データサーバ9に登録する
(図3参照)。
【0034】そして、市場管理コンピュータ12は、図
14に示すような「会員登録−2」画面において、会員
登録された旨、付与した会員番号及びIDナンバー及び
確認ボタンを表示する。市場参加者は、「会員登録−
2」画面に表示された会員番号及びIDナンバーを確認
し、確認ボタンをクリックする。市場管理コンピュータ
12は、確認ボタンがクリックされると、ホームページ
を出願人、参加者用初期画面に戻す。以上のようにして
市場参加者が市場管理システム2に登録される。
【0035】次に、会員登録された市場参加者が行うこ
とのできる各メニューについて説明する。会員登録され
た市場参加者へは、図12の市場参加者用初期画面を表
示させ、市場参加者用初期画面において、自身の会員番
号及びIDナンバーを入力する。
【0036】市場管理コンピュータ12は、市場参加者
用初期画面において会員番号及びIDナンバーが入力さ
れると、出願人及び市場参加者データサーバ9を検索
し、入力された会員番号及びIDナンバーが正規である
か否かを判定する。入力された会員番号及びIDナンバ
ーと一致する会員番号及びIDナンバーが出願人及び市
場参加者データサーバ9にあれば、会員番号及びIDナ
ンバーが正規であり市場参加会員と判定し、図15に示
すような市場参加会員用メニュー画面を表示する。な
お、入力された会員番号及びIDナンバーと一致する会
員番号及びIDナンバーが市場参加者データサーバ9に
なければ、会員番号及びIDナンバーが正規でないと判
定し、再度、市場参加者用初期画面において会員番号及
びIDナンバーを入力させる。
【0037】市場参加会員用メニュー画面には、「未公
開出願概要」、「未公開出願全文」、「オプション参加
申込」、「オプション契約価格決定1」、「オプション
契約価格決定2」、「オプションの行使」の各メニュー
が表示されている。なお、市場参加会員用メニュー画面
において各メニュー項目がそのメニューに移行するため
の操作ボタンに設定されている。
【0038】次に、会員登録された市場参加者に対する
「未公開出願概要」及び「未公開出願全文」ついて説明
する。市場管理システム2は、会員登録された市場参加
者に対して出願データサーバ10に登録された出願内容
の概要と出願内容全文を閲覧する場合に必要な料金を表
示する。市場参加者が、図15の市場参加会員用メニュ
ー画面の「未公開出願概要」をクリックすると、市場管
理コンピュータ12は、図16に示すような「未公開出
願概要」画面を表示する。
【0039】市場管理コンピュータ12は、出願データ
サーバ10を検索し、出願データサーバ10に登録され
た出願のうちオプション取引可能な各出願の概要と出願
内容全文を閲覧する場合に必要な料金を「未公開出願概
要」画面に一覧表示する。オプション取引可能な出願で
あるか否かの判別は、出願データの取引可能フラグが0
(取引可能)であるか否かによる。なお、図16では、
オプション取引可能な出願として、ITモーバイル分野
の出願が3件ある例を示している。
【0040】また、「未公開出願概要」画面には、出願
内容全文のコピーを受け取りたい場合は、該当番号を記
入してメールする旨並びに出願内容全文のコピーの価格
は、概要に記載されたとおりである旨が表示されてい
る。市場参加者は、出願の概要を読んで、出願全文を閲
覧するかどうかを検討する。市場参加者は、出願内容全
文のコピーを受け取りたい場合は、該当項目番号を入力
すると共に、「出願全文を受信することに同意する。」
の右ボタンをクリックする。
【0041】市場管理システム2の市場運営者は、オプ
ション取引市場の市場参加者より閲覧希望があった場合
は、その出願の出願人に対して閲覧希望の市場参加会員
名を連絡し、閲覧了解を取る。また、閲覧希望の市場参
加者に対して、会社登記の確認、財務内容の確認、特許
取得した場合に商品化できるかどうかをチェックする。
【0042】市場運営者は閲覧を申し出た市場参加会員
が商品化可能であると判断した場合は、出願全文の閲覧
を承認する。市場運営者は、市場管理コンピュータ12
により、出願人及び市場参加者データサーバ9を検索し
て出願全文の閲覧を希望する市場参加者の電子メールア
ドレスを読み出し、図17に示すような出願全文の受信
要望承認のメールを市場参加者に送信する。また、出願
全文の受信要望承認のメールには、出願内容全文コピー
の料金を指定の銀行口座に支払う旨が記載されている。
市場参加会員による出願内容全文コピーの料金の支払い
が確認されると(料金の支払が請求項2に記載の条件付
の一例となる)、支払われた料金の中から手数料を差し
引いた金額を出願人に支払う。
【0043】そして、市場運営者は、市場管理コンピュ
ータ12により、出願データサーバ10から当該出願の
全文を読み出し、インタネット5を経由して市場参加者
用コンピュータ4に出願全文を送信する。出願全文はP
DFファイルの読み取り専用ファイルとする。なお、そ
の際に出願人名は非公開とする。なお、図18は、市場
参加者用コンピュータ4に送信された出願全文閲覧画面
の一態様である。
【0044】市場参加者は、出願全文を閲覧し、この出
願についてオプション取引を行うかどうかを決定する。
オプション取引を行う場合には、市場参加者用コンピュ
ータ4からインタネット5経由で市場管理システム2に
アクセスし、先に説明した手順により市場参加者用初期
画面において会員番号及びIDナンバーを入力し、図1
5の市場参加会員用メニュー画面を表示させ、市場参加
会員用メニュー画面の「オプション参加申込」をクリッ
クする。
【0045】市場管理コンピュータ12は、「オプショ
ン参加申込」がクリックされると、図19に示すような
「オプション参加申込」画面を表示し、当該画面におい
て、オプション取引に必要な各項目を市場参加者に入力
させる。
【0046】市場参加者は、「オプション参加申込」画
面において、オプション取引対象となる出願に関わる出
願番号、出願日、発明の名称及びオプション取引の内容
を入力する。なお、オプション取引の内容としては、例
えば、特許権の全部の購入、特許権の一部購入、特許独
占実施権の設定、特許通常実施権の設定がある。一例と
して、市場参加者が項目2の特許権の一部購入(50
%)を選択したものとする。なお、オプション取引対象
となる出願に関わる出願番号、出願日、発明の名称は、
当該出願の出願全文を閲覧した市場参加会員であれば正
しく入力することができるが、当該出願の出願全文を閲
覧していない市場参加会員は、当該出願の出願番号、出
願日、発明の名称は、知り得ないものである。
【0047】市場管理コンピュータ12は、市場参加者
から「オプション参加申込」が行われると、入力された
オプション取引対象となる出願に関わる出願番号、出願
日、発明の名称(以下、出願データという)が正しいか
どうかを出願データサーバ10を検索してチェックす
る。出願に関わる出願番号、出願日、発明の名称が正し
くない場合には、再度、出願番号、出願日、発明の名称
の入力となる。
【0048】市場管理コンピュータ12は、入力された
オプション取引対象となる出願に関わる出願データが正
しい場合には、出願データ(出願番号、出願日、発明の
名称)及びオプション取引の内容と、オプション参加の
申込を行った市場参加者の会員番号(市場参加会員デー
タ)をオプション取引データサーバ11のオプション取
引データレコードに記憶する(図5参照)。
【0049】次いで、市場管理コンピュータ12は、出
願人及び市場参加者データサーバ9を検索し、当該市場
参加会員のEメールアドレスを読み出して当該取引デー
タレコードに記憶する。さらに、市場管理コンピュータ
12は、出願データサーバ10を検索し、出願番号をキ
ーとしてオプション取引対象となる出願データレコード
を特定し、特定した出願データレコードから出願人の会
員番号(出願人データ)を読み出し、オプション取引デ
ータサーバ11のデータレコードに記憶すると共に、当
該出願データレコードの取引可能フラグに1(取引不可
能)をセットする(図4及び図5参照)。当該出願デー
タレコードの取引可能フラグに1(取引不可能)がセッ
トされた結果、当該出願は別の市場参加会員に対してオ
プション取引が不可能となり、図16に示す「未公開出
願概要」画面の出願概要の一覧表示からの表示から除か
れることになる。
【0050】次いで、市場管理コンピュータ12は、出
願人及び市場参加者データサーバ9を検索し、当該出願
人のEメールアドレスを読み出して当該取引データレコ
ードに記憶する(図5参照)。
【0051】そして、市場管理コンピュータ12は、当
該出願に関わるオプション取引データの出願人の電子メ
ールアドレスを読み出し、出願人用コンピュータ3に対
してオプション取引内容を送信する。
【0052】図20は、出願人用コンピュータ3に送信
される電子メールの内容を示す図である。メールには、
オプション取引の希望があった旨と、オプション取引内
容と、出願が将来的に特許取得できた場合の特許権の価
格と、オプション取引の内容に対応するオプション価格
を提案する旨が記載されている。図20は、市場参加会
員がオプション取引の内容として特許権の一部購入(5
0%)を提案した例を示している。
【0053】出願人は、特許取得できた場合の取得価格
とオプション価格を決定する。出願人は、特許取得でき
た場合の取得価格とオプション価格を決定すると、出願
人用コンピュータ3からインタネット5経由で市場管理
システム2にアクセスし、先に説明した手順により出願
人用初期画面において会員番号及びIDナンバーを入力
し、図10の出願人用メニュー画面を表示させ、出願人
用メニュー画面の「オプション価格決定−1」をクリッ
クする。
【0054】出願人用メニュー画面の「オプション価格
決定−1」がクリックされると、市場管理コンピュータ
12は、図21に示すような「オプション価格決定−
1」画面を表示し、「オプション価格決定−1」画面に
おいて、出願番号を入力する旨を表示すると共に出願番
号の入力を受け付ける。出願人により出願番号が入力さ
れると、市場管理コンピュータ12は、オプション取引
データサーバ11を検索し、入力された出願番号に基い
て当該出願に関するオプション取引データレコードを特
定し、オプション取引の内容を読み出して当該画面に表
示し、特許取得できた場合の取得価格とオプション価格
の入力を受け付ける。
【0055】出願人は、特許取得できた場合の取得価格
とオプション価格を入力する。市場管理コンピュータ1
2は、入力された取得価格とオプション価格をオプショ
ン取引データサーバ11の当該出願に関するオプション
取引データレコードのオプション取引価格の記憶エリア
に記憶する(図5参照)。
【0056】そして、市場管理コンピュータ12は、当
該出願に関するオプション取引データレコードの市場参
加会員のEメールアドレスを読み出し、市場参加者用コ
ンピュータ4に対して出願人が提示したオプション取引
価格をメール送信する。図22は、市場参加会員に送信
されるオプション価格の電子メールの内容を示す図であ
る。このメールの例では、出願人が提示したオプション
取引内容に対応する価格は、特許取得時点での特許権利
購入価格は、総額xxx万円、50%でxxx万円、5
0%のオプション権利購入価格はxxx万円である。ま
た、出願人の提案した価格に対する検討結果を連絡する
旨が記載されている。検討結果には、1)出願人の提案
内容にて購入を同意する。2)出願人の提案価格に対
し、購入者よりカウンターを行う。3)オプション権の
購入をしない。が具体的に記載されている。
【0057】市場参加者は、出願人が提示したオプショ
ン取引価格の検討結果が決定したならば、市場参加者用
コンピュータ4からインタネット5経由で市場管理シス
テム2にアクセスし、先に説明した手順により市場参加
者用初期画面において会員番号及びIDナンバーを入力
し、図15の市場参加会員用メニュー画面を表示させ、
市場参加会員用メニュー画面の「オプション契約価格決
定1」をクリックする。
【0058】市場管理コンピュータ12は、市場参加会
員用メニュー画面の「オプション契約価格決定−1」が
クリックされると、図23に示すような「オプション契
約価格決定−1」画面を表示し、「オプション契約価格
決定−1」画面において、出願番号を入力する旨を表示
すると共に出願番号の入力を受け付ける。市場参加会員
により出願番号が入力されると、市場管理コンピュータ
12は、オプション取引データサーバ11を検索し、入
力された出願番号に基いて当該出願に関するオプション
取引データレコードを特定する。そして、当該出願に関
するオプション取引データレコードからオプション取引
の内容及びオプション取引価格を読み出し、「オプショ
ン契約価格決定−1」画面に表示する。
【0059】「オプション契約価格決定−1」画面に
は、先に述べたような出願人が提示したオプション取引
内容及びオプション取引価格と、出願人の提案した価格
に対する検討結果を入力する旨と、条件確認ボタンとが
表示されている。市場参加会員は、出願人の提案した価
格に対する検討結果を入力し、条件確認ボタンをクリッ
クする。
【0060】「1)出願人の提案内容にて購入を同意す
る。」が選択された場合には、オプション取引の成立と
なる。市場参加会員の同意によりオプション取引が成立
した場合には、市場管理コンピュータ12は、図24に
示す「オプション価格決定2」画面を表示すると共に、
成立したオプション取引の内容と価格を表示し、オプシ
ョン取引が成立したことにより、オプション契約書が郵
送されること、オプション契約書に署名押印し、市場運
営者に郵送すること、及び貴社、出願人、市場運営者に
よる署名、押印済みの契約書を受領後にオプション費用
を下記の口座に振り込むことが記載されている。市場参
加会員は、「オプション価格決定2」画面に記載された
内容を確認する。
【0061】次いで、市場管理コンピュータ12は、当
該出願に関わるデータレコードから出願人のEメールア
ドレスを読み出し、出願人用コンピュータ3に対して図
25に示すようなオプション取引が成立した旨のメール
を送信する。なお、当該メールには、オプション取引が
成立したことにより、オプション契約書が郵送されるこ
と、及びオプション契約書に署名押印し、市場運営者に
郵送することが記載されている。出願人は、メールに記
載された内容を確認する。
【0062】図23に示す「オプション契約価格決定
1」画面において、「3)オプション権の購入をしな
い。」が選択された場合には、オプション取引の不成立
となる。
【0063】次いで、市場管理コンピュータ12は、出
願データサーバ10の当該出願に関する出願データレコ
ードを読み出し、該出願データレコードの取引可能フラ
グに0(取引可能)をセットする。当該出願データレコ
ードの取引可能フラグに0(取引可能)がセットされた
結果、当該出願は再度市場参加会員に対してオプション
取引が可能となり、図16に示す「未公開出願概要」画
面の出願概要に一覧表示されることになる。
【0064】図23に示す「オプション契約価格決定
1」画面において、「2)出願人の提案価格に対し、購
入者よりカウンターを行う。」が選択された場合には、
市場管理コンピュータ12は、「オプション契約価格決
定1」画面に、新たな価格入力のための入力画面を表示
し、市場参加会員にカウンター提案による価格を入力さ
せる。市場参加会員は、「オプション契約価格決定1」
画面において、カウンター提案による価格を入力し、条
件確認ボタンをクリックする。
【0065】カウンター提案による価格が入力された場
合、市場管理コンピュータ12は、オプション取引デー
タサーバ11の当該出願に関わるオプション取引データ
レコードのオプション取引価格の記憶エリアに、入力さ
れたカウンター提案による価格を記憶する。そして、当
該出願に関わるオプション取引データレコードから出願
人のEメールアドレスを読み出し、出願人用コンピュー
タ3に対して図26に示すようなオプション契約希望者
からカウンター提案がなされた旨のメールを送信する。
なお、当該メールには、カウンター提案による新たな価
格が記載されると共に、カウンター提案された価格条件
に、「1)同意する。」「2)更に出願人より改定価格
を提案する。」の選択項目が具体的に記載され、カウン
ター提案された価格に対する検討結果を連絡する旨が記
載されている。
【0066】出願人は、出願人用コンピュータ3からイ
ンタネット5経由で市場管理システム2にアクセスし、
先に説明した手順により出願人用初期画面において会員
番号及びIDナンバーを入力し、図10の出願人用メニ
ュー画面を表示させ、出願人用メニュー画面の「オプシ
ョン価格決定−2」をクリックする。
【0067】市場管理コンピュータ12は、市場参加会
員用メニュー画面の「オプション契約価格決定−2」が
クリックされると、図27に示すような「オプション価
格決定−2」画面を表示し、「オプション価格決定−
2」画面において、出願番号を入力する旨を表示すると
共に出願番号の入力を受け付ける。出願人により出願番
号が入力されると、市場管理コンピュータ12は、オプ
ション取引データサーバ11を検索し、入力された出願
番号に基いて当該出願に関するオプション取引データレ
コードを特定する。そして、当該出願に関わるオプショ
ン取引データレコードからオプション取引の内容及びオ
プション取引に対応する価格(この場合には市場参加会
員が入力したカウンター提案による価格)を読み出して
「オプション契約価格決定−2」画面に表示する。
【0068】「オプション契約価格決定−2」画面に
は、先に述べたようなオプション契約希望者からカウン
ター提案がなされた旨と、カウンター提案による新たな
価格条件と、カウンター提案された価格条件に、「1)
同意する。」「2)更に出願人より改定価格を提案す
る。」の選択ボタンが表示されている。出願人は、カウ
ンター提案された価格条件の検討結果を入力する。
【0069】「1)同意する。」が選択された場合に
は、カウンター提案された価格条件にてオプション取引
の成立となる。出願人の同意によりオプション取引の成
立した場合には、市場管理コンピュータ12は、図25
に示すような「オプション取引成立」画面においてオプ
ション取引が成立した旨を表示し、出願人に確認させ
る。そして、市場管理コンピュータ12は、当該出願に
関わるオプション取引データレコードから市場参加会員
のEメールアドレスを読み出し、オプション契約希望者
(市場参加会員)に対して、図24に示すようなオプシ
ョン取引が成立した旨のメールを送信する。
【0070】「2)更に出願人より改定価格を提案す
る。」が選択された場合には、市場管理コンピュータ1
2は、再度、価格条件の入力を受け付け、出願人によっ
て新たな価格条件が入力されると、オプション取引デー
タサーバ11の当該出願に関わるオプション取引データ
レコードのオプション取引価格の記憶エリアに、入力さ
れたカウンター提案による価格を記憶する。そして、新
たな価格条件が出願人から提案された旨のメールをオプ
ション契約希望者(市場参加会員)に対して送信する。
以上のようにして、オプション取引が成立した場合に
は、オプション契約が交わされることになる。
【0071】オプション契約者(市場参加会員)がオプ
ション取引で成立した規定の金額を支払うと、市場運営
者は、市場管理コンピュータ12に当該出願の出願番号
を入力し、当該出願に関わるオプション取引データレコ
ードを読み出し、オプション取引データレコードの市場
参加会員のEメールアドレスを読み出してオプション契
約者に対してオプション契約発効の旨と契約した価格条
件を明記したメールを送信する(図28参照)。
【0072】さて、出願人が特許庁に提出した特許出願
が審査され、審査の結果、特許登録されたことが明らか
となった場合、市場運営者は、この出願に関してオプシ
ョン契約した出願人及びオプション契約者(市場参加
者)の双方に対して特許取得を通知する。また、特許庁
により出願の最終拒絶が確定した場合は、出願人、オプ
ション契約を行った市場参加会員は共に権利を喪失す
る。
【0073】当該出願が特許登録された場合、市場運営
者は、市場管理コンピュータ12に当該出願の出願番号
を入力し、オプション取引データサーバ11から当該出
願に関わるオプション取引データレコードを読み出し、
オプション取引データレコードに特許登録日と特許番号
とを入力記憶する。次いで、市場管理コンピュータ12
は、オプション取引データレコードの市場参加会員のE
メールアドレスを読み出してオプション契約者(市場参
加者)に対して図29に示すようなオプションの行使す
るか否かの連絡を促すメールを送信する。オプション契
約者(市場参加者)は、市場参加者用コンピュータ4か
らインタネット5経由で市場管理システム2にアクセス
し、先に説明した手順により市場参加者用初期画面にお
いて会員番号及びIDナンバーを入力し、図15の市場
参加会員用メニュー画面を表示させ、市場参加会員用メ
ニュー画面の「オプションの行使」をクリックする。
【0074】市場管理コンピュータ12は、市場参加会
員用メニュー画面の「オプション行使」がクリックされ
ると、図30に示すような「オプション行使」画面を表
示し、「オプション行使」画面において、出願番号を入
力する旨を表示すると共に出願番号の入力を受け付け
る。出願人により出願番号が入力されると、市場管理コ
ンピュータ12は、オプション取引データサーバ11を
検索し、入力された出願番号に基いて当該出願に関する
オプション取引データレコードを特定する。
【0075】そして、市場管理コンピュータ12は、当
該出願に関わるオプション取引データレコードからオプ
ション取引の内容及びオプション取引に対応する価格を
読み出して「オプション行使」画面に表示する。「オプ
ション行使」画面には、オプション契約した出願が特許
登録となったこと、本特許権について契約したオプショ
ン契約の権利内容、オプション契約した権利を行使する
か否かを入力することが表示されている。
【0076】オプション契約者(市場参加者)が「権利
を放棄して実行しない」を選択した場合には、特許権の
譲渡は行われないため、出願人が特許権者のままとな
る。
【0077】オプション契約者(市場参加者)が「権利
を実行する」を選択した場合には、市場管理コンピュー
タ12は、図31に示すような「特許権の譲渡−1」画
面を表示する。「特許権の譲渡−1」画面には、オプシ
ョン権利を実行することが貴社(貴方)により確認され
たこと、契約内容に従い、特許権譲渡契約書が郵送され
ること、契約書に署名、押印して市場運営者に郵送する
ことが記載され、例えば、契約内容として、特許権XX
%購入契約、出願番号、発明の名称、特許登録日、特許
番号、特許XX%購入金額、購入金額支払い方法等が記
載されている。
【0078】また、市場管理コンピュータ12は、当該
出願に関わるオプション取引データレコードから出願人
(この時点では特許権者)のEメールアドレスを読み出
して出願人(この時点では特許権者)に対して図32に
示すようなオプション権利行使を行う旨のメールを送信
する。当該メールには、オプション契約締結者より権利
を行使して、契約にて定められた価格にて特許権を購入
する旨、特許権の一部譲渡の契約書が送付される旨、契
約書に署名押印して市場運営者に郵送する旨、及びオプ
ション契約締結者より契約にて定められた金額の支払が
あり次第、市場運営者に連絡する旨が記載されている。
【0079】オプション契約者が、特許権の一部譲渡に
関する金額の払込みを行うと、市場運営者は市場管理コ
ンピュータ12により、出願人に対して図33に示すよ
うな特許権の譲渡確認のメールを送信する。また、オプ
ション契約者に対して図34に示すような特許権の譲渡
確認のメールを送信する。
【0080】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、特許出
願をした出願人の出願人用コンピュータと市場管理コン
ピュータとが通信接続されると共に、市場参加会員の市
場参加者用コンピュータと市場管理コンピュータとが通
信接続され、市場管理用コンピュータに、出願人データ
及び市場参加者データを管理するための出願人及び市場
参加者データサーバと、出願人がした未公開の出願内容
の概要と出願内容全文を蓄積する出願データサーバと、
出願に関わるオプション取引内容を登録するためのオプ
ション取引データサーバとが接続されたシステム構成を
有し、市場管理コンピュータが、出願データサーバに登
録されている未公開の出願について、市場参加会員と出
願人との間で、将来的に特許取得できた場合の特許権に
関わる契約内容とその価格を決めるオプション取引市場
を提供するので、出願公開される前に市場参加者が出願
に関わる技術内容を先取りすることを可能にする一方、
多数の市場参加会員の中から特許権の購入希望者を探し
て出願人が早期に収入を得ることを可能にすることがで
きる。
【0081】請求項2に記載の構成によれば、市場管理
コンピュータは、出願内容の概要を市場参加会員に対し
て開示し、閲覧希望の市場参加会員に対して条件付で出
願内容全文を提供し、出願内容全文を閲覧した市場参加
会員が市場管理コンピュータにオプション取引を申込む
と、市場管理コンピュータは、出願の出願人に対してオ
プション取引の通知を行うので、オプション取引に先立
つ未公開の出願の出願内容全文についての市場参加会員
への閲覧開示を条件付で認めることにより、未公開出願
の機密性を管理できると共に、条件にかなう市場参加会
員が出願の概要だけでなく出願内容全文を閲覧できるの
で、市場参加会員のオプション取引市場への参加意欲を
促進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る特許市場システムのブ
ロック図
【図2】出願人及び市場参加者データサーバに登録され
ている出願人データの内容の一例を示す図
【図3】出願人及び市場参加者データサーバに登録され
ている市場参加会員データの内容の一例を示す図
【図4】出願データサーバに登録される出願データの内
容の一例を示す図
【図5】オプション取引データサーバに登録されるオプ
ション取引データの内容の一例を示す図
【図6】市場管理システムのホームページに表示される
出願人、参加者用初期画面を示す図
【図7】市場管理システムのホームページに表示される
出願人用初期画面を示す図
【図8】市場管理システムのホームページに表示される
「会員登録−1」画面を示す図
【図9】市場管理システムのホームページに表示される
「会員登録−2」画面を示す図
【図10】市場管理システムのホームページに表示され
る出願人用メニュー画面を示す図
【図11】市場管理システムのホームページに表示され
る「出願概要提出及び出願全文提出」画面を示す図
【図12】市場管理システムのホームページに表示され
る市場参加会員用初期画面を示す図
【図13】市場管理システムのホームページに表示され
る市場参加会員用の「会員登録−1」画面を示す図
【図14】市場管理システムのホームページに表示され
る市場参加会員用の「会員登録−2」画面を示す図
【図15】市場管理システムのホームページに表示され
る市場参加会員用メニュー画面を示す図
【図16】市場管理システムのホームページに表示され
る「未公開出願概要」画面を示す図
【図17】市場参加会員に対して送信される出願全文の
受信要望承認のメールの内容を示す図
【図18】市場参加者用コンピュータに送信された出願
全文閲覧画面の一態様を示す図
【図19】市場管理システムのホームページに表示され
る「オプション参加申込」画面を示す図
【図20】出願人用コンピュータに送信されるオプショ
ン取引の内容の電子メールの内容を示す図
【図21】市場管理システムのホームページに表示され
る出願人用「オプション価格決定−1」画面を示す図
【図22】市場参加会員に送信されるオプション価格の
電子メールの内容を示す図
【図23】市場管理システムのホームページに表示され
る市場参加会員用「オプション契約価格決定−1」画面
を示す図
【図24】市場管理システムのホームページに表示され
る市場参加会員用「オプション契約価格決定−2」画面
を示す図
【図25】オプション取引が成立した旨のメールを示す
【図26】出願人に送信されるカウンター提案の電子メ
ールの内容を示す図
【図27】市場管理システムのホームページに表示され
る出願人用「オプション価格決定−2」画面を示す図
【図28】オプション契約者に対して送信されるオプシ
ョン契約発効の旨と契約した価格条件を明記したメール
を示す図
【図29】オプション契約者に対して送信されるオプシ
ョンの行使するか否かの連絡を促すメールを示す図
【図30】市場管理システムのホームページに表示され
る市場参加会員用「オプション行使」画面を示す図
【図31】市場管理システムのホームページに表示され
る市場参加会員用「特許権の譲渡−1」画面を示す図
【図32】出願人に対して送信されるオプション権利行
使を行う旨のメールを示す図
【図33】出願人に対して送信される特許権の譲渡確認
のメールを示す図
【図34】オプション契約者に対して送信される特許権
の譲渡確認のメールを示す図
【符号の説明】
1 特許市場システム 2 市場管理システム 3 出願人用コンピュータ 4 市場参加者用コンピュータ 5 インタネット 6 ルータ 7 LAN 8 WEBサーバ 9 出願人及び市場参加者データサーバ 10 出願データサーバ 11 オプション取引データサーバ 12 市場管理コンピュータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特許出願をした出願人の出願人用コンピ
    ュータと市場管理コンピュータとが通信接続されると共
    に、市場参加会員の市場参加者用コンピュータと前記市
    場管理コンピュータとが通信接続され、前記市場管理用
    コンピュータに、出願人データ及び市場参加者データを
    管理するための出願人及び市場参加者データサーバと、
    前記出願人がした未公開の出願内容の概要と出願内容全
    文とを蓄積する出願データサーバと、出願に関わるオプ
    ション取引内容を登録するためのオプション取引データ
    サーバとが接続され、前記市場管理コンピュータは、前
    記出願データサーバに登録されている前記未公開の出願
    について、市場参加会員と出願人との間で、将来的に特
    許取得できた場合の特許権に関わる契約内容とその価格
    を決めるオプション取引市場を提供することを特徴とす
    る特許市場システム。
  2. 【請求項2】 前記市場管理コンピュータは、前記出願
    内容の概要を市場参加会員に対して開示し、閲覧希望の
    市場参加会員に対して条件付で前記出願内容全文を提供
    し、前記出願内容全文を閲覧した市場参加会員が前記市
    場管理コンピュータに前記オプション取引を申込むと、
    前記市場管理コンピュータは、前記出願の出願人に対し
    て前記オプション取引の通知を行うことを特徴とする請
    求項1に記載の特許市場システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006227787A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Kazuyo Kikuchi 特許権利の仲介、斡旋システム
US7464108B1 (en) 2000-08-11 2008-12-09 Sorensen Research And Development Trust Management and publication of ideas for inventions accumulated in a computer database

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