JP2003085075A - 双方向通信方法、双方向通信システム及び、情報処理装置 - Google Patents

双方向通信方法、双方向通信システム及び、情報処理装置

Info

Publication number
JP2003085075A
JP2003085075A JP2002121936A JP2002121936A JP2003085075A JP 2003085075 A JP2003085075 A JP 2003085075A JP 2002121936 A JP2002121936 A JP 2002121936A JP 2002121936 A JP2002121936 A JP 2002121936A JP 2003085075 A JP2003085075 A JP 2003085075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
data
data transmission
program
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002121936A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4562974B2 (ja
Inventor
Koji Taniguchi
幸治 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002121936A priority Critical patent/JP4562974B2/ja
Publication of JP2003085075A publication Critical patent/JP2003085075A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4562974B2 publication Critical patent/JP4562974B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバー装置への通信が時間的に分散可能な
一対多の双方向通信方法、双方向通信システム並びに、
情報処理装置を提供すること。 【解決手段】 クライアント端末装置102は、サーバ
ー装置101が提供するデータ送信の制御情報が内包さ
れているデータ送信プログラムに基いて、サーバー装置
101へのデータ送信制御を実行し、かつサーバー装置
101はクライアント端末装置102への制御情報の更
新メッセージも送信することにより、サーバー装置10
1への通信が時間的に分散できるため、サーバー装置1
01の通信負荷を軽減することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツやサー
ビスを提供する情報処理装置、情報処理システム及び、
双方向通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この双方向通信方法、双方向
通信システム及び、情報処理装置としては、例えば、特
開平10−235015号公報に記載されているような
ものがあった。図23は、前記公報に記載された従来の
双方向通信システムを示すものである。
【0003】図23において、衛星データ通信1により
多数の端末にクイズを出題してゲームを同時に進行する
システム及びゲーム端末7であって、ホスト装置3は、
クイズ問題、正解答、クイズ進行スケジュールを含んだ
クイズ関連情報を衛星データ通信1によりゲーム端末7
に向けて適時に送信するものである。また、ゲーム端末
7はクイズ進行スケジュールと当該端末での正解/不正
解の発生条件に基づいてホスト装置3へのゲーム経過の
報告要否を判断し、報告要の場合には報告時機を捉えて
ゲーム経過を適宜ホスト装置3に報告するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、ホスト装置はクイズ進行スケジュールを
クイズ問題と正解答と一緒に送信するため、その正解率
に従った、ホスト装置とゲーム端末間の通信の時機を自
在に可変することが出来ない。このため、あらかじめグ
ループ分けして、通信可能な端末数を制限したとして
も、そのグループの端末の正解率によって報告する端末
数がばらついてもそれを反映した報告時機の調整が自在
に行えず、ホスト装置の通信負荷の十分に有効な軽減に
ならないという課題を有していた。
【0005】本発明は、前記従来の課題を解決するため
になされ、その目的とするところは、サーバー装置への
通信が時間的に分散可能な一対多の双方向通信システム
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明に係る第1の情報処理装置は、問い合わせ情報に基づ
いて端末情報とユーザ情報との少なくともいずれか一方
を取得するステップと送信ルールに基づいて送信条件を
算出するステップと取得した情報をこの送信条件で指定
の情報処理装置へ送信することを指示するステップとを
コンピュータに実行させるためのデータ送信プログラム
及び、問い合わせ情報と送信ルールとを含む制御情報と
を記憶する記憶部と、このデータ送信プログラムと制御
情報とを送信する送信部と、当該情報処理装置とは異な
る、データ送信プログラムを実行した情報処理装置から
の応答データを受信する受信部と、その応答データに基
づいて制御情報を更新する制御情報設定部とを有してい
る。
【0007】これによって、第1の情報処理装置は他の
情報処理装置との双方向通信をデータ送信プログラムに
より制御可能であり、更に通信相手の情報処理装置の制
御情報を任意に更新できるので、指定する情報処理装置
への通信負荷を自在に軽減することができるようにな
る。
【0008】また、本発明に係る第2の情報処理装置
は、そのデータ送信プログラムを受信するモジュール受
信部と、そのプログラムを実行する実行部と、その実行
によって取得された情報をそのプログラムからの指示に
従って送信する送信部とを有している。
【0009】これによって、第2の情報処理装置は、第
1の情報処理装置からのデータ送信プログラムを実行す
ることにより、第1の情報処理装置へのデータを送信す
る時刻を適度に分散させたり、送信データの量を制限す
ることが可能になり、第1の情報処理装置のデータ受信
に関わる負荷を軽減することができるようになる。
【0010】また、本発明に係る双方向通信システムは
この第1の情報処理装置と、この第2の情報処理装置と
を有している。
【0011】これによって、第1の情報処理装置の通信
負荷が自在に軽減できる双方向通信システムが実現でき
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係るデータ送信プログラ
ムは、コンピュータに問い合わせ情報に基づいて端末情
報とユーザ情報との少なくともいずれか一方を取得する
ステップと、送信ルールに基づいて送信条件を算出する
ステップと、取得した情報をこの送信条件で指定の情報
処理装置へ送信することを指示するステップとを実行さ
せるものである。
【0013】これによれば、指定の情報処理装置に要望
されている情報を、このプログラムを実行している装置
固有の条件で送信することができる。
【0014】また、本発明に係るデータ送信プログラム
は、送信ルールが取得した情報を用いて、所定の時刻範
囲内で、かつ、不規則に分散する時刻を算出する方法を
有している。
【0015】これによれば、指定の情報処理装置に所定
の時刻範囲内で、かつ、不規則に分散する時刻で送信で
きる。
【0016】また、本発明に係るデータ送信プログラム
は、送信ルールが端末識別情報と端末情報とユーザ情報
との少なくともいずれかに基づいて送信の可否を判断す
る方法を更に有している。
【0017】これによれば、指定の情報処理装置に送信
するか否かを端末固有に付加された識別情報などで制御
できる。
【0018】また、本発明に係るデータ送信プログラム
は、既に保持している問い合わせ情報と送信ルールと
を、新たな問い合わせ情報と送信ルールとに更新するス
テップを更に実行させるものである。
【0019】これによれば、新たに指示された問い合わ
せ情報と送信ルールに従って、指定の情報処理装置に送
信できる。
【0020】また、本発明に係る情報処理装置は、問い
合わせ情報と送信ルールとを含む制御情報及び本発明に
係るデータ送信プログラムとを記憶する記憶部と、デー
タ送信プログラムと制御情報とを送信する送信部と、当
該情報処理装置とは異なる、データ送信プログラムを実
行した情報処理装置からの応答データを受信する受信部
と、この応答データに基づいて制御情報を更新する制御
情報設定部とを有している。
【0021】この構成によれば、情報処理装置はデータ
送信プログラムを送信した情報処理装置からの通信を制
御可能であり、かつ制御情報を更新できるので通信相手
からの通信負荷を自在に制御することができる。
【0022】また、本発明に係る情報処理装置は、本発
明に係るデータ送信プログラムの送信を要求する情報処
理装置毎に、端末識別情報を制御情報に設定する識別子
設定部を更に有している。
【0023】この構成によれば、情報処理装置は送信相
手の情報処理装置に端末識別情報を割り当てることがで
きるので、データ送信を許可するか否か、あるいはデー
タ送信を制限するか否かを通信相手の情報処理装置毎に
容易に指定することができる。
【0024】また、本発明に係る情報処理装置は、本発
明に係るデータ送信プログラムを受信するモジュール受
信部と、データ送信プログラムを実行する実行部と、デ
ータ送信プログラムを実行することによって取得された
情報を前記データ送信プログラムからの指示に従って送
信する送信部とを有している。
【0025】この構成によれば、情報処理装置はデータ
送信プログラムを実行することにより、通信相手の情報
処理装置との間で指示に従った送信をすることができ
る。
【0026】また、本発明に係る情報処理装置は、問い
合わせ情報と送信ルールとを含む制御情報を受信する制
御情報受信部と、制御情報にデータ送信プログラムの参
照する制御情報を更新する更新部とを更に有している。
【0027】この構成によれば、情報処理装置は受信済
みのデータ送信プログラムが新たな制御情報に基づいて
送信するようにできる。
【0028】また、本発明に係るプログラムは、コンピ
ュータにデータ送信プログラムを情報処理装置に送信す
るステップと、この情報処理装置からの応答データを受
信するステップと、この応答データに基づいて問い合わ
せ情報と送信ルールとを含む制御情報を更新するステッ
プと、この制御情報を情報処理装置に送信するステップ
とを実行させるものである。
【0029】これによれば、プログラムはデータ送信プ
ログラムを送信した情報処理装置からの通信を制御可能
であり、かつ制御情報を更新できるので通信相手からの
通信負荷を自在に制御することができる。
【0030】また、本発明に係るプログラムは、コンピ
ュータに制御情報に端末識別情報を設定するステップを
更に実行させるものである。
【0031】これによれば、プログラムは送信相手の情
報処理装置に端末識別情報を割り当てることができるの
で、データ送信を許可するか否か、あるいはデータ送信
を制限するか否かを通信相手の情報処理装置毎に容易に
指定することができる。
【0032】また、本発明に係るプログラムは、コンピ
ュータにデータ送信プログラムを受信するステップと、
データ送信プログラムを起動するステップと、問い合わ
せ情報と送信ルールとを含む制御情報を受信するステッ
プと、データ送信プログラムの実行により取得した情報
をこのプログラムの指示に従って送信するステップとを
実行させるものである。
【0033】これによれば、プログラムは受信したデー
タ送信プログラムを実行することにより、通信相手の情
報処理装置との間で指示に従った送信をすることができ
る。
【0034】また、本発明に係るプログラムは、コンピ
ュータに制御情報を実行中のデータ送信プログラムに更
新要求するステップを更に実行させるためのものであ
る。
【0035】これによれば、プログラムは受信済みのデ
ータ送信プログラムが新たな制御情報に基づいて送信す
るようにできる。
【0036】また、本発明に係る記録媒体は、データ送
信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なも
のである。
【0037】また、本発明に係る双方向通信システム
は、本発明に係る第1の情報処理装置と、本発明に係る
第2の情報処理装置を有している。
【0038】この構成によって、第1の情報処理装置は
第2の情報処理装置との双方向通信をデータ送信プログ
ラムにより制御可能であり、更に通信相手の第2の情報
処理装置の制御情報を任意に更新できるので、指定する
情報処理装置への通信負荷を自在に軽減することができ
る。
【0039】また、本発明に係る双方向通信方法は、デ
ータ放送が可能な放送局がデータ放送によりデータ送信
プログラムを放送受信端末に配信するステップと、次に
放送局がデータ放送により問い合わせ情報と送信ルール
とを含む制御情報を放送受信端末に送信するメッセージ
送信ステップと、放送受信端末が制御情報に基づいて取
得した情報である応答データをデータ送信プログラムと
制御情報とに従って送信するステップとを有している。
【0040】これによれば、放送局はデータ送信プログ
ラムを送信した放送受信端末からの通信を制御可能であ
り、かつ制御情報を更新できるので通信相手からの通信
負荷を自在に制御することができる。
【0041】また、本発明に係る双方向通信方法は、放
送局が応答データを解析するステップと、解析により所
定の条件を満たす放送受信端末とのみリアルタイムに双
方向通信を行うステップとを更に有している。
【0042】これによれば、放送局は対象となる放送受
信端末を絞り込んで通信負荷を制限した上で、より細か
なデータの双方向通信をリアルタイムに行うことができ
る。
【0043】また、本発明に係る双方向通信方法は、デ
ータ放送が視聴者参加型のクイズ番組であり、メッセー
ジ送信ステップが視聴者に対してクイズ解答の入力を指
示する制御情報を送信する第1メッセージ送信ステップ
と、直前に出題したクイズの正解を含み、所定条件を満
たす場合に限り応答通知を行うことを指示する制御情報
を送信する第2メッセージ送信ステップと、応答データ
を送信した放送受信端末の端末数を集計する集計ステッ
プとを有している。
【0044】これによれば、クイズ解答の正誤判定の分
散処理と送信データ量の削減によって、クイズ解答の集
計の高速化を実現することができる。
【0045】また、本発明に係る双方向通信方法は、第
1メッセージ送信ステップと、第2メッセージ送信ステ
ップと、集計ステップとを少なくとも1回以上繰り返す
ステップと、更に放送受信端末の数が所定数以下の場合
に、放送受信端末に受信済みクイズに所定数以上正解し
ている場合のみ、応答データを送信することを指示する
制御情報を送信する第3メッセージ送信ステップを有し
ている。
【0046】これによれば、放送局がデータ送信可能な
端末台数を制限した上で、放送受信端末からの情報量の
多いデータを収集して、データ集計結果を視聴者に通知
するので、エンターテイメント性が高い、魅力ある放送
コンテンツを視聴者に提供することできる。
【0047】また、本発明に係るプログラムは、本発明
に係るデータ送信プログラムおよび制御情報の問い合わ
せ情報がチケット情報と予約入力フォームの表示方法を
実施させるものである。
【0048】これによれば、情報処理装置は、データ送
信プログラムを利用してチケット予約情報を送信するの
で、データ通信送信プログラムのデータ送信時刻の分散
化機能によって、チケット予約開始直後にチケット予約
情報の送信がチケット予約を受け付ける情報処理装置に
集中することを防止し、その情報処理装置における通信
負荷およびデータ処理に関わる負荷を軽減することがで
きる。
【0049】また、本発明に係る情報処理装置は、本発
明に係るプログラムを送信するモジュール送信部と、受
信した予約情報が受付け不許可である場合、予約情報の
送信元である当該情報処理装置と異なる情報処理装置に
電話回線を接続する回線接続部と、電話回線からの指示
を受け付ける指示受付部と、この指示により予約情報を
変更する予約変更部とを有している。
【0050】この構成によれば、第1希望のチケットを
予約できる場合は、オペレータを介さずに自動予約処理
が実行され、第1希望のチケットの予約が不可能な場合
は、電話オペレータとの会話によるチケット予約処理に
切り替えるので、チケット予約を受け付ける情報処理装
置については、可能な限りチケット予約処理を自動化で
き、ユーザについては、第2希望以下のチケット予約情
報の入力が不要であるという、チケット予約処理の効率
化とユーザ利便性の向上とを両立することができる。
【0051】以下、本発明を図面と共に詳細に説明す
る。
【0052】(実施の形態1)図1は、本発明の第1の
実施例における双方向通信システムのシステム構成図で
ある。
【0053】図1において、サーバー装置101はWe
bサーバーであり、情報コンテンツの管理やクライアン
ト端末装置へのコンテンツ提供・配信を行い、クライア
ント端末装置102a〜102dはパーソナルコンピュ
ータ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話などの任意の
情報処理装置であり、サーバー装置101が提供する情
報コンテンツの受信、それらの表示、サーバー装置との
相互通信及び、Java言語やそれに類する言語で開発
されたプログラムを実行することができるJava実行
環境などを有する。ネットワーク103は、サーバー装
置101とクライアント端末装置102との間で相互通
信可能であり、WAN (Wide Area Network)やLAN
(Local Area Network)、無線ネットワーク、あるいは、
それらが複合したネットワークなど任意のネットワーク
である。また、無線基地局104は、無線ネットワーク
インタフェースを持つクライアント端末装置102との
通信を行う。なお、以後、クライアント端末装置102
a〜102dをまとめてクライアント端末装置102と
記す。
【0054】以上のように構成された双方向通信システ
ムについて、その動作と作用を説明する。
【0055】サーバー装置101は、クライアント端末
装置102がダウンロードできるようにデータ送信プロ
グラムをWebサイトに公開する。このデータ送信プロ
グラムは、サーバー装置101が提供するサービスに関
連した、データ送信を実行するために必要なモジュール
であり、クライアント端末装置102において実行され
る。
【0056】クライアント端末装置102がダウンロー
ドしたデータ送信プログラムを実行すると、クライアン
ト端末装置102のディスプレイにデータ入力フォーム
あるいは、データ入力グラフィカル・ユーザー・インタ
ーフェース(以下、「GUI」と記す。)が提示され
る。ユーザがデータ入力フォームへのデータ入力を行う
と、データ送信プログラムは、入力されたデータに対し
て所定の演算処理を加え、送信時刻データを算出する。
この送信時刻データは、サーバー装置101へのデータ
送信が可能な時刻範囲を示す時刻データである。時刻範
囲算出の演算処理に乱数表を用いるなどの工夫を加える
と、ランダムな時刻データを出力させることができるの
で、各クライアント端末装置102からサーバー装置1
01へのデータ送信時刻が適度に分散化される。
【0057】次に、サーバー装置101とクライアント
端末装置102の構成および、動作・作用を詳細に説明
する。
【0058】図3は、サーバー装置101のブロック構
成図である。図中の矢印はデータの流れを示すものであ
り、制御線は図示していない。
【0059】通信部302は、双方向通信部310を有
し、ネットワークを介してクライアント端末装置102
との間の相互通信を行う。
【0060】コンテンツ送信部303は、通信部302
を介して、HTML(Hyper Text Markup Language) 等
のマークアップ言語で記述されたコンテンツや、ストリ
ームデータをクライアント端末装置102に提供する。
【0061】モジュール送信部304は、データ送信プ
ログラムをクライアント端末装置102に送信する。本
実施例1においては、データ送信プログラムは、HTT
PやFTP(File Transfer Protocol)などのプロトコ
ルを用いてサーバー装置101からクライアント端末装
置102へダウンロードされる。ここでデータ送信プロ
グラムとは、上り方向、すなわち、クライアント端末装
置102からサーバー装置101へのデータ送信を制御
するために、クライアント端末装置102において実行
されるプログラムモジュールである。このモジュール内
部には、図13に示すような端末入力情報リスト130
1と制御ルール1305とが含まれている。端末入力情
報リスト1301は更に、端末入力情報1302と送信
関数情報1303と送信判定パラメータ1304とから
なっている。端末入力情報1302とは、クライアント
端末装置102において外部から取得するデータであ
り、送信関数情報1303とは、送信の可否を算出する
送信判定関数と送信時間を算出する送信時間算出関数と
からなっている。
【0062】また、制御ルール1305とは、上り方向
のデータ送信の制御方法を記述したプログラムである。
またこの他、データ送信プログラムは、データ入力フォ
ーム表示用スクリプトである端末入力情報1301を取
得するためのプログラムを有している。
【0063】データ受信部305は、通信部302を介
して、クライアント端末装置102からの上り方向のデ
ータを受信する。
【0064】通信制御部306は、クライアント端末装
置102との間の通信を制御し、クライアント端末装置
102を制御するための制御メッセージの生成や、クラ
イアント端末装置102へ制御メッセージの送信や、デ
ータ受信部305を介してクライアント端末装置102
から受信したデータの解析を行う。ここで制御メッセー
ジとは、データ送信プログラムが有するのと同様の端末
入力情報リスト1301と制御ルール1302とが記述
されているものである。また、通信制御306は、受信
データの解析結果を基にして、新たに制御メッセージを
生成する機能や、外部ハードウェアや他のプログラムと
の連携処理を行うためのインタフェースも有している。
【0065】蓄積部307は、情報コンテンツの蓄積・
管理を行い、クライアント端末装置102に提供する情
報コンテンツやクライアント端末装置102から受信し
たデータ等を蓄積し管理する。また、蓄積部307に
は、作成済みのデータ送信プログラムや制御メッセージ
も蓄積される。
【0066】設定部308は、サーバー装置101の設
定や管理を行い、管理者が操作するためのGUIを有す
る。そして、管理者からの情報の入力や、クライアント
端末装置102からの受信データの内容表示のために使
用される。設定部308のGUIを介して入力された情
報は、通信制御部306へ出力される。通信制御部30
6は、設定部308から取得した情報に基づいて制御メ
ッセージを生成したり、クライアント端末装置102か
らの受信情報を設定部308へ出力する。また、通信制
御部306から取得した情報は、設定部308のGUIを
介して管理者に提示される。
【0067】コンテンツ生成309は、クライアント端
末装置102から受信したデータを再配信する。すなわ
ち、データ受信部305で受信したデータを加工して、
コンテンツ送信部303へ供給する場合に必要となるも
のである。また、コンテンツ生成部309は、外部より
取得した映像データや音声データをコンテンツ送信部3
03に供給する機能も有する。この機能は、ストリーム
データの配信や、クライアント端末装置102との間の
リアルタイム双方向通信などに使用する。
【0068】双方向通信部310は、クライアント端末
装置102からの上り方向データを受信し、データ受信
部305を介して、受信データを通信制御部306や蓄
積部307、コンテンツ生成部309へ出力する。ま
た、双方向通信部310は、下り方向、すなわち、クラ
イアント端末装置102へのHTMLファイル等の情報
コンテンツの送出や、制御メッセージおよびデータ送信
プログラムの送信を行う。
【0069】なお、図3に示す設定部308と通信制御
部306を除く各部は、設定部308や通信制御部30
6によって制御される。
【0070】サーバー装置101は、ハードウェア装置
であっても、ハードウェア装置とソフトウェアプログラ
ムを組み合わせたシステムであっても構わない。後者で
ある場合は、サーバー装置101は、パーソナルコンピ
ュータやワークステーションであり、それらが有するハ
ードウェア資源(CPU、RAM、ROM、外部記憶装
置、ネットワークインタフェース)を利用して図3のブ
ロック図で示した機能を有するプログラムが実行され
る。
【0071】次に、サーバー装置101の動作について
図5、図6及び、図7を用いて説明する。このサーバー
装置101の行う主な動作は、データ送信プログラムの
作成処理と、要求のあったクライアント端末装置102
へのデータ送信プログラムの送信処理と、制御メッセー
ジの更新とその送信処理である。
【0072】図5はデータ送信プログラムの作成処理の
動作を示す流れ図である。
【0073】まず、設定部308に端末入力情報リスト
に設定するユーザに対する設問やユーザの個人情報など
のデータ項目、クライアント端末装置102のディスプ
レイに表示するデータ入力フォームを生成するためのデ
ータ(HTMLやスクリプト言語などで記述されたデー
タ)および、制御ルールを作成するためのユーザ入力デ
ータに対する処理を記述したデータ、もしくは、プログ
ラム及び、上り方向のデータ送信を実行する時刻の決定
方法(算出方法)などの基礎情報を入力する(ステップ
S501)。
【0074】次に、ステップS501で取得した情報を
基にして、端末入力情報リストと制御ルールを作成する
(ステップS502)。
【0075】次に、ステップS502で作成した端末入
力情報リスト、および、制御ルールを埋め込んだデータ
送信プログラムを作成する(ステップS503)。デー
タ送信プログラムは、Java言語等のプログラム言語
で作成されたプログラムであり、クライアント端末装置
102において実行される。
【0076】次に、ステップS503で作成したデータ
送信プログラムを、蓄積部307に保存する(ステップ
S504)。なお、このデータ送信プログラムの作成
は、別システムで実行して、蓄積部307にロードする
ことも可能である。
【0077】次に、図6はデータ送信プログラムの送信
処理の動作を示す流れ図である。
【0078】まず、通信制御部306はクライアント端
末装置102から送信されてくるデータ送信プログラム
のダウンロード要求を受け付ける(ステップS60
1)。クライアント端末装置102からモジュール送信
要求を受信した場合には、次のステップS602に移行
し、受信してない場合には、受信待ち状態に入る。
【0079】次に、通信制御部306はダウンロードの
要求のあったクライアント端末装置からユーザプロファ
イルを取得し、蓄積部307に保存する(ステップ60
2)。ここでユーザプロファイルとは、クライアント端
末装置102のユーザに関する情報であり、例えば、ユ
ーザ名やE−mailアドレスや住所、年齢、性別等で
ある。ステップS602では、データ送信プログラムの
送信を要求してきたクライアント端末装置102に対し
て、ユーザプロファイルの送信を要求する。サーバー装
置101は、クライアント端末装置102が送信してく
るユーザプロファイルを受信し、これを蓄積部307に
保存する。なお、ユーザプロファイルのフォーマットに
ついては特に規定はない。目的に応じてユーザプロファ
イルの記述項目を定め、HTMLやXMLなどのマーク
アップ言語で記述することができる。
【0080】次に、通信制御部306は要求のあったク
ライアント端末装置102に端末識別子を割当て、デー
タ送信プログラムにその端末識別子を埋め込む(ステッ
プS603)。ここで、端末識別子とは、サーバー装置
101の制御下にあるクライアント端末装置102に割
り当てる識別子であり、例えば1から始まる連続する番
号を規定する。この端末識別子は、特定のクライアント
端末装置を指定するために制御メッセージの制御ルール
中で使用される。例えば、「端末識別子が奇数であるク
ライアント端末装置のみがデータを送信する」あるいは
「端末識別子が100〜110であるクライアント端末
装置のみがデータを送信する」というような制御ルール
を設定して、上り方向のデータ送信を制限することが可
能となる。
【0081】蓄積部307は、ステップS603で取得
したユーザプロファイルと端末識別子を組にして管理す
る。クライアント端末装置102からデータを収集する
際に、同時に端末識別子も送信するように制御ルールを
記述すると、クライアント端末装置102からデータを
受信した際に、端末識別子をキーとしてユーザプロファ
イルを検索可能なので、サーバー装置101の管理者
が、クライアント端末装置102やそのユーザの詳細情
報を確認することが可能となる。また、クライアント端
末装置102が、データ送信プログラムをダウンロード
する際に、クライアント端末装置102をIPアドレス
やユーザのE−mailアドレスといった特定できる情
報をユーザプロファイルの一部として保持しておけば、
同一クライアント端末装置102がデータ送信プログラ
ムのダウンロードを複数回実行したことを検知すること
ができる。
【0082】次に、モジュール送信部304は、モジュ
ール送信要求を送ってきたクライアント端末装置102
へデータ送信プログラムを送信する(ステップS60
4)。
【0083】次に、図7は制御メッセージの更新とその
送信処理の動作を示す流れ図である。
【0084】まず、通信部302はクライアント端末装
置102からのデータ送信の有無を常時確認し(ステッ
プS701)、データ受信がある場合には、ステップS
702に移行し、受信がない場合には図示していない
が、受信待ち状態が所定時間続いていないかを確認す
る。所定時間経過していればステップS707に移り、
経過していなければ受信待ち状態に入る。
【0085】次に、データ受信部305はクライアント
端末装置102からの応答データをデータ受信部305
へ読み込む(ステップS702)。
【0086】次に、通信制御部306は応答データに含
まれる端末識別子が、サーバー装置101に登録済みの
識別子であるか否かの確認処理を行う(ステップS70
3)。登録された端末識別子であることが確認された場
合は、ステップS704に移行する。一方、未登録の端
末識別子、すなわち、無効な端末識別子である場合に
は、ステップS705へ進む。なお、端末識別子を利用
しない場合は、ステップS703は飛ばすことができ
る。
【0087】次に、通信制御部306は応答データの統
計処理やデータ解析を行い、その結果を蓄積部307に
保存したり、別のプログラムを起動したりする(ステッ
プS704)。統計処理は例えば、応答データが設問に
対してYES/NOを解答する場合には、応答データの
総数やYESとNOの回答数のカウントなどである。
【0088】次に、通信制御部306は1つの制御情報
に対する応答データの受信処理を終了するか否かを判定
する(ステップS705)。この判定には、応答データ
の総数や受信時間等の情報を利用する。応答データの受
信を終了する場合にはステップS706に移行し、引き
続き応答データを受け付ける場合にはステップS701
へ戻る。なお、サーバー装置101は、相互通信可能な
状態にあるクライアント端末装置102の総数を把握し
ているとは限らないので、図示していないが所定のタイ
ムアウト時間が経過した場合はステップS706へ移行
する。
【0089】次に、通信制御部306はステップS70
4で求めた統計処理結果を参照して、クライアント端末
装置102へ制御メッセージを送信するか否かを判定す
る(ステップS706)。制御メッセージを送信する場
合にはステップS707へ進み、送信しない場合には、
ステップS701に戻る。
【0090】次に、通信制御部305は管理者からの制
御情報の変更の指示が設定部308に出されているか否
かを確認し(ステップS707)、指示有りの場合はス
テップS708へ移る。指示無しの場合はステップS7
01へ戻る。
【0091】次に、通信制御部306は設定部308を
介してサーバー装置101の管理者が新たに入力した情
報を基にして、クライアント端末装置102において取
得すべき情報項目が記述されている端末入力情報リスト
と、上り方向のデータ送信の制御アルゴリズムが記述さ
れている制御ルールを作成する(ステップS708)。
【0092】次に、通信制御部306はステップS70
8で作成した端末入力情報リストおよび制御ルールを含
む制御メッセージを作成する(ステップS709)。な
お、クライアント端末装置102との通信開始前に制御
メッセージを作成し終えている場合には、ステップS7
08およびステップS709はスキップすることが可能
である。
【0093】次に、通信制御部306はステップS70
9で作成した制御メッセージをクライアント端末装置1
02へ同報送信する(ステップS710)。
【0094】次に、通信制御部706は管理者やクライ
アント端末装置からの要求に従い、上記通信処理を終了
するか否かを判定し、終了しない場合にはステップS7
01へ戻る(ステップS711)。
【0095】以上により、サーバー装置1001はクラ
イアント装置1002に制御メッセージを必要に応じて
送信することができ、制御情報を順次変更していくこと
により、端末数を絞っていくことが可能になる。
【0096】例えば、クライアント端末装置の数量が多
い初期段階においては、制御メッセージはクライアント
端末装置102からの応答データはYES/NOという
文字列で解答を返すような少ない情報量で済むような簡
単な設問にしておく。これにより、クライアント端末装
置102からのアクセス数は多くても、1アクセスに対
する受信処理が軽くて済むので通信付加はトータル的に
小さくすることができる。更に、次に送信する制御メッ
セージには、1回目の設問でYESと答えた場合に限
り、解答を送信するように制御ルールを記述しておく。
2回目の制御メッセージに対する応答データのYESの
回答数が所定の数を下回らない場合は、再度、設問を含
む制御メッセージを送信する。この制御メッセーには、
1回目および2回目の設問の両方に対してYESと答え
た場合に限り、解答を送信するように制御ルールを記述
しておく。以下、同様の処理を繰り返していくことによ
り、応答データを送信してくるクライアント端末装置1
02の台数を絞り込んでいくことができる。
【0097】そして次の段階として、一定量のクライア
ント端末装置に絞った後に、制御ルールには、データ送
信を実行するための制約条件の他に、端末入力情報リス
トには、初期段階のものよりも多くの情報量をクライア
ント端末装置が送信するようなデータ項目を記述するこ
とができる。
【0098】以上の例に示した方法により、サーバー装
置101はその時の状況によって、クライアント端末装
置102からのアクセス数を自在に絞り込みながら、ク
ライアント端末装置102からの必要な情報収集を行う
ことが可能になる。
【0099】次に、クライアント端末装置102につい
て説明する。
【0100】図4は、クライアント端末装置102のブ
ロック構成図である。
【0101】通信部402は、双方向通信部410を有
するネットワーク103を介してサーバー装置101と
の間の相互通信を行う。
【0102】コンテンツ受信部403は、通信部402
を介してサーバー装置101から情報コンテンツとして
HTMLやXMLなどで記述されたデータファイルやス
トリームデータを受信する。
【0103】表示部404は、受信した情報コンテンツ
の解析処理や、復号処理、表示処理を実行し、コンテン
ツ受信部403から情報コンテンツを取得し、これを表
示する。
【0104】モジュール受信部405は、サーバー装置
101からデータ送信プログラムをダウンロードする。
【0105】蓄積部406は、サーバー装置101より
受信したデータの蓄積・管理を行い、モジュール受信部
405が受信したデータ送信プログラムを一時的に保存
したり、コンテンツ受信部403が受信した情報コンテ
ンツを蓄積する。蓄積部406に蓄積されている情報コ
ンテンツは、表示部404へ出力することも可能であ
る。
【0106】通信制御部407は、蓄積部406からデ
ータ送信プログラムを読み込むことにより、上り方向の
データ送信の制御を行う。また、通信制御部407はサ
ーバー装置101が送信してくる制御メッセージを受信
し、データ送信プログラムの制御入力情報リストや制御
ルールなどを更新する。
【0107】コンテンツ生成部408は、サーバー装置
101へ送信する映像データや音声データを生成する。
また、コンテンツ生成部408は、映像や音声の解析処
理機能を有し、データ解析結果を出力できるし、あるい
は、外部からデータを取得するも可能である。
【0108】操作部409は、ユーザからのデータ入力
を受付け、通信制御部407へ出力する。また、操作部
409はデータ表示用ディスプレイを有し、データ送信
プログラムに含まれたデータ入力フォーム(データ入力
用GUIと同義)を生成するためのスクリプトなどのデー
タ入力フォームデータを解析し、ユーザに対してデータ
入力フォームを表示する。ユーザがデータ入力フォーム
に入力した情報は、通信制御部407で実行されている
データ送信プログラムに入力される。
【0109】双方向通信部410は、通信制御部407
からのデータをサーバー装置101へ送信する。また、
双方向通信部410は、サーバー装置101から受信し
た情報コンテンツや、制御メッセージ、データ送信プロ
グラムを、コンテンツ受信部403、通信制御部40
7、モジュール受信部405へ出力する。
【0110】クライアント端末装置102は、ハードウ
ェア装置であっても、ハードウェア装置とソフトウェア
プログラムを組み合わせたシステムであっても構わな
い。後者である場合は、クライアント端末装置102
は、パーソナルコンピュータやワークステーションであ
り、それらが有するハードウェア資源(CPU、RA
M、ROM、外部記憶装置、ネットワークインタフェー
ス)を利用して図4のブロック図で示した機能を有する
プログラムが実行される。
【0111】次に、クライアント端末装置102の動作
について図8と図9を用いて説明する。本実施例1にお
いて、クライアント端末装置102は、主にデータ送信
プログラムの受信とそのデータ送信プログラムに従った
データ送信を行う。
【0112】初めにモジュール受信処理を説明する。図
8は、クライアント端末装置のモジュール受信処理手順
を示す流れ図である。
【0113】まず、操作部409からユーザがサーバー
装置101のWebページを閲覧して、情報コンテンツ
やサービス内容を確認する(ステップS801)。情報
コンテンツやサービス内容が既知である場合には、当ス
テップは省略できる。
【0114】次に、通信制御部407はサーバー装置1
01へデータ送信プログラムの送信を要求する(ステッ
プS802)。
【0115】次に、通信制御部407は、ステップS8
02においてサーバー装置101に送信したメッセージ
に対する応答を待つ(ステップS803)。応答があっ
た場合は次のステップS804に移行し、応答が無い場
合は待ち状態に入る。また、図示していないが、応答待
ちのタイムアウト時間を経過した場合には処理を終了す
る。
【0116】次に、通信制御部407はサーバー装置1
01からの応答データを受信し、そのデータの記述内容
に従ったユーザプロファイル情報を作成する。そして、
それをサーバー装置101へ送信する(ステップS80
4)。なお、サーバー装置101が、各クライアント端
末装置102からユーザプロファイルを収集することを
要求しない場合は、ステップS803からS804のス
テップは省略できる。
【0117】次に、通信制御部407はサーバー装置1
01よりデータ送信プログラムをダウンロードする(ス
テップS805)。ただし、サーバー装置101は、受
信したユーザプロファイルが所定条件を満たすものでは
ない場合には、データ送信プログラムをダウンロードで
きなくすることができる。このダウンロードしたデータ
送信プログラムは蓄積部406へ蓄積される。なお、ネ
ットワークを介してデータ送信プログラムを送受信する
のではなく、任意の記憶媒体を介してクライアント端末
装置へデータ送信プログラムを蓄積することも可能であ
る。
【0118】次に、データ送信処理を説明する。図9
は、クライアント端末装置102のデータ送信処理手順
を示す流れ図である。 まず、通信制御部407は蓄積
部406に保存されているデータ送信プログラムを読み
込み、それを起動する(ステップS901)。これ以降
の各ステップは、通信制御部407のデータ送信プログ
ラムにより実行される。
【0119】次に、通信制御部407はサーバー装置1
01から送信されてくる制御メッセージの受信確認処理
を行う(ステップS902)。受信した制御メッセージ
がある場合にはステップS903に進み、ない場合には
ステップS904に移行する。
【0120】次に、通信制御部407は受信した制御メ
ッセージの解析処理を行う(ステップS903)。制御
メッセージには、図13に示す端末入力情報リスト13
01と制御ルール1305とが含まれている。これらの
内容を確認し、現在の制御情報を更新する。データ送信
プログラムは以降、この更新された制御情報に従って動
作することになる。
【0121】次に、通信制御部407は端末入力情報リ
スト1301及び、制御ルール1305に定義されてい
る送信開始条件を参照し、データ送信処理を開始できる
か否かを判定する(ステップS904)。データ送信開
始の判定条件を満たしている場合にはステップS905
に移行し、満たしていない場合にはステップS902へ
戻る。または、図示していないが処理を終了する。ここ
で、送信開始条件として、開始時刻やユーザ認証、デー
タ送信プログラムの使用有効期限などに関する条件が設
定されている。
【0122】次に、操作部409が通信制御部407か
らの指示に従ってデータ入力フォームを生成し表示する
(ステップS905)。ただし、コンテンツ生成部40
8が出力するデータやそのデータの解析結果をサーバー
装置101へ送信する場合などは、このステップは省略
できる。
【0123】次に、操作部409は入力されたデータを
通信制御部407に引き渡す(ステップS906)。こ
のデータは、コンテンツ生成部408やクライアント端
末装置102の外部より取得することもできる。なお、
通信制御部407は、取得データをすぐに送信せずに内
部で保持しておくことも可能である。
【0124】次に、通信制御部407はサーバー装置1
01へのデータ送信の実行判定に使用する送信判定パラ
メータを算出する(ステップS907)。この送信判定
パラメータは、データ送信プログラムの一部である所定
の演算式を実行する演算アルゴリズムに依って算出され
る。この演算式にはステップS906で取得したデータ
が代入される。この演算の例については、図10を用い
て詳細に後述する。この演算処理により、送信の可/不
可を示す二値データの他に、送信可能な時間範囲などを
算出することができる。
【0125】次に、通信制御部407はステップS90
7で算出した送信判定パラメータを参照して送信の可否
を判定する。送信可能と判定した場合はステップS90
9に移行し、送信不可能の場合にはステップS910へ
進む。また、図示していないが送信待機と判定した場合
は待ち状態に入る。
【0126】次に、通信制御部407はステップS90
6において取得したデータの全てあるいは一部をサーバ
ー装置101へ送信する(ステップS909)。あるい
は、クライアント端末装置102とサーバー装置101
との間でコネクションを張り、双方向の映像通信するよ
うな任意の通信処理を実行するもできる。
【0127】次に、通信制御部407は所定の終了判定
基準に従いデータ送信処理を終了するか否かを判定する
(ステップS910)。データ送信処理を終了しない場
合は、ステップS901に戻り処理を継続する。ここで
終了判定基準としては、終了時刻や送信データ量に関す
る条件などがある。
【0128】ここで、通信制御部407がデータ送信プ
ログラム内の図13に示す端末入力情報リストと制御ル
ールとを利用して送信判定パラメータをステップS90
6で如何に算出するかについて詳述する。
【0129】端末入力情報リスト1301は、クライア
ント端末装置102もしくはそのユーザから取得するデ
ータ項目を記述したものである。端末入力情報1302
には、サーバー装置101に送信する情報、および、送
信判定パラメータ1304の算出に用いるデータが含ま
れる。前者の例としてはユーザの氏名やアドレス、設問
に対する解答などであり、後者の例としては、任意の6
桁の数値などを挙げることができる。また、端末入力情
報リスト1301は、クライアント端末装置102のデ
ィスプレイに表示するデータ入力フォームを生成するた
めのデータ(HTMLやスクリプト言語などで記述されたデ
ータ)も含んでいる。これによって、通信制御部407
は端末入力情報リスト1301に従ってデータ入力フォ
ームを生成し、ユーザから端末入力情報1302を取得
する。
【0130】制御ルール1305は、ユーザ入力データ
に対する処理方法や、サーバー装置101へのデータ送
信方法が記述されているスクリプトやプログラム130
7である。 ここで端末入力情報x、yをユーザが指定
する入力変数として、あらかじめ決められている2種類
の関数f(x、y)とg(x、y)とを用いてデータ送
信の可/不可を示す送信判定パラメータRおよび送信時
刻Tsを算出する。なお、関数g(x、y)は、算出さ
れるTsが適度にバラツキのある値となるように設計さ
れている。
【0131】具体的には、xがクライアント端末装置の
所有者が入力した2桁の数値であり、yがその所有者の
電話番号(但し、括弧やハイフン無しの数字列)としたと
き、送信判定関数f(x、y)と送信時刻算出関数g
(x、y)を図10に示すプログラムで表されるものと
する。ここで、ステップS1003が関数g(x,y)
に相当し、ステップS1002が関数f(x、y)に相
当する。
【0132】まず、ユーザが2桁の任意の数値と電話番
号とを入力する(ステップS1001)。
【0133】次に、この入力された任意の数値が0から
20までの範囲にあり、かつ電話番号が2の倍数である
か否かを判定し(ステップ1002)、範囲内にある偶
数であれば、送信時刻を算出する(ステップS100
3)。ここでは、入力された任意の数値と、電話番号と
の和を「60」で割ったあまりを求め、その時刻に送信
を行うことにした。
【0134】範囲内に無い、あるいは偶数でなければ、
送信しないで終了する(ステップS1004)。
【0135】以上のように、各クライアント端末装置1
02は、サーバー装置101にデータを送信する時刻を
適度に分散させたり、送信データの量を制限することが
できる。これにより、サーバー装置101のデータ受信
に関わる負荷を軽減することができる。
【0136】また、サーバー装置101はこの制御メッ
セージをクライアント端末装置102へ送信することに
より、データ送信プログラムが内包する端末入力情報リ
ストと制御ルールを更新することができる。
【0137】一方、クライアント端末装置102は、サ
ーバー装置101より制御メッセージを受信すると、そ
の制御メッセージをデータ送信プログラムに入力する。
データ送信プログラムは、予め内包している制御ルール
および端末入力情報リストを、制御メッセージ内に含ま
れる端末入力情報リストと制御ルールによって更新し、
新たな端末入力情報リストと制御ルールに従って、上り
方向のデータ送信制御を実行する。データ送信プログラ
ムは、予め内包している制御ルールおよび端末入力情報
リストと、制御メッセージとを併用して、上り方向のデ
ータ送信を制御することも可能である。
【0138】以上のように、サーバー装置101からク
ライアント端末装置102への同報送信が可能な一対多
双方向通信システムにおいて、データ送信プログラムに
加えて、端末入力情報リストと制御ルールとを含む制御
メッセージを自在に活用すると、より柔軟な上り方向の
データ送信制御を実行することが可能である。例えば、
サーバー装置101は、制御メッセージに対する応答デ
ータを集計し、データ集計結果を反映した新たな制御メ
ッセージを送信するという処理を繰り返すことにより、
特定の条件を満たすクライアント端末装置102を選別
した上で、クライアント端末装置102からのデータ収
集を実行することができる。
【0139】更に、サーバー装置からクライアント端末
装置への通信が不可能な場合においても、クライアント
端末装置からサーバー装置へのデータ送信を制御するこ
とができるという有利な効果が得られる。また更に、通
信ネットワークを介して制御情報をクライアント端末装
置に同報送信することにより、クライアント端末装置か
らサーバー装置へのデータ送信の制御方法を変更できる
ので、サーバー装置は、目的に合った制御情報を送信す
ることにより、特定の条件を満たすクライアント端末装
置のみからデータを収集したり、クライアント端末装置
からのデータ送信のデータ量や送信時刻を調整すること
ができるという有利な効果が得られる。
【0140】なお、本実施の形態1ではサーバー装置と
クライアント装置とはそれぞれ固定したシステムとして
記載したが、このようなシステムに限らず、状況により
情報処理装置がサーバー装置あるいは、クライアント装
置に立場を変更するようなシステムにおいても同様な方
法により同じ効果を得ることができる。
【0141】(実施の形態2)図2は、本発明の実施例
2の双方向通信システムのシステム構成図である。
【0142】図2の双方向通信システムが、実施例1と
異なるところは、サーバー装置101が、ディジタル放
送を送出する機能を有する放送局201であり、クライ
アント端末装置102が、ディジタル放送を受信する機
能を有する放送受信端末202であり、放送衛星204
が、ディジタル放送を中継していることである。なお、
放送衛星204は通信衛星とすることも可能である。
【0143】実施例1とは、放送局201が、データ放
送を利用して各放送受信端末202へデータ送信プログ
ラムを配信することが異なる。
【0144】すなわち、放送局201は、データ放送に
よりデータ送信プログラムを放送受信端末202へ送信
し、放送内容に同期して、制御メッセージをデータ放送
により送信する。一方、放送受信端末202は、データ
放送から受信したデータ送信プログラムを起動し、同じ
くデータ放送から受信した制御メッセージをデータ送信
プログラムに入力する。データ送信プログラムは、放送
受信端末202のユーザにデータ入力を指示し、入力さ
れたデータを放送局201へ送信する。
【0145】次に、放送局201の構成、および、その
動作を説明する。
【0146】図19は、実施例2における放送局201
の構成を示したブロック図である。
【0147】実施例1と異なる点は、通信部1901が
放送送出部1902を有しており、その放送送信部19
02が放送プログラムやデータ送信プログラム、制御メ
ッセージを送信することである。
【0148】ただし、データ放送を利用して不特定の放
送受信端末202へデータ送信プログラムを送信するの
で、データ送信プログラム内に端末固有の端末識別子を
埋め込むことはできない。
【0149】次に、放送局201の動作を説明する。実
施例1の動作とは、モジュール送信処理が異なり、モジ
ュール生成処理と制御メッセージの更新処理は同じであ
る。図11は、実施例2におけるモジュール送信処理手
順を示した流れ図である。
【0150】まず、通信制御部306はデータ送信プロ
グラムの存在を確認し、所定のモジュール送信条件を満
たすか否かを判定する(ステップS1101)。モジュ
ール送信条件としては、例えば、送信開始時刻などを設
定する。モジュール送信条件を満たす場合は次のステッ
プに移行し、条件を満たさない場合には、待ち状態に入
るか、もしくは、図示していないがステップS1103
へ進む。
【0151】次に、モジュール送信部304はデータ放
送により各放送受信端末202へデータ送信プログラム
を送信する(ステップS1102)。
【0152】次に、通信制御部306は所定の終了条件
に基いてモジュール送信処理の終了判定を行う(ステッ
プS1103)。終了しない場合はステップS1101
へ戻り、処理を繰り返す。例えば、同一のデータ送信プ
ログラムを周期的に送信するカルーセル送信する場合が
これに相当する。
【0153】図20は、実施例2における放送受信端末
202の構成を示したブロック図である。実施例1と異
なる点は、通信部2001が放送受信部2002を有し
ており、その放送受信部2002が、放送プログラムや
データ送信プログラム、制御メッセージを受信すること
である。
【0154】次に、放送受信端末202の動作を説明す
る。実施例1の動作とは、モジュール受信処理が異な
る。図12は、実施例2におけるモジュール受信処理手
順を示した流れ図である。
【0155】まず、コンテンツ受信部403が受信した
放送を表示し、それを視聴したユーザがデータ放送のサ
ービス内容を確認する(ステップS1201)。
【0156】次に、通信制御部407はユーザに対して
データ送信プログラムを受信(あるいはダウンロード)
するか否かの問い合わせを行う(ステップS120
2)。モジュール受信の指示がある場合は、ステップS
1203に移行し、指示がない場合は処理を終了する。
【0157】次に、モジュール受信部405はデータ放
送中に含まれるデータ送信プログラムを分離し、分離し
たモジュールを通信制御部407と蓄積部406との少
なくともいずれか一方へ出力する。
【0158】なお、データ送信プログラムが、ユーザが
感知すること無く、自動的にダウンロードされる場合に
は、ステップS1201およびステップS1202は実
行されない。また、データ送信プログラムは、実施例1
と同様に図2のネットワーク103あるいは、任意の記
録媒体を介して、放送受信端末202へロードすること
もできる。
【0159】以上のように、放送型システムにおいて
は、放送衛星を介して行うため同時に大量なユーザを対
象に送信できるため、より双方向通信としての使い勝手
の優れた番組を実現できる。この場合でも制御メッセー
ジに応答クライアント端末装置の制限情報を組み込むこ
とにより、サーバー装置への応答データ送信タイミング
を調整できるため、サーバー装置のネットワークでの通
信負荷を低減することができ、実施例1と同様に順次絞
り込みを行うことも可能である。また、実施例1と同様
に、制御メッセージと応答データとをネットワーク10
3を介して双方向通信することも可能である。すなわ
ち、クライアント端末装置の数量を所定の数量にデータ
放送により絞り込んだ後、ネットワーク103を介した
双方向通信に切り替え、より細かい情報のやり取りをサ
ーバー装置とクライアント端末装置間で行うようにする
こともできる。このように本実施例2によれば、柔軟な
双方向通信システムを実現することが可能となる。
【0160】(実施の形態3)図14は、本発明の実施
例3におけるチケット予約システムの全体システム構成
図である。
【0161】実施例1とは、チケット予約販売を実施す
るチケット予約センターであるサーバー装置101にオ
ペレータ端末装置1405が追加されていること、更
に、Java言語等のプログラム言語で開発されたプロ
グラムの実行環境を有する携帯電話や一般加入電話であ
るクライアント端末装置102は全て無線ネットワーク
で接続されていることが異なる。
【0162】サーバー装置101およびクライアント端
末装置102の構成は実施例1と同じである。
【0163】次に、サーバー装置101の動作と作用を
図5,図6、図21を用いて説明する。
【0164】まず、サーバー装置101は、図5のデー
タ送信プログラムの作成処理と同様に、チケット予約販
売開始に先立ち、データ送信プログラムであるチケット
予約通信用Javaプログラムを作成する。このプログ
ラムの端末入力情報リストには、基礎情報としてユーザ
から入力してもらうチケット予約に関する情報が記述さ
れている。
【0165】次に、サーバー装置101は、図6のモジ
ュール送信処理手順に従い、データ送信プログラムをク
ライアント端末装置102へ送信する。なお、データ送
信プログラムは、事前にチケット予約希望を表明したク
ライアント端末装置102に電子メイルで配信すること
もできる。
【0166】次に、サーバー装置101のチケット予約
受付処理について、図21を用いて説明する。
【0167】まず、通信制御部306は、常時チケット
予約要求を受信しているかチェックし(ステップS21
01)、チケット予約要求を受信している場合は通信部
302からチケット予約要求を取り込む(ステップS2
102)。
【0168】次に、通信制御部306は受信データの端
末識別子が事前に登録のあったIDか否かチェックし
(ステップS2103)、登録済みであればステップS
2104に進み、未登録IDであればステップS211
0へ移行する。
【0169】次に、通信制御部306は予約受付け状況
を確認し、受信したチケット予約要求が受入れ可能なら
ば(ステップS2104)、予約要求を登録してクライ
アント端末装置102へチケット予約が完了したこと通
知する(ステップS2105)。受入れ不可の場合は受
信した予約要求内容と予約状況から次にユーザに指示す
る内容を決定する(ステップS2106)。例えば、ユ
ーザに要求のあった予約が既に満杯であることの通知
と、ユーザの携帯電話へオペレータとの通話要求を指示
する制御ルールを送信するように決定することができ
る。また、あらかじめ予約が満杯である場合はオペレー
タへの通話要求せずに、第2希望のチケット予約が行わ
れるようにすることも可能である。
【0170】次に、通信制御部305は上記制御ルール
と端末入力情報リストを作成し(ステップS210
7)、制御メッセージを作成する(ステップS210
8)。
【0171】次に、通信制御部306は予約が受け付け
られなかったユーザに制御メッセージを送信する(ステ
ップS2109)。
【0172】次に、通信制御部306は所定の終了判定
基準に従い、データ受信処理を終了するか否かを判定す
る(ステップS2110)。予約処理が継続する場合
は、ステップS2101へ戻る。
【0173】以上の動作により、ステップS2101か
らステップS2110までの1巡目において、第1希望
のチケット予約の拒絶をユーザへ通知するので、2度目
に受信するデータには、ユーザがチケット予約の継続を
希望するか否かが記述されている(ステップS210
2)。ステップS2106において受信データの解析を
行い、そのデータがチケット予約を終了する通知である
場合は、その後のステップS2110において処理を終
了する。一方、受信データがチケット予約を継続する通
知である場合は、サーバー装置101とクライアント端
末装置102との間で電話回線を接続し、電話オペレー
タとユーザとの直接会話によってチケット予約処理を進
める(ステップS2106)。最後にサーバー装置10
1からクライアント端末装置102へ予約受付け情報を
送信して(ステップS2107からステップS210
9)全ての処理を完了する(ステップS2110)。な
お、電話回線の接続処理は、サーバー装置101とクラ
イアント端末装置102のいずれから行うこともでき
る。
【0174】また、サーバー装置101は予約結果を確
認せずに処理を終了させてしまう場合には、ステップS
2110でデータ送信プログラムの処理を終了し、予約
結果を電子メイルなどを利用して通知することも可能で
ある。
【0175】次に、クライアント端末装置102の動作
と作用を図8と図9を用いて説明する。
【0176】まず、クライアント端末装置102は、チ
ケット予約開始前にサーバー装置101より図8の処理
に従いデータ送信プログラムをダウンロードする。
【0177】次に、チケット予約開始時刻が間近になっ
たら、ユーザは図9の処理に従いクライアント端末装置
102にダウンロードしたデータ送信プログラムを起動
する(ステップS901)。
【0178】次に、通信制御部407はサーバー装置1
01から送信されてくる制御メッセージの受信確認処理
を行う(ステップS902)。受信した制御メッセージ
がある場合にはステップS903に進み、ない場合には
ステップS904に移行する。
【0179】次に、通信制御部407は受信した制御メ
ッセージの解析処理を行う(ステップS903)。制御
メッセージには、図16に示す端末入力情報リストと制
御ルールが含まれている。これらの内容を確認し、現在
の制御情報を更新する。データ送信プログラムは以降、
この更新された制御情報に従って動作することになる。
【0180】次に、通信制御部407は現在時刻が開始
時刻になっているかをチェックし、開始時刻に達してい
ない場合にはステップS902へ戻る(ステップS90
4)。あるいは、既にチケット予約が終了する時刻にな
っている場合には図示はされていないが処理を終了す
る。なお、チケット予約処理が可能な時刻範囲に関する
情報は、制御ルールに記述されている。
【0181】次に、データ送信プログラムは、端末入力
情報リストに従って、チケット予約に関わるデータ項目
を入力するためのデータ入力フォームを、クライアント
端末装置102のディスプレイに表示する(ステップS
905)。
【0182】図15は、端末入力情報リストから生成さ
れるデータ入力フォームの一例である。このデータ入力
フォームは、図15(a)〜(c)に示す3頁から構成
されており、携帯電話のディスプレイに順に表示されて
いく。
【0183】図15(a)は、スポンサーの商品広告に
関するクイズの回答入力するテキストボックス1501
と、任意の4桁の数値を入力するテキストボックス15
02と、次画面に進むためのボタン1503が表示され
ているデータ入力フォームである。図15(b)のデー
タ入力フォームは、ユーザの名前1504、電話番号1
505、および、E−mailアドレス1506を入力
するテキストボックスを有する。同様に、図15(c)
は、チケット予約情報を入力する画面であり、希望会
場、希望日時、チケット枚数、席種を選択するリストボ
ックス1509から構成される。
【0184】ユーザが図15(a)〜(c)のデータ項
目を入力し終える(ステップS906)と、データ送信
プログラムは、制御ルールに従って送信判定パラメータ
を算出し(ステップS907)、データ送信処理を実行
する(ステップS908及びステップS909)。
【0185】端末入力情報リストと制御ルールの例を図
16に示す。図16において、x、y、zという3種類
の端末入力情報1602を用いる。ここで、xはチケッ
ト予約情報を示すデータ、yは予約者情報を示すデー
タ、zはユーザが入力した任意の数値データとする。ま
た、データ送信プログラムに付加されている端末識別子
1603をIDとする。
【0186】関数f(z,ID)は、送信判定パラメータTs
を算出する関数であり、Tsはデータ送信時刻を示す値
である。関数f(z,ID)は、短時間にチケット予約の電話
が集中するのを回避するために導入した関数であり、出
力パラメータTsがランダムで、かつ、適度に分散した値
となるように設計する。
【0187】ここで、チケット予約とは関係が無いラン
ダムな数値データ(ユーザが好きな4桁の数値)を端末
入力情報zとして加えているのは、関数f(z,ID)の算出
するTsの値が分散しやすいようにするためである。
【0188】制御ルール1602は、具体的には、図2
2に示す送信時刻算出関数f(z、ID)の流れ図で表
される。
【0189】まず、サーバー装置101から6桁の数値
からなる端末識別子IDが割り当てられるとともに、第
1の端末入力情報xがユーザにより入力される(ステッ
プS2201)。
【0190】次に、IDの各桁の数値6個を加算し(ス
テップS2202)、その和が偶数か、奇数かをチェッ
クする(ステップS2203)。偶数の場合は和を「2
6」で除算した余りが大文字のアルファベットになるよ
うに変換し(ステップS2204)、奇数のときは小文
字のアルファベットとなるように変換する(ステップS
2205)。
【0191】次に、求めたアルファベットがあらかじめ
設定されているものと一致するか否かをチェックし(ス
テップS2206)、一致しない場合は送信が認可され
ていないとしてクライアント端末装置からの送信を行わ
ないで終了する(ステップS2208)。一致した場合
は、あらかじめ指定された時刻を算出する(ステップS
2207)。
【0192】ここで、ユーザはこのアルゴリズムを知ら
ないものとする。また、アルファベット決定方法は、固
定ではなく適宜変更されることとする。このIDは発行日
時のチェックや、古いIDの検出などを可能にすることも
できる。
【0193】上記アルゴリズムにより、送信時刻が1
3:00から13:59までの、ランダムな4桁の値z
を60で割ったあまりの時刻に特定することができる。
現在の時刻が上記で求めた時刻に達したならば、チケ
ット予約情報である端末入力情報xおよび予約者情報y
をチケット予約センターであるサーバー装置101に送
信する。
【0194】ここで、データ送信時刻Tsが算出される
と、データ送信プログラムは、図15(d)に示すよう
なデータ送信時刻に関するメッセージ1510を、クラ
イアント端末装置102のディスプレイに表示する。
【0195】次に、終了判定処理が行われる(ステップ
S910)。チケット予約情報を送信しただけで終了す
るのではなく、クライアント端末装置102とサーバー
装置101との間で対話的にチケット予約処理を行う場
合は、ステップS902に戻る。
【0196】次に、新たに受信した制御メッセージが第
1希望のチケット予約が受理されたことを示す場合は、
図15(e)−1のように予約受付け番号やチケット受
け取り方法、代金支払方法1511などをクライアント
端末装置102のディスプレイに表示し、ステップS9
10においてチケット予約が完了したと判定されて処理
が終了する。なお、チケット予約をするのではなく、処
理クライアント端末装置102へ電子チケットを送信す
ることもできる。
【0197】一方、制御メッセージが第1希望のチケッ
ト予約が拒絶されたことを示すものである場合は、クラ
イアント端末装置102のディスプレイには、図15
(e)−2のように、予約が拒絶されたことを通知15
12する画面が表示される(ステップS905)。チケ
ット予約処理を継続するか否かをユーザが選択し(ステ
ップS906)、予約処理を継続しない場合は処理を終
了する(ステップS910)。予約処理を継続する場合
には、制御メッセージに従って、クライアント端末装置
102側のユーザとサーバー装置101側の電話オペレ
ータとの間で電話回線が接続され、ユーザとオペレータ
との会話によってチケット予約処理を行う(ステップS
909)。
【0198】以上のように、1巡目の処理では、クライ
アント端末装置102からサーバー装置101へのチケ
ット予約情報の送信時刻を適度に分散させた上で第1希
望のチケット予約を自動処理し、第1希望のチケット予
約を拒絶した場合には、サーバー装置は新たな制御メッ
セージを送信し、2巡目には電話オペレータとユーザの
会話によるチケット予約処理が行えるようにする。これ
により、短時間にサーバー装置101へアクセスが集中
することを防止すると同時に、ユーザの利便性を向上す
ることができる。
【0199】上記のように、クライアント端末装置10
2の送信したチケット予約情報がサーバー装置101か
ら拒絶されるような場合、ユーザが一連のデータ入力処
理を行い新たなチケット予約情報を送信し直す方法や、
データ送信プログラムの端末入力情報リストを、第1希
望のチケット情報のみではなく第2希望以下のチケット
情報も入力するように制御メッセージを設計する方法な
どがある。
【0200】なお、本実施例では、ユーザがデータ送信
プログラムを起動するものとしたが、データ送信プログ
ラムはダウンロード直後に起動され、チケット予約開始
時刻以降にユーザが入力した予約情報をサーバー装置1
01へ自動送信することも可能である。
【0201】(実施の形態4)図17は本発明の実施例
4における双方向通信システムをディジタル衛星放送の
視聴者参加型番組に適応した場合の処理のシーケンス図
である。また、図18は、端末入力情報リストと制御ル
ールの一例である。なお、本実施例4のシステム構成及
びサーバー装置101並びにクライアント端末装置10
2は、実施例2と同じである。
【0202】本実施例4の動作シーケンスを図17と図
18とを用いて説明する。
【0203】まず、視聴者参加型の番組を開始する前
に、サーバー装置101から各クライアント端末装置1
02へデータ放送によりデータ送信プログラムを送信す
る(ステップS1701)。
【0204】次に、各クライアント端末装置102は、
受信したデータ送信プログラムを起動して、サーバー装
置101の制御メッセージの受信準備を行う。番組を進
行する司会者は、放送中の番組コンテンツの映像や音声
を利用して番組の趣旨を番組視聴者であるユーザに説明
し、クイズを出題する(S1702)。
【0205】これに続いて、サーバー装置101は、ク
ライアント端末装置102へ出題したクイズに関連する
情報を含む制御メッセージを送信する(S1703)。
本実施例4では、端末入力情報リストには、クライアン
ト端末装置102、もしくは、そのユーザから取得すべ
きデータ項目やクイズ設問の内容が記述されており、制
御ルールには、制御メッセージには、第1問目のクイズ
を出題1801し、ユーザから第1問目のクイズの解答
1802を取得する制御ルールが記述されている。
【0206】なお、制御メッセージのデータフォーマッ
トの詳細は既定しない。クライアント端末装置102の
Java言語実行環境が機種依存性の無いものであれ
ば、データ送信プログラムは任意のクライアント端末装
置102で実行可能である。すなわち、データ送信プロ
グラムは個々の番組に特化したプログラムで良いので、
制御メッセージのフォーマットも個々の番組毎に既定す
れば良い。もちろん、標準化された制御メッセージを用
いても構わない。
【0207】次に、起動したデータ送信プログラムが受
信した制御メッセージを解析し、クライアント端末装置
102のディスプレイにクイズ設問や解答入力・選択G
UIを表示する(S1704)。
【0208】ユーザは、番組司会者の指示やディスプレ
イの表示内容に従い、クライアント端末装置102が具
備しているキーボードやマウス等の入力デバイスを使用
して、設問の解答を入力する(ステップS1705)。
データ送信プログラムは、ユーザが入力した情報を保持
し、次の制御メッセージを待つ。
【0209】次に、サーバー装置101はユーザに対し
てクイズ解答入力のための適当な時間を与えた後、第1
問目のクイズの正解とデータ送信方法を含む新たな制御
メッセージをクライアント端末装置102に送信する
(ステップS1706)。
【0210】この制御メッセージの制御ルールには、ク
イズの正誤判定方法や送信データ整形方法、並びに、デ
ータ送信方法などが記述されている。ここでは、制御ル
ールは、クライアント端末装置102のデータ送信プロ
グラム内に保持されているユーザの解答とクイズの正解
とを比較し、その正誤結果のみをサーバー装置101へ
送信することを記述したものとする。さらに、制御ルー
ルには、所定範囲に収まり、かつ、適度に分散された時
刻を算出する演算方法も記述されており、算出した時刻
にデータ送信を実行することも記述されている。具体的
には、制御ルールには、第1問目の正解を通知1803
し、クライアント端末装置102は第1問目の正誤判定
を行うことが記載されている。そして、第1問目のクイ
ズが正解の場合に限り、サーバー装置101へ応答デー
タの送信1804が行われる。
【0211】次に、クライアント端末装置102は受信
した制御メッセージの制御ルールに従って、クイズの正
誤判定、送信データの作成、データ送信実行時刻の算
出、および、サーバー装置101へのデータ送信を実行
する(ステップS1707)。ここでは、クイズに正解
したクライアント端末装置102のみがサーバー装置1
01へ応答データを送信する。また、全てのクライアン
ト端末装置102は、第1問目のクイズ正誤判定結果を
保持するものとする。
【0212】サーバー装置101は、全てのクライアン
ト端末装置102から送信されてくる第1問目のクイズ
正誤判定結果を集計し、その結果を番組の進行管理者や
司会者に通知し(ステップS1708)、さらに、放送
により、クイズ正誤集計結果をユーザに伝える(ステッ
プS1709)。
【0213】クイズの第2問目以降は、第1問目と同様
にステップS1702からステップS1709までの手
順を繰り返す。図17においては、ステップS1710
からステップS1717までが、ステップS1702か
らステップS1709までの処理に対応する。ただし、
クイズの正誤判定結果を集計する際には、それ以前のク
イズ全問に正解しているクライアント端末装置102の
みがデータ送信を実行するように設計した制御ルールを
送信する。このとき、サーバー装置101は制御メッセ
ージとして、第2問目のクイズを出題1805し、ユー
ザから第2問目のクイズの解答1806を取得するもの
が先に送信される。
【0214】そして、その結果を受けてサーバー装置1
01は、第2問目の正解を通知1807する制御メッセ
ージを送信し、クライアント端末装置102は第2問目
の正誤判定を行い、クイズ全問に正解している場合に限
り、サーバー装置101へ応答データの送信1808を
行うことを記載した制御メッセージを送信する。
【0215】クイズ出題と正誤判定結果の集計を繰り返
すことにより、全問正解者を絞り込んでいくことが出
来、サーバー装置101へのアクセス件数を軽減し通信
負荷を減少させることができる。これによりサーバー装
置101は、制御メッセージをクイズ正誤判定結果に加
えて、氏名やアドレスなどのユーザ情報を送信するもの
に変更し、クライアント端末装置からユーザの詳細な情
報を収集可能になる。また、解答選択式のクイズではな
く、自由解答式のクイズを出題し、その解答を収集する
様にすることもできる(ステップS1718)。このと
き、サーバー装置101は、クイズ全問正解のクライア
ント端末装置102のみが、サーバー装置101へユー
ザ情報1809を送信1810するように記載された制
御メッセージをクライアント端末装置102に送信す
る。
【0216】次に、全問正解者のクライアント端末装置
102のみ応答データをサーバー装置101に送信する
(ステップS1719)。
【0217】そして、全問正解者の氏名は、一連のクイ
ズ出題が終了した後に、放送を通じて発表したり、サー
バー装置101と全問正解者のクライアント端末装置1
02との間で映像通信を行い(ステップS1720)、
両者の通信の様子を放送する(ステップS1721)。
【0218】以上のように、ディジタル衛星放送の視聴
者参加型番組において、データ送信プログラムおよび、
制御メッセージを活用すると、受信端末からのデータ送
信時刻を分散したり、データ送信を実行する受信端末の
台数を番組の進行や状況に合わせて自在に制限すること
ができる。これは、放送局側システムのデータ集計処理
の負荷軽減やデータ集計設備の簡素化につながるので、
数万台というオーダーの放送受信端末を対象とした視聴
者参加型番組の運用が容易になる。
【0219】
【発明の効果】本発明により、 情報処理装置は他の情
報処理装置との双方向通信をデータ送信プログラムによ
り制御可能であり、更に通信相手の情報処理装置の制御
情報を任意に更新できるので、指定する情報処理装置へ
の通信負荷を自在に軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における双方向通信
システムのシステム構成図
【図2】本発明の第2の実施の形態における双方向通信
システムのシステム構成図
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるサーバー装
置のブロック構成図
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるクライアン
ト端末装置のブロック構成図
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるデータ送信
プログラムの作成処理の動作を示す流れ図
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるデータ送信
プログラムの送信処理の動作を示す流れ図
【図7】本発明の第1の実施の形態における制御メッセ
ージの更新とその送信処理の動作を示す流れ図
【図8】本発明の第1の実施の形態におけるクライアン
ト端末装置のモジュール受信処理手順を示す流れ図
【図9】本発明の第1の実施の形態におけるクライアン
ト端末装置のデータ送信処理手順を示す流れ図
【図10】本発明の第1の実施の形態における送信判定
と送信時刻算出方法を示す流れ図
【図11】本発明の第2の実施の形態におけるモジュー
ル送信処理手順を示した流れ図
【図12】本発明の第2の実施の形態におけるモジュー
ル受信処理手順を示した流れ図
【図13】本発明の第1の実施の形態における端末入力
情報リストと制御ルールを記述した制御情報図
【図14】本発明の第3の実施の形態におけるチケット
予約システムのシステム構成図
【図15】本発明の第3の実施の形態におけるチケット
予約システムのデータ入力フォーム図
【図16】本発明の第3の実施の形態における端末入力
情報リストと制御ルールを記述した制御情報図
【図17】実施例4におけるディジタル衛星放送の視聴
者参加型番組の処理のシーケンス図
【図18】本発明の実施例4における端末入力情報リス
トと制御ルールを記述した制御情報図
【図19】本発明の第2の実施の形態における放送局の
ブロック構成図
【図20】本発明の第2の実施の形態における放送受信
端末のブロック構成図
【図21】本発明の第3の実施の形態におけるサーバー
装置のチケット予約受付処理を示す流れ図
【図22】本発明の第3の実施の形態におけるサーバー
装置への送信時刻の算出方法を示す流れ図
【図23】従来の双方向通信システムのシステム構成図
【符号の説明】
1 衛星データ通信 3 ホスト装置 5 公衆回線網 7 ゲーム端末 101 サーバー装置 102 クライアント端末装置 102a〜102d クライアント端末装置 103 ネットワーク 104 無線基地局 201 放送局 202 放送受信端末 204 放送衛星 302 通信部 303 コンテンツ送信部 304 モジュール送信部 305 データ受信部 306 通信制御部 307 蓄積部 308 設定部 309 コンテンツ生成部 310 双方向通信部 402 通信部 403 コンテンツ受信部 404 表示部 405 モジュール受信部 406 蓄積部 407 通信制御部 408 コンテンツ生成部 409 操作部 410 双方向通信部 1301 端末入力情報リスト1301 1405 オペレータ端末装置 1901 通信部 1902 放送送出部 2001 通信部 2002 放送受信部

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータに、問い合わせ情報に基づ
    いて端末情報とユーザ情報との少なくともいずれか一方
    を取得するステップと、送信ルールに基づいて送信条件
    を算出するステップと、前記取得した情報を前記送信条
    件で指定の情報処理装置へ送信することを指示するステ
    ップとを実行させるためのデータ送信プログラム。
  2. 【請求項2】 前記送信ルールが、前記取得した情報を
    用いて、所定の時刻範囲内で、かつ、不規則に分散する
    時刻を算出する方法を有している請求項1に記載のデー
    タ送信プログラム。
  3. 【請求項3】 前記送信ルールが、端末識別情報と前記
    端末情報と前記ユーザ情報との少なくともいずれかに基
    づいて送信の可否を判断する方法を更に有している請求
    項2に記載のデータ送信プログラム。
  4. 【請求項4】 既に保持している前記問い合わせ情報と
    前記送信ルールとを、新たな問い合わせ情報と送信ルー
    ルとに更新するステップを、更に実行させる請求項1乃
    至請求項3のいずれかに記載のデータ送信プログラム。
  5. 【請求項5】 問い合わせ情報と送信ルールとを含む制
    御情報及び、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    データ送信プログラムとを記憶する記憶部と、前記デー
    タ送信プログラムと前記制御情報とを送信する送信部と
    当該情報処理装置とは異なる、前記データ送信プログラ
    ムを実行した情報処理装置からの応答データを受信する
    受信部と、前記応答データに基づいて前記制御情報を更
    新する制御情報設定部とを有する情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記データ送信プログラムの送信を要求
    する情報処理装置毎に、端末識別情報を前記制御情報に
    設定する識別子設定部を更に有する請求項5に記載の情
    報処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    のデータ送信プログラムを受信するモジュール受信部
    と、前記データ送信プログラムを実行する実行部と、前
    記データ送信プログラムを実行することによって取得さ
    れた情報を前記データ送信プログラムからの指示に従っ
    て送信する送信部とを有する情報処理装置。
  8. 【請求項8】 問い合わせ情報と送信ルールとを含む制
    御情報を受信する制御情報受信部と、前記データ送信プ
    ログラムの参照する制御情報を前記制御情報に更新する
    更新部とを更に有する請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 コンピュータに、請求項1乃至請求項4
    のいずれかに記載のデータ送信プログラムを情報処理装
    置に送信するステップと、前記情報処理装置からの応答
    データを受信するステップと、前記応答データに基づい
    て問い合わせ情報と送信ルールとを含む制御情報を更新
    するステップと、前記制御情報を前記情報処理装置に送
    信するステップとを実行させるためのプログラム。
  10. 【請求項10】 コンピュータに、前記制御情報に端末
    識別情報を設定するステップを更に実行させるための請
    求項9に記載のプログラム。
  11. 【請求項11】 コンピュータに、請求項1乃至請求項
    4のいずれかに記載のデータ送信プログラムを受信する
    ステップと、前記データ送信プログラムを起動するステ
    ップと、問い合わせ情報と送信ルールとを含む制御情報
    を受信するステップと、前記データ送信プログラムの実
    行により取得した情報を前記プログラムの指示に従って
    送信するステップとを実行させるためのプログラム。
  12. 【請求項12】 コンピュータに、前記制御情報の更新
    を、実行中の前記データ送信プログラムに要求するステ
    ップを更に実行させるための請求項11に記載のプログ
    ラム。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載のデータ送信プログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 請求項9乃至請求項12のいずれかに
    記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  15. 【請求項15】 請求項5乃至請求項6のいずれか一方
    に記載の第1の情報処理装置と、請求項7乃至請求項8
    のいずれか一方に記載の第2の情報処理装置を有する双
    方向通信システム。
  16. 【請求項16】 データ放送が可能な放送局が、データ
    放送により請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のデ
    ータ送信プログラムを放送受信端末に配信するステップ
    と、次に、前記放送局がデータ放送により問い合わせ情
    報と送信ルールとを含む制御情報を前記放送受信端末に
    送信するメッセージ送信ステップと、前記放送受信端末
    が前記制御情報に基づいて取得した情報である応答デー
    タを前記データ送信プログラムと前記制御情報とに従っ
    て送信するステップとを有する双方向通信方法。
  17. 【請求項17】 前記放送局が、前記応答データを解析
    するステップと、前記解析により得られた情報が、所定
    の条件を満たす前記放送受信端末とのみリアルタイムに
    双方向通信を行うステップとを更に有する請求項16に
    記載の双方向通信方法。
  18. 【請求項18】 前記データ放送が視聴者参加型のクイ
    ズ番組であり、前記メッセージ送信ステップが視聴者に
    対してクイズ解答の入力を指示する制御情報を送信する
    第1メッセージ送信ステップと、直前に出題したクイズ
    の正解を含み、所定条件を満たす場合に限り応答通知を
    行うことを指示する制御情報を送信する第2メッセージ
    送信ステップと、前記応答データを送信した前記放送受
    信端末の数を集計する集計ステップとを有する請求項1
    6に記載の双方向通信方法。
  19. 【請求項19】 前記第1メッセージ送信ステップと、
    前記第2メッセージ送信ステップと、前記集計ステップ
    とを少なくとも1回以上繰り返すステップと、更に、前
    記放送受信端末の数が所定数以下の場合に、前記放送受
    信端末に受信済みクイズに所定数以上正解している場合
    のみ応答データを送信することを指示する制御情報を送
    信する第3メッセージ送信ステップを有する請求項18
    に記載の双方向通信方法。
  20. 【請求項20】 前記問い合わせ情報がチケット情報と
    予約入力フォームの表示方法である請求項1乃至請求項
    4のいずれかに記載のプログラム。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載のプログラムを送信
    するモジュール送信部と、受信した予約情報が受付け不
    許可である場合、前記予約情報の送信元である情報処理
    装置に電話回線を接続する回線接続部と、電話回線から
    の指示を受け付ける指示受付部と、前記指示により前記
    予約情報を変更する予約変更部とを有する情報処理装
    置。
JP2002121936A 2001-05-08 2002-04-24 双方向通信方法、双方向通信システム及び、情報処理装置 Expired - Fee Related JP4562974B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002121936A JP4562974B2 (ja) 2001-05-08 2002-04-24 双方向通信方法、双方向通信システム及び、情報処理装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001137029 2001-05-08
JP2001-137029 2001-05-08
JP2002121936A JP4562974B2 (ja) 2001-05-08 2002-04-24 双方向通信方法、双方向通信システム及び、情報処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003085075A true JP2003085075A (ja) 2003-03-20
JP4562974B2 JP4562974B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=26614735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002121936A Expired - Fee Related JP4562974B2 (ja) 2001-05-08 2002-04-24 双方向通信方法、双方向通信システム及び、情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4562974B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005083579A1 (ja) * 2004-02-27 2005-09-09 Sharp Kabushiki Kaisha 所定のアクセス方法でデータ送信を行なうことのできるデータ処理装置
JP2006185447A (ja) * 2003-10-03 2006-07-13 Atsushi Murakami サーバーシステム
JP2007251837A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Nippon Television Network Corp データ放送の情報表示方法及びシステムと、プログラム
JP2009003782A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Nec Corp サーバ、端末、サーバプログラム、端末プログラム、システムおよびサーバ制御方法
JP2015501016A (ja) * 2011-09-22 2015-01-08 トムソン ライセンシングThomson Licensing インターラクティブサービスの提供方法
CN111202980A (zh) * 2019-12-31 2020-05-29 咪咕互动娱乐有限公司 信息传送方法、流媒体云平台和计算机可读存储介质
US10885016B2 (en) 2016-09-06 2021-01-05 Kabushiki Kaisha Toshiba System, client device, server device, and program

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5898756B1 (ja) * 2014-11-28 2016-04-06 株式会社コロプラ ディスプレイとネットワークを介して接続される複数のコントローラとを連動させて画面操作するシステム、プログラム、及び方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006185447A (ja) * 2003-10-03 2006-07-13 Atsushi Murakami サーバーシステム
WO2005083579A1 (ja) * 2004-02-27 2005-09-09 Sharp Kabushiki Kaisha 所定のアクセス方法でデータ送信を行なうことのできるデータ処理装置
US7974980B2 (en) 2004-02-27 2011-07-05 Sharp Kabushiki Kaisha Data processing device capable of performing data transmission in a predetermined access method
JP2007251837A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Nippon Television Network Corp データ放送の情報表示方法及びシステムと、プログラム
JP4753759B2 (ja) * 2006-03-17 2011-08-24 日本テレビ放送網株式会社 データ放送の情報表示方法及びシステムと、プログラム
JP2009003782A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Nec Corp サーバ、端末、サーバプログラム、端末プログラム、システムおよびサーバ制御方法
JP2015501016A (ja) * 2011-09-22 2015-01-08 トムソン ライセンシングThomson Licensing インターラクティブサービスの提供方法
US10477256B2 (en) 2011-09-22 2019-11-12 Interdigital Madison Patent Holdings Method for providing interactive services
US10885016B2 (en) 2016-09-06 2021-01-05 Kabushiki Kaisha Toshiba System, client device, server device, and program
CN111202980A (zh) * 2019-12-31 2020-05-29 咪咕互动娱乐有限公司 信息传送方法、流媒体云平台和计算机可读存储介质
CN111202980B (zh) * 2019-12-31 2023-10-17 咪咕互动娱乐有限公司 信息传送方法、流媒体云平台和计算机可读存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP4562974B2 (ja) 2010-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030195928A1 (en) System and method for providing reference information to allow chat users to easily select a chat room that fits in with his tastes
TWI683272B (zh) 資訊獲取方法、提供方法、裝置及系統、儲存介質
JP3683051B2 (ja) データ送信方式
JP5489807B2 (ja) 情報処理装置、帳票データ作成方法、及びコンピュータプログラム
CN103326929B (zh) 一种消息传输方法和装置
KR101286997B1 (ko) 통신 시스템에서 다중―스크린 서비스의 통지 및 상호작용을 위한 방법 및 장치
WO2005019992A2 (en) System and method for dynamically grouping messaging buddies in an electronic network
CN102780575A (zh) 基于社交网络创建和管理日程的方法和系统
CN106484543A (zh) 虚拟物品派送方法、装置及其移动终端
CN101002485A (zh) 自动化语音链路启动
CN107172196A (zh) 一种业务互动方法、装置和系统
WO2013081513A1 (en) A method and an apparatus in a communication node for identifying receivers of a message
JP4562974B2 (ja) 双方向通信方法、双方向通信システム及び、情報処理装置
CN109583784A (zh) 客户信息的关联方法、装置和存储介质
US7809753B2 (en) System and method for selective advertising
EP1257107A2 (en) Two-way communicating method and system and information processing apparatus
JP4480697B2 (ja) 情報配信装置、情報配信システム、情報配信方法、情報配信プログラム
JP2009181260A (ja) プロファイル生成システム、プロファイル生成装置およびその方法
KR20130067088A (ko) 복합 상황 정보 이벤트 처리 방법 및 그 장치
US20040192266A1 (en) Schedule management method, program for causing a computer to carry out the process in such method, and personal digital assistant
JP2011013994A (ja) 情報出力装置、情報出力システム、情報出力方法、およびプログラム
US7065551B2 (en) Data distribution method, system, and apparatus and recording medium recording method
JP3851110B2 (ja) コンテンツ提供方法
JPWO2002044905A1 (ja) コンテンツ提供におけるセッション管理方法
CN112187837B (zh) 基于多角色的通讯方法、装置及电子设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050114

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070508

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070703

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070921

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20071003

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080829

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100603

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100728

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4562974

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees