JP3851110B2 - コンテンツ提供方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、インタ−ネットに接続可能なインターネット端末へコンテンツデ−タを配信するコンテンツ提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータのオープンネットワークであるインターネットの普及が目ざましく、その利用状況も個人のパソコン所有率が向上するとともに、企業のビジネス利用から個人利用へと移行しており、インターネットの利用人口も急増してきている。
【0003】
一方、近年の携帯電話の普及に伴い、これら携帯電話からインターネットへの接続を可能とするインターネット接続サービスが提供されるようになり、これら携帯電話によるインターネットへの接続は、移動中であっても所望の情報や音楽や画像等の各種のコンテンツを入手することが可能となることから、その利用者が急増しており、今後においてもこれら携帯電話等の無線回線を通じてインタ−ネットにアクセスできるモバイル通信の利用人口は、その利便性や情報入手の迅速性から益々増加するものと予測されている。
【0004】
このように、数年前までは一部の人のものであったインターネットが、前記のように、パソコンの家庭への普及とインターネット接続機能を持った携帯電話の広がりと共に、多くの人にとって欠かせない情報手段(道具)となってきている。
【0005】
そのため企業戦略を考える上で広報や宣伝そしてEC(エレクトリックコマース)サイトとして、企業が情報等のコンテンツを提供或いは発信するためにWebサーバーを設置することが不可欠なこととなってきている。
【0006】
しかしながら、前記インターネット接続機能を持った携帯電話やモバイル端末等の普及に伴って、これらモバイル端末をも対象とするWebサーバを構築する場合においては、これらモバイル端末が携帯可能な端末であることからその表示画面が比較的小さいとともに、種々の機種が存在して各機種毎にその表示可能或いは受信可能なコンテンツサイズが異なることから、従来のWebサーバのように、単一種別のインターネット端末からのアクセスを想定して配信するコンテンツサイズを決定している場合には、これら配信されるコンテンツサイズがモバイル端末の表示可能或いは受信可能なコンテンツサイズをオーバーすることが多く、これらサイズオーバーした場合には、サイズオーバー部分が表示されなかったり、コンテンツ全体が表示されなくなってしまうという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このため、これら未表示等の問題を解決するために、アクセスしてきた携帯電話やモバイル端末の種別等を特定して、その端末の表示性能に適合するように、適宜に1ページのコンテンツを複数ページのコンテンツに分割して配信することがなされるようになってきているが、これらページ分割を前記アクセスしてきた携帯電話やモバイル端末からの入力を受け付ける入力ページ等において実施してしまうと、分割された個々のページにおける入力内容が、個別に入力ページの配信元に返信されるようになってしまって誤動作したり、上手く入力ができないと場合があるという問題があった。
【0008】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、ページ分割を行う場合にあっても、入力ページ等において上手く入力ができなかったり、誤動作したりすることを解消することのできるコンテンツ提供方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明のコンテンツ提供方法は、インタ−ネット網に接続可能なインターネット端末の種別並びに該インターネット端末に搭載されている閲覧ソフトの種別とを特定或いは推定可能な種別情報に対応付けてそのインターネット端末が受信可能なコンテンツサイズ情報が少なくとも登録された端末情報データベースを有するとともに、
前記インターネット端末より送信されてくる要求メッセージより該インターネット端末の前記種別情報を抽出する抽出ステップと、
該抽出ステップにて抽出した前記種別情報に対応付けて前記端末情報データベースに登録されている前記インターネット端末が受信可能なコンテンツサイズを特定するコンテンツサイズ特定ステップと、
該特定されたコンテンツサイズと前記要求メッセージにて配信要求されたコンテンツサイズとを比較し、該比較において該配信要求されたコンテンツサイズが前記コンテンツサイズ特定ステップにて特定されたコンテンツサイズよりも大きな場合において、該配信要求されたコンテンツデータを前記特定されたコンテンツサイズ以下に分割を行うページ分割ステップと、
該分割された各ページを個々のページ毎に配信する配信ステップと、
を少なくとも含むサーバコンピュータを用いて、前記インターネット端末に対してコンテンツの提供を行うコンテンツ提供方法であって、
前記要求メッセージにて配信要求されたコンテンツが、前記インターネット端末からの入力を受け付ける入力受付コンテンツを含むか否かを判定する判定ステップと、
該判定にて入力受付コンテンツを含む場合において、前記配信要求されたコンテンツデータであって前記ページ分割ステップにて分割されて前記配位ステップにて配信されたページによって、前記インターネット端末から受付けた各入力内容を蓄積保持する保持ステップと、
前記保持ステップにて蓄積保持した入力内容が、前記配信要求されたコンテンツ中の必須入力項目として全て揃っている場合において、該蓄積保持した入力内容を前記配信要求されたコンテンツの提供先に出力する出力ステップと、
を含むことを特徴としている。
この特徴によれば、前記入力受付コンテンツがページ分割されても、各分割ページにて入力された入力内容が前記保持ステップにて蓄積保持され、前記入力受付コンテンツ中の全ての入力内容が蓄積保持されてから前記出力ステップにて出力されるようになるため、これらページ分割を行う場合であっても、入力が上手くなされなかったり、誤動作したりすることを解消することができる。
【0010】
本発明のコンテンツ提供方法は、前記保持ステップにて蓄積保持した入力内容が表示されるとともに、当該入力内容の確認入力を受付けるための確認ページを生成する確認ページ生成ステップと、当該確認ページ生成ステップにて生成された確認ページを前記配信要求元の前記インターネット端末に配信するステップと、を含み、該確認ページが配信された前記インターネット端末において前記確認入力がなされた場合に前記出力ステップを実施することが好ましい。
このようにすれば、分割された各ページにて入力した入力内容を、前記確認ページにて容易に確認できるようになり、入力間違いを大幅に低減できるようになる。
【0011】
本発明のコンテンツ提供方法は、前記保持ステップにて蓄積保持した入力内容に未入力の入力内容が残存する場合において、該未入力の入力内容に該当する分割ページを前記インターネット端末に配信して、該当する入力部をインターネット端末に表示させることが好ましい。
このようにすれば、未入力に伴うセッション数の不必要な増大を未然に防ぐことができる。
【0012】
本発明のコンテンツ提供方法は、前記ページ分割ステップにおいて、選択することで前ページ又は後ページへの移動が可能となるリンク表示を分割された各ページ毎に挿入することが好ましい。
このようにすれば、分割された各ページの移動を迅速かつ簡便に実施できる。
【0013】
本発明のコンテンツ提供方法は、前記ページ分割ステップにおいては、配信するコンテンツデータ中に含まれる所定の構造要素の区切りを、該配信するコンテンツデータの末尾側より検索して、該構造要素の区切部分にてページ分割を実施し、ページ分割された残部のコンテンツサイズが前記コンテンツサイズ特定ステップにて特定されたコンテンツサイズ以下となるまで、前記ページ分割を繰返し実施することが好ましい。
このようにすれば、ページ分割の処理を効率良く実施できるばかりか、分割された各ページの内容が不連続となって受信者に違和感を与えることを低減することができる。
【0014】
本発明のコンテンツ提供方法は、前記構造要素が、チェックボックス或いは入力ボックスのいずれかであることが好ましい。
このようにすれば、構造要素をチェックボックス或いは入力ボックスとすることで、ページ分割を好適に実施できる。
【0015】
本発明のコンテンツ提供方法は、前記端末情報データベースには、前記インターネット端末の種別情報に対応付けて該種別が該当する記述形式が登録され、前記配信するコンテンツデータを、配信を行うインターネット端末の種別により特定される前記記述形式に変換する記述形式変換ステップを含むことが好ましい。このようにすれば、分割された各ページを含む配信コンテンツデータが、前記記述形式変換ステップにてアクセスしてきたインターネット端末のアクセス方式に対応した記述形式に適宜変換されて配信されるようになることから、インターネット端末の各種別が該当する記述形式毎にコンテンツの各要素を予め変換しておく必要がなく、これらコンテンツデ−タを所定形式の1ファイル形式にて1元的に管理できるようになり、これらコンテンツの更新作業における時間や費用を大幅に削減でき、よって、これらコンテンツデ−タのメンテナンスや開発等を容易に実施することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0017】
(実施例)
まず、本実施例のコンテンツ提供システムは、図1に示す構成とされており、コンテンツ提供サービスを行う配信センター5には、各コンテンツデータの配信を実施するコンピュータであるサーバコンピュータ6が設置されている。このサーバコンピュータ6は、インターネット網4を介して通常の電話サービスを提供しているキャリアA社に接続されているコンピュータ端末1aや、携帯電話サービスを提供しているキャリアB社、キャリアC社、キャリアD社の中央制御局3b、3c、3dにそれぞれ接続されている。また、各携帯電話サービス会社であるキャリアB社、キャリアC社、キャリアD社のそれぞれに加入している無線端末であるそれぞれの携帯電話端末1b、携帯電話端末1c、携帯電話端末1dは、各キャリア会社の基地局2b、2c、2d並びに中央制御局3b、3c、3d、図示しないゲートウエイサーバを通じて前記インターネット網4に接続可能とされており、このインターネット網4を経由して前記配信センター5のサーバコンピュータ6にアクセスできるようになっている。
【0018】
これら本実施例にて使用される携帯電話は、各キャリア会社における所定のアクセス方式に対応したインターネット接続機能を有する通常の携帯電話を使用することができる。尚、本実施例では、無線端末を携帯電話としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、簡易型携帯電話(パーソナルハンディホン;PHS)であっても良いし、更にはMCA無線等の端末であっても良い。
【0019】
また、本実際例では、前記サーバコンピュータ6をインターネット網4を介して各キャリア会社の中央制御局3b、3c、3dに接続しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら中央制御局3b、3c、3dとサーバコンピュータ6とを専用回線等にて接続すること等は任意とされる。
【0020】
また、情報の発信等を行うコンテンツ提供者にも、前記インターネット網4を介して前記配信センター5に設置されたサーバコンピュータ6とデータ通信可能に接続されたコンピュータ端末7が設置されており、これらコンピュータ端末7を用いて前記サーバコンピュータ6にアクセスして、該サーバコンピュータ6にてアクセス利用者に提供するコンテンツデータの更新を実施できるようになっている。
【0021】
また、本実施例において前記サーバコンピュータ6には、図7に示すように、各キャリア並びにキャリアにおいて使用されている携帯電話端末の端末情報や閲覧ソフトであるブラウザの情報等が登録されている端末情報テーブルや、各端末やブラウザにて使用されている絵文字等の変換情報が登録されている絵文字テーブルが登録されているが、これら端末情報テーブル並びに絵文字テーブルは、新たな機種や新たなバージョンが逐次リリースされるため、これらに対応するために、逐次情報の追加、更新を行う必要があり、これら端末情報テーブル並びに絵文字テーブルの更新を行う更新用コンピュータ端末8を管理センターに設置し、該更新用コンピュータ端末8に前記サーバコンピュータ6がインターネット網4を介して定期的にアクセスすることで、登録されている端末情報テーブル並びに絵文字テーブルの更新を行うようになっている。
【0022】
この本実施例において用いたサーバーコンピュータ6の構成は、図2に示すように、サーバーコンピュータ6内部にてデータの送受を行うデータバス20に、該サーバーコンピュータ6の動作制御、特にはアクセスしてきたコンピュータ端末1aや各社キャリアの携帯電話端末1b、1c、1dとのデータ授受(セッション)の状況を管理する制御を所定の処理プログラムに基づき実施するとともに、コンテンツデータを配信先の端末に合わせたコンテンツデータに変換する処理をファイル変換プログラムである「クロスゲートウェイ(X-Gateway);フレックスファーム社製商品名」に基づき実施する中央演算処理装置(CPU)21、処理データの一時記憶等を行うためのRAM24、アクセス時間等の時間情報を出力可能とされたリアルタイムクロック(RTC)26と、前記インターネット網4とのデータ通信を可能とする通信インターフェイス22と、ディスプレイ等の表示装置23と、磁気ディスクや光磁気ディスクから成り、前記中央演算処理装置(CPU)21が実施する各種制御内容が記述された制御プログラムや前記ファイル変換プログラムである前記「クロスゲートウェイ(X-Gateway)」、並びにコンテンツ提供者からの提供情報が所定のマークアップ言語であるHTMLにて記述され、リッチコンテンツとされたコンテンツデータが登録されたコンテンツデータベース(DB)と、各キャリア並びにキャリアにおいて使用されている携帯電話端末の端末情報や閲覧ソフトであるブラウザの情報等が登録されている端末情報テーブルや、各端末やブラウザにて使用されている絵文字等の変換情報が登録されている絵文字テーブル等が記録された記憶装置25と、が接続された比較的高速の処理が実施可能な通常のコンピュータとされている。
【0023】
尚、本実施例では、コンテンツデータの記述言語として、端末としての処理能力が高い前記コンピュータ端末1a等にて主に使用されているHTMLを用いているが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0024】
次いで、本実施例のサーバコンピュータ6が、各社キャリアのコンピュータ端末1a並びに携帯電話端末1b、1c、1dにコンテンツデータの配信を行う状況の処理概要を、図3に基づき説明すると、例えばキャリアB社の携帯電話端末1bよりサーバコンピュータ6へアクセスする場合に、まずサーバコンピュータ6は、該携帯電話端末1bからの要求メッセージのヘッダに含まれているユーザーエージェント情報より、該携帯電話端末1bのキャリアの種別とその端末の機種並びに搭載ブラウザの種別を特定可能な情報を抽出し、この情報に該当するキャリアのアクセス方式(マークアップ言語)の種別や端末の表示性能等の端末情報を、前記端末情報テーブルより入手するとともに、前記要求メッセージにより要求されたコンテンツデータを前記コンテンツデータベースより読み出す。
【0025】
このコンテンツデータベースより読み出されたコンテンツデータは、アクセスしてきた携帯電話端末1bのキャリア会社Bのアクセス方式であるHDML形式のファイルに変換されるとともに、該ファイル変換において、前記にて入手した携帯電話端末1bの端末情報に基づき、該携帯電話端末1bの表示性能に合わせて適宜に修正されて携帯電話端末1bへ配信されるようになっており、図3に示すように、アクセスしてきた端末が前記キャリアA社のコンピュータ端末1aであれば前記ベースコンテンツデータが変換なしにそのままに、アクセスしてきた端末が前記キャリアC社或いはキャリアD社である場合には、それぞれMML並びにC−HTMLのファイル形式にそれぞれ変換されてコンテンツデータが送信、配信される。これにより同一のアドレス(URL)にて、キャリアの異なる携帯電話やコンピュータ端末の全てにコンテンツを配信することができるようになり、これらコンテンツデータを1つのファイル形式にて1元的に管理できるようにされており、更新作業にかかる時間や費用を大幅に削減でき、メンテナンスや開発等を容易に実施できるようになっている。
【0026】
以下に、本実施例のサーバコンピュータ6におけるコンテンツデータの提供処理の内容を図4を主体に各詳細図面を併用して詳述する。
【0027】
まず、利用者が使用する前記コンピュータ端末1aや携帯電話携帯電話端末1b、1c、1d(以下これらを総称して端末と呼称する)からの要求メッセージは、サーバコンピュータ6において起動しているサーブレットエンジンにて受信され、該要求メッセージに含まれているキャリアや端末の型式並びに搭載されているブラウザの種別を特定可能な端末タイプIDやセッションID、パラメータがコアプログラムに送られる。
【0028】
この端末タイプIDの取得する方法としては、図5に示すように、要求メッセージの先頭に位置して送信されてくるHTTPヘッダ中に、ユーザーエージェント情報が含まれており、該ユーザーエージェント情報には、図5にあるように、各キャリアに固有の情報が記述されているとともに、該要求メッセージを送信した端末の機種やブラウザのバージョン情報等も記述されていることから、これら記述内容がどのキャリア並びにどの型式の端末に合致するのかを、図7に示す端末情報テーブルと照合することにより特定することができる。
【0029】
この抽出されたユーザーエージェント情報中の記述データに基づき端末タイプの特定を行う端末タイプ識別処理の具体的な処理内容は、図6に示すようになっており、前記ユーザーエージェント情報の記述データの取得に基づき、該記述データ中に含まれるキャリア名並びに端末の型式(機種)を示唆する単語を検出する。
【0030】
次いで、該検出したキャリア名や端末機種名を検索キーワードとして端末情報テーブルを検索する。この際、該当する登録がない場合には、機種特定情報を「デフォルト」として、再度、端末情報テーブルを検索する。これでも該当しない場合には、キャリア示唆情報を「デフォルト」とする。このようにして決定したキャリア示唆情報及び機種特定情報に該当する登録情報、例えばマークアップ言語の形式、コンテンツデータの最大バイト数、表示画面の行数や文字数等を端末情報テーブルから取得し、以降のコンテンツ変換処理等に適用する。
【0031】
尚、前記キャリア名並びに端末の型式(機種)を示唆する単語が未抽出或いは前記端末情報テーブルの検索において該当するものが存在しない場合においては、前記端末情報テーブルに登録されているキャリア各社並びに端末機種の各情報を、アクセス利用者が選択入力できるように構成されたデータ入力画面を要求メッセージを送信した端末に返信し、アクセス利用者によりキャリア会社並びに端末機種が選択された場合においては、該選択されたキャリア会社並びに端末機種に関する情報を端末情報テーブルを検索して取得する。
【0032】
このように、要求メッセージよりキャリア会社並びに端末機種を特定できない場合において、利用者の端末にデータ入力画面を返信してキャリア会社並びに端末機種関する情報を受け付けるようにすることは、これらキャリア会社並びに端末機種が不特定であるために、以降のコンテンツ変換処理等において不適切な変換処理が為されてしまう不都合を回避できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0033】
これら端末タイプ識別処理等において使用される端末情報テーブルの構成は、図7に示すようになっており、対応するキャリア種別(キャリア会社の名前)、搭載されている「ブラウザ」の「名前」、受信可能なコンテンツデータに関する情報(「マークアップ言語」の「名前」、文字コード、最大バイト数)、端末画面の大きさに関する情報(「画面」の「横文字数」及び「縦行数」)、表示可能な画像に関する情報(「画像」の「フォーマット」、「横ピクセル数」、「縦ピクセル数」、「縦横比」、「アニメーション可否」、「カラーモード」、「色/階調数」)等の各情報が登録されており、この端末情報テーブルは、後述する更新処理により定期的に最新のものに更新されている。
【0034】
次いで、コアプログラムにおいては、図4に示すように、セッション情報の取得処理が実施され、これらセッション情報の具体的な処理内容は図8に示すようになっている。つまり、要求メッセージにセッションIDが含まれていない場合、新規のセッションであると認識して、セッションIDを作成する。そして、セッションが基準の寿命以下の場合にはG0集合に、さもなければ、G以外(0ther)集合に格納して管理する。
【0035】
ここで、G0集合は、ある時刻から基準寿命時間の間にアクセスのあった全てのセッション(ただし、寿命が基準寿命以下であるもの)を管理する集合である。また、現在の時刻が「ある時刻から基準寿命時間を加えた時刻」を経過した場合には、G0集合はG1集合と名前を変えて管理する。そして、新たに、G0集合を「現在の時刻から基準寿命時間を加えた時刻まで」と再定義する。なお、G0集合をG1集合に変える場合に、既にG1集合が存在した場合には、その内容は全て破棄する。これにより、無効セッションの効率的な削除が可能となる。
【0036】
ここで、要求メッセージにセッションIDが含まれている場合、セッションIDの有効期限をチェックし、有効でない場合には、当該セッションを破棄して、上述のとおり、新規のセッションIDを取得する。有効である場合には、当該セッションのラストアクセスタイムを更新して、G0集合もしくはG以外(0ther)集合に格納する。
【0037】
このようにして確定してセッションIDをキーとして、セッションを識別する。この後、コンテンツの取得、編集、変換等の処理をおこない、処理結果をユーザに応答する前に、HTTP Cookie が使用可能であれば、セッションIDをCookieに設定してコンテンツ処理結果とともにユーザに応答する。Cookieが使用不可の場合には、コンテンツに含まれる全てのリンク先URLに対して、セッションID情報を付加してユーザに応答する。尚、前記HTTP Cookie が使用可能であっても、該HTTP Cookieをあえて使用しないようにしても良い。
【0038】
次いで、前記要求メッセージ中に含まれている絵文字並びに文字コードを、前記端末タイプ識別処理にて取得したキャリア会社並びに端末機種の情報に該当して絵文字テーブルに登録されている変換内容に基づき、該当する絵文字や文字コードを所定のものに変換する。
【0039】
次いで、図9に示すように、これら所定の文字コードに変換された要求メッセージのパラメータから、ユーザデータベース(DB)へのユーザ情報の登録を促す入力フォームを含むコンテンツやこれら入力フォームにおける入力値の確認ページから返信された文字列(入力値や確認符号)を検索し、要求メッセージのパラメータに該当する文字列が含まれる場合にはこれらの文字列を抽出し、後に詳述する入力フォーム用処理(図15参照)を実施する。また、要求メッセージのパラメータに、入力フォームや確認ページから返信された文字列が存在しない場合、すなわち入力フォームを含まない通常のコンテンツからの要求メッセージである場合には、要求されているコンテンツデータを特定する。図9に示すように、要求メッセージで要求されているコンテンツデータが既にキャッシュに存在する場合には、キャッシュから指定のコンテンツデータのページを取得して要求のあった端末に応答する。要求されているコンテンツデータがキャッシュに存在しない場合には、サーバサイドのアプリケーションプログラムを実行してコンテンツデータ(DOM;ドキュメントオブジェクトモデル)を取得する。この取得したコンテンツデータ(DOM)に、前述の入力フォームが含まれている場合には、これら入力フォームにて入力が必須とされる入力項目を抽出してキャッシュする。次いでこれら取得したコンテンツデータ(DOM)に対して端末情報に基づくスクリプト処理や変換処理等を行い、これらの処理により得られた配信コンテンツデータをキャッシュして各ページ毎に応答する。
【0040】
本実施例では、これらコンテンツデータベースより取得したコンテンツデータ(DOM)のスクリプト処理を実施するようになっている。このスクリプト処理は、図10に示すようになっており、取得したコンテンツデータ(DOM)にスクリプト(端末上で処理されるプログラムの一種)が含まれている場合には、該スクリプトをサーバ上で実行し、変数等の値を設定して、表示すべき画面の内容を確定する。尚、スクリプトは、ユーザの操作に応じて、変数等の値を変化させ、表示画面を端末上の処理のみで変化させるというために用いるが、本実施例の場合には、ユーザの操作結果は、サーバ側に要求メッセージとして伝達され、サーバ側でこの処理を実施するようになっている。
【0041】
このようにすることは、コンテンツデータに含まれる形式のスクリプトを処理する能力のない端末に対するコンテンツデータの提供を可能とするばかりか、これらスクリプトの処理に伴う端末における処理負荷を大幅に低減できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものでははい。
【0042】
これらスクリプト処理の後に、コンテンツデータの変換処理を実施する。このコンテンツデータの変換処理の内容は、図11に示すようになっており、スクリプト処理がなされたコンテンツデータ(DOM)を、端末情報に基づいて対応するマークアップ言語に変換する。このとき、変換後のサイズが端末で受信可能なコンテンツサイズ(端末情報テーブルにて特定済み)を超えている場合には、前記コンテンツデータ(DOM)を末尾から見ていって、区切れる部分(選択リスト、チェックボックス、テーブル等の構造要素の区切り)で区切って分割し、その最初の分割パートに対して、再度、コンテンツデータの変換を行う。これをコンテンツデータのサイズが端末で受信可能なサイズになるまで繰り返し実施し、各ページに「前ページ」或いは「次ページ」の一方または両方のリンクを付与し、この分割された各ページがユーザに応答するページとなる。そして、始めのコンテンツデータ(DOM)の未処理部分について、同様に変換、サイズのチェックを繰り返し、全てのコンテンツデータ(DOM)を変換し、すべてのページを作成し、キャッシュに登録する。この後、端末には指定のページ(ページ指定がない場合には最初のページ)を応答する。
【0043】
これらコンテンツデータの変換処理におけるページ分割による表示状況を図12に基づき説明すると、コンテンツデータ(DOM)のサイズが端末で受信可能(表示可能)なサイズ(文字数)を越えている場合には、コンテンツデータ(DOM)をページ分割しないと、図12に示すようにコンテンツデータ(DOM)の一部が表示されないか或いはコンテンツ全体が表示されなくなくなってしまう。
【0044】
これに対し、前述のようにページ分割を実施した場合には、図12に示すように、分割された各ページを順次移動することで全てのコンテンツデータ(DOM)の内容を漏れなく表示させることが可能となる。また、これら分割されたページを移動する際には、本実施例のように「前ページ」或いは「次ページ」の一方または両方のリンクを付与することで、ページ間に移動を容易に実施できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0045】
また、本実施例ではこれらコンテンツデータ(DOM)のページ分割を実施する際に、端末にて受信可能なデータサイズに一義的に分割するのではなく、前記コンテンツデータ(DOM)を末尾から見ていって、選択リスト、チェックボックス、テーブル等の構造要素の区切って分割を実施するようになっており、ページ分割の処理を効率良く、かつ適切に実施でき、分割された各ページの内容が不連続となって受信者に違和感を与えることを低減することができる。
【0046】
また、これら変換されたコンテンツデータ中に引用画像が存在する場合には、該引用画像の画像データ変換の処理を実施する。具体的には、図13に示すように、要求メッセージの中で画像が要求されている場合、指定の画像名(例えば、a.gifとする)と端末情報に基づきキャッシュを検索する。該当するデータがキャッシュに存在した場合、指定画像 a.gif のダイジェスト値を計算し、保存してあるダイジェスト値と比較する。
【0047】
両者が一致した場合には、指定画像は変更されていないとして、キャッシュに保存されてある変換ずみ画像データを出力する。この場合以外は、端末の仕様と比較して、指定の画像 a.gif のサイズが大きい場合には圧縮処理を、色数が多い場合には減色処理を、フォーマットが異なる場合にはフォーマット変換を行い、処理結果を出力する。このとき、a.gif に対するダイジェスト値がキャッシュに既に存在し、かつ、それが今回算定した値と異なる場合は、a.gifに関するキャッシュ内容を全て破棄する。そして、a.gif のダイジェスト値、並びに、画像名 a.gif と端末名 N502i をキーとして変換後の画像をキャッシュに格納する。
【0048】
このように、画像データの変換に際して変換済みの画像データに該当するものが既にキャッシュに存在するか否かを判別し、存在する場合には変換処理を行うないようにすることは、これら画像変換処理に伴う処理負荷を低減できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、一義的に画像変換を実施してキャッシュのデータを更新するようにしても良い。
【0049】
また、これら画像データの変換とともに、変換されたコンテンツデータ中における絵文字並びに文字コードの変換処理を実施する。これら処理内容は、図14に示すようになっており、コンテンツデータに含まれる全ての絵文字コードを「絵文字テーブル」を検索することによって出力端末の絵文字コードに変換するとともに、変換されたコンテンツデータ中の文字コードを出力端末の文字コードに変換する。
【0050】
また、前述のように端末からの要求メッセージにおけるパラメータに入力フォームを含むコンテンツやこれら入力フォームにおける入力値の確認ページから返信された文字列が含まれている場合には、通常の処理とは異なる入力フォーム用処理を実施する。この入力フォーム用処理は、図15に示すようになっており、要求メッセージのパラメータから入力フォームを含むコンテンツや確認ページから返信された文字列を抽出した場合には、この文字列が入力フォームでの入力値であるか、確認ページにおいて後述の確認入力が行われた際にパラメータに付加される確認符号であるかを判別する。
【0051】
要求メッセージのパラメータから入力フォームにて入力された入力値を抽出した場合には、この入力値をその入力項目に対応付けてキャッシュするとともに、これらキャッシュされている各入力項目の入力値と入力フォームが含まれるコンテンツの作成時にキャッシュされた必須の入力項目とを比較し、これらの比較において必須の入力項目に対応する入力値が揃っていない場合、例えば、図16に示すように、入力フォームを含むコンテンツデータが複数に分割され、1ページ目の入力フォーム1からの入力値がパラメータに記述されて送信された場合や、図17に示すように、必須の入力項目が入力されずに返信された場合(この場合は要求メッセージのパラメータに未入力を示す所定の入力値が含まれる)には、未入力の入力項目を入力するための入力フォームが含まれるコンテンツデータをキャッシュされているコンテンツデータから抽出して応答する(図16の例では、入力フォーム2の入力値が揃っていないので入力フォーム2を応答し、図17の例では入力フォーム1の入力値が揃っていないので入力フォーム1を応答する)。また、キャッシュされている各入力項目の入力値と必須の入力項目との比較において、必須の入力項目に対応する入力値が全て揃っている場合には、これら入力値が記載され、入力フォームでの入力値をユーザが確認して確認入力を実施可能な確認ページを生成し、この確認ページを通常のコンテンツデータと同様の要領でスクリプト処理や端末情報に基づく変換処理、文字コード・絵文字変換を実施して応答する。
【0052】
このように本実施例では、入力フォームを含むコンテンツにおいて、この入力フォームにおいて必須とされた入力項目の入力値が未入力の場合に、該当する入力フォームが含まれるコンテンツをキャッシュから抽出して応答するようになっており、例えば、前述のようにこれらコンテンツデータが分割されて応答されている場合において、既に入力されている入力フォームのページも応答されてしまう等の不必要なセッション数の増大を未然に防ぐことができる。
【0053】
また、これら入力フォームにおける必須の入力項目の入力値が全て揃った場合に、これら入力された入力値が全て記載された確認ページを応答するようになっており、この確認ページにてユーザが入力値を確認できるので、入力間違いを大幅に低減できる。
【0054】
また、要求メッセージのパラメータから確認符号を抽出した場合には、キャッシュされている各入力項目に対応する入力値を登録アプリケーションに出力する。これにより、ユーザが入力フォームにて入力した入力値がユーザデータベース(DB)に登録される。また、この登録アプリケーションにおける入力値の登録処理が終了した後、入力値の登録が完了した旨を示す登録完了ページを生成し、この登録完了ページを通常のコンテンツデータと同様の要領でスクリプト処理や端末情報に基づく変換処理、文字コード・絵文字変換を実施して応答する。
【0055】
また、本実施例のサーバコンピュータ6では、前述した「絵文字テーブル」や「情報端末テーブル」の更新を、図18に示す更新処理において定期的に実施し、前記管理センターのコンピュータ端末8にアクセスして更新することで、逐次最新のデータに更新されるようになっている。具体的には、定期的に前記管理センターのコンピュータ端末8にアクセスして問合せを発行し、該コンピュータ端末8に登録されている「端末情報データベース」の更新時刻を取得する。この時刻がサーバコンピュータ6にて管理する時刻よりも新しくなっている場合には、コンピュータ端末8へ要求メッセージを発行し、該コンピュータ端末8より「端末情報テーブル」をダウンロードして、サーバコンピュータ6で登録している内容を更新する。
【0056】
以上、本実施例のようにすれば、ユーザデータベース(DB)等への登録を実施する入力フォームが含まれるコンテンツデータがページ分割されて配信されても、各分割ページにて入力された入力値がキャッシュされ、前記入力フォームが含まれるコンテンツ中において必須の入力項目が全てキャッシュされた場合にこれらキャッシュされた入力値が、ユーザデータベース(DB)等への登録を行う登録アプリケーションに出力されるようになるため、これら入力フォームが含まれるコンテンツデータのページ分割を行う場合であっても、入力が上手くなされなかったり、誤動作したりすることを解消することができる。
【0057】
以上、本発明の実施形態を図面により前記実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0058】
例えば、前記実施例では、本発明におけるコンテンツ提供方法を内部のコンテンツデータベースに基づくコンテンツデータの提供をインターネット網4を介して行うサーバコンピュータ6に適用した例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの提供方法を例えば、キャリア各社のゲートウェイサーバやポータルサイトのウェッブサーバ等に適用し、他のコンテンツプロバイダから入手したコンテンツデータをこれらのサーバにて編集・変換して利用者の端末に配信するようにしても良い。
【0059】
また、前記実施例では、キャリア会社を4社とした例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、4社以上のキャリア会社であっても良いし、更には、携帯電話会社とPHSサービス会社の双方が接続可能とするようにしても良い。
【0060】
更に、前記実施例では、コンテンツデータベースに登録されているコンテンツデータから変換される変換ファイルの形式としてHDML形式、C−HTML形式、MML形式を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらファイル形式を次世代のファイル形式であるXHTML方式としても良い。
【0061】
また、前記実施例では、コンテンツデータベースに登録されているコンテンツデータから直接各ファイル形式への変換を実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら各ファイル形式への変換において、中間ファイルとして一度XML形式のファイルへの変換を実施した後、所望の各形式のファイルへの変換を実施するようにしても良い。
【0062】
また、前記実施例では、ユーザ情報を格納するためのユーザデータベースに入力値を登録する入力フォームを例に説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、これら入力フォームは、購入商品の入力や見積条件の入力、アンケートの入力等を行う入力フォームであっても良くその形態は限定されるものではない。
【0063】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
(a)請求項1の発明によれば、前記入力受付コンテンツがページ分割されても、各分割ページにて入力された入力内容が前記保持ステップにて蓄積保持され、前記入力受付コンテンツ中の全ての入力内容が蓄積保持されてから前記出力ステップにて出力されるようになるため、これらページ分割を行う場合であっても、入力が上手くなされなかったり、誤動作したりすることを解消することができる。
【0064】
(b)請求項2の発明によれば、分割された各ページにて入力した入力内容を、前記確認ページにて容易に確認できるようになり、入力間違いを大幅に低減できるようになる。
【0065】
(c)請求項3の発明によれば、未入力に伴うセッション数の不必要な増大を未然に防ぐことができる。
【0066】
(d)請求項4の発明によれば、分割された各ページの移動を迅速かつ簡便に実施できる。
【0067】
(e)請求項5の発明によれば、ページ分割の処理を効率良く実施できるばかりか、分割された各ページの内容が不連続となって受信者に違和感を与えることを低減することができる。
【0068】
(f)請求項6の発明によれば、構造要素をチェックボックス或いは入力ボックスとすることで、ページ分割を好適に実施できる。
【0069】
(g)請求項7の発明によれば、分割された各ページを含む配信コンテンツデータが、前記記述形式変換ステップにてアクセスしてきたインターネット端末のアクセス方式に対応した記述形式に適宜変換されて配信されるようになることから、インターネット端末の各種別が該当する記述形式毎にコンテンツの各要素を予め変換しておく必要がなく、これらコンテンツデ−タを所定形式の1ファイル形式にて1元的に管理できるようになり、これらコンテンツの更新作業における時間や費用を大幅に削減でき、よって、これらコンテンツデ−タのメンテナンスや開発等を容易に実施することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるコンテンツ提供システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例におけるコンテンツ提供システムを構成するサーバコンピュータの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例において用いたファイル変換プログラムである「クロスゲートウェイ(X-Gateway)」における処理内容を示す説明図である。
【図4】本発明の実施例において用いたファイル変換プログラムである「クロスゲートウェイ(X-Gateway)」における処理内容を示す全体フロー図である。
【図5】本発明の実施例における端末タイプ識別処理においてアクセス利用者のインターネット端末から送られてくる要求メッセージより端末情報を取得する手法を示す図である。
【図6】本発明の実施例における端末タイプ識別処理における処理内容を示すフロー図である。
【図7】本発明の実施例において用いた端末情報データベースの構成を示す図である。
【図8】本発明の実施例におけるセッション管理の処理内容を示すフロー図である。
【図9】本発明の実施例におけるコンテンツデータの配信処理の内容を示すフロー図である。
【図10】本発明の実施例におけるスクリプト処理の処理内容を示すフロー図である。
【図11】本発明の実施例におけるコンテンツデータの変換処理の内容を示すフロー図である。
【図12】本発明の実施例におけるコンテンツデータの変換処理においてページ分割された画面例を示す図である。
【図13】本発明の実施例における引用画像の画像データの変換処理の内容を示すフロー図である。
【図14】本発明の実施例における絵文字、コード変換処理における処理内容を示すフロー図である。
【図15】本発明の実施例における入力フォーム用処理の処理内容を示すフロー図である。
【図16】本発明の実施例における入力フォームを含むコンテンツの配信状況並びに入力された入力値の登録状況を示す図である。
【図17】本発明の実施例における入力フォームを含むコンテンツの配信状況並びに入力された入力値の登録状況を示す図である。
【図18】本発明の実施例における端末情報テーブル並びに絵文字テーブルの更新処理の内容を示すフロー図である。
【符号の説明】
1a コンピュータ端末
1b、1c、1d 携帯電話端末
2b、2c、2d 基地局
3b、3c、3d 中央制御局
4 インターネット網
5 配信センター
6 サーバコンピュータ
7 コンピュータ端末(コンテンツ提供者)
8 コンピュータ端末(管理センター)
20 データバス
21 中央演算処理装置(CPU)
22 通信インターフェイス
23 表示装置
24 RAM
25 記憶装置
26 リアルタイムクロック(RTC)

Claims (7)

  1. インタ−ネット網に接続可能なインターネット端末の種別並びに該インターネット端末に搭載されている閲覧ソフトの種別とを特定或いは推定可能な種別情報に対応付けてそのインターネット端末が受信可能なコンテンツサイズ情報が少なくとも登録された端末情報データベースを有するとともに、
    前記インターネット端末より送信されてくる要求メッセージより該インターネット端末の前記種別情報を抽出する抽出ステップと、
    該抽出ステップにて抽出した前記種別情報に対応付けて前記端末情報データベースに登録されている前記インターネット端末が受信可能なコンテンツサイズを特定するコンテンツサイズ特定ステップと、
    該特定されたコンテンツサイズと前記要求メッセージにて配信要求されたコンテンツサイズとを比較し、該比較において該配信要求されたコンテンツサイズが前記コンテンツサイズ特定ステップにて特定されたコンテンツサイズよりも大きな場合において、該配信要求されたコンテンツデータを前記特定されたコンテンツサイズ以下に分割を行うページ分割ステップと、
    該分割された各ページを個々のページ毎に配信する配信ステップと、
    を少なくとも含むサーバコンピュータを用いて、前記インターネット端末に対してコンテンツの提供を行うコンテンツ提供方法であって、
    前記要求メッセージにて配信要求されたコンテンツが、前記インターネット端末からの入力を受け付ける入力受付コンテンツを含むか否かを判定する判定ステップと、
    該判定にて入力受付コンテンツを含む場合において、前記配信要求されたコンテンツデータであって前記ページ分割ステップにて分割されて前記配位ステップにて配信されたページによって、前記インターネット端末から受付けた各入力内容を蓄積保持する保持ステップと、
    前記保持ステップにて蓄積保持した入力内容が、前記配信要求されたコンテンツ中の必須入力項目として全て揃っている場合において、該蓄積保持した入力内容を前記配信要求されたコンテンツの提供先に出力する出力ステップと、
    を含むことを特徴とするコンテンツ提供方法。
  2. 前記保持ステップにて蓄積保持した入力内容が表示されるとともに、当該入力内容の確認入力を受付けるための確認ページを生成する確認ページ生成ステップと、当該確認ページ生成ステップにて生成された確認ページを前記配信要求元の前記インターネット端末に配信するステップと、を含み、該確認ページが配信された前記インターネット端末において前記確認入力がなされた場合に前記出力ステップを実施する請求項1に記載のコンテンツ提供方法。
  3. 前記保持ステップにて蓄積保持した入力内容に未入力の入力内容が残存する場合において、該未入力の入力内容に該当する分割ページを前記インターネット端末に配信して、該当する入力部をインターネット端末に表示させる請求項1または2に記載のコンテンツ提供方法。
  4. 前記ページ分割ステップにおいて、選択することで前ページ又は後ページへの移動が可能となるリンク表示を分割された各ページ毎に挿入する請求項1〜3のいずれかに記載のコンテンツ提供方法。
  5. 前記ページ分割ステップにおいては、配信するコンテンツデータ中に含まれる所定の構造要素の区切りを、該配信するコンテンツデータの末尾側より検索して、該構造要素の区切部分にてページ分割を実施し、ページ分割された残部のコンテンツサイズが前記コンテンツサイズ特定ステップにて特定されたコンテンツサイズ以下となるまで、前記ページ分割を繰返し実施する請求項1〜4のいずれかに記載のコンテンツ提供方法。
  6. 前記構造要素が、チェックボックス或いは入力ボックスのいずれかである請求項5に記載のコンテンツ提供方法。
  7. 前記端末情報データベースには、前記インターネット端末の種別情報に対応付けて該種別が該当する記述形式が登録され、前記配信するコンテンツデータを、配信を行うインターネット端末の種別により特定される前記記述形式に変換する記述形式変換ステップを含む請求項1〜6のいずれかに記載のコンテンツ提供方法。
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