JP2003084693A - 面発光構造 - Google Patents

面発光構造

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JP2003084693A
JP2003084693A JP2001279644A JP2001279644A JP2003084693A JP 2003084693 A JP2003084693 A JP 2003084693A JP 2001279644 A JP2001279644 A JP 2001279644A JP 2001279644 A JP2001279644 A JP 2001279644A JP 2003084693 A JP2003084693 A JP 2003084693A
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light
phosphor
leds
led
emitting structure
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Taemi Kawabe
妙美 川辺
Akihiro Fujita
晃弘 藤田
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EZ BRIGHT Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力、低発熱、及びメンテナンス
フリーの信頼性という数々の利点を有するLEDを利用
して、該LEDの点光源を面光源化し、避難誘導路の表
示灯等各種分野への応用が可能となる面発光構造を提供
すること。 【解決手段】 400〜280nmの波長の紫外線を発
するLED1と、該LED1が発する紫外線により励起
可能に配置された蛍光体又は蓄光体を含む樹脂、ガラ
ス、フィルム、紙、繊維、又は布からなる面発光体2と
を組み合わせた面発光構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、微弱電力で発光
する紫外線発光LEDを用いて、蛍光体や蓄光体を励起
発光させる面発光構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LED(発光ダイオード)は白熱電球に
比較して、低消費電力、低発熱という特徴があり、更
に、半永久的に使用できるというメンテナンス性につい
ても優れた光源であり、従来より、各種分野、特に電力
を大量に消費できない部分や発光に伴う発熱を嫌う部分
で用いられていた。
【0003】また、LEDはその発光の反応性にも優れ
ており、車のバックライトやブレーキランプの代用とし
ても使用されてきている。
【0004】更に、最近は赤色、緑色、青色の3原色と
共に、紫外線発光LEDも開発され、これらLEDの用
途は無限に広がってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、LEDは発光
する光源部分が小さいため、点光源で十分な部分におい
ては代用可能であるが、ある程度の光源面積が必要な面
光源としての代用は難しかった。
【0006】LEDを用いて面光源とするにはLEDを
縦横に多数並べる方法もあるが、光源の面積によって
は、必要なLEDの数が膨大となり、コストが上がり、
また低消費電力というLEDの利点も相殺されることに
なる。
【0007】そのため、危険表示や信号用の各種信号
灯、又は非常時の避難誘導路の案内に用いられる非常灯
・避難誘導灯や誘導ブロックの光源等、高い視認性が要
求される面光源にはLEDの導入はなかなか進まなかっ
た。
【0008】また、地震、火災など非常時においては同
時に停電することが多く、LEDをもってしても停電時
の非常用バッテリーを別途用意しないと、停電時に有効
に人間を避難させる系統だった誘導サインが無くなるた
めに人身保護が十分にできていないという問題があっ
た。
【0009】この発明は、上記のような課題を解決し、
LEDの持つ低消費電力、低発熱、及び信頼性(メンテ
ナンス性)をそのままに、面光源とすることで、各種分
野への応用が可能な面発光構造を提供することを課題と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、発明者は鋭意研究の結果、紫外線を発光する
LEDを用いて、この紫外線により蛍光体や蓄光体を励
起させることにより、LEDの光源を面発光する光源と
することに至った。
【0011】即ち、請求項1の発明は、400〜280
nmの波長の紫外線を発するLEDと、該LEDが発す
る紫外線により励起可能に配置された蛍光体又は蓄光体
を含む面発光体との組み合わせからなる面発光構造であ
る。
【0012】また、請求項2の発明は、面発光体が、蛍
光体若しくは蓄光体を含有する樹脂、ガラス、フィル
ム、紙、繊維、又は布からなる請求項1記載の面発光構
造である。
【0013】また、請求項3の発明は、面発光体が、蛍
光体若しくは蓄光体を含有する塗料が塗布された樹脂、
ガラス、フィルム、紙、繊維、又は布からなる請求項1
記載の面発光構造である。
【0014】また、請求項4の発明は、LEDの光軸が
面発光体の中心部と直交する状態で配置された請求項1
乃至3記載の面発光体構造である。
【0015】ここで、400〜280nmの波長の紫外
線を発するLED(以下、紫外線LEDという)は、高
エネルギーの紫外線の発光により、蛍光体や蓄光体を励
起させるもので、特に355nm以下の波長の紫外線を
発光するLEDが効果的である。
【0016】蛍光体とは、光エネルギーが当たることに
より基底状態から励起状態へエネルギーが高まり、励起
状態から基底状態へ戻る際にそのエネルギーで発光する
ものであり、良く知られているものに、蛍光灯のガラス
内側に塗布してあるものがある。
【0017】一方、蓄光体とは、蛍光体と同様、光エネ
ルギーが当たることにより基底状態から励起状態へエネ
ルギーが高まり、励起状態から基底状態へ戻る際にその
エネルギーで発光するものであるが、励起(蓄光)状態
から基底状態へ戻るのが比較的長時間のため、暗所で長
時間りん光(残光)を発光する性質を持ったものであ
り、腕時計の文字盤等の塗料に用いられている。
【0018】なお、上記のように蛍光体と蓄光体の発光
の原理は同じであるが、励起(蓄光)状態から基底状態
へ戻る時間が瞬時のものを蛍光体、長時間のものを蓄光
体としておく。
【0019】これら、蛍光体及び蓄光体は、樹脂、ガラ
ス、フィルム、紙、繊維、又は布の中に直接含有される
か、或いは塗料に含有されて樹脂、ガラス、フィルム、
紙、繊維、又は布に塗布されることにより面発光体を形
成する。
【0020】面発光体の形状は、平面或いは曲面であ
り、またその形状は円形状、楕円形状、長方形、正方
形、多角形いずれの形状であってもかまわないが、面全
体が均一に発光するように、紫外線LEDの光軸が面発
光体の中心部と直交する状態で配置するのが好ましい。
【0021】これらの面発光構造によれば、紫外線LE
Dの有する低消費電力、低発熱、及び信頼性(メンテナ
ンス性)をそのままに、紫外線LEDが発する紫外線に
より蛍光体や蓄光体を励起させて発光させることによっ
て、面発光する光源とすることができる。
【0022】また、紫外線は本来、人体に有害な影響を
与えることがあるが、400〜280nmの紫外線は人
体への影響が少ないとされている、しかしこの発明のよ
うに、紫外線を蛍光体や蓄光体からなる発光体を光源と
することで、紫外線の放出を抑え、一層安全性を向上さ
せることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の面発光構造の基
本的構造を、図1及び図2に基づいて説明する。
【0024】図1に示す3つのタイプ(A),(B),
(C)の面発光構造は、紫外線LED1と、面発光体2
の組み合わせからなり、これらは紫外線LED1の光軸
が面発光体2の中心部と直交する状態で配置されてい
る。
【0025】面発光体2は、蓄光体を含有する樹脂から
なる蓄光層3と、光拡散効果を有する樹脂からなる拡散
層4の2重構造としてある。
【0026】(A)のタイプは紫外線LED1が拡散層
4の内部に埋め込まれており、(B)のタイプは紫外線
LED1が拡散層4に接したもので、(C)は紫外線L
ED1と面発光体2が少し離れて配置され、LEDの放
射角を拡大させるため鏡5を用いて紫外線LEDの発す
る紫外線を拡散させている。
【0027】面発光体2の発光の照度は、(A)が一番
強いが、面発光体2の中央部と周辺部のムラが生じやす
くなり、(A)(B)(C)の順に面発光体2の全体が
均一になってゆく。
【0028】図2(A),(B)に示す構造では、面発
光体2が曲面を有しており、紫外線LED1は、その発
光部分のみが突出した状態で基板6内に埋め込まれ、基
板6の紫外線LED1が突出した側の面を覆うように略
半球状のガラスからなる面発光体2が取り囲んでいる。
【0029】(A)のタイプのものは、ガラス製の面発
光体2の内側に、蛍光塗料を塗布することで蛍光層7を
形成しており、(B)のタイプのものは(A)の蛍光塗
料を塗布した上に光拡散シートを貼ることで、蛍光層7
と拡散層4との2重構造としている。
【0030】これらは光輝度で視認性の高い信号灯とし
て用いることができる。
【0031】なお、上記図1及び図2に示す例におい
て、それぞれ図1の蓄光層3を蛍光層7に、図2の蛍光
層7を蓄光層3とすることができる。
【0032】
【実施例】以下、この発明の面発光構造を用いた実施例
を説明する。
【0033】図3は、この発明の面発光構造を用いた、
非常時の避難誘導に用いる表示灯を示すものであり、表
示灯8の側面に設けた面発光体2により内部を照らして
避難誘導路を表示するようになっている。
【0034】電源部は、小型バッテリー9と太陽電池1
0とからなり、通常時は太陽電池によりパッテリー9の
自然放電分を充電しておき、非常時にはバッテリー9よ
り紫外線LED1に通電させ、面発光体2を発光させ
る。
【0035】紫外線LED1は消費電力が少なく、バッ
テリー9の小型化や表示時間の長期化が図れ、特に面発
光体2に蓄光体を用いたものは、万が一バッテリーが放
電してしまっても、暫くの間は面発光体2が発光し、人
々の避難誘導を助けることになる。
【0036】図4は、この発明の面発光構造を用いた、
夜間や薄暗い曇天時に発光することにより視認性を良く
した点字ブロック11や誘導ブロック12への応用を示
すものである。
【0037】点字ブロック11や誘導ブロック12は、
その上面部の一部又は全部が、透明樹脂内部に蛍光体
(又は蓄光体)を含有させた面発光体となっており、ま
た、点字ブロック11や誘導ブロック12の内部には紫
外線LED1を内蔵してある。
【0038】これら紫外線LED1の電源は小型バッテ
リー9と太陽電池10とからなり、昼間は太陽電池によ
り紫外線LED1に通電すると共にバッテリー9を充電
状態にさせておき、夜間や曇天時にはバッテリー9より
紫外線LED1に通電させ、点字ブロック11や誘導ブ
ロック12の上面の面発光体2を発光させる。
【0039】このような点字ブロック11や誘導ブロッ
ク12であれば、視認性がより高められ、また、夜間や
曇天時に暗い足下を照らし安全性を高めたり、道路の装
飾性をも高めることになる。
【0040】図5は、この発明の面発光構造を用いた航
行用安全ブイ13を示すものであり、航行用安全ブイ1
3は、透明性を有するその筐体全体にわたって内側から
蓄光体を含む塗料が塗布され、筐体全体が面発光体2を
形成し、筐体内部には紫外線LED1が複数個収納され
ている。
【0041】尚、海面下には錘14があり海面上でのブ
イの姿勢を保っている。
【0042】紫外線LED1の電源は小型バッテリー9
と太陽電池10とからなり、昼間は太陽電池により紫外
線LED1に通電すると共にバッテリー9を充電状態に
させておき、夜間や曇天時にはバッテリー9より紫外線
LED1に通電させ、航行用安全ブイ13全体を面発光
体2として発光させ、24時間にわたって船の航行の安
全を図る。
【0043】上記の構成により、太陽電池10による通
電及び充電により、バッテリー9への所定間隔での充電
が不要なメンテナンスフリーとなるが、太陽電池10に
代えて、風力発電機又は波力発電機等を用いてもよい。
【0044】以上、この発明の実施例について述べた
が、この発明は上記の実施例に限られることなく、低消
費電力、低発熱、高信頼性を利用して、広告灯、各種信
号灯など種々の面発光体へ応用することができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、この発明の面発光構造に
よれば、従来の蛍光灯に比較して消費電力を1/200
〜1/1000に低減させることが可能となり、低エネ
ルギー消費時代の需要に十分応えられる製品が提供でき
る。
【0046】また、紫外線発光LEDや蛍光体又は蓄光
体からなる面発光体は半永久的に使用可能であり、メン
テナンス性に優れ、信頼性も高いものとなる。
【0047】更に、紫外線LEDの発する紫外線を蛍光
体や蓄光体の励起に用い、面発光させるのは蛍光体や蓄
光体であるので、紫外線LEDの使用による人体への影
響は軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B),(C)は、この発明の面発光
構造を示す正面断面図である。
【図2】(A),(B)は、この発明の面発光構造を示
す正面断面図である。
【図3】この発明の面発光構造を用いた、非常時の避難
誘導に用いる表示灯を示す図である。
【図4】この発明の面発光構造を用いた、点字ブロック
や誘導ブロックを示す図である。
【図5】この発明の面発光構造を用いた、航行用安全ブ
イを示す図である。
【符号の説明】
1 紫外線LED 2 面発光体 3 蓄光層 4 拡散層 5 鏡 6 基板 7 蛍光層 8 表示灯 9 小型バッテリー 10 太陽電池 11 点字ブロック 12 誘導ブロック 13 航行用安全ブイ 14 錘

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 400〜280nmの波長の紫外線を発
    するLEDと、該LEDが発する紫外線により励起可能
    に配置された蛍光体又は蓄光体を含む面発光体との組み
    合わせからなることを特徴とする面発光構造。
  2. 【請求項2】 面発光体が、蛍光体若しくは蓄光体を含
    有する樹脂、ガラス、フィルム、紙、繊維、又は布から
    なる請求項1記載の面発光構造。
  3. 【請求項3】 面発光体が、蛍光体若しくは蓄光体を含
    有する塗料が塗布された樹脂、ガラス、フィルム、紙、
    繊維、又は布からなる請求項1記載の面発光構造。
  4. 【請求項4】 LEDの光軸が面発光体の中心部と直交
    する状態で配置された請求項1乃至3記載の面発光体構
    造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004097294A1 (ja) * 2003-05-02 2004-11-11 Availvs Corporation 発光面体構造体
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JP2009192578A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Kankyo System Planning:Kk 表示構造体、及びその表示方法

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