JP2003084061A - レーダー装置 - Google Patents

レーダー装置

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JP2003084061A
JP2003084061A JP2001281602A JP2001281602A JP2003084061A JP 2003084061 A JP2003084061 A JP 2003084061A JP 2001281602 A JP2001281602 A JP 2001281602A JP 2001281602 A JP2001281602 A JP 2001281602A JP 2003084061 A JP2003084061 A JP 2003084061A
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JP
Japan
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signal
transmission
limiter
antenna
reception
Prior art date
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Application number
JP2001281602A
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English (en)
Inventor
Kiyoyuki Hata
清之 畑
Takashi Ichiyama
尚 市山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信信号の漏れ込みによるレーダー近傍を観
測できないという課題を解決するレーダー受信機を提供
する。 【解決手段】 送信信号を生成する送信機1と、送信・
受信を切り換える送受切り換え部2と、送受信信号に一
定の時間遅延を与える信号遅延回路3と、信号を空中に
放射しまた受信するための空中線5と、送信信号の受信
側への漏れ込みを抑え受信機を保護するリミッター4
と、受信信号を増幅する受信機6とを備え、前記漏れ込
みによるリミッター4の阻止状態による不感時間帯を前
記信号遅延回路3によって受信信号を不感時間帯の外に
遅延させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーダー装置に係
り、特に、空中線への送信信号及び空中線からの受信信
号が伝送される経路に信号の伝送を遅延させる信号遅延
部を有するレーダー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的なレーダー装置の構成は図3に示
すものとなっている。図において、1は送信機、2は送
受切り換え部であり、送信機1にて発生した高周波の送
信信号を電波として空中へ放射するために空中線5へ導
く。空中で目標物等から反射された電波は空中線5を通
して受信され、送受切り換え部2を通して4のリミッタ
ーへ導かれる。リミッター4で一定強度以下に抑えられ
た受信信号が6の受信機に入力される。
【0003】次に動作について説明する。送信機1によ
って大電力の高周波信号が生成され送受切り換え部2に
入力される。この入力された高周波信号の大部分は空中
線5へ導かれ空中へ放射される。しかし、送受切り換え
部2へ入力された高周波信号の一部はリミッター4へ漏
れ込む。この漏れ込み信号の強度は、通常の受信信号の
強度と同等以上の場合がある。上記リミッター4は、送
信信号の漏れ込みが入力されたときに、その過大な信号
強度によって受信機6が破壊されないように一定の信号
強度以上を阻止し、受信機6を保護するためのものであ
る。空中線5から空中へ放射された高周波信号は、目標
から反射されて微弱なレベルで空中線5で受信され、再
び送受切り換え部2へ入力される。この信号は受信信号
として受信側に送られリミッター4に入力される。こう
して微弱な受信信号のみが受信機6へ入力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーダー装置は
以上のように構成されているため、送信信号の漏れ込み
成分がリミッター4に入力される。このときリミッター
4は漏れ込み信号の入力が終了した後も一定時間の間阻
止状態が続くため、本来通過させるべき微弱な受信信号
も阻止してしまう。その結果、レーダー空中線から放射
された電波が目標物で反射し再び空中線で受信されるま
での時間が、上記リミッター4が漏れ込み成分により阻
止状態にとどまっている時間より短い場合には、受信信
号が受信機に入力されない、すなわち、レーダー装置の
近傍の観測が不可能になるという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、リミッター4に過大な信号が入
力され、一定時間の間阻止状態になっても微弱な受信信
号を通過させ近距離が観測可能なレーダー装置を得るこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるレーダ
ー装置は、受信信号がリミッターへ入力されるタイミン
グと、送信信号の漏れ込み成分がリミッターへ入力され
るタイミングをずらせることでリミッターが漏れ込み信
号の過大入力により阻止状態となっても、微弱な受信信
号を通過させることを可能とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態を図について説明する。図1において、送信
機1は大電力の高周波送信信号を生成し、送受切り換え
部2へ送信信号を送る。送受切り換え部2では入力され
た送信信号の大部分を信号遅延手段である信号遅延回路
3へ送り出すが、一部分はリミッター4へ漏れ込み信号
として出力される。信号遅延回路3で一定時間遅延され
た送信信号は空中線5へ導かれ、電波として空中へ放射
される。空中で目標物等から反射された電波は空中線5
を通して受信される。この受信信号は、再び信号遅延回
路3で一定時間遅延され、送受切り換え部2を通して4
のリミッターへ導かれる。リミッター4で一定強度以下
に抑えられた受信信号が6の受信機に入力される。
【0008】上記送受切り換え部2は、サーキュレータ
や切り換えスイッチ等の信号経路制御手段で構成され
る。サーキュレータの場合は、送信信号は(送信機→空
中線)、受信信号は(空中線→リミッター)の方向へ伝
わる。また切り換えスイッチの場合は送信時と受信時と
で(送信機−空中線)、(空中線−リミッター)の切り
換えを行う。
【0009】上記のとおり、リミッター4が漏れ込み信
号の過大な信号強度により阻止状態となり、この状態か
ら通過状態に回復した後に本来の目標物から反射された
受信信号がリミッター4に入力されれば、この受信信号
はリミッター4を通過し受信機6へ入力されることとな
る。この関係は以下のように表すことができる。 2*Tdelay+Trange+Δt2≧Trecovery+Δt1 ……(1) Trecovery:リミッターが阻止状態から通過状態になる
までの回復時間 Δt1:漏れ込み信号が送信機→送受切り換え部→リミッ
ターへと入力されるまでの時間 Tdelay:信号遅延回路での遅延時間 Trange:空中線から放射され目標物で反射し空中線で
受信されるまでの時間 Δt2:信号遅延回路での遅延時間を除くレーダー装置
内での送信機→送受切り換え部→空中線および空中線→
送受切り換え部→リミッターへと入力されるまでの時間
(信号遅延回路での遅延時間を除く) なお、Trangeは以下のように表すことができる Trange=2*Lrange/C ……(2) Lrange:レーダー装置で観測可能な最短距離(レーダ
ー装置仕様値) C:光速
【0010】上記式(1)において、Δt1、Δt2は僅
かであることから省略し、式(2)も用いて変形する
と、 Tdelay≧Trecovery/2−Lrange/C ……(3) となる。したがって、信号遅延回路3の遅延時間をリミ
ッター4の阻止状態の時間以上に設定することにより、
リミッター4が阻止状態の間は空中線3からの受信信号
はリミッター4に入力されることがなくなる。この結果
リミッター4の阻止状態が終了した後に微弱な信号がリ
ミッター4を通過することになり、レーダー近傍の近距
離が観測できないという問題点を解決することが可能と
なる。
【0011】なお、上記説明では、信号遅延手段として
は信号遅延回路3を用いたが、信号を遅延させることが
可能なものであればよく、図2に示すように必要な長さ
の導波管7を使用してもよい。
【0012】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成されてい
るので、信号遅延回路3の遅延時間をリミッター4の阻
止状態の時間以上に設定することにより、リミッター4
が阻止状態の間は空中線3からの受信信号はリミッター
4に入力されることがなくなり、リミッター4の阻止状
態が終了した後に微弱な信号がリミッター4を通過する
ことになり、レーダー近傍の近距離も観測することがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるレーダー装置
の構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるレーダー装置
の他の構成図である。
【図3】 従来のレーダー装置の構成図である。
【符号の説明】
1 送信機、 2 送受切り換え部、 3 信号遅延回
路、 4 リミッター、 5 空中線、 6 受信機、
7 導波管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J070 AD02 AK02 5K011 BA04 DA11 DA24 DA28 EA03 EA05 KA05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機と、この送信機からの送信信号を
    空間へ放射し目標物から反射された上記送信信号の一部
    を受信するための空中線と、上記受信信号を増幅するた
    めの受信機と、この受信機の入力側に接続され受信機へ
    入力される信号の強度を制限するためのリミッターと、
    上記送信機から空中線へ向かう送信信号と空中線から受
    信機へ向かう受信信号との信号の経路を制御するための
    信号経路制御部と、この信号経路制御部と上記空中線と
    の間に挿入され信号の伝送を遅延させるための信号遅延
    部とを備えたことを特徴とするレーダー装置。
  2. 【請求項2】 上記信号経路制御部は、サーキュレータ
    又はスイッチにより構成されていることを特徴とする請
    求項1に記載のレーダー装置。
  3. 【請求項3】 上記信号遅延部は、少なくとも上記リミ
    ッターが阻止状態から通過状態に回復するまでの時間、
    信号の伝送を遅延させることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のレーダー装置。
JP2001281602A 2001-09-17 2001-09-17 レーダー装置 Pending JP2003084061A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014235139A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 古河電気工業株式会社 送受信装置
WO2015190085A1 (ja) * 2014-06-11 2015-12-17 日本電気株式会社 送受信装置及び送受信方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014235139A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 古河電気工業株式会社 送受信装置
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