JP2003083944A - 波形データ解析装置及び解析システム - Google Patents

波形データ解析装置及び解析システム

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JP2003083944A JP2001278035A JP2001278035A JP2003083944A JP 2003083944 A JP2003083944 A JP 2003083944A JP 2001278035 A JP2001278035 A JP 2001278035A JP 2001278035 A JP2001278035 A JP 2001278035A JP 2003083944 A JP2003083944 A JP 2003083944A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検査対象物のエコー発生要因(エコー発生
源)を容易に解析・識別する。 【解決手段】 データベース11には、複数の採取条件
下で予めエコー発生源が特定された複数の試験片を検査
してエコー波形データを得て採取条件と前記波形データ
とが対応付けられて検査情報として格納される。採取条
件検索処理部15は、採取条件が指定採取条件として指
定されると、指定採取条件に応じてデータベースを検索
して指定採取条件に対応する検査情報を特定する検索結
果を得る。波形検索処理部14は検索結果に基づいてデ
ータベースからエコー波形データを検索する。そして、
波形表示処理部13は検索結果を画面上に波形表示す
る。エコー波形データは超音波探傷試験の際の路程方向
及びエコー高さで規定されたAスコープで画面上に表示
するとともに路程方向及び走査方向で規定されたBスコ
ープで画面上に表示される。また、波形検索処理部は、
特定のエコー波形データに類似するエコー波形データを
検索する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント部品等の
被検査対象物に係る波形データを解析するための解析装
置及び解析システムに関し、特に、プラント部品を超音
波検査した際に得られる超音波波形データを解析する際
に用いられる解析装置及び解析システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、被検査対象物を非破壊検査する
際には、種々の手法が用いられており、検査の結果得ら
れた検査情報を解析して、被検査対象物の損傷等を特定
している。例えば、被検査対象物を非破壊検査する際
に、超音波探傷試験(UT)が用いられており、UTに
おいては、被検査対象物を非破壊検査する際、所謂超音
波センサー(探傷器)を被検査対象物上で移動させて、
被検査対象物中の傷等のエコー発生源から反射するエコ
ー(超音波エコー信号)を得て、この超音波エコー信号
を解析・処理して、被検査対象物の傷等不良箇所を発見
している。さらに、UTにおいては、探傷器の探傷角度
(入射角)を変化させて探傷を行うこともある。つま
り、UTにおいては、探傷器を被検査対象物に対して移
動させるとともに探傷角度を変化させて探傷を行ってい
る。
【0003】UTの際には、検査目標である損傷からの
エコー(以下単に傷エコーという)以外にも、例えば、
溶接部等からもエコー(疑似エコー)があるため、精度
よく被検査対象物の傷等不良箇所を発見するためには、
傷エコーと疑似エコーとを識別する必要がある。つま
り、UTによるエコーには、損傷を発生要因とするもの
以外に、被検査対象物の表面状態及び形状等に起因する
もの等種々のエコーが存在し、エコー発生要因(エコー
発生源)を識別するためには、探傷器の移動に応じて
(つまり、路程の変化に応じて)エコー波形を観察する
必要があり、さらに、前述のように、探傷角度を変化さ
せて発生要因によるエコー発生の再現性を確認すること
も行われている。このように、被検査対象物におけるエ
コー発生要因を識別する際には、エコー波形を総合的に
判断する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
にして、エコー発生要因を判断するに当たっては、種々
の熟練が必要となり、しかも、エコー発生要因が同一で
あっても、被検査対象物が異なると、エコー波形が異な
り、被検査対象物に対して熟知していないと、エコー発
生要因を識別することが難しいという課題がある。
【0005】加えて、エコー発生要因が同一であって
も、UTの際に使用する探触器の種類によってそのエコ
ー波形が異なることが多い。つまり、探触子によってエ
コー波形が異なる場合が多く、探触子が異なると、エコ
ー波形からエコー発生要因(損傷等)を容易に識別する
ことが難しいという課題がある。
【0006】いずれにしても、従来、被検査対象物から
得られたエコー波形等の検査情報に基づいてその発生要
因等を識別することが極めて難しいという課題ある。
【0007】本発明の目的は、被検査対象物のエコー発
生要因を容易に識別することのできる波形データ解析装
置及び解析システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、被検査
対象物を検査して得られた波形データを解析する際に用
いられる波形データ解析装置であって、複数の採取条件
下で予めエコー発生源が特定された複数の試験片を検査
して前記波形データを得て前記採取条件と前記波形デー
タとが対応付けられて検査情報として格納されるデータ
ベースと、前記データベースに前記波形データ前記採取
条件とともに登録する登録手段と、前記採取条件が指定
採取条件として指定されると該指定採取条件に応じて前
記データベースを検索して該指定採取条件に対応する前
記検査情報を特定する検索結果を得る採取条件検索手段
と、前記検索結果に基づいて前記波形データから波形デ
ータが特定されると当該特定された波形データを画面上
に波形表示する表示処理手段とを有することを特徴とす
る波形データ解析装置が得られる。
【0009】このようにして、データベースに登録され
た波形データを画面表示することによって、実際の検査
で得られた波形データと比較すれば、容易に被検査対象
物の不具合等を特定することができる。
【0010】例えば、前記波形データは超音波探傷試験
によって得られたエコー波形であり、前記表示処理手段
は、前記超音波探傷試験の際の路程方向及びエコー高さ
で規定されたAスコープを画面上に表示するとともに前
記路程方向及び前記超音波探傷試験の際の走査方向で規
定されたBスコープを前記画面上に表示するようにして
おり、さらに、前記Bスコープに規定され前記路程方向
に延びる線分における断面が前記Aスコープとして表示
されており、前記表示処理手段は、前記線分を前記走査
方向に移動させる都度前記Aスコープの路程変化を再生
する。
【0011】このようにして、Aスコープ及びBスコー
プ表示を行えば、実際の検査で得られた波形データと比
較する際、精度よく被検査対象物の不具合等を解析・特
定することができる。
【0012】さらに、本発明では、前記波形データは超
音波探傷試験によって得られたエコー波形であり、前記
特定波形データに類似する波形データを類似波形データ
として前記データベースから検索する波形データ検索手
段が備えられており、前記波形データ検索手段は、前記
特定波形データについて前記超音波探傷試験の際の路程
方向の複数の路程位置におけるエコー高さを第1の特徴
量ベクトルとし、前記データベースに格納された登録波
形データ毎に前記路程方向の複数の路程位置におけるエ
コー高さを第2の特徴量ベクトルとして、前記第1の特
徴ベクトルと前記第2の特徴ベクトルとの不一致度が予
め規定された閾値以下である際前記登録波形データを前
記類似波形データとする。
【0013】このようにして、類似波形データを検索す
るようにすれば、実際の検査で得られた波形データに類
似する波形データが容易に得られ、実際の検査で得られ
た波形データと比較する際、精度よく被検査対象物の不
具合等を解析・特定することができる。
【0014】なお、前記画面は第1〜第3の画面部に三
分割されており、前記第1の画面部には前記指定採取条
件を指定する欄が規定されるとともに前記検索結果が表
示され、前記第2の画面部には前記特定波形データが波
形表示され、前記第3の画面部には前記類似波形データ
が波形表示される。
【0015】このように一画面上に同時に分割表示すれ
ば、一目で波形データを比較することができ、解析精度
を向上させることができる。そして、前記第2及び前記
第3の画面部に前記特定波形データ及び前記類似波形デ
ータに対応する採取条件を表示するようにすれば、採取
条件も含めて比較することができる。
【0016】さらに、本発明によれば、被検査対象物を
検査して得られた波形データを解析する際に用いられる
波形データ解析システムであって、検索サーバと、該検
索サーバにネットワークを介して接続された少なくとも
一つの端末装置とを有し、前記端末装置で前記採取条件
が指定採取条件として指定された際、前記検索サーバに
は、複数の採取条件下で予め不具合箇所が特定された複
数の試験片を検査して前記波形データを得て前記採取条
件と前記波形データとが対応付けられて検査情報として
格納されるデータベースを前記指定採取条件に応じて検
索して該指定採取条件に対応する前記検査情報を特定す
る検索結果を得て該検索結果を前記端末装置に送る採取
条件検索手段と、前記検索結果に基づいて前記波形デー
タが特定されると当該特定された波形データを前記デー
タベースから検索して前記端末装置に送る波形データ検
索手段とが備えられ、前記端末装置には前記検索サーバ
から送られた波形データを画面上に波形表示する表示処
理手段が備えられていることを特徴とする波形データ解
析システムが得られる。
【0017】このように、ネットワークで端末装置と検
索サーバとを接続することによって、遠隔地においても
容易に、実際の検査で得られた波形データとデータベー
スの波形データとを比較・解析することができる。
【0018】なお、この解析システムにおいても、波形
解析処理装置と同様に、端末装置から種々の検索を行
い、波形データの表示を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置など
は特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれ
のみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。なお、以下の説明においては、プラント部品等の被
検査対象物を超音波探傷試験(UT)して得られた検査
情報を解析する場合について説明するが、他の試験手法
を用いても検査情報に検査波形が含まれるものであれ
ば、同様にして本発明を適用できる。
【0020】図1を参照して、図示の波形データ解析装
置は、例えば、超音波探傷試験(UT)して得られた検
査情報を解析する際に用いられる。図1において、波形
データ解析装置は、データベース11を備えており、こ
のデータベース11には、後述するようにして、多数の
検査情報が登録検査情報として格納されている。さら
に、波形データ解析装置には、波形登録処理部12、波
形表示処理部13、波形検索処理部14、及び採取条件
検索処理部15が備えられており、これに波形登録処理
部12、波形表示処理部13、波形検索処理部14、及
び採取条件検索処理部15は、後述するようにして、そ
れぞれ検査情報登録処理、検査情報表示処理、波形検索
処理、及び採取条件検索処理を実行する。なお、図示さ
れていないが、波形登録処理部12、波形表示処理部1
3、波形検索処理部14、及び採取条件検索処理部15
には入力装置、表示装置(ディスプレイ)、及びプリン
タ等が接続されている。
【0021】ここで、図2(a)を参照して、UTによ
って、被検査対象物21を検査する際には、探触子22
を被検査対象物21上で走行方向に走行させつつ、被検
査対象物21の検査を行う。この際、接触媒体によっ
て、探触子22の表面と被検査対象物21の表面との隙
間を埋められる。例えば、配管等が被検査対象物21で
ある際には、接触媒体が配管外表面に塗布されて検査が
行われる。
【0022】探触子22から送出された超音波は損傷等
の発生要因で反射して反射エコーとして返ってくる。こ
の反射エコーは探傷器(図示せず)で受信されて、波形
データとしてディスプレイ(図示せず)に表示される。
いま、超音波が進行する方向を路程方向とすると、ディ
スプレイには、走査方向を横軸、路程方向を縦軸とし
て、発生要因が表示されるBスコープ表示が表示される
(図2(b)参照)。さらに、ディスプレイには、路程
方向を横軸、エコーの高さを縦軸として、発生要因が波
形表示されるAスコープ表示を表示することもできる
(図2(c)参照)。そして、Aスコープ表示は、例え
ば、図2(b)に破線で示す位置における断面を表示し
たものである。
【0023】ところで、データベース11に登録検査情
報を格納する際には、予め損傷の形状、種類、及び位置
等が分かった試験片を被検査対象物として準備して、図
2(a)で説明したようにして、試験片の検査を行い、
波形データを得る。そして、使用した探傷器、探触子、
接触媒体(使用すれば)、試験片の種類(JIS規
格)、損傷の形状、種類、及び位置等が採取条件として
入力装置から採取条件及び波形データが波形データ解析
装置に入力される。この際、検査に当たって付加すべき
事項があれば、コメントとして入力装置から入力され
る。
【0024】波形登録処理部12では、採取条件及び波
形データを受けると、これら採取条件及び波形データを
登録処理して登録検査情報としてデータベース11に登
録する。この際、コメントがあれば、登録検査情報にコ
メントが付加される。
【0025】このようにして、各種試験片について検査
を実行して、登録検査情報をデータベース11に登録す
ることになる。つまり、データベース11には多数の登
録検査情報が登録される。なお、後述するように、実際
に被検査対象物の検査を行った際に得られた検査情報に
ついて、損傷の形状、種類、及び位置等が分かれば、被
検査対象物を試験片として見なして、当該被検査対象物
に係る検査情報をデータベース11に格納するようにし
てもよい。
【0026】データベース11には、登録検査情報とし
て、採取条件及び波形データが格納されており、図3に
示すように、データベース11には採取条件ファイルが
備えられている。採取条件ファイルには、少なくとも、
項目として探傷器項目(欄)、探触子欄、接触媒体欄、
試験片(JIS規格)欄、損傷形状欄、損傷種類欄、損
傷位置欄、及びコメント欄が備えられており、それら各
欄にはそれぞれ該当する事項が記載されている。そし
て、各行には波形データファイル(図示せず)が付加さ
れている。なお、各項目はさらに細分化するようにして
もよい。例えば、探傷器であれば、パルス電圧、パルス
幅、及び使用フィルタの特性等といった項目にさらに細
分化するようにしてもよい。
【0027】さらに、データベース11にはファイル名
毎に波形データが格納されており、後述するようにし
て、ファイル名によって採取条件と波形データとを対応
付けている。なお、データベース11に格納される波形
データは、路程変化の再生が可能であればよいので、例
えば、図2(b)に示すBスコープ表示の形態でデータ
ベース11に格納される。
【0028】図1及び図4を参照して、入力装置からデ
ータ検索を起動すると、ディスプレイ上には、データ検
索画面が表示される。このデータ検索画面には、左側
部、中央部、及び右側部に三分割されており、左側部に
は、全体検索か絞り込み検索かを指定する検索指定ボタ
ン”A”、キーワード入力欄(検索条件入力欄)”
B”、任意キーワード入力欄”C”、及び検索ボタン”
D”が備えられており、さらに、中央部及び右側部には
それぞれ検索波形表示ボタン”F”、波形ファイル表示
ボタン”G”、波形検索ボタン”H”、及び路程変化再
生ボタン”I”が備えられている。なお、左側部には、
検索結果リスト欄”E”が備えられ、中央部及び右側部
にはそれぞれBスコープ表示欄”J”、Aスコープ表示
欄”K”、及び採取条件表示欄”L”が規定されている
が、データ検索前においては、これら検索結果リスト
欄”E”、Bスコープ表示欄”J”、Aスコープ表示
欄”K”、及び採取条件表示欄”L”には何も表示され
ていない。
【0029】上述の状態において、採取条件検索を行う
際には、検索指定ボタン”A”によって、まず全体検索
を指定した後、キーワード入力欄”B”及び任意キーワ
ード入力欄”C”にキーワードを入力する。図示の例で
は、キーワード入力欄には、探傷器、接触子、エコー発
生源、及び屈折角を入力する欄が設けられており、これ
ら入力欄に適宜キーワードを入力する。例えば、探触子
形式がキーワードで入力されると、探触子形式をキーワ
ードとして検索が実行されることになる。
【0030】上述のようにして、キーワードを入力した
後、検索ボタン”D”をクリックすると、採取条件検索
処理部15はキーワード応じて、データベース11を検
索して、該当する探触子形式に係る採取条件を採取条件
ファイルから得て、これら採取条件が格納されたファイ
ル名を検索結果リスト欄”E”に検索結果リストとして
表示する。そして、この検索結果リストは必要に応じて
プリントアウトすることができる。
【0031】なお、上述のようにして、検索結果リスト
を表示した後、検索指定ボタン”A”によって、絞り込
み検索を指定して、同様にして、キーワード検索を行え
ば、検索結果リストの絞り込みを行うことができる。
【0032】例えば、検索結果リスト欄”E”から一つ
のファイル名を選択ファイル名として指定して、中央部
の検索波形表示ボタン”F”をクリックすると、波形検
索処理部14では、選択ファイル名に基づいてデータベ
ース11を検索して選択ファイル名に該当する波形デー
タを得る。そして、波形表示処理部13では、検索して
得られた波形データに応じてBスコープ表示欄”J”に
Bスコープ表示を行うとともに、Aスコープ表示欄”
K”にAスコープ表示を行い、さらに、採取条件表示
欄”L”に波形データに対応する採取条件を表示する。
【0033】このようにして、キーワードを入力するこ
とによって、Aスコープ表示、Bスコープ表示、及び採
取条件を表示することができる。
【0034】上述のようにして、波形データを表示した
後、路程変化再生ボタン”I”をクリックすると、波形
表示処理部13では、走査方向に所定の間隔毎に順次A
スコープ表示を切り替えて、路程変化に応じてエコー高
さが表示される。つまり、つまり、図2(b)に示す破
線を走査方向に移動させて、その断面を示すAスコープ
表示が表示されることになる(路程変化再生)。
【0035】なお、キーワード検索の他に、直接ファイ
ル名から波形データを表示することもできる。この際に
は、例えば、中央部の波形ファイル表示ボタン”G”を
クリックすると、波形検索処理部14はディスプレイ上
にダイアログ画面を表示する。このダイアログ画面にお
いて、ファイル名を指定すると、波形検索処理部14は
ダイアログ画面で指定された波形ファイルを波形表示処
理部13に渡す。そして、波形表示処理部13では、こ
の波形ファイル(検索波形データ)に基づいてBスコー
プ表示欄”J”にBスコープ表示を行うとともに、Aス
コープ表示欄”K”にAスコープ表示を行う(採取条件
も表示される)。この状態で、前述のように、路程変化
再生ボタン”I”をクリックすると、路程変化再生が行
われる。さらに、前述のようにして、波形データに基づ
いてBスコープ表示及びAスコープ表示が行われている
際に、例えば、中央部の波形検索ボタン”H”をクリッ
クすると、波形検索処理部14では、データベース11
を検索して表示されている波形データに類似する波形デ
ータを類似波形データとして検索する。
【0036】波形検索処理部14では、表示された波形
データ(以下表示波形データと呼ぶ)からその特徴量を
抽出する。特徴量を抽出するに当たっては、例えば、M
A波形が用いられる。MA波形として、図5に示すよう
に、探触子を走査方向に走査させた際に得られるAスコ
ープ表示を重ね合わせた波形である。具体的には、走査
位置P1で図5(a)に示すAスコープ表示が得られ、
走査位置P2で図5(b)に示すAスコープ表示が得ら
れたとし、以下同様に、走査位置P3、P4、及びP5
でそれぞれ図5(c)、(d)、及び(e)に示すAス
コープ表示が得られたとすると、これらAスコープ表示
を路程に沿って重ね合わせて図5(f)に示す波形表示
を得る。この図5(f)に示す波形がMA波形である。
【0037】図6を参照して、波形検索処理部14で
は、上述のMA波形においてそのピーク(エコーピー
ク)に対応する路程位置を中心として、路程上にN個
(Nは2以上の整数)の領域を決める(図6に×印で示
す)。そして、波形検索処理部14は、各領域におい
て、その領域における最大値(最大エコー高さ)を各要
素とするN次元ベクトルを求め、このN次元ベクトルを
特徴量ベクトルとする。なお根最大エコー高さとして減
衰を考慮して補正した後の値が用いられることもある。
さらに、エコーピークの値を、例えば、1.0に正規化
した後の値が用いられることもある。
【0038】その後、波形検索処理部14では、データ
ベース11に登録された波形データについて、前述のよ
うにして、特徴量ベクトルを求める。いま、表示波形デ
ータの特徴量ベクトルをベクトルa、登録波形データの
特徴量ベクトルをベクトルbで表すと、波形検索処理部
14は、ベクトルa及びbの不一致度を求めて、この不
一致度が予め設定された閾値以下であるか否かを調べ
る。例えば、波形検索処理部14では、(ベクトルa−
ベクトルb)の絶対値(つまり、大きさ(長さ))を求
めて、絶対値(大きさ)dを得る。そして、波形検索処
理部14は、この絶対値dが予め設定された閾値以下で
あるか否かを調べる。波形検索処理部14は、絶対値d
が閾値以下である登録波形データを類似波形データし
て、そのファイル名を検索結果リスト欄”E”に表示す
る。その後、前述のようにして、検索結果リスト欄”
E”から一つのファイル名を選択ファイル名として指定
して、右側部の検索波形表示ボタン”F”をクリックす
ると、波形表示処理部13では、選択ファイル名に基づ
いてデータベース11を検索して選択ファイル名に該当
する波形データを得る。そして、波形表示処理部13で
は、検索して得られた波形データに応じて右側部”M”
において、Bスコープ表示欄”J”にBスコープ表示を
行うとともに、Aスコープ表示欄”K”にAスコープ表
示を行い、さらに、採取条件表示欄”L”に波形データ
に対応する採取条件を表示する。
【0039】このようにして、表示波形データに類似す
る類似波形データを同時にディスプレイ上に表示して比
較することができる。
【0040】ところで、被検査対象物を実際に検査して
得られた波形データ(以下検査波形データと呼ぶ)を解
析する際には、データベース11に登録された類似の波
形データ(類似波形データ)と比較すれば、類似波形デ
ータから被検査対象物の損傷等エコー発生要因を容易に
見いだすことができる。
【0041】この際には、一旦、検査波形データをその
採取条件(以下検査採取条件と呼ぶ)とともに波形デー
タ解析装置に入力する。これによって、波形登録処理部
12は、検査採取条件及び検査波形データを受けると、
これら検査採取条件及び検査波形データを登録処理して
登録検査情報としてデータベース11に登録することに
なる。この際、波形登録処理部12は登録ファイル名を
ディスプレイ上に表示する。
【0042】その後、前述したようにして、データ検索
画面を表示させて、波形ファイル表示ボタン”F”をク
リックして、検査波形データに係る登録ファイル名を入
力すれば、検査波形データがBスコープ表示されるとと
もにAスコープ表示され、さらに、検査採取条件も表示
される。そして、波形検索ボタン”H”をクリックする
と、前述のようにして類似波形データが検索されて、デ
ィスプレイ上にBスコープ表示及びAスコープ表示とし
て表示されることになる(採取条件も表示される)。な
お、上述の説明では、検査波形データを解析する際に
は、一旦データベース11に登録した後、解析を行う例
について説明したが、前述した「G波形ファイル表示」
を行った後、「H波形検索」を行えば、同様にして、波
形データ解析を行うことができる。
【0043】このようにして、検査波形データと類似波
形データとを同時にディスプレイ上に表示させて、比較
すれば、容易に被検査対象物のエコー発生要因を特定す
ることができることになる。
【0044】次に、図7を参照して、本発明による解析
システムの一例について説明する。なお、図7において
図1と同一の構成要素については同一の参照番号を付し
説明を省略する。
【0045】図示のシステムでは、ネットワークとして
インターネット23が用いられており、このインターネ
ット23には端末側インターネットアクセス部24を介
して端末装置(例えば、パソコン)25−1〜25−M
(Mは2以上の整数)が接続される。一方、インターネ
ットにはサーバ側インターネットアクセス部26を介し
て検索サーバ27が接続されており、この検索サーバ2
7にはデータベース11が接続される。
【0046】検索サーバ27には、図1で説明した波形
登録処理部12、波形検索処理部14、及び採取条件検
索処理部15が備えられている。ここで、端末装置25
−1に注目して、端末装置25−1には、前述の波形表
示処理部13が備えられ、さらに、端末装置25−1
は、検索キーワード指定処理部31、波形検索指定処理
部32、検索結果表示処理部33、表示波形指定処理部
34、波形登録指定処理部35を有している。なお、端
末装置25−2〜25−Mも端末装置25−1と同様に
構成されている。
【0047】いま、端末装置25−1からデータ検索を
行う際には、データ検索を起動する。これによって、端
末側インターネットアクセス部24からインターネット
23に対してアクセスが行われて、サーバ側インターネ
ットアクセス部26を介して検索サーバ27が端末装置
25−1と接続され、図4に示すデータ検索画面が端末
装置25−1のディスプレイ上に表示される。
【0048】キーワード検索を行う際には、検索キーワ
ード指定処理部31でキーワードが指定され、検索キー
ワードとして検索サーバ27に与えられる。そして。検
索サーバ27では採取条件検索処理部15等によって、
図1で説明したようにしてキーワード検索が行われて、
検索結果リスト41が端末装置25−1に与えられる。
端末装置25−1側では、検索結果表示処理部33が検
索結果リストを図4に示す検索結果リスト欄”E”に表
示する。
【0049】端末装置25−1においても、データ検索
画面中の検索波形表示ボタン”F”、波形ファイル表示
ボタン”G”、波形検索ボタン”H”、又は路程変化再
生ボタン”I”をクリックすることによって、図1に関
連して説明したようにして、検索波形データの表示、波
形ファイル表示、波形検索、又は路程変化再生を行うこ
とができる。
【0050】例えば、検索結果リスト欄”E”から一つ
のファイル名を選択ファイル名として指定して、検索波
形表示ボタン”F”をクリックすると、検索サーバ27
では、波形検索処理部14が、選択ファイル名に基づい
てデータベース11を検索して選択ファイル名に該当す
る波形データ(採取条件を含む)を得る。そして、波形
検索処理部14は、検索して得られた波形データ(採取
条件を含む)を端末装置25−1に送る。端末装置25
−1では、波形表示処理部13が検索波形データに応じ
てBスコープ表示欄”J”にBスコープ表示を行うとと
もに、Aスコープ表示欄”K”にAスコープ表示を行
い、さらに、採取条件表示欄”L”に波形データに対応
する採取条件を表示する。そして、波形データを表示し
た後、路程変化再生ボタン”I”をクリックすると、図
1で説明したようにして、波形表示処理部13では、走
査方向に所定の間隔毎に順次Aスコープ表示を切り替え
て、路程変化に応じてエコー高さが表示される。
【0051】一方、端末装置25−1において、波形フ
ァイル表示ボタン”G”をクリックすると、表示波形指
定処理部34では端末装置25−1のディスプレイ上に
ダイアログ画面を表示する。このダイアログ画面におい
て、ファイル名(波形データ名)を指定すると、表示波
形指定処理部34は指定ファイル名を検索サーバ27に
送る。検索サーバ27側では、波形検索処理部14がフ
ァイル名に基づいて波形データを検索して、この検索波
形データを端末装置25−1に送る。端末装置25−1
において、波形表示処理部13は検索波形データに基づ
いてBスコープ表示欄”J”にBスコープ表示を行うと
ともに、Aスコープ表示欄”K”にAスコープ表示を行
う(採取条件も表示される)。この状態で、前述のよう
に、路程変化再生ボタン”I”をクリックすると、路程
変化再生が行われる。さらに、前述のようにして、波形
データに基づいてBスコープ表示及びAスコープ表示が
行われている際に、例えば、中央部の波形検索ボタン”
H”をクリックすると、波形検索指定処理部34によっ
て表示されている波形データが指定波形データとして指
定される。これによって、波形検索処理部14では、デ
ータベース11を検索して、指定波形データに類似する
波形データを類似波形データとして検索する。
【0052】さらに、検査波形データを解析する際に
は、まず、検査波形データをデータベース11に登録す
る。この際には、波形登録指定処理部35によって検査
波形データが登録指定波形データとして端末装置25−
1から検索サーバ27に送られる。検索サーバ27で
は、波形登録処理部12が、図1で説明したようにし
て、データベースに波形登録を行う。その後、波形ファ
イル表示ボタン”F”をクリックして、検査波形データ
に係る登録ファイル名を入力すると、波形検索指定処理
部32によって、登録された検査波形データが指定さ
れ、波形検索処理部14がデータベースを検索し、端末
装置25−1に検査波形データを送ることになる。そし
て、波形表示処理部13では検査波形データに基づいて
Bスコープ表示を行うとともにAスコープ表示を行う
(検査採取条件も表示される)。波形検索ボタン”H”
をクリックすると、前述のようにして類似波形データが
検索されて、端末装置25−1のディスプレイ上にBス
コープ表示及びAスコープ表示として表示されることに
なる(採取条件も表示される)。なお、上述の説明で
は、検査波形データを解析する際には、一旦データベー
スに登録した後、解析を行う例について説明したが、前
述した「G波形ファイル表示」を行った後、「H波形検
索」を行えば、同様にして、波形データ解析を行うこと
ができる。
【0053】なお、波形登録指定処理部35によって種
々の波形データを採取条件とともにデータベースに登録
することができる。
【0054】このように、複数の端末装置をネットワー
ク(例えば、インターネット)を介して検索サーバに接
続するようにすれば、端末装置側からデータベースを検
索できるばかりでなく、波形データ等の登録も行うこと
ができ、遠隔地においても(データベースから離れた位
置においても)、データベースを有効に活用できること
になる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、デー
タベースに波形データを格納しておき、実際の検査で得
られた波形データとデータベースに格納された波形デー
タを比較して、実際の検査で得られた波形データを解析
するようにしたから、容易にしかも精度よく被検査対象
物の損傷等の不具合を検出できるという効果がある。
【0056】さらに、実際の検査で得られた波形データ
に類似する波形データをデータベースから容易に検索で
きるようにしたから、短時間で精度よく、実際の検査で
得られた波形データを解析できるという効果がある。
【0057】加えて、ネットワークによって端末装置と
検索サーバとを接続するようにすれば、遠隔地において
もデータベースから波形データを検索して、実際の検査
で得られた波形データを解析することができ、容易にし
かも精度よく被検査対象物の損傷等の不具合を検出でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による波形データ解析装置の一例を示
すブロック図である。
【図2】 超音波探傷試験で得られるAスコープ及びB
スコープを説明するための図であり、(a)は超音波探
傷試験による検査を示す図、(b)はBスコープ表示を
示す図、(c)はAスコープ表示を示す図である。
【図3】 データベースに備えられた採取条件ファイル
を示す図である。
【図4】 画面レイアウトを示す図である。
【図5】 MA波形について説明するための図であり、
(a)〜(e)はそれぞれ第1〜第5の走査位置におけ
る路程とエコー高さと関係を示す波形図、(f)は
(a)〜(e)に示す波形を重ね合わせた結果得られた
MA波形を示す図である。
【図6】 MA波形から特徴量ベクトルを算出する例を
示す図である。
【図7】 本発明による波形データ解析システムの一例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 データベース 12 波形登録処理部 13 波形表示処理部 14 波形検索処理部 15 採取条件検索処理部 21 被検査対象物 22 探触子 23 インターネット 24,26 インターネットアクセス部 25−1〜25−M 端末装置(パソコン) 27 検索サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 伊佐夫 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 2G047 BA03 BC07 DA01 DA02 GF33 GG19 GG24 GG28 GH01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査対象物を検査して得られた波形デ
    ータを解析する際に用いられる波形データ解析装置であ
    って、複数の採取条件下で予めエコー発生源が特定され
    た複数の試験片を検査して前記波形データを得て前記採
    取条件と前記波形データとが対応付けられて検査情報と
    して格納されるデータベースと、前記データベースに前
    記波形データ前記採取条件とともに登録する登録手段
    と、前記採取条件が指定採取条件として指定されると該
    指定採取条件に応じて前記データベースを検索して該指
    定採取条件に対応する前記検査情報を特定する検索結果
    を得る採取条件検索手段と、前記検索結果に基づいて前
    記波形データから波形データが特定されると当該特定さ
    れた波形データを画面上に波形表示する表示処理手段と
    を有することを特徴とする波形データ解析装置。
  2. 【請求項2】 前記波形データは超音波探傷試験によっ
    て得られたエコー波形であり、前記表示処理手段は、前
    記超音波探傷試験の際の路程方向及びエコー高さで規定
    されたAスコープを画面上に表示するとともに前記路程
    方向及び前記超音波探傷試験の際の走査方向で規定され
    たBスコープを前記画面上に表示するようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載の波形データ解析装置。
  3. 【請求項3】 前記Bスコープに規定され前記路程方向
    に延びる線分における断面が前記Aスコープとして表示
    されており、前記表示処理手段は、前記線分を前記走査
    方向に移動させる都度、前記Aスコープの路程変化を再
    生するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の波
    形データ解析装置。
  4. 【請求項4】 前記波形データは超音波探傷試験によっ
    て得られたエコー波形であり、前記特定波形データに類
    似する波形データを類似波形データとして前記データベ
    ースから検索する波形データ検索手段が備えられ、前記
    波形データ検索手段は、前記特定波形データについて前
    記超音波探傷試験の際の路程方向の複数の路程位置にお
    けるエコー高さを第1の特徴量ベクトルとし、前記デー
    タベースに格納された登録波形データ毎に前記路程方向
    の複数の路程位置におけるエコー高さを第2の特徴量ベ
    クトルとして、前記第1の特徴ベクトルと前記第2の特
    徴ベクトルとの不一致度が予め規定された閾値以下であ
    る際前記登録波形データを前記類似波形データととする
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の波形デー
    タ解析装置。
  5. 【請求項5】 前記画面は第1〜第3の画面部に三分割
    されており、前記第1の画面部には前記指定採取条件を
    指定する欄が規定されるとともに前記検索結果が表示さ
    れ、前記第2の画面部には前記特定波形データが波形表
    示され、前記第3の画面部には前記類似波形データが波
    形表示されるようにしたことを特徴とする請求項4に記
    載の波形データ解析装置。
  6. 【請求項6】 前記第2及び前記第3の画面部には前記
    特定波形データ及び前記類似波形データに対応する採取
    条件が表示されるようにしたことを特徴とする請求項5
    に記載の波形データ解析装置。
  7. 【請求項7】 被検査対象物を検査して得られた波形デ
    ータを解析する際に用いられる波形データ解析システム
    であって、検索サーバと、該検索サーバにネットワーク
    を介して接続された少なくとも一つの端末装置とを有
    し、端末装置で採取条件が指定採取条件として指定され
    た際、前記検索サーバには、複数の採取条件下で予め不
    具合箇所が特定された複数の試験片を検査して前記波形
    データを得て前記採取条件と前記波形データとが対応付
    けられて検査情報として格納されるデータベースを前記
    指定採取条件に応じて検索して該指定採取条件に対応す
    る前記検査情報を特定する検索結果を得て該検索結果を
    前記端末装置に送る採取条件検索手段と、前記検索結果
    に基づいて前記波形データが特定されると当該特定され
    た波形データを前記データベースから検索して前記端末
    装置に送る波形データ検索手段とが備えられ、前記端末
    装置には前記検索サーバから送られた波形データを画面
    上に波形表示する表示処理手段が備えられていることを
    特徴とする波形データ解析システム。
  8. 【請求項8】 前記波形データは超音波探傷試験によっ
    て得られたエコー波形であり、前記表示処理手段は、前
    記超音波探傷試験の際の路程方向及びエコー高さで規定
    されたAスコープを画面上に表示するとともに前記路程
    方向及び前記超音波探傷試験の際の走査方向で規定され
    たBスコープを前記画面上に表示しており、さらに、前
    記表示処理手段は、前記Bスコープに規定され前記路程
    方向に延びる線分における断面が前記Aスコープとして
    表示されており、前記線分を前記走査方向に移動させる
    都度前記Aスコープの路程変化を再生するようにしたこ
    とを特徴とする請求項7に記載の波形データ解析システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記波形データは超音波探傷試験によっ
    て得られたエコー波形であり、前記波形検索手段は、前
    記端末装置で特定された特定波形データに類似する波形
    データを類似波形データとして前記データベースから検
    索しており、前記特定波形データについて前記超音波探
    傷試験の際の路程方向の複数の路程位置におけるエコー
    高さを第1の特徴量ベクトルとし、前記データベースに
    格納された登録波形データ毎に前記路程方向の複数の路
    程位置におけるエコー高さを第2の特徴量ベクトルとし
    て、前記第1の特徴ベクトルと前記第2の特徴ベクトル
    との不一致度が予め規定された閾値以下である際前記登
    録波形データを前記類似波形データして前記端末装置に
    送るようにしたことを特徴とする請求項7に記載の波形
    データ解析装置。
  10. 【請求項10】 前記端末装置では、その画面が第1〜
    第3の画面部に三分割されており、前記第1の画面部に
    は前記指定採取条件を指定する欄が規定されるとともに
    前記検索結果が表示され、前記第2の画面部には前記特
    定波形データが波形表示され、前記第3の画面部には前
    記類似波形データが波形表示されるようにしたことを特
    徴とする請求項9に記載の波形データ解析装置。
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