JP2003081212A - 分別テーピング装置 - Google Patents

分別テーピング装置

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JP2003081212A
JP2003081212A JP2001273128A JP2001273128A JP2003081212A JP 2003081212 A JP2003081212 A JP 2003081212A JP 2001273128 A JP2001273128 A JP 2001273128A JP 2001273128 A JP2001273128 A JP 2001273128A JP 2003081212 A JP2003081212 A JP 2003081212A
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taping
inspection
sorting
base
suction head
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JP2001273128A
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English (en)
Inventor
Yumiko Oshima
由美子 大島
Naoki Azuma
直樹 東
昌博 ▲高▼木
Masahiro Takagi
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再検査および再テーピング作業を不要とし、
構成が簡単で、高速円滑動作が可能な分別テーピング装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】 供給ステーション22、検査ステーショ
ン23等を有する検査テーブル21でなり、電子部品の
特性を測定検査する検査部と、ベーステープの供給およ
び前記検査部で分別された電子部品を、移載ステーショ
ン25で第1あるいは第2のテーピング搬送ライン2
6,27におけるベーステープのいずれかに挿入し、前
記ベーステープにトップテープを張合わせするテーピン
グ部と、各ベーステープを前記電子部品が移載され挿入
される所定位置へ移動し位置決めする移動位置決め部を
備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の電子部品を
測定検査し分別して包装する分別テーピング装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来におけるテーピング装置は、単列の
テーピング機能を備えた構成が一般的であり、以下、従
来のテーピング装置について図面を用いて説明する。図
7は従来のテーピング装置における模式図、図8は電子
部品のテーピング挿入状態を示す要部斜視図、そして図
9は同電子部品の検査結果例を示す電気的特性曲線(ヒ
ストグラム)図である。
【0003】図7、図8において、1はチップ形状の抵
抗、コンデンサ、インダクタ、フィルタあるいはそれら
の複合体などによる電子部品、2は定間隔で電子部品1
を移載し挿入する部品収容凹所および搬送用のガイド孔
を有する紙や樹脂材でなるベーステープ、そして3はベ
ーステープ2の部品収容凹所に挿入された電子部品1を
保護あるいは保持するために封止するトップテープであ
る。
【0004】4は所定角度で回動自在な検査テーブルで
あり、電子部品1を供給する供給ステーション5、同じ
く電子部品1の電気的特性を測定検査して分別情報を得
る検査ステーション6、不良の電子部品1を排出する不
良排出ステーション7、検査ステーション6における検
査結果により再度検査して電子部品1を排出する再検査
排出ステーション8、そして検査済みの電子部品1をテ
ーピングするために移載する移載ステーション9のそれ
ぞれが、検査テーブル4における外円周部に放射線状に
て配設されている。そして、各ステーションに対応して
吸着ヘッドが設けられている。
【0005】10は電子部品1をベーステープ2へ挿入
し、トップテープ3をベーステープ2へ張合わせ、そし
て、それら前記の各工程の完了したテープを搬送するテ
ーピング搬送ラインである。
【0006】図9は複数個の電子部品1における分別情
報である電気的特性検査結果の例を示すヒストグラムで
あり、横軸は抵抗値、容量値あるいはインダクタンス値
などの電気的特性検査値、そして縦軸はその数量であ
る。
【0007】11は例えば品種Aの規格範囲を、12は
同じく品種Bの規格範囲を、そして13は品種Aの規格
外で品種Bの規格内である再検査範囲を示したものであ
り、14は品種AおよびBの規格値外の不良範囲を示し
ている。
【0008】以上のように構成されたテーピング装置の
動作について説明する。先ず図7に示すように、供給ス
テーション5より検査テーブル4に供給された電子部品
1(図示せず)は、検査ステーション6で所定の電気的
特性を測定検査され、その測定検査値が図9で示される
電気的特性曲線(ヒストグラム)の規格によって移載あ
るいは排出先を選択される。
【0009】すなわち、電子部品1の測定検査値が不良
範囲14の時には電子部品1の排出先は不良排出ステー
ション7であり、同じく測定検査値が再検査範囲13の
時には電子部品1の排出先は再検査排出ステーション8
となる。
【0010】そして、同じく測定検査値が品種Aの規格
範囲11の時には、電子部品1は挿入ステーション9に
て移載され、テーピング搬送ライン10におけるベース
テープ2(図示せず)の部品収容凹所すなわち部品保持
枠内に挿入され、その後電子部品1の保護あるいは保持
のためのトップテープ3が張合わされる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のテーピング装置では、品種Aをテーピングする際に
再検査範囲13の測定検査値である電子部品1は、再検
査排出ステーション8に排出される。
【0012】したがって、品種Bをテーピングするに
は、別個のテーピング装置にてテーピングするか、再
度、供給ステーション5へ電子部品1を投入し、再度測
定検査して再テーピングする作業が必要であるという課
題を有していた。
【0013】本発明は、前記課題を解決しようとするも
のであり、簡単な構成で、高速円滑動作が可能な、再検
査および再テーピング作業を不要とする分別テーピング
装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明のテーピング装置は、以下の構成を有する。
【0015】本発明の請求項1に記載の発明は、電子部
品の供給、検査、不良排出および移載の各ステーション
を含み、当該ステーションにそれぞれ対応して複数の吸
着ヘッドを設けた検査テーブルを有し、前記電子部品を
測定検査して分別情報を得る検査部と、前記検査部にて
分別された電子部品を間欠的に搬送される複数のベース
テープの部品収容凹所に移載して挿入し、前記部品収容
凹所に挿入された電子部品を封止するように前記複数の
ベーステープのそれぞれにトップテープを張り合わせる
テーピング部と、前記検査部の分別情報に基づき前記検
査部の移載ステーションにおける電子部品と前記テーピ
ング部における複数のベーステープとを相対的に移動
し、前記移載ステーションにおける電子部品と、前記複
数のベーステープの部品収容凹所とが対向するように位
置決めする移動位置決め部とを備えた分別テーピング装
置であり、測定検査結果の分別情報を基に同一装置で電
子部品を分別してテーピングすることができ、再検査お
よび再テーピングの作業が不要になるという作用を有す
る。
【0016】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、移動位置決め部は、テーピング
部を揺動あるいは平行移動するように構成したものであ
り、これにより、電子部品を所定のベーステープに対し
て移載し挿入できるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2記載の発明において、移動位置決め部は、ガイドに当
接した偏心カムを含み、前記偏心カムの回動により支点
を中心にテーピング部を揺動させ、当該テーピング部に
おける各ベーステープを分別された電子部品が移載され
挿入される所定位置へ移動し、位置決めするように構成
したものであり、これにより、小型且つ簡単な構成で、
ベーステープの移動と位置決めが高速かつ円滑にできる
という作用を有する。
【0018】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、吸着ヘッドを当該吸着ヘッドの
中心軸を中心に回動自在に構成したものであり、これに
より、電子部品の極性の対応あるいは挿入方向を設定で
きるという作用を有する。
【0019】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、移動位置決め部は、分別された
電子部品を、テーピング部における各ベーステープに対
して移載して挿入するように吸着ヘッドを移動可能に構
成したものであり、これにより、トップテープにて封止
されるテーピング前の電子部品に対する振動や衝撃の影
響を少なくできるという作用を有する。
【0020】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
5記載の発明において、吸着ヘッドは上下および水平方
向に移動自在に構成したものであり、これにより、駆動
機構が簡単で、各種の移載距離に対応できるという作用
を有する。
【0021】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、実施の形
態1を用いて本発明の請求項1,2,3,4に記載の発
明について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に
おけるテーピング装置における模式図である。
【0022】図1において、従来の技術で説明したと同
じく、21は所定角度で回動自在な硬質樹脂や鋼材など
でなる検査テーブルであり、その放射線状の外円周部
に、電子部品の供給ステーション22、検査ステーショ
ン23、不良排出ステーション24およびテーピング部
に対して電子部品を移載する移載ステーション25を配
設している。そして、各々のステーションに対応して複
数の吸着ヘッドが設けられており、検査部を構成してい
る。
【0023】また、従来の技術で説明したものと同じ
く、26は第1のテーピング搬送ライン、27は第2の
テーピング搬送ラインであり、検査部における移載ステ
ーション25と近接あるいは交差する挿入ステーション
28を有し、テーピング部を構成している。
【0024】そして、このテーピング部は、第1のテー
ピング搬送ライン26および第2のテーピング搬送ライ
ン27にて、テーピング搬送の進行方向Bへテープ搬送
し、矢印Aの方向にテーピング部を揺動自在と成す移動
位置決め部を有している。
【0025】次に測定検査およびテーピング動作につい
て説明する。
【0026】まず、検査部を構成する検査テーブル21
における供給ステーション22より供給された電子部品
は吸着ヘッドにて保持され、その電気的特性値は、検査
テーブル21の回動により到達した検査ステーション2
3において測定検査される。
【0027】その電気的特性の検査値が、従来の技術で
も説明したが、図9に示す品種Aの規格範囲11であれ
ば、移載ステーション25まで回動して搬送され、第1
のテーピング搬送ライン26におけるベーステープの部
品収容凹所に移載し挿入され、品種Aの製品としてテー
ピングされる。
【0028】この時、移動位置決め部は、第1のテーピ
ング搬送ライン26が移載ステーション25と近接し交
差して、電子部品をベーステープの所定の部品収容凹所
に受け入れできる位置に対応させる。第1のテーピング
搬送ライン26と第2のテーピング搬送ライン27は、
検査部の測定検査による制御信号すなわち電子部品の分
別情報により揺動し移動(駆動機構は図示せず)する。
【0029】また、電子部品の電気的特性値が再検査範
囲13である時には、電子部品は同じく移載ステーショ
ン25まで回動して搬送され、第2のテーピング搬送ラ
イン27におけるベーステープの部品収容凹所に移載し
挿入され、品種Bの製品としてテーピングされる。
【0030】この時、同じく移動位置決め部は第2のテ
ーピング搬送ライン27が移載ステーション25と近接
し交差して、電子部品をベーステープの所定の部品収容
凹所に受け入れられる位置に対応させる。第1のテーピ
ング搬送ライン26と第2のテーピング搬送ライン27
の移載ステーション25に対する近接、交差はいずれか
一方のラインに前もって交差させておけばよく、前記検
査部の測定検査による制御信号すなわち電子部品の分別
情報により他方のラインに交差するように揺動し移動さ
せればよい。
【0031】そして、電子部品の電気的特性値が不良範
囲14である時には、不良排出ステーション24におい
て電子部品は排出される。
【0032】次に移動位置決め部およびテーピング部の
詳細な構成および動作について図面を用いて説明する。
【0033】図2は本発明の実施の形態1における分別
テーピング装置の要部正面図、図3は同テーピング装置
の要部平面図、図4は同テーピング装置におけるワーク
挿入部分の要部断面図、そして図5は同揺動動作を説明
する模式図である。
【0034】図2〜図4において、土台となる鉄や鋼な
どの金属材でなる本体ベース31に固着した金属材でな
るブラケット32に、テーピング搬送ラインの選択用モ
ータ33が吊り下げ取付けられており、サーボタイプで
ある選択用モータ33の駆動シャフト83の先端に曲線
でなる所定外周形状の偏心カム34が取付けられてい
る。
【0035】ブラケット32の近傍における本体ベース
31には、鋼材で成る軸受39が取付けられており、カ
ラー43により縦方向の移動を規制され、かつベアリン
グ40を介して支点シャフト41を回動自在に保持して
おり、支点シャフト41の両端には金属材でなる揺動ベ
ース42におけるコ字状部が固定されている。
【0036】そして、偏心カム34を内包してガイド3
5が揺動ベース42の下面に固定されており、選択用モ
ータ33の回転により偏心カム34の偏心量分だけ揺動
ベース42が揺動する。
【0037】また、揺動ベース42には、カムフォロア
37を取付けたブラケット38がガイド35の近傍に取
付けられており、カムフォロア37はブラケット32の
先端に取付けられた受けガイド36により移動が規制さ
れ、あるいは案内される。
【0038】揺動ベース42には図3に示すように左側
から搬送供給される第1のベーステープ64(図1にお
ける第1のテーピング搬送ライン26の箇所)と第2の
ベーステープ65(同じく第2のテーピング搬送ライン
27の箇所)を、それらのテープの進行方向へガイドす
るためのガイドレール44が取付けられている。
【0039】さらに、揺動ブロック42には第1のベー
ステープ64を駆動させるための第1のテーピング駆動
モータ62が取付けられており、その駆動シャフト82
の先端には歯車76を固着しており、歯車76を介して
テーピング駆動モータ62の回転駆動を歯車72に伝達
する。
【0040】歯車72は、揺動ベース42の上部のコ字
状部に嵌め込まれた対のベアリング71に両先端を挿入
したシャフト79に固着されており、歯車72により伝
達された回転駆動はシャフト79を介して、同じくシャ
フト79に固着されている第1の駆動ピンプーリ80
と、その第1の駆動ピンプーリ80に密着し固着された
第1の駆動プーリ81に伝達される。
【0041】また、前記とは独立した駆動系となってい
るところのシャフト79には、ベアリング78を介して
軸受77が回転自在に装着されており、その軸受77に
は第2のテーピング駆動モータ63から回転駆動を伝達
される歯車73と第2の駆動プーリ74、そして第2の
駆動ピンプーリ75が密着し固着されている。
【0042】第2の駆動プーリ74と第2の駆動ピンプ
ーリ75、そして第1の駆動プーリ81と第1の駆動ピ
ンプーリ80の回転駆動は、それぞれタイミングベルト
60,68を介して、第2の従動プーリ59と第1の従
動プーリ67に伝達され、第2の従動ピンプーリ58と
第1の従動ピンプーリ66を駆動回転させる。
【0043】さて、図2に示すように、右上方から搬送
供給される第1のトップテープ50と第2のトップテー
プ51が、ガイドローラ48およびガイドローラ49を
経由して、ガイドレール44の上面部に配設したガイド
54およびガイド55により規制され案内される。
【0044】ガイドローラ48,49とガイド54,5
5、そして直動ガイド46と直動ガイド47が揺動ベー
ス42の垂直表面に取付けられており、直動ガイド4
6,47には可動ブロックであり加熱体(ヒータ)を内蔵
した第1のアイロンブロック52、第2のアイロンブロ
ック53が装着されている。
【0045】第1のアイロンブロック52、第2のアイ
ロンブロック53を上下に移動させるための第1の駆動
シリンダー56、第2の駆動シリンダー57が、同じく
揺動ブロック42の垂直表面における第1のアイロンブ
ロック52、第2のアイロンブロック53の下部に取付
けられている。
【0046】そして、61は電子部品を真空吸着によっ
て保持し移載する先端が上下移動自在な吸着ヘッドであ
り、図1および図2における検査テーブル21の外円周
部の下面、すなわち移載ステーション25に位置してい
る。
【0047】以上により、テーピング部および移動位置
決め部を構成している。
【0048】以上のように構成された分別テーピング装
置におけるテーピングおよび搬送の詳細な動作について
図面を参照しながら説明する。
【0049】測定検査の終了した品種Aの規格範囲11
である電子部品を第1のベーステープ64の所定の部品
収容凹所に挿入させる時は、測定検査による制御信号
(分別情報)にて選択用モータ33を回転駆動させ、駆動
シャフト83の先端に取付けられた偏心カム34を回動
させることにより、支点シャフト41を支点として揺動
ベース42を揺動させて、吸着ヘッド61の先端直下に
第1のベーステープ64における部品収容凹所を移動し
て設定する。
【0050】図5(a)に、第1のベーステープ64に
おける部品収容凹所が吸着ヘッド61の先端直下の位置
に揺動し移動した状態を示しており、(ア)が検査テー
ブル21に固定された吸着ヘッド61の上下移動動作に
より電子部品を第1のベーステープ64の部品収容凹所
に挿入する位置である。
【0051】吸着ヘッド61の上下移動動作により電子
部品を第1のベーステープ64の部品収容凹所に移載し
挿入し、その後、吸着ヘッド61を原点位置に復帰させ
る。続いて、第1のテーピング駆動モータ62を駆動し
て、第1の駆動ピンプーリ80を回転させて、第1のベ
ーステープ64を部品収容凹所の1ピッチ分移動搬送さ
せる。
【0052】前記移動搬送の後、停止した第1のベース
テープ64に、第1のアイロンブロック52が第1の駆
動シリンダー56の駆動により下降して、数工程前の部
品収容凹所の位置における第1のトップテープ50を第
1のベーステープ64の上面に張合わせる。
【0053】第1のベーステープ64は、図3に示すよ
うにタイミングベルト68により同期回転する第1の駆
動ピンプーリ80と第1の従動ピンプーリ66により、
進行方向(左から右へ)にたるみなく移動搬送される。
【0054】なお、揺動ベース42の上下すなわち高さ
方向は、ブラケット38に取付けられたカムフォロア3
7、受けガイド36によってブレを発生させることなく
維持されている。
【0055】次に、測定検査が終了した品種Bの規格範
囲12であり再検査範囲13の電子部品を、第2のベー
ステープ65の部品収容凹所に挿入させる時は、前記測
定検査の制御信号(分別情報)にて選択用モータ33を
前記とは逆方向に回転駆動させ、偏心カム34を回動さ
せることにより、支点シャフト41を支点として揺動ベ
ース42を揺動させて、検査テーブル21に固定された
吸着ヘッド61の先端直下に第2のベーステープ65に
おける部品収容凹所を移動して設定する。
【0056】図5(b)に、揺動ベース42が揺動して
第2のベーステープ65の部品収容凹所が、検査テーブ
ル21に固定された吸着ヘッド61の先端直下の位置、
すなわち(ア)の位置に移動した状態を示している。
【0057】吸着ヘッド61の上下動作により電子部品
を第2のベーステープ65の部品収容凹所に移載して挿
入し、その後、吸着ヘッド61を原点位置に復帰させ
る。続いて、第2のテーピング駆動モータ63を駆動し
て、第2の駆動ピンプーリ75を回転させて、第2のベ
ーステープ65を部品収容凹所の1ピッチ分移動搬送さ
せる。
【0058】前記移動搬送の後、停止した第2のベース
テープ65に、第2のアイロンブロック53が第2の駆
動シリンダー57の駆動により下降して、数工程前の部
品収容凹所における第2のトップテープ51を第2のベ
ーステープ65の上面に張合わせる。
【0059】そして、第2のベーステープ65は、図3
に示すようにタイミングベルト60により同期回転する
第2の駆動ピンプーリ75と第2の従動ピンプーリ58
により、進行方向(左から右へ)にたるみなく搬送され
る。
【0060】以上、電子部品をベーステープの所定の部
品収容凹所に移載し挿入するための、第1のベーステー
プ64、あるいは第2のベーステープ65における部品
収容凹所に対する検査テーブル21に固定された吸着ヘ
ッド61の先端直下への移動設定は、各測定検査の制御
信号(分別情報)によるサーボタイプの選択用モータ3
3の回転駆動にて、偏心カム34を回動させて行われ
る。
【0061】したがって、移動設定のために別個の直動
機構が不要で簡単な構成となり、その駆動力が梃子の作
用により小さくて済み、また移動(揺動)動作は高速か
つ円滑であり、すでに各ベーステープに挿入された電子
部品に不要な振動や衝撃を与えることもない。
【0062】また偏心量を最適に分割することで3列以
上の、複数のベーステープに分別しテーピングすること
も可能である。
【0063】なお、本実施の形態においては、検査テー
ブル21の所定の角度位置にそれぞれ吸着ヘッド61を
設置し、その吸着ヘッド61の上下方向への移動により
分別された電子部品を、分別テーピングする場合につい
て説明したが、前記した吸着ヘッド61として、当該吸
着ヘッド61の中心軸線を中心とした回動可能な構成の
ものを利用すると、極性を有する電子部品の分別テーピ
ングにも応用可能であることはいうまでもない。
【0064】(実施の形態2)次に、本発明の請求項
5,6に記載の発明について説明する。
【0065】さて、以上は、吸着ヘッドが検査テーブル
に固定された構成での実施の形態について説明したが、
例えば図6に示すように、揺動せず固定された第1のテ
ーピング搬送ライン26および第2のテーピング搬送ラ
イン27が検査部の移載ステーション25の位置で検査
テーブル21の外円周内にて交差する配設とする。
【0066】そして、吸着ヘッド71は検査テーブル2
1下面の外円周部に上下および検査テーブル21の放射
線上を水平移動自在(矢印方向)に設置された構成とす
る。
【0067】すなわち、第1のベーステープ64および
第2のベーステープ65(第1のテーピング搬送ライン
26および第2のテーピング搬送ライン27)は、移動
搬送自在であるが揺動せずに直進されるものとし、電子
部品の各ベーステープの所定の部品収容凹所への移載お
よび挿入は、検査部の測定検査による制御信号すなわち
分別情報により吸着ヘッド71の上下および水平移動
(駆動機構は図示せず)により行うのである。
【0068】なお、吸着ヘッド71は放射線上を水平移
動自在に構成する以外に、回動自在とし、例えば第1、
第2のテーピング搬送ライン26,27の中心点を中心
として回動して移動する構成としても、前記の電子部品
を所定の部品収容凹所へ移載し挿入して分別テーピング
することができ、この場合、テーピング前の電子部品に
対する振動や衝撃の影響を更に小さく抑えることができ
る。
【0069】以上、前記本発明の実施の形態では電気的
特性の測定検査を行う例を説明したが、形状、材質、マ
ーキングなど機械的あるいは物理的特性、すなわち電子
部品の測定検査の結果、すなわち分別情報(各種定数な
ど)により分別してテーピングする装置としても良い。
【0070】
【発明の効果】以上のように本発明の分別テーピング装
置は、複数のベーステープの搬送ラインをもつテーピン
グ部に対して分別された電子部品を選択的に移載する移
動位置決め部を設けたので、簡単な構成でかつ高速円滑
に、特性検査結果すなわち分別情報に基づき複数列のベ
ーステープに対する分別テーピングを行うことが同一装
置内で可能であり、再検査および再テーピング作業が不
要になるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における分別テーピング
装置の模式図
【図2】本発明の実施の形態1における分別テーピング
装置の要部正面図
【図3】同テーピング装置の要部平面図
【図4】同テーピング装置におけるワーク挿入部分の要
部断面図
【図5】(a),(b)同揺動動作の説明図
【図6】(a)本発明の実施の形態2における分別テー
ピング装置の模式図(b)同装置の部分側面図
【図7】従来のテーピング装置における模式図
【図8】同テーピング挿入状態を示す要部斜視図
【図9】同じく検査結果例を示す電気的特性曲線(ヒス
トグラム)図
【符号の説明】
1 電子部品 2 ベーステープ 3 トップテープ 4 検査テーブル 5 供給ステーション 6 検査ステーション 7 不良排出ステーション 8 再検査排出ステーション 9 挿入ステーション 10 テーピング搬送ライン 11 品種Aの規格範囲 12 品種Bの規格範囲 13 再検査範囲 14 不良範囲 21 検査テーブル 22 供給ステーション 23 検査ステーション 24 不良排出ステーション 25 移載ステーション 26 第1のテーピング搬送ライン 27 第2のテーピング搬送ライン 28 挿入ステーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼木 昌博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品の供給、検査、不良排出および
    移載の各ステーションを含み、当該ステーションにそれ
    ぞれ対応して複数の吸着ヘッドを設けた検査テーブルを
    有し、前記電子部品を測定検査して分別情報を得る検査
    部と、前記検査部にて分別された電子部品を間欠的に搬
    送される複数のベーステープの部品収容凹所に移載して
    挿入し、前記部品収容凹所に挿入された電子部品を封止
    するように前記複数のベーステープのそれぞれにトップ
    テープを張合わせるテーピング部と、前記検査部の分別
    情報に基づき前記検査部の移載ステーションにおける電
    子部品と前記テーピング部における複数のベーステープ
    とを相対的に移動し、前記移載ステーションにおける電
    子部品と、前記複数のベーステープの部品収容凹所とが
    対向するように位置決めする移動位置決め部とを備えた
    分別テーピング装置。
  2. 【請求項2】 移動位置決め部は、テーピング部を揺動
    あるいは平行移動するように構成した請求項1に記載の
    分別テーピング装置。
  3. 【請求項3】 移動位置決め部は、ガイドに当接した偏
    心カムを含み、前記偏心カムの回動により支点を中心に
    テーピング部を揺動させ、当該テーピング部における各
    ベーステープを分別された電子部品が移載され挿入され
    る所定位置へ移動し、位置決めするように構成した請求
    項2に記載の分別テーピング装置。
  4. 【請求項4】 吸着ヘッドを当該吸着ヘッドの中心軸を
    中心に回動自在に構成した請求項1に記載の分別テーピ
    ング装置。
  5. 【請求項5】 移動位置決め部は、分別された電子部品
    を、テーピング部における各ベーステープに対して移載
    して挿入するように吸着ヘッドを移動可能に構成した請
    求項1に記載の分別テーピング装置。
  6. 【請求項6】 吸着ヘッドは上下および水平方向に移動
    自在に構成した請求項5に記載の分別テーピング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7483224B1 (ja) 2023-11-21 2024-05-15 上野精機株式会社 テーピング装置

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