JP2003080048A - 気液混合装置 - Google Patents

気液混合装置

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JP2003080048A
JP2003080048A JP2001321222A JP2001321222A JP2003080048A JP 2003080048 A JP2003080048 A JP 2003080048A JP 2001321222 A JP2001321222 A JP 2001321222A JP 2001321222 A JP2001321222 A JP 2001321222A JP 2003080048 A JP2003080048 A JP 2003080048A
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liquid
pump
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ceramic filter
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Kimihiko Okanoe
公彦 岡上
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】従来、圧縮空気が送り込まれるセラミックフイ
ルタを水中に設置して微細な気泡を発生させていた。こ
のため、気泡の径はセラミックフイルタによって決定
し、かつ、その気泡はセラミックフイルタの周辺のみに
発生し、水全体を白濁するには至らなかった。さらに、
気泡の径が大きいため、直ぐに気泡が液面に浮上し、完
全な気液混合は望めなかった。 【解決手段】この発明によれば、液体の圧送の役目のみ
を行う第1のポンプ6の吐出液体内に、気体流入口8か
ら気体を注入し、この注入された気体を第2のポンプ1
2で攪拌し、液体が白濁するように微細な気泡として均
一に混在させているため、気体を長時間、液体中に混在
させることが出来る効果を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、例えば水等の液体中
に、例えば空気等の気体を、液体が白濁する様な微細な
状態で均一に送り込み、気体と液体中との混在時間を長
くすることにより、魚、牡蛎、海苔、真珠等の養殖場、
海水の赤潮対策、小沼のアオコ対策、バクテリア処理を
するバッキ槽、河川の浄化、水耕栽培、加工部品の洗
浄、洗濯機、配管のフラッシング装置、液体のBOD,
CODの低減装置等に使用される気液混合装置に関する
ものである。 【0002】図11は一般的な気液混合装置を示す。液
体1が貯えられた水槽2の底部に微細な気孔を多数有す
るセラミックフイルタ3を設置し、コンプレッサー4に
よって圧縮空気をセラミックフイルタ3に送り込み、微
細な気泡を液体1中に発生させていた。 【0003】 【発明が解決しょうとする課題】従来の装置は上記の如
く構成されているため、気泡の径はセラミックフイルタ
3の径によって決定し、その径はせいぜい0.3μ程度
であり、かつ、その気泡はセラミックフイルタ3の周辺
から発生するため、液体1全体が白濁するように均一に
気泡を混入させることが出来なかった。さらに、気泡の
径が大きいため、直ぐに気泡が液面に浮上し、完全な気
液混合は望めなかった。 【0004】この発明は上記の如き従来の課題を解消す
るためになされたもので、 【請求項1】の発明は、第1のポンプの吐出液体内に気
体注入装置から気体を注入し、この注入された気体を第
2のポンプで攪拌し、液体が白濁するように微細な気泡
として均一に混在させるようにしたものである。 【0005】即ち、第1のポンプは液体を圧送する役目
のみをさせ、第2のポンプは注入された気体を第1のポ
ンプの吐出液体内に、液体が白濁するように微細な気泡
として均一に混在させ、気体を長時間、液体中に混在さ
せることが出来る。 【0006】 【課題を解決するための手段】 【請求項1】の発明は、第1のポンプの吐出液体内に気
体を注入する気体注入装置と、気体注入装置から注入さ
れた気体を攪拌し、液体が白濁するように微細な気泡と
して均一に混在させる第2のポンプとを備えて実現し
た。 【0007】 【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例を示すフロー図、図2
はこの発明の一実施例を示す正面図、図3は図2の側面
図、図4は図2の電気回路図である。図1,図2,図3
において、入り口バルブ5からの液体は第1のポンプ6
に流入する。呼び水バルブ7からの呼び水は、第1のポ
ンプ6の始動時に第1のポンプ6内に給水される。気体
流入口8から流入するコンプレッサーからの圧縮空気等
の気体は、気体流量調整バルブ9及び逆支弁10を介し
て第1のポンプ6の吐出側に注入される。逆支弁11は
気体が第1のポンプ6側に流入するのを防止するために
設置されている。第2のポンプ12は気体流入口8から
注入された気体を攪拌し、第1のポンプ6の吐出液体内
に液体が白濁するように微細な気泡として均一に混在さ
せる働きをする。吐出流量調整バルブ13は、第2のポ
ンプ12の吐出流量を絞ることにより、より効果的に気
泡を真っ白な状態で均一に混在させる。検流器14は第
2のポンプ12の、吐出液体中の気泡の混在状況を目視
で確認し、真っ白な均一状態で混在するように、気体流
量調整バルブ9と吐出流量調整バルブ13とで調整す
る。出口バルブ15は、気液が混在した液体を吐出する
バルブである。 【0008】次ぎに図4を用いて動作を説明する。呼び
水バルブ7から呼び水を第1のポンプ6内に注水し、第
1のポンプ6の稼動準備をする。続いてPB−ONスイ
ッチを投入し、継電器MC1,MC2を駆動して、その
メイク接点MC1,MC2を閉じ、モーターM1,M2
を駆動して第1,第2のポンプ6,12を駆動する。続
いて、コンプレッサーからの圧縮空気等の気体を、気体
流入口8から気体流量調整バルブ9及び逆支弁10を介
して第1のポンプ6の吐出側に注入し、検流器14で液
体と気体との混在状況を目視で確認しながら、気体流量
調整バルブ9と吐出流量調整バルブ13とにより、気体
が液体中に真っ白な均一状態で混在するように調整す
る。なお、液体と気体との混在比率は、体積比で5対1
が一番望ましく、体積比で10〜3対1であれば真っ白
な均一状態に混在させることができた。 【0009】図5は、養殖魚の生簀への応用例を示す。
図2に示す気液混合装置16を筏に乗せ、養殖槽17の
周辺に設置する。太陽電池18は、気液混合装置16の
屋根を形成すると共に、第1,第2のポンプ6,12、
並びに、コンプレッサーの電源として使用される。パイ
プ19は、養殖槽17の周囲に例えば、水中に垂直方向
に設置され、その中間部並びに最下部に開口部を有し、
気液混合装置16からの混合液が養殖槽17の水中に供
給される。このように構成することにより、養殖槽17
の水中に空気を大量に供給することが出来、養殖を効果
的にすることが出来ると伴に、赤潮、アオコの発生も防
止することが出来る。また、好気性バクテリアを増殖
し、ヘドロ等の除去も行うことが出来る。 【0010】図6は、養殖魚の生簀への他の応用例を示
す。即ち、図5の応用例ではパイプ19を水中に垂直方
向に設置したが、図6の応用例ではを養殖槽17の水中
に水平方向に設置したものである。なお、上記応用例で
は、電源の供給を太陽電池18としてが、通常の電力を
電源としてもよく、また、昼は太陽電池18を使用し、
夜間は通常の電力を使用してもよく、さらに、バッテリ
を準備して、夜間電力を蓄電し、昼の太陽電池18の発
電量を補足しても良い。 【0011】なおまた、図5,図6の応用例は、廃液を
バクテリアで処理するバッキ槽にも応用して、バクテリ
アの繁殖を助長することが出来る。 【0012】図7は、河川の浄化への応用例で、河川2
0の流量の一部を側溝21に導き、側溝21に図5,図
6の応用例の如くパイプ19を設置して、側溝21の水
に中気体を混在させ、パイプ19の下流に設置されたバ
クテリア繁殖用材22のバクテリアの繁殖を助長する。 【0013】図8は、河川の浄化への他の応用例で、図
7の応用例では、パイプ19の設置場所をバクテリア繁
殖用材22の上流側にしたものを、パイプ19の設置場
所をバクテリア繁殖用材22の下部にしたものである。 【0014】図9は、水耕栽培への応用例で、供給水、
もしくは栄養分が溶解した供給水中を、パイプ19を介
して供給するようにし、供給水中に空気、もしくは酸素
等の気体を混在させ、水耕栽培の効率を増大させる。な
お、その使用水はフイルタ23で濾過後、循環使用して
もよい。 【0015】図10は、洗浄機への応用例で、ノズル2
4から洗浄液を被洗浄体25に噴射してスプレー洗浄す
る洗浄液中に、気液混合装置16によって気体を混在さ
せ洗浄効率を向上させる。なお、図10の応用例では、
空中においてノズル24から洗浄液を被洗浄体25に噴
射する場合を示したが、タンク26の洗浄液中におい
て、ノズル24から洗浄液を被洗浄体25に噴射するよ
うにしてもよい。また、被服の洗濯機であっても同様に
対応できる。 【0016】さらに、スケールが付着した配管内に、気
液混合装置16からの混合液を圧送し、混入した気体の
キャビテーションによって配管のフラッシングを行うこ
とも出来る。さらにまた、混合させる気体を酸素もしく
はオゾンとすることにより、液体のBOD,CODを低
減させることも出来る。 【発明の効果】以上のように、 【請求項1】の発明によれば、液体の圧送の役目のみを
行う第1のポンプの吐出液体内に、気体注入口から気体
を注入し、この注入された気体を第2のポンプで攪拌
し、液体が白濁するよすに微細な気泡として均一に混在
させているため、気体を長時間、液体中に混在させるこ
とが出来る効果を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1はこの発明のかかる気液混合装置の一実施
例を示すフロー図である。 【図2】図2はこの発明のかかる気液混合装置の一実施
例を示す正面図である。 【図3】図3は図2の側面図である。 【図4】図4は図2の電気回路図である。 【図5】図5はこの発明の養殖魚の生簀への応用例であ
る。 【図6】図6はこの発明の養殖魚の生簀への他の応用例
である。 【図7】図7はこの発明の河川の浄化への応用例であ
る。 【図8】図8はこの発明の河川の浄化への他の応用例で
ある。 【図9】図9は水耕栽培への応用例である。 【図10】図10は洗浄機への応用例である。 【図11】図11は一般的な気液混合装置を示すブロッ
ク線図である。 【符号の説明】 6:第1のポンプ 8:気体流入口 9:気体流量調整バルブ 12:第2のポンプ 13:吐出流量調整バルブ 14:検流器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 第1のポンプの吐出液体内に気体を注入
    する気体注入装置と、 この気体注入装置から注入された気体を、前記第1のポ
    ンプの吐出液体内に攪拌し、液体が白濁するように微細
    な気泡として均一に混在させる第2のポンプとを備えた
    ことを特徴とする気液混合装置。
JP2001321222A 2001-09-12 2001-09-12 気液混合装置 Pending JP2003080048A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006191801A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Tsurumi Mfg Co Ltd 養魚槽内におけるエアレーションシステム
JP2006191803A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Tsurumi Mfg Co Ltd 養魚槽内におけるエアレーションシステム
JP2009045619A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Jong Hoo Park 集約型微細気泡発生装置

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