JP2003079888A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003079888A
JP2003079888A JP2001278406A JP2001278406A JP2003079888A JP 2003079888 A JP2003079888 A JP 2003079888A JP 2001278406 A JP2001278406 A JP 2001278406A JP 2001278406 A JP2001278406 A JP 2001278406A JP 2003079888 A JP2003079888 A JP 2003079888A
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Application number
JP2001278406A
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English (en)
Inventor
Sukemitsu Oomaki
祐光 大巻
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の有効ラインによる図柄変動の演出効果
を高めて遊技に対する興趣を増大できる遊技機を提供す
る。 【解決手段】 複数の有効ラインを有するように配置さ
れた複数の表示部27a〜27c,28,29a〜29
cに夫々図柄を変動表示可能な図柄表示手段と、変動後
の停止図柄が有効ライン上で予め定められた特定態様と
なることを条件に遊技者に有利な利益状態を発生させる
利益状態発生手段とを備え、複数の有効ラインのうちの
2以上で重複してリーチ状態が発生可能であり、それら
有効ラインは、リーチ状態の発生後に停止する共通の特
定表示部28を有し、所定条件の成立に基づいてその特
定表示部28の表示領域の大きさを変化させるように構
成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、回胴式遊技機等の遊技機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の遊技機では、例えば縦横
複数列に配列した複数個の表示部に夫々図柄を変動表示
可能な液晶式等の図柄表示手段を備え、例えば所定の入
賞口への遊技球の入賞を条件に図柄の変動を開始させる
と共に、その変動後の停止図柄が、横、斜め等の複数の
有効ライン上の何れかにおいて予め定められた特定態様
となった場合に、遊技者に有利な利益状態を発生させる
ようにしたものがある。
【0003】この種の遊技機では、複数の有効ラインの
うちの2以上で重複してリーチ状態が発生可能とし、そ
れら2以上の有効ラインが、他の表示部よりも遅れてリ
ーチ状態の発生後に停止する共通の特定表示部を有する
ように構成したものが知られている。このように、複数
の有効ラインのうちの2以上で重複してリーチ状態を発
生させる図柄演出を行うことにより、遊技者はより大き
な期待感を持って面白くゲームを行うことができるとい
う利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の遊技機では、上
述のような構成とすることで遊技者の期待感を一時的に
高めることができるものの、図柄の表示形態が一定であ
るために変化に乏しく、遊技者の期待感の高揚を長く維
持できず遊技に対する興趣を十分に喚起できない問題が
あった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、複数の有効ラインによる図柄変動の演出効果を高め
て遊技に対する興趣を増大できる遊技機を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の有効ラ
インL1〜L3を有するように配置された複数の表示部
27a〜27c,28,29a〜29cに夫々図柄を変
動表示可能な図柄表示手段15と、該図柄表示手段15
の変動後の停止図柄が前記有効ラインL1〜L3上で予
め定められた特定態様となることを条件に遊技者に有利
な利益状態を発生させる利益状態発生手段50とを備
え、前記複数の有効ラインL1〜L3のうちの2以上で
重複してリーチ状態が発生可能であり、それら有効ライ
ンL1〜L3は、他の前記表示部27a〜27c,29
a〜29cよりも遅れて前記リーチ状態の発生後に停止
する共通の特定表示部28を有するように構成された遊
技機において、所定条件の成立に基づいて前記特定表示
部28の表示領域の大きさを変化させるように構成した
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づいて詳述する。図1〜図9は本発明をパチンコ機
に採用した第1の実施形態を例示している。図1におい
て、1は遊技機本体で、矩形枠状の外枠2と、外枠2に
開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3に
は、その窓孔に対応して遊技盤4が裏側から着脱自在に
装着され、この遊技盤4の前側に、前枠3に開閉自在に
枢着されたガラス扉5と前面板6とが配置されている。
前面板6には、発射用の遊技球を貯留する上皿7が装着
されている。前枠3の下部には、余剰球を貯留する下皿
8と、発射手段9の発射ハンドル10とが夫々設けられ
ている。
【0008】遊技盤4には、図2に示すように、発射手
段9から発射された遊技球を案内するガイドレール11
が環状に装着されると共に、そのガイドレール11の内
側の遊技領域12に、液晶表示手段13、第1図柄表示
手段14、第2図柄表示手段15、第1図柄始動手段1
6、第2図柄始動手段17、可変入賞手段18、普通入
賞手段19〜21、表示ランプ22等が配置されてい
る。
【0009】液晶表示手段13は、遊技盤4に前面側か
ら装着された表示ケース23と、この表示ケース23の
略中央に配置された液晶表示部24とを備えており、表
示ケース23には、その上部側に第1図柄表示手段14
が、その左右両側等に複数の表示ランプ25が夫々設け
られている。液晶表示部24は、第2図柄表示手段15
を構成すると共に、遊技者に対して通常のデモ画像、そ
の他遊技画像等を表示可能となっている。
【0010】第1図柄表示手段14は1個又は複数個、
例えば1個の第1図柄を変動表示可能であり、第1図柄
始動手段16が遊技球を検出することを条件に、その第
1図柄が乱数制御等により所定時間変動して停止するよ
うになっている。
【0011】第1図柄は、上下方向又は左右方向のスク
ロール等によって変動し、変動後に所定態様(所定種類
の図柄)又は非所定態様で停止する。なお、第1図柄に
は、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図
柄、その他の適宜遊技図柄を使用可能であり、この実施
形態では、0〜9までの数字図柄が用いられている。
【0012】第2図柄始動手段17は、開閉自在な左右
一対の開閉爪17aを備えた可変作動式の電動式チュー
リップ等により構成され、第1図柄表示手段14の変動
後の第1図柄が所定態様となった場合に一対の開閉爪1
7aが所定時間(例えば1.5秒間)開状態に作動する
ようになっている。
【0013】第2図柄表示手段15は、液晶表示部24
の左右両側に上下方向に3個の表示部27a〜27c,
29a〜29cが夫々配列され、それらの間に1個の表
示部28が左右両側の表示部27b,29bと左右に並
ぶように配列されており、各表示部27a〜27c,2
8,29a〜29cに夫々1個の第2図柄を変動表示可
能となっている。
【0014】第2図柄表示手段15には、表示部27
b,28,29bを通る横向きの有効ラインL1と、表
示部27a,28,29cを通る右斜め下向きの有効ラ
インL2と、表示部27c,28,29aを通る右斜め
上向きの有効ラインL3の計3本の有効ラインL1〜L
3が設けられており、変動後の停止図柄が有効ラインL
1〜L3の何れかで予め定められた図柄の組み合わせ、
例えば同一図柄の組み合わせである特定態様となったと
きに大当たりと判定されるようになっている。
【0015】なお、表示部28が、3つの有効ラインL
1〜L3に共通の特定表示部となっている。また、3つ
の有効ラインL1〜L3においては、それらのうちの2
以上で重複してリーチ状態が発生可能となっている。
【0016】特定表示部28は、3つの有効ラインL1
〜L3のうちの2以上で重複してリーチ状態が発生した
場合に所定の確率で、図4に示すようにその表示領域の
大きさが変化、例えば拡大し(以下、単に特定表示部2
8の拡大という)、それに伴ってその特定表示部28に
変動表示される第2図柄も拡大するようになっている。
【0017】第2図柄は、第2図柄始動手段17が遊技
球を検出することを条件に乱数制御により例えば各表示
部27〜29毎にスクロールする等、所定の変動パター
ンで所定時間変動して、特定表示部28が左右両側の表
示部27a〜27c,29a〜29cよりも遅れて停止
するように、例えば左(表示部27a〜27c)、右
(表示部29a〜29c)、中(特定表示部28)等の
所定の順序で停止するようになっている。
【0018】これにより、左右両側の表示部27a〜2
7c,29a〜29cの図柄変動が停止した段階で有効
ラインL1〜L3の何れかにおいてそれら2つの停止図
柄が同一となったときにリーチ状態が発生し、その後、
中央の特定表示部28が更に同一の図柄で停止した場合
に特定態様(大当たり)が成立する。
【0019】第2図柄には、数字図柄、アルファベット
図柄、キャラクター図柄、その他の適宜遊技図柄を使用
可能であり、この実施形態では、0〜9までの数字図柄
が用いられている。更に、第2図柄にはその種類によっ
て1種類又は複数種類の特別図柄と非特別図柄とがあ
り、0〜9までの10種類の数字図柄の内、奇数図柄が
特別図柄、偶数図柄が非特別図柄となっている。
【0020】また、第2図柄表示手段15は、リーチ状
態報知手段26を備えている。このリーチ状態報知手段
26はリーチ状態の発生を報知するもので、有効ライン
L1〜L3の1又は複数においてリーチ状態が発生した
場合に所定の確率で、そのリーチ状態の発生に係る有効
ラインL1〜L3のうちの例えば1つに対して、リーチ
状態の発生を報知する目印画像30を表示するようにな
っている。この目印画像30は、例えば図5に示すよう
に、リーチ状態の発生に係る有効ライン(図5では有効
ラインL3)上の表示部(図5では表示部27c,2
8,29a)を取り囲む任意形状の図形画像となってい
る。
【0021】第2図柄の変動パターンには、図6にその
一部を示すように、大きく分けてリーチなし変動パター
ンA、第1リーチ変動パターンB、第2リーチ変動パタ
ーンC、第3リーチ変動パターンD等の多種類の変動パ
ターンA〜D(以下、大分類の変動パターンという)が
ある。リーチなし変動パターンAは、リーチ状態を経由
しない変動パターンで、第2図柄が特定態様とならない
場合にのみ選択される。
【0022】第1〜第3リーチ変動パターンB〜Dは、
リーチ状態を経由する変動パターンで、第2図柄が特定
態様となる場合、非特定態様となる場合の両方で選択さ
れる。本実施形態では、第1〜第3リーチ変動パターン
B〜Dを背景色の違い(夫々赤、緑、青)により差別化
しているが、例えば異なるキャラクタを登場させたり、
ストーリーを異ならせるなどにより差別化してもよい。
【0023】また、リーチ状態を経由する変動パターン
B〜Dは、大当たり/外れの別、特定表示部28の拡大
の有無、目印画像30の表示の有無等によって、更に細
かく夫々B1〜B8,C1〜C8,D1〜D8の各8種
類に分類されている(以下、小分類の変動パターンとい
う)。
【0024】可変入賞手段18は、下部側の横軸心廻り
に開閉する開閉板18aを備えた可変作動式であって、
第2図柄表示手段15の変動後の第2図柄が3本の有効
ラインL1〜L3の何れかにおいて特定態様となること
に基づいて第1利益状態が発生したときに、開閉板18
aが前側に開放して、その上に落下した遊技球を内部へ
と入賞させるようになっている。
【0025】また可変入賞手段18は、その内部側が複
数、例えば3つの通路に分割され、その一部の通路が特
定領域31となっており、遊技球が特定領域31を通過
することを条件に、第1利益状態を継続させるようにな
っている。更に、可変入賞手段18は、開放から所定時
間(例えば30秒)が経過するか、所定時間内に所定数
(例えば10個)の遊技球が入賞することを条件に開閉
板18aを閉じ、遊技球が特定領域31を通過すること
を条件に、最大所定回数(例えば16回)まで開閉動作
を繰り返すようになっている。
【0026】図7は制御用のブロック図である。図7に
おいて、32は主制御基板であり、この主制御基板32
は、遊技領域12側に装着された液晶表示手段13、そ
の他の複数個の遊技部品を裏側から一括して覆う裏カバ
ーの裏側等、前枠3及び遊技盤4を含む遊技機本体1の
裏側の適当箇所に着脱自在に装着された基板ケースに収
納されている。33は図柄制御基板で、この図柄制御基
板33は、液晶表示手段13の裏側等、前枠3及び遊技
盤4を含む遊技機本体1の裏側の適当箇所に着脱自在に
装着された基板ケースに収納されている。
【0027】主制御基板32は、主に遊技盤4側の遊技
動作に関わる制御を行うためのもので、第1図柄表示手
段14及びこれに関連する処理を行う第1制御系34
と、第2図柄表示手段15及びこれに関連する処理を行
う第2制御系35とが設けられ、それら各制御系34,
35はCPU、ROM、RAM等により構成されてい
る。
【0028】第1制御系34は、第1乱数抽選手段4
1、第1判定手段42、開閉制御手段43、第1制御コ
マンド送信手段44等を備えている。第1乱数抽選手段
41は、変動後の第1図柄が所定態様となる確率が例え
ば1/10のときに0〜9までの10個の乱数値を発生
する等、その確率に応じて所定数の乱数値を発生し、第
1図柄始動手段16が遊技球を検出することを条件に、
その何れかの乱数値を抽出するようになっている。
【0029】第1判定手段42は、第1乱数抽選手段4
1での抽出乱数値に基づいて変動後の第1図柄を所定態
様とするか否か、即ち第2図柄始動手段17を開状態に
するか否かを判定するためのもので、第1乱数抽選手段
41で抽出された抽出乱数値が所定態様判定値か否かを
判定し、その抽選乱数値が所定態様判定値のときに所定
態様の判定出力を出すようになっている。
【0030】開閉制御手段43は、第1判定手段42の
判定結果が所定態様判定のときに、第1図柄表示手段1
4の変動後の第1図柄が所定態様となることに基づいて
第2図柄始動手段17の開閉爪17aを所定時間(例え
ば1.5秒間)開放させるようになっている。第1制御
コマンド送信手段44は、第1図柄始動手段16が遊技
球を検出したときに、第1判定手段42の判定結果に基
づいて第1図柄の停止図柄コマンド等を一方向通信によ
り図柄制御基板33側へと送信して、第1図柄の変動及
び停止を指令するようになっている。
【0031】第2制御系35は、第2乱数抽選手段4
5、第2判定手段46、大分類変動パターン選択手段4
7、特定態様選択手段48、非特定態様選択手段49、
第1利益状態発生手段50、第2利益状態発生手段5
1、第2利益状態終了手段52、第2制御コマンド送信
手段53等を備えている。
【0032】第2乱数抽選手段45は、変動後の第2図
柄が有効ラインL1〜L3の何れかにおいて特定態様と
なる確率が例えば1/360のときに0〜359までの
360個の乱数値を発生する等、その確率に応じて所定
数の乱数値を発生し、第2図柄始動手段17が遊技球を
検出することを条件に、その何れかの乱数値を抽出する
ようになっている。
【0033】第2判定手段46は、第2乱数抽選手段4
5での抽出乱数値に基づいて変動後の第2図柄が有効ラ
インL1〜L3の何れかにおいて特定態様となるか否
か、即ち第1利益状態を発生させるか否かを判定するた
めのもので、第2乱数抽選手段45で抽出された抽出乱
数値が特定態様判定値か否かを判定し、その抽出乱数値
が特定態様判定値のときに特定態様(第1利益状態発
生)の判定出力を出すようになっている。
【0034】第1利益状態発生手段50は、第2判定手
段46の判定結果が特定態様判定のときに、第2図柄表
示手段15の変動後の第2図柄が有効ラインL1〜L3
の何れかにおいて「7・7・7」等の特定態様となるこ
とに基づいて、遊技者に有利となる第1利益状態を発生
させるためのものである。
【0035】この第1利益状態発生手段50は、第2図
柄表示手段15の変動後の第2図柄が有効ラインL1〜
L3の何れかにおいて特定態様となった後に可変入賞手
段18の開閉板18aを開放し、また開閉板18aの開
放から所定時間(例えば30秒)が経過するか、所定時
間の経過までに可変入賞手段18に所定数の遊技球が入
賞したときに開閉板18aを閉じ、更に入賞した遊技球
が特定領域31を通過することを条件に、最大所定回数
(例えば16回)まで開閉動作(第1利益状態)を継続
させるようになっている。
【0036】特定態様選択手段48は、第2判定手段4
6の判定結果が特定態様判定のときに、複数種類の特定
態様の中から1つを乱数抽選により選択して、変動後の
第2図柄が有効ラインL1〜L3の何れかにおいて特定
態様となる図柄の種類を設定するためのものである。非
特定態様選択手段49は、第2判定手段46の判定結果
が特定態様判定以外のときに、複数種類の非特定態様の
中から1つを乱数抽選により選択して、変動後の第2図
柄が非特定態様となる図柄の種類を設定するためのもの
である。
【0037】大分類変動パターン選択手段47は、第2
図柄始動手段17の遊技球の検出に基づいて、複数の大
分類の変動パターンA〜D等の中から1つを第2判定手
段46の判定結果に応じて乱数抽選により択一的に選択
するためのもので、第2判定手段46の判定結果が特定
態様判定のときに、変動後の第2図柄が特定態様となる
可能性のある複数種類のリーチ変動パターンB〜Dの何
れかを、非特定態様判定のときに、変動パターンA〜D
の何れかを夫々乱数抽選等により選択するようになって
いる。
【0038】大分類の変動パターンA〜Dの各選択率
は、例えば図6に示すように、第2判定手段46の判定
結果が非特定態様(外れ)判定のときに夫々87,7,
3,3(%)、特定態様(大当たり)判定のときに夫々
0,18,34,48(%)に設定されている。
【0039】第2利益状態発生手段51は、第1利益状
態の終了後(又は発生後)に、遊技者に有利となる第2
利益状態を発生させるためのもので、確率変化手段54
により構成されている。確率変化手段54は、第2判定
手段46が特定態様と判定して、変動後の第2図柄が有
効ラインL1〜L3の何れかにおいて特別図柄(例えば
奇数の数字図柄)による特定態様となることを条件に、
第1利益状態の終了後に、第2図柄が特定態様となる確
率を通常確率状態(例えば1/360の低確率)から高
確率状態(例えば1/50程度)へと変化させるための
ものである。なお、確率変化手段54は、高確率状態の
ときに第2判定手段46の特定態様判定値の数を増やし
て、その特定態様の発生確率を高くするようになってい
る。
【0040】第2利益状態終了手段52は、第2利益状
態発生手段51によって発生した第2利益状態を終了さ
せるためのもので、確率復帰手段55により構成されて
おり、特別図柄以外の図柄で特定態様となって次の第1
利益状態が発生するか、それまでに第2図柄が予め定め
られた所定回数変動した場合に、特定態様の発生確率を
高確率から通常確率(低確率)へと復帰させて第2利益
状態を終了させるようになっている。なお、第2利益状
態終了手段52は、第2判定手段46の特定態様判定値
の数を通常確率の数まで減少させるようになっている。
【0041】第2制御コマンド送信手段53は、所定の
制御コマンドを一方向通信により図柄制御基板33側へ
と送信して制御指令を与えるためのもので、第2図柄始
動手段17が遊技球を検出したときに、第2判定手段4
6の判定結果、大分類変動パターン選択手段47で選択
された大分類の変動パターンA〜D、特定態様選択手段
48又は非特定態様選択手段49で選択された停止図柄
等に基づいて、第2図柄の変動パターンコマンド、停止
図柄コマンド、停止コマンド等を送信して、第2図柄の
変動、停止等を指令するようになっている。
【0042】図柄制御基板33は、第1図柄表示手段1
4及び第2図柄表示手段15の表示制御を行うもので、
第1図柄制御手段61、第2図柄制御手段62等を備え
ている。
【0043】第1図柄制御手段61は、第1図柄表示手
段14の表示制御を行うもので、第1図柄始動手段16
が遊技球を検出することを条件に、第1制御コマンド送
信手段44からのコマンドに基づいて第1図柄表示手段
14の第1図柄を所定時間変動させて、第1判定手段4
2の判定結果が所定態様判定のときに「7」等の所定態
様で、それ以外のときに非所定態様で第1図柄を停止さ
せるようになっている。
【0044】第2図柄制御手段62は、第2図柄表示手
段15の表示制御を行うもので、第2図柄始動手段17
が遊技球を検出することを条件に、第2制御コマンド送
信手段53からのコマンドに基づいて第2図柄表示手段
15の第2図柄を所定の変動パターンA,B1〜B8等
で所定時間変動させて、第2判定手段46の判定結果が
特定態様判定のときに特定態様で、それ以外のときに非
特定態様で第2図柄を停止させるようになっており、小
分類変動パターン選択手段63、変動パターン記憶手段
64、変動表示制御手段65等を備えている。
【0045】変動パターン記憶手段64には、小分類の
変動パターンA,B1〜B8,C1〜C8,D1〜D8
に夫々対応する複数の変動パターンデータが予め記憶さ
れている。
【0046】小分類変動パターン選択手段63は、主制
御基板32側の大分類変動パターン選択手段47でリー
チ変動パターンB〜Dが選択された場合に、その変動パ
ターンB〜Dに対応する小分類の変動パターンB1〜B
8,C1〜C8,D1〜D8の何れかを主制御基板32
側の第2判定手段46の判定結果に応じて選択するため
のもので、特定表示部拡大抽選手段66と、リーチ状態
報知抽選手段67とを備えている。
【0047】特定表示部拡大抽選手段66、リーチ状態
報知抽選手段67は、特定表示部28を拡大するか否
か、目印画像30を表示するか否かを第2判定手段46
の判定結果に応じて夫々乱数抽選により選択するもの
で、第2判定手段46の判定結果が特定態様判定の場合
には、特定表示部28を拡大し或いは目印画像30を表
示する確率が、特定表示部28を拡大せず或いは目印画
像30を表示しない確率よりも夫々高くなるように、逆
に第2判定手段46の判定結果が非特定態様判定の場合
には、特定表示部28を拡大せず或いは目印画像30を
表示しない確率が、特定表示部28を拡大し或いは目印
画像30を表示する確率よりも夫々高くなるように、乱
数抽選により選択するようになっている。
【0048】小分類変動パターン選択手段63は、主制
御基板32側の第2判定手段46の判定結果と、特定表
示部拡大抽選手段66及びリーチ状態報知抽選手段67
の抽選結果とに基づいて、主制御基板32側の大分類変
動パターン選択手段47で選択されたリーチ変動パター
ンB〜Dに対応する小分類の変動パターンB1〜B8,
C1〜C8,D1〜D8の中から1つを選択する。
【0049】ここで、小分類変動パターン選択手段63
による各変動パターンの選択率は、例えば図6に示すよ
うに設定されている。即ち、特定態様判定で第1リーチ
変動パターンBのときには、特定表示部28を拡大し且
つ目印画像30を表示する組み合わせ(変動パターンB
1)、特定表示部28を拡大し且つ目印画像30を表示
しない組み合わせ(変動パターンB2)、特定表示部2
8を拡大せず且つ目印画像30を表示する組み合わせ
(変動パターンB3)、特定表示部28を拡大せず且つ
目印画像30を表示しない組み合わせ(変動パターンB
4)の選択率が夫々56,28,11,5(%)となる
ように設定されている。
【0050】同様に、非特定態様判定で第1リーチ変動
パターンBのときには、変動パターンB5〜B8の選択
率が夫々10,20,30,40(%)となるように、
特定態様判定で第2リーチ変動パターンCのときには、
変動パターンC1〜B4の選択率が夫々60,20,1
5,5(%)となるように、非特定態様判定で第2リー
チ変動パターンCのときには、変動パターンC5〜C8
の選択率が夫々0,30,30,40(%)となるよう
に、特定態様判定で第3リーチ変動パターンDのときに
は、変動パターンD1〜D4の選択率が夫々63,2
1,10,6(%)となるように、非特定態様判定で第
3リーチ変動パターンDのときには、変動パターンD5
〜D8の選択率が夫々0,25,35,40(%)とな
るように設定されている。
【0051】以上のような選択率の設定により、各リー
チ変動パターンB〜Dにおいては、特定態様判定の場合
には、特定表示部28の拡大と目印画像30の表示とを
共に行う変動パターンB1,C1,D1が最も高い確率
で出現し、特定表示部28の拡大と目印画像30の表示
とを共に行わない変動パターンB4,C4,D4が最も
低い確率で出現し、逆に非特定態様判定の場合には、特
定表示部28の拡大と目印画像30の表示とを共に行わ
ない変動パターンB8、C8,C8が最も高い確率で出
現し、特定表示部28の拡大と目印画像30の表示とを
共に行う変動パターンB5,C5,D5が最も低い確率
で出現する。
【0052】その結果、リーチ変動パターンB〜D毎の
特定態様成立の信頼度は、特定表示部28の拡大と目印
画像30の表示とが共に行われる場合が最も高く、特定
表示部28の拡大と目印画像30の表示とが共に行われ
ない場合が最も低くなる。このように、特定表示部28
の拡大、目印画像30の表示と特定態様成立の信頼度と
を関連付けることにより、遊技者は特定表示部28が拡
大され、或いは目印画像30が表示されると大当たりへ
の期待感をより高揚させることとなり、演出効果の向上
によって興趣を増大させることが可能となる。
【0053】変動表示制御手段65は、小分類変動パタ
ーン選択手段63で選択された変動パターンと主制御基
板32側の特定態様選択手段48又は非特定態様選択手
段49で選択された停止図柄とに基づいて第2図柄表示
手段15に対する第2図柄の変動表示制御を行うもので
ある。
【0054】即ち、変動表示制御手段65は、小分類変
動パターン選択手段63で選択された変動パターンA,
B1〜B8等に従って、特定表示部28を拡大する変動
パターンB1,B2,B5,B6等の場合には所定の確
率で有効ラインL1〜L3のうちの2以上で重複してリ
ーチ状態を発生させ、特定表示部28を拡大しない変動
パターンB3,B4,B7,B8等の場合には有効ライ
ンL1〜L3のうちの1つのみでリーチ状態を発生させ
るように第2図柄を変動させ、更に特定態様選択手段4
8又は非特定態様選択手段49で選択された停止図柄で
停止させるべく、第2図柄表示手段15に第2図柄を変
動表示させると共に、選択された変動パターンB1〜B
8等に応じてリーチ状態報知手段26に目印画像30を
表示させるようになっている。
【0055】次に上記パチンコ機における動作について
説明する。ゲームに際して発射手段9により遊技球を発
射すると、その遊技球はガイドレール11を経て遊技領
域12に入った後、その遊技領域12内を落下する間に
普通入賞手段19〜21等に入賞するか、第1図柄始動
手段16を通過しながら下方へと落下する。遊技球が第
1図柄始動手段16を通過すると、第1乱数抽選手段4
1が発生乱数値を抽出して、第1判定手段42がその抽
出乱数値から所定態様か否かを判定する。
【0056】そして、第1判定手段42の判定結果が所
定態様判定のときには、第1図柄表示手段14の第1図
柄が所定時間変動した後に所定態様で停止し、開閉制御
手段43の制御により、第2図柄始動手段17の開閉爪
17aが所定時間(例えば1.5秒間)開放し、この第
2図柄始動手段17に遊技球が入賞し易くなる。なお、
第1判定手段42の判定結果が所定態様判定以外であれ
ば、変動後の第1図柄が非所定態様で停止する。
【0057】第2図柄始動手段17の開閉爪17aが開
放して遊技球が入賞し、この第2図柄始動手段17が遊
技球を検出すると、第2乱数抽選手段45が発生乱数値
を抽出し、第2判定手段46がその抽選乱数値から特定
態様か否かを判定し、その判定結果に応じて大分類変動
パターン選択手段47が大分類の変動パターンA〜Dの
何れかを所定の選択率(図6)に基づいて乱数抽選によ
り選択すると共に、特定態様選択手段48又は非特定態
様選択手段49が第2図柄の変動後の停止図柄の種類を
選択する。
【0058】そして、第2制御コマンド送信手段53が
第2図柄の変動パターンコマンド、停止図柄コマンド、
停止コマンドを一方向通信により図柄制御基板33側へ
と送信し、第2図柄の変動、停止等を指令する。
【0059】第2図柄制御手段62では第2制御コマン
ド送信手段53からの各コマンドを解析して、主制御基
板32側でリーチ変動パターンB〜Dが選択された場合
には、小分類変動パターン選択手段63が、その変動パ
ターンB〜Dに対応する小分類の変動パターンB1〜B
8,C1〜C8,D1〜D8の何れかを主制御基板32
側の第2判定手段46の判定結果に応じて乱数抽選によ
り選択する。
【0060】そして、変動表示制御手段65が、小分類
変動パターン選択手段63で選択された変動パターンと
主制御基板32側の特定態様選択手段48又は非特定態
様選択手段49で選択された停止図柄とに基づいて、第
2図柄表示手段15に対する第2図柄の変動表示制御と
リーチ状態報知手段26に対する目印画像30の表示制
御とを行う。
【0061】例えば、第2判定手段46の判定結果が特
定態様判定となり、大分類変動パターン選択手段47で
第1リーチ変動パターンBが選択された場合には、小分
類変動パターン選択手段63は、特定態様(大当たり)
に対応する変動パターンB1〜B4の中の1つを、夫々
選択率が56%,28%,11%,5%となるように選
択する。
【0062】ここで、例えば変動パターンB1が選択さ
れた場合には、変動表示制御手段65が、変動パターン
B1に従って、赤色の背景色を用いて第2図柄の変動表
示を開始させ(図8(a))、左右の表示部27a〜2
7c,29a〜29cの変動図柄を順次停止させて有効
ラインL1〜L3のうちの1以上、例えば有効ラインL
1〜L3の全てで重複してリーチ状態を発生させる(図
8(b)〜(c))。
【0063】そして、特定表示部28とそこに変動表示
している第2図柄とを拡大すると共に、最終的に特定態
様とする有効ライン(ここではL3)上の各表示部(こ
こでは27c,28,29a)を取り囲む目印画像30
を表示した後(図8(d))、目印画像30を表示した
有効ラインL3上で特定態様選択手段48で選択された
特定態様となるように、特定表示部28の第2図柄の変
動を停止させる(図8(e),(f))。
【0064】また、小分類変動パターン選択手段63に
より例えば変動パターンB4が選択された場合には、変
動表示制御手段65が、変動パターンB4に従って第2
図柄の変動表示を開始させ(図9(a))、左右の表示
部27a〜27c,29a〜29cの変動図柄を順次停
止させて有効ラインL1〜L3のうちの1つ、例えば有
効ラインL3のみでリーチ状態を発生させる(図9
(b)〜(c))。
【0065】そして、特定表示部28を拡大することな
く、またリーチ状態が発生した有効ラインL3上に目印
画像30を表示することなく、有効ラインL3上におい
て特定態様選択手段48で選択された特定態様が成立す
るように、特定表示部28の第2図柄の変動を停止させ
る(図9(d),(e))。
【0066】一方、第2判定手段46の判定結果が非特
定態様判定となり、大分類変動パターン選択手段47で
第1リーチ変動パターンBが選択された場合には、小分
類変動パターン選択手段63は、非特定態様(外れ)に
対応する変動パターンB5〜B8の中の1つを、夫々選
択率が10%,20%,30%,40%となるように選
択する。
【0067】このようにして変動パターンB5〜B8の
何れかが選択された場合の第1図柄表示手段15での表
示動作は、最終的に非特定態様で停止する以外は夫々変
動パターンB1〜B4の何れかが選択された場合(図8
(a)〜(d)、図9(a)〜(c))と同様となる。
【0068】なお、小分類変動パターン選択手段63に
よる各リーチ変動パターンB〜D毎の各小分類の変動パ
ターン(例えば変動パターンB1〜B4,B5〜B8)
の選択率が上記のように設定されていることにより、リ
ーチ変動パターンB〜D毎の特定態様成立の信頼度は、
特定表示部28の拡大と目印画像30の表示とが共に行
われる場合が最も高く、特定表示部28の拡大と目印画
像30の表示とが共に行われない場合が最も低くなるた
め、遊技者は特定表示部28が拡大され、或いは目印画
像30が表示されると大当たりへの期待感をより高揚さ
せることとなり、演出効果の向上によって興趣を増大さ
せることが可能となる。
【0069】以上のようにして、変動後の第2図柄が有
効ラインL1〜L3の何れかにおいて特定態様となった
場合には、その後に第1利益状態発生手段50が作動し
て第1利益状態が発生し、可変入賞手段18の開閉板1
8aが前側に開放する。可変入賞手段18は、開放から
所定時間(例えば30秒)が経過するか、所定時間内に
所定数(例えば10個)の遊技球が入賞すれば、その時
点で開閉板18aが閉じる。そして、入賞した遊技球が
特定領域31を通過すれば、再度開閉板18aが開放
し、最大所定回数(例えば16回)まで開閉動作を繰り
返す。
【0070】このため、第1利益状態が発生すれば、可
変入賞手段18に多数の遊技球が入賞する可能性があ
り、遊技者はその入賞球数に応じて賞球の払い出しを受
けることができ、多大な利益を享受することができる。
【0071】そして、第1利益状態が終了すると、第1
利益状態の発生に起因する第2図柄が特別態様(例えば
奇数の数字図柄)での特定態様(例えば「7・7・
7」)であった場合には、第2利益状態発生手段51の
確率変化手段54が作動して、特定態様の発生確率を通
常確率から高確率へと変化させる。その後は、第2判定
手段46が高確率状態で特定態様とするか否かを判定す
るため、変動後の第2図柄が特定態様となる可能性が非
常に高くなり、遊技者は有利な状態でゲームを行える。
【0072】第2利益状態発生後、特別図柄以外の図柄
で特定態様となって次の第1利益状態が発生するか、そ
れまでに第2図柄が予め定められた所定回数変動する
と、第2利益状態終了手段52の確率復帰手段55が作
動して、特定態様の発生確率を高確率から通常確率(低
確率)へと復帰させて第2利益状態が終了する。
【0073】以上説明したように、本実施形態では、前
記複数の有効ラインL1〜L3のうちの2以上で重複し
てリーチ状態が発生した場合に、抽選に基づいて特定表
示部28の表示領域及びその特定表示部28に変動表示
される第2図柄を拡大させるように構成しているため、
図柄変動に変化を持たせることができ、複数の有効ライ
ンによる図柄変動の演出効果を高めて遊技に対する興趣
を増大できる。
【0074】また、第1利益状態発生手段50を作動さ
せるか否かを抽選する第2乱数抽選手段45を備えた主
制御基板32と、特定表示部28の表示領域の大きさを
変化させる場合の変動パターンを記憶する変動パターン
記憶手段64を備えた図柄制御基板33とを別々の基板
として構成しているため、制御負荷を分散することがで
きると共に、機種毎の部品の共通化やリサイクル性の向
上、部品交換コストの削減等の種々の効果が期待でき
る。
【0075】リーチ状態の発生を報知するリーチ状態報
知手段26と、このリーチ状態報知手段26を作動させ
るか否かを抽選するリーチ状態報知抽選手段67とを備
えているため、リーチ状態の発生を遊技者に確実に認識
させて大当たりへの期待感をより高揚させることがで
き、遊技に対する興趣を更に増大させることができる。
【0076】図10は本発明の第2の実施形態を例示
し、第2図柄の1回の変動動作において有効ラインの数
を増減するようにした例を示している。図10の例で
は、3つの表示部27,28,29よりなる1本の有効
ラインの下で第2図柄の変動を開始させ(図10
(a))、左右の表示部27,29の図柄が停止してリ
ーチ状態となった後に(図10(b))、その左右の表
示部27,29を上下方向に増加させて有効ラインを3
本に増加させ且つ複数のリーチ状態を発生させている
(図10(c))。このとき、小分類変動パターン選択
手段63で選択された変動パターンに従って、特定表示
部28の拡大、目印画像30の表示を行う。
【0077】そして、特定表示部28が停止して例えば
特定態様が成立した場合には、その特定態様に係る例え
ば表示部27b,28,29bよりなる1本の有効ライ
ンL1のみの表示に戻すようにしている(図10(d)
〜(f))。
【0078】このように、第2図柄の1回の変動動作に
おいて有効ラインの数を増減する演出を行ってもよい。
【0079】なお、有効ラインの数を増加させたままで
第2図柄の変動動作を終了させてもよいし、複数の有効
ラインL1〜L3等の下で変動を開始させた後にその有
効ラインL1〜L3等の数を減少させるようにしてもよ
い。また、第2図柄の1回の変動動作において有効ライ
ンの増減を複数回繰り返すようにしてもよい。
【0080】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、本発明はこれら各実施形態に限定されるものでは
なく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可
能である。例えば、特定表示部28の表示領域の変化
は、拡大でなく縮小するものであってもよいし、例えば
正方形を台形に変化させるなど変形するものであっても
よい。また、それら拡大、縮小、変形等を適宜組み合わ
せて、例えば拡大と縮小とを繰り返すようなものであっ
てもよい。
【0081】特定表示部28に表示される第2図柄は、
必ずしも特定表示部28の変化とリンクして変化させる
必要はない。例えば、特定表示部28を拡大した後遅れ
て第2図柄を拡大するようにしてもよい。
【0082】実施形態では、複数の有効ラインL1〜L
3のうちの2以上でリーチ状態が重複して発生した場合
に特定表示部28の表示領域を変化(拡大)させるよう
にしたが、1つの有効ラインでのみリーチ状態が発生し
た場合にも特定表示部28の表示領域を変化させるよう
にしてもよい。
【0083】特定表示部28の表示領域の変化の有無
は、抽選によって決定する以外に、例えば第2図柄の変
動動作毎に切り換えてもよいし、時間の経過に基づいて
切り換えてもよいし、遊技状態に応じて、例えば第2利
益状態の発生の有無に応じて切り換えてもよい。
【0084】この場合の第2利益状態は、第2図柄が特
定態様となる確率を通常状態よりも高確率とするもの以
外に、例えば第2図柄の変動時間を通常状態よりも短縮
するもの、第2図柄始動手段17の開放時間を通常状態
よりも長くするもの、第1図柄が所定態様となる確率を
通常状態よりも高確率とするもの、第1図柄の変動時間
を通常状態よりも短縮するもの等、種々の利益状態を用
いることができる。また、それら複数種類の利益状態を
同時或いは個別に発生させるようにしてもよい。
【0085】また、例えば図柄変動開始後、或いは液晶
表示部24に特定のキャラクタが登場した場合など、所
定の表示状態に対応して特定表示部28の表示領域を変
化させるようにしてもよい。
【0086】図6に示す小分類の変動パターンC5,D
5のように、選択率が0%の場合には、その変動パター
ンC5,D5は変動パターン記憶手段64に記憶しない
ことが望ましい。
【0087】リーチ状態報知手段26によるリーチ状態
の報知は、複数の有効ラインL1〜L3のうちの2以上
でリーチ状態が発生した場合にのみ例えば所定の確率で
行うようにしてもよい。
【0088】リーチ状態の報知に用いる目印画像30の
他の例としては、リーチ状態に係る有効ラインL1〜L
3上の有効ライン表示線(各有効ラインを表示する表示
線)を他の有効ライン表示線よりも太く表示するもの、
リーチ状態に係る有効ラインL1〜L3上の第2図柄を
個々に例えば四角等の図形で囲むように表示するもの、
リーチ状態に係る有効ラインL1〜L3上の第2図柄の
近傍にキャラクタ等を表示するもの、リーチ状態に係る
有効ラインL1〜L3上の第2図柄を他の第2図柄と異
なる色等で表示するもの、リーチ状態に係る有効ライン
L1〜L3上の有効ライン表示線を他の有効ライン表示
線と異なる形状(矢印等)とするもの、リーチ状態に係
る有効ラインL1〜L3上の第2図柄を立体的(例えば
突出状)に表示するもの等が考えられる。
【0089】また、リーチ状態報知手段は、液晶表示部
24に目印画像30を表示させるもの以外に、例えば表
示ランプ22,25を点灯、点滅等させるもの、音声に
よるもの等であってもよいし、それらを組み合わせて用
いてもよい。
【0090】複数の有効ラインは3本に限られるもので
はなく、2本であってもよいし、4本以上設けてもよ
い。
【0091】大分類変動パターン選択手段47、小分類
変動パターン選択手段63は、共に主制御基板側に設け
てもよい。この場合、変動パターンを大分類と小分類に
分けて2段階で選択する必要はなく、小分類の変動パタ
ーンのみを設けて直接小分類の変動パターンを選択する
ようにすればよい。
【0092】また本発明は、パチンコ機に限らず、図柄
表示手段15を使用する遊技機であれば、アレンジボー
ル機、雀球遊技機等の各種の弾球遊技機の他、回胴式遊
技機等においても同様に実施することが可能である。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、複数の有効ラインL1
〜L3を有するように配置された複数の表示部27a〜
27c,28,29a〜29cに夫々図柄を変動表示可
能な図柄表示手段15と、該図柄表示手段15の変動後
の停止図柄が有効ラインL1〜L3上で予め定められた
特定態様となることを条件に遊技者に有利な利益状態を
発生させる利益状態発生手段50とを備え、複数の有効
ラインL1〜L3のうちの2以上で重複してリーチ状態
が発生可能であり、それら有効ラインL1〜L3は、他
の表示部27a〜27c,29a〜29cよりも遅れて
リーチ状態の発生後に停止する共通の特定表示部28を
有するように構成された遊技機において、所定条件の成
立に基づいて特定表示部28の表示領域の大きさを変化
させるように構成しているため、図柄変動に変化を持た
せることができ、複数の有効ラインによる図柄変動の演
出効果を高めて遊技に対する興趣を増大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の正
面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す遊技盤の正面図
である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す第2図柄表示手
段の説明図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す特定表示部の拡
大の説明図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す目印画像の説明
図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す変動パターンの
説明図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロッ
ク図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す特定表示部が拡
大し且つ目印画像が表示される場合の第2図柄表示手段
の変動例の説明図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示す特定表示部が拡
大せず且つ目印画像が表示されない場合の第2図柄表示
手段の変動例の説明図である。
【図10】本発明の第2の実施形態を示す第2図柄表示
手段の変動例の説明図である。
【符号の説明】
15 第2図柄表示手段 26 リーチ状態報知手段 27a〜27c 表示部 28 特定表示部 29a〜29c 表示部 32 主制御基板 33 図柄制御基板 45 第2乱数抽選手段 50 第1利益状態発生手段 64 変動パターン記憶手段 67 リーチ状態報知抽選手段 L1〜L3 有効ライン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の有効ライン(L1)〜(L3)を
    有するように配置された複数の表示部(27a)〜(2
    7c)(28)(29a)〜(29c)に夫々図柄を変
    動表示可能な図柄表示手段(15)と、該図柄表示手段
    (15)の変動後の停止図柄が前記有効ライン(L1)
    〜(L3)上で予め定められた特定態様となることを条
    件に遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生
    手段(50)とを備え、前記複数の有効ライン(L1)
    〜(L3)のうちの2以上で重複してリーチ状態が発生
    可能であり、それら有効ライン(L1)〜(L3)は、
    他の前記表示部(27a)〜(27c)(29a)〜
    (29c)よりも遅れて前記リーチ状態の発生後に停止
    する共通の特定表示部(28)を有するように構成され
    た遊技機において、所定条件の成立に基づいて前記特定
    表示部(28)の表示領域の大きさを変化させるように
    構成したことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記複数の有効ライン(L1)〜(L
    3)のうちの2以上で重複してリーチ状態が発生した場
    合に前記特定表示部(28)の表示領域の大きさを変化
    させるように構成したことを特徴とする請求項1に記載
    の遊技機。
  3. 【請求項3】 抽選に基づいて前記特定表示部(28)
    の表示領域の大きさを変化させるように構成したことを
    特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記利益状態発生手段(50)を作動さ
    せるか否かを抽選する抽選手段(45)を備えた主制御
    基板(32)と、前記特定表示部(28)の表示領域の
    大きさを変化させる場合の変動パターンを記憶する変動
    パターン記憶手段(64)を備えた図柄制御基板(3
    3)とを別々の基板として構成したことを特徴とする請
    求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記特定表示部(28)の表示領域の大
    きさの変化に基づいてその特定表示部(28)に変動表
    示される図柄の大きさを変化させるように構成したこと
    を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記特定表示部(28)の表示領域の大
    きさを変化させない場合よりも、変化させる場合の方が
    前記特定態様が成立する可能性を高くしたことを特徴と
    する請求項1〜5の何れかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記リーチ状態の発生を報知するリーチ
    状態報知手段(26)と、該リーチ状態報知手段(2
    6)を作動させるか否かを抽選するリーチ状態報知抽選
    手段(67)とを備えたことを特徴とする請求項1〜6
    の何れかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記リーチ状態報知手段(26)を作動
    させない場合よりも、作動させる場合の方が前記特定態
    様が成立する可能性を高くしたことを特徴とする請求項
    7に記載の遊技機。
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