JP2003079382A - サイトカイニン受容体とその用途 - Google Patents

サイトカイニン受容体とその用途

Info

Publication number
JP2003079382A
JP2003079382A JP2002068268A JP2002068268A JP2003079382A JP 2003079382 A JP2003079382 A JP 2003079382A JP 2002068268 A JP2002068268 A JP 2002068268A JP 2002068268 A JP2002068268 A JP 2002068268A JP 2003079382 A JP2003079382 A JP 2003079382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leu
ser
glu
val
ala
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002068268A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4224976B2 (ja
Inventor
Tatsuo Kakimoto
辰男 柿本
Masayuki Higuchi
雅之 樋口
Tsutomu Inoue
努 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP2002068268A priority Critical patent/JP4224976B2/ja
Publication of JP2003079382A publication Critical patent/JP2003079382A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4224976B2 publication Critical patent/JP4224976B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】サイトカイニン受容体に対するアンタゴニスト
活性の分析方法を提供し、さらに当該分析方法を使用す
ることでサイトカイニン受容体に対するアンタゴニスト
活性を有する物質を少量のサンプルでかつ迅速に見出す
方法等を提供する。 【解決手段】特定のサイトカイニン受容体および該受容
体をコードするDNA、サイトカイニン受容体に対する
アンタゴニスト活性の分析方法であって、(1)サイト
カイニン受容体をコードするDNAが導入されてなる形
質転換細胞に、被験物質及びサイトカイニン受容体に対
するアゴニスト活性を有する物質を接触させる第一工
程、及び(2)前記第一工程後に、前記形質転換細胞内
で発現されたサイトカイニン受容体からの細胞内信号伝
達の有無又はその量を測定する第二工程を有することを
特徴とする分析方法、等。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイトカイニン受
容体に対する被験物質のアゴニスト活性及びアンタゴニ
スト活性の分析方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】サイトカイニンは、高等植物の細胞分裂
と分化に関する植物ホルモンであり、高等植物細胞の分
裂の誘起、カルスや髄から茎葉への分化、葉の黄化や落
葉、落果等の防止、頂芽優先の打破等の作用を示すこと
が知られている重要な生理活性物質である〔Cytokinin
s: Chemistry, Activity, and Function, CRC Press (1
994)〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】サイトカイニンアンタ
ゴニスト活性を有する物質は、植物生長調節剤、例え
ば、果樹であるリンゴ、ミカンなどの落果防止剤、植物
の草丈を調節することによるイネ、ムギなどの倒伏防止
剤、収穫後の果実の甘味増強剤などとして利用可能であ
る。このようなサイトカイニンアンタゴニスト活性を有
する物質を見出す方法としては、被験物質を植物個体に
直接散布してその生理的な変化を観察、評価する方法を
用いることができる。しかし、当該方法は、植物個体に
直接散布するに足る量の被験物質を準備することを必要
とし、また前記植物個体の育成や被験物質散布後の植物
個体の生理的変化の観察、評価に多大な時間を要する、
といった問題があった。そこで、少量の被験物質で迅速
にサイトカイニンアンタゴニスト活性を有する物質を見
出すための種々な方法の開発が求められていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる状
況のもと鋭意検討した結果、サイトカイニン受容体とし
て機能するタンパク質を見出し、そして当該サイトカイ
ニン受容体を利用することによってサイトカイニン受容
体に対する被験物質のアンタゴニスト活性の分析が可能
であること、及び、当該分析方法を使用することでサイ
トカイニンアンタゴニスト活性を有する物質を少量のサ
ンプルでかつ迅速に探索することが可能となることを見
出して本発明に至った。
【0005】即ち、本発明は、 1.下記のいずかのサイトカイニン受容体 (d)天然型サイトカイニン受容体が有する複数の膜貫
通領域のうち、その一部の膜貫通領域が欠失しているも
のであって、かつ膜貫通領域を少なくとも1個以上有す
るサイトカイニン受容体 (e)配列番号2で示されるアミノ酸配列のうち、アミ
ノ酸番号196から1176で示されるアミノ酸配列か
らなるサイトカイニン受容体 (f)配列番号2で示されるアミノ酸配列のうち、アミ
ノ酸番号50から1176で示されるアミノ酸配列から
なるサイトカイニン受容体 (g)配列番号4で示されるアミノ酸配列のうち、アミ
ノ酸番号32から1036で示されるアミノ酸配列から
なるサイトカイニン受容体 (h)互いにホモな由来であるサイトカイニン受容体の
細胞外領域、サイトカイニン受容体の膜貫通領域及びサ
イトカイニン受容体のヒスチジンキナーゼ領域と、前記
領域に対してヘテロな由来であるヒスチジンキナーゼの
レシーバー領域とから構成されるキメラ型サイトカイニ
ン受容体 (i)上記(e)、(f)又は(g)のアミノ酸配列に
おいて1もしくは複数のアミノ酸が欠失、置換もしくは
付加されたアミノ酸配列を有するサイトカイニン受容
体; 2.前項1記載のサイトカイニン受容体をコードするD
NA; 3.前項2記載のDNAが導入されてなる形質転換細
胞; 4.サイトカイニン受容体に対するアンタゴニスト活性
の分析方法であって、 (1)サイトカイニン受容体をコードするDNAが導入
されてなる形質転換細胞に、被験物質及びサイトカイニ
ン受容体に対するアゴニスト活性を有する物質を接触さ
せる第一工程、及び (2)前記第一工程後に、前記形質転換細胞内で発現さ
れたサイトカイニン受容体からの細胞内信号伝達の有無
又はその量を測定する第二工程を有することを特徴とす
る分析方法; 5.前記形質転換細胞が、サイトカイニン受容体からの
細胞内信号伝達による、細胞生育を直接的に制御する機
能を有する細胞であって、前記細胞内信号伝達の有無又
はその量を、前記形質転換細胞の生育量を指標として測
定することを特徴とする前項4記載の分析方法; 6.前記形質転換細胞が、細胞固有のヒスチジンキナー
ゼ活性よりも低いヒスチジンキナーゼ活性を有するよう
に改良された宿主細胞にサイトカイニン受容体をコード
するDNAが導入されてなる形質転換細胞であることを
特徴とする前項4記載の分析方法; 7.前記形質転換細胞が、一つ以上のヒスチジンキナー
ゼを欠失させることにより細胞固有のヒスチジンキナー
ゼ活性よりも低いヒスチジンキナーゼ活性を有するよう
に改良された宿主細胞にサイトカイニン受容体をコード
するDNAが導入されてなる形質転換細胞であることを
特徴とする前項4記載の分析方法; 8.前記形質転換細胞が、サイトカイニン受容体を有さ
ない宿主細胞にサイトカイニン受容体をコードするDN
Aが導入されてなる形質転換細胞であることを特徴とす
る前項4記載の分析方法; 9.前記形質転換細胞が酵母であることを特徴とする前
項4記載の分析方法; 10.前記形質転換細胞が出芽酵母であることを特徴と
する前項4記載の分析方法; 11.サイトカイニン受容体をコードするDNAが、下
記のいずれかのサイトカイニン受容体をコードするDN
Aであることを特徴とする前項4記載の分析方法 (a)配列番号6で示されるアミノ酸配列を有するサイ
トカイニン受容体 (b)配列番号2で示されるアミノ酸配列を有するサイ
トカイニン受容体 (c)配列番号4で示されるアミノ酸配列を有するサイ
トカイニン受容体 (d)天然型サイトカイニン受容体が有する複数の膜貫
通領域のうち、その一部の膜貫通領域が欠失しているも
のであって、かつ膜貫通領域を少なくとも1個以上有す
るサイトカイニン受容体 (e)配列番号2で示されるアミノ酸配列のうち、アミ
ノ酸番号196から1176で示されるアミノ酸配列か
らなるサイトカイニン受容体 (f)配列番号2で示されるアミノ酸配列のうち、アミ
ノ酸番号50から1176で示されるアミノ酸配列から
なるサイトカイニン受容体 (g)配列番号4で示されるアミノ酸配列のうち、アミ
ノ酸番号32から1036で示されるアミノ酸配列から
なるサイトカイニン受容体 (h)互いにホモな由来であるサイトカイニン受容体の
細胞外領域、サイトカイニン受容体の膜貫通領域及びサ
イトカイニン受容体のヒスチジンキナーゼ領域と、前記
領域に対してヘテロな由来であるヒスチジンキナーゼの
レシーバー領域とから構成されるキメラ型サイトカイニ
ン受容体 (i)上記(a)、(b)、(c)、(e)、(f)又
は(g)のアミノ酸配列において1もしくは複数のアミ
ノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ酸配列を有
するサイトカイニン受容体; 12.異なる2種以上の被験物質のアンタゴニスト活性
を前項4記載の分析方法により分析し、各被験物質と接
触した形質転換細胞について測定されたサイトカイニン
受容体からの細胞内信号伝達の有無又はその量を比較す
ることにより得られる差異に基づき、前記物質のサイト
カイニン受容体に対するアンタゴニスト活性を評価する
ことを特徴とするサイトカイニン受容体に対するアンタ
ゴニスト活性の検定方法; 13.異なる2種以上の物質のうち、少なくとも一つの
物質がサイトカイニン受容体に対するアンタゴニスト活
性を有さない物質であることを特徴とする前項12記載
の検定方法; 14.前項12記載の検定方法により評価されたサイト
カイニン受容体に対するアンタゴニスト活性に基づきサ
イトカイニン受容体に対するアンタゴニスト活性を有す
る物質を選抜することを特徴とするサイトカイニン受容
体に対するアンタゴニスト活性物質の探索方法;および 15.前項14記載の探索方法により選抜された物質を
有効成分とすることを特徴とする植物生育調節剤;を提
供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、詳細に本発明を説明する。
サイトカイニン受容体は、例えば、カイネチン、ゼアチ
ン等のプリン系サイトカイニン、N−フェニル−N’−
(4−ピリジル)ウレア等のウレア系サイトカイニン等
のサイトカイニンに特異的に結合し、Two-Component re
gulatory system (又はHis to Asp phosphorelay syst
em)と呼ばれる細胞内信号伝達メカニズムによって高等
植物細胞の増殖、分化を制御する機能を有するタンパク
質である。本発明で用いられるサイトカイニン受容体と
は、ヒスチジンキナーゼファミリーに属しており、細胞
外領域、膜貫通領域、ヒスチジンキナーゼ領域(細胞内
でヒスチジンキナーゼ活性を有しかつ活性部位となるHi
s残基を保持する領域)及びレシーバー領域(リン酸基
転移の受容部を有しかつ活性部位となるAsp残基を保持
する領域)から構成されているタンパク質である。
【0007】サイトカイニン受容体の具体的な例として
は、例えば、配列番号2、4又は6で示されるアミノ酸
配列を有するサイトカイニン受容体、配列番号2、4又
は6で示されるアミノ酸配列において1もしくは複数の
アミノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ酸配列
を有するサイトカイニン受容体、配列番号2、4又は6
で示されるアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する
DNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズす
るDNAによりコードされるアミノ酸配列からなるサイ
トカイニン受容体、後述する膜貫通領域一部欠失型サイ
トカイニン受容体、後述するキメラ型サイトカイニン受
容体等を挙げることができる。ここで、「複数のアミノ
酸」とは、より具体的には、2個〜約20個程度のアミ
ノ酸を意味し、例えば、2個〜約10個のアミノ酸、2
個〜5個のアミノ酸を一例としてあげることができる。
また、「1もしくは複数のアミノ酸が欠失、置換もしく
は付加されたアミノ酸配列」としては、例えば、欠失、
置換もしくは付加される前のアミノ酸配列に対して80
%以上、好ましくは90%以上、より好ましくは95%
以上の配列同一性を有するアミノ酸配列を一例としてあ
げることもできる。これらの「アミノ酸が欠失、置換も
しくは付加」や「80%以上の配列同一性」には、もち
ろん、配列番号2、4又は6で示されるアミノ酸配列を
有するタンパク質が細胞内で受けるプロセシング、該タ
ンパク質が由来する生物の種差、個体差、組織間の差異
等により天然に生じる変異等が含まれる。本発明におい
て「配列同一性」とは、2つのDNA又は2つのタンパ
ク質間の配列の同一性及び相同性をいう。前記「配列同
一性」は、比較対象の配列の領域にわたって、最適な状
態にアラインメントされた2つの配列を比較することに
より決定される。ここで、比較対象のDNA又はタンパ
ク質は、2つの配列の最適なアラインメントにおいて、
付加又は欠失(例えばギャップ等)を有していてもよ
い。このような配列同一性に関しては、例えば、Vector
NTIを用いて、ClustalWアルゴリズム(Nucleic Acid Re
s.,22(22):4673-4680(1994)を利用してアラインメント
を作成することにより算出することができる。尚、配列
同一性は、配列解析ソフト、具体的にはVector NTI、GE
NETYX-MACや公共のデータベースで提供される解析ツー
ルを用いて測定される。前記公共データベースは、例え
ば、ホームページアドレスhttp://www.ddbj.nig.ac.jp
において、一般的に利用可能である。前記「ストリンジ
ェントな条件下でハイブリダイズする」に関して、ここ
で使用されるハイブリダイゼーションは、例えば、Samb
rook J., Frisch E. F., Maniatis T.著、モレキュラー
クローニング第2版(Molecular Cloning 2nd editio
n)、コールド スプリング ハーバー ラボラトリー
発行(Cold Spring HarborLaboratory press)等に記載
される通常の方法に準じて行うことができる。また「ス
トリンジェントな条件下」とは、例えば、6×SSC(1.5
M NaCl、0.15Mクエン酸三ナトリウムを含む溶液を10
×SSCとする)溶液中で65℃にてハイブリッドを形成
させた後、1×SSCで室温にて洗浄するような条件等を挙
げることができる。洗浄ステップにおける塩濃度は、例
えば、1×SSCで室温の条件(低ストリンジェンシーな
条件)から0.1×SSCで室温の条件(高ストリンジェ
ンシーな条件)から選択することができる。洗浄ステッ
プにおける温度は、例えば、室温(低ストリンジェンシ
ーな条件)から68℃(高ストリンジェンシーな条件)
から選択することができる。また、塩濃度と温度の両方
を変えることもできる。
【0008】(サイトカイニン受容体をコードするDN
Aが導入されてなる形質転換細胞の作製)サイトカイニ
ン受容体をコードするDNAが導入されてなる形質転換
細胞は、サイトカイニン受容体をコードするDNA、即
ち、前記のサイトカイニン受容体のアミノ酸配列をコー
ドする塩基配列を有するDNA等を、以下のようにして
宿主細胞に導入・発現させることにより得ることができ
る。以下、該形質転換細胞の作製方法についてその一例
を示す。
【0009】(1)cDNAの調製 まず、例えば、J.,Sambrook, E.,F.,Frisch, T.,Maniat
is著、モレキュラークローニング第 2 版(Molecular C
loning 2nd edition)記載の方法に準じて、高等植物等
の植物等から全RNAを調製する。具体的には、例え
ば、イネ、トウモロコシ、ムギ等の単子葉植物、タバ
コ、ダイズ、アラビドプシス等の双子葉植物等である高
等植物からその組織の一部を採取した後、当該組織を液
体窒素中で凍結させた後、乳鉢などにより物理的に磨砕
し、(a)得られた磨砕物に、塩酸グアニジンとフェノー
ルとを含む溶液又はSDSとフェノールとを含む溶液を添
加して全RNAを得る方法、(b)前述の磨砕物にグアニジン
チオシアネートを含む溶液を添加して、さらにCsClを加
え遠心分離することにより全RNAを得る方法等を用いれ
ばよい。当該操作には、例えば、ISOGEN(ニッポンジー
ン社製)、RNeasy TotalRNA Purification Kit(QIAGEN
社製)などの市販のキットを用いることもできる。次い
で、全RNAからmRNAを調製する。例えば、セルロース又
はラテックスに結合されたオリゴdT鎖とmRNAのポリA鎖
とのハイブリダイゼーションを利用した方法等を用いる
ことができる。当該操作には、例えば、mRNA Purificat
ion Kit(アマシャムファルマシア社製)、OligotexTM
−dT30〈Super〉(宝酒造社製)等の市販のキットを用
いることができる。さらに、このようにして調製された
mRNA(ポリA鎖を有するmRNA)を用いてcDNAを作製す
る。例えば、オリゴdT鎖又はランダムプライマーをmRNA
にアニールさせた後に、逆転写酵素を作用させることに
よりcDNAを作製すればよい。またさらに、当該cDNAに、
例えば、RNaseH、DNA PolymeraseIを作用させることに
より、2本鎖cDNAを作製することができる。当該操作に
は、SMARTTM PCR cDNA SynthesisKit(クロンテック社
製)、cDNA Synthesis Kit(宝酒造社製)、cDNA Synth
esis Kit(アマシャムファルマシア社製)、ZAP-cDNA
Synthesis Kit(Stratagene社製)等の市販のキットを用
いることができる。
【0010】(2)クローニング このように調製されたcDNAから、例えば、配列番号
1、3又は5で示される塩基配列の部分塩基配列を有す
るDNAをプライマーとして用いるポリメラーゼチェイ
ン反応(以下、PCRと記す。)や、配列番号1、3又
は5で示される塩基配列の部分塩基配列を有するDNA
をプローブとして用いるハイブリダイゼーション法によ
り、サイトカイニン受容体をコードするDNAを取得す
ることができる。
【0011】PCRを用いる場合には、約20bpから約40
bp程度の塩基配列、例えば、配列番号1、3又は5で示
される塩基配列の5’非翻訳領域及び3’非翻訳領域か
らそれぞれ選択した塩基配列に基いて設計、合成したD
NAをプライマーセットとして用いることができる。当
該プライマーセットとしては、例えば、配列番号9で示
される塩基配列からなるDNAと配列番号10で示される
塩基配列からなるDNAとのセットをプライマーセットを
挙げることができる。用いられるPCR反応液は、cDNA250
ngにキット指定の反応液を添加することにより調製すれ
ばよい。PCR反応条件としては、使用するプライマーセ
ットによって適宜変更することができるが、例えば、94
℃で2分間保温し、次に約8℃で3分間保温した後、94℃
で30秒間、55℃で30秒間、72℃で4分間のサイクルを4
0サイクル程度繰り返す条件や、94℃で5秒間次いで72
℃で4分間の保温を1サイクルとしてこれを5から10サイ
クル行い、さらに、94℃で5秒間保温し、次いで70℃で4
分間保温するサイクルを1サイクルとしてこれを20から4
0サイクル程度繰り返す条件をあげることができる。当
該操作には、例えば、Takara HeraculaseTM(宝酒造社
製)、Advantage cDNA PCR Kit(クロンテック社製)に
含まれるDNAポリメラーゼ、TAKARA Ex Taq(宝酒造
社製)、PLATINUMTM PCR SUPER Mix(ライフテックオリ
エンタル社製)等の市販のキットを用いることができ
る。
【0012】ハイブリダイゼーション法を用いる場合に
は、例えばクローニングとシークエンス:植物バイオテ
クノロジー実験マニュアル(渡辺、杉浦編集、農村文化
社1989年)記載の方法に準じてクローニングを行うこと
ができる。用いられるプローブは、配列番号1、3又は
5で示される塩基配列の部分塩基配列を有するDNA
(約200塩基〜約500塩基程度の鎖長)を合成し、
当該DNAを、例えば、Random Primed DNA Labelling
Kit(ベーリンガー社製)、Random Primer DNA Labelli
ng Kit Ver.2(宝酒造社製)、ECL Direct Nucleic Aci
d Labelling and Ditection System(アマシャムファル
マシア社製)、Megaprime DNA-labelling system(アマ
シャムファルマシア社製)等を用いた公知の方法に準じ
てラジオアイソトープ標識又は蛍光標識することにより
得ることができる。ハイブリダイゼーション条件として
は、例えば、ストリンジェントな条件をあげることがで
き、具体的には、例えば、6×SSC(0.9M NaCl、0.09Mク
エン酸三ナトリウム)、5×デンハルト溶液(0.1%(w/v)
フィコール400、0.1%(w/v) ポリビニルピロリドン、0.
1%BSA)、0.5%(w/v) SDS及び100μg/ml変性サケ精子DNA
存在下に、又は100μg/ml変性サケ精子DNAを含むDIG EA
SY Hyb溶液(ベーリンガーマンハイム社)中で、65℃で
保温し、次いで1×SSC(0.15M NaCl、0.015Mクエン酸
三ナトリウム)及び0.5%SDS存在下に、室温で15分間の
保温を2回行い、さらに0.1×SSC(0.015M NaCl、0.0015
Mクエン酸三ナトリウム)及び0.5%SDS存在下に、68℃で
30分間保温する条件をあげることができる。
【0013】シロイヌナズナのサイトカイニン受容体を
コードするDNAを得るためには、まずシロイヌナズナ
cDNAライブラリーファージ液 (約1000000pfu)を鋳型に
して、TAKARA LA taqTM(宝酒造社製)を用いて、配列
番号11に示されるDNAと配列番号12に示されるDNAとをプ
ライマーセットとしてPCRを行うことによりプローブと
するDNAを増幅し、これを取得すればよい。用いられるP
CR反応液は、DNAライブラリー250ngにキット指定の反応
液を添加することにより調製すればよい。PCR反応条件
としては、例えば、94℃で2分間保温し、次に8℃で3分
間保温した後、94℃で30秒間、55℃で30秒間、68℃で5
分間のサイクルを40サイクル繰り返すことにより増幅を
行う条件をあげることができる。次に、増幅・取得され
たDNAを鋳型にして、Megaprime DNA-labelling system
(アマシャムファルマシア社製)を用いて、当該キット
指定の反応液を用いることにより32Pでラベルされたプ
ローブを作製することができる。このようにして作製さ
れたプローブを用いて通常の方法に従ってコロニーハイ
ブリダイゼーションを行い、6×SSC(0.9M NaCl、0.09M
クエン酸三ナトリウム)、5×デンハルト溶液(0.1%(w/
v) フィコール400、0.1%(w/v) ポリビニルピロリドン、
0.1%BSA)、0.5%(w/v) SDS及び100μg/ml変性サケ精子D
NA存在下に、又は100μg/ml変性サケ精子DNAを含むDIG
EASY Hyb溶液(ベーリンガーマンハイム社)中で、65℃
で保温し、次いで1×SSC(0.15M NaCl、0.015Mクエン
酸三ナトリウム)及び0.5%SDS存在下に、室温で15分間
の保温を2回行い、さらに0.1×SSC(0.015M NaCl、0.00
15Mクエン酸ナトリウム)及び0.5%SDS存在下に、68℃で
30分間保温することにより当該プローブにハイブリダイ
ズするクローンを得ることができる。
【0014】また、サイトカイニン受容体をコードする
DNAは、例えば、配列番号1、3又は5で示される塩
基配列に基づいて、例えば、ホスファイト・トリエステ
ル法(Hunkapiller,M.et al., Nature, 310, 105, 198
4)等の通常の方法に準じて、核酸の化学合成を行うこ
とにより調製することもできる。
【0015】上記のようにして得られたサイトカイニン
受容体をコードするDNAは、「Molecular Cloning:A
Laboratory Manual 2nd edition」(1989), Cold Spring
Harbor Laboratory Press、「Current Protocols In M
olecular Biology」(1987),John Wiley & Sons,Inc.ISB
N0-471-50338-X等に記載される通常の方法に準じてベク
ターにクローニングすればよい。用いられるベクターと
しては、例えば、pBlueScriptIIベクター(Stratagene
社製)、pUC18/19ベクター(宝酒造社製)、TAクローニ
ングベクター(Invitrogen社製)等をあげることができ
る。尚、クローニングされたDNAの塩基配列は、Maxa
m Gilbert法 (例えば、Maxam,A.M & W.Gilbert, Proc.N
atl.Acad.Sci.USA, 74, 560, 1977 等に記載される)やS
anger法(例えばSanger,F. & A.R.Coulson, J.Mol.Bio
l., 94, 441, 1975、Sanger,F, & Nicklen and A.R.Cou
lson., Proc.Natl.Acad.Sci.USA, 74, 5463,1977等に記
載される)等により確認すればよい。当該操作には、例
えば、TermoSeqenase II dye terminator cycle sequen
cing kit(アマシャムファルマシア社製)、Dye Termin
ator Cycle Sequencing FS Ready Reaction Kit(PEバ
イオシステムズジャパン社製)等の市販キットを用いる
ことができる。
【0016】(3)発現ベクターの構築 サイトカイニン受容体をコードするDNAの発現ベクタ
ーの構築は、通常の方法(例えば、J.,Sambrook, E.,
F.,Frisch, T.,Maniatis著、モレキュラークローニング
第2版(Molecular Cloning 2nd edition)、コールド
スプリング ハーバー ラボラトリー発行(Cold Sprin
g Harbor Laboratory press)等に記載されている方
法)に準じて行えばよい。例えば、形質転換する宿主細
胞において利用可能なベクター、例えば、宿主細胞中で
複製可能な遺伝情報を含み、自立的に増殖できるベクタ
ーであって、さらに、宿主細胞からの単離・精製が可能
であり、検出可能なマーカーを持っていてもよいベクタ
ー(具体的には、大腸菌等の細菌を宿主細胞とする場合
には、例えば、プラスミドpUC119(宝酒造(株)製)やフ
ァージミドpBluescriptII(ストラタジーン社製)等を使
用すればよい。酵母を宿主細胞とする場合には、例え
ば、プラスミドpACT2(Clontech社製)等を使用すればよ
い。植物細胞を宿主細胞とする場合には、例えば、プラ
スミドpBI221 (Clontech 社)等を使用すればよい。)
に、サイトカイニン受容体をコードするDNAを組み込
むことにより構築すればよい。
【0017】サイトカイニン受容体をコードするDNA
の上流に、宿主細胞で機能可能なプロモーターを機能可
能な形で結合する形で前記ベクターに組み込むことによ
り、サイトカイニン受容体をコードするDNAを宿主細
胞で発現させることが可能となる発現ベクターを構築す
ることができる。ここで、「機能可能な形で結合させ
る」とは、宿主細胞においてプロモーターの制御下にサ
イトカイニン受容体をコードするDNAが発現するよう
に、当該プロモーターとサイトカイニン受容体をコード
するDNAとを結合させることを意味する。宿主細胞で
機能可能なプロモーターとしては、例えば、宿主細胞が
大腸菌である場合には、大腸菌のラクトースオペロンの
プロモーター(lacP)、トリプトファンオペロンのプロ
モーター(trpP)、アルギニンオペロンのプロモーター(a
rgP)、ガラクトースオペロンのプロモーター(galP)、ta
cプロモーター、T7プロモーター、T3プロモーター、λ
ファージのプロモーター(λ-pL、λ-pR)等をあげること
ができる。また、宿主細胞が酵母である場合には、ADH1
プロモーター(尚、ADH1プロモーターは、例えばADH1プ
ロモーター及び同ターミネーターを保持する酵母発現ベ
クターpAAH5 〔Washington Research Fundation から入
手可能、Ammerer ら、Method in Enzymology、101 part
(p.192-201)〕から通常の遺伝子工学的方法により調
製することができる。ADH1プロモーターは、Washington
Research Fundation の米国特許出願第299,733 に含ま
れており、米国において、工業的、商業目的で使用する
場合は、権利者からの権利許諾を必要とする。)等をあ
げることができる。宿主細胞が植物細胞である場合に
は、例えば、ノパリン合成酵素遺伝子(NOS)プロモー
ター、オクトピン合成酵素遺伝子(OCT)プロモータ
ー、カリフラワーモザイクウィルス(CaMV)由来19Sプロ
モーター、CaMV由来35Sプロモーター等をあげることが
できる。
【0018】また、サイトカイニン受容体をコードする
DNAを、宿主細胞において機能可能なプロモーターを
あらかじめ保有するベクターに組み込む場合には、当該
ベクターが保有するプロモーターとサイトカイニン受容
体をコードするDNAとが機能可能な形で結合するよう
に、当該プロモーターの下流にサイトカイニン受容体を
コードするDNAを挿入すればよい。例えば、前述の酵
母用プラスミドpACT2はADH1プロモーターを有してお
り、当該プラスミドのADH1プロモーターの下流にサイト
カイニン受容体をコードするDNAを挿入すれば、サイ
トカイニン受容体をコードするDNAを、例えば、CG19
45(Clontech社製)等の酵母内で発現させることが可能と
なる発現ベクターを構築することができる。
【0019】(4)形質転換細胞の作製 構築された発現ベクターを宿主細胞に通常の方法に準じ
て導入することにより、本発明において用いられる形質
転換細胞を作製することができる。形質転換細胞を作製
するために用いられる宿主細胞としては、例えば、細
菌、酵母、植物細胞等を挙げることができる。細菌とし
ては、例えば、大腸菌、セラチア属、バチルス属、ブレ
ビバクテリウム属、コリネバクテリウム属、ミクロバク
テリウム属等に属する細菌を挙げることができる。酵母
としては、出芽酵母、分裂酵母を挙げることができ、さ
らに具体的には、例えば、サッカロマイセス属、スキゾ
サッカロマイセス属等に属する酵母を挙げることができ
る。植物細胞としては、例えば、タバコの培養細胞であ
るBY-2 株、トウモロコシ(Black Mexican Sweet)の培
養細胞であるBMS 株等を挙げることができる。
【0020】発現ベクターを上記の宿主細胞に導入する
方法としては、形質転換される宿主細胞に応じた通常の
導入方法を適用することができる。例えば、宿主細胞と
して細菌を用いる場合には、「モレキュラー・クローニ
ング」(J.Sambrookら、コールド・スプリング・ハーバ
ー、1989年)等に記載される塩化カルシウム法やエ
レクトロポレーション法等の通常の導入方法を用いるこ
とにより前記発現ベクターを宿主細胞に導入することが
できる。宿主細胞として酵母を用いる場合には、例え
ば、リチウム法を基にしたYeast transformation kit(C
lontech社製)等を用いることにより前記発現ベクターを
宿主細胞に導入することができる。また、宿主細胞とし
て植物細胞を用いる場合には、例えば、アグロバクテリ
ウム感染方法(特公平2-58917及び特開昭60-70080)、
プロトプラストへのエレクトロポレーション方法(特開
昭60-251887及び特開平5-68575)、パーティクルガン方
法(特表平5-508316及び特開昭63-258525)等の通常の
導入方法を用いることにより前記発現ベクターを宿主細
胞に導入することができる。
【0021】(膜貫通領域一部欠失型サイトカイニン受
容体−膜貫通回数変異型サイトカイニン受容体−を発現
させた形質転換細胞)本発明において用いられるサイト
カイニン受容体としては、天然型サイトカイニン受容体
が有する複数(通常2個〜4個程度)の膜貫通領域のう
ち、その一部の膜貫通領域が欠失しているものであっ
て、膜貫通領域を少なくとも1個以上有するサイトカイ
ニン受容体(尚、本願中では、膜貫通領域一部欠失型サ
イトカイニン受容体と記すこともある。)を挙げること
もできる。ここで、「天然型サイトカイニン受容体」と
は、同種の生物間において最も高い頻度で存在している
アミノ酸配列を有するサイトカイニン受容体を意味して
おり、一般的に野生型サイトカイニン受容体とも呼ばれ
ているものである。このような膜貫通領域一部欠失型サ
イトカイニン受容体としては、より具体的には、天然型
サイトカイニン受容体から膜貫通領域の一部分、例えば
膜貫通領域1個〜2個程度、が欠失しており、天然型サイ
トカイニン受容体が有する膜貫通領域の個数よりも少な
い個数の膜貫通領域を保持するようなサイトカイニン受
容体などをあげることができる。サイトカイニン受容体
の膜貫通領域の構造は、例えば、配列番号2、4又は6
に示されるアミノ酸配列について、http://www.ch.embn
et.org/software/TMPRED_form.html から利用可能であ
る構造予測ソフトウエア等を用いて推定することができ
る。
【0022】具体的には、配列番号2で示されるアミノ
酸配列のうち、アミノ酸番号196〜1176で示され
るアミノ酸配列からなるサイトカイニン受容体(膜貫通
領域2個)、配列番号2で示されるアミノ酸配列のう
ち、アミノ酸番号50〜1176で示されるアミノ酸配
列からなるサイトカイニン受容体(膜貫通領域3個)、
配列番号4で示されるアミノ酸配列のうち、アミノ酸番
号32〜1036で示されるアミノ酸配列からなるサイ
トカイニン受容体(膜貫通領域2個)、これらのサイト
カイニン受容体が有するアミノ酸配列において1もしく
は複数のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミ
ノ酸配列からなるサイトカイニン受容体、例えばこれら
のアミノ酸配列のアミノ末端に1つのメチオニンが付加
されたアミノ酸配列からなるサイトカイニン受容体等を
挙げることができる。
【0023】上記のサイトカイニン受容体をコードする
DNAは、例えば、天然型サイトカイニン受容体をコー
ドするDNAを、該受容体の膜貫通領域の一部をコード
する塩基配列が欠失し、かつ天然型サイトカイニン受容
体が有する膜貫通領域の個数よりも少ない個数の膜貫通
領域をコードする塩基配列が保持されるように、通常の
遺伝子工学的手法を用いて切断・結合することにより構
築することができる。当該サイトカイニン受容体をコー
ドするDNAが導入されてなる形質転換細胞の作製は、
前述の“(サイトカイニン受容体をコードするDNAが
導入されてなる形質転換細胞の作製)”に準ずればよ
い。
【0024】(キメラ型サイトカイニン受容体を発現さ
せる形質転換細胞)本発明において用いられるサイトカ
イニン受容体としては、互いにホモな由来であるサイト
カイニン受容体の細胞外領域、サイトカイニン受容体の
膜貫通領域及びサイトカイニン受容体のヒスチジンキナ
ーゼ領域と、前記領域に対してヘテロな由来であるヒス
チジンキナーゼのレシーバー領域とから構成されるキメ
ラ型サイトカイニン受容体を挙げることもできる。具体
的には例えば、CRE1、AHK2、AHK3のいずれかのサイトカ
イニン受容体に由来する細胞外領域、膜貫通領域及びヒ
スチジンキナーゼ領域と、出芽酵母のSln1遺伝子にコー
ドされるヒスチジンキナーゼに由来するレシーバー領域
とから構成されるキメラ型サイトカイニン受容体を挙げ
ることもできる。サイトカイニン受容体をはじめとする
ヒスチジンキナーゼファミリーのタンパク質は、高等植
物等の植物、微生物に共通して次のような配列を有して
いる。即ち、細胞外領域、膜貫通領域(通常2個〜4個
程度)、細胞内でヒスチジンキナーゼ活性を有しかつ活
性部位となるHis残基を保持するヒスチジンキナーゼ領
域及びリン酸基転移の受容部を有しかつ活性部位となる
Asp残基を保持するレシーバー領域からなる。上記のキ
メラ型サイトカイニン受容体では、細胞外領域、膜貫通
領域及びヒスチジンキナーゼ領域がいずれも同一のサイ
トカイニン受容体由来であるが、これに対してレシーバ
ー領域が前者のサイトカイニン受容体とは異なるヒスチ
ジンキナーゼファミリータンパク質に由来することが重
要である。当該キメラ型サイトカイニン受容体のレシー
バー領域は、ヒスチジンキナーゼ領域からの信号伝達を
受け取り、これを次のステップに伝えるような機能を有
していればよく、サイトカイニン受容体の細胞外領域、
膜貫通領域及びヒスチジンキナーゼ領域からなる領域に
対してホモな由来であるレシーバー領域が本来有する機
能を相補又は改良できるものであればいかなるものであ
ってもよい。このようなレシーバー領域としては、例え
ば、微生物由来のヒスチジンキナーゼが有するレシーバ
ー領域(例えば、酵母、大腸菌等の微生物由来のヒスチ
ジンキナーゼが有するレシーバー領域、さらに具体的に
は、出芽酵母由来のSln1遺伝子にコードされるヒスチジ
ンキナーゼが有するレシーバー領域(例えば、配列番号
7に示すアミノ酸配列を参照)、サルモネラ由来のChey
遺伝子にコードされるヒスチジンキナーゼが有するレシ
ーバー領域、大腸菌のハイブリッドセンサーであるRcsC
遺伝子にコードされるヒスチジンキナーゼが有するレシ
ーバー領域(Maeda T et al. Nature:369 242-245(199
4)、例えば、配列番号8に示すアミノ酸配列を参照)、
分裂酵母の細胞周期制御にかかわるPhks遺伝子にコード
されるヒスチジンキナーゼが有するレシーバー領域(Sh
ieh,JC et al, Gene Dev. 11, 1008-1022 (1997))等を
用いることができる。
【0025】ここで、サイトカイニン受容体のヒスチジ
ンキナーゼ領域とは、例えば、複数の膜貫通領域の中で
最もC末端側に存在する膜貫通領域のC末端側下流に存在
する領域であって、Annual Review of Genetics 23:311
-336(1989)、Microbiological Reviews 53(4): 450-490
(1989)、Science 262:539-544(1993)およびScience 27
4:982-985(1996)に記載のように一般的なヒスチジンキ
ナーゼに共通の5つの保存モチーフを有することを特徴
とする領域であり、例えば配列番号2で示されるアミノ
酸配列を有するサイトカイニン受容体(AHK2)では配列
番号2の587番目のアミノ酸から844番目のアミノ酸まで
を含む領域であり、配列番号4で示されるアミノ酸配列
を有するサイトカイニン受容体(AHK3)では配列番号4
の450番目のアミノ酸から700番目のアミノ酸までを含む
領域であり、配列番号6で示されるアミノ酸配列を有す
るサイトカイニン受容体(CRE1)では配列番号6の449
番目のアミノ酸から714番目のアミノ酸までを含む領域
である。サイトカイニン受容体のレシーバー領域とは、
例えば、ヒスチジンキナーゼ領域とサイトカイニン受容
体のC末端との間に存在する領域であって、Annual Revi
ew of Genetics 23:311-336 (1989)、Science 262:539-
544 (1993)およびScience 274:982-985 (1996)に記載の
ように一般的なヒスチジンキナーゼに共通の3つの保存
モチーフを有することを特徴とする領域であり、例えば
AHK2では配列番号2の891番目のアミノ酸から1163番目
のアミノ酸までを含む領域であり、AHK3では配列番号4
の746番目のアミノ酸から1018番目のアミノ酸までを含
む領域であり、CRE1では配列番号6の763番目のアミノ
酸から1038番目のアミノ酸までを含む領域である。細胞
外領域の少なくともひとつは、最もC末端側に存在する
膜貫通領域と該膜貫通領域よりもひとつN末端側に存在
する膜貫通領域との間に存在する領域(サイトカイニン
認識に関与する領域)であって、Plant and Cell Physi
ology 42(2):231-235(2001)に記載のようにAHK2、AHK
3、CRE1の3者間で50%以上保存されている領域であ
り、AHK2では配列番号2の259番目のアミノ酸から536番
目のアミノ酸までを含む領域であり、AHK3では配列番号
4の120番目のアミノ酸から399番目のアミノ酸までを含
む領域であり、CRE1では配列番号6の132番目のアミノ
酸から398番目のアミノ酸までを含む領域である。
【0026】キメラ型サイトカイニン受容体をコードす
るDNAは、サイトカイニン受容体の細胞外領域、サイ
トカイニン受容体の膜貫通領域、サイトカイニン受容体
のヒスチジンキナーゼ領域及びヒスチジンキナーゼのレ
シーバー領域の各領域をコードするDNAをそれぞれ調
製し、これらを途中に終止コドンが現れないように、か
つフレームがずれないように、必要に応じて適当なリン
カーを挿入して、通常の遺伝子工学的手法を用いて連結
することによって構築することができる。尚、サイトカ
イニン受容体の細胞外領域及びサイトカイニン受容体の
膜貫通領域をコードするDNAや、サイトカイニン受容
体の細胞外領域、サイトカイニン受容体の膜貫通領域及
びサイトカイニン受容体のヒスチジンキナーゼ領域をコ
ードするDNAは、一分子のDNAとして調製して、キ
メラ型サイトカイニン受容体をコードするDNAの構築
に用いてもよい。
【0027】尚、前記各領域をコードするDNAは、公
知の方法を用いてそれぞれ作製することができる。例え
ば、PCRによって作製する場合には、まず、増幅しよ
うとする各領域をコードするDNAの5'端領域の塩基配
列を有するオリゴヌクレオチド(5'側プライマー)及び
3'端領域の塩基配列と相補的な塩基配列を有するオリゴ
ヌクレオチド(3'側プライマー)をそれぞれ設計し、合
成する。該プライマーは、通常14塩基程度以上35塩基程
度以下のオリゴヌクレオチドであればよく、さらにこの
プライマーの5'端側には、PCRによって増幅されたDN
Aどうしの連結又はこれらDNAとベクターとの連結の
際に利用しうる制限酵素認識配列を設けておいてもよ
い。次いで、当該プライマーを用いてかつcDNAライ
ブラリーを鋳型として、PCRに使用する通常の反応条
件下で増幅反応を行えばよい。サイトカイニン受容体の
細胞外領域、サイトカイニン受容体の膜貫通領域もしく
はサイトカイニン受容体のヒスチジンキナーゼ領域をコ
ードするDNAを調製する場合に使用される鋳型として
は、例えば、高等植物等の植物由来のcDNAのライブ
ラリーをあげることができる。また、ヒスチジンキナー
ゼのレシーバー領域をコードするDNAの調製の場合に
使用される鋳型としては、例えば、通常の方法で調製さ
れた微生物由来のcDNAライブラリー又は全DNAが
あげられる。
【0028】当該キメラ型サイトカイニン受容体をコー
ドするDNAが導入されてなる形質転換細胞の作製は、
前述の“(サイトカイニン受容体をコードするDNAが
導入されてなる形質転換細胞の作製)”に準ずればよ
い。
【0029】(サイトカイニンに関わる細胞内信号伝達
系)本発明において、前述のようにして作製された形質
転換細胞内で発現されたサイトカイニン受容体からの細
胞内信号伝達の有無又はその量を測定するには、形質転
換細胞を作製するために使用される宿主細胞が本来有し
ている細胞内信号伝達系を利用すればよい。また、当該
宿主細胞に、Two-Component regulatory systemと呼ば
れる細胞内信号伝達機能を担うレギュレーター及び/又
はメディエーターをコードするDNAを導入・発現さ
せ、これを細胞内信号伝達系として利用してもよい。利
用可能なTwo-Component regulatory systemとしては、
例えば、シロイヌナズナが有する5種類の受容体 ETR
1、ETR2、ERS1、ERS2及びEIN4(Chang et al. Science
262:539-544(1993)、Hua et al. Science 269:1712-17
14(1995)、Sakai et al. Plant Cell Physiol 39:1232-
1239(1998))や浸透圧のセンサー機能を有するAtHK1
(Urao Plant Cell 11:1743-1754(1999))に対応し
たTwo-Component regulatory system等を挙げることが
できる。
【0030】また、このような形質転換細胞を作製する
ために使用される宿主細胞として、宿主細胞固有のヒス
チジンキナーゼ活性よりも低いヒスチジンキナーゼ活性
を有するように改良された宿主細胞を使用することもで
きる。例えば、天然の宿主細胞から一つ以上のヒスチジ
ンキナーゼを欠失させることにより細胞固有のヒスチジ
ンキナーゼ活性よりも低いヒスチジンキナーゼ活性を有
するように改良された宿主細胞があげられる。ヒスチジ
ンキナーゼ活性が低いとはヒスチジンキナーゼ領域の活
性部位となるHis残基からレシーバー領域の活性部位と
なるAsp残基へのリン酸基の転移量が少ないことであ
り、その結果細胞内信号伝達の量が減少する。宿主細胞
固有のヒスチジンキナーゼ活性よりも低いヒスチジンキ
ナーゼ活性を有するように改良された宿主細胞では、例
えば生育量の変化、形態の変化、形状の変化、細胞内で
の特定物質の生合成量の変化、特定物質の代謝量の変化
などが起こることがある。具体的には、Saccharomyces
cerevisiae等の出芽酵母由来の浸透圧センサー機能を有
するタンパク質をコードするSln1遺伝子を欠損させた株
(Maeda T et al. Nature:369 242-245(1994))等を挙
げることができる。この株は、Saccharomyces cerevisi
ae に存在するヒスチジンキナーゼを欠失しているた
め、生育量が減少し、本サイトカイニン受容体を導入す
ると、該受容体からの細胞内信号伝達の有無又はその量
を宿主細胞の生育量を指標としてより明確に検出でき
る。また、大腸菌由来のハイブリッドセンサーであるRc
sC遺伝子の欠損株や分裂酵母の細胞周期制御にかかわる
Phks遺伝子の欠損株等も好ましい態様の一例としてあげ
ることができる。
【0031】(サイトカイニン受容体に対するアゴニス
ト活性及びアンタゴニスト活性の分析方法)サイトカイ
ニン受容体に対するアゴニスト活性の分析方法におい
て、サイトカイニン受容体をコードするDNAが導入さ
れてなる形質転換細胞に被験物質を接触させる第一工程
の具体的な例としては、例えば、当該形質転換細胞を、
被験物質を含む培地で培養する方法をあげることができ
る。当該形質転換細胞の培養は、液体培地中にて培養す
る液体培養や、前記液体培地に寒天等を加えた固体培地
上にて培養する固体培養等いずれの形態であってもよ
い。前記培地中の被験物質の濃度としては、例えば、約
1nM〜約1mMをあげることができ、好ましくは、約
10nM〜約100μMがあげられる。培養時間として
は、例えば、1時間以上3日間程度までをあげることが
でき、好ましくは、25時間から2日間程度までがあげら
れる。尚、サイトカイニン受容体に対するアゴニスト活
性を分析する場合には、被験物質を含む培地はサイトカ
イニン非添加培地を使用すればよい。前記第一工程後
に、前記形質転換細胞内で発現されたサイトカイニン受
容体からの細胞内信号伝達の有無又はその量を測定し、
得られた測定値を指標として、サイトカイニン受容体に
対するアゴニスト活性を分析する。サイトカイニン受容
体に対するアンタゴニスト活性の分析方法において、サ
イトカイニン受容体をコードするDNAが導入されてな
る形質転換細胞に、被験物質及びサイトカイニン受容体
に対するアゴニスト活性を有する物質を接触させる第一
工程の具体的な例としては、例えば、当該形質転換細胞
を、被験物質及びサイトカイニン受容体に対するアゴニ
スト活性を有する物質を含む培地で培養する方法をあげ
ることができる。当該形質転換細胞の培養は、液体培地
中にて培養する液体培養や、前記液体培地に寒天等を加
えた固体培地上にて培養する固体培養等いずれの形態で
あってもよい。前記培地中の被験物質の濃度としては、
例えば、約1nM〜約1mMをあげることができ、好ま
しくは、約10nM〜約100μMがあげられる。サイ
トカイニン受容体に対するアゴニスト活性を有する物質
(例えば、trans-zeatin、cis-zeatin、benzyl adenin
e、thidiazuron等のサイトカイニン)の濃度としては、
例えば、約1nM〜約1mMをあげることができ、好ま
しくは、約10nM〜約100μMがあげられる。培養
時間としては、例えば、1時間以上3日間程度までをあ
げることができ、好ましくは、25時間から2日間程度ま
でがあげられる。前記第一工程後に、前記形質転換細胞
内で発現されたサイトカイニン受容体からの細胞内信号
伝達の有無又はその量を測定し、得られた測定値を指標
として、サイトカイニン受容体に対するアンタゴニスト
活性を分析する。
【0032】具体的には、例えば、PTP2 Tyrosine pho
sphatase遺伝子(Ota et al, Proc.N.A.sci.USA, 89, 2
355-2359 (1992))を導入したSln1遺伝子欠損株であるT
M182(sln1Δ)株(Maeda T et al. Nature:369 242-24
5(1994))を宿主細胞として作製された形質転換細胞
(即ち、サイトカイニン受容体からの細胞内信号伝達に
よって、細胞生育が直接的に制御される機能を有する形
質転換細胞)を使用する場合には、炭素源としてグルコ
ースを用いた培地(寒天培地又は液体培地)、例えば、
DOLU+Glu培地での当該形質転換細胞の生育量を指標とし
てサイトカイニン受容体に対するアゴニスト活性あるい
はアンタゴニスト活性を測定すればよい。被験物質を加
えたDOLU+Glu培地(サイトカイニン受容体に対するアゴ
ニスト活性を有する物質を含まない培地)を用いた場
合、当該形質転換細胞を生育させうる被験物質はサイト
カイニン受容体に対するアゴニスト活性を有すると評価
することができる。一方、被験物質及びサイトカイニン
受容体に対するアゴニスト活性を有する物質を加えたDO
LU+Glu培地を用いた場合、当該形質転換細胞の生育を抑
制又は阻害しうる被験物質はサイトカイニン受容体に対
するアンタゴニスト活性を有すると評価することができ
る。尚、対照として、炭素源としてグルコースの替わり
にガラクトースを用いた培地、例えばDOLU+Gal培地、で
の当該形質転換細胞の生育が、被験物質の有無に関わら
ず認められることを調べてもよい。
【0033】また、Phks遺伝子欠損株である分裂酵母を
宿主細胞として作製された形質転換細胞(即ち、サイト
カイニン受容体からの細胞内信号伝達によって、細胞生
育が直接的に制御される機能を有する形質転換細胞)を
使用する場合には、当該分裂酵母の分裂様式を顕微鏡下
に観察すればよい。被験物質を含みかつサイトカイニン
受容体に対するアゴニスト活性を有する物質を含まない
培地を用いた場合、当該形質転換細胞を正常に分裂増殖
させうる被験物質はサイトカイニン受容体に対するアゴ
ニスト活性を有すると評価することができる。一方、被
験物質及びサイトカイニン受容体に対するアゴニスト活
性を有する物質を含む培地を用いた場合、当該形質転換
細胞を正常に分裂増殖させない被験物質はサイトカイニ
ン受容体に対するアンタゴニスト活性を有すると評価す
ることができる。cps-LacZを導入したRcsC遺伝子欠損大
腸菌を宿主細胞として作製された形質転換細胞を使用す
る場合には、X-Galの発色を寒天培地又は液体培地で観
察すればよい(Suzuki et al. Plant Cell Physiol 42:
107-113(2001))。被験物質を含みかつサイトカイニン
受容体に対するアゴニスト活性を有する物質を含まない
培地を用いた場合、当該形質転換細胞を青色に着色させ
うる被験物質はサイトカイニン受容体に対するアゴニス
ト活性を有すると評価することができる。一方、被験物
質及びサイトカイニン受容体に対するアゴニスト活性を
有する物質を含む培地を用いた場合、当該形質転換細胞
の青色の着色を抑制又は阻害させうる被験物質はサイト
カイニン受容体に対するアンタゴニスト活性を有すると
評価することができる。
【0034】さらに、かかるサイトカイニン受容体に対
するアゴニスト活性またはアンタゴニスト活性の分析方
法により、異なる2種以上の物質(例えば、異なる2種
以上の物質のうち、少なくとも一つの物質がサイトカイ
ニン受容体に対するアゴニスト活性またはアンタゴニス
ト活性を有さない物質であることが好ましい。)のアゴ
ニスト活性またはアンタゴニスト活性を各々分析し、各
被験物質と接触した形質転換細胞について測定されたサ
イトカイニン受容体からの細胞内信号伝達の有無又はそ
の量を比較することにより得られる差異に基づき、前記
物質のサイトカイニン受容体に対するアゴニスト活性ま
たはアンタゴニスト活性を評価・検定することもでき
る。そして、上述の検定方法により評価されたサイトカ
イニン受容体に対するアゴニスト活性またはアンタゴニ
スト活性に基づきサイトカイニン受容体に対するアゴニ
スト活性またはアンタゴニスト活性を有する物質を選抜
することにより、サイトカイニン受容体に対するアゴニ
スト活性物質またはアンタゴニスト活性物質を探索する
こともできる。
【0035】上述の探索方法により選抜されたアンタゴ
ニスト活性物質は、植物生育調節剤の有効成分として利
用してもよい。上記の植物生長調節剤の処理の対象とな
る植物としては、例えば、花卉・観葉植物等の鑑賞用植
物、穀類・野菜・果樹等の作物、繊維植物、樹木、芝等
が挙げられる。
【0036】当該植物生長調節剤は、通常、固体担体、
液体担体等と混合し、必要により界面活性剤、その他の
製剤用補助剤等を添加して、乳剤、水和剤、懸濁剤、水
溶剤等に製剤化して用いられる。これらの製剤中にサイ
トカイニン受容体に対するアンタゴニスト活性物質が一
般に0.5〜90重量%、好ましくは1〜80重量%含
有される。製剤化するに際し用いられる固体担体として
は、例えば粘土類(カオリナイト、珪藻土、合成含水酸
化珪素、フバサミクレー、ベントナイト、酸性白土
等)、タルク、その他の無機鉱物(セリサイト、石英粉
末、硫黄粉末、活性炭、炭酸カルシウム等)化学肥料
(硫安、燐安、硝安、塩安、尿素等)などの微粉末や粒
状物が挙げられ、液体担体としては、例えば水、アルコ
ール類(メタノール、エタノール等)、ケトン類(アセ
トン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等)、芳
香族炭化水素類(トルエン、キシレン、エチルベンゼ
ン、メチルナフタレン等)、非芳香族炭化水素類(ヘキ
サン、シクロヘキサン、ケロシン等)、エステル類(酢
酸エチル、酢酸ブチル等)、ニトリル類(アセトニトリ
ル、イソブチロニトリル等)、エーテル類(ジオキサ
ン、ジイソプロピルエーテル等)、酸アミド類(ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等)、ハロゲン
化炭化水素類(ジクロロエタン、トリクロロエチレン
等)などが挙げられる。界面活性剤としては、例えばア
ルキル硫酸エステル類、アルキルスルホン酸塩、アルキ
ルアリ−ルスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類
及びそのポリオキシエチレン化物、ポリエチレングリコ
ールエーテル類、多価アルコールエステル類、糖アルコ
ール誘導体などが挙げられる。その他の製剤用補助剤と
しては、例えばカゼイン、ゼラチン、多糖類(澱粉、ア
ラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸等)、リグ
ニン誘導体、ベントナイト、合成水溶性高分子(ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル
酸等)などの固着剤や分散剤、PAP(酸性リン酸イソ
プロピル)、BHT(2,6−tert−ブチル−4−
メチルフェノール)、BHA(2−/3−tert−ブ
チル−4−メトキシフェノール)、植物油、鉱物油、脂
肪酸、脂肪酸エステルなどの安定剤が挙げられる。
【0037】このようにして製剤化されたサイトカイニ
ン受容体に対するアンタゴニスト活性物質は、そのまま
で、又は、水等で希釈して、植物の茎葉部・枝葉部・花
実部への散布処理、果実への浸漬処理、果実への塗布処
理に用いる。また、当該植物生長調節剤は、対象植物に
対して、1回もしくは複数回処理する。上記の植物生長
調節剤を果実の落下抑制を目的として用いる場合は、例
えば、当該植物生長調節剤を水に希釈し、これを収穫前
に果樹の果実部及び枝葉部に散布する。上記の植物生長
調節剤を綿のボール落下抑制を目的に使用する場合は、
例えば、当該植物生長調節剤を水に希釈し、これを収穫
前に綿のボール及び茎葉部に散布する。上記の植物生長
調節剤は、生育中の植物に対してに処理してもよいし、
収穫後の植物に対して処理してもよい。上記の植物生長
調節剤におけるサイトカイニン受容体に対するアンタゴ
ニスト活性物質の施用量は、製剤形態、施用時期、施用
方法、施用場所、対象植物により変わり得るが、1ヘク
タール当り通常1〜8000gである。また、当該植物
生長調節剤を水に希釈して用いる場合の使用濃度として
は、製剤形態、施用時期、施用方法、施用場所、対象植
物により変わり得るが、一般には0.0001〜100
0mMで、望ましくは0.001〜10mMである。
【0038】次に、サイトカイニン受容体に対するアン
タゴニスト活性物質を製剤化して、上記の植物生長調節
剤とした例を、以下に製剤例として示す。以下の例にお
いて部は重量部を表す。 製剤例1 サイトカイニン受容体に対するアンタゴニスト活性物質
50部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、ラウリル
硫酸ナトリウム2部及び合成含水酸化珪素45部をよく
粉砕混合して水和剤を得る。 製剤例2 サイトカイニン受容体に対するアンタゴニスト活性物質
70部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、ラウリル
硫酸ナトリウム2部及び合成含水酸化珪素25部をよく
粉砕混合して水和剤を得る。 製剤例3 サイトカイニン受容体に対するアンタゴニスト活性物質
40部、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート
3部、CMC(カルボキシメチルセルロース)3部及び
水52部を混合し、粒度が5ミクロン以下になるまで湿
式粉砕して懸濁剤を得る。
【0039】
【実施例】以下、実施例を挙げてさらに詳細に本発明を
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0040】(実施例1)CER1クローニング用シロイヌ
ナズナcDNAファージライブラリーの作成 シロイヌナズナのWassilewskija系統の種子を70%のエチ
ルアルコールで1分殺菌し、さらに1.5%の次亜塩素酸ナ
トリウムで10分間殺菌した。これを滅菌水でよく洗った
後、GM培地(4.3g Murashige and Skoog's basal salt
mixture, 1% ssucrose, 10ml of 5% MES-KOH (pH5.7),
0.3%PhytagelTM (SIGMA))で2週間培養後、5gの植物
を得た。これを液体窒素中で凍結させた後、乳鉢により
物理的に磨砕した。得られた磨砕物に10mlの抽出バッフ
ァー(200mM Tris−HCl(pH8.5)、100mM NaCl、10mM
EDTA、0.5% SDS、14mM βメルカプトエタノール)と10
gのフェノールの混合液を加えた。Voltex ミキサーで
攪拌した後、さらに10mlのクロロホルムを加えて激しく
攪拌し、10000回転で20分間遠心した。回収された水層
にLiClを最終濃度2Mとなるように加え、-80℃で3時間放
置した後、解凍し、10000回転で20分間遠心し、沈殿を
回収した。回収された沈殿を2mlのTE (10mM Tris-HCl(p
H 8.0) 1mM EDTA)に溶かした後、0.2mlの3M 酢酸ナトリ
ウム(pH5.2)と5mlのエタノールを加えて遠心し、RNAを
沈殿として回収した。さらに回収された沈殿(RNA)
を、OligotexTM dT30super(日本ロッシュ社製)を用いて
polyAが結合したRNAを抽出した。抽出されたpolyAが結
合したRNAからのファージcDNAライブラリーの作製は、Z
AP-cDNARSynthesis Kit(Stratagene社製)を用い、説
明書に従って作製した。作製されたファージcDNAライブ
ラリーの力価は500000PFUであった。
【0041】(実施例2)CRE1のDNAプローブの作
製 実施例1で作製されたファージcDNAライブラリーのファ
ージ液(約1000000PFU)を鋳型として、TAKARA LA Taq
TMキット(宝酒造社製)を用い、配列番号11に示された
DNA及び配列番号12に示されたDNAをプライマーとしてPC
R反応を行い、DNAを増幅した。詳細を以下に述べる。フ
ァージ1000000pfu、プライマーDNA各々0.2μMにキット
説明書に従ってdNTP等の反応組成物を添加してPCR反応
液を調製し、PCRの条件として、94℃で2分間保温し、94
℃で30秒間、55℃で30秒間、68℃で5分間のサイクルを
40サイクル繰り返す増幅条件下でPCRを行うことによ
り、目的のDNA断片の増幅を行った。次に増幅されたDNA
断片を鋳型にしてMegaprime DNA-labelling system キ
ット(アマシャムファルマシア社製)を用いて32Pでラ
ベルしたプローブを調製した。尚、反応液(25μl)
は、増幅されたDNA断片25ngに32PdCTP 2.0 MBqを添加
し、キットに指定される反応組成物を添加することによ
り調製された。ラベル化反応は、37℃10分間で行われ
た。
【0042】(実施例3)CRE1遺伝子を保持するファー
ジcDNAクローンの取得 実施例2で調製されたプローブを用いたプラークハイブ
リダイゼーションにより目的とするCRE1遺伝子をクロー
ニングした。詳細を以下に述べる。実施例1で作製され
たファージcDNAライブラリーを用いて、ZAP-cDNARSynth
esis Kitの説明書に従い 、プラークを形成させた。形
成されたプラークからニトロセルロースフィルター上に
DNAを吸着させた後、紫外線処理をすることにより、フ
ィルター上にDNAを固定させた。このようにして調製さ
れたフィルターを用いて、6×SSC(0.9M NaCl、0.09Mク
エン酸ナトリウム)、5×デンハルト溶液(0.1%(w/v)
フィコール400、0.1%(w/v) ポリビニルピロリドン、0.1
%BSA)、0.5%(w/v) SDS及び100μg/ml変性サケ精子DNA
存在下に、又は100μg/ml変性サケ精子DNAを含むDIG EA
SY Hyb溶液(ベーリンガーマンハイム社)中に65℃で保
温した後、1×SSC(0.15M NaCl、0.015Mクエン酸ナト
リウム)及び0.5%SDS存在下に室温で15分間の保温を2回
行い、さらに0.1×SSC(0.015M NaCl、0.0015Mクエン酸
ナトリウム)及び0.5%SDS存在下に、68℃で30分間保温
することによりハイブリダイズするファージcDNAクロー
ンを得た。
【0043】(実施例4)CRE1 cDNAのクローニング 実施例3で得られたファージcDNAクローンのcDNAを鋳型
として、配列番号13に示されるDNA及び配列番号14に示
されるDNAをプライマーとしてPCR反応を行い、配列番号
5で示される塩基配列を有するDNAを増幅した。詳細を
以下に述べる。PCR反応は、Herculase Enhanced DNA Po
lymerase (TOYOBO社製)を用いて、94℃で1分間保温し、
94℃で30秒間、55℃で30秒間、72℃で4分間のサイクル
を25サイクル繰り返す増幅条件下で行われた。尚、PCR
反応液(50μl)は、ファージcDNAクローンのcDNA500n
g、プライマーDNA各々100ngにキット説明書に従ってdN
TP等の反応組成物を添加することにより調製された。こ
のようにして目的のDNA断片の増幅を行った。
【0044】(実施例5)CRE1発現ベクターの構築 酵母発現ベクターであるp415CYC1(Munberg et al. Ge
ne:156 119-122(1995)、ATCCライブラリー (No.8738
2)から入手可能)を制限酵素SmaIで切断した後、T4 D
NA Ligaseを用いて、実施例4で得られた配列番号5で
示される塩基配列を有するDNAを発現ベクターp415CYC1
のCYC1プロモータ配列に結合することにより、酵母にお
いて目的タンパク質が発現されるように組み込んだ。挿
入されたDNAの配列が正しい向きであり、DNA配列が
配列番号5に示された塩基配列であることを自動塩基配
列決定装置を用いて確認し、発現プラスミドp415CYC-CR
E1を得た。
【0045】(実施例6) AHK3(AAF99730)cDNAのクロ
ーニング シロイヌナズナのWassilewskija系統の種子を70%のエチ
ルアルコールで1分殺菌し、さらに1.5%の次亜塩素酸ナ
トリウムで10分間殺菌した。これを滅菌水でよく洗った
後、GM培地(4.3g Murashige and Skoog's basal salt
mixture, 1% ssucrose, 10ml of 5% MES-KOH (pH5.7),
0.3%PhytagelTM (SIGMA))で2週間培養することによ
り、5gの植物を得た。これを液体窒素中で凍結させた
後、乳鉢により物理的に磨砕した。得られた磨砕物に10
mlの抽出バッファー(200mM Tris−HCl(pH8.5)、10
0mM NaCl、10mM EDTA、0.5% SDS、14mM βメルカプトエ
タノール)と10gのフェノールの混合液を加えた。Volt
ex ミキサーで攪拌した後、さらに10mlのクロロホルム
を加えて激しく攪拌し、10000回転で20分間遠心した。
回収された水層にLiClを最終濃度2Mとなるように加え、
-80℃で3時間放置した後、解凍し、10000回転で20分間
遠心し、沈殿を回収した。回収された沈殿を2mlのTE (1
0mM Tris-HCl(pH 8.0) 1mM EDTA)に溶かした後、0.2ml
の3M 酢酸ナトリウム(pH5.2)と5mlのエタノールを加え
て遠心し、RNAを沈殿として回収した。さらに回収され
た沈殿(RNA) 40 μgから、30unitのFPLCpureTM Dnas
eI(Amersham-Pharmacia)と60unitのSuperace(Ambion)を
加えることにより、混在するゲノムDNAを除去した後、
これをフェノール/クロロホルム処理、及びエタノール
処理により精製した。次に、精製されたRNAを鋳型とし
て、かつoligo(dT)12-18 (amersham-Pharmacia)をプラ
イマーとして用いたRT-PCR反応を行った。RT-PCR反応
は、SuperscriptII(GIBCO BRL社製)を用いて、42℃で
40分間行われた。尚、PT-PCR反応液は、SuperscriptII
の説明書に指定される方法に従い調製された。このよう
にして目的とするcDNAを増幅した。増幅されたcDNAを鋳
型として、配列番号16に示されるDNA及び配列番号17に
示されるDNAをプライマーとして用いたPCR反応を行い、
配列番号3で示される塩基配列を有するDNAを増幅し
た。PCR反応は、Herculase Enhanced DNA Polymerase(T
OYOBO)を用いて、94℃で1分間保温し、94℃で30秒間、5
5℃で30秒間、72℃で4分間のサイクルを41サイクル繰り
返す増幅条件下で行われた。尚、PCR反応液(50μl)
は、鋳型DNA500ng、プライマーDNA各々100ngにキット説
明書に従ってdNTP等の反応組成物を添加することによ
り調製された。このようにして目的のDNA断片の増幅を
行った。
【0046】(実施例7)pHM-1の構築 p415CYC1(Munberg et al. Gene:156 119-122(1995) 、
ATCCライブラリー (No.87382)から入手可能)を制限
酵素SpeIとBamHIで消化した後、T4 DNA Ligaseを用い
て、配列番号18及び15に示される合成DNA断片(リ
ンカー)を挿入し、プラスミドp415CYC1に新たに制限酵
素サイトSacII、ApaI、NheIを付加し、pHM-1を構
築した。
【0047】(実施例8)AHK3発現ベクターの構築 pHM-1を制限酵素SalIとSacIIを用いて切断した後、T
4 DNA Ligaseを用いて、配列番号3で示される塩基配列
を有するDNAを発現ベクターpHM-1のCYC1プロモーター配
列に結合することにより、酵母において目的タンパク質
が発現されるように組み込んだ。挿入されたDNAの塩基
配列の配列及び向きが正しいことを自動塩基配列決定装
置を用いて確認し、発現プラスミドp415CYC-AHK3を得
た。
【0048】(実施例9)AHK2(BAB09274)cDNAのクロー
ニング 実施例6で調製されたDNA断片(全RNAより逆転写によっ
て調整したcDNA)を鋳型として、配列番号19に示される
DNA及び配列番号20に示されるDNAをプライマーとして用
いたPCR反応を行い、配列番号1で示される塩基配列を
有するDNAを増幅した。PCR反応は、TAKARA Pfu Turbo
denature(宝酒造社製)を用いて、94℃で1分間保温
し、94℃で30秒間、55℃で30秒間、72℃で4分間のサイ
クルを30サイクル繰り返す増幅条件下で行われた。尚、
PCR反応液(50μl)は、鋳型DNA500ng、プライマーDNA
各々50ngに説明書に従ってdNTP等の反応組成物を添加
することにより調製された。このようにして目的のDNA
断片の増幅を行った。
【0049】(実施例10) AHK2(BAB09274) ΔcDNAのク
ローニング 実施例6で調製されたDNA断片(全RNAより逆転写によっ
て調整したcDNA)を鋳型として、配列番号21に示される
DNA及び配列番号22に示されるDNAをプライマーとして用
いたPCR反応を行い、配列番号1で示される塩基配列の
うち、塩基番号586〜3531で示される塩基配列の
5’末端にATGを付加した塩基配列を有するDNAを増幅し
た。PCR反応は、TAKARA Pfu Turbo denature(宝酒造
社製)を用いて、94℃で1分間保温し、94℃で30秒間、5
5℃で30秒間、72℃で4分間のサイクルを30サイクル繰り
返す増幅条件下で行われた。尚、PCR反応液(50μl)
は、鋳型DNA500ng、プライマーDNA各々50ngに説明書に
従ってdNTP等の反応組成物を添加することにより調製
された。このようにして目的のDNA断片の増幅を行っ
た。
【0050】(実施例11)AHK2及びAHK2Δ発現ベクタ
ーの構築 pHM-1を制限酵素SacIIとNheIを用いて切断した後、
実施例9及び実施例10で得られたDNA断片をT4 DNA Li
gaseを用いて発現ベクターpHM-1のCYC1プロモータ配列
に結合することにより、酵母において目的タンパク質が
発現されるように組み込んだ。挿入されたDNAの塩基配
列の配列及び向きが正しいことを自動塩基配列決定装置
を用いて確認し、発現プラスミドp415CYC-AHK2及びp415
CYC-AHK2Δを得た。
【0051】(実施例12)形質転換細胞TM182-CRE1、
TM182-AHK2、TM182-AHK2Δ及びTM182-AHK3の作製 得られた発現プラスミドp415CYC-CRE1(実施例5)、p4
15CYC-AHK2(実施例11)、p415CYC-AHK2Δ(実施例1
1)及びp415CYC-AHK3(実施例8)をそれぞれ用いて、
Sln1遺伝子欠損株であるTM182(sln1Δ)(Maeda T et
al. Nature:369242-245(1994))を形質転換した。形質
転換は、Polyethylene glycol/lithiumacetate (PEG/Li
Ac)-mediated transformation 法を用い、CLONTECH社:
MATCHMAKER Two-Hybrid System 3 User Manual 22ペー
ジに記載される VII.Library Transformation & Screen
ing Protocolsに従って行った。得られる形質転換細胞
では、ロイシンの栄養要求性が消失することを利用し、
DOLU+Gal培地で生育する形質転換酵母を選択し、形質転
換細胞TM182-CRE1、TM182-AHK2、TM182-AHK2Δ及びTM18
2-AHK3を作製した。
【0052】(実施例13)形質転換細胞TM182-CRE1、
TM182-AHK2、TM182-AHK2Δ及びTM182-AHK3のサイトカイ
ニン応答(その1) 実施例12で作製された形質転換細胞TM182-CRE1、TM1
82-AHK2、TM182-AHK2Δ及びTM182-AHK3の培養液10μl
(酵母約800個体)を、濃度10μMのtrans-zeatinを添加
したDOLU+Glu寒天培地上にスポットして、30℃で30時間
培養を行った。培養終了後、当該形質転換細胞の生育状
態を観察し、デジタルカメラにて写真を撮影した。その
結果、TM182-CRE1、TM182-AHK2、TM182-AHK2Δ及びTM18
2-AHK3のいずれの形質転換細胞も、trans-zeatinを添加
したDOLU+Glu寒天培地の場合には、trans-zeatinを添加
しないDOLU+Glu寒天培地の場合に比べて高い増殖度を示
した。このことから、形質転換細胞がサイトカイニンに
対して応答し、DOLU+Glu寒天培地での生育が可能である
ことを示している。また、形質転換細胞が、trans-zeat
in存在の有無に関わらずDOLU+Gal培地で生育可能である
ことも確認した。
【0053】(実施例14)形質転換細胞TM182-CRE1、
TM182-AHK2Δ及びTM182-AHK2のサイトカイニン応答(そ
の2) 実施例12で得られた形質転換細胞TM182-CRE1、TM182-
AHK2Δ及びTM182-AHK2形質転換細胞の培養液を種々の濃
度(1nM、10nM、100nM、1μM、10μM、100
μM)のサイトカイニンを含むDOLU+Glu寒天培地上にス
ポットして、30℃で30時間培養を行った。培養終了後、
生育状態を観察し、デジタルカメラにて写真を撮影し
た。表1に、各形質転換細胞が生育可能であったtrans-
zeatin及びcis-zeatin の最低濃度を示した。
【0054】
【表1】
【0055】(実施例15)サイトカイニン受容体に対
するアゴニスト活性を有する物質の探索方法(その1) 実施例12で得られた形質転換細胞TM182-AHK2、TM182-
AHK2Δ及びTM182-AHK3をDOLU+Gal培地200mlに植菌し、3
0℃で36時間前培養を行い、この培養液をDOLU+Glu培地
でOD600=0.100に希釈し、さらにそれをDOLU+Glu培地
で200分の1に希釈したものを、希釈前培養液とした。9
6穴プレートの各ウエルに、濃度10mMに調製した被験物
質(Abscisic acidまたは6-Benzyl aminopurine)のDMS
O溶液をDOLU+Glu培地にて100倍に希釈した溶液(100μ
M)を20μl添加したアッセイプレートを準備した。同
時に、DMSO 20μlをDOLU+Glu培地にて100倍に希釈した
溶液を20μl入れたアッセイプレートを対照区として準
備した。上記の希釈前培養液を200μlずつ両アッセイプ
レートの各ウエルに添加し、30℃で24時間培養した後、
プレートリーダーを用いて各ウエルの濁度を測定した。
該濁度を対照区における濁度と比較することにより、被
験物質のサイトカイニン受容体に対するアゴニスト活性
を検定した。表2に、各被験物質を添加した各形質転換
細胞培養液のOD620の吸光度を示した。6-Benzyl aminop
urineを添加した試験区における濁度が対照区における
濁度に比べて高い値を示したことから、6-Benzyl amino
purineを、サイトカイニン受容体に対するアゴニスト活
性物質として選抜した。
【0056】
【表2】
【0057】(実施例16)サイトカイニン受容体に対
するアンタゴニスト活性を有する物質の探索方法(その
1) 実施例12で得られた形質転換細胞TM182-CRE1、TM182-
AHK2、TM182-AHK2Δ及びTM182-AHK3をDOLU+Gal培地200m
lに植菌し、30℃で30時間前培養を行い、前培養液とす
る。96穴プレートの各ウエルに1μMのtrans-zeatin(サ
イトカイニン)を添加したDOLU+Glu培地を200μl入れ
て、各ウエルに被験物質の供試濃度が1μMとなるよう
に添加したアッセイプレートを準備する。同時に、1μM
のtrans-zeatinを添加したDOLU+Glu培地のみを200μl入
れたアッセイプレートを対照区用として準備する。上記
の前培養液を20μlずつ両アッセイプレートの各ウエル
に添加し、30℃で30時間培養した後、プレートリーダー
を用いて各ウエルの濁度を測定する。該濁度を対照区に
おける濁度と比較することにより、被験物質のサイトカ
イニン受容体に対するアンタゴニスト活性を検定する。
試験区における濁度が対照区における濁度に比べて低い
値を示した被験物質を、サイトカイニン受容体に対する
アンタゴニスト活性物質として選抜する。
【0058】(実施例17)サイトカイニン受容体に対
するアゴニスト活性物質の探索方法(その2) 実施例12で得られた形質転換細胞(TM182-CRE1、TM18
2-AHK2、TM182-AHK2Δ及びTM182-AHK3)をDOLU+Gal培地
200mlに植菌し、30℃で30時間前培養を行う。実施例1
5で選抜されたサイトカイニン受容体に対するアゴニス
ト活性物質の供試濃度が10nMから100μMとなるよう
に種々変化させて添加したDOLU+Glu寒天培地に、前培養
した形質転換細胞(TM182-CRE1、TM182-AHK2、TM182-AH
K2Δ及びTM182-AHK3)10μlをスポットして30℃で30時
間培養する。培養終了後、形質転換細胞(TM182-CRE1、
TM182-AHK2、TM182-AHK2Δ及びTM182-AHK3)の増殖状態
が観察される最低供試濃度から当該供試物質のサイトカ
イニン受容体に対するアゴニスト活性の強度を検定・確
認する。
【0059】(実施例18)サイトカイニン受容体に対
するアンタゴニスト活性物質の探索方法(その2) 実施例12で得られた形質転換細胞(TM182-CRE1、TM18
2-AHK2、TM182-AHK2Δ及びTM182-AHK3)をDOLU+Gal培地
200mlに植菌し、30℃で30時間前培養を行う。実施例1
6で選抜されたサイトカイニン受容体に対するアンタゴ
ニスト活性物質の供試濃度が10nMから100μMとなる
ように種々変化させ、かつ10μMのtrans-zeatin(サイ
トカイニン)と共に、添加したDOLU+Glu寒天培地に、前
培養した形質転換細胞(TM182-CRE1、TM182-AHK2、TM18
2-AHK2Δ及びTM182-AHK3)10μlをスポットして30℃で3
0時間培養する。培養終了後、形質転換細胞(TM182-CRE
1、TM182-AHK2、TM182-AHK2Δ及びTM182-AHK3)の増殖
状態が観察されない最低供試濃度からサイトカイニン受
容体に対するアンタゴニスト活性の強度を検定・確認す
る。
【0060】以下に、本発明において使用される培地の
組成を記す。 (a)DOLU+GLU培地 Bacto-yeast nitrogen base without amino acids 6.7g Glucose 20g Drop-out mix(x) 2.0g Distilled water 1000ml (b)DOLU+GAL培地 Bacto-yeast nitrogen base without amino acids 6.7g Glucose 20g Drop-out mix(x) 2.0g Distilled water 1000ml (x)Drop-out mix: Adenine 0.5g Lysine 2.0g Alanine 2.0g Methionine 2.0g Arginine 2.0g para-Aminobenzoic acid 0.2g Asparagine 2.0g Phenylalanine 2.0g Aspartic acid 2.0g Proline 2.0g Cysteine 2.0g Serine 2.0g Glutamine 2.0g Threonine 2.0g Glutamic acid 2.0g Tryptophan 2.0g Glycine 2.0g Tyrosine 2.0g Histidine 2.0g Valine 2.0g Inositol 2.0g Isoleucine 2.0g Distilled water 1000ml (c)DOLU+GLU寒天培地 培地(a)に2%(W/V)の寒天が添加された固体培
地。 (d)DOLU+GAL寒天培地 培地(c)に2%(W/V)の寒天が添加された固体培
地。
【0061】
【発明の効果】本発明によって、特定のサイトカイニン
受容体および該受容体をコードするDNA、ならびにサ
イトカイニン受容体に対するアンタゴニスト活性の分析
方法が提供可能となり、さらに当該分析方法を使用する
ことでサイトカイニン受容体に対するアンタゴニスト活
性を有する物質を少量のサンプルでかつ迅速に見出す方
法等が提供可能となる。
【0062】「配列表フリーテキスト」 配列番号9 PCRのために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー 配列番号10 PCRのために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー 配列番号11 PCRのために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー 配列番号12 PCRのために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー 配列番号13 PCRのために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー 配列番号14 PCRのために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー 配列番号15 PCRのために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー 配列番号16 PCRのために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー 配列番号17 PCRのために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー 配列番号18 PCRのために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー 配列番号19 PCRのために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー 配列番号20 PCRのために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー 配列番号21 PCRのために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー 配列番号22 PCRのために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー
【0063】
【配列表】 SEQUENCE LISTING <110> Sumitomo Chemical Co., Ltd. <120> Cytokinin receptor and use thereof <130> P154074 <150> JP 2001/73812 <151> 2001-03-15 <150> JP 2001/198640 <151> 2001-06-29 <160> 22 <170> PatentIn Ver. 2.1 <210> 1 <211> 3531 <212> DNA <213> Arabidopsis thaliana <220> <221> CDS <222> (1)..(3531) <400> 1 atg tct ata act tgt gag ctc ttg aat ctt act tca aag aaa gct aag 48 Met Ser Ile Thr Cys Glu Leu Leu Asn Leu Thr Ser Lys Lys Ala Lys 1 5 10 15 aag tcg tcg agc agt gac aag aaa tgg cta aag aag cct ctc ttc ttc 96 Lys Ser Ser Ser Ser Asp Lys Lys Trp Leu Lys Lys Pro Leu Phe Phe 20 25 30 ctg att ttg tgt ggc tct ttg gta att gtt ttg gtt atg ttc tta cgg 144 Leu Ile Leu Cys Gly Ser Leu Val Ile Val Leu Val Met Phe Leu Arg 35 40 45 tta ggt aga agt cag aag gag gag aca gat tct tgt aat gga gaa gag 192 Leu Gly Arg Ser Gln Lys Glu Glu Thr Asp Ser Cys Asn Gly Glu Glu 50 55 60 aaa gtg ttg tat aga cat caa aat gtc aca aga agt gag att cat gat 240 Lys Val Leu Tyr Arg His Gln Asn Val Thr Arg Ser Glu Ile His Asp 65 70 75 80 ttg gtc tct ttg ttc tct gat tca gat cag gta aca tcc ttt gaa tgt 288 Leu Val Ser Leu Phe Ser Asp Ser Asp Gln Val Thr Ser Phe Glu Cys 85 90 95 cat aag gaa tca agc cct gga atg tgg aca aac tat ggt att aca tgt 336 His Lys Glu Ser Ser Pro Gly Met Trp Thr Asn Tyr Gly Ile Thr Cys 100 105 110 tcc ctg agt gtg cgt tct gat aaa caa gag act aga ggg ctt ccc tgg 384 Ser Leu Ser Val Arg Ser Asp Lys Gln Glu Thr Arg Gly Leu Pro Trp 115 120 125 aat ctt ggc tta gga cat tct atc tca tca aca tct tgt atg tgt ggt 432 Asn Leu Gly Leu Gly His Ser Ile Ser Ser Thr Ser Cys Met Cys Gly 130 135 140 aat ctt gaa ccg att tta cag caa cct gaa aac ctt gag gaa gaa aac 480 Asn Leu Glu Pro Ile Leu Gln Gln Pro Glu Asn Leu Glu Glu Glu Asn 145 150 155 160 cat gaa gaa ggg ctg gag cag ggt ttg tca tcg tat tta aga aat gca 528 His Glu Glu Gly Leu Glu Gln Gly Leu Ser Ser Tyr Leu Arg Asn Ala 165 170 175 tgg tgg tgt cta atc ctt ggt gtg tta gtg tgc cat aag att tat gta 576 Trp Trp Cys Leu Ile Leu Gly Val Leu Val Cys His Lys Ile Tyr Val 180 185 190 tct cat tct aaa gca cga ggt gag agg aaa gag aaa gta cat ctg caa 624 Ser His Ser Lys Ala Arg Gly Glu Arg Lys Glu Lys Val His Leu Gln 195 200 205 gag gct tta gct cca aag aag cag caa caa cgt gct cag act tct tct 672 Glu Ala Leu Ala Pro Lys Lys Gln Gln Gln Arg Ala Gln Thr Ser Ser 210 215 220 aga ggg gct gga aga tgg agg aag aat atc ctt ctc ctt ggt att tta 720 Arg Gly Ala Gly Arg Trp Arg Lys Asn Ile Leu Leu Leu Gly Ile Leu 225 230 235 240 gga gga gtt tcc ttc tct gtt tgg tgg ttt tgg gac act aat gag gag 768 Gly Gly Val Ser Phe Ser Val Trp Trp Phe Trp Asp Thr Asn Glu Glu 245 250 255 atc ata atg aaa agg agg gag act ttg gca aac atg tgt gac gaa cga 816 Ile Ile Met Lys Arg Arg Glu Thr Leu Ala Asn Met Cys Asp Glu Arg 260 265 270 gca cgt gtt tta caa gat cag ttc aat gtt agc ttg aac cat gtt cat 864 Ala Arg Val Leu Gln Asp Gln Phe Asn Val Ser Leu Asn His Val His 275 280 285 gcc ttg tct att ctt gta tct aca ttt cat cat ggt aaa atc cca tct 912 Ala Leu Ser Ile Leu Val Ser Thr Phe His His Gly Lys Ile Pro Ser 290 295 300 gcc att gat cag aga aca ttt gaa gaa tat act gag aga aca aac ttt 960 Ala Ile Asp Gln Arg Thr Phe Glu Glu Tyr Thr Glu Arg Thr Asn Phe 305 310 315 320 gag agg cca ctt act agt ggt gta gcg tat gct ttg aaa gtc cca cac 1008 Glu Arg Pro Leu Thr Ser Gly Val Ala Tyr Ala Leu Lys Val Pro His 325 330 335 tca gaa aga gag aaa ttt gaa aag gag cat gga tgg gca ata aag aaa 1056 Ser Glu Arg Glu Lys Phe Glu Lys Glu His Gly Trp Ala Ile Lys Lys 340 345 350 atg gaa act gag gac cag aca gtt gta caa gat tgt gtt cct gaa aac 1104 Met Glu Thr Glu Asp Gln Thr Val Val Gln Asp Cys Val Pro Glu Asn 355 360 365 ttt gat ccc gca ccg att caa gac gaa tac gcg cca gtt ata ttt gct 1152 Phe Asp Pro Ala Pro Ile Gln Asp Glu Tyr Ala Pro Val Ile Phe Ala 370 375 380 caa gaa act gtt tcc cat att gta tcg gtc gac atg atg tct gga gaa 1200 Gln Glu Thr Val Ser His Ile Val Ser Val Asp Met Met Ser Gly Glu 385 390 395 400 gaa gac cgt gaa aac atc tta cgg gca agg gca tca gga aaa gga gtg 1248 Glu Asp Arg Glu Asn Ile Leu Arg Ala Arg Ala Ser Gly Lys Gly Val 405 410 415 tta aca tct cca ttt aag ctt ctt aag tca aat cat ctt ggt gtt gtg 1296 Leu Thr Ser Pro Phe Lys Leu Leu Lys Ser Asn His Leu Gly Val Val 420 425 430 ttg acc ttt gct gtc tat gac acg agc cta ccg cct gat gct aca gaa 1344 Leu Thr Phe Ala Val Tyr Asp Thr Ser Leu Pro Pro Asp Ala Thr Glu 435 440 445 gaa cag cgt gtt gaa gca act att ggg tac ctt ggt gca tca tat gat 1392 Glu Gln Arg Val Glu Ala Thr Ile Gly Tyr Leu Gly Ala Ser Tyr Asp 450 455 460 atg cca tcg ctg gtg gag aaa ctt ctt cac caa ctt gcc agc aaa cag 1440 Met Pro Ser Leu Val Glu Lys Leu Leu His Gln Leu Ala Ser Lys Gln 465 470 475 480 aca att gct gtg gat gtt tac gac aca act aac act tca ggt cta ata 1488 Thr Ile Ala Val Asp Val Tyr Asp Thr Thr Asn Thr Ser Gly Leu Ile 485 490 495 aaa atg tat ggc tca gaa att ggg gat ata agt gag cag cat ata agt 1536 Lys Met Tyr Gly Ser Glu Ile Gly Asp Ile Ser Glu Gln His Ile Ser 500 505 510 agc ctt gat ttt ggt gat cca tca agg aac cat gag atg cat tgc agg 1584 Ser Leu Asp Phe Gly Asp Pro Ser Arg Asn His Glu Met His Cys Arg 515 520 525 ttt aag cat aaa ctt ccc att ccc tgg aca gcg ata aca ccg tcg atc 1632 Phe Lys His Lys Leu Pro Ile Pro Trp Thr Ala Ile Thr Pro Ser Ile 530 535 540 tta gtt ctg gtt att act ttt ctt gtt ggt tat att tta tat gaa gcc 1680 Leu Val Leu Val Ile Thr Phe Leu Val Gly Tyr Ile Leu Tyr Glu Ala 545 550 555 560 atc aac cga att gcg aca gtt gaa gag gat tgt cag aag atg agg gaa 1728 Ile Asn Arg Ile Ala Thr Val Glu Glu Asp Cys Gln Lys Met Arg Glu 565 570 575 ctc aaa gct cgt gct gag gcc gct gac att gca aag tca cag ttc cta 1776 Leu Lys Ala Arg Ala Glu Ala Ala Asp Ile Ala Lys Ser Gln Phe Leu 580 585 590 gca act gtt tct cat gag ata cgg act ccg atg aat gga gtt tta gga 1824 Ala Thr Val Ser His Glu Ile Arg Thr Pro Met Asn Gly Val Leu Gly 595 600 605 atg ctg aaa atg ctg atg gac acc gat ctt gat gcg aag cag atg gac 1872 Met Leu Lys Met Leu Met Asp Thr Asp Leu Asp Ala Lys Gln Met Asp 610 615 620 tat gcg caa act gct cat ggc agt ggg aag gat ctt aca tca cta ata 1920 Tyr Ala Gln Thr Ala His Gly Ser Gly Lys Asp Leu Thr Ser Leu Ile 625 630 635 640 aat gag gtt ctt gat cag gca aag att gaa tcc gga agg ctc gag ctt 1968 Asn Glu Val Leu Asp Gln Ala Lys Ile Glu Ser Gly Arg Leu Glu Leu 645 650 655 gaa aat gtg cct ttt gat atg cgt ttt att ctt gat aat gtt tca tct 2016 Glu Asn Val Pro Phe Asp Met Arg Phe Ile Leu Asp Asn Val Ser Ser 660 665 670 ctc ctc tct ggc aag gca aat gaa aaa gga att gag ttg gcc gtt tat 2064 Leu Leu Ser Gly Lys Ala Asn Glu Lys Gly Ile Glu Leu Ala Val Tyr 675 680 685 gtt tct agt caa gtt cct gat gtt gta gtc ggt gat ccg agt cgg ttc 2112 Val Ser Ser Gln Val Pro Asp Val Val Val Gly Asp Pro Ser Arg Phe 690 695 700 cgg cag atc att aca aac ctg gtt gga aac tca atc aaa ttc aca cag 2160 Arg Gln Ile Ile Thr Asn Leu Val Gly Asn Ser Ile Lys Phe Thr Gln 705 710 715 720 gaa agg gga cac ata ttt atc tca gtg cac ctt gca gat gag gta aag 2208 Glu Arg Gly His Ile Phe Ile Ser Val His Leu Ala Asp Glu Val Lys 725 730 735 gag cct ctt act att gaa gac gca gtg cta aaa cag cga cta gct tta 2256 Glu Pro Leu Thr Ile Glu Asp Ala Val Leu Lys Gln Arg Leu Ala Leu 740 745 750 gga tgc agc gag tcc ggt gag aca gtt agc ggg ttt cct gcg gta aat 2304 Gly Cys Ser Glu Ser Gly Glu Thr Val Ser Gly Phe Pro Ala Val Asn 755 760 765 gca tgg gga agc tgg aag aat ttc aag aca tgt tac agt act gag agt 2352 Ala Trp Gly Ser Trp Lys Asn Phe Lys Thr Cys Tyr Ser Thr Glu Ser 770 775 780 cag aat tct gat caa atc aaa ttg cta gtt aca gtg gag gac act gga 2400 Gln Asn Ser Asp Gln Ile Lys Leu Leu Val Thr Val Glu Asp Thr Gly 785 790 795 800 gtt ggc ata cct gtg gat gca caa ggc cga atc ttc aca cct ttt atg 2448 Val Gly Ile Pro Val Asp Ala Gln Gly Arg Ile Phe Thr Pro Phe Met 805 810 815 caa gcc gac agt tcc aca tcg cgg act tat ggt gga act ggc ata ggt 2496 Gln Ala Asp Ser Ser Thr Ser Arg Thr Tyr Gly Gly Thr Gly Ile Gly 820 825 830 ttg agt ata agc aaa cgt ttg gtt gaa ctc atg caa gga gag atg ggg 2544 Leu Ser Ile Ser Lys Arg Leu Val Glu Leu Met Gln Gly Glu Met Gly 835 840 845 ttt gtg agt gag ccc ggg ata ggc agt act ttt tca ttt act gga gtt 2592 Phe Val Ser Glu Pro Gly Ile Gly Ser Thr Phe Ser Phe Thr Gly Val 850 855 860 ttc ggg aaa gca gaa aca aat acg tcg att act aag ctg gaa cga ttc 2640 Phe Gly Lys Ala Glu Thr Asn Thr Ser Ile Thr Lys Leu Glu Arg Phe 865 870 875 880 gat cta gct att cag gag ttt aca gga ttg aga gca tta gtt att gat 2688 Asp Leu Ala Ile Gln Glu Phe Thr Gly Leu Arg Ala Leu Val Ile Asp 885 890 895 aac aga aac att aga gca gag gtc acc agg tac gaa ctt cgg aga ctg 2736 Asn Arg Asn Ile Arg Ala Glu Val Thr Arg Tyr Glu Leu Arg Arg Leu 900 905 910 gga ata tct gca gac att gtt tca agt ctg aga atg gca tgc act tgt 2784 Gly Ile Ser Ala Asp Ile Val Ser Ser Leu Arg Met Ala Cys Thr Cys 915 920 925 tgt atc agc aaa tta gaa aat ttg gct atg att cta ata gac aaa gac 2832 Cys Ile Ser Lys Leu Glu Asn Leu Ala Met Ile Leu Ile Asp Lys Asp 930 935 940 gcc tgg aac aag gaa gaa ttt tca gta ctt gac gag ttg ttt acc cga 2880 Ala Trp Asn Lys Glu Glu Phe Ser Val Leu Asp Glu Leu Phe Thr Arg 945 950 955 960 agc aaa gta acc ttt aca aga gtc cca aag att ttt ctt ttg gca act 2928 Ser Lys Val Thr Phe Thr Arg Val Pro Lys Ile Phe Leu Leu Ala Thr 965 970 975 tct gca act ctt act gag cgc agt gag atg aag tct act ggt ctc atc 2976 Ser Ala Thr Leu Thr Glu Arg Ser Glu Met Lys Ser Thr Gly Leu Ile 980 985 990 gat gag gtg gtg ata aag cct ctt cgg atg agt gtc tta ata tgt tgc 3024 Asp Glu Val Val Ile Lys Pro Leu Arg Met Ser Val Leu Ile Cys Cys 995 1000 1005 ttg caa gaa acc ctt gtc aat ggc aag aag agg caa ccg aac aga cag 3072 Leu Gln Glu Thr Leu Val Asn Gly Lys Lys Arg Gln Pro Asn Arg Gln 1010 1015 1020 cga aga aat ctt gga cac ttg cta aga gaa aaa cag att ctg gtt gtg 3120 Arg Arg Asn Leu Gly His Leu Leu Arg Glu Lys Gln Ile Leu Val Val 1025 1030 1035 1040 gat gat aat ctt gtg aac aga cga gtt gca gaa ggt gca ctt aag aaa 3168 Asp Asp Asn Leu Val Asn Arg Arg Val Ala Glu Gly Ala Leu Lys Lys 1045 1050 1055 tat gga gct att gtt aca tgc gtt gag agt ggc aaa gct gca ttg gca 3216 Tyr Gly Ala Ile Val Thr Cys Val Glu Ser Gly Lys Ala Ala Leu Ala 1060 1065 1070 atg ctt aag ccg cct cat aac ttc gat gct tgc ttc atg gat ctc cag 3264 Met Leu Lys Pro Pro His Asn Phe Asp Ala Cys Phe Met Asp Leu Gln 1075 1080 1085 atg cct gaa atg gat gga ttt gaa gcg aca agg aga gtc cgt gag ctg 3312 Met Pro Glu Met Asp Gly Phe Glu Ala Thr Arg Arg Val Arg Glu Leu 1090 1095 1100 gag agg gaa atc aat aag aaa ata gct tct gga gaa gtt tca gct gaa 3360 Glu Arg Glu Ile Asn Lys Lys Ile Ala Ser Gly Glu Val Ser Ala Glu 1105 1110 1115 1120 atg ttc tgt aaa ttt agt agt tgg cac gtc ccg ata tta gca atg aca 3408 Met Phe Cys Lys Phe Ser Ser Trp His Val Pro Ile Leu Ala Met Thr 1125 1130 1135 gca gat gtt att cag gct act cat gaa gaa tgc atg aaa tgt gga atg 3456 Ala Asp Val Ile Gln Ala Thr His Glu Glu Cys Met Lys Cys Gly Met 1140 1145 1150 gat ggt tat gta tca aaa ccg ttt gaa gag gaa gtg ctc tac aca gcg 3504 Asp Gly Tyr Val Ser Lys Pro Phe Glu Glu Glu Val Leu Tyr Thr Ala 1155 1160 1165 gta gca aga ttc ttt gaa cct tgt taa 3531 Val Ala Arg Phe Phe Glu Pro Cys 1170 1175 <210> 2 <211> 1176 <212> PRT <213> Arabidopsis thaliana <400> 2 Met Ser Ile Thr Cys Glu Leu Leu Asn Leu Thr Ser Lys Lys Ala Lys 1 5 10 15 Lys Ser Ser Ser Ser Asp Lys Lys Trp Leu Lys Lys Pro Leu Phe Phe 20 25 30 Leu Ile Leu Cys Gly Ser Leu Val Ile Val Leu Val Met Phe Leu Arg 35 40 45 Leu Gly Arg Ser Gln Lys Glu Glu Thr Asp Ser Cys Asn Gly Glu Glu 50 55 60 Lys Val Leu Tyr Arg His Gln Asn Val Thr Arg Ser Glu Ile His Asp 65 70 75 80 Leu Val Ser Leu Phe Ser Asp Ser Asp Gln Val Thr Ser Phe Glu Cys 85 90 95 His Lys Glu Ser Ser Pro Gly Met Trp Thr Asn Tyr Gly Ile Thr Cys 100 105 110 Ser Leu Ser Val Arg Ser Asp Lys Gln Glu Thr Arg Gly Leu Pro Trp 115 120 125 Asn Leu Gly Leu Gly His Ser Ile Ser Ser Thr Ser Cys Met Cys Gly 130 135 140 Asn Leu Glu Pro Ile Leu Gln Gln Pro Glu Asn Leu Glu Glu Glu Asn 145 150 155 160 His Glu Glu Gly Leu Glu Gln Gly Leu Ser Ser Tyr Leu Arg Asn Ala 165 170 175 Trp Trp Cys Leu Ile Leu Gly Val Leu Val Cys His Lys Ile Tyr Val 180 185 190 Ser His Ser Lys Ala Arg Gly Glu Arg Lys Glu Lys Val His Leu Gln 195 200 205 Glu Ala Leu Ala Pro Lys Lys Gln Gln Gln Arg Ala Gln Thr Ser Ser 210 215 220 Arg Gly Ala Gly Arg Trp Arg Lys Asn Ile Leu Leu Leu Gly Ile Leu 225 230 235 240 Gly Gly Val Ser Phe Ser Val Trp Trp Phe Trp Asp Thr Asn Glu Glu 245 250 255 Ile Ile Met Lys Arg Arg Glu Thr Leu Ala Asn Met Cys Asp Glu Arg 260 265 270 Ala Arg Val Leu Gln Asp Gln Phe Asn Val Ser Leu Asn His Val His 275 280 285 Ala Leu Ser Ile Leu Val Ser Thr Phe His His Gly Lys Ile Pro Ser 290 295 300 Ala Ile Asp Gln Arg Thr Phe Glu Glu Tyr Thr Glu Arg Thr Asn Phe 305 310 315 320 Glu Arg Pro Leu Thr Ser Gly Val Ala Tyr Ala Leu Lys Val Pro His 325 330 335 Ser Glu Arg Glu Lys Phe Glu Lys Glu His Gly Trp Ala Ile Lys Lys 340 345 350 Met Glu Thr Glu Asp Gln Thr Val Val Gln Asp Cys Val Pro Glu Asn 355 360 365 Phe Asp Pro Ala Pro Ile Gln Asp Glu Tyr Ala Pro Val Ile Phe Ala 370 375 380 Gln Glu Thr Val Ser His Ile Val Ser Val Asp Met Met Ser Gly Glu 385 390 395 400 Glu Asp Arg Glu Asn Ile Leu Arg Ala Arg Ala Ser Gly Lys Gly Val 405 410 415 Leu Thr Ser Pro Phe Lys Leu Leu Lys Ser Asn His Leu Gly Val Val 420 425 430 Leu Thr Phe Ala Val Tyr Asp Thr Ser Leu Pro Pro Asp Ala Thr Glu 435 440 445 Glu Gln Arg Val Glu Ala Thr Ile Gly Tyr Leu Gly Ala Ser Tyr Asp 450 455 460 Met Pro Ser Leu Val Glu Lys Leu Leu His Gln Leu Ala Ser Lys Gln 465 470 475 480 Thr Ile Ala Val Asp Val Tyr Asp Thr Thr Asn Thr Ser Gly Leu Ile 485 490 495 Lys Met Tyr Gly Ser Glu Ile Gly Asp Ile Ser Glu Gln His Ile Ser 500 505 510 Ser Leu Asp Phe Gly Asp Pro Ser Arg Asn His Glu Met His Cys Arg 515 520 525 Phe Lys His Lys Leu Pro Ile Pro Trp Thr Ala Ile Thr Pro Ser Ile 530 535 540 Leu Val Leu Val Ile Thr Phe Leu Val Gly Tyr Ile Leu Tyr Glu Ala 545 550 555 560 Ile Asn Arg Ile Ala Thr Val Glu Glu Asp Cys Gln Lys Met Arg Glu 565 570 575 Leu Lys Ala Arg Ala Glu Ala Ala Asp Ile Ala Lys Ser Gln Phe Leu 580 585 590 Ala Thr Val Ser His Glu Ile Arg Thr Pro Met Asn Gly Val Leu Gly 595 600 605 Met Leu Lys Met Leu Met Asp Thr Asp Leu Asp Ala Lys Gln Met Asp 610 615 620 Tyr Ala Gln Thr Ala His Gly Ser Gly Lys Asp Leu Thr Ser Leu Ile 625 630 635 640 Asn Glu Val Leu Asp Gln Ala Lys Ile Glu Ser Gly Arg Leu Glu Leu 645 650 655 Glu Asn Val Pro Phe Asp Met Arg Phe Ile Leu Asp Asn Val Ser Ser 660 665 670 Leu Leu Ser Gly Lys Ala Asn Glu Lys Gly Ile Glu Leu Ala Val Tyr 675 680 685 Val Ser Ser Gln Val Pro Asp Val Val Val Gly Asp Pro Ser Arg Phe 690 695 700 Arg Gln Ile Ile Thr Asn Leu Val Gly Asn Ser Ile Lys Phe Thr Gln 705 710 715 720 Glu Arg Gly His Ile Phe Ile Ser Val His Leu Ala Asp Glu Val Lys 725 730 735 Glu Pro Leu Thr Ile Glu Asp Ala Val Leu Lys Gln Arg Leu Ala Leu 740 745 750 Gly Cys Ser Glu Ser Gly Glu Thr Val Ser Gly Phe Pro Ala Val Asn 755 760 765 Ala Trp Gly Ser Trp Lys Asn Phe Lys Thr Cys Tyr Ser Thr Glu Ser 770 775 780 Gln Asn Ser Asp Gln Ile Lys Leu Leu Val Thr Val Glu Asp Thr Gly 785 790 795 800 Val Gly Ile Pro Val Asp Ala Gln Gly Arg Ile Phe Thr Pro Phe Met 805 810 815 Gln Ala Asp Ser Ser Thr Ser Arg Thr Tyr Gly Gly Thr Gly Ile Gly 820 825 830 Leu Ser Ile Ser Lys Arg Leu Val Glu Leu Met Gln Gly Glu Met Gly 835 840 845 Phe Val Ser Glu Pro Gly Ile Gly Ser Thr Phe Ser Phe Thr Gly Val 850 855 860 Phe Gly Lys Ala Glu Thr Asn Thr Ser Ile Thr Lys Leu Glu Arg Phe 865 870 875 880 Asp Leu Ala Ile Gln Glu Phe Thr Gly Leu Arg Ala Leu Val Ile Asp 885 890 895 Asn Arg Asn Ile Arg Ala Glu Val Thr Arg Tyr Glu Leu Arg Arg Leu 900 905 910 Gly Ile Ser Ala Asp Ile Val Ser Ser Leu Arg Met Ala Cys Thr Cys 915 920 925 Cys Ile Ser Lys Leu Glu Asn Leu Ala Met Ile Leu Ile Asp Lys Asp 930 935 940 Ala Trp Asn Lys Glu Glu Phe Ser Val Leu Asp Glu Leu Phe Thr Arg 945 950 955 960 Ser Lys Val Thr Phe Thr Arg Val Pro Lys Ile Phe Leu Leu Ala Thr 965 970 975 Ser Ala Thr Leu Thr Glu Arg Ser Glu Met Lys Ser Thr Gly Leu Ile 980 985 990 Asp Glu Val Val Ile Lys Pro Leu Arg Met Ser Val Leu Ile Cys Cys 995 1000 1005 Leu Gln Glu Thr Leu Val Asn Gly Lys Lys Arg Gln Pro Asn Arg Gln 1010 1015 1020 Arg Arg Asn Leu Gly His Leu Leu Arg Glu Lys Gln Ile Leu Val Val 1025 1030 1035 1040 Asp Asp Asn Leu Val Asn Arg Arg Val Ala Glu Gly Ala Leu Lys Lys 1045 1050 1055 Tyr Gly Ala Ile Val Thr Cys Val Glu Ser Gly Lys Ala Ala Leu Ala 1060 1065 1070 Met Leu Lys Pro Pro His Asn Phe Asp Ala Cys Phe Met Asp Leu Gln 1075 1080 1085 Met Pro Glu Met Asp Gly Phe Glu Ala Thr Arg Arg Val Arg Glu Leu 1090 1095 1100 Glu Arg Glu Ile Asn Lys Lys Ile Ala Ser Gly Glu Val Ser Ala Glu 1105 1110 1115 1120 Met Phe Cys Lys Phe Ser Ser Trp His Val Pro Ile Leu Ala Met Thr 1125 1130 1135 Ala Asp Val Ile Gln Ala Thr His Glu Glu Cys Met Lys Cys Gly Met 1140 1145 1150 Asp Gly Tyr Val Ser Lys Pro Phe Glu Glu Glu Val Leu Tyr Thr Ala 1155 1160 1165 Val Ala Arg Phe Phe Glu Pro Cys 1170 1175 <210> 3 <211> 3111 <212> DNA <213> Arabidopsis thaliana <220> <221> CDS <222> (1)..(3111) <400> 3 atg agt ctg ttc cat gtg cta ggg ttt ggt gtc aag att ggg cat ctc 48 Met Ser Leu Phe His Val Leu Gly Phe Gly Val Lys Ile Gly His Leu 1 5 10 15 ttc tgg atg cta tgc tgc tgg ttt gtt tct tgg ttc gtt gat aat ggg 96 Phe Trp Met Leu Cys Cys Trp Phe Val Ser Trp Phe Val Asp Asn Gly 20 25 30 atc gag gac aag tct ggt ctt tta gtt ggc tct gtc ggt gat ctt gag 144 Ile Glu Asp Lys Ser Gly Leu Leu Val Gly Ser Val Gly Asp Leu Glu 35 40 45 aag act aag atg act acg ttg aag aag aag aac aag atg tgg ttc tgg 192 Lys Thr Lys Met Thr Thr Leu Lys Lys Lys Asn Lys Met Trp Phe Trp 50 55 60 aat aag atc tct agc agc gga ctc aag atc ccg agt ttc tct tat cag 240 Asn Lys Ile Ser Ser Ser Gly Leu Lys Ile Pro Ser Phe Ser Tyr Gln 65 70 75 80 ttt ctt ggc tct gtt aaa ttc aac aag gcg tgg tgg agg aag ctt gtg 288 Phe Leu Gly Ser Val Lys Phe Asn Lys Ala Trp Trp Arg Lys Leu Val 85 90 95 gtg gtt tgg gtt gtc ttc tgg gtc ttg gtc tct att tgg acg ttt tgg 336 Val Val Trp Val Val Phe Trp Val Leu Val Ser Ile Trp Thr Phe Trp 100 105 110 tac ttt agc tcg caa gct atg gag aag agg aaa gag acg cta gct agt 384 Tyr Phe Ser Ser Gln Ala Met Glu Lys Arg Lys Glu Thr Leu Ala Ser 115 120 125 atg tgt gat gag aga gct cgt atg ctg cag gat cag ttc aac gtt agc 432 Met Cys Asp Glu Arg Ala Arg Met Leu Gln Asp Gln Phe Asn Val Ser 130 135 140 atg aat cat gtt caa gcc atg tct atc ttg atc tca acc ttc cac cat 480 Met Asn His Val Gln Ala Met Ser Ile Leu Ile Ser Thr Phe His His 145 150 155 160 ggc aag att cct tct gct atc gat cag aga aca ttc tca gag tac act 528 Gly Lys Ile Pro Ser Ala Ile Asp Gln Arg Thr Phe Ser Glu Tyr Thr 165 170 175 gat aga act tcc ttt gag agg cct ctt act agc ggg gta gct tat gct 576 Asp Arg Thr Ser Phe Glu Arg Pro Leu Thr Ser Gly Val Ala Tyr Ala 180 185 190 atg agg gtg ctc cat tca gag agg gaa gag ttc gag agg caa caa ggt 624 Met Arg Val Leu His Ser Glu Arg Glu Glu Phe Glu Arg Gln Gln Gly 195 200 205 tgg act att agg aag atg tat tct ctt gaa caa aac cca gtt cac aag 672 Trp Thr Ile Arg Lys Met Tyr Ser Leu Glu Gln Asn Pro Val His Lys 210 215 220 gat gac tat gac ctg gaa gct ttg gaa cca tcc cct gtc caa gaa gag 720 Asp Asp Tyr Asp Leu Glu Ala Leu Glu Pro Ser Pro Val Gln Glu Glu 225 230 235 240 tac gct cca gtc atc ttt gct cag gac act gtt tct cac gtt gtt tct 768 Tyr Ala Pro Val Ile Phe Ala Gln Asp Thr Val Ser His Val Val Ser 245 250 255 ctc gat atg ctg tct ggg aaa gaa gat cgt gaa aac gtt ttg cgg gcc 816 Leu Asp Met Leu Ser Gly Lys Glu Asp Arg Glu Asn Val Leu Arg Ala 260 265 270 agg agt tca ggt aaa ggg gtt ttg aca gct cct ttc cca ttg ata aag 864 Arg Ser Ser Gly Lys Gly Val Leu Thr Ala Pro Phe Pro Leu Ile Lys 275 280 285 aca aat aga ctt ggg gtg atc ctg aca ttt gca gtg tac aag aga gat 912 Thr Asn Arg Leu Gly Val Ile Leu Thr Phe Ala Val Tyr Lys Arg Asp 290 295 300 ctc ccc tcc aat gca acg cca aaa gag aga att gag gct act aac ggg 960 Leu Pro Ser Asn Ala Thr Pro Lys Glu Arg Ile Glu Ala Thr Asn Gly 305 310 315 320 tat ctc ggg gga gtg ttt gac att gag tcc ctg gta gaa aac ttg ctt 1008 Tyr Leu Gly Gly Val Phe Asp Ile Glu Ser Leu Val Glu Asn Leu Leu 325 330 335 caa cag ctg gct agc aag caa acg att ctt gtc aat gtg tac gat atc 1056 Gln Gln Leu Ala Ser Lys Gln Thr Ile Leu Val Asn Val Tyr Asp Ile 340 345 350 acc aat cac tct caa ccg att agc atg tat ggt aca aat gtg tcg gct 1104 Thr Asn His Ser Gln Pro Ile Ser Met Tyr Gly Thr Asn Val Ser Ala 355 360 365 gat ggg ttg gaa cgt gtt agt cca cta atc ttt ggc gat cca ttg aga 1152 Asp Gly Leu Glu Arg Val Ser Pro Leu Ile Phe Gly Asp Pro Leu Arg 370 375 380 aag cat gag atg cgt tgc aga ttt aag cag aaa cca cca tgg cca gtg 1200 Lys His Glu Met Arg Cys Arg Phe Lys Gln Lys Pro Pro Trp Pro Val 385 390 395 400 cta tca atg gtg aca tca ttc ggt atc ctt gtg att gcg tta ctt gtt 1248 Leu Ser Met Val Thr Ser Phe Gly Ile Leu Val Ile Ala Leu Leu Val 405 410 415 gca cat ata atc cac gca acc gtt agt cga ata cac aaa gtt gaa gaa 1296 Ala His Ile Ile His Ala Thr Val Ser Arg Ile His Lys Val Glu Glu 420 425 430 gat tgt gat aaa atg aag cag ctc aag aaa aag gct gaa gca gca gat 1344 Asp Cys Asp Lys Met Lys Gln Leu Lys Lys Lys Ala Glu Ala Ala Asp 435 440 445 gtt gca aag tca cag ttc ctt gcc act gtt tca cat gaa atc aga act 1392 Val Ala Lys Ser Gln Phe Leu Ala Thr Val Ser His Glu Ile Arg Thr 450 455 460 cca atg aat ggt gtt cta gga atg ttg cat atg ctt atg gac aca gag 1440 Pro Met Asn Gly Val Leu Gly Met Leu His Met Leu Met Asp Thr Glu 465 470 475 480 tta gat gtt acg caa cag gat tat gtt agg acc gca cag gca agt gga 1488 Leu Asp Val Thr Gln Gln Asp Tyr Val Arg Thr Ala Gln Ala Ser Gly 485 490 495 aaa gct tta gtc tcg cta ata aat gag gtt ttg gac caa gca aag att 1536 Lys Ala Leu Val Ser Leu Ile Asn Glu Val Leu Asp Gln Ala Lys Ile 500 505 510 gaa tct gga aag ctt gaa ctt gag gag gtg cgg ttt gat ttg aga gga 1584 Glu Ser Gly Lys Leu Glu Leu Glu Glu Val Arg Phe Asp Leu Arg Gly 515 520 525 ata tta gat gat gtc ctg tca ctc ttc tct agc aag tcc caa caa aag 1632 Ile Leu Asp Asp Val Leu Ser Leu Phe Ser Ser Lys Ser Gln Gln Lys 530 535 540 ggg gtg gag ttg gca gta tac ata tct gat cgt gtt cca gat atg tta 1680 Gly Val Glu Leu Ala Val Tyr Ile Ser Asp Arg Val Pro Asp Met Leu 545 550 555 560 att ggt gat cct ggg agg ttt cga caa ata ctc aca aat ctt atg ggt 1728 Ile Gly Asp Pro Gly Arg Phe Arg Gln Ile Leu Thr Asn Leu Met Gly 565 570 575 aat tcc att aag ttc act gag aaa gga cac atc ttt gta act gtt cat 1776 Asn Ser Ile Lys Phe Thr Glu Lys Gly His Ile Phe Val Thr Val His 580 585 590 ttg gtg gat gag cta ttt gaa tct atc gat gga gag aca gca tca tct 1824 Leu Val Asp Glu Leu Phe Glu Ser Ile Asp Gly Glu Thr Ala Ser Ser 595 600 605 ccg gaa agt aca ctg agt ggg ctt cca gtt gca gac cgg cag agg agc 1872 Pro Glu Ser Thr Leu Ser Gly Leu Pro Val Ala Asp Arg Gln Arg Ser 610 615 620 tgg gaa aac ttt aaa gct ttc agc tcc aac ggg cat cgg agc ttt gaa 1920 Trp Glu Asn Phe Lys Ala Phe Ser Ser Asn Gly His Arg Ser Phe Glu 625 630 635 640 cca tct ccc cct gat ata aac cta atc gtc tca gtt gag gat act ggc 1968 Pro Ser Pro Pro Asp Ile Asn Leu Ile Val Ser Val Glu Asp Thr Gly 645 650 655 gta ggg atc cct gta gaa gcg cag tcc cgt att ttt acg cct ttc atg 2016 Val Gly Ile Pro Val Glu Ala Gln Ser Arg Ile Phe Thr Pro Phe Met 660 665 670 caa gtc gga cca tcc ata tcc agg acg cat gga ggc aca gga att gga 2064 Gln Val Gly Pro Ser Ile Ser Arg Thr His Gly Gly Thr Gly Ile Gly 675 680 685 ctt agc ata agc aaa tgt cta gtt gga ctg atg aag gga gaa att gga 2112 Leu Ser Ile Ser Lys Cys Leu Val Gly Leu Met Lys Gly Glu Ile Gly 690 695 700 ttc tcg agt act ccc aag gtt ggg tcc aca ttc aca ttt act gct gta 2160 Phe Ser Ser Thr Pro Lys Val Gly Ser Thr Phe Thr Phe Thr Ala Val 705 710 715 720 ttt tcc aat ggg atg caa cca gct gaa aga aag aat gac aac aac cag 2208 Phe Ser Asn Gly Met Gln Pro Ala Glu Arg Lys Asn Asp Asn Asn Gln 725 730 735 ccc ata ttc tcg gaa ttc cgg ggc atg aaa gct gtg gtt gtg gac cat 2256 Pro Ile Phe Ser Glu Phe Arg Gly Met Lys Ala Val Val Val Asp His 740 745 750 agg cct gca agg gca aaa gtc tcg tgg tac cat ttt cag cgt ctt gga 2304 Arg Pro Ala Arg Ala Lys Val Ser Trp Tyr His Phe Gln Arg Leu Gly 755 760 765 att cga gtc gaa gta gtt cca cgt gtt gaa cag gct cta cat tat ctg 2352 Ile Arg Val Glu Val Val Pro Arg Val Glu Gln Ala Leu His Tyr Leu 770 775 780 aag att ggt act acc act gtg aat atg ata ctc ata gag caa gaa ata 2400 Lys Ile Gly Thr Thr Thr Val Asn Met Ile Leu Ile Glu Gln Glu Ile 785 790 795 800 tgg aat agg gaa gca gat gat ttc att aaa aag cta cag aaa gac cct 2448 Trp Asn Arg Glu Ala Asp Asp Phe Ile Lys Lys Leu Gln Lys Asp Pro 805 810 815 ctt ttc ctt tct cct aag ttg att ttg tta gca aac tca gta gaa tcg 2496 Leu Phe Leu Ser Pro Lys Leu Ile Leu Leu Ala Asn Ser Val Glu Ser 820 825 830 tca ata tca gag gct tta tgc acc ggt ata gat cct cca ata gtg ata 2544 Ser Ile Ser Glu Ala Leu Cys Thr Gly Ile Asp Pro Pro Ile Val Ile 835 840 845 gtg aaa cca ttg agg gcg agt atg cta gca gca act ttg cag agg gga 2592 Val Lys Pro Leu Arg Ala Ser Met Leu Ala Ala Thr Leu Gln Arg Gly 850 855 860 ttg ggt att gga atc aga gaa cca cct caa cac aag gga cct cct gct 2640 Leu Gly Ile Gly Ile Arg Glu Pro Pro Gln His Lys Gly Pro Pro Ala 865 870 875 880 ttg att ctc agg aat ctt ctc ctt ggt aga aaa att tta atc gtg gat 2688 Leu Ile Leu Arg Asn Leu Leu Leu Gly Arg Lys Ile Leu Ile Val Asp 885 890 895 gat aac aac gta aac ctc aga gtg gca gcg gga gct ctg aaa aag tac 2736 Asp Asn Asn Val Asn Leu Arg Val Ala Ala Gly Ala Leu Lys Lys Tyr 900 905 910 gga gct gat gtg gtc tgc gct gag agt ggg ata aag gca atc tca ttg 2784 Gly Ala Asp Val Val Cys Ala Glu Ser Gly Ile Lys Ala Ile Ser Leu 915 920 925 ctt aag cca cct cac gag ttt gat gct tgc ttc atg gac att cag atg 2832 Leu Lys Pro Pro His Glu Phe Asp Ala Cys Phe Met Asp Ile Gln Met 930 935 940 cca gaa atg gat gga ttt gaa gct aca agg aga ata cga gat atg gaa 2880 Pro Glu Met Asp Gly Phe Glu Ala Thr Arg Arg Ile Arg Asp Met Glu 945 950 955 960 gag gag atg aac aag aga ata aag aat ggg gag gct ttg ata gta gag 2928 Glu Glu Met Asn Lys Arg Ile Lys Asn Gly Glu Ala Leu Ile Val Glu 965 970 975 aac ggt aac aaa aca agc tgg cat ctt ccg gta tta gca atg acg gca 2976 Asn Gly Asn Lys Thr Ser Trp His Leu Pro Val Leu Ala Met Thr Ala 980 985 990 gat gtg atc caa gca acg cat gag gaa tgt ctg aag tgt gga atg gat 3024 Asp Val Ile Gln Ala Thr His Glu Glu Cys Leu Lys Cys Gly Met Asp 995 1000 1005 ggg tat gta tca aaa cca ttt gaa gca gag cag ctg tac agg gaa gtt 3072 Gly Tyr Val Ser Lys Pro Phe Glu Ala Glu Gln Leu Tyr Arg Glu Val 1010 1015 1020 tct cgc ttt ttc aat tcg cct tca gat aca gaa tca taa 3111 Ser Arg Phe Phe Asn Ser Pro Ser Asp Thr Glu Ser 1025 1030 1035 <210> 4 <211> 1036 <212> PRT <213> Arabidopsis thaliana <400> 4 Met Ser Leu Phe His Val Leu Gly Phe Gly Val Lys Ile Gly His Leu 1 5 10 15 Phe Trp Met Leu Cys Cys Trp Phe Val Ser Trp Phe Val Asp Asn Gly 20 25 30 Ile Glu Asp Lys Ser Gly Leu Leu Val Gly Ser Val Gly Asp Leu Glu 35 40 45 Lys Thr Lys Met Thr Thr Leu Lys Lys Lys Asn Lys Met Trp Phe Trp 50 55 60 Asn Lys Ile Ser Ser Ser Gly Leu Lys Ile Pro Ser Phe Ser Tyr Gln 65 70 75 80 Phe Leu Gly Ser Val Lys Phe Asn Lys Ala Trp Trp Arg Lys Leu Val 85 90 95 Val Val Trp Val Val Phe Trp Val Leu Val Ser Ile Trp Thr Phe Trp 100 105 110 Tyr Phe Ser Ser Gln Ala Met Glu Lys Arg Lys Glu Thr Leu Ala Ser 115 120 125 Met Cys Asp Glu Arg Ala Arg Met Leu Gln Asp Gln Phe Asn Val Ser 130 135 140 Met Asn His Val Gln Ala Met Ser Ile Leu Ile Ser Thr Phe His His 145 150 155 160 Gly Lys Ile Pro Ser Ala Ile Asp Gln Arg Thr Phe Ser Glu Tyr Thr 165 170 175 Asp Arg Thr Ser Phe Glu Arg Pro Leu Thr Ser Gly Val Ala Tyr Ala 180 185 190 Met Arg Val Leu His Ser Glu Arg Glu Glu Phe Glu Arg Gln Gln Gly 195 200 205 Trp Thr Ile Arg Lys Met Tyr Ser Leu Glu Gln Asn Pro Val His Lys 210 215 220 Asp Asp Tyr Asp Leu Glu Ala Leu Glu Pro Ser Pro Val Gln Glu Glu 225 230 235 240 Tyr Ala Pro Val Ile Phe Ala Gln Asp Thr Val Ser His Val Val Ser 245 250 255 Leu Asp Met Leu Ser Gly Lys Glu Asp Arg Glu Asn Val Leu Arg Ala 260 265 270 Arg Ser Ser Gly Lys Gly Val Leu Thr Ala Pro Phe Pro Leu Ile Lys 275 280 285 Thr Asn Arg Leu Gly Val Ile Leu Thr Phe Ala Val Tyr Lys Arg Asp 290 295 300 Leu Pro Ser Asn Ala Thr Pro Lys Glu Arg Ile Glu Ala Thr Asn Gly 305 310 315 320 Tyr Leu Gly Gly Val Phe Asp Ile Glu Ser Leu Val Glu Asn Leu Leu 325 330 335 Gln Gln Leu Ala Ser Lys Gln Thr Ile Leu Val Asn Val Tyr Asp Ile 340 345 350 Thr Asn His Ser Gln Pro Ile Ser Met Tyr Gly Thr Asn Val Ser Ala 355 360 365 Asp Gly Leu Glu Arg Val Ser Pro Leu Ile Phe Gly Asp Pro Leu Arg 370 375 380 Lys His Glu Met Arg Cys Arg Phe Lys Gln Lys Pro Pro Trp Pro Val 385 390 395 400 Leu Ser Met Val Thr Ser Phe Gly Ile Leu Val Ile Ala Leu Leu Val 405 410 415 Ala His Ile Ile His Ala Thr Val Ser Arg Ile His Lys Val Glu Glu 420 425 430 Asp Cys Asp Lys Met Lys Gln Leu Lys Lys Lys Ala Glu Ala Ala Asp 435 440 445 Val Ala Lys Ser Gln Phe Leu Ala Thr Val Ser His Glu Ile Arg Thr 450 455 460 Pro Met Asn Gly Val Leu Gly Met Leu His Met Leu Met Asp Thr Glu 465 470 475 480 Leu Asp Val Thr Gln Gln Asp Tyr Val Arg Thr Ala Gln Ala Ser Gly 485 490 495 Lys Ala Leu Val Ser Leu Ile Asn Glu Val Leu Asp Gln Ala Lys Ile 500 505 510 Glu Ser Gly Lys Leu Glu Leu Glu Glu Val Arg Phe Asp Leu Arg Gly 515 520 525 Ile Leu Asp Asp Val Leu Ser Leu Phe Ser Ser Lys Ser Gln Gln Lys 530 535 540 Gly Val Glu Leu Ala Val Tyr Ile Ser Asp Arg Val Pro Asp Met Leu 545 550 555 560 Ile Gly Asp Pro Gly Arg Phe Arg Gln Ile Leu Thr Asn Leu Met Gly 565 570 575 Asn Ser Ile Lys Phe Thr Glu Lys Gly His Ile Phe Val Thr Val His 580 585 590 Leu Val Asp Glu Leu Phe Glu Ser Ile Asp Gly Glu Thr Ala Ser Ser 595 600 605 Pro Glu Ser Thr Leu Ser Gly Leu Pro Val Ala Asp Arg Gln Arg Ser 610 615 620 Trp Glu Asn Phe Lys Ala Phe Ser Ser Asn Gly His Arg Ser Phe Glu 625 630 635 640 Pro Ser Pro Pro Asp Ile Asn Leu Ile Val Ser Val Glu Asp Thr Gly 645 650 655 Val Gly Ile Pro Val Glu Ala Gln Ser Arg Ile Phe Thr Pro Phe Met 660 665 670 Gln Val Gly Pro Ser Ile Ser Arg Thr His Gly Gly Thr Gly Ile Gly 675 680 685 Leu Ser Ile Ser Lys Cys Leu Val Gly Leu Met Lys Gly Glu Ile Gly 690 695 700 Phe Ser Ser Thr Pro Lys Val Gly Ser Thr Phe Thr Phe Thr Ala Val 705 710 715 720 Phe Ser Asn Gly Met Gln Pro Ala Glu Arg Lys Asn Asp Asn Asn Gln 725 730 735 Pro Ile Phe Ser Glu Phe Arg Gly Met Lys Ala Val Val Val Asp His 740 745 750 Arg Pro Ala Arg Ala Lys Val Ser Trp Tyr His Phe Gln Arg Leu Gly 755 760 765 Ile Arg Val Glu Val Val Pro Arg Val Glu Gln Ala Leu His Tyr Leu 770 775 780 Lys Ile Gly Thr Thr Thr Val Asn Met Ile Leu Ile Glu Gln Glu Ile 785 790 795 800 Trp Asn Arg Glu Ala Asp Asp Phe Ile Lys Lys Leu Gln Lys Asp Pro 805 810 815 Leu Phe Leu Ser Pro Lys Leu Ile Leu Leu Ala Asn Ser Val Glu Ser 820 825 830 Ser Ile Ser Glu Ala Leu Cys Thr Gly Ile Asp Pro Pro Ile Val Ile 835 840 845 Val Lys Pro Leu Arg Ala Ser Met Leu Ala Ala Thr Leu Gln Arg Gly 850 855 860 Leu Gly Ile Gly Ile Arg Glu Pro Pro Gln His Lys Gly Pro Pro Ala 865 870 875 880 Leu Ile Leu Arg Asn Leu Leu Leu Gly Arg Lys Ile Leu Ile Val Asp 885 890 895 Asp Asn Asn Val Asn Leu Arg Val Ala Ala Gly Ala Leu Lys Lys Tyr 900 905 910 Gly Ala Asp Val Val Cys Ala Glu Ser Gly Ile Lys Ala Ile Ser Leu 915 920 925 Leu Lys Pro Pro His Glu Phe Asp Ala Cys Phe Met Asp Ile Gln Met 930 935 940 Pro Glu Met Asp Gly Phe Glu Ala Thr Arg Arg Ile Arg Asp Met Glu 945 950 955 960 Glu Glu Met Asn Lys Arg Ile Lys Asn Gly Glu Ala Leu Ile Val Glu 965 970 975 Asn Gly Asn Lys Thr Ser Trp His Leu Pro Val Leu Ala Met Thr Ala 980 985 990 Asp Val Ile Gln Ala Thr His Glu Glu Cys Leu Lys Cys Gly Met Asp 995 1000 1005 Gly Tyr Val Ser Lys Pro Phe Glu Ala Glu Gln Leu Tyr Arg Glu Val 1010 1015 1020 Ser Arg Phe Phe Asn Ser Pro Ser Asp Thr Glu Ser 1025 1030 1035 <210> 5 <211> 3174 <212> DNA <213> Arabidopsis thaliana <220> <221> CDS <222> (1)..(3174) <400> 5 atg aac tgg gca ctc aac aat cat caa gaa gaa gaa gaa gag cca cga 48 Met Asn Trp Ala Leu Asn Asn His Gln Glu Glu Glu Glu Glu Pro Arg 1 5 10 15 aga att gaa att tct gat tcc gag tca cta gaa aac ttg aaa agc agc 96 Arg Ile Glu Ile Ser Asp Ser Glu Ser Leu Glu Asn Leu Lys Ser Ser 20 25 30 gat ttt tat caa ctg ggt ggt ggt ggt gct ctg aat tcg tca gaa aag 144 Asp Phe Tyr Gln Leu Gly Gly Gly Gly Ala Leu Asn Ser Ser Glu Lys 35 40 45 ccg aga aag atc gat ttt tgg cgt tcg ggg ttg atg ggt ttt gcg aag 192 Pro Arg Lys Ile Asp Phe Trp Arg Ser Gly Leu Met Gly Phe Ala Lys 50 55 60 atg cag cag cag caa cag ctt cag cat tca gtg gcg gtg aag atg aac 240 Met Gln Gln Gln Gln Gln Leu Gln His Ser Val Ala Val Lys Met Asn 65 70 75 80 aat aat aat aat aac gat cta atg ggt aat aaa aaa ggg tca act ttc 288 Asn Asn Asn Asn Asn Asp Leu Met Gly Asn Lys Lys Gly Ser Thr Phe 85 90 95 ata caa gaa cat cga gca ttg tta cca aaa gct ttg att ctg tgg atc 336 Ile Gln Glu His Arg Ala Leu Leu Pro Lys Ala Leu Ile Leu Trp Ile 100 105 110 atc att gtt ggg ttt ata agc agt ggg att tat cag tgg atg gat gat 384 Ile Ile Val Gly Phe Ile Ser Ser Gly Ile Tyr Gln Trp Met Asp Asp 115 120 125 gct aat aag att aga agg gaa gag gtt ttg gtc agc atg tgt gat caa 432 Ala Asn Lys Ile Arg Arg Glu Glu Val Leu Val Ser Met Cys Asp Gln 130 135 140 aga gct aga atg ttg cag gat caa ttt agt gtt agt gtt aat cat gtt 480 Arg Ala Arg Met Leu Gln Asp Gln Phe Ser Val Ser Val Asn His Val 145 150 155 160 cat gct ttg gct att ctc gtc tcc act ttt cat tac cac aag aac cct 528 His Ala Leu Ala Ile Leu Val Ser Thr Phe His Tyr His Lys Asn Pro 165 170 175 tct gca att gat cag gag aca ttt gcg gag tac acg gca aga aca gca 576 Ser Ala Ile Asp Gln Glu Thr Phe Ala Glu Tyr Thr Ala Arg Thr Ala 180 185 190 ttt gag aga ccg ttg cta agt gga gtg gct tat gct gaa aaa gtt gtg 624 Phe Glu Arg Pro Leu Leu Ser Gly Val Ala Tyr Ala Glu Lys Val Val 195 200 205 aat ttt gag agg gag atg ttt gag cgg cag cac aat tgg gtt ata aag 672 Asn Phe Glu Arg Glu Met Phe Glu Arg Gln His Asn Trp Val Ile Lys 210 215 220 aca atg gat aga gga gag cct tca ccg gtt agg gat gag tat gct cct 720 Thr Met Asp Arg Gly Glu Pro Ser Pro Val Arg Asp Glu Tyr Ala Pro 225 230 235 240 gtt ata ttc tct caa gat agt gtc tct tac ctt gag tca ctc gat atg 768 Val Ile Phe Ser Gln Asp Ser Val Ser Tyr Leu Glu Ser Leu Asp Met 245 250 255 atg tca ggc gag gag gat cgt gag aat att ttg cga gct aga gaa acc 816 Met Ser Gly Glu Glu Asp Arg Glu Asn Ile Leu Arg Ala Arg Glu Thr 260 265 270 gga aaa gct gtc ttg act agc cct ttt agg ttg ttg gaa act cac cat 864 Gly Lys Ala Val Leu Thr Ser Pro Phe Arg Leu Leu Glu Thr His His 275 280 285 ctc gga gtt gtg ttg aca ttc cct gtc tac aag tct tct ctt cct gaa 912 Leu Gly Val Val Leu Thr Phe Pro Val Tyr Lys Ser Ser Leu Pro Glu 290 295 300 aat ccg act gtc gaa gag cgt att gca gcc act gca ggg tac ctt ggt 960 Asn Pro Thr Val Glu Glu Arg Ile Ala Ala Thr Ala Gly Tyr Leu Gly 305 310 315 320 ggt gcg ttt gat gtg gag tct cta gtc gag aat tta ctt ggt cag ctt 1008 Gly Ala Phe Asp Val Glu Ser Leu Val Glu Asn Leu Leu Gly Gln Leu 325 330 335 gct ggt aac caa gca ata gtt gtg cat gtg tat gat atc acc aat gca 1056 Ala Gly Asn Gln Ala Ile Val Val His Val Tyr Asp Ile Thr Asn Ala 340 345 350 tca gat cca ctt gtc atg tat ggt aat caa gat gaa gaa gcc gac aga 1104 Ser Asp Pro Leu Val Met Tyr Gly Asn Gln Asp Glu Glu Ala Asp Arg 355 360 365 tct ctc tct cat gag agc aag ctc gat ttt gga gac ccc ttc agg aaa 1152 Ser Leu Ser His Glu Ser Lys Leu Asp Phe Gly Asp Pro Phe Arg Lys 370 375 380 cat aag atg ata tgc agg tac cac caa aag gca cca ata cca ttg aat 1200 His Lys Met Ile Cys Arg Tyr His Gln Lys Ala Pro Ile Pro Leu Asn 385 390 395 400 gtg ctc aca act gtg cca ttg ttc ttt gcg att ggt ttc ttg gtg ggt 1248 Val Leu Thr Thr Val Pro Leu Phe Phe Ala Ile Gly Phe Leu Val Gly 405 410 415 tat ata ctg tat ggt gca gct atg cac ata gta aaa gtc gaa gat gat 1296 Tyr Ile Leu Tyr Gly Ala Ala Met His Ile Val Lys Val Glu Asp Asp 420 425 430 ttc cat gaa atg caa gag ctt aaa gtg cga gca gaa gct gct gat gtc 1344 Phe His Glu Met Gln Glu Leu Lys Val Arg Ala Glu Ala Ala Asp Val 435 440 445 gct aaa tcg cag ttt ctt gct acc gtg tct cac gag atc agg aca cca 1392 Ala Lys Ser Gln Phe Leu Ala Thr Val Ser His Glu Ile Arg Thr Pro 450 455 460 atg aat ggc att ctc gga atg ctt gct atg ctc cta gat aca gaa cta 1440 Met Asn Gly Ile Leu Gly Met Leu Ala Met Leu Leu Asp Thr Glu Leu 465 470 475 480 agc tcg aca cag aga gat tac gct caa acc gct caa gta tgt ggt aaa 1488 Ser Ser Thr Gln Arg Asp Tyr Ala Gln Thr Ala Gln Val Cys Gly Lys 485 490 495 gct ttg att gca ttg ata aat gag gtt ctt gat cgc gcc aag att gaa 1536 Ala Leu Ile Ala Leu Ile Asn Glu Val Leu Asp Arg Ala Lys Ile Glu 500 505 510 gct gga aag ctg gag ttg gaa tca gta cca ttt gat atc cgt tca ata 1584 Ala Gly Lys Leu Glu Leu Glu Ser Val Pro Phe Asp Ile Arg Ser Ile 515 520 525 ttg gat gat gtc ctt tct cta ttc tct gag gag tca agg aac aaa ggc 1632 Leu Asp Asp Val Leu Ser Leu Phe Ser Glu Glu Ser Arg Asn Lys Gly 530 535 540 att gag ctc gcg gtt ttc gtt tca gac aaa gta cca gag ata gtc aaa 1680 Ile Glu Leu Ala Val Phe Val Ser Asp Lys Val Pro Glu Ile Val Lys 545 550 555 560 gga gat tca ggg aga ttt aga cag ata atc ata aac ctt gtt gga aat 1728 Gly Asp Ser Gly Arg Phe Arg Gln Ile Ile Ile Asn Leu Val Gly Asn 565 570 575 tcg gtt aaa ttc aca gag aaa gga cat atc ttt gtt aaa gtc cat ctt 1776 Ser Val Lys Phe Thr Glu Lys Gly His Ile Phe Val Lys Val His Leu 580 585 590 gcg gaa caa tca aaa gat gaa tct gaa ccg aaa aat gca ttg aat ggt 1824 Ala Glu Gln Ser Lys Asp Glu Ser Glu Pro Lys Asn Ala Leu Asn Gly 595 600 605 gga gtg tct gaa gaa atg atc gtt gtt tcc aaa cag tca agt tac aac 1872 Gly Val Ser Glu Glu Met Ile Val Val Ser Lys Gln Ser Ser Tyr Asn 610 615 620 aca ttg agc ggt tac gaa gct gct gat ggt cgg aat agc tgg gat tca 1920 Thr Leu Ser Gly Tyr Glu Ala Ala Asp Gly Arg Asn Ser Trp Asp Ser 625 630 635 640 ttc aag cat ttg gtc tct gag gag cag tca tta tcg gag ttt gat att 1968 Phe Lys His Leu Val Ser Glu Glu Gln Ser Leu Ser Glu Phe Asp Ile 645 650 655 tct agc aat gtt agg ctt atg gtt tca atc gaa gac acg ggt att gga 2016 Ser Ser Asn Val Arg Leu Met Val Ser Ile Glu Asp Thr Gly Ile Gly 660 665 670 atc cct tta gtt gca caa ggc cgt gtg ttt atg ccg ttt atg caa gca 2064 Ile Pro Leu Val Ala Gln Gly Arg Val Phe Met Pro Phe Met Gln Ala 675 680 685 gat agc tcg act tca aga aac tat gga ggt act ggt att ggt ttg agt 2112 Asp Ser Ser Thr Ser Arg Asn Tyr Gly Gly Thr Gly Ile Gly Leu Ser 690 695 700 ata agc aag tgt ctt gtt gaa ctt atg cgt ggt cag ata aat ttc ata 2160 Ile Ser Lys Cys Leu Val Glu Leu Met Arg Gly Gln Ile Asn Phe Ile 705 710 715 720 agc cgg cct cat att gga agc acg ttc tgg ttc acg gct gtt tta gag 2208 Ser Arg Pro His Ile Gly Ser Thr Phe Trp Phe Thr Ala Val Leu Glu 725 730 735 aaa tgc gat aaa tgc agt gcg att aac cat atg aag aaa cct aat gtg 2256 Lys Cys Asp Lys Cys Ser Ala Ile Asn His Met Lys Lys Pro Asn Val 740 745 750 gaa cac ttg cct tct act ttt aaa gga atg aaa gct ata gtt gtt gat 2304 Glu His Leu Pro Ser Thr Phe Lys Gly Met Lys Ala Ile Val Val Asp 755 760 765 gct aag cct gtt aga gct gct gtg act aga tac cat atg aaa aga ctc 2352 Ala Lys Pro Val Arg Ala Ala Val Thr Arg Tyr His Met Lys Arg Leu 770 775 780 gga atc aat gtt gat gtc gtg aca agt ctc aaa acc gct gtt gtt gca 2400 Gly Ile Asn Val Asp Val Val Thr Ser Leu Lys Thr Ala Val Val Ala 785 790 795 800 gct gct gcg ttt gaa aga aac ggt tct cct ctc cca aca aaa ccg caa 2448 Ala Ala Ala Phe Glu Arg Asn Gly Ser Pro Leu Pro Thr Lys Pro Gln 805 810 815 ctt gat atg atc tta gta gag aaa gat tca tgg att tca act gaa gat 2496 Leu Asp Met Ile Leu Val Glu Lys Asp Ser Trp Ile Ser Thr Glu Asp 820 825 830 aat gac tca gag att cgt tta ttg aat tca aga acc aac gga aac gtt 2544 Asn Asp Ser Glu Ile Arg Leu Leu Asn Ser Arg Thr Asn Gly Asn Val 835 840 845 cat cac aag tct ccg aaa cta gct cta ttc gca aca aac atc aca aat 2592 His His Lys Ser Pro Lys Leu Ala Leu Phe Ala Thr Asn Ile Thr Asn 850 855 860 tcg gag ttc gac aga gct aaa tcc gca gga ttt gca gat acg gta ata 2640 Ser Glu Phe Asp Arg Ala Lys Ser Ala Gly Phe Ala Asp Thr Val Ile 865 870 875 880 atg aaa ccg tta aga gca agc atg att ggg gcg tgt ctg caa caa gtt 2688 Met Lys Pro Leu Arg Ala Ser Met Ile Gly Ala Cys Leu Gln Gln Val 885 890 895 ctc gag ctg aga aaa aca aga caa caa cat cca gaa gga tca tca ccc 2736 Leu Glu Leu Arg Lys Thr Arg Gln Gln His Pro Glu Gly Ser Ser Pro 900 905 910 gca act ctc aag agc ttg ctt aca ggg aag aag att ctt gtg gtt gat 2784 Ala Thr Leu Lys Ser Leu Leu Thr Gly Lys Lys Ile Leu Val Val Asp 915 920 925 gat aat ata gtt aac agg aga gta gct gca gga gct ctc aag aaa ttt 2832 Asp Asn Ile Val Asn Arg Arg Val Ala Ala Gly Ala Leu Lys Lys Phe 930 935 940 gga gca gaa gtg gtt tgt gca gag agt ggt caa gtt gct ttg ggt ttg 2880 Gly Ala Glu Val Val Cys Ala Glu Ser Gly Gln Val Ala Leu Gly Leu 945 950 955 960 ctt cag att cca cac act ttc gat gct tgc ttc atg gat att caa atg 2928 Leu Gln Ile Pro His Thr Phe Asp Ala Cys Phe Met Asp Ile Gln Met 965 970 975 cca cag atg gac gga ttt gaa gca act cgt cag ata aga atg atg gag 2976 Pro Gln Met Asp Gly Phe Glu Ala Thr Arg Gln Ile Arg Met Met Glu 980 985 990 aag gaa gct aaa gag aag acg aat ctc gaa tgg cat tta ccg att cta 3024 Lys Glu Ala Lys Glu Lys Thr Asn Leu Glu Trp His Leu Pro Ile Leu 995 1000 1005 gcg atg act gcg gat gtg ata cac gcg acc tac gag gaa tgt ctg aaa 3072 Ala Met Thr Ala Asp Val Ile His Ala Thr Tyr Glu Glu Cys Leu Lys 1010 1015 1020 agt ggg atg gat ggt tac gtc tcc aaa cct ttt gaa gaa gag aat ctc 3120 Ser Gly Met Asp Gly Tyr Val Ser Lys Pro Phe Glu Glu Glu Asn Leu 1025 1030 1035 1040 tat aaa tcc gtt gcc aaa tca ttc aaa cct aat cct atc tca cct tcg 3168 Tyr Lys Ser Val Ala Lys Ser Phe Lys Pro Asn Pro Ile Ser Pro Ser 1045 1050 1055 tcg taa 3174 Ser <210> 6 <211> 1057 <212> PRT <213> Arabidopsis thaliana <400> 6 Met Asn Trp Ala Leu Asn Asn His Gln Glu Glu Glu Glu Glu Pro Arg 1 5 10 15 Arg Ile Glu Ile Ser Asp Ser Glu Ser Leu Glu Asn Leu Lys Ser Ser 20 25 30 Asp Phe Tyr Gln Leu Gly Gly Gly Gly Ala Leu Asn Ser Ser Glu Lys 35 40 45 Pro Arg Lys Ile Asp Phe Trp Arg Ser Gly Leu Met Gly Phe Ala Lys 50 55 60 Met Gln Gln Gln Gln Gln Leu Gln His Ser Val Ala Val Lys Met Asn 65 70 75 80 Asn Asn Asn Asn Asn Asp Leu Met Gly Asn Lys Lys Gly Ser Thr Phe 85 90 95 Ile Gln Glu His Arg Ala Leu Leu Pro Lys Ala Leu Ile Leu Trp Ile 100 105 110 Ile Ile Val Gly Phe Ile Ser Ser Gly Ile Tyr Gln Trp Met Asp Asp 115 120 125 Ala Asn Lys Ile Arg Arg Glu Glu Val Leu Val Ser Met Cys Asp Gln 130 135 140 Arg Ala Arg Met Leu Gln Asp Gln Phe Ser Val Ser Val Asn His Val 145 150 155 160 His Ala Leu Ala Ile Leu Val Ser Thr Phe His Tyr His Lys Asn Pro 165 170 175 Ser Ala Ile Asp Gln Glu Thr Phe Ala Glu Tyr Thr Ala Arg Thr Ala 180 185 190 Phe Glu Arg Pro Leu Leu Ser Gly Val Ala Tyr Ala Glu Lys Val Val 195 200 205 Asn Phe Glu Arg Glu Met Phe Glu Arg Gln His Asn Trp Val Ile Lys 210 215 220 Thr Met Asp Arg Gly Glu Pro Ser Pro Val Arg Asp Glu Tyr Ala Pro 225 230 235 240 Val Ile Phe Ser Gln Asp Ser Val Ser Tyr Leu Glu Ser Leu Asp Met 245 250 255 Met Ser Gly Glu Glu Asp Arg Glu Asn Ile Leu Arg Ala Arg Glu Thr 260 265 270 Gly Lys Ala Val Leu Thr Ser Pro Phe Arg Leu Leu Glu Thr His His 275 280 285 Leu Gly Val Val Leu Thr Phe Pro Val Tyr Lys Ser Ser Leu Pro Glu 290 295 300 Asn Pro Thr Val Glu Glu Arg Ile Ala Ala Thr Ala Gly Tyr Leu Gly 305 310 315 320 Gly Ala Phe Asp Val Glu Ser Leu Val Glu Asn Leu Leu Gly Gln Leu 325 330 335 Ala Gly Asn Gln Ala Ile Val Val His Val Tyr Asp Ile Thr Asn Ala 340 345 350 Ser Asp Pro Leu Val Met Tyr Gly Asn Gln Asp Glu Glu Ala Asp Arg 355 360 365 Ser Leu Ser His Glu Ser Lys Leu Asp Phe Gly Asp Pro Phe Arg Lys 370 375 380 His Lys Met Ile Cys Arg Tyr His Gln Lys Ala Pro Ile Pro Leu Asn 385 390 395 400 Val Leu Thr Thr Val Pro Leu Phe Phe Ala Ile Gly Phe Leu Val Gly 405 410 415 Tyr Ile Leu Tyr Gly Ala Ala Met His Ile Val Lys Val Glu Asp Asp 420 425 430 Phe His Glu Met Gln Glu Leu Lys Val Arg Ala Glu Ala Ala Asp Val 435 440 445 Ala Lys Ser Gln Phe Leu Ala Thr Val Ser His Glu Ile Arg Thr Pro 450 455 460 Met Asn Gly Ile Leu Gly Met Leu Ala Met Leu Leu Asp Thr Glu Leu 465 470 475 480 Ser Ser Thr Gln Arg Asp Tyr Ala Gln Thr Ala Gln Val Cys Gly Lys 485 490 495 Ala Leu Ile Ala Leu Ile Asn Glu Val Leu Asp Arg Ala Lys Ile Glu 500 505 510 Ala Gly Lys Leu Glu Leu Glu Ser Val Pro Phe Asp Ile Arg Ser Ile 515 520 525 Leu Asp Asp Val Leu Ser Leu Phe Ser Glu Glu Ser Arg Asn Lys Gly 530 535 540 Ile Glu Leu Ala Val Phe Val Ser Asp Lys Val Pro Glu Ile Val Lys 545 550 555 560 Gly Asp Ser Gly Arg Phe Arg Gln Ile Ile Ile Asn Leu Val Gly Asn 565 570 575 Ser Val Lys Phe Thr Glu Lys Gly His Ile Phe Val Lys Val His Leu 580 585 590 Ala Glu Gln Ser Lys Asp Glu Ser Glu Pro Lys Asn Ala Leu Asn Gly 595 600 605 Gly Val Ser Glu Glu Met Ile Val Val Ser Lys Gln Ser Ser Tyr Asn 610 615 620 Thr Leu Ser Gly Tyr Glu Ala Ala Asp Gly Arg Asn Ser Trp Asp Ser 625 630 635 640 Phe Lys His Leu Val Ser Glu Glu Gln Ser Leu Ser Glu Phe Asp Ile 645 650 655 Ser Ser Asn Val Arg Leu Met Val Ser Ile Glu Asp Thr Gly Ile Gly 660 665 670 Ile Pro Leu Val Ala Gln Gly Arg Val Phe Met Pro Phe Met Gln Ala 675 680 685 Asp Ser Ser Thr Ser Arg Asn Tyr Gly Gly Thr Gly Ile Gly Leu Ser 690 695 700 Ile Ser Lys Cys Leu Val Glu Leu Met Arg Gly Gln Ile Asn Phe Ile 705 710 715 720 Ser Arg Pro His Ile Gly Ser Thr Phe Trp Phe Thr Ala Val Leu Glu 725 730 735 Lys Cys Asp Lys Cys Ser Ala Ile Asn His Met Lys Lys Pro Asn Val 740 745 750 Glu His Leu Pro Ser Thr Phe Lys Gly Met Lys Ala Ile Val Val Asp 755 760 765 Ala Lys Pro Val Arg Ala Ala Val Thr Arg Tyr His Met Lys Arg Leu 770 775 780 Gly Ile Asn Val Asp Val Val Thr Ser Leu Lys Thr Ala Val Val Ala 785 790 795 800 Ala Ala Ala Phe Glu Arg Asn Gly Ser Pro Leu Pro Thr Lys Pro Gln 805 810 815 Leu Asp Met Ile Leu Val Glu Lys Asp Ser Trp Ile Ser Thr Glu Asp 820 825 830 Asn Asp Ser Glu Ile Arg Leu Leu Asn Ser Arg Thr Asn Gly Asn Val 835 840 845 His His Lys Ser Pro Lys Leu Ala Leu Phe Ala Thr Asn Ile Thr Asn 850 855 860 Ser Glu Phe Asp Arg Ala Lys Ser Ala Gly Phe Ala Asp Thr Val Ile 865 870 875 880 Met Lys Pro Leu Arg Ala Ser Met Ile Gly Ala Cys Leu Gln Gln Val 885 890 895 Leu Glu Leu Arg Lys Thr Arg Gln Gln His Pro Glu Gly Ser Ser Pro 900 905 910 Ala Thr Leu Lys Ser Leu Leu Thr Gly Lys Lys Ile Leu Val Val Asp 915 920 925 Asp Asn Ile Val Asn Arg Arg Val Ala Ala Gly Ala Leu Lys Lys Phe 930 935 940 Gly Ala Glu Val Val Cys Ala Glu Ser Gly Gln Val Ala Leu Gly Leu 945 950 955 960 Leu Gln Ile Pro His Thr Phe Asp Ala Cys Phe Met Asp Ile Gln Met 965 970 975 Pro Gln Met Asp Gly Phe Glu Ala Thr Arg Gln Ile Arg Met Met Glu 980 985 990 Lys Glu Ala Lys Glu Lys Thr Asn Leu Glu Trp His Leu Pro Ile Leu 995 1000 1005 Ala Met Thr Ala Asp Val Ile His Ala Thr Tyr Glu Glu Cys Leu Lys 1010 1015 1020 Ser Gly Met Asp Gly Tyr Val Ser Lys Pro Phe Glu Glu Glu Asn Leu 1025 1030 1035 1040 Tyr Lys Ser Val Ala Lys Ser Phe Lys Pro Asn Pro Ile Ser Pro Ser 1045 1050 1055 Ser <210> 7 <211> 125 <212> PRT <213> Saccharomyces cerevisiae <400> 7 Glu Thr Ser Val Lys Ile Leu Val Val Glu Asp Asn His Val Asn Gln 1 5 10 15 Glu Val Ile Lys Arg Met Leu Asn Leu Glu Gly Ile Glu Asn Ile Glu 20 25 30 Leu Ala Cys Asp Gly Gln Glu Ala Phe Asp Lys Val Lys Glu Leu Thr 35 40 45 Ser Lys Gly Glu Asn Tyr Asn Met Ile Phe Met Asp Val Gln Met Pro 50 55 60 Lys Val Asp Gly Leu Leu Ser Thr Lys Met Ile Arg Arg Asp Leu Gly 65 70 75 80 Tyr Thr Ser Pro Ile Val Ala Leu Thr Ala Phe Ala Asp Asp Ser Asn 85 90 95 Ile Lys Glu Cys Leu Glu Ser Gly Met Asn Gly Phe Leu Ser Lys Pro 100 105 110 Ile Lys Arg Pro Lys Leu Lys Thr Ile Leu Thr Glu Phe 115 120 125 <210> 8 <211> 118 <212> PRT <213> Escherichia coli <400> 1 Asn Asp Asp Met Met Ile Leu Val Val Asp Asp His Pro Ile Asn Arg 1 5 10 15 Arg Leu Leu Ala Asp Gln Leu Gly Ser Leu Gly Tyr Gln Cys Lys Thr 20 25 30 Ala Asn Asp Gly Val Asp Ala Leu Asn Val Leu Ser Lys Asn His Ile 35 40 45 Asp Ile Val Leu Ser Asp Val Asn Met Pro Asn Met Asp Gly Tyr Arg 50 55 60 Leu Thr Gln Arg Ile Arg Gln Leu Gly Leu Thr Leu Pro Val Ile Gly 65 70 75 80 Val Thr Ala Asn Ala Leu Ala Glu Glu Lys Gln Arg Cys Leu Glu Ser 85 90 95 Gly Met Asp Ser Cys Leu Ser Lys Pro Val Thr Leu Asp Val Ile Lys 100 105 110 Gln Ser Leu Thr Leu Tyr 115 <210> 9 <211> 32 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Designed oligonucleotide primer for PCR <400> 9 tccccgcgga aaatgttctt acggttaggt ag 32 <210> 10 <211> 33 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Designed oligonucleotide primer for PCR <400> 10 tcggtcgact tatgattctg tatctgaagg cga 33 <210> 11 <211> 24 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Designed oligonucleotide primer for PCR <400> 11 tcagatatga actgggcact caac 24 <210> 12 <211> 24 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Designed oligonucleotide primer for PCR <400> 12 ctcaatgctt ttgttccttg actc 24 <210> 13 <211> 31 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Designed oligonucleotide primer for PCR <400> 13 accatgaact gggcactcaa caatcatcaa g 31 <210> 14 <211> 30 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Designed oligonucleotide primer for PCR <400> 14 ggattacgac gaaggtgaga taggattagg 30 <210> 15 <211> 32 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Designed oligonucleotide primer for PCR <400> 15 gatcccagct agctagggcc ctaccgcggg ga 32 <210> 16 <211> 32 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Designed oligonucleotide primer for PCR <400> 16 tccccgcgga aaatgttctt acggttaggt ag 32 <210> 17 <211> 33 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Designed oligonucleotide primer for PCR <400> 17 tcggtcgact tatgattctg tatctgaagg cga 33 <210> 18 <211> 32 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Designed oligonucleotide primer for PCR <400> 18 ctagtccccg cggtagggcc ctagctagct gg 32 <210> 19 <211> 31 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Designed oligonucleotide primer for PCR <400> 19 tccccgcgga aaatgtctat aacttgtgag c 31 <210> 20 <211> 33 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Designed oligonucleotide primer for PCR <400> 20 ctagctagct taacaaggtt caaagaatct tgc 33 <210> 21 <211> 33 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Designed oligonucleotide primer for PCR <400> 21 tccccgcgga aaatgaaagc acgaggtgag agg 33 <210> 22 <211> 32 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Designed oligonucleotide primer for PCR <400> 22 ctagctagct taacaaggtt caaagaattt gc 32
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 5/10 C12R 1:645 C12Q 1/02 C12N 15/00 ZNAA //(C12Q 1/02 5/00 A C12R 1:645) Fターム(参考) 4B024 AA07 AA11 BA63 CA04 CA07 DA12 GA11 HA11 4B063 QA01 QA05 QQ07 QQ15 QQ20 QQ94 QR32 QR59 QR69 QR76 QR80 QS05 QS24 QX01 4B065 AA72X AA88Y AB01 AC14 BA02 CA24 CA46 CA47 4H045 AA10 CA30 DA50 EA50 FA72

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記のいずれかのサイトカイニン受容体。 (d)天然型サイトカイニン受容体が有する複数の膜貫
    通領域のうち、その一部の膜貫通領域が欠失しているも
    のであって、かつ膜貫通領域を少なくとも1個以上有す
    るサイトカイニン受容体 (e)配列番号2で示されるアミノ酸配列のうち、アミ
    ノ酸番号196から1176で示されるアミノ酸配列か
    らなるサイトカイニン受容体 (f)配列番号2で示されるアミノ酸配列のうち、アミ
    ノ酸番号50から1176で示されるアミノ酸配列から
    なるサイトカイニン受容体 (g)配列番号4で示されるアミノ酸配列のうち、アミ
    ノ酸番号32から1036で示されるアミノ酸配列から
    なるサイトカイニン受容体 (h)互いにホモな由来であるサイトカイニン受容体の
    細胞外領域、サイトカイニン受容体の膜貫通領域及びサ
    イトカイニン受容体のヒスチジンキナーゼ領域と、前記
    領域に対してヘテロな由来であるヒスチジンキナーゼの
    レシーバー領域とから構成されるキメラ型サイトカイニ
    ン受容体 (i)上記(e)、(f)又は(g)のアミノ酸配列に
    おいて1もしくは複数のアミノ酸が欠失、置換もしくは
    付加されたアミノ酸配列を有するサイトカイニン受容体
  2. 【請求項2】請求項1記載のサイトカイニン受容体をコ
    ードするDNA。
  3. 【請求項3】請求項2記載のDNAが導入されてなる形
    質転換細胞。
  4. 【請求項4】サイトカイニン受容体に対するアンタゴニ
    スト活性の分析方法であって、(1)サイトカイニン受
    容体をコードするDNAが導入されてなる形質転換細胞
    に、被験物質及びサイトカイニン受容体に対するアゴニ
    スト活性を有する物質を接触させる第一工程、及び
    (2)前記第一工程後に、前記形質転換細胞内で発現さ
    れたサイトカイニン受容体からの細胞内信号伝達の有無
    又はその量を測定する第二工程を有することを特徴とす
    る分析方法。
  5. 【請求項5】前記形質転換細胞が、サイトカイニン受容
    体からの細胞内信号伝達によって、細胞生育が直接的に
    制御される機能を有する細胞であって、前記細胞内信号
    伝達の有無又はその量を、前記形質転換細胞の生育量を
    指標として測定することを特徴とする請求項4記載の分
    析方法。
  6. 【請求項6】前記形質転換細胞が、細胞固有のヒスチジ
    ンキナーゼ活性よりも低いヒスチジンキナーゼ活性を有
    するように改良された宿主細胞にサイトカイニン受容体
    をコードするDNAが導入されてなる形質転換細胞であ
    ることを特徴とする請求項4記載の分析方法。
  7. 【請求項7】前記形質転換細胞が、一つ以上のヒスチジ
    ンキナーゼを欠失させることにより細胞固有のヒスチジ
    ンキナーゼ活性よりも低いヒスチジンキナーゼ活性を有
    するように改良された宿主細胞にサイトカイニン受容体
    をコードするDNAが導入されてなる形質転換細胞であ
    ることを特徴とする請求項4記載の分析方法。
  8. 【請求項8】前記形質転換細胞が、サイトカイニン受容
    体を有さない宿主細胞にサイトカイニン受容体をコード
    するDNAが導入されてなる形質転換細胞であることを
    特徴とする請求項4記載の分析方法。
  9. 【請求項9】前記形質転換細胞が酵母であることを特徴
    とする請求項4記載の分析方法。
  10. 【請求項10】前記形質転換細胞が出芽酵母であること
    を特徴とする請求項4記載の分析方法。
  11. 【請求項11】サイトカイニン受容体をコードするDN
    Aが、下記のいずれかのサイトカイニン受容体をコード
    するDNAであることを特徴とする請求項4記載の分析
    方法。 (a)配列番号6で示されるアミノ酸配列を有するサイ
    トカイニン受容体 (b)配列番号2で示されるアミノ酸配列を有するサイ
    トカイニン受容体 (c)配列番号4で示されるアミノ酸配列を有するサイ
    トカイニン受容体 (d)天然型サイトカイニン受容体が有する複数の膜貫
    通領域のうち、その一部の膜貫通領域が欠失しているも
    のであって、かつ膜貫通領域を少なくとも1個以上有す
    るサイトカイニン受容体 (e)配列番号2で示されるアミノ酸配列のうち、アミ
    ノ酸番号196から1176で示されるアミノ酸配列か
    らなるサイトカイニン受容体 (f)配列番号2で示されるアミノ酸配列のうち、アミ
    ノ酸番号50から1176で示されるアミノ酸配列から
    なるサイトカイニン受容体 (g)配列番号4で示されるアミノ酸配列のうち、アミ
    ノ酸番号32から1036で示されるアミノ酸配列から
    なるサイトカイニン受容体 (h)互いにホモな由来であるサイトカイニン受容体の
    細胞外領域、サイトカイニン受容体の膜貫通領域及びサ
    イトカイニン受容体のヒスチジンキナーゼ領域と、前記
    領域に対してヘテロな由来であるヒスチジンキナーゼの
    レシーバー領域とから構成されるキメラ型サイトカイニ
    ン受容体 (i)上記(a)、(b)、(c)、(e)、(f)又
    は(g)のアミノ酸配列において1もしくは複数のアミ
    ノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ酸配列を有
    するサイトカイニン受容体
  12. 【請求項12】異なる2種以上の被験物質のアンタゴニ
    スト活性を請求項4記載の分析方法により各々分析し、
    各被験物質と接触した形質転換細胞について測定された
    サイトカイニン受容体からの細胞内信号伝達の有無又は
    その量を比較することにより得られる差異に基づき、前
    記物質のサイトカイニン受容体に対するアンタゴニスト
    活性を評価することを特徴とするサイトカイニン受容体
    に対するアンタゴニスト活性の検定方法。
  13. 【請求項13】異なる2種以上の物質のうち、少なくと
    も一つの物質がサイトカイニン受容体に対するアンタゴ
    ニスト活性を有さない物質であることを特徴とする請求
    項12記載の検定方法。
  14. 【請求項14】請求項12記載の検定方法により評価さ
    れたサイトカイニン受容体に対するアンタゴニスト活性
    に基づきサイトカイニン受容体に対するアンタゴニスト
    活性を有する物質を選抜することを特徴とするサイトカ
    イニン受容体に対するアンタゴニスト活性物質の探索方
    法。
  15. 【請求項15】請求項14記載の探索方法により選抜さ
    れた物質を有効成分とすることを特徴とする植物生育調
    節剤。
JP2002068268A 2001-03-15 2002-03-13 サイトカイニン受容体とその用途 Expired - Fee Related JP4224976B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002068268A JP4224976B2 (ja) 2001-03-15 2002-03-13 サイトカイニン受容体とその用途

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-73812 2001-03-15
JP2001073812 2001-03-15
JP2001-198640 2001-06-29
JP2001198640 2001-06-29
JP2002068268A JP4224976B2 (ja) 2001-03-15 2002-03-13 サイトカイニン受容体とその用途

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003079382A true JP2003079382A (ja) 2003-03-18
JP4224976B2 JP4224976B2 (ja) 2009-02-18

Family

ID=27346251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002068268A Expired - Fee Related JP4224976B2 (ja) 2001-03-15 2002-03-13 サイトカイニン受容体とその用途

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4224976B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005130854A (ja) * 2003-10-10 2005-05-26 Sumitomo Chemical Co Ltd サイトカイニン受容体及びサイトカイニン生合成酵素の共発現形質転換細胞
JP2008208113A (ja) * 2006-11-22 2008-09-11 Sumitomo Chemical Co Ltd 細胞が有する植物由来のサイトカイニン受容体からの細胞内信号伝達を阻害する活性を有する薬剤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005130854A (ja) * 2003-10-10 2005-05-26 Sumitomo Chemical Co Ltd サイトカイニン受容体及びサイトカイニン生合成酵素の共発現形質転換細胞
JP2008208113A (ja) * 2006-11-22 2008-09-11 Sumitomo Chemical Co Ltd 細胞が有する植物由来のサイトカイニン受容体からの細胞内信号伝達を阻害する活性を有する薬剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP4224976B2 (ja) 2009-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Li et al. A putative leucine-rich repeat receptor kinase involved in brassinosteroid signal transduction
JPH0975093A (ja) ワタ繊維組織特異的遺伝子
EP0915984A1 (en) Production of apomictic seed
JPWO2008020645A1 (ja) 早生化形質転換植物
JP5592652B2 (ja) 推定サイトカイニン受容体およびその使用方法
US8093007B2 (en) Method for determining antagonist activity to a cytokinin receptor
US20110030099A1 (en) Plants and modulators for improved drought tolerance
CA2372323C (en) Methods for increasing plant cell proliferation by functionally inhibiting a plant cyclin inhibitor gene
JP2003079382A (ja) サイトカイニン受容体とその用途
KR20120132151A (ko) 비생물학적 스트레스 내성 관련 유전자 및 형질전환 식물체
JP4161597B2 (ja) サイトカイニン受容体に対するアゴニスト活性の分析方法
EP1241182B1 (en) Analysis of agonist-activity and antagonist-activity to cytokinin receptor
CA2491064A1 (en) Method of producing plants having enhanced transpiration efficiency and plants produced therefrom
JP4797359B2 (ja) サイトカイニン受容体及びサイトカイニン生合成酵素の共発現形質転換細胞
EP1522586B1 (en) Transformed cell co-expressing cytokinin receptor and cytokinin biosynthesis enzyme
JPWO2006126294A1 (ja) ムギネ酸鉄錯体選択的トランスポーター遺伝子
KR101202615B1 (ko) 옥신수송체 발현을 통한 식물체의 뿌리털 신장을 조절하는 방법 및 그에 따른 식물체
CN113416747B (zh) 一种创建温度敏感型雄性不育植物的方法
JP5002167B2 (ja) ストレス耐性に関与する遺伝子
CN115820674A (zh) up20序列在增强基因表达方面的应用及其方法
KR20230036814A (ko) 건조 및 염분 스트레스 저항성 관련 유전자 및 형질전환 식물체
US20030073812A1 (en) Non-endogenous, constitutively activated versions of plant G protein-coupled receptor: GCR1
US20030041345A1 (en) Receptor-like protein kinases from nicotiana tabacum
CZ2007454A3 (cs) Zpusob regulace tvorby biomasy v rostlinách
Lee Molecular, cellular and physiological characterization of amino acid transporters in Arabidopsis thaliana

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071218

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20080129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080213

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20080512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080812

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081117

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131205

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees