JP2003079316A - 製茶機の洗浄具 - Google Patents

製茶機の洗浄具

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JP2003079316A
JP2003079316A JP2001277236A JP2001277236A JP2003079316A JP 2003079316 A JP2003079316 A JP 2003079316A JP 2001277236 A JP2001277236 A JP 2001277236A JP 2001277236 A JP2001277236 A JP 2001277236A JP 2003079316 A JP2003079316 A JP 2003079316A
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tea
cleaning tool
making machine
tea making
manufacturing machine
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Kanae Miyazaki
宮崎金苗
Akifumi Suzuki
鈴木昌文
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Terada Seisakusho Co Ltd
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Terada Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、製茶機内に付着した茶渋の洗浄を
繰り返し何度も行なっても、洗浄具が切れたり、欠けた
りすることがなく、また、洗浄具が茶渋等で汚れても、
汚れがわかり易く、衛生的である製茶機の洗浄具を提供
することを課題としている。 【解決手段】 製茶機の揉乾胴に散水しながら、製茶機
内に付着した茶渋を除去するための洗浄具を、略多角柱
の形状とし、略多角柱の辺又は角に面取り又はコーナー
取りを設ける。また、洗浄具の色を、白色、青色、黄色
等の明るい清潔感のある色とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製茶機内に付着した茶
渋を除去し、製茶機内を洗浄するための洗浄具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】茶葉を製茶機で攪拌、揉捻する時、製茶
機内の茶葉が接触する部分が汚れる。特に、製茶機の中
でも、蒸熱したばかりで軟らかくつぶれやすい茶葉を撹
拌、揉捻しつつ乾燥させる製茶粗揉機では、その揉底や
葉ざらい手、もみ手などに該茶葉の一部がその樹液と共
に少しずつ付着して、長時間連続して行なう間には5〜
10ミリ程のつぶれた茶葉の層(以下茶渋と呼ぶ)がび
っしりとでき上がる。茶葉を適切に撹拌、揉捻するため
には、揉底と葉ざらい手、もみ手との間隙の距離が重要
であることから、該茶渋が厚くなるほど茶葉に対する撹
拌、揉捻等の操作がうまく行かなくなる。また、茶渋
は、強く固まり、除去するのが難しい。
【0003】そこで、従来、半日あるいは一日に一度ぐ
らいずつ茶葉の加工を止め、一杯分の茶葉の容積に略相
当するヘチマ、スポンジの切れはし、タイヤを切ったも
の、南京袋などの洗浄具を製茶機の揉乾胴内に投入し、
これに散水しつつ、葉ざらい手やもみ手を回転させる。
しばらく続けると、上記の茶渋が擦り取られ、その後、
揉底部の取出扉や前扉を開いて、洗浄具を回収する。
【0004】従来、洗浄具として用いていたヘチマ、ス
ポンジの切れはし、タイヤを切ったもの、南京袋には、
それぞれ次のような問題点があった。ヘチマは破損しや
すく、数回使用しただけで替えなければならなかった。
また、ヘチマは網状になっており、網の中に茶渋が詰ま
ってしまい、製茶機の掃除が終わった後、今度はヘチマ
の掃除をしなければならなかった。スポンジの切れはし
は、製茶機の内壁にはり付き、製茶機の取出扉を開いて
取出しを行っても残ってしまい、再度製茶機内の掃除を
しなければならなかった。タイヤを切ったものは硬く、
葉ざらい手やもみ手を破損する恐れがあった。南京袋
は、すぐに破れ、取り出した時に南京袋はぼろぼろにな
り、糸くずが揉乾胴内に残ってしまった。
【0005】近年では、製茶機は大型化しており、一度
に多量の洗浄具を必要とするが、従来用いている洗浄具
は、本来の使用方法は洗浄具ではなく、必要な時に必要
な量を確保することは難しかった。製茶工場では、製茶
機に付着した茶渋が問題になっており、製茶機をきれい
に洗浄することが切望されていて、特開平11―178
507のような洗浄具が開発されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年開発した特開平1
1―178507のような洗浄具は、揉底のダクのへこ
んだ部分またはダクとダクとの間の隙間や、葉ざらい
手、もみ手のへこんだ部分等に付着した茶渋を除去する
為に、形状は略円柱形で、表面は凸凹となっていた。し
かし、繰り返し何度も製茶機内に付着した茶渋の洗浄を
行なっていくと、洗浄具の肉厚が薄い凹部で切れたり、
とびでている凸部が欠ける恐れがあった。また、特開平
11―178507により実際に製作された洗浄具の色
は、黒色であったが、黒色の洗浄具を使用して製茶機内
に付着した茶渋の洗浄を行なった場合、茶渋等で洗浄具
が汚れても、汚れがわかりにくく、衛生的でなかった。
本発明は、製茶機内に付着した茶渋の洗浄を繰り返し何
度も行なっても、洗浄具が切れたり、欠けたりすること
がなく、また、洗浄具が茶渋等で汚れても、汚れがわか
り易く、衛生的である製茶機の洗浄具を提供することを
課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記のような
課題を解決するため、以下のような手段をとる。第1の
手段は、製茶機の揉乾胴に散水しながら、製茶機内に付
着した茶渋を除去するための洗浄具を、略多角柱の形状
とし、略多角柱の辺又は角に面取り又はコーナー取りを
設ける。第2の手段は、洗浄具の色を、白色、青色、黄
色等の明るい清潔感のある色とする。第3の手段は、上
記各手段に、長さの異なる二種類以上の洗浄具を同時に
使用する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施例
を、図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図8は本発
明の製茶機の洗浄具50の斜視図である。図9は実施例
の1つである六角柱の形状をした洗浄具50の正面図で
あり、図10はその側面図である。図11、12で、洗
浄具50を製茶粗揉機1に使用する例について説明す
る。製茶粗揉機1は、下部を半円筒形でダク2を敷きつ
めた揉底3とし、上部を方形の撹拌部とした揉乾胴4
と、揉底3の一部に設けられた開閉自在な取出扉5と、
揉乾胴4の中央部に回転自在に横架し多数の葉ざらい手
6、もみ手7を備えた主軸8と、揉乾胴4の背面に設け
た熱風吹出口9と、揉乾胴4の背部に一体的に設けた熱
風発生器10などからなる一般的な構成を備えている。
【0009】洗浄時には、茶葉の代わりに洗浄具50を
製茶粗揉機1内へ投入し、給水を開始し、主軸8を回転
させ、葉ざらい手6やもみ手7を回転させる。本実施例
の製茶粗揉機1は、揉乾胴4の上部に配設し揉乾胴4全
体に洗浄水を散水して供給する給水管11、及びその電
磁弁12とを備えているが、ホースなどで給水してもよ
い。洗浄具は、茶葉の代わりに撹拌され揉捻されなが
ら、葉ざらい手6によって浚い上げられる時に葉ざらい
手6に付着した茶渋を除去し、もみ手7によって揉底3
のダク2を強く圧迫しながらこすり、揉底3のダク2や
もみ手7に付着した茶渋をきれいに除去し、洗浄水も加
わり、揉底3のダク2及び葉ざらい手6やもみ手7をき
れいに洗浄する。きれいになったところで、給水手段を
停止させ、取出扉5等を開き、洗浄具50を取り出す。
【0010】揉底3のダク2、葉ざらい手6、もみ手7
等に付着した茶渋を除去するための洗浄具50の形状
は、断面が三角形、四角形、五角形、六角形、七角形、
八角形等の略多角柱であり、略多角柱の表面には凸凹の
突起がなく、略多角柱の辺又は角に面取り51又はコー
ナー取り52を設けてある。葉ざらい手6やもみ手7に
よって、洗浄具50を攪拌し、揉捻し、浚い上げ、揉乾
胴4の上部から揉底3のダク2に落ちる時に、洗浄具5
0の表面には凸凹の突起がないので、凸部が欠けること
がなく、また、洗浄具50の辺又は角に面取り51又は
コーナー取り52を設けてある為、洗浄具50の辺や角
が切れたり、欠けたりすることがない。洗浄具50の切
れて欠けた部分が製茶機内に残ることがない。本実施例
では、洗浄具50の長さ方向の辺にR2のコーナー取り
52をし、側面の辺と角にC1の面取り51をする。洗
浄具50の辺と角で、揉底3のダク2のへこんだ部分
や、葉ざらい手6、もみ手7のへこんだ部分等に付着し
た茶渋をきれいに除去する。
【0011】お茶という食品を製造している製茶機を洗
浄する洗浄具50として、洗浄具50の色は、白色、青
色、黄色等の明るい清潔感のある色とする。洗浄具50
に茶渋の取れたカスが付いている場合でも、製茶機の中
を覗くだけで、簡単にわかり、更に洗浄水を流し洗浄を
行ない、洗浄具50から茶渋の取れたカスを取除くこと
が出来る。洗浄具が茶渋等で汚れても、汚れがわかり易
く、衛生的であり、劣化したので交換しなければならな
い等の判断が付き易い。
【0012】また、長さの異なる二種類以上の洗浄具5
0を同時に製茶機の揉乾胴4に入れて、洗浄を行なと、
葉ざらい手6やもみ手7によって、洗浄具50を攪拌
し、揉捻し、浚い上げ、揉乾胴4の上部から揉底3に落
ちる時に、長さの短い洗浄具50は葉ざらい手6によっ
て浚い上げられにくく、揉乾胴4の前側までしか浚い上
げられず、揉底3の前側部分に落ち、中間の長さの洗浄
具50は葉ざらい手6によってある程度浚い上げられ、
揉乾胴4の中央部の主軸8付近に放られ、揉底3の真下
部分に落ち、長さの長い洗浄具50は葉ざらい手6によ
って浚い上げられやすく、揉乾胴4の後側まで放られ、
揉底3の後側部分に落ちる。このように長さの異なる二
種類以上の洗浄具50を同時に使用することで、前側か
ら後側すべての揉底3のダク2に付着した茶渋を除去す
ることが出来る。なお、断面の外周の直径は35ミリ
で、短い洗浄具50の長さは100ミリ、中間の洗浄具
50の長さは200ミリ、長い洗浄具50の長さは30
0ミリのものを使用したが、葉ざらい手6で浚うことが
できる大きさなら断面の外周の直径、洗浄具50の長さ
はこの限りでない。
【0013】図5〜図8は実施例の1つである六角柱の
洗浄具50の斜視図である。洗浄具50には、図5のよ
うに洗浄具50の中心が中空または空洞になっていない
もの、図6、図7のように洗浄具50の中心が中空にな
っているもの、図8のように洗浄具50の両端がふさが
っていて、中央部が空洞になっているものでもよい。洗
浄具50は弾力性のある材質であればよく、弾力性のあ
る合成樹脂や合成ゴムである。例えば、弾力性のある合
成樹脂や合成ゴムとしては、ポリウレタン、ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニル、シリコーンゴム、ニトリルゴ
ム、ブタジエンゴム、エチレン・プロピレンゴム、等が
あげられる。
【0014】図1〜8のような洗浄具を用いて上記のよ
うに洗浄すると、洗浄具50が揉乾胴4や揉底3のダク
2に貼り付くことなく、よく浚い上げられ、よく転が
る。また、柔軟性のある材質を用いているので、もみ手
7によって揉底3のダク2を強く圧迫しても、もみ手7
や揉底3が破損することはないが、図6、7、8のよう
に中空や空洞になっていると、より柔軟性が増す。洗浄
具50の辺と角で、揉底3のダク2のへこんだ部分また
はダク2とダク2との間の隙間や、葉ざらい手6、もみ
手7のへこんだところ等細かい部分を洗浄する。
【0015】
【発明の効果】本発明の製茶機の洗浄具は、表面に凸凹
のない略多角柱の形状とし、略多角柱の形状をした洗浄
具の辺又は角に面取り又はコーナー取りを設けてある
為、製茶機内に付着した茶渋の洗浄を繰り返し何度も行
なっても、洗浄効果を落とすことなく、洗浄具の辺や角
が切れたり、欠けたりすることがなく、洗浄具の切れて
欠けた部分が製茶機内に残るという恐れがなくなった。
また、洗浄具の色を、白色、青色、黄色等の明るい清潔
感のある色とすることで、衛生的であり、洗浄具が茶渋
等で汚れても、汚れがわかり易く、劣化した場合には交
換しなければならない等の判断が付き、もし洗浄具が茶
葉の中に混入しても発見し易く、簡単に取除くことが出
来る。また、長さの異なる二種類以上の洗浄具を同時に
使用することで、揉底の前側部分、真下部分、後側部分
を洗浄出来るようになり、製茶機内の洗浄出来ない所が
なくなり、洗浄効果を上げることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】製茶機の洗浄具の斜視図。
【図2】製茶機の洗浄具の斜視図。
【図3】製茶機の洗浄具の斜視図。
【図4】製茶機の洗浄具の斜視図。
【図5】製茶機の洗浄具の斜視図。
【図6】製茶機の洗浄具の斜視図。
【図7】製茶機の洗浄具の斜視図。
【図8】製茶機の洗浄具の斜視図。
【図9】六角柱の形状をした洗浄具の正面図。
【図10】六角柱の形状をした洗浄具の側面図。
【図11】洗浄時の製茶機の正面図。
【図12】洗浄時の製茶機の側面断面図。
【符号の説明】
1 製茶粗揉機 2 ダク 3 揉底 4 揉乾胴 5 取出扉 6 葉ざらい手 7 もみ手 8 主軸 9 熱風吹出口 10 熱風発生器 11 給水管 12 電磁弁 13 機枠 14 搬送コンベヤ 15 搬送コンベヤ 16 搬送コンベヤ 50 洗浄具 51 面取り 52 コーナー取り

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製茶機の揉乾胴に散水しながら、製茶機
    内に付着した茶渋を除去するための洗浄具を、略多角柱
    の形状とし、略多角柱の辺又は角に面取り又はコーナー
    取りを設けることを特徴とする製茶機の洗浄具。
  2. 【請求項2】 洗浄具の色を、白色、青色、黄色等の明
    るい清潔感のある色とすることを特徴とする製茶機の洗
    浄具。
  3. 【請求項3】 長さの異なる二種類以上の洗浄具を同時
    に使用することを特徴とする請求項1又は2記載の製茶
    機の洗浄具。
JP2001277236A 2001-09-12 2001-09-12 製茶機の洗浄具 Pending JP2003079316A (ja)

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