JP2003078831A - ディジタル放送受信装置 - Google Patents

ディジタル放送受信装置

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JP2003078831A
JP2003078831A JP2001267835A JP2001267835A JP2003078831A JP 2003078831 A JP2003078831 A JP 2003078831A JP 2001267835 A JP2001267835 A JP 2001267835A JP 2001267835 A JP2001267835 A JP 2001267835A JP 2003078831 A JP2003078831 A JP 2003078831A
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cable
digital
broadcast receiving
digital broadcast
receiving apparatus
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JP2001267835A
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English (en)
Inventor
Kunio Ninomiya
邦男 二宮
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブル伝送されるディジタルCATV放送
の視聴において、伝送ケーブルのみを、受信装置、T
V、記録機器のチューナ入力端子に接続して、番組視聴
が出来、またケーブルを介して家庭内の全ての映像機器
が双方向通信を行えることが可能なディジタル放送の受
信装置を提供する。 【解決手段】 MPEGデコードした最終映像出力、音
声出力信号を用いてMPEG再エンコードしたデータを
ディジタル再変調する手段と、ケーブルを介してケーブ
ル放送会社と通信する通信手段により得た、ケーブル放
送の空きチャンネルへ上記ディジタル再変調波を周波数
変換する手段と、その時、OSDグラフィック画面を載
せたデータと載せないデータを切り換える手段と、リモ
コン等の制御コマンドもディジタル再変調する手段を有
する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル放送の
受信装置に関し、特にケーブルを介して伝送するディジ
タル放送の受信において、受信した映像データ、音声デ
ータを用いてディジタル再変調することで、加入者宅内
の敷設ケーブルを介して宅内の映像機器間で双方向通信
を行い、家庭内ネットワークを実現できるディジタル放
送の受信装置及び受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ放送はディジタル圧縮技
術、ディジタル変調復調技術等の進展により、ディジタ
ル衛星放送や、ディジタル地上波放送、ディジタルCA
TV(CABLE Television)放送のよう
なサービスが行われている。北米ではケーブル放送の加
入者の割合が、全米で70%近くを占めるに至ってい
る。このケーブルを用いて伝送するディジタルCATV
放送では、映像のMPEG2規格で符号化されたデータ
を用いて、TSパケットを生成し、そして64/256
QAM方式のディジタル変調を行うことによってディジ
タル伝送を実現している。
【0003】このようなディジタル放送信号の受信、復
号処理を行い映像信号として出力する受信装置は、通常
STB(Set Top Box)あるいはIRD(I
ntegrated Receiver Decode
r)と呼ばれている。通常のアナログCATV放送、デ
ィジタルCATV放送を受信して番組を視聴する場合、
ケーブル放送会社と契約して専用のSTBを借り受け
て、宅内に敷設してあるケーブルをSTBに接続して放
送波を受信する。さらにSTBで信号の復号化処理を行
い、アナログ映像信号、音声信号として出力する。出力
された映像信号を映像専用ケーブルでTVセットや記録
機器VCR等と接続して、出力された音声信号を音声専
用ケーブルで音声入力端子に接続してディジタルCAT
V放送を視聴していた。ここでSTBは、映像専用ケー
ブルと音声専用ケーブルを介して、TVセットや記録機
器と接続することになっている。
【0004】映像専用ケーブルは、例えばコンポジット
映像信号用、Y/C専用ケーブル、Y、Pb、Prのコ
ンポーネント信号用3本のケーブル等、出力映像信号に
よって多くの専用線が必要となる。また、音声系でも
R、Lチャンネル線2本が必要になる。このように、S
TBが受信したディジタルCATV放送を視聴するに
は、かなり多くの映像、音声出力専用ケーブルによるT
Vセットや記録機器等との接続が必要であり、視聴者に
とって相当の労力を費やさねばならなかった。
【0005】また、ケーブル放送を視聴するには、まず
ケーブル放送サービス会社と契約し、そのケーブル放送
専用のSTBを借り受け、もしくは買い取りして、つま
りケーブル会社専用のSTB等で受信しなければならな
い。そのため、宅内でSTBを通常に設置してある部屋
と異なる部屋でディジタルCATV放送を視聴しようと
すると、その都度ケーブル放送専用のSTBをその部屋
に持ち運んで行き、複数の映像出力ケーブル線をTVセ
ットや映像記録機器などと接続しなくてはならず、大変
使い勝手の煩わしいものである。もちろん、ケーブル会
社専用のSTBを複数台契約して設置することも出来る
が、それには費用等が多くかかり経済的に問題があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、ケ
ーブルを用いて放送番組を伝送するディジタルCATV
放送をSTB等の受信装置で受信して、TVセットや映
像記録機器等で視聴する場合、まずSTBから映像、音
声出力の複数の専用ケーブルをTVセットや映像記録機
器へ接続する煩わしさがあるという問題があった。ま
た、通常ディジタルCATV放送は、ケーブル放送サー
ビス会社と契約して専用の受信機を借り受けて視聴する
必要があり、加入者宅内に既に敷設してあるケーブル受
信端子を利用して、各部屋で自由にディジタルCATV
放送を視聴しようとすると、その都度その部屋へ専用S
TB等を持ち込み、STBからの映像、音声出力の専用
ケーブルをTVセットや映像記録機器に接続し直してか
ら視聴するか、ケーブル放送会社とSTBを複数台契約
して各部屋に設置してから見なければならないという問
題があった。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、ケーブル伝送されるディジタルCATV
放送の視聴において、伝送ケーブルのみをSTB、TV
セットや映像記録機器のRF入力端子に接続して受信し
た番組を視聴することが出来、またケーブル放送専用の
受信機1台のみで、どの部屋からでも自由にディジタル
放送を視聴したり、映像記録したり出来るディジタル放
送受信装置、及びディジタル放送受信システムを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために本発明の請求項1に記載のディジタル放送受信装
置は、テレビジョン放送電波のチャンネルに割り当てら
れた周波数帯域を利用し、ディジタル変調を行ってケー
ブルを介し伝送するディジタルCATV放送の受信装置
であって、受信したディジタル変調波の復調データをM
PEGデコードし、その結果のアナログ映像信号及びア
ナログ音声信号に対してディジタル再変調を行うもので
ある。
【0009】また、本発明の請求項2に記載のディジタ
ル放送受信装置は、請求項1に記載のディジタル放送受
信装置において、前記アナログ映像信号及びアナログ音
声信号に対し、MPEGエンコードを再度行うMPEG
エンコード手段を備えたものである。
【0010】また、本発明の請求項3に記載のディジタ
ル放送受信装置は、請求項1に記載のディジタル放送受
信装置において、前記受信したディジタル変調波をデコ
ードしたデータの、アナログ変換する直前のディジタル
データに対し、MPEGエンコードを再度行うMPEG
エンコード手段を備えたものである。
【0011】また、本発明の請求項4に記載のディジタ
ル放送受信装置は、請求項2または請求項3に記載のデ
ィジタル放送受信装置において、前記再度MPEGエン
コードしたデータを入力とし、トランスポートストリー
ムパケットを構築するTSパケット化手段を備えたもの
である。
【0012】また、本発明の請求項5に記載のディジタ
ル放送受信装置は、請求項4に記載のディジタル放送受
信装置において、前記受信したディジタル変調波の復調
データから不正コピー保護等の制御データを取りだし、
前記TSパケットに挿入する制御情報抽出手段を備えた
ものである。
【0013】また、本発明の請求項6に記載のディジタ
ル放送受信装置は、請求項1に記載のディジタル放送受
信装置において、前記ディジタル再変調により得られた
ディジタル再変調波を、所定の周波数へ周波数変換する
周波数変換手段を備えたものである。
【0014】また、本発明の請求項7に記載のディジタ
ル放送受信装置は、請求項6に記載のディジタル放送受
信装置において、前記所定の周波数は、ケーブルを介し
て伝送されてくる映像の空きチャンネルの周波数である
ものである。
【0015】また、本発明の請求項8に記載のディジタ
ル放送受信装置は、請求項7に記載のディジタル放送受
信装置において、前記ケーブルを介して伝送されてくる
映像の空きチャンネルを、ケーブル放送サービス会社の
管理している使用チャンネル情報を該ケーブルを通じて
入手して検索する空きチャンネル検索手段を備えたもの
である。
【0016】また、本発明の請求項9に記載のディジタ
ル放送受信装置は、請求項6に記載のディジタル放送受
信装置において、前記周波数変換に用いられた周波数値
を、前記ケーブルを介してケーブル放送サービス会社へ
通知する通知手段を備えたものである。
【0017】また、本発明の請求項10に記載のディジ
タル放送受信装置は、請求項1に記載のディジタル放送
受信装置において、リモコン制御信号等をもディジタル
再変調する変調手段を備えたものである。
【0018】また、本発明の請求項11に記載のディジ
タル放送受信装置は、請求項10に記載のディジタル放
送受信装置において、前記変調手段から出力されるリモ
コン制御信号のディジタル再変調波を周波数変換する周
波数変換手段と、上記リモコン制御信号の再変調波を前
記ケーブルへ重畳する手段と、宅内に敷設してあるケー
ブルを介して、AV機器間の遠隔操作の通信を行う通信
手段と、を備えたものである。
【0019】また、本発明の請求項12に記載のディジ
タル放送受信装置は、請求項1に記載のディジタル放送
受信装置において、グラフィック映像を生成するグラフ
ィックス生成部と、前記受信したディジタル変調波を復
調しMPEGデコードして得られた映像信号に、上記グ
ラフィック映像を重畳する映像合成部と、を備えたもの
である。
【0020】また、本発明の請求項13に記載のディジ
タル放送受信装置は、請求項12に記載のディジタル放
送受信装置において、上記受信したディジタル変調波を
復調しMPEGデコードして得られた映像信号と、上記
別途生成されるグラフィック映像を該映像信号に重畳し
た後の映像信号とを選択して出力する映像出力切り換え
手段、を備えたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本実施の形態1
は、テレビジョン放送電波のチャンネルに割り当てられ
た周波数帯域を利用してディジタル変調を行いケーブル
を介して伝送するディジタルCATV放送の受信におい
て、受信したディジタル変調波の復調データをMPEG
デコードし、その結果としてのアナログ映像及び音声信
号を用いてディジタル再変調して出力するディジタル放
送受信装置、及びそれを用いた宅内のディジタルCAT
V放送を受信視聴するシステムについて説明する。
【0022】図1は、本実施の形態1に係るディジタル
放送受信装置の構成を示すものである。図1において、
ディジタル放送受信装置は、ディジタル放送波を伝送す
るケーブル100と、ケーブル伝送されてきたディジタ
ルCATV放送波をチャンネル選局するチューナ101
と、チャンネル選局された変調波を復調する復調部10
2と、復調再生された伝送データの誤り訂正を施すFE
C処理部103と、誤り訂正後のデータのスクランブル
を解除するデスクランブラー104と、伝送されてきた
番組データのTSパケットデータの処理をすると同時
に、各種制御データを抽出してTSパケット化部112
により新しく構築されたTSパケットに挿入するTS処
理&制御情報抽出部105と、MPEG圧縮された映像
データのデコードを行うMPEGデコーダ106と、映
像信号に載せるOSDグラフィックデータを構成するO
SDグラフィック処理部107と、OSDグラフィック
画面データを映像信号に加算する加算器116と、音声
出力データと映像出力データを再度MPEGエンコード
するMPEGエンコーダ110と、受信装置の全体機能
と各制御を行うCPU111と、MPEGエンコーダ1
10からのエンコードデータとCPU111からの制御
データが入力されてTSパケットを構成するTSパケッ
ト化部112と、パケット化されたデータに誤り訂正処
理を施すFEC処理部113と、FEC処理されたデー
タをディジタル変調する変調部114と、ディジタル変
調された変調波を任意の周波数に変換する周波数変換部
115と、各構成部の間にデータを伝送するデータバス
117と、から構成されている。
【0023】次に、上記のように構成されたディジタル
放送受信装置の動作について説明する。ディジタルCA
TV放送のディジタル変調波のRF信号は、チューナ1
01の入力端子に接続されてあるケーブル100を介し
て、チューナ101に入力される。チューナ101では
チャンネル選局された所定の伝送周波数帯の変調波信号
を選択して、IF周波数信号として復調部102へ出力
する。復調部102ではケーブル伝送特有のQAM、Q
PSK、VSB変調処理で処理されたディジタル変調波
の検波処理を行い、ベースバンドディジタルデータとし
てFEC(誤り訂正)処理部103へ出力する。
【0024】このベースバンドディジタルデータはディ
ジタル放送特有の伝送コーディングを施されて、パケッ
ト構造となっており、特にケーブル伝送の場合はITU
−TJ.83規格に従って伝送コーディングされてい
る。 FEC処理部103では、放送サービス側での上
記J.83規格のデータの誤り訂正処理である畳込み符
号化及びRS(リードソロモン)符号化されたデータを
復号し、伝送中において発生したデータ誤りを訂正して
からデスクランブラー104へ出力する。
【0025】デスクランブラー104では、チャンネル
選局された番組の固有のスクランブル鍵を基に、番組デ
ータのスクランブルを解除して、TSパケットデータと
してTS処理&制御情報抽出部105へ出力する。
【0026】TS処理&制御情報抽出部105では、T
Sパケットの中に映像、音声データ以外の制御情報を抜
き出し、例えばコピープロテクト制御情報等をホストプ
ロセッサーCPU111へ出力し、またTSパケットデ
ータを所定の処理によりMPEGエンコードデータに変
換して、MPEGデコーダ106へ出力する。
【0027】MPEGデコーダ106でMPEG圧縮さ
れていた番組データをデコード再生して最終映像信号を
出力端子109へ、音声信号を出力端子108へそれぞ
れ出力する。またホストプロセッサーCPU111から
画像重畳の指令がある場合、及びTS処理&制御情報抽
出部105からの放送データにOSDデータ(画像)や
指令が来る場合、OSDグラフィックス処理部107は
それらの指令に応じて、番組映像データに載せるべきの
グラフィック画面データを構成して加算器116へ出力
し、加算器116は前記番組映像データに該グラフィッ
ク画面データを加算したものを最終映像として出力端子
109へ出力する。
【0028】同時に、MPEGデコードされたデータに
OSDグラフィック画面を合成した最終映像データと最
終音声データは、MPEGエンコーダ110へ入力さ
れ、そこで再度MPEGエンコードされてMPEGエン
コードデータとしてTSパケット化部112へ出力され
る。
【0029】TSパケット化部112では、ホストプロ
セッサーCPU111からの制御データとMPEGエン
コーダ110からのMPEGエンコードデータとをTS
パケットデータとして構築し、その結果をFEC処理部
113へ出力する。FEC処理部113は、TSパケッ
ト化されたデータについて前述した誤り訂正処理を行
い、伝送コーディングを施こして変調部114へ入力す
る。変調部114では、入力されたデータに対してディ
ジタルケーブル放送規格のディジタル変調処理を施し、
ディジタル変調波として周波数変換部115へ出力させ
る。周波数変換部115は、入力されたディジタル変調
波をホストプロセッサーからの制御でケーブル放送で使
用されていない周波数帯域へ周波数変換して、伝送ケー
ブルへ重畳して出力する。
【0030】次に、ケーブル放送用の周波数帯域、及び
周波数変換の対象とする周波数帯域について説明する。
図3は、テレビジョン放送電波のチャンネルに割り当て
られた周波数帯域と、受信装置でディジタル再変調した
信号を周波数変換するときの対象周波数帯域とを示すも
のである。
【0031】図3において、Bに示すようにケーブル伝
送される放送番組チャンネルは、通常50MHzから8
50MHzの帯域で送信されてくる。ここで受信装置内
でのディジタル再変調波は、この伝送されてくる番組チ
ャンネル以外の周波数帯域、例えば、B帯域の空きチャ
ンネルa及びb、もしくは放送帯域より低域のA帯域へ
または高域のC帯域へ、周波数変換されてケーブルへ重
畳される。
【0032】次に、本実施の形態1によるデジタル放送
受信装置を用いて、デジタル放送番組を受信して視聴や
録画などを行うデジタル放送受信システムについて説明
する。図5は、上記デジタル放送受信システムにおい
て、ディジタル放送の放送サービス会社から加入者宅へ
の映像配信と、加入者宅内でのケーブルに接続される映
像機器類との関係を示す図である。
【0033】ケーブル放送サービス会社501では、コ
ンテンツサーバ502からのデータを変復調器503で
ディジタル変調してケーブルへ載せて配信する。ケーブ
ル500は509等の電柱を経由して加入者宅Eまで敷
設されており、ディジタルCATV放送波が加入者宅E
まで伝送される。
【0034】次に、加入者宅E内でのケーブル放送受信
端子から映像機器及び映像記録機器等の機器へのケーブ
ル接続について説明する。宅内では、各部屋でケーブル
放送が受信できるように通常各部屋までケーブル配線が
敷設されており、かつ各部屋にはケーブル放送受信端子
が設けてある。
【0035】図5のEに示すように、STBを常時設置
する部屋において、TVセット505、VCR等の映像
記録機器506、およびケーブル放送視聴契約時にサー
ビス会社から借り受けるSTB504のRF入力端子に
は(それ該ぞれ)部屋の放送受信端子からケーブルが接
続されている。また、STBを常時設置する部屋と異な
る宅内の部屋においても、TVセットや映像記録機器に
はケーブルが宅内に敷設されているケーブル配線の受信
端子から接続されている。
【0036】ここで、ケーブル放送においてはディジタ
ル変調されたディジタル番組と従来のアナログ変調の番
組とが混在して伝送されている場合がほとんどである。
通常、伝送されるケーブル放送番組には、一般のローカ
ルアナログ番組と、ケーブルサービス会社が提供してい
るディジタル番組及びアナログ番組とがあり、ケーブル
放送サービス会社提供の番組を視聴するには、ケーブル
放送会社専用の番組のスクランブル等を解除するための
STB504で一度受信する必要がある。
【0037】図5において、ケーブル放送を視聴するた
めにE宅内にある専用STB504でケーブル放送を一
度受信し、データのスクランブルを解除して、デコード
した最終アナログ映像、音声信号をTVセットやVCR
等の記録機器へ接続して視聴することになる。その時、
従来では、映像、音声出力信号専用の複数のケーブルを
STB504からTVセットやVCR等へ接続する必要
があった。
【0038】それに対し、本発明では、MPEGデコー
ドして得られた最終映像、音声信号を再びMPEGエン
コードしてかつ再度TSパケット化し、併せてコピー制
御情報なども含めたデータをケーブル伝送用にディジタ
ル再変調して、ケーブル放送に使用していない周波数帯
域に周波数変換して、宅内に配線敷設してあるケーブル
へ重畳する方式において、部屋のケーブルRF(Rad
io Frequency) 受信端子から、STBへ
はもちろん、TVセットやVCR等のRF入力部へもそ
れぞれ一本の直接伝送ケーブルのみが接続されている。
すなわち、専用STB504からの複数の映像、音声出
力専用線をまったく煩わしく用いずに、宅内で敷設して
ある放送波伝送用ケーブル1本のみで、各STB、TV
セットやVCRへ接続してケーブル放送番組が視聴可能
になる。
【0039】さらに、MPEGデコードした最終映像、
音声データを用いて再度MPEGエンコードを行いディ
ジタル再変調する過程においては、MPEGデコードさ
れた映像信号に載せるOSDグラフィック画面もそのま
ま失われることなく再変調波に含ませることが可能なた
め、従来のSTB504からの映像、音声出力専用線を
接続して番組を視聴する場合となんら変わらない状態で
番組を観ることが出来る。
【0040】このように、本実施の形態1に係るデジタ
ル放送受信装置では、通常の受信装置の復調部やデコー
ダ以外に、デコードして得られた最終の映像、音声信号
をデジタル再変調する変調部や、再変調された信号を所
定の周波数へ変換して、ケーブルへ重畳する周波数変換
部などを設けるようにしたから、デジタルCATV放送
の受信視聴において、ケーブル放送を受信する受信装置
から映像出力信号や音声出力信号の専用線をまったく必
要とせずに、ケーブル一本でTVセットやVCR等の映
像記録機器と繋ぎ、番組を視聴することができる。
【0041】なお、本発明は、デジタルCATV放送以
外のデジタル放送受信にも、たとえば、CS放送受信、
デジタルBS放送受信に適用しても同様な効果が得られ
る。すなわち、宅内の配線が簡単になるというメリット
がある。
【0042】(実施の形態2)本実施の形態2は、テレ
ビジョン放送電波のチャンネルに割り当てられた周波数
帯域を利用してディジタル変調を行いケーブルを介して
伝送するディジタルCATV放送の受信において、受信
したディジタル変調波の復調データをMPEGデコード
し、その結果のアナログ映像及び音声信号を用いてディ
ジタル再変調するシステムで、ディジタル再変調するデ
ータにOSD等グラフィックデータ画面を番組映像上に
載せる前と載せた後の信号とを切り換える構成を設けた
ディジタル放送の受信装置に関する。
【0043】以下、本実施の形態2について図2を用い
て説明する。図2は、本実施の形態2によるディジタル
放送受信装置の構成を示すものである。図2において、
201はMPEGデコーダ106から出力される映像デ
ータにOSDグラフィックデータを載せていない映像出
力データとOSDグラフィックデータを載せた後の映像
出力データとを切り換えるスイッチである。本実施の形
態2のその他の構成部は、前述実施の形態1の構成部と
同様なため、同じ符号を付して、説明を省略する。
【0044】次に、上記のように構成された本実施の形
態2による、ディジタルCATV放送の受信装置の動作
について説明する。なお、図2の各構成部において、前
述実施の形態1と同一番号を付与した構成部については
同じ動作をするものであるため、その説明は省略する。
【0045】ケーブル伝送されたディジタルCATV変
調波を受信してMPEGデコーダ106で、MPEG規
格で圧縮されたデータを伸張して映像、音声信号として
出力する。音声信号は出力端子108へ、映像信号は出
力端子109へ出力する。OSD等グラフィック画面を
構成するグラフィックス処理部107からのデータがデ
コードされた映像信号に加算するための加算器116へ
入力されて、デコードされた映像信号と加算されて出力
される。
【0046】一方、OSDグラフィック画面データの載
せられる前の映像データとグラフィック画面データが載
せられた後のデータとを切り換えるスイッチ回路201
で選択された映像出力信号は、MPEGエンコーダ11
0に映像信号として入力される。MPEGエンコーダ1
10は映像出力信号、音声出力信号の入力を受けて、そ
れに対してMPEG再エンコードを実施する。そうする
ことによって、ディジタル再変調した変調波を伝送ケー
ブルに重畳して、VCR等の映像記録機器へ映像記録す
る場合に受信装置側で映像信号に載せたOSDグラフィ
ック画面が、VCRで番組画面といっしょに記録される
のを防ぐことができる。
【0047】このように、本実施の形態2によるディジ
タル放送受信装置では、OSDグラフィック画面を再変
調する映像に付加するか否かのスイッチを設けることに
したから、デコードした映像、音声出力信号をディジタ
ル再変調してケーブルへ重畳し、同一の伝送ケーブルに
接続されているVCR等の映像記録機器で番組映像を記
録する場合に、受信装置側で構成して画面に載せたOS
Dグラフィック画面を載せたままで映像を記録するのを
防止することができる。なお、伝送ケーブル1本のみで
VCR等の映像記録機器と接続して番組映像を記録する
ことも可能となる。
【0048】(実施の形態3)本実施の形態3は、テレ
ビジョン放送電波のチャンネルに割り当てられた周波数
帯域を利用してディジタル変調を行いケーブルを介して
伝送するディジタルCATV放送の受信において、受信
したディジタル変調波の信号を復調し、MPEGデコー
ドして得られたアナログ映像及び音声信号を用いてディ
ジタル再変調するシステムで、前記ディジタル再変調波
をケーブル放送の空きチャンネル周波数に変換するため
に、ケーブル放送会社が管理している使用チャンネル情
報を、放送と同一のケーブルを介して入手する構成と、
また赤外リモートコントロール等の遠隔制御信号をディ
ジタル再変調する構成とを設けたディジタル放送受信装
置、及びそれを用いたディジタルCATV放送受信シス
テムに関する。
【0049】以下、本実施の形態3について図4を用い
て説明する。図4は、本実施の形態3によるディジタル
放送の受信装置の構成を示すものである。
【0050】図4において、201はOSDグラフィッ
クス画面を再変調する映像に付加するか否かのスイッ
チ、301は外部赤外リモートコンロール等からの制御
信号を受信するリモコン受信部である。本実施の形態3
によるディジタル放送の受信装置のその他の構成部は、
前述実施の形態1と同様なため、同様な符号を付し、説
明を省略する。
【0051】次に、上記のように構成された本実施の形
態3による、ディジタルCATV放送のための受信装置
の動作について説明する。なお、図4の各構成部に対し
て、前述実施の形態1、実施の形態2と同一番号を付与
した構成部については同じ動作をするものであるため、
ここでその説明は省略する。
【0052】赤外リモートコントロール等の遠隔操作装
置からの制御信号はリモコン制御受信部301に入力さ
れ、リモコン制御受信部301はその制御信号をホスト
プロセッサーCPU111へ出力する。
【0053】ここでは、赤外リモートコントール信号が
受信装置自体を制御するコマンドの場合はそのままデー
タバス117を経由してCPU111へ入力されてその
機能制御を行う。
【0054】またTVセットのような受信機で視聴して
いる番組映像等について同一伝送ケーブルに接続されて
いるVCR等の記録機器を使用して映像を記録したい場
合は、まず赤外通信等でリモコン制御受信部301へコ
マンドを送信する。このリモコン制御により受信装置の
OSDグラフィック画面が呼び出され、VCR制御を行
うコマンド項目を選択する操作が実行されたら、映像録
画のコマンドがCPU111へ送られる。CPU111
は、VCR制御コマンドだと判断するとコマンドデータ
をTSパケット化部112に出力し、TSパケットデー
タに変換して誤り訂正処理部113へ送る。そこで誤り
訂正処理を施されたコマンドデータは変調部114へ入
力され、変調されてさらに周波数変換器115へ入力さ
れる。周波数変換器115において前記コマンドデータ
はケーブル放送されていない周波数帯域に周波数変換さ
れてケーブルへ重畳され、同一のケーブルが接続されて
いるVCRへ送られる。
【0055】この場合、予め赤外制御装置などのコマン
ドを送受信する周波数帯域を決めておき、例えば図3に
示す周波数帯域Aのc周波数域を使用すると決めてある
とする。VCR側では、コマンド伝送チャンネルである
c周波数域を自動的に受信して、VCR制御コマンドで
構成されているコマンド変調波を復調して、VCR側の
ホストプロセッサーを介して送られてきたコマンドを実
行する。
【0056】VCR制御のコマンド変調波を受信すると
並行して、受信装置側でディジタル再変調して同一ケー
ブルに重畳しているディジタル再変調波(映像と音声な
どの変調波)も送られており、VCR側では自動的にデ
ィジタル再変調波のチャンネルを選局して番組映像記録
が出来ることになっている。また、このディジタル再変
調波(映像と音声などの変調波)は、図3のaやbのよ
うなケーブル放送で使用されていない空きチャンネルへ
周波数変換している。
【0057】次に、本実施の形態3によるデジタル放送
受信装置を用いたデジタルCATV放送受信システムに
ついて説明する。図6は、ケーブル放送が各加入者宅へ
伝送され、宅内の配線を介して受信視聴するシステムの
構成を示す概念図である。まず、ケーブル放送の空きチ
ャンネル情報取得方法について述べる。
【0058】図6において、各家庭は伝送ケーブル50
0を経由してケーブル放送会社501と繋がっており、
このケーブルを通してケーブル放送会社の変復調器50
3、サーバ502と接続されている。ケーブル放送会社
が管理している空きチャンネル情報は予め決められてい
る(図3に示す)双方向通信チャンネル帯域を使って情
報の送受信を行うことによって入手できる。各家庭内の
受信装置では、取得したサービス会社管理の空きチャン
ネル情報をもとに、ディジタル再変調波の変換周波数値
を決めてディジタル再変調波を空きチャンネルへ周波数
変換することが出来る。
【0059】その時、各家庭の受信装置は、周波数変換
したディジタル再変調波の周波数値(チャンネル変換周
波数値)を、ホストプロセッサーCPU111を介し
て、コマンド変調波としてディジタル再変調し、放送帯
域外の前記帯域A、またはCへ周波数変換して同一の伝
送ケーブルへ重畳しケーブル放送会社へアップロードす
る。
【0060】例えば、加入者宅E内でSTB504から
ディジタル再変調波を図3に示す空きチャンネルaに周
波数変換して、E宅内のSTB504が設置してある場
所と異なる部屋のTVセット505やVCR506で視
聴したり映像記録したりしている場合に、ケーブル会社
は、定期的にケーブルを介してコマンド変調波帯域を受
信して、各家庭で使用しているディジタル再変調波の周
波数値を把握できる。また、ケーブル放送サービス会社
から全加入者宅の受信機STB504へ定期的にアクセ
スして、どの加入者宅でどの空きチャンネルを使用して
いるかチェックすることにより、常に最新のケーブル放
送の空きチャンネルを管理することが出来ることにな
る。そうすることにより、加入者宅Fや加入者宅Gでケ
ーブル放送の空きチャンネルにディジタル再変調波を同
一ケーブルへ重畳する時にお互いが同じ空きチャンネル
にディジタル再変調波を周波数変換することを未然に防
げることになり、全加入者宅のお互いがディジタル再変
調波を混信することなく周波数変換して同一ケーブルへ
重畳することができる。
【0061】従って、本実施の形態3によるデジタル放
送受信装置を用いたデジタル放送受信システムにおいて
は、放送サービス会社は空きチャンネル情報を定期に収
集して管理することにより、各宅内では映像音声、また
はコマンド制御信号の再変調波を特定の未使用の周波数
帯域へ周波数変換することができる。そうすることによ
って、宅内でケーブル線一本でSTBをTVやVCRの
ような機器に繋いで、機器間の送受信を可能にし、さら
に番組の視聴や録画をすることができることになる。
【0062】このように、本実施の形態3によるデジタ
ル放送受信装置では、赤外リモコン等の遠隔制御装置か
らのコマンド等もディジタル再変調することにしたの
で、コマンド信号もケーブルへ重畳することが可能にな
り、同一ケーブルへ接続されている家庭内の全ての映像
機器と通信が行えることになるため、家庭内のケーブル
放送受信装置STB504からのディジタル再変調波を
空きチャンネルへ周波数変換することにより、STB5
04が設置されている場所と異なる部屋のどこからでも
自由にケーブル放送を視聴したり、映像記録したりする
ことが可能になる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
ディジタル放送受信装置によれば、テレビジョン放送電
波のチャンネルに割り当てられた周波数帯域を利用し、
ディジタル変調を行ってケーブルを介し伝送するディジ
タルCATV放送の受信装置であって、受信したディジ
タル変調波の復調データをMPEGデコードし、その結
果のアナログ映像信号及びアナログ音声信号に対してデ
ィジタル再変調を行うようにしたので、再びケーブルへ
重畳することができるため、このケーブル1本で受信装
置からテレビセットや録画機器と接続して放送番組を視
聴でき、かつ、ケーブルを介して家庭内の全ての映像機
器と双方向通信が行え、家庭内で受信装置が設置されて
いない部屋のどこからでも自由にケーブル放送が視聴で
きるという効果がある。
【0064】また、本発明の請求項2に係るディジタル
放送受信装置によれば、請求項1に記載のディジタル放
送受信装置において、前記アナログ映像信号及びアナロ
グ音声信号に対し、MPEGエンコードを再度行うMP
EGエンコード手段を備えるようにしたので、映像及び
音声信号をデジタル化してデジタル再変調することによ
り再びケーブルへ重畳することができるという効果があ
る。
【0065】本発明の請求項3に係るディジタル放送受
信装置によれば、請求項1に記載のディジタル放送受信
装置において、前記受信したディジタル変調波をデコー
ドしたデータの、アナログ変換する直前のディジタルデ
ータに対し、MPEGエンコードを再度行うMPEGエ
ンコード手段を備えるようにしたので、MPEGデコー
ドステップを省き、デジタル方式の映像及び音声データ
を利用できるという効果がある。
【0066】本発明の請求項4に係るディジタル放送受
信装置によれば、請求項2または請求項3に記載のディ
ジタル放送受信装置において、前記再度MPEGエンコ
ードしたデータを入力とし、トランスポートストリーム
パケットを構築するTSパケット化手段を備えるように
したので、デジタル変調波へ変調されることができるい
う効果がある。
【0067】本発明の請求項5に係るディジタル放送受
信装置によれば、請求項4に記載のディジタル放送受信
装置において、前記受信したディジタル変調波の復調デ
ータから不正コピー保護等の制御データを取りだし、前
記TSパケットに挿入する制御情報抽出手段を備えるよ
うにしたので、再変調してケーブルへ重畳するデジタル
変調波信号の不正利用を防ぐことができるという効果が
ある。
【0068】本発明の請求項6に係るディジタル放送受
信装置によれば、請求項1に記載のディジタル放送受信
装置において、前記ディジタル再変調により得られたデ
ィジタル再変調波を、所定の周波数へ周波数変換する周
波数変換手段を備えるようにしたので、空きチャンネル
などの周波数帯域へ変換することにより信号を同一のケ
ーブルの上に重畳しても混信することがないという効果
がある。
【0069】本発明の請求項7に係るディジタル放送受
信装置によれば、請求項6に記載のディジタル放送受信
装置において、前記所定の周波数は、ケーブルを介して
伝送されてくる映像の空きチャンネルの周波数としたの
で、再変調波を周波数変換して同一のケーブルの上に重
畳するとき混信が起こらないという効果がある。
【0070】本発明の請求項8に係るディジタル放送受
信装置によれば、請求項7に記載のディジタル放送受信
装置において、前記ケーブルを介して伝送されてくる映
像の空きチャンネルを、ケーブル放送サービス会社の管
理している使用チャンネル情報を、該ケーブルを通じて
入手して検索する空きチャンネル検索手段を備えるよう
にしたので、検索手段により検索された空きチャンネル
の周波数へ再変調波を周波数変換して同一のケーブルの
上に重畳するとき混信が起こらないという効果がある。
【0071】本発明の請求項9に係るディジタル放送受
信装置によれば、請求項6に記載のディジタル放送受信
装置において、前記周波数変換に用いられた周波数値
を、前記ケーブルを介してケーブル放送サービス会社へ
通知する通知手段を備えるようにしたので、サービス会
社は上記の通知情報を利用して空きチャンネル情報を管
理することができるという効果がある。
【0072】本発明の請求項10に係るディジタル放送
受信装置によれば、請求項1に記載のディジタル放送受
信装置において、リモコン制御信号等をもディジタル再
変調する変調手段を備えるようにしたので、ケーブル1
本のみで映像機器間に双方向性の通信が可能となり、ま
た録画やチャンネル変更などができるという効果があ
る。
【0073】本発明の請求項11に係るディジタル放送
受信装置によれば、請求項10に記載のディジタル放送
受信装置において、前記変調手段から出力されるリモコ
ン制御信号のディジタル再変調波を周波数変換する周波
数変換手段と、上記リモコン制御信号の再変調波を前記
ケーブルへ重畳する手段と、宅内に敷設してあるケーブ
ルを介して、AV機器間の遠隔操作の通信を行う通信手
段と、を備えるようにしたので、ケーブル1本のみで映
像機器間に双方向性の通信が可能となり、また録画やチ
ャンネル変更などができるという効果がある。
【0074】本発明の請求項12に係るディジタル放送
受信装置によれば、請求項1に記載のディジタル放送受
信装置において、グラフィック映像を生成するグラフィ
ックス生成部と、前記受信したディジタル変調波を復調
しMPEGデコードして得られた映像信号に、上記グラ
フィック映像を重畳する映像合成部と、を備えるように
したので、送ってくる映像音声信号以外の画像情報も確
認することができるという効果がある。
【0075】本発明の請求項13に係るディジタル放送
受信装置によれば、請求項12に記載のディジタル放送
受信装置において、上記受信したディジタル変調波を復
調しMPEGデコードして得られた映像信号と、上記別
途生成されるグラフィック映像を該映像信号に重畳した
後の映像信号とを選択して出力する映像出力切り換え手
段、を備えるようにしたので、テレビなどで視聴する番
組を録画するときに、OSDグラフィックスを載せたま
まで画像を記録するのを防ぐことができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるディジタル放送受
信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態2によるディジタル放送受
信装置の構成を示すブロック図である。
【図3】ケーブル放送のチャンネル配置を示す概念図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態3によるディジタル放送受
信装置の構成を示すブロック図である。
【図5】ケーブル放送配信と宅内での映像機器間のケー
ブル接続例を示す図である。
【図6】ケーブル放送が加入者宅へ伝送配信される構成
図である。
【符号の説明】
100 番組を伝送するケーブル 101 チューナ 102 復調部 103、113 FEC処理部(誤り訂正) 104 デスクランブラー 105 TS処理&制御情報抽出部 106 MPEGデコーダ 107 OSDグラフィックス処理部 108 音声出力端子 109 映像出力端子 110 MPEGエンコーダ 111 CPU機能制御部(ホストプロセッサー) 112 TSパケット化部 114 ディジタル変調部 115 周波数変換部 116 加算器 117 データバス 201 切り換えスイッチ 301 リモートコントロール制御信号受信部 500 伝送ケーブル 501 ケーブル放送サービス会社 502 コンテンツサーバ 503 送信変復調器 504 ケーブル放送専用受信装置 505 テレビセット 506 VCR映像記録機器 509 電柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/16 H04N 7/16 A

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン放送電波のチャンネルに割
    り当てられた周波数帯域を利用し、ディジタル変調を行
    ってケーブルを介し伝送するディジタルCATV放送の
    受信装置であって、 受信したディジタル変調波の復調データをMPEGデコ
    ードし、その結果のアナログ映像信号及びアナログ音声
    信号に対してディジタル再変調を行う、 ことを特徴とするディジタル放送受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のディジタル放送受信装
    置において、 前記アナログ映像信号及びアナログ音声信号に対し、M
    PEGエンコードを再度行うMPEGエンコード手段を
    備えた、 ことを特徴とするディジタル放送受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のディジタル放送受信装
    置において、 前記受信したディジタル変調波をデコードしたデータ
    の、アナログ変換する直前のディジタルデータに対し、
    MPEGエンコードを再度行うMPEGエンコード手段
    を備えた、 ことを特徴とするディジタル放送受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載のディジ
    タル放送受信装置において、 前記再度MPEGエンコードしたデータを入力とし、ト
    ランスポートストリーム(以下、TSと記す)パケット
    を構築するTSパケット化手段を備えた、ことを特徴と
    するディジタル放送受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のディジタル放送受信装
    置において、 前記受信したディジタル変調波の復調データから不正コ
    ピー保護等の制御データを取りだし、前記TSパケット
    に挿入する制御情報抽出手段を備えた、 ことを特徴とするディジタル放送受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のディジタル放送受信装
    置において、 前記ディジタル再変調により得られたディジタル再変調
    波を、所定の周波数へ周波数変換する周波数変換手段を
    備えた、 ことを特徴とするディジタル放送受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のディジタル放送受信装
    置において、 前記所定の周波数は、ケーブルを介して伝送されてくる
    映像の空きチャンネルの周波数である、 ことを特徴とするディジタル放送受信装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のディジタル放送受信装
    置において、 前記ケーブルを介して伝送されてくる映像の空きチャン
    ネルを、ケーブル放送サービス会社の管理している使用
    チャンネル情報を該ケーブルを通じて入手して検索する
    空きチャンネル検索手段を備えた、 ことを特徴とするディジタル放送受信装置。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載のディジタル放送受信装
    置において、 前記周波数変換に用いられた周波数値を、前記ケーブル
    を介してケーブル放送サービス会社へ通知する通知手段
    を備えた、 ことを特徴とするディジタル放送受信装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のディジタル放送受信
    装置において、 リモコン制御信号等をもディジタル再変調する変調手段
    を備えた、 ことを特徴とするディジタル放送受信装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のディジタル放送受
    信装置において、 前記変調手段から出力されるリモコン制御信号のディジ
    タル再変調波を周波数変換する周波数変換手段と、 上記リモコン制御信号の再変調波を前記ケーブルへ重畳
    する手段と、 宅内に敷設してあるケーブルを介して、AV機器間の遠
    隔操作の通信を行う通信手段と、を備えた、 ことを特徴とするディジタル放送受信装置。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載のディジタル放送受信
    装置において、 グラフィック映像を生成するグラフィックス生成部と、 前記受信したディジタル変調波を復調しMPEGデコー
    ドして得られた映像信号に、上記グラフィック映像を重
    畳する映像合成部と、を備えた、 ことを特徴とするディジタル放送受信装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のディジタル放送受
    信装置において、 上記受信したディジタル変調波を復調しMPEGデコー
    ドして得られた映像信号と、上記別途生成されるグラフ
    ィック映像を該映像信号に重畳した後の映像信号とを選
    択して出力する映像出力切り換え手段、を備えた、 ことを特徴とするディジタル放送受信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007502090A (ja) * 2003-05-09 2007-02-01 ブロードバンド・イノベーションズ・インコーポレイテッド ホームネットワーク同軸配線で伝送されるネイティブ信号を利用した複数のデジタルtv装置用デジタルメディアサーバ
US20120054807A1 (en) * 2010-08-25 2012-03-01 Funai Electric Co., Ltd. Broadcasting Receiver and Television Set

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