JP2003078581A - 無線通信システムにおけるローカル・サスペンド・ファンクション及びリセット処理の方法 - Google Patents

無線通信システムにおけるローカル・サスペンド・ファンクション及びリセット処理の方法

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JP2003078581A JP2002184282A JP2002184282A JP2003078581A JP 2003078581 A JP2003078581 A JP 2003078581A JP 2002184282 A JP2002184282 A JP 2002184282A JP 2002184282 A JP2002184282 A JP 2002184282A JP 2003078581 A JP2003078581 A JP 2003078581A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信システムにおける、ローカル・サス
ペンド・ファンクション及びリセット処理に関する交互
的な方法を提供する。 【解決手段】 無線通信システムは少なくとも一つのチ
ャンネルを介して第2無線局と無線通信状態である第1
無線局を有する。第1無線局は、第1のシーケンス番号
(SN)により決定されたサスペンド・ポイントによ
り、チャンネルに対してローカル・サスペンド・ファン
クションを開始する。ローカル・サスペンド・ファンク
ションを終了するためのリジューム・コマンドの前に、
チャンネルに対してリセット処理が実行される。リセッ
ト処理に対応して、サスペンド・ポイントの第1のSN
はデフォルト値に設定される。これにより、チャンネル
がローカル・サスペンド状態である間、チャンネルを介
した通信が中断される。次に、チャンネルに対するリジ
ューム・コマンドはローカル・サスペンド・ファンクシ
ョンを終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線通信装置の状態
モデルに関する。詳細には、本発明は、無線通信システ
ムにおける交互的なサスペンド及びリセットのファンク
ションを処理する方法を関する。
【0002】
【従来の技術】技術的進歩は消費者の期待に応じてめざ
ましいものであり、10年前に最先端であると考えられ
た装置は既に時代遅れである。マーケットにおけるこの
ような消費者の要望は企業の技術革新に拍車をかけ、技
術的進歩は消費者の期待を更に高める結果をもたらす。
今日では、携帯電話、情報携帯端末(PDA)、ノート
型パソコン等の携帯型無線装置は高成長市場である。し
かし、これらの無線装置により使用される通信プロトコ
ルはかなり古いものである。消費者はより優れた処理能
力及び互換性を備えた高速無線アクセスを求めている。
このことは、産業界に対して更に高性能な通信規格を開
発するべく圧力をかけている。第3世代移動体通信シス
テムの標準化プロジェクト(3GPPTM)は、そのよ
うな新たな通信プロトコルの一例である。
【0003】3GPPTM規格は、通信に3階層方式を
用いる。図1を参照すると、従来技術による通信モデル
の概略的なブロック図が示される。従来の無線システム
には、両方が互いに無線通信状態である第1無線局20
及び第2無線局が含まれる。例えば、第1無線局20は
携帯電話等のモバイルユニットであってもよく、第2無
線局30は基地局であってもよい。第1無線局20のア
プリケーション24は第2無線局30のアプリケーショ
ン34にデータ24dを送信する必要がある。アプリケ
ーション24はレイヤ3インターフェイス23(無線リ
ソース・コントロール(RRC)と称される)と接続
し、データ24dをレイヤ3インターフェイス23に送
信する。レイヤ3インターフェイス23は、レイヤ3プ
ロトコル・データ・ユニット(PDU)23pを構成す
るためにデータ24dを使用する。レイヤ3 PDU2
3pには、レイヤ3のヘッダ23h及び、データ24d
と同一のデータ23dが含まれる。レイヤ3 PDU2
3p内のレイヤ3のヘッダ23hは、適切な通信を達成
するために第2無線局30の対応するレイヤ3インター
フェイス33に必要な情報を含む。次に、レイヤ3のイ
ンターフェイス23はレイヤ3 PDU23pをレイヤ
2インターフェイス22に送信する。レイヤ2インター
フェイス22(無線リンクコントロール(RLC)と称
される)はレイヤ3 PDU23pを使用して1以上の
レイヤ2 PDU22pを構成し、次にそれらのレイヤ
2 PDUは送信バッファ22tに送られる。一般的
に、各レイヤ2 PDU22pは同一の固定サイズを有
する。その結果、レイヤ3 PDU23pが大幅に大き
い場合、レイヤ3 PDU23pは、図1に示すよう
に、レイヤ2 PDU22pを構成するためにレイヤ2
インターフェイス22によって別々に分断される。各レ
イヤ2 PDU22pにはデータ領域22d及びレイヤ
2のヘッダ22hが含まれる。図1では、データ23d
は2つのレイヤ2 PDU22pに分割されている。更
に、レイヤ3のヘッダ23hはレイヤ2 PDU22p
のデータ領域22d内にある。レイヤ3のヘッダ23h
はレイヤ2インターフェイス22に対して特別な意味を
有しておらず、単にデータとして処理される。レイヤ2
PDU22pのデータ領域22d及びヘッダ22hの
一部は、暗号エンジン(Ciphering Engine)22cを使
用して暗号化される。次に、レイヤ2インターフェイス
22は送信バッファ22t内の暗号化されたレイヤ2
PDU22pをレイヤ1インターフェイス21に送信す
る。レイヤ1インターフェイス21は、物理的なインタ
ーフェイスであり、データの送受信の事実上すべてを実
行する。レイヤ1インターフェイス21はレイヤ2 P
DU22pを受け、それらのレイヤ2 PDUを用いて
レイヤ1 PDU21pを構築する。前のレイヤと同様
に、各レイヤ1 PDU21pはデータ領域21d及び
レイヤ1ヘッダ21hを有する。レイヤ3のヘッダ23
h及びレイヤ2のヘッダ22hは、レイヤ1インターフ
ェイス21に対してアプリケーションデータ24dほど
も重要ではない。次に、レイヤ1インターフェイス21
はレイヤ1 PDU21pを第2無線局30に送信す
る。
【0004】第2無線局30上では反対のプロセスが行
われる。第1無線局20からのレイヤ1 PDU31p
を受信した後、第2無線局30のレイヤ1インターフェ
イス31は、受信したそれぞれのレイヤ1 PDU31
pからレイヤ1ヘッダ31hを削除する。これにより、
無効な暗号化されたレイヤ2 PDUであるレイヤ1の
データ領域31dのみが残される。これらのレイヤ1の
データ領域31dはレイヤ2インターフェイス32に送
信される。レイヤ2インターフェイス32は、受信バッ
ファ32rに配置されるレイヤ2 PDU32pを生成
すべく、暗号エンジン32c(暗号エンジン22cと等
価であり、且つ同期されている)によりレイヤ1のデー
タ領域31dを復号化する。レイヤ2インターフェイス
32は、レイヤ2のヘッダ32hを使用して、受信バッ
ファ32r内の復号化されたレイヤ2 PDU32pを
適当なレイヤ3 PDUに組み込む方法を決定する。図
1に示した例では、レイヤ2のヘッダ32hは、レイヤ
2 PDU32pから削除され、データ領域32dのみ
が残される。データ領域32dは適切な順番で互いに添
付され、次にレイヤ3インターフェイス33に送信され
る。レイヤ3インターフェイス33はレイヤ2インター
フェイス32からレイヤ3 PDU33pを受け、レイ
ヤ3 PDU33pからヘッダ33hを削除し、アプリ
ケーション34にデータ領域33dを送信する。従っ
て、アプリケーション34は、第1無線局20のアプリ
ケーション24により送信されたデータ24dと同一で
あるべきデータ34を有する。
【0005】図1と関連する図2を参照すると、レイヤ
2 PDU40の概略的なブロック図が示される。レイ
ヤ2 PDU40はレイヤ2のヘッダ41及びデータ領
域45を有する。上記されたように、データ領域45は
レイヤ3インターフェイス23から受信したレイヤ3
PDU23pを搬送するために使用される。レイヤ2の
ヘッダ41には、データ/コントロール・表示ビット、
シーケンス番号(SN)フィールド43、及び追加フィ
ールド44が含まれる。追加フィールド44は、本発明
に直接関連するものではないため説明されない。データ
/コントロール・ビット42は、レイヤ2 PDU40
がデータPDU又はコントローラPDUであるかを表示
するために使用される。データPDUはレイヤ3データ
を搬送するために使用される。コントロールPDUは、
レイヤ2インターフェイス22,32により自己的に生
成され、リセット及びリセット通知信号の送信等のレイ
ヤ2インターフェイス22とレイヤ2インターフェイス
32との間の信号送信にのみ使用される。従って、コン
トロールPDUはレイヤ3インターフェイス23,33
には送信されない。シーケンス番号フィールド43に
は、レイヤ2 PDU40をレイヤ3 PDU33pに
再度アセンブルするために使用され且つレイヤ2 PD
U40の暗号化及び復号化に使用される12ビット又は
7ビットの値が含まれる。本発明においては、12ビッ
トのシーケンス番号43が用いられるため、4095の
最大許容値を有する。各レイヤ2 PDU22pは、シ
ーケンス番号フィールド43における次の高い値と共に
送信される。この方法により、レイヤ2インターフェイ
ス32は、受信したレイヤ2 PDU32pの正しい順
番を認識する。連続するレイヤ2 PDU40のシーケ
ンス番号43がロールオーバーすることを可能にする、
即ち、次に送信されるレイヤ2 PDU22pが、40
93,4094,4095、0,1,2等のように進む
シーケンス番号43を有することができる。レイヤ2
PDU40では、データ/コントロール・表示ビット4
2及びシーケンス番号43は暗号化されない。他のすべ
て、即ち追加フィールド44やデータフィールド45は
暗号化される。シーケンス番号43は、受信局30の暗
号エンジン32cにより、受信したレイヤ2 PDU3
2pを復号化するために必要であるため暗号化されな
い。
【0006】図1及び図2と関連させて図3及び図4を
参照する。従来技術によるレイヤ2インターフェイスの
状態モデルの図が示される。従来のレイヤ2インターフ
ェイス22,32は有限状態機械22s,32sとして
設計される。図3では、リセットコマンドが実行された
際のレイヤ2状態機械22s,32sについての状態モ
デルを示す。図4では、ローカル・サスペンド・コマン
ドが実行された際の状態モデルを示す。状態間の遷移は
図3及び図4の矢印により示される。状態遷移と関連し
て受信された信号は図中の横線の上方に示され、状態遷
移に対応して送信された信号は横線の下方に示される。
レイヤ2状態機械22s,32sには、ナル状態(null
state)50,データ伝送準備完了状態(data transfer
ready state )52,リセット・ペンディング状態(re
set pending state )54及びローカル・サスペンド状
態56が含まれる。第1無線局20は、複数のチャンネ
ル11を介して第2無線局30と通信可能である。各チ
ャンネル11は、第1無線局20及び第2無線局30上
に対応する状態機械22s,32sをそれぞれ有する。
これらの状態モデルを説明するに当たって、第1無線局
20は一つの例として用いられ、一つのチャンネル11
のみが適用される。レイヤ2状態機械22sがナル状態
50である場合、状態機械22sは第2無線局30との
確立された無線チャンネル11を有さない。従って、第
1無線局20の状態機械22sは、第2無線局30に対
していかなるレイヤ2 PDU22pも送信できない。
アプリケーション24がデータ24dをアプリケーショ
ン34に送信するように要求した場合、アプリケーショ
ン24はこの意図をレイヤ3インターフェイス23に信
号送信する。次に、レイヤ3インターフェイス23は、
第2無線局30とのチャンネル11を確立するために必
要な任意のファンクションを実行する。詳細には、レイ
ヤ3インターフェイス23は、状態機械22sに対して
確立プリミティブを送信する。確立プリミティブの受信
の際、状態機械22sはナル状態50からデータ伝送準
備完了状態52に遷移する。上記のプロセスを実行する
際、状態機械22sは第2無線局30と対応した無線チ
ャンネルを確立し、同チャンネル11に対する状態機械
22sの初期状態を設定する。これは特に、送信バッフ
ァ22t及び受信バッファ22rをクリアし、状態変数
22xに対する初期値を設定することに関与する。本発
明に特に関連した3つの状態変数22xは、VT(S)
22v、送信ハイパー・フレーム番号(transmitting h
yper-frame number )( tHFN) 25t、及び受信ハ
イパー・フレーム番号(receiving hyper-frame numbe
r)(rHFN)25rである。VT(S)22vは、
次に送信される、送信バッファ22tにおけるレイヤ2
PDU22pのシーケンス番号43の値を保持する。
一般に、VT(S)−1の値であるシーケンス番号43
を有するレイヤ2 PDU22pは、レイヤ2インター
フェイス22によりチャンネル11を介して既に送信さ
れていることが言及される。最初に、VT(S)22v
はゼロに設定されるため、チャンネル11を介して送信
された第1のレイヤ2 PDU22pはゼロのシーケン
ス番号43を有する。tHFN25tは、送信されたレ
イヤ2 PDU22pのシーケンス番号43のロールオ
ーバーを状態機械22sが検出する度に増分される値を
保持する。実際は、tHFN25tは、送信されたそれ
ぞれのレイヤ2 PDU22pのシーケンス番号43に
対する上位ビットとして機能する。同様に、rHFN2
5rは、第2無線局30から受信されるレイヤ2 PD
U22qのシーケンス番号43のロールオーバーを状態
機械22sが検出する度に増分される値を保持する。t
HFN25tが第2無線局30の状態機械32sの対応
するrHFN35rと同期化したままであることは、極
めて重要である。これは、シーケンス番号43と関連し
たtHFN25tが、それぞれの送信されたレイヤ2
PDU22pを暗号化するために使用されるためであ
る。それぞれのレイヤ2 PDU22pを暗号化する
際、暗号エンジン22cは、レイヤ2 PDU22pの
一組のHFN/SN(SNは送信されたレイヤ2PDU
22pのシーケンス番号43を示し、HFNは送信され
たレイヤ2 PDU22pと関連したtHFN25tを
示す)を使用して、暗号化を実行する。チャンネル11
を介して受信されたそれぞれのレイヤ2 PDU32p
のシーケンス番号43のロールオーバーを検出する際
に、第2無線局30は、その対応するrHFN35rを
増分する。暗号エンジン32cは、受信されたレイヤ2
PDU32pに対する一組のHFN/SN(SNは受
信されたレイヤ2 PDU32pのシーケンス番号43
を示し、HFNは受信されたレイヤ2 PDU32pと
関連したrHFN35rを示す)を使用して、レイヤ2
PDU32pを復号化する。適切な暗号化/復号化の
プロセスが達成されるように、送信されたレイヤ2 P
DU22pに使用されるHFN/SNの組が、対応する
受信されたレイヤ2 PDU32pに使用されるHFN
/SNの組と同一であることが重要であるのは明白であ
る。HFN/SNの組のSN部分の適切な同期化を維持
することは、レイヤ2 PDU22pと共にシーケンス
番号43として物理的に送信されるために困難ではな
い。しかし、レイヤ2 PDU22pの対応するtHF
N25tが送信されないため、対応するHFNの状態変
数25t/35r及び25r/35tが同期化したまま
であることを確実にするためにかなりの注意が必要とさ
れる。チャンネル11が確立されると、状態機械22s
及び32sは、同状態機械22sと32sとの間で交渉
し、HFN25t,25r,35t及び35rの初期値
を決定する。データ伝送準備完了状態52である間、第
1無線局20はチャンネル11を介してレイヤ2 PD
U22pを自由に送信可能である。状態機械22sがデ
ータ伝送準備完了状態52であり且つレイヤ3インター
フェイス23からの解除プリミティブを受信する際は常
に、状態機械22sはナル状態50に遷移し戻る。上記
のプロセスを実行する際、レイヤ2インターフェイス2
2は対応するチャンネル11を閉鎖する。
【0007】レイヤ2インターフェイス22はその時々
に、チャンネル11を介した通信が正常に作動していな
いことを判定し得る。これは、例えば、暗号化/復号化
のプロセスが同期から外れる際に起こり得る。この場
合、レイヤ2インターフェイス22はチャンネル11を
介した通信システムをリセットするように要求する。チ
ャンネル11が適切にリセットされることを確実にする
には、状態機械22s及び状態機械32sの両方がリセ
ットされなければならない。図1〜4と関連する図5を
参照すると、レイヤ2リセット・コントロールPDU6
0の概略的なブロック図が示される。状態機械32sを
リセットするには、レイヤ2インターフェイス22がリ
セット・コントロールPDU60を生成し且つ第2無線
局30のレイヤ2インターフェイス32に対してチャン
ネル11を介してリセット・コントロールPDU60を
送信する。リセット・コントロールPDU60は、リセ
ット・コントロールPDU60がコントロールPDUで
あることを示すように設定されたデータ/コントロール
・ビット62と、それぞれの新たなリセット・コントロ
ールPDU60により増分されるリセット・シーケンス
番号(RSN)64と、tHFN25tの現行の値を保
持するために使用されるHFNフィールド66とを備え
る。レイヤ2リセット・コントロールPDU60を送信
した後、第1無線局20の状態機械22sは次に、デー
タ伝送準備完了状態52からリセット・ペンディング状
態54に遷移する。リセット・ペンディング状態54で
ある間、状態機械22sは、チャンネル11を介して第
2無線局30にレイヤ2 PDU22pを送信しない。
これは、チャンネル11を介した通信を事実上中断す
る。図1〜5と関連する図6を参照すると、レイヤ2リ
セット通知PDU70の概略的なブロック図が示され
る。状態機械22sは、第2無線局30のレイヤ2イン
ターフェイス32からチャンネル11を介してリセット
通知コントロールPDU70を受信するまで、リセット
・ペンディング状態54のままである。このリセット通
知コントロールPDU70は、レイヤ2インターフェイ
ス32がリセット・コントロールPDU60を受信し且
つ状態機械32sを自己的にリセットしたことをレイヤ
2インターフェイス22に通知する。レイヤ2リセット
通知コントロールPDU70は、データ/コントロール
・ビット72がレイヤ2コントロールPDUであること
を信号送信するためのデータ/コントロール・ビット7
2と、どのリセットが通知されるかを示し且つRSNフ
ィールド64と同一であるべきRSNフィールド74
と、tHFN35tの現行の値を保持するHFNフィー
ルド76とを備える。状態機械22sがリセット通知コ
ントロールPDU70を受信する際、状態機械22s
は、リセット・ペンディング状態54からデータ伝送準
備完了状態52に遷移し、このプロセスを実行している
間に状態機械22sをリセットする。これは、送信バッ
ファ22t及び受信バッファ22rをフラッシュし、状
態変数22xを初期値に設定することを含む。詳細に
は、VT(S)22vはゼロに設定され、rHFN25
rはHFN76の値に1を加えた値に設定され、tHF
N25tは一ずつ増分される。この方法では、同期化は
状態機械22sと状態機械32sとの間で再度確立さ
れ、チャンネル11を介する通常の通信を継続すること
が可能となる。状態機械22sがリセット・ペンディン
グ状態54であり且つ状態機械22sがレイヤ3インタ
ーフェイス23から解除プリミティブを受信する場合は
常に、状態機械22sはナル状態50に遷移する。上記
のプロセスを実行する際に、状態機械22sはチャンネ
ル11を閉鎖する。更に、レイヤ2インターフェイス3
2は、データ伝送準備完了状態52である間、第2無線
局30のレイヤ2インターフェイス32からリセット・
コントロールPDU60を受信し得る。そのようなレイ
ヤ2リセット・コントロールPDU60を受信する際、
状態機械22sはチャンネル11を介してレイヤ2イン
ターフェイス32に対してリセット通知コントロールP
DU70を送信し、次に自己的にリセットする(送信バ
ッファ22t及び受信バッファ22rをフラッシュし、
VT(S)22sをゼロに設定し、rHFN25tを1
増分し、rHFN25rの値をHFN66の値に1を加
えた値に設定することが含まれる)。しかし、このプロ
セスの間、状態機械22sはデータ伝送準備完了状態5
2のままである。
【0008】ローカル・サスペンド状態56は、チャン
ネル11を介したレイヤ2 PDU22pの送信を一時
的に中断するために使用され、レイヤ3インターフェイ
ス23からのサスペンド要求プリミティブにより開始さ
れる。ローカル・サスペンド状態56の主な目的は、チ
ャンネル11を介する第1無線局20と第2無線局30
との間の適切な暗号設定の変更を確実にし、その名称の
意味とは反対に、暗号設定の変更が実行される間にチャ
ンネル11を介した通信が円滑且つ不断な方法で実行さ
れることを確実にするように設計される。レイヤ3イン
ターフェイス23,33は、チャンネル11を介した通
信が安全であることを確実にするため、チャンネル11
の暗号設定を周期的に変更する役割を果たす。これを実
行する方法は本発明に直接関連することではないため、
詳細には説明しない。しかし、簡潔には、データ伝送準
備完了状態52である間は常に、状態機械22sは、レ
イヤ3インターフェイス23からのサスペンド要求プリ
ミティブの受信に基づいて、ローカル・サスペンド状態
56に遷移する。サスペンド要求プリミティブは、サス
ペンド・ポイント23aを示す変数N56nを含む。よ
り詳細には、サスペンド・ポイント23aは、VT
(S)22vの現行の値にN56nの値を単に加えるこ
とにより得られる。この処理では、tHFN25tは考
慮されない。データ伝送準備完了状態52からローカル
・サスペンド状態56に遷移する際、状態機械22sは
サスペンド確認メッセージを用いてレイヤ3インターフ
ェイス23に応答する。サスペンド確認メッセージに
は、状態変数VT(S)22vの現行の値が含まれる。
ローカル・サスペンド状態56である間、状態機械22
sは、サスペンド・ポイント23、即ちN56nを加え
たVT(S)22vの順番的に前にあるシーケンス番号
値43を備えた任意のレイヤ2 PDU22pを、対応
するチャンネル11を介して送信し得る。順番的にサス
ペンド・ポイント23aの後にあるシーケンス番号値4
3を有する任意のレイヤ2 PDU22pは、チャンネ
ル11を介してレイヤ2インターフェイス22pによっ
て送信されない。サスペンド・ポイント23aの目的
は、有限状態機械22sにN56nのレイヤ2 PDU
22pに相当する送信間隔(即ち、時間)を与え、新た
な暗号設定に対して状態機械32sを同期化することで
ある。理想的には、N56nのレイヤ2 PDU22p
内では、第2無線局30が対応するサスペンド・ポイン
ト33aを得る際には、第1無線局20はチャンネル1
1に対する第2無線局との暗号の再設定及び同期化が完
了している。第1無線局20は、サスペンド・ポイント
23aの前にあるシーケンス番号43に対する前回の暗
号設定を使用して暗号化されたレイヤ2 PDU22p
を送信する。同様に、レイヤ2 PDU32pがサスペ
ンド・ポイント33aの前であるシーケンス番号43を
有する場合、第2無線局30は、前回の暗号設定を使用
してレイヤ2 PDU32pを復号化する。サスペンド
・ポイント23a,33aの後のシーケンス番号43を
備えたレイヤ2 PDU22pに関しては、新たな暗号
設定が使用される。このように、PDU22pが早い時
期に新たな暗号設定の領域に送られる場合に確実にサス
ペンドされる通信により、暗号化の同期化はローカル・
サスペンド状態56により第1無線局20と第2無線局
30との間で維持される。レイヤ3インターフェイス2
3からリジューム・プリミティブを受信すると直ちに、
状態機械22sはローカル・サスペンド状態56からデ
ータ伝送準備完了状態52に遷移し戻る。レイヤ3イン
ターフェイス23は、装置20と装置30との間で暗号
の再設定プロセスが一旦完了すると、リジューム・プリ
ミティブを発行する。
【0009】図3及び図4に示す従来の状態モデルは、
そのような遷移が可能であるにも関わらず、ローカル・
サスペンド状態56とリセット・ペンディング状態54
との間の遷移に関して十分に説明していない。詳細に
は、状態機械22sがローカル・サスペンド状態56に
ある間に、レイヤ2インターフェイス22がチャンネル
11における通信エラーを検出し且つリセット処理を開
始するように要求する場合を想定することは困難ではな
い。特定の例として、レイヤ3インターフェイス23
が、N56nに196の値を用いて、チャンネル11に
対応して状態機械22sにサスペンド・プリミティブを
発行する場合を想定する。更に、サスペンド・プリミテ
ィブが発行される際に、VT(S)22vは3000の
値を保持すると仮定する。従って、サスペンド・ポイン
ト23aは196+3000=3196となる。或い
は、3100のシーケンス番号43を備えたレイヤ2
PDU22pを送信した後、レイヤ2インターフェイス
22pはチャンネル11をリセットする必要があること
を判定する。リセット処理が完了した後(即ち、リセッ
ト・コントロールPDU60の送信と、対応するリセッ
ト通知コントロールPDU70の受信)、状態変数VT
(S)22vはゼロであるデフォルト値に設定される。
レイヤ3インターフェイス23からリジューム・プリミ
ティブが受信されないため、状態機械22sはローカル
・サスペンド状態56のままであり、リセット処理の影
響を受けていないサスペンド・ポイント23aは319
6のままである。従って、状態機械22sは、新たな暗
号設定が適用される前に、(0から3195のシーケン
ス番号43による)別の3196個の「新たな」レイヤ
2 PDU22pを送信し得る。リセット処理が実行さ
れない場合、196個のみの新たなレイヤ2 PDU2
2pが前回の暗号設定を使用して送信されることが可能
となるため、これは、新たな暗号設定において望ましく
ない不要な遅延を起こす。チャンネル11を再度確立す
ることは、前回の暗号設定を使用して送信される300
0個の付加的なレイヤ2 PDU22pの原因となる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、少なくとも一つのチャ
ンネルを介して第2無線局と無線通信状態にある第1無
線局から成る無線通信システムにおける交互的なローカ
ル・サスペンド及びリセットの方法であって、前記第1
無線局は前記チャンネルに対してローカル・サスペンド
・ファンクションを開始し、サスペンド・ポイントは第
1のシーケンス番号により決定する工程と、前記ローカ
ル・サスペンド・ファンクションを終了するためのリジ
ューム・コマンドの前に、前記チャンネルに対してリセ
ット処理を開始する工程と、前記リセット処理に対応し
て、前記サスペンド・ポイントの前記第1のSNをデフ
ォルト値と等しくなるように設定する工程と、前記ロー
カル・サスペンド・ファンクションを終了するために、
前記チャンネルに対するリジューム・コマンドを待機す
る工程とから成ることを要旨とする。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項2に記載
の方法において、前記サスペンド・ポイントの第1のS
Nをデフォルト値に設定する工程は、前記チャンネルに
対して前記ローカル・サスペンド・ファンクションが作
動している間の第2無線局に対する前記チャンネルを介
したレイヤ2プロトコル・データ・ユニットのその後の
送信を前記第1無線局に迅速に中断させることを要旨と
する。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の方法において、前記サスペンド・ポイントは、同サス
ペンド・ポイントのSNと関連したハイパー・フレーム
番号を備え、前記リセット処理に対応して、前記HFN
は前記第1無線局の送信HFNと等しくなるように設定
されることを要旨とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の方法において、前記チャンネルに対する前回の暗号設
定は、前記リジューム・コマンドの前に使用され、新た
な暗号設定は、前記リジューム・コマンドの後に同チャ
ンネルに対して使用されることを要旨とする。
【0014】請求項5に記載の発明は、少なくとも一つ
のチャンネルを介して第2無線局と無線通信状態にある
第1無線局から成る無線通信システムにおける交互的な
ローカル・サスペンド及びリセットの方法であって、前
記第1無線局は前記チャンネルに対してローカル・サス
ペンド・ファンクションを開始する工程と、サスペンド
・ポイントを第1のHFN/SNの組を構成すべく第1
のシーケンス番号(SN)及び第1のハイパー・フレー
ム番号によって決定する工程と、前記ローカル・サスペ
ンド・ファンクションを終了するためのリジューム・コ
マンドの前に、前記チャンネルに対してリセット処理を
開始する工程と、前記リセット処理の後かつ前記ローカ
ル・サスペンド・ファンクションを終了する前に、前記
第1無線局は、前記第1のHFN/SNの組に連続した
関連のHFN/SNの組を有するレイヤ2プロトコル・
データ・ユニットを、前記チャンネルを介して送信しな
い工程と、前記ローカル・サスペンド・ファンクション
を終了するために、前記チャンネルに対するリジューム
・コマンドを待機する工程とからなることを要旨とす
る。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の方法において、前記チャンネルに対する前回の暗号設
定はリジューム・コマンドの前に使用され、新たな暗号
設定はリジューム・コマンドの後に前記チャンネルに対
して使用されることを要旨とする。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
の方法において、前記リセット処理の後かつ前記ローカ
ル・サスペンド・ファンクションを終了する前に、前記
第1無線局は、前記第1のHFN/SNの組よりも前の
順番関連したHFN/SNの組を有するレイヤ2プロト
コル・データ・ユニットを、前記チャンネルを介して送
信することを要旨とする。
【0017】要約すると、本発明による好ましい実施形
態は、無線通信システムのための交互的なローカル・サ
スペンド及びリセットの方法を関する。無線通信システ
ムは、少なくとも一つのチャンネルを介して第2無線局
と無線通信状態にある第1無線局を有する。第1無線局
は、第1のシーケンス番号(SN)により決定されたサ
スペンド・ポイントにより、チャンネルに対してローカ
ル・サスペンド・ファンクションを開始する。ローカル
・サスペンド・ファンクションを終了するためのリジュ
ーム・コマンドの前に、チャンネルに対するリセット処
理が実行される。リセット処理に対応して、サスペンド
・ポイントの第1のSNは、デフォルト値と等価に設定
される。チャンネルに対するリジューム・コマンドは次
に、ローカル・サスペンド・ファンクションを終了す
る。代わりに、サスペンド・ポイントは第1のハイパー
・フレーム番号/シーケンス番号(HFN/SN)の組
により決定される。リセット処理の後であり、かつロー
カル・サスペンド・ファンクションの前に、第1無線局
は、第1のHFN/SNの組に連続したHFN/SNの
組と関連したレイヤ2プロトコル・データ・ユニット
(PDU)を、チャンネルを介して第2無線局に送信し
ない。
【0018】リセット処理に対応してサスペンド・ポイ
ントを設定するか、サスペンド・ポイントを決定するた
めにハイパー・フレーム番号(HFN)を使用すること
により、チャンネルを介して暗号設定の変更に影響する
望ましくない遅延が回避される。これにより、同チャン
ネルを介したより安全な通信を提供する。
【0019】本発明の上記及び他の目的は、多様な態様
及び図において示された好ましい実施形態に関する以下
の詳細な説明を理解した当業者にとって明確であること
は確かである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の主な
目的は、チャンネルを介して新たな暗号設定の動作時の
不要な遅延を回避するために、無線通信システムにおけ
るローカル・サスペンド・ファンクション及びリセット
処理に関する交互的な方法を提供する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下の説明における無線通信装置
は、モバイル電話、携帯型トランシーバ、基地局、情報
携帯端末(PDA)、コンピュータ、又はデータの無線
交信を必要とする他の任意の装置であってもよい。無線
伝送を達成するための多様な手段が物理的なレイヤ1に
使用されてもよく、そのような任意の手段は以下に開示
されるシステムに使用され得ることが理解されるべきで
ある。
【0022】図7を参照すると、本発明の方法による無
線通信装置80の概略的なブロック図が示される。図8
を参照すると、図7の通信装置80の状態モデル159
が示される。無線通信装置80は、一つ以上の設定され
たチャンネル88を介して適切な第2無線装置200と
のマルチレイヤ通信を達成することが可能である。無線
通信装置80は、トランシーバ82及びメモリ86と電
気的に接続されたプロセッサ84を備える。トランシー
バ82は無線信号を送受信するために使用され、トラン
シーバ82の操作はプロセッサ84により制御される。
トランシーバ82を制御するために、プロセッサ84は
メモリ86においてマルチレイヤ・プロトコル・プログ
ラム90を実行する。マルチレイヤ・プロトコル・プロ
グラム90は、レイヤ3インターフェイス93、レイヤ
2インターフェイス92及びレイヤ1インターフェイス
91を含む3階層通信プロトコルを達成するために使用
するソフトウェアである。図7には図示されていない
が、いくつかの実施形態では、レイヤ1インターフェイ
ス91又はその一部はトランシーバ82内に内蔵されて
もよい。
【0023】各々のチャンネル88に関しては、レイヤ
2インターフェイス92は、チャンネル88を制御する
ために使用される対応した状態機械92sを有する。簡
潔にするため、一つの対応する状態機械92sと一つの
チャンネル88のみが考慮されるが、複数のそのような
チャンネル88(及び結果的な状態機械92s)も可能
である。状態機械92sは状態モデル159を実行す
る。状態モデル159には、ナル状態150、データ伝
送準備完了状態152、リセット・ペンディング状態1
54、及びローカル・サスペンド状態156が含まれ
る。状態モデルは、簡潔に記載するために記載されない
部分を有し、本発明に直接関連するそれらの遷移のみを
示す。状態モデル159は、「従来の技術」において説
明したものとほぼ同一であるため、異なる点のみが詳細
に説明される。特に、本発明は、ローカル・サスペンド
状態156からリセット・ペンディング状態154へ、
そしてローカル・サスペンド状態へ戻る状態機械92s
の遷移を考慮する。しかし、一般には、本発明は、状態
機械92sがローカル・サスペンド状態156である間
に、リセット処理がチャンネル88(即ち、状態機械9
2s)に対して起こるいかなる場合にも適用可能であ
る。そのようなリセット処理は、状態機械92sがリセ
ット・ペンディング状態154に遷移するための要求を
必要としない。この一例には、チャンネル88をリセッ
トするために状態機械92に対して再確立プリミティブ
をレイヤ3インターフェイス93に発行させ、チャンネ
ル88を介して検出される、回復不可能なエラーが含ま
れる。
【0024】簡潔には、ナル状態150にある間、状態
機械92sは、第2無線局200のレイヤ2インターフ
ェイス202との確立されたチャンネル88を有してい
ない。レイヤ3インターフェイス93から確立プリミテ
ィブを受信した後、状態機械92sは、チャンネル88
を確立し、チャンネル88をデフォルト状態にするため
にリセットコード92eを実行し、データ伝送準備完了
状態152に遷移する。リセットコード92eは、リセ
ット処理が状態機械92s、即ちチャンネル88をデフ
ォルト状態にする必要がある場合でも実行される。デー
タ伝送準備完了状態152の間、状態機械92sは、送
信バッファ92tにおいて送信を待ち受けているレイヤ
2プロトコル・データ・ユニット(PDU)100をチ
ャンネル88を介してレイヤ2インターフェイス202
に送信する。PDU100の内部形式は、「従来技術」
にに記載されているとおりであり、図2に対する参照は
以下に示される。ナル状態150からデータ伝送準備完
了状態152への遷移におけるリセットコード92e
は、送信バッファ92t及び受信バッファ92rの両方
を設定及びクリアし、レイヤ2 PDUはレイヤ1イン
ターフェイス91から得られ、状態変数92xの初期値
を設定する。詳細には、リセットコード92eのリセッ
ト処理は、状態変数VT(S)92vをゼロのデフォル
ト値に設定し、送信ハイパー・フレーム番号(tHF
N)95t及び受信ハイパー・フレーム番号(rHF
N)95rの初期値に関して第2無線局200と調整す
る。前述したように、VT(S)92vは、最初に送信
されるべき次のPDU100(即ち、「新たな」PDU
100)のシーケンス番号(SN)の値を保持し、tH
FN95tは、実際にはPDU100と共に送信されな
いSN43の上位ビットとして機能する。従って、各P
DU100は、他のPDU100のtHFN95tに対
して同一である必要がなく、必然的に関連した、tHF
N95tを有する。詳細には、VT(S)92vは関連
したtHFN95tを有する。上述したように、SN4
3が12ビットの長さである場合、tHFN95tは2
0ビットの長さであり、送信されるそれぞれのPDU1
00に対して32ビットのHFN/SNの組を生成す
る。
【0025】暗号エンジン92cは、送信されたPDU
100と関連したHFN/SNの組に従って各PDU1
00を送信バッファ92tにおいて暗号化し、受信した
PDU101のHFN/SNの組に従って各PDU10
1を受信バッファ92rにおいて復号化するために使用
される。「従来の技術」において記載されたように、無
線装置80は、2組のHFN/SN値を維持する必要が
ある。即ち、送信したPDU100に対するtHFN9
5t及び受信したPDU101に対するrHFN95r
を含むHFN値である。受信したレイヤ2 PDU10
1に対するHFN/SNの組はrHFN95rを使用
し、送信したレイヤ2 PDU100に対するHFN/
SNの組はtHFN95tを使用する。これは、図式的
に示すことが困難であるため、図7では、一つのtHF
N95tと一つのrHFN95rのみが示される。これ
に関して説明すると、tHFN95tは主にVT(S)
92vと関連し、特記されず、記載内容から推測されな
い限りそのように想定されるべきである。
【0026】レイヤ3インターフェイス93は、暗号設
定の変更を実行するために、チャンネル88に対するロ
ーカル・サスペンド・ファンクションを開始する場合が
ある。レイヤ3インターフェイス93は、状態機械92
sがデータ伝送準備完了状態152である間、状態機械
92sに対してサスペンド要求プリミティブを発行す
る。このサスペンド要求プリミティブは、状態機械92
sをローカル・サスペンド状態156に遷移させる。サ
スペンド要求プリミティブには、チャンネル88を介し
た送信がレイヤ3インターフェイス93からのリジュー
ム・プリミティブにより必然的に再開されるまで停止し
なければならない前の、送信バッファ92tにおける新
たなPDU100がいくつ送信され得るかを示す、変数
156nが含まれる。状態機械92sは、サスペンド・
ポイント110を生成するために変数N156nを使用
する。ローカル・サスペンド状態156である間、状態
機械92sは、サスペンド・ポイント110を超えるS
N43を有するPDU100を、チャンネル88を介し
て送信しない。より詳細には、サスペンド・ポイント1
10は、サスペンド・プリミティブが状態機械92sに
より受信された際に、VT(S)92vに付加されたN
156nの値である。サスペンド・ポイント110は、
関連したHFN110fと共にSN100vを有する。
SN110vを生成するためにN156nをVT(S)
92vに付加する間にロールオーバーが発生した場合、
HFN110fはVT(S)92vのtHFN95t以
上である。簡潔には、サスペンド・ポイント110は、
キャリに上位ビットとして対応するtHFN95tを使
用して、VT(S)92vにキャリN156nを付加す
ることにより生成されるHFN110f/SN110v
の組である。
【0027】本発明による交互的なローカル・サスペン
ド及びリセット方法では、レイヤ2インターフェイス9
2は、状態機械92sがローカル・サスペンド状態15
6である間にチャンネル88がリセットされなければな
らないことを判定する。即ち、ローカル・サスペンド状
態156を終了するためにレイヤ3インターフェイス9
3からリジューム・プリミティブを受信する前に、状態
機械92sはその対応するチャンネル88に対してリセ
ット処理を開始する。これは、レイヤ2インターフェイ
ス92が、チャンネル88を介してプロトコル・エラー
を検出するか、状態機械92sに対してレイヤ3インタ
ーフェイス93により発行された再確立プリミティブに
対応した状態であるために起こる。リセット処理がレイ
ヤ3インターフェイス93からの再確立プリミティブに
対応した状態でない場合、状態機械92sはチャンネル
88を介してリセット・コントロールPDU100r
(図5の符号60)を送信し、次にローカル・サスペン
ド状態156からリセット・ペンディング状態154に
遷移する。リセット・コントロールPDUrがチャンネ
ル88に対するそのようなリセット処理に必要な要素で
あるために、リセット・コントロールPDU100rは
サスペンド・ポイント110に関わらず送信される。リ
セット・ペンディング状態154である間、状態機械9
2sはチャンネル88を介してレイヤ2データ100d
を送信せず、第2無線局200からのリセット通知PD
U101a(図6の符号70)を待つ。リセット通知P
DU101aを受信すると直ちに、状態機械92sはリ
セット・ペンディング状態154からローカル・サスペ
ンド状態156に戻り、リセットコード92eを実行す
る。リセット処理がレイヤ3インターフェイス93から
の再確立プリミティブに対応した状態である場合、状態
機械92sはリセットコード92eを単に実行するが、
ローカル・サスペンド状態156のままである。いかな
る場合であっても、リセットコード92eは、状態機械
92sにより実行され、本発明の任意のリセット処理に
共通であり、且つ主な特徴である。
【0028】本発明の第1実施形態では、サスペンド・
ポイント110のHFN110fはリセット処理の後で
は無視される。この第1実施形態では、リセット・ペン
ディング状態154からローカル・サスペンド状態15
6に戻る遷移に対応した、或いはレイヤ3インターフェ
イス93からの再確立プリミティブに対応した、リセッ
トコード92eは、バッファ92t及び92rをクリア
し、状態変数92xをデフォルト状態にする。詳細に
は、VT(S)92vはゼロのデフォルト値に設定さ
れ、rHFN95rはリセット通知PDU101aのH
FN(図6の符号76)の値より1大きく設定され、t
HFN95tは1ずつ増分され、サスペンド・ポイント
110のSN110vはゼロのデフォルト値に設定され
る。リセット処理の後では、状態機械92sがサスペン
ド・ポイント110のHFN110fの値を無視するた
め、サスペンド・ポイント110はVT(S)92vの
現行の値と事実上等しくなるように設定される。次に、
サスペンド・ポイント110がVT(S)92vと等し
い場合、状態機械92sは、ローカル・サスペンド状態
156である間、チャンネル88を介してレイヤ2デー
タ100dを送信することが不可能である。チャンネル
88を介した通信は、レイヤ3インターフェイス93が
状態機械92sをデータ伝送準備完了状態152に戻る
ようにリジューム・プリミティブを発行するまで、事実
上中断される。上記したように、サスペンド・ポイント
110の前のSN値43を有するそれらのPDU100
には、前回の暗号設定が使用される。サスペンド・ポイ
ント110の後であるSN値43を有するそれらのPD
U100には、新たな暗号設定が使用される。結果的
に、ローカル・サスペンド状態156の間のリセット処
理の状態機械92sの効果は、リセット処理の後のすべ
てのPDU100に対する新たな暗号設定の即時的な使
用を強制するためにある。これは、暗号化の再設定及び
同期化のプロセスが終了した後にのみ起こり、同プロセ
スの終了はレイヤ3インターフェイス93からのリジュ
ーム・プリミティブにより信号送信される。
【0029】本発明の第1実施形態の場合、リセット処
理の後にサスペンド・ポイント110のHFN110f
を「無視」すべく、状態機械92に働きかける最も簡単
な方法は、おそらくHFN110fをtHFN95tと
等しくなるように設定したリセットコード92eを有す
ることである。従って、サスペンド・ポイント110の
SN110vのHFN110fは、VT(S)92vの
HFN95tと同一である場合があり、より優れた内部
整合性をもたらす。
【0030】本発明の好ましい第2実施形態では、サス
ペンド・ポイント110のHFN110fはリセット処
理の後に無視はされない。これを説明するために、以下
の例を考慮する。VT(S)92vが4000であり、
関連したtHFN値95tが50である場合、状態機械
92sは、チャンネル88に対するローカル・サスペン
ド・ファンクションを開始するために、レイヤ3インタ
ーフェイス93からサスペンド要求プリミティブを受信
する。サスペンド・プリミティブは、変数N156nに
対して、196の値を有する。そのサスペンド・プリミ
ティブに対応して、状態機械92sはデータ伝送準備完
了状態152からローカル・サスペンド状態156に遷
移し、従ってサスペンド・ポイント110を設定する。
即ち、SN110vは4000+196=100(12
ビットのシーケンス番号のロールオーバーにより)に設
定される。SN110vのロールオーバーが存在するた
め、HFN110fはtHFN95tよりも1大きく設
定される。即ち、50+1=51である。従って、サス
ペンド・ポイント110は、51/100の値であるH
FN/SNの組を有する。一定の時間が過ぎた後、リセ
ット処理は、レイヤ2インターフェイス92、第2無線
局200のレイヤ2インターフェイス202によって開
始されるか、レイヤ3インターフェイス93からの再確
立プリミティブに対応して開始される。いかなる場合で
も、リセット処理は、状態機械92sがリセットコード
92eを実行する状態で終了する。この第2実施形態で
は、リセットコード92eはサスペンド・ポイント11
0に影響しないが、VT(S)92vをゼロに設定し、
上記に説明した同期化の要件のようにtHFN95t及
びrHFN95rの両方を変更する。リセット処理が開
始する際に、VT(S)−1が0と99の間にある場
合、tHFN95tは51の値まで増分され得る。この
場合のリセット処理はtHFN95tに対して52の値
を与える場合があり、リセット処理の後にVT(S)9
2vと関連した52/0であるHFN/SNの組をもた
らす。従って、tHFN95t/VT(S)92vの組
はサスペンド・ポイント110(51/100の値であ
るHFN/SNの組を有する)を超える。このため、こ
の場合、状態機械92sは、リセット処理の後のローカ
ル・サスペンド状態の間にチャンネル88を介してレイ
ヤ2 PDUデータ100dを送信しない。しかし、リ
セット処理が、VT(S)−1が4000から4095
の間にある際に実行される場合、この時点でのtHFN
95tはまだ50であるため、リセット処理の後に51
に増分され得る。この場合、VT(S)92vと関連し
たHFN/SNの組は51/0であり、サスペンド・ポ
イント110における51/100のHFN/SNの組
より小さい。この結果、0から99までのSN値43を
備えたPDU100は、前回の暗号設定を使用して、リ
セット処理の後のローカル・サスペンド状態156の間
の状態機械92sによりチャンネル88を介して送信さ
れ得る。レイヤ3インターフェイス93からのリジュー
ム・プリミティブが、ローカル・サスペンド・ファンク
ションを終了させ、状態機械92sをデータ伝送準備完
了状態152に遷移し戻した後、新たな暗号設定がサス
ペンド・ポイント110の後に適用される。本発明の好
ましい実施形態は、サスペンド・ファンクション及びリ
セット・ファンクションが互いに独立して機能できるよ
うに、ソフトウェアの実装性がより容易であるべきと考
えられる。即ち、好ましい実施形態では、サスペンド・
ファンクションは、適切に実行されるために、リセット
処理が実行されたことを「記憶」しなくてもよい。従っ
て、デザインはより内部整合性が高い。
【0031】図7及び図8に関連して図9を参照する。
図9は本発明による方法の時間軸が示される。図9で
は、時間は矢印の方向に向かって流れていると仮定され
る。まず、無線通信装置80は時点300において作動
される。状態機械92sはナル状態150となり、レイ
ヤ3インターフェイス93からの確立プリミティブを待
つ。時点310では、レイヤ3インターフェイス93が
状態機械92sに確立プリミティブを送信し、その確立
プリミティブに対応して、状態機械92sはデータ伝送
準備完了状態152に遷移する。データ伝送準備完了状
態152では、状態機械92sは対応するチャンネル8
8を設定しており、送信バッファ92tにおけるレイヤ
2 PDU100をチャンネル88を介して自由に送信
する。時点320では、レイヤ3インターフェイス93
は暗号設定を変更する必要があるかを判定する。この結
果、レイヤ3インターフェイス93は、チャンネル88
に対するローカル・サスペンド・ファンクションを開始
するために、状態機械92にサスペンド要求プリミティ
ブを送信する。サスペンド・プリミティブに対応して、
状態機械92sは、ローカル・サスペンド状態156に
遷移し、ローカル・サスペンド変数N156nに従って
サスペンド・ポイント110を生成する。サスペンド・
ポイント110を超えるSN値43を有するレイヤ2
PDUは、状態機械92sがローカル・サスペンド状態
156である間、チャンネル88を介して送信されな
い。サスペンド・ポイント110はSN値110vのみ
を有している場合があり、関連したHFN値110fを
備えたSN値110vの両方を有する場合もある。SN
値110vのみが使用される場合、PDU100のSN
43及びSN100vを使用して、SNとSNとの直接
の比較がレイヤ2 PDU100により実行され、PD
U100がサスペンド・ポイント110を超えているか
を判定する。代わりにHFN110fが使用される場
合、上記の比較はHFN110f及びSN100vから
のHFN/SNの組を使用したより適切な32ビットの
比較である。PDU100のSN43及びPDU100
と関連したtHFN95tを使用して、このHFN/S
Nの組とPDU100のHFN/SNの組とを比較す
る。時点330では、状態機械92sがまだローカル・
サスペンド状態156である間にリセット処理は開始さ
れる。リセット処理は装置80又は装置200により開
始され得る。リセット処理が装置80のレイヤ2インタ
ーフェイス92により開始される場合、状態機械92s
はチャンネル88を介して第2無線局200にリセット
・コントロールPDU100rを送信し、リセット・ペ
ンディング状態154に遷移してリセット通知PDU1
01aの受信を待つ。リセット通知PDU101aを受
信する際、状態機械92sはローカル・サスペンド状態
156に遷移し戻り、リセットコード92eを実行す
る。しかし、リセット処理が第2無線局200により開
始される場合、チャンネル88を介して装置200から
リセット・コントロールPDU101rを受信する際
に、状態機械92sは、チャンネル88を介してリセッ
ト通知PDU100aを送信し、次にリセットコード9
2eを実行する。最後に、リセット処理が、状態機械9
2sに対する再確立プリミティブによる方法で、装置8
0のレイヤ3インターフェイス93により開始される場
合、状態機械92sは、第2無線局に表示的ないかなる
レイヤ2コントロールPDU100aも送信することな
く、リセットコード92eを実行する。リセットコード
92eの実行は、無線通信装置80のリセット処理の終
了をマークし、VT(S)92vをゼロのデフォルト値
に設定し、tHFN95t及びrHFN95rを第2無
線局200と同期化させる。更に、リセットコード92
eは送信バッファ92t及び受信バッファ92rをクリ
アする。サスペンド・ポイント110がHFN110f
を有していない場合、又はHFN110fが無視される
場合、リセットコード92eはサスペンド・ポイント1
10のSN値110vをVT(S)92vのデフォルト
値、即ちゼロに設定する。そして、HFN110fをt
HFN95tと等しくなるように設定し得る。サスペン
ド・ポイント110が、無視されていないHFN110
fを有する場合、リセットコード92eはサスペンド・
ポイント110を変更しない。時点340までは、状態
機械92sは、サスペンド・ポイント110を超えるP
DU100を送信せず、上記に説明したように、送信し
たレイヤ2 PDU100に対してサスペンド・ポイン
ト110の比較を実行する。更に、時点340までは、
前回の暗号設定がレイヤ2 PDU100を暗号化する
のに使用される。時点340では、レイヤ3インターフ
ェイス93は、暗号エンジン92cの再設定と、第2無
線局200との暗号エンジン92cの同期化を完了する
ため、状態機械92sに対してリジューム・プリミティ
ブを発行する。リジューム・プリミティブに対応して、
状態機械92sはローカル・サスペンド・ファンクショ
ンをキャンセルし、データ伝送準備完了状態152に戻
る。サスペンド・ポイント110以上のSN値43を有
するPDUは、新たな暗号設定を使用して暗号化され、
チャンネル88を介して送信される。
【0032】従来技術と比較すると、関連したHFNが
使用されない場合、本発明はサスペンド・ポイントを修
正させるため、ローカル・サスペンド状態である間、リ
セット処理がレイヤ2 PDUの送信の迅速なサスペン
ションを達成する。代わりに、好ましい実施形態では、
ローカル・サスペンド状態である間にレイヤ2 PDU
が送信されるか否かを判定するために、サスペンド・ポ
イントはHFNを使用する必要がある。
【0033】本発明の教示から逸脱することなく、装置
の多様な改変及び変更が実施され得ることは、当業者に
よって容易に理解される。従って、上記の開示は、添付
の特許請求項の範囲のみにより制限されることが理解さ
れる。
【0034】
【発明の効果】無線通信システムにおいて、暗号設定の
変更の際の遅延が回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の通信モデルを概略的に示すブロック
図。
【図2】 レイヤ2プロトコル・データ・ユニット(P
DU)を概略的に示すブロック図。
【図3】 リセットコマンドが実行される際の従来のレ
イヤ2インターフェイスの状態モデルを示す概念図。
【図4】 ローカル・サスペンド・コマンドが実行され
る際の従来のレイヤ2インターフェイスの状態モデルを
示す概念図。
【図5】 レイヤ2リセット・コントロールPDUを概
略的に示すブロック図。
【図6】 レイヤ2リセット・コントロール通知PDU
を概略的に示すブロック図。
【図7】 本発明の方法による無線通信装置を概略的に
示すブロック図。
【図8】 図7の通信装置の状態モデルを示す図。
【図9】 本発明の方法の時間軸を示す図。
【符号の説明】
20…第1無線局、30,200…第2無線局、88…
チャンネル、110…サスペンド・ポイント、100…
レイヤ2プロトコル・データ・ユニット(PDU)、1
10v…シーケンス番号、110f…ハイパー・フレー
ム番号(HFN)、95r…受信ハイパー・フレーム番
号(rHFN)、95t…送信ハイパー・フレーム番号
(tHFN)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サム ショウ−シャン ジャン 台湾 タイペイ ペイトウ リ−テ ロー ド ナンバー150 フォース フロア ア サステック・コンピューター・インコーポ レイテッド 内 (72)発明者 リチャード リ−チェ クオ 台湾 タイペイ ペイトウ リ−テ ロー ド ナンバー150 フォース フロア ア サステック・コンピューター・インコーポ レイテッド 内 Fターム(参考) 5K034 EE03 KK21 LL01 LL02 5K067 AA14 BB04 BB21 CC10 DD27 EE02 EE10 HH36

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つのチャンネルを介して第
    2無線局と無線通信状態にある第1無線局から成る無線
    通信システムにおける交互的なローカル・サスペンド及
    びリセットの方法であって、 前記第1無線局は前記チャンネルに対してローカル・サ
    スペンド・ファンクションを開始し、サスペンド・ポイ
    ントは第1のシーケンス番号(SN)により決定する工
    程と、 前記ローカル・サスペンド・ファンクションを終了する
    ためのリジューム・コマンドの前に、前記チャンネルに
    対してリセット処理を開始する工程、 前記リセット処理に対応して、前記サスペンド・ポイン
    トの前記第1のSNをデフォルト値と等しくなるように
    設定する工程と、 前記ローカル・サスペンド・ファンクションを終了する
    ために、前記チャンネルに対するリジューム・コマンド
    を待機する工程とから成る方法。
  2. 【請求項2】 前記サスペンド・ポイントの第1のSN
    をデフォルト値に設定する工程は、前記チャンネルに対
    して前記ローカル・サスペンド・ファンクションが作動
    している間の第2無線局に対する前記チャンネルを介し
    たレイヤ2プロトコル・データ・ユニットのその後の送
    信を前記第1無線局に迅速に中断させる請求項2に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 前記サスペンド・ポイントは、同サスペ
    ンド・ポイントのSNと関連したハイパー・フレーム番
    号(HFN)を備え、前記リセット処理に対応して、前
    記HFNは前記第1無線局の送信HFNと等しくなるよ
    うに設定される請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記チャンネルに対する前回の暗号設定
    は、前記リジューム・コマンドの前に使用され、新たな
    暗号設定は、前記リジューム・コマンドの後に同チャン
    ネルに対して使用される請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも一つのチャンネルを介して第
    2無線局と無線通信状態にある第1無線局から成る無線
    通信システムにおける交互的なローカル・サスペンド及
    びリセットの方法であって、 前記第1無線局は前記チャンネルに対してローカル・サ
    スペンド・ファンクションを開始する工程と、サスペン
    ド・ポイントを第1のHFN/SNの組を構成すべく第
    1のシーケンス番号(SN)及び第1のハイパー・フレ
    ーム番号(HFN)によって決定する工程と、 前記ローカル・サスペンド・ファンクションを終了する
    ためのリジューム・コマンドの前に、前記チャンネルに
    対してリセット処理を開始する工程と、 前記リセット処理の後且つ前記ローカル・サスペンド・
    ファンクションを終了する前に、前記第1無線局は、前
    記第1のHFN/SNの組に連続した関連のHFN/S
    Nの組を有するレイヤ2プロトコル・データ・ユニット
    (PDU)を、前記チャンネルを介して送信しない工程
    と、 前記ローカル・サスペンド・ファンクションを終了する
    ために、前記チャンネルに対するリジューム・コマンド
    を待機する工程とからなる方法。
  6. 【請求項6】 前記チャンネルに対する前回の暗号設定
    はリジューム・コマンドの前に使用され、新たな暗号設
    定はリジューム・コマンドの後に前記チャンネルに対し
    て使用される請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記リセット処理の後且つ前記ローカル
    ・サスペンド・ファンクションを終了する前に、前記第
    1無線局は、前記第1のHFN/SNの組よりも前の順
    番にある関連したHFN/SNの組を有するレイヤ2プ
    ロトコル・データ・ユニット(PDU)を、前記チャン
    ネルを介して送信する請求項5に記載の方法。
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