JP2003077887A - 半導体基板の加工方法及び装置、並びに半導体基板 - Google Patents

半導体基板の加工方法及び装置、並びに半導体基板

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JP2003077887A
JP2003077887A JP2001263618A JP2001263618A JP2003077887A JP 2003077887 A JP2003077887 A JP 2003077887A JP 2001263618 A JP2001263618 A JP 2001263618A JP 2001263618 A JP2001263618 A JP 2001263618A JP 2003077887 A JP2003077887 A JP 2003077887A
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JP
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semiconductor substrate
processing
light
charges
irradiating
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JP2001263618A
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English (en)
Inventor
Akinobu Satou
倬暢 佐藤
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気化学反応による孔形成時のサイドブラン
チの発生を防ぐ。 【解決手段】 電気化学反応の領域11よりも広い範囲
に拡散層30を形成し、該拡散層30の領域に、その深
さより深い傷12を付け、前記拡散層30を突き抜けた
傷の部分にだけに電流を流して、半導体基板10を加工
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板の加工
方法及び装置、並びに半導体基板に係り、特に、3次元
積層素子の層間配線や光素子での3次元導波路等に使用
する貫通孔や、基板を貫通しない細くて深い深細孔を半
導体基板に形成する際に用いるのに好適な、半導体基板
の加工方法及び装置、並びに半導体基板に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話に代表されるように、携帯電子
機器の高機能化や小型化は、製品の寿命や売上高を決め
る重要な要因である。21世紀にやってくるであろうマ
ルチメディア時代には、この傾向はますます強くなると
考えられる。これを解決するためには、電子素子の高集
積化とパッケージを含めた素子の小型化を達成する必要
がある。
【0003】そのため、現在は、パターンの微細化によ
って平面での素子密度を上げる努力が行われているが、
それも限界にきている。従って、素子を更に高密度化す
るには、今後、3次元方向に積層した素子構造が採用さ
れるものと推定される。このとき必要となる要素技術
は、層間配線のための貫通孔形成技術と、半導体(通常
はシリコンSi)基板積層のための接合技術である。
【0004】上記のような層間配線のための貫通孔形成
技術として、Deep RIE(Reactive Ion Etchi
ng)法やレーザ法が以前から存在する。
【0005】前者のDeep RIE法は、複数の特殊
ガスを交互に流し、エッチング反応と二酸化珪素SiO
2の堆積反応とを交互に行う異方性エッチングである。
即ち、孔の壁面にCVD(Chemical Vapor Depositio
n)法で薄いSiO2膜を堆積させて、壁面方向(横方
向)のエッチングを防ぎ、深さ方向だけにエッチングす
ることでアスペクト比(口径に対する深さの比)の大き
い孔を形成している。
【0006】又、後者のレーザ法では、シリコンを熱で
溶かして孔形成を行う。即ち、シリコン基板の適所に適
当な断面形状のレーザ光を照射し、このレーザ光の照射
位置で、レーザ光によるアブレーションを生じさせてシ
リコンを除去しつつ孔を形成する。
【0007】更に、層間配線のための別の貫通孔形成方
法として、特開平10−256227号に開示の技術も
ある。この貫通孔形成方法では、光電界研磨法を利用し
て、アスペクト比の大きい貫通孔を形成している。具体
的には、予めシリコン基板の表裏面の対応する位置に水
酸化カリウムKOHにより断面V字の溝を双方向から形
成し、このシリコン基板をフッ化水素HFを含む電解液
の電解槽に入れる。そして、シリコン基板の表面及び裏
面と電解槽中のカソード電極との間に直流電圧を印加し
つつ、シリコン基板の表面及び裏面から励起光を当て
て、表裏面の双方向から垂直方向に貫通孔を形成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Dee
p RIE法では、化学反応によるエッチング作用を利
用しているので、反応箇所から反応生成物を取り除き、
新しい反応ガスを供給しないと、深さ方向への孔形成が
進まない。このため口径が小さく、しかも深さ方向の距
離が長くなると、新旧ガス(反応種)の交換が不十分と
なり、孔形成が進行しなくなる。更に、特殊ガスを使用
しているので、環境汚染対策や防爆・火災対策に高額な
投資が必要である。
【0009】又、レーザ法では、シリコンを熱で溶かし
ているため、溶けて飛び散ったシリコン破片が孔の周り
に散乱する。従って、このシリコン破片の除去に余分な
工程が必要になる。又、熱で溶かしているため、出来上
がった孔壁面の凹凸が激しくなったり、孔周辺に破砕層
が形成される。又、レーザ法で一度に複数の孔形成を行
うと、中心より外に行く程、出来た孔はシリコン表面に
対し斜めに形成される。このような多くの欠点があるの
で、高い加工精度を要求される層間配線や光導波路用貫
通孔には使用することができない。
【0010】又、特開平10−256227号の貫通孔
形成方法では、熱的あるいは機械的衝撃から素子を守る
ことができるが、滑らかな壁面の貫通孔を形成すること
が容易でない。即ち、貫通孔の壁面から横方向にエッチ
ングが進行して、後述するサイドブランチが形成されて
しまうという問題がある。
【0011】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたもので、電気化学反応による加工時のサイド
ブランチの発生を防止することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体基板に
光を照射して、半導体基板内に電荷を発生させ、該電荷
を用いた電気化学反応により、半導体基板を加工する半
導体基板の加工方法において、前記電気化学反応の領域
よりも広い範囲に拡散層を形成し、該拡散層の領域に、
その深さより深い傷を付け、前記拡散層を突き抜けた傷
の部分だけに電流を流して、半導体基板を加工すること
により、前記課題を解決したものである。
【0013】又、前記拡散層の領域に、電気的に逆バイ
パスをかけ、空乏層を設けることで電流制御して、部分
的に化学反応させるようにしたものである。
【0014】本発明は、又、半導体基板に光を照射し
て、半導体基板内に電荷を発生させ、該電荷を用いた電
気化学反応により、半導体基板を加工する半導体基板の
加工装置において、前記電気化学反応の領域よりも広い
範囲に拡散層を形成する手段と、該拡散層の領域に、そ
の深さより深い傷を付ける手段と、前記拡散層を突き抜
けた傷の部分だけに電流を流す手段とを備えることによ
り、前記課題を解決したものである。
【0015】本発明は、又、半導体基板に光を照射し
て、半導体基板内に電荷を発生させ、該電荷を用いた電
気化学反応により、半導体基板を加工する半導体基板の
加工方法において、前記電気化学反応の領域よりも広い
範囲に高抵抗層を形成し、該高抵抗層の領域に、その深
さより深い傷を付け、前記高抵抗層を突き抜けた傷の部
分だけに電流を流して、半導体基板を加工するようにし
て、前記課題を解決したものである。
【0016】又、半導体基板に光を照射して、半導体基
板内に電荷を発生させ、該電荷を用いた電気化学反応に
より、半導体基板を加工する半導体基板の加工装置にお
いて、前記電気化学反応の領域よりも広い範囲に高抵抗
層を形成する手段と、該高抵抗層の領域に、その深さよ
り深い傷を付ける手段と、前記高抵抗層を突き抜けた傷
の部分だけに電流を流す手段とを備えることにより、同
じく前記課題を解決したものである。
【0017】本発明は、又、半導体基板に光を照射し
て、半導体基板内に電荷を発生させ、該電荷を用いた電
気化学反応により、半導体基板を加工する半導体基板の
加工方法において、半導体基板の加工面と反対側の面
に、加工用傷に対応する開口部を有する遮光膜を形成し
て、光の照射強度を制御するようにして、前記課題を解
決したものである。
【0018】又、半導体基板に光を照射して、半導体基
板内に電荷を発生させ、該電荷を用いた電気化学反応に
より、半導体基板を加工する半導体基板の加工装置にお
いて、半導体基板の加工面と反対側の面に、加工用傷に
対応する開口部を有する遮光膜を形成する手段を設け、
光の照射強度を制御するようにして、同じく前記課題を
解決したものである。
【0019】本発明は、又、半導体基板に光を照射し
て、半導体基板内に電荷を発生させ、該電荷を用いた電
気化学反応により、半導体基板を加工する半導体基板の
加工方法において、前記光の照射強度を弱くして、浮遊
電荷の発生を防ぐことにより、前記課題を解決したもの
である。
【0020】又、半導体基板に光を照射して、半導体基
板内に電荷を発生させ、該電荷を用いた電気化学反応に
より、半導体基板を加工する半導体基板の加工装置にお
いて、前記光の照射強度を弱くして、浮遊電荷の発生を
防ぐ手段を設けることにより、同じく前記課題を解決し
たものである。
【0021】本発明は、又、半導体基板に光を照射し
て、半導体基板内に電荷を発生させ、該電荷を用いた電
気化学反応により、半導体基板を加工する半導体基板の
加工方法において、照射光の波長を750nm以下の短
波長側として、照射光により発生する電荷のサイドブラ
ンチ位置までの移動距離が長くなるようにして、前記課
題を解決したものである。
【0022】又、半導体基板に光を照射して、半導体基
板内に電荷を発生させ、該電荷を用いた電気化学反応に
より、半導体基板を加工する半導体基板の加工装置にお
いて、波長750nm以下の短波長側の照射光を照射す
る手段を備え、照射光により発生する電荷のサイドブラ
ンチ位置までの移動距離が長くなるようにして、同じく
前記課題を解決したものである。
【0023】本発明は、又、前記のいずれかに記載の方
法により加工されたことを特徴とする半導体基板を提供
するものである。
【0024】以下、n型シリコン基板に孔や溝を形成す
る場合を例にとって、本発明の作用を説明する。
【0025】電気化学反応を利用する加工では、孔や溝
の位置、口径を決定するため、図1に示す如く、例えば
n型のシリコン(Si)基板10の加工面10aに逆ピ
ラミッド状の3次元的な傷12を設けて、電界を部分的
に収束させ、基板10の裏面10bから照射される光に
よって発生される電荷(n型Si基板では正孔24)を
前記傷12に集中させ、シリコン基板10の加工面側に
充満させたフッ酸等の電解液20と反応させる。シリコ
ン基板10に設けた傷12は、先端が鋭角で、しかも表
面に対して深さ方向を向いている。このため、正孔24
は鋭角な傷12の先端に収束し、この部分だけで電気化
学反応が起きて、H2SiF6が水に溶け出し、深さ方向
に成長し、深細孔等が形成される。
【0026】図において、14は、シリコン窒化(Si
34)膜やSiO2膜等の絶縁膜、16は、金・ニッケ
ル合金(Au/Ni)等の保護膜である。
【0027】一方、前記傷12を形成するに際して、2
次元的には、図2に示す如く、加工面にある絶縁膜14
に、例えば矩形をエッチングで窓開けしている。しかし
ながら、電荷は、深さ方向の傷だけでなく、XY2次元
平面方向の傷にも収束する。従って、シリコン基板表面
の絶縁膜14の深細孔を開ける位置に、エッチングでパ
ターンを設けると、該エッチングによる窓の四隅に電荷
が収束する。
【0028】深細孔を電気化学反応で形成するときに
は、深さ方向にできた傷が必要で、シリコン基板表面に
異方性エッチングでできる2次元パターンは不必要であ
る。この不必要な2次元パターンが原因でできる電気化
学反応痕は、収束電荷量も少ないので、できた孔は不完
全であるし、不必要なところにできてしまう厄介な孔と
なる。この孔がサイドブランチ(枝状孔)と呼ばれ、幹
孔の四隅に発生する。
【0029】以下、サイドブランチについて詳述する。
【0030】電荷を収束させるために、シリコン基板へ
傷(例えばV溝)を異方性エッチングで作るときを考え
る。孔18の間隔がある距離、例えば80μmより広い
場合には、図3に示す如く、V溝12の一辺に45°の
角度を付けた稜線方向にサイドブランチ19が現われ
る。なお、図4に示すような、V溝12の一辺に平行な
断面にはサイドブランチは現われない。又、孔と孔の間
隔が80μmより狭い場合には、V溝の一辺に45°の
角度と平行の両断面共にサイドブランチは現われない。
【0031】このことから、孔間隔が80μm以下のと
き、孔にかかる電界は、図5に示す如く、互いに干渉し
合い、あたかも同一電界がかかっているように働いてお
り、そのため、孔と孔の間に存在する正孔24はどちら
かの孔に流れる電流に吸い込まれていると思われる。
【0032】一方、孔間隔が80μmより大きい場合
は、図6に示す如く、孔にかかる電界は互いに影響され
ることなく、独立した電界となり、独自の孔形成反応を
起こしている。従って、孔と孔の間に存在する余分な正
孔24"は、どちらの孔に流れる電流にも吸い寄せられ
ることなく浮遊するようになる。この浮遊する余分な正
孔24"が、横方向から孔18に吸い寄せられてサイド
ブランチ19を形成すると思われる。
【0033】サイドブランチ19を拡大して図7に示
す。加工面10aに近いA領域のサイドブランチの横方
向の長さはほぼ同じで、深細孔先端近傍のB領域のサイ
ドブランチ19´より長くなっている。又、A領域のサ
イドブランチの横方向の長さは、V溝12の対角線の長
さLにほぼ等しい。一方、B領域のサイドブランチ19
´は、孔先端に近いほど短くなっている。これらのこと
から、A領域には正孔は存在せず、B領域に余分な正孔
が浮遊し、この正孔がどちらかの孔に係る電界に引か
れ、横方向から孔壁面にくっついて部分的な反応を起こ
す。このとき、規則性は全く無い。これがサイドブラン
チが発生するメカニズムと思われる。
【0034】又、深細孔形成の初期には、深細孔と深細
孔の間に存在する余分な正孔のため、シリコン表面にあ
るV溝の稜線に、その余分な正孔が収束する。この正孔
は、稜線と先端部に収束したもの以外は、正方形をして
いるV溝表面の四隅に集中する電流に吸い込まれるの
で、稜線上の四隅にサイドブランチができる。図7か
ら、2つの深細孔が向き合っているサイドブランチをよ
く見ると、片側のサイドブランチが大きい場合は、対に
なっている反対側のサイドブランチは小さくなってい
る。
【0035】これを確かめるために、表面から200μ
mの位置まで研磨した輪切り状の孔の口を観察したのが
図8である。正常時は図2に示したような正方形の口
が、対角線(稜線)方向の隅部に電流が集中し、そこに
反応が起きて大きくなったサイドブランチ付きの口が見
られる。即ち、深細孔と深細孔の間に存在する余分な正
孔が、どちらかの孔に吸い込まれ、偏った電流集中が起
き、横方向の反応を起こしてサイドブランチを作る。こ
のため、反対側の孔には電流集中は無く、サイドブラン
チもできない。従って、互い違いのサイドブランチとな
る。
【0036】このようなサイドブランチを減らすべく、
発明者は、次のような対策を考えた。
【0037】その1つは、孔形成時の深細孔を輪切りに
したとき、その輪切り口全面に電流が均一に流れるよう
にすることである。即ち、絶縁膜14の開口工程直後
に、図9に示す如く、例えばボロンやアルミニウムを拡
散して、例えば深さ2.2μm、表面濃度4×1016at
ms/cm3の、電気化学反応領域11より広い拡散層30を
形成する。その後、例えばレーザ光により拡散層30よ
り深い傷12を設ける。
【0038】この状態で電気化学反応により孔開けを行
うと、n型シリコン基板10にプラス、p型拡散領域3
0にマイナスの直流電圧がかかる。そのため、このpn
接合部は逆方向にバイアスがかかり、電流が流れ難くな
る。そして、pn接合の無い、p型拡散領域より深く突
き出た傷12の先端にだけ電流が流れる。又、この拡散
領域30が電解液20中の例えばFと結合し、陽極化成
して多孔質(ポーラス)Siへ変わっても、ポーラスS
i層は抵抗が高く(5MΩ以上)、この部分への電流の
流れ込みが少なくなる。このため、図9に示すように、
傷12の先端にだけに電流が流れるようになる。
【0039】又、シリコン基板10内に発生する浮遊正
孔24"の数を減らす目的で、図10に示す如く、シリ
コン基板10の裏面10bに、例えば厚さ1.0μmの
金属アルミニウムをスパッタリングして遮光膜34を設
け、更に、加工面10aの傷12に対応する位置に同程
度の大きさの開口部35を設けて、部分照射に変更する
ことができる。
【0040】あるいは、裏面10bから照射する光の照
射強度を弱くして、電流密度を従来の半分の6mA/cm
2以下にすることができる。
【0041】更に、照射光の波長を例えば750nm以
下(望ましくは350nm以下)の短波長側にシフトさ
せて、励起した正孔24が照射面(即ち裏面10b)の
近傍のみで発生するようにし、正孔のサイドブランチ形
成位置への移動距離Mが長くなるようにすることができ
る。これに対して、シリコンは赤外線を通すため、例え
ば1000nm以上の長波長とした場合には、シリコン
基板10内の全域で正孔24が発生してしまい、深細孔
18の側面から結びついてサイドブランチが発生しやす
くなる。
【0042】この対策により、シリコン基板内の電気抵
抗が増加し、電子と正孔が深細孔先端より光源側で再結
合することが増え、深細孔先端への電界集中は更に強く
なる。そのため、多くの正孔が深細孔先端に収束し、深
さ方向の孔成長速度が増加するが、サイドブランチのよ
うな横方向への孔の成長は無くなる。
【0043】又、孔形成の出発点となる傷を四辺形のV
溝にすると、稜線に正孔が集束する。そのため、稜線方
向の四隅に電流が集中するので、V溝を図11に例示す
る如く、例えば、深さ10μm、口径10μm程度の丸
型のレーザ傷にして、稜線が出来ないようにする。
【0044】これらの対策のいずれか、又は、組合せの
結果、サイドブランチの発生をほとんど無くすることが
できた。
【0045】なお、上記説明では、n型シリコン基板を
例にとって説明していたが、p型シリコン基板であって
も、比抵抗が例えば1Ω・cm以下の低抵抗であれば、
拡散層30の代りに高抵抗層を設けることによって、サ
イドブランチの発生を抑制しつつ深細孔や貫通孔を形成
できる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、シリコン基
板への深細孔形成に適用した本発明の実施形態を詳細に
説明する。
【0047】本実施形態の孔形成装置は、図12に示す
如く、処理対象であるシリコン基板10を、その表面が
電解液20に接するように収容する処理槽40と、該処
理槽40の底面側からシリコン基板10の裏面10bに
キャリヤ形成用のレーザ光52を照射するための光照射
装置50と、前記処理槽40に対して電解液20を切り
換えつつ供給するための電解液供給装置60と、前記処
理槽40の外側に溜めた水層72の水を新鮮な水に置換
する水置換装置70と、前記処理槽40に設けた水層7
2に超音波を供給する超音波発振装置80と、前記水層
72のPH値を検出するPH検出装置90とを備えてい
る。
【0048】前記処理槽40は、シリコン基板10を下
部に支持する一対の電解槽42と、両電解槽42を水層
72を介して収容する外側槽44からなる。各電解槽4
2は、電解液20を収容する槽本体42aと、シリコン
基板10を槽本体42aの底部に設けた開口に固定する
チャック42bと、白金電極43を電解液20中でシリ
コン基板10に対向して支持するホルダ42cとを有す
る。
【0049】一方、外側槽44は、水層72を収容する
槽本体44aと、光照射装置50からのレーザ光52を
透過させて各シリコン基板10の裏面に入射させる、例
えばPMMA透明板等からなる一対の窓部材44bとを
有する。
【0050】ここで、各電解槽42には、電解液供給装
置60からの電解液20が切り換えつつ供給され、シリ
コン基板10の表面に各種電気化学反応を進行させるこ
とができる。
【0051】又、外側槽44には、水置換装置70から
の新鮮な水が常時供給されており、穿孔によってシリコ
ン基板10の裏面側に漏れ出す電解液20を除去して、
シリコン基板10の裏面側で電気化学反応を生じること
や、光照射装置50の腐食、損傷等の弊害を防止する。
【0052】前記光照射装置50は、励起光として紫外
光のレーザ光52を発生する光源54と、該光源54か
らのレーザ光52を適当な角度で反射して外側槽44の
両窓部材44bに入射させるためのミラー56と、該ミ
ラー56を水平な軸の廻りに回転させる駆動装置58と
を備える。ここで、駆動装置58の動作を制御して、ミ
ラー56の角度を、実線で示す位置と一点鎖線で示す位
置の間で調整することにより、両シリコン基板10の裏
面10bに交互にレーザ光52を入射させることができ
る。なお、光源54は、適当な光学系を備えており、各
シリコン基板10の裏面全体をほぼ均一に照明すること
ができる。又、光源54は、YAG等からのレーザ光
を、例えば高調波発生装置で第3高調波に短波長化して
使用している。
【0053】前記電解液供給装置60は、3つの電解液
貯留槽61、62、63と、各電解液貯留槽61、6
2、63から、いずれかの電解液21〜23を切り換え
て吐出させる切換弁64と、この切換弁64からの電解
液21〜23を両電解槽42に圧送するポンプ66と、
両電解槽42からの電解液20を吸引するポンプ67
と、該ポンプ67からの電解液20を切り換えて、いず
れかの電解液貯留槽61、62、63に戻す切換弁68
とを備えている。
【0054】これにより、両電解槽42に収容する電解
液20を、まず第1電解液21とし、次に第1電解液2
1を第2電解液22に置換し、最後に第2電解液22を
第3電解液23に置換するという、各種電解液の変更が
可能になる。従って、両電解槽42に取り付けられたシ
リコン基板10に対して、第1〜第3電解液21〜23
による処理を順次施すことができる。
【0055】以下、具体的な孔形成工程について説明す
る。
【0056】まず、シリコン基板10を準備し、図13
に示す如く、その表面10aに、例えばシリコン窒化膜
からなる絶縁膜14を成膜し、写真工程とエッチング工
程処理を行って、該絶縁膜14に丸い開口15を形成す
る。ここで、シリコン基板10は、n型のシリコン単結
晶を切り出して加工したものであり、対向する表面10
a及び裏面10bが(100)面となっている。一方、
絶縁膜14は、絶縁性の窒化シリコンをCVD等の手法
を用いて成膜したものであり、フォトリトグラフィ技
術、ドライエッチング等を用いて、必要箇所、即ち深細
孔を形成すべき位置に開口15が形成される。このよう
な絶縁膜14の開口部15により、深細孔の位置にのみ
確実に電流を流すことができる。なお、以上のようなシ
リコン基板10は、表面10a側に、既に電子回路や光
学素子を作り込む加工を終了したものとすることができ
る。
【0057】図14に、絶縁膜14の開口15の形状を
概念的に示す。なお、説明の便宜のため、開口15のサ
イズは拡大して示している。シリコン基板10の表面に
は、絶縁膜14がほぼ全面に亘って形成されている。こ
の絶縁膜14の適当な箇所に形成された開口15は、丸
くなっており、この部分で露出するシリコン基板10の
表面10aは、前記のような面方位(100)となって
いる。
【0058】次に、図15に示す如く、例えばボロンを
熱拡散して、拡散層30を形成する。
【0059】次に、図16に示す如く、絶縁膜14を被
覆するように、例えば金・ニッケル合金の保護膜16を
形成する。この際、絶縁膜14の開口15に対応させ
て、蒸着やリフトオフ等の各種手法を利用して、保護膜
16にも開口17を形成する。なお、保護膜16は、電
解液20による浸食から絶縁膜14を保護するためのも
のであり、又、シリコン基板10の表面側で受ける電荷
が均一に流れるようにし、保護膜が金属であるため、到
達した電荷を円滑に開口17に供給することによって、
開口17の位置における電気化学反応を促進する役割も
有する。
【0060】次に、図17に示す如く、シリコン基板1
0の裏面10bに、前記開口15、17に対応する開口
35を有する遮光膜34を形成する。該遮光膜34は、
紫外線を全く透過させないアルミニウム等の金属膜であ
る。
【0061】次に、図18に示す如く、開口17の中央
に露出する半導体基板10の表面10aに、窪み状の欠
陥である傷12を形成する。この傷12は、拡散層30
を突き抜けるようにする。この傷12は、シリコン基板
10中の少数キャリヤを集めるためのものであり、深さ
方向先端が尖っていれば、ある程度任意の形状とするこ
とができ、レーザ光を照射することによって、容易に形
成することができる。これで、電解液で処理すべきシリ
コン基板10の準備を終了する。
【0062】次に、図19に示す如く、シリコン基板1
0の傷12を起点として、深細孔18を形成する。
【0063】具体的には、図12に示す孔形成装置の電
解槽42に、シリコン基板10を表面10aが上側にな
るように固定する。次に、切換弁64、68、ポンプ6
6、67等を適宜動作させて、電解槽42を電解液貯留
槽61からの電気化学用の第1電解液21で満たす。こ
の第1電解液21は、例えば2.5重量%程度のフッ酸
(HF)溶液とすることができる。
【0064】次に、光照射装置50からの紫外域のレー
ザ光52を、窓部材44bを介してシリコン基板10の
裏面に入射させる。これにより、シリコン基板10中に
正孔と電子のペアが効率的に対生成される。
【0065】次に、シリコン基板10の裏面電極を陽極
とし、白金電極43との間に直流電圧を印加すると、シ
リコン基板10の白金電極43との間に電界が形成さ
れ、シリコン基板10がn型基板の場合、少数キャリヤ
である正孔は、陰極である白金電極43に向かって、シ
リコン基板10の中を移動する。移動中に、正孔は、シ
リコン基板10の表面近傍にある傷12の先端に引き寄
せられて、ここに収束する。このようにして集まった正
孔による正電荷によって、傷12先端の内面で第1電解
液21とシリコン結晶とが反応し、シリコンの結合が優
先的に切断され、この部分でシリコンの電気化学反応、
即ち選択的なエッチングが進行する。
【0066】なお、レーザ光52は各シリコン基板に間
欠的に入射するが、正孔は一定の寿命を有して保持され
るので、正孔密度が高ければ、選択的なエッチングが連
続的に進行し、深細孔18が形成される。
【0067】このような深細孔18の形成に際しては、
図12の超音波発振装置80を動作させて、シリコン基
板10に超音波振動を与える。これにより、傷12や深
細孔18の先端部(反応点)に発生した反応物を速やか
に除去しつつ、新鮮な電解液を供給することができ、滑
らかな内壁の深細孔を迅速に形成することができる。
【0068】なお、深細孔18でなく貫通孔の形成に際
しては、図12のPH検出装置90を動作させて、水層
72のPH値を監視する。即ち、第1電解液21中側の
圧力を、水層72側の圧力よりも僅かに高くしておくこ
とにより、シリコン基板10に貫通孔が形成された場合
には、電解槽42中の第1電解液21が水層72中に流
入することになるので、貫通孔の形成を簡易且つ迅速に
行うことができる。
【0069】次に、図19に示す深細孔18の内壁表面
をポーラス化する。具体的には、切換弁64、68、ポ
ンプ66、67等を適宜動作させて、電解槽42の第1
電解液21を電解液貯留槽61に戻し、電解槽42を電
解液貯留槽62からの第2電解液22で満たす。この第
2電解液22としては、例えば50重量%程度のHF溶
液を用いることができる。
【0070】次に、シリコン基板10の裏面電極を陽極
とし、白金電極43との間に直流電圧を印加すると、陽
極化成反応となり、深細孔18の内壁表面で第2電解液
22とシリコン結晶とが反応し、この部分でシリコンが
多孔質化(ポーラス化)する。具体的には、電流密度を
10mA/cm2にして、3分45秒間、陽極化する
と、約2.0μm程度の厚さの部分が多孔質シリコンと
なる。このような多孔質シリコンは、数nm〜数十nm
の孔を無数に有するので、表面積が非常に大きく、化学
的に活性になっている。
【0071】次に図20に示すように、深細孔18の内
壁表面を酸化する。具体的には、切換弁64、68、ポ
ンプ66、67等を適宜動作させて、電解槽42の第2
電解液22を電解液貯留槽62に戻し、電解槽42を電
解液貯留槽63からの酸化用の第3電解液23で満た
す。この第3電解液23としては、例えば2.0重量%
程度の蓚酸溶液を用いることができる。
【0072】次に、シリコン基板10の裏面電極を陽極
とし、白金電極43との間に直流電圧を印加すると、深
細孔18の内壁表面で第3電解液23と多孔質シリコン
とが反応する陽極化成、即ち陽極酸化が進行し、この部
分にシリコン酸化膜18´が形成される。例えば6Vの
直流電圧を印加して、30分間陽極酸化を行うと、誘電
率が約4.4のSiO2が形成される。
【0073】このようにして、サイドブランチの無い深
細孔を形成することができる。
【0074】前記実施形態においては、本発明に係る技
術を多く組合せていたので、効果が大きい。なお、必要
に応じて、一部の技術を省略することもできる。
【0075】又、前記実施形態では、裏面まで貫通しな
い深細孔の形成に本発明が適用されていたが、本発明の
適用対象はこれに限定されず、貫通孔の形成にも同様に
適用できる。又、シリコン以外の半導体基板一般に同様
に適用できる。加工形状も孔に限定されず、溝の形成等
にも適用できる。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、サイドブランチを発生
させることなく、半導体基板を加工することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の問題点を説明するための断面図
【図2】同じく平面図
【図3】同じくサイドブランチが生じている方向の断面
【図4】同じくサイドブランチが生じていない方向の断
面図
【図5】孔の間隔が狭い場合の正孔移動の様子を示す断
面図
【図6】孔の間隔が広い場合の正孔移動の様子を示す断
面図
【図7】サイドブランチが生じた深細孔を示す断面図
【図8】サイドブランチ部分の横断面図
【図9】本発明の原理を説明するための断面図
【図10】同じく本発明による他の対策を説明するため
の断面図
【図11】同じく更に他の対策を説明するための断面図
【図12】孔形成装置に適用した本発明の実施形態の全
体構成図
【図13】本実施形態における半導体基板の加工工程で
絶縁膜を付けた状態を示す断面図
【図14】同じく平面図
【図15】同じく本発明により拡散層を形成した状態を
示す断面図
【図16】同じく保護膜を付けた状態を示す断面図
【図17】同じく本発明により遮光膜を裏面に付けた状
態を示す断面図
【図18】同じく本発明により傷を付けた状態を示す断
面図
【図19】同じく深細孔を形成している状態を示す断面
【図20】同じく深細孔の内側を酸化した状態を示す断
面図
【符号の説明】
10…シリコン(Si)基板 12…傷(V溝) 14…絶縁膜 16…保護膜 18…深細孔 19…サイドブランチ 20、21、22、23…電解液 24、24´、24"…正孔 30…拡散層 34…遮光膜 35…開口部 40…処理槽 50…光照射装置 52…レーザ光 60…電解液供給装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板に光を照射して、半導体基板内
    に電荷を発生させ、該電荷を用いた電気化学反応によ
    り、半導体基板を加工する半導体基板の加工方法におい
    て、 前記電気化学反応の領域よりも広い範囲に拡散層を形成
    し、 該拡散層の領域に、その深さより深い傷を付け、 前記拡散層を突き抜けた傷の部分だけに電流を流して、
    半導体基板を加工することを特徴とする半導体基板の加
    工方法。
  2. 【請求項2】前記拡散層の領域に、電気的に逆バイパス
    をかけ、空乏層を設けることで電流制御して、部分的に
    化学反応させることを特徴とする請求項1に記載の半導
    体基板の加工方法。
  3. 【請求項3】半導体基板に光を照射して、半導体基板内
    に電荷を発生させ、該電荷を用いた電気化学反応によ
    り、半導体基板を加工する半導体基板の加工装置におい
    て、 前記電気化学反応の領域よりも広い範囲に拡散層を形成
    する手段と、 該拡散層の領域に、その深さより深い傷を付ける手段
    と、 前記拡散層を突き抜けた傷の部分だけに電流を流す手段
    と、 を備えたことを特徴とする半導体基板の加工装置。
  4. 【請求項4】半導体基板に光を照射して、半導体基板内
    に電荷を発生させ、該電荷を用いた電気化学反応によ
    り、半導体基板を加工する半導体基板の加工方法におい
    て、 前記電気化学反応の領域よりも広い範囲に高抵抗層を形
    成し、 該高抵抗層の領域に、その深さより深い傷を付け、 前記高抵抗層を突き抜けた傷の部分だけに電流を流し
    て、半導体基板を加工することを特徴とする半導体基板
    の加工方法。
  5. 【請求項5】半導体基板に光を照射して、半導体基板内
    に電荷を発生させ、該電荷を用いた電気化学反応によ
    り、半導体基板を加工する半導体基板の加工装置におい
    て、 前記電気化学反応の領域よりも広い範囲に高抵抗層を形
    成する手段と、 該高抵抗層の領域に、その深さより深い傷を付ける手段
    と、 前記高抵抗層を突き抜けた傷の部分だけに電流を流す手
    段と、 を備えたことを特徴とする半導体基板の加工装置。
  6. 【請求項6】半導体基板に光を照射して、半導体基板内
    に電荷を発生させ、該電荷を用いた電気化学反応によ
    り、半導体基板を加工する半導体基板の加工方法におい
    て、 半導体基板の加工面と反対側の面に、加工用傷に対応す
    る開口部を有する遮光膜を形成して、 光の照射強度を制御することを特徴とする半導体基板の
    加工方法。
  7. 【請求項7】半導体基板に光を照射して、半導体基板内
    に電荷を発生させ、該電荷を用いた電気化学反応によ
    り、半導体基板を加工する半導体基板の加工装置におい
    て、 半導体基板の加工面と反対側の面に、加工用傷に対応す
    る開口部を有する遮光膜を形成する手段を設け、 光の照射強度を制御することを特徴とする半導体基板の
    加工装置。
  8. 【請求項8】半導体基板に光を照射して、半導体基板内
    に電荷を発生させ、該電荷を用いた電気化学反応によ
    り、半導体基板を加工する半導体基板の加工方法におい
    て、 前記光の照射強度を弱くして、浮遊電荷の発生を防ぐこ
    とを特徴とする半導体基板の加工方法。
  9. 【請求項9】半導体基板に光を照射して、半導体基板内
    に電荷を発生させ、該電荷を用いた電気化学反応によ
    り、半導体基板を加工する半導体基板の加工装置におい
    て、 前記光の照射強度を弱くして、浮遊電荷の発生を防ぐ手
    段を設けたことを特徴とする半導体基板の加工装置。
  10. 【請求項10】半導体基板に光を照射して、半導体基板
    内に電荷を発生させ、該電荷を用いた電気化学反応によ
    り、半導体基板を加工する半導体基板の加工方法におい
    て、 照射光の波長を750nm以下の短波長側として、 照射光により発生する電荷のサイドブランチ位置までの
    移動距離が長くなるようにしたことを特徴とする半導体
    基板の加工方法。
  11. 【請求項11】半導体基板に光を照射して、半導体基板
    内に電荷を発生させ、該電荷を用いた電気化学反応によ
    り、半導体基板を加工する半導体基板の加工装置におい
    て、 波長750nm以下の短波長側の照射光を照射する手段
    を備え、 照射光により発生する電荷のサイドブランチ位置までの
    移動距離が長くなるようにしたことを特徴とする半導体
    基板の加工装置。
  12. 【請求項12】請求項1、2、4、6、8、10のいず
    れかに記載の方法により加工されたことを特徴とする半
    導体基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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