JP2003077004A - 3次元の静止した又は動くオブジェクトの階層イメージベース表現並びに該表現をオブジェクトのレンダリングに使用する方法及び装置 - Google Patents

3次元の静止した又は動くオブジェクトの階層イメージベース表現並びに該表現をオブジェクトのレンダリングに使用する方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3次元の静止したオブジェクト及び動くオブ
ジェクトの階層的イメージベース表現及びレンダリング
方法及び装置を提供する。 【解決手段】 オブジェクトの表面に属する点の座標に
対応する2進体積オクツリー(BVO)の各バーテック
スの色が、BVOバーテックスに対応する3次元イメー
ジ要素であるボクセルを表わす立方体の内部に座標を有
するオブジェクト表面の点の色の平均となるように、3
次元オブジェクトの原データをBVOフォーマットに変
換する。BVOリーフに対応するボクセルの中心のロー
カル3次元座標を求め、その座標をボクセル中心の2次
元座標及び投影されたボクセルイメージの大きさの情報
に変換し、各々のBVOリーフに対し、色情報を用い
て、投影されたボクセルイメージ領域をカバーする対応
するスプラットを生成してディスプレーする。オクツリ
ーをルートバーテックスからリーフまで階層的にトラバ
ースすることによってBVOをレンダリングし、3次元
オブジェクトを視覚化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータグラフ
ィックスに係り、特に、現実の物体の写真及びその幾何
学的表現から得られた3次元(3D)の静止したオブジ
ェクト及び動くオブジェクトの表現、並びに、2進体積
オクツリー(Binary Volumeric Octree)を用いた表現
及びレンダリングの方法及び装置に関する。
【0002】対話処理可能な速度での3Dオブジェクト
の高品質レンダリングは、近い将来、現代グラフィック
システムにおける主要な関心事になると考えられてい
る。3Dオブジェクトの高品質なレンダリングの要求
は、電子商取引き、コンピュータゲーム、科学、工学、
医学などの分野において、オブジェクトを圧縮し、通信
網を介して伝送するために効率良いアルゴリズムが考案
されることを必要とする。過去数十年にわたり、これら
の要求をすべて同時に満たすものとして、3Dオブジェ
クトのポリゴン(多角形)モデルが利用されてきたが、
これによっては所望の結果を得ることはできなかった。
ポリゴンモデルには主に2つの短所がある。すなわち、
データ容量(例えば、実物らしく見えるモデルは数千万
個の三角形を必要とする)が膨大になることと、構築が
困難であることである。3Dグラフィックにおけるこの
ような難点を克服するためのアプローチが、最近何年か
の間に、いくつか提案されてきている。中でも、最も優
れているものは、物体のイメージを用いることに基づく
方法と、3D空間において三角形の代わりに点を用いる
ことに基づく方法であろう。
【0003】イメージベースの方法は与えられたオブジ
ェクトを、その目に見える面を完全にカバーする複数の
異なるカメラ位置から撮られたイメージ(該オブジェク
トの「写真」)の集合として表現する。さらに、その各
々のイメージは対応する深度マップを伴っている。深度
マップとは、イメージ平面上のピクセルからオブジェク
トの表面までの距離の配列である。このような表現の長
所は、参照イメージが、ポリゴンモデルの複雑性とは無
関係に、クオリティの高いオブジェクトの視覚化を可能
にすることとともに、通常用いられるイメージ圧縮技術
によりクオリティをそれほど犠牲にせずに圧縮可能であ
るということである。また、レンダリング時間が、参照
イメージ及び出力イメージのピクセル数に比例し、物体
の複雑性に比例しないことも特筆される。
【0004】これに対し、この方法の短所は、実物(例
えば、彫刻品など)に対する深度マップを得るための過
程が複雑であるということと、そのような表現を取り扱
う技術がまだ十分に開発されていないということであ
る。
【0005】点をベースとする方法は、オブジェクト
を、明示された局所的ポリゴン構造を用いずに「点の
雲」として表現する。この方法において、深度を有する
イメージの集合は、イメージ平面に対して垂直方向の対
応する深度値を用いて、各参照イメージの各ピクセルを
転写することにより、物体の表面上に(対応する色を有
する)点の集合を定義する。従って、イメージベース表
現は点ベース表現の特別の場合である。本願でのアプロ
ーチにより近いのは、イメージベース表現なので、以
下、これに重点をおいて説明する。
【0006】文献を参照すると、レリーフ・テクスチャ
ー・マッピング[1]、階層化した深度イメージ
[2]、階層化した深度イメージツリー[3]、キュー
スプラット(Qsplat)[4]、サーフェル(Su
rfel)[5]、及びその他の幾つかの先行公知技術
のような、3Dオブジェクト表現及びレンダリング手法
を記述したものとして、下記の参考文献[1]から[1
3]があり、前述した2つの傾向が記載されている。先
行技術のアプローチについての以下の記述において、下
記の刊行物を参考文献とする。 [1]Manuel M. Oliveira, Gar
y Bishop, David McAlliste
r. Relief Textures Mappin
g. Proceedings of SIGGRAPH
'00. [2]Jonathan Shade, Steven
Gortler, Li−wei He, Richar
d Szeliski, Layered Depth I
mages Proceedings of SIGGR
APH '98.1998 [3]Chun−Fa Chang,Gary Bish
op, AnselmoLastra. LDI Tre
e:A Hierarchical Represent
ation for Image−Based Rend
ering,Proceedings of SIGGR
APH '99. [4]Szymon Rusinkiewicz, Ma
rc Levoy.QSplat:A Multires
olution Point Rendering Sy
stem for Large Meshes.Proc
eedingsof SIGGRAPH '00 [5]Hanspeter Pfister, Matt
hias Zwicker, Jeroen van Ba
ar,Markus Gross.Surfels:S
urface Elements as Renderi
ng Primitives. Proceedings
of SIGGRAPH '00. [6]Chamberlain et al.,Fast
Renderingof Complex Envir
onments Using a Spatial Hie
rarchy. Proceedings of SIG
GRAPH '96. [7]Grossman and Dally, Poi
nt sample rendering. Proce
edings of EurographicsWork
shop on Rendering Techniqu
es '98. [8]Lischinski and Rappopor
t, Image−Based Rendering f
or Non−Diffuse Synthetic S
cenes. Proceedings of Euro
graphicsWorkshop on Render
ing Techinques '98. [9]M.Levoy and T.Whitted.T
he Use of Points as Display
Primitives.TechnicalRepor
t TR 85−022,The University
of North Carolina at Chapel
Hill,Departmentof Compute
r Science,1985. [10]L.Westover. Footprint
Evaluationfor Volume Rende
ring.Proceedings of SIGGRA
PH '90. [11]C.I.Connolly.Cumulati
ve generation of octree mod
els from range data.InProc
eedings of Intl.Conf.Robot
ics, pp25−32, March 1984. [12]G.H Tarbox and S.N.Got
tschlich. IVIS:An integrat
ed volumetric inspection s
ystem.In Proceedings of th
e 1994 Second CAD−Based Vis
ion Workshop, pp220−227, F
ebruary 1994. [13]Curless,B., Levoy, M.
A volumetric method for bui
lding complex models from r
ange images. Proceedings S
IGGRAPH’96. [14]C.Bregler,Video Based
AnimationTechniques for Hu
man Motion, SIGGRAPH '00 Co
urse 39: Image−based model
ing andrendering. [15]Paul E.Debevec, Camill
o J. Taylor,Jitendra Mali
k, Modeling and RenderingA
rchitecture from Photograp
hs:A hybrid geometry−and i
mage−based approach.Proce
edings of SIGGRAPH '96.
【0007】イメージベースの方法に共通の問題は、生
成したイメージに穴があくということである。オブジェ
クトの表面が全てのポリゴン(普通、三角形)の内部に
おいて線形的に補間されるという意味で‘連続的な’ポ
リゴンモデルとは異なり、イメージベースの、そして点
ベースの表現方式は、オブジェクトの‘不連続的な’近
似値を提供する。イメージベース表現の場合、オブジェ
クトの表面は、実際には、小さいカラー正方形、すなわ
ち参照イメージのシフトされたピクセルに近似される。
しかし、観測方向が各参照イメージ平面の垂直方向と大
きく異なる時、近似した正方形の投影は一般的にオブジ
ェクトの表面の投影を完全にはカバーしない。これらの
穴を第1タイプ穴と呼ぶ。イメージベースの表現におい
て、生成したイメージに穴があく他の原因は、表面に、
すべての参照イメージで見えないのに、ビューポイント
によっては見える部分があるということである(これを
第2タイプ穴と呼ぶ。)。これら穴は個々のイメージベ
ース表現に含まれる情報が不十分なために生ずる。
【0008】レリーフテクスチャ法[1]は線形補間法
と類似した手法を用いて第1タイプ穴があかないように
するが、この方法によると、前記補間が前記オブジェク
トの3D投影ではなく2次元(2D)投影で行われるた
め、歪みやアーティファクトが生じることがある。より
重要なのは、この方法では、第2タイプ穴が同じ方法で
取り扱われるしかないということである。[1]の方法
ではわずか6つの参照イメージ、すなわち、外接する立
方体の表面にオブジェクトを投影したイメージを用いる
ため、立方体のどの6面からも見えない点が存在する場
合など複雑な形態に適用される場合には深刻な制限をき
たしてしまう。
【0009】階層化した深度イメージ(Layered Depth
Image:LDI)[2]は第2タイプ穴に関連した問題を
回避するようデザインされたデータ構造である。LDI
はそのピクセルが参照イメージ平面のある固定された地
点に投影される全てのオブジェクト点を含むイメージで
ある。[1]の高速プレワーピングアルゴリズムはここ
でも適用される。しかし、第1タイプ穴に関する問題が
解決されずに残ってしまう。([10]において初めて
紹介された)スプラットは第1タイプ穴の問題を解決す
るために用いられる。スプラットは特定のカラー分布
(例えば、パッチの中央を中心とするガウス分布、又は
定数分布)が与えられた小さい2次元の直線状ないし楕
円形表面パッチである。LDI法の短所は、その表現方
式が特定の固定された方向への投影に基づくがゆえに生
じる非対称性にある。これにより、その固定された方向
と大幅に異なる観測方向に対する穴を埋めることが極め
て困難になる。
【0010】LDIツリー[3]は各オクツリーセル
(ノード)にLDIが付いているオクツリーである。階
層モデルを有する長所は、オクツリー内の全てのLDI
をレンダリングしなくても良いということである。より
遠くにあるセルはより高い階層のLDIに保存されたフ
ィルタリングされた点を用いることにより、やや粗くレ
ンダリングされる。このような表現方式は多くの参照イ
メージを用いることでLDIの非対称性を克服するため
に考案された。しかし、保存容量が極めて大きくなって
しまう難点がある。例えば、(36枚の参照イメージか
ら得られた)512×512のイメージに対するLDI
ツリーは[3]で報告されたように30メガバイトを占
め、この内半分はツリー構造自体のためのものである。
[3]で報告されたように、このオブジェクトはレンダ
リング時間も長く、(並列処理を用いない場合の)3
2,250MHz MIPS(R) R10000プロセッ
サを有するシリコングラフィックス(Silicon
Graphics(R)) Onyx(R)2でフレーム当り
2ないし3秒かかる。
【0011】イメージベースのデータをツリー構造に結
合するさらに他の方法が最近考案されたサーフェル法
[5]である。これはノードが1本のLDIツリーの代
わりに3つの直交平面に対応する3つのLDIを含む階
層化した深度立方体(LDC)である特定のツリー
[8]を取り扱う。81,000個の三角形を含む元の
モデルに対して、[5]で報告された結果が得られた。
256×256出力バッファーに対して秒当たり11フ
レーム(fps)のフレームレートがペンティアム(P
entium(R))III 700MHzプロセッサ上で
得られた。サーフェルは対応する深度ベクトルによりシ
フトされた参照イメージピクセルである。ツリー構造は
可視的な要素を決める計算の速度を速めるために用いら
れる。穴埋めは最隣接法(Nearest−Neigh
bor)、あるいはガウスフィルタリングにより得られ
る。スプラッティングはこの構造で実行される。生成イ
メージの高品質とひきかえに、データの量が増え、しか
も速度が限られる短所がある。
【0012】イメージベース手法であるよりは点ベース
の手法に近いものではあるが、最近導入されたキュース
プラット[4]の表現手法にも言及する必要がある。こ
のアプローチは重複されたボールに基づく階層的点構造
を用いる。レンダリング段階では、適切な大きさの楕円
形スプラットが用いられる。しかし、[4]では、多少
複雑で且つ相対的に時間がかかるトランケーテッドカリ
ング(truncated culling)が用いら
れた。なお、データ構造がより複雑であり、その処理に
多くの時間がかかる。
【0013】深度イメージの集合と同じ範囲のデータか
らオクツリー構造を有する3Dモデルを得るアイデア及
び具現方法が[1]〜[12]で開発された。[13]
はオクツリーを用いて原データからポリゴンモデルを構
成することを取り扱っている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上の全ての方法は3
D静止したイメージをベースとした表現に関連してい
る。動く3Dオブジェクトについて述べれば、今までこ
の問題に取り組み、提案されたイメージベース方法はほ
とんどないということを認識しなければならない。[1
4]では、ほぼ一定した3D表面形状に対する表面イメ
ージの修正に関するアイデアが展開されている。これは
動くオブジェクトの限られたクラスのみに適用可能であ
り、実際の3Dオブジェクトのアニメーションには適用
できない。[15]では、幾つかの写真に基づき複数の
視点から建築物のビューを再構成するビュー依存的テキ
スチャマッピングを用いて建築物映像がアニメーション
化されている。
【0015】従って、小さな保存容量で、高品質の出力
イメージを高速レンダリング可能で、且つ、アニメーシ
ョン目的に適したイメージベース表現が必要であるとい
うことが明らかである。
【0016】本発明が解決しようとする技術的課題は、
前述した先行技術の短所を縮減ないし解消した、保存に
要する領域が比較的小さくてすみ、高速で且つ高品質な
レンダリングを可能にする、深度イメージに基づく3D
オブジェクト表現を提供することである。
【0017】本発明が解決しようとする他の技術的課題
は、座標変換の高速計算、2進体積オクツリー(BV
O)の用いられた要素のオーダの自動的な決定、及び正
確に定義された大きさのスプラットの形成を可能にす
る、3Dオブジェクト表現及びレンダリングのための方
法及び装置を提供することである。
【0018】本発明が解決しようとするさらに他の技術
的課題は、高速で且つ正確なレンダリングを可能にす
る、動く3Dオブジェクトのコンパクトな表現のための
方法を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記技術的課題を達成す
るために、本発明に係る3Dオブジェクトの表現及びレ
ンダリングの方法は、オブジェクトの表面に属する点の
座標に対応する2進体積オクツリー(BVO)の各バー
テックスが属性として有する色が、前記BVOバーテッ
クスに対応する3次元イメージ要素であるボクセルを表
わす立方体の内部に座標を有するオブジェクト表面の点
の色の平均となるように、3次元オブジェクトの原デー
タをBVOフォーマットに変換する段階と、BVOリー
フに対応するボクセルの中心のローカル3次元座標を求
め、前記求められた3次元座標をボクセル中心の2次元
座標及び投影されたボクセルイメージの大きさの情報に
変換し、各々のBVOリーフに対し、色情報を用いて、
投影されたボクセルイメージ領域をカバーする対応する
スプラットを生成してディスプレーし、前記オクツリー
をルートバーテックスからリーフまで階層的にトラバー
スすることによって前記BVOをレンダリングし、前記
ディスプレーされた複数のスプラットにより3次元オブ
ジェクトを視覚化する段階を含むことを特徴とする。
【0020】3Dオブジェクトの原データは、深度イメ
ージの集合、ポリゴンモデルデータ、あるいは色を有す
る点の集合である。
【0021】また、オクツリーの階層的トラバースは、
見る人から最も遠いBVOボクセルから近いBVOボク
セルの順序に行われる。
【0022】変換過程において、計算上の複雑性を最小
化させるために、前記オクツリーのトラバース前に、前
記方法は、 を計算する段階を含み、3次元座標を2次元座標へと階
層的変換して得られた結果を用いるとともに、各BVO
バーテックスに対し、BVOルートからリーフまでの全
ての経路をトラバースしつつ を計算することによって、ローカル座標(x,y,z)
として特定される全てのBVOリーフに対する
【0023】前記技術的課題を達成するために、本発明
の3次元オブジェクトの表現及びレンダリング装置は、
3次元オブジェクトの原データを生じる3次元オブジェ
クト原データ生成手段と、前記3次元オブジェクト原デ
ータ生成手段と連結されて、オブジェクトの表面に属す
る点の座標に対応する2進体積オクツリー(BVO)の
各バーテックスが属性として有する色が、前記BVOバ
ーテックスに対応する3次元イメージ要素であるボクセ
ルを表わす立方体の内部に座標を有するオブジェクト表
面の点の色の平均となるように、3次元オブジェクト原
データをBVOフォーマットに変換する3次元オブジェ
クト原データ変換手段と、前記3次元オブジェクト原デ
ータ変換手段に連結されたBVOレンダリング手段とを
含むことを特徴とする。
【0024】前記3次元オブジェクト原データ生成手段
は、複数の点の3次元座標を出力する3次元実物スキャ
ナー、3次元オブジェクトポリゴンモデル生成手段、ま
たは深度イメージ生成手段である。
【0025】さらに、前記技術的課題を達成するため
に、3次元の動くオブジェクトの表現方法は、一連の3
次元オブジェクトに対し、3次元の動くオブジェクトに
対応する一連の2進体積オクツリー(BVO)を生成す
るために、オブジェクトの表面に属する点の座標に対応
するBVOの各バーテックスが属性として有する色が、
前記BVOバーテックスに対応する3次元イメージ要素
であるボクセルを表わす立方体の内部に座標を有するオ
ブジェクト表面の点の色の平均となるように、一連の3
次元オブジェクトの原データをそれぞれBVOフォーマ
ットに変換する段階を含むことを特徴とする。
【0026】この方法は、各立方体の表面に対して動く
オブジェクトのイメージに対応するビデオストリームを
取得してオクツリーバイトストリームを生成し、該オク
ツリーバイトストリームの各バイトはオクツリーバーテ
ックスに対応し、各バイトの各ビットは各々前記オクツ
リーバーテックスに対してサブツリーの存否を表示し、
6本のビデオストリーム及びオクツリーバイトストリー
ムは共に3次元の動くオブジェクトの表現を形成するオ
クツリーバイトストリームを生成するように、一連のB
VOの内各々のBVOをBVOルートバーテックスに対
応する立方体の表面に投影する段階をさらに含む。
【0027】好ましくは、前記6本のビデオストリーム
はMPEGビデオ圧縮フォーマットを用いてコンパクト
な形態で保存される。また、前記オクツリーバイトスト
リームは、好ましくは、エントロピー圧縮を用いて保存
される。
【0028】上述した表現方法により表現された3次元
の動くオブジェクトは、ビデオデータの圧縮を解凍し、
各BVOバーテックスの色を決めるために6本の参照イ
メージストリームをBVOに投影し、3次元の動くオブ
ジェクトを視覚化させるために色を有したBVOを投影
することによって、視覚化される。
【0029】また、本発明の別の側面としての、3次元
の動くオブジェクトを表現する方法は、(a)一連の3
次元オブジェクトに対して3次元の動くオブジェクトに
対応する一連の2進体積オクツリー(BVO)を生成す
るために、オブジェクトの表面に属する点の座標に対応
するBVOの各バーテックスが属性として有する色が、
前記BVOバーテックスに対応する3次元イメージ要素
であるボクセルを表わす立方体の内部に座標を有するオ
ブジェクト表面の点の色の平均となるように、一連の3
次元オブジェクトの原データをBVOフォーマットに変
換する段階と、(b)各立方体の表面に対して動くオブ
ジェクトのイメージに対応するビデオストリームを取得
してオクツリーバイトストリームを生成し、該オクツリ
ーバイトストリームの各バイトはオクツリーバーテック
スに対応し、各バイトの各ビットは各々前記オクツリー
バーテックスに対してサブツリーの存否を表示し、6本
のビデオストリーム及びオクツリーバイトストリームは
共に3次元の動くオブジェクトの表現を形成するオクツ
リーバイトストリームを生成するように、一連のBVO
の内各々のBVOをBVOルートバーテックスに対応す
る立方体の表面に投影する段階とを含むことを特徴とす
る。
【0030】前記6本のビデオストリームは、好ましく
は、MPEGビデオ圧縮フォーマットを用いてコンパク
トな形態で保存される。また、前記オクツリーバイトス
トリームは、好ましくは、エントロピー圧縮を用いて保
存される。
【0031】上述した3次元の動くオブジェクトを視覚
化する方法は、ビデオデータの圧縮を解凍し、各BVO
バーテックスの色を決めるために6本の参照イメージス
トリームをBVOに投影し、3次元の動くオブジェクト
を視覚化させるために色を有したBVOを投影する段階
を含む。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明は添付した図面と共に好ま
しい実施形態に関する次の詳細な説明を参照することに
より一層明確になる。
【0033】コンパクトなデータストリーム表現方式は
BVOの幾何学的構成要素及び色彩構成要素を分離し、
幾何学的構成要素の圧縮にはオクツリーの2進表現方式
を用い、色彩構成要素の圧縮には2Dイメージ圧縮アル
ゴリズムを用いることにより達成される。
【0034】図1に示すように、種々異なるタイプの原
データを用いて3Dオブジェクトを表現してレンダリン
グする装置は、複数の点の3D座標を出力する実物3D
スキャナー1やポリゴンモデル生成手段2や深度イメー
ジ生成手段3などの3Dオブジェクト原データ生成手段
と、3Dオブジェクト原データをBVOフォーマットに
変換する手段4とを含む。前記変換手段4は、3つの座
標(x,y,z)及びR,G,Bなど3つの色座標を含
む複数の6次元ベクトルを生成する手段5、及びBVO
構成手段6を含む。前記BVO構成手段6はイメージバ
ッファを含むBVO視覚化手段7、及び座標変換マトリ
ックス生成手段8と連結している。
【0035】図2は、2台の垂直カメラを用いた場合
に、現実の表面からどのように深度イメージが生成さ
れ、どのようにこれらが組合わせられてボクセルを生じ
るのかを示している。図2において、実物の表面の一部
9、第1カメラ(図示せず)により撮られた実物の表面
に近似した直四角形の深度イメージピクセルの離散値に
対応する投影10、第2カメラ(図示せず)により撮ら
れた表面9のサンプリングされた深度値11、2台のカ
メラによって撮られた表面の深度値の結合された値に対
応するボクセル12が示されている。
【0036】図3は、3Dの点とBVOの各種のスケー
ルレベルの対応図を示す(2Dビュー)。図3におい
て、3D座標を有した複数の点13、点13に対応する
BVO構造14、色情報を含みBVOノードに位置する
マークされたボクセル16を有するBVOのスケールレ
ベル15が示されている。図4は、BVO立方体17及
びこれを8つのサブ立方体18に分割したものを示す図
である。
【0037】図5(a)及び図5(b)は、単一階層レ
ベルにおいてBVOバーテックスのトラバース順序をい
かに定めているかを示すものである。図5(a)及び図
5(b)において、投影面19、投影方向20、BVO
バーテックスの内一つに対応し表面に平行な面22、2
3、24によって分割された立方体21、分析される立
方体の8つのサブ立方体各々のトラバース投影順序25
が示されている。
【0038】図6は、スプラットが時間及び空間上にい
かに投影されるか、及びスプラットの大きさを決める幾
何学的条件を示す。図6において、全体8×8 BVO
26、ボクセル16、スプラット27、垂直投影方向2
8、イメージバッファ29が示されている。
【0039】図7は、動くオブジェクトの幾何学的構造
変化に対応するBVOバイトストリームのシーケンス3
1及びビデオストリーム(各アニメーションフレームに
対する参照イメージのシーケンス)32を含むBVOア
ニメーションシーケンス30の構造を示す。
【0040】図8は、データストリームにより表現され
る動く3Dオブジェクトの視覚化過程の段階33〜段階
39を示すフローチャートである。
【0041】本発明において要求される3Dオブジェク
ト表現方法はBVOであり、これは現在用いられるほと
んどの3Dモデル表現から得られる。図1は、3Dスキ
ャナー1のデータ、手段2で生成されたポリゴンモデ
ル、手段3で生成された深度イメージの集合などの入力
表現を生成する従来の手段を示す。BVOを適用する主
な目的は、深度イメージの集合を入力表現として用いる
ことである。深度イメージによるモデル表現の長所は、
難しいモデリング過程の代わりに、実物モデルの写真か
ら直接、3Dモデルを生成可能であるという点である。
【0042】BVOを生成するために、前記手段1、
2、3の内一つにより提供された入力表現は3つの座標
(x,y,z)及び3つの色座標R、G、Bを成分とし
て有する複数の6次元ベクトルを生じる手段5の助けを
借りて中間表現に変換される。BVOを構成するため
に、高さnが指定されなければならず、ローカルBVO
座標においてBVO立方体のエッジ長はL=2nとな
る。中間表現は下記のような方式により手段5によって
生成される。
【0043】ポリゴンモデルについて:移動及びスケー
ル(大きさ)変換によって、モデルポリゴンの全てのバ
ーテックスは、一つのバーテックスが座標系の原点に位
置し反対側のバーテックスが座標(L,L,L)を有す
る点に位置する立方体の内部に配置されるように生成さ
れる。ポリゴンの部分分割法により、全てのポリゴンの
二つの隣接したバーテックス間の距離は1より大きくな
らないようにする。原ポリゴンモデルのテクスチャ及び
テクスチャ座標を用い、ポリゴンの各バーテックスに色
が属性として与えられる。
【0044】深度イメージについて:深度イメージは、
イメージの共通座標系に再計算された後、ピクセルに対
応する長方形の線形的な大きさが1を超えず、全ての長
方形がBVO立方体に取り囲まれた空間内に位置するよ
うに、スケール(大きさ)が調節されて移動する。共通
座標系への再計算のために、イメージを得るためのカメ
ラの位置情報及びイメージのピクセルに対応する深度値
が用いられる。これにより、色座標及びイメージに共通
する座標を有する複数の点が得られる。各点の色座標は
元のスケール調節されたイメージのピクセルの色に対応
する。
【0045】3Dモデルスキャニングデータについて:
スキャニングされたモデルの全ての点は、移動及びスケ
ール変換によって、一つのバーテックスが座標系の原点
に位置し反対側のバーテックスが座標(L,L,L)に
位置するBVO立方体の内部領域に位置するように生成
される。座標(x,y,z)がBVO立方体に含まれた
複数点{x,y,z,R,G,B}の形を有する中間表
現を得た後、手段6は、図3に示すBVOを構成する。
立方体17はルートバーテックスの次の階層レベルにあ
るバーテックスに対応して8つのサブ立方体18に階層
的に分割され(図4)、第1スケールレベルのBVOが
得られる。BVOは高さが増加した一連のスケールレベ
ル(図3の15)として考えることができ、ここで、低
いツリーの使用によって、必ずしもより高いツリーを有
した全てのアルゴリズムに用いて処理することが必要と
なるわけではない。後述する過程において、BVOサブ
ツリーはこのサブツリーに対応する立方体が少なくとも
一つの点13を含む場合に限って保存され、逆に、BV
Oサブツリーが保存される時に限ってこのサブツリーに
対応する立方体が少なくても一つの点13を含む。BV
O構造14は複数の点13から得られる。(単に最後の
ものだけではなく)全てのBVOバーテックスに対して
色が属性として与えられる。各バーテックスに属性とし
て与えられる色は、このバーテックスに対応する立方体
に属する点の色の平均値となる。
【0046】BVOレンダリング手段7は手段8により
指定された3D座標システム変換を用いて座標変換4×
4マトリックスTを生成する。変換により生成された座
標はBVOに対する相対的な視点の位置を指定する。
【0047】レンダリングを行うために、BVOのルー
トバーテックスからツリーのリーフまで全てのバーテッ
クスをトラバースさせなければならない。リーフをトラ
バースする間に、スプラットと呼ばれる特定パターンが
イメージバッファ29に保存される。図6に示すよう
に、分析されるバーテックスのスプラット27は分析さ
れるバーテックスに対応する投影立方体26の領域をカ
バーしなければならない。スプラットの色は分析される
BVOバーテックスの色に対応しなければならない。ス
プラットは、イメージバッファへの高速保存が可能な形
状が選択されるが、それは一般的には正方形または円形
である。スプラット27中心の座標はこのバーテックス
に対応する投影立方体26の中心の座標に対応しなけれ
ばならない。
【0048】視点に対する立方体の相対的な位置を考慮
した正確なBVOレンダリングを提供するために、レン
ダリング過程において、イメージバッファの各点におい
て最後に投影されたスプラットはイメージバッファ中の
分析された点に対して先に投影された他のスプラットよ
りも観視者に近いところに位置するように注意を払わな
ければならない。BVOレンダリングの速度は立方体中
心に対応する点の座標タイプ変換の速度に実質的に依存
する。ハードウェアグラフィック加速器において、前述
した問題は、ハードウェアz−バッファによって正確な
レンダリングを提供し、ハードウェアの助けを借りてマ
トリックス乗法を加速して立方体中心点の変換を計算す
ることにより解決できる。
【0049】特別のグラフィック加速器を採用しないB
VOレンダリング方法は、BVOトラバースの正しい順
序を取り決める方法及び立方体中心座標の高速階層的座
標タイプ変換方法を伴う。本発明によるBVOのトラバ
ース順序の使用はz−バッファに依存せずに正しいスプ
ラットの投影を可能にする。
【0050】スプラットの正しい投影を可能ならしめる
BVOのトラバース順序を決定する方法は、各BVOバ
ーテックスに対してそのルートバーテックスがこのバー
テックスから由来するサブツリーのトラバース順序を決
定することに基づく。図5に示すように、分析されるB
VOバーテックスに対応する立方体21のバーテックス
のトラバース順序を決定するために、立方体21を、3
種の可能な方法をすべて用いて、平面により二つの同じ
平行六面体に分割する。図5(a)及び図5(b)にお
いて、平面は線22、23、24で示されている。各部
分に対する正しい投影順序の決定は、平行六面体の共通
面22,23の法線と投影方向19との間の角の方向を
決定することにより行われる。この動作を行った後に
は、分析される立方体21の8つのサブ立方体の各々を
トラバースする順序25が3つの場合のいずれからも得
られる。
【0051】前記立方体投影の順序を決定する過程は、
後述するBVOのトラバース順序の決定及び高速階層的
変換を含む全体レンダリング過程によって再帰的に行わ
れる: a.視点の変化ごとに前処理を行う。 b.ルートバーテックスを現在のバーテックスとする。 c.現在のバーテックスに対応する8つのサブ立方体を
いずれも投影する正しい順序を決定する。垂直投影にお
いては、全てのノードは対応するルートバーテックスの
立方体分割部分からこの順序を引き継ぐ。 d.現在バーテックスの全てのサブ立方体に対して下記
の処理を行う: 1)このバーテックスに対して必要な、立方体中心座標
の変換を計算する。 2)現在バーテックスがツリーのリーフであれば、前述
の図6において説明した通り、スプラットを投影する。 3)現在バーテックスがツリーのリーフではなければ、
このサブ立方体に対応するバーテックスを現在バーテッ
クスとして定め、b段階に戻る。
【0052】a段階及びd1段階の演算は下記の手順に
より行われる。Tは4×4変換マトリックスを表示す
る。この変換は4次元空間における線形的な変換を表わ
す。BVO高さをnとし、ボクセルのローカル法線座標
をvとする。ボクセル座標が標準的な暗黙的2進形態
(各バイトがルートバーテックスを含む内部オクツリー
バーテックスに対応し、バイトの各ビットは各々このオ
クツリーバーテックスの存否を表わす、BVOフォーマ
ットの標準的な2進レコード)として保存されており、
ノード座標を下記式(1)のように表わすとする。
【0053】
【数1】
【0054】これにより、好ましいバーテックス座標の
変換は、次式(2)の形態を有する。
【0055】
【数2】
【0056】
【0057】
【数3】
【0058】固定されたTに対し、前記式(3)の各成
分は前処理段階aで、次式(4)によって計算される。
【0059】
【数4】
【0060】前記式はn×8テーブルに保存され、変換
は全てのバーテックスに対して単にテーブル参照及び足
し算を行って前記式(3)を計算することにより行われ
る。その結果、ルートバーテックスからリーフまでの全
ての経路を通れば、(x,y,z)座標として特定され
る各BVOに対し、値Tvを求めることができる。
【0061】
【数5】
【0062】前記座標変換方法はオクツリーの全てのリ
ーフに対して直接的にマトリックス掛け算を行うことに
比べて計算能力面で10倍以上の向上が得られる。
【0063】前述したBVO多重スケール法は、その性
質上、BVOにより表現される3Dモデルの所望のディ
テールレベル及びモデルにおいて、観視者までの距離に
比例して特定の多重スケールレベルを直接的に選択可能
にするという点は特記される。
【0064】動く3Dオブジェクトの表現方法は、下記
の手順で実施される。一連の3Dオブジェクトにおける
各3Dオブジェクトの原データがBVOフォーマットに
変換される。各3Dアニメーションフレームに対し、オ
ブジェクトの立方体面に対する投影に対応する6枚の深
度イメージが生成される。これにより、ビデオストリー
ムが、各立方体面毎に1本ずつ生成され、各フレーム毎
に6つの深度マップが生成される。各フレームに対し、
前述したように、BVOフォーマットがバイトストリー
ムの形で生成される。ビデオストリームはMPEG−2
など、効率良い圧縮方法の助けを借りて圧縮される。図
8に示すように、BVOアニメーションシーケンス30
は、動くオブジェクトの幾何学的構造変化に対応するバ
イトストリームのシーケンス31、及び前述した6本の
ビデオストリーム(アニメーションの各フレームの参照
イメージのシーケンス)32を含む。
【0065】動く3Dオブジェクトの視覚化方法を、図
8のフローチャートに示す。6枚の参照イメージのデー
タ及び前述のように生成されたバイトストリームのデー
タがアニメーションシーケンスから抽出される(第33
段階)。6枚のイメージの圧縮を解凍し、BVO構造が
生成される(第34段階)。各BVOバーテックスの色
を決定するために、得られた6本の参照イメージストリ
ームがBVO上に投影される(第35段階)。圧縮解凍
されたBVOを視覚化させるかどうかを決める(第36
段階)。もし、視覚化させるのであれば、動くオブジェ
クトフレームに対応するBVOが視覚化される(第37
段階)。次のフレームを読み出すか否かを決める(第3
8段階)。読み出す場合には、第33段階に戻り、読み
出さないのであれば、第39段階に進んで、ビューポイ
ント(視点)が変化すれば視覚化段階(第37段階)へ
戻る。
【0066】実験によれば、本発明に係る方法により得
られた単一BVOフォーマットフレームは最近の先行技
術である垂直LDIフォーマットに比べて4ないし10
倍ほど小さい。BVOレンダリング速度は、256×2
56の解像度を有する参照イメージ及び出力イメージに
対し、パンティアムセラーロン500MHzコンピュー
タ(ハードウェアに基づく加速を用いない場合、固定ス
ケールレベルにおいて)約20fpsであり、これもま
たハードウェアに基づく加速によらない場合の先行技術
の方法におけるレンダリング速度よりも2ないし3倍ほ
ど速い。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る3Dの
静止したオブジェクト及び動くオブジェクトの階層的イ
メージベース表現及びレンダリング方法及び装置によれ
ば、BVOの幾何学的構成要素と色彩構成要素とを分離
することにより、深度イメージに基づくと共に、相対的
に小さい貯蔵領域を要し、しかも高速で高品質のレンダ
リングが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】各種のタイプの原データを用いた3Dオブジェ
クト表現及びレンダリング装置の機能的概念図である。
【図2】垂直カメラから得られた一対の深度イメージか
らBVOを生成する例を示す概念図である。
【図3】3Dポイントと各種のBVO階層レベルとの間
の2D対応図である。
【図4】BVO立方体及びこれを8つのサブ立方体に分
割したものを示す概念図である。
【図5】(a)及び(b)は、一つの階層レベルにおい
て、BVOバーテックスをトラバースする順序の決定を
示す2D及び3D概念図である。
【図6】スプラットを時間及び空間上に投影する過程及
びスプラットの大きさを決定する幾何学的条件を示す概
念図である。
【図7】動く3Dオブジェクトを示すデータストリーム
の構造ブロック図である。
【図8】データストリームにより表現される動く3Dオ
ブジェクトの視覚化過程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
4 3Dオブジェクト原データをBVOフォーマット
に変換する手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アレクサンダー オレゴヴィッチ ジルコ フ ロシア連邦、モスクワ 117335、アルキテ クトラ ヴラソヴァ 11−4、16 Fターム(参考) 5B050 AA08 BA08 BA09 BA18 CA07 EA24 EA27 EA28 EA29 FA02 FA05 5B080 AA13 AA17 BA05 FA02 GA02 GA11

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元オブジェクトの表現及びレンダリ
    ングの方法において、 (a)オブジェクトの表面に属する点の座標に対応する
    2進体積オクツリー(BVO)の各バーテックスが属性
    として有する色が、前記BVOバーテックスに対応する
    3次元イメージ要素であるボクセルを表わす立方体の内
    部に座標を有するオブジェクト表面の点の色の平均とな
    るように、3次元オブジェクトの原データをBVOフォ
    ーマットに変換する段階と、 (b)BVOリーフに対応するボクセルの中心のローカ
    ル3次元座標を求め、前記求められた3次元座標をボク
    セル中心の2次元座標及び投影されたボクセルイメージ
    の大きさの情報に変換し、各々のBVOリーフに対し、
    色情報を用いて、投影されたボクセルイメージ領域をカ
    バーする対応するスプラットを生成してディスプレー
    し、前記オクツリーをルートバーテックスからリーフま
    で階層的にトラバースすることによって前記BVOをレ
    ンダリングし、前記ディスプレーされた複数のスプラッ
    トにより3次元オブジェクトを視覚化する段階を含むこ
    とを特徴とする3次元オブジェクトの表現及びレンダリ
    ングの方法。
  2. 【請求項2】 前記3次元オブジェクトの原データは、
    深度イメージの集合、ポリゴンモデルデータ、あるいは
    色を有する点の集合であることを特徴とする請求項1に
    記載の3次元オブジェクトの表現及びレンダリング方
    法。
  3. 【請求項3】 前記オクツリーの階層的トラバースは、
    見る人から最も遠いBVOボクセルから近いBVOボク
    セルの順序に行われることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の3次元オブジェクトの表現及びレンダリング方
    法。
  4. 【請求項4】 前記オクツリーのトラバース前に、前記
    方法は、 を計算し、3次元座標を2次元座標へと階層的変換して
    得られた結果を用いるとともに、各BVOバーテックス
    に対し、BVOルートからリーフまでの全ての経路をト
    ラバースしつつ を計算することによって、ローカル座標(x,y,z)
    として特定される全てのBVOリーフに対する を計算する段階を含むことを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれか一項に記載の3次元オブジェクトの表現及
    びレンダリング方法。
  5. 【請求項5】 3次元オブジェクトの表現及びレンダリ
    ング装置において、 3次元オブジェクトの原データを生じる3次元オブジェ
    クト原データ生成手段と、 前記3次元オブジェクト原データ生成手段と連結され
    て、オブジェクトの表面に属する点の座標に対応する2
    進体積オクツリー(BVO)の各バーテックスが属性と
    して有する色が、前記BVOバーテックスに対応する3
    次元イメージ要素であるボクセルを表わす立方体の内部
    に座標を有するオブジェクト表面の点の色の平均となる
    ように、3次元オブジェクト原データをBVOフォーマ
    ットに変換する3次元オブジェクト原データ変換手段
    と、 前記3次元オブジェクト原データ変換手段に連結された
    BVOレンダリング手段とを含むことを特徴とする3次
    元オブジェクトの表現及びレンダリング装置。
  6. 【請求項6】 前記3次元オブジェクト原データ生成手
    段は、複数の点の3次元座標を出力する3次元実物スキ
    ャナーであることを特徴とする請求項5に記載の3次元
    オブジェクトの表現及びレンダリング装置。
  7. 【請求項7】 前記3次元オブジェクト原データ生成手
    段は、3次元オブジェクトポリゴンモデル生成手段であ
    ることを特徴とする請求項5に記載の3次元オブジェク
    トの表現及びレンダリング装置。
  8. 【請求項8】 前記3次元オブジェクト原データ生成手
    段は、深度イメージ生成手段であることを特徴とする請
    求項5に記載の3次元オブジェクトの表現及びレンダリ
    ング装置。
  9. 【請求項9】 3次元の動くオブジェクトの表現方法に
    おいて、 (a)一連の3次元オブジェクトに対し、3次元の動く
    オブジェクトに対応する一連の2進体積オクツリー(B
    VO)を生成するために、オブジェクトの表面に属する
    点の座標に対応するBVOの各バーテックスが属性とし
    て有する色が、前記BVOバーテックスに対応する3次
    元イメージ要素であるボクセルを表わす立方体の内部に
    座標を有するオブジェクト表面の点の色の平均となるよ
    うに、一連の3次元オブジェクトの原データをそれぞれ
    BVOフォーマットに変換する段階を含むことを特徴と
    する3次元の動くオブジェクトの表現方法。
  10. 【請求項10】 (b)各立方体の表面に対して動くオ
    ブジェクトのイメージに対応するビデオストリームを取
    得してオクツリーバイトストリームを生成し、該オクツ
    リーバイトストリームの各バイトはオクツリーバーテッ
    クスに対応し、各バイトの各ビットは各々前記オクツリ
    ーバーテックスに対してサブツリーの存否を表示し、6
    本のビデオストリーム及びオクツリーバイトストリーム
    は共に3次元の動くオブジェクトの表現を形成するオク
    ツリーバイトストリームを生成するように、一連のBV
    Oの内各々のBVOをBVOルートバーテックスに対応
    する立方体の表面に投影する段階をさらに含むことを特
    徴とする請求項9に記載の3次元の動くオブジェクトの
    表現方法。
  11. 【請求項11】 (c)前記6本のビデオストリームを
    MPEGビデオ圧縮フォーマットを用いてコンパクトな
    形態で保存し、前記オクツリーバイトストリームをエン
    トロピー圧縮を用いて保存する段階をさらに含むことを
    特徴とする請求項10に記載の3次元の動くオブジェク
    トの表現方法。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11に記載の方法によ
    り表現された3次元の動くオブジェクトを視覚化させる
    方法において、 ビデオデータの圧縮を解凍し、各BVOバーテックスの
    色を決めるために6本の参照イメージストリームをBV
    Oに投影し、3次元の動くオブジェクトを視覚化させる
    ために色を有したBVOを投影する段階を含むことを特
    徴とする3次元の動くオブジェクトを視覚化させる方
    法。
  13. 【請求項13】 3次元の動くオブジェクトを表現する
    方法において、 (a)一連の3次元オブジェクトに対して3次元の動く
    オブジェクトに対応する一連の2進体積オクツリー(B
    VO)を生成するために、オブジェクトの表面に属する
    点の座標に対応するBVOの各バーテックスが属性とし
    て有する色が、前記BVOバーテックスに対応する3次
    元イメージ要素であるボクセルを表わす立方体の内部に
    座標を有するオブジェクト表面の点の色の平均となるよ
    うに、一連の3次元オブジェクトの原データをBVOフ
    ォーマットに変換する段階と、 (b)各立方体の表面に対して動くオブジェクトのイメ
    ージに対応するビデオストリームを取得してオクツリー
    バイトストリームを生成し、該オクツリーバイトストリ
    ームの各バイトはオクツリーバーテックスに対応し、各
    バイトの各ビットは各々前記オクツリーバーテックスに
    対してサブツリーの存否を表示し、6本のビデオストリ
    ーム及びオクツリーバイトストリームは共に3次元の動
    くオブジェクトの表現を形成するオクツリーバイトスト
    リームを生成するように、一連のBVOの内各々のBV
    OをBVOルートバーテックスに対応する立方体の表面
    に投影する段階とを含むことを特徴とする3次元の動く
    オブジェクトを表現する方法。
  14. 【請求項14】 前記6本のビデオストリームをMPE
    Gビデオ圧縮フォーマットを用いてコンパクトな形態で
    保存し、前記オクツリーバイトストリームをエントロピ
    ー圧縮を用いて保存する段階をさらに含むことを特徴と
    する請求項13に記載の3次元の動くオブジェクトを表
    現する方法。
  15. 【請求項15】 請求項13又は14に記載の方法によ
    り表現された3次元の動くオブジェクトを視覚化する方
    法において、 ビデオデータの圧縮を解凍し、各BVOバーテックスの
    色を決めるために6本の参照イメージストリームをBV
    Oに投影し、3次元の動くオブジェクトを視覚化させる
    ために色を有したBVOを投影する段階を含むことを特
    徴とする3次元の動くオブジェクトを視覚化させる方
    法。
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