JP2003076944A - カード誤挿入防止装置 - Google Patents

カード誤挿入防止装置

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JP2003076944A
JP2003076944A JP2001265719A JP2001265719A JP2003076944A JP 2003076944 A JP2003076944 A JP 2003076944A JP 2001265719 A JP2001265719 A JP 2001265719A JP 2001265719 A JP2001265719 A JP 2001265719A JP 2003076944 A JP2003076944 A JP 2003076944A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、カード11の挿入方向の端部の
幅および厚みの両方についてカード11の誤挿入を防止で
きるカード誤挿入防止装置21を提供する。 【解決手段】 本体部22は、挿入方向の端部が正規の幅
および厚みに設けられたカード11が挿入されるカード挿
入部24を有する。本体部22に、正規の幅のカード11の挿
入を許容し、正規の幅より狭いカードの挿入を規制する
幅規制部29を一体に形成する。本体部22に、正規の厚み
のカード11の挿入を許容し、正規の厚みより薄いカード
の挿入を規制する厚み規制部39を一体に形成する。これ
ら幅規制部29と厚み規制部39との一体構造で、カード11
の挿入方向の端部の幅および厚みの両方についてカード
11の誤挿入を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、挿入方向の端部が
正規の幅および厚みに設けられたカードの挿入を許容す
るとともにこのカードと異なる幅および厚みのカードの
誤挿入を防止するカード誤挿入防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ICカードやメモリカー
ドなどのカードを、コネクタハウジングのカード挿入口
に挿入し、コネクタハウジング側に配設されているコネ
クタピンに接続して使用するカード接続装置を有する機
器では、カードの誤挿入によるコネクタピンの損傷など
を防止するために、異なる種類のカードの挿入や正規の
カードでも挿入方向が誤っている場合の挿入を阻止する
カード誤挿入防止装置を備えているものがある。
【0003】例えば、特開平4−111192号公報に
記載されているように、コネクタハウジングのカード挿
入口の幅方向の両側に、カード挿入口を開閉する蓋を閉
鎖状態で係止するストッパを配設しており、正規の幅の
カードが挿入されたときには、両側のストッパが共に押
動されることで蓋の係止が解除されてカード挿入口への
カードの挿入を許容し、また、正規の幅より狭い幅のカ
ードが挿入されたときには、カードで一方のストッパが
押動されても他方のストッパは押動されないために蓋を
閉鎖状態に保ち、挿入方向の端部の幅が異なるカードの
挿入を防止している。
【0004】また、特開平11−39435号公報に記
載されているように、カード挿入口に挿入されるカード
を厚み方向から挟み込んで厚みを検出する一対の挟込
部、これら各挟込部に連動する一対の厚み検出レバー、
およびこれら各厚み検出レバーに一体に形成された一対
のシャッタを有しており、正規の厚みのカードが挿入さ
れたときには、カードの厚みに対応して一対の挟込部間
が開き、厚み検出レバーを介してシャッタが開いてカー
ドの挿入を許容し、また、正規の厚みより薄いカードが
挿入されたときには、一対の挟込部間が開かず、シャッ
タが閉じた状態を保ち、厚みの薄いカードの挿入を防止
している。
【0005】また、特開平2−127093号公報また
は特開平10−187896号公報に記載されているよ
うに、カードの正規挿入側の1つのコーナ部をカットし
たカード形状のものにおいて、コネクタハウジング側
に、そのコーナ部に連動する逆挿入防止ストッパ機構を
有しており、正規の挿入方向でカードが挿入されたとき
には、逆挿入防止ストッパ機構が逃げてカードの挿入を
許容し、また、正規と異なる挿入方向でカードが挿入さ
れたときには、逆挿入防止ストッパ機構でカードの挿入
を防止している。
【0006】実開昭64−23762号公報に記載され
ているように、カードの幅方向の両側面に左右上下非対
称の凹部または凸部を設け、コネクハウジングのカード
挿入口の両側面にカードに対応する凸または凹を設ける
ことにより、カードの表裏面の逆挿入を防止している。
【0007】また、特開平2−260379号公報に記
載されているように、コネクタハウジングにカードを厚
み方向の一方に押圧して案内する圧着ばね部を一体に形
成し、厚みの異なる複数種類のカードに対応可能にして
いる。また、カードの幅方向の両側面に左右上下非対称
の凹溝を設け、コネクタハウジングのカード挿入口の両
側面にカードに対応する凸部を設けることにより、カー
ドの表裏面の逆挿入を防止している。
【0008】そして、これら各公報に記載されたカード
誤挿入防止装置では、基本的に、直方体形状のカードの
短辺側を挿入方向とする場合のカード誤挿入防止に対応
した構成が記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−111192号公報に記載のカード誤挿入防止装置
では、挿入方向の端部の幅が狭いカードの誤挿入を防止
できるが、正規のカードと幅が同じでも厚みが異なるカ
ードは挿入できてしまう。
【0010】また、特開平11−39435号公報に記
載のカード誤挿入防止装置では、厚みが薄いカードの挿
入を防止できるが、正規のカードと厚みが同じでも幅が
異なるカードは挿入できてしまう。
【0011】また、特開平2−127093号公報また
は特開平10−187896号公報に記載のカード誤挿
入防止装置では、カードの逆挿入を防止できるが、1つ
のコーナ部がカットされた形状のカードであれば幅およ
び厚みの異なっていても挿入できてしまう。同様に、実
開昭64−23762号公報または特開平2−2603
79号公報に記載のカード誤挿入防止装置では、カード
の逆挿入を防止できるが、幅および厚みの異なるカード
が挿入できてしまう。
【0012】このように、従来のカード誤挿入防止装置
では、カードの挿入方向の端部の幅および厚みの両方に
ついてのカードの誤挿入の防止が十分でなく、カードが
誤挿入された場合に、正常に接続使用できないのはもち
ろん、カードやコネクタピンを損傷させてしまう問題が
ある。
【0013】また、カードの挿入方向の端部の幅および
厚みの両方についてカードの誤挿入を防止するために、
特開平4−111192号公報に記載のカード誤挿入防
止装置の構成と、特開平11−39435号公報に記載
のカード誤挿入防止装置の構成との両方を採用すること
が考えられるが、これでは、部品点数が増加し、構造が
複雑になる問題がある。
【0014】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、簡単な構成で、カードの挿入方向の端部の幅およ
び厚みの両方についてカードの誤挿入を防止できるカー
ド誤挿入防止装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のカード誤
挿入防止装置は、挿入方向の端部が正規の幅および厚み
に設けられたカードがカード挿入口を通じて所定の挿入
位置まで挿入されるカード挿入部を有する本体部と、こ
の本体部に一体に形成され、正規の幅のカードが前記カ
ード挿入口へ挿入されるのを許容するとともに、正規の
幅より狭いカードがカード挿入口へ挿入されるのを規制
する幅規制部と、前記本体部に一体に形成され、正規の
厚みのカードが前記カード挿入部の所定の挿入位置へ挿
入されるのを許容するとともに、正規の厚みより薄いカ
ードがカード挿入部の所定の挿入位置へ挿入されるのを
規制する厚み規制部とを具備しているものである。
【0016】そして、この構成では、正規の幅および厚
みのカードが挿入されたときに、幅規制部および厚み規
制部はそのカードが所定の挿入位置へ挿入されるのを許
容する。また、正規の幅より狭いカードが挿入されたと
きに幅規制部はそのカードが挿入されるのを規制し、正
規の厚みより薄いカードが挿入されたときに厚み規制部
はそのカードが所定の挿入位置へ挿入されるのを規制す
る。したがって、挿入方向の端部が正規の幅および厚み
に設けられたカードがカード挿入口を通じて所定の挿入
位置まで挿入されるカード挿入部を有する本体部に、正
規の幅より狭いカードがカード挿入口へ挿入されるのを
規制する幅規制部と、正規の厚みより薄い厚みのカード
がカード挿入部の正規の挿入位置へ挿入されるのを規制
する厚み規制部とを一体に形成することにより、簡単な
構成で、カードの挿入方向の端部の幅および厚みの両方
についてカードの誤挿入を防止する。
【0017】請求項2記載のカード誤挿入防止装置は、
請求項1記載のカード誤挿入防止装置において、幅規制
部は、カード挿入口の幅方向の両側部でそれぞれ独立し
て本体部に一体に形成され、カード挿入口内に進入する
方向に弾性を有するとともに、カード挿入口へ挿入され
るカードで押動されたときにカード挿入口の外側へ退避
される両側の幅規制用当接部と、これら各幅規制用当接
部にそれぞれ隣接して本体部に一体に形成され、各幅規
制用当接部と一体にカード挿入口内に進入してカードの
挿入を規制する挿入規制位置とカード挿入口の外側に退
避してカードの挿入を許容する挿入許容位置との間で移
動される両側の幅規制用ストッパ部とを備えているもの
である。
【0018】そして、この構成では、カード挿入口へ挿
入される正規の幅のカードでカード挿入口の両側の幅規
制用当接部が押動されたときに、各幅規制用当接部がカ
ード挿入口の外側へ退避するとともに、各幅規制用当接
部と一体に各幅規制用ストッパ部がカード挿入口の外側
に退避して、正規の幅のカードの挿入を許容する。ま
た、カード挿入口へ挿入されるカードの幅が正規の幅よ
り狭く、両側の幅規制用当接部のうちいずれか一方が押
動されても他方がカード挿入口内に進入する状態にあれ
ば、その幅規制用当接部と一体に幅規制用ストッパ部が
カード挿入口内に進入する状態にあって、幅の狭いカー
ドの誤挿入を規制する。
【0019】請求項3記載のカード誤挿入防止装置は、
請求項2記載のカード誤挿入防止装置において、各幅規
制用当接部および各幅規制用ストッパ部は、カード挿入
口の厚み方向の両側からカード挿入口内に進退可能と
し、各幅規制用ストッパ部は、カード挿入口で両側の幅
規制用当接部間の幅方向の略全域にそれぞれ配置されて
いるとともにカード挿入口の挿入方向の前後に並んで配
置されているものである。
【0020】そして、この構成では、幅規制用ストッパ
部のいずれか一方が開放されても、他方の幅規制用スト
ッパ部がカード挿入口の幅方向の略全域を閉鎖し、幅の
狭いカードの誤挿入を規制する。
【0021】請求項4記載のカード誤挿入防止装置は、
請求項2記載のカード誤挿入防止装置において、各幅規
制用ストッパ部は、カード挿入口の幅方向の両側域に分
割してそれぞれ配置されているものである。
【0022】そして、この構成では、各幅規制用ストッ
パ部をカード挿入口の幅方向の両側域に分割してそれぞ
れ配置するだけとし、構成を簡単にする。
【0023】請求項5記載のカード誤挿入防止装置は、
請求項2記載のカード誤挿入防止装置において、カード
挿入口の厚み方向の一側から他側へ傾斜する傾斜部がカ
ード挿入口の幅方向の両側部でそれぞれ独立して本体部
に一体に形成され、これら各傾斜部の先端側に幅規制用
当接部および幅規制用ストッパ部が一体に形成されてい
るとともに、カード挿入口の厚み方向の一側に隔離部材
が配設され、この隔離部材とカード挿入口に挿入される
正規のカードとの間に、カード挿入口の厚み方向の一側
へ退避される幅規制用当接部および傾斜部を弾性変形さ
せて厚み方向に圧縮した状態に収容するものである。
【0024】そして、この構成では、カード挿入口に正
規のカードを挿入した際、このカードと隔離部材との間
に、カード挿入口の厚み方向の一側へ退避する幅規制用
当接部および傾斜部を弾性変形させて厚み方向に圧縮し
た状態すなわち厚み方向の寸法が小さくなる状態に収容
し、カード挿入口の厚み方向の一側への幅規制部の突出
量が少なく、幅規制部の動作に必要とするスペースが低
減される。
【0025】請求項6記載のカード誤挿入防止装置は、
請求項2ないし5いずれか記載のカード誤挿入防止装置
において、各幅規制用ストッパ部は、一体に形成される
幅規制用当接部に近い側より遠い側がカード挿入口の奥
側に傾斜されているものである。
【0026】そして、この構成では、カード挿入口に挿
入されるカードが幅規制用ストッパ部より必ず先に幅規
制用当接部に当接し、正規のカードの挿入動作を確実に
する。
【0027】請求項7記載のカード誤挿入防止装置は、
請求項1ないし6いずれか記載のカード誤挿入防止装置
において、カードは幅方向の両側部に切欠部を有し、厚
み規制部は、カードの正規の厚みより薄くかつカード挿
入部の両側部でカードの切欠部に対応する位置にそれぞ
れ独立して本体部に一体に形成され、カード挿入部内に
進入する方向に弾性を有するとともに、カード挿入部に
挿入されるカードで押動されたときにカード挿入部の外
側へ退避される両側の厚み規制用当接部と、これら各厚
み規制用当接部にそれぞれ一体に形成され、厚み規制用
当接部と一体にカード挿入部内に進入してカードの挿入
を規制する挿入規制位置とカード挿入部の外側に退避し
てカードの挿入を許容する挿入許容位置との間で移動さ
れる両側の厚み規制用ストッパ部と、これら各厚み規制
用ストッパ部にそれぞれ一体に形成され、カードの挿入
により厚み規制用当接部を介して厚み規制用ストッパ部
が挿入許容位置へ退避された状態において、切欠部を通
じて正規の厚みのカードがカード挿入部の所定の挿入位
置へ挿入されるのを許容するとともに、正規の厚みより
薄いカードがカード挿入部の所定の挿入位置へ挿入され
るのを規制する突部とを備えているものである。
【0028】そして、この構成では、カード挿入部へ挿
入される正規の厚みのカードでカード挿入部の両側の厚
み規制用当接部が押動されたときに、各厚み規制用当接
部およびこれら各厚み規制用当接部と一体に各厚み規制
用ストッパ部がカード挿入部の外側へ退避してカードの
挿入を許容するとともに、各厚み規制用ストッパ部と一
体の突部がカードの両側の切欠部を通じて正規の厚みの
カードがカード挿入部の所定の挿入位置へ挿入されるの
を許容する。また、カード挿入部ヘ挿入されるカードの
厚みが正規の厚みより薄く、カード挿入部の両側の厚み
規制用当接部のうちのいずれか一方でも押動されなけれ
ば、押動されない厚み規制用当接部と一体の厚み規制用
ストッパ部でカードが所定の挿入位置へ挿入されるのを
確実に規制する。さらに、厚みが正規の厚みより薄いカ
ードでかつ両側に切欠部がないカードにより、カード挿
入部の両側の厚み規制用当接部の両方が押動された場合
でも、各厚み規制用ストッパ部と一体の突部でそのカー
ドが所定の挿入位置へ挿入されるのを確実に規制する。
【0029】請求項8記載のカード誤挿入防止装置は、
請求項7記載のカード誤挿入防止装置において、カード
の両側の切欠部は、厚み方向の幅がそれぞれ異なって形
成され、両側の突部は、前記カードの対応する側の切欠
部内へ進入可能に厚み方向の幅が異なって形成されてい
るものである。
【0030】そして、この構成では、カードの両側の切
欠部の厚み方向の幅と両側の突部の厚み方向の幅とを異
ならせることにより、カードの表裏面の逆挿入を防止す
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0032】図1ないし図15にカード誤挿入防止装置
の第1の実施の形態を示す。
【0033】図15には正規のカードを示し、このカー
ド11は、例えばICカードまたはメモリカードであり、
内部にICやメモリを内蔵した直方体形状のカード本体
12を有し、最も広い面の一方を表面の面12aとした場
合、この表面の面12a、正面の面12b、背面の面12c、左
側面の面12d、右側面の面12e、裏面の面12fの6面で構
成されている。カード11の面12cが位置する長辺側の端
部を正規の挿入方向Fとし、この端部の幅および厚みが
それぞれ正規の幅Lおよび厚みTに形成されている。
【0034】カード11の挿入方向Fの面12cには複数の
コネクタ孔13を有するコネクタ部14が形成されている。
【0035】カード11の挿入方向Fの端部の左側部には
面12c,12dに開口する切欠部15aが形成され、右側部に
は面12c,12eに開口する切欠部15bが形成されている。
これら切欠部15a,15bはカード11の厚み方向の中央部に
形成され、左側部の切欠部15aの幅T1が右側部の切欠部1
5bの幅T2より広く、T>T1>T2の関係に形成されてい
る。
【0036】次に、図1ないし図5にはカード誤挿入防
止装置を示し、このカード誤挿入防止装置21は、カード
11を挿入接続して使用する機器のカード接続装置に用い
られるもので、このカード接続装置のカード11が挿入さ
れるコネクタハウジング内に配設される。コネクタハウ
ジングには、前端にカード挿入口が形成され、後端であ
る奥側にカード11のコネクタ部14が接続される複数のコ
ネクタピンが配設され、これらカード挿入口とコネクタ
ピンとの間にカード誤挿入防止装置21が配設される。コ
ネクタハウジングのカード挿入の幅および厚みは正規の
カード11の幅Lおよび厚みTより少し大きい寸法であっ
て、カード11の挿脱を許容するとともに、正規のカード
11の幅Lおよび厚みTより大きい幅および厚みのカード
の挿入を規制する。
【0037】カード誤挿入防止装置21は、ばね性を有す
る金属板にて一体に形成されたものであり、本体部22を
有し、この本体部22の内側に正規のカード11が上述した
コネクタハウジングのカード挿入口23を通じて挿入され
るカード挿入部24が形成されている。カード挿入部24で
は、カード11がコネクタピンに接続される位置をカード
11の所定の挿入位置としている。なお、以降、カード11
の幅方向および厚み方向に対応する方向を、カード誤挿
入防止装置21の幅方向および厚み方向と呼ぶ。
【0038】本体部22は、カード11の厚み方向の両側に
対応して配置される板部25a,25b、およびカード11の幅
方向の両側に対応して配置される板部26a,26bを有し、
これら板部25a,25b,26a,26bが幅方向に横長の長方形
状に組み合わされてカード11が挿入されるカード挿入部
24が形成されている。カード挿入部24は、カード挿入部
24の幅および厚みが正規のカード11の幅Lおよび厚みT
より少し大きい寸法であって、カード11の挿脱を許容す
るとともに挿入されたカード11を保持できる寸法に形成
されている。
【0039】また、本体部22のカード挿入口23側には、
正規の幅のカード11がカード挿入口23へ挿入されるのを
許容するとともに、正規の幅より狭いカードがカード挿
入口23へ挿入されるのを規制する幅規制部29が一体に形
成されている。
【0040】この幅規制部29には、本体部22の厚み方向
の両側の各板部25a,25bからカード挿入口23側へ延設さ
れる連結板部30およびこの連結板部30の先端からカード
挿入口23の幅方向に沿って延設される支持板部31を有す
る略L字形の支持部32a,32bが形成されている。これら
各支持部32a,32bの支持板部31のカード挿入口23に対向
する先端縁には、幅検出部としての幅規制用当接部33
a,33bおよび幅規制用ストッパ部34a,34bがカード挿入
口23内に厚み方向から相対して進入するように折曲形成
されている。
【0041】各幅規制用当接部33a,33bは、カード挿入
口23の幅方向の両側部にそれぞれ配置されており、各幅
規制用ストッパ部34a,34bの先端位置から断面略V字形
に折り返されてカード挿入口23へ向けて斜めに突出され
る当接片部35a,35bを有し、これら当接片部35a,35bの
カード挿入口23に対向する面にカード11が当接する当接
面36a,36bが形成されている。これら両側の幅規制用当
接部33a,33bの両外側間の幅をL1、両内側間の幅をL2と
した場合、L1>L2、L>L2の関係に設定されている。
【0042】各幅規制用ストッパ部34a,34bは、各幅規
制用当接部33a,33bにそれぞれ隣接され、両側の幅規制
用当接部33a,33b間でカード挿入口23の幅方向の略全域
にそれぞれ配置されているとともに、カード挿入口23の
挿入方向Fの前後に並んで配置されている。各幅規制用
ストッパ部34a,34bは、一体に形成される幅規制用当接
部33a,33bに近い側より遠い側が挿入方向Fの奥側にそ
れぞれ奥行きd1の寸法分だけ傾斜されている。
【0043】そして、各幅規制用当接部33a,33bおよび
各幅規制用ストッパ部34a,34bは、各支持部32a,32bを
介して、カード挿入口23の厚み方向の両側からカード挿
入口23内に進退される。両側の幅規制用当接部33a,33b
は、各支持部32a,32bを介してカード挿入口23内に進入
する方向に弾性を有し、カード挿入口23へ挿入されるカ
ード11で押動されたときにカード挿入口23の外側へ退避
される。また、両側の幅規制用ストッパ部34a,34bは、
各幅規制用当接部33a,33bと一体にカード挿入口23内に
進入して正規の幅より狭いカードの挿入を規制する挿入
規制位置と、各幅規制用当接部33a,33bと一体にカード
挿入口23の外側に退避して正規のカード11の挿入を許容
する挿入許容位置との間で移動される。
【0044】また、本体部22のカード挿入口23と反対側
であってカード挿入部24の両側には、正規の厚みのカー
ド11がカード挿入部24の所定の挿入位置へ挿入されるの
を許容するとともに、正規の厚みより薄いカードがカー
ド挿入部24の所定の挿入位置へ挿入されるのを規制する
厚み規制部39が一体に形成されている。
【0045】この厚み規制部39には、本体部22の両側の
板部26a,26bからカード挿入口23と反対側へ向けて支持
部40a,40bが延設され、これら各支持部40a,40bに厚み
規制用当接部41a,41bがそれぞれ一体に形成されてい
る。各厚み規制用当接部41a,41bは、支持部40a,40bか
らこの支持部40a,40bの相対向する内方すなわちカード
挿入部24内へ向けて断面略V字形に切り起こされた切起
し片部42a,42bを有し、これら各切起し片部42a,42bの
カード挿入口23に対向する傾斜した面にカード11が当接
する当接面43a,43bが形成されている。切起し片部42
a,42bは、厚み方向の厚みがカード11の正規の厚みより
薄く、カード11の切欠部15a,15bに対応した位置すなわ
ち支持部40a,40bの厚み方向の中央位置に配置されてい
る。そして、切起し片部42a,42bは、支持部40a,40bを
介して、カード挿入部24内に進入する方向に弾性を有
し、カード挿入部24に挿入されるカード11で押動された
ときに、支持部40a,40bと一体にカード挿入部24の外側
へ退避される。
【0046】各支持部40a,40bのカード挿入口23と反対
側となる先端には、厚み規制用ストッパ部44a,44bが相
対する内方すなわちカード挿入部24内に向けて略直角に
折曲形成されている。これら各厚み規制用ストッパ部44
a,44bは、支持部40a,40bおよび厚み規制用当接部41
a,41bと一体に移動し、カード挿入部24内に進入してカ
ードの挿入を規制する挿入規制位置と、正規のカード11
の挿入時に支持部40a,40bおよび厚み規制用当接部41
a,41bを介してカード挿入部24の外側に退避して正規の
カード11の挿入を許容する挿入許容位置との間で移動さ
れる。
【0047】そして、本体部22の幅方向の内側間(両側
の支持部40a,40bの内側間)の幅をL3、両側の厚み規制
用ストッパ部44a,44bの先端間の幅をL4とした場合、L3
>L、L4<L2の関係に設定されている。つまり、本体部
22の幅方向の内側間の幅L3は正規のカード11の幅L+ク
リアランスC1の関係に設定されている。また、両側の厚
み規制用ストッパ部44a,44bの退避時の先端間の幅L4´
は正規のカード11の幅L+クリアランスC2の関係に設定
されている。
【0048】したがって、幅規制部29と厚み規制部39と
において、L1>L2>L4、L3>L>L2の関係に設定されて
いる。なお、両側の幅規制用当接部33a,33bの両外側間
の幅L1に関し、L1とL、L1とL3の大小関係は任意であ
る。
【0049】各厚み規制用ストッパ部44a,44bの互いに
対向する先端には、互いに相対する内方すなわちカード
挿入部24内に向けて突部45a,45bが突設されている。こ
れら突部45a,45bは、カード11の対応する側の切欠部15
a,15b内へ進入可能とする厚み方向の幅に形成されてい
る。すなわち、左側の突部45aの厚みt1が右側の突部45b
の厚みt2より広く、T>T1>t1>T2>t2の関係に形成さ
れている。そして、各突部45a,45bは、カード11の挿入
により厚み規制用当接部41a,41bを介して厚み規制用ス
トッパ部44a,44bが挿入許容位置へ退避された状態にお
いて、切欠部15a,15bを通じて正規の厚みのカード11が
カード挿入部24の所定の挿入位置へ挿入されるのを許容
するとともに、正規の厚みより薄いカードがカード挿入
部24の所定の挿入位置へ挿入されるのを規制する。
【0050】また、図8に示すように、カード誤挿入防
止装置21の厚み方向の両側には、カード挿入時にカード
挿入口23の外側へ移動された幅規制用ストッパ部34a,3
4bが他の部材と干渉するのを防止する隔離部材48,49が
配設されている。
【0051】次に、カード誤挿入防止装置21の作用を説
明する。
【0052】図6ないし図8に正規のカード11を挿入し
た状態を示す。
【0053】正規のカード11がカード挿入口23に挿入さ
れることにより、まず、カード11の一側部が一側の幅規
制用当接部33aに当接し、この幅規制用当接部33aが支持
部32aの弾性変形によってカード挿入口23の外側へ押動
されるとともに、この幅規制用当接部33aと一体に幅規
制用ストッパ部34aがカード挿入口23の外側へ押動さ
れ、カード11が挿入される。続いて、カード11の他側部
が他側の幅規制用当接部33bに当接し、この幅規制用当
接部33bが支持部32bの弾性変形によってカード挿入口23
の外側へ押動されるとともに、この幅規制用当接部33b
と一体に幅規制用ストッパ部34bがカード挿入口23の外
側へ押動される。これにより、両幅規制用ストッパ部34
a,34bが押し開かれ、カード11がカード挿入口23からカ
ード挿入部24に挿入される。
【0054】このとき、幅規制用ストッパ部34a,34bが
押し開かれる前にカード11が幅規制用ストッパ部34a,3
4bに当接した場合には幅規制用ストッパ部34a,34bが開
かないが、幅規制用ストッパ部34a,34bは幅規制用当接
部33a,33bに近い側より遠い側が挿入方向Fの奥側に傾
斜されているため、カード11は幅規制用当接部33a,33b
に先に当接し、幅規制用ストッパ部34a,34bには当接し
ない。
【0055】そして、カード挿入部24に挿入されるカー
ド11の両側の面26a,26bが両側の厚み規制用当接部41
a,41bに当接し、これら厚み規制用当接部41a,41bが支
持部40a,40bの弾性変形によってカード挿入部24の外側
へ押動されるとともに、この支持部40a,40bと一体に厚
み規制用ストッパ部44a,44bがカード挿入部24の外側へ
押動され、カード11が挿入が許容される。
【0056】厚み規制用ストッパ部44a,44bがカード挿
入部24の外側へ押動された状態でも各突部45a,45bはカ
ード挿入部24内にあるが、各突部45a,45bの厚みt1,t2
とカード11の各切欠部15a,15bの厚みT1,T2とがT1>t
1、T2>t2の関係にあるため、突部45a,45bに対してカ
ード11の両側の切欠部15a,15bに進入するため、カード
11はカード挿入部24の所定の挿入位置まで挿入され、コ
ネクタ部14がコネクタピンに差し込み接続される。
【0057】カードを挿入した状態では、図8に示すよ
うに、カード11が挿入されるカード挿入口23の厚み方向
の両側に幅規制用当接部33a,33bおよび幅規制用ストッ
パ部34a,34bが押し開かれる。そのため、カード挿入部
24の厚み方向の両側に幅規制用ストッパ部34a,34bが移
動できるだけの幅T11をあけて各隔離部材48,49が配設
される。
【0058】また、挿入されているカード11を引き抜け
ば、各支持部40a,40bの弾性によって各厚み規制用スト
ッパ部44a,44bがカード挿入部24内に復帰されるととも
に、各支持部32a,32bの弾性によって各幅規制用ストッ
パ部34a,34bがカード挿入口23を閉鎖する状態に復帰さ
れる。
【0059】また、カード11の表裏面を逆にして挿入し
た場合には、幅が正規であるために各幅規制用ストッパ
部34a,34bが押し開かれてカード挿入口23を通じて挿入
されるとともに各厚み規制用ストッパ部44a,44bがカー
ド挿入部24の外側に押し開かれるが、突部45aの厚みt1
とカード11の切欠部15bの厚みT2とがt1>T2の関係にあ
るため、突部45aに対してカード11の切欠部15bが進入せ
ず、突部45aにカード11が引っ掛かり、カード11がカー
ド挿入部24の所定の挿入位置に挿入されるのを規制でき
る。
【0060】また、図9および図10に、正規のカード
11より幅の狭いカード11aをカード挿入口23の一側に寄
せて挿入した場合を示す。この場合、一方の幅規制用当
接部33aを介して幅規制用ストッパ部34aが押し開かれる
が、他方の幅規制用ストッパ部34bはカード挿入口23を
閉鎖した状態に保たれているため、カード11aは幅規制
用ストッパ部34bに当接して挿入が規制される。もちろ
ん、カード11aを両側の幅規制用当接部33a,33b間に挿
入した場合には、いずれの幅規制用ストッパ部34a,34b
とも開かれず、カード11aの挿入が規制される。
【0061】また、図11ないし図14に、正規のカー
ド11の幅と略同一でかつ正規のカード11の厚みより薄い
カード11bをカード挿入口23に挿入した場合を示す。こ
の場合、幅が正規の幅に近いために各幅規制用ストッパ
部34a,34bが押し開かれてカード挿入口23を通じて挿入
される。
【0062】図11および図12に示すように、厚みの
薄いカード11bが厚み規制用当接部41a,41bに当接せず
に厚み規制用当接部41a,41bの厚み方向のいずれかの側
を通じてカード挿入部24に挿入された場合には、各厚み
規制用ストッパ部44a,44bがカード挿入部24内に進入し
た状態に保たれるため、カード11bが各厚み規制用スト
ッパ部44a,44bに当接して挿入が規制される。
【0063】図13よび図14に示すように、厚みの薄
いカード11bが厚み規制用当接部41a,41bに丁度当接し
た場合には、各厚み規制用ストッパ部44a,44bがカード
挿入部24の外側に押し開かれるが、突部45a,45bがカー
ド挿入部24内に進入した状態に保たれるため、カード11
bが各突部45a,45bに当接して挿入が規制される。
【0064】このように、カード誤挿入防止装置21によ
れば、挿入方向Fの端部が正規の幅および厚みに設けら
れたカード11がカード挿入口23を通じて所定の挿入位置
まで挿入されるカード挿入部24を有する本体部22に、正
規の幅より狭いカードがカード挿入口23へ挿入されるの
を規制する幅規制部29と、正規の厚みより薄いカードが
カード挿入部24の正規の挿入位置へ挿入されるのを規制
する厚み規制部39とを一体に形成したため、簡単な構成
で、カードの挿入方向Fの端部の幅および厚みの両方に
ついてカードの誤挿入を確実に防止ができる。そのた
め、カード11やコネクタピンなどの破損を防止できる。
【0065】また、幅規制部29では、カード挿入口23へ
挿入される正規の幅のカード11でカード挿入口23の両側
の幅規制用当接部33a,33bが押動されたときに、各幅規
制用当接部33a,33bがカード挿入口23の外側へ退避する
とともに、各幅規制用当接部33a,33bと一体に各幅規制
用ストッパ部34a,34bがカード挿入口23の外側に退避し
て、正規の幅のカード11の挿入を許容でき、また、カー
ド挿入口23へ挿入されるカードの幅が正規の幅より狭
く、両側の幅規制用当接部33a,33bのうちいずれか一方
が押動されても他方がカード挿入口23内に進入する状態
にあれば、その幅規制用当接部33a,33bと一体に幅規制
用ストッパ部34a,34bがカード挿入口23内に進入する状
態にあって、幅の狭いカードの誤挿入を確実に規制でき
る。
【0066】しかも、各幅規制用当接部33a,33bおよび
各幅規制用ストッパ部34a,34bをカード挿入口23の厚み
方向の両側からカード挿入口23内に進退可能とし、さら
に、各幅規制用ストッパ部34a,34bをカード挿入口23で
両側の幅規制用当接部33a,33b間の幅方向の略全域にそ
れぞれ配置するとともにカード挿入口23の挿入方向Fの
前後に並んで配置するため、幅規制用ストッパ部34a,3
4bのいずれか一方が開放されても、他方の幅規制用スト
ッパ部が34a,34bカード挿入口23の幅方向の略全域を閉
鎖でき、幅の狭いカードの誤挿入を確実に規制できる。
【0067】さらに、各幅規制用ストッパ部34a,34bが
一体に形成される幅規制用当接部33a,33bに近い側より
遠い側がカード挿入口23の奥側に傾斜するため、カード
挿入口23に挿入されるカード11を幅規制用ストッパ部34
a,34bより先に幅規制用当接部33a,33bに当接させるこ
とができ、正規のカード11の挿入動作を確実にできる。
【0068】また、厚み規制部39では、カード挿入部24
へ挿入される正規の厚みのカード11でカード挿入部24の
両側の厚み規制用当接部41a,41bが押動されたときに、
各厚み規制用当接部41a,41bおよびこれら各厚み規制用
当接部41a,41bと一体に各厚み規制用ストッパ部44a,4
4bがカード挿入部24の外側へ退避してカード11の挿入を
許容できるとともに、各厚み規制用ストッパ部44a,44b
と一体の突部45a,45bがカード11の両側の切欠部15a,1
5bを通じて正規の厚みのカード11がカード挿入部24の所
定の挿入位置へ挿入されるのを許容できる。また、カー
ド挿入部24ヘ挿入されるカードの厚みが正規の厚みより
薄く、カード挿入部24の両側の厚み規制用当接部41a,4
1bのうちのいずれか一方でも押動されなければ、押動さ
れない厚み規制用当接部41a,41bと一体の厚み規制用ス
トッパ部44a,44bでカードが所定の挿入位置へ挿入され
るのを確実に規制できる。さらに、厚みが正規の厚みよ
り薄いカードでかつ両側に切欠部がないカードにより、
カード挿入部24の両側の厚み規制用当接部41a,41bの両
方が押動された場合でも、各厚み規制用ストッパ部44
a,44bと一体の突部45a,45bでそのカードが所定の挿入
位置へ挿入されるのを確実に規制できる。
【0069】しかも、カード11の両側の切欠部15a,15b
の厚み方向の幅と両側の突部45a,45bの厚み方向の幅と
を異ならせるため、カード11の表裏面の逆挿入を確実に
防止できる。
【0070】次に、図16ないし図24にカード誤挿入
防止装置の第2の実施の形態を示す。
【0071】なお、第1の実施の形態と同様の構成につ
いては、同一符号を用いてその説明を省略する。
【0072】図16および図17に示すように、カード
誤挿入防止装置21の本体部22は、カード11の厚み方向の
一側に対応して配置される板部25a、およびカード11の
幅方向の両側に対応して配置される板部26a,26bを有す
る断面略コ字形に形成されている。
【0073】幅規制部29には、本体部22の板部25aの両
側の端部からカード挿入口23側へ延設される連結板部52
およびこの連結板部52の先端から相対してカード挿入口
23の幅方向の中央に向けて延設される支持板部53を有す
る略L字形の支持部54a,54bが形成されている。これら
各支持部54a,54bの支持板部53のカード挿入口23に対向
する先端縁には、幅検出部としての幅規制用当接部55
a,55bおよび幅規制用ストッパ部56a,56bがカード挿入
口23内に厚み方向の一側から進入するように折曲形成さ
れている。したがって、幅規制用当接部55a,55bおよび
幅規制用ストッパ部56a,56bは、カード挿入口23の幅方
向の両側域に2分割してそれぞれ配置されている。
【0074】各幅規制用当接部55a,55bは、カード挿入
口23の幅方向の両側部にそれぞれ配置されており、各幅
規制用ストッパ部56a,56bの先端位置から断面略V字形
に折り返されてカード挿入口23へ向けて斜めに突出され
る当接片部57a,57bを有し、これら当接片部57a,57bの
カード挿入口23に対向する面にカード11が当接する当接
面58a,58bが形成されている。これら両側の幅規制用当
接部55a,55bの両外側間の幅をL1、両内側間の幅をL2と
した場合、L1>L2、L>L2の関係に設定されている。
【0075】各幅規制用ストッパ部56a,56bは、カード
挿入口23の幅方向の両側域にそれぞれ配置され、一体に
形成される幅規制用当接部55a,55bに近い側より遠い側
が挿入方向Fの奥側にそれぞれ奥行きd2の寸法分だけ傾
斜されている。
【0076】そして、各幅規制用当接部55a,55bおよび
各幅規制用ストッパ部56a,56bは、各支持部54a,54bを
介して、カード挿入口23の厚み方向の一側からカード挿
入口23内に進退される。両側の幅規制用当接部55a,55b
は、各支持部54a,54bを介してカード挿入口23内に進入
する方向に弾性を有し、カード挿入口23へ挿入されるカ
ード11で押動されたときにカード挿入口23の外側へ退避
される。また、両側の幅規制用ストッパ部56a,56bは、
各幅規制用当接部55a,55bと一体にカード挿入口23内に
進入して正規の幅より狭いカードの挿入を規制する挿入
規制位置と、各幅規制用当接部55a,55bと一体にカード
挿入口23の外側に退避して正規のカード11の挿入を許容
する挿入許容位置との間で移動される。
【0077】なお、厚み規制部39は第1の実施の形態と
同様に形成されている。
【0078】また、図20に示すように、カード誤挿入
防止装置21の厚み方向の両側には、隔離部材48およびガ
イド部材59が配設されている。隔離部材48はカード挿入
時にカード挿入口23の外側へ移動された幅規制用ストッ
パ部56a,56bが他の部材と干渉するのを防止し、ガイド
部材59はカード挿入口23およびカード挿入部24の厚み方
向の他側に配置されて挿脱されるカード11を位置決めガ
イドする。
【0079】次に、第2の実施の形態のカード誤挿入防
止装置21の作用を説明する。
【0080】図18ないし図20に正規のカード11を挿
入した状態を示す。
【0081】正規のカード11がカード挿入口23に挿入さ
れることにより、カード11の両側部が両側の幅規制用当
接部55a,55bに当接し、これら各幅規制用当接部55a,5
5bが各支持部54a,54bの弾性変形によってカード挿入口
23の外側へ押動されるとともに、これら各幅規制用当接
部55a,55bと一体に各幅規制用ストッパ部56a,56bがカ
ード挿入口23の外側へ押動される。これにより、両幅規
制用ストッパ部56a,56bが押し開かれ、カード11がカー
ド挿入口23からカード挿入部24に挿入される。
【0082】このとき、幅規制用ストッパ部56a,56bが
押し開かれる前にカード11が幅規制用ストッパ部56a,5
6bに当接した場合には幅規制用ストッパ部56a,56bが開
かないが、幅規制用ストッパ部56a,56bは幅規制用当接
部55a,55bに近い側より遠い側が挿入方向Fの奥側に傾
斜されているため、カード11は幅規制用当接部55a,55b
に先に当接し、幅規制用ストッパ部56a,56bには当接し
ない。
【0083】そして、カード挿入部24に挿入されるカー
ド11の両側の面12d,12eが両側の厚み規制用当接部41
a,41bに当接し、これら厚み規制用当接部41a,41bが支
持部40a,40bの弾性変形によってカード挿入部24の外側
へ押動されるとともに、この支持部40a,40bと一体に厚
み規制用ストッパ部44a,44bがカード挿入部24の外側へ
押動され、カード11が挿入が許容される。
【0084】厚み規制用ストッパ部44a,44bがカード挿
入部24の外側へ押動された状態でも各突部45a,45bはカ
ード挿入部24内にあるが、各突部45a,45bの厚みt1,t2
とカード11の各切欠部15a,15bの厚みT1,T2とがT1>t
1、T2>t2の関係にあるため、突部45a,45bに対してカ
ード11の両側の切欠部15a,15bに進入するため、カード
11はカード挿入部24の所定の挿入位置まで挿入され、コ
ネクタ部14がコネクタピンに差し込み接続される。
【0085】カード11を挿入した状態では、図20に示
すように、カード11が挿入されるカード挿入口23の厚み
方向の一側に幅規制用当接部55a,55bおよび幅規制用ス
トッパ部56a,56bが押し開かれる。そのため、カード挿
入部24の厚み方向の一側に幅規制用ストッパ部56a,56b
が移動できるだけの幅T11をあけて隔離部材48が配設さ
れる。
【0086】また、挿入されているカード11を引き抜け
ば、各支持部40a,40bの弾性によって各厚み規制用スト
ッパ部44a,44bがカード挿入部24内に復帰されるととも
に、各支持部54a,54bの弾性によって各幅規制用ストッ
パ部56a,56bがカード挿入口23を閉鎖する状態に復帰さ
れる。
【0087】また、カード11の表裏面を逆にして挿入し
た場合には、幅が正規であるために各幅規制用ストッパ
部56a,56bが押し開かれてカード挿入口23を通じて挿入
されるとともに各厚み規制用ストッパ部44a,44bがカー
ド挿入部24の外側に押し開かれるが、突部45aの厚みt1
とカード11の切欠部15bの厚みT2とがt1>T2の関係にあ
るため、突部45aに対してカード11の切欠部15bが進入せ
ず、突部45aにカード11が引っ掛かり、カード11がカー
ド挿入部24の所定の挿入位置に挿入されるのを規制でき
る。
【0088】また、図21および図22に、正規のカー
ド11の幅の1/2以上の幅でかつ両側の幅規制用当接部
55a,55bの両内側間の幅L2より狭い幅のカード11cをカ
ード挿入口23の一側に寄せて挿入した場合を示す。この
場合、一方の幅規制用当接部55bを介して幅規制用スト
ッパ部56bが押し開かれるが、他方の幅規制用ストッパ
部56aはカード挿入口23を閉鎖した状態に保たれている
ため、カード11cは幅規制用ストッパ部56bに当接して挿
入が規制される。もちろん、カード11cを両側の幅規制
用当接部55a,55b間に挿入した場合には、いずれの幅規
制用ストッパ部56a,56bとも開かれず、カード11cの挿
入が規制される。
【0089】また、図23および図24に、正規のカー
ド11の幅の1/2以下の幅のカード11dをカード挿入口2
3の一側に寄せて挿入した場合を示す。この場合、一方
の幅規制用当接部55bを介して幅規制用ストッパ部56bが
押し開かれるが、厚み規制用ストッパ部44bがカード挿
入部24内に進入した状態に保たれるため、カード11dが
厚み規制用ストッパ部44bに当接して挿入が規制され
る。この場合、厚み規制用ストッパ部44bが、幅規制部2
9の一部として機能する。また、カード11dを両側の幅規
制用当接部55a,55b間に挿入した場合には、いずれの幅
規制用ストッパ部56a,56bとも開かれず、カード11dの
挿入が規制される。
【0090】また、第1の実施の形態の図11ないし図
14に示したように、正規のカード11の幅と略同一でか
つ正規のカード11の厚みより薄いカード11bをカード挿
入口23に挿入した場合は、第1の実施の形態と同様に、
そのカード11bの挿入を規制できる。
【0091】このように、第2の実施の形態のカード誤
挿入防止装置21においても、第1の実施の形態と同様の
作用効果が得られる。それに加えて、各幅規制用ストッ
パ部56a,56bをカード挿入口23の幅方向の両側域に分割
してそれぞれ配置するため、簡単な構成で、幅の狭いカ
ードの誤挿入を確実に規制できる。
【0092】次に、図25ないし図29にカード誤挿入
防止装置の第3の実施の形態を示す。
【0093】なお、第1の実施の形態および第2の実施
の形態と同様の構成については、同一符号を用いてその
説明を省略する。
【0094】図25および図26に示すように、カード
誤挿入防止装置21の本体部22は、カード11の厚み方向の
一側に対応して配置される板部25a、およびカード11の
幅方向の両側に対応して配置される板部26a,26bを有す
る断面略コ字形に形成されている。
【0095】幅規制部29には、本体部22の板部25aの幅
方向の両側に、本体部22の厚み方向の一側の板部25aか
ら他側へ傾斜する傾斜部62a,62bがそれぞれ独立して一
体に形成されている。これら各傾斜部62a,62bの先端に
はカード挿入口23の厚み方向の他側に配置される支持部
63a,63bが形成され、これら各支持部63a,63bのカード
挿入口23に対向する先端縁に、幅検出部としての幅規制
用当接部64a,64bおよび幅規制用ストッパ部65a,65bが
カード挿入口23内に厚み方向の他側から進入するように
折曲形成されている。したがって、幅規制用当接部64
a,64bおよび幅規制用ストッパ部65a,65bは、カード挿
入口23の幅方向の両側域に2分割してそれぞれ配置され
ている。
【0096】各幅規制用当接部64a,64bは、カード挿入
口23の幅方向の両側部にそれぞれ配置されており、各支
持部63a,63bの先端位置からカード挿入口23へ向けて斜
めに突出される当接片部66a,66bを有し、これら当接片
部66a,66bのカード挿入口23に対向する面にカード11が
当接する当接面67a,67bが形成されている。これら両側
の幅規制用当接部64a,64bの両外側間の幅をL1、両内側
間の幅をL2とした場合、L1>L2、L>L2の関係に設定さ
れている。
【0097】各幅規制用ストッパ部65a,65bは、カード
挿入口23の幅方向の両側域にそれぞれ配置され、傾斜部
62a,62bおよび支持部63a,63bを介して一体に形成され
る幅規制用当接部64a,64bに近い側より遠い側が挿入方
向Fの奥側にそれぞれ奥行きd3の寸法分だけ円弧状に傾
斜されている。
【0098】そして、各幅規制用当接部64a,64bおよび
各幅規制用ストッパ部65a,65bは、傾斜部62a,62bおよ
び支持部63a,63bを介して、カード挿入口23の厚み方向
の一側からカード挿入口23内に進退される。両側の幅規
制用当接部64a,64bは、傾斜部62a,62bおよび支持部63
a,63bを介してカード挿入口23内に進入する方向に弾性
を有し、カード挿入口23へ挿入されるカード11で押動さ
れたときにカード挿入口23の外側へ退避される。また、
両側の幅規制用ストッパ部65a,65bは、各幅規制用当接
部64a,64bと一体にカード挿入口23内に進入して正規の
幅より狭いカードの挿入を規制する挿入規制位置と、各
幅規制用当接部64a,64bと一体にカード挿入口23の外側
に退避して正規のカード11の挿入を許容する挿入許容位
置との間で移動される。
【0099】なお、厚み規制部39は第1の実施の形態と
同様に形成されている。
【0100】また、図29に示すように、カード誤挿入
防止装置21の厚み方向の両側には、隔離部材48およびガ
イド部材59が配設されている。隔離部材48はカード挿入
時にカード挿入口23の外側へ移動された幅規制用ストッ
パ部65a,65bが他の部材と干渉するのを防止し、ガイド
部材59はカード挿入口23およびカード挿入部24の厚み方
向の他側に配置されて挿脱されるカード11を位置決めガ
イドする。
【0101】次に、第3の実施の形態のカード誤挿入防
止装置21の作用を説明する。
【0102】図27ないし図29に正規のカード11を挿
入した状態を示す。
【0103】正規のカード11がカード挿入口23に挿入さ
れることにより、カード11の両側部が両側の幅規制用当
接部64a,64bに当接し、これら各幅規制用当接部64a,6
4bが傾斜部62a,62bおよび支持部63a,63bの弾性変形に
よってカード挿入口23の外側へ押動されるとともに、こ
れら各幅規制用当接部64a,64bと一体に各幅規制用スト
ッパ部65a,65bがカード挿入口23の外側へ押動される。
これにより、両幅規制用ストッパ部65a,65bが押し開か
れ、カード11がカード挿入口23からカード挿入部24に挿
入される。
【0104】このとき、幅規制用ストッパ部65a,65bが
押し開かれる前にカード11が幅規制用ストッパ部65a,6
5bに当接した場合には幅規制用ストッパ部65a,65bが開
かないが、幅規制用ストッパ部65a,65bは幅規制用当接
部64a,64bに近い側より遠い側が挿入方向Fの奥側に傾
斜されているため、カード11は幅規制用当接部64a,64b
に先に当接し、幅規制用ストッパ部65a,65bには当接し
ない。
【0105】そして、カード挿入部24に挿入されるカー
ド11の両側の面12d,12eが両側の厚み規制用当接部41
a,41bに当接し、これら厚み規制用当接部41a,41bが支
持部40a,40bの弾性変形によってカード挿入部24の外側
へ押動されるとともに、この支持部40a,40bと一体に厚
み規制用ストッパ部44a,44bがカード挿入部24の外側へ
押動され、カード11が挿入が許容される。
【0106】厚み規制用ストッパ部44a,44bがカード挿
入部24の外側へ押動された状態でも各突部45a,45bはカ
ード挿入部24内にあるが、各突部45a,45bの厚みt1,t2
とカード11の各切欠部15a,15bの厚みT1,T2とがT1>t
1、T2>t2の関係にあるため、突部45a,45bに対してカ
ード11の両側の切欠部15a,15bに進入するため、カード
11はカード挿入部24の所定の挿入位置まで挿入され、コ
ネクタ部14がコネクタピンに差し込み接続される。
【0107】カード11を挿入した状態では、図29に示
すように、カード11が挿入されるカード挿入口23の厚み
方向の一側に幅規制用当接部64a,64bおよび幅規制用ス
トッパ部65a,65bが押し開かれ、これら幅規制用当接部
64a,64bおよび幅規制用ストッパ部65a,65bが隔離部材
48に当接される。傾斜部62a,62b、支持部63a,63bおよ
び幅規制用当接部64a,64bはカード11と隔離部材48との
間に挟まれて厚み方向の寸法が小さくなるように弾性変
形される。そのため、カード11の挿入前には厚み方向の
幅がT21であった幅規制部29が、カード11の挿入後には
厚み方向の幅がT22に収縮され、T21>T22の関係とな
る。
【0108】また、挿入されているカード11を引き抜け
ば、各支持部40a,40bの弾性によって各厚み規制用スト
ッパ部44a,44bがカード挿入部24内に復帰されるととも
に、各傾斜部62a,62bおよび各幅規制用当接部64a,64b
の弾性によって各幅規制用ストッパ部65a,65bがカード
挿入口23を閉鎖する状態に復帰される。
【0109】また、カード11の表裏面を逆にして挿入し
た場合には、幅が正規であるために各幅規制用ストッパ
部65a,65bが押し開かれてカード挿入口23を通じて挿入
されるとともに各厚み規制用ストッパ部44a,44bがカー
ド挿入部24の外側に押し開かれるが、突部45aの厚みt1
とカード11の切欠部15bの厚みT2とがt1>T2の関係にあ
るため、突部45aに対してカード11の切欠部15bが進入せ
ず、突部45aにカード11が引っ掛かり、カード11がカー
ド挿入部24の所定の挿入位置に挿入されるのを規制でき
る。
【0110】また、例えば、第2の実施の形態の図21
および図22に示したように、正規のカード11の幅の1
/2以上の幅でかつ両側の幅規制用当接部64a,64bの両
内側間の幅L2より狭い幅のカード11cをカード挿入口23
の一側に寄せて挿入した場合、一方の幅規制用当接部64
bを介して幅規制用ストッパ部65bが押し開かれるが、他
方の幅規制用ストッパ部65aはカード挿入口23を閉鎖し
た状態に保たれているため、カード11cは幅規制用スト
ッパ部65bに当接して挿入が規制される。もちろん、カ
ード11cを両側の幅規制用当接部64a,64b間に挿入した
場合には、いずれの幅規制用ストッパ部65a,65bとも開
かれず、カード11cの挿入が規制される。
【0111】また、第2の実施の形態の図23および図
24に示したように、正規のカード11の幅の1/2以下
の幅のカード11dをカード挿入口23の一側に寄せて挿入
した場合、一方の幅規制用当接部64bを介して幅規制用
ストッパ部65bが押し開かれるが、厚み規制用ストッパ
部44bがカード挿入部24内に進入した状態に保たれるた
め、カード11dが厚み規制用ストッパ部44bに当接して挿
入が規制される。この場合、厚み規制用ストッパ部44b
が、幅規制部29の一部として機能する。また、カード11
dを両側の幅規制用当接部64a,64b間に挿入した場合に
は、いずれの幅規制用ストッパ部65a,65bとも開かれ
ず、カード11dの挿入が規制される。
【0112】また、第1の実施の形態の図11ないし図
14に示したように、正規のカード11の幅と略同一でか
つ正規のカード11の厚みより薄いカード11bをカード挿
入口23に挿入した場合は、第1の実施の形態と同様に、
そのカード11bの挿入を規制できる。
【0113】このように、第3の実施の形態のカード誤
挿入防止装置21においても、第1の実施の形態および第
2の実施の形態と同様の作用効果が得られる。それに加
えて、カード挿入口23の厚み方向の一側から他側へ傾斜
する傾斜部62a,62bをカード挿入口23の幅方向の両側部
でそれぞれ独立して本体部22に一体に形成し、これら各
傾斜部62a,62bの先端側に各幅規制用当接部64a,64bお
よび各幅規制用ストッパ部65a,65bを一体に形成すると
ともに、カード挿入口23の厚み方向の一側に隔離部材48
を配設したため、カード挿入口23に正規のカード11を挿
入した際、このカード11と隔離部材48との間に、カード
挿入口23の厚み方向の一側へ退避する幅規制用当接部64
a,64bおよび傾斜部62a,62bを弾性変形させて厚み方向
に圧縮した状態すなわち厚み方向の寸法が小さくなる状
態に収容でき、カード挿入口23の厚み方向の一側への幅
規制部29の突出量が少なく、幅規制部29の動作に必要と
するスペースを低減できる。
【0114】なお、各実施の形態において、厚み規制用
ストッパ部44a,44bは、支持部40a,40bから略直角に折
曲されているが、カード挿入口23側へ傾斜させてもよ
く、この場合、厚み規制用ストッパ部44a,44bおよび突
部45a,45bによって正規でないカードの挿入を確実に防
止できる。
【0115】また、カードの長辺を正規の挿入方向とす
る場合に限らず、カードの短辺方向を正規の挿入方向と
する場合にも、同様に適用できる。
【0116】
【発明の効果】請求項1記載のカード誤挿入防止装置に
よれば、挿入方向の端部が正規の幅および厚みに設けら
れたカードがカード挿入口を通じて所定の挿入位置まで
挿入されるカード挿入部を有する本体部に、正規の幅よ
り狭いカードがカード挿入口へ挿入されるのを規制する
幅規制部と、正規の厚みより薄いカードがカード挿入部
の正規の挿入位置へ挿入されるのを規制する厚み規制部
とを一体に形成したため、簡単な構成で、カードの挿入
方向の端部の幅および厚みの両方についてカードの誤挿
入を確実に防止ができる。
【0117】請求項2記載のカード誤挿入防止装置によ
れば、請求項1記載のカード誤挿入防止装置の効果に加
えて、カード挿入口へ挿入される正規の幅のカードでカ
ード挿入口の両側の幅規制用当接部が押動されたとき
に、各幅規制用当接部がカード挿入口の外側へ退避する
とともに、各幅規制用当接部と一体に各幅規制用ストッ
パ部がカード挿入口の外側に退避して、正規の幅のカー
ドの挿入を許容でき、また、カード挿入口へ挿入される
カードの幅が正規の幅より狭く、両側の幅規制用当接部
のうちいずれか一方が押動されても他方がカード挿入口
内に進入する状態にあれば、その幅規制用当接部と一体
に幅規制用ストッパ部がカード挿入口内に進入する状態
にあって、幅の狭いカードの誤挿入を確実に規制でき
る。
【0118】請求項3記載のカード誤挿入防止装置によ
れば、請求項2記載のカード誤挿入防止装置の効果に加
えて、各幅規制用当接部および各幅規制用ストッパ部を
カード挿入口の厚み方向の両側からカード挿入口内に進
退可能とし、さらに、各幅規制用ストッパ部をカード挿
入口で両側の幅規制用当接部間の幅方向の略全域にそれ
ぞれ配置するとともにカード挿入口の挿入方向の前後に
並んで配置するため、幅規制用ストッパ部のいずれか一
方が開放されても、他方の幅規制用ストッパ部がカード
挿入口の幅方向の略全域を閉鎖でき、幅の狭いカードの
誤挿入を確実に規制できる。
【0119】請求項4記載のカード誤挿入防止装置によ
れば、請求項2記載のカード誤挿入防止装置の効果に加
えて、各幅規制用ストッパ部をカード挿入口の幅方向の
両側域に分割してそれぞれ配置するため、簡単な構成
で、幅の狭いカードの誤挿入を確実に規制できる。
【0120】請求項5記載のカード誤挿入防止装置によ
れば、請求項2記載のカード誤挿入防止装置の効果に加
えて、カード挿入口の厚み方向の一側から他側へ傾斜す
る傾斜部をカード挿入口の幅方向の両側部でそれぞれ独
立して本体部に一体に形成し、これら各傾斜部の先端側
に各幅規制用当接部および各幅規制用ストッパ部を一体
に形成するとともに、カード挿入口の厚み方向の一側に
隔離部材を配設したため、カード挿入口に正規のカード
を挿入した際、このカードと隔離部材との間に、カード
挿入口の厚み方向の一側へ退避する幅規制用当接部およ
び傾斜部を弾性変形させて厚み方向に圧縮した状態すな
わち厚み方向の寸法が小さくなる状態に収容でき、カー
ド挿入口の厚み方向の一側への幅規制部の突出量が少な
く、幅規制部の動作に必要とするスペースを低減でき
る。
【0121】請求項6記載のカード誤挿入防止装置によ
れば、請求項2ないし5いずれか記載のカード誤挿入防
止装置の効果に加えて、各幅規制用ストッパ部が一体に
形成される幅規制用当接部に近い側より遠い側がカード
挿入口の奥側に傾斜するため、カード挿入口に挿入され
るカードを幅規制用ストッパ部より先に幅規制用当接部
に当接させることができ、正規のカードの挿入動作を確
実にできる。
【0122】請求項7記載のカード誤挿入防止装置によ
れば、請求項1ないし6いずれか記載のカード誤挿入防
止装置の効果に加えて、厚み規制部では、カード挿入部
へ挿入される正規の厚みのカードでカード挿入部の両側
の厚み規制用当接部が押動されたときに、各厚み規制用
当接部およびこれら各厚み規制用当接部と一体に各厚み
規制用ストッパ部がカード挿入部の外側へ退避してカー
ドの挿入を許容できるとともに、各厚み規制用ストッパ
部と一体の突部がカードの両側の切欠部を通じて正規の
厚みのカードがカード挿入部の所定の挿入位置へ挿入さ
れるのを許容できる。また、カード挿入部ヘ挿入される
カードの厚みが正規の厚みより薄く、カード挿入部の両
側の厚み規制用当接部のうちのいずれか一方でも押動さ
れなければ、押動されない厚み規制用当接部と一体の厚
み規制用ストッパ部でカードが所定の挿入位置へ挿入さ
れるのを確実に規制できる。さらに、厚みが正規の厚み
より薄いカードでかつ両側に切欠部がないカードによ
り、カード挿入部の両側の厚み規制用当接部の両方が押
動された場合でも、各厚み規制用ストッパ部と一体の突
部でそのカードが所定の挿入位置へ挿入されるのを確実
に規制できる。
【0123】請求項8記載のカード誤挿入防止装置によ
れば、請求項7記載のカード誤挿入防止装置の効果に加
えて、カードの両側の切欠部の厚み方向の幅と両側の突
部の厚み方向の幅とを異ならせるため、カードの表裏面
の逆挿入を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すカード誤挿入
防止装置および正規のカードの斜視図である。
【図2】同上カード誤挿入防止装置および正規のカード
の平面図である。
【図3】同上カード誤挿入防止装置および正規のカード
の右側面図である。
【図4】同上カード誤挿入防止装置を示し、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は背面図、(d)は左側面図、(e)は
右側面図、(f)は底面図である。
【図5】同上カード誤挿入防止装置の突部を示し、(a)
は左側の突部の正面図、(b)は右側の突部の正面図であ
る。
【図6】同上カード誤挿入防止装置に正規のカードを挿
入した斜視図である。
【図7】同上カード誤挿入防止装置に正規のカードを挿
入した平面図である。
【図8】同上カード誤挿入防止装置に正規のカードを挿
入した右側面図である。
【図9】同上カード誤挿入防止装置によって正規の幅よ
り狭いカードの挿入を規制した状態を示す斜視図であ
る。
【図10】同上カード誤挿入防止装置によって正規の幅
より狭いカードの挿入を規制した状態を示すである。
【図11】同上カード誤挿入防止装置の厚み規制用スト
ッパ部によって正規の厚みより薄いカードの挿入を規制
した状態を示す斜視図である。
【図12】同上カード誤挿入防止装置の厚み規制用スト
ッパ部によって正規の厚みより薄いカードの挿入を規制
した状態を示す平面図である。
【図13】同上カード誤挿入防止装置の突部によって正
規の厚みより薄いカードの挿入を規制した状態を示す斜
視図である。
【図14】同上カード誤挿入防止装置の突部によって正
規の厚みより薄いカードの挿入を規制した状態を示す平
面図である。
【図15】同上正規のカードを示し、(a)は平面図、(b)
は左側面図、(c)は右側面図、(d)は背面図(挿入方向の
端面図)である。
【図16】本発明の第2の実施の形態を示すカード誤挿
入防止装置および正規のカードの斜視図である。
【図17】同上カード誤挿入防止装置を示し、(a)は平
面図、(b)は正面図、(c)は背面図、(d)は左側面図、(e)
は右側面図、(f)は底面図である。
【図18】同上カード誤挿入防止装置に正規のカードを
挿入した斜視図である。
【図19】同上カード誤挿入防止装置に正規のカードを
挿入した平面図である。
【図20】同上カード誤挿入防止装置に正規のカードを
挿入した右側面図である。
【図21】同上カード誤挿入防止装置によって正規の幅
より狭いカードの挿入を規制した状態を示す斜視図であ
る。
【図22】同上カード誤挿入防止装置によって正規の幅
より狭いカードの挿入を規制した状態を示す平面図であ
る。
【図23】同上カード誤挿入防止装置によって正規の幅
よりさらに狭いカードの挿入を規制した状態を示す斜視
図である。
【図24】同上カード誤挿入防止装置によって正規の幅
よりさらに狭いカードの挿入を規制した状態を示す平面
図である。
【図25】本発明の第3の実施の形態を示すカード誤挿
入防止装置および正規のカードの斜視図である。
【図26】同上カード誤挿入防止装置を示し、(a)は平
面図、(b)は正面図、(c)は背面図、(d)は左側面図、(e)
は右側面図、(f)は底面図である。
【図27】同上カード誤挿入防止装置に正規のカードを
挿入した斜視図である。
【図28】同上カード誤挿入防止装置に正規のカードを
挿入した平面図である。
【図29】同上カード誤挿入防止装置に正規のカードを
挿入した右側面図である。
【符号の説明】
11 カード 15a,15b 切欠部 21 カード誤挿入防止装置 22 本体部 23 カード挿入口 24 カード挿入部 29 幅規制部 33a,33b 幅規制用当接部 34a,34b 幅規制用ストッパ部 39 厚み規制部 41a,41b 厚み規制用当接部 44a,44b 厚み規制用ストッパ部 45a,45b 突部 48 隔離部材 55a,55b 幅規制用当接部 56a,56b 幅規制用ストッパ部 62a,62b 傾斜部 64a,64b 幅規制用当接部 65a,65b 幅規制用ストッパ部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入方向の端部が正規の幅および厚みに
    設けられたカードがカード挿入口を通じて所定の挿入位
    置まで挿入されるカード挿入部を有する本体部と、 この本体部に一体に形成され、正規の幅のカードが前記
    カード挿入口へ挿入されるのを許容するとともに、正規
    の幅より狭いカードがカード挿入口へ挿入されるのを規
    制する幅規制部と、 前記本体部に一体に形成され、正規の厚みのカードが前
    記カード挿入部の所定の挿入位置へ挿入されるのを許容
    するとともに、正規の厚みより薄いカードがカード挿入
    部の所定の挿入位置へ挿入されるのを規制する厚み規制
    部とを具備していることを特徴とするカード誤挿入防止
    装置。
  2. 【請求項2】 幅規制部は、 カード挿入口の幅方向の両側部でそれぞれ独立して本体
    部に一体に形成され、カード挿入口内に進入する方向に
    弾性を有するとともに、カード挿入口へ挿入されるカー
    ドで押動されたときにカード挿入口の外側へ退避される
    両側の幅規制用当接部と、 これら各幅規制用当接部にそれぞれ隣接して本体部に一
    体に形成され、各幅規制用当接部と一体にカード挿入口
    内に進入してカードの挿入を規制する挿入規制位置とカ
    ード挿入口の外側に退避してカードの挿入を許容する挿
    入許容位置との間で移動される両側の幅規制用ストッパ
    部とを備えていることを特徴とする請求項1記載のカー
    ド誤挿入防止装置。
  3. 【請求項3】 各幅規制用当接部および各幅規制用スト
    ッパ部は、カード挿入口の厚み方向の両側からカード挿
    入口内に進退可能とし、 各幅規制用ストッパ部は、カード挿入口で両側の幅規制
    用当接部間の幅方向の略全域にそれぞれ配置されている
    とともにカード挿入口の挿入方向の前後に並んで配置さ
    れていることを特徴とする請求項2記載のカード誤挿入
    防止装置。
  4. 【請求項4】 各幅規制用ストッパ部は、カード挿入口
    の幅方向の両側域に分割してそれぞれ配置されているこ
    とを特徴とする請求項2記載のカード誤挿入防止装置。
  5. 【請求項5】 カード挿入口の厚み方向の一側から他側
    へ傾斜する傾斜部がカード挿入口の幅方向の両側部でそ
    れぞれ独立して本体部に一体に形成され、これら各傾斜
    部の先端側に幅規制用当接部および幅規制用ストッパ部
    が一体に形成されているとともに、 カード挿入口の厚み方向の一側に隔離部材が配設され、
    この隔離部材とカード挿入口に挿入される正規のカード
    との間に、カード挿入口の厚み方向の一側へ退避される
    幅規制用当接部および傾斜部を弾性変形させて厚み方向
    に圧縮した状態に収容することを特徴とする請求項2記
    載のカード誤挿入防止装置。
  6. 【請求項6】 各幅規制用ストッパ部は、一体に形成さ
    れる幅規制用当接部に近い側より遠い側がカード挿入口
    の奥側に傾斜されていることを特徴とする請求項2ない
    し5いずれか記載のカード誤挿入防止装置。
  7. 【請求項7】 カードは幅方向の両側部に切欠部を有
    し、 厚み規制部は、 カードの正規の厚みより薄くかつカード挿入部の両側部
    でカードの切欠部に対応する位置にそれぞれ独立して本
    体部に一体に形成され、カード挿入部内に進入する方向
    に弾性を有するとともに、カード挿入部に挿入されるカ
    ードで押動されたときにカード挿入部の外側へ退避され
    る両側の厚み規制用当接部と、 これら各厚み規制用当接部にそれぞれ一体に形成され、
    厚み規制用当接部と一体にカード挿入部内に進入してカ
    ードの挿入を規制する挿入規制位置とカード挿入部の外
    側に退避してカードの挿入を許容する挿入許容位置との
    間で移動される両側の厚み規制用ストッパ部と、 これら各厚み規制用ストッパ部にそれぞれ一体に形成さ
    れ、カードの挿入により厚み規制用当接部を介して厚み
    規制用ストッパ部が挿入許容位置へ退避された状態にお
    いて、切欠部を通じて正規の厚みのカードがカード挿入
    部の所定の挿入位置へ挿入されるのを許容するととも
    に、正規の厚みより薄いカードがカード挿入部の所定の
    挿入位置へ挿入されるのを規制する突部とを備えている
    ことを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載のカー
    ド誤挿入防止装置。
  8. 【請求項8】 カードの両側の切欠部は、厚み方向の幅
    がそれぞれ異なって形成され、 両側の突部は、前記カードの対応する側の切欠部内へ進
    入可能に厚み方向の幅が異なって形成されていることを
    特徴とする請求項7記載のカード誤挿入防止装置。
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