JP2003075882A - 像振れ補正装置 - Google Patents

像振れ補正装置

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JP2003075882A
JP2003075882A JP2002177898A JP2002177898A JP2003075882A JP 2003075882 A JP2003075882 A JP 2003075882A JP 2002177898 A JP2002177898 A JP 2002177898A JP 2002177898 A JP2002177898 A JP 2002177898A JP 2003075882 A JP2003075882 A JP 2003075882A
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rotating
fixed
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pivot shaft
rotation
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JP2002177898A
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Shigeo Enomoto
茂男 榎本
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Pentax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成の像振れ補正装置において精度の
高い像振れ補正を実現する。 【解決手段】 補正レンズ11を保持するレンズ保持部
材10を第2の回転板40の開口部41に固定し、固定
板20の開口部21、第1の回転板30の開口部31に
挿通させる。第1の回転板30を第1の取付機構50に
より第1のピボット軸51を中心として回転可能に固定
板20に取付け、第2の回転板40を第2の取付機構6
0により第2のピボット軸61を中心として回転可能に
第1の回転板30に取付ける。補正レンズ11の、第1
の回転板30による変位と第2の回転板40の回転によ
る変位が合成されて像振れが相殺されるよう、第1およ
び第2の駆動機構70、80を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手振れ等に起因す
る光学機器の像振れを補正するための像振れ補正装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ等の光学機器には、手振れ
等に起因して発生する像振れを補正するための像振れ補
正装置を備えたものがある。出願人は、特開平6−35
022号公報で、他の光学系と共に結像光学系を構成す
る補正光学系をその光軸に垂直な平面上において像振れ
を相殺する方向に移動させることにより、像振れを補正
するタイプの補正レンズ駆動機構を提案している。具体
的には、互いに直交する2方向(垂直方向および水平方
向)の撮影光学系のぶれが相殺されるよう、補正光学系
を上述の平面上において変位させることにより像振れが
補正される。
【0003】同号公報で提案されている補正レンズ駆動
機構は、その機械的な構成を簡単なものとし、小さなパ
ワーで補正レンズを駆動可能とするという観点から、上
述の平面に沿って補正レンズを回転させるという構成が
採用されている。光学機器の内部に固定される板状の固
定部材の上に第1の回転軸を中心に回転可能に第1の回
転板が設けられ、第1の回転板の上に第2の回転軸を中
心に回転可能に第2の回転板が設けられ、固定部材、第
1および第2の回転板を挿通するよう、補正レンズを支
持する補正レンズ支持部材が配設されている。第1およ
び第2の回転軸は補正レンズの光軸と平行となるよう設
けられ、第1および第2の回転板はそれぞれ対応する駆
動機構により回転させられる。
【0004】この像振れ補正装置においては、同公報に
記載されているように、像振れ補正制御において、直線
近似演算により算出された駆動量に基づいて、第1およ
び第2の回転板が擬似直線運動される。すなわち、手振
れによる像の水平移動を打ち消すべく第1の回転板が回
動させられ、像の垂直移動を打ち消すべく第2の回転板
が回動させられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
水平方向成分および垂直方向成分のそれぞれの直線移動
成分ごとに直線近似演算した回転駆動量により、水平方
向成分に対応した第1の回転板と垂直方向成分に対応し
た第2の回転板とをそれぞれ駆動制御する構成、すなわ
ち一つの直線移動成分に対して1つの回転板の回転駆動
を割り当てて補正する構成においては、小型化のために
回転軸と補正光学系の光軸との距離を短くすると、直線
近似の誤差が大きくなり、駆動量の精度が低下する。ま
た、第2の回転板は第1の回転板上に支持される構成で
ある上に、各回転板を擬似直線運動させる制御が行なわ
れると、像ぶれの水平方向、垂直方向の移動を打ち消す
ために、一方の回転板を他方の回転板の回転によって生
じる誤差を無視して擬似直線運動させ、さらにその状態
で他方の回転板も同様に一方の回転板の回転によって生
じる誤差を無視して擬似直線運動させるので、さらに誤
差が増幅される。このため、装置全体の小型化が難し
く、操作性や携帯性の面から小型化が望まれる光学機器
においては不都合となるという問題がある。
【0006】本発明は以上の問題を解決するものであ
り、簡易な構成で小型かつ精度の高い像振れ補正装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る像振れ補正
装置は、光学機器の像振れを検出するぶれ検出手段と、
光学機器の結像光学系の一部を構成し、像振れを補正す
るための補正光学系と、光学機器内に固定される固定部
材と、固定部材に支持され、補正光学系の光軸と平行な
第1の回転軸を中心として補正光学系を回転させるため
の第1の回転部材と、第1の回転部材に支持され、補正
光学系の光軸と平行な第2の回転軸を中心として補正光
学系を回転させるための第2の回転部材と、ぶれ検出手
段の検出結果に基づいて、結像光学系の光軸の角度ぶれ
に伴う結像光学系の焦点面上における第1の直線方向に
沿った被写体像の移動成分を演算し、第1の回転部材と
第2の回転部材の双方をそれぞれ回転制御することによ
り、第1の直線方向に沿った移動成分を相殺する制御手
段とを備えることを特徴とする。
【0008】好ましくは、制御手段は、さらに上述の焦
点面上において第1の直線方向と交わる第2の直線方向
に沿った被写体像の移動成分を演算し、第1の直線方向
に沿った被写体像の移動成分および第2の直線方向に沿
った被写体像の移動成分がともに相殺されるよう第1お
よび第2の回転部材の双方を回転制御すべく、第1およ
び第2の回転部材のそれぞれの回転角度を演算する。
【0009】選択的に、第1の直線方向と第2の直線方
向は、互いに直交し、その交点は結像光学系の光軸の焦
点面との交点に一致する。
【0010】好ましくは、制御手段は、第1の直線方向
に沿った被写体像の移動成分、第2の直線方向に沿った
被写体像の移動成分、第1の回転部材の回転角度および
第2の回転部材の回転角度が以下の関係を満たすよう、
第1および第2の回転部材の回転角度を演算する。
【0011】
【数2】
【0012】選択的に、補正光学系の補正光学系光軸が
結像光学系を構成する他の光学系の光軸と一致する状態
において、第1の回転軸と補正光学系光軸に垂直な平面
との交点と補正光学系光軸と同平面の交点とを結ぶ直線
と、第2の回転軸と同平面の交点と補正光学系光軸と同
平面の交点とを結ぶ直線は、直交しない。
【0013】好ましくは、第1の回転部材を第1の回転
軸を中心として回転させるための第1の駆動部材と、第
1の回転部材を第1の駆動部材へ付勢する第1の付勢部
材を有する第1の駆動機構と、第2の回転部材を第2の
回転軸を中心として回転させるための第2の駆動部材
と、第2の回転部材を第2の駆動部材へ付勢する第2の
付勢部材を有する第2の駆動機構とを備える。
【0014】例えば、第1の駆動部材は、固定部材に固
定されたステッピングモータであり、第1の付勢部材は
一方の端部が固定部材に固定され、他方の端部が第1の
回転部材に固定されたコイルスプリングであり、第2の
駆動部材は第1の回転部材に固定されたステッピングモ
ータであり、第2の付勢部材は一方の端部が第1の回転
部材に固定され、他方の端部が第2の回転部材に固定さ
れたコイルスプリングである。
【0015】好ましくは、第1の回転軸を回転軸心と
し、第1の回転部材に固定され、一端が固定部材に設け
られた軸受部に当接する第1のピボット軸と、第1のピ
ボット軸の他端が当接する軸受部が設けられた板状の第
1の弾性部材と、固定部材に固定され、第1の弾性部材
の弾性力が常時、第1のピボット軸を固定部材に付勢す
る方向に作用するよう第1の弾性部材を支持する第1の
支持要素とを有する第1の支持機構と、第2の回転軸を
回転軸心とし、第2の回転部材に固定され、一端が第1
の回転部材に設けられた軸受部に当接する第2のピボッ
ト軸と、第2のピボット軸の他端が当接する軸受部が設
けられた板状の第2の弾性部材と、第1の回転部材に固
定され、第2の弾性部材の弾性力が常時、第2のピボッ
ト軸を第1の回転部材に付勢する方向に作用するよう第
2の弾性部材を支持する第2の支持要素とを有する第2
の支持機構とを備える。
【0016】より好ましくは、第1のピボット軸の一端
と他端は円錐状に形成され、固定部材および第1の弾性
部材の軸受部はテーパー状に形成され、第1のピボット
軸は、第1のピボット軸の一端と他端がそれぞれ対応す
る軸受部の中心に当接するよう配設され、第2のピボッ
ト軸の一端と他端は円錐状に形成され、第1の回転部材
および第2の弾性部材の軸受部はテーパー状に形成さ
れ、第2のピボット軸は、第2のピボット軸の一端と他
端がそれぞれ対応する軸受部の中心に当接するよう配設
される。
【0017】以上のように、本発明によれば、互いに異
なる2軸を中心として補正光学系を回転させるタイプの
像振れ補正装置において、結像光学系の光軸の角度ぶれ
に伴う焦点面上における第1の直線方向に沿った被写体
像の移動成分が、第1の回転部材と第2の回転部材の双
方を回転させることにより相殺されるため、常時、精度
の高い像振れ補正が実行される。
【0018】さらに、2つの回転部材の回転運動を組み
合わせることにより被写体像の変位を相殺する構成とし
ているため、像振れ補正の精度を高めるべく第1の回転
軸と補正光学系の距離、および第2の回転軸と補正光学
系の距離を大きく設ける必要がない。したがって、装置
全体の小型化が図られる。
【0019】板状の第1の弾性部材を用いてその弾性力
により、第1の回転部材が固定部材に支持される構成と
すれば、補正光学系の光軸方向における第1の回転部材
の位置が高精度に保持される。同様に、板状の第2の弾
性部材を用いてその弾性力により、第2の回転部材が第
1の回転部材に支持される構成とすれば、補正光学系の
光軸方向における第2の回転部材の位置が高精度に保持
される。すなわち、第1および第2の回転部材の光軸方
向における面倒れが防止され、安定した像振れ補正が実
行される。
【0020】また、第1のピボット軸の両端を円錐状に
形成し、固定部材および第1の弾性部材の軸受部をテー
パー状に形成し、第1のピボット軸の両端がそれぞれ対
応する軸受部の中心に当接するよう配設し、第2のピボ
ット軸の両端を円錐状に形成し、第1の回転部材および
第2の弾性部材の軸受部をテーパー状に形成し、第2の
ピボット軸の両端がそれぞれ対応する軸受部の中心に当
接するよう配設することにより、第1および第2の回転
部材の回転運動時の回転摩擦が軽減されるため、第1お
よび第2の回転部材がスムーズに回転させられ、精度の
高い駆動制御が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明に係る第1実施形
態が適用される補正レンズ駆動機構の正面図であり、図
2は、その側面を拡大して示す図である。補正レンズ駆
動機構は例えばカメラに具備される。レンズ保持部材1
0は略円筒状を呈しており、その内部には補正レンズ1
1が保持されている。固定板20と第1の回転板30と
第2の回転板40はそれぞれ薄板状の部材であり、第1
の回転板30が固定板20と第2の回転板40の間に位
置するよう、所定の間隔をおいて配設される。
【0022】円板状の固定板20はカメラ内において所
定の取り付け機構により固定される。固定板20の略中
央には、レンズ保持部材10を挿通させるための略矩形
の開口部21が形成されている。第1の回転板30は円
板の一部を切り欠いた形状を有しており、略中央にはレ
ンズ保持部材10を挿通させるための円形の開口部31
が形成されている。第2の回転板40の略円板上の挿通
部40aと略三角形状の支持部40bが一体化した形状
を有する。挿通部40aの略中央にはレンズ保持部材1
0が嵌合する開口部41が形成されており、レンズ保持
部材10は開口部41に固定されている。
【0023】第1の回転板30は第1の取り付け機構5
0により固定板20に取り付けられている。第1の取付
機構50は第1のピボット軸51、軸受52、53、支
柱54、55、板ばね56を有する。
【0024】板ばね56は、弾性部材を固定板20の周
縁部に沿って円弧状に成型した部材である。円柱状の支
柱54および支柱55は、固定板20の第1の回転板3
0に対向する面上において、第1のピボット軸51の近
傍であって第1の回転板30が切りかかれた部分に相当
する位置に、板ばね56の形状に対応して固定されてい
る。支柱54および55の固定板20に固定された端部
と反対側の端部は、後述するようにそれぞれ板ばね56
に設けられた穴に固定的に嵌合している。以上のよう
に、板ばね56の両端部はそれぞれ第1のピボット軸5
1、支柱55に支持され、中央部は支柱54に支持され
ている。
【0025】図3は、図1の線I−I矢視断面図であ
り、補正レンズ11の光軸OPから上の部分が拡大して
示されている。第1のピボット軸51は第1の回転板3
0の周縁部近傍に設けられた穴32を挿通し、かつ固定
的に嵌合している。第1のピボット軸51の両端部はそ
れぞれ円錐状に成型されている。軸受52は、固定板2
0の第1の回転板30に対向する面上において、第1の
ピボット軸51に対応する位置に固定板20と一体的に
形成されている。軸受53は、板ばね56において第1
のピボット軸51に相当する位置に形成された穴56a
に固定されている。軸受52および53にはそれぞれテ
ーパー状(円錐状)の凹部が形成されており、第1のピ
ボット軸51は、円錐状の両端部の頂点が、軸受52、
53の凹部の中心に当接するよう配設される。
【0026】円柱状の支柱54は本体部54aと、本体
部54aより小径の頭部54bを有する。頭部54bは
板ばね56に設けられた穴56b(図1参照)に固定的
に嵌合し、本体部54aにおいて頭部54bが形成され
ている底面は板ばね56に当接している。同様に、円柱
状の支柱55は本体部55aと、本体部55aより小径
の頭部55b(図1参照)を有し、頭部55bは板ばね
56に設けられた穴56c(図1参照)に固定的に嵌合
し、本体部55aの底面は板ばね56に当接している。
すなわち、固定板20と板ばね56の間隔は、支柱5
4、55により規定される。
【0027】第1のピボット軸51、支柱54および5
5は、いずれも補正レンズ11の光軸OPと平行となる
よう設けられる。さらに、軸受52の凹部の中心と軸受
53の凹部の中心との間の光軸OPに沿った長さが、第
1のピボット軸51の両端部の円錐部分の頂点間の長さ
よりも若干短くなるよう、固定板20と板ばね56の距
離は支柱54、55により定められている。したがっ
て、板ばね56の付勢力が第1の回転板30に対して、
常時、固定板20へ向かう方向へ作用する。換言すれ
ば、板ばね56により第1のピボット軸51は常時、固
定板20に圧接されている。上述のように、第1のピボ
ット軸51の両端部は軸受52、53のテーパー状の凹
部の中心に当接しているため、板ばね56により圧接さ
れていても、第1のピボット軸51の回転摩擦が軽減さ
れ、その回転運動が妨げられることはない。すなわち、
第1の回転板30は第1のピボット軸51を回転中心と
して回転可能に固定板20に支持されている。
【0028】図1および図2に示すように、第2の回転
板40は、第1の取付機構50と同様の第2の取付機構
60により第1の回転板30に取り付けられている。第
2の取付機構60は第2のピボット軸61、第1の回転
板30の周縁部に沿って円弧状に形成された板ばね6
6、第1の回転板30に一体的に形成される軸受(図示
せず)、板ばね66に設けられる軸受63、円柱状の支
柱64、65を有する。
【0029】第2のピボット軸61は、図1に示される
ように、補正レンズ11の光軸OPを中心として、第1
のピボット軸51から反時計回りに90度回転させた位
置に配設される。換言すれば、図1中の一点鎖線で示す
ように、光軸OPに垂直な垂直平面に上において、垂直
平面と第1のピボット軸51の軸心との交点と光軸OP
とを結ぶ直線と、垂直平面と第2のピボット軸61の軸
心との交点と光軸OPを結ぶ直線とが互いに直交し、か
つ同一寸法となるよう、第1および第2のピボット軸5
1、61は位置付けられている。
【0030】第2のピボット軸61は第2の回転板40
の支持部40bの頂点近傍に設けられた穴(図示せず)
を挿通し、かつ固定的に嵌合している。第2のピボット
軸61の両端部はそれぞれ円錐状に成型されている。第
1の回転板30の第2の回転板40に対向する面上にお
いて、第2のピボット軸61に対応する位置に第1の回
転板30と一体的に形成される軸受、および板ばね66
において第2のピボット軸61に相当する位置に固定さ
れている軸受63には、上述の第1の取付機構50と同
様、それぞれテーパー状(円錐状)の凹部が形成されて
いる。第2のピボット軸61は、円錐状の両端部の頂点
が、第1の回転板30の軸受、軸受63の凹部の中心に
当接するよう配設される。
【0031】円柱状の支柱64および支柱65は、第1
の回転板30において、第2のピボット軸61の近傍で
あって、板ばね66の形状に対応して設けられている。
すなわち、板ばね66の両端部はそれぞれ第2のピボッ
ト軸61、支柱65に支持され、中央部は支柱64に支
持されている。支柱64および65の第1の回転板30
に固定された端部と反対側の端部64b、65bは、そ
れぞれ第1の取付機構50の板ばね56と支柱54、5
5と同様の構成により、板ばね66に設けられた穴66
b、66cに固定的に嵌合している。すなわち、第1の
回転板30と板ばね66の間隔は、支柱64、65によ
り規定される。
【0032】第2のピボット軸61、支柱64および6
5は、いずれも補正レンズ11の光軸OPと平行となる
よう設けられる。また、第2のピボット軸61が第1の
回転板30へ圧接される方向へ板ばね66の付勢力が作
用するよう、第1の回転板30と板ばね66の距離は支
柱64、65により定められている。第2のピボット軸
61の両端部は対応する軸受のテーパー状の凹部の中心
に当接しているため、板ばね66により圧接されていて
も、第2のピボット軸61の回転摩擦が軽減され、その
回転運動が妨げられることはない。すなわち、第2の回
転板40は第2のピボット軸61を回転中心として回転
可能に第1の回転板30に支持されている。
【0033】固定板20の開口部21および第1の回転
板30の開口部31は、第1および第2の回転板30、
40の回転運動を妨げないようレンズ保持部材10の外
径より大きく設けられている。換言すれば、レンズ保持
部材10の移動範囲は開口部21、31の内周面により
規定される。尚、図1は補正レンズ11の光軸OPが、
カメラの撮影光学系(結像光学系)を構成する他の光学
系の光軸と一致した状態にレンズ保持部材10が位置決
めされている。本明細書ではこのレンズ保持部材10の
位置を基準位置と呼ぶ。
【0034】第1の回転板30は、図1に示されるよう
に、光軸OPを挟んで第1のピボット軸51の反対側に
設けられる第1の駆動機構70により、回転させられ
る。第1の駆動機構70はリニアステップアクチュエー
タである直動型の第1のステッピングモータ71と第1
のコイルスプリング72を有する。第1のステッピング
モータ71は、モータケース71a内に配設されたパル
ス駆動されるロータ(図示せず)と、ロータの正逆転に
応じて軸方向に沿って移動するシャフト71bを有す
る。ロータが正転するとシャフト71bは軸方向に沿っ
て突出し、逆転すると引き込まれる。モータケース71
aは図2に示されるように、取付板73により固定板2
0に固定されている。
【0035】第1のコイルスプリング72の一方の端部
は固定板20において第1の回転板30に対向する面上
に突設されたピン22に係合し、他方の端部は第1の回
転板30において固定板20に対向する面上に突設され
たピン32に係合しており、第1の回転板30を、シャ
フト71bが引き込まれる方向へ、常時、付勢してい
る。すなわち、第1のコイルスプリング72は、第1の
回転板30を図1中の反時計回りへ付勢している。した
がって、シャフト71bの先端部に設けられたボール
は、常時、第1の回転板30の被押圧部33の側面の側
面に当接している。
【0036】以上の構成により、第1の回転板30は、
第1のステッピングモータ71のロータが正転すれば図
1において第1のピボット軸51を中心として時計回り
へ回転させられ、逆転すれば反時計回りへ回転させられ
る。したがって、第1のステッピングモータ71の駆動
パルスを制御することにより、第1の回転板30の回転
が制御される。
【0037】第2の回転板40は、図1に示されるよう
に、光軸OPを挟んで第2のピボット軸61の反対側に
設けられる第2の駆動機構80により、回転させられ
る。第2の駆動機構80は、第1の駆動機構70と同
様、リニアステップアクチュエータである直動型の第2
のステッピングモータ81と第2のコイルスプリング8
2を有する。第2のステッピングモータ81のロータが
正転するとシャフト81bは軸方向に沿って突出し、逆
転すると引き込まれる。モータケース81aは図2に示
されるように、取付板83により第1の回転板30に固
定されている。
【0038】第2のコイルスプリング82の一方の端部
は第1の回転板30において第2の回転板40に対向す
る面上に突設されたピン34に係合し、他方の端部は第
2の回転板40において第1の回転板30に対向する面
上に突設されたピン42に係合しており、第2の回転板
40を、シャフト81bが引き込まれる方向へ、常時、
付勢している。すなわち、第2のコイルスプリング82
は、第2の回転板40を、図1中の反時計回りへ付勢し
ている。したがって、シャフト81bの先端部に設けら
れたボールは、常時、第2の回転板40の被押圧部43
の側面に当接している。
【0039】以上の構成により、第2の回転板40は、
第2のステッピングモータ81のロータが正転すれば図
1において第2のピボット軸61を中心として時計回り
へ回転させられ、逆転すれば反時計回りへ回転させられ
る。したがって、第2のステッピングモータ81の駆動
パルスを制御することにより、第2の回転板40の回転
が制御される。
【0040】図1〜図3に示す補正レンズ駆動機構は、
補正レンズ11がカメラの撮影光学系の一部を構成する
よう、カメラ内において配設され、像振れが発生してい
ない状態、若しくは像振れ制御が実行されないとき、補
正レンズ11は基準位置に位置決めされる。
【0041】図4は、第1実施形態における補正レンズ
11の駆動制御のブロック図である。横方向角速度セン
サ100は、カメラの横方向における振れの方向及び角
速度を検出し、縦方向角速度センサ101は、カメラの
縦方向における振れの方向及び角速度を検出する。横方
向および縦方向の角速度センサ100、101には例え
ば圧電ジャイロ等が用いられる。横方向角速度センサ1
00の出力信号は増幅処理が施され、A/D(アナログ
・デジタル)変換された後、点線部で示すCPU1に入
力され、横方向積分演算部102において積分演算さ
れ、撮影光学系の横方向における角度変位情報xが算出
される。同様に、縦方向角速度センサ101の出力信号
は増幅処理が施され、A/D変換された後、縦方向積分
演算部103において積分演算され、撮影光学系の縦方
向における角度変位情報yが算出される。
【0042】横方向角度変位情報xは、第1の回転板3
0の回転角度θを算出するための第1の回転角度演算部
104と第2の回転板40の回転角度δを算出するため
の第2の回転角度演算部105に入力される。同様に、
縦方向角度変位情報yは、それぞれ第1の回転角度演算
部104と第2の回転角度演算部105に入力される。
【0043】CPU1のEEPROM200には、横方
向および縦方向の角度変位情報x、yと、角度変位情報
x、yを相殺するのに必要な第1および第2の回転板3
0、40の回転角度θ、δとの対応を示すテーブルが格
納されている。第1の回転角度演算部104では、横方
向および縦方向の角度変位情報x、yに基づいてEEP
ROM200に格納されたテーブルを参照することによ
り、第1の回転板30の回転角度θを算出し、第2の回
転角度演算部105では、横方向および縦方向の角度変
位情報x、yに基づいてEEPROM200内に格納さ
れたテーブルを参照することにより、第2の回転板40
の回転角度δを算出する。尚、横方向および縦方向の角
度変位情報x、yと第1および第2の回転板30、40
の回転角度θ、δとの関係については後述する。
【0044】第1の回転角度演算部104で演算された
第1の回転板30の回転角度θは第1のパルス数変換部
106に入力される。第1のパルス数変換部106で
は、回転角度θが第1のステッピングモータ71の駆動
パルス数に変換される。同様に、第2の回転角度演算部
105で演算された第2の回転板40の回転角度δは第
2のパルス数変換部107に入力され、回転角度δが第
2のステッピングモータ81の駆動パルス数に変換され
る。
【0045】第1のパルス数変換部106で演算された
第1のステッピングモータ71の駆動パルス数、および
第2のパルス数変換部107で演算された第2のステッ
ピングモータ81の駆動パルス数は、それぞれCPU1
の外部の第1のドライバ回路108、第2のドライバ回
路109の入力信号として出力され所定の信号処理が施
された後、第1のステッピングモータ71および第2の
ステッピングモータ81のコイル電流として出力され
る。
【0046】図5は本発明に係る第2実施形態が適用さ
れる補正レンズ駆動機構の正面図である。第1実施形態
と同様の部材には同一の符号が付されている。また、図
5は図1と同様、レンズ保持部材10が基準位置にある
状態を示す。この第2実施形態においては、図5中の一
点鎖線で示すように、レンズ支持部材10が基準位置に
位置決めされている状態において、第1のピボット軸5
1の軸心と光軸OPに垂直な垂直平面との交点と、光軸
と垂直平面の交点とを結ぶ直線と、第2のピボット軸6
1の軸心と垂直平面の交点と、光軸OPと垂直平面の交
点とを結ぶ直線とのなす角度が90度ではなく、鋭角と
なっている点で第1実施形態とは異なっている。その他
の構成は第1実施形態と同様であり、第1および第2の
回転板30、40の駆動制御も図4のブロック図を用い
て説明した制御と同様である。
【0047】ここで、図6を参照して第1および第2の
回転角度演算回路104、105における演算処理につ
いて説明する。図6は第2実施形態が適用されるカメラ
の撮影光学系の焦点面における2次元座標である。この
2次元座標の原点S0(0,0)は撮影光学系の光軸と
焦点面との交点と一致し、第1のピボット軸51の軸心
と焦点面との交点P1(0,d1)がY軸上に存在す
る。図6中、P2(d2,d3)は第2のピボット軸6
1の軸心と焦点面の交点である。補正レンズ11が基準
位置にあるとき、補正レンズ11の光軸OPと焦点面の
交点は原点S0に一致する。尚、図6において第1およ
び第2のピボット軸51、61を中心として反時計回り
の回転は正の成分、時計回りの回転は負の成分として処
理される。
【0048】点P1と点P2を結ぶ線分をL1、点P1
を回転中心としてY軸から線分L1への時計回りの角度
をα1、原点S0とP2を結ぶ線分をL2、原点S0を
回転中心としてX軸から線分L2への時計回りの角度を
α2とすると、L1、L2、α1、α2は以下の式
(1)〜(4)で示される関係を有する。
【0049】
【数3】
【0050】補正レンズ11が基準位置にある状態か
ら、第1の回転板30が角度θだけ反時計回りに回転さ
せられると、第2のピボット軸61の軸心と焦点面との
交点は点P2から点P3へ変位し、補正レンズ11の光
軸OPと焦点面との交点はS0からS1へ変位する。こ
の状態でさらに第2の回転板40が角度δだけ時計回り
に回転させられると、補正レンズ11の光軸OPと焦点
面との交点はS1からS2へ変位する。点P3のX座標
XP3およびY座標YP3は以下の式(5)および
(6)で示される。
【0051】
【数4】
【0052】点P3と点S1の距離は線分L2であるか
ら、点S2のX座標XS2およびY座標YS2は以下の
式(7)および(8)で示される。
【0053】
【数5】
【0054】式(7)に式(5)を代入し、式(8)に
式(6)を代入すると、点S2のX座標XS2およびY
座標YS2は以下の式(9)および(10)で表され
る。
【0055】
【数6】
【0056】横方向角速度センサ100からの出力信号
をA/D変換し積分演算して得られる、撮影光学系の光
軸の横方向の変位、すなわち像振れにおける横方向の移
動成分をxとし、縦方向角速度センサ101からの出力
信号をA/D変換し積分演算して得られる、撮影光学系
の光軸の縦方向の変位、すなわち像振れにおける縦方向
の移動成分をyとすると、以下の式(11)および(1
2)で表される関係を満たすよう第1の回転板30およ
び第2の回転板40を回転させれば、像振れが補正され
ることとなる。
【0057】
【数7】
【0058】上述のように、第1および第2実施形態に
おいては、横方向の移動成分xおよび縦方向の移動成分
yと、第1の回転板30の回転角度θおよび第2の回転
板40の回転角度δとの対応関係を示すテーブルがEE
PROM200に格納されている。このテーブルの内容
は、式(11)および(12)の横方向移動成分xと縦
方向移動成分yに所定の間隔で離散する複数の変数値を
代入し、第1の回転板の回転角度θと第2の回転板の回
転角度δの値を算出し、その結果得られる横方向移動成
分x、縦方向移動成分yの組み合せと、第1の回転板の
回転角度θ、第2の回転板の回転角度δの組み合せとの
対応関係である。
【0059】すなわち、式(11)及び(12)におい
ては、直線近似は行なわずに、横方向または縦方向の一
つの直線移動成分は、2つの回転板のそれぞれの回転角
θ、δを用いて表わされており、理論上、誤差がない。
したがって、従来のような、直線近似によって一つの回
転板のみの回転角制御で一つの直線移動成分の像ぶれを
補正する構成に比べ、誤差のない回転板の駆動量演算値
が演算できる。また回転角θとδがそれぞれ独立して求
められているので、一方の回転板が他方の回転板上に回
転可能に軸支されている構成であっても、一方の回転板
の駆動量誤差が他方の回転板の駆動量演算に干渉するこ
とはないため、高精度な演算ができ、また各回転板の回
転軸どうしの配置を、補正光学系の光軸に対して90度
の関係にしなくても良いので、回転板や駆動機構の配置
の自由度が向上する。
【0060】第1の回転板30の回転角度算出部104
および第2の回転板40の回転角度算出部105(図4
参照)では、EEPROM200にアクセスし、横方向
および縦方向の積分演算部102、103から入力され
る角度変位情報x、yに基づいてこのテーブルが参照さ
れ、第1および第2の回転板30、40の回転角度θ、
δが演算される。横方向角速度センサ100、縦方向角
速度センサ101からの出力信号に上述の処理を施した
結果得られる角度変位情報が、テーブルに格納された横
方向の移動成分x、縦方向の移動成分yに該当しない値
である場合は、テーブル中の前後の値に基づいて、公知
の直線補間法を用いて第1および第2の回転板30、4
0の回転板の回転角度θ、δが算出される。
【0061】尚、第1および第2実施形態は本発明をカ
メラに適応する例について説明したがこれに限るもので
はなく、望遠鏡等の単眼の光学機器に適応させることも
可能である。また、補正装置を2つ並列させることによ
り、双眼鏡等にも適応可能である。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、補正光
学系を光軸に垂直な面に沿ってで駆動制御するタイプの
像振れ装置において、精度の高い像振れ補正が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態が適用される補正レ
ンズ駆動機構の正面図である。
【図2】図1の補正レンズ駆動機構を側面から拡大して
示す図である。
【図3】図1の線I−Iの矢視断面図を拡大して示す図
である。
【図4】第1実施形態の補正レンズの駆動制御のブロッ
ク図である。
【図5】本発明に係る第2実施形態が適用される補正レ
ンズ駆動機構の正面図である。
【図6】第2実施形態の像振れ補正装置が設けられる光
学機器の撮影光学系の焦点面における、第1および第2
の回転軸、補正レンズの光軸の相対的位置関係を示す図
である。
【符号の説明】
10 レンズ保持部材 11 補正レンズ 20 固定板 30 第1の回転板 40 第2の回転板 50 第1の取付機構 51 第1のピボット軸 52、53 軸受 54、55 支柱 56 板ばね 60 第2の取付機構 61 第2のピボット軸 63 軸受 64、65 支柱 66 板ばね 70 第1の駆動機構 80 第2の駆動機構

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学機器の像振れを検出するぶれ検出手
    段と、 前記光学機器の結像光学系の一部を構成し、前記像振れ
    を補正するための補正光学系と、 前記光学機器内に固定される固定部材と、 前記固定部材に支持され、前記補正光学系の光軸と平行
    な第1の回転軸を中心として前記補正光学系を回転させ
    るための第1の回転部材と、 前記第1の回転部材に支持され、前記補正光学系の光軸
    と平行な第2の回転軸を中心として前記補正光学系を回
    転させるための第2の回転部材と、 前記ぶれ検出手段の検出結果に基づいて、前記結像光学
    系の光軸の角度ぶれに伴う前記結像光学系の焦点面上に
    おける第1の直線方向に沿った被写体像の移動成分を演
    算し、前記第1の回転部材と前記第2の回転部材の双方
    をそれぞれ回転制御することにより、前記第1の直線方
    向に沿った移動成分を相殺する制御手段とを備えること
    を特徴とする像振れ補正装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、さらに前記焦点面上に
    おいて前記第1の直線方向と交わる第2の直線方向に沿
    った被写体像の移動成分を演算し、前記第1の直線方向
    に沿った被写体像の移動成分および前記第2の直線方向
    に沿った被写体像の移動成分がともに相殺されるよう前
    記第1および第2の回転部材の双方を回転制御すべく、
    前記第1および第2の回転部材のそれぞれの回転角度を
    演算することを特徴とする請求項1に記載の像振れ補正
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の直線方向と前記第2の直線方
    向は、互いに直交し、その交点は前記結像光学系の光軸
    の前記焦点面との交点に一致することを特徴とする請求
    項2に記載の像振れ補正装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記第1の直線方向に
    沿った被写体像の移動成分、前記第2の直線方向に沿っ
    た被写体像の移動成分、前記第1の回転部材の回転角度
    および前記第2の回転部材の回転角度が以下の関係を満
    たすよう、前記第1および第2の回転部材の回転角度を
    演算することを特徴とする請求項3に記載の像振れ補正
    装置。 【数1】
  5. 【請求項5】 前記補正光学系の補正光学系光軸が前記
    結像光学系を構成する他の光学系の光軸と一致する状態
    において、前記第1の回転軸と前記補正光学系光軸に垂
    直な平面との交点と前記補正光学系光軸と前記平面の交
    点とを結ぶ直線と、前記第2の回転軸と前記平面の交点
    と前記補正光学系光軸と前記平面の交点とを結ぶ直線
    は、直交しないことを特徴とする請求項1に記載の像振
    れ補正装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の回転部材を前記第1の回転軸
    を中心として回転させるための第1の駆動部材と、前記
    第1の回転部材を前記第1の駆動部材へ付勢する第1の
    付勢部材を有する第1の駆動機構と、 前記第2の回転部材を前記第2の回転軸を中心として回
    転させるための第2の駆動部材と、前記第2の回転部材
    を前記第2の駆動部材へ付勢する第2の付勢部材を有す
    る第2の駆動機構とを備えることを特徴とする請求項1
    に記載の像振れ補正装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の駆動部材は前記固定部材に固
    定されたステッピングモータであり、前記第1の付勢部
    材は一方の端部が前記固定部材に固定され、他方の端部
    が前記第1の回転部材に固定されたコイルスプリングで
    あり、 前記第2の駆動部材は前記第1の回転部材に固定された
    ステッピングモータであり、前記第2の付勢部材は一方
    の端部が前記第1の回転部材に固定され、他方の端部が
    前記第2の回転部材に固定されたコイルスプリングであ
    ることを特徴とする請求項6に記載の像振れ補正装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の回転軸を回転軸心とし、前記
    第1の回転部材に固定され、一端が前記固定部材に設け
    られた軸受部に当接する第1のピボット軸と、前記第1
    のピボット軸の他端が当接する軸受部が設けられた板状
    の第1の弾性部材と、前記固定部材に固定され、前記第
    1の弾性部材の弾性力が常時、前記第1のピボット軸を
    前記固定部材に付勢する方向に作用するよう前記第1の
    弾性部材を支持する第1の支持要素とを有する第1の支
    持機構と、 前記第2の回転軸を回転軸心とし、前記第2の回転部材
    に固定され、一端が前記第1の回転部材に設けられた軸
    受部に当接する第2のピボット軸と、前記第2のピボッ
    ト軸の他端が当接する軸受部が設けられた板状の第2の
    弾性部材と、前記第1の回転部材に固定され、前記第2
    の弾性部材の弾性力が常時、前記第2のピボット軸を前
    記第1の回転部材に付勢する方向に作用するよう前記第
    2の弾性部材を支持する第2の支持要素とを有する第2
    の支持機構とを備えることを特徴とする請求項1に記載
    の像振れ補正装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のピボット軸の前記一端と前記
    他端は円錐状に形成され、前記固定部材および前記第1
    の弾性部材の前記軸受部はテーパー状に形成され、前記
    第1のピボット軸は、前記第1のピボット軸の前記一端
    と前記他端がそれぞれ対応する前記軸受部の中心に当接
    するよう配設され、 前記第2のピボット軸の前記一端と前記他端は円錐状に
    形成され、前記第1の回転部材および前記第2の弾性部
    材の前記軸受部はテーパー状に形成され、前記第2のピ
    ボット軸は、前記第2のピボット軸の前記一端と前記他
    端がそれぞれ対応する前記軸受部の中心に当接するよう
    配設されることを特徴とする請求項8に記載の像振れ補
    正装置。
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