JP2003075789A - 180度分極反転による光制御素子 - Google Patents

180度分極反転による光制御素子

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JP2003075789A
JP2003075789A JP2001268104A JP2001268104A JP2003075789A JP 2003075789 A JP2003075789 A JP 2003075789A JP 2001268104 A JP2001268104 A JP 2001268104A JP 2001268104 A JP2001268104 A JP 2001268104A JP 2003075789 A JP2003075789 A JP 2003075789A
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light
polarization
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control element
electric field
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Shiro Shichijo
司朗 七条
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Mitsui Chemicals Inc
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Mitsui Chemicals Inc
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、光ビームの偏光状態を高速で
正確に制御でき、かつ、光ビームを所定の強度で所定の
偏光状態に移行できる電気光学効果を用いた光制御素
子、例えば波長フィルタ、光強度変調器等を提供するこ
とにある。 【構成】強誘電性基板中に所定形状に形成された周期的
180度分極反転ドメイン領域を有し、前期強誘電体基
板に一定電界を印加し、強誘電体基板の温度を変化させ
ることによりフィルタ特性を可変にすることを特徴とす
る光制御素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気光学素子に関
し、特に電気光学効果を利用して光ビームの偏光状態を
制御する光制御素子に関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、強誘電体の電気光学効果を利用した
種々の光ビームの制御が盛んに行われている。電気光学
効果は、その応答速度が高速であるため、その特性を用
いて光ビームの高速な強度変調器や偏波コントローラ、
や位相変調器などが作製されている。
【0003】光ビームの偏光状態を制御する素子として
は、異方性結晶を用いたλ/2、λ/4等の位相板があ
る。しかし、これらの位相板により光ビームの偏光状態
を制御するためには、その位相板自体を回転させ、入射
光の偏波面に対してその結晶軸を調整しているが、これ
は機械的な動作となってしまうため、その制御速度は遅
く、また偏光状態の制御性が不十分となることがある。
【0004】また、特定の偏光状態の光ビームを取り出
す偏光器として、偏光子と検光子とを組み合わせて構成
した装置がある。偏光子から出射される光ビームは、理
想的には、偏光状態が一定した完全偏光であることが望
ましいが、実際には他の偏光成分を含んでいるため、こ
れをカットする検光子を用いている。しかし、このよう
な偏光子と検光子との組み合わせにおいては、光ビーム
の強度(パワー)移行率が十分ではなく、またその強度
の制御も容易ではない。
【0005】周期的分極反転結晶に電界を印可して屈折
率楕円体の主軸がわずかに回転する効果を利用して異な
る直行する偏光モード間で結合を生じさせ、偏波状態を
制御する方法が報告されている。(特開平10−115
814)これによると、波長依存性が強く分極反転周期
に連動した一定波長のみで動作する。特に波長多重(WD
M:Wavelength Division Multiplexzer)光ファイバ通
信におけるアド度・ドロップ用波長フィルタ等の用途で
はフィルタ特性をチューニングする必要があり、使用で
きないといった不具合があった。任意の波長で動作させ
チューナブル化する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、光ビ
ームの偏光状態を高速で正確に制御でき、かつ、光ビー
ムを所定の強度で所定の偏光状態に移行できる電気光学
効果を用いた光制御素子、例えば波長フィルタ、光強度
変調器等を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、強誘電性基板
中に所定形状に形成された周期的180度分極反転ドメ
イン領域を有し、前期強誘電体基板に一定電界を印加
し、強誘電体基板の温度を変化させることによりフィル
タ特性を可変にする光制御素子素子である。また本発明
は、強誘電性基板中に所定形状に形成された周期的18
0度分極反転ドメイン領域を有し、前期強誘電体基板の
温度を所定の温度に制御し、所定の温度で選択された波
長の光ビームを電界印加することにより偏光状態を制御
する光制御素子である。また本発明は、強誘電性基板中
に所定形状に形成された周期的180度分極反転ドメイ
ン領域を有し、強誘電性基板の光ビーム出射側に、直線
偏波である入射光の偏波面方向と交差する偏波面を有す
る出射光が通過する検光子を設け、かつ、印加電圧を変
化させることにより、前記出射光の強度を変調する光制
御素子である。これらの強誘電性基板がニオブ酸カリウ
ム結晶からなることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】まず、本実施例による電気光学素
子において光の偏光状態を制御するときの原理について
述べる。図1に示すように、本実施例による電気光学素
子は、基本的には、強誘電体基板10と、この基板中に
作製されかつ光の伝搬方向に沿って周期的に配置された
直方体状の分極反転ドメイン2と、基板10の主面3、
4に垂直であって光の伝搬方向に対して平行な両側面
5、6の全面に設けられた矩形状の電極30、31と、
これらの電極間に電圧を印加するための図示されていな
い電気信号源とから構成されている。
【0009】基板10の結晶の方向(図中の上向き矢印
で示す自発分極の方向)と分極反転ドメイン2の結晶の
方向(図中の下向き矢印で示す自発分極の方向)とは、
互いに180度反転している。そして、ドメイン2のド
メイン壁2a、2bは強誘電体基板1の主面3、4に対
してほぼ垂直であり、光ビーム(入射光)50はこれら
の分極反転領域1、2を繰り返し通過する。光ビーム
(入射光)50は、素子端面7から入射し、基板10と
ドメイン1、2とを交互に通過しながら、反対側の端面
8から出射する。
【0010】ここで、基板1は2軸性の異方性結晶、例
えばニオブ酸カリウム(KNbO3)で形成されている。
基板10の光学軸方向が図2のz軸方向であるとする
と、x軸及びy軸方向の屈折率はno (即ち、常光線の
屈折率)、z軸方向の屈折率はne (即ち、異常光線の
屈折率)となり、異なった屈折率を有する。入射される
光ビーム50において、y軸方向に偏光している光、即
ち常光線は、x軸及びy軸方向の屈折率no を感じ、z
軸方向に偏光している光、即ち異常光線は、z軸方向の
屈折率ne を感じることとなる。即ち、両者は素子中を
伝搬する際、伝搬速度が異なり、両者に位相差が生じる
ことになる。この位相差はそのままでは後述する偏光状
態の変化を得ることはできないため、両光線の位相を合
わせること(位相整合)が必要となる。そこで、素子1
0の電極30及び31に電圧が印加されたとき、素子内
部にはy軸方向において素子全体にわたって均一に電界
Ey が生じる(Ex =Ez =0、Ey ≠0)。この電界
Ey により、図2及び図3に示すように、電気光学効果
により基板10の屈折率楕円体の主軸方向がy−z面内
で回転するようになり、この回転角θは公知の次式で与
えられる。 θ=(1/2)tan-1{2×r42×Ey/(ne -2−no -2)}・・・(1) (但し、r42は、物質の結晶の方向によって異なる電気
光学定数である。)この主軸回転は通常わずかであるが
ニオブ酸カリウム結晶は大きな非線形光学定数r42を用
いるため大きな回転角度を実現できる。即ち、印加電界
Eyによって、この屈折率楕円体の主軸が回転すること
により、偏波面が直交する(即ち、y軸方向とz軸方
向)二つの光波が結合するようになり、TE―TMモード変
換が起こるようになる。その結合係数κは近似的に以下
の式で表される。 κ=(π/λ)×n3 ×r42×Ey ・・・・・・(2) (ここで、λは伝搬光ビームの波長である。)ここで基
板1とドメイン2とでは、両者の結晶軸が反転している
ため、図3の電界印加による主軸の回転方向は互いに反
対になり、この回転による主軸のy軸方向成分は相加的
に結合される。偏波面が直交する両光波は、素子中の伝
搬定数(ne, no)が異なるため、両者の相互作用長が短
く、両者の結合はわずかでしかない。しかしながら、ド
メイン1と180度反転したドメイン2とを図1の如く
に交互に繰り返して光ビームの伝搬方向に配することに
より、その繰り返し周期Λを調整することにより位相整
合することが可能となる。このためグレーティングによ
り両偏波光は100%の結合が可能となる。
【0011】上記グレーティングによる両偏波光の間の
パワー移行率η(位相整合する割合)は公知の次式によ
り表される。 η=sin2{(|κ|2 +△2 )(1/2) ×L}/{1+(△2 /κ2 )} ・・ ・・・・(3) ここで、△=π(no −ne )/λ−(π/Λ) ・・・・・ ・(4) であり、Λはグレーティング周期である。
【0012】式(3)、式(4)より、波長λにおいて
Δ=0のとき、100%のパワー移行がなされ、そのと
きの波長λpは、 λp=Λ(no −ne ) ・・・・・・(5) となる。即ち、この両偏波光の間のパワー移行は、設計
波長λpの波長に対して、波長λpを中心とした(3)
式で表現できる波長帯域を有し、波長λpのときのみ1
00%のパワー移行が可能である。
【0013】これにより、波長λpであれば、光ビーム
が素子中を伝搬していくと、両偏波光がお互いにパワー
移行するようになり、その時の完全結合長Lpは、 Lp=π/2|κ| ・・・・・・(6) となり、この長さを伝搬すると、完全な強度(パワー)
移行(位相整合)が起こる。即ち、例えば光ビームがz
軸方向に偏波面を有する直線偏光(TMモード)であった
場合、入射光波長がλpであれば(式(5)を満たして
いれば)、電界Eyがないときには、そのままz軸方向
の直線偏波光(TMモード)が出射されるが、電界Eyが
大きくなると、やがて出射光は両直交偏波光が次第に結
合するようになり、z軸方向の偏波から直線偏波を保っ
たままy軸の方へ回転し始め、電界Eyが式(6)を満
たす条件になると、出射光はy軸方向の偏波面を有する
直線偏光(TEモード)へと変換され、100%結合(位
相整合)する。また、上記の入射光の偏波方向はy軸方
向(TEモード)としてもよく、その場合の出射光はz軸
方向偏波の直線偏波(TMモード)へと変換される。
【0014】たとえば結晶長一定として設計波長λpで
の結合効率の印加電界強度依存性を図5に示す。(設計
波長 1.59μm、分極反転周期 12.19μm、
電極間距離3mm、結晶長4mm)図5中のA点がTMか
らTEモードへ100%変換される電界強度であり、さら
にそれより電界を増加させるとTEからTMへのモード変換
が生じる。そのあいだの電界強度ではz軸とy軸の間の
方向の偏光を有する直線偏光の光となる。ここで設計波
長λpはグレーテイング周期Λの関数であり、一度周期
Λを固定して作成した後は、分極反転周期Λを変化させ
ることは困難であると考えられる。
【0015】しかしながら本発明者は(5)式のne、no
の材料定数に着目しこれらの差を変化させることにより
設計波長λpを広範囲にチューニング可能であることを
見出した。材料の屈折率を変化させる手段として、応力
印加、温度変化、電圧印加などの手法が考えられるが、
温度変化がもっとも簡単で現実的な方法である。特にネ
オブ酸カリウム結晶は3つの結晶軸に対する屈折率をn
a、nb、ncとするとその温度変化率が大きく、dna/dT=0.
2 ×10-4, dnb/dT= ―0.35 ×10-4, dnc/dT=0.55×
10-4である。特にc軸、b軸偏光の屈折率の温度依存性
が大きいことが特徴である。しかも驚くべきことにb軸
偏光の屈折率の温度変化の係数の符号はマイナスである
特徴ある材料である。つまり、c軸とb軸の偏光の光を
利用すれば温度変化させることにより、(5)式のne―
noを大きくチューニングすることが可能となる。結晶長
を2mmとし、電界強度を0.1V/μm印加し、結晶の温
度を20℃、60℃と変化させた場合のTEからTMに変換
された光の透過スペクトルを図6,図7に示した。光通
信で必要なCバンド、Lバンドの広帯域にわたってチュー
ニングすることができる。したがって偏光子を利用する
ことによりチューナブルな光学フィルタを実現できる。
【0016】また入射光がTM、TEのどちらかの直線偏光
で単一波長である場合、図5の0VとA点の間でスイッチ
することにより高速な光強度変調器を実現することがで
きる。
【0017】また入射光がTM、TEのどちらかの直線偏光
で単一波長である場合、アナライザ15を使用しない場
合を仮定する。単一波長光ビーム(例えばレーザ光)
は、印可する電圧により直線偏光面を回転するため、任
意に偏波面を回転させることができる。したがって印加
電圧に応じて電気光学効果により高速に偏波面の回転又
は制御を行う偏波コントローラ、および高速に偏波状態
をスクランブルする偏波変調器を実現することができ
る。
【0018】なお、上述した光ビームの位相整合等の偏
光の原理は、文献:「光集積回路」(株式会社オーム
社、著者:西原浩、他、昭和60年2月発行)のP67
〜P143を参照できる。次に、複数の波長(波長光成
分)を有する光ビームを入射光とし、各々の波長の光の
偏波面を各々独立に制御する原理を説明する。
【0019】このようにして、光ビームの偏光状態を高
速かつ正確に制御でき、しかも光ビームを十分な強度で
パワー移行できる電気光学素子を簡便かつ高精度に作製
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】図4に可変波長フィルタを実現し
た実施形態を示す。ここでは実験室座標軸を図4のよう
にx、y、z軸を取る。入射光は偏光子14を通過した
後、z軸方向の直線偏光が偏光子14を通過し光軸50
を通り素子10を通過する。作製した素子10は、c板
ニオブ酸カリウムを基板に用いたものであって、長さ4
mm、基板厚1.0mm、幅3mm、基板の領域1と領
域2は分極方向が互いに180度をなす領域でその周期
は12.1951μmである。このような周期分極反転
の作成法としてc軸上に櫛型電極を形成し反対の主面に
は全面電極を形成し、パルス電界を印可することにより
作製することができる。素子10のb軸方向が座標軸の
x軸、A軸方向が座標軸のy軸方向に一致するように配
置する。
【0021】素子10の入射面7、出射面8は光学研磨
を行い波長1.55μm帯に対して無反射コーテイング
を施してある。また素子10の対向するb軸面8,9に
は蒸着等により電極対30,31を形成されている。素
子10は温度制御素子20の上にセットされ一定温度に
制御される。素子10を通過した光は光軸512を通過
して偏光子の偏光方向と直交した検光子15を通過す
る。
【0022】温度を20℃にセットし、波長1590n
mのレーザ光を使用し、z軸方向に偏波面を有する直線
偏波を入射光とした場合の変換効率の電圧依存性を図8
に示す。印加電圧約180Vで、y軸方向に偏波面を有
する直線偏波光へほぼ100%変換(パワー移行)する
ことができる。このとき、印加電圧0〜180Vでは、
直線偏波のまま、z軸方向からy軸方向へと偏波面が回
転した。また、位相整合波長を有しかつy軸方向に偏波
面を有する直線偏波のレーザ光を入射光とした場合も同
様な条件で、z軸方向の直線偏波光に変換(パワー移
行)することができる。したがって温度一定で、電圧を
0から180V(電界強度で0から55kV/m)まで変調
することにより通過する光を変調することが可能であ
る。
【0023】入射光源を広帯域の連続スペクトルの光源
(ASE光源)とした場合、z軸方向の偏波面を有する光
のみを通過する偏光子14を入射側に設け、入射側のレ
ーザビームの偏波方向と直交する偏波面を有する光のみ
を通過させる偏光ビームスプリッタ15を出射側に設け
場合の偏光ビームスプリッタを通過してくる一定電界強
度55kV/mでの光52の透過スペクトルを図9に示
す。
【0024】基板10の温度を20℃、60℃、100
℃と変化させることにより、透過スペクトルのピーク波
長を変化させることができる。この場合80℃の温度変
化により80nmの広い範囲にわたり透過ビークをチュ
ーニングすることができる。また結晶長4mmでの半値
幅は約2nmと優れた値である。さらに透過半値幅を狭
くするにはさらに結晶長を長くすればよい。
【0025】この波長チューニング特性を利用すれば、
波長多重光ファイバ通信での可変波長フィルタを実現で
きる。たとえば図4に示すように入射側の光として波長
λ1、λ2、λ3、λ4・・・・の光を入射し、λ3の
みを52から取り出すことが可能となる。また基板10
の温度を変化させることによりこの選択波長をチューニ
ングすることが可能となる。したがって特定の波長のみ
を高速かつ正確に取り出せる透過型波長フィルタを構成
できる。
【0026】第二の実施形態として単一波長での偏波コ
ントローラとしての例を説明する。実施形態1の構成に
おいて偏光子14と検光子15を取り除いた構成からな
る。素子10の形態、配置はと例同様であるので重複部
の説明は省略する。入射光源としては直線縦偏光の波長
1.59μmのDFB−LDからの光を入射する。電極30,
31の間に電界を印可すると、素子10を通過した出射
光の偏光方向が直線偏光のまま回転し、電界強度55k
V/mでほぼ水平直線偏光となって出射される。このよう
に加える電界により偏光状態を制御できる偏波コントロ
ーラが実現できる。
【0027】以上、本発明の実施例を説明したが、上述
の実施例は本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が
可能である。従来はLiNbO3結晶を用いて厚み0.2m
mに対して電圧200Vも要していたが、厚み1mmで
電圧20Vと極めて低電圧駆動が可能となった。これに
より電源に対する制限がなくなりより高速なスイッチン
グも可能となったのみでなく、温度変化させることによ
り高速のチューナブルな光制御素子を実現することが可
能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態の斜視図。
【図2】屈折率楕円体が傾いた状態を示す図。
【図3】屈折率楕円体が傾いた状態を示す図。
【図4】本発明の実施形態の1つである可変波長フィル
タを示す斜視図。
【図5】透過率と印加電界を示す図。
【図6】20℃での透過スペクトル図。
【図7】60℃での透過スペクトル図。
【図8】変換効率の印加電界依存性を示す図。
【図9】各温度での透過スペクトルを示す図。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強誘電性基板中に所定形状に形成された
    周期的180度分極反転ドメイン領域を有し、前期強誘
    電体基板に一定電界を印加し、強誘電体基板の温度を変
    化させることによりフィルタ特性を可変にすることを特
    徴とする光制御素子。
  2. 【請求項2】強誘電性基板中に所定形状に形成された周
    期的180度分極反転ドメイン領域を有し、前期強誘電
    体基板の温度を所定の温度に制御し、所定の温度で選択
    された波長の光ビームを電界印加することにより偏光状
    態を制御することを特徴とする光制御素子。
  3. 【請求項3】強誘電性基板中に所定形状に形成された周
    期的180度分極反転ドメイン領域を有し、該強誘電性
    基板の光ビーム出射側に、直線偏波である入射光の偏波
    面方向と交差する偏波面を有する出射光が通過する検光
    子を設け、かつ、印加電圧を変化させることにより、前
    記出射光の強度を変調することを特徴とする光制御素
    子。
  4. 【請求項4】 強誘電性基板がニオブ酸カリウム結晶か
    らなることを特徴とした請求項1から3に記載の光制御
    素子。
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