JP2003075266A - 軸受用温度センサ及び車軸用軸受の異常検出方法 - Google Patents

軸受用温度センサ及び車軸用軸受の異常検出方法

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JP2003075266A
JP2003075266A JP2001217160A JP2001217160A JP2003075266A JP 2003075266 A JP2003075266 A JP 2003075266A JP 2001217160 A JP2001217160 A JP 2001217160A JP 2001217160 A JP2001217160 A JP 2001217160A JP 2003075266 A JP2003075266 A JP 2003075266A
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temperature sensor
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Koichi Morita
耕一 森田
Takeshi Takizawa
岳史 滝澤
Ikunori Sakatani
郁紀 坂谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成の複雑化やコストの上昇等を招くことな
く軸受の温度を検出することのできる軸受用温度センサ
を提供する。 【解決手段】 温度センサとしてのサーミスタ14に固
定抵抗15を並列に接続し、温度センサの出力電圧特性
を直線的な特性に改善する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車や鉄道車両
等の車軸を支持する軸受の温度を検出する軸受用温度セ
ンサの改良に関する。また、本発明は自動車や鉄道車両
等の車軸を支持する車軸用軸受の異常を検出する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車や鉄道車両等の車軸を支
持する軸受としては、ころ軸受等の転がり軸受が使用さ
れており、このような車軸用軸受に焼付き等の異常が生
じると車軸の損傷等を招くことがある。そこで、従来で
は車軸用軸受やその近傍に温度センサを組み込み、車軸
用軸受の温度を測定して焼付き等の異常を検出するよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術では、車軸用軸受に組み込まれる温度センサ
として、例えば負の温度係数を有するNTCサーミスタ
が使用されている。NTCサーミスタは負の温度特性
(温度の上昇に従い抵抗値が減少する特性)を持ち、図
14に示すように温度に対して抵抗値が対数的に減少す
る。このため、図13に示すような回路で出力電圧Vt
に変換する場合には、出力電圧Vtは図15のようにな
り、温度に対して出力電圧Vtは直線的(リニア)に変
化しない。このため、出力電圧を温度に変換する場合に
は、出力電圧VtをA/D変換し、この値をマイクロコ
ンピュータによりソフトウェアで温度に変換したり、あ
るいは出力電圧Vtをリニアライズ回路によりリニアな
特性に変える必要があり、構成の複雑化やコスト高を招
いていた。
【0004】本発明は上記の問題点に着目してなされた
もので、サーミスタを使用し温度変化を電圧に変換させ
る回路において、構成の複雑化やコスト高を招くことな
く、出力電圧のリニアリティを改善することを目的とす
る。また、本発明の第2の目的は車軸用軸受に組み込ま
れた温度センサがサーミスタであっても車軸用軸受の異
常を高精度に検出することのできる車軸用軸受の異常検
出方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る軸受用温度センサは、転がり軸受ある
いはその近傍に組み込まれたサーミスタの出力から前記
転がり軸受の温度を測定する軸受用温度センサにおい
て、前記サーミスタに、1つ又は複数の固定抵抗を並列
に接続したことを特徴とする。
【0006】このような構成であると、温度センサの出
力電圧が軸受温度に応じてほぼ直線的に変化するので、
構成の複雑化やコストの上昇等を招くことなく軸受の温
度を検出することができる。また、軸受の異常を検出す
る場合、温度センサの出力電圧を温度上昇に伴い低下す
る特性とすることにより、電源不良などにより電源電圧
が低下した場合には温度が上昇したと判断されるため、
安全サイドに判定されフェイルセーフすることができ
る。また、温度センサに断線がある場合の出力電圧が正
常時と異なることを利用して断線検出を行うことも可能
である。
【0007】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明に係る車軸用軸受の異常検出方法は、車軸用軸受
の異常を該軸受に組み込まれた温度センサにより検出す
る際に、1つ又は複数の固定抵抗を前記温度センサに並
列に接続して前記車軸用軸受の異常を検出することを特
徴とする。本発明に係る車軸用軸受の異常検出方法によ
ると、温度センサに並列に接続された固定抵抗により温
度センサの出力電圧特性が曲線的な特性から直線的な特
性に改善される。したがって、車軸用軸受に組み込まれ
た温度センサがサーミスタであっても車軸用軸受の異常
を高精度に検出することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明の第1の実施形態を図1に
示す。同図において、符号10は車軸用軸受の異常を検
出する軸受用異常検出装置を示し、この軸受用異常検出
装置10は、車軸用軸受またはその近傍に組み込まれる
温度センサ11と、この温度センサ11の出力を出力電
圧VTに変換する温度検出回路12と、この温度検出回
路12と温度センサ11とを接続する複数の電線30,
31からなるセンサケーブル13とを備えて構成されて
いる。
【0009】温度センサ11は負の温度係数を有するN
TCサーミスタ14から構成されており、このNTCサ
ーミスタ14には、温度により抵抗値が変化しない抵抗
15が並列に接続されている。温度検出回路12は温度
センサ11の出力を電圧に変換するための抵抗16を有
しており、この抵抗16の電気抵抗値をR16(Ω)、サ
ーミスタ14の電気抵抗値をRt(Ω)、固定抵抗15
の電気抵抗値をR15(Ω)とすると、温度センサ11の
出力は、下式で示される電圧信号VTとして温度検出回
路12から取り出されるようになっている。なお、下式
において、RTはサーミスタ14と抵抗15との合成抵
抗値(Ω)、VSは温度センサ11に供給される電源電
圧(V)である。
【0010】
【数1】
【0011】NTCサーミスタ14の抵抗値Rtと温度
Tとの関係を図2に示す。同図に示されるように、NT
Cサーミスタ14の抵抗値Rtは温度Tに対して対数的
に減少する。次に、固定抵抗15を温度センサとしての
NTCサーミスタ14に並列に接続した場合における合
成抵抗RTと軸受温度Tとの関係を図3に示す。これに
より合成抵抗の温度特性はサーミスタのみの場合よりも
ややリニアになっていることがわかる。
【0012】次に、出力電圧VT−温度特性を示すと図
4のようになる。図4に示されるように、温度センサ1
1の出力電圧−温度特性がほぼ直線状となり改善されて
いるので、構成の複雑化やコストの上昇等を招くことな
く軸受の温度を検出することができる。なお、固定抵抗
15をNTCサーミスタに並列に接続した場合、その出
力電圧特性を−40℃〜300℃などの広い温度範囲に
おいて直線化することは難しいので、その用途に必要な
温度範囲において直線化すればよい。軸受温度の異常を
検出する場合は0℃〜200℃の温度範囲において直線
化すればよい。また、センサケーブル30あるいは31
が断線したときには、温度センサ11の出力電圧VT
0Vとなるので、センサケーブル13の断線を検出する
こともできる。
【0013】次に、本発明に係る軸受用温度センサの第
2の実施形態を図5に示す。同図に示される第2の実施
形態が上述した第1の実施形態と異なる点はサーミスタ
14を含む回路をグランド側に、出力電圧を取り出すた
めの抵抗16を電源側に設けた点である。その他の構成
は第1実施形態と同様の構成である。したがって、本発
明の第2の実施形態においては、第1の実施形態と同様
に、温度センサ11の出力電圧VTの温度特性がほぼ直
線となり改善されているので、構成の複雑化やコストの
上昇等を招くことなく軸受の温度を検出することができ
る。ただし、この第2の実施形態においては温度の上昇
に伴いNTCサーミスタの抵抗値が減少するため、出力
電圧VTが低下する負の温度特性を持っている。したが
って、サーミスタ14に供給される電源電圧VSが低下
すると、第1の実施形態と逆に、温度センサ11の出力
電圧VTが低下し、実際より温度Tが高く判断される。
つまり、温度センサ11が負の出力電圧特性を持ってい
るので、電源電圧VSが低下するなどのセンサの異常が
発生した場合に軸受温度が上昇するのと同様の現象とな
る。その結果、焼付き等の異常を温度センサ11で検出
する場合にセンサの異常によって軸受の異常温度を見逃
すことがなくなり、フェイルセーフ機能を持たせること
ができる。
【0014】次に、本発明に係る軸受用温度センサの第
3の実施形態を図6に示す。同図に示される第3の実施
形態が上述した第1の実施形態と異なる点は、温度セン
サ11の出力を検出するための抵抗16を温度センサ1
1内に設けた点であり、その他の構成は第1の実施形態
と同様の構成である。したがって、本発明の第3の実施
形態では、第1の実施形態と同様に、温度センサ11の
出力電圧VTが温度Tに応じてほぼ直線的に変化するの
で、構成の複雑化やコストの上昇等を招くことなく軸受
の温度を検出することができる。
【0015】ただし、この場合には電線30が断線した
場合には出力電圧VTが0V、電線32が断線した場合
は出力電圧VTが電源電圧と等しくなり、電線検出が可
能であるが、電線31が断線した場合には出力電圧VT
が定まらず、断線検出はできない(サーミスタが正常で
ある場合には、出力電圧VTが0Vあるいは電源電圧と
等しくなることはない。) 次に、本発明に係る軸受用温度センサの第4の実施形態
を図7に示す。同図に示される第4の実施形態が上述し
た第2の実施形態と異なる点は温度センサ11の出力を
検出するための抵抗16を温度センサ11内に設けた点
であり、その他の構成は第2の実施形態と同様の構成で
ある。したがって、本発明の第4の実施形態では、第2
の実施形態と同様に、温度センサ11の出力電圧VT
温度Tに応じてほぼ直線的に変化するので、構成の複雑
化やコストの上昇等を招くことなく軸受の温度を検出す
ることができる。
【0016】また、この第4の実施形態においては温度
の上昇に伴い、NTCサーミスタの抵抗値が減少するた
め、出力電圧VTが低下する負の温度特性を持ってい
る。したがって、第2の実施形態と同様に電源電圧VS
が低下すると温度センサ11の出力電圧VTが低下し、
実際より温度Tが高く判断される。したがって、軸受の
焼付き等の異常を温度センサ11で検出する場合にフェ
イルセーフ機能を持たせることができる。
【0017】また、この場合には電線30が断線した場
合には出力電圧VTが0V、電線32が断線した場合に
は出力電圧VTが電源電圧と等しくなり、断線検出が可
能であるが、電線31が断線した場合には出力電圧VT
が定まらず断線検出はできない。次に、本発明に係る軸
受用温度センサの第5の実施形態を図8に示す。同図に
示される第5の実施形態が上述した第4の実施形態と異
なる点は抵抗15を電圧変換回路12内に設けた点であ
り、その他の構成は第4の実施形態と同様の構成であ
る。したがって、本発明の第5の実施形態では、第4の
実施形態と同様に、温度センサ11の出力電圧VTが温
度Tに応じてほぼ直線的に変化するので、構成の複雑化
やコストの上昇等を招くことなく軸受の温度を検出する
ことができる。また、この第5の実施形態も第4の実施
形態と回路構成が一緒であるため、温度センサ11の出
力電圧VTは温度の上昇に伴い低下する負の温度特性を
持っている。したがって、第2の実施形態と同様にフェ
イルセーフ機能を持たせることができる。
【0018】電線30または電線31の断線で出力電圧
Tが0V、電線32の断線で出力電圧VTはR15・Vs
(R15+R16)となり、これらは正常な場合の出力電圧
と異なるため、断線検出が可能である。図9は本発明の
第6の実施形態に係る温度センサの回路図であり、この
第6の実施形態に係る温度センサが第5の実施形態と異
なる点は、電源電圧Vs(DC12V)をレギュレータ
(又はDC−DC変換回路)50でDC5Vに変換して
からサーミスタ14に供給するために、レギュレータ
(又はDC−DC変換回路)50をセンサ内に設けた点
である。レギュレータ50を使用すると、電源電圧Vs
が変動してもレギュレータ50の出力電圧は変動しな
い。そのため、電源電圧Vsの変動による温度センサの
出力の変動を防止することができる。なお、他の実施形
態においてもレギュレータ50を使用することにより、
同様の効果を得ることができる。また、レギュレータの
代わりに、DC−DC変換器あるいは基準電圧ICを使
用しても良い。
【0019】次に、本発明に係る軸受用温度センサの第
7の実施形態を図10に示す。同図に示される第7の実
施形態が上述した第1の実施形態と異なる点はサーミス
タ14に対して並列に接続される抵抗を抵抗15,1
7,18から構成される抵抗とした点であり、その他の
構成は第5の実施形態と同様の構成である。この場合、
第1の実施形態よりも出力電圧の直線性を向上させるこ
とができる。したがって、本発明の第7の実施形態も、
第1の実施形態と同様に、温度センサ11の出力電圧V
Tが軸受温度Tに応じてほぼ直線的に変化するので、構
成の複雑化やコストの上昇等を招くことなく軸受の温度
を検出することができる。また、その他の効果について
も第1の実施形態と同様である。
【0020】次に、本発明に係る軸受用温度センサの第
8の実施形態を図11に示す。同図に示される第8の実
施形態が上述した第2の実施形態と異なる点はサーミス
タ14に対して並列に接続される抵抗を抵抗15,1
9,20から構成される抵抗とした点であり、その他の
構成は第2の実施形態と同様の構成である。この場合、
第2の実施形態よりも出力電圧の直線性を向上させるこ
とができる。また、この場合も温度センサ11の出力電
圧VTは負の温度特性を持っているため、同様にフェイ
ルセーフ機能を持たせることができる。したがって、本
発明の第8の実施形態も、第2の実施形態と同様に、温
度センサ11から電圧変換回路14に出力される電圧V
Tが温度Tに応じてほぼ直線的に変化するので、構成の
複雑化やコストの上昇等を招くことなく軸受の温度を検
出することができる。また、その他の効果についても第
2の実施形態と同様である。
【0021】次に、本発明に係る車軸用軸受の異常検出
方法について図12を参照して説明する。図12は車軸
用軸受の異常を検出するシステムの概略構成を示す図で
あり、図中40は車軸、41は軸受、42は軸受のハウ
ジングである軸箱、43は軸箱42の蓋を示す。軸箱4
2の蓋43の軸受41に近い部分には温度センサ11が
設けられており、温度検出素子であるサーミスタ14と
抵抗15が組み込まれている。温度検出回路12は温度
センサ11より離れた、たとえば車両の台車側に設けら
れている。
【0022】このような構成において、軸受41に焼付
き等の異常が発生しているか否かを検出する場合には、
サーミスタ14に抵抗15を並列に接続し、軸受41の
温度Tを温度検出回路12で検出する。このように、車
軸用軸受41の異常を該軸受に組み込まれた温度センサ
により検出する際に、温度センサとしてのサーミスタ1
4に固定抵抗15を並列に接続すると、温度センサの出
力電圧VTが軸受温度Tに対してリニアに変化するの
で、車軸用軸受41に組み込まれる温度センサがサーミ
スタであっても車軸用軸受41の異常を高精度に検出す
ることができる。
【0023】なお、上述した実施形態では車軸用軸受に
組み込まれるサーミスタとして負の温度係数を有するN
TCサーミスタを用いたが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えば車軸用軸受に組み込まれるサーミ
スタとして、正の温度係数を有するPTCサーミスタや
シリコンをベースにしたサーミスタ(以下、「シリコン
サーミスタ」という)であるシリコン温度センサを使用
しても良い。また、負の温度係数を持ち特定の温度に達
すると急激な抵抗変化を示すCTRサーミスタなどを用
いても良い。
【0024】この場合、正の温度係数を有するPTCサ
ーミスタやシリコンサーミスタを使用すると、図1に示
した回路構成のままでサーミスタの合成抵抗のリニアリ
ティーを改善しながらフェイルセーフの考え方を付加す
ることができる。例えば、図16に示すような温度−抵
抗値特性を有するシリコンサーミスタを図1に示した回
路のサーミスタとして用いると、図17に示すように、
温度の上昇と共に出力電圧が低下する出力特性を得るこ
とができ、リニアリティーの改善とフェイルセーフの両
方の機能を持たせることができる。
【0025】なお、電線30または31が断線した場合
には出力電圧VTは0Vとなり、軸受温度が高温になっ
た場合の出力電圧の変化方向と同じになり、フェイルセ
ーフの機能を有する。温度測定精度に高い精度が要求さ
れず、シリコンサーミスタの温度−抵抗値特性が図16
に示すような特性のままでよい場合は、図1に示す固定
抵抗15はなくても良い。この場合、出力電圧Vtの直
線性は、図1に示す回路に比べて少し悪くなるが、電線
の断線に対するフェイルセーフの機能は有する。
【0026】なお、温度センサとともに、回転速度セン
サ、振動センサと組み合わせて使用しても良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る軸受
用温度センサは、サーミスタに固定抵抗を並列に接続し
たことにより、サーミスタの温度−抵抗値特性がほぼ直
線的な特性に改善されるので、構成の複雑化やコストの
上昇等を招くことなく軸受の温度を検出することができ
る。
【0028】また、本発明に係る車軸用軸受の異常検知
方法によれば、車軸用軸受に組み込まれる温度センサが
サーミスタであっても車軸用軸受の異常を高精度に検出
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る軸受用温度センサの第1の実施形
態を示す回路図である。
【図2】温度に対するNTCサーミスタの抵抗値特性を
示す線図である。
【図3】図1に示されるNTCサーミスタと抵抗との合
成抵抗値と温度との関係を示す線図である。
【図4】図1に示される温度センサの出力電圧と温度と
の関係を示す線図である。
【図5】本発明に係る軸受用温度センサの第2の実施形
態を示す回路図である。
【図6】本発明に係る軸受用温度センサの第3の実施形
態を示す回路図である。
【図7】本発明に係る軸受用温度センサの第4の実施形
態を示す回路図である。
【図8】本発明に係る軸受用温度センサの第5の実施形
態を示す回路図である。
【図9】本発明に係る軸受用温度センサの第6の実施形
態を示す回路図である。
【図10】本発明に係る軸受用温度センサの第7の実施
形態を示す回路図である。
【図11】本発明に係る軸受用温度センサの第8の実施
形態を示す回路図である。
【図12】本発明に係る車軸用軸受の異常検出方法を説
明するための図である。
【図13】従来の軸受用温度センサを示す回路図であ
る。
【図14】温度に対するNTCサーミスタの抵抗値特性
を示す線図である。
【図15】図13に示される温度センサの出力電圧と軸
受温度との関係を示す線図である。
【図16】シリコンサーミスタの温度−抵抗値特性を示
す線図である。
【図17】図1に示す回路のサーミスタとしてシリコン
サーミスタを使用した場合の温度センサの出力電圧特性
を示す線図である。
【符号の説明】
11 温度センサ 12 温度検出回路 13 センサケーブル 14 NTCサーミスタ 15 抵抗 16 抵抗 40 車軸 41 車軸用軸受 42 軸箱 43 蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂谷 郁紀 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 Fターム(参考) 2F056 RA06 RA10 3J101 AA16 AA25 AA32 AA43 AA54 AA62 BA77 FA22 GA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転がり軸受あるいはその近傍に組み込ま
    れたサーミスタの出力から前記転がり軸受の温度を測定
    する軸受用温度センサにおいて、 前記サーミスタに、1つ又は複数の固定抵抗を並列に接
    続したことを特徴とする軸受用温度センサ。
  2. 【請求項2】 前記サーミスタは、負の温度係数を有す
    るNTCサーミスタであることを特徴とする請求項1記
    載の軸受用温度センサ。
  3. 【請求項3】 前記転がり軸受が車軸用軸受である請求
    項1又は2記載の軸受用温度センサ。
  4. 【請求項4】 車軸用軸受の異常を該軸受に組み込まれ
    た温度センサにより検出する際に、1つ又は複数の固定
    抵抗を前記温度センサに並列に接続して前記車軸用軸受
    の異常を検出することを特徴とする車軸用軸受の異常検
    出方法。
JP2001217160A 2000-12-01 2001-07-17 軸受用温度センサ及び車軸用軸受の異常検出方法 Pending JP2003075266A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011253471A (ja) * 2010-06-04 2011-12-15 Rohm Co Ltd 基準電圧生成回路、電源装置、液晶表示装置
WO2012032917A1 (ja) 2010-09-08 2012-03-15 日立オートモティブシステムズ株式会社 気体流量測定装置

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