JP2003074559A - ころ軸受 - Google Patents

ころ軸受

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JP2003074559A JP2001261881A JP2001261881A JP2003074559A JP 2003074559 A JP2003074559 A JP 2003074559A JP 2001261881 A JP2001261881 A JP 2001261881A JP 2001261881 A JP2001261881 A JP 2001261881A JP 2003074559 A JP2003074559 A JP 2003074559A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外向、内向各鍔部8a、10aの内側面11
a、11aと各ころ5aの軸方向端面との当接部の耐焼
き付き性を向上させて、この当接部でのアキシアル負荷
能力を向上させる。 【解決手段】 上記各ころ5aの軸方向両端面のうち
で、上記外向、内向各鍔部8a、10aの内側面11
a、11aと係合する部分を、ころ5aの中心O5aをそ
の中心とした半径r5aの同一球面上に存在する球状凸面
とする。又、これと共に、上記外向、内向各鍔部8a、
10aの内側面11a、11aを、この球状凸面の曲率
中心O5aを含み上記各ころ5aの中心軸Xに垂直に交わ
る仮想平面Y上にその曲率中心O11a を有し、その曲率
半径r11a が上記球状凸面の曲率半径r 5aとほぼ同じで
ある凹曲面とする。この結果、上記当接部の当接状態が
点接触若しくは線接触、且つ転がり接触に近い状態とな
る為、上記課題を解決できる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明に係るころ軸受は、
圧延機等の各種産業機器の回転軸、或は鉄道車両や建設
機器等に組み込まれる歯車伝達装置の回転軸等、使用時
にラジアル荷重だけでなくアキシアル荷重が加わる回転
軸を、ハウジング等の固定部分に対し回転自在に支持す
る為に使用する。特に本発明は、高速回転で、しかも高
荷重、振動荷重、衝撃荷重、変動荷重等が加わる場合で
も、耐焼き付き性を十分に確保できるころ軸受の実現を
図るものである。 【0002】 【従来の技術】圧延機用ロールの端部に固設した支持軸
や、鉄道車両を駆動する為の歯車伝達装置を構成するは
すば歯車を固設した回転軸には、使用時に、ラジアル荷
重の他にアキシアル荷重が加わる。従って、これらの回
転軸をハウジングに対し回転自在に支持する為の転がり
軸受は、ラジアル荷重だけでなく、アキシアル荷重も支
承できるものでなければならない。この為に、従来一般
的には、上記回転軸を上記ハウジングに対し、接触角の
方向を互いに異ならせた、少なくとも1対の円すいころ
軸受、或は、アンギュラ型玉軸受、深溝型玉軸受、三点
又は四点接触型玉軸受等により支承したり、或は、これ
らと円筒ころ軸受とにより支承していた。 【0003】ところが、上記アンギュラ型玉軸受や深溝
型玉軸受、三点又は四点接触型玉軸受により上記回転軸
を支承する場合には、上記円すいころ軸受に比べて支承
できるラジアル荷重が小さい。この為、大きなラジアル
荷重を支承するには、上述の様に円筒ころ軸受と組み合
わせて支承する必要があり、回転支持部分の寸法が嵩む
事が避けられない。一方、上記円すいころ軸受により上
記回転軸を支持する場合には、この円すいころ軸受の隙
間調整が非常に面倒になる。特に、上記ハウジング部分
の温度は、季節変化により、更には周辺機器が発生する
熱の影響等により、大きく変化する。この様な大きな温
度変化に拘らず、上記円すいころ軸受が焼き付いたり、
或はがたついたりしない様にする為には、この円すいこ
ろ軸受の内部隙間の調整を厳密に行なう必要があり、面
倒である。 【0004】しかも、この様な円すいころ軸受は、上記
円筒ころ軸受に比べて支承できるラジアル荷重が小さく
なる他、円すいころの大径側端面とこの端面と係合する
鍔部の側面との当接部での滑りが大きくなる事が避けら
れない。この様な当接部の大きな滑りは、上記各面の摩
耗を増大させると共に、滑り傷やスミアリング、著しい
場合にはかじりや焼き付き等の損傷を生じ易くする。
又、この様な滑りによる上記各面の摩耗は、上記内部隙
間を増大させる為、例えば鉄道車両用の駆動装置を構成
する円すいころ軸受等の場合には、この隙間の調整を定
期的に行なう必要があり、この面からも内部隙間の調整
が面倒になる。これに対して、N型、NU型等の円筒こ
ろ軸受の場合には、上記円すいころ軸受に比べて大きな
ラジアル荷重を支承できるが、この様な円筒ころ軸受の
みではアキシアル方向の荷重を支承できない。この為、
上記円すいころ軸受や玉軸受等と組み合わせて使用しな
ければならず、やはり回転支持部分の寸法が嵩む事が避
けられない。 【0005】この様な不都合を解消する為に従来から、
上記回転軸を上記ハウジングに支持する為の転がり軸受
として、図12に示す様な、鍔付の軌道輪を有する円筒
ころ軸受を使用する事が提案されている。上述の様にN
型、NU型等の円筒ころ軸受の場合には、ラジアル荷重
を支承できても、アキシアル荷重は支承できないが、こ
の図12に示したころ軸受1は、転動体である円筒ころ
5の軸方向端面と内、外輪2、3の周面端部に設けた鍔
部8、10の内側面との係合に基づいて、上記アキシア
ル荷重を支承自在としている。 【0006】即ち、この様なころ軸受1は、内輪2と、
外輪3と、鍔輪4と、複数個の円筒ころ5と、保持器6
とを備える。このうちの内輪2は、外周面の中間部に円
筒形の内輪軌道7を、同じく両端部に外向鍔部8、8
を、それぞれ設けている。又、上記外輪3は、内周面の
一端部(図12の右端部)を除く部分に円筒形の外輪軌
道9を、同じくこの一端部に内向鍔部10を、それぞれ
設けている。又、上記鍔輪4は、上記外輪3の軸方向他
端面(図12の左端面)に突き当てた状態で設けてお
り、この外輪3の内周面のうち上記外輪軌道9よりも直
径方向内方に突出する部分を、やはり内向鍔部10とし
ている。又、上記複数個の円筒ころ5は、上記保持器6
により保持した状態で、上記内輪軌道7と上記外輪軌道
9との間に転動自在に設けている。 【0007】この様に構成するころ軸受1は、上記各円
筒ころ5の軸方向両端面を、上記1対の外向鍔部8、8
と上記1対の内向鍔部10、10とにそれぞれ対向させ
て、これら各円筒ころ5とこれら各鍔部8、10との間
で両方向のアキシアル荷重を支承自在としている。即
ち、上述の様に構成するころ軸受1により、前記回転軸
を前記ハウジングに対し回転自在に支持すれば、この回
転軸に加わるアキシアル荷重を、上記ころ軸受1を介し
て上記ハウジングにより支承できる。この様なころ軸受
1を使用すれば、上記円すいころ軸受に比べて大きなラ
ジアル荷重を支承できる他、上記回転軸とハウジングと
の間に組み付ける際の内部隙間の調整作業も容易にな
る。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の様な
ころ軸受1によりアキシアル荷重を支承する場合、この
アキシアル荷重は、上記円筒ころ5の両端面と、何れか
の外向鍔部8及び内向鍔部10との当接部(滑り接触
部)のみで支承する事になる。従って、この当接部は、
大きなアキシアル荷重を支承しつつ高速で滑り接触する
事になり、当接圧(P)と滑り速度(V)との積である
PV値が大きくなる。従って、特に大きなアキシアル荷
重を支承する場合や、このアキシアル荷重が振動荷重や
衝撃荷重である場合、更には、潤滑条件が厳しい(例え
ば微量潤滑)状態で運転する場合等に、上記当接部でか
じりや焼き付き等の損傷が発生する事を防止する為に
は、この当接部の仕様に就いて特別な考慮が必要とな
る。 【0009】例えば、外向、内向各鍔部8、10の内側
面11、11に傾斜角度を付けて、これら内側面11、
11と上記円筒ころ5の軸方向端面との当接部に潤滑剤
を取り込み易くしたり、或はこの円筒ころ5の軸方向端
面にクラウニングを施して、この軸方向端面と上記内側
面11、11との当接状態を適切にする事等が考えられ
る。ところが、この様に工夫した場合でも、上記円筒こ
ろ5の軸方向端面と上記内側面11、11との当接状態
は滑り接触である為、これら各面同士の当接部でかじり
や焼き付き等の損傷が発生しない範囲で支承し得るアキ
シアル荷重は、限られたものとなる。 【0010】又、上記ころ軸受1にアキシアル荷重が加
わると、このアキシアル荷重に基づいて上記各円筒ころ
5に、これら各円筒ころ5の回転中心軸を傾けようとす
る力、所謂チルト(tilt)モーメントが加わる。即ち、
例えば図12に示す様にアキシアル荷重Faが加わる
と、同図に矢印α、αで示す様な力が、上記各円筒ころ
5の軸方向両端面でこれら各円筒ころ5の径方向反対寄
り部分に、互いに逆向きに加わる。この様な逆向きの力
は、同じく図12に矢印βで示す様に、上記各円筒ころ
5の回転中心軸を傾斜させる力(チルトモーメント)と
なって、これら各円筒ころ5に加わる。勿論、この図1
2に示すアキシアル荷重Faと逆方向のアキシアル荷重
が加わった場合には、上記各円筒ころ5に上記チルトモ
ーメントが、上記矢印βと逆方向(反時計方向)に加わ
る。この様なチルトモーメントは、上記各円筒ころ5を
チルト(傾け)させて、これら各円筒ころ5の端面の外
周縁を、上記鍔部の側面や外輪軌道及び内輪軌道と当接
し易くする為、これら鍔部の側面や両軌道面にエッジロ
ードが生じさせて、これら両軌道面の耐久性を低下させ
る可能性を高くする。本発明のころ軸受は、この様な不
都合を解消すべく発明したものである。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明のころ軸受は、外
周面に円筒形の内輪軌道を有する内輪と、内周面に円筒
形の外輪軌道を有する外輪と、これら外輪軌道と内輪軌
道との間に転動自在に設けた複数個のころと、これら外
輪軌道と内輪軌道とのそれぞれの軸方向両端部のうち、
少なくともこれら外輪軌道と内輪軌道とで互いに軸方向
反対側となる端部に、上記外輪及び内輪と一体又は別体
にそれぞれ設けた鍔部とを備える。そして、これら各鍔
部の側面と上記各ころの軸方向端面との係合に基づい
て、アキシアル荷重を支承自在としている。特に、本発
明のころ軸受に於いては、上記各ころを、外周面を円筒
面とし、軸方向両端面で上記各鍔部の側面と係合する部
分を、これら各ころの中心(重心)をその中心とした同
一球面上に存在する球状凸面としたものとしている。
又、これと共に、上記鍔部の側面のうちでこの球状凸面
と係合する部分を、この球状凸面の曲率中心を含み上記
各ころの中心軸に直交する仮想平面上にその曲率中心を
有し、その曲率半径が上記球状凸面の曲率半径とほぼ同
じである(好ましくは僅かに大きい)凹曲面としてい
る。 【0012】 【作用】上述の様な本発明のころ軸受の場合には、ころ
の軸方向端面で鍔部の側面と係合する部分を球状凸面と
すると共に、この鍔部の側面のうちでこのころの軸方向
端面と係合する部分を凹曲面としている為、これら各面
同士の当接状態を点接触若しくは線接触で、且つ転がり
接触に近い状態とする事ができる。この為、これら各面
同士が滑り接触しにくくなって、高速回転した場合で
も、滑り傷やスミアリング、かじり、焼き付き等の損傷
が生じにくなる他、衝撃荷重や振動荷重、繰り返し荷重
が加わる場合でも、耐焼き付性を確保し易くできる。 【0013】しかも、上記各ころの球状凸面と各鍔部の
凹曲面との当接部には、アキシアル荷重及びラジアル荷
重の基づく力が、この当接部の法線方向に加わる。そし
て、これら各荷重に基づいてこれら各当接部の法線方向
に加わる力は、それぞれ上記ころの中心に向けて作用
し、互いに打ち消し合う。この為、これら各ころを変位
させる力が作用しない。例えば、これら各ころに加わる
チルトモーメントに関しても、大幅に低減(ほぼ0に)
できて、これら各ころの回転中心と内輪及び外輪の中心
軸とが不一致になりにくくして、上記鍔部の側面や内輪
軌道及び外輪軌道にエッジロードを生じにくくできる。
この結果、上記当接部でのアキシアル負荷能力(この当
接部でかじりや焼き付き等の損傷を生じる事なく、より
大きなアキシアル荷重を支承し得る能力)を向上できる
と共に、他の転がり軸受と組み合わせて使用する必要が
なくなる事による回転支持部分の小型、簡素化、更に
は、この小型、簡素化によるコストの低廉化を図れる。 【0014】 【発明の実施の形態】図1〜3は、本発明の実施の形態
の第1例を示している。尚、本発明の特徴は、複数個の
ころ5aの軸方向両端面及び外向、内向各鍔部8a、1
0aの内側面11a、11aの形状を工夫した点にあ
る。その他の部分の構造及び作用は、前述の図12に示
したころ軸受1と同様であるから、同等部分には同一符
号を付して重複する説明を省略若しくは簡略にし、以
下、本発明の特徴部分を中心に説明する。 【0015】本例のころ軸受1aの場合、上記各ころ5
aの軸方向両端面のうちの、内輪2、外輪3及び鍔輪4
に設けた上記外向、内向各鍔部8a、10aの内側面1
1a、11aと係合する部分を、図2に詳示する様に、
ころ5aの中心O5aをその中心とした半径r5aの同一球
面上に存在する球状凸面としている。言い換えれば、こ
のころ5aの軸方向両端面のうちの上記外向、内向各鍔
部8a、10aの内側面11a、11aと係合する部分
を、このころ5aの中心O5aを曲率中心とした、曲率半
径r5aの球状凸面としている。 【0016】一方、上記外向、内向各鍔部8a、10a
の内側面11a、11aのうちの上記各ころ5aの球状
凸面と係合する部分を、図3に詳示する様に(この図3
は内輪2の外向鍔部8a、8aのみを示している。)、
上記球状凸面の曲率中心O5aを含み上記各ころ5aの中
心軸X(図1〜2参照)に直交する仮想平面Y上にその
曲率中心O11a を有し、その曲率半径r11a が上記球状
凸面の曲率半径r5aとほぼ同じ、更に好ましくはこの曲
率半径r5aよりも僅かに大きな、凹曲面としている。 【0017】尚、この凹曲面の曲率中心O11a 及び曲率
半径r11a を、図1に示す様に、上記各ころ5aの曲率
中心O5a及び曲率半径r5aと同じにしても良い。但し、
支承するアキシアル荷重や潤滑剤の取り込み易さや、上
記各曲面同士の接触状態をより点接触且つ転がり接触に
近くする等を考慮して、例えばこの凹曲面の曲率半径r
11a を上記球状凸面の曲率半径r5aよりも僅かに大きす
る事も好ましい。この場合、上記各内側面11a、11
aを構成する凹曲面の曲率中心が一致しなくても(各内
側面11a、11aが単一球面上に存在しなくても)良
い。又、上記図3は、内輪2の外向鍔部8a、8aのみ
を示しているが、勿論、外輪3及び鍔輪4に設けた各内
向鍔部10a、10aの内側面11a、11aも、図1
に示す様に、上記球状凸面の曲率中心O5aを含み上記各
ころ5aの中心軸Xに直交する仮想平面Y上にその曲率
中心O11a を有し、その曲率半径r11a が上記球状凸面
の曲率半径r5aとほぼ同じである凹曲面とする。 【0018】上述の様に構成する本例のころ軸受1aの
場合には、各ころ5aの軸方向両端面で外向、内向各鍔
部8a、10aの内側面11a、11aと係合する部分
を球状凸面とすると共に、これら外向、内向鍔部8a、
10aの内側面11a、11aを凹曲面としている為、
これら各面同士の当接状態を点接触若しくは線接触、且
つ転がり接触に近い状態とする事ができる。この為、こ
れら各面同士が滑り接触しにくくなって、高速回転した
場合でも、滑り傷やスミアリング、かじり、焼き付き等
の損傷が生じにくくなる他、衝撃荷重や振動荷重、繰り
返し荷重が加わる場合でも、耐焼き付性を確保し易くで
きる。 【0019】しかも、上記各ころ5aの球状凸面と外
向、内向各鍔部8a、10aの凹曲面との各当接部に
は、アキシアル荷重及びラジアル荷重に基づく力が、こ
の当接部の法線方向(中心O5a、O11a に向かう方向)
に加わる。そして、これら各荷重に基づいて上記各当接
部の法線方向に加わる力は、上記各ころ5aの中心に向
けて作用する。そして、これら各ころ5a毎に反対側2
個所位置に存在する力が、互いに打ち消し合う。この
為、これら各ころ5aを変位させる力が作用しない。例
えば、これら各ころ5aに加わるチルトモーメントに関
しても、大幅に低減(ほぼ0に)できて、これら各ころ
5aの回転中心と前記内輪2及び外輪3の中心軸とが不
一致になりにくくできる。この為、上記外向、内向各鍔
部8a、10aの内側面11a、11aや内輪軌道7及
び外輪軌道9にエッジロードを生じにくくできる。この
結果、上記当接部でのアキシアル負荷能力(この当接部
でかじりや焼き付き等の損傷を生じる事なく、より大き
なアキシアル荷重を支承し得る能力)を向上できると共
に、他の転がり軸受と組み合わせて使用する必要がなく
なる事による回転支持部分の小型、簡素化、更には、こ
の小型、簡素化によるコストの低廉化を図れる。 【0020】次に、図4は、本発明の実施の形態の第2
例を示している。本例の場合は、各ころ5aを転動自在
に保持する保持器6aを、所謂リベットもみ抜き型保持
器としている。即ち、前述の図1に示した実施の形態の
第1例の場合には、全体が円筒状で、軸方向中間部に複
数のポケット12を円周方向等間隔に形成した、合成樹
脂や金属により一体に造られたもみ抜き型の保持器6と
している。これに対して本例に組み込む保持器6aは、
同じく合成樹脂や金属により造られた、全体が櫛型円環
状で、軸方向一端面(右端面)にそれぞれの一端部(右
端部)を開口する状態で円周方向等間隔に複数のポケッ
トを形成した本体13と、同じく合成樹脂や金属により
造られて、上記各ポケットの一端部を塞ぐ状態で設けた
円環部材14とを備える。そして、上記本体13のうち
で上記各ポケット12の間の柱部分にリベット15を、
この柱部分及び上記円環部材14を軸方向に貫通する状
態で設け、これら本体13と円環部材14とを分離不能
に結合している。その他の構成及び作用は、上述した第
1例の場合と同様である。 【0021】次に、図5は、本発明の実施の形態の第3
例を示している。前述の図1に示した実施の形態の第1
例及び上述の図4に示した実施の形態の第2例の場合
が、外輪3の軸方向一端部(左端部)に鍔輪4を設けた
NP型のころ軸受1aに本発明を適用しているのに対
し、本例の場合は、内輪2aの軸方向一端部(左端部)
に鍔輪4aを設けたNUP型のころ軸受1aに本発明を
適用している。この様な本例の場合も、各ころ5aの軸
方向両端面で外向、内向各鍔部8a、10aの内側面1
1a、11aと係合する部分を球状凸面とすると共に、
これら外向、内向鍔部8a、10aの内側面11a、1
1aを凹曲面としている。又、本例の場合、各ころ5a
を転動自在に保持する保持器6bを、金属板をプレス成
形する事により造られた、所謂プレス型保持器としてい
る。この保持器6bは、軸方向一端部(左端部)を径方
向外方に、同じく軸方向他端部(右端部)を径方向内方
に、それぞれ折り曲げ形成している。その他の構成及び
作用は、前述した第1例の場合と同様である。 【0022】次に、図6は、本発明の実施の形態の第4
例を示している。前述の図1、4に示した実施の形態の
第1、2例の場合が、外輪3の軸方向一端部(左端部)
に鍔輪4を設けたNP型のころ軸受1aに本発明を適用
しているのに対し、本例の場合は、鍔輪4を省略すると
共に、外輪3bの両端部のうちの一端部(左端部)にの
み内向鍔部10aを設けた、NF型のころ軸受1aに本
発明を適用している。この様な本例の場合は、一方向の
アキシアル荷重のみを支承する。即ち、上記外輪3bの
一側面(左側面)に一方(左方)から他方(右方)に加
わるアキシアル荷重、及び、内輪2の他側面(右側面)
に他方(右方)から一方(左方)に加わるアキシアル荷
重を支承する。この様に一方向のアキシアル荷重のみを
支承する場合は、上記内輪2の両端部に設けた各外向鍔
部8a、8aのうちの一方(左方)の外向鍔部8aの内
側面11aところ5aの軸方向一端面(左端面)との当
接部(転がり接触部)には、アキシアル荷重は加わらな
い。この為、この外向鍔部8aの内側面11aを必ずし
も凹曲面とする必要はないが、本例の場合は、上記内輪
2の組み付け方向性をなくす為、上記各外向鍔部8a、
8aの両内側面11a、11aを凹曲面としている。そ
の他の構成及び作用は、前述した第1例の場合と同様で
ある。 【0023】次に、図7は、本発明の実施の形態の第5
例を示している。上述の図6に示した実施の形態の第4
例の場合が、外輪3bの両端部のうちの一端部(左端
部)にのみ内向鍔部10aを設けた、NF型のころ軸受
1aに本発明を適用しているのに対し、本例の場合は、
内輪2bの軸方向両端部のうちの一端部(左端部)にの
み外向鍔部8aを設けたNJ型のころ軸受1aに本発明
を適用している。この様な本例の場合も、各ころ5aの
軸方向両端面で外向、内向各鍔部8a、10aの内側面
11a、11aと係合する部分を球状凸面とすると共
に、これら各内側面11a、11aを凹曲面としてい
る。又、本例の場合、各ころ5aを転動自在に保持する
保持器6cを、円環状に形成された1対の素子16、1
6を、これら各ころ5aの中心軸を貫通する状態で設け
た連結ピン17により分離不能に結合した、所謂ピン型
保持器としている。その他の構成及び作用は、上述した
第4例の場合と同様である。 【0024】次に、図8は、本発明の実施の形態の第6
例を示している。前述の図1〜7に示した実施の形態の
第1〜5例の場合が、保持器6、6a、6b、6cを有
するころ軸受1aに本発明を適用しているのに対し、本
例の場合は、保持器を有しない総ころ軸受(総転動体軸
受)1bに本発明を適用している。この様な本例の場合
は、保持器を設けない分だけころ5aを多く組み込む事
ができる。この為、ころ軸受1bを大型化する事なく、
より多くの荷重を支承する事できる。勿論、この様な本
例の場合も、各ころ5aの軸方向両端面で外向、内向各
鍔部8a、10aの内側面11a、11aと係合する部
分を球状凸面とすると共に、これら各内側面11a、1
1aを凹曲面としている。その他の構成及び作用は、前
述した第1例の場合と同様である。 【0025】次に、図9は、本発明の実施の形態の第7
例を示している。本例の場合も、上述の図8に示した実
施の形態の第6例と同様に、保持器を有しない総ころ軸
受1bに本発明を適用している。又、本例の場合、前述
の図6に示した実施の形態の第4例と同様に、外輪の両
端部のうちの一端部(左端部)にのみ鍔部を設けたNF
型の総ころ軸受としている。勿論、この様な本例の場合
も、各ころ5aの軸方向両端面で外向、内向各鍔部8
a、10aの内側面11a、11aと係合する部分を球
状凸面とすると共に、これら各内側面11a、11aを
凹曲面としている。その他の構成及び作用は、前述した
第4例及び上述した第6例の場合と同様である。 【0026】次に、図10は、本発明の実施の形態の第
8例を示している。前述の図1〜9に示した実施の形態
の第1〜7例の場合が、単列のころ軸受1a、1bに本
発明を適用しているのに対し、本例の場合は、多列(複
列、二列)ころ軸受18に本発明を適用している。即
ち、円筒状の外輪19の内周面に、それぞれが円筒形で
ある、複列の外輪軌道9、9を形成している。又、この
様な外輪19の内周面の軸方向中央部で上記両外輪軌道
9、9の間部分に、内向鍔部10bを、全周に亙り形成
している。又、この外輪19の軸方向両端面に鍔輪4、
4を設け、この外輪3の内周面のうち上記外輪軌道9、
9よりも直径方向内方に突出する部分を、内向鍔部10
a、10aとしている。又、上記外輪19の内径側部分
に1対の内輪2、2を、互いの軸方向端面を突き合わせ
た状態で配置している。これら各内輪2、2の外周面に
は、それぞれ円筒形の内輪軌道7、7を形成している。
又、これら各内輪軌道7、7の互いに軸方向反対側の端
部には、それぞれ外向鍔部8a、8aを、全周に亙り形
成している。そして、上記各外輪軌道9、9と上記各内
輪軌道7、7との間に、それぞれ複数個ずつのころ5
a、5aを、保持器6、6により保持した状態で転動自
在に設けている。そして、この状態で上記各ころ5a、
5aの軸方向両端面を、それぞれ上記外向、内向各鍔部
8a、10a、10bの側面11a、11aに対向させ
ている。 【0027】特に、本例の場合、上記各ころ5a、5a
の軸方向両端面のうちの、上記各内輪2、2、外輪3及
び各鍔輪4、4に設けた上記外向、内向各鍔部8a、1
0a、10bの内側面11a、11aと係合する面を、
上記ころ5a、5aの中心をその中心とした同一球面上
に存在する球状凸面としている。一方、上記外向、内向
各鍔部8a、10aの内側面11a、11aを、上記球
状凸面の曲率中心を含み上記各ころ5a、5aの中心軸
に直交する仮想平面上にその曲率中心を有し、その曲率
半径が上記球状凸面の曲率半径とほぼ同じである凹曲面
としている。 【0028】この様な本例の場合も、各ころ5a、5a
の軸方向両端面のうちの外向、内向各鍔部8a、10
a、10bの内側面11a、11aと係合する面を球状
凸面とすると共に、これら各内側面11a、11aを凹
曲面としている為、これら各面同士の当接状態を点接触
若しくは線接触で、且つ転がり接触に近い状態にでき
る。この為、これら各面同士が滑り接触しにくくなっ
て、高速回転した場合でも、滑り傷やスミアリング、か
じり、焼き付き等の損傷が生じにくくなる他、衝撃荷重
や振動荷重、繰り返し荷重が加わる場合でも、耐焼き付
性を確保し易くできる。又、上記各ころ5a、5aに加
わるチルトモーメントを低減(ほぼ0に)できて、上記
外向、内向各鍔部8a、10a、10bの内側面11
a、11aや内輪軌道7、7及び外輪軌道9、9にエッ
ジロードを生じにくくできる。この結果、上記当接部で
のアキシアル負荷能力(この当接部でかじりや焼き付き
等の損傷を生じる事なく、より大きなアキシアル荷重を
支承し得る能力)を向上できる。 【0029】次に、図11は、本発明の実施の形態の第
9例を示している。本例の場合も、多列(四列)ころ軸
受18aに本発明を適用している。即ち、それぞれが円
筒状で軸方向同心に配置した1対の外輪19、19の内
周面に、それぞれが円筒形である、複列の外輪軌道9、
9を、それぞれ形成している。又、これら各外輪19、
19の内周面の軸方向中央部で上記両外輪軌道9、9の
間部分に、内向鍔部10b、10bを、全周に亙り形成
している。又、上記各外輪19、19の軸方向外端面、
及び、軸方向内端面同士の間部分にそれぞれ鍔輪4、2
1を設け、これら外輪19、19の内周面のうちの上記
外輪軌道9、9よりも直径方向内方に突出する部分を、
同じく内向鍔部10a、10bとしている。又、上記各
外輪19、19の内径側部分に1対の内輪20、20
を、互いの軸方向端面を突き合わせた状態で同心に配置
している。これら各内輪20、20の外周面には、それ
ぞれが円筒形である複列の内輪軌道7、7を形成してい
る。又、これら各内輪20、20の外周面の軸方向中央
部で上記両内輪軌道7、7の間部分、及び、これら各内
輪軌道7、7の軸方向両端部に、それぞれ外向鍔部8
b、8aを、全周に亙り形成している。そして、上記各
外輪軌道9、9と上記各内輪軌道7、7との間に、それ
ぞれ複数個ずつのころ5a、5aを、保持器6、6によ
り保持した状態で転動自在に設けている。そして、この
状態で上記各ころ5a、5aの軸方向端面を、それぞれ
上記外向、内向各鍔部8a、8b、10a、10bの側
面11a、11aに対向させている。この様に構成する
本例の場合も、上記各ころ5a、5aの軸方向両端面の
うちの外向、内向各鍔部8a、8b、10a、10bの
内側面11a、11aと係合する面を球状凸面とすると
共に、これら各内側面11a、11aを凹曲面としてい
る。その他の構成及び作用は、前述した第8例の場合と
同様である。 【0030】 【発明の効果】本発明のころ軸受は、以上に述べた通り
構成され作用する為、鍔部の側面ところの軸方向端面と
の当接部の耐焼き付き性を、飛躍的に向上させる事がで
きる。この為、この当接部でのアキシアル負荷能力を十
分に向上させる事ができる結果、過酷な条件で運転され
る各種回転支持部に、広く適用できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す半部断面
図。 【図2】ころの拡大図。 【図3】内輪の拡大部分断面図。 【図4】本発明の実施の形態の第2例を示す部分断面
図。 【図5】同第3例を示す部分断面図。 【図6】同第4例を示す部分断面図。 【図7】同第5例を示す部分断面図。 【図8】同第6例を示す部分断面図。 【図9】同第7例を示す部分断面図。 【図10】同第8例を示す半部断面図。 【図11】同第9例を示す半部断面図。 【図12】ころ軸受の従来構造の1例を示す部分断面
図。 【符号の説明】 1、1a、1b ころ軸受 2、2a、2b 内輪 3、3a、3b 外輪 4、4a 鍔輪 5、5a (円筒)ころ 6、6a、6b、6c 保持器 7 内輪軌道 8、8a、8b 外向鍔部 9 外輪軌道 10、10a、10b 内向鍔部 11、11a 内側面(側面) 12 ポケット 13 本体 14 円環部材 15 リベット 16 素子 17 連結ピン 18、18a 多列ころ軸受 19 外輪 20 内輪 21 鍔輪

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 外周面に円筒形の内輪軌道を有する内輪
    と、内周面に円筒形の外輪軌道を有する外輪と、これら
    外輪軌道と内輪軌道との間に転動自在に設けた複数個の
    ころと、これら外輪軌道と内輪軌道とのそれぞれの軸方
    向両端部のうち、少なくともこれら外輪軌道と内輪軌道
    とで互いに軸方向反対側となる端部に、上記外輪及び内
    輪と一体又は別体にそれぞれ設けた鍔部とを備え、これ
    ら各鍔部の側面と上記各ころの軸方向端面との係合に基
    づいてアキシアル荷重を支承自在としたころ軸受に於い
    て、上記各ころを、外周面を円筒面とし、軸方向両端面
    で上記各鍔部の側面と係合する部分を、これら各ころの
    中心をその中心とした同一球面上に存在する球状凸面と
    したものとすると共に、上記鍔部の側面のうちでこの球
    状凸面と係合する部分を、この球状凸面の曲率中心を含
    み上記各ころの中心軸に直交する仮想平面上にその曲率
    中心を有し、その曲率半径が上記球状凸面の曲率半径と
    ほぼ同じである凹曲面とした事を特徴とするころ軸受。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010151177A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Jtekt Corp 転がり軸受
CN114738377A (zh) * 2022-05-12 2022-07-12 镇江沃尔夫重工部件有限公司 一种高承载球轴承、设计成型方法及其加工设备

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