JP2003074532A - ボルト脱落防止装置 - Google Patents

ボルト脱落防止装置

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JP2003074532A
JP2003074532A JP2001261188A JP2001261188A JP2003074532A JP 2003074532 A JP2003074532 A JP 2003074532A JP 2001261188 A JP2001261188 A JP 2001261188A JP 2001261188 A JP2001261188 A JP 2001261188A JP 2003074532 A JP2003074532 A JP 2003074532A
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ring collar
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panel
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JP2001261188A
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Mitsuo Onishi
三男 大西
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボルトの強度を確保できるようにする。 【解決手段】 ボルト軸部7aの径よりもわずかに大き
い内径を有する円筒形状とし且つ外周面に鍔状突部11
を備えたリングカラー9を、ボルト軸部7aの基端側に
嵌装し、軸部7aの先端側に、リングカラー9の内径よ
りもわずかに大きい外径の雄ねじ部8を転造してなるボ
ルト7を形成する。リングカラー挿通孔13に、鍔状突
部11を係合させ得る段差部14を備えた抜け止めプレ
ート12を形成する。抜け止めプレート12を、パネル
3のボルト挿通孔4の表面側に配置して固定する。宇宙
機内のラック2側の固定ナット6よりボルト7を緩めて
パネル3を取り外すときに、ボルト7の雄ねじ部8を、
リングカラー9に係止させ、該リングカラー9を抜け止
めプレートの段差部に係止させて、ボルトを脱落しない
ように保持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は宇宙ステーション等
における与圧部に装備されたラック等の締結対象物に対
して、各種実験機器のパネル等の被締結部材を着脱する
ときに、締結用のボルトが脱落して飛散しないようにす
るためのボルト脱落防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地球周回軌道上に恒久的且つ多目
的な有人施設としての宇宙ステーションを構築し、該宇
宙ステーションに連結した実験モジュールで、各種の実
験や研究を行う計画が進められている。
【0003】かかる宇宙ステーションの実験モジュール
に設けられる与圧部等、地上より打ち上げられて地球周
回軌道上に投入される宇宙機内に各種実験装置等を積み
込む場合には、図4にその一例の概略を示す如き宇宙機
1内に、ラック2を組み付けると共に、図5に示す如
く、該ラック2内に実験装置を搭載するようにし、この
際、被締結部材としての実験装置のパネル3を、締結対
象物となるラック2の前面部に配置して、上記パネル3
のボルト挿通孔4に通したボルト5を、ラック2側の所
要位置に設置してある固定ナット6に締結することによ
り、上記パネル3のラック2への固定を行うようにして
ある。
【0004】ところで、宇宙機1内に搭載された上記の
実験装置は、その使用時に移動させることがあるが、こ
の移動のためにパネル3をラック2から取り外すべく上
記締結用のボルト5を緩めて固定ナット6から引き出し
た場合にも、該ボルト5が脱落して飛散することのない
ようにする必要がある。
【0005】そのため従来は、ボルト5の軸部に溝を切
ったり、パネル3のボルト挿通孔4に特殊な座ぐりを施
して、ボルト5に図示しないリテーナリング等を取り付
けた脱落防止構造とするか、或いは、ボルト5にテザー
(図示せず)の一端部を取り付け、且つ該テザーの他端
部を、パネル3の所要位置に固定することにより、ボル
ト5が緩められて固定ナット6から引き出されても、該
ボルト5が、テザーを介してパネル3に常に連結された
状態となるようにして、ボルト5の脱落、飛散の防止を
図るようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ボルトの脱落防止手法のうち、ボルト5の軸部に溝を切
ってリテーナリング等を取り付ける場合には、上記溝を
形成した部分においてボルト5軸部の首下径が細くなっ
て、ボルト5の有効径よりも細くなるため、通常のボル
トよりも強度が小さくなるという問題があると共に、被
締結部材となるパネル3のボルト挿通孔4に対して、孔
自体の特殊加工や座ぐりに特殊な加工が必要となるとい
う問題があり、更には、固定ナット6側に特殊なナット
が必要とされるという問題が生じる場合もある。
【0007】一方、テザーによりボルト5の脱落防止を
図る場合には、ボルト5の締結、取り外し作業時にテザ
ーがボルト5に絡み付いて作業性が悪いという問題があ
ると共に、ボルト5によりパネル3を固定している状態
であっても、テザーに手や足等を引っ掛け易いという問
題がある。
【0008】そこで、本発明は、ボルト自体の強度を確
保できると共に、被締結部材のボルト挿通孔に孔自体や
座ぐりに特殊な加工を要することなく、被締結部材の着
脱時におけるボルトの脱落、飛散を防止できるボルト脱
落防止装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、ボルト軸部の径よりもわずかに大きい内
径を有し且つ外周面に突部を備えてなるリングカラーを
ボルト軸部に嵌装してから、上記ボルト軸部の先端側に
上記リングカラーの内径よりもわずかに大きい外径の雄
ねじ部を設けて、上記リングカラーをボルト頭部と雄ね
じ部との間の軸部に遊嵌状態で組み付けてなるボルトを
形成し、被締結部材のボルト挿通孔の表面側に位置させ
る抜け止めプレートに、上記リングカラーの外径よりや
や大きいリングカラー挿通孔を、上記ボルト挿通孔に連
通させるように設け、且つ該リングカラー挿通孔の被締
結部材側となる端部に、リングカラー外周面の突部の径
よりも大径として段差部を設け、上記ボルト軸部のリン
グカラーを抜け止めプレートのリングカラー挿通孔に挿
入して、リングカラーの突部を段差部に係止させてボル
トを保持できるようにした構成とする。
【0010】被締結部材を、所定の締結対象物に固定す
る場合には、抜け止めプレートのリングカラー挿通孔か
ら被締結部材のボルト挿通孔に通したボルトの雄ねじ部
を、上記締結対象物に固定されている固定ナット或いは
締結対象物に形成されている雌ねじ部に螺着させてボル
トを締め付けると、ボルトの頭部と締結対象物との間に
おいてリングカラーと一緒に被締結部材が締め付けら
れ、これにより被締結部材の締結対象物への固定が行わ
れる。
【0011】一方、被締結部材を締結対象物から取り外
すときには、ボルトの雄ねじ部を、締結対象物に固定さ
れている固定ナット或いは雌ねじ部より緩めて引き出す
ことにより取り外すようにする。この際、ボルトの雄ね
じ部の外径は、リングカラーの内径よりもわずかに大き
いため、ボルトの雄ねじ部が、リングカラーを通り抜け
ることはなく、同時に、該リングカラーは、抜け止めプ
レートのリングカラー挿通孔の段差部にて、反被締結部
材側へ抜けないように突部を介して係止されるため、上
記ボルトは、リングカラー及び抜け止めプレートを介し
て被締結部材に常に保持されるため、脱落、飛散するこ
とはない。
【0012】又、リングカラーを、被締結部材のボルト
挿通孔の表面側に位置させる抜け止めプレートの段差部
に係止させてボルトの脱落防止を図ることに代えて、リ
ングカラーを被締結部材のボルト挿通孔の表面側に直接
固定するようにした構成とすることにより、抜け止めプ
レートを不要とすることができて、部材点数の削減を図
ることができるため、軽量化に有利になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0014】図1(イ)(ロ)及び図2は本発明のボル
ト脱落防止装置の実施の一形態を示すもので、所要長さ
とし且つ内径を後述する頭部7b付きのボルト7の軸部
7aの外径よりも大きくしてある円筒体の一端部内周面
に、内径が上記ボルト軸部7aの径よりもわずかに大き
い径となるように内向きに突出させたリング状突部10
を設けると共に、他端部外周面に、外側に突出する鍔状
の突部11を設けてなるリングカラー9を形成し、該リ
ングカラー9をその一端側よりボルト軸部7aの外側に
遊嵌状態に嵌合させて、ボルト頭部7bに一端側のリン
グ状突部10を係止させるようにし、且つ上記ボルト軸
部7aの先端側に、上記リングカラー9のリング状突部
10の内径よりもわずかに大きい外径の雄ねじ部8を設
けて、上記リングカラー9のリング状突部10が上記雄
ねじ部8に係止するようにして、リングカラー9がボル
ト7の頭部7bと雄ねじ部8との間の軸部7aに遊嵌状
態に組み付けられてなる構成とする。すなわち、一般
に、ボルト軸部7aに雄ねじ部8を転造すると、この転
造により形成される雄ねじ部8の外径は、ボルト軸部7
aの従来の外径よりもやや大きくなるので、該ボルト軸
部7aの外径よりもわずかに大きく且つ転造により拡大
される雄ねじ部8の外径よりもわずかに小さい内径のリ
ング状突部10を備えたリングカラー9を、雄ねじ部8
を未形成のボルト軸部7aの基端側に予め嵌装した後、
該ボルト軸部7aの先端側に雄ねじ部8を転造すること
により、リングカラー9のリング状突部10が雄ねじ部
8に係止されるようになるため、リングカラー9がボル
ト7の先端側へ抜けることはなくなる。
【0015】又、厚板構造とした板状部材の所要位置
に、上記リングカラー9の外径よりやや大きく且つ突部
11の外径より小さい内径の孔13をリングカラー9の
挿通孔として設けて、該リングカラー挿通孔13の一端
部を、上記リングカラー9の突部11の外径よりもやや
大きい内径に拡大して、上記リングカラー9の突部11
を係合させ得る段差部14を周方向の全周に設けてなる
抜け止めプレート12を形成する。
【0016】更に、上記ボルト7の頭部8bと雄ねじ部
9との間の軸部7aに遊嵌状態で組み付けてあるリング
カラー9の一端部側を、上記抜け止めプレート12のリ
ングカラー挿通孔13に、段差部14側より挿通させ、
上記リングカラー9の突部11が、上記段差部14に衝
合するようにして、上記突部11が段差部13に係止さ
れることにより、リングカラー9が抜け止めプレート1
2のカラー挿通孔13に、反段差部14側に抜けないよ
う保持させた状態とし、該抜け止めプレート12を、カ
ラー挿通孔13にリングカラー9を介して保持されてい
るボルト7の雄ねじ部8が被締結部材としてのパネル3
のボルト挿通孔4に臨むように該パネル3の表面側に配
置させると共に、抜け止めプレート12の所要個所を、
固定用ボルト15を介してパネル3の表面に着脱自在に
固定することにより、ボルト挿通孔4位置におけるパネ
ル3の表面に、ボルト7をリングカラー9及び抜け止め
プレート12を介して保持させるようにする。
【0017】図4及び図5に示したラック2と同様の宇
宙機1の内部に組み付けられたラック2に、実験装置の
パネル3を固定する場合は、図1(ロ)に示す如く、ボ
ルト7の雄ねじ部8を、パネル3のボルト挿通孔4を挿
通させて上記ラック2側の所要位置に設置された固定ナ
ット6に螺着させて締め付けると、ボルト7の頭部7b
とラック2側の固定ナット6との間にて、リングカラー
9とパネル3が締め付けられ、これによりパネル3のラ
ック2への固定が行われる。
【0018】一方、パネル3をラック2から取り外すと
きには、図2に示す如く、ボルト7の雄ねじ部8を、ラ
ック2側の固定ナット6より緩めて引き出すことにより
パネル3の固定を解除して該パネル3の取り外しを行う
ようにする。この際、ボルト7の反パネル3側への移動
は、ボルト7の雄ねじ部8が、リングカラー9のリング
状突部10に係止されることにより阻止されると同時
に、リングカラー9の突部11が抜け止めプレート12
の段差部14に係止されてリングカラー9の反パネル3
側への移動が阻止されるため、上記ボルト7は、リング
カラー9及び抜け止めプレート12を介して常にパネル
3に保持されるようになる。
【0019】このように、ボルト7の雄ねじ部8をラッ
ク2側の固定ナット6より緩めて引き出すことによりパ
ネル3の取り外しを行う場合、上記ボルト7は、パネル
3側に常に保持されるため、ボルト7の脱落、飛散を防
止することができ、しかも、上記ボルト7は、首下部の
径が雄ねじ部8の有効径よりも大きくなるため、通常の
ボルトと同等以上の強度を確保することができ、同時
に、パネル3のボルト挿通孔4に特殊な座ぐりやボルト
挿通孔4自体の特殊な加工は何ら施す必要はなく、又、
パネル3の板厚にも何ら制約は与えることはない。更
に、ラック2側では単純なナットを固定ナット6として
用いることができることから、特殊なナットを使用する
必要はなく、ラック2側の部材の設計に何ら制約は与え
ることはない。更に又、ボルト7にはテザーが取り付け
られていないため、手や足等を引っ掛けたり、締結作業
の実施に妨げを生じる虞はない。
【0020】次に、図3は本発明の実施の他の形態を示
すもので、図1(イ)(ロ)及び図2に示したものと同
様な構成としてあるボルト脱落防止装置において、リン
グカラー9を、抜け止めプレート12のリングカラー挿
通孔13に嵌合させた状態にて該抜け止めプレート12
を介してパネル3の表面側に取り付けることに代えて、
リングカラー9を、パネル3のボルト挿通孔4の周縁部
表面側に溶接や接着剤等で直接固定するようにしたもの
である。
【0021】その他の構成は、図1(イ)(ロ)及び図
2に示したものと同様であり、同一のものには同一符号
が付してある。
【0022】本実施の形態によれば、リングカラー9の
突部11を不要としてリングカラー9の形状を単純化で
きると共に、抜け止めプレート12を不要として、部材
点数の削減を図ることができて、軽量化に有利となる。
【0023】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されるものではなく、上記においては、リングカラー9
を、外周面に鍔状突部11を設けて該鍔状突部11を抜
け止めプレート12のリングカラー挿通孔13の段差部
14に係合させることにより、ボルト7をリングカラー
9及び抜け止めプレート12を介してパネル3の表面に
保持させるようにしたものとして示したが、リングカラ
ー9の外周面に設ける突部11は、周方向の全周に亘る
鍔状ではなく、周方向に所要間隔で断続的に設けてもよ
く、この場合、抜け止めプレート12のリングカラー挿
通孔13に設ける段差部14は、リングカラー9の突部
11に対応した位置のみに設けるようにしてもよいこ
と、又、リングカラー9は、リング状突部10の部分の
みではなく、長手方向の全長に亘りボルト軸部7aの外
径よりも大きく且つ雄ねじ部8の外径よりも小さい内径
を備えた構成としてもよいこと、図1(イ)では、抜け
止めプレート12は、複数のボルト7のリングカラー9
を一緒にパネル3の表面に固定するものとして示した
が、1つのボルト7のリングカラー9毎に個別に対応す
るものとしてもよいこと、パネル3の取り付けに際し
て、ボルト7の雄ねじ部8は、ラック2側に設置された
固定ナット6に螺着させるものとして示したが、ラック
2側の部材に穿設された孔に形成された雌ねじ部に螺着
させてもよいこと、更に又、締結用のボルトの脱落、飛
散を防止すべき個所に用いるボルト7であれば、宇宙機
1のラック2やその他の締結対象物に、実験装置のパネ
ル3以外の被締結部材を締結するボルト7に適用しても
よいこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のボルト脱落防
止装置によれば、ボルト軸部の径よりもわずかに大きい
内径を有し且つ外周面に突部を備えてなるリングカラー
をボルト軸部に嵌装してから、上記ボルト軸部の先端側
に上記リングカラーの内径よりもわずかに大きい外径の
雄ねじ部を設けて、上記リングカラーをボルト頭部と雄
ねじ部との間の軸部に遊嵌状態で組み付けてなるボルト
を形成し、被締結部材のボルト挿通孔の表面側に位置さ
せる抜け止めプレートに、上記リングカラーの外径より
やや大きいリングカラー挿通孔を、上記ボルト挿通孔に
連通させるように設け、且つ該リングカラー挿通孔の被
締結部材側となる端部に、リングカラー外周面の突部の
径よりも大径として段差部を設け、上記ボルト軸部のリ
ングカラーを抜け止めプレートのリングカラー挿通孔に
挿入して、リングカラーの突部を段差部に係止させてボ
ルトを保持できるようにした構成としてあるので、ボル
トを、リングカラー及び抜け止めプレートを介して被締
結部材に常に保持させることができるため、ボルトの雄
ねじ部を締結対象物側の固定ナットまたは雌ねじ部より
緩めて引き出して上記被締結部材の締結対象物からの取
り外しを行う場合、ボルトの脱落、飛散を防止すること
ができ、しかも、上記ボルトは、首下部の径が雄ねじ部
の有効径よりも大きくなるため、通常のボルトと同等以
上の強度を確保することができ、同時に、被締結部材の
ボルト挿通孔に特殊な座ぐりやボルト挿通孔自体の特殊
な加工は何ら施す必要をなくすことができると共に、被
締結部材の板厚や締結対象物側の設計に何ら制約を与え
ることはなく、又、ボルトにはテザーが取り付けられて
いないため、手や足等を引っ掛けたり、締結作業の実施
に妨げを生じる虞はないという優れた効果を発揮し、更
に、リングカラーを、被締結部材のボルト挿通孔の表面
側に位置させる抜け止めプレートの段差部に係止させて
ボルトの脱落防止を図ることに代えて、リングカラーを
被締結部材のボルト挿通孔の表面側に直接固定するよう
にした構成とすることにより、抜け止めプレートを不要
とすることができて、部材点数の削減を図ることができ
るため、軽量化に有利になるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボルト脱落防止装置の実施の一形態を
示すもので、(イ)は概略正面図、(ロ)は切断概略側
面図である。
【図2】図1の装置の使用状態として、ボルトをラック
側の固定ナットより緩めて引き出した状態を示す切断概
略側面図である。
【図3】本発明の実施の他の形態を示す切断概略側面図
である。
【図4】宇宙機の一例の概略を示す断面図である。
【図5】従来のパネルのラックへの取り付け状態を示す
概略断面図である。
【符号の説明】
3 パネル(被締結部材) 4 ボルト挿通孔 7 ボルト 7a ボルト軸部 7b ボルト頭部 8 雄ねじ部 9 リングカラー 11 突部 12 抜け止めプレート 13 リングカラー挿通孔 14 段差部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルト軸部の径よりもわずかに大きい内
    径を有し且つ外周面に突部を備えてなるリングカラーを
    ボルト軸部に嵌装してから、上記ボルト軸部の先端側に
    上記リングカラーの内径よりもわずかに大きい外径の雄
    ねじ部を設けて、上記リングカラーをボルト頭部と雄ね
    じ部との間の軸部に遊嵌状態で組み付けてなるボルトを
    形成し、被締結部材のボルト挿通孔の表面側に位置させ
    る抜け止めプレートに、上記リングカラーの外径よりや
    や大きいリングカラー挿通孔を、上記ボルト挿通孔に連
    通させるように設け、且つ該リングカラー挿通孔の被締
    結部材側となる端部に、リングカラー外周面の突部の径
    よりも大径として段差部を設け、上記ボルト軸部のリン
    グカラーを抜け止めプレートのリングカラー挿通孔に挿
    入して、リングカラーの突部を段差部に係止させてボル
    トを保持できるようにした構成を有することを特徴とす
    るボルト脱落防止装置。
  2. 【請求項2】 リングカラーを、被締結部材のボルト挿
    通孔の表面側に位置させる抜け止めプレートの段差部に
    係止させてボルトの脱落防止を図ることに代えて、リン
    グカラーを被締結部材のボルト挿通孔の表面側に直接固
    定するようにした請求項1記載のボルト脱落防止装置。
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