JP2003074157A - 太陽電池設置構造 - Google Patents

太陽電池設置構造

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JP2003074157A
JP2003074157A JP2001266387A JP2001266387A JP2003074157A JP 2003074157 A JP2003074157 A JP 2003074157A JP 2001266387 A JP2001266387 A JP 2001266387A JP 2001266387 A JP2001266387 A JP 2001266387A JP 2003074157 A JP2003074157 A JP 2003074157A
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cell module
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cables
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JP2001266387A
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Atsushi Isoda
厚志 磯田
Masaaki Fukihara
正晃 吹原
Makoto Yotsuya
誠 四ツ谷
Shigeru Sakano
茂 坂野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 張力を受ける取付個所が最小限になって、設
置が容易になり、強風等の影響を受け難く、大スパン化
できるようにする。 【解決手段】 既設構造物5に太陽電池モジュール3を
設置する場合に、並列させた複数のケーブル1の各々両
端部に張力を持たせた状態で、固定具としてのケーブル
止め金具2を使って固定し、その複数のケーブル1の間
に取り付ける架台を膜材、トラス材、あるいはフレーム
枠材等によって構成し、それに太陽電池モジュール3を
装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池設置構造
に係り、より詳しくは、既設構造物に太陽電池を設置す
る太陽電池設置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境の保護や資源の有効利用
を図るため、太陽光を利用して発電を行う太陽電池モジ
ュールを既設構造物の建家などに設置することが奨励さ
れている。
【0003】図13は、既設構造物であるビルの屋上な
どに太陽電池モジュールを設置する場合の従来の構造例
を示す斜視図であり、図14および図15は、図13に
おける架台脚部付近の設置例を説明する断面図である。
【0004】図13に示すように、太陽電池モジュール
103を既設構造物の屋上に設置する場合は、施工の簡
易さや経済性から、太陽電池モジュール103を取り付
ける架台102の脚部下端をフーチング101に対して
ボルト止めや埋設固定することで一体化し、既設構造物
の屋上のスラブ106の表面に防水層105を介して保
護コンクリート104が敷き詰められた上にフーチング
101を配置したり(図14参照)、あるいは、その保
護コンクリート104の一部と一体で打設することによ
り、フーチング101を配置することなどが行われてい
た(図15参照)。
【0005】また、上記以外の太陽電池モジュールの既
設構造物への設置例としては、例えば、特開平3−19
9565号公報に記載の「屋根設置型太陽電池の設置方
法」、特開平8−288532号公報に記載の「太陽電
池の屋根上設置方法」、あるいは、特開平11−460
07号公報に記載の「太陽電池取付構造」などがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の太陽電池モジュールの設置構造にあっては、
上記図14や図15の状態でフーチング101を固定す
る必要があるため、スラブ106の位置までアンカーを
打ち込むと、その途中にある防水層105を破損してし
まい、漏水の原因になるという問題点があった。
【0007】そこで、防水層105を除去して、スラブ
106位置から再度基礎を立ち上げれば良いが、改修工
事が大掛かりになってしまい、手間やコストの面からも
実質的に困難であった。
【0008】その上、上記図13〜図15の構造では、
風荷重や地震力による浮上りや水平力に対して、フーチ
ング101を含む架台102の重量や摩擦力、あるい
は、コンクリートの付着力をもって支持するため、フー
チング101が大きくならざるを得ず、不経済であると
いう問題点があった。
【0009】また、上記した特開平3−199565号
の公報例では、屋根上に縦横に太陽電池取付用ワイヤを
張って、そのワイヤに太陽電池を設置するため、屋根な
どの面状の構造物に対して比較的狭い面積に太陽電池を
設置する場合は良いが、2つの構造体の間を渡すような
大スパンでの設置に適していなかった。
【0010】さらに、上記した特開平8−288532
号の公報例では、屋根にワイヤ支持具を取り付けてワイ
ヤを張り、このワイヤに太陽電池モジュールを連結させ
るため、ワイヤ支持具の取り付け個所が多くなって、既
設構造物に対する破損が心配な上、屋根などの面状構造
物に対して太陽電池を設置する場合は良いが、大スパン
での設置には適していなかった。
【0011】また、特開平11−46007号の公報例
では、張設された膜面と熱可塑性樹脂フィルムとの間に
フレキシブル太陽電池モジュールを収容して溶着させる
ことにより、フレキシブル太陽電池モジュールを膜面上
に取り付けるため、上記例と同様に大スパンでの設置に
は適していなかった。
【0012】本発明は、これらの問題点に鑑みてなされ
たものであり、張力を受ける取付個所が最小限となっ
て、設置が容易となり、空間などを利用することで大ス
パン化も可能であって、強風等の影響も受け難い太陽電
池設置構造を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、既設構造物に太陽電池を設置する太陽電池設置構造
において、複数の並列ケーブルと、前記並列ケーブルに
張力を持たせた状態で前記既設構造物に対して両端部を
固定する固定具と、前記並列ケーブルの間に前記太陽電
池モジュールを装着するための架台と、を備えているこ
とを特徴とする。
【0014】この請求項1に記載の発明によれば、複数
の並列ケーブルを張力を持たせた状態で既設構造物に対
して固定具によって両端部を固定し、太陽電池モジュー
ルを架台を使って並列ケーブルの間に装着するようにし
たため、取付個所が最小限で済むことから設置が容易と
なり、2つの既設構造物の間を渡すなど、空間を利用し
た設置が可能となることから大スパン化することができ
る。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の太陽電池設置構造において、前記架台は、軽量な膜
材、トラス材、あるいはフレーム枠の少なくとも1つを
用いて構成されていることを特徴とする。この請求項2
に記載の発明によれば、架台を軽量な膜材、トラス材、
あるいはフレーム枠の少なくとも1つを用いて構成する
ようにしたため、用途や設置場所や状況に応じて架台を
自由に選択したり、組み合わせて使うことが可能とな
り、軽くて丈夫な太陽電池の設置構造を得ることができ
る。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の太陽電池設置構造において、前記膜材には、複数の孔
が形成されていることを特徴とする。この請求項3に記
載の発明によれば、膜材に複数の孔が形成されているた
め、その孔から風が通り抜けることから、耐風安定性を
向上させることができる。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載の太陽電池設置構造において、前記膜材には、
前記太陽電池モジュールが挿入可能な複数の袋が設けら
れていることを特徴とする。この請求項4に記載の発明
によれば、膜材に太陽電池モジュールが挿入可能な複数
の袋が設けられているため、太陽電池モジュールをその
袋に挿入するだけで容易に設置することができる。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
何れか一項に記載の太陽電池設置構造において、前記並
列ケーブルには、減衰ダンパーが設けられていることを
特徴とする。この請求項5に記載の発明によれば、並列
ケーブルに減衰ダンパーが設けられているため、振動や
風の影響をできるだけ小さくすることによって、耐風安
定性などを向上させることができる。
【0019】請求項6に記載の発明は、請求項1〜4の
何れか一項に記載の太陽電池設置構造において、前記並
列ケーブルには、耐風安定板が設けられていることを特
徴とする。この請求項6に記載の発明によれば、並列ケ
ーブルに耐風安定板が設けられているため、耐風安定性
を向上させることができる。
【0020】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
何れか一項に記載の太陽電池設置構造において、前記太
陽電池モジュールの裏面側には、クッション材が設けら
れていることを特徴とする。この請求項7に記載の発明
によれば、太陽電池モジュールの裏面側にクッション材
が設けられているため、風荷重や地震力によって太陽電
池モジュールと既設構造物とが接触するのを回避するこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、本発
明に係る太陽電池設置構造の好適な実施の形態を詳細に
説明する。
【0022】(実施の形態1)図1は、本実施の形態1
に係る既設構造物に対する太陽電池モジュールの設置構
造を説明する斜視図であり、図2は、図1中のA部の一
構成例を示す側断面図であり、図3は、図1中のB部の
詳細の一構成例を示す側断面図であり、図4は、図1中
のC部の一構成例を示す側面図であり、図5は、図1の
a−a線矢視を示す簡易側面図であり、図6は、複数の
既設構造物間に設置する太陽電池モジュールの設置構造
を説明する正面図である。
【0023】図1に示すように、本実施の形態1では、
建家(ビル)などの既設構造物5に対して太陽電池モジ
ュール3を設置する場合、並列させた複数のケーブル
(ワイヤでも良い)1の各々両端部に張力を持たせた状
態で、固定具としてのケーブル止め金具2を使って固定
し、その複数のケーブル1の間に、後述する膜材、トラ
ス材、あるいはフレーム枠材等で構成され、太陽電池モ
ジュール3を装着した架台を上記ケーブル1にて支持す
るようにしたものである。
【0024】図1では、既設構造物5の屋上のパラペッ
ト6間に太陽電池モジュール3を設置する屋上設置の場
合と、屋上のパラペット6と地上または側壁部との間に
太陽電池モジュール3を設置する側壁設置の場合とが示
されている。
【0025】そこで、既設構造物に対する屋上部設置の
場合は、図1および図2に示すように、屋上の外縁周囲
で屋上面より一段立ち上げられたパラペット6等の上面
に、ケーブル止め金具2をボルト4を介してケーブル1
の両端を固定支持する。図2に示すように、パラペット
6より内側の屋上面は、防水層7の上を軽量コンクリー
ト8で覆い、さらにその表面が仕上げモルタル9で覆わ
れている。
【0026】このため、従来例のように、屋上面に対し
て直接アンカーを打ち込んだり、ワイヤ支持具を取り付
けたりすると、防水層7を破損するおそれがあったが、
本実施の形態1では、防水層7の破損のおそれの無いパ
ラペット6にケーブル止め金具2を固定するので、漏水
などは発生しない。
【0027】このようにして、並列した複数のケーブル
1の両端を図2のケーブル止め金具2で固定支持した後
は、不図示の油圧ジャッキ等を用いてケーブル1に張力
を導入する。このケーブル1の張力は、これを適切に制
御することにより耐風安定性を向上させることができ
る。
【0028】また、既設構造物に対する側壁設置の場合
は、図1および図3に示すように、並列した複数のケー
ブル1の各々上端部をパラペット6の上面、若しくは、
側壁面にケーブル止め金具2をボルト4を介して固着す
る(図3参照)。
【0029】そのケーブル1の下端部は、図1および図
4に示すように、地上面または側壁面に設置したケーブ
ル止め金具10に固定支持した後(図4参照)、上記と
同様に油圧ジャッキ等を用いてケーブル1に張力を導入
する。この場合も、ケーブル1の張力を適切に制御する
ことによって耐風安定性を向上させることができる。
【0030】上記のようにして、一定の張力を持たせた
状態で両端を固定支持した複数のケーブル1の間には、
太陽電池モジュール3を装着することのできる架台(膜
材、トラス材、フレーム枠材等)が支持される。本実施
の形態1の順序としては、何れかの架台および太陽電池
モジュール3は、ケーブル1を緊張する前にケーブル1
に取付けたが、必ずしもこれに限定されるものではな
い。
【0031】また、太陽電池モジュール3を既設構造物
の側壁に設置する場合、風荷重や地震力が加わると、太
陽電池モジュール3と既設構造物5の側壁面とが接触す
ることがあるため、これを回避すべく、図5に示すよう
に、太陽電池モジュール3が取付けられたケーブル1と
既設構造物5の側壁面との間にクッション材12を配設
しても良い。
【0032】さらに、図6に示すように、既設構造物の
建家5や塔11が一定の間隔を開けて建っている場合
は、本実施の形態1に係る複数の並列ケーブル1の両端
をそれぞれの建造物5(あるいは、11)にケーブル止
め金具2によって固定し、このケーブル1を一定の張力
を持たせた状態で、架台を介して太陽電池モジュール3
を装着することも可能である。
【0033】以上説明したように、本実施の形態1によ
れば、既設構造物5に対して両端をケーブル止め金具2
によって固定支持し、一定の張力を持たせた複数の並列
ケーブル1の間に、架台を使って太陽電池モジュール3
を配置したため、取付個所がパラペット6など最小限の
場所で済むことから設置が容易となり、屋上等の防水層
7を破損するおそれがなくなる上、複数の既設構造物の
間の空間などを利用して太陽電池モジュール3を設置す
ることができるので大スパン化も可能となる(図6参
照)。
【0034】また、本実施の形態1によれば、太陽電池
モジュール3の裏面側にクッション材12を設けたた
め、風荷重や地震力によって太陽電池モジュール3と既
設構造物5とが接触するのを防止することができる。
【0035】(実施の形態2)本実施の形態2では、太
陽電池モジュールを取付ける架台として膜材を用いる場
合について説明する。
【0036】図7は、並列ケーブル間に太陽電池モジュ
ールを取付ける架台として孔の開いた膜材を用いた場合
の設置構造を示す平面図であり、図8は、並列ケーブル
間に太陽電池モジュールを取付ける架台として複数の袋
が配された膜材を用いた場合の設置構造を示す平面図で
あり、図9は、図8の袋に太陽電池モジュールを挿入す
る図で、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【0037】図7では、架台として膜材13(ここで
は、テフロン(登録商標)製等)を用いている。そし
て、この膜材13に複数の太陽電池モジュール3が取り
付けられ、その長辺側の両辺をケーブル1に取付けてい
る。また、耐風安定性を向上させるため、その膜材13
には、複数の孔14を開けたり、ケーブル1の端部に減
衰ダンパー15を直結したり、ケーブル1に耐風安定板
20を配置することができる。
【0038】次に、図8では、架台として膜材17(こ
こでは、テフロン製等)を用いている。そして、この膜
材17面には、複数の袋16(ここでは、テフロン製
等)が固定配置されていて、図9(a),(b)に示す
ように、袋の中に太陽電池モジュール3を挿入した後、
密閉できるようになっている。
【0039】また、図8の場合は、耐風安定性を向上さ
せるため、ケーブル1に耐風安定板20を配置すること
もできる。なお、図8に図示していないが、上記図7と
同様に、膜材17に複数の孔14を開けたり、ケーブル
1の端部に減衰ダンパー15を直結させても良い。
【0040】以上説明したように、本実施の形態2によ
れば、架台を軽量な膜材により構成したため、軽くて丈
夫な太陽電池モジュールの設置構造を得られると共に、
その膜材に複数の袋を設けたため、太陽電池モジュール
をその袋に挿入するだけで容易に設置することが可能と
なる。また、本実施の形態2によれば、膜材に複数の孔
を形成したり、ケーブルに減衰ダンパーや耐風安定板を
設けたため、風の影響が小さくなって、耐風安定性を向
上させることができる。
【0041】(実施の形態3)本実施の形態3では、太
陽電池モジュールを取付ける架台としてトラス材やフレ
ーム枠を用いる場合について説明する。図10は、並列
ケーブル間に太陽電池モジュールを取付ける架台として
トラス材を用いた場合の設置構造を示す平面図であり、
図11は、並列ケーブル間に太陽電池モジュールを取付
ける架台としてフレーム枠を用いた場合の設置構造を示
す平面図であり、図12は、耐風安定板をケーブルに配
設した状態を説明する図である。
【0042】図10に示すように、並列した2本のケー
ブル1の間に軽量な鋼材(または、アルミ材)18等を
用いてトラス式に連結して組合わせたものである。そし
て、このトラス式の鋼材(アルミ材)18に対して太陽
電池モジュール(ここでは、図示していない)を取り付
けるようにしたものである。
【0043】次に、図11に示すように、並列した2本
のケーブル1の間に、予め工場にて太陽電池モジュール
3が組み込まれたアルミ材等によるフレーム枠19を配
設するようにしたものである。なお、図12に示すよう
な耐風安定板20は、上記した図7〜図11のケーブル
1に配設することによって、耐風安定性を向上させるこ
とが可能である。
【0044】以上説明したように、本実施の形態3によ
れば、架台を軽量なトラス材やフレーム枠などを用いて
構成したため、軽くて丈夫な太陽電池の設置構造を得る
ことができる。また、本実施の形態3によれば、ケーブ
ルに耐風安定板を設けたため、振動や風の影響が小さく
なって、耐風安定性を向上させることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、複数の並列ケーブルを張力を持たせた状
態で既設構造物に対して固定具によって両端部を固定
し、太陽電池モジュールを架台を使って並列ケーブルの
間に装着するようにしたので、取付個所が最小限で済む
ことから設置が容易となり、2つの既設構造物の間を渡
すなど、空間を利用した設置が可能となることから大ス
パン化することができる。
【0046】請求項2に記載の発明によれば、架台を軽
量な膜材、トラス材、あるいはフレーム枠の少なくとも
1つを用いて構成するようにしたので、用途や設置場所
や状況に応じて架台を自由に選択したり、組み合わせて
使うことが可能となり、軽くて丈夫な太陽電池の設置構
造を得ることができる。
【0047】請求項3に記載の発明によれば、膜材に複
数の孔が形成されているので、その孔から風が通り抜け
ることから、耐風安定性を向上させることができる。
【0048】請求項4に記載の発明によれば、膜材に太
陽電池モジュールが挿入可能な複数の袋が設けられてい
るので、太陽電池モジュールをその袋に挿入するだけで
容易に設置することができる。
【0049】請求項5に記載の発明によれば、並列ケー
ブルに減衰ダンパーが設けられているので、振動や風の
影響をできるだけ小さくすることによって、耐風安定性
などを向上させることができる。
【0050】請求項6に記載の発明によれば、並列ケー
ブルに耐風安定板が設けられているので、耐風安定性を
向上させることができる。
【0051】請求項7に記載の発明によれば、太陽電池
モジュールの裏面側にクッション材が設けられているの
で、風荷重や地震力によって太陽電池モジュールと既設
構造物とが接触するのを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1に係る既設構造物に対する太陽
電池モジュールの設置構造を説明する斜視図である。
【図2】図1中のA部の一構成例を示す側断面図であ
る。
【図3】図1中のB部の詳細の一構成例を示す側断面図
である。
【図4】図1中のC部の一構成例を示す側面図である。
【図5】図1のa−a線矢視を示す簡易側面図である。
【図6】複数の既設構造物間に設置する太陽電池モジュ
ールの設置構造を説明する正面図である。
【図7】並列ケーブル間に太陽電池モジュールを取付け
る架台として孔の開いた膜材を用いた場合の設置構造を
示す平面図である。
【図8】並列ケーブル間に太陽電池モジュールを取付け
る架台として複数の袋が配された膜材を用いた場合の設
置構造を示す平面図である。
【図9】図8の袋に太陽電池モジュールを挿入する図
で、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図10】並列ケーブル間に太陽電池モジュールを取付
ける架台としてトラス材を用いた場合の設置構造を示す
平面図である。
【図11】並列ケーブル間に太陽電池モジュールを取付
ける架台としてフレーム枠を用いた場合の設置構造を示
す平面図である。
【図12】耐風安定板をケーブルに配設した状態を説明
する図である。
【図13】既設構造物であるビルの屋上などに太陽電池
モジュールを設置する場合の従来の構造例を示す斜視図
である。
【図14】図13における架台脚部付近の設置例を説明
する断面図である。
【図15】図13における架台脚部付近の設置例を説明
する断面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル(ワイヤ) 2 ケーブル止め金具 3 太陽電池モジュール 4 ボルト 5 既設構造物 6 パラペット 7 防水層 8 軽量コンクリート 9 仕上げモルタル 10 ケーブル止め金具 11 塔 12 クッション材 13 膜材 14 孔 15 減衰ダンパー 16 袋 17 膜材 18 鋼材(アルミ材) 19 アルミ枠 20 耐風安定板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 四ツ谷 誠 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 坂野 茂 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 2E108 KK00 KK10 LL01 NN07 5F051 BA03 BA18 JA08 JA09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設構造物に太陽電池を設置する太陽電
    池設置構造において、 複数の並列ケーブルと、 前記並列ケーブルに張力を持たせた状態で前記既設構造
    物に対して両端部を固定する固定具と、 前記並列ケーブルの間に前記太陽電池モジュールを装着
    するための架台と、 を備えていることを特徴とする太陽電池設置構造。
  2. 【請求項2】 前記架台は、軽量な膜材、トラス材、あ
    るいはフレーム枠の少なくとも1つを用いて構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池設置構
    造。
  3. 【請求項3】 前記膜材には、複数の孔が形成されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池設置構
    造。
  4. 【請求項4】 前記膜材には、前記太陽電池モジュール
    が挿入可能な複数の袋が設けられていることを特徴とす
    る請求項2または3に記載の太陽電池設置構造。
  5. 【請求項5】 前記並列ケーブルには、減衰ダンパーが
    設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか
    一項に記載の太陽電池設置構造。
  6. 【請求項6】 前記並列ケーブルには、耐風安定板が設
    けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一
    項に記載の太陽電池設置構造。
  7. 【請求項7】 前記太陽電池モジュールの裏面側には、
    クッション材が設けられていることを特徴とする請求項
    1〜6の何れか一項に記載の太陽電池設置構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006342573A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Nisshin Kogyo Co Ltd 太陽電池取り付け型金属製笠木
JP2011096888A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Greentec Kk 太陽光発電装置
WO2011059062A1 (ja) * 2009-11-13 2011-05-19 日本コアパートナー株式会社 空中太陽光発電装置
JP2015059360A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 株式会社テクネット ソーラーパネルの支持構造
KR20200036518A (ko) * 2018-09-28 2020-04-07 주식회사 아이엔오기술 건물 외벽용 태양광 발전 시스템

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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