JP2003071664A - 工作機械における水準器の座 - Google Patents

工作機械における水準器の座

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JP2003071664A
JP2003071664A JP2001264795A JP2001264795A JP2003071664A JP 2003071664 A JP2003071664 A JP 2003071664A JP 2001264795 A JP2001264795 A JP 2001264795A JP 2001264795 A JP2001264795 A JP 2001264795A JP 2003071664 A JP2003071664 A JP 2003071664A
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guide rails
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JP2001264795A
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Mitsuru Nukui
満 温井
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Nippei Toyama Corp
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Nippei Toyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工作機械の製造工場や移設先における設置の
ための水準器を載置する座の加工を不要とし、その座を
覆うカバーの取り付けを不要にすることができる工作機
械における水準器の載置座を特定する。 【解決手段】 工作機械の製造工程において、ベッド1
1に敷設した一対の平行なガイドレール13,13′の
上面13a,13a′に対し水準器24を載せて一部の
特定された上面を第1基準面25及び第2基準面27と
する。第1及び第2基準面25,27と対応してガイド
レール13,13′に水準器24の載置位置を指示する
ための第1及び第2載置位置指示線26,28を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械における
水準器の座に係り、詳しくは工作機械を工場に据え付け
る際に、水準器を用いて水平度を調整するための工作機
械における水準器の座に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製造工場で製造された例えば穿孔作業を
行う工作機械は、複数の部品に分解されてトラックによ
り需要家へ運搬され、ベースコンクリートに支持された
支持台に載置される。この工作機械の据え付け工事に際
して、工作機械の稼動を円滑に行わせるため、工作機械
の水平度を高精度に設定する必要がある。このため、工
作機械のベッドには水準器を設置するための基準面を有
する専用の座を製造工場において予め研削加工してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記工作機
械の水準器の座は、専用の設置スペースが必要になると
ともに、フライス盤や研削盤を用いて加工を行う必要が
あるので、加工が面倒であるという問題があった。加え
て、工作機械を製造する工場や移設先で専用の座におい
て、水準器を設置して水平にするにはベッドを設置する
複数の支持台を各々微妙に上下に動かす必要があった。
又、工作機械の据え付け完了後に、座の研削面にワーク
の加工時に生じる切粉が付着するのを防止するためのカ
バーを取り付けなければならないという問題もあった。
【0004】又、工作機械の設置に際し必ずしも水平に
する必要はなく、工作機械を製造する工場で、ワークを
加工して所望の加工精度が満足されたならば、その設置
状態を他に移設したとしても、再現することによって移
設先においても同様な加工精度を得られることが立証さ
れた。
【0005】本発明は、専用の設置スペースを不要にす
ることができるとともに、水準器を載置する専用の座を
不要とすることができる工作機械における水準器の座を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、工作機械の移動台や主
軸ヘッドを支持するコラム等の可動体を案内するため平
行に敷設された二本のガイドレールのうち、一方のガイ
ドレールの上面に第1基準面が、他方のガイドレールの
上面に第2基準面が設けられ、第1及び第2基準面に水
準器の載置位置を表示するマークがそれぞれ施されてい
ることを要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記両ガイドレールの一方のガイドレールの上面に
対しその長手方向に第3基準面が設けられ、第3基準面
に水準器の載置位置を表示するマークが施されているこ
とを要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
において、前記マークは、指示線、文字、記号、模様又
は着色であることを要旨とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した工作機
械における水準器の座の一実施形態を図1〜図3に従っ
て説明する。
【0010】図2及び図3に示すように、この実施形態
の多軸工作機械では、ベースコンクリートCの上面に支
持された複数の支持台10〜10の上面に対し、金属製
のベッド11が支持されている。前記ベッド11上に一
対のガイドレール13,13´が平行に敷設され、両レ
ールには可動体としての移動台12が水平Z方向へ移動
可能に支持され、図示しないモータによりボールネジ等
を介して移動されるようになっている。移動台12上に
は一対のガイドレール15,15´が平行に敷設され、
両レールには可動体としてのコラム14が水平X方向へ
移動可能に支持され、図示しないモータによりボールネ
ジ等を介して移動されるようになっている。コラム14
には主軸ヘッド16が一対のガイドロッド17を介して
垂直Y方向へ移動可能に支持され、図示しないボールネ
ジとモータにより移動されるようになっている。
【0011】ガイドレール13,13´は、工作機械の
可動体を案内するガイドであって、予め高精度に加工さ
れた面を全面にわたって有している。しかしガイドレー
ル13,13´の上面のどの場所に水準器を載置しても
水準器のレベルが同一になる程度の水平度にはなってい
ない。そこで、本発明では水準器をガイドレール13,
13´の上面に載置して測定する箇所を特定することに
着眼した。
【0012】前記主軸ヘッド16には複数本(実施形態
では4本)の主軸18が、Z方向に向かって水平に延び
るとともにX方向に所定間隔をおいた状態で回転可能に
並設され、それらの先端には工具19が着脱可能に装着
されている。ベッド11上にはテーブル20が配設さ
れ、そのテーブル20上にはワーク21が着脱可能に載
置されている。そして、図示しないモータにより主軸1
8が回転されて、主軸ヘッド16が図1に鎖線で示す加
工位置に移動された状態で、各工具19によりワーク2
1の複数箇所に所定の加工が同時に行われるようになっ
ている。
【0013】前記主軸ヘッド16の上方に位置するよう
に、ベッド11上には工具交換装置22が装設されてい
る。そして、主軸18に装着された工具19を交換する
場合には、主軸ヘッド16が図2に実線で示す上方の工
具交換位置に移動された状態で、工具交換装置22によ
り複数の工具19の交換が同時に行われるようになって
いる。
【0014】次に、この発明の要部構成を図1に基づい
て説明する。特定のガイド機能を有する機能部品として
の前記両ガイドレール13,13′のうち一方のガイド
レール13の端部には、水準器24の一端部を支持する
第1基準面25が設定され、この第1基準面25の領域
を表示するマークとしての第1載置位置指示線26が形
成されている。他方のガイドレール13′の端部には、
同じく水準器24の他端部を支持する第2基準面27が
設定され、この第2基準面27の領域を表示するマーク
としての第2載置位置指示線28が形成されている。そ
して、前記第1基準面25及び第2基準面27に水準器
24を支持することにより、ベッド11のX方向の水平
度を測定するようにしている。
【0015】他方のガイドレール13′には、第3基準
面30が設定され、この第3基準面30の領域を表示す
る第3載置位置指示線31が形成されている。そして、
前記第3基準面30に水準器24を支持することによ
り、ベッド11のZ方向の水平度を測定するようにして
いる。
【0016】前記第1〜第3基準面25,27,30
は、工作機械の製造工程、あるいは終了過程で、ガイド
レール13,13′の上面13a,13a′に水準器2
4を実際に載置して、ガイドレール13,13′の上面
13a,13a′の水平度を測定し、それを例えば据付
マニュアル(メモ用紙)に記録しておく。従って、この
測定に際しては、ガイドレール13,13′の上面13
a,13a′が予め高精度に加工されており新たに加工
する必要はない。
【0017】次に、前記のように構成された工作機械の
据え付け動作を説明する。図2,3は製造工場で生産さ
れた工作機械の全体を示す。この工作機械はガイドレー
ル13,13′を備えたベッド11、移動台12、コラ
ム14、テーブル20及び工具交換装置22等が一体に
組み付けされた状態でトラックにより需要家の工場に運
搬される。そして、図1に示すように需要家側のベース
コンクリートCの上面に配置された支持台10〜10の
上面にベッド11を載置する。この状態で前記ガイドレ
ール13,13′の第1基準面25及び第2基準面27
に水準器24をX方向に指向するように載せて、X方向
の水平度を測定する。そして、水平度が出ていない場合
には、製造工場で測定した水平度の前記(メモ用紙)の
記録に合うように支持台10の高さを図示しない高さ調
節機構により調整し、水平度を合わせる。同様にして第
3基準面30に水準器24をZ方向に指向するように載
せて、その水平度を測定し、支持台10の高さを調節し
Z方向の水平度を補正して、工作機械の据え付けを終え
る。
【0018】上記実施形態の工作機械における水準器の
座によれば、以下のような特徴を得ることができる。 (1)上記実施形態では、両ガイドレール13,13′
に対しX方向の水平度を測定するための第1及び第2基
準面25、27、第1及び第2載置位置指示線26,2
8を設け、ガイドレール13′に対しZ方向の水平度を
測定するための第3基準面30及び第3載置位置指示線
31を設けた。このため、ベッド11に水準器24の座
を設置するための専用のスペースを不要にすることがで
きるとともに、研削加工を不要とし、座を覆うカバーの
取り付けを不要にすることもできる。又、工作機械を製
造する工場では、工作機械の水平度を測定し、支持台を
微調整する作業が不要となる。
【0019】(2)上記実施形態では、ベッド11に敷
設された一対のガイドレール13,13′の高精度に加
工された上面13a,13a′を利用して第1及び第2
基準面25,27を設定した。このため、ガイドレール
13,13′そのものは全長にわたり水平度はないが、
水準器の設置位置を特定することで、工作機械の製造工
場での設置状態を、移設先の工場で正確に再現すること
ができる。
【0020】なお、上記実施形態は以下のように変更し
てもよい。 ・ 図4に示すように、移動台12の上面に敷設された
可動体としてのコラム14の案内用のガイドレール1
5,15′の上面15a,15a′に対し、Z方向の水
平度を測定するための第4基準面32及び第5基準面3
4を設定し、マークとしての第4載置位置指示線33及
び第5載置位置指示線35を形成してもよい。
【0021】・ 前記マークとして指示線以外に、文
字、模様、記号又は着色を用いてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の工作機
械における水準器の座は、専用の設置スペースを不要に
することができるとともに、水準器を載置するための加
工を不要にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の工作機械における水準器の座の一
実施形態を示す斜視図。
【図2】 工作機械の左側面図。
【図3】 工作機械の正面図。
【図4】 水準器の座の別例を示す斜視図。
【符号の説明】
11…ベッド、13,13′,15,15′…ガイドレ
ール、24…水準器、25…第1基準面、26…マーク
としての第1載置位置指示線、27…第2基準面、28
…マークとしての第2載置位置指示線、30…第3基準
面、31…マークとしての第3載置位置指示線、32…
第4基準面、33…マークとしての第4載置位置指示
線、34…第5基準面、35…マークとしての第5載置
位置指示線。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械の移動台や主軸ヘッドを支持す
    るコラム等の可動体を案内するため平行に敷設された二
    本のガイドレールのうち、一方のガイドレールの上面に
    第1基準面が、他方のガイドレールの上面に第2基準面
    が設けられ、第1及び第2基準面に水準器の載置位置を
    表示するマークがそれぞれ施されている工作機械におけ
    る水準器の座。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記両ガイドレール
    の一方のガイドレールの上面に対しその長手方向に第3
    基準面が設けられ、第3基準面に水準器の載置位置を表
    示するマークが施されている工作機械における水準器の
    座。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記マーク
    は、指示線、文字、記号、模様又は着色である工作機械
    における水準器の座。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014151423A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Makino Milling Mach Co Ltd 工作機械のレベル調整方法及び装置
CN109605124A (zh) * 2019-01-30 2019-04-12 莱芜钢铁集团有限公司 一种机床精度调整用工装及精度调整方法
CN112595349A (zh) * 2020-12-28 2021-04-02 中国地震局第一监测中心 一种超长基准仪

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