JP2003071629A - 切断工具 - Google Patents
切断工具Info
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- JP2003071629A JP2003071629A JP2001262044A JP2001262044A JP2003071629A JP 2003071629 A JP2003071629 A JP 2003071629A JP 2001262044 A JP2001262044 A JP 2001262044A JP 2001262044 A JP2001262044 A JP 2001262044A JP 2003071629 A JP2003071629 A JP 2003071629A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 細長部材の外周面から突出した突出部の付け
根部を容易に切断できるようにする。 【解決手段】 本発明の切断工具11は、工具本体フレ
ーム12に固定した固定ダイス13に取り付けた固定刃
21と、可動ダイス14に取り付けた可動刃23とで、
対象とする細長い部材(図示は接続カバー)7の外周面
から突出した突出部7bの付け根部8を切断する切断工
具であり、固定刃21および可動刃23を、その切断位
置Mが工具本体フレーム12の側面12cから外側に離
間した位置(離間位置c)にくるように設ける。切断位
置Mが工具本体フレーム12の側面12cから離間して
いるので、対象とする細長い部材7が工具本体フレーム
12の側面12cに当たって、その突出部7bの付け根部8
が切断位置Mに届かない、という問題は発生せず、突出
部7bの付け根部8を容易に切断できる。
根部を容易に切断できるようにする。 【解決手段】 本発明の切断工具11は、工具本体フレ
ーム12に固定した固定ダイス13に取り付けた固定刃
21と、可動ダイス14に取り付けた可動刃23とで、
対象とする細長い部材(図示は接続カバー)7の外周面
から突出した突出部7bの付け根部8を切断する切断工
具であり、固定刃21および可動刃23を、その切断位
置Mが工具本体フレーム12の側面12cから外側に離
間した位置(離間位置c)にくるように設ける。切断位
置Mが工具本体フレーム12の側面12cから離間して
いるので、対象とする細長い部材7が工具本体フレーム
12の側面12cに当たって、その突出部7bの付け根部8
が切断位置Mに届かない、という問題は発生せず、突出
部7bの付け根部8を容易に切断できる。
Description
【0001】
【発明に属する技術分野】この発明は、対象とする細長
部材の外周面から長手方向と直交する方向に突出した突
出部を、長手方向と平行な断面で切断するための切断工
具に関する。
部材の外周面から長手方向と直交する方向に突出した突
出部を、長手方向と平行な断面で切断するための切断工
具に関する。
【0002】
【従来の技術】電線等の線条体を切断する切断工具とし
て、例えば図11に示すように、工具本体フレーム1に
固定刃2と可動刃3とを対向して設け、可動刃3を油圧
により駆動する切断工具4がある。この切断工具4は、
刃面と直交する方向(直線aに沿う方向)に置いた線条
体を切断するものであり、上下の刃2、3間に線条体を
挿入した後、油圧により可動刃3を駆動して、上下の刃
2、3で線条体を挟み、圧縮切断する。
て、例えば図11に示すように、工具本体フレーム1に
固定刃2と可動刃3とを対向して設け、可動刃3を油圧
により駆動する切断工具4がある。この切断工具4は、
刃面と直交する方向(直線aに沿う方向)に置いた線条
体を切断するものであり、上下の刃2、3間に線条体を
挿入した後、油圧により可動刃3を駆動して、上下の刃
2、3で線条体を挟み、圧縮切断する。
【0003】ところで、図10に示すように、電線管等
の管6どうしを接続カバー7で接続する場合がある。こ
の接続カバー7は、半円筒状の2つの半割り片7aを対
向させ両側の突出部7bを互いに嵌合させて結合する構
造である。この2つの半割り片7aは、詳細説明は省略
するが、長手方向にスライドさせて両側の突出部7bを
互いに嵌合させる構造である。
の管6どうしを接続カバー7で接続する場合がある。こ
の接続カバー7は、半円筒状の2つの半割り片7aを対
向させ両側の突出部7bを互いに嵌合させて結合する構
造である。この2つの半割り片7aは、詳細説明は省略
するが、長手方向にスライドさせて両側の突出部7bを
互いに嵌合させる構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この接続カバー7を除
去する必要が生じた場合、互いに嵌合している突出部7
bの付け根部8を切断して接続カバー7を除去する。し
かし、従来はそのような切断を行なうのに適した切断工
具が特にないので、手鋸等を用いて付け根部8を切断す
る場合があるが、その切断作業は極めて困難である。ま
た、前記切断工具1で接続カバー7の突出部7bの付け
根部8を切断しようとする場合、細長い部材である接続
カバー7が工具本体フレーム1の側面に当たって、切断
しようとする突出部7bの付け根部8が刃面位置に容易
に届かないので、付け根部8を接続カバー7長手方向に
沿って切断することが困難である。
去する必要が生じた場合、互いに嵌合している突出部7
bの付け根部8を切断して接続カバー7を除去する。し
かし、従来はそのような切断を行なうのに適した切断工
具が特にないので、手鋸等を用いて付け根部8を切断す
る場合があるが、その切断作業は極めて困難である。ま
た、前記切断工具1で接続カバー7の突出部7bの付け
根部8を切断しようとする場合、細長い部材である接続
カバー7が工具本体フレーム1の側面に当たって、切断
しようとする突出部7bの付け根部8が刃面位置に容易
に届かないので、付け根部8を接続カバー7長手方向に
沿って切断することが困難である。
【0005】このような問題が生じるのは、接続カバー
7の突出部7bの付け根部8を切断する場合に限らず、
対象とする細長部材の外周面から長手方向と直交する方
向に突出した突出部の特に付け根部を、長手方向と平行
な断面で切断しようとする場合に、その付け根部を切断
できないという問題が生じる。
7の突出部7bの付け根部8を切断する場合に限らず、
対象とする細長部材の外周面から長手方向と直交する方
向に突出した突出部の特に付け根部を、長手方向と平行
な断面で切断しようとする場合に、その付け根部を切断
できないという問題が生じる。
【0006】本発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので、細長部材の外周面から長手方向と直交
する方向に突出した突出部の特にその付け根部を切断す
ることが可能な切断工具を提供することを目的とする。
なされたもので、細長部材の外周面から長手方向と直交
する方向に突出した突出部の特にその付け根部を切断す
ることが可能な切断工具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、工具本体フレームに固定した固定ダイスに取り付
けた固定刃と、工具本体フレームに可動に取り付けた油
圧駆動の可動ダイスに取り付けた可動刃とで、対象とす
る細長部材の外周面から長手方向と直交する方向に突出
した突出部を、長手方向と平行な断面で切断するための
切断工具であって、前記固定刃および可動刃を、その切
断位置が工具本体フレームの側面から外側に離間した位
置にくるように設けたことを特徴とする。
明は、工具本体フレームに固定した固定ダイスに取り付
けた固定刃と、工具本体フレームに可動に取り付けた油
圧駆動の可動ダイスに取り付けた可動刃とで、対象とす
る細長部材の外周面から長手方向と直交する方向に突出
した突出部を、長手方向と平行な断面で切断するための
切断工具であって、前記固定刃および可動刃を、その切
断位置が工具本体フレームの側面から外側に離間した位
置にくるように設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2は、請求項1の切断工具におい
て、切断位置側への延出量を異ならせた交換用の固定ダ
イスおよび可動ダイスを複数組み備えたことを特徴とす
る。
て、切断位置側への延出量を異ならせた交換用の固定ダ
イスおよび可動ダイスを複数組み備えたことを特徴とす
る。
【0009】請求項3は、請求項1の切断工具におい
て、固定刃ダイスおよび可動ダイスの切断面と直交する
方向の移動を防止するダイス移動防止手段として、固定
ダイスに、工具本体フレームの固定刃側の面に当たるダ
イス移動防止ピンを設け、可動ダイスの可動刃と反対側
の面に、固定ダイス側に設けた可動方向の溝にスライド
可能に嵌合するダイス移動防止兼案内部材を固定したこ
とを特徴とする。
て、固定刃ダイスおよび可動ダイスの切断面と直交する
方向の移動を防止するダイス移動防止手段として、固定
ダイスに、工具本体フレームの固定刃側の面に当たるダ
イス移動防止ピンを設け、可動ダイスの可動刃と反対側
の面に、固定ダイス側に設けた可動方向の溝にスライド
可能に嵌合するダイス移動防止兼案内部材を固定したこ
とを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態の切断
工具の斜視図、図2は図1の左下方から見上げる向き
(矢印Aの向き)で見た斜視図、図3は図1のB方向か
ら見た概略の側面図、図4は図1におけるダイス部分を
C方向から見た一部切り欠き図、図5は図3におけるダ
イスおよび刃の部分のみを示した図、図6は図5の右側
面図、図7は図5の左側面図、図8は図5の底面図であ
る。
工具の斜視図、図2は図1の左下方から見上げる向き
(矢印Aの向き)で見た斜視図、図3は図1のB方向か
ら見た概略の側面図、図4は図1におけるダイス部分を
C方向から見た一部切り欠き図、図5は図3におけるダ
イスおよび刃の部分のみを示した図、図6は図5の右側
面図、図7は図5の左側面図、図8は図5の底面図であ
る。
【0011】この切断工具11は、概ねC字形をなす工
具本体フレーム12の内側に固定ダイス13およびこれ
に対向する可動ダイス14を設けている。工具本体フレ
ーム12に油圧シリンダ15が一体に設けられ、前記可
動ダイス14を保持するダイスホルダ16が油圧シリン
ダ15の内部のピストン15aと一体のピストンロッド
15bに連結されて、図1、図3で上下方向に昇降駆動
されるようになっている。17は油圧ホースを接続する
カプラーである。
具本体フレーム12の内側に固定ダイス13およびこれ
に対向する可動ダイス14を設けている。工具本体フレ
ーム12に油圧シリンダ15が一体に設けられ、前記可
動ダイス14を保持するダイスホルダ16が油圧シリン
ダ15の内部のピストン15aと一体のピストンロッド
15bに連結されて、図1、図3で上下方向に昇降駆動
されるようになっている。17は油圧ホースを接続する
カプラーである。
【0012】前記固定ダイス13の側面に固定刃21を
ボルト22で固定している。固定ダイス13は、半円筒
面を持つ概ね蒲鉾形をなし、その平坦側(下面)の両側
に段差13aを持つ。工具本体フレーム12は、図4に
示すように、固定ダイス13が嵌合する半円筒状溝12
aの両側に、前記段差13aが嵌合する内向きの突起1
2bを持つ。また、固定ダイス13の上面に、当該固定
ダイス13が図3や図5において右方に移動することを
防止するダイス移動防止ピン25を固定している。固定
ダイス13を、図3や図5で左方から工具本体フレーム
12の半円筒状溝12aに嵌入させると、前記ダイス移
動防止ピン25が工具本体フレーム12の固定刃21側
の面12cに当たるストッパとして機能する。すなわ
ち、固定ダイス13は、これに図3や図5で右向きの力
が作用しても、ダイス移動防止ピン25がストッパとな
って、右方向の移動を拘束される。
ボルト22で固定している。固定ダイス13は、半円筒
面を持つ概ね蒲鉾形をなし、その平坦側(下面)の両側
に段差13aを持つ。工具本体フレーム12は、図4に
示すように、固定ダイス13が嵌合する半円筒状溝12
aの両側に、前記段差13aが嵌合する内向きの突起1
2bを持つ。また、固定ダイス13の上面に、当該固定
ダイス13が図3や図5において右方に移動することを
防止するダイス移動防止ピン25を固定している。固定
ダイス13を、図3や図5で左方から工具本体フレーム
12の半円筒状溝12aに嵌入させると、前記ダイス移
動防止ピン25が工具本体フレーム12の固定刃21側
の面12cに当たるストッパとして機能する。すなわ
ち、固定ダイス13は、これに図3や図5で右向きの力
が作用しても、ダイス移動防止ピン25がストッパとな
って、右方向の移動を拘束される。
【0013】前記可動ダイス14の側面に、鋭角な刃先
を持つ可動刃23をボルト24で固定している。可動ダ
イス14は、前記固定ダイス13と逆向きの半円筒面を
持つ蒲鉾形をなし、その平坦側(上面)の両側に段差1
4aを持つ。可動ダイス14を保持するダイスホルダ1
6は、図4に示すように可動ダイス14が嵌合する半円
筒状溝16aの両側に、前記段差14aが嵌合する内向
きの突起16bを持つ。また、可動ダイス14の可動刃
23と反対側の面に、固定ダイス13側に設けた可動方
向(上下方向)の溝26にスライド可能に嵌合するダイ
ス移動防止兼案内部材27をボルト28で固定してい
る。
を持つ可動刃23をボルト24で固定している。可動ダ
イス14は、前記固定ダイス13と逆向きの半円筒面を
持つ蒲鉾形をなし、その平坦側(上面)の両側に段差1
4aを持つ。可動ダイス14を保持するダイスホルダ1
6は、図4に示すように可動ダイス14が嵌合する半円
筒状溝16aの両側に、前記段差14aが嵌合する内向
きの突起16bを持つ。また、可動ダイス14の可動刃
23と反対側の面に、固定ダイス13側に設けた可動方
向(上下方向)の溝26にスライド可能に嵌合するダイ
ス移動防止兼案内部材27をボルト28で固定してい
る。
【0014】上記の切断工具11により前述の接続カバ
ー7の突出部7bの付け根部8を切断する切断作業を図
3等を参照して説明すると、接続カバー7の突出部7b
を固定刃21と可動刃23との間に挿入し、図示略の油
圧操作ボタンを操作して、可動ダイス14を上昇させる
と、可動刃23と固定刃21とにより突出部7bの付け
根部8が挟まれ切断される。この場合において、固定刃
21と可動刃23とによる切断位置Mが工具本体フレー
ム12の側面12cから離れている(図3に離間距離を
cで示す)ので、突出部7bの付け根部8を、接続カバ
ー7の長手方向と平行な断面で容易に切断することがで
きる。
ー7の突出部7bの付け根部8を切断する切断作業を図
3等を参照して説明すると、接続カバー7の突出部7b
を固定刃21と可動刃23との間に挿入し、図示略の油
圧操作ボタンを操作して、可動ダイス14を上昇させる
と、可動刃23と固定刃21とにより突出部7bの付け
根部8が挟まれ切断される。この場合において、固定刃
21と可動刃23とによる切断位置Mが工具本体フレー
ム12の側面12cから離れている(図3に離間距離を
cで示す)ので、突出部7bの付け根部8を、接続カバ
ー7の長手方向と平行な断面で容易に切断することがで
きる。
【0015】上記切断工具11で切断作業を行なう際、
固定刃21と可動刃23とのクリアランス部分のせん断
メカニズムにより、各刃21、23に側圧力(横方向の
力)が作用する。すなわち、固定刃21については、図
3で右方向(矢印d方向)の力が作用して固定ダイス1
3を右方に移動させようとし、可動刃23についてはこ
れと反対の左方向(矢印e方向)の力が作用して可動ダ
イス14を左方に移動させようとする。
固定刃21と可動刃23とのクリアランス部分のせん断
メカニズムにより、各刃21、23に側圧力(横方向の
力)が作用する。すなわち、固定刃21については、図
3で右方向(矢印d方向)の力が作用して固定ダイス1
3を右方に移動させようとし、可動刃23についてはこ
れと反対の左方向(矢印e方向)の力が作用して可動ダ
イス14を左方に移動させようとする。
【0016】ところで、上記実施形態の切断工具11
は、ダイス13、14および切断刃21、23以外の部
分すなわち工具本体は市販の圧縮工具、すなわち、互い
に接続しようとする電線の端部に被せた接続スリーブを
圧縮して電線接続を行なう場合等に用いる市販の圧縮工
具を利用している。この市販の圧縮工具自体は単に圧縮
動作をするものであって、せん断加工は予定していない
から、大きな側圧に耐えてダイスを保持する構造とはな
っていない。したがって、この市販の圧縮工具用のダイ
スの構造をそのまま利用したのでは、せん断時の側圧で
ダイスが容易に外れてしまう。しかし、上記の切断工具
11においては、固定ダイス13に設けたダイス移動防
止ピン25により固定ダイス13の図3の右方向(矢印
d方向)の移動が拘束され、また、ダイス移動防止兼案
内部材27により可動ダイス14の図3の左方向(矢印
e方向)の移動を拘束されるので、せん断に伴って大き
な側圧がかかっても、その側圧に耐えることができる。
また、ダイス移動防止兼案内部材27は、同時に、固定
刃21と可動刃23との相対位置を位置決めする作用を
果たす。
は、ダイス13、14および切断刃21、23以外の部
分すなわち工具本体は市販の圧縮工具、すなわち、互い
に接続しようとする電線の端部に被せた接続スリーブを
圧縮して電線接続を行なう場合等に用いる市販の圧縮工
具を利用している。この市販の圧縮工具自体は単に圧縮
動作をするものであって、せん断加工は予定していない
から、大きな側圧に耐えてダイスを保持する構造とはな
っていない。したがって、この市販の圧縮工具用のダイ
スの構造をそのまま利用したのでは、せん断時の側圧で
ダイスが容易に外れてしまう。しかし、上記の切断工具
11においては、固定ダイス13に設けたダイス移動防
止ピン25により固定ダイス13の図3の右方向(矢印
d方向)の移動が拘束され、また、ダイス移動防止兼案
内部材27により可動ダイス14の図3の左方向(矢印
e方向)の移動を拘束されるので、せん断に伴って大き
な側圧がかかっても、その側圧に耐えることができる。
また、ダイス移動防止兼案内部材27は、同時に、固定
刃21と可動刃23との相対位置を位置決めする作用を
果たす。
【0017】切断しようとする対象物の形状によって
は、工具本体フレーム12の側面12cからの切断位置
Mまでの離間距離cを変更する必要が生じ得る。そこ
で、切断位置側への延出量を異ならせた交換用の固定刃
および可動刃を複数組み用意しておくことで、対象物の
形状に容易に対応することができる。すなわち、図5の
固定刃21および可動刃23を図9に示すように、刃の
柄21'a、23'aを横方向に長くした固定刃21'お
よび可動刃23'と取り替えることで、工具本体フレー
ム12の側面12cからの切断位置Mまでの離間距離を
長くすることができる。この場合、固定ダイス13およ
び可動ダイス14は図5のものと同じである。
は、工具本体フレーム12の側面12cからの切断位置
Mまでの離間距離cを変更する必要が生じ得る。そこ
で、切断位置側への延出量を異ならせた交換用の固定刃
および可動刃を複数組み用意しておくことで、対象物の
形状に容易に対応することができる。すなわち、図5の
固定刃21および可動刃23を図9に示すように、刃の
柄21'a、23'aを横方向に長くした固定刃21'お
よび可動刃23'と取り替えることで、工具本体フレー
ム12の側面12cからの切断位置Mまでの離間距離を
長くすることができる。この場合、固定ダイス13およ
び可動ダイス14は図5のものと同じである。
【0018】なお、図5における固定刃21および可動
刃23は交換せずに、横方向の長さをそれぞれ異ならせ
た複数組みの固定ダイスおよび可動ダイスを用意してお
くことによっても、工具本体フレーム12の側面12c
から切断位置Mまでの離間距離cの変更に対応できる。
刃23は交換せずに、横方向の長さをそれぞれ異ならせ
た複数組みの固定ダイスおよび可動ダイスを用意してお
くことによっても、工具本体フレーム12の側面12c
から切断位置Mまでの離間距離cの変更に対応できる。
【0019】上述の切断工具11は、固定ダイス13お
よび可動ダイス14の取付部形状を市販の圧縮工具のダ
イスの取付部形状と同形状にして、市販の圧縮工具を改
造せずに利用可能にしているが、必ずしも市販の圧縮工
具を利用する場合に限定されないことは言うまでもな
い。
よび可動ダイス14の取付部形状を市販の圧縮工具のダ
イスの取付部形状と同形状にして、市販の圧縮工具を改
造せずに利用可能にしているが、必ずしも市販の圧縮工
具を利用する場合に限定されないことは言うまでもな
い。
【0020】上記実施形態では、切断する対象として接
続カバー7を例にして説明したが、これに限らず、細長
い部材で、その外周面から長手方向と直交する方向に突
出する突出部を持つ部材であれば、本発明の切断工具の
対象とすることができる。また、その突出部の付け根を
切断する場合が最も効果的であるが、付け根でない箇所
を切断する場合にも使用できることは言うまでもない。
続カバー7を例にして説明したが、これに限らず、細長
い部材で、その外周面から長手方向と直交する方向に突
出する突出部を持つ部材であれば、本発明の切断工具の
対象とすることができる。また、その突出部の付け根を
切断する場合が最も効果的であるが、付け根でない箇所
を切断する場合にも使用できることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、固定刃と可動刃とによ
る切断位置が工具本体フレームの側面から外側に離間し
た位置にあるので、細長部材の外周面から長手方向と直
交する方向に突出した突出部の特に付け根部を切断する
ことが可能となった。
る切断位置が工具本体フレームの側面から外側に離間し
た位置にあるので、細長部材の外周面から長手方向と直
交する方向に突出した突出部の特に付け根部を切断する
ことが可能となった。
【0022】請求項2のように、切断刃側への延出量を
種々異ならせた固定ダイスおよび可動ダイスを用いるこ
とで、工具本体フレームの側面から切断位置までの離間
距離を必要に応じて変えることができ、種々の形状の細
長部材の突出部を対象とする切断が可能となる。
種々異ならせた固定ダイスおよび可動ダイスを用いるこ
とで、工具本体フレームの側面から切断位置までの離間
距離を必要に応じて変えることができ、種々の形状の細
長部材の突出部を対象とする切断が可能となる。
【0023】請求項3のように、ダイス移動防止ピンと
ダイス移動防止兼案内部材を設けるという簡単な構造
で、せん断に伴う大きな側圧に耐えることが可能となる
ので、市販の圧縮工具の工具本体を改造することなく利
用することができ、実際的な利用価値が著しく高まる。
ダイス移動防止兼案内部材を設けるという簡単な構造
で、せん断に伴う大きな側圧に耐えることが可能となる
ので、市販の圧縮工具の工具本体を改造することなく利
用することができ、実際的な利用価値が著しく高まる。
【図1】本発明の一実施形態の切断工具の斜視図であ
る。
る。
【図2】図1の左下方から見上げる向き(矢印Aの向
き)で見た斜視図である。
き)で見た斜視図である。
【図3】図1のB方向から見た概略の側面図である。
【図4】図1におけるダイス部分をC方向から見た一部
切り欠き図である。
切り欠き図である。
【図5】図3におけるダイスおよび刃の部分のみを示し
た図である。
た図である。
【図6】図5の右側面図である。
【図7】図5の右側面図である。
【図8】図5の底面図である。
【図9】本発明におけるダイス部分の他の実施形態を示
すもので、図5に対応する図である。
すもので、図5に対応する図である。
【図10】本発明の切断工具で切断しようとする対象の
一例である管接続用の接続カバーを説明する図である。
一例である管接続用の接続カバーを説明する図である。
【図11】従来の電線切断用の切断工具の斜視図であ
る。
る。
6 管
7 接続カバー(細長部材)
7a 半割り片
7b 突出部
8 付け根部
11 切断工具
12 工具本体フレーム
12a、16a 半円筒状溝
12b、16b 内向き突起
12c 側面
13 固定ダイス
13a 段差
14 可動ダイス
14a 段差
15 油圧シリンダ
16 ダイスホルダ
21 固定刃
22、24、28 ボルト
23 可動刃
25 ダイス移動防止ピン
26 溝
27 ダイス移動防止兼案内部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年8月31日(2001.8.3
1)
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】追加
【補正内容】
【発明の名称】 切断工具
Claims (3)
- 【請求項1】 工具本体フレームに固定した固定ダイス
に取り付けた固定刃と、工具本体フレームに可動に取り
付けた油圧駆動の可動ダイスに取り付けた可動刃とで、
対象とする細長部材の外周面から長手方向と直交する方
向に突出した突出部を、長手方向と平行な断面で切断す
るための切断工具であって、 前記固定刃および可動刃を、その切断位置が工具本体フ
レームの側面から外側に離間した位置にくるように設け
たことを特徴とする切断工具。 - 【請求項2】 切断位置側への延出量を異ならせた交換
用の固定ダイスおよび可動ダイスを複数組み備えたこと
を特徴とする請求項1記載の切断工具。 - 【請求項3】 前記固定刃ダイスおよび可動ダイスの切
断面と直交する方向の移動を防止するダイス移動防止手
段として、固定ダイスに、工具本体フレームの固定刃側
の面に当たるダイス移動防止ピンを設け、可動ダイスの
可動刃と反対側の面に、固定ダイス側に設けた可動方向
の溝にスライド可能に嵌合するダイス移動防止兼案内部
材を固定したことを特徴とする請求項1記載の切断工
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001262044A JP2003071629A (ja) | 2001-08-30 | 2001-08-30 | 切断工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001262044A JP2003071629A (ja) | 2001-08-30 | 2001-08-30 | 切断工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003071629A true JP2003071629A (ja) | 2003-03-12 |
Family
ID=19088997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001262044A Pending JP2003071629A (ja) | 2001-08-30 | 2001-08-30 | 切断工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003071629A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103746318A (zh) * | 2014-01-15 | 2014-04-23 | 昆山市工业技术研究院有限责任公司 | 一种巡线作业清障机构 |
CN104167697A (zh) * | 2014-09-03 | 2014-11-26 | 国家电网公司 | 一种可控制切割深度的刀具 |
CN106877233A (zh) * | 2017-02-23 | 2017-06-20 | 李凌越 | 一种无人机清理线缆悬挂物的清理装置及其清理方法 |
CN106972409A (zh) * | 2017-05-24 | 2017-07-21 | 国网山东省电力公司威海市文登区供电公司 | 一种手型清障工具以及清障方法 |
-
2001
- 2001-08-30 JP JP2001262044A patent/JP2003071629A/ja active Pending
Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
CN103746318A (zh) * | 2014-01-15 | 2014-04-23 | 昆山市工业技术研究院有限责任公司 | 一种巡线作业清障机构 |
CN104167697A (zh) * | 2014-09-03 | 2014-11-26 | 国家电网公司 | 一种可控制切割深度的刀具 |
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