JP2003071562A - リフロー装置の排気制御方法及びリフロー装置 - Google Patents

リフロー装置の排気制御方法及びリフロー装置

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JP2003071562A
JP2003071562A JP2001261476A JP2001261476A JP2003071562A JP 2003071562 A JP2003071562 A JP 2003071562A JP 2001261476 A JP2001261476 A JP 2001261476A JP 2001261476 A JP2001261476 A JP 2001261476A JP 2003071562 A JP2003071562 A JP 2003071562A
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temperature
furnace body
exhaust
reflow
substrate
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JP2001261476A
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English (en)
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Nobuyasu Nagafuku
信育 永福
Akira Iizuka
章 飯塚
Masaru Nonomura
勝 野々村
Toshihiro Abe
俊宏 阿部
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気の不必要なときには送風機を運転させず
に電力消費を削減でき、かつそれぞれの吸込ダクトから
の排気を制御することで、外気流入による電力増加を抑
制できるリフロー装置の排気制御方法及びリフロー装置
を得る。 【解決手段】 基板搬入口11及び基板搬出口13から
漏れる炉体内の熱気を、基板搬入口11及び基板搬出口
13の外部に設けた吸込ダクト31,32から吸引して
装置外部へ排気するリフロー装置の排気制御方法であっ
て、吸込ダクト31,32に接続した排気用ブロワ35
の運転を炉体17の温度に基づいて制御すると共に、基
板搬入口11及び基板搬出口13に設けたそれぞれの吸
込ダクト31,32からの吸引を、それぞれの吸込ダク
ト31,32に介装した制御バルブ41,42及び排気
用ブロワ35によって制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炉体内の熱気を装
置外部へ排気するリフロー装置の排気制御方法及びリフ
ロー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】炉体に設けた基板搬入口から基板を搬入
し、基板に予め塗布したクリーム半田を内部の加熱源で
溶融して実装部品を基板に固着した後、基板搬出口から
搬出して部品実装基板を得る装置に、リフロー装置があ
る。この種のリフロー装置では、近年、消費電力の削減
が要求されると共に、生産する基板の機種切替え時や生
産完了後の炉体冷却時間の短縮が要求されている。例え
ば特開平7−212027号公報に、炉内温度立上げ時
の最大消費電流を低減する方法が記載されているが、炉
内温度を下げる必要が生じる場合の機種切替え時及び生
産完了後の炉体冷却時間短縮に関する技術の開示はな
い。
【0003】図16に従来のリフロー装置の概略的な構
成を示した。このリフロー装置における炉体冷却方法を
説明する。このリフロー装置400は、外側カバー20
1内部に炉体203が設けられ、この炉体203が、基
板搬送用の搬送コンベヤ205の搬送方向に沿って、複
数の加熱ゾーン203a,203b,203c,203
dに分割されている。各加熱ゾーンには、ヒータ207
とシロッコファン209がそれぞれ取り付けられ、ヒー
タ207で加熱された空気をシロッコファン209によ
り各加熱ゾーン内で循環させている。また、各加熱ゾー
ンにはそれぞれ温度検出センサ211が設けられ、加熱
ゾーン毎に温度を検出している。
【0004】そして、搬送コンベヤ205の基板搬入口
213と基板搬出口215には、吸込ダクト216が取
り付けられ、排気用ブロワ217によって、基板搬入口
213及び基板搬出口215から漏れ出た高温の気体
を、配管219を通して装置外部へと排気する。以上の
動作は制御装置221によって制御される。つまり、温
度検出センサ211からの出力信号によって、各ヒータ
207の動作開始タイミングをずらし、消費電力が規定
値以上に上昇しないように制御する。また、シロッコフ
ァン209、排気用ブロワ217は、リフロー装置が動
作を開始してから停止するまで常に同じ回転速度で動作
する。
【0005】このように構成されるリフロー装置におい
て、図17に動作タイムチャートを示すように、制御装
置221からリフロー装置の運転指示が送出されると、
ヒータ207、シロッコファン209、搬送コンベヤ2
05、排気用ブロワ217が同時にONとなる。排気用
ブロワ217は、運転指示の送出後に一定回転速度で動
作し続ける。一方、炉内温度を下げる必要が生じた場合
(例えば、機種切替え時、又は生産完了後に炉体を冷却
する場合等)、制御装置221によりリフロー装置停止
指示が送出されると、ヒータ207、シロッコファン2
09、搬送コンベヤ205の動作が停止される。そし
て、排気用ブロワ217は、加熱装置の動作が停止され
た後、タイマーによって一定時間運転を続行した後に停
止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のリフロー装置は、リフロー装置の運転開始から
停止まで、排気用ブロワ217を常に一定回転速度で動
作させていたため、炉体から高温の気体が漏れ出てこな
い、例えば始動直後の装置立ち上げ時等の場合であって
も、排気用ブロワ217を不必要に動作させていた。ま
た、排気用ブロワ217が基板搬入口213及び基板搬
出口215を介して炉体から気体を吸い出すため、炉体
内部に新たな外気が流入し、この流入した気体を加熱す
るために電力が余分に必要となる場合があった。さら
に、炉体の冷却時には、炉体内部の気体が自然に冷却さ
れるのを待つため、冷却に時間を要し、迅速な機種切替
えの障害となっていた。
【0007】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、排気の不必要なときには送風機を運転させないこと
により電力消費を削減することができ、かつそれぞれの
吸込ダクトからの排気を制御することで、新たな外気が
流入することによる電力の増加を抑制できるリフロー装
置の排気制御方法及びリフロー装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る請求項1記載のリフロー装置の排気制御
方法は、炉体に設けた基板搬入口から基板を搬入し、基
板に塗布した半田を、炉体内部に配設した加熱源からの
熱気により溶融して、実装部品を基板に固着させて基板
搬出口に搬出するリフロー装置に対して、基板搬入口及
び基板搬出口から漏れる炉体内の熱気を、前記基板搬入
口及び前記基板搬出口の外部に設けた吸込ダクトから吸
引して装置外部へ排気するリフロー装置の排気制御方法
であって、前記各吸込ダクトに接続した送風機を炉体の
温度に基づいて制御すると共に、前記各吸込ダクトから
の吸引流量を、前記送風機と前記各吸込ダクトとの間に
介装した制御バルブとによって制御することを特徴とす
る。
【0009】このリフロー装置の排気制御方法では、例
えば運転開始直後など、炉体内部の温度が十分に上昇せ
ず、基板搬入口及び基板搬出口から未だフラックス成分
を含んだ熱気が漏れ出ていないような排気不必要時に
は、送風機を運転させないことにより、送風機の不要な
電力消費を削減することができる。また、それぞれの吸
込ダクトに介装した流量制御手段によって、吸込ダクト
毎に気体の通過を制御することで、必要以上の排気を防
止して、炉体内への新たな外気の流入が防止できる。こ
れにより、流入外気を加熱源によって加熱するための電
力を削減することができる。
【0010】請求項2記載のリフロー装置の排気制御方
法は、炉体に設けた基板搬入口から基板を搬入し、基板
に塗布した半田を、炉体内部に配設した加熱源からの熱
気により溶融して、実装部品を基板に固着させて基板搬
出口に搬出するリフロー装置に対して、前記炉体に連通
させた吸込ダクトから、炉体内の熱気を吸引して装置外
部へ排気するリフロー装置の排気制御方法であって、前
記吸込ダクトに接続した送風機を炉体の温度に基づいて
制御すると共に、前記各吸込ダクトからの吸引流量を、
前記送風機と前記各吸込ダクトとの間に介装した制御バ
ルブによって制御することを特徴とする。
【0011】このリフロー装置の排気制御方法では、基
板搬入口及び基板搬出口の外側に設けた吸込ダクトから
熱気を吸気する場合と異なり、それぞれの加熱源に対応
して炉体内に連通させた吸込ダクトから炉体内の熱気を
直接排気することにより、フラックス成分を含んだ熱気
が装置外部へ排気される。従って、基板搬入口及び基板
搬出口からは外気が流入するのみとなり、基板搬入口及
び基板搬出口からの熱気の漏れはなくなる。これによ
り、熱気の直接的な排気が行え、炉体内部温度の冷却時
間を短縮することができる。
【0012】請求項3記載のリフロー装置の排気制御方
法は、前記炉体の温度を、炉体内に設置した温度センサ
により検出することを特徴とする。
【0013】このリフロー装置の排気制御方法では、炉
体内の温度を検出し、検出した温度に応じて、送風機の
運転・停止、及び制御バルブの制御を行うので、送風機
を不必要に動作させることがなく、リフロー装置運転中
の消費電力を削減することができる。
【0014】請求項4記載のリフロー装置の排気制御方
法は、前記炉体の温度を、前記基板搬入口及び前記基板
搬出口に設置した温度センサにより検出することを特徴
とする。
【0015】このリフロー装置の排気制御方法では、炉
体外側の基板搬入口、基板搬出口の温度を検出し、検出
した温度に応じて、送風機の運転・停止、及び制御バル
ブの制御を行うので、送風機を不必要に動作させること
がなく、リフロー装置運転中の消費電力を削減すること
ができる。
【0016】請求項5記載のリフロー装置の排気制御方
法は、前記炉体内に装置外部の空気を供給する個別外気
導入バルブを設け、前記吸込ダクトからの吸引に伴って
外気を炉体内に供給することを特徴とする。
【0017】このリフロー装置の排気制御方法では、吸
込ダクトからの吸引に伴って個別外気導入バルブから装
置外部の空気が炉内へ直接供給されるため、炉内の冷却
効果が向上し、所望の温度に短時間で到達させることが
可能となる。
【0018】請求項6記載のリフロー装置の排気制御方
法は、前記炉体を昇温させる際に、前記炉体の温度が予
め設定した閾値温度以上に昇温したときに、前記送風機
を運転開始することを特徴とする。
【0019】このリフロー装置の排気制御方法では、炉
体の温度が閾値温度以上に昇温したときに初めて送風機
を運転開始するため、不必要な冷却動作を行うことがな
くなり、電力消費を抑えることができる。
【0020】請求項7記載のリフロー装置の排気制御方
法は、前記閾値温度が、設定可能な閾値の上限を有し、
該上限を超える温度の設定を受け付けないことを特徴と
する。
【0021】このリフロー装置の排気制御方法では、リ
フロー装置に支障をきたす上限温度以上の温度には設定
できないようにすることで、閾値温度の設定を誤った場
合であっても、リフロー装置の温度が過剰に上昇する事
態を未然に防止することができる。
【0022】請求項8記載のリフロー装置の排気制御方
法は、前記送風機の運転開始後に、前記炉体の温度が予
め設定した下限閾値を下回ったときに、この下回った炉
体部位近傍の前記吸込ダクトに接続された制御バルブに
対し、流量を減少させる制御を行うことを特徴とする。
【0023】このリフロー装置の排気制御方法では、送
風機の運転開始後に炉体の温度が下限閾値を下回ったと
きに、この下回った炉体部位近傍の前記吸込ダクトに接
続された制御バルブの流量を減少させることで、炉体内
の冷却効果を低下させて過度に冷却されることを抑制で
きる。
【0024】請求項9記載のリフロー装置の排気制御方
法は、前記炉体を降温させる際に、前記炉体の温度と制
御目標温度との温度差が予め設定した温度差閾値以上で
あるときだけに、前記送風機を運転することを特徴とす
る。
【0025】このリフロー装置の排気制御方法では、炉
体の降温時に炉体の温度と制御目標温度との温度差が、
温度差閾値以上であるときだけに送風機を運転すること
により、いち早く炉体内を冷却でき、温度差を低減する
ことができる。
【0026】請求項10記載のリフロー装置の排気制御
方法は、前記炉体の温度と制御目標温度との温度差が前
記温度差閾値以下となっても、リフロー装置が生産可能
状態にあるときには前記送風機の運転を続行することを
特徴とする。
【0027】このリフロー装置の排気制御方法では、温
度差が温度差閾値以下であっても、半田の溶融が可能で
ある生産可能状態であるときには、発生するフラックス
を含む気体を装置外部へ排気することができる。
【0028】請求項11記載のリフロー装置の排気制御
方法は、前記炉体を降温させる際に、前記炉体の温度と
制御目標温度との温度差が予め設定した温度差閾値以上
であるときに、この温度差の生じた炉体部位近傍の前記
吸込ダクトに接続された制御バルブに対し、他の制御バ
ルブと比較して相対的に流量を増加させる制御を行うこ
とを特徴とする。
【0029】このリフロー装置の排気制御方法では、炉
体の降温時に炉体の温度と制御目標温度との温度差が温
度差閾値以上であるときに、この温度差の生じた炉体部
位近傍の吸込ダクトに接続された制御バルブを、他の制
御バルブと比較して相対的に流量を増加させることによ
り、冷却効果を局所的に増大させ、いち早く炉体内を冷
却して温度差を低減することができる。
【0030】請求項12記載のリフロー装置の排気制御
方法は、前記制御バルブが、オンオフ制御により流量制
御を行うことを特徴とする。
【0031】このリフロー装置の排気制御方法では、制
御バルブをオンオフ制御することで、単純でありながら
高い応答速度で流量制御を行うことができる。
【0032】請求項13記載のリフロー装置の排気制御
方法は、前記制御バルブが、複数のバルブを並列接続し
て、それぞれ個別にオンオフ制御することで流量制御を
行うことを特徴とする。
【0033】このリフロー装置の排気制御方法では、複
数の制御バルブをそれぞれ個別にオンオフ制御すること
で、流量を多段階に設定でき、きめ細かな流量制御が可
能となる。
【0034】請求項14記載のリフロー装置の排気制御
方法は、前記制御バルブが、オン状態とオフ状態との時
間割合を調整するデューティ制御により流量制御を行う
ことを特徴とする。
【0035】このリフロー装置の排気制御方法では、制
御バルブをデューティ制御により流量制御することで、
素早く、且つ細かに流量制御が行える。
【0036】請求項15記載のリフロー装置の排気制御
方法は、前記送風機が、運転周波数を調整するインバー
タ制御によって流量制御を行うことを特徴とする。
【0037】このリフロー装置の排気制御方法では、送
風機をインバータ制御することにより、流量を連続的に
制御でき、正確な流量制御が行える。また、必要な流量
を必要なだけ供給できるため、省エネルギ効果が得られ
る。
【0038】請求項16記載のリフロー装置の排気制御
方法は、前記リフロー装置の運転状態を検出して、運転
状態に異常を生じたときに該リフロー装置の運転を停止
することを特徴とする。
【0039】このリフロー装置の排気制御方法では、リ
フロー装置に異常が生じた場合に、リフロー装置自体に
及ぼされる悪影響を未然に阻止することができ、リフロ
ー装置の安全を確保することができる。
【0040】請求項17記載のリフロー装置の排気制御
方法は、前記運転状態の検出が、前記送風機からの排気
風量を検出し、排気風量が所定風量以上であるかを判定
することで行うことを特徴とする。
【0041】このリフロー装置の排気制御方法では、送
風機からの排気風量により装置の異常を検出すること
で、冷却の要となる送風機の異常を直接的に検出でき、
異常の早期発見に寄与できる。
【0042】請求項18記載のリフロー装置の排気制御
方法は、前記運転状態の検出が、前記送風機からの排気
温度を検出し、排気温度が所定温度以上であるかを判定
することで行うことを特徴とする。
【0043】このリフロー装置の排気制御方法では、送
風機からの排気温度により装置の異常を検出すること
で、冷却の要となる送風機の異常を直接的に検出でき、
異常の早期発見に寄与できる。
【0044】請求項19記載のリフロー装置の排気制御
方法は、前記運転状態の検出結果を、表示装置に表示さ
せることを特徴とする。
【0045】このリフロー装置の排気制御方法では、運
転状態を表示装置に表示させることで、作業者が装置内
部を逐一確認する必要がなくなり、作業性が向上すると
共に、異常の発生を直ちに確認できるため、異常の対処
を迅速に行うことができる。
【0046】請求項20記載のリフロー装置は、炉体に
設けた基板搬入口から基板を搬入し、基板に塗布した半
田を、炉体内部に配設した加熱源からの熱気により溶融
して、実装部品を基板に固着させて基板搬出口に搬出す
る一方、基板搬入口及び基板搬出口から漏れる炉体内の
熱気を、前記基板搬入口及び前記基板搬出口の外部に設
けた吸込ダクトから吸引して装置外部へ排気するリフロ
ー装置あって、炉体の温度を検出する温度検出手段と、
前記基板搬入口及び基板搬出口のそれぞれに設けられ、
基板搬入口及び基板搬出口から漏れ出す炉体内の熱気を
吸引する吸込ダクトと、前記各吸込ダクトに接続され吸
引した熱気を装置外部に排出する送風機と、前記送風機
と前記各吸込ダクトとの間にそれぞれ介装され流量を制
御する制御バルブと、前記温度検出手段による検出温度
に基づいて、前記送風機及び前記各制御バルブの流量制
御を行う制御装置とを備えたことを特徴とする。
【0047】このリフロー装置では、例えば運転開始直
後など、炉体内部の温度が十分に上昇せず、基板搬入口
及び基板搬出口から未だフラックス成分を含んだ熱気が
漏れ出ていないような排気不必要時には、送風機を運転
させないことにより、送風機の不要な電力消費を削減す
ることができる。また、それぞれの吸込ダクトに介装し
た制御バルブと送風機とを制御装置により制御すること
で、必要以上の排気を防止して、炉体内への新たな外気
の流入を防止できる。これにより、流入外気を加熱源に
よって加熱するための電力を削減することができる。
【0048】請求項21記載のリフロー装置は、炉体に
設けた基板搬入口から基板を搬入し、基板に塗布した半
田を、炉体内部に配設した加熱源からの熱気により溶融
して、実装部品を基板に固着させて基板搬出口に搬出す
る一方、前記炉体に通させた吸込ダクトから、炉体内の
熱気を吸引して装置外部へ排気するリフロー装置であっ
て、炉体の温度を検出する温度検出手段と、前記炉体内
に接続され、前記炉体内を循環する熱気を吸引する吸込
ダクトと、前記各吸込ダクトに接続され吸引した熱気を
装置外部に排出する送風機と、前記送風機と前記各吸込
ダクトとの間にそれぞれ介装され流量を制御する制御バ
ルブと、前記温度検出手段による検出温度に基づいて、
前記送風機及び前記各制御バルブの流量制御を行う制御
装置とを備えたことを特徴とする。
【0049】このリフロー装置では、それぞれの加熱源
に対応して炉体内に連通させた吸込ダクトから排気す
る。従って、基板搬入口及び基板搬出口の外側に設けた
吸込ダクトから熱気を吸気する場合と異なり、炉体内の
熱気を直接的に装置外部へ排気でき、炉体内部温度の冷
却時間を短縮することができる。また、基板搬入口及び
基板搬出口からは外気が流入するのみとなり、フラック
ス成分を含んだ熱気が基板搬入口及び基板搬出口から漏
れることがなくなる。
【0050】請求項22記載のリフロー装置は、前記炉
体が、前記基板の搬送方向に沿って複数の加熱ゾーンに
分割され、各加熱ゾーンのそれぞれに前記吸込ダクトを
接続していることを特徴とする。
【0051】このリフロー装置では、複数の加熱ゾーン
に分割された炉体内へ、吸込ダクトを各加熱ゾーンに接
続することで、加熱ゾーン毎に排気流量制御が行え、炉
内温度を均一にすることができる。
【0052】請求項23記載のリフロー装置は、前記複
数の加熱ゾーンのそれぞれに、装置外部の空気を供給す
る個別外気導入バルブを備えたことを特徴する。
【0053】このリフロー装置では、各加熱ゾーンにそ
れぞれ個別外気導入バルブを設けたことにより、吸込ダ
クトからの吸引に伴って個別外気導入バルブから装置外
部の空気が炉内へ直接供給されるため、炉内の冷却効果
が向上し、所望の温度に短時間で到達させることが可能
となる。
【0054】請求項24記載のリフロー装置は、前記温
度検出手段が、前記炉体内に設けられていることを特徴
とする。
【0055】このリフロー装置では、炉体内の温度を検
出し、検出した温度に応じて、送風機の運転・停止、及
び制御バルブの制御を行うので、送風機を不必要に動作
させることがなく、リフロー装置運転中の消費電力を削
減することができる。
【0056】請求項25記載のリフロー装置は、前記温
度検出手段が、前記基板搬入口及び前記基板搬出口のそ
れぞれに設けられていることを特徴とする。
【0057】このリフロー装置では、炉体外側の基板搬
入口、基板搬出口の温度を検出し、検出した温度に応じ
て、送風機の運転・停止、及び制御バルブの制御を行う
ので、送風機を不必要に動作させることがなく、リフロ
ー装置運転中の消費電力を削減することができる。
【0058】請求項26記載のリフロー装置は、前記吸
込ダクトに設けた制御バルブが、一つの電磁バルブから
なり、該電磁バルブをオンオフ制御することによって気
体の通過又は非通過を制御することを特徴とする。
【0059】このリフロー装置では、制御バルブをオン
オフ制御することで、単純でありながら高い応答速度で
流量制御を行うことができる。
【0060】請求項27記載のリフロー装置は、前記制
御バルブが複数の電磁バルブからなり、それぞれの電磁
バルブのオンオフ制御によって気体の流量を制御するこ
とを特徴とする。
【0061】このリフロー装置では、複数の制御バルブ
をそれぞれ個別にオンオフ制御することで、流量を多段
階に設定でき、きめ細かな流量制御が可能となる。
【0062】請求項28記載のリフロー装置は、前記吸
込ダクトに設けた制御バルブが、一つの電磁バルブから
なり、該電磁バルブのオン状態とオフ状態との時間割合
を調整するデューティ制御により気体の流量を制御する
ことを特徴とする。
【0063】このリフロー装置では、制御バルブをデュ
ーティ制御により流量制御することで、素早く、且つ細
かに流量制御が行える。
【0064】請求項29記載のリフロー装置は、前記送
風機の運転周波数を調整して前記吸込ダクトを通過する
気体の流量を制御するインバータ装置を備えたことを特
徴とする。
【0065】このリフロー装置では、送風機をインバー
タ制御することにより、流量を連続的に制御でき、正確
な流量制御が行える。また、必要な流量を必要なだけ供
給できるため、省エネルギ効果が得られる。
【0066】請求項30記載のリフロー装置は、前記制
御装置が、シリアル接続又はパラレル接続によりホスト
コンピュータに接続されていることを特徴とする。
【0067】このリフロー装置では、制御装置からの入
出力信号をシリアル接続又はパラレル接続によりホスト
コンピュータに接続することで、リフロー装置を遠隔操
作したり、各種情報をホストコンピュータ上で管理する
構成にできる。即ち、作業者がリフロー装置の状態を直
接監視することなく、また、リフロー装置から離れた場
所にいても正常に運転、或いは停止しているかを知るこ
とができる。
【0068】請求項31記載のリフロー装置は、前記送
風機の前記熱気の排気側に、排気風量を検出する排気風
量センサを設け、前記制御装置が前記排気風量センサの
検出結果に基づいて運転状態の正常又は異常を判定する
ことを特徴とする。
【0069】このリフロー装置では、送風機からの排気
風量により装置の異常を検出することで、冷却の要とな
る送風機の異常を直接的に検出でき、異常の早期発見に
寄与できる。
【0070】請求項32記載のリフロー装置は、前記送
風機の前記熱気の排気側に、排気温度を検出する排気温
度センサを設け、前記制御装置が前記排気温度センサの
検出結果に基づいて運転状態の正常又は異常を判定する
ことを特徴とする。
【0071】このリフロー装置では、送風機からの排気
温度により装置の異常を検出することで、冷却の要とな
る送風機の異常を直接的に検出でき、異常の早期発見に
寄与できる。
【0072】請求項33記載のリフロー装置は、前記運
転状態の判定結果を表示する表示装置を備えたことを特
徴とする。
【0073】このリフロー装置では、運転状態を表示装
置に表示させることで、作業者が装置内部を逐一確認す
る必要がなくなり、作業性が向上すると共に、異常の発
生を直ちに確認できるため、異常の対処を迅速に行うこ
とができる。
【0074】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るリフロー装置
の排気制御方法及びリフロー装置の好適な実施の形態を
図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係るリ
フロー装置の第1実施形態における外観斜視図、図2は
図1のリフロー装置の概略的な構成図、図3はリフロー
装置の基本動作を説明するフローチャートである。
【0075】図1、図2に示すように、リフロー装置1
00は、主に、装置の基板搬入口11から基板搬出口1
3まで回路基板を載置して搬送する搬送コンベヤ15
と、この搬送コンベヤ15の搬送方向に沿って設けられ
た炉体17と、炉体17からの熱気を排気する排気部1
9と、装置全体の動作を制御する制御装置21とを備え
ている。炉体17は、外側カバー18に覆われると共
に、搬送コンベヤ15の搬送方向に並んで複数(本実施
形態においては一例として4つ)の加熱ゾーン22a,
22b,22c,22dに分割されている。そして、第
1の加熱ゾーン22aと第2の加熱ゾーン22bは予熱
用として、第3の加熱ゾーン22cと第4の加熱ゾーン
22dはリフロー加熱用として用いられる。
【0076】それぞれの加熱ゾーン22a〜22dは、
空気を循環するシロッコファン23と、循環する空気を
加熱する加熱源となるヒータ25を有し、ヒータ25で
加熱された空気をシロッコファン23により各加熱ゾー
ン内で循環させている。また、各加熱ゾーンにはそれぞ
れ温度検出手段としての炉内温度センサ27が設けら
れ、各加熱ゾーン22a〜22dの温度を検出してい
る。排気部19は、搬送コンベヤ15の基板搬入口11
と基板搬出口13の上方に、吸込ダクト31,32を取
り付けており、基板搬入口11及び基板搬出口13から
上方に漏れ出た高温の気体を、排気用ブロワ(送風機)
35によって配管37を通して装置外部へと排気してい
る。排気用ブロワ35から排気される空気の流量は排気
風量センサ39により検出され、これによって排気用ブ
ロワ35が正常に運転・停止しているかが判断される。
【0077】また、本実施形態においては、基板搬入口
11と排気用ブロワ35の間の配管37の途中、及び、
基板搬出口13と排気用ブロワ35の間の配管37の途
中に、それぞれ管路内の流量を調整する例えば電子バル
ブからなる搬入側バルブ(制御バルブ)41、搬出側バ
ルブ(制御バルブ)42を介装している。搬入側バルブ
41は基板搬入口11からの吸引流量を制御し、搬出側
バルブ42は基板搬出口13からの吸引流量を制御して
いる。いずれのバルブ41,42も制御装置21の指示
に従って動作し、基板搬入口11、基板搬出口13から
必要以上に気体を吸引することが抑止できるようになっ
ている。
【0078】搬送コンベヤ15は、コンベヤ駆動モータ
43によって駆動され、クリーム半田の盛られた回路基
板上に電子部品等の部品が載置された回路基板を、基板
搬入口11から基板搬出口13へ所定の搬送速度で搬送
する。ここで、基板搬入口11に供給された回路基板
は、搬入側基板センサ28によって検出され、基板搬出
口13に搬出された回路基板は、搬出側基板センサ29
によって検出される。これにより、搬送コンベヤ15上
の回路基板の有無や枚数が把握できる。
【0079】制御装置21は、上記した各センサからの
出力を取り込み、各稼動部を統括して制御して、リフロ
ー装置100の状態、即ち、搬送コンベヤ15の回路基
板搬送状態、排気用ブロワ35の運転・停止状態、炉体
17内部の各ゾーンの温度、及び排気用ブロワ35から
の排気風量等の各種情報を表示装置45に表示する。な
お、この制御装置21を装置外部の上位接続されたホス
トコンピュータ47に有線(シリアル接続、パラレル接
続、LAN接続等)或いは無線(赤外線による通信等)
により接続することで、リフロー装置100を遠隔操作
したり、各種情報をホストコンピュータ47上で管理す
る構成にできる。即ち、作業者が排気用ブロワ35等の
稼動部等の状態を直接監視することなく、また、リフロ
ー装置100から離れた場所にいても正常に運転、或い
は停止しているかを知ることができる。なお、ここでい
うホストコンピュータ47とは、コンピュータ装置に限
らず、他の接続された設備であってもよい。
【0080】次に、上記構成のリフロー装置の動作を図
3のフローチャートを用いて説明する。リフロー装置1
00が運転を開始すると、制御装置21は、シロッコフ
ァン23、ヒータ25、搬送コンベヤ15等へ運転開始
指示を出す。特にヒータ25については、制御装置21
により加熱温度設定を行って(ステップ11、以降はS
11と略記する)炉体17の各加熱ゾーン22a〜22
dの内部を昇温させる。このとき、各加熱ゾーン22a
〜22dでは炉内温度センサ27によって炉内の温度測
定がなされ(S12)、測定結果が制御装置21に入力
される。そして、制御装置21は、測定された各加熱ゾ
ーン22a〜22dの温度が、予め設定された排気用ブ
ロワ35のON閾値温度以上であるかを判定する(S1
3)。各加熱ゾーンの温度がON閾値温度未満であると
きは排気用ブロワ35を停止状態とし(S14)、炉体
17内空気を加熱しつつ炉体17内で循環させておく。
【0081】ここで、排気用ブロワ35のON閾値と
は、排気用ブロワ35を動作開始させるための限界炉内
温度であり、このON閾値以上の温度となったときに、
排気用ブロワ35によって基板搬入口11と基板搬出口
13から漏れ出た高温の気体を吸引する。これにより、
リフロー装置100の運転開始後の間もないときに、排
気用ブロワ35が不必要に動作して、加熱中の炉体17
内から加熱された空気を過剰に排出することが防止さ
れ、エネルギのロスを低減できる。一方、各加熱ゾーン
の温度がON閾値温度以上であるときは排気用ブロワ3
5を運転開始し(S15)、基板搬入口11と基板搬出
口13から漏れ出てくる気体を吸込ダクト31,32を
介して吸引して、各加熱ゾーン22a〜22d内の気体
をリフロー装置100外部へ排気する。これにより炉体
17内の温度を低下させる。
【0082】次に、ヒータ25による加熱が続けられ、
各加熱ゾーンの温度がON閾値温度以上となり、排気用
ブロワ35が動作している場合、炉体17内の各加熱ゾ
ーン22a〜22dに対する温度をそれぞれ監視し続け
る(S16)。そして、第1加熱ゾーン22a、第2加
熱ゾーン22bにおいて、各加熱ゾーンの温度が予め設
定した下限閾値以下か否かを判別し(S17)、各加熱
ゾーン22a,22bの少なくともいずれかの温度が下
限閾値以下のとき、通常は全開に設定されている搬入側
バルブ41を絞ることで吸込ダクト31から吸引する気
体の量を低下させる(S18)。また、第3加熱ゾーン
22c、第4加熱ゾーン22dにおいて、各加熱ゾーン
の温度が予め設定した下限閾値以下か否かを判別し(S
19)、各加熱ゾーン22c,22dの少なくともいず
れかの温度が下限閾値以下のとき、通常は全開に設定さ
れている搬出側バルブ42を絞ることで吸込ダクト32
から吸引する気体の量を低下させる(S20)。
【0083】このように、吸込ダクト31,32毎に気
体の吸引量を制御することで、炉体17内から必要以上
排気されないようにし、炉体17内への新たな外気の流
入を防止して加熱を促す。これにより、新たに流入する
外気をヒータ25によって加熱するための電力を節減で
きる。
【0084】続いて、上記加熱ゾーン22a〜22dの
うち、少なくともいずれかの加熱ゾーンの温度がOFF
閾値以下であるかを判別し(S21)、各加熱ゾーン2
2a〜22dのいずれかの温度がOFF閾値以下の温度
となったときに、排気用ブロワ35を停止させ、炉内の
過冷却を抑制する。なお、この場合には、搬入側バルブ
41及び搬出側バルブ42を全開の状態に戻しておく。
ここで、排気用ブロワのOFF閾値とは、炉体17の炉
内温度の低下を抑制するための限界炉内温度であり、こ
のOFF閾値を超えて炉内温度が低下したときに排気用
ブロワ35による気体の吸引を停止する。
【0085】そして、上記処理を行った後にリフロー装
置100が正常に運転しているかを判断する(S2
2)。正常であるか否かの判断は、炉体17の各加熱ゾ
ーン22a〜22dの炉内温度センサ27,排気風量セ
ンサ39等の各種状態の検出結果から判断する。具体的
には、例えば、排気用ブロワ35が運転状態にあるか、
停止状態にあるかは、排気風量センサ39が排気用ブロ
ワ35からの所定量以上の風量を検出していれば運転状
態とし、所定量の風量を検出していなければ停止状態と
判断する。また、制御装置21から運転指示が排気用ブ
ロワ35に出力されているにもかかわらず、排気風量セ
ンサ39が排気用ブロワ35からの風量を検出していな
ければ、制御装置21は排気用ブロワ35の異常、又は
排気風量センサ39の異常として判断する。
【0086】正常と判断された場合は、表示装置45に
正常状態であることを表示する等の正常状態の通知を行
い(S23)、S12〜S22までの処理を繰り返す。
一方、炉体17等に何らかの異常を生じたと判断された
場合は、表示装置45に異常発生と表示する等の異常の
通知を行い(S24)、リフロー装置100の運転を停
止する。
【0087】以上のリフロー装置100の動作により、
図4に排気用ブロワ35の運転タイミングと炉体17内
の温度変化を示すように、炉体17内の温度が所定の温
度範囲に収まるようになる。即ち、炉体17内の温度が
上昇して排気用ブロワのON閾値温度以上となったと
き、排気用ブロワ35を駆動するブロワ制御信号をOF
FからONに変化させる。これにより、基板搬入口11
及び基板搬出口13から漏れ出した高温の空気が吸引さ
れるに伴って、新たな外気が炉体17内に供給されて、
炉体17内の温度が低下してくる。そして、炉体17内
の温度が排気用ブロワ35のOFF閾値温度以下となっ
たとき、排気用ブロワ35を駆動するブロワ制御信号を
ONからOFFに変化させる。すると、炉体17内では
炉体17内への外気の供給がなくなり、炉体17内の温
度が上昇する。
【0088】上記の排気用ブロワ35のON閾値温度及
びOFF閾値温度や下限閾値等の各閾値は、制御装置2
1に変更可能に登録されており、リフロー装置100の
使用者が、各閾値、即ち、排気用ブロワ35の運転開始
温度、及び運転停止温度を自由に設定できるようになっ
ている。但し、ON閾値温度には上限値を設けており、
リフロー装置100に支障をきたす温度には設定できな
いようになっている。これにより、ON閾値温度の設定
を誤った場合に、炉体17の基板搬入口11、基板搬出
口13から過度の高温気体が漏れ出してリフロー装置1
00の温度が過剰に上昇する事態を未然に防止できるよ
うになっている。また、基板搬入口11、基板搬出口1
3に温度センサを設け、この温度センサの出力が所定の
上限温度以上となったときに強制的に加熱を停止して降
温処理を行うようにしてもよい。さらに、ここではON
閾値温度とOFF閾値温度を個別に設定しているが、こ
れらの閾値温度をいずれか一方の閾値温度を設定するこ
とで、他方の閾値温度が自動的に設定されるようにして
もよい。これにより閾値設定の手間が省け、リフロー装
置の取り扱いを容易にできる。
【0089】なお、炉内温度センサ27からの信号によ
って、炉体17内部の各加熱ゾーンの温度がON閾値温
度以上にないと判断した場合でも、リフロー装置100
が生産可能状態であるときには、排気用ブロワ35へ運
転指示を出すようにしている。この場合では、搬入側バ
ルブ41、及び搬出側バルブ42は、共に全開にしてお
く。
【0090】次に、リフロー装置100の炉体17を所
定の制御目標温度まで加熱した後、その目標温度より低
い温度に降温制御する場合について説明する。図5に本
実施形態のリフロー装置100における降温制御の手順
をフローチャートで示した。まず、ヒータ25の制御目
標温度T0を制御装置21により設定して(S31)、
各加熱ゾーン22a〜22dの炉内温度センサ27によ
り炉体17内の温度Tを測定する(S32)。そして、
測定された各加熱ゾーン22a〜22dの温度Tと制御
目標温度T0との温度差ΔT(=T−T0)を求め、この
温度差ΔTが予め設定した温度差閾値δ以上の加熱ゾー
ンが有るか否かを判断する(S33)。
【0091】温度差閾値δ以上の加熱ゾーンが存在する
場合、その加熱ゾーンが、吸込ダクト31に近い第1加
熱ゾーン22a、第2加熱ゾーン22bであるときに
は、搬入側バルブ41を全開にして流量を増加させる
(S34)。また、温度差閾値δ以上の加熱ゾーンが吸
込ダクト32に近い第3加熱ゾーン22c、第4加熱ゾ
ーン22dであるときには、搬出側バルブ42を全開に
して流量を増加させる(S35)。また、温度差閾値δ
以上の加熱ゾーンが存在しない場合には、搬入側バルブ
41及び搬出側バルブ42の流量を減少させる(S3
6)。場合によっては各バルブ41,42を共に全閉に
して排気用ブロワ35を停止する。
【0092】そして、上記処理を行った後に、前述と同
様にリフロー装置100が正常に運転しているかを判断
し(S39)、正常であった場合には、炉体17の温度
を測定して(S40)、この測定温度が制御目標温度に
達したか判断する(S41)。測定温度が制御目標温度
に達しない場合は、制御目標温度に達するまで上述のS
33〜S41までのステップを繰り返し行う。
【0093】以上のリフロー装置100の降温動作によ
り、図6に排気用ブロワ35の運転タイミングと炉体温
度Tと制御目標温度T0との温度差の時間変化の一例を
示すように、炉体温度Tと制御目標温度T0の温度差が
所定の閾値以上のときだけに、実質的に排気用ブロワ3
5が動作される。即ち、炉体17の温度を現在の炉体温
度Tから制御目標温度T0まで降温させる際、その温度
差ΔTが温度差閾値δ以上であるうちは排気用ブロワ3
5を動作させ、炉体17内を積極的に冷却する。そし
て、温度差ΔTが温度差閾値δより小さくなった際は、
排気用ブロワ35の動作を実質的に停止させ、炉体17
の温度が徐々に制御目標温度になるまで待つ。
【0094】ここで、搬入側バルブ41と搬出側バルブ
42のバルブ開度の制御について、詳細に説明する。本
実施形態においては、図7にバルブ制御の一例を示すよ
うに、バルブへの駆動信号としてオン(全開)とオフ
(全閉)を繰り返す2値の信号を導入してバルブを開閉
動作させている。従って、バルブを通過する流量は、駆
動信号がオンのとき最大のVとなり、駆動信号がオフの
とき0となる。駆動信号を2値とすることでバルブの制
御が簡単になり、バルブの構造も簡略化でき応答速度が
高められる。
【0095】上記搬入側バルブ41と搬出側バルブ42
の変形例として、次のような構成にすることもできる。 第1変形例 上記の実施形態では、搬入側バルブ41、搬出側バルブ
42をそれぞれ1個のバルブで構成し、オンオフ制御の
みで、バルブを通過する気体の流量を制限しているが、
それぞれの配管37に対し電磁バルブを複数個(N個)
設置して、図8に示すように、それぞれの電磁バルブの
オン状態となるバルブの数で流量を制限するものであっ
てもよい。このような構成とすれば、オン状態の電磁バ
ルブの数と、オフ状体の電磁バルブの数により、バルブ
を通過する気体の流量が決定され、通過気体量の段階的
な増減制御が可能になる。
【0096】また、この構成の場合には、上述した流量
の増加制御を、搬入側バルブ41と搬出側バルブ42と
の間の相対的な流量の制御とすることができる。即ち、
S34の場合には搬入側バルブ41を所定段階分開ける
一方、搬出側バルブ42を所定段階分閉じ、逆にS35
の場合には搬入側バルブ41を所定段間分閉じる一方、
搬出側バルブ42を所定段階分開けることで、流量を相
対的に増減させて制御できる。これによれば、精度を高
めて温度管理を行うことが可能となる。
【0097】第2変形例 また、本発明のリフロー装置は、図9に示すように、一
つの電磁バルブのオンオフ時間の割合(デューティ比)
を変化させて流量を制限しても良い。このような構成と
すれば、それぞれの配管37に設けた一つの電磁バルブ
のオンする時間と、オフする時間の割合により、気体の
平均流量を制限することができ、平均流量のよりきめ細
かな制御が可能になる。
【0098】第3変形例 また、本発明のリフロー装置は、図10に示すように、
排気用ブロワ35の運転周波数をインバータ装置によっ
て調整し、排気流量を無段階に制御するものでもよい。
このような構成とすれば、必要以上に炉体17内部の気
体を排気することがないため、新たに流入する外気が適
正化され、流入外気を加熱するための余分な電力を削減
でき、省エネルギ効果が得られる。
【0099】以上説明したように、本実施形態のリフロ
ー装置100によれば、まず炉体17の加熱時において
は、例えば運転開始直後等の、炉体内部の温度が十分に
上昇せず、基板搬入口11、基板搬出口13から未だフ
ラックス成分を含んだ熱気が漏れ出ていないような排気
不要時に、排気用ブロワ35の運転を積極的に停止させ
ることにより、排気用ブロワ35の不要な電力消費を削
減することができる。また、搬入側バルブ41,搬出側
バルブ42によって、吸込ダクト31,32毎に気体の
吸引量を制御することで、必要以上の吸引を防止して、
炉体17内への新たな外気の流入が防止できる。これに
より、流入外気をヒータ25によって加熱するための電
力を削減することができる。
【0100】また、炉体17の降温時においても、炉体
温度の測定温度と制御目標温度との温度差が所定の温度
差閾値以上のときだけに排気用ブロワ35を実質的に動
作させることで、不必要な冷却動作を行うことがなくな
り、排気用ブロワ35を停止させた場合には電力消費を
抑えることができる。また、温度差の大きい側の気体吸
引量を積極的に多くすることで、炉体17内を局所的に
冷却効率を向上でき、炉体17内の各加熱ゾーンで大き
な温度差が発生することを防止して均一に冷却すること
ができる。
【0101】なお、上記説明した炉内温度センサ27か
らの温度検出信号は、電圧信号であっても電流信号であ
ってもよく、その通信方式は、シリアル通信やパラレル
通信等のいずれの方式であってもよい。また、制御装置
21は、排気用ブロワ35への運転・停止指示を出す判
断基準を、炉体17内部の全加熱ゾーン22a〜22d
の温度としているが、炉体17内部のいずれか一部の加
熱ゾーンとしても良く、また、炉体17への基板搬入口
11、基板搬出口13の近くに温度検出センサを設置し
て、その温度検出センサから得られる温度を判断基準と
しても良い。
【0102】また、排気用ブロワ35からリフロー装置
100外部に排出される気体を検出するために排気風量
センサ39を用いているが、これに代えて、排気用ブロ
ワ35から排出される気体の温度を測定する排気温度セ
ンサを設けて構成してもよい。この場合、リフロー装置
100が正常に運転しているかの判断は、排気用ブロワ
35からの排気風量の代わりに排気温度の変化によって
行える。いずれの構成においても、冷却の要となる排気
用ブロワ35の異常を直接的に検出でき、異常の早期発
見に寄与できる。また、排気風量センサ39に加えて排
気温度センサを設けた構成として、排気温度センサから
の出力を、排気用ブロワ35,搬入側バルブ41,搬出
側バルブ42に対してフィードバック制御するようにし
てもよい。この場合、一層精度よく炉体17内の温度を
制御することが可能となる。さらに、基板搬入口11、
基板搬出口13から漏れ出す熱気を吸引して排気してい
る間に、ヒータ25のオンオフ時間の割合(デューティ
比)が、オン時間が長くなるようであれば、必要以上に
吸引して必要以上に加熱している状態であると判断し
て、吸引を弱く調整するか、或いは吸引を停止する。こ
れにより無駄な加熱動作が防止できる。
【0103】次に、本発明に係るリフロー装置の第2の
実施の形態を説明する。図11は本発明に係るリフロー
装置の第2の実施形態の構成図、図12は図11に示し
たリフロー装置の基本動作を説明するフローチャートで
ある。ここで、前述の実施形態と同一の機能を有する部
材に対しては、同一の記号を付与することでその説明は
省略するものとする。
【0104】図11において、炉体17内部のそれぞれ
に割り当てられた加熱ゾーン22a,22b,22c,
22dでは、ヒータ25で加熱された空気をシロッコフ
ァン23により各加熱ゾーン内で循環させている。そし
て、各加熱ゾーン22a〜22dには、それぞれ吸込ダ
クトを介して個別排気用バルブ51a,51b,51
c,51dが取り付けられて、各加熱ゾーン22a〜2
2d内を循環する空気を選択的に取り出して排気してい
る。
【0105】各個別排気用バルブ51a〜51dから排
気用ブロワ35までの間は、配管37により接続されて
おり、それぞれの加熱ゾーンから排気された空気は、排
気用ブロワ35によって配管37を通じて吸引され、装
置外部へと排気される。つまり、配管37はヒータ25
に対応して複数個が炉体17の各加熱ゾーン内に接続し
て設けられ、フラックス成分を含んだ炉体17内の加熱
された空気を、直接加熱ゾーン内から吸引して装置外部
へ排気するようになっている。従って、本実施形態の構
成においては、基板搬入口11、基板搬出口13からは
外気が流入するのみであって、炉体17内の加熱された
空気が基板搬入口11、基板搬出口13から漏れ出るこ
とはない。
【0106】制御装置21は、各センサからの出力を取
り込み、各稼動部を統括して制御して、リフロー装置2
00の状態、即ち、搬送コンベヤ15の回路基板搬送状
態、排気用ブロワ35の運転・停止状態、炉体17内部
の各ゾーンの温度、排気用ブロワ35からの排気風量、
及び個別排気用バルブ51a〜51dの状態等の各種情
報を表示装置45に表示する。
【0107】以上のように構成されたリフロー装置20
0の動作を説明する。図12にリフロー装置の降温時の
動作を説明するフローチャートを示した。リフロー装置
100が運転を開始すると、制御装置21は、シロッコ
ファン23、ヒータ25、搬送コンベヤ15等へ運転開
始指示を出す。特にヒータ25については、制御装置2
1により加熱温度設定を行って(S51)炉体17の各
加熱ゾーン22a〜22dの内部を昇温させる。また、
各加熱ゾーン22a〜22d内の温度は炉内温度センサ
27によって温度測定がなされる(S52)。
【0108】そして、測定された各加熱ゾーン22a〜
22dの温度が、予め設定された排気用ブロワ35のO
N閾値温度以上であるかを判定する(S53)。各加熱
ゾーンの温度がON閾値温度未満であるときは、排気用
ブロワ35を停止状態とし(S54)、炉体17内の空
気を加熱しつつ炉体17内で循環させておく。これによ
り、排気用ブロワ35が不必要に動作して、加熱中の炉
体17内から加熱された空気を過剰に排出することが防
止され、エネルギのロスを低減できる。一方、各加熱ゾ
ーンの温度がON閾値温度以上であるときは、排気用ブ
ロワ35を運転開始し(S55)、各加熱ゾーン22a
〜22dから加熱された気体を個別排気用バルブ51a
〜51dを介して吸引して、各加熱ゾーン22a〜22
d内の気体をリフロー装置100外部へ排気する。これ
により炉体17内の温度を低下させる。
【0109】次に、ヒータ25による加熱が続けられ、
各加熱ゾーンの温度がON閾値温度以上となり、排気用
ブロワ35が動作している場合、炉体17内の各加熱ゾ
ーン22a〜22dに対する温度をそれぞれ監視し続け
る(S56)。そして、第1〜第4加熱ゾーン22a〜
22dに対し、各加熱ゾーンの温度が予め設定した下限
閾値以下か否かを判別し(S57)、各加熱ゾーン22
a〜22dの少なくともいずれかのゾーンの温度が下限
閾値以下のとき、通常は全開に設定されている個別排気
用バルブ51a〜51dを、その加熱ゾーンに対しては
流量を減少させることで吸引する気体の量を低下させる
(S58)。このS57、S58の動作を各加熱ゾーン
22a〜22dの全てに対して行う(S59)。
【0110】これにより、下限閾値以下の温度の加熱ゾ
ーンでは、ゾーン内を循環する加熱空気の排出流量が減
少して、その加熱ゾーンが過剰に冷却されることを防止
でき、いち早く所望の温度へ達するように加熱できる。
なお、以下のステップは前述の第1実施形態と同様であ
るため説明は省略する。また、上記各加熱ゾーン22a
〜22dに対する加熱は、搬入側基板センサ28、搬出
側基板センサ29による基板計数値から制御装置21が
炉体17内部に基板が存在しないと判断した後に行う。
【0111】次に、リフロー装置200の炉体17を所
定の制御目標温度まで加熱した後、その目標温度より低
い温度に降温制御する場合について説明する。図13に
本実施形態のリフロー装置200における降温制御の手
順をフローチャートで示した。まず、ヒータ25の制御
目標温度T0を制御装置21により設定して(S6
1)、各加熱ゾーン22a〜22dの炉内温度センサ2
7により炉体17内の温度Tを測定する(S62)。そ
して、測定された各加熱ゾーン22a〜22dの温度T
と制御目標温度T0との温度差ΔT(=T−T0)を求
め、この温度差ΔTが予め設定した温度差閾値δ以上の
加熱ゾーンが有るか否かを判断する(S63)。温度差
閾値δ以上の加熱ゾーンが存在する場合、その加熱ゾー
ンが、第1加熱ゾーン22aであるときには、個別排気
用バルブ51aを全開にして流量を増加させる(S6
4)。また、第2加熱ゾーン22bであるときには、個
別排気用バルブ51bを全開にする。同様に、第3、第
4加熱ゾーンであるとき、それぞれ個別排気用バルブ5
1c,51dを全開にする。
【0112】なお、このときの流量の増加制御は、各個
別排気用バルブ51a〜51dを段階的に或いは無段階
に制御できる構成とした場合、相対的な流量の制御であ
ってもよい。即ち、第1加熱ゾーン22aが温度差閾値
δ以上の加熱ゾーンであった場合には、個別排気用バル
ブ51aを所定量開けると共に、他の個別排気用バルブ
51b,51c,51dを所定量閉じて流量を相対的に
増減させて制御してもよい。この場合には一層精度よく
制御が行える。
【0113】また、温度差閾値δ以上の加熱ゾーンが存
在しない場合には、個別排気用バルブ51a〜51dを
共に全閉にしたり、排気用ブロワ35を停止すること等
により流量を減少させる(S65)。即ち、制御装置2
1は、炉体17内部の各加熱ゾーン22a〜22dの温
度と変更後の炉体17各加熱ゾーンの制御目標温度との
温度差ΔTが、温度差閾値δ以下になったゾーンの個別
排気用バルブ51a〜51dを閉じる。全ての個別排気
用バルブ51a〜51dが閉じられると、排気用ブロワ
35を停止する。但し、リフロー装置200の運転停止
動作の場合は、リフロー装置200が運転停止するま
で、個別排気用バルブ51a〜51dは開けたままに
し、排気用ブロワ35を運転させ、炉体17の基板搬入
口11、基板搬出口13から炉体17内部の気体よりも
低い温度の気体を流入させることで炉体17内部の冷却
を促進する。以上のリフロー装置200の降温動作によ
り、図14に炉体内温度の時間変化の様子を示すよう
に、炉体17内部が従来の排気制御方法と比較して、よ
り速やかに冷却されることになる。
【0114】本実施形態のリフロー装置200によれ
ば、基板搬入口11、基板搬出口13の外側に設けた吸
込ダクトから熱気を吸気する場合と異なり、それぞれの
ヒータ25に対応して炉体17内に接続した複数の個別
排気用バルブ51a〜51dを介して炉体17内の熱気
を直接排気することにより、フラックス成分を含んだ熱
気を装置外部へ排気することができる。従って、基板搬
入口11、基板搬出口13からは外気が流入するだけに
なり、基板搬入口11、基板搬出口13からの熱気の漏
れはなくなる。これにより、熱気の直接的な排気が行
え、炉体内部温度の冷却時間を短縮することができる。
【0115】次に、本発明に係るリフロー装置の第3の
実施の形態を説明する。図15は本発明に係るリフロー
装置300の第3の実施形態の構成図である。ここで、
前述の実施形態と同一の機能を有する部材に対しては、
同一の記号を付与することでその説明は省略するものと
する。本実施形態においては、各加熱ゾーン22a,2
2b,22c,22dに対し、個別に装置外部から空気
を導入する個別外気導入バルブ53a,53b,53
c,53dを、各加熱ゾーンのそれぞれに設けている。
個別外気導入バルブ53a〜53dは、それぞれ制御装
置21に接続され、炉内温度センサ27による温度測定
結果に応じて流量調整可能となっている。なお、個別外
気導入バルブ53a〜53dは、通常時には閉じてお
く。
【0116】以上のように構成されたリフロー装置30
0によれば、次にように動作する。炉体17の降温時
に、まず、ヒータ25の制御目標温度T0を制御装置2
1により設定して、各加熱ゾーン22a〜22dの炉内
温度センサ27により炉体17内の温度Tを測定する。
そして、測定された各加熱ゾーン22a〜22dの温度
Tと制御目標温度T0との温度差ΔT(=T−T0)を求
め、この温度差ΔTが予め設定した温度差閾値δ以上の
加熱ゾーンが有るか否かを判断する。
【0117】温度差閾値δ以上の加熱ゾーンが存在する
場合、その加熱ゾーンが、第1加熱ゾーン22aである
ときには、個別排気用バルブ51a及び個別外気導入バ
ルブ53aを共に全開にして、第1加熱ゾーン内22a
で循環する空気より低い温度の外気を第1加熱ゾーン2
2aに導入し、第1加熱ゾーン22a内の温度を急速に
低下させる。同様に、第2加熱ゾーン22bであるとき
には、個別排気用バルブ51b及び個別外気導入バルブ
53bを共に全開にし、第3加熱ゾーン22cであると
きには、個別排気用バルブ51c及び個別外気導入バル
ブ53cを共に全開にし、そして、第4加熱ゾーンであ
るときには、個別排気用バルブ51d及び個別外気導入
バルブ53dを全開にする。
【0118】これにより、特定の加熱ゾーンを個別にい
ち早く冷却することができる。また、加熱ゾーン内の空
気を排気する際に、基板搬入口11や基板搬出口13か
ら各加熱ゾーンを通じて外気が供給される場合と比較し
て、排気する加熱ゾーンに直接的に外気が供給されるた
め、冷却の必要のない他の加熱ゾーンに対して無駄に冷
却を行うことを防止して、効率のよい排気が行える。
【0119】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るリフロー装置の排気制御方法及びリフロー装置によれ
ば、吸込ダクトに接続した送風機の運転・停止を炉体の
温度に基づいて制御すると共に、基板搬入口及び基板搬
出口に設けた各吸込ダクト、或いは炉体内部に設けた各
吸込ダクトからの吸引を、送風機と各吸込ダクトとの間
に介装した制御バルブによって制御するので、例えば運
転開始直後など、炉体内部の温度が十分に上昇していな
いときには送風機を運転させないことにより、電力消費
を削減することができる。また、それぞれの吸込ダクト
に介装した制御バルブによって制御を行うことで、必要
以上の排気を防止して、新たな外気が流入することによ
る電力の増加を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリフロー装置の第1実施形態にお
ける外観斜視図である。
【図2】リフロー装置の概略的な構成図である。
【図3】リフロー装置の基本動作を説明するフローチャ
ートである。
【図4】排気用ブロワの運転タイミングと炉体内の温度
変化を示す図である。
【図5】第1実施形態のリフロー装置における降温制御
の手順を示すフローチャートである。
【図6】排気用ブロワの運転タイミングと炉体温度と制
御目標温度との温度差の時間変化の一例を示す図であ
る。
【図7】バルブ制御の一例を示す説明図である。
【図8】複数のバルブの組み合わせによる流量を制限す
る様子を示す説明図である。
【図9】一つのバルブのオンオフ時間(デューティ比)変
化により流量を制限する様子を示す説明図である。
【図10】バルブをインバータ制御する様子を示す説明
図である。
【図11】本発明に係るリフロー装置の第2の実施形態
の構成図である。
【図12】リフロー装置の基本動作を説明するフローチ
ャートである。
【図13】第2の実施形態のリフロー装置における降温
制御の手順を示すフローチャートである。
【図14】炉体内温度の時間変化の様子を示す図であ
る。
【図15】本発明に係るリフロー装置の第3の実施形態
の構成図である。
【図16】従来のリフロー装置の概略的な構成を示す図
である。
【図17】従来のリフロー装置の動作を説明するタイム
チャートである。
【符号の説明】
17 炉体 21 制御装置 25 ヒータ(加熱源) 27 炉内温度センサ 31,32 吸込ダクト 35 排気用ブロワ(送風機) 39 排気風量センサ 41 搬入側バルブ 42 搬出側バルブ 45 表示装置 47 ホストコンピュータ 51a,51b,51c,51d 個別排気用バルブ 53a,53b,53c,53d 個別外気導入バルブ 100,200,300 リフロー装置 T 炉体温度 T0 制御目標温度 δ 温度差閾値 ΔT 温度差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27B 9/30 F27B 9/30 9/40 9/40 F27D 19/00 F27D 19/00 Z 21/00 21/00 A H05K 3/34 507 H05K 3/34 507J 507K // B23K 101:42 B23K 101:42 (72)発明者 野々村 勝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 阿部 俊宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4K050 AA08 BA03 BA17 DA06 EA08 4K056 AA05 BA02 BB06 CA04 CA18 DC01 DC15 FA08 FA13 5E319 AA03 AC01 CC36 CD26 CD35 GG15

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉体に設けた基板搬入口から基板を搬入
    し、基板に塗布した半田を、炉体内部に配設した加熱源
    からの熱気により溶融して、実装部品を基板に固着させ
    て基板搬出口に搬出するリフロー装置に対して、基板搬
    入口及び基板搬出口から漏れる炉体内の熱気を、前記基
    板搬入口及び前記基板搬出口の外部に設けた吸込ダクト
    から吸引して装置外部へ排気するリフロー装置の排気制
    御方法であって、 前記各吸込ダクトに接続した送風機を炉体の温度に基づ
    いて制御すると共に、前記各吸込ダクトからの吸引流量
    を、前記送風機と前記各吸込ダクトとの間に介装した制
    御バルブとによって制御することを特徴とするリフロー
    装置の排気制御方法。
  2. 【請求項2】 炉体に設けた基板搬入口から基板を搬入
    し、基板に塗布した半田を、炉体内部に配設した加熱源
    からの熱気により溶融して、実装部品を基板に固着させ
    て基板搬出口に搬出するリフロー装置に対して、前記炉
    体に連通させた吸込ダクトから、炉体内の熱気を吸引し
    て装置外部へ排気するリフロー装置の排気制御方法であ
    って、 前記吸込ダクトに接続した送風機を炉体の温度に基づい
    て制御すると共に、前記各吸込ダクトからの吸引流量
    を、前記送風機と前記各吸込ダクトとの間に介装した制
    御バルブによって制御することを特徴とするリフロー装
    置の排気制御方法。
  3. 【請求項3】 前記炉体の温度を、炉体内に設置した温
    度センサにより検出することを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載のリフロー装置の排気制御方法。
  4. 【請求項4】 前記炉体の温度を、前記基板搬入口及び
    前記基板搬出口に設置した温度センサにより検出するこ
    とを特徴とする請求項1記載のリフロー装置の排気制御
    方法。
  5. 【請求項5】 前記炉体内に装置外部の空気を供給する
    個別外気導入バルブを設け、前記吸込ダクトからの吸引
    に伴って外気を炉体内に供給することを特徴とする請求
    項1〜請求項4のいずれか1項記載のリフロー装置の排
    気制御方法。
  6. 【請求項6】 前記炉体を昇温させる際に、前記炉体の
    温度が予め設定した閾値温度以上に昇温したときに、前
    記送風機を運転開始することを特徴とする請求項1〜請
    求項5のいずれか1項記載のリフロー装置の排気制御方
    法。
  7. 【請求項7】 前記閾値温度が、設定可能な閾値の上限
    を有し、該上限を超える温度の設定を受け付けないこと
    を特徴とする請求項6記載のリフロー装置の排気制御方
    法。
  8. 【請求項8】 前記送風機の運転開始後に、前記炉体の
    温度が予め設定した下限閾値を下回ったときに、この下
    回った炉体部位近傍の前記吸込ダクトに接続された制御
    バルブに対し、流量を減少させる制御を行うことを特徴
    とする請求項1〜請求項7のいずれか1項記載のリフロ
    ー装置の排気制御方法。
  9. 【請求項9】 前記炉体を降温させる際に、前記炉体の
    温度と制御目標温度との温度差が予め設定した温度差閾
    値以上であるときだけに、前記送風機を運転することを
    特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項記載のリ
    フロー装置の排気制御方法。
  10. 【請求項10】 前記炉体の温度と制御目標温度との温
    度差が前記温度差閾値以下となっても、リフロー装置が
    生産可能状態にあるときには前記送風機の運転を続行す
    ることを特徴とする請求項9記載のリフロー装置の排気
    制御方法。
  11. 【請求項11】 前記炉体を降温させる際に、前記炉体
    の温度と制御目標温度との温度差が予め設定した温度差
    閾値以上であるときに、この温度差の生じた炉体部位近
    傍の前記吸込ダクトに接続された制御バルブに対し、他
    の制御バルブと比較して相対的に流量を増加させる制御
    を行うことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか
    1項記載のリフロー装置の排気制御方法。
  12. 【請求項12】 前記制御バルブが、オンオフ制御によ
    り流量制御を行うことを特徴とする請求項1〜請求項1
    1のいずれか1項記載のリフロー装置の排気制御方法。
  13. 【請求項13】 前記制御バルブが、複数のバルブを並
    列接続して、それぞれ個別にオンオフ制御することで流
    量制御を行うことを特徴とする請求項12記載のリフロ
    ー装置の排気制御方法。
  14. 【請求項14】 前記制御バルブが、オン状態とオフ状
    態との時間割合を調整するデューティ制御により流量制
    御を行うことを特徴とする請求項1〜請求項12のいず
    れか1項記載のリフロー装置の排気制御方法。
  15. 【請求項15】 前記送風機が、運転周波数を調整する
    インバータ制御によって流量制御を行うことを特徴とす
    る請求項1〜請求項11のいずれか1項記載のリフロー
    装置の排気制御方法。
  16. 【請求項16】 前記リフロー装置の運転状態を検出し
    て、運転状態に異常を生じたときに該リフロー装置の運
    転を停止することを特徴とする請求項1〜請求項15の
    いずれか1項記載のリフロー装置の排気制御方法。
  17. 【請求項17】 前記運転状態の検出が、前記送風機か
    らの排気風量を検出し、排気風量が所定風量以上である
    かを判定することで行うことを特徴とする請求項16記
    載のリフロー装置の排気制御方法。
  18. 【請求項18】 前記運転状態の検出が、前記送風機か
    らの排気温度を検出し、排気温度が所定温度以上である
    かを判定することで行うことを特徴とする請求項16記
    載のリフロー装置の排気制御方法。
  19. 【請求項19】 前記運転状態の検出結果を、表示装置
    に表示させることを特徴とする請求項15〜請求項18
    のいずれか1項記載のリフロー装置の排気制御方法。
  20. 【請求項20】 炉体に設けた基板搬入口から基板を搬
    入し、基板に塗布した半田を、炉体内部に配設した加熱
    源からの熱気により溶融して、実装部品を基板に固着さ
    せて基板搬出口に搬出する一方、基板搬入口及び基板搬
    出口から漏れる炉体内の熱気を、前記基板搬入口及び前
    記基板搬出口の外部に設けた吸込ダクトから吸引して装
    置外部へ排気するリフロー装置あって、 炉体の温度を検出する温度検出手段と、 前記基板搬入口及び基板搬出口のそれぞれに設けられ、
    基板搬入口及び基板搬出口から漏れ出す炉体内の熱気を
    吸引する吸込ダクトと、 前記各吸込ダクトに接続され吸引した熱気を装置外部に
    排出する送風機と、 前記送風機と前記各吸込ダクトとの間にそれぞれ介装さ
    れ流量を制御する制御バルブと、 前記温度検出手段による検出温度に基づいて、前記送風
    機及び前記各制御バルブの流量制御を行う制御装置とを
    備えたことを特徴とするリフロー装置。
  21. 【請求項21】 炉体に設けた基板搬入口から基板を搬
    入し、基板に塗布した半田を、炉体内部に配設した加熱
    源からの熱気により溶融して、実装部品を基板に固着さ
    せて基板搬出口に搬出する一方、前記炉体に通させた吸
    込ダクトから、炉体内の熱気を吸引して装置外部へ排気
    するリフロー装置であって、 炉体の温度を検出する温度検出手段と、 前記炉体内に接続され、前記炉体内を循環する熱気を吸
    引する吸込ダクトと、 前記各吸込ダクトに接続され吸引した熱気を装置外部に
    排出する送風機と、 前記送風機と前記各吸込ダクトとの間にそれぞれ介装さ
    れ流量を制御する制御バルブと、 前記温度検出手段による検出温度に基づいて、前記送風
    機及び前記各制御バルブの流量制御を行う制御装置とを
    備えたことを特徴とするリフロー装置。
  22. 【請求項22】 前記炉体が、前記基板の搬送方向に沿
    って複数の加熱ゾーンに分割され、各加熱ゾーンのそれ
    ぞれに前記吸込ダクトを接続していることを特徴とする
    請求項21記載のリフロー装置。
  23. 【請求項23】 前記複数の加熱ゾーンのそれぞれに、
    装置外部の空気を供給する個別外気導入バルブを備えた
    ことを特徴する請求項22記載のリフロー装置。
  24. 【請求項24】 前記温度検出手段が、前記炉体内に設
    けられていることを特徴とする請求項20〜請求項23
    のいずれか1項記載のリフロー装置。
  25. 【請求項25】 前記温度検出手段が、前記基板搬入口
    及び前記基板搬出口のそれぞれに設けられていることを
    特徴とする請求項20記載のリフロー装置。
  26. 【請求項26】 前記吸込ダクトに設けた制御バルブ
    が、一つの電磁バルブからなり、該電磁バルブをオンオ
    フ制御することによって気体の通過又は非通過を制御す
    ることを特徴とする請求項20〜請求項25のいずれか
    1項記載のリフロー装置。
  27. 【請求項27】 前記制御バルブが複数の電磁バルブか
    らなり、それぞれの電磁バルブのオンオフ制御によって
    気体の流量を制御することを特徴とする請求項26記載
    のリフロー装置。
  28. 【請求項28】 前記吸込ダクトに設けた制御バルブ
    が、一つの電磁バルブからなり、該電磁バルブのオン状
    態とオフ状態との時間割合を調整するデューティ制御に
    より気体の流量を制御することを特徴とする請求項20
    〜請求項25のいずれか1項記載のリフロー装置。
  29. 【請求項29】 前記送風機の運転周波数を調整して前
    記吸込ダクトを通過する気体の流量を制御するインバー
    タ装置を備えたことを特徴とする請求項20〜請求項2
    5のいずれか1項記載のリフロー装置。
  30. 【請求項30】 前記制御装置が、シリアル接続又はパ
    ラレル接続によりホストコンピュータに接続されている
    ことを特徴とする請求項20〜請求項29のいずれか1
    項記載のリフロー装置。
  31. 【請求項31】 前記送風機の前記熱気の排気側に、排
    気風量を検出する排気風量センサを設け、前記制御装置
    が前記排気風量センサの検出結果に基づいて運転状態の
    正常又は異常を判定することを特徴とする請求項20〜
    請求項30のいずれか1項記載のリフロー装置。
  32. 【請求項32】 前記送風機の前記熱気の排気側に、排
    気温度を検出する排気温度センサを設け、前記制御装置
    が前記排気温度センサの検出結果に基づいて運転状態の
    正常又は異常を判定することを特徴とする請求項20〜
    請求項30のいずれか1項記載のリフロー装置。
  33. 【請求項33】 前記運転状態の判定結果を表示する表
    示装置を備えたことを特徴とする請求項31又は請求項
    32記載のリフロー装置。
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