JP2003068127A - 照明器具用セードの取付構造 - Google Patents

照明器具用セードの取付構造

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JP2003068127A
JP2003068127A JP2001253564A JP2001253564A JP2003068127A JP 2003068127 A JP2003068127 A JP 2003068127A JP 2001253564 A JP2001253564 A JP 2001253564A JP 2001253564 A JP2001253564 A JP 2001253564A JP 2003068127 A JP2003068127 A JP 2003068127A
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lighting
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fixture
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JP2001253564A
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Shinji Toyoda
伸二 豊田
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Koizumi Sangyo Co Ltd
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Koizumi Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造によって、着脱時あるいは装着さ
れた状態において、セードに無理な負荷がかからず、セ
ードの変形や割れ等の発生を防止するとともに、セード
内に雨水等が浸水しずらくできる。また、仮に、セード
内に雨水等が浸水した場合であっても、セード内に水が
溜まりにくい照明器具用セードの取付構造を提供する。 【解決手段】 照明ランプ3を保持し、壁面に固定され
る器具本体1と、前記器具本体1に取付けられて、前記
照明ランプ3を覆うセード5と、を備えた屋外で用いら
れる照明器具において、前記セード5が、上側で前記器
具本体1に対して固定される固定部が設けられ、少なく
ともセード5の上側以外に負荷がかからない状態で取付
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面に取付けられ
る照明器具の照明器具用セードの取付構造に関し、特に
屋外で用いられる照明器具用セードの取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】屋外の壁面に取付けられる照明器具とし
ては、例えば、特開平8−273422号公報や、実公
平6−2166号公報に開示されているものがある。
【0003】特開平8−273422号公報に開示され
ているものは、屋外で使用されるものについてであり、
略垂直をなす二方向での取付のいずれの状態において
も、内部に浸入した水が外部に排出され易い構造とした
ものである。具体的には、グローブ(セード)に設けら
れた一対のネジ挿通孔と、器具本体に設けられた一対の
グローブ取付部との位置をずらすことによってグローブ
(セード)を取付けたときに、壁面に対して下側に隙間
が形成され、グローブ(セード)内に浸水した場合であ
っても、グローブ(セード)内の水が排水されるような
構造となっている。
【0004】また、実公平6−2166号公報は、器具
本体の背面をパッキンを介して壁面に固定して、照明器
具を設置し、セードの下部に螺進自在に設けられたツマ
ミネジの上端を、器具本体に形成されている当接片の下
面に当接してツマミネジを回動して当接片を上方に押圧
することにより、セードを下方に移動させてそのセード
の背面側上部のテーパー面をパッキンの上部前面側端縁
に密着させて、セードとパッキンとの間を密着させて防
水性能を高めたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、このような照
明器具においては、セードを器具本体に被せて装着する
ため、セードの内周は器具本体の外周よりも少し大きめ
に形成してある。これは、セードと器具本体との製造時
の寸法のバラツキや伸縮等でセードが器具本体に装着で
きなくなることを防ぐためである。しかしながら、特開
平8−273422号公報に開示されている種の照明器
具は、セードの上下若しくは左右に設けられたネジによ
ってセードを器具本体に固定するため、セードに対して
上下ニ方向若しくは左右ニ方向からネジによる締め付け
による負荷が作用することになる。このため、ネジの締
め付け時や締め付け後セードへの無理な負荷によって、
セードに変形や割れ等が発生することがあった。また、
例えば、セードの上下方向からネジによってセードを器
具本体に取付ける場合、下側から先にネジ締めすると、
セードの上側に隙間が生じやすく、雨水等が浸水しやす
く、さらには、セードと器具本体の嵌合部分の下側に隙
間が形成されにくいため、浸水した雨水等が排水されず
に、照明器具内に溜まってしまい、照明器具の絶縁低下
や器具本体等に錆が発生するという問題があった。
【0006】また、実公平6−2166号公報に開示さ
れている種の照明器具の場合は、セードの下側からの1
点で締め付けるものであるが、取付時には、セードの上
側にも負荷がかかった状態で取付けられる。つまり、前
述の特開平8−273422号公報に記載された照明器
具と同じく上下二方向からセードに負荷がかかることに
なり、前述の特開平8−273422号公報に記載され
た照明器具と同様に、セードに無理な負荷がかかり、セ
ードに変形や割れ等が発生することがあった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、簡単な構造によって、着脱時あるいは装着され
た状態において、セードに無理な負荷がかからず、セー
ドの変形や割れ等の発生を防止するとともに、セード内
に雨水等が浸水しずらくできる。また、仮に、セード内
に雨水等が浸水した場合であっても、セード内に水が溜
まりにくい照明器具用セードの取付構造を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の請求項1に記載の照明器具用セードの取付構
造は、照明ランプを保持し、壁面に固定される器具本体
と、前記器具本体に取付けられて、前記照明ランプを覆
うセードと、を備えた屋外で用いられる照明器具におい
て、前記セードが、上側で前記器具本体に対して固定さ
れる固定部が設けられ、少なくともセードの上側以外に
負荷がかからない状態で取付けられているものである。
このような構成によると、少なくともセードの上側以外
に負荷がかからない状態で取付けることができるため、
例えば、セードの内周と器具本体の外周寸法が大きく異
なっていたり、セードが伸縮した場合であっても、セー
ドを変形させるような無理な負荷がかからず、セードの
変形や割れ等の発生を抑制できる。また、セードを器具
本体に対して上側で固定するため、セードの上側におけ
るセードと器具本体との間に隙間が形成されにくく、風
等によるセードのがたつきを防止できるとともに、雨水
等の浸水を抑制できる。加えて、上側以外は負荷がかか
らない状態であるため、上側で締結すると、セードが下
側に移動し、セードの下側に隙間を有した状態で固定さ
れる。これによって、仮に照明器具内に雨水が浸水した
場合であっても排水され、照明器具内に水が溜まること
がなく、照明器具の絶縁低下や器具本体の錆の発生を防
止できる。さらに、セードを上側のみで固定できる構造
であるため、セードの意匠の自由度を高めることができ
ると共に、セード固定部が外部から目立ちにくいのでセ
ードの意匠性を向上できる。
【0009】請求項2に記載の照明器具用セードの取付
構造は、請求項1において、セード可動防止手段が設け
られているものである。このような構成によると、簡単
な構造で、ランプ交換や清掃時、使用者がセードを取り
外す際に、間違って固定部分を解除せずに、セードを無
理に引っ張ったりして、照明器具を破損してしまうこと
を防止することができる。
【0010】請求項3に記載の照明器具用セードの取付
構造は、請求項2において、前記器具本体は、壁面に沿
って固定される底部と、該底部から立ち上げられた側部
と、該側部から前記底部と略平行に外方に伸びる鍔部
と、で構成され、前記側部の上側とこれに被さるセード
の間に前記固定部が設けられてなり、前記側部に孔が形
成されていない構造である。このような構成によると、
器具本体の側部に孔が形成されず、器具本体内に雨水等
が浸水しにくい構造とできる。
【0011】請求項4に記載の照明器具用セードの取付
構造は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、前記セー
ドは、器具本体側開口部に複数の取付板が隙間を形成す
るように設けられ、前記セードが前記器具本体に装着さ
れた時に、前記隙間が少なくとも下側に位置するように
形成されているものである。このような構成によると、
セードが下側に移動する取付構造に加え、照明器具内に
浸入した雨水等が排水されやすい構造とできる。また、
複数の取付板を組み合わせて設けることで隙間を形成す
るため、取付板に孔や切り欠き等を別途加工する手間を
要せず、製造工程の効率化が可能となる。
【0012】請求項5に記載の照明器具用セードの取付
構造は、請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記セー
ドを前記器具本体に天地関係なく取付けることができる
ものである。このような構成によると、セードを器具本
体に取付ける時にセードの天地を考える必要がないた
め、セードを器具本体に容易に取付けることができる。
また、セードの構造を簡単なものとすることができるの
で、製造工程の効率化が可能となる。また、特に、セー
ドの意匠が上下対称でない場合、セードを天地関係なく
取付けられるため、セードを2通りの意匠とすることが
でき、セードの意匠性を向上できる。
【0013】請求項6に記載の照明器具用セードの取付
構造は、請求項3において、前記固定部は、ネジ孔を有
し、前記器具本体に設けられた板部材と、前記セードの
枠に設けられたネジ挿通孔と、該ネジ挿通孔を挿通する
ネジと、を備えてなるものである。このような構成によ
ると、器具本体の側部に孔を開ける必要がなくなり、器
具本体を雨水等が浸水しにくい構造とできる。また、ネ
ジによって固定するため、簡単な構造で、セードを器具
本体に確実に固定することができる。
【0014】請求項7に記載の照明器具用セードの取付
構造は、請求項2において、前記セード可動防止手段
は、前記器具本体若しくは前記セードのいずれか一方に
設けられた第1部材と、他方に設けられた第2部材とで
構成されてなり、前記第1部材と前記第2部材とが係合
することによって前記セードの可動防止をするものであ
る。このような構成によると、簡単な構造で、ランプ交
換や清掃時、使用者がセードを取り外す際に、間違って
固定部分を解除せずに、セードを無理に引っ張ったり、
照明器具を破損してしまうことを防止することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る照明器具用セ
ードの取付構造の実施の形態の一例を図面を参照しつつ
説明する。図1は、本実施形態例に係る照明器具用セー
ドの取付構造を説明するための図である。本実施形態例
に係る照明器具は、器具本体1と、器具本体1に設けら
れた電源線接続装置2と、照明ランプ3と、照明ランプ
3のソケット4と、器具本体1に取付けられて、これら
を覆うセード5と、で構成されている。
【0016】器具本体1は、板金製であって、例えば、
プレス加工や絞り加工等により形成されてなる。器具本
体1は、壁面に沿って固定される略四角形の板状の底部
6と、底部6の周縁から略垂直に立ち上げられた側部7
と、側部7から底部6と略平行に外方に延びる鍔部8と
で構成されている。底部6の略中央には、図示省略する
電源線が挿通される孔9が形成されている。底部6の裏
面側には防水性能を有するゴムパッキン10を当接させ
て壁面に防水取付けできるようにされている。そして、
その取付方向が注意ラベルである方向指定ラベル11の
矢印等により指定表示されている。なお、器具本体1
は、板金製に限定されるものではなく、樹脂等によって
成形されているものであってもよい。
【0017】器具本体1の側部7には、図2に示すよう
に、その上側の略中央に、固定部となるネジ孔を有した
断面L字状の板部材12が設けられ、セード5の枠15
の上側の略中央に、板部材12のネジ孔に挿通される取
付ネジ18が通るネジ挿通孔19aが設けられている。
この板部材12と、取付ネジ18と、セード5の枠15
に形成されたネジ挿通孔19aで固定部を構成してい
る。また、このように、ネジ孔を有した板部材12を取
付けることによって器具本体1の側部7(図1参照)に
孔を開けることがなくなり、照明器具内へ雨水等が浸水
しにくい構造とできる。
【0018】また、器具本体1の下側の略中央にはセー
ド可動防止手段21となる、第1部材14と、第2部材
19bが設けられている。第1部材14は、ピン13を
有した断面L字状の板材で形成されている。第2部材1
9bは、ピン13が挿通する孔となっており、セード5
の枠15に設けられている。そして、この第1部材14
に設けられたピン13と、ピン13が挿通する孔(第2
部材)19bとが係合することで、セード5の可動が防
止されている。
【0019】ここで、板部材12及び第1部材14は、
底部6の裏面側に、ネジ、ろう付け、溶接等の任意の方
法で固定することができる。また、セード5の枠15に
形成する孔19aと、孔(第2部材)19bとを略同一
径の孔とすることによって、セード5の天地を考えるこ
となく、セード5を器具本体1に取付けることができ
る。さらに、セード5の取付方向に関係なくセード5の
枠15の上下に略同一径の孔を形成するだけで良くなる
ため、製造工程の効率化が可能となる。なお、器具本体
1を樹脂等にて成形すると、板部材12及び第1部材1
4を底部6に一体に成形することもできる。
【0020】そして、図1に示すように、この器具本体
1の底部6には、電源線接続装置2、ソケット4等が設
けられており、これら、電源線接続装置2、ソケット4
及び図示省略する電源線が電気的に接続されている。
【0021】セード5は、図1に示すように、透光性を
有する材料、例えば、乳白色のアクリル樹脂等で、器具
本体側が開口する筐体に形成されている。セード5の枠
15には、木や、ステンレス等の金属を使用することが
できる。本実施形態例に係る照明器具の取付構造では、
セード5に負荷がかからないため、木枠等であっても、
割れが発生することがなく、好みのデザインに合わせて
適宜枠15の材質を選択することができる。
【0022】また、セード5の枠15は、その内周が器
具本体1の鍔部8の外周よりもやや大きくなるように形
成されている。そして、セード5の枠15の器具本体側
開口部には、断面略L字状の取付板16が設けられてい
る(図2参照)。この取付板16は、ステンレス等の金
属で形成され、図4に示すようにセード5の枠15の器
具本体側開口部に上下の取付板16aが、左右の取付板
16bの内側になるように夫々取付けられている。この
ように、取付板16a,16bが重ね合わされて設けら
れることによって、セード5の角部において、隙間30
が形成されている。このように、取付板16aと取付板
16bとを、角部において重ね合わせて組み合わせるこ
とによってセード5の角部に隙間30を設けることがで
きると共に、内周側においては、鍔部8と取付板16b
との間に隙間22を設けることができる。これら取付板
16は、器具本体1の鍔部8と当接し、セード5を取付
ける時の位置決めを行うと共に、セード5の強度を補強
する役割も果たしている。
【0023】本実施形態例に係る照明器具は以上のよう
に構成されている。次に、図1を参照しつつ、本実施形
態例に係る照明器具の壁面等への取付方法について説明
する。
【0024】まず、壁面に当接する裏面に防水性を有し
たゴムパッキン10が貼付された底部6に、図示しない
電源線を器具本体1の略中央に設けられている孔9に通
し、電源線接続装置2と電気的に接続する。そして、壁
面の所定位置に底部6に貼付された方向指定ラベル11
の向きに合わせて配置し、ネジ等の締結部材を器具本体
1に設けられている取付孔17a,17bを通して取付
ける。次いで、照明ランプ3をソケット4に取付ける。
次に、セード5の下側の枠15に設けられている孔(第
2部材)19bに、器具本体1の側部7の下側に設けら
れた第1部材14のピン13を通し、枠15を器具本体
1の鍔部8に合わせてはめ込み、枠15の上側から取付
ネジ18で取付ける。
【0025】セード5を器具本体1に取付けた状態の側
面断面図を図2に、裏面側からの斜視図を図3に示す。
【0026】図2、図3に示すように、セード5の上側
の固定部20では、取付ネジ18で締結することによっ
て、枠15の器具本体側開口部に設けられている取付板
16と、器具本体1の鍔部8の先端とが隙間なく当接し
た状態で固定される。このため、がたつきを防止できる
とともに、雨水等が浸水しにくい状態とできる。また、
このとき、セード5の下側では、セード可動防止手段2
1の第1部材14と孔(第2部材)19bとが係合した
状態となっている。すなわち、セード5の枠15に設け
られた孔(第2部材)19bに器具本体1に取付けられ
た第1部材14のピン13が挿通しただけの状態である
ため、取付ネジ18の締め付けによっても、セード5の
下側には負荷がかからない状態で取付けられる。さら
に、セード5は、上側以外は負荷がかからない状態であ
るため、取付ネジ18を締め付けることによって、この
取付ネジ18の締結方向とは逆方向(下側)に移動す
る。そのため、照明器具の下側においては、器具本体1
の鍔部8の端部と、セード5の枠15の器具本体側開口
部に設けられた取付板16bとの間に隙間が形成され
る。さらに、このセード5の枠15の下側に設けられた
取付板16bは、図4に示すように、セード5の左右に
設けられた取付板16aの内側となるように取付けられ
ているため、セード5の角部においては、図5に示すよ
うに、器具本体1の鍔部8は取付板16aと当接する。
しかしながら、取付板16aの内周側では、取付板16
bと器具本体1の鍔部8のとの間には、取付板16aの
厚さ分の隙間22が形成される。また、セード5の角部
にはこれら取付板16a、16bが重ね合わされて設け
られることで形成されている隙間30は(図4参照)、
セード5が下側に移動するため、器具本体1の鍔部8に
よって塞がれる事がない。このため、仮に雨水等が照明
器具内に浸水した場合であっても、これら隙間22及び
隙間30から排水されて照明器具内に溜まることがな
い。このため、照明器具の絶縁低下や器具本体1の錆の
発生を防ぐことができる。
【0027】また、セード5は、上側で固定され、上側
以外には負荷がかからない状態で取付けられているが、
図に示すように、第1部材14のピン13が、セード5
の枠15に形成された孔(第2部材)19bを挿通して
いるため、壁面に対して前後左右方向の動きは拘束され
る。また、セード5の左右の枠15の内周に設けらてい
る取付板16aと、器具本体1の左右の鍔部8とが互い
に干渉しあうため、セード5の上側に設けられた固定部
20の取付ネジ18を螺進して締結する時に、取付ネジ
18の締め付けに合わせてセード5が取付ネジ18を中
心として回動することを防止できる。さらに、第1部材
14のピン13がセード5の下側から見えることから、
セード5を取り外す時に、上側の取付ネジ18に気付か
ず、取付ネジ18を解除することなく、無理やり引っ張
ったりして、照明器具を破損してしまうことを防止で
き、セード5の取り外し時の割れ等を防止できる。
【0028】このように、セード5は、上側は隙間なく
固定され、下側では隙間22及び隙間30を有した状態
で固定されるため、仮に雨水等がセード5内に浸水した
場合であっても、照明器具の下側のセード5の器具本体
側開口部の内周に設けられる取付板16bと器具本体1
の鍔部8との間に形成されている隙間22及び取付板1
6aと取付板16bとを重ね合わせて設けることによっ
て形成される隙間30から排水されるため、照明器具内
に水が溜まることを抑制できる。また、前後左右方向の
がたつきもなく固定されるため、屋外で使用した場合で
あっても、風等によってがたつくことがなく、長期間安
定した状態で壁面に固定することができる。また、セー
ド5は上側で固定されているため、固定時に締め付けた
場合であっても、セード5に負荷がかからず、固定時の
締付け力や、セード5が伸縮したりした場合であって
も、セード5に変形や割れ等が発生することを抑制でき
る。
【0029】また、セード5を器具本体に固定する固定
部や、セード可動防止手段が、セード5と器具本体1と
の間に設けられ、外部からは目立ちにくいため、セード
5の意匠性を高めることができる。また、セード5を上
側でのみ固定するため、簡単な構造での着脱が可能とな
り、また、セード5の形状にこだわる必要がなくなり、
セード形状を本実施形態例に示すような筐体状のもので
なく、ボール状等にすることもできる。
【0030】なお、本発明に係る照明器具用セードの取
付構造は、前述の実施形態例に限定されるものではな
く、以下のようにすることもできる。例えば、セード可
動防止手段21を構成する第1部材14と第2部材19
bとを逆となるような構造とすることもできる。すなわ
ち、第1部材14に孔を設け、第2部材19bにピンを
セード内周側に向けて立てるようにすることもできる。
【0031】また、図6に示すように、セード可動防止
手段として、器具本体1の下側において、鍔部8の端部
に側部7と略平行の突出板23を設け、さらに、セード
5の枠体15にセードの内側に向って延びる突起24を
設け、これら突出板23及び突起24とを夫々第1部
材、第2部材とすることができる。そして、これらを係
合することで、セード5の壁面に対して前後方向の可動
を抑制することができる。
【0032】また、図7に示すように、セード可動防止
手段として、板25や溝26を夫々第1部材、第2部材
とすることもできる。なお、これらセード可動防止手段
21は、セード5の下側に設けた例についてのみ説明し
てきたが、セード5が、セード5の上側に設けられた取
付ネジ18の締結によってその締結方向と逆方向(下
側)に移動できるのであれば、セード5の左右両側のい
ずれか一方若しくは両方に設ける構造とすることもでき
る。
【0033】さらに、特に、セード可動防止手段を設け
ない場合であっても、器具本体1の鍔部8の端部とセー
ド5の器具本体側開口部の内周に設けられた取付板16
aとが干渉しあうため、セード5の上側に設けられた固
定部20の取付ネジ18を螺進して締結する時に、取付
ネジ18の締め付けに合わせてセード5が取付ネジ18
を中心にして回動することを防止できる。
【0034】また、前述の実施形態例では、固定部20
は、セード5の上側の略中央部に1箇所のみ設けた場合
について説明したが、固定部20は、上側1箇所に限定
されるものでなく、セード5の上側であれば、2箇所又
はそれ以上であってもよい。また、固定部は取付ネジ1
8等によって構成することが製造コスト等を考慮すると
好ましいが、他の固定手段を用いることも可能である。
【0035】また、セード5の器具本体側開口部に設け
られる取付板16a,16bは、器具本体側開口部に隙
間が形成され、その隙間がセードが器具本体に装着され
た時に下側に位置するように設けられていれば、前述の
実施形態例に示すようにセード5の角部において重ね合
わせられるように設ける必要はなく、例えば、図8に示
すように、セード5の角部において、重ね合わせること
なく設けられていてもよい。このように、複数の板を隙
間が形成されるように取付けることで、照明器具内に浸
水した水を排水しやすい構造とできる。すなわち、取付
板16a,16bに別途排水用の孔や切り欠きを加工す
る必要がないため、製造工程の効率化が可能となる。も
ちろん、取付板16を一体に形成し、一部に隙間の代わ
りに孔や切り欠きを設けるようにすることもできる。
【0036】なお、本発明に係る照明器具用セードの取
付構造は、屋外での使用のみならず、屋内でも使用する
ことはできる。屋内で使用する場合、セード内への浸水
を考慮する必要もないことから、例えば、セードを器具
本体に対して固定する固定部を下側にし、セード可動防
止手段を上側に設け、セードの上側に負荷がかからない
状態で壁面に取付けることもできる。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
請求項1の発明によると、少なくともセードの上側以外
に負荷がかからない状態で取付けることができるため、
例えば、セードの内周と器具本体の外周寸法が大きく異
なっていたり、セードが伸縮した場合であっても、セー
ドを変形させるような無理な負荷がかからず、セードの
変形や割れ等の発生を抑制できる。また、セードを器具
本体に対して上側で固定するため、セードの上側におけ
るセードと器具本体との間に隙間が形成されにくく、風
等によるセードのがたつきを防止できるとともに、雨水
等の浸水を抑制できる。加えて、上側以外は負荷がかか
らない状態であるため、上側で締結すると、セードが下
側に移動し、セードの下側に隙間を有した状態で固定さ
れる。これによって、仮に照明器具内に雨水が浸水した
場合であっても排水され、照明器具内に水が溜まること
がなく、照明器具の絶縁低下や器具本体の錆の発生を防
止できる。さらに、セードを上側のみで固定できる構造
であるため、セードの意匠の自由度を高めることができ
ると共に、セード固定部が外部から目立ちにくいのでセ
ードの意匠性を向上できる。
【0038】請求項2の発明によると、ランプ交換や清
掃時、使用者がセードを取り外す際に、間違って固定部
分を解除せずに、セードを前方に無理に引っ張ったりし
て、照明器具を破損してしまうことを防止することがで
きる。
【0039】請求項3の発明によると、器具本体の側部
に孔が形成されず、器具本体内に雨水等が浸水しにくい
構造とできる。
【0040】請求項4の発明によると、セードが下側に
移動する取付構造に加え、照明器具内に浸入した雨水等
が排水されやすい構造とできる。また、複数の取付板を
組み合わせて設けることで隙間を形成するため、取付板
に孔や隙間等を別途加工する手間を要せず、製造工程の
効率化が可能となる。
【0041】請求項5の発明によると、セードを器具本
体に取付ける時にセードの天地を考える必要がないた
め、セードを器具本体に容易に取付けることができる。
また、セードの構造を簡単なものとすることができるの
で、製造工程の効率化が可能となる。また、特に、セー
ドの意匠が上下対称でない場合、セードを天地関係なく
取付けられるため、セードを2通りの意匠とすることが
でき、セードの意匠性を向上できる。
【0042】請求項6の発明によると、器具本体の側部
に孔を開ける必要がなくなり、器具本体を雨水等が浸水
しにくい構造とできる。また、ネジによって固定するた
め、簡単な構造で、セードを器具本体に確実に固定する
ことができる。
【0043】請求項7の発明によると、簡単な構造で、
ランプ交換や清掃時、使用者がセードを取り外す際に、
間違って固定部分を解除せずに、セードを無理に引っ張
ったりして、照明器具を破損してしまうことを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る照明器具用セードの取付構造の実
施形態の一例を説明するための斜視図である。
【図2】本発明に係る照明器具用セードの取付構造の実
施形態の一例の取付け状態の断面側面図である。
【図3】本発明に係る照明器具用セードの取付構造の実
施形態の一例の取付け状態の裏面側からの斜視図であ
る。
【図4】本発明に係る照明器具用セードの取付構造の実
施形態の一例におけるセードの器具本体側開口部に設け
られる取付板の構造の一例を示す図である。
【図5】本発明に係る照明器具用セードの取付構造の実
施形態の一例の取付け状態のセードの角部の断面側面図
である。
【図6】本発明に係る照明器具用セードの取付構造のセ
ード可動防止手段の他の実施形態例を説明するための図
である。
【図7】本発明に係る照明器具用セードの取付構造のセ
ード可動防止手段の他の実施形態例を説明するための図
である。
【図8】本発明に係る照明器具用セードの取付構造の実
施形態の一例におけるセードの器具本体側開口部に設け
られる取付板の構造の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 器具本体 3 照明ランプ 5 セード 6 底部 7 側部 8 鍔部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明ランプを保持し、壁面に固定される
    器具本体と、前記器具本体に取付けられて、前記照明ラ
    ンプを覆うセードと、を備えた屋外で用いられる照明器
    具において、前記セードが、上側で前記器具本体に対し
    て固定される固定部が設けられ、少なくともセードの上
    側以外に負荷がかからない状態で取付けられている照明
    器具用セードの取付構造。
  2. 【請求項2】 セード可動防止手段が設けられている請
    求項1に記載の照明器具用セードの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記器具本体は、壁面に沿って固定され
    る底部と、該底部から立ち上げられた側部と、該側部か
    ら前記底部と略平行に外方に伸びる鍔部と、で構成さ
    れ、前記側部に孔が形成されていない構造である請求項
    1又は2に記載の照明器具用セードの取付構造。
  4. 【請求項4】 前記セードは、器具本体側開口部に複数
    の取付板が隙間を形成するように設けられ、前記セード
    が前記器具本体に装着された時に、前記隙間が少なくと
    も下側に位置するように形成されている請求項1乃至3
    のいずれかに記載の照明器具用セードの取付構造。
  5. 【請求項5】 前記セードを前記器具本体に天地関係な
    く取付けることができる請求項1乃至4のいずれかに記
    載の照明器具用セードの取付構造。
  6. 【請求項6】 前記固定部は、ネジ孔を有し、前記器具
    本体に設けられた板部材と、前記セードの枠に設けられ
    たネジ挿通孔と、該ネジ挿通孔を挿通するネジと、を備
    えてなる請求項3に記載の照明器具用セードの取付構
    造。
  7. 【請求項7】 前記セード可動防止手段は、前記器具本
    体若しくは前記セードのいずれか一方に設けられた第1
    部材と、他方に設けられた第2部材とで構成されてな
    り、前記第1部材と前記第2部材とが係合することによ
    って前記セードの可動防止をする請求項2に記載の照明
    器具用セードの取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014207096A (ja) * 2013-04-11 2014-10-30 パナソニック株式会社 照明器具

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JP2014207096A (ja) * 2013-04-11 2014-10-30 パナソニック株式会社 照明器具

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