JP2003068013A - デジタルオーディオ信号の処理 - Google Patents

デジタルオーディオ信号の処理

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JP2003068013A
JP2003068013A JP2002099094A JP2002099094A JP2003068013A JP 2003068013 A JP2003068013 A JP 2003068013A JP 2002099094 A JP2002099094 A JP 2002099094A JP 2002099094 A JP2002099094 A JP 2002099094A JP 2003068013 A JP2003068013 A JP 2003068013A
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Paul Anthony Frindle
アンソンリー フリンドル、ポール
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    • H03G9/005Combinations of two or more types of control, e.g. gain control and tone control of digital or coded signals
    • HELECTRICITY
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    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G7/00Volume compression or expansion in amplifiers
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    • H03G9/02Combinations of two or more types of control, e.g. gain control and tone control in untuned amplifiers
    • H03G9/025Combinations of two or more types of control, e.g. gain control and tone control in untuned amplifiers frequency-dependent volume compression or expansion, e.g. multiple-band systems

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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】 デジタルオーディオ処理装置は、少なく
とも1つのデジタルマッピング器を備え、各入力サンプ
ル値に対して、擬似的に時間不変の伝達関数を適用する
ことにより、出力デジタルサンプル値のシーケンスを生
成する。伝達関数は、入力デジタルオーディオ信号にお
けるピーク信号レベルに対する実効値の信号レベルの比
率が、出力デジタルオーディオ信号におけるピーク信号
レベルに対する実効値の信号レベルの比率よりも低くな
るように、設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルオーディ
オ信号の処理に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの近代的なオーディオ信号処理装置
は、オーディオ処理動作を、アナログ信号ではなく、サ
ンプリングされたデジタルオーディオ信号において行
う。デジタルオーディオ信号は、離散的であるととも
に、電圧レベルを正確に表しており、オーディオ信号の
品質を落とさずに繰り返しコピーすることができるとい
う点で、アナログ信号よりも優れている。また、デジタ
ル符号化されたデータには、再生する前に誤り訂正技術
を適用することができ、さらに、ある種の雑音を除去す
ることができる。オーディオ信号をデジタル信号として
一旦記録すると、そのデジタルオーディオデータは、あ
る特定の時間帯に制限されずに、自由に操作及び処理す
ることができる。デジタルオーディオ記録装置の一例と
して、コンパクトディスクがある。
【0003】アナログオーディオ信号は、パルスコード
変調(PCM)として知られている技術を用いて、等価
的なデジタル信号に変換することができる。PCM技術
においては、アナログ信号は、所望のオーディオ帯域幅
が得られるように高い周波数で等間隔にサンプリングさ
れる。CDの場合、規定されているオーディオ帯域幅
は、20Hzから20kHzであり、典型的には、4
4.1kHzのサンプリング周波数が用いられる。量子
化として知られている処理においては、サンプリングさ
れた瞬間の信号レベルが測定され、2進数の最も近い値
として数値的に表される。電圧値を連続した領域から有
限な数の離散的なレベルにマッピングすることにより、
量子化誤差が生じる。1サンプル当たりのビット数を多
くすると、量子化誤差は小さくなる。民生用のオーディ
オアプリケーションでは、典型的には16ビットが用い
られており、それによって、216個の電圧レベルを表
すことができる。
【0004】アナログテープのダイナミックレンジが僅
か40dBであるのに対し、CDのダイナミックレンジ
は、比較的広く、典型的には90dBよりも広い。
【0005】聴覚の原理は複雑であり、余りよく理解さ
れていないが、音の大きさに関して、耳は高いレベルの
音よりも標準レベルの音によく反応すると提案されてい
る。
【0006】略全ての音響装置では、音が小さい部分が
聴取者に聞こえるとともに、音が大きい部分では歪みが
生じず、あるいは装置が壊れないことを保証するため
に、オーディオ信号のダイナミックレンジを制御する必
要がある。音量は、一般的に、最高のピーク値によって
快適な聴取レベルに調整することが提案されており、ダ
イナミックレンジが広いと、より音が小さい部分は、余
りにも音が小さ過ぎて、聴取者が識別することができな
い。ダイナミックレンジを縮小する処理は、ダイナミッ
クス処理(dynamics processing)として知られてお
り、オーディオ信号に適用される利得(gain)の非線形
調整(すなわち「圧縮」)を含んでいる。典型的には、
圧縮により、再生時に、オーディオ信号はより大きく聞
こえる。
【0007】圧縮器は、入力端子と、出力端子と、レベ
ル又はピーク検出器から利得制御信号が供給される少な
くとも1つの制御端子を有する電圧制御増幅器である。
圧縮が開始される信号レベルは、閾値として知られてい
る。圧縮を開始する閾値は、ブーストが生じる点よりも
下の点を決めている。圧縮を停止する閾値は、圧縮を低
減させる点よりも上の点を決めている。閾値よりも高い
範囲において、入力レベルのNdBの変化に対して出力
レベルが1dB変化する圧縮器は、N:1の圧縮率を有
する。圧縮率は、典型的には2:1又は4:1である。
【0008】圧縮は、各入力サンプルに対し、独立して
適用されない。変化の開始と圧縮が開始される時点まで
の遅延は、アタック(attack)として知られる。立ち下
がり変化と圧縮器が圧縮を停止する状態に戻るまでの遅
延は、リリース(release)あるいはデケイ(decay)と
して知られている。
【0009】アタックに時間がかかり過ぎると、信号は
「クリップ(clip)」され、アタックが余りにも短い
と、聴取者に対するオーディオコンテンツの生き生きと
した印象がなくなる。リリース時間は、圧縮器が過度の
歪みを生じさせずに処理することができる周波数を決定
する。リリース時間の逆数以下の周波数では、歪みが大
きくなり、例えばリリース時間が10msに対しては、
100Hz以下の歪みが増大する。全てのオーディオ信
号に対して、ただ1つのアタック/リリースが適用され
ることはないので、各オーディオ帯域の信号が供給され
る複数のスプリットバンド圧縮器がときには用いられ、
個々の圧縮器のアタック及びリリースは、特定の帯域に
最適化されている。
【0010】FIG.1は、従来のダイナミックスプロ
セッサの構成を示すブロック図である。入力デジタルオ
ーディオ信号は、ピーク/レベル検出器10に供給さ
れ、ピーク/レベル検出器10の出力信号5は、入力信
号としてダイナミックス処理器20に供給される。ダイ
ナミックス処理器20は、生成される利得制御値と入力
デジタルオーディオ信号の検出された包路線との間の関
係に依存して、様々な異なるダイナミックス処理関数を
生成する。
【0011】再生オーディオ音を聴取者に大きく聞かせ
るために、時間領域における圧縮動作を含むそのような
技術が用いられる。オーディオ信号の再生音を大きくす
る同様のアナログ技術は、放送業界において長年活用さ
れており、例えば、FM周波数偏移が同様に制限されて
いても、ある特定のラジオ局の音をその競争局よりも大
きくすること等に用いられている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】PCMデジタル記録の
再生における出力電圧レベルは、各サンプル値を符号化
するのに用いられるビット数により定まる量子化レベル
の数によって、制約される。最大出力電圧は、最大2進
サンプル値によって決まり、離散的な電圧レベルは、典
型的には等間隔に配置される。最大出力電圧よりも高い
電圧レベルは、常に「クリッピング」として知られてい
る波形歪みを生じさせる。
【0013】入力包路線の閾値をTとし、圧縮率を単純
に4:1としたときのダイナミックス処理の具体例につ
いて説明する。この具体例における圧縮応答特性を、F
IG.2Aに示す。FIG.2Bは、入力レベルに対す
る利得を表しており、利得は、閾値以下では1であり、
閾値以上では1/4である。ダイナミックス処理器20
の出力を利得制御値15とすると、利得制御値15は、
典型的には、多数の入力サンプルに基づいて計算される
時間に依存した関数である。この利得制御値15は、利
得制御器40に供給される。ピーク/レベル検出器10
は、入力信号値のシーケンスに対応した信号25を、時
間遅延器30に出力する。時間遅延器30は、ダイナミ
ックス処理器20において必要とされる処理時間を補う
ために、入力サンプルを遅延する。時間遅延器30の出
力35は利得制御器40に供給され、入力サンプル値
は、適切な利得制御値15と乗算され、出力信号が生成
される。
【0014】
【議題を解決するための手段】本発明は、入力デジタル
オーディオ信号を表す入力デジタルオーディオサンプル
値のシーケンスを処理して、出力デジタルオーディオ信
号を表す出力オーディオサンプル値のシーケンスを生成
するデジタルオーディオ処理装置において、各入力デジ
タルサンプル値に対して、擬似的に時間不変の伝達関数
を適用する少なくとも1つのデジタルオーディオサンプ
ルマッピング器を備える。伝達関数は、入力デジタルオ
ーディオ信号におけるピーク信号レベルに対する実効値
(root mean square)の信号レベルの比率が、出力デジ
タルオーディオ信号におけるピーク信号レベルに対する
実効値の信号レベルの比率よりも低くなるように、設定
されている。サンプルマッピングは、典型的には、所定
の時間不変の伝達関数に基づいて実行されるが、伝達関
数は、特定の入力デジタルオーディオ源に適合するよう
にユーザによって変更することができるので、伝達関数
は、擬似的に時間不変である。
【0015】本発明では、所定の時間不変の伝達関数を
デジタルオーディオ信号に適用することによって、再生
されたオーディオ信号の聴覚音量を大きくすることがで
きる。サンプルマッピングを単純な時間不変の伝達関数
によって実現することによって、ハードウェアを殆ど必
要としない。聴覚音量を、再生信号においてクリッピン
グ量を増やさずに大きくすることができる。
【0016】本発明の実施例であるデジタルオーディオ
信号処理装置は、記録の前又は再生の際にデジタル領域
において実施することができる。信号伝送の場合、デジ
タルオーディオ信号処理装置は、伝送の前に又は伝送中
に、あるいは受信後にデジタル領域において実施するこ
とができる。
【0017】本発明の実施例である伝達関数は、時間不
変であり、したがって、マッピングは、各入力サンプル
に対して独立して適用される。この時間不変性は、標準
的な圧縮技術との重要な相違である。
【0018】伝達関数は、入力サンプル値の範囲の両端
及び原点において、どのような形状をもとることができ
る。なお、伝達関数は、上記3点で未変更応答の曲線と
交わることが好ましい。この場合は、クリッピングが起
こる可能性を低減し、再生音における歪みを減少すると
いう利点がある。
【0019】サンプルマッピングは、ある周波数範囲の
入力サンプルシーケンスに対して実行することができる
が、入力サンプルシーケンスをフィルタリングして2つ
以上の周波数帯域に分離し、各周波数帯域においてサン
プルマッピングを実行することが好ましい。これは、再
生オーディオ信号において相互変調の歪みを減少させる
という利点がある。
【0020】サンプルマッピングは、あらゆる入力デジ
タル信号に対して実行することができるが、ユーザ要求
に従ってサンプルマッピングをオン又はオフに切り換え
るユーザ制御を設けてもよい。
【0021】サンプルマッピングは、固定の時間不変の
伝達関数によって実行することができるが、ユーザが、
擬似的に時間不変の伝達関数を特定の入力デジタルオー
ディオ源に適合するように変更できるユーザ制御を設け
てもよい。
【0022】
【発明実施の形態】FIG.3は、本発明の第1の実施
例を適用したデジタルオーディオ信号処理装置の構成を
示すブロック図である。デジタルオーディオ信号は、サ
ンプルマッピング器50に供給され、サンプルマッピン
グ器50は、入力サンプル値を処理して、所定の伝達関
数に従った出力サンプル値を出力する。マッピング伝達
関数は、ソフトウェア又はハードウェアのどちらかで実
現することができる。
【0023】ソフトウェアの場合、伝達関数は、各入力
デジタルサンプル値をサンプル値にマッピングするルッ
クアップテーブルを準備することによって、実現するこ
とができる。サンプルマッピングを定義する伝達関数を
実現するためのソフトウェアは、フロッピーディスク
(登録商標)、CDROM又はハードドライブ等のコン
ピュータ記憶媒体に保存することができる。あるいは、
サンプルマッピングを実現するためのソフトウェアは、
ネットワーク又はインターネットからダウンロードする
こともできる。ハードウェアの場合、想定される各入力
サンプル値に対応するマッピングされた出力サンプル値
を永久に記憶するために、216のメモリアドレス(1
6ビットのサンプル用)を有する読出し専用メモリ(R
OM)を用いてサンプルマッピングを実現する。入力サ
ンプル値は、ROMに入力するアドレスであり、アドレ
スに格納された16ビットのデータは、出力サンプル値
である。
【0024】サンプルマッピング器50によって実行さ
れる伝達関数をFIG.4Aに示し、FIG.4Aは、
−1〜1の範囲に正規化された、入力サンプル値対出力
サンプル値のグラフである。サンプル値は、離散的であ
り、nビットのサンプル値に対して2で与えられる範
囲内の値の数である。対比するために、原点を通る直線
は、未変更応答を表しており、未変更応答では、出力サ
ンプル値は入力サンプル値と実質的に等しい。未変更応
答の場合、利得は1であり、圧縮は行われない。
【0025】伝達関数は、放物線の形が好ましい。好ま
しい伝達関数は、以下の式で規定される。 y=2x(1−abs(0.5x)) ここで、yは出力サンプル値であり、xは入力サンプル
値であり、absは絶対値を表している。
【0026】上述の伝達関数は、この伝達関数と、クロ
スフェードの度合いがユーザ制御(図示せず)によって
制御される線形(1:1)伝達関数間のクロスフェード
関数とともに用いられる。この場合、伝達関数は、以下
の式で表される。 y=(x(1−abs(x)×0.5c))/(1−0.
5c) ここで、cは、0及び1を含み、0と1の間の制御値で
ある。クロスフェード関数の導入を勘案すると、伝達関
数は、擬似的に時間不変(quasi time-invariant)であ
る。
【0027】cの一方の極値であるc=0のとき、y=
xであり、出力サンプルは、対応する入力サンプルに完
全に一致する。cの他方の極値であるc=1のとき、伝
達関数は、上述の放物線となる。cがこれらの2つの極
値の間の値となるときは、伝達関数は、実際には、緩や
かな放物関数となる。
【0028】この実施例において、伝達関数は、(−
1,−1)、(0,0)及び(+1,+1)において未
変更応答と交わる。なお、他の実施例では、この限りで
はない。伝達関数の形状は、1つ以上の入力サンプル値
が1つの出力サンプル値にマッピングできるものであ
る。
【0029】FIG.4Bは、入力サンプル値に対する
伝達関数の利得(出力サンプル値/入力サンプル値)を
示す図である。FIG.4Bに示すように、利得は、入
力サンプル値の範囲の中心における原点で最大となり、
入力サンプル値の範囲の最大値及び最小値に近づくに従
って、未変更の利得である1に直線的に減少する。入力
に対する利得は、y軸に対して対称である。
【0030】本発明の別の実施例において、利得は、入
力サンプル値の少なくとも1つの連続した範囲において
一定とすることができる。なお、入力サンプル値が小さ
いときの利得は、入力サンプル値が比較的大きいときの
利得に等しい又はより大きい。利得は、入力サンプル値
が余計にクリッピングされないように制約されることが
好ましい。
【0031】FIG.4Cは、この伝達関数を単純な波
形に適用した場合の効果を示す図である。波形の振幅
は、入力サンプル値が小さいときは、比較的大きく増大
されることがわかる。波形の振幅は、入力サンプル値が
大きくなるにつれて、徐々に増大が小さくなる。したが
って、クリッピングレベルよりも大幅に低い入力サンプ
ル値は、選択的に増大されるが、クリッピングは生じな
い。波形のパワースペクトルは、その振幅スペクトルの
2乗で得られ、伝達関数の正味効果(net effect)は、
再生波の平均パワーレベルを増加することであり、再生
オーディオ信号の聴覚音量を増大させる。
【0032】FIG.5は、本発明の第2の実施例であ
るデジタルオーディオ信号処理装置の構成を示すブロッ
ク図である。入力デジタルオーディオ信号は、並列に接
続された3つの無限インパルス応答フィルタ(infinite
impulse response filters:以下、IIRフィルタと
いう。)50,60,70の各々に供給される。第1の
IIRフィルタ50は、高周波数帯域信号Hを通過さ
せ、第2のIIRフィルタ60は、中周波数帯域信号M
を通過させ、第3のIIRフィルタ70は、低周波数帯
域信号Lを通過させる。この実施例において、低周波数
帯域信号Lは、周波数が240Hz未満の信号に相当
し、中周波数帯域信号Mは、周波数が240Hz以上、
2400Hz未満の信号に相当し、高周波数帯域信号H
は、周波数が2400Hz以上の信号に相当する。
【0033】高周波数帯域信号Hは、サンプルマッピン
グ器80に供給され、FIG.4Aに示す時間不変の伝
達関数に基づいて処理され、出力信号Hが生成され
る。低周波数帯域信号Lは、サンプルマッピング器10
0に供給され、FIG.4Aに示す時間不変の伝達関数
に基づいて処理され、出力信号Lが生成される。中周
波数帯信号Mは、サンプルマッピング器90に供給さ
れ、FIG.4Aに示す時間不変の伝達関数に基づいて
処理され、出力信号Mが生成される。信号L
、Hは、加算器110に供給されて、合成され、
1つの出力信号が生成される。
【0034】本発明のこの第2の実施例においては、入
力デジタルオーディオ信号を、相互変調を避けるため
に、異なる周波数帯域に分離する。サンプルマッピング
は、各周波数帯域において別々に行われ、各周波数帯域
の信号は、後で合成される。相互変調は、入力信号に存
在する基本周波数と高調波周波数を線形合成した周波数
特性として出力オーディオ信号に現れる望ましくない非
線形歪みを生じる。この実施例では、ある状況におい
て、通常の(すなわち、クリッピングが必要とされる)
最大レベルを超える出力信号が生成されることがある
が、主観的な試験において、得られるオーディオ信号
は、依然として、快適かつより大きな音を有することが
見出された。
【0035】本発明のどの実施例においても、信号マッ
ピングの手順を制御するユーザ制御を提供することがで
きる。サンプルマッピングを行うか行わないかをユーザ
が選択するためのオン/オフ制御を提供することができ
る。さらに、FIG.4Aに示す伝達関数の形を変更す
るためのユーザ制御を供給することできる。
【0036】ユーザ制御は、以下に説明するように変更
された出力信号を生成するのに使用される、ユーザが変
更可能な整数αの値を設定するのに用いられる。第1の
オーディオサンプルマッピング器は、供給される入力デ
ジタルオーディオサンプル値から第1の伝達関数を用い
て第1の出力デジタルサンプル値を算出するのに使用さ
れ、第1の出力デジタルサンプル値は第1の乗算器に供
給され、第1の出力デジタルサンプル値に、0≦α<1
であるユーザが調整可能な変数αが乗算されて、第1の
変更出力サンプル値が生成される。第2のデジタルオー
ディオサンプルマッピング器は、同様に、供給される入
力デジタルオーディオサンプル値から、第1の伝達関数
と異なる第2の伝達関数を用いて第2の出力デジタルサ
ンプル値を算出するのに使用され、第2の出力デジタル
サンプル値は第2の乗算器に供給され、第2の出力デジ
タルサンプル値に変数(1−α)が乗算されて、第2の
変更出力サンプル値が生成される。次に、第1の変更出
力サンプル値と第2の変更出力サンプル値は、加算器に
供給され、合成されて、変更出力値として出力される。
【0037】本発明の実施例であるデジタルオーディオ
信号処理装置は、専門家用、放送用及び民生用のオーデ
ィオ機器における使用に適している。
【0038】FIG.6は、本発明の実施例である記録
装置200の構成を示すブロック図である。オーディオ
記録装置200には、左チャンネルの信号Lと右チャン
ネルの信号Rからなるオーディオ信号が供給される。左
チャンネルの信号Lは、ローパスフィルタ220に供給
され、ローパスフィルタ220は、帯域幅を符号化によ
って規定される値に制限するアンチエイリアシングフィ
ルタとして機能する。ローパスフィルタ220の出力
は、16ビットのA/D変換器230に供給される。A
/D変換器230の出力デジタル信号は、サンプルマッ
ピング器240に供給される。
【0039】サンプルマッピング器240は、A/D変
換器230からの出力デジタルサンプル値に対して、F
IG.4Aに示す伝達関数を適用させる。サンプルマッ
ピング器240の具体的な構成は、FIG.3を参照し
て説明した本発明の第1の実施例に一致している。ある
いは、サンプルマッピング器240は、FIG.5を参
照して説明した本発明の第2の実施例に一致していても
よい。
【0040】右チャンネルの信号Rは、左チャンネルの
信号Lと並列して処理され、左チャンネルの信号Lにつ
いて説明したように、順次ローパスフィルタ225、A
/D変換器235、サンプルマッピング器245に供給
される。左チャンネルのサンプルマッピング器240か
らの出力と右チャンネルのサンプルマッピング器245
からの出力は、マルチプレクサ260に入力として供給
される。マルチプレクサ260の出力データストリーム
は、8ビットのブロックのシーケンスからなり、左チャ
ンネルのデータと右チャンネルのデータが交互に配列さ
れている。マルチプレクサ260の出力は、エラー訂正
器270に入力され、エラー訂正器270において、再
生時にエラー訂正を行うことができるようにデータ処理
が施される。エラー訂正器270にはランダムアクセス
メモリ(RAM)275が接続されている。エラー訂正
器270の出力は、チャンネルコーダ280に入力とし
て供給される。チャンネルコーダ280は、「8−14
変調(eight to fourteenmodulation)」として知られ
ているビットパターン変換を行い、記録時の書込エラー
と再生時の読出エラーの可能性を小さくする。チャンネ
ルコーダ280にはリードオンリメモリ(ROM)28
5が接続されている。チャンネルコーダ280からの出
力データ信号は、記録媒体295に供給され、データ
は、同期回路290の制御の下に記録される。タイミン
グ情報が、クロック発生器250によってA/D変換器
230,235、マルチプレクサ260、エラー訂正器
270、チャンネルコーダ280に供給される。
【0041】FIG.7は、本発明の実施例である再生
装置300の構成を示すブロック図である。読出制御器
310の制御の下の読出動作によって、RF信号が得ら
れる。RF信号は、RF増幅器320を介してRF検出
器330に供給される。RF検出器330からの出力信
号は、チャンネルデコーダ340に供給され、14−8
復調(fourteen to eight demodulation)が施される。
チャンネルデコーダ340の出力は、8ビットのシンボ
ルのグループとしてエラー訂正器350に供給される。
エラー訂正器350は、データ内の読出エラーを検出及
び訂正する。エラー訂正器350にはRAM355が接
続されている。
【0042】エラー訂正器350の出力は、クロック再
生(clock regeneration:以下、CRという。)回路3
60に供給される。CR回路360は、クロック信号を
シフトレジスタ365に出力し、このシフトレジスタ3
65はエラー訂正器350にも接続されている。CR回
路360の制御の下に、信号データブロックは、デジタ
ル符号化された信号の左チャンネルと右チャンネルが時
間的に正確に一致するように、シフトレジスタ365か
ら連続して読み出される。CR回路360からのタイミ
ング情報は、オーディオ信号データが正しいビットレー
トで再生されるのを確実にするために、読出制御器31
0に入力として供給される。CR回路360の出力は、
サンプルマッピング器370に供給される。サンプルマ
ッピング器370は、CR回路360から供給される出
力デジタルサンプル値に、FIG.4Aに示す伝達関数
を適用させる。サンプルマッピング器370の具体的な
構成は、FIG.3を参照して説明した本発明の第1の
実施例に一致している。あるいは、サンプルマッピング
器370は、FIG.5を参照して説明した本発明の第
2の実施例に一致していてもよい。
【0043】サンプルマッピング器370の出力は、
「オーバサンプリング」フィルタ380に供給され、オ
ーバサンプリングフィルタ380は、入力デジタルサン
プル間を補間して、再生時のサンプリングレートを、4
4.1kHzからその何倍かの、例えば176.4kH
zに増やす。オーバサンプリングフィルタ380は、4
4.1kHzのサンプリング周波数よりも高い周波数成
分をカットする。ナイキスト定理では、サンプリングレ
ートは、最大オーディオ周波数の少なくとも2倍でなけ
ればならない。オーバサンプリングは、後段のデジタル
/アナログ変換における精度を高めるとともに、雑音レ
ベルを減少させる。オーバサンプリングフィルタ380
にはRAMユニット375が接続されている。
【0044】サンプルマッピング器370からのマッピ
ングされた出力データは、入力として左チャンネル用の
デジタル/アナログ変換器(D/A変換器)390と右
チャンネル用のD/A変換器395に供給される。D/
A変換器390の出力は、ローパスフィルタ400に供
給され、増幅器420を介して、再生された左チャンネ
ルのオーディオ信号として出力される。同様に、D/A
変換器395の出力は、ローパスフィルタ410に供給
され、増幅器425を介して、再生された右チャンネル
のオーディオ信号として出力される。
【0045】上述した本発明の実施例は、ソフトウェア
制御のデータ処理装置を、少なくともその一部として用
いて実現することができる。例えば、FIG.3、5、
6及び/又は7に示す1つ又は複数の構成要素は、ソフ
トウェア制御の汎用データ処理装置、あるいは特定用途
向け集積回路、現場でプログラム可能なゲートアレイ等
の特注(bespoke)のプログラム制御データ処理装置で
実現することができる。このようなソフトウェア又はプ
ログラム制御を実現するコンピュータプログラム、この
ようなコンピュータプログラムを格納又は伝送する媒体
は、本発明の特徴と見なされる。
【0046】以上、本発明の実施例について、図面を参
照して詳細に説明したが、本発明は、これらの実施例に
限定されるものではなく、特許請求の範囲の目的及び趣
旨から逸脱することなく、当業者が種々の変更及び変形
を加えることができることは、明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】FIG.1は、従来のダイナミックスプロセッ
サの構成を示すブロック図である。
【図2】FIG.2Aは、FIG.1に示すダイナミッ
クスプロセッサの単純な圧縮応答特性を示すグラフであ
る。
【図3】FIG.2Bは、FIG.2Aに示す単純な圧
縮応答特性に関連した利得を、入力レベルに対する関数
として示すグラフである。
【図4】FIG.3は、本発明を適用したデジタルオー
ディオ信号処理装置の構成を示すブロック図である。
【図5】FIG.4Aは、FIG.3に示すデジタルオ
ーディオ信号処理装置で用いられるデジタルサンプルマ
ッピング機能を示すグラフである。
【図6】FIG.4Bは、FIG.4Aに示すデジタル
サンプルマッピング機能に関連し、入力サンプル値の関
数としての入力サンプル値と出力サンプル値の比率を示
すグラフである。
【図7】FIG.4Cは、デジタルサンプルマッピング
処理により得られる単純な入力波形と対応する出力波形
を示すグラフである。
【図8】FIG.5は、本発明の第2の実施例であるデ
ジタルオーディオ信号処理装置の構成を示すブロック図
である。
【図9】FIG.6は、本発明の実施例である記録装置
の構成を示すブロック図である。
【図10】FIG.7は、本発明の実施例である再生装
置の構成を示すブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フリンドル、ポール アンソンリー イギリス国 ケーティー13 0エックスダ ブリュー サリー ウエィブリッジ ブル ックランズ ザ ハイツ(番地なし) ソ ニー ユナイテッド キングダム リミテ ッド内 Fターム(参考) 5D044 AB05 FG04 GK07 GK11 5D045 DA06 5D080 AA07 BA01 EA08 FA05 GA07

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力デジタルオーディオ信号を表す入力
    デジタルオーディオサンプル値のシーケンスを処理し
    て、出力デジタルオーディオ信号を表す出力オーディオ
    サンプル値のシーケンスを生成するデジタルオーディオ
    処理装置において、 上記各入力デジタルサンプル値に対して、擬似的に時間
    不変の伝達関数を適用する少なくとも1つのデジタルオ
    ーディオサンプルマッピング器を備え、 上記伝達関数は、上記入力デジタルオーディオ信号にお
    けるピーク信号レベルに対する実効値の信号レベルの比
    率が、対応する出力デジタルオーディオ信号におけるピ
    ーク信号レベルに対する実効値の信号レベルの比率より
    も低くなるように、設定されていることを特徴とするデ
    ジタルオーディオ処理装置。
  2. 【請求項2】 上記伝達関数は、上記各入力デジタルオ
    ーディオサンプル値に対する上記各出力デジタルオーデ
    ィオサンプル値の比率が、上記入力デジタルオーディオ
    サンプル値のレベルが減少するのに従って、増加するこ
    とを特徴とする請求項1記載のデジタルオーディオ処理
    装置。
  3. 【請求項3】 上記入力デジタルオーディオサンプル値
    は範囲を有し、上記デジタルマッピング器は、上記出力
    デジタルオーディオサンプル値が、上記領域の両端及び
    上記入力デジタルオーディオサンプル値のレベルがゼロ
    であるときに、対応する入力デジタルオーディオサンプ
    ル値に実質的に等しくなる上記擬似的に時間不変の伝達
    関数を実行することを特徴とする請求項1記載のデジタ
    ルオーディオ処理装置。
  4. 【請求項4】 上記擬似的に時間不変の伝達関数は、放
    物線形状を有することを特徴とする請求項1記載のデジ
    タルオーディオ処理装置。
  5. 【請求項5】 (i)上記入力デジタルオーディオ信号
    を少なくとも2つの周波数帯域の信号に分離し、上記分
    離したデジタルオーディオ信号を各デジタルオーディオ
    サンプルマッピング器に供給する少なくとも1つのデジ
    タルフィルタと、 (ii)上記各デジタルオーディオサンプルマッピング
    器の出力を合成して、1つのデジタルオーディオ出力信
    号を生成する合成器とを備える請求項1記載のデジタル
    オーディオ処理装置。
  6. 【請求項6】 上記デジタルオーディオサンプルマッピ
    ング器のオン/オフを切り換えるユーザ制御手段を備え
    る請求項1記載のデジタルオーディオ処理装置。
  7. 【請求項7】 上記時間不変の伝達関数を変更するユー
    ザ制御手段を備える請求項1記載のデジタルオーディオ
    処理装置。
  8. 【請求項8】 上記ユーザ制御手段は、0≦α≦1であ
    るユーザが調整可能な変数αの値を設定することがで
    き、当該デジタルオーディオ処理装置は、 (i)供給される入力デジタルオーディオサンプル値か
    ら上記伝達関数を用いて第1の出力デジタルオーディオ
    サンプル値を算出する第1のデジタルオーディオサンプ
    ルマッピング器と、 (ii)上記第1の出力デジタルオーディオサンプル値
    に上記ユーザが調整可 能な変数αを乗算して、第1の変更出力サンプル値を出
    力する第1の乗算器と、 (iii)上記供給される入力デジタルオーディオサン
    プル値から、上記第1 の伝達関数とは異なる伝達関数を用いて第2の出力デジ
    タルオーディオサンプル値を算出する第2のデジタルオ
    ーディオサンプルマッピング器と、 (iv)上記第2の出力デジタルオーディオサンプル値
    に変数(1−α)を乗算して、第2の変更出力サンプル
    値を出力する第2の乗算器と、 (v)上記第1の変更出力サンプル値と上記第2の変更
    出力サンプル値を加算する加算器を備える請求項7記載
    のデジタルオーディオ処理装置。
  9. 【請求項9】 上記第1の伝達関数と異なる伝達関数
    は、上記第2の出力デジタルサンプル値が上記供給され
    る入力デジタルサンプル値に実質的に等しくなるような
    関数であることを特徴とする請求項8記載のデジタルオ
    ーディオ処理装置。
  10. 【請求項10】 (i)入力オーディオ信号を検出する
    オーディオ信号検出回路と、 (ii)上記請求項1記載のデジタルオーディオ処理装
    置と、 (iii)上記出力デジタルオーディオサンプルを、記
    録媒体への記録に適した符号化デジタルオーディオ信号
    に符号化するデジタルオーディオ符号化回路と、 (iv)上記符号化デジタルオーディオ信号を、記録媒
    体上に記録する装置とを備える記録装置。
  11. 【請求項11】 (i)記録媒体から符号化デジタルオ
    ーディオ信号を読み出す読出制御回路と、 (ii)上記符号化デジタルオーディオ信号を復号し
    て、入力デジタルオーディオサンプルを再生するデジタ
    ルオーディオ復号回路と、 (iii)上記請求項1乃至9のいずれか1項記載のデ
    ジタルオーディオ処理装置と、 (iv)上記出力デジタルオーディオサンプルを出力オ
    ーディオ信号に変換して、上記出力オーディオ信号を再
    生するオーディオ信号再生回路とを備える再生装置。
  12. 【請求項12】 入力デジタルオーディオ信号の各入力
    デジタルオーディオサンプル値に、擬似的に時間不変の
    伝達関数を適用することによって、出力デジタルオーデ
    ィオ信号を表す出力デジタルサンプルのシーケンスを生
    成するステップを有し、 上記伝達関数は、上記入力デジタルオーディオ信号にお
    けるピーク信号レベルに対する実効値の信号レベルの比
    率が、上記出力デジタルオーディオ信号におけるピーク
    信号レベルに対する実効値の信号レベルの比率よりも低
    くなるように、設定されていることを特徴とするデジタ
    ルオーディオ処理方法。
  13. 【請求項13】 上記請求項12記載のデジタルオーデ
    ィオ処理方法を実行するためのプログラムコードを有す
    るコンピュータソフトウェア。
  14. 【請求項14】 上記請求項13記載のコンピュータソ
    フトウェアを提供するデータ提供媒体。
  15. 【請求項15】 当該データ提供媒体は、伝送媒体であ
    ることを特徴とする請求項14記載のデータ提供媒体。
  16. 【請求項16】 当該データ提供媒体は、記録媒体であ
    ることを特徴とする請求項14記載のデータ提供媒体。
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