JP2003068007A - 磁気ヘッドの支持装置 - Google Patents

磁気ヘッドの支持装置

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JP2003068007A
JP2003068007A JP2001258569A JP2001258569A JP2003068007A JP 2003068007 A JP2003068007 A JP 2003068007A JP 2001258569 A JP2001258569 A JP 2001258569A JP 2001258569 A JP2001258569 A JP 2001258569A JP 2003068007 A JP2003068007 A JP 2003068007A
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JP
Japan
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sliding
magnetic head
slider
sliding surface
recording medium
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Application number
JP2001258569A
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Inventor
Shigeo Nakayama
茂雄 中山
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Nippon Chemi Con Corp
Original Assignee
Nippon Chemi Con Corp
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体表面との摺動抵抗を増加させること
なく、磁気ヘッドの安定化支持を図って磁界変動を抑制
した磁気ヘッドの支持装置を提供する。 【解決手段】 磁気ヘッド(12)を搭載して記録時に
記録媒体(例えば、光磁気ディスク10)表面を摺動さ
せるスライダ(4)を備えた磁気ヘッドの支持装置であ
って、スライダの磁気ヘッドを挟んで摺動方向の離間し
た位置に第1及び第2の摺動面部(34、36)を形成
し、第1の摺動面部は特定幅の平坦な摺動面(38)を
持ち、第2の摺動面部は曲面状の摺動面(40、41)
を持っている。摺動抵抗の低減とともに、磁気ヘッドの
支持を安定化させ、摺動変化や磁界変動を抑制してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気記録媒体や
磁気記録媒体等の記録装置に用いられる磁気ヘッドの支
持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスクの記録装置は、磁気ヘッ
ドを搭載したスライダを記録時、回転する光磁気ディス
クの表面に摺動させ、磁気ヘッドに発生させた磁界を光
磁気ディスクの表面に加えるとともに、その背面側に光
ビームを照射する。磁気ヘッドの発生磁界を一定にすれ
ば、光磁気ディスク表面の磁界強度は光磁気ディスク表
面と磁気ヘッドとの間隔に依存する。光磁気ディスクの
面振れ、光磁気ディスク表面の凹凸、塵や埃によるスラ
イダの摺動状態は、光磁気ディスク表面と磁気ヘッドと
の間隔を変化させ、光磁気ディスクに対する磁界強度に
変動を来し、記録エラー等を生じる原因になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、磁気ヘッド
を搭載したスライダはその摺動面部に種々の工夫が凝ら
されている。例えば、特許第3134020号「磁気ヘ
ッド」では、スライダの記録媒体対向面に磁気ヘッドを
挟んで二点又は三点の摺動面が形成され、各摺動面が球
面状とされたものである。このような摺動面では記録媒
体表面との接触面積の狭小化により摺動抵抗が小さくな
るという効果が期待できるが、摺動方向の離間した二点
の支持では磁気ヘッドの幅方向支持の不安定化が否めな
い。また、摺動方向の一点支持とスライダの幅方向の二
点支持を併用した場合には、記録媒体表面の面振れや凹
凸、塵や埃により、摺動方向と直交方向に配置された摺
動面が選択的に応動してスライダの摺動状態を変化さ
せ、記録媒体に対する磁界強度を変化させるおそれがあ
る。
【0004】そこで、本発明は、記録媒体表面との摺動
抵抗を増加させることなく、磁気ヘッドの安定化支持を
図って磁界変動を抑制した磁気ヘッドの支持装置を提供
することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ヘッドの支
持装置は、磁気ヘッド(12)を搭載して記録時に記録
媒体(例えば、光磁気ディスク10)表面を摺動させる
スライダ(4)を備えた磁気ヘッドの支持装置であっ
て、前記スライダの記録媒体対向面の前記磁気ヘッドを
挟んで摺動方向の離間した位置に第1及び第2の摺動面
部(34、36)が形成され、前記第1の摺動面部は特
定幅の平坦な摺動面(38)を持ち、前記第2の摺動面
部は曲面状の摺動面(40、41)を持つことを特徴と
する。即ち、第1の摺動面部は一定幅の平坦面であるの
で、記録媒体表面とは線接触に近い面接触となり、ま
た、第2の摺動面部は曲面状の摺動面であって、記録媒
体表面と点接触に近い面接触となる。このような接触状
態は、磁気ヘッドを挟んで一定幅の面接触と曲面接触と
からなるので、記録媒体表面との接触面は狭小であると
ともに、等価的な三角支持面を形成しているので、摺動
抵抗を増加させることなく、磁気ヘッドの支持の安定化
を図ることができ、摺動変化や磁界変動を抑制すること
ができる。
【0006】また、本発明の磁気ヘッドの支持装置にお
いて、前記磁気ヘッドの前記摺動方向の中心軸(O)に
対し、前記第1及び第2の摺動面部を前記摺動方向と直
交方向に変位させて配置してなることを特徴とする。即
ち、磁気ヘッドと第1及び第2の摺動面部とを変位させ
ることで、記録媒体の記録面の最外郭側に磁気ヘッドを
移動させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例を参照して詳細に説明する。
【0008】図1及び図2は本発明の磁気ヘッドの支持
装置の第1実施例を示し、図1は磁気ヘッドの支持装置
の縦断面であって、記録媒体に載置した状態、図2の
(A)はスライダ上の磁気ヘッド、第1及び第2の摺動
面部の形態及び配置関係、図2の(B)は摺動するスラ
イダと記録媒体との接触関係を示している。
【0009】スライダ4は、支持アーム2側に固定され
た弾性支持手段としてのジンバルばね6を介して前後左
右に揺動可能に取り付けられている。ジンバルばね6の
中間部分には支持アーム2に固定を行う固定部8が設け
られている。そして、支持アーム2は、図示しない記録
装置側の取付手段により上下動可能であって、記録時、
スライダ4は下降状態に維持されて記録媒体である光磁
気ディスク10の表面に摺動状態に設置される(図
1)。
【0010】また、スライダ4は絶縁性合成樹脂で成形
加工されており、このスライダ4には、記録時、必要な
磁界を発生させる磁気ヘッド12が搭載されている。こ
の磁気ヘッド12は、E字形のヘッドコア14とコイル
16とを以て構成されており、ヘッドコア14の中心部
のコア18にコイル16が巻回され、光磁気ディスク1
0に垂直磁界φが作用するようにスライダ4に取り付け
られている。この実施例の場合、ジンバルばね6は、導
線として構成されており、ジンバルばね6の先端部には
コイル端末20が個別に巻き付けられてハンダ24によ
り接続されている。即ち、ジンバルばね6の後端部に図
示しない駆動部が接続され、磁気ヘッド12に磁界を発
生させる。
【0011】そして、スライダ4の下面側、即ち、光磁
気ディスク10の対向面側には、磁気ヘッド12を挟ん
で摺動方向の離間した位置に第1及び第2の摺動面部3
4、36が形成されている。この実施例にあっては、ス
ライダ4の前端側に摺動面部34、その後端側に摺動面
部36が配置されているが、スライダ4の前端側に摺動
面部36、その後端側に摺動面部34を配置してもよ
い。
【0012】摺動面部34は、特定幅の平坦な摺動面を
備え、例えば、図2の(A)に示すように、摺動方向に
一定幅a、その摺動方向と直交方向に一定幅bの平坦な
摺動面38が形成され、摺動面部36には直径cの緩や
かな曲率を持つ曲面状の単一の摺動面40を備えてい
る。この実施例の場合、幅a、b及び直径cの大小関係
はc<a<bとなっており、幅aは摺動抵抗に影響し、
幅bはスライダ4の支持に影響する。
【0013】各摺動面38、40は、磁気ヘッド12の
コア面より一定の突出長dを以て突出している(図
1)。即ち、各摺動面38、40を光磁気ディスク10
の表面に接触させると、磁気ヘッド12のコア面と光磁
気ディスク10の表面との間に一定の間隔dが確保さ
れ、この間隔dにより、光磁気ディスク10に均一な磁
界強度分布が得られる。この間隔dは、設計上及び製造
上、高精度に調整され、精度管理が行われる。
【0014】また、この実施例にあっては、各摺動面部
34、36は、磁気ヘッド12の摺動方向の中心軸Oよ
りスライダ4の摺動方向と直交方向(スライダ4の幅方
向)、即ち、スライダ4の先端側から見て左側に変位さ
せて形成されている。
【0015】このように磁気ヘッド12が搭載された支
持装置では、図2の(B)に示すように、摺動面部34
の長方形状の摺動面38と、曲面の一部からなるスポッ
ト状の摺動面40とを以て光磁気ディスク10の表面に
接触してスライダ4が摺動する。即ち、スライダ4は、
一辺の幅bと幅cの頂点とからなる三角形状の支持面X
を以て支持されるとともに、その摺動抵抗Rは、摺動面
38の面積(a×b)と、摺動面40の面積{π(c/
2)2 }とからなる総面積S1 {=a・b+π(c/
2)2 }によって形成されることになる。摺動面38、
40の最大距離をLとすると、支持面Xの面積S2 は、
(c+b)×L/2となる。これら摺動面38、40の
総面積S1 と支持面Xの面積S2 との大小関係は、S2
>S1 となっている。
【0016】このようなスライダ4によれば、摺動抵抗
Rを増加させることなく、大きな支持面Xを形成するこ
とができ、しかも、摺動面38はスライダ4の幅方向に
幅b及び摺動方向に幅aを有することから、安定した支
持が得られることになる。したがって、光磁気ディスク
10の面振れや凹凸、塵や埃が存在していても、このよ
うな摺動面38、40を持つスライダ4によれば、摺動
抵抗を小さくできるので、磁気ヘッド12の支持を安定
化させ、磁気ヘッド12のコア面と光磁気ディスク10
との間隔を一定に維持できる。その結果、磁気ヘッド1
2から光磁気ディスク10に付与される磁界変動を抑制
することができ、記録エラー等を防止することができ、
記録の信頼性に寄与することができる。
【0017】また、光磁気ディスク10の表面の平坦度
が高い場合、スライダ4との摩擦抵抗が増加し、ディス
ク駆動用モータの負荷が大きくなる、多湿時に吸着を生
じるおそれがある、スライダ摺動部分や光磁気ディスク
面を損傷する等の指摘があるが、このスライダ4では、
摺動抵抗Rに関係する摺動面38、40の総面積S
1は、支持面Xの面積S2 に比較して小さく、摩擦抵抗
の増加を来すことがないので、ディスク駆動用モータへ
の負荷は小さく、多湿時の吸着や、摺動部分の損傷等を
生じることがない。
【0018】また、磁気ヘッド12の摺動方向の中心軸
Oに対し、摺動面38、40を摺動方向と直交方向に変
位させて配置してあるので、光磁気ディスク10の記録
面の最外郭側に磁気ヘッド12を案内することができ
る。
【0019】次に、図3は本発明の磁気ヘッドの支持装
置の第2実施例を示し、図3の(A)はスライダ上の磁
気ヘッド、第1及び第2の摺動面部の形態及び配置関
係、図3の(B)は摺動するスライダと記録媒体との接
触関係を示している。この実施例では、第2の摺動面部
36の頂部側の曲率を第1実施例より緩やかにし、摺動
面41の面積を第1実施例より大きく設定したものであ
る。この場合、摺動面41の直径をe(>c)とする
と、その面積は、{π(e/2)2 }となる。したがっ
て、この面積が大きくなった分だけ、摺動面38、41
の総面積S1 が増加し、支持面Xの面積S2 も増加す
る。この結果、スライダ4による磁気ヘッド12の支持
は安定化することになり、磁界変動を抑制することがで
きる。
【0020】また、摺動面38の幅bを増加すれば、幅
方向の支持が増強され、支持の安定化を図ることがで
き、磁界変動を抑制できる。
【0021】なお、実施例では、摺動面部34、36を
スライダ4と同一の合成樹脂で形成しているが、潤滑性
の高い樹脂を以て摺動面部34、36ないし摺動面3
8、40、41を形成してもよい。
【0022】また、実施例では、光磁気ディスクを例に
とって説明したが、本発明は、光磁気ディスク以外の記
録媒体に対応する磁気ヘッドの支持装置にも適応可能で
あり、光磁気ディスクに限定されるものではない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果が得られる。 a 曲面接触と線接触に近い面接触とからなるので、記
録媒体表面との接触面積の狭小化により摺動抵抗を増加
させることなく、小さい摺動抵抗を以て磁気ヘッドの支
持の安定化を図ることができ、摺動変化や磁界変動を抑
制でき、記録の信頼性を高めることができる。 b 磁気ヘッドの摺動方向の中心軸に対し、第1及び第
2の摺動面部をスライダの幅方向に変位させたので、記
録媒体の記録面の最外郭側に磁気ヘッドを移動させるこ
とができ、記録媒体の最外郭側まで安定した磁界を付与
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ヘッドの支持装置の第1実施例を
示す縦断面図である。
【図2】スライダの摺動面部の形態及び配置を示す図で
ある。
【図3】本発明の磁気ヘッドの支持装置の第2実施例に
おけるスライダの摺動面部の形態及び配置を示す図であ
る。
【符号の説明】
4 スライダ 10 光磁気ディスク(記録媒体) 12 磁気ヘッド 34 第1の摺動面部 36 第2の摺動面部 38、40、41 摺動面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドを搭載して記録時に記録媒体
    表面を摺動させるスライダを備えた磁気ヘッドの支持装
    置であって、 前記スライダの記録媒体対向面の前記磁気ヘッドを挟ん
    で摺動方向の離間した位置に第1及び第2の摺動面部が
    形成され、 前記第1の摺動面部は特定幅の平坦な摺動面を持ち、 前記第2の摺動面部は曲面状の摺動面を持つことを特徴
    とする磁気ヘッドの支持装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気ヘッドの前記摺動方向の中心軸
    に対し、前記第1及び第2の摺動面部を前記摺動方向と
    直交方向に変位させて配置してなることを特徴とする請
    求項1記載の磁気ヘッドの支持装置。
JP2001258569A 2001-08-28 2001-08-28 磁気ヘッドの支持装置 Pending JP2003068007A (ja)

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