JP2003067514A - 気象情報アプリケーションサービスプロバイダーシステム - Google Patents

気象情報アプリケーションサービスプロバイダーシステム

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JP2003067514A
JP2003067514A JP2001257914A JP2001257914A JP2003067514A JP 2003067514 A JP2003067514 A JP 2003067514A JP 2001257914 A JP2001257914 A JP 2001257914A JP 2001257914 A JP2001257914 A JP 2001257914A JP 2003067514 A JP2003067514 A JP 2003067514A
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Norimitsu Abe
部 法 光 阿
Hakaru Ogawa
川 斗 小
Yukio Ohashi
橋 幸 夫 大
Yasuyuki Miyajima
島 康 行 宮
Yoshinori Inomata
俣 吉 範 猪
Masahiro Yamakawa
川 昌 弘 山
Masaya Kondo
藤 眞 哉 近
Manabu Matsumae
前 学 松
Tetsuya Shinohara
原 哲 哉 篠
Yoshitaka Kobayashi
林 義 孝 小
Masahiro Wakimoto
本 政 博 脇
Yukihiko Kawada
田 行 彦 川
Norihisa Uenishi
西 範 久 上
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多様な気象情報及び気象状況を、簡単に提供
することができる気象情報アプリケーションサービスプ
ロバイダーシステムを提供する。 【解決手段】 気象情報を収集する気象情報収集手段
と、収集した気象情報を保存する気象情報管理データベ
ースと、気象情報管理データベースに保存した気象情報
に基づいて、気象状況表示、降雨予測、雨水流入予測の
各アプリケーション機能を実行するアプリケーションサ
ーバー手段と、アプリケーション実行結果をユーザーに
配信するためのWWWサーバー手段と、WWWサーバー
手段を公衆通信網に接続する通信手段と、ユーザー情報
を保存するユーザー情報データベースと、保存されたユ
ーザー情報を管理するユーザー情報管理手段と、システ
ム及びサービスの利用に対する課金情報を管理する課金
情報管理手段と、前記各データベースに保存された情報
及びシステムを保護するセキュリティ診断・管理手段と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、降雨、雷情報を含
む気象情報(以下、単に「気象情報」ともいう)等を加
工処理してユーザーに提供すると共に、収集した気象情
報に基づいて将来の降雨量の予測、降雨時の雨水排水や
浸水災害防除等のために下水道ポンプ場や下水処理場等
のポンプ施設におけるポンプ運転の制御に必要な雨水流
入予測及び浄水場、下水ポンプ場、下水処理場等のユー
ザー施設の気象情報に対応した運転指標構築支援、人員
配置計画作成支援、警報発信支援等を行う気象情報アプ
リケーションサービスプロバイダーシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の場所に配置された気象、雨
量レーダ、センサあるいは気象衛星等から得た気象情報
あるいは所定の機関から収集した気象情報を、コンピュ
ータにより加工処理し、専用回線を用いてユーザーに提
供するようにした気象情報の情報提供システムがある。
【0003】上述した従来の気象情報提供システムは、
各所に設置された気象又は雨量レーダ、雷センサ、降雨
センサ、風向センサ、温度センサ、湿度センサ等の各種
センサから得られる情報及び気象協会等から得られる情
報を、定期的に又は随時収集、蓄積した各種情報を加工
処理して専用回線を用いてユーザーの気象専用端末装置
に定期的に又は必要な都度、配信するものである。
【0004】また、従来の、降雨量予測、雨水流入量予
測システム及びユーザー施設運営、管理支援システムに
おいては、気象レーダ、雨量レーダや雨量計等各種セン
サのデータを専用のシステムに取込み、そのデータを基
に降雨予測、雨水流入量予測を行うと共に気象情報に対
応したユーザー施設の運転指標構築支援、人員配置計画
作成支援、警報発信支援等を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
気象情報の情報提供システムでは、気象情報をユーザー
に配信する通信回路が専用回線であるために、回線使用
料が高価であったり、情報提供側が予め設定した情報項
目を配信しユーザーの端末装置に表示することができる
他に、ユーザーの必要とする情報項目をユーザー側のオ
ペレーターによる端末装置の操作により表示することが
できる操作機能を有する構成となっているために、これ
らを正しく読みとり判断して活用する高度な技術も要求
される。従って、端末装置、人件費等のランニングコス
トを含め高価となる等の問題点があった。
【0006】上述したように、従来の気象情報提供シス
テムは、通信回線に専用線を使用すること、ユーザーの
要求に応じて表示できる情報項目を変えることができる
反面、取扱い面、表示画面の解読に高度の技術を必要と
すること等、人員、人員養成、設備等に対する費用が多
額になると共に、これらのランニングコストも高くなる
という問題があった。
【0007】さらに、従来の降雨予測、雨水流入量予測
及び気象情報に対応したユーザー施設の運転支援、人員
配置計画作成支援、警報発信支援等を行うシステムにお
いては、各種気象、雨量レーダ及び各種気象センサ設備
を有する機関の専用システムとなっており、気象情報収
集手段を所有する機関でしか利用できず、また、収集で
きる気象データも管轄領域内のデータに限られ、管轄領
域外の気象データは利用できないといった問題点があっ
た。
【0008】本発明は上述した従来の気象情報提供シス
テムが有する課題を解決するためになされたもので、第
1の目的は多様な気象情報及び気象状況を、簡単に提供
することができる気象情報アプリケーションサービスプ
ロバイダーシステムを提供するにある。
【0009】本発明の第2の目的は各種気象、雨量レー
ダ及び各種気象センサ設備を持たないユーザーにも広範
囲の気象情報を収集し、収集した気象情報よる降雨予
測、雨水流入予測、ユーザー施設運営、管理支援を行う
ことができる気象情報アプリケーションサービスプロバ
イダーシステムを提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
気象情報を収集する気象情報収集手段と、収集した気象
情報を保存する気象情報管理データベースと、気象情報
管理データベースに保存した気象情報に基づいて、気象
に関する状況表示や予測等のアプリケーション機能を実
行するアプリケーションサーバー手段と、アプリケーシ
ョンサーバー手段によるアプリケーション実行結果をユ
ーザーに配信するためのWWWサーバー手段と、WWW
サーバー手段を公衆通信網に接続するための通信手段
と、ユーザー情報を保存するユーザー情報データベース
と、保存されたユーザー情報を管理するユーザー情報管
理手段と、保存されたユーザー情報に基づいて、システ
ム及びサービスの利用に対する課金情報を管理する課金
情報管理手段と、気象情報管理データベースに保存され
た気象情報、ユーザー情報データベースに保存されたユ
ーザー情報及びシステムを保護するセキュリティ診断・
管理手段とを備えたことを特徴とする気象情報アプリケ
ーションサービスプロバイダーシステムである。
【0011】このように構成することによって、浄水
場、下水ポンプ場及び下水処理場等を運営管理するユー
ザーは、設備の運転制御に必要な対象地域内の気象情報
及び降雨予測や雨水流入予測と言った、高度なアプリケ
ーション機能を、インターネットブラウザ機能を有する
パーソナルコンピュータ等からインターネット通信網を
介して簡単に利用することが可能となり、各種気象、雨
量レーダ及び各種気象センサ設備、気象情報配信専用回
線、及び専用の降雨予測、雨水流入予測システム等の高
額の設備投資及びメンテナンス費用及びシステム管理人
件費が不要となる。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
気象情報アプリケーションサービスプロバイダーシステ
ムにおいて、気象情報収集手段は、気象情報を配信する
気象情報センターより気象情報を入手し、気象情報管理
データベースに気象情報データとして保存し、アプリケ
ーションサーバー手段は、気象情報管理データベースに
保存された気象情報データに基づき、ユーザーの要求に
従って、指定された地域の気象状況表示画面の構築、所
定期間内の降雨予測及び主要河川、下水道幹線及び下水
処理場等への雨水流入量予測を行い、WWWサーバー手
段はアプリケーション機能の実行結果の閲覧画面を構築
し、通信手段を用いてユーザがインターネットブラウザ
機能を有するパーソナルコンピュータ等によりインター
ネット通信網を介して閲覧可能にしたことを特徴とす
る。
【0013】このように構成することによって、気象情
報センターより入手した情報を、アプリケーションサー
バー手段に備えられた気象状況表示アプリケーション機
能、降雨予測アプリケーション機能、雨水流入予測アプ
リケーション機能により、ユーザーの要求に従って、指
定された地域の気象状況表示画面構築、所定期間内の降
雨予測及び主要河川、下水ポンプ場、下水道幹線及び下
水処理場等への雨水流入量予測を行う等、浄水場、下水
ポンプ場及び下水処理場等を運営、管理するユーザー向
けに加工処理してインターネット通信網を介して配信さ
れるため、ユーザーは、浄水場、下水ポンプ場及び下水
処理場の運転制御に必要な情報をインターネットブラウ
ザ機能を有するパーソナルコンピュータ等によりインタ
ーネット通信網を介して簡単に入手可能となる。
【0014】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載の気象情報アプリケーションサービスプロバイダー
システムにおいて、気象情報収集手段は、気象情報収集
設備を有する単一又は複数の機関との契約に基づいて気
象情報を収集し、収集した気象情報を気象情報管理デー
タベースに情報提供機関別、対象地域別及び情報の種類
別に保存、管理することを特徴とする。
【0015】このように構成することによって、雨量レ
ーダ及び各種気象センサからの情報が入手可能となり、
アプリケーションサーバー手段に備えられた、降雨予測
アプリケーション機能、雨水流入予測アプリケーション
機能による降雨予測精度や下水ポンプ場、下水処理場へ
の雨水流入予測精度が向上する。これにより、浄水場、
下水ポンプ場及び下水処理場等を運営管理するユーザー
は、インターネットブラウザ機能を有するパーソナルコ
ンピュータ等からインターネット通信網を介して、設備
の運転制御に必要な気象情報や精度の高い、降雨予測及
び雨水流入予測等のアプリケーション機能を簡単に利用
することができるようになる。
【0016】請求項4に係る発明は、請求項1乃至3の
いずれか1項に記載の気象情報アプリケーションサービ
スプロバイダーシステムにおいて、ユーザー情報管理手
段は、ユーザーとの契約に基づいて、ユーザーが運営、
管理する地域の下水管路網データを登録する下水管路網
情報管理手段を有し、気象情報管理データベースに保存
された気象情報と下水管路網データとに基づいてアプリ
ケーションサーバー手段の雨水流入予測アプリケーショ
ン機能により、ユーザーが運営、管理する下水ポンプ
場、下水処理場への雨水流入予測を実行し、WWWサー
バー手段は雨水流入予測の実行結果閲覧画面を構築し、
通信手段を用いてユーザーがインターネットブラウザ機
能を有するパーソナルコンピュータ等によりインターネ
ット通信網を介して閲覧可能にしたことを特徴とする。
【0017】このように構成することによって、ユーザ
ーが運営管理する地域の下水管路網データを、予め下水
管路網情報管理手段に登録しておくことによって、アプ
リケーションサーバー手段に備えられた雨水流入予測ア
プリケーション機能により、ユーザーが運営管理する下
水管路網に最適な雨水流入予測結果を得ることができ
る。これによりユーザーは、降雨時の雨水ポンプ設備等
の適切な運転制御が可能となる。
【0018】請求項5に係る発明は、請求項1乃至3の
いずれか1項に記載の気象情報アプリケーションサービ
スプロバイダーシステムにおいて、ユーザ情報管理手段
は、ユーザーとの契約に基づいて、ユーザーが運営、管
理する浄水場、下水処理場、下水ポンプ場等の設備の運
転履歴情報を登録する運転履歴情報管理手段を有し、気
象情報管理データベースに保存された気象情報と運転履
歴情報とに基づいてアプリケーションサーバー手段の運
転支援アプリケーション機能により、ユーザーが運営、
管理する浄水場、下水処理場、下水ポンプ場等の気象状
況に応じた運転指標を構築し、通信手段を用いてユーザ
ーがインターネットブラウザ機能を有するパーソナルコ
ンピュータ等によりインターネット通信網を介して閲覧
可能にしたことを特徴とする。
【0019】このように構成することによって、ユーザ
ーが運営、管理する浄水場、下水処理場、ポンプ場等の
設備の運転履歴情報を、予め運転履歴情報管理手段に登
録しておくことができるため、アプリケーションサーバ
ー手段に備えられた、運転支援アプリケーション機能に
より、ユーザー施設毎に過去の気象履歴情報と運転履歴
情報を対応させることにより、最適な運転指標を構築す
ることが可能となり、経験の浅い運転員でも気象状況に
応じた各設備の的確な運転制御が可能となる。
【0020】請求項6に係る発明は、請求項1乃至3の
いずれか1項に記載の気象情報アプリケーションサービ
スプロバイダーシステムにおいて、ユーザ情報管理手段
は、人員配置履歴を管理する人員配置履歴情報管理手段
を有し、アプリケーションサーバー手段は人員配置計画
作成アプリケーション機能を有し、ユーザーとの契約に
基づいて、ユーザーが運営、管理する浄水場、下水処理
場、下水ポンプ場等の人員配置履歴情報を、人員配置履
歴情報管理手段に登録し、気象情報管理データベースに
保存された各種気象情報と人員配置運転履歴情報とに基
づき、アプリケーションサーバー手段の人員配置計画作
成アプリケーション機能により、ユーザーが運営、管理
する浄水場、下水処理場、下水ポンプ場等の気象状況に
応じた人員配置計画を作成し、通信手段を用いてユーザ
ーがインターネットブラウザ機能を有するパーソナルコ
ンピュータ等によりインターネット通信網を介して閲覧
可能にすることを特徴とする。
【0021】このように構成することによって、ユーザ
ーが運営、管理する浄水場、下水ポンプ場、下水処理場
等の人員配置履歴情報を、予め人員配置履歴情報管理手
段に登録しておくことができるため、アプリケーション
サーバー手段に備えられた、人員配置計画作成アプリケ
ーション機能により、ユーザー施設毎に過去の気象履歴
情報と人員配置履歴情報を対応させることにより、最適
な人員配置計画を作成することが可能となる。これによ
りユーザーは、降雨予測アプリケーション機能及び雨水
流入予測アプリケーション機能により予測される、降雨
量や、雨水流入量に応じた最適な人員配置計画が得られ
るなめ、ユーザー施設の安全な運営、管理が可能とな
る。
【0022】請求項7に係る発明は、請求項4乃至6の
いずれか1項に記載の気象情報アプリケーションサービ
スプロバイダーシステムにおいて、ユーザ情報管理手段
は、ユーザー毎の情報をそれぞれユーザー毎に独立して
構築されたユーザー情報管理データベースに保存管理
し、セキュリティ診断・管理手段により、アクセス権限
をユーザー自身と、アプリケーションサーバー手段及び
システム管理者に限定することを特徴とする。
【0023】このように構成することによって、ユーザ
ー毎に独立したデータベースを構築することにより、セ
キュリティー管理がし易くなるため、ユーザーから登録
された下水管路網情報、運転履歴情報及び人員配置履歴
情報が、他のユーザーに誤って、あるいは故意に閲覧又
は改竃される危険を少なくすることができる。
【0024】これにより、ユーザーは、下水管路網情
報、運転履歴情報及び人員配置履歴情報等の保管用とし
て、又はバックアップ用としても、本発明によるユーザ
ー情報管理データベースを利用することが可能となる。
【0025】請求項8に係る発明は、請求項1乃至3の
いずれか1項に記載の気象情報アプリケーションサービ
スプロバイダーシステムにおいて、ユーザ情報管理手段
は、警報発信情報を管理する警報発信情報管理手段を有
し、ユーザーとの契約を条件として、気象情報管理デー
タベースに保存された気象情報に基づいて、ユーザーが
運営、管理する浄水揚、下水処理場の所在地域において
雷、集中豪雨、台風等の災害が予測される場合に、警報
発信情報管理手段により、ユーザーが指定した通信方法
によりユーザーが指定した発信先に、公衆通信網等を介
して、ユーザーに災害警報を発信することを特徴とす
る。
【0026】このように構成することによって、気象情
報収集手段により収集され気象情報管理データベースに
保存された各種気象情報を基に、ユーザーが運営、管理
する浄水場、下水処理場の所在地域において雷、集中豪
雨、台風等の災害が予測される場合に、ユーザーが予め
指定した発信先及び通信方法に従って、警報が発信され
るので、ユーザーは、事前に災害発生防止手段、及び人
員配置の指示等適切な対応を実施することができ、災害
による被害を未然に防止することが可能となる。
【0027】請求項9に係る発明は、請求項1乃至8の
いずれか1項に記載の気象情報アプリケーションサービ
スプロバイダーシステムにおいて、気象情報管理データ
ベースは、気象情報提供機関毎に個別のデータベースサ
ーバーに構築し、さらに気象情報提供機関別の情報利用
状況監視手段を有し、データベースサーバーは、気象情
報提供機関と、気象情報アプリケーションサービスプロ
バイダー運営事業者との共同出資契約に基づいて所有
し、気象情報アプリケーションサービスプロバイダーサ
ービスで得られた利益の一部を、気象情報機関別情報利
用状況監視手段より集計された情報利用状況に応じて、
分配することを特徴とする。
【0028】このように構成することによって、ユーザ
ーは、豊富なデータによる精度の高い気象情報を得るこ
とができ、さらに精度の高い情報に基づいて実行される
高精度の降雨予測、雨水流入予測、運転支援、人員配置
支援、警報等のサービスを得ることができる。
【0029】また、情報提供機関は、気象情報収集設備
によって得られたデータを、気象情報提供機関毎に個別
のデータベースサーバーに構築された気象状況管理デー
タベースに保存することができ、データの保存管理手段
あるいは、バックアップ手段として、利用することがで
きる。また、本発明による気象情報アプリケーションプ
ロバイダーシステムにデータを提供することによって収
入を得ることができ、設備の有効活用がはかられる。さ
らに、気象情報アプリケーションサービスプロバイダー
運営事業者は、気象情報アプリケーションサービスプロ
バイダーサービスで得られた利益の一部を、気象情報機
関別情報利用状況監視手段より集計された情報利用状況
に応じて、分配されるので、活用状況データに裏付けら
れた公平かつ適切な利益分配が可能となる。
【0030】請求項10に係る発明は、請求項1乃至9
のいずれか1項に記載の気象情報アプリケーションサー
ビスプロバイダーシステムにおいて、アプリケーション
サーバー手段は、少なくとも降雨予測アプリケーション
機能、雨水流入予測アプリケーション機能、運転支援ア
プリケーション機能、人員配置計画作成アプリケーショ
ン機能の予測精度監視手段を有し、ユーザーとの契約に
基づいて決定されるシステム及びサービス利用料金を、
基本料金部分と、各アプリケーション機能の予測精度加
算部分により構成し、予測精度加算部分は、予測精度監
視手段により集計された各アプリケーション機能の予測
精度実績に基づいて算出し、ユーザーに課金することを
特徴とする。
【0031】このように構成することによって、ユーザ
ーとの契約に基づいて決定されるシステム及びサービス
利用料金を、基本料金部分と、各アプリケーションの予
測精度加算部分により構成し、予測精度加算部分は、予
測精度監視手段により集計された各アプリケーションの
予測精度実績に基づいて算出しユーザーに課金されるの
で、システムの性能及びサービスの質に応じた適切な課
金システムを実現することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す好適な
実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に
係る気象情報アプリケーションサービスプロバイダーシ
ステムの第1の実施形態の概略構成を示すブロック図で
ある。
【0033】図1において、気象情報アプリケーション
サービスプロバイダーシステム1は、気象情報収集手段
2と、収集した気象データを保存、管理する気象情報管
理データベース3と、各種アプリケーション機能を備え
たアプリケーションサーバー手段4と、WWW(World
Wide Web)サーバー手段5と、通信手段6と、ユーザー
情報データベース7と、ユーザー情報管理手段8と、ユ
ーザー毎の契約に従ってシステム及びサービスの利用に
対する課金情報を管理する課金情報管理手段9と、気象
情報管理データベース3に保存された気象情報やユーザ
ー情報データベース7に保存されたユーザー情報及びシ
ステムを保護するセキュリティ診断・管理手段10とを
備えている。
【0034】WWWサーバー手段5は、アプリケーショ
ンサーバー手段4に備えられた各種アプリケーション機
能による実行結果をインターネット通信網11によりユ
ーザー12に配信するための実行結果閲覧画面を構築
し、ユーザー12が、気象情報アプリケーションサービ
スプロバイダーシステム1及びサービス事業を行う事業
者との契約に基づいて、システム及びサービスを利用す
る場合、インターネットブラウザ機能を有するパーソナ
ルコンピュータやエンジニアリングワークステーション
等の計算機13等から利用できるようになっている。
【0035】ここで、ユーザー12としては例えば、浄
水場、下水ポンプ場及び下水処理場等の管理者あるいは
浄水場、下水処理場を運転、管理するオペレータ等を対
象としている。また、収集する気象情報は、気象情報セ
ンター14や雨水レーダ、気象衛星及び各種センサ等の
気象データ収集設備15を有する、単一又は複数の気象
情報提供機関16との契約に基づいて気象情報収集手段
2により収集する。収集した気象データは、図2に示し
たように気象情報管理データベース3に情報提供機関別
データ17として保存される。
【0036】図3は、気象情報管理データベース3に情
報提供機関別に保存された気象データ構成の一例を示す
図である。図3において気象データは、管理情報部18
と、気象データ部19とにより構成されており、管理情
報部18には、例えば気象情報提供機関名20、対象地
域情報データ21、観測日情報データ22、観測時間情
報データ23等のデータが記憶される。また、気象デー
タ部19には、例えば天候データ24、気温データ2
5、湿度データ26、風向データ27、風速データ28
等の数値データや気圧配置図29、雨水レーダ画像3
0、気象衛星画像31等の画像データが保存される。
【0037】図4はアプリケーションサーバー手段4に
備えられたアプリケーション機能を示すブロック図であ
る。図4においてアプリケーションサーバー手段4は、
気象状況表示アプリケーション機能32、降雨予測アプ
リケーション機能33、雨水流入予測アプリケーション
機能34、運転支援アプリケーション機能35、人員配
置計画作成アプリケーション機能36、警報発報アプリ
ケーション機能37を備えており、さらに気象状況表示
アプリケーション機能32、降雨予測アプリケーション
機能33及び雨水流入予測アプリケーション機能34で
参照する地図情報データベース38を備えている。この
うち、地図情報データベース38には、地図情報、主要
河川情報及び主要下水管路網等が保存されている。
【0038】図5はユーザー情報データベースの概略構
成図である。図5において、ユーザー情報データベース
7は、ユーザー管理情報データベース39、下水管路網
データベース40、運転履歴データベース41、人員配
置履歴データベース42及び警報発信情報データベース
43によって構成されている。
【0039】図6は、ユーザー情報管理手段8の概略機
能を示した構成図である。図6において、ユーザー情報
管理手段7はユーザーアクセス情報管理手段44、下水
管路網情報管理手段45、運転履歴情報管理手段46、
人員配置履歴管理手段47及び警報発信情報管理手段4
8より構成されている。アプリケーションサーバー手段
4に備えられた各アプリケーション実行時には、気象情
報管理データベース3及びユーザー情報データベース7
から、各アプリケーションに必要な情報が参照される。
【0040】図7は、第1の実施形態による気象情報ア
プリケーションサービスプロバイダーシステム1の動作
を示すフローチャートである。図7において、浄水場、
下水ポンプ場及び下水処理場等を運営管理するユーザー
12は、インタネットブラウザ機能を有するパーソナル
コンピュータ等から通信手段によりインターネット通信
網11を介して気象情報アプリケーションサービスプロ
バイダーシステム1ヘアクセスする。気象情報アプリケ
ーションサービスプロバイダーシステム1においては、
ユーザー12からのアクセスは、通信手段6を介してW
WWサーバー手段5に接続される。このときWWWサー
バー手段5では、ユーザー12に対してユーザーID、
パスワード等のユーザー認証情報の入力を要求する。ユ
ーザー12により入力されたユーザー認証情報は、セキ
ュリティ診断・管理手段10により、ユーザー情報デー
タベース7のユーザー管理情報データベース39を参照
して、ユーザー12の認証情報及びアクセス権限が確認
される。セキュリティ診断・管理手段10により認証さ
れた場合は、課金情報管理手段9により記録が開始され
る。次に、WWWサーバー手段5においてユーザー12
に対して、気象状況a、降雨予測b、雨水流入予測c、
運転支援d、人員配置計画e、警報発信fの中から要求
項目の選択が要求される。ユーザー12が選択した項目
に従いアプリケーションサーバー手段4に備えられたア
プリケーション機能の中から、ユーザー要求項目に対応
したアプリケーション機能が実行される。
【0041】ユーザー12が、気象状況aを要求した場
合は、気象状況表示アプリケーション機能32が実行さ
れ、気象情報管理データベース3及び地図情報データベ
ース38を参照して気象状況表示画面をWWWサーバー
手段5に構築する。
【0042】ユーザー12が、降雨予測bを要求した場
合は、アプリケーションサーバー手段4の降雨予測アプ
リケーション機能33が実行され、ユーザー12に対象
地域、範囲及び予測時間の指定が要求され、気象情報管
理データベース3のユーザー12が指定した地域及び範
囲に対応する現在の気象情報及び過去の気象情報を参照
しながらユーザー12が指定した時間範囲の降雨量を予
測し、WWWサーバー手段5に降雨予測結果表示画面を
構築する。
【0043】ユーザー12が、雨水流入予測cを要求し
た場合は、アプリケーションサーバー手段4の雨水流入
予測アプリケーション機能34が実行される。この時、
ユーザー情報管理手段8の下水管路網情報管理手段45
により、ユーザー12の下水管路網データが登録されて
いるか否かを確認し、登録されている場合には、ユーザ
ー情報データベース7の、下水管路網情報データベース
40、気象情報管理データベース3及び地図情報データ
ベース38を参照して雨水流入予測を行い、WWWサー
バー手段5に降雨予測結果表示画面を構築する。ユーザ
ー12の下水管路網データが登録されていない場合に
は、ユーザー12に対象地域及び範囲の指定が要求さ
れ、ユーザー12が指定した地域及び範囲に対応する気
象情報管理データベース3及び地図情報データベース3
8の地図情報、主要河川情報及び主要下水管路網情報を
参照して雨水流入予測を行い、WWWサーバー手段5に
降雨予測結果表示画面を構築する。
【0044】ユーザー12が、運転支援dを要求した場
合は、アプリケーションサーバー手段4の運転支援アプ
リケーション機能35が実行される。この時、ユーザー
情報管理手段8の運転履歴情報管理手段46により、ユ
ーザー12の運転履歴データが登録されているかを確認
し、登録されている場合には、ユーザー情報データベー
ス7の、運転履歴データベース41、気象情報管理デー
タベース3を参照して運転指標を作成し、WWWサーバ
ー手段5に運転指標表示画面を構築する。ユーザー12
の運転履歴データが登録されていない場合には、ユーザ
ー12に対象地域、範囲及び運転支援アプリケーション
機能35に備えられた標準機場タイプ(浄水場、下水ポ
ンプ場、下水処理場等)の指定が要求され、ユーザー1
2が指定した地域及び範囲に対応する気象情報管理デー
タベース3の気象情報と標準機場タイプの機場構成に基
づいて運転指標を作成し、WWWサーバー手段5に運転
指標表示画面を構築する。
【0045】ユーザー12が、人員配置計画eを要求し
た場合は、アプリケーションサーバー手段4の人員配置
計画作成アプリケーション機能36が実行される。この
時、ユーザー情報管理手段8の人員配置履歴情報管理手
段47により、ユーザー12の人員配置履歴データが登
録されているか否かを確認し、登録されている場合に
は、ユーザー情報データベース7の、人員配置履歴デー
タベース42、気象情報管理データベース3を参照し
て、降雨予測アプリケーション機能33を実行して、降
雨量予測結果と人員配置履歴データに基づいて、人員配
置計画作成アプリケーション機能36により人員配置計
画を作成し、WWWサーバー手段5に人員配置計画表示
画面を構築する。ユーザー12の人員配置履歴データが
登録されていない場合には、ユーザー12に対象地域、
範囲と標準機場タイプ(浄水場、下水ポンプ場、下水処
理場等の構成、処理能力)及び人員構成の指定が要求さ
れ、ユーザー12が指定した地域及び範囲に対応する気
象情報管理データベース3の気象情報と標準機上タイプ
の機場及び人員構成に基づいて人員配置計画を作成し、
WWWサーバー手段5に人員配置計画表示画面を構築す
る。
【0046】ユーザー12が、警報発信fを要求した場
合は、アプリケーションサーバー手段4の警報発報アプ
リケーション機能37が実行される。この時、ユーザー
情報管理手段8の警報発信情報管理手段48により、ユ
ーザー12の警報発信情報データが登録されているか否
かを確認し、登録されている場合には、気象情報管理デ
ータベース3の参照、及び降雨予測アプリケーション機
能33の実行をして、ユーザー12が運営、管理する浄
水場、下水処理場の所在地域において雷、集中豪雨、台
風等の災害が予測される場合には、警報項目を構成し、
ユーザー情報データベース7の、警報発信情報データベ
ース43に保存されたユーザーへの警報発信手段及び発
信先に通信機能6を介して警報が発信される。
【0047】ユーザー12の警報発信情報データが登録
されていない場合には、ユーザー12に対象地域、範囲
と警報発信手段及び発信方法の登録が要求され、ユーザ
ー12が登録した情報はユーザー情報管理手段8の警報
発信情報管理手段48によりユーザー情報データベース
7の、警報発信情報データベース43に保存され、警報
発信情報データに基づいて警報発報アプリケーション機
能37が実行される。
【0048】この警報発信要求fは一度要求すれば、こ
れ以降定期的に警報発報アプリケーション機能37が実
行され、ユーザー12が運営、管理する浄水場、下水処
理場の所在地域において雷、集中豪雨、台風等の災害が
予測される場合には、警報項目を構成し、ユーザー情報
データベース7の、警報発信情報データベース43に保
存されたユーザーへの警報発信手段及び発信先に通信機
能6を介して警報が発信される。
【0049】ユーザー12により再び警報発信fが要求
された場合は、ユーザー12に対して登録データ変更要
求か、警報発信機能停止要求かの選択を要求する。登録
データ変更が選択された場合は、対象地域、範囲と警報
発信手段及び発信方法の入力を要求し、入力されたデー
タはユーザー情報管理手段8の警報発信情報管理手段4
8によりユーザー情報データベース7の、警報発信情報
データベース43に上書き保存され、警報発信情報デー
タに基づいて警報発報アプリケーション機能37の実行
が継続される。ユーザー12により警報発信機能停止が
選択された場合は、警報発報アプリケーション機能37
の実行が停止される。上記の、ユーザー12からのアク
セス開始から終了までの履歴は、ユーザーアクセス情報
管理手段44により履歴データとして、ユーザー情報デ
ータベース7のユーザー管理情報データベースに保存さ
れる。
【0050】本実施形態による気象情報アプリケーショ
ンサービスプロバイダーシステム1においては、浄水
場、下水ポンプ場及び下水処理場等を運営管理するユー
ザー12は、設備の運転制御に必要な対象地域内の気象
情報、降雨予測、雨水流入予測、運転支援、人員配置計
画作成及び警報発信といった、高度なアプリケーション
機能を、インターネットブラウザ機能を有するパーソナ
ルコンピュータ等からインターネット通信網を介して簡
単に利用することが可能となり、各種気象、雨量レーダ
及び各種気象センサ設備、気象情報配信専用回線、及び
専用の降雨予測、雨水流入予測システム等の高額の設備
投資及びメンテナンス費用及びシステム管理人件費が不
要となる。
【0051】図8は、本発明に係る気象情報アプリケー
ションサービスプロバイダーシステムの第2の実施形態
の概略構成を示すブロック図である。図中、図1乃至図
7に示す第1の実施形態と同一の要素には同一の符号を
付してその説明を省略すると共に、一部の機能について
は図示を省略する。
【0052】図8において、気象情報アプリケーション
サービスプロバイダーシステム1Aは、気象情報提供機
関別情報利用状況監視手段49及び気象情報提供機関管
理手段50を備えており、さらに、気象情報管理データ
ベース3は複数の気象情報提供機関16a、16b…1
6n毎に個別のデータベースサーバー手段51a、51
b…51nに構築されている。さらに、このデータベー
スサーバー手段51a、51b…51nは、気象情報提
供機関16a、16b…16nと、気象情報アプリケー
ションサービスプロバイダー運営事業者52との共同出
資契約に基づいて所有し、気象情報アプリケーションサ
ービスプロバイダーシステム及びサービスで得られた利
益の一部を、気象情報機関別情報利用状況監視手段49
及び気象情報提供機関管理手段50により集計された情
報利用状況に応じて分配される。
【0053】本実施形態による気象情報アプリケーショ
ンサービスプロバイダーシステム及びサービスにおいて
は、ユーザー12は、複数の気象情報提供機関16a、
16b…16nにより提供される広範囲かつ豊富な気象
データによる精度の高い気象情報を得ることができ、さ
らに精度の高い情報に基づいて実行される高精度の降雨
予測、雨水流入予測、運転支援、人員配置支援、警報等
アプリケーション機能を利用することができる。また、
情報提供機関16a、16b…16nは、気象情報収集
設備15によって得られたデータを、気象情報提供機関
16a、16b…16n別に個別のデータベースサーバ
ー手段51a、51b…51nに構築された気象状況管
理データベース3に保存することができ、データの保存
管理手段あるいはバックアップ手段として、利用するこ
とができる。また、気象情報アプリケーションプロバイ
ダーシステム1にデータを提供することによって収入を
得ることができ、気象情報収集設備15の有効活用がは
かれる。さらに、気象情報アプリケーションサービスプ
ロバイダー運営事業者52は、気象情報アプリケーショ
ンサービスプロバイダーサービス1で得られた利益の一
部を、気象情報機関別情報利用状況監視手段49より集
計された情報利用状況に応じて分配されるので、活用状
況データに裏付けられた公平かつ適切な利益分配が可能
となる。
【0054】図9は、本発明に係る気象情報アプリケー
ションサービスプロバイダーシステムの第3の実施形態
の概略構成を示すブロック図である。図9において、図
1乃至図8に示す第1乃至第2の実施形態と同一部分に
は同一符号を付して詳細な説明は省略すると共に一部の
機能については図示を省略する。
【0055】図9において、気象情報アプリケーション
サービスプロバイダーシステム1Bは、アプリケーショ
ンサーバー手段4に備えられた、降雨予測アプリケーシ
ョン機能33、雨水流入予測アプリケーション機能3
4、運転支援アプリケーション機能35、人員配置計画
作成アプリケーション機能36等の予測結果保存データ
ベース53及び予測精度監視手段54を有し、ユーザー
12との契約に基づいて決定されるシステム及びサービ
ス利用料金を、基本料金部分55と、各アプリケーショ
ン機能の予測精度実績加算部分56により構成し、予測
精度加算部分56は、予測精度監視手段54により集計
された各アプリケーション機能の予測精度実績に基づい
て、課金情報管理手段9により算出しユーザー12に請
求する。
【0056】第3の実施形態によれば、ユーザーとの契
約に基づいて決定されるシステム及びサービス利用料金
を、基本料金部分55と、各アプリケーション機能の予
測精度加算部分56により構成し、予測精度加算部分5
6は、予測精度監視手段54により集計された各アプリ
ケーション機能の予測精度実績に基づいて算出しユーザ
ーに課金されるので、システムの性能及びサービスの質
に応じた適切な課金システムを実現することができる。
【0057】なお、ユーザーへの利用料料金の請求は、
月毎、半年毎、年間いずれの場合でもよく、ユーザーと
気象情報アプリケーションサービスプロバイダ運営事業
者との契約に基づいて取り決められる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、浄
水場、下水ポンプ場及び下水処理場等を運営管理するユ
ーザーに広範囲かつ大量に収集された高精度な気象デー
タに基づいて実行される気象情報、降雨予測、雨水流入
予測、運転支援、人員配置計画作成及び警報発信とい
た、高度なアプリケーション機能を、インターネットブ
ラウザ機能を有するパーソナルコンピュータ等からイン
ターネット通信網を介して簡単に利用できるシステム及
びサービスを提供できる。さらに、情報提供機関に対し
ては、気象情報収集設備によって得られたデータの保存
管理手段あるいはバックアップ手段を提供することがで
き、また、気象情報アプリケーションプロバイダーシス
テムにデータを提供することによる収入をもたらすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による気象情報アプリケーションサービ
スプロバイダーシステムの第1の実施形態の構成を示す
ブロック図。
【図2】図1に示した第1の実施形態を構成する気象情
報管理データベースの概略構成図。
【図3】図1に示した第1の実施形態を構成する気象情
報管理データベースに保存される気象データの一例を示
す図表。
【図4】図1に示した第1の実施形態を構成するアプリ
ケーションサーバー手段に備えられたアプリケーション
機能を示すブロック図。
【図5】図1に示した第1の実施形態を構成するユーザ
ー情報データベースをの概略構成図。
【図6】図1に示した第1の実施形態を構成するユーザ
ー情報管理手段の概略構成図。
【図7】図1に示した第1の実施形態の動作を説明する
ためのフローチャート。
【図8】本発明に係る気象情報アプリケーションサービ
スプロバイダーシステムの第2の実施形態の構成を示す
ブロック図。
【図9】本発明に係る気象情報アプリケーションサービ
スプロバイダーシステムの第3の実施形態の構成を示す
ブロック図。
【符号の説明】
1,1A,1B 気象情報アプリケーションサービスプ
ロバイダーシステム 2 気象情報収集手段 3 気象情報管理データベース 4 アプリケーションサーバー手段 5 WWWサーバー手段 6 通信手段 7 ユーザー情報データベース 8 ユーザー情報管理手段 9 課金情報管理手段 10 セキュリティ診断・管理手段 11 インターネット通信網 12 ユーザー 13 計算機 14 気象情報センター 15 気象データ収集設備 16 気象情報提供機関 17 情報提供機関別データ 18 管理情報部 19 気象データ部 32 気象状況表示アプリケーション機能 33 降雨予測アプリケーション機能 34 雨水流入予測アプリケーション機能 35 運転支援アプリケーション機能 36 人員配置計画作成アプリケーション機能 37 警報発報アプリケーション機能 38 地図情報データベース 44 ユーザーアクセス情報管理手段 45 下水管路網情報管理手段 46 運転履歴情報管理手段 47 人員配置履歴管理手段 48 警報発信情報管理手段 49 気象情報提供機関別情報利用状況監視手段 51 気象情報提供機関管理手段 52 気象情報提供機関別データベースサーバー手段 53 予測結果保存データベース 54 予測精度監視手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 川 斗 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 大 橋 幸 夫 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 宮 島 康 行 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 猪 俣 吉 範 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 山 川 昌 弘 富山県富山市桜橋通り2丁目25番 株式会 社東芝北陸支社内 (72)発明者 近 藤 眞 哉 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 松 前 学 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 篠 原 哲 哉 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 小 林 義 孝 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番30号 株式会社東芝関西支社内 (72)発明者 脇 本 政 博 福岡県福岡市中央区長浜2丁目4番1号 株式会社東芝九州支社内 (72)発明者 川 田 行 彦 宮城県仙台市青葉区本町2丁目1番29号 株式会社東芝東北支社内 (72)発明者 上 西 範 久 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気象情報を収集する気象情報収集手段と、
    収集した気象情報を保存する気象情報管理データベース
    と、前記気象情報管理データベースに保存した前記気象
    情報に基づいて、気象に関する状況表示や予測等のアプ
    リケーション機能を実行するアプリケーションサーバー
    手段と、前記アプリケーションサーバー手段によるアプ
    リケーション実行結果をユーザーに配信するためのWW
    Wサーバー手段と、前記WWWサーバー手段を公衆通信
    網に接続するための通信手段と、ユーザー情報を保存す
    るユーザー情報データベースと、保存された前記ユーザ
    ー情報を管理するユーザー情報管理手段と、保存された
    前記ユーザー情報に基づいて、システム及びサービスの
    利用に対する課金情報を管理する課金情報管理手段と、
    前記気象情報管理データベースに保存された気象情報、
    前記ユーザー情報データベースに保存されたユーザー情
    報及びシステムを保護するセキュリティ診断・管理手段
    とを備えたことを特徴とする気象情報アプリケーション
    サービスプロバイダーシステム。
  2. 【請求項2】前記気象情報収集手段は、気象情報を配信
    する気象情報センターより気象情報を入手し、前記気象
    情報管理データベースに気象情報データとして保存し、
    前記アプリケーションサーバー手段は、前記気象情報管
    理データベースに保存された気象情報データに基づき、
    ユーザーの要求に従って、指定された地域の気象状況表
    示画面の構築、所定期間内の降雨予測及び主要河川、下
    水道幹線及び下水処理場等への雨水流入量予測を行い、
    前記WWWサーバー手段はアプリケーション機能の実行
    結果の閲覧画面を構築し、前記通信手段を用いてユーザ
    がインターネットブラウザ機能を有するパーソナルコン
    ピュータ等によりインターネット通信網を介して閲覧可
    能にしたことを特徴とする請求項1に記載の気象情報ア
    プリケーションサービスプロバイダーシステム。
  3. 【請求項3】前記気象情報収集手段は、気象情報収集設
    備を有する単一又は複数の機関との契約に基づいて気象
    情報を収集し、収集した気象情報を前記気象情報管理デ
    ータベースに情報提供機関別、対象地域別及び情報の種
    類別に保存、管理することを特徴とする請求項1又は2
    に記載の気象債艇アプリヶーションサービスプロバイダ
    ーシステム。
  4. 【請求項4】前記ユーザー情報管理手段は、ユーザーと
    の契約に基づいて、ユーザーが運営、管理する地域の下
    水管路網データを登録する下水管路網情報管理手段を有
    し、前記気象情報管理データベースに保存された気象情
    報と前記下水管路網データとに基づいて前記アプリケー
    ションサーバー手段の雨水流入予測アプリケーション機
    能により、ユーザーが運営、管理する下水ポンプ場、下
    水処理場への雨水流入予測を実行し、前記WWWサーバ
    ー手段は雨水流入予測の実行結果閲覧画面を構築し、前
    記通信手段を用いてユーザーがインターネットブラウザ
    機能を有するパーソナルコンピュータ等によりインター
    ネット通信網を介して閲覧可能にしたことを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の気象情報アプリ
    ケーションサービスプロバイダーシステム。
  5. 【請求項5】前記ユーザ情報管理手段は、ユーザーとの
    契約に基づいて、ユーザーが運営、管理する浄水場、下
    水処理場、下水ポンプ場等の設備の運転履歴情報を登録
    する運転履歴情報管理手段を有し、前記気象情報管理デ
    ータベースに保存された気象情報と前記運転履歴情報と
    に基づいて前記アプリケーションサーバー手段の前記運
    転支援アプリケーション機能により、ユーザーが運営、
    管理する浄水場、下水処理場、下水ポンプ場等の気象状
    況に応じた運転指標を構築し、前記通信手段を用いてユ
    ーザーがインターネットブラウザ機能を有するパーソナ
    ルコンピュータ等によりインターネット通信網を介して
    閲覧可能にしたことを特徴とする請求項1乃至3記載の
    いずれか1項に記載の気象情報アプリケーションサービ
    スプロバイダーシステム。
  6. 【請求項6】前記ユーザ情報管理手段は、人員配置履歴
    を管理する人員配置履歴情報管理手段を有し、前記アプ
    リケーションサーバー手段は人員配置計画作成アプリケ
    ーション機能を有し、ユーザーとの契約に基づいて、ユ
    ーザーが運営、管理する浄水場、下水処理場、下水ポン
    プ場等の人員配置履歴情報を、前記人員配置履歴情報管
    理手段に登録し、前記気象情報管理データベースに保存
    された各種気象情報と前記人員配置運転履歴情報とに基
    づき、前記アプリケーションサーバー手段の人員配置計
    画作成アプリケーション機能により、ユーザーが運営、
    管理する浄水場、下水処理場、下水ポンプ場等の気象状
    況に応じた人員配置計画を作成し、前記通信手段を用い
    てユーザーがインターネットブラウザ機能を有するパー
    ソナルコンピュータ等によりインターネット通信網を介
    して閲覧可能にすることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか1項に記載の気象情報アプリケーションサービ
    スプロバイダーシステム。
  7. 【請求項7】前記ユーザ情報管理手段は、ユーザー毎の
    情報をそれぞれユーザー毎に独立して構築されたユーザ
    ー情報管理データベースに保存管理し、前記セキュリテ
    ィ診断・管理手段により、アクセス権限をユーザー自身
    と、アプリケーションサーバー手段及びシステム管理者
    に限定することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか
    1項に記載の気象情報アプリケーションサービスプロバ
    イダーシステム。
  8. 【請求項8】前記ユーザ情報管理手段は、警報発信情報
    を管理する警報発信情報管理手段を有し、ユーザーとの
    契約を条件として、前記気象情報管理データベースに保
    存された気象情報に基づいて、ユーザーが運営、管理す
    る浄水揚、下水処理場の所在地域において雷、集中豪
    雨、台風等の災害が予測される場合に、前記警報発信情
    報管理手段により、ユーザーが指定した通信方法により
    ユーザーが指定した発信先に、公衆通信網等を介して、
    ユーザーに災害警報を発信することを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれか1項に記載の気象情報アプリヶーシ
    ョンサービスプロバィダーシステム。
  9. 【請求項9】前記気象情報管理データベースは、気象情
    報提供機関毎に個別のデータベースサーバーに構築し、
    さらに気象情報提供機関別の情報利用状況監視手段を有
    し、前記データベースサーバーは、気象情報提供機関
    と、気象情報アプリケーションサービスプロバイダー運
    営事業者との共同出資契約に基づいて所有し、前記気象
    情報アプリケーションサービスプロバイダーサービスで
    得られた利益の一部を、前記気象情報機関別情報利用状
    況監視手段より集計された情報利用状況に応じて、分配
    することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に
    記載の気象情報アプリケーションサービスプロバイダー
    システム。
  10. 【請求項10】前記アプリケーションサーバー手段は、
    少なくとも降雨予測アプリケーション機能、雨水流入予
    測アプリケーション機能、運転支援アプリケーション機
    能、人員配置計画作成アプリケーション機能の予測精度
    監視手段を有し、ユーザーとの契約に基づいて決定され
    るシステム及びサービス利用料金を、基本料金部分と、
    各アプリケーション機能の予測精度加算部分により構成
    し、前記予測精度加算部分は、前記予測精度監視手段に
    より集計された各アプリケーション機能の予測精度実績
    に基づいて算出し、ユーザーに課金することを特徴とす
    る請求項1乃至9のいずれか1項に記載の気象情報アプ
    リケーションサービスプロバイダーシステム。
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