JP2003067512A - 個人情報提供装置、通信端末、個人情報提供システム、個人情報提供方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子的に管理されている印刷物の出力をより
簡易に行なうことができる個人情報提供装置を提供す
る。 【解決手段】 個人情報提供装置２００は、名刺に記載
すべきデータである名刺データを複数記憶した名刺ＤＢ
３０１、名刺データを名刺の形態で印刷するためのテン
プレートを複数記憶したテンプレートＤＢ３０４、名刺
ＤＢ３０１に記憶された名刺データのうちから、ダウン
ロードすべき名刺データの選択を受け付ける名刺ダウン
ロード部３１５、名刺データを印刷するためのテンプレ
ートの選択を受け付けるテンプレートダウンロード部３
１６、及び選択を受け付けた名刺データ及びテンプレー
トを送信する通信インタフェース２０５を備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、個人情報提供装
置、通信端末、個人情報提供システム、個人情報提供方
法及びコンピュータプログラムに関し、より詳細には、
ユーザにより登録された個人情報を管理し、外部から受
信した要求に応答してこの個人情報を提供する個人情報
提供装置、通信端末、個人情報提供システム、個人情報
提供方法及びコンピュータプログラムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、名刺やはがき等に記載すべき
個人情報を電子化してコンピュータ上で管理する技術が
知られている。例えば、特開平４−３５０７６８号公報
には、名刺の画像と姓名などの情報とを対応付けて電子
的に記録しておき、これらを取り出して電子的に表示す
る名刺電子ファイリング装置について記載されている。
この技術によれば、付加情報を名刺画像や名刺情報に対
応付けて電子ファイリング装置上に記録しておくので、
この付加情報を指定して、対応する名刺画像や名刺情報
の検索を行なうことが可能となる。

【０００３】また、特開平１１−１６０８５１号公報に
は、名刺などの版下を作成するための版下データを作成
して、伝送する版下作成用システムと、この版下作成用
システムからネットワークを介して送信される版下デー
タに基づいて版下を印刷出力するネットワークシステム
が開示されている。このシステムでは、ユーザによる版
下作成用システムを使用した版下作成処理が行なわれ
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の個人情報の電子的な管理では、一旦コンピュー
タ上に登録された個人情報を印刷出力する場合、出力画
像の編集は各ユーザが行なわなければならない。従っ
て、個人情報を印刷する際に、重複した労力が各ユーザ
において繰り返されている。

【０００５】また、コンピュータ上に登録された個人情
報は、その情報を登録したユーザにしか提供されない。

【０００６】このように、従来の個人情報の電子的管理
では、電子的に登録された個人情報の提供が有効に行な
われていないという問題があった。

【０００７】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、電子的に管理
された個人情報の印刷出力をより簡易に行なうことがで
きる個人情報提供装置、通信端末、個人情報提供システ
ム、個人情報提供方法及びコンピュータプログラムを提
供することにある。

【０００８】また、本発明の別の目的は、電子的に管理
された個人情報を有効に活用することができる個人情報
提供装置、通信端末、個人情報提供システム、個人情報
提供方法及びコンピュータプログラムを提供することに
ある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項１に記載の発明は、通信端末のユーザ
により該通信端末を使用して登録された個人情報を提供
する個人情報提供装置であって、前記個人情報を前記ユ
ーザの識別情報と対応付けて記憶した個人情報記憶手段
と、前記個人情報記憶手段に記憶した個人情報を所定の
形態で印刷するための少なくとも２つのテンプレートを
記憶したテンプレート記憶手段と、前記個人情報記憶手
段に記憶された個人情報のうちから、前記通信端末に送
信すべき個人情報の指定を受け付ける送信情報受付手段
と、前記テンプレート記憶手段に記憶されたテンプレー
トのうちから、前記通信端末に送信すべきテンプレート
の指定を受け付けるテンプレート受付手段と、前記送信
情報受付手段により指定を受け付けた個人情報、及び前
記テンプレート受付手段により指定を受け付けたテンプ
レートを送信する送信手段とを備えたことを特徴とす
る。

【００１０】また、請求項２に記載の発明は、請求項１
に記載の個人情報提供装置において、前記個人情報は前
記ユーザ自身の個人情報を含み、前記通信端末から、前
記ユーザ自身の個人情報を他のユーザへ提供する指示を
受信する手段と、前記提供する指示の受信に応答して前
記ユーザ自身の個人情報を前記個人情報記憶手段から抽
出する手段と、前記抽出されたユーザ自身の個人情報
を、前記個人情報記憶手段に記憶された前記他のユーザ
の識別情報と対応付けて記憶する手段とを備えたことを
特徴とする。

【００１１】また、請求項３に記載の発明は、請求項１
に記載の個人情報提供装置において、前記送信情報受付
手段は、前記個人情報記憶手段に記憶した個人情報の検
索条件を受け付ける検索条件受付手段と、前記検索条件
受付手段により受け付けた検索条件に合致する個人情報
を前記個人情報記憶手段から抽出する個人情報抽出手段
と、前記個人情報抽出手段により抽出された個人情報の
うちから前記通信端末に送信すべき個人情報の選択を受
け付ける受付手段とを有することを特徴とする。

【００１２】また、請求項４に記載の発明は、通信端末
であって、請求項１に記載の個人情報提供装置から送信
された個人情報を受信する受信手段と、前記受信手段に
より受信した個人情報を記憶する受信情報記憶手段と、
前記受信情報記憶手段に記憶した個人情報を無線信号に
変換して他の通信端末に送信する無線通信手段とを備え
たことを特徴とする。

【００１３】また、請求項５に記載の発明は、請求項４
に記載の通信端末において、前記無線通信手段は、前記
他の通信端末から、該他の通信端末に記憶された他の個
人情報の無線信号を受信することを特徴とする。

【００１４】また、請求項６に記載の発明は、個人情報
提供システムであって、請求項１に記載の個人情報提供
装置と、請求項４または５に記載の通信端末とを備えた
ことを特徴とする。

【００１５】また、請求項７に記載の発明は、通信端末
のユーザにより該通信端末を使用して登録された個人情
報を前記ユーザの識別情報と対応付けて記憶した個人情
報記憶手段と、前記個人情報記憶手段に記憶した個人情
報を所定の形態で印刷するための少なくとも２つのテン
プレートを記憶したテンプレート記憶手段とを有する個
人情報提供装置を用いた個人情報提供方法であって、前
記個人情報記憶手段に記憶された個人情報のうちから、
前記通信端末に送信すべき個人情報の指定を受け付け、
前記テンプレート記憶手段に記憶されたテンプレートの
うちから、前記通信端末に送信すべきテンプレートの指
定を受け付け、前記指定を受け付けた個人情報及びテン
プレートを送信することを特徴とする。

【００１６】更に、請求項８に記載の発明は、コンピュ
ータプログラムであって、通信端末のユーザにより該通
信端末を使用して登録された個人情報を前記ユーザの識
別情報と対応付けて記憶した個人情報記憶手段と、前記
個人情報記憶手段に記憶した個人情報を所定の形態で印
刷するための少なくとも２つのテンプレートを記憶した
テンプレート記憶手段とを有する個人情報提供装置に対
し、前記個人情報記憶手段に記憶された個人情報のうち
から、前記通信端末に送信すべき個人情報の指定を受け
付けさせ、前記テンプレート記憶手段に記憶されたテン
プレートのうちから、前記通信端末に送信すべきテンプ
レートの指定を受け付けさせ、前記指定を受け付けた個
人情報及びテンプレートを送信させることを特徴とす
る。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態について詳細に説明する。

【００１８】図１は、本発明を適用した個人情報提供シ
ステムの一例を示す構成図である。個人情報提供システ
ムは、個人情報提供装置２００と、パーソナルコンピュ
ータ（ＰＣ）１０３とがインターネット１００を介して
接続されている。更に、インターネット１００には移動
網１０１を介して携帯情報端末１０２が接続されてお
り、個人情報提供装置２００、ＰＣ１０３及び携帯情報
端末１０２が相互に通信を行なうことができるように構
成されている。

【００１９】個人情報提供装置２００は、本実施形態に
係る個人情報提供方法の実行による個人情報提供サービ
スを提供するコンピュータシステムであり、インターネ
ット１００を通じて通信端末にＷｅｂページを表示する
ＷＷＷサーバとして機能する。

【００２０】ＰＣ１０３及び携帯情報端末１０２は、本
実施形態に係る個人情報提供サービスの利用者（ユー
ザ）により扱われる通信端末で、ＷＷＷ（World Wide W
eb）のブラウズ機能を実現するソフトウェアを搭載し、
個人情報提供装置２００からＷｅｂページを取得してデ
ィスプレイに表示する機能を有している。ここで、ＰＣ
１０３は、ＣＰＵ、ＲＡＭ、ＲＯＭ、記憶装置、ディス
プレイ、キーボード及びマウスなどを使用した市販のパ
ーソナルコンピュータを使用することができる。また、
携帯情報端末１０２としては、例えば携帯電話機や、Ｐ
ＨＳ、及び通信機能を有するＰＤＡ（Personal Digital
Assistant）等を使用することができる。

【００２１】個人情報提供装置２００は図２に示すよう
に、全体の制御を行なうＣＰＵ２０１と、本発明に係る
個人情報提供方法を実行するプログラムが格納されたＲ
ＯＭ２０２と、一時記憶領域であるＲＡＭ２０３とがバ
ス２０４を介して接続されて構成されている。また、本
実施形態に係る個人情報提供方法を実行するためのコン
ピュータプログラムや、このプログラムにより参照され
るデータ等を記憶したハードディスク２０７と、キーボ
ード・マウス・インタフェース２０６と、ディスプレイ
２１１に接続されるビデオインタフェース２１０と、イ
ンターネット１００を介して通信を行なうための通信イ
ンタフェース２０５とがバス２０４に接続されている。
ここで、キーボード・マウス・インタフェース２０６
は、コマンドや記号の入力に使用されるキーボード２０
９及びマウス２１２に接続されている。

【００２２】本発明に係る個人情報提供方法は、後述す
る処理を実現するプログラムのプログラムコードを記録
したハードディスク２０７から、ＣＰＵ２０１がそのプ
ログラムコードを読み出して実行することにより達成さ
れるものである。このプログラムは、高級手続型プログ
ラミング言語、オブジェクト指向プログラミング言語、
アセンブリ言語、機械語またはＨＴＭＬ言語等のマーク
アップランゲージで記述される。

【００２３】このような実現方法において、ハードディ
スク２０７は、本発明のコンピュータ読取可能な記録媒
体として機能する。なお、プログラムコードを供給する
ための記録媒体としては、ハードディスクに代えて、光
磁気ディスク、光ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、
磁気テープ不揮発性のメモリカード、ＲＯＭなどを用い
ることもできる。

【００２４】図３は、本実施形態に係る個人情報提供装
置の機能構成を示すブロック図である。個人情報提供装
置２００は、認証部３１１、登録部３１２、削除部３１
３、修正部３１４、名刺ダウンロード部３１５、テンプ
レートダウンロード部３１６、検索部３１７、及びハー
ドディスク２０７上に構築されるデータベース（Ｄ
Ｂ）、即ち名刺ＤＢ３０１と、ユーザデータベース３０
３と、テンプレートデータベース３０４を含んでいる。

【００２５】認証部３１１は、ユーザＤＢ３０３に記憶
されているユーザデータに基づいて、個人情報提供装置
２００へのアクセスを要求する通信端末の利用者の認証
処理を行なう。登録部３１２では、通信端末から名刺デ
ータの新規登録を受け付けて、名刺ＤＢ３０１に登録す
る。削除部３１３では、個人情報提供装置２００上で管
理している名刺データの削除を受け付け、名刺ＤＢ３０
１から受け付けた名刺データを削除する。修正部３１４
では、名刺ＤＢ３０１に登録されている名刺データの修
正の受け付け処理、及び名刺データの修正処理を行な
う。名刺ダウンロード部３１５では、通信端末からダウ
ンロードすべき名刺データの選択を受け付けると共に、
選択された名刺データを名刺ＤＢ３０１から抽出しダウ
ンロードを行なう。テンプレートダウンロード部３１６
では、通信端末により選択されたテンプレートデータを
テンプレートＤＢ３０４から抽出し、ダウンロードを行
なう。

【００２６】検索部３１７は、登録部３１２、削除部３
１３及び修正部３１４が、通信端末からの要求により、
名刺ＤＢ３０１に記録された名刺データを検索するため
の検索条件を受け付けた場合に、この検索条件に基づい
て名刺ＤＢ３０１を検索し、検索条件に合致する情報の
抽出を行なう。

【００２７】名刺ＤＢ３０１には、ユーザの通信端末か
ら登録部３１２を通じて受信した名刺に記載すべき個人
情報、即ち名刺データが、その情報を送信したユーザの
ユーザＩＤと対応付けて記録される。名刺に記載すべき
情報は、例えば図４に示すように、特定の人物の氏名、
会社名、及び所属名などを含むことができる。また、名
刺ＤＢ３０１には、ユーザ自身のデータが名刺データと
して記録される。ユーザはこの名刺ＤＢ３０１に記録さ
れたデータを通信端末にダウンロードして、名刺の形態
で印刷することができる。以下、ユーザ自身の名刺デー
タを他の名刺データと区別してプロファイルデータとい
う。

【００２８】ユーザＤＢ３０３には、本発明に係る個人
情報提供サービスへの登録を行なったユーザに関する情
報が記録される。このような情報は、通信端末などの使
用者が本実施形態に係る個人情報提供サービスの利用を
申込んだ際に、この使用者から取得する情報に基づいて
登録される。ここで、ユーザに関する情報には、ユーザ
がＰＣ１０３または携帯情報端末１０２を使用して個人
情報提供装置２００へログインする際の認証に使用され
るユーザＩＤ及びパスワードが含まれる。

【００２９】テンプレートＤＢ３０４には、名刺ＤＢ３
０１に記録された個々の名刺データを、名刺の形態で表
示または印刷により出力するための複数種類のテンプレ
ートが記録されている。この名刺ＤＢ３０１上に記録さ
れるテンプレートの例を、図５に示す。

【００３０】次に、図６の通信シーケンスを参照し、ユ
ーザのＰＣ１０３と個人情報提供装置２００との間で行
なわれる、名刺データの登録処理の手順について説明す
る。

【００３１】まず、ユーザがＰＣ１０３を使用して個人
情報提供装置２００へアクセスする。個人情報提供装置
２００はこのアクセスに応じて、ユーザからユーザＩＤ
及びパスワードの入力を受け付けるためのログイン画面
をＰＣ１０３上に表示する。

【００３２】このログイン画面上にユーザＩＤ及びパス
ワードが入力された後、入力された情報が個人情報提供
装置２００へ送信される（Ｓ６０１）。個人情報提供装
置２００は、ユーザＤＢ３０３に記録された情報を使用
して、受信したユーザＩＤ及びパスワードについての認
証処理を行なう（Ｓ６０３）。

【００３３】ステップＳ６０３の認証処理によってユー
ザの認証が認められた場合、個人情報提供装置２００は
受信したユーザＩＤに対応する名刺データを名刺ＤＢ３
０１から取得する。そして、取得した名刺データからな
る登録データ一覧のＷｅｂページを作成してＰＣ１０３
に送信し（Ｓ６０４）、ＰＣ１０３のディスプレイ上に
表示させる（Ｓ６０５）。

【００３４】ユーザが個人情報提供装置２００に対し
て、名刺データの新規登録をＰＣ１０３を介して要求す
ると（Ｓ６０６）、個人情報提供装置２００はこの要求
に応答して、新たな名刺データの入力を受け付けるため
の新規登録画面をＰＣ１０３に送信する（Ｓ６０８）。
このデータを受信したＰＣ１０３のディスプレイ上に
は、新規登録画面が表示される（Ｓ６０９）。

【００３５】ステップＳ６１０では、ＰＣ１０３上の新
規登録画面に新たな名刺データが入力されると共に、入
力されたデータの登録の指示が個人情報提供装置２００
へ送信される。個人情報提供装置２００は、受信した名
刺データを送信元のユーザのユーザＩＤと対応付けて、
名刺ＤＢ３０１へ記録し（Ｓ６１２）、登録データ一覧
画面を更新してＰＣ１０３へ送信する（Ｓ６１３）。Ｐ
Ｃ１０３上には、新規に登録を行なった名刺データが追
加された登録データ一覧画面が表示される。

【００３６】図７は、図６のステップＳ６０１において
ＰＣ１０３のディスプレイ上に表示されるログイン画面
の一例を示す。ユーザは、ＰＣ１０３に備えられたキー
ボードを使用して、ログイン画面中の入力欄７０１にユ
ーザＩＤを、入力欄７０２にパスワードを入力すること
ができる。

【００３７】図８は、図６のステップＳ６０５において
ＰＣ１０３のディスプレイ上に表示される登録データ一
覧画面の一例を示す。本図に示すように、登録データ一
覧画面８００には、図面中央に名刺データの表８０１が
表示される。また、画面下部には、新規登録を要求する
場合に押下する新規ボタン８０２、名刺データの削除を
要求する場合に押下する削除ボタン８０３、名刺データ
の修正を要求する場合に押下する修正ボタン８０４、及
び名刺データまたはテンプレートデータのダウンロード
を要求する場合に押下するダウンロードボタン８０５が
表示される。

【００３８】更に、画面上部には、登録データ一覧を表
示する場合に選択するタブ８１１、名刺データの検索を
行なう場合に選択するタブ８１２、テンプレートのダウ
ンロードを行なう場合に選択するタブ８１３、及びプロ
ファイルデータの入力を行なう場合に選択するタブ８１
４が設けられている。この画面上に表示されるボタン８
０２〜８０５及びタブ８１１〜８１４は、キーボードや
マウスにより選択可能に構成されており、例えばステッ
プＳ６０６における新規登録の要求は、新規ボタン８０
２をマウスでクリックすることにより行なわれる。

【００３９】図９は、ステップＳ６０９においてＰＣ１
０３のディスプレイ上に表示される新規登録画面の一例
を示す図である。ユーザがキーボード及びマウスを使用
して氏名、その氏名のよみ、会社名などの情報を入力し
た後、登録ボタン９０１を押下すると、入力されたデー
タが個人情報提供装置２００へ送信される。

【００４０】次に、図１０の通信シーケンスを参照し、
ユーザのＰＣ１０３と個人情報提供装置２００との間で
行なわれる、名刺データの削除処理の手順について説明
する。

【００４１】ユーザによるＰＣ１０３を使用した個人情
報提供装置２００へのログイン処理により、ＰＣ１０３
のディスプレイ上には、登録データ一覧画面８００が表
示される（Ｓ１００１〜Ｓ１００５）。ここで、ＰＣ１
０３から個人情報提供装置２００に対して名刺データの
削除を要求した場合（Ｓ１００６）、個人情報提供装置
２００はこの要求に応答する名刺データを名刺ＤＢ３０
１から削除し（Ｓ１０１２）、登録データ一覧画面を更
新してＰＣ１０３へ送信する（Ｓ１０１３）。ＰＣ１０
３上には、更新された登録データ一覧画面が表示される
（Ｓ１０１４）。

【００４２】ステップＳ１００６における名刺データの
削除の要求は、登録データ一覧画面８００上の表８０１
の中に設けられたチェックボックス８０６から、削除を
希望する名刺データに対応するものをクリックした後、
削除ボタン８０３を押下することにより行なわれる。こ
の処理の後、ディスプレイ上には図１１に示す確認画面
が表示され、ユーザに対する名刺データの削除の確認が
行なわれる。この確認画面が表示された状態において、
ユーザがマウスを使用してボタン１１０１を押下する
と、選択された名刺データの削除要求が個人情報提供装
置２００へ送信される。

【００４３】次に、図１２の通信シーケンスを参照し、
ユーザのＰＣ１０３と個人情報提供装置２００との間で
行なわれる、名刺データの修正処理について説明する。

【００４４】ユーザによるＰＣ１０３を使用した個人情
報提供装置２００へのログイン処理により、ＰＣ１０３
のディスプレイ上には、図８の登録データ一覧画面８０
０が表示される（Ｓ１２０１〜Ｓ１２０５）。ここで、
ユーザが修正ボタン８０４を押下して、個人情報提供装
置２００に対して名刺データの修正を要求すると（Ｓ１
２０６）、個人情報提供装置２００はこの要求に応答し
て、名刺データの修正を受け付けるための修正画面をＰ
Ｃ１０３に送信する（Ｓ１２０８）。このデータを受信
したＰＣ１０３のディスプレイ上には、修正画面が表示
される（Ｓ１２０９）。

【００４５】次いで、ユーザにより修正された名刺デー
タが入力された後、入力されたデータに基づく名刺デー
タの修正指示が個人情報提供装置２００へ送信される。
個人情報提供装置２００は、受信した名刺データに基づ
いて、名刺ＤＢ３０１上に記録されたデータを修正し
（Ｓ１２１２）、登録データ一覧画面を更新してＰＣ１
０３へ送信する（Ｓ１２１３）。これにより、ＰＣ１０
３上に表示されている登録データ一覧画面中の表８０１
の情報が更新される（Ｓ１２１４）。

【００４６】次に、図１３の通信シーケンスを参照し、
ユーザのＰＣ１０３と個人情報提供装置２００との間で
行なわれる、名刺データのダウンロード処理の手順につ
いて説明する。

【００４７】ユーザによるＰＣ１０３を使用した個人情
報提供装置２００へのログイン処理により、ＰＣ１０３
のディスプレイ上には、図８の登録データ一覧画面８０
０が表示される（Ｓ１３０１〜Ｓ１３０５）。ここで、
ユーザが所望の名刺データに対応するチェックボックス
８０６を選択して（Ｓ１３０６）、ダウンロードボタン
８０５を押下すると、図１４に示すダウンロード確認画
面が表示される。この画面上でボタン１４０１が押下さ
れると（Ｓ１３０７）、個人情報提供装置２００はこの
要求に応答して、選択された名刺データをＰＣ１０３に
送信する（Ｓ１３０９）。ＰＣ１０３は、受信した名刺
データを記憶装置に記憶する。

【００４８】ここで、ＰＣ１０３上に図８の登録データ
一覧画面８００が表示されている状態において、表８０
１に表示される情報について検索処理を行なうことによ
り、表８０１に所望の情報のみを表示させることができ
る。次に、この個人情報提供装置２００により実行され
る名刺データの検索処理について説明する。

【００４９】まず、ユーザがマウスを使用して登録デー
タ一覧の上部に備えられたタブ８１２を選択すると、Ｐ
Ｃ１０３には図１５に示す画面が表示される。ユーザは
この画面を使用して、検索条件を適用すべき名刺データ
中の項目と、検索結果の名刺データの表示順序とを選択
して、検索条件の文字列を入力した後、検索ボタン１５
０１を押下する。

【００５０】このボタン操作により、ＰＣ１０３は個人
情報提供装置２００へ検索条件を送信する。個人情報提
供装置２００は、通信インタフェース２０５を介して受
信した検索条件を検索部３１７へ渡す。検索部３１７
は、受け取った検索条件の文字列を用いて名刺ＤＢ３０
１を検索し、検索条件の文字列が指定された項目に含ま
れている名刺データを抽出する。そして、抽出された名
刺データを用いて登録データ一覧を作成しなおして、Ｐ
Ｃ１０３へ送信する。ＰＣ１０３には、新たな登録デー
タ一覧画面が表示される。このような処理を行なうこと
により、ユーザは登録データ一覧画面に所望の名刺デー
タに基づく情報のみを表示させることができる。

【００５１】次に、図１６の通信シーケンスを参照し、
ユーザのＰＣ１０３と個人情報提供装置２００との間で
行なわれる、テンプレートデータのダウンロード処理の
手順について説明する。

【００５２】ユーザによるＰＣ１０３を使用した個人情
報提供装置２００へのログイン処理により、ＰＣ１０３
のディスプレイ上には、図８の登録データ一覧画面８０
０が表示される（Ｓ１６０１〜Ｓ１６０５）。この画面
が表示されている状態において、ユーザがタブ８１３を
選択してテンプレート一覧の要求を個人情報提供装置２
００に送信すると（Ｓ１６０６）個人情報提供装置２０
０はこの要求に応答して、テンプレート一覧画面をＰＣ
１０３に送信する（Ｓ１６０８）。このデータを受信し
たＰＣ１０３のディスプレイ上には、図１７の例に示す
テンプレート一覧が表示される（Ｓ１６０９）。

【００５３】次いで、ＰＣ１０３上に表示されたテンプ
レート一覧の中からユーザにより所望のテンプレートが
選択された後（Ｓ１６１０）、ダウンロードの要求が個
人情報提供装置２００に送信される（Ｓ１６１１）。個
人情報提供装置２００は要求に応答して、選択された名
刺データをＰＣ１０３に送信する（Ｓ１６１３）。ＰＣ
１０３は、ダウンロードされた名刺データを内部の記憶
装置に記憶する。

【００５４】（第２実施形態）次に、図１８を参照し、
上記で説明したダウンロード処理において名刺データを
ダウンロードした通信端末同士で、名刺データを交換す
る処理について説明する。本実施形態において、携帯情
報端末１０２ａ及び１０２ｂは、上述したダウンロード
処理によって個人情報提供装置２００からダウンロード
したユーザ自身のプロファイルデータを予め記憶してい
る（（１）及び（２））。また、携帯情報端末１０２ａ
及び１０２ｂは、相互に直接無線信号を送受信する無線
通信機能を有する。無線通信の方法としては、赤外線通
信や、周波数ホッピング方式のスペクトラム拡散技術で
電波を送受信する短距離無線通信等の、技術的に確立し
ている周知の方法を採用することができる。

【００５５】名刺の交換では、携帯情報端末１０２ａ及
び１０２ｂを接近させる。そして、携帯情報端末１０２
ａは携帯情報端末１０２ｂに向けて、また携帯情報端末
１０２ｂは携帯情報端末１０２ａに向けて、各々の記憶
装置に記憶されているプロファイルデータを送信する
（（３））。この送信処理により、携帯情報端末１０２
ａは携帯情報端末１０２ｂから受信した相手ユーザのプ
ロファイルデータを内部の記憶装置に記憶する一方、携
帯情報端末１０２ｂは携帯情報端末１０２ａから受信し
た相手ユーザのプロファイルデータを内部の記憶装置に
記憶する。

【００５６】このように名刺データを行なった各通信端
末では、記憶装置に記憶された相手ユーザのプロファイ
ルデータ（名刺データ）を、内部に記憶したテンプレー
トに基づいて表示部に表示させることができる。

【００５７】また、名刺データの交換を、個人情報提供
装置２００の名刺ＤＢ３０１内で行なうこととしても良
い。この場合は、図１９に示すように、携帯電話機１０
２のユーザから個人情報提供装置２００に対し、ＰＣ１
０３へのプロファイルデータの提供を指示する
（（１））。一方、ＰＣ１０３のユーザからも個人情報
提供装置２００に対して、携帯電話機１０２へのプロフ
ァイルデータの提供を指示する。

【００５８】個人情報提供装置２００は、携帯電話機１
０２及びＰＣ１０３のユーザからプロファイルデータの
提供の指示を受け取ると、名刺ＤＢ３０１を参照してそ
れぞれの通信端末のユーザＩＤに対応するプロファイル
データを抽出する。そして、携帯電話機１０２のユーザ
のプロファイルデータをＰＣ１０３のユーザのユーザＩ
Ｄと対応付けて記憶する一方、ＰＣ１０３のユーザのプ
ロファイルデータを携帯電話機１０２のユーザのユーザ
ＩＤと対応付けて記憶する。

【００５９】このような処理を行なうことにより、通信
端末のユーザが離れている場合であっても、個人情報提
供装置２００を介した名刺データの交換が可能となる。

【００６０】以上、本発明の好適な実施形態を説明した
が、本発明はこの実施形態のみに限定されることなく他
の種々の態様でも実施することができることはいうまで
もない。例えば、上述の実施形態では個人情報として名
刺に印刷すべき情報からなる名刺データを管理する例に
ついて説明したが、郵便物に印刷する宛名の管理に本発
明を適用することも可能である。また、データを印刷す
る媒体は紙の他、ラベル及びシール等の貼付け物であっ
ても良い。

【００６１】また、個人情報提供装置の機能を複数のコ
ンピュータシステムを使用して実現できることは当業者
にとって自明である。

【００６２】また、上述した表示画面は説明のための一
例であって、表示領域の配置及び大きさ等は本発明の実
施形態において示された例に限定されるものではない。

【００６３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
個人情報提供装置により一元管理された個人情報と共に
この個人情報を出力するためのテンプレートを選択して
ダウンロードできるので、印刷物の出力を簡易に行なう
ことができる。

【００６４】また、個人情報提供装置により一元的に管
理された個人情報を有効に活用することができる。

【００６５】また、管理されている個人情報をユーザの
通信端末にダウンロードした後、他の通信端末との個人
情報の交換に使用することができるため、電子化された
個人情報を更に有効に活用することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を適用した個人情報提供システムの一例
を示す構成図である。

【図２】本発明の一実施形態に係る個人情報提供装置の
ハードウェア構成図である。

【図３】本発明の一実施形態に係る個人情報提供装置の
機能構成を示すブロック図である。

【図４】名刺データを構成する項目の一例を示す図であ
る。

【図５】テンプレートの一例を示す図である。

【図６】名刺データの登録処理の手順の一例を示す通信
シーケンス図である。

【図７】ＰＣのディスプレイ上に表示されるログイン画
面の一例を示す図である。

【図８】ＰＣのディスプレイ上に表示される登録データ
一覧画面の一例を示す図である。

【図９】ＰＣのディスプレイ上に表示される新規登録画
面の一例を示す図である。

【図１０】名刺データの削除処理の手順の一例を示す通
信シーケンス図である。

【図１１】ＰＣのディスプレイ上に表示される削除確認
画面の一例を示す図である。

【図１２】名刺データの修正処理の手順の一例を示す通
信シーケンス図である。

【図１３】名刺データのダウンロード処理の手順の一例
を示す通信シーケンス図である。

【図１４】ＰＣのディスプレイ上に表示される名刺デー
タのダウンロード画面の一例を示す図である。

【図１５】ＰＣのディスプレイ上に表示される検索画面
の一例を示す図である。

【図１６】テンプレートデータのダウンロード処理の手
順の一例を示す通信シーケンス図である。

【図１７】ＰＣのディスプレイ上に表示されるテンプレ
ートデータのダウンロード画面の一例を示す図である。

【図１８】通信端末を用いて名刺データを交換する処理
の手順を示す図である。

【図１９】通信端末を用いて名刺データを交換する処理
の手順を示す図である。

【符号の説明】

１００ インターネット １０１ 移動網 １０２ 携帯情報端末 １０３ ＰＣ ２００ 個人情報提供装置 ２０１ ＣＰＵ ２０２ ＲＯＭ ２０３ ＲＡＭ ２０４ バス ２０５ 通信インタフェース ２０６ キーボード・マウス・インタフェース ２０７ ハードディスク（ＨＤ） ２０９ キーボード ２１０ ビデオインタフェース ２１１ ディスプレイ ２１２ マウス ３０１ 名刺ＤＢ ３０３ ユーザＤＢ ３０４ テンプレートＤＢ ３１１ 認証部 ３１２ 登録部 ３１３ 削除部 ３１４ 修正部 ３１５ 名刺ダウンロード部 ３１６ テンプレートダウンロード部 ３１７ 検索部

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 通信端末のユーザにより該通信端末を使
   用して登録された個人情報を提供する個人情報提供装置
   であって、 前記個人情報を前記ユーザの識別情報と対応付けて記憶
   した個人情報記憶手段と、 前記個人情報記憶手段に記憶した個人情報を所定の形態
   で印刷するための少なくとも２つのテンプレートを記憶
   したテンプレート記憶手段と、 前記個人情報記憶手段に記憶された個人情報のうちか
   ら、前記通信端末に送信すべき個人情報の指定を受け付
   ける送信情報受付手段と、 前記テンプレート記憶手段に記憶されたテンプレートの
   うちから、前記通信端末に送信すべきテンプレートの指
   定を受け付けるテンプレート受付手段と、 前記送信情報受付手段により指定を受け付けた個人情
   報、及び前記テンプレート受付手段により指定を受け付
   けたテンプレートを送信する送信手段とを備えたことを
   特徴とする個人情報提供装置。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の個人情報提供装置にお
   いて、前記個人情報は前記ユーザ自身の個人情報を含
   み、 前記通信端末から、前記ユーザ自身の個人情報を他のユ
   ーザへ提供する指示を受信する手段と、 前記提供する指示の受信に応答して前記ユーザ自身の個
   人情報を前記個人情報記憶手段から抽出する手段と、 前記抽出されたユーザ自身の個人情報を、前記個人情報
   記憶手段に記憶された前記他のユーザの識別情報と対応
   付けて記憶する手段とを備えたことを特徴とする個人情
   報提供装置。
3. 【請求項３】 請求項１に記載の個人情報提供装置にお
   いて、前記送信情報受付手段は、 前記個人情報記憶手段に記憶した個人情報の検索条件を
   受け付ける検索条件受付手段と、 前記検索条件受付手段により受け付けた検索条件に合致
   する個人情報を前記個人情報記憶手段から抽出する個人
   情報抽出手段と、 前記個人情報抽出手段により抽出された個人情報のうち
   から前記通信端末に送信すべき個人情報の選択を受け付
   ける受付手段とを有することを特徴とする個人情報提供
   装置。
4. 【請求項４】 請求項１に記載の個人情報提供装置から
   送信された個人情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した個人情報を記憶する受信情
   報記憶手段と、 前記受信情報記憶手段に記憶した個人情報を無線信号に
   変換して他の通信端末に送信する無線通信手段とを備え
   たことを特徴とする通信端末。
5. 【請求項５】 請求項４に記載の通信端末において、前
   記無線通信手段は、前記他の通信端末から、該他の通信
   端末に記憶された他の個人情報の無線信号を受信するこ
   とを特徴とする通信端末。
6. 【請求項６】 請求項１に記載の個人情報提供装置と、 請求項４または５に記載の通信端末とを備えたことを特
   徴とする個人情報提供システム。
7. 【請求項７】 通信端末のユーザにより該通信端末を使
   用して登録された個人情報を前記ユーザの識別情報と対
   応付けて記憶した個人情報記憶手段と、前記個人情報記
   憶手段に記憶した個人情報を所定の形態で印刷するため
   の少なくとも２つのテンプレートを記憶したテンプレー
   ト記憶手段とを有する個人情報提供装置を用いた個人情
   報提供方法であって、 前記個人情報記憶手段に記憶された個人情報のうちか
   ら、前記通信端末に送信すべき個人情報の指定を受け付
   け、 前記テンプレート記憶手段に記憶されたテンプレートの
   うちから、前記通信端末に送信すべきテンプレートの指
   定を受け付け、 前記指定を受け付けた個人情報及びテンプレートを送信
   することを特徴とする個人情報提供方法。
8. 【請求項８】 通信端末のユーザにより該通信端末を使
   用して登録された個人情報を前記ユーザの識別情報と対
   応付けて記憶した個人情報記憶手段と、前記個人情報記
   憶手段に記憶した個人情報を所定の形態で印刷するため
   の少なくとも２つのテンプレートを記憶したテンプレー
   ト記憶手段とを有する個人情報提供装置に対し、 前記個人情報記憶手段に記憶された個人情報のうちか
   ら、前記通信端末に送信すべき個人情報の指定を受け付
   けさせ、 前記テンプレート記憶手段に記憶されたテンプレートの
   うちから、前記通信端末に送信すべきテンプレートの指
   定を受け付けさせ、 前記指定を受け付けた個人情報及びテンプレートを送信
   させることを特徴とするコンピュータプログラム。