JP2003066453A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2003066453A
JP2003066453A JP2001255098A JP2001255098A JP2003066453A JP 2003066453 A JP2003066453 A JP 2003066453A JP 2001255098 A JP2001255098 A JP 2001255098A JP 2001255098 A JP2001255098 A JP 2001255098A JP 2003066453 A JP2003066453 A JP 2003066453A
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画素電極のエッジ部による影響を効果的に低
減し、最適な表示状態を得ることができる液晶表示装置
を提供することを目的とする。 【構成】 画素電極6を有する第一基板1と透明電極1
5を有する第二基板12を対向配置し、両基板1、12
間に誘電率異方性が負の液晶18を挟持する。画素電極
6にスリット10を形成し、スリット10に対応した突
起16を第二基板12に形成し、両基板1、12を垂直
配向膜11、17で覆い、液晶層18に電界が印加され
たときは突起16やスリット10に規制された方向に液
晶分子18が傾斜する。画素電極6のエッジ部の一部分
を鋸歯状に形成し、この鋸歯状部分22を突起16とス
リット10の間であって、且つエッジ部に近接するスリ
ット10とエッジ部との成す角度が90°以下の部分に
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は1画素内に複数のド
メインを設けた広視野角の液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に液晶表示装置には薄型軽量、低消
費電力という特徴があり、携帯端末から大型テレビに至
るまで幅広く利用されている。この液晶表示装置として
TN型の液晶表示装置がよく使われ、表示装置として高
い性能、品質を維持している。
【0003】しかしTN型液晶表示装置等は視角依存性
が大きい等の問題があった。そこでTN型よりも広視野
角なVA(vertically aligned)型の液晶表示装置が
提案されている。VA型の液晶表示装置の場合、一対の
ガラス基板間に誘電率異方性が負の液晶を封入し、一方
のガラス基板に画素電極を、他方のガラス基板に共通電
極を配置している。両ガラス基板上には垂直配向膜を積
層し、両ガラス基板の外側に互いの透過軸方向が直交す
るように一対の偏光板を配置している。そして両電極間
に電界が発生しないときは液晶分子が垂直配向膜に規制
されて垂直配列し、一方の偏光板を通過した直線偏光の
透過光がそのまま液晶層を通過して他方の偏光板によっ
て遮られる。また両電極間に電界が発生するときはガラ
ス基板間の液晶分子が電界に対して垂直方向に傾斜して
水平配列するので、一方の偏光板を通過した直線偏光の
透過光は液晶層を通過するときに複屈折され楕円偏光の
通過光になり、他方の偏光板を通過する。
【0004】このVA型液晶表示装置の視野角を更に改
善するために、画素内に突起や溝を設けて1画素内に複
数のドメインを形成するMVA(Multi-domain vertica
llyaligned)方式が提案されている。これは例えば特許
第2947350号公報に記載されている。
【0005】この従来のMVA型液晶表示装置の画素構
成を図5に示す。平行に対向配置する一対のガラス基板
のうち、一方のガラス基板上には画素電極100、走査
線101、信号線102、TFT103が形成され、他
方のガラス基板にはカラーフィルタ、共通電極、突起1
05が形成される。なおカラーフィルタ、共通電極は図
示しない。複数の走査線101と信号線102がガラス
基板上にマトリクス状に配線され、その交差部分にTF
T103を、走査線101と信号線102で囲まれる領
域内に画素電極100をそれぞれ配置する。TFT10
3のゲート電極は走査線101に、ソース電極は信号線
102に、ドレイン電極は画素電極100にそれぞれ接
続される。104は画素電極100に形成されたスリッ
トであり、ガラス基板の法線方向から見たときに複数の
突起105がジグザグ状に形成され、スリット104は
この複数の突起105の間に位置し、隣り合う突起10
5と略平行に形成されている。液晶分子は突起105及
びスリット104に対して90°方向に傾斜し、突起1
05やスリット104を境にして逆方向に傾斜する。一
対のガラス基板の外側には直交ニコルの一対の偏光板が
配置され、偏光板の透過軸と突起105の方向との成す
角度が45°になるように設定し、偏光板の法線方向か
ら見たときに傾斜した液晶分子と偏光板の透過軸との成
す角度が45°になるようにしている。傾斜した液晶分
子と偏光板の透過軸との角度が45°になるとき、最も
効率よく偏光板から透過光を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のM
VA型の液晶表示装置では、実際の液晶分子の傾斜状態
が理想的な状態になっていないために、最適な表示状態
が得られなかった。特に画素電極100の周辺部分で
は、液晶分子が傾斜するときに突起105やスリット1
04だけでなく画素電極100のエッジ部の影響も受け
るため、表示ムラ等が発生しやすい。図6に液晶分子の
傾斜状態を模式的に示す。画素電極100内の矢印は液
晶分子の傾斜方向を示し、その矢印の向きは、液晶分子
が傾斜したときに、突起105を有するガラス基板に近
い側の端部から画素電極100を有するガラス基板に近
い側の端部への向きを示している。
【0007】液晶分子は突起105やスリット104に
対して約90°方向に傾斜するように規制され、その向
きはスリット104や突起105を境界としてその両側
の輪郭部分で互いに逆方向になり、隣接する突起105
とスリット104の互いに向かい合う輪郭部分では同一
方向になっている。画素電極100のエッジ部では液晶
分子が90°方向に傾斜するように影響し、またエッジ
部がスリット104や突起105に対して平行でないた
め、液晶分子の傾斜状態に悪影響を及ぼす。このエッジ
部による影響はエッジ部付近のスリット105と突起1
05の配置位置関係により大きく差がある。例えば図6
の領域A1ではスリット104や突起105付近の矢印
の向きとエッジ部付近の矢印の向きとが約45°程度ず
れているが、領域A2ではスリット104や突起105
付近の矢印の向きとエッジ部付近の矢印の向きが約13
5°程度ずれており、領域A2の方が液晶分子の傾斜状
態が大きく乱れる。そのため領域A1より領域A2の方
に表示ムラ等が発生しやすい。
【0008】そこで本発明は、画素電極のエッジ部によ
る影響を効果的に低減し、最適な表示状態を得ることが
できる液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、画素電極をマトリクス状に配置した第一基
板と、透明電極を形成した第二基板と、第二基板に形成
されると共に第二基板の法線方向から観察したときに画
素電極のエッジ部に対して斜め方向に交差する帯状の突
起と、画素電極に形成されると共に隣接する突起に対し
て平行に配置されたスリットと、両基板上に積層した垂
直配向処理を施した配向膜と、両基板間に挟持した誘電
率異方性が負の液晶層とを有し、液晶層に電界を印加し
ないときは液晶分子が垂直配列し、液晶層に電界を印加
したときはスリット及び突起によって規制される方向に
液晶分子が傾斜して配列する液晶表示装置において、画
素電極のエッジ部の一部分を鋸歯状に形成し、エッジ部
から液晶分子へ与える電界の影響を緩和する。特に鋸歯
状部分を突起とスリットの間であって、近接するスリッ
トとエッジ部との成す角度が90°以下の部分に設ける
ため、エッジ部から液晶分子への影響が大きい部分に鋸
歯状部分を設けることになり、効果的にエッジ部の影響
を低減することができる。
【0010】また第二基板上には、画素電極の鋸歯状部
分に対向する位置に補助突起を形成するため、エッジ部
による液晶分子への影響を更に低減することができ、基
板の法線方向から観察したときの画素内における実際の
液晶分子の傾斜方向と理想的な傾斜方向(偏光板の透過
軸に対して45°方向)との差が小さくなり、表示ムラ
を低減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は画素電極を有する第一基板の
平面図、図2は図1のA−A’線に沿った断面図、図3
は突起と画素電極のスリットとの関係を示す模式図であ
る。
【0012】1はガラス基板などの透明な第一基板、2
はAlなどで形成された走査線、3は走査線2と同時形
成される補助容量用電極線であり、走査線2と補助容量
用電極線3は第一基板1上に略等間隔で平行に配置され
る。4は走査線2や補助容量用電極線3上に積層される
ゲート絶縁膜であり、ゲート絶縁膜4上にはAl又はク
ロム等からなる信号線5が形成される。この信号線5は
走査線2と直交するように配置され、走査線2と信号線
5で囲まれる領域が1画素に相当し、この1画素に対応
してITO又はIZO等からなる画素電極6を、走査線
2と信号線5の交差部にスイッチング素子であるTFT
7を配置する。この実施例では1画素に対して2つの信
号線5が設けられ、1つの画素電極6に2つのTFT7
が接続されている。従って製造中に一方のTFT7が不
良になっても他方のTFT7により画素電極6を動作さ
せることができ、歩留まりが向上する。8は信号線5や
TFT7を覆う第一保護膜、9は第一保護膜8上に積層
された第二保護膜であり、画素電極6は第二保護膜9上
に形成される。例えばこの第二保護膜9はその表面を平
坦にして平坦化膜として作用させてもよく、また第一保
護膜8を無機化合物で、第二保護膜9を有機化合物で形
成しても良い。両保護膜8、9にはTFT7のドレイン
電極に対応する部分にコンタクトホール21が設けら
れ、コンタクトホール21を介して画素電極6とドレイ
ン電極を電気的に接続している。ゲート絶縁膜4上には
補助容量用電極線3に対向する部分に島状電極(図示せ
ず)が設けられ、この島状電極は信号線5と同一の材料
で且つ同時形成される。島状電極は両保護層8、9に形
成されたコンタクトホールを介して画素電極6と電気的
に接続され、島状電極と補助容量用電極線3によって各
画素の補助容量を成している。画素電極6のエッジ部は
第一基板1の法線方向から観察したときに走査線2や信
号線5と一部分で重複し、画素電極6内には後述するス
リット10が複数設けられている。11は画素電極4を
覆う配向膜であり、垂直配向処理が施されている。
【0013】12はガラス基板などの透明な第二基板で
あり、第二基板12上には各画素を区切るようにブラッ
クマトリックス13が形成され、各画素に対応してカラ
ーフィルタ14が積層されている。カラーフィルタ14
は各画素に対応して赤色(R)、緑色(G)、青色
(B)のうち何れか一色のカラーフィルタ14が配置さ
れている。カラーフィルタ14上には例えばITOやI
ZO等からなる透明電極15が積層され、透明電極15
上には所定パターンの突起16が形成され、透明電極1
5及び突起16を垂直配向処理が施された配向膜17で
覆っている。
【0014】両基板1、12間には誘電率異方性が負の
液晶層18が介在する。そして画素電極6と透明電極1
5の間に電界が生じないときは液晶分子18が配向膜1
1、17に規制されて垂直配列し、画素電極6と透明電
極15の間に電界が発生したときは液晶分子16が水平
方向に傾斜する。このとき液晶分子18はスリット10
や突起16に規制されて所定の方向に傾斜し、1画素内
に複数のドメインを形成することができる。なお図2は
画素電極6と透明電極15の間に電界が発生した状態を
模式的に示している。
【0015】第一基板1の外側には第一偏光板19が、
第二基板12の外側には第二偏光板20がそれぞれ配置
され、第一偏光板19と第二偏光板20は互いの透過軸
が直交するように設定されている。第二基板12の法線
方向から観察したときに、偏光板19、20の透過軸と
液晶分子18の傾斜方向が約45°を成すとき、最も効
率良く透過光が第二偏光板20を通過することができ
る。そして液晶分子18は突起16やスリット10に対
して約90°方向に傾斜するため、画素内のスリット1
0や突起16の延在方向と第二偏光板20の透過軸とが
約45°を成すように両偏光板19、20は配置する。
この実施例では第一偏光板19の透過軸が走査線2の延
在方向と一致し、第二偏光板20の透過軸が信号線5の
延在方向と一致するように設定する。
【0016】そして画素電極6と透明電極15の間に電
界が生じないときは液晶分子18が垂直配列するため、
第一偏光板19を通過した直線偏光の透過光が液晶層1
8を直線偏光のまま通過して第二偏光板20で遮断さ
れ、黒表示になる。また画素電極6に所定の電圧が印加
されて画素電極6と透明電極15の間に電界が発生した
とき、液晶分子18が水平方向に傾斜するため、第一偏
光板19を通過した直線偏光の透過光が液晶層18で楕
円偏光になり第二偏光板20を通過して、白表示にな
る。
【0017】次にスリット6と突起12の形状について
説明する。なお図3では突起16を点線で示している。
スリット10は画素電極6の一部分をフォトリソグラフ
ィー法等によって取除いて形成され、突起16は例えば
アクリル樹脂等からなるレジストをフォトリソグラフィ
ー法によって所定パターンにして形成される。実験の結
果、突起16を高くするほど透過率が向上することが判
明し、突起の高さを1.5μm以上にすると高い透過率
が得られる。特に、突起の高さを1.6μmにすると突
起が1.3μmのものよりも透過率が約10%向上し
(透過率(突起が1.6μm)/透過率(突起が1.3
μm)≧1.10)、さらにセルギャップなどを考慮し
たとき突起の高さを約1.6μm〜約1.7μmにする
と表示装置として最適な透過率を得ることができる。ま
た突起16をネガ材料で形成するよりもポジ材料で形成
した方が、透過率が向上する。これはポジ材料の方が突
起16の表面が滑らかになり、より液晶分子18に対す
る傾斜方向への規制力が向上するためであり、実験によ
るとポジ材料の突起16の方がネガ材料の突起16より
も透過率が約10%以上向上した((透過率(ポジ突
起)/透過率(ネガ突起)≧1.10)。
【0018】1画素内に複数の帯状の突起16が存在
し、各突起16は各画素内において第二基板12の法線
方向から観察したときに信号線5と約45°を成す方向
に延在する。この実施例では1画素の略中央部分で一方
の隣接する画素から伸びる突起16aが90°屈曲して
再び隣接する画素まで延在し、他方の隣接する画素から
伸びる突起16bは直角に屈曲した突起16aの直線部
分と平行に配置され、画素の隅部付近に位置している。
この実施例では突起16が複数の画素にまたがってジグ
ザク状に形成されているが、画素毎に突起16を独立し
て設けてもよい。
【0019】第二基板12の法線方向から観察したと
き、画素内では隣り合う突起16の中間にそれぞれスリ
ット10が形成され、スリット10は隣接する突起16
と平行に配置されている。従ってスリット10及び突起
16は偏光板19、20の透過軸に対して45°方向に
なるため、液晶分子を理想的な傾斜方向である透過軸に
対して45°方向に傾斜させることができる。この実施
例ではスリット10や突起16は走査線2に平行で画素
電極6の略中央部分を通過する軸(この実施例の場合は
補助容量用電極線3と一致)に対して略対称な配置にな
って。従って1画素内に液晶分子18の傾斜状態の異な
る4種類の領域を略均等に配置できる。
【0020】画素電極6の周縁部のうち特にスリット1
0や突起16との配置関係から画素電極6のエッジ部に
よる液晶分子の影響が大きい部分に鋸歯状部分22を形
成し、エッジ部による影響をその鋸歯状部分22の各縁
が互いに相殺し合って緩和している。更に隣接する画素
からの電界の影響をこの周縁部で減少させることがで
き、画素電極6内の液晶分子18への影響を低減してい
る。図4は鋸歯状部分22のエッジ部の要部拡大図であ
る。図4では画素電極6及びスリット10を実線で、信
号線5を点線で、突起16を一点鎖線で示している。図
6から分かる通り、画素電極のエッジと近接するスリッ
トの延在方向の成す角度が約45°になるエッジ部で
は、スリットに規制されて傾斜する液晶分子に対してエ
ッジ部よる影響が大きくなり、液晶分子の傾斜方向が理
想的な傾斜方向から大きくずれてしまう。この実施例で
はスリット10と突起16の間に位置するエッジ部のう
ち、画素電極6のエッジと近接するスリット10の延在
方向が約45°を成す側のエッジ部(領域B1)に鋸歯
状部分22を形成し、画素電極6のエッジと近接するス
リット10の延在方向が約135°を成す側のエッジ部
(領域B2)に直線状部分を形成する。実験によると、
画素電極6の長手方向のエッジ部を全て鋸歯状にするよ
りも、エッジ部による影響の大きな部分(領域B1)だ
けを鋸歯状にした方が表示ムラか少なくなり、良好な表
示状態が得られた。なお、鋸歯状部分22は主に画素電
極6の長辺部分に形成されるが、この実施例ではTFT
7が設けられていない短辺部分にも一箇所形成されてい
る。また信号線5の輪郭のうち鋸歯状部分22に位置す
る部分は画素電極6側が鋸歯状に形成されている。
【0021】第二基板12側には画素電極6の鋸歯状部
分22に対応する部分に補助突起23を形成する。補助
突起23は突起16と同一材料で同時形成され、第二基
板12の法線方向から観察したときに鋸歯状部分22に
対応する部分が信号線5と同等以上の幅を有している。
この実施例では隣接する画素電極6の鋸歯状部分22が
互いに隣り合う位置に形成されているため、各鋸歯状部
分22に対応する補助突起23が隣接する鋸歯状部分2
2に対応する補助突起23とまとまって形成されてい
る。図2に示す断面で観察したとき、画素電極6のエッ
ジ部に規制される液晶分子18の傾斜方向と補助突起2
3に規制される液晶分子18の傾斜方向は逆方向にな
り、エッジ部よりも補助突起23による液晶分子18の
傾斜方向の方がエッジ部に近接するスリット10に規制
される液晶分子18の傾斜方向とのずれが小さい。そし
て補助突起23は鋸歯状部分22に対向して設けられる
ため、第二基板12側の液晶分子18の傾斜方向を補助
突起23により規制することで、画素電極6のエッジ部
による液晶分子18への影響をより低減することができ
る。
【0022】そして液晶分子18が水平方向に傾斜する
とき、画素電極6のエッジ部による液晶分子18への影
響を画素電極6の鋸歯状部分22や補助突起23で低減
し、画素電極6内の液晶分子18は透過軸に対しては約
45°方向に傾斜し、液晶層を通過する透過光を効率良
く利用することができる。また画素内における実際の液
晶分子18の傾斜方向と理想的な傾斜方向(透過軸に対
して45°方向)との差が均一になり、表示ムラを低減
させることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、画素電極のエッジ部の
一部分を鋸歯状に形成し、エッジ部から液晶分子へ与え
る電界の影響を緩和できる。この鋸歯状部分を突起とス
リットの間であって、且つエッジ部に近接するスリット
とエッジ部との成す角度が90°以下の部分に設けるた
め、画素電極のエッジ部による液晶分子の傾斜状態への
影響が特に大きい部分に鋸歯状部分を設けることにな
り、効果的にエッジ部の影響を低減して良好な表示状態
を得ることができる。また第二基板上には、画素電極の
鋸歯状部分に対向する位置に補助突起を形成するため、
エッジ部による液晶分子への影響を更に低減することが
できる。従って基板の法線方向から観察したときの画素
内における実際の液晶分子の傾斜方向と理想的な傾斜方
向(偏光板の透過軸に対して45°方向)との差が全体
的に小さくなり、透過光を効率良く利用できると共に表
示ムラを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である液晶表示装置の画素電極
を有する第一基板の平面図である。
【図2】図1におけるA−A’に沿った断面概略図であ
る。
【図3】本発明の画素電極と突起との位置関係を示した
模式図である。
【図4】本発明の画素電極の鋸歯状部分の要部拡大図で
ある。
【図5】従来の液晶表示装置の画素電極と突起との位置
関係を示した模式図である。
【図6】従来の液晶表示部における液晶分子の傾斜方向
を説明する模式図である。
【符号の説明】
1 第一基板 6 画素電極 10 スリット 12 第二基板 15 透明電極 16 突起 18 液晶分子 22 鋸歯状部分 23 補助突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池本 卓 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 森 善隆 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 Fターム(参考) 2H090 HD14 KA04 LA01 MA01 MA07 MA14 MA17 MB14 2H092 JB05 NA04 NA29 QA16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素電極をマトリクス状に配置した第一
    基板と、透明電極を形成した第二基板と、前記第二基板
    に形成されると共に前記第二基板の法線方向から観察し
    たときに前記画素電極のエッジ部に対して斜め方向に交
    差する帯状の突起と、前記画素電極に形成されると共に
    隣接する突起に対して平行に配置されたスリットと、前
    記両基板上に積層した垂直配向処理を施した配向膜と、
    前記両基板間に挟持した誘電率異方性が負の液晶層とを
    有し、前記液晶層に電界を印加しないときは液晶分子が
    垂直配列し、前記液晶層に電界を印加したときは前記ス
    リット及び前記突起によって規制される方向に液晶分子
    が傾斜して配列する液晶表示装置において、画素電極の
    エッジ部の一部分を鋸歯状に形成し、前記鋸歯状部分は
    前記突起と前記スリットの間に位置し且つ近接する前記
    スリットとエッジ部との成す角度が90°以下の部分に
    設けられることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記第二基板上には、前記画素電極の鋸
    歯状部分に対向する位置に補助突起を形成したことを特
    徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記スリットの延在方向と前記画素電極
    のエッジ部とが約45°で交差することを特徴とする請
    求項1乃至請求項2記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第一基板の外側に配置した第一偏光
    板と、前記第二基板の外側に配置した第二偏光板とを有
    し、両偏光板の透過軸が互いに直交するように配置した
    液晶表示装置において、前記第二基板の法線方向から観
    察したときにどちらか一方の偏光板の透過軸と前記スリ
    ットの延在方向が約45°を成すことを特徴とする請求
    項1乃至請求項3記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 複数の突起のうち、一部の突起が画素内
    で直角に曲がっていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項4記載の液晶表示装置。
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