JP2003066055A - 自動化吸引用診断支援ピペットアセンブリ及びその使用法 - Google Patents
自動化吸引用診断支援ピペットアセンブリ及びその使用法Info
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 同時多分析を容易かつ経済的に実施すること
ができるピペットアセンブリを提供する。 【解決手段】ピペットアセンブリ10は、第１の空洞部24
を形成する中空内部16と、基端部26及び第２の空洞部34
を形成する中空内部を備える。ピペットチップアセンブ
リ14は、第２の空洞部34内に配置されるプランジャ42と
該プランジャ42によりピペットチップアセンブリ14の末
端部32を閉鎖する第１の位置にプランジャ42を通常押圧
する弁構造弾性体46とプランジャ42が末端部32を開放し
てピペットチップアセンブリ14の末端部32から第２の空
洞部34に通じる第１の空洞部24への流体連絡を行う。
ができるピペットアセンブリを提供する。 【解決手段】ピペットアセンブリ10は、第１の空洞部24
を形成する中空内部16と、基端部26及び第２の空洞部34
を形成する中空内部を備える。ピペットチップアセンブ
リ14は、第２の空洞部34内に配置されるプランジャ42と
該プランジャ42によりピペットチップアセンブリ14の末
端部32を閉鎖する第１の位置にプランジャ42を通常押圧
する弁構造弾性体46とプランジャ42が末端部32を開放し
てピペットチップアセンブリ14の末端部32から第２の空
洞部34に通じる第１の空洞部24への流体連絡を行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、概略的には生物学
的標本及び他の液体標本の診断支援分析に使用する医学
的計測器、装置及び方法、特に、診断支援自動同時多分
析に使用する計測器、装置及び方法に属し、更に詳しく
は、本発明は、本発明により自動診断支援分析にピペッ
トを容易に使用できる構造を有するピペットと指称され
る診断支援容器並びに診断支援自動同時多分析でサンプ
ルカップからピペットに液体サンプルを直接採取する方
法及び装置に属する。
的標本及び他の液体標本の診断支援分析に使用する医学
的計測器、装置及び方法、特に、診断支援自動同時多分
析に使用する計測器、装置及び方法に属し、更に詳しく
は、本発明は、本発明により自動診断支援分析にピペッ
トを容易に使用できる構造を有するピペットと指称され
る診断支援容器並びに診断支援自動同時多分析でサンプ
ルカップからピペットに液体サンプルを直接採取する方
法及び装置に属する。
【０００２】
【従来の技術】生物学的液体サンプルの検査は長期間行
われてきた。時の経過につれ、より経済的に計量器を使
用して、より迅速かつ正確な結果を得ることが次第に重
要になってきている。この種の方法を自動化した種々の
態様が多くの特許及び他の公文書に示される。三宅その
他名義の最近の米国特許第６,１９７,２５５Ｂ１号公報
は、併置された複数の円形コンベアの一方からサンプル
を除去し、それを他方の併置された円形コンベアに移動
する液体供給装置を含む複数の併置型円形コンベアの例
を開示する。また、佐々木その他名義の米国特許第６,
１９３,９３３号公報は、類似する複数の自動分析装置
用併置型円形コンベアを開示する。同様の併置型円形コ
ンベアが三巻その他名義の米国特許第５,３２０,９６６
号公報及び若竹名義の米国特許第５,１８３,６３８号公
報に開示される。前記全装置は、多数の併置型円形コン
ベアを設け、一方の円形コンベアから他方の円形コンベ
アまでサンプルを移動する移動装置を設けた点に特徴が
ある。
われてきた。時の経過につれ、より経済的に計量器を使
用して、より迅速かつ正確な結果を得ることが次第に重
要になってきている。この種の方法を自動化した種々の
態様が多くの特許及び他の公文書に示される。三宅その
他名義の最近の米国特許第６,１９７,２５５Ｂ１号公報
は、併置された複数の円形コンベアの一方からサンプル
を除去し、それを他方の併置された円形コンベアに移動
する液体供給装置を含む複数の併置型円形コンベアの例
を開示する。また、佐々木その他名義の米国特許第６,
１９３,９３３号公報は、類似する複数の自動分析装置
用併置型円形コンベアを開示する。同様の併置型円形コ
ンベアが三巻その他名義の米国特許第５,３２０,９６６
号公報及び若竹名義の米国特許第５,１８３,６３８号公
報に開示される。前記全装置は、多数の併置型円形コン
ベアを設け、一方の円形コンベアから他方の円形コンベ
アまでサンプルを移動する移動装置を設けた点に特徴が
ある。
【０００３】その他、例えばマインケイン名義の米国特
許第４,９０６,４３３号公報は、互いに偏倚（オフセッ
ト）して配置された複数の回転架台を開示する。複数の
併置型円形コンベアは、液体分析用の偏倚回転架台と組
み合わせて使用される。偏倚回転架台は、第三の機構又
は移送機構を通じて円形コンベアから偏倚回転架台に試
薬を移送する移送装置を備えている。ベルグランド名義
の米国特許第４,４５９,２６５号公報は、同様の機構を
示す。
許第４,９０６,４３３号公報は、互いに偏倚（オフセッ
ト）して配置された複数の回転架台を開示する。複数の
併置型円形コンベアは、液体分析用の偏倚回転架台と組
み合わせて使用される。偏倚回転架台は、第三の機構又
は移送機構を通じて円形コンベアから偏倚回転架台に試
薬を移送する移送装置を備えている。ベルグランド名義
の米国特許第４,４５９,２６５号公報は、同様の機構を
示す。
【０００４】しかし、前記開示の何れも、第三の機構、
即ち移送機構を通じて液体試料を操作しなければならな
い重大な危険性及び非効率性がある。例えば、完全に清
潔に移送機構を維持できなければ、サンプルを保持する
全円形コンベアが汚染される。従って、円形コンベア又
は偏倚架台等の機器自体からサンプルを分離する分離構
造を設けるのみならず、移送機構を完全に洗浄するため
分離過程を必要とする。また、常に失敗の危険がある。
洗浄機構の僅かな故障でも、単一のサンプルのみなら
ず、円形コンベア全体が危険となる結果を招来する。
即ち移送機構を通じて液体試料を操作しなければならな
い重大な危険性及び非効率性がある。例えば、完全に清
潔に移送機構を維持できなければ、サンプルを保持する
全円形コンベアが汚染される。従って、円形コンベア又
は偏倚架台等の機器自体からサンプルを分離する分離構
造を設けるのみならず、移送機構を完全に洗浄するため
分離過程を必要とする。また、常に失敗の危険がある。
洗浄機構の僅かな故障でも、単一のサンプルのみなら
ず、円形コンベア全体が危険となる結果を招来する。
【０００５】洗浄過程は、明らかに時間と追加設備を必
要とする。これは、装置の信頼性、経済性及び能率が低
下するだけでなく、装置のコスト上昇を招来する。更
に、洗浄に要する付加的な装置には、装置を配置する新
たな占有空間を必要とする。装置を配置する占有空間が
増大するほど、大きいスペースが必要となる。多くの地
域では事務所の使用料及びリース料が既に非常に高いの
で、製造価格を正確に算出すれば、装置は非常に高価と
なる。
要とする。これは、装置の信頼性、経済性及び能率が低
下するだけでなく、装置のコスト上昇を招来する。更
に、洗浄に要する付加的な装置には、装置を配置する新
たな占有空間を必要とする。装置を配置する占有空間が
増大するほど、大きいスペースが必要となる。多くの地
域では事務所の使用料及びリース料が既に非常に高いの
で、製造価格を正確に算出すれば、装置は非常に高価と
なる。
【０００６】更に、キム名義の米国特許第５,４５４,２
６８号公報は、改良された液体移動型ピペットを開示す
る。米国特許第５,４５４,２６８号公報に開示された装
置は、二重プランジャ、主バネコイル及びシリンジ円筒
部を備える手動ピペットである。前記公報は、残液をシ
リンジ円筒部内に残さない液体試料の完全な供給を目的
とする。
６８号公報は、改良された液体移動型ピペットを開示す
る。米国特許第５,４５４,２６８号公報に開示された装
置は、二重プランジャ、主バネコイル及びシリンジ円筒
部を備える手動ピペットである。前記公報は、残液をシ
リンジ円筒部内に残さない液体試料の完全な供給を目的
とする。
【０００７】マグヌセン・ジュニアその他名義の米国特
許第４,６１６,５１４号公報は、取り外し可能なチップ
を有する手動ピペットを開示する。このピペットは、流
体をチップに抜き取る流体プランジャの戻り速度を調整
する制御可能な調速機を備えている。このピペットは、
チップを除去するためにチップに近接するバネの使用を
開示する。
許第４,６１６,５１４号公報は、取り外し可能なチップ
を有する手動ピペットを開示する。このピペットは、流
体をチップに抜き取る流体プランジャの戻り速度を調整
する制御可能な調速機を備えている。このピペットは、
チップを除去するためにチップに近接するバネの使用を
開示する。
【０００８】ジャクボウィッツその他名義の米国特許第
４,５９３,８３７号公報は、取り外し可能な別のピペッ
トチップを開示する。多数のピストン、バネ及び排気流
路を用いる可変容量ピペットによって分配される液体サ
ンプル量は、ピペットを使用して制御される。
４,５９３,８３７号公報は、取り外し可能な別のピペッ
トチップを開示する。多数のピストン、バネ及び排気流
路を用いる可変容量ピペットによって分配される液体サ
ンプル量は、ピペットを使用して制御される。
【０００９】リーその他名義の米国特許第４,０１６,７
６５号公報は、ピペットで採取する液体量を累進的に読
み取り、予め設定する機能を有するピストンと、自然放
水の手動制御装置とを備えるピペット制御装置を開示す
る。この公報のピペットを使用して、周囲温度又は操作
者の体温の急速な浸透を防ぐので、ピペットの便利な操
作及び制御が得られる。
６５号公報は、ピペットで採取する液体量を累進的に読
み取り、予め設定する機能を有するピストンと、自然放
水の手動制御装置とを備えるピペット制御装置を開示す
る。この公報のピペットを使用して、周囲温度又は操作
者の体温の急速な浸透を防ぐので、ピペットの便利な操
作及び制御が得られる。
【００１０】前記従来の改良された液体採取操作は、自
動化重複構造で使用する液体採取構造を開示も示唆もし
ていない。この種の構造に容易に適応でき、自動化シス
テムに適合する液体採取構造が必要となる。
動化重複構造で使用する液体採取構造を開示も示唆もし
ていない。この種の構造に容易に適応でき、自動化シス
テムに適合する液体採取構造が必要となる。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、自動
重複構造での使用に適する構造を有する液体採取装置を
提供することである。
重複構造での使用に適する構造を有する液体採取装置を
提供することである。
【００１２】また、本発明の目的は、自動化システムで
サンプルカップからサンプルを容易に得るのに適する構
造を有するピペットと指称される診断支援容器を提供す
ることにある。
サンプルカップからサンプルを容易に得るのに適する構
造を有するピペットと指称される診断支援容器を提供す
ることにある。
【００１３】更に、本発明の目的は、第１の空洞部及び
第２の空洞部と、ピペットチップアセンブリと、一方向
弁とを備え、一方向弁の開放時に末端部及びピペットチ
ップアセンブリを通じて流体を採取し、一方向弁の閉鎖
時にピペットチップアセンブリからの流体の漏洩を防止
するピペットアセンブリを提供することである。
第２の空洞部と、ピペットチップアセンブリと、一方向
弁とを備え、一方向弁の開放時に末端部及びピペットチ
ップアセンブリを通じて流体を採取し、一方向弁の閉鎖
時にピペットチップアセンブリからの流体の漏洩を防止
するピペットアセンブリを提供することである。
【００１４】
【課題を解決するための手段】前記目的、後述の目的及
び下記から明らかとなる目的に従って、本発明によるピ
ペット装置は、第１の空洞部(24)、基端部(26)及び開放
された末端部(28)を形成する中空内部(16)を有する主ピ
ペットハウジング(12)と、第２の空洞部(34)を形成する
中空内部を有し、中空内部は、開放された基端部(30)と
末端部(32)とを有し、主ピペットハウジング(12)に連結
させて、第１の空洞部(24)と第２の空洞部(34)とが流体
連絡するピペットチップアセンブリ(14)とを備えてい
る。ピペットチップアセンブリ(14)は、第２の空洞部(3
4)内に設けられたプランジャ(42)と、プランジャ(42)が
ピペットチップアセンブリ(14)の末端部(32)を閉鎖する
第１の位置にプランジャ(42)を通常押圧しかつプランジ
ャ(42)が末端部(32)を開放しピペットチップアセンブリ
(14)の末端部(32)から第２の空洞部(34)を通り第１の空
洞部(24)に流体が連通する第２の位置にプランジャ(42)
を移動する弁構造体とを備える。
び下記から明らかとなる目的に従って、本発明によるピ
ペット装置は、第１の空洞部(24)、基端部(26)及び開放
された末端部(28)を形成する中空内部(16)を有する主ピ
ペットハウジング(12)と、第２の空洞部(34)を形成する
中空内部を有し、中空内部は、開放された基端部(30)と
末端部(32)とを有し、主ピペットハウジング(12)に連結
させて、第１の空洞部(24)と第２の空洞部(34)とが流体
連絡するピペットチップアセンブリ(14)とを備えてい
る。ピペットチップアセンブリ(14)は、第２の空洞部(3
4)内に設けられたプランジャ(42)と、プランジャ(42)が
ピペットチップアセンブリ(14)の末端部(32)を閉鎖する
第１の位置にプランジャ(42)を通常押圧しかつプランジ
ャ(42)が末端部(32)を開放しピペットチップアセンブリ
(14)の末端部(32)から第２の空洞部(34)を通り第１の空
洞部(24)に流体が連通する第２の位置にプランジャ(42)
を移動する弁構造体とを備える。
【００１５】ピペットアセンブリの例示的な実施の形態
では、プランジャ(42)を第１の位置に通常押圧する弁構
造弾性体(46)は、ピペットチップアセンブリ(14)の末端
部(32)と第１の空洞部(24)及び第２の空洞部(34)との間
の流体連絡を遮断する第１の位置と、流体連絡が可能な
第２の位置との間で移動可能に設けられ、通常第１の位
置に押圧されて流体連絡を阻止する一方向バルブを備え
る。
では、プランジャ(42)を第１の位置に通常押圧する弁構
造弾性体(46)は、ピペットチップアセンブリ(14)の末端
部(32)と第１の空洞部(24)及び第２の空洞部(34)との間
の流体連絡を遮断する第１の位置と、流体連絡が可能な
第２の位置との間で移動可能に設けられ、通常第１の位
置に押圧されて流体連絡を阻止する一方向バルブを備え
る。
【００１６】追加の例示的な実施の形態では、ピペット
チップアセンブリ(14)は、第２の空洞部(34)内に配置さ
れかつプランジャ(42)を第１の位置に通常押圧する弁構
造弾性体(46)を備える。
チップアセンブリ(14)は、第２の空洞部(34)内に配置さ
れかつプランジャ(42)を第１の位置に通常押圧する弁構
造弾性体(46)を備える。
【００１７】追加の例示的な実施の形態では、ピペット
チップアセンブリ(14)は、第１の円柱部(43)及び第２の
円柱部(44)と、第１の円柱部(43)と第２の円柱部(44)と
の間に形成される拡径されたプランジャ本体(45)とを有
するプランジャ(42)を備え、プランジャ本体(45)は、ピ
ペットチップアセンブリ(14)の末端部(32)を閉鎖する形
状及び大きさに形成される。また、プランジャ本体(45)
及びピペットチップアセンブリ(14)の末端部(32)は、互
いに接触する当接面を有する。例示的な他の実施の形態
では、嵌合当接面は、流体密封構造を構成するテーパ状
に形成される。
チップアセンブリ(14)は、第１の円柱部(43)及び第２の
円柱部(44)と、第１の円柱部(43)と第２の円柱部(44)と
の間に形成される拡径されたプランジャ本体(45)とを有
するプランジャ(42)を備え、プランジャ本体(45)は、ピ
ペットチップアセンブリ(14)の末端部(32)を閉鎖する形
状及び大きさに形成される。また、プランジャ本体(45)
及びピペットチップアセンブリ(14)の末端部(32)は、互
いに接触する当接面を有する。例示的な他の実施の形態
では、嵌合当接面は、流体密封構造を構成するテーパ状
に形成される。
【００１８】本発明によるピペットチップアセンブリ(1
4)の他の例示的な実施の形態では、主ピペットハウジン
グ(12)は、ピペットチップアセンブリ(14)に嵌合圧入さ
れる。ピペットチップアセンブリ(14)と主ピペットハウ
ジング(12)とは、圧入嵌合されてピペットチップアセン
ブリ(14)と主ピペットハウジング(12)との間の密封連結
構造を形成する接触当接面を各々備えている。他の実施
の形態では、接触当接面は、流体密封構造を構成するテ
ーパ状に形成される。
4)の他の例示的な実施の形態では、主ピペットハウジン
グ(12)は、ピペットチップアセンブリ(14)に嵌合圧入さ
れる。ピペットチップアセンブリ(14)と主ピペットハウ
ジング(12)とは、圧入嵌合されてピペットチップアセン
ブリ(14)と主ピペットハウジング(12)との間の密封連結
構造を形成する接触当接面を各々備えている。他の実施
の形態では、接触当接面は、流体密封構造を構成するテ
ーパ状に形成される。
【００１９】自動化システムに容易に適合できかつ本発
明によりピペットアセンブリ(10)を使用する自動化工程
が可能となり、サンプルカップから分析及び診断支援用
のピペットアセンブリ(10)に直接かつ自動的に液体サン
プルを移動できるピペットアセンブリを提供できること
が本発明の利点である。
明によりピペットアセンブリ(10)を使用する自動化工程
が可能となり、サンプルカップから分析及び診断支援用
のピペットアセンブリ(10)に直接かつ自動的に液体サン
プルを移動できるピペットアセンブリを提供できること
が本発明の利点である。
【００２０】
【発明の実施の形態】自動吸引装置を有するピペットア
センブリの全体を符号10で表す本発明の例示的な実施の
形態を示す図面、特に図１によって、本発明を説明す
る。符号50によって、全体を示す重複構造式診断支援装
置と共に使用するピペットアセンブリ10を図１及び図２
に示す。
センブリの全体を符号10で表す本発明の例示的な実施の
形態を示す図面、特に図１によって、本発明を説明す
る。符号50によって、全体を示す重複構造式診断支援装
置と共に使用するピペットアセンブリ10を図１及び図２
に示す。
【００２１】診断支援装置50は、第１の円形コンベア52
及び第２の円形コンベア54を備える。第１の円形コンベ
ア52は、（部分的に図１に示す）架台56に載置され、図
１の矢印方向に回転される。第１の円形コンベア52は、
液体サンプルを保持するサンプル円形コンベアを形成
し、第２の円形コンベア54は、ピペットアセンブリ10を
保持するピペット円形コンベアを形成する。第２の円形
コンベア54は、第２の架台58に載置され、図１の矢印方
向に同様に回転される。図２に示す例示的な実施の形態
では、第１の円形コンベア52と第２の円形コンベア54と
は各々独立して同一の反時計方向に回転される。円形コ
ンベア52と54とを同じ方向に回転させることにより、ピ
ペットアセンブリ10とピペットアセンブリ10に対応する
サンプル管20との重複位置整合操作を容易に行えること
が実験で判明した。
及び第２の円形コンベア54を備える。第１の円形コンベ
ア52は、（部分的に図１に示す）架台56に載置され、図
１の矢印方向に回転される。第１の円形コンベア52は、
液体サンプルを保持するサンプル円形コンベアを形成
し、第２の円形コンベア54は、ピペットアセンブリ10を
保持するピペット円形コンベアを形成する。第２の円形
コンベア54は、第２の架台58に載置され、図１の矢印方
向に同様に回転される。図２に示す例示的な実施の形態
では、第１の円形コンベア52と第２の円形コンベア54と
は各々独立して同一の反時計方向に回転される。円形コ
ンベア52と54とを同じ方向に回転させることにより、ピ
ペットアセンブリ10とピペットアセンブリ10に対応する
サンプル管20との重複位置整合操作を容易に行えること
が実験で判明した。
【００２２】第１の円形コンベア52及び第２の円形コン
ベア54は、各々異なる仮想平面上に配置される。図１及
び図２に示す例示的な実施の形態では、架台58は、架台
56より上方に配置され、第２の円形コンベア54は第１の
円形コンベア52の上方に配置される。また、第１の円形
コンベア52と第２の円形コンベア54は、垂直方向に互い
に部分的に重なる重複構造を形成し、それぞれ少なくと
も一つの交差点を有する。下記説明及び図面から理解で
きるように、サンプル管20から第２の円形コンベア54の
ピペットアセンブリ10にサンプルを直接移送できる。サ
ンプル管20とピペットアセンブリ10との位置が整合し
て、サンプルをサンプル管20からピペットアセンブリ10
に移動する交差点又は領域を移送領域と定義する。
ベア54は、各々異なる仮想平面上に配置される。図１及
び図２に示す例示的な実施の形態では、架台58は、架台
56より上方に配置され、第２の円形コンベア54は第１の
円形コンベア52の上方に配置される。また、第１の円形
コンベア52と第２の円形コンベア54は、垂直方向に互い
に部分的に重なる重複構造を形成し、それぞれ少なくと
も一つの交差点を有する。下記説明及び図面から理解で
きるように、サンプル管20から第２の円形コンベア54の
ピペットアセンブリ10にサンプルを直接移送できる。サ
ンプル管20とピペットアセンブリ10との位置が整合し
て、サンプルをサンプル管20からピペットアセンブリ10
に移動する交差点又は領域を移送領域と定義する。
【００２３】図１及び図２に示すように、第１の円形コ
ンベア52は、複数のサンプル管20を搬送する機能を有す
る。実際、第１の円形コンベア52は５０個の搬送個数を
有する。勿論、本発明の実施の形態では、より大きい又
は小さい円形コンベアを使用できるが、代表的な円形コ
ンベアの搬送部数は３０〜１２０個の範囲である。例示
的な実施の形態では、サンプル管20は、高さ１７０mm、
直径約１８mmの形状でエンジニアリングプラスチックに
より形成される。他の材料及び形状は本発明の範囲内で
あり、例えばガラス製のサンプル管20でもよい。
ンベア52は、複数のサンプル管20を搬送する機能を有す
る。実際、第１の円形コンベア52は５０個の搬送個数を
有する。勿論、本発明の実施の形態では、より大きい又
は小さい円形コンベアを使用できるが、代表的な円形コ
ンベアの搬送部数は３０〜１２０個の範囲である。例示
的な実施の形態では、サンプル管20は、高さ１７０mm、
直径約１８mmの形状でエンジニアリングプラスチックに
より形成される。他の材料及び形状は本発明の範囲内で
あり、例えばガラス製のサンプル管20でもよい。
【００２４】サンプル管20は、互換可能かつ摺動可能に
第１の円形コンベア52に取り付けられる大きさを有す
る。第２の円形コンベア54と同様に、第１の円形コンベ
ア52はそれぞれサンプル管20及びピペットアセンブリ10
を保持する複数のスロットを備える。当業者に理解でき
るように、種々の技術を使用して識別に適する位置でサ
ンプル管20を保持できる。本特許出願と同時に出願され
かつ同様に譲渡された特許出願は、第１の円形コンベア
52に組み合わせてサンプル管20に設けられる回転防止構
造を示し、本発明と同一の目的を達成する。米国特許出
願（番号未定）として出願された代理人事件番号ＨＣＤ
Ｉ１７８７は、特に本願明細書の一部を構成する。
第１の円形コンベア52に取り付けられる大きさを有す
る。第２の円形コンベア54と同様に、第１の円形コンベ
ア52はそれぞれサンプル管20及びピペットアセンブリ10
を保持する複数のスロットを備える。当業者に理解でき
るように、種々の技術を使用して識別に適する位置でサ
ンプル管20を保持できる。本特許出願と同時に出願され
かつ同様に譲渡された特許出願は、第１の円形コンベア
52に組み合わせてサンプル管20に設けられる回転防止構
造を示し、本発明と同一の目的を達成する。米国特許出
願（番号未定）として出願された代理人事件番号ＨＣＤ
Ｉ１７８７は、特に本願明細書の一部を構成する。
【００２５】例示的な実施の形態では、診断支援装置50
により実行される診断支援法は、特定のアレルゲンに対
する個々の感応性を決定する免疫学的検定法である。こ
の場合、サンプルはサンプル管20に充填される個々の血
清を含む。各血清は対象被験者に固有かつ唯一のもので
あり、サンプル管20の外面には固有の識別印が設けられ
る。対応識別印のない他のいかなるサンプル又はサンプ
ル管20も存在しないであろう。例示的な実施の形態で
は、サンプル管20が僅かに回転し又は無回転の間に、バ
ーコードリーダ（図示せず）が特定の個々のサンプル管
20を容易に識別できるように、固有の識別印はバーコー
ド読取り可能な情報型式で形成される。
により実行される診断支援法は、特定のアレルゲンに対
する個々の感応性を決定する免疫学的検定法である。こ
の場合、サンプルはサンプル管20に充填される個々の血
清を含む。各血清は対象被験者に固有かつ唯一のもので
あり、サンプル管20の外面には固有の識別印が設けられ
る。対応識別印のない他のいかなるサンプル又はサンプ
ル管20も存在しないであろう。例示的な実施の形態で
は、サンプル管20が僅かに回転し又は無回転の間に、バ
ーコードリーダ（図示せず）が特定の個々のサンプル管
20を容易に識別できるように、固有の識別印はバーコー
ド読取り可能な情報型式で形成される。
【００２６】第２の円形コンベア54は、第１の円形コン
ベア52と同一の搬送個数を有し、ピペットアセンブリ10
として知られる対となるピペットを搬送する。このよう
に、第１の円形コンベア52により搬送される各サンプル
管20に対し、対応するピペットアセンブリ10は第２の円
形コンベア54により搬送される。サンプル管20及びピペ
ットアセンブリ10の各々は外面に機械読取り可能な印を
備える。第１の円形コンベア52及び第２の円形コンベア
54の各々を移送領域に向かって回転させ、第１の円形コ
ンベア52及び第２の円形コンベア54の各光学読取り装置
（図示せず）によって、サンプル管20を対応するピペッ
トアセンブリ10に整合させる。図３〜図１１に詳細に示
すように、サンプル管20からサンプルを直接ピペットア
センブリ10に汲み上げ採取する。
ベア52と同一の搬送個数を有し、ピペットアセンブリ10
として知られる対となるピペットを搬送する。このよう
に、第１の円形コンベア52により搬送される各サンプル
管20に対し、対応するピペットアセンブリ10は第２の円
形コンベア54により搬送される。サンプル管20及びピペ
ットアセンブリ10の各々は外面に機械読取り可能な印を
備える。第１の円形コンベア52及び第２の円形コンベア
54の各々を移送領域に向かって回転させ、第１の円形コ
ンベア52及び第２の円形コンベア54の各光学読取り装置
（図示せず）によって、サンプル管20を対応するピペッ
トアセンブリ10に整合させる。図３〜図１１に詳細に示
すように、サンプル管20からサンプルを直接ピペットア
センブリ10に汲み上げ採取する。
【００２７】特に図１〜図３に示すように、第２の円形
コンベア54のスロット55内にピペットアセンブリ10を摺
動嵌合させて、第２の円形コンベア54に装填すべき互換
性のある形状でピペットアセンブリ10が形成される。特
に図３は、本発明によるピペットアセンブリ10を示す。
ピペットアセンブリ10は、主ピペットハウジング12及び
ピペットチップアセンブリ14を備える。
コンベア54のスロット55内にピペットアセンブリ10を摺
動嵌合させて、第２の円形コンベア54に装填すべき互換
性のある形状でピペットアセンブリ10が形成される。特
に図３は、本発明によるピペットアセンブリ10を示す。
ピペットアセンブリ10は、主ピペットハウジング12及び
ピペットチップアセンブリ14を備える。
【００２８】主ピペットハウジング12は中空内部16を有
する。複数の糸18によって、中空内部16の内部が仕切ら
れる。各糸18は、単一のアレルゲン又は複数のアレルゲ
ン群により被覆される。例示的な実施の形態では、糸18
は高分子量多糖類又は綿である。当業者には理解されか
つ本願明細書の一部を構成する米国特許第４,５６７,１
４９号に記載されるように、各糸により表される各アレ
ルゲン及び複数のアレルゲン群を単一のピペットアセン
ブリにより同時に検査できる。中空内部16を覆うカバー
22は、超音波溶着を含む種々の固着手段によって主ピペ
ットハウジング12に永久的に固定される。
する。複数の糸18によって、中空内部16の内部が仕切ら
れる。各糸18は、単一のアレルゲン又は複数のアレルゲ
ン群により被覆される。例示的な実施の形態では、糸18
は高分子量多糖類又は綿である。当業者には理解されか
つ本願明細書の一部を構成する米国特許第４,５６７,１
４９号に記載されるように、各糸により表される各アレ
ルゲン及び複数のアレルゲン群を単一のピペットアセン
ブリにより同時に検査できる。中空内部16を覆うカバー
22は、超音波溶着を含む種々の固着手段によって主ピペ
ットハウジング12に永久的に固定される。
【００２９】中空内部16は、基端部26及び末端部28を有
する第１の空洞部24を形成する。下方に向かって先細の
テーパ状に形成される末端部28は、ピペットチップアセ
ンブリ14内に強制的に圧入嵌合される。ピペットチップ
アセンブリ14及び末端部28は、互いに締り嵌めで圧入嵌
合される大きさに形成される。
する第１の空洞部24を形成する。下方に向かって先細の
テーパ状に形成される末端部28は、ピペットチップアセ
ンブリ14内に強制的に圧入嵌合される。ピペットチップ
アセンブリ14及び末端部28は、互いに締り嵌めで圧入嵌
合される大きさに形成される。
【００３０】主ピペットハウジング12をピペットチップ
アセンブリ14に接続する他の手段は本発明の範囲内であ
る。特に、主ピペットハウジング12とピペットチップア
センブリ14とからなる二つの要素は、強制的な圧入嵌合
に加え互いに超音波溶着若しくは接着され又はその併用
の何れかである。二つの要素を結合する他の例示的な実
施の形態は、本発明の範囲内である。
アセンブリ14に接続する他の手段は本発明の範囲内であ
る。特に、主ピペットハウジング12とピペットチップア
センブリ14とからなる二つの要素は、強制的な圧入嵌合
に加え互いに超音波溶着若しくは接着され又はその併用
の何れかである。二つの要素を結合する他の例示的な実
施の形態は、本発明の範囲内である。
【００３１】ピペットチップアセンブリ14は、基端部30
及び末端部32を有する。後述のように、ピペットチップ
アセンブリ14は、サンプルカップの底面等の堅い表面と
の当接によって圧力が加えられるとき、ピペットアセン
ブリ10内に及び／又は外に流体を流動させるバルブを有
する。
及び末端部32を有する。後述のように、ピペットチップ
アセンブリ14は、サンプルカップの底面等の堅い表面と
の当接によって圧力が加えられるとき、ピペットアセン
ブリ10内に及び／又は外に流体を流動させるバルブを有
する。
【００３２】ピペットチップアセンブリ14は、基端部30
と末端部32との間に第２の空洞部34を形成する中空内部
を備える。基端部30は、第１の空洞部24の末端部28を圧
入嵌合する先細状の内面36を有する先細端部を備える。
ピペットチップアセンブリ14の基端部30は、末端部28と
ピペットチップアセンブリ14とを連結するストッパとな
る第１の空洞肩部38を備える。また、ピペットチップア
センブリ14の基端部30は、第２の空洞部34に形成される
第１の肩部40を備える。末端部32は、第２の空洞部34に
形成される第２の肩部41を備える。
と末端部32との間に第２の空洞部34を形成する中空内部
を備える。基端部30は、第１の空洞部24の末端部28を圧
入嵌合する先細状の内面36を有する先細端部を備える。
ピペットチップアセンブリ14の基端部30は、末端部28と
ピペットチップアセンブリ14とを連結するストッパとな
る第１の空洞肩部38を備える。また、ピペットチップア
センブリ14の基端部30は、第２の空洞部34に形成される
第１の肩部40を備える。末端部32は、第２の空洞部34に
形成される第２の肩部41を備える。
【００３３】基端部30と末端部32との間に形成される第
２の空洞部34内にプランジャ42が配置される。プランジ
ャ42は、第１の円柱部43を形成する第１の端部と、第２
の円柱部44を形成する第２の端部と、第１の円柱部43と
第２の円柱部44との間に設けられるプランジャ本体45と
を備える。プランジャ本体45は、第２の空洞部34で摺動
可能にのみ移動する大きさに形成される。基端部30又は
末端部32の何れからも外れない十分な大きさでプランジ
ャ本体45が拡径して形成される。第２の空洞部34の第１
の肩部40と第２の肩部41は、第２の空洞部34からプラン
ジャ42が外れるのを防止する。
２の空洞部34内にプランジャ42が配置される。プランジ
ャ42は、第１の円柱部43を形成する第１の端部と、第２
の円柱部44を形成する第２の端部と、第１の円柱部43と
第２の円柱部44との間に設けられるプランジャ本体45と
を備える。プランジャ本体45は、第２の空洞部34で摺動
可能にのみ移動する大きさに形成される。基端部30又は
末端部32の何れからも外れない十分な大きさでプランジ
ャ本体45が拡径して形成される。第２の空洞部34の第１
の肩部40と第２の肩部41は、第２の空洞部34からプラン
ジャ42が外れるのを防止する。
【００３４】図３に示す例示的な実施の形態では、ピペ
ットチップアセンブリ14は、ばね46を有する弁構造弾性
体を備える。ばね46は、プランジャ本体45と第２の空洞
部34の第１の肩部40との間に配置され第１の円柱部43に
捲回される。ばね46は、プランジャ42を第１の位置に通
常押圧する十分な強度及び張力を有し、プランジャ42が
第１の位置にあるとき、ピペットチップアセンブリ14の
末端部32を閉じてピペットチップアセンブリ14の基端部
30の開放を維持する。
ットチップアセンブリ14は、ばね46を有する弁構造弾性
体を備える。ばね46は、プランジャ本体45と第２の空洞
部34の第１の肩部40との間に配置され第１の円柱部43に
捲回される。ばね46は、プランジャ42を第１の位置に通
常押圧する十分な強度及び張力を有し、プランジャ42が
第１の位置にあるとき、ピペットチップアセンブリ14の
末端部32を閉じてピペットチップアセンブリ14の基端部
30の開放を維持する。
【００３５】プランジャ42が通常第１の位置にあると
き、プランジャ本体45は第２の空洞部34の第２の肩部41
に当接する。更に第１の位置では、第２の円柱部44はピ
ペットチップアセンブリ14の末端部32を越えて第２の肩
部41の外側に突出する。図４〜図１１から理解されるよ
うに、ばね46が押圧されて、プランジャ42が第２の位置
に移動すると、ピペットチップアセンブリ14が開放さ
れ、第１の空洞部24と第２の空洞部34との間が連絡す
る。従って、第２の円柱部44は、第１の位置から第２の
位置にプランジャ42が移動するのに十分な距離で第２の
肩部41から突出する。
き、プランジャ本体45は第２の空洞部34の第２の肩部41
に当接する。更に第１の位置では、第２の円柱部44はピ
ペットチップアセンブリ14の末端部32を越えて第２の肩
部41の外側に突出する。図４〜図１１から理解されるよ
うに、ばね46が押圧されて、プランジャ42が第２の位置
に移動すると、ピペットチップアセンブリ14が開放さ
れ、第１の空洞部24と第２の空洞部34との間が連絡す
る。従って、第２の円柱部44は、第１の位置から第２の
位置にプランジャ42が移動するのに十分な距離で第２の
肩部41から突出する。
【００３６】図９及び図１０に最良の形態を示すよう
に、プランジャ42はピペットチップアセンブリ14が下方
に押圧されたとき第２の位置に達成する。図３に示すよ
うに、通常の第１の位置では、第１の空洞部24及び第２
の空洞部34は、互いに自由に連通する。換言すれば、第
１の空洞部24と第２の空洞部34との間に、流体が自由に
流れる無妨害隙間を有する。プランジャ42の圧力が加え
られ、ばね46が押圧され圧縮されてプランジャ42が第２
の位置に移動すると、ピペットチップアセンブリ14の末
端部32が開放される。しかしながら、ばね46を完全に圧
縮しても、第１の空洞部24と第２の空洞部34との間に開
口部が存在する。従って、第２の空洞部34へ流体が矢印
方向に流れる。真空又は他の吸引力をピペットアセンブ
リ10に加えるとき、図９及び図１０の矢印47で示すよう
に、末端部32及び第２の空洞部34を通じて第１の空洞部
24に流体が移動する。
に、プランジャ42はピペットチップアセンブリ14が下方
に押圧されたとき第２の位置に達成する。図３に示すよ
うに、通常の第１の位置では、第１の空洞部24及び第２
の空洞部34は、互いに自由に連通する。換言すれば、第
１の空洞部24と第２の空洞部34との間に、流体が自由に
流れる無妨害隙間を有する。プランジャ42の圧力が加え
られ、ばね46が押圧され圧縮されてプランジャ42が第２
の位置に移動すると、ピペットチップアセンブリ14の末
端部32が開放される。しかしながら、ばね46を完全に圧
縮しても、第１の空洞部24と第２の空洞部34との間に開
口部が存在する。従って、第２の空洞部34へ流体が矢印
方向に流れる。真空又は他の吸引力をピペットアセンブ
リ10に加えるとき、図９及び図１０の矢印47で示すよう
に、末端部32及び第２の空洞部34を通じて第１の空洞部
24に流体が移動する。
【００３７】図面、特に図３、図９及び図１０に示す例
示的な実施の形態では、プランジャ42は、それぞれ第１
の当接面48及び第２の当接面49を有する。また、当接面
49はテーパ状に形成される。更に、第２の空洞部34に形
成される第２の肩部41に設けられる貫通孔は、同様にテ
ーパ状に形成され、第１の位置にあるプランジャ42は末
端部32に対し確実に密封嵌合される。
示的な実施の形態では、プランジャ42は、それぞれ第１
の当接面48及び第２の当接面49を有する。また、当接面
49はテーパ状に形成される。更に、第２の空洞部34に形
成される第２の肩部41に設けられる貫通孔は、同様にテ
ーパ状に形成され、第１の位置にあるプランジャ42は末
端部32に対し確実に密封嵌合される。
【００３８】図４〜図７に示すように、ピペットアセン
ブリ10をサンプル管20まで降下させ、サンプルをピペッ
トアセンブリ10内へ吸引することができる。サンプル管
20は、基端部70（図８）及び末端部72（図１）を有す
る。図８の最良の形態に示すように、基端部70はサンプ
ルカップ74を備える端部領域を形成する。サンプルカッ
プ74は、液体試料76、例示的な実施の形態では血清を含
む。
ブリ10をサンプル管20まで降下させ、サンプルをピペッ
トアセンブリ10内へ吸引することができる。サンプル管
20は、基端部70（図８）及び末端部72（図１）を有す
る。図８の最良の形態に示すように、基端部70はサンプ
ルカップ74を備える端部領域を形成する。サンプルカッ
プ74は、液体試料76、例示的な実施の形態では血清を含
む。
【００３９】診断支援装置50は下降機構を備え、例示的
な実施の形態では下降機構は、アーム82を有する昇降機
80を備える。昇降機80は、ピペットアセンブリ10を垂直
方向に上下動させる駆動モータ（図示せず）を備える。
な実施の形態では下降機構は、アーム82を有する昇降機
80を備える。昇降機80は、ピペットアセンブリ10を垂直
方向に上下動させる駆動モータ（図示せず）を備える。
【００４０】また、診断支援装置50は、液体ポンプから
昇降機80を通り昇降アーム82に達する導管（図示せず）
を有する液体ポンプ（図示せず）を備える。昇降アーム
82は、ピペットアセンブリ10の基端部が接続された連結
構造を有する末端部84を備え、サンプルカップ74からピ
ペットアセンブリ10へ液体を吸引する真空又は他の吸引
力を発生する。
昇降機80を通り昇降アーム82に達する導管（図示せず）
を有する液体ポンプ（図示せず）を備える。昇降アーム
82は、ピペットアセンブリ10の基端部が接続された連結
構造を有する末端部84を備え、サンプルカップ74からピ
ペットアセンブリ10へ液体を吸引する真空又は他の吸引
力を発生する。
【００４１】図６に示すように、診断支援装置50内に設
けられる他の自動化構造（自動化システム）により決定
される適切な時間に、アーム82はピペットアセンブリ10
の基端部26に連結され、ピペットチップアセンブリ14を
サンプルカップ74に向けて降下させる。図８〜図１１に
更に詳細を説明するように、サンプル管20に向けて降下
すると、プランジャ42の第２の円柱部44がサンプルカッ
プ74に当接して、押圧力を受ける。このため、プランジ
ャ42は、ばね46の弾力に抗して内側に移動し、プランジ
ャ42の当接面49と末端部32との間が開放され、弁構造に
よる嵌合される流体密封構造が解除される。従って、ピ
ペットチップアセンブリ14はピペットアセンブリ10の底
部を開放し、ピペットアセンブリ10に接続された液体ポ
ンプ（図示せず）が起動して、サンプル管20から液体サ
ンプルを直接ピペットアセンブリ10に抜き取ることがで
きる。
けられる他の自動化構造（自動化システム）により決定
される適切な時間に、アーム82はピペットアセンブリ10
の基端部26に連結され、ピペットチップアセンブリ14を
サンプルカップ74に向けて降下させる。図８〜図１１に
更に詳細を説明するように、サンプル管20に向けて降下
すると、プランジャ42の第２の円柱部44がサンプルカッ
プ74に当接して、押圧力を受ける。このため、プランジ
ャ42は、ばね46の弾力に抗して内側に移動し、プランジ
ャ42の当接面49と末端部32との間が開放され、弁構造に
よる嵌合される流体密封構造が解除される。従って、ピ
ペットチップアセンブリ14はピペットアセンブリ10の底
部を開放し、ピペットアセンブリ10に接続された液体ポ
ンプ（図示せず）が起動して、サンプル管20から液体サ
ンプルを直接ピペットアセンブリ10に抜き取ることがで
きる。
【００４２】ピペットアセンブリ10は非円形断面をな
し、業界でも円筒形が一般的ではないので、第２の円形
コンベア54のスロット内に、固定可能に摺動嵌合させる
と、ピペットアセンブリ10が回転する可能性はない。そ
の結果、同様のバーコードリーダ50は、容易にピペット
アセンブリ10の外面の識別印を容易に読み取ることがで
きる。対となるべきサンプル管20とピペットアセンブリ
10とは整合して配置され、図８〜図１１に更に詳細を説
明するように、ピペットチップアセンブリ14はサンプル
カップ74に向けて降下される。
し、業界でも円筒形が一般的ではないので、第２の円形
コンベア54のスロット内に、固定可能に摺動嵌合させる
と、ピペットアセンブリ10が回転する可能性はない。そ
の結果、同様のバーコードリーダ50は、容易にピペット
アセンブリ10の外面の識別印を容易に読み取ることがで
きる。対となるべきサンプル管20とピペットアセンブリ
10とは整合して配置され、図８〜図１１に更に詳細を説
明するように、ピペットチップアセンブリ14はサンプル
カップ74に向けて降下される。
【００４３】特に図４〜図７では、直接サンプル管20か
らサンプルをピペットアセンブリ10に吸引する方法及び
装置を示す。最初に、全血の形で被験者からサンプルを
採取する。一連の過程によって血から血清を採取する。
血清は、サンプル管20に供給され、サンプル用円形コン
ベアとして知られる第１の円形コンベア52に配置され
る。各サンプル管20は、外面に前記固有の識別印を有す
る。識別印は、例えばバーコードリーダ50によって、機
械読取り可能なフォーマットで形成される。
らサンプルをピペットアセンブリ10に吸引する方法及び
装置を示す。最初に、全血の形で被験者からサンプルを
採取する。一連の過程によって血から血清を採取する。
血清は、サンプル管20に供給され、サンプル用円形コン
ベアとして知られる第１の円形コンベア52に配置され
る。各サンプル管20は、外面に前記固有の識別印を有す
る。識別印は、例えばバーコードリーダ50によって、機
械読取り可能なフォーマットで形成される。
【００４４】同様に、ピペットアセンブリ10は外面を有
し、サンプル管20の固有の識別印と対応する固有の識別
印を有する。同様に、固有の識別印は、例えばバーコー
ドリーダ50によって、機械読取り可能なフォーマットで
形成される。ピペットアセンブリ10は、診断支援用円形
コンベアとしても知られる第２の円形コンベア54に装填
される。
し、サンプル管20の固有の識別印と対応する固有の識別
印を有する。同様に、固有の識別印は、例えばバーコー
ドリーダ50によって、機械読取り可能なフォーマットで
形成される。ピペットアセンブリ10は、診断支援用円形
コンベアとしても知られる第２の円形コンベア54に装填
される。
【００４５】第１の円形コンベア52及び第２の円形コン
ベア54は、図２に示すように、サンプル管20が対となる
ピペットアセンブリ10の位置と一致するまで矢印の方向
にそれぞれ回転される。特に図４に示すように、一度位
置が一致すると、直接ピペットアセンブリ10にサンプル
を吸引するため対応のサンプル管20に向けてピペットア
センブリ10を降下させる。
ベア54は、図２に示すように、サンプル管20が対となる
ピペットアセンブリ10の位置と一致するまで矢印の方向
にそれぞれ回転される。特に図４に示すように、一度位
置が一致すると、直接ピペットアセンブリ10にサンプル
を吸引するため対応のサンプル管20に向けてピペットア
センブリ10を降下させる。
【００４６】アーム82に接続される回転式昇降機80（図
６）によって、サンプル76に向けてピペットアセンブリ
10を降下させる。また、前記のように、ピペットチップ
アセンブリ14を下方に移動して、サンプルカップ74の底
面と接触させてピペットチップアセンブリ14を押圧する
と、ピペットアセンブリ10の底部を構成するピペットチ
ップアセンブリ14に隣接してピペットアセンブリ10の一
端を開放できる。
６）によって、サンプル76に向けてピペットアセンブリ
10を降下させる。また、前記のように、ピペットチップ
アセンブリ14を下方に移動して、サンプルカップ74の底
面と接触させてピペットチップアセンブリ14を押圧する
と、ピペットアセンブリ10の底部を構成するピペットチ
ップアセンブリ14に隣接してピペットアセンブリ10の一
端を開放できる。
【００４７】ピペットアセンブリ10の例示的な実施の形
態では、ピペットチップアセンブリ14は流体を流入させ
る一方向バルブを形成するが、ピペットチップアセンブ
リ14に隣接する底部を開放するとき、流体が底部から漏
出することを防止する。
態では、ピペットチップアセンブリ14は流体を流入させ
る一方向バルブを形成するが、ピペットチップアセンブ
リ14に隣接する底部を開放するとき、流体が底部から漏
出することを防止する。
【００４８】液体ポンプ（図示せず）は、前記のように
ピペットアセンブリ10の頂部に接続され、サンプルカッ
プ74から液体サンプルがピペットアセンブリ10に吸引さ
れ又は吸い込まれる。適当な機械的命令によって、液体
ポンプが停止し、更なる流体の流れは停止される。
ピペットアセンブリ10の頂部に接続され、サンプルカッ
プ74から液体サンプルがピペットアセンブリ10に吸引さ
れ又は吸い込まれる。適当な機械的命令によって、液体
ポンプが停止し、更なる流体の流れは停止される。
【００４９】図７に示すように、吸引後、ピペットアセ
ンブリ10はピペットチップアセンブリ14を閉鎖して上昇
する。回転式昇降機80によって、ピペットアセンブリ10
は診断支援用円形コンベア54（図４）の初期位置まで上
昇する。ピペットアセンブリ10が上昇した後、種々の試
薬が添加され洗浄されて検査サンプルの診断支援が行わ
れる。実施する診断支援に依存し、多数のすすぎ過程、
待機状態又は培養状態及び種々の試薬添加過程を付加し
てもよい。診断支援の全過程が終了すると、通常ピペッ
トアセンブリ10は、診断支援結果を示す記録写真を撮る
撮影位置に回転される。
ンブリ10はピペットチップアセンブリ14を閉鎖して上昇
する。回転式昇降機80によって、ピペットアセンブリ10
は診断支援用円形コンベア54（図４）の初期位置まで上
昇する。ピペットアセンブリ10が上昇した後、種々の試
薬が添加され洗浄されて検査サンプルの診断支援が行わ
れる。実施する診断支援に依存し、多数のすすぎ過程、
待機状態又は培養状態及び種々の試薬添加過程を付加し
てもよい。診断支援の全過程が終了すると、通常ピペッ
トアセンブリ10は、診断支援結果を示す記録写真を撮る
撮影位置に回転される。
【００５０】図面、特に図３から理解できるように、カ
バー22を有するピペットアセンブリ10の外面は一連の窓
23を有する。本発明の例示的な実施の形態による免疫学
的検定法の例では、各窓23は、被験者がアレルギ体質の
可能性のある種々のアレルゲンを表示することができ
る。このように、１回の試験法で、効率良く経済的に多
種のアレルゲンを検査できる。実際、図３に示す好適な
実施の形態では、３６種の窓を備え、最高３６種のアレ
ルゲン又はアレルゲン群を検査できる。
バー22を有するピペットアセンブリ10の外面は一連の窓
23を有する。本発明の例示的な実施の形態による免疫学
的検定法の例では、各窓23は、被験者がアレルギ体質の
可能性のある種々のアレルゲンを表示することができ
る。このように、１回の試験法で、効率良く経済的に多
種のアレルゲンを検査できる。実際、図３に示す好適な
実施の形態では、３６種の窓を備え、最高３６種のアレ
ルゲン又はアレルゲン群を検査できる。
【００５１】図８〜図１１は、ピペットチップアセンブ
リ14の動作過程を示す。前記の通り、サンプルカップ74
に向けてピペットチップアセンブリ14を降下する。図８
は、整合位置にあるサンプルカップ74及びピペットチッ
プアセンブリ14を示す。図９は、アーム82によって、ピ
ペットチップアセンブリ14を矢印90方向にサンプルカッ
プ74に向かって降下させる状態を示す。
リ14の動作過程を示す。前記の通り、サンプルカップ74
に向けてピペットチップアセンブリ14を降下する。図８
は、整合位置にあるサンプルカップ74及びピペットチッ
プアセンブリ14を示す。図９は、アーム82によって、ピ
ペットチップアセンブリ14を矢印90方向にサンプルカッ
プ74に向かって降下させる状態を示す。
【００５２】図１０に示すように、サンプルカップ74内
に降下させると、プランジャ42の第２の円柱部44はサン
プルカップ74と接触しばね46を圧縮する。その時、プラ
ンジャ42はピペットチップアセンブリ14が閉鎖する通常
の第１の位置からピペットチップアセンブリ14が開放す
る第２の位置に移動する。その後、液体ポンプが自動的
に起動され、例示的な実施の形態では血清である液体サ
ンプル76は、ピペットアセンブリ10の第２の空洞部34内
に向かって矢印47方向に吸引される。前記並びに図９及
び図１０より明らかなように、その時、第２の空洞部34
から第１の空洞部24まで血清が流れる。
に降下させると、プランジャ42の第２の円柱部44はサン
プルカップ74と接触しばね46を圧縮する。その時、プラ
ンジャ42はピペットチップアセンブリ14が閉鎖する通常
の第１の位置からピペットチップアセンブリ14が開放す
る第２の位置に移動する。その後、液体ポンプが自動的
に起動され、例示的な実施の形態では血清である液体サ
ンプル76は、ピペットアセンブリ10の第２の空洞部34内
に向かって矢印47方向に吸引される。前記並びに図９及
び図１０より明らかなように、その時、第２の空洞部34
から第１の空洞部24まで血清が流れる。
【００５３】図１１に示すように、十分な分析用の血清
を吸引すると、適切な信号が発生して、液体ポンプが停
止され、アーム82は、矢印92で示すように、第２の円形
コンベア54の通常位置の方向にピペットアセンブリ10を
上昇させる。その後、次のサンプルカップ74及びピペッ
トアセンブリ10の位置を合わせて自動診断支援過程を継
続する。
を吸引すると、適切な信号が発生して、液体ポンプが停
止され、アーム82は、矢印92で示すように、第２の円形
コンベア54の通常位置の方向にピペットアセンブリ10を
上昇させる。その後、次のサンプルカップ74及びピペッ
トアセンブリ10の位置を合わせて自動診断支援過程を継
続する。
【００５４】前記詳細な説明では、本発明によるピペッ
ト構造の数種の実施の形態を示したが、前記説明は単に
例示に過ぎず本発明を限定するものではないと理解すべ
きである。特に、種々のプランジャアセンブリ及びプラ
ンジャ構造を使用して、ピペットにサンプルを直接吸引
するのに必要な手段を設けてもよい。また、本明細書で
はピペットを免疫学的検定法の環境で使用することを開
示したが、本発明によるピペットの使用法が開示した方
法に制限されない。更に、ピペット外面に特定個数の窓
を設けることを記載したが、本発明によるピペットの全
体的な発明の性質に対して、特定個数又は複数種の個数
は不必要である。従って、本発明は後述の特許請求の範
囲によってのみ制限される。
ト構造の数種の実施の形態を示したが、前記説明は単に
例示に過ぎず本発明を限定するものではないと理解すべ
きである。特に、種々のプランジャアセンブリ及びプラ
ンジャ構造を使用して、ピペットにサンプルを直接吸引
するのに必要な手段を設けてもよい。また、本明細書で
はピペットを免疫学的検定法の環境で使用することを開
示したが、本発明によるピペットの使用法が開示した方
法に制限されない。更に、ピペット外面に特定個数の窓
を設けることを記載したが、本発明によるピペットの全
体的な発明の性質に対して、特定個数又は複数種の個数
は不必要である。従って、本発明は後述の特許請求の範
囲によってのみ制限される。
【００５５】
【発明の効果】前記の通り、本発明は、診断支援自動同
時多分析に容易に使用できる自動化吸引用診断支援ピペ
ットアセンブリを得ることができる。また、本発明によ
る自動化吸引用診断支援ピペットアセンブリを使用する
ことにより液体試料を経済的にかつ効率良く検査するこ
とができる。液体試料を取り扱う移送機構を簡略化で
き、汚染に対する危険性及び非効率性を低減することが
できる。
時多分析に容易に使用できる自動化吸引用診断支援ピペ
ットアセンブリを得ることができる。また、本発明によ
る自動化吸引用診断支援ピペットアセンブリを使用する
ことにより液体試料を経済的にかつ効率良く検査するこ
とができる。液体試料を取り扱う移送機構を簡略化で
き、汚染に対する危険性及び非効率性を低減することが
できる。
【図１】 本発明によるピペットアセンブリを保持する
自動化装置を使用する診断支援装置を示す斜視図
自動化装置を使用する診断支援装置を示す斜視図
【図２】 本発明によるピペットアセンブリを使用する
図１の診断支援装置を示す平面図
図１の診断支援装置を示す平面図
【図３】 本発明によるピペットアセンブリを示す拡大
斜視図及びピペットチップアセンブリを示す拡大分解図
斜視図及びピペットチップアセンブリを示す拡大分解図
【図４】 本発明によるピペットアセンブリを対応する
サンプル管に整合する位置に回転する状態を示す部分斜
視図
サンプル管に整合する位置に回転する状態を示す部分斜
視図
【図５】 本発明によるピペットアセンブリを対応する
サンプル管に整合させた状態を示す部分斜視図
サンプル管に整合させた状態を示す部分斜視図
【図６】 本発明によるピペットアセンブリをサンプル
管に向かって下降させて液体サンプルを吸引する状態を
示す部分斜視図
管に向かって下降させて液体サンプルを吸引する状態を
示す部分斜視図
【図７】 本発明による次のピペットアセンブリを連続
的にサンプル管に整合させる位置に回転する状態を示す
部分斜視図
的にサンプル管に整合させる位置に回転する状態を示す
部分斜視図
【図８】 本発明によるピペットアセンブリをサンプル
カップに整合させた状態を示す断面図
カップに整合させた状態を示す断面図
【図９】 本発明によるピペットアセンブリをサンプル
カップに向かって押圧する状態を示す断面図
カップに向かって押圧する状態を示す断面図
【図１０】 サンプルカップ内の液体サンプルを本発明
によるピペットアセンブリ内に吸引する状態を示す断面
図
によるピペットアセンブリ内に吸引する状態を示す断面
図
【図１１】 サンプルカップから液体サンプルを吸引し
た後に本発明によるピペットアセンブリを上昇させる状
態を示す断面図
た後に本発明によるピペットアセンブリを上昇させる状
態を示す断面図
(10)・・自動化吸引用診断支援ピペットアセンブリ（ピ
ペットアセンブリ）、(12)・・主ピペットハウジング、
(14)・・ピペットチップアセンブリ、 (16)・・中空
内部、 (20)・・サンプル管、 (23)・・窓、 (24)・
・第１の空洞部、 (26)・・基端部（第１の端部）、
(28)・・末端部（第２の端部、第２の開放端部）、 (3
0)・・基端部、 (32)・・末端部、 (34)・・第２の空
洞部、(42)・・プランジャ、 (43)・・第１の円柱部、
(44)・・第２の円柱部、(45)・・プランジャ本体、
(46)・・弁構造弾性体（ばね）、 (49)・・当接面（第
２の当接面）、 (76)・・サンプル（液体試料）、
ペットアセンブリ）、(12)・・主ピペットハウジング、
(14)・・ピペットチップアセンブリ、 (16)・・中空
内部、 (20)・・サンプル管、 (23)・・窓、 (24)・
・第１の空洞部、 (26)・・基端部（第１の端部）、
(28)・・末端部（第２の端部、第２の開放端部）、 (3
0)・・基端部、 (32)・・末端部、 (34)・・第２の空
洞部、(42)・・プランジャ、 (43)・・第１の円柱部、
(44)・・第２の円柱部、(45)・・プランジャ本体、
(46)・・弁構造弾性体（ばね）、 (49)・・当接面（第
２の当接面）、 (76)・・サンプル（液体試料）、
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フロントページの続き
(72)発明者 ジェイソン・ドミニク・フール
アメリカ合衆国90272カリフォルニア州パ
シフィック・パラセイズ、ロマニー・ドラ
イブ13747
(72)発明者 ジャビア・ウレナ
アメリカ合衆国95119カリフォルニア州サ
ン・ホーセイ、ヴァイン・ストリート1124
(72)発明者 フレデリック・スピアーズ
アメリカ合衆国95119カリフォルニア州サ
ン・ホーセイ、ヴァイン・ストリート1124
(72)発明者 大野 修
アメリカ合衆国94086カリフォルニア州マ
ウンテン・ビュー、ミラモンテ・アべニュ
ー1910
(72)発明者 丸岡 幹太郎
アメリカ合衆国95014カリフォルニア州キ
ューパーティノ、フォージ・ウェイ・シャ
ープ251 20647
Ｆターム(参考） 2G052 CA07 CA20 CA21 CA22 CA23
CA28 HC34
2G058 EA02 EA11 ED03 ED10 ED12
4G057 AE23
Claims (20)
- 【請求項１】 第１の空洞部を形成する中空内部と、基
端部及び開放された末端部とを有する主ピペットハウジ
ングと、 第２の空洞部を形成しかつ開放された基端部及び末端部
を有する中空内部を形成し、主ピペットハウジングの第
１の空洞部に対し第２の空洞部を流体接続可能に主ピペ
ットハウジングに連結できるピペットチップアセンブリ
とを備え、 ピペットチップアセンブリは、 第２の空洞部内に配置されるプランジャと、プランジャ
がピペットチップアセンブリの末端部を閉鎖する第１の
位置にプランジャを通常押圧すると共に、プランジャが
末端部を開放しピペットチップアセンブリの末端部から
第２の空洞部を通り第１の空洞部に流体が連通する第２
の位置にプランジャを押圧することを許容する弁構造弾
性体とを備えることを特徴とする自動化吸引用診断支援
ピペットアセンブリ。 - 【請求項２】 プランジャを第１の位置に通常押圧する
弁構造弾性体は、ピペットチップアセンブリの末端部と
第１の空洞部及び第２の空洞部との間の流体連絡を遮断
する第１の位置と、流体連絡が可能な第２の位置との間
でプランジャが移動可能に設けられ、通常第１の位置に
押圧されて流体連絡を阻止する一方向バルブである請求
項１に記載の自動化吸引用診断支援ピペットアセンブ
リ。 - 【請求項３】 プランジャを第１の位置に通常押圧する
弁構造弾性体は、第２の空洞部内に配置されたばねを備
える請求項１に記載の自動化吸引用診断支援ピペットア
センブリ。 - 【請求項４】 プランジャは、第１の円柱部と、第２の
円柱部と、第１の円柱部と第２の円柱部との間に設けら
れかつ拡径して形成されるプランジャ本体とを備え、プ
ランジャ本体は、ピペットチップアセンブリの末端部を
閉鎖する大きさ及び形状に形成される請求項１に記載の
自動化吸引用診断支援ピペットアセンブリ。 - 【請求項５】 プランジャを第１の位置に通常押圧する
弁構造弾性体は、第１の円柱部に装着されかつピペット
チップアセンブリの末端部に対しプランジャ本体を通常
押圧するばねを備える請求項４に記載の自動化吸引用診
断支援ピペットアセンブリ。 - 【請求項６】 プランジャ本体は、第２の空洞部の末端
部に設けられた整合当接面と接触する当接面を備え、両
当接面はテーパ状に形成される請求項５に記載の自動化
吸引用診断支援ピペットアセンブリ。 - 【請求項７】 プランジャは、ピペットチップアセンブ
リの末端部を越えて突出する第２の円柱部を備え、第２
の円柱部は内側に移動可能であり、第２の円柱部が内側
に移動されたとき、ばねは圧縮されてピペットチップア
センブリの末端部を開放する請求項１に記載の自動化吸
引用診断支援ピペットアセンブリ。 - 【請求項８】 主ピペットハウジングは、第１の空洞部
の末端部と第２の空洞部の基端部とでピペットチップア
センブリに接続され、第１の円柱部は、第１の空洞部と
第２の空洞部との連結部付近に配置され、プランジャを
第１の位置に通常押圧する弁構造弾性体は、第１の円柱
部に取り付けられる請求項１に記載の自動化吸引用診断
支援ピペットアセンブリ。 - 【請求項９】 主ピペットハウジングは、第１の空洞部
の末端部と第２の空洞部の基端部とでピペットチップア
センブリに接続され、テーパ状に形成された主ピペット
ハウジングの末端部は、互換性のあるテーパ形状に形成
されたピペットチップアセンブリの基端部に圧入嵌合さ
れる流体密封構造を構成する請求項１に記載の自動化吸
引用診断支援ピペットアセンブリ。 - 【請求項１０】 プランジャ本体は、第２の空洞部の末
端部に設けられた整合当接面と接触する当接面を備え、
両当接面はテーパ状に形成される請求項５に記載の自動
化吸引用診断支援ピペットアセンブリ。 - 【請求項１１】 主ピペットハウジングは、第１の空洞
部の末端部と第２の空洞部の基端部とでピペットチップ
アセンブリに圧入嵌合される流体密封部を形成する請求
項１に記載の自動化吸引用診断支援ピペットアセンブ
リ。 - 【請求項１２】 主ピペットハウジングとピペットチッ
プアセンブリとは、圧入嵌合される嵌合当接面を備え、
当接面は嵌合式テーパ状に形成され、押圧嵌合される流
体密封部を形成する請求項１１に記載の自動化吸引用診
断支援ピペットアセンブリ。 - 【請求項１３】 中空内部と、中空内部を通じて連通し
かついずれも開放された第１の端部及び第２の端部と、
診断支援結果を目視できる少なくとも一つの窓を有する
外面とを備える主ピペットハウジングと、 主ピペットハウジングの開放された第２の端部に連結可
能でありかつピペットチップハウジングを備え、ピペッ
トチップハウジングは、中空内部と、主ピペットハウジ
ングの第２の開放端部に近接する第１の端部と第２の端
部とを有するピペットチップアセンブリとを備え、 ピペットチップハウジングの第１の端部と第２の端部
は、中空内部を通じて互いに連絡され、ピペットチップ
ハウジングの中空内部は主ピペットハウジングの中空内
部に連絡され、ピペットチップアセンブリは、その内部
に設けられかつ第１の端部及び第２の端部を閉鎖及び開
放する弁構造弾性体を備え、弁構造弾性体は、ピペット
チップハウジングの第１の端部を開放しかつピペットチ
ップハウジングの第２の端部を閉鎖する通常の第１の位
置を有し、ピペットチップハウジングの第２の端部に加
えられる圧力に応答して、ピペットチップハウジングの
第１の端部が開放する状態を維持して、ピペットチップ
ハウジングの第２の端部が開放する第２の位置に移動さ
せて、ピペットチップアセンブリの第２の端部からピペ
ットチップアセンブリの内部を通じて主ピペットハウジ
ングの内部への流体連絡を形成することができ、 これにより、ピペットチップアセンブリへの圧力の印加
時以外では、ピペットチップアセンブリの第２の端部は
通常閉鎖され、主ピペットハウジングの第２の端部によ
り第１の端部が閉鎖される状態で、ピペットチップアセ
ンブリの第２の端部に圧力が印加されるとき、ピペット
チップアセンブリの第２の端部が開放し、サンプルは主
ピペットハウジング内に吸引されることを特徴とする自
動化吸引構造を有する診断支援ピペットアセンブリ。 - 【請求項１４】 ピペットチップアセンブリは、 ピペットチップアセンブリの第２の開口部を開放しかつ
閉鎖すると共に、主ピペットハウジングの第２の端部の
開放を維持する形状で形成され、第１の円柱部及び第２
の円柱部と、第１の円柱部及び第２の円柱部間に形成さ
れたプランジャ本体とを備え、プランジャ本体は、ピペ
ットチップアセンブリ及び主ピペットハウジングの各端
部を閉鎖しかつ開放するのに適する大きさで形成された
プランジャが設けられ、 ピペットチップアセンブリ内に配置され、プランジャの
第１の円柱部及び第２の円柱部の一方に捲回されるばね
を備え、 ばねは、ピペットチップアセンブリの第１の端部が開放
し第２の端部が閉鎖する第１の位置にプランジャを通常
押圧し、ピペットチップアセンブリの第２の端部に圧力
が加えられたとき、プランジャ本体が第２の位置に移動
して、ピペットチップアセンブリの第２の端部が開放さ
れ、サンプルを主ピペットハウジングの内部に吸引する
請求項１３に記載の自動化吸引用診断支援ピペットアセ
ンブリ。 - 【請求項１５】 ピペットチップアセンブリは、プラン
ジャを備え、プランジャは、ピペットチップアセンブリ
の第２の端部に形成された開口部内に互換可能でかつ滑
動可能に係合する第１の端部と、適宜ピペットチップア
センブリの第２の端部に対して密着嵌合して第２の端部
を閉鎖できる形状に形成されたプランジャ本体とを有
し、 プランジャは、プランジャが通常ピペットチップアセン
ブリの第２の端部の開口部を閉鎖する第１の位置に配置
され、圧力を受けたときに、プランジャの第１の端部と
主ピペットチップアセンブリの第２の端部は開放され、
第２の端部が開放される第２の位置に移動して、プラン
ジャは一方向バルブを構成し、ピペットチップアセンブ
リの第１の端部と主ピペットハウジングの第２の端部が
開放され、ピペットチップアセンブリは、主ピペットハ
ウジング内にサンプルを自動的に吸引できる請求項１３
に記載の自動化吸引用診断支援ピペットアセンブリ。 - 【請求項１６】 主ピペットハウジングの外面は、一連
の診断支援結果を同時に目視できる一連の窓を備える請
求項１３に記載の自動化吸引用診断支援ピペットアセン
ブリ。 - 【請求項１７】 主ピペットハウジングの外面は、複数
の診断支援結果を同時に目視できる複数の窓を備える請
求項１３に記載の自動化吸引用診断支援ピペットアセン
ブリ。 - 【請求項１８】 第１の空洞部を形成する中空内部並び
に基端部及び開放された末端部を有する主ピペットハウ
ジングと、第２の空洞部を形成しかつ開放された基端部
及び末端部を有する中空内部が設けられたピペットチッ
プアセンブリとを備え、ピペットチップアセンブリを主
ピペットハウジングに連結したとき、第１の空洞部と第
２の空洞部とが流体連通され、ピペットチップアセンブ
リは通常閉鎖され、圧力が加えられたとき、ピペットチ
ップアセンブリが開放される手段を有する自動化吸引用
診断支援ピペットアセンブリを準備する過程と、 ピペットチップアセンブリをサンプル管内に降下させ
て、ピペットチップアセンブリをサンプル管に接触させ
て、接触により発生する圧力によりピペットチップアセ
ンブリを開放させる過程と、 サンプル管から自動化吸引用診断支援ピペットアセンブ
リ内にサンプルを吸引する過程と、 自動化吸引用診断支援ピペットアセンブリを上昇させて
ピペットチップアセンブリを閉鎖させる過程とを含むこ
とを特徴とする自動化吸引用診断支援ピペットアセンブ
リの使用法。 - 【請求項１９】 ピペットアセンブリの上昇後、サンプ
ルの同時多検査を実施する過程を含む請求項１８に記載
の自動化吸引用診断支援ピペットアセンブリの使用法。 - 【請求項２０】 自動化手段によって、ピペットアセン
ブリを下降しかつ上昇させる過程を含む請求項１９に記
載の自動化吸引用診断支援ピペットアセンブリの使用
法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US09/849,731 US20020164808A1 (en) | 2001-05-03 | 2001-05-03 | Diagnostic pipette assembly including apparatus for automated aspiration |
| US09/849731 | 2001-05-03 |
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