JP2003065144A - 内燃機関の失火検出装置 - Google Patents

内燃機関の失火検出装置

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JP2003065144A
JP2003065144A JP2001252828A JP2001252828A JP2003065144A JP 2003065144 A JP2003065144 A JP 2003065144A JP 2001252828 A JP2001252828 A JP 2001252828A JP 2001252828 A JP2001252828 A JP 2001252828A JP 2003065144 A JP2003065144 A JP 2003065144A
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internal combustion
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内燃機関に対してファイアリングに到らない始
動のための操作が繰り返し行われた場合であっても同機
関に発生する失火を的確に検出することのできる内燃機
関の失火検出装置を提供する。 【解決手段】車載エンジンを始動させるにあたって、イ
グニションスイッチが操作されてスイッチSTが「オ
ン」にされるとスタータによってエンジンのクランキン
グが開始される。このクランキングによってエンジンの
燃焼室に爆発が起こり始めるとエンジン回転速度NEが
上昇し、その値が境界値NE2以上になると電子制御装
置が失火検出処理を開始して失火判定実行回数および失
火カウンタの累積を開始する。そののちにエンジンがフ
ァイアリングに到らず停止した場合には、エンジン回転
速度を反映したフラグXSTEFIが「オフ」になった
時点で、それまで累積していた失火判定実行回数および
失火カウンタを初期化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関に発生す
る失火を検出する内燃機関の失火検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関においては、その温度や点火プ
ラグの状態等の条件により混合気が燃焼室内で完全燃焼
しない「失火」が発生することがある。燃焼室内にてこ
の失火が発生すると機関回転速度が低下するばかりでな
く、燃焼室から大気中に不完全燃焼ガスが放出される。
そしてこうした失火が頻繁に発生すると、内燃機関が本
来出力することのできる回転トルクを得られなくなる。
また、失火によって燃焼室外に放出される不完全燃焼ガ
スは、大気汚染等の観点からもその量を低減することが
望まれる。
【0003】そのため、内燃機関を稼動させる際には、
失火が発生しないように燃焼室内の混合気の混合比や圧
縮比、あるいはその点火タイミングなどが電子制御装置
(ECU)等により制御されている。またそれに加え
て、内燃機関の稼動中には失火発生の有無が監視されて
おり、その発生が一定の基準値を超えた場合には失火が
検出されたとしてこれが使用者に報知される。この報知
によりその内燃機関の使用者に、その機関の燃焼状態が
正常ではないことを認識させ、必要に応じて点検や修理
等のサービスを早期に受けてもらうように促される。
【0004】ところで、上記失火の監視は、たとえば多
気筒内燃機関においては以下のように行われる。すなわ
ちある1つの気筒が失火すると、失火した気筒の燃焼サ
イクルにおける機関回転速度が低下する。これにより失
火が発生した燃焼サイクルにおいては、機関出力軸であ
るクランクシャフトが所定のクランク角(°CA)を回
転するのに要する時間が増大する。この増大した時間
を、たとえばその直前の他の気筒の燃焼サイクルにおい
て上記所定のクランク角を回転するのに要した時間と比
較して、その偏差が判定値を超える場合にその気筒の燃
焼サイクルにおいて失火が発生したと識別される。そし
て上述のように、失火発生と識別される頻度が基準値を
超えたとき、その機関において失火が検出されたと判断
される。
【0005】ただし、上記のような機関回転速度の変動
は、該機関の燃焼室内における失火によってのみ発生す
るわけではない。たとえば車載内燃機関の場合であれ
ば、走行中に車両の急制動が行われたときや悪路を走行
しているときなどにも機関回転速度が変動することがあ
る。そしてそれに起因して発生する機関回転速度の変動
によって失火の検出が正常に行われないこともある。
【0006】またその一方で、失火が検出された際にお
いて内燃機関の使用者に対する失火検出の報知は、たと
えば警告灯などの点灯などによってなされる。そして、
いったんこの失火検出の報知がなされると、その内燃機
関のメーカやそのサービス会社等による点検や修理を行
わない限り、警告灯の消灯等の処置ができないように設
定される場合もある。
【0007】そこで従来は、上記失火の誤検出を行うこ
とがないように、さまざまな失火検出装置が提案されて
いる。たとえば特開平6−307284号公報には、多
気筒内燃機関における失火検出装置の一例が記載されて
いる。この失火検出装置においてはまず、各気筒の燃焼
サイクルにおいて所定のクランク角の回転に要する時間
を計測する。そしてそれら気筒毎に計測した時間の偏差
が判定値を超えているときには、その気筒において失火
が発生している可能性があるとして、さらにその気筒の
燃焼サイクルからクランク角「720°CA」以前まで
遡ってその期間の各気筒の燃焼サイクルにおいて上記ク
ランク角の回転に要する時間の推移パターンを求める。
そして、この求めた時間の推移パターンに基づいてその
気筒の燃焼サイクルに失火が発生しているか否かを判定
している。これにより、車両等に搭載された多気筒内燃
機関において、その走行中に急制動が行われる場合等で
あっても、失火発生を誤検出することなくより的確に監
視することができるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記失火検
出を内燃機関の稼動直後から行うためには、同機関が自
立して稼動可能な状態(ファイアリング)へ移行するタ
イミングを的確に把握する必要がある。しかし実際に
は、厳密な意味でこのファイアリングへの移行タイミン
グを正確に認識することは困難であるため、たとえば機
関回転速度が一定値に到達したタイミングをもって上記
ECUに同機関がファイアリングに到ったものと認識さ
せることとしている。この場合、そのECUのファイア
リングの認識タイミングを起点としてECUによる失火
検出処理が開始され、以降の上記機関の稼動に対して失
火の発生が監視される。
【0009】しかしながら、内燃機関の稼動開始(始
動)の際の失火の検出においては、機関がファイアリン
グに到ったとECUが認識するタイミングと同機関が実
際にファイアリングに到るタイミングとが異なるため、
次のような問題が発生するおそれがある。すなわち、機
関稼動開始時において、該機関がファイアリングに到っ
たとECUが認識して失火検出処理を開始したのちにそ
の機関がファイアリングに到らないで停止してしまった
場合、その期間中に失火発生と識別された頻度に関する
情報がECU内のメモリ等に記憶される。そしてその失
火発生と識別された頻度に関する情報はECUへの給電
が遮断されない限り保持される。さらに続けて、上記機
関に対してファイアリングに到らない稼動開始のための
操作が繰り返されると、失火と識別された頻度に関する
情報がそれら操作毎に累積して記憶される。このため、
機関が稼動していないにも関わらず失火を検出したとE
CUが判断してしまうこともある。
【0010】本発明は、こうした実情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、内燃機関に対してファイアリ
ングに到らない始動のための操作が繰り返し行われた場
合であっても同機関に発生する失火を的確に検出するこ
とのできる内燃機関の失火検出装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段およびその作用効果について記載する。請
求項1記載の発明は、内燃機関の失火検出装置として、
内燃機関に発生する失火の頻度に関する情報が記憶され
る記憶手段を有し、それら記憶される情報に基づいて同
機関の失火検出を行うものであって、前記機関の始動に
際し、あらかじめ設定された第1の条件に基づいてその
自立稼動を判定して前記失火検出を能動とするととも
に、同機関が自立稼動されない第2の条件に基づいて前
記記憶手段を初期化する制御手段を備えることをその要
旨とする。
【0012】上記構成によれば、上記内燃機関の始動の
際に、該機関を自立稼動させるための操作によって同機
関が自立稼動に到らなかった場合に、上記記憶手段の、
上記失火の頻度に関する情報を累積して格納する領域の
初期化処理が実行されるようになる。このため、上記機
関が自立稼動に到らなかったのちに再度同機関の始動が
試みられる際にはそれ以前に上記情報の格納領域が確実
に初期化された状態にされている。これにより、たとえ
同機関に対して自立稼動に到らない始動のための操作が
繰り返し行われた場合であっても、その期間の上記失火
の頻度に関する情報が累積されないようになる。したが
って、このような場合にも失火の発生を的確に検出する
ことができるようになる。なお、上記第1の条件と上記
第2の条件とで同一の判断基準を定め、この判断基準が
満たされることに基づいて機関が自立稼動されたことを
判定し、同基準が満たされないことに基づいて機関が自
立稼動されていないことを判定するようにしてもよい。
【0013】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の内燃機関の失火検出装置において、前記制御手段
は、前記第2の条件が満たされる期間、前記記憶手段の
初期化を繰り返し実行することをその要旨とする。
【0014】上記構成によれば、上記記憶手段を初期化
する制御手段を、上記機関が自立稼動していないと判断
される上記第2の条件によって上記記憶手段を初期化す
るか否かを決定する簡素なものとすることができるよう
になる。
【0015】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の内燃機関の失火検出装置において、前記第
1の条件が、前記機関の回転速度が所定の値以上となる
条件を含むことをその要旨とする。
【0016】上記構成によれば、上記機関の自立稼動の
開始を同機関の回転速度が所定の値以上となることによ
り簡便に判断できるようになる。また、請求項4記載の
発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の失
火検出装置において、前記第2の条件が、前記機関の回
転速度がスタータの回転速度相当値以下である条件を含
むことをその要旨とする。
【0017】上記構成によれば、上記機関の自立稼動の
停止を同機関の回転速度がスタータの回転速度相当値以
下となることにより簡便に認識できるようになる。なお
本発明の請求項3記載の発明との組み合わせにおいて、
上記第1の条件としての上記機関の回転速度の所定の値
を上記スタータの回転速度相当値以上に設定する場合に
は、上記失火検出を能動とするか否かを判断する条件に
ヒステリシス特性が付与される。このため、上記機関の
回転速度の上昇時および下降時に、上記第1および第2
の条件における境界値付近での動作をより安定化させる
ことができるようになる。
【0018】また、請求項5記載の発明は、内燃機関の
失火検出装置として、内燃機関に発生する失火の頻度に
関する情報が記憶される記憶手段を有し、それら記憶さ
れる情報に基づいて同機関の失火検出を行うものであっ
て、前記機関の始動に際し、あらかじめ設定された所定
の条件に基づいてその自立稼動を判定して前記失火検出
を能動とするとともに、当該機関の始動操作の都度、前
記記憶手段を初期化する制御手段を備えることをその要
旨とする。
【0019】上記構成によれば、上記内燃機関の始動の
際に、該機関を自立稼動させるための操作によって同機
関が自立稼動に到らなかった場合に、上記記憶手段に対
する、上記失火の頻度に関する情報を累積して格納する
領域の初期化処理が、次回に上記機関を自立稼動させる
ための動作に先立って実行されるようになる。これによ
り、たとえ同機関に対して自立稼動に到らない始動のた
めの操作が繰り返し行われた場合であっても、その期間
の上記失火の頻度に関する情報が累積されないようにな
る。したがって、このような場合にも失火の発生を的確
に検出することができるようになる。
【0020】また、請求項6記載の発明は、請求項1〜
5のいずれかに記載の内燃機関の失火検出装置におい
て、前記制御手段は、前記記憶手段の初期化を、前記失
火の頻度に関する情報が記憶される領域について選択的
に実行することをその要旨とする。
【0021】上記構成によれば、上記第2の条件に基づ
いて実行される上記記憶手段の初期化が、該記憶手段の
うちの上記失火の頻度に関する情報が記憶される領域に
ついて選択的になされる。このため、その記憶手段に記
憶される他の情報に対して影響を与えることなく、上記
初期化を実行することができるようになる。
【0022】そして、請求項7記載の発明は、請求項1
〜6のいずれかに記載の内燃機関の失火検出装置におい
て、前記内燃機関は車両に搭載されるものであり、前記
記憶手段は前記失火の頻度に関する情報を含めてその制
御データが記憶される揮発性のメモリからなることをそ
の要旨とする。
【0023】上記構成によれば、上記内燃機関が車両に
搭載され、上記記憶手段が上記内燃機関の制御データの
記憶される揮発性メモリを利用して好適に構成すること
ができるようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車載エンジンの失
火検出装置に適用した一実施の形態について図1〜図4
を使って説明する。
【0025】図1は、本実施の形態にかかる内燃機関
(エンジン)の失火検出装置の構成例を模式的に示した
説明図である。図1に示されるようにこの失火検出装置
は、エンジン11と、それを制御する電子制御装置(E
CU)12と、エンジン11を稼動開始(始動)させる
ためのスタータ13と、これらの電源となるバッテリ1
4と、ECU12およびスタータ13をそれぞれバッテ
リ14に接続するためのイグニションスイッチ15とを
有して構成されている。また、このエンジン11には、
出力軸であるクランクシャフトの位相をクランク角とし
て出力するクランク角センサ16が取り付けられ、その
クランク角センサ16からの出力はECU12の入力ポ
ートへと入力されている。そしてこの入力ポートへと入
力されたクランク角センサ16からの信号は、ECU1
2によるクランクシャフトの位相の認識のほか、エンジ
ン回転速度NEの演算等に用いられる。また、ECU1
2の出力ポートからは、失火検出の際に点灯させる警告
ランプ17への信号が出力されている。
【0026】上記イグニションスイッチ15は、2つの
スイッチIGおよびSTを有して構成されている。それ
ら両スイッチIGおよびSTの配線の一端はともにバッ
テリ14に接続されている。また同配線の他端は、EC
U12およびスタータ13をそれぞれバッテリ14に接
続するためのリレー18および19の駆動コイルを介し
て、車両の基準電位であるアースに接続されている。
【0027】上記ECU12は、エンジン11に関する
制御全般および車両として必要とされる各種制御を行う
とともに、本実施の形態にかかる内燃機関の失火検出装
置としても機能する。そしてECU12は、各種演算処
理を実行するマイクロプロセッサユニット(MPU)2
0と、その実行プログラム等が格納されているリードオ
ンリーメモリ(ROM)21と、上記各種演算処理を実
行するために必要な変数等が格納されるランダムアクセ
スメモリ(RAM)22とを有して構成されている。
【0028】上記構成のエンジン11の失火検出装置
は、外部からなされる操作にしたがって図2に示すタイ
ムチャートの手順にて動作する。まず、時刻t1におい
てイグニションスイッチ15が操作されてスイッチIG
が「オン」にされると、対応するコイルに電流が流れて
リレー18が閉じられ、バッテリ14の電圧が印加され
てECU12が動作を開始する(図1参照)。このEC
U12に印加されるバッテリ14の電圧は、ECU12
内に設けられた図示しない安定化回路を介してMPU2
0やRAM22等の周辺回路に印加される。そしてこの
ECU12への電源供給により、MPU20はRAM2
2の初期化を含むECU12としての初期化処理を実行
したのちに(図2(a)、(e))、エンジン11の回
転速度演算処理等の各種演算処理を開始する(図2
(f)の時刻t2)。このECU12の初期化が完了す
る時刻t2の段階では、エンジン回転速度NEが「0」
と演算されて失火判定の実行条件が成立しないため、失
火検出を行う処理はスキップされて実行されない(図2
(g))。
【0029】次に、時刻t3においてイグニションスイ
ッチ15が操作されてスイッチSTが「オン」にされる
と(図2(b))、対応するコイルに電流が流れてリレ
ー19が閉じられ、スタータ13に電圧が印加される
(図1参照)。この電圧の印加によってにスタータ13
が回転してエンジン11をクランキングさせるととも
に、ECU12の演算するエンジン回転速度NEが上昇
する(図2(c))。このクランキングによってエンジ
ン11の燃焼室に爆発が起こり始めると、エンジン回転
速度NEはスタータ13のクランキングにより回転可能
な回転速度を超えてさらに上昇する。そして、エンジン
回転速度NEが境界値NE1以上になると(時刻t
4)、ECU12はエンジン11がクランキングの状態
を脱したと認識するフラグXSTEFIを「オン」にセ
ットする(図2(c)、(d))。さらにエンジン11
の燃焼室にて続いて爆発が起こるとエンジン回転速度N
Eはさらに上昇し、その値が境界値NE2以上になると
(時刻t5)、燃焼サイクル毎に判断される失火判定の
実行条件が成立して失火検出処理の実行を開始する(図
2(g))。これにより、その燃焼サイクルにおいて失
火が発生したか否かの判定を実行した回数(失火判定実
行回数cnt)と、そのうち失火が発生したと識別され
た回数(失火カウンタn)とが累積されるようになる
(図2(h))。なお、失火判定の実行条件としては、
エンジン回転速度NEに対する条件のほかに、たとえば
燃焼室への外気の吸気温度や機関冷却水温度等に対する
条件を適宜追加してもよい。
【0030】こうして失火判定実行回数cntおよび失
火カウンタnはその判定処理が実行されるたびに累積さ
れ、その値がRAM22に格納される。そして、このの
ちにエンジン11が自立稼動(ファイアリング)に到ら
なかった場合、エンジン回転速度NEは急速に低下して
停止する(図2(c))。この間ECU12には、エン
ジン回転速度NEが境界値NE2を下回る時刻t6まで
失火判定実行回数cntおよび失火カウンタnの累積処
理を行い、それ以降は失火判定の実行条件が成立しなく
なって同処理を停止する(図2(g)、(h))。ま
た、エンジン回転速度NEが境界値NE1を下回る時刻
t7においては、ECU12はフラグXSTEFIをリ
セットする(図2(d))。
【0031】ここで上記のように動作したときの失火検
出処理について、図3のフローチャートを使って説明す
る。図3に示されるように、この失火検出処理において
は最初に失火判定の実行条件が成立するか否かを判断し
て(ステップS301)、同条件が不成立の間はECU
12は次ステップ以下の実質的に失火検出を行う処理を
スキップする。そして、エンジン回転速度NEが境界値
NE2以上になって同条件が成立すると、まずECU1
2は失火判定実行回数cntをインクリメントする(ス
テップS302)。次にその燃焼サイクルにおいて失火
が発生したか否かの判定を行い(ステップS303)、
失火が発生したと識別された場合は、失火カウンタnを
インクリメントする(ステップS304)。また、失火
が発生しなかったと識別された場合は、失火カウンタn
をインクリメントする処理をスキップする。なお、この
ステップS303において失火が発生したか否かの判定
は、クランク角センサ16からの信号を受けてECU1
2内で算出されるクランク角の回転変動量の推移に基づ
いて行われる。また、本失火検出処理においては、この
とき算出された上記回転変動量が失火発生と識別されて
も、その回転変動がその燃焼サイクルにおける失火に起
因するものではないと想定された場合には、この失火発
生と識別された燃焼サイクルの失火カウンタnのインク
リメントは行わない。このようなクランク角の回転変動
が失火に起因するものか否かの判断は、上記回転変動量
の推移パターン等を監視することによってなされる。こ
れにより、たとえば走行中に車両の急制動が行われたと
きや悪路を走行しているときなどに発生する機関の失火
に起因しない回転変動に対して失火カウンタnを累積す
ることがなく、的確に失火の頻度を反映した値とするこ
とができるようになる。
【0032】続いてECU12は、これら累積された失
火判定実行回数cntおよび失火カウンタを、それぞれ
あらかじめ設定されている失火検出実行カウント数CN
Tおよび失火検出基準値Nと比較しつつ処理を継続す
る。すなわち、失火判定実行回数cntが失火検出実行
カウント数CNTに到達していなければ、以下の失火の
検出を判断する処理をスキップする(ステップS30
5)。失火判定実行回数cntが失火検出実行カウント
数CNTに到達すると、ECU12は失火カウンタnが
失火検出基準値N以上であるか否かを判断し(ステップ
S306)、その条件が成立する場合には失火検出の警
告ランプ17を点灯する処理を実行する(ステップS3
07)。こうしてECU12は失火検出を判断するこれ
らステップS306やステップS307の処理を、失火
判定実行回数cntが失火検出実行カウント数CNTに
到達する都度実行する。そして、これら失火検出を判断
する処理を実行したのちには、ECU12はそれまでの
累積値である失火判定実行回数cntおよび失火カウン
タnを初期化する処理を行う(ステップS308)。な
お、この失火検出実行カウント数CNTは、たとえばエ
ンジン11が1000回転するときの機関燃焼サイクル
の相当値として設定される。
【0033】ところで、先に図2の説明において述べた
ように、失火検出処理が開始されたのちにエンジン11
がファイアリングに到らないで停止した場合、通常、E
CU12はRAM22における失火判定実行回数cnt
および失火カウンタnの各格納領域にそれまで累積した
値を保持している。このとき保持されている失火カウン
タnの値は、エンジン11が安定的に自立稼動している
ときに累積される通常の値よりも大きなものとなってい
る。これは、エンジン11が安定して自立稼動する以前
においては、その燃焼室内にて発生する爆発が断続的な
ものとなり、したがって図3に示した失火検出処理のス
テップS303において失火発生と識別される頻度が通
常よりも多いためである。
【0034】ところが、本実施の形態にかかる内燃機関
の失火検出装置においては、失火検出処理を実行する前
にECU12がエンジン11の状態を把握してその状態
により上記失火判定実行回数cntおよび失火カウンタ
nを初期化する処理を行うようにしている。すなわち図
4にその処理のフローチャートを示すように、エンジン
回転速度NEが低下してその値が境界値NE1を下回
り、フラグXSTEFIが「オフ」にリセットされる
と、ECU12には失火判定実行回数cntおよび失火
カウンタnをともに初期化する(図2(c)、(d)、
および(h)の時刻t7)。
【0035】このようにして、エンジン11の稼動開始
時に失火検出処理が開始されながらエンジン11がファ
イアリングに到らないで停止する上記操作が繰り返し行
われた場合においても、失火の頻度に関する情報である
失火判定実行回数cntおよび失火カウンタnはその操
作の都度初期化される。
【0036】一方、失火の頻度に関する情報に対して上
記初期化処理の実行されない通常の内燃機関の失火検出
装置においては、エンジン11がファイアリングに到ら
ないで停止した場合、失火判定実行回数cntおよび失
火カウンタnはエンジン11を稼動させる操作毎に累積
される。そして、失火判定実行回数cntが失火検出実
行カウント数CNTに到達し、そのときの失火カウンタ
nが失火検出基準値N以上となると、次にエンジン回転
速度NEが境界値NE2以上となって失火検出処理を実
行したときに、ECU12は失火を検出したと判断して
警告ランプ17を点灯する処理を実行してしまうことに
なる(図2(h)破線部の時刻t11、図3のステップ
307)。
【0037】なお、こうしたエンジン11の稼動操作の
のちに、イグニションスイッチ15のスイッチIGを
「オフ」にしてECU12に電圧を印加しているバッテ
リ14との接続を遮断してしまえば、RAM22に記憶
されている情報がすべて消失してしまうため上記手順に
よる失火の誤検出は発生しない。
【0038】以上説明したように、本実施の形態にかか
るエンジンの失火検出装置によれば、以下のような効果
を得ることができるようになる。 (1)エンジン11の稼動開始時において、実質的な失
火検出処理が開始されたのちにエンジン11がファイア
リングに到らないで停止する操作が行われた場合に、R
AM22にその期間累積された失火の頻度に関する情
報、すなわち失火判定実行回数cntおよび失火カウン
タnが初期化される。このため、ECU12への電源供
給が遮断されることなく上記操作が繰り返し行われる場
合であっても、エンジン11における失火の検出を的確
に行うことができるようになる。したがって、エンジン
11、すなわち車両の使用者に、失火の誤検出による無
用の不都合を与えることが回避されるようになる。
【0039】(2)失火が発生したか否かの判定は、ク
ランク角センサ16からの信号を受けてECU12内で
算出されるエンジン11の出力軸であるクランクシャフ
トの回転変動量の推移に基づいて行うこととしている。
このため、エンジン11の燃焼室内にて発生する失火の
判定を容易に行うことができるようになる。また、この
とき算出された上記回転変動量が失火発生と識別して
も、その回転変動量の推移パターン等からそれがその燃
焼サイクルにおける失火発生に起因したものではないと
想定される場合には、この失火発生と識別される燃焼サ
イクルの失火カウンタnの累積を除外するようにしてい
る。これにより、より正確な失火検出の判断を行うこと
ができるようになる。
【0040】(3)ECU12によるエンジン11のフ
ァイアリングの認識を、エンジン回転速度NEが所定の
値以上となることを条件としている。このため、エンジ
ン11のファイアリングを簡便に認識できるようにな
る。
【0041】(4)失火検出対象の内燃機関を車両に搭
載されるエンジン11としている。このため、その制御
装置であるECU12やその車両に搭載されている既存
のセンサやスイッチ等を用いて容易に内燃機関の失火検
出装置を構成することができる。また、車両の加減速や
路面の状態等に応じて、失火発生を的確に反映した情報
に基づく失火検出装置とすることができる。
【0042】なお、上記実施の形態は以下のように変更
して実施してもよい。 ・上記実施の形態においては、エンジン11がその稼動
開始時にファイアリングに到らないで停止した場合に、
エンジン11がクランキングの状態を脱したとECU1
2が認識するフラグXSTEFIがリセットされて「オ
フ」になったときに、失火判定実行回数cntおよび失
火カウンタnを初期化する場合について例示したが、必
ずしもこのような処理構成にする必要はない。たとえ
ば、エンジン11がファイアリングに到らなかったこと
はフラグXSTEFIではなく、エンジン回転速度NE
または両者の組み合わせによって判断することもでき
る。また、上記失火判定実行回数cntおよび失火カウ
ンタnの初期化処理は、エンジン11が稼動していない
ときに常時実行する必要はない。たとえばスタータ13
を動作させる直前に1度のみ実行してもよい。要は、エ
ンジン11の稼動が試みられる都度その直前までにそれ
まで累積されていた失火の頻度に関する情報を記憶する
格納領域が初期化されてさえいればよい。
【0043】・上記実施の形態において、エンジン11
がクランキングの状態を脱したとECU12が認識する
エンジン回転速度の境界値NE1、およびECU12が
失火検出処理を実行するエンジン回転速度の境界値NE
2については、これらを情況に応じてそれぞれ任意に設
定することができる。
【0044】・上記実施の形態においては、失火検出対
象の内燃機関を車載エンジンとする構成にて説明した
が、本発明にかかる内燃機関の失火検出装置は車載エン
ジンに限らず広く一般の内燃機関について適用すること
ができる。
【0045】このほか、上記実施の形態およびその変形
例から把握することができる技術思想を、その各々から
得られる作用効果とともに以下に記載する。 (1)前記記憶手段に記憶される前記失火の頻度に関す
る情報は、前記内燃機関の燃焼サイクル毎の失火判定の
ための実行条件成立回数を示す情報と、それら実行条件
成立時において機関出力軸の回転変動量が所定のしきい
値を超えた回数を示す情報とを含む前記請求項1〜7の
いずれかに記載の内燃機関の失火検出装置。
【0046】上記構成によれば、上記機関出力軸の回転
変動量が所定のしきい値を超えた回数が、上記失火判定
のための実行条件成立回数に対して記憶され、上記失火
の頻度に関する情報として利用することができるように
なる。
【0047】(2)前記機関出力軸の回転変動量が所定
のしきい値を超えるもののうち、その回転変動が前記失
火以外に起因するものについてはこれをその計数回数か
ら除外する上記(1)記載の内燃機関の失火検出装置。
【0048】上記構成によれば、たとえば車載内燃機関
において走行中車両の急制動が行われた場合や悪路の走
行中等、上記機関出力軸の回転変動が失火に起因したも
のではないと判定される場合にはその失火の頻度に関す
る情報の累積は行われない。このため、上記失火の頻度
に関する情報の精度をより高めることができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる内燃機関の失火検出装置の一実
施の形態についてその構成例を模式的に示す説明図。
【図2】同実施の形態について失火検出の行われる手順
例を示すタイムチャート。
【図3】同実施の形態について失火検出処理の一例を示
すフローチャート。
【図4】同実施の形態について失火判定実行回数および
失火カウンタの初期化処理の一例を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
11…エンジン、12…ECU、13…スタータ、14
…バッテリ、15…イグニションスイッチ、16…クラ
ンク角センサ、17…警告ランプ、18、19…リレ
ー、20…MPU、21…ROM、22…RAM。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関に発生する失火の頻度に関する情
    報が記憶される記憶手段を有し、それら記憶される情報
    に基づいて同機関の失火検出を行う内燃機関の失火検出
    装置において、 前記機関の始動に際し、あらかじめ設定された第1の条
    件に基づいてその自立稼動を判定して前記失火検出を能
    動とするとともに、同機関が自立稼動されない第2の条
    件に基づいて前記記憶手段を初期化する制御手段を備え
    ることを特徴とする内燃機関の失火検出装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記第2の条件が満たさ
    れる期間、前記記憶手段の初期化を繰り返し実行する請
    求項1記載の内燃機関の失火検出装置。
  3. 【請求項3】前記第1の条件が、前記機関の回転速度が
    所定の値以上となる条件を含む請求項1または2記載の
    内燃機関の失火検出装置。
  4. 【請求項4】前記第2の条件が、前記機関の回転速度が
    スタータの回転速度相当値以下である条件を含む請求項
    1〜3のいずれかに記載の内燃機関の失火検出装置。
  5. 【請求項5】内燃機関に発生する失火の頻度に関する情
    報が記憶される記憶手段を有し、それら記憶される情報
    に基づいて同機関の失火検出を行う内燃機関の失火検出
    装置において、 前記機関の始動に際し、あらかじめ設定された所定の条
    件に基づいてその自立稼動を判定して前記失火検出を能
    動とするとともに、当該機関の始動操作の都度、前記記
    憶手段を初期化する制御手段を備えることを特徴とする
    内燃機関の失火検出装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、前記記憶手段の初期化
    を、前記失火の頻度に関する情報が記憶される領域につ
    いて選択的に実行する請求項1〜5のいずれかに記載の
    内燃機関の失火検出装置。
  7. 【請求項7】前記内燃機関は車両に搭載されるものであ
    り、前記記憶手段は前記失火の頻度に関する情報を含め
    てその制御データが記憶される揮発性のメモリからなる
    請求項1〜6のいずれかに記載の内燃機関の失火検出装
    置。
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