JP2003064744A - 切換弁 - Google Patents

切換弁

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JP2003064744A
JP2003064744A JP2001253694A JP2001253694A JP2003064744A JP 2003064744 A JP2003064744 A JP 2003064744A JP 2001253694 A JP2001253694 A JP 2001253694A JP 2001253694 A JP2001253694 A JP 2001253694A JP 2003064744 A JP2003064744 A JP 2003064744A
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raw water
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valve
opening
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Hitoshi Imahori
均 今堀
Masaru Iwaki
大 岩城
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Joplax Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多段切換機構を有する切換弁であって、シャ
ワー状、ストレート状及びシャワー・ストレート状等の
流量を調整しながら吐水する。 【解決手段】 原水をそのまま吐水する流路に設けた第
1開口孔(16b)と、原水をシャワー状にして吐水す
る流路に設けた第2開口孔と、原水を浄水器に送水する
流路に設けた第3開口孔と、これら第1、第2、第3開
口孔の位置を移動する多段切換機構(12、16、1
7)と、更に第1、第2、第3開口孔を閉塞する第1、
第2、第3弁体(第2弁体18のみを図示)と、第1、
第2、第3弁体を移動する調整機構とを備え、多段切換
機構の操作により第1、第2、第3開口孔の何れか1つ
を選定し、該選定された開口孔を該調整機構の操作によ
り第1、第2、第3弁体の何れか一つの弁体で一部閉塞
して吐水される流量を調整する。これにより、シャワー
状、ストレート状又は浄水器に送水する流量を微調整し
ながら吐水できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水道栓等の蛇口に固
定して使用される多段切換機構を有する切換弁に係り、
特に、原水をストレート状やシャワー状に切換えて吐水
する際に、その流量を微調整することができる多段切換
機構を有する切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、水の汚れや不純物の混入等に伴っ
て、活性炭と中空糸膜とを併用した小型の浄水カートリ
ッジが採用されるようになってきて、浄水カートリッジ
式浄水器を水道栓等の蛇口に固定するタイプの浄水器が
普及して来ている。しかし、従来の蛇口直結型浄水器
は、例えば特許第2740944号公報に記載されてい
るように、若干長手の円筒形状浄水カートリッジを切換
弁に水平(横置き:円筒形状の軸が水平となる配置)に
取付け、蛇口に固定した切換弁の内部流路を多段切換機
構で切り換えることで、蛇口から切換弁に流入した原水
(水道水)をそのまま切換弁の吐水口から直接吐出させ
たり、あるいは、この原水をシャワー状にして吐出させ
たり、更には、原水を浄水カートリッジ内に通過させる
ことで濾過してから前記と同じ吐水口から吐出させる様
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる切換弁は、切換
機構を操作することにより原水をシャワー状、或いはス
トレート状で吐水できるが、節水等が必要な場合、流量
を調整することはできなかった。流量調整が必要な場合
は、これまで水道水(原水)の通水路に設けられた元栓
を絞ることによって調整されていた。しかし、この方法
によると、水道管の水圧によっては元栓を絞り過ぎて給
湯器からお湯が出なかったり、十分な節水効果が得られ
なかったりする課題があった。また、元栓を絞る際に、
この元栓が蛇口から比較的離れた場所に設置されている
ため、この離れた位置から元栓操作をしなければならず
面倒であり、更に適量の流量を設定するには、元栓操作
と吐水口からの流量を互いに離れた位置において監視、
調整操作を繰り返さなければならず、きめ細かな調整が
困難であった。更に蛇口栓による調整もきめ細かな調整
には難点があった。更にまた、従来の多段切換機構を有
する切換弁では、それぞれの吐水状態での流量調整、た
とえばシャワー状のみの吐水、ストレート状のみの吐
水、ストレート状・シャワー状の同時吐水、ストレート
状・シャワー状の交互吐水、ストレート状・シャワー状
・浄水送水の同時吐水等においてきめ細かな流量調整を
することができなかった。
【0004】本発明の目的は、簡単な調整ツマミ操作で
流量の微調整ができる切換弁を提供することにある。ま
た、本発明の目的は、シャワー状、ストレート状及びシ
ャワー・ストレート状等の流量を調整しながら吐水でき
る切換弁を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の構成に
よって達成される。本発明の多段切換機構を有する切換
弁は、原水をそのまま吐水する流路に設けた第1開口孔
と、該第1開口孔の位置を移動する多段切換機構と、該
第1開口孔を閉塞する第1弁体と、該第1弁体を移動す
る調整機構とを備え、該多段切換機構の操作により第1
開口孔を選定し、該選定された開口孔を該調整機構の操
作により第1弁体で一部閉塞して吐水される流量を調整
することを特徴とする。これにより、ストレート状吐水
量を調整することができる。
【0006】本発明の切換弁は、また原水をシャワー状
にして吐水する流路に設けた第2開口孔と、該第2開口
孔の位置を移動する多段切換機構と、該第2開口孔を閉
塞する第2弁体と、該第2弁体を移動する調整機構とを
備え、該多段切換機構の操作により第2開口孔を選定
し、該選定された開口孔を該調整機構の操作により第2
弁体で一部閉塞して吐水される流量を調整することを特
徴とする。これにより、シャワー状吐水量を調整するこ
とができる。
【0007】本発明は、更に原水をそのまま吐水する流
路に設けた第1開口孔と、原水をシャワー状にして吐水
する流路に設けた第2開口孔と、該第1、第2開口孔の
位置を移動する多段切換機構と、該第1、第2開口孔を
閉塞する第1、第2弁体と、該第1、第2弁体を移動す
る調整機構とを備え、該多段切換機構の操作により第1
及び第2開口孔を選定し、該選定された開口孔を該調整
機構の操作により第1又は第2弁体で一部閉塞して吐水
される流量を調整することを特徴とする。これにより、
シャワー状、ストレート状吐水量を交互に調整すること
ができる。
【0008】本発明の切換弁は、更にまた原水をそのま
ま吐水する流路に設けた第1開口孔と、原水をシャワー
状にして吐水する流路に設けた第2開口孔と、該第1、
第2開口孔の位置を移動する多段切換機構と、該第1、
第2開口孔を閉塞する第1、第2弁体と、該第1、第2
弁体を移動する調整機構とを備え、該多段切換機構の操
作により第1及び第2開口孔を選定し、該選定された開
口孔を該調整機構の操作により第1及び第2弁体で同時
に一部閉塞して吐水される流量を調整することを特徴と
する。これにより、シャワー状、ストレート状吐水量を
同時に調整することができる。
【0009】本発明は、更にまた原水をそのまま吐水す
る流路に設けた第1開口孔と、原水をシャワー状にして
吐水する流路に設けた第2開口孔と、該原水を浄水器に
送水する流路に設けた第3開口孔と、該第1、第2、第
3開口孔の位置を移動する多段切換機構と、該第1、第
2、第3開口孔を閉塞する第1、第2、第3弁体と、該
第1、第2、第3弁体を移動する調整機構とを備え、該
多段切換機構の操作により第1、第2、第3開口孔の何
れか1つを選定し、該選定された開口孔を該調整機構の
操作により第1、第2、第3弁体の何れか一つの弁体で
一部閉塞して吐水される流量を調整することを特徴とす
る。これにより、シャワー状、ストレート状、浄水器に
送水する吐水量を調整することができる。
【0010】本発明は、更にまた原水をそのまま吐水す
る流路に設けた第1開口孔と、原水をシャワー状にして
吐水する流路に設けた第2開口孔と、該原水を浄水器に
送水する流路に設けた第3開口孔と、該第1、第2、第
3開口孔の位置を移動する多段切換機構と、該第1、第
2、第3開口孔を閉塞する第1、第2、第3弁体と、該
第1、第2、第3弁体を移動する調整機構とを備え、該
多段切換機構の操作により第1、第2、第3開口孔の何
れか2つを選定し、該選定された開口孔を該調整機構の
操作により第1、第2、第3弁体の何れか2つの弁体で
一部閉塞して吐水される流量を調整することを特徴とす
る。これにより、シャワー状、ストレート状、浄水カー
トリッジに送水する2つの吐水量を同時に調整すること
ができる。
【0011】本発明は、更にまた原水をそのまま吐水す
る流路に設けた第1開口孔と、原水をシャワー状にして
吐水する流路に設けた第2開口孔と、該原水を浄水器に
送水する流路に設けた第3開口孔と、該第1、第2、第
3開口孔の位置を移動する多段切換機構と、該第1、第
2、第3開口孔を閉塞する第1、第2、第3弁体と、該
第1、第2、第3弁体を移動する調整機構とを備え、該
多段切換機構の操作により第1乃至第3開口孔を選定
し、該選定された開口孔を該調整機構の操作により第1
乃至第3弁体で同時に一部閉塞して吐水される流量を調
整することを特徴とする。これにより、シャワー状、ス
トレート状、浄水カートリッジに送水する吐水量を同時
に調整することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0013】図1は、本発明の第1実施形態に係る蛇口
直結型浄水器の要部破断側面図である。この図1におい
て破断してある箇所は、浄水カートリッジ上部及び切換
弁である。また、図2は、図1に示す蛇口直結型浄水器
の要部破断上面図であり、この図2において破断してあ
る箇所は、切換弁である。
【0014】図1及び図2において、本実施形態に係る
蛇口直結型浄水器1は、切換弁2と、浄水カートリッジ
3と、浄水ノズル7とからなる。浄水カートリッジ3
は、切換弁2からワンタッチで取り外すことができ、ま
た、ワンタッチで装着可能となっている。
【0015】浄水カートリッジ3は、ほぼ円筒形状のケ
ース4と、ケース4内の下部に収納された活性炭層(図
示せず)及びその上部に配置された中空糸膜層5とを備
える。ケース4には、中空糸膜層5の汚れ具合を確認す
るための覗き穴6が設けられている。なお、この覗き穴
6は必ずしも必要でなくその都度必要に応じて設けられ
る。本実施形態の浄水カートリッジ3は、垂直(縦置
き:軸線が垂直となるように配置)になるように切換弁
2に取り付けられるように下方の周壁に結合部(後述)
が設けられ、また底部に底蓋4aが設けられ、この底蓋
4aに水抜き弁体4cが蓋体4bで固定されている。更
に上方の肩部には雄ネジ部4dが螺刻され、頂部は突出
され、この突出部にほぼ円形状をした開口部4eが設け
られている。そして、この開口部4eに浄水ノズル7が
装着される。
【0016】浄水ノズル7は、浄水カートリッジ3の上
端部から水平方向に延びる中空筒体のノズル8とノズル
キャップ9とからなり、ノズル8の一端には根元スカー
ト部8aが形成され、その内部にカートリッジの雄ネジ
部4dと結合される雌ネジ部8c及び開口部4eと嵌着
されるキャップ部8bが設けられ、他端にノズルキャッ
プ9が連結されている。根元スカート部8aは、浄水カ
ートリッジ3の上端部を覆蓋して螺合し、更に、矢印A
方向に回転可能且つ浄水カートリッジ3から着脱自在に
取り付けられている。なお、上述の着脱自在な固着手段
は、ネジ結合に代え他の固着手段、例えば、嵌め込み固
着手段等を使用することもできる。
【0017】浄水ノズル7はカートリッジ3の上端部か
ら水平方向に延び、先端のノズルキャップ9は下方に浄
水吐出口9aを有している。この浄水吐出口9aと周壁
の結合部との位置関係は、切換弁2を蛇口(図示省略)
に装着した際に、浄水ノズル7の回動に伴って、浄水吐
出口9aの先端が蛇口に接触しない寸法に設定されてい
る。この設定は、浄水カートリッジ3の容器の高さ、切
換弁2との結合部の位置、或いは浄水カートリッジ3と
浄水ノズル7との結合部の調整により行われる。この位
置設定により、浄水ノズルが回動した際に、蛇口ノズル
(図示せず)に接触しないので、浄水ノズルの不使用時
に切換弁の上部へ持ってくることができるので、他の作
業の邪魔にならない。
【0018】浄水カートリッジ3には、後述するよう
に、切換弁2から浄水カートリッジ下部に原水(水道
水)が供給され、この原水は下層の活性炭層で先ず化学
物質等が吸着除去されながら水圧で上昇し、次に中空糸
層5で微粒子等が除去される。このようにして生成され
た浄水は、浄水ノズル7を通って浄水吐水口9aから吐
出される。このように、本実施形態では、浄水カートリ
ッジ3が縦置きタイプとなっており、浄水カートリッジ
3内部で活性炭層や中空糸層に均一に原水が通って濾過
されるため、その濾過性能を十分に発揮することができ
る。なお、本実施形態では、浄水カートリッジを切換弁
に着脱自在に連結するものについて説明したが、これに
限らず、切換弁に直結した浄水器或いは据置型浄水器で
あってもよい。
【0019】切換弁2は、図1に示す様に、上端面に蛇
口直結部10が設けられている。図示しない水道栓のノ
ズルは、図1の紙面の背面側から蛇口直結部10まで伸
びており、そこから下部に曲がる蛇口が蛇口直結部10
の開口10a内に挿入され、蛇口直結部10を切換弁2
に螺着することで、シールパッキン11により蛇口がこ
の切換弁2に液密に固定される。
【0020】切換弁2の図1に示す右側には、多段切換
機構のレバー12が矢印B方向に回動可能で且つ3位置
(原水吐出位置、原水シャワー吐出位置、浄水吐出位
置)を切換選択可能に取り付けられている。切換弁2の
図1に示す左側のレバー12に対向する位置には、流量
調整ツマミ13が矢印C方向に回転可能に取り付けられ
ている。
【0021】切換弁2の下面側の蛇口対向面には、原水
吐出口14が開口されており、この原水吐出口14の周
りには、原水吐出口14とは遮蔽された原水シャワー吐
出口15が設けられている。この原水シャワー吐出口1
5には多数の小孔が設けられており、原水をシャワー状
にして吐出する様になっている。
【0022】多段切換機構のレバー12は、その回動位
置によって、蛇口から切換弁2に供給された原水を、原
水吐出口14から吐出させたり(原水吐出位置)、原水
シャワー吐出口15から吐出させたり(原水シャワー吐
出位置)、浄水カートリッジ3の方向に流したり(浄水
吐出位置)する。また、流量調整ツマミ13は、矢印C
方向に回転することで、本実施形態では、原水シャワー
吐出口15から吐出されるシャワー状原水の流量を調整
するようになっている。
【0023】以下、多段切換機構と流量調整機構を、図
1及び図2を参照して説明する。多段切換機構は、切換
弁2内部において軸中心に回動する円筒体16を備え、
この円筒体16の一端面側は閉塞しており、その閉塞面
から延びる回転軸体17がレバー12に固定されてい
る。即ち、この円筒体16は、レバー12の回動に従っ
て切換弁2内部で回動する様になっている。
【0024】円筒体16の他端面側は開口しており、こ
の開口から内部の内周面に沿って軸方向に進退する摺動
弁体18が挿入されている。この摺動弁体18のツマミ
13側は縮径された弁棒19が突設されており、この弁
棒19の先端が流量調整ツマミ13に固定されている。
【0025】ツマミ13の外周には雄ネジ部13aが螺
刻されており、このツマミ13が螺合する切換弁2の外
壁には、雌ネジ部2aが螺刻されている。このため、ツ
マミ13を矢印C方向に回転すると、ツマミ13は軸方
向(レバー12方向)に進退し、これに伴って、摺動弁
体18の円筒体16内での摺動位置が軸方向に進退する
様になっている。円筒体16の開口端は、弁棒19の支
持体(次に述べる筒状ハウジング20)によって閉塞さ
れている。
【0026】円筒体16全体は、筒状ハウジング20内
に収納されており、筒状ハウジング20内で液密に回動
する様になっている。この筒状ハウジング20の周壁に
は、蛇口直結部10に直結された蛇口に連通する開口孔
20aと、原水吐出口14に連通する開口孔20bと、
原水シャワー吐出口15に連通する開口孔20cと、浄
水カートリッジ3に連通する開口孔20d(図2に図
示)が設けられている。
【0027】この筒状ハウジング20内を液密に回動す
る円筒体16の周壁上半部には、レバー12が上述した
3位置のいずれの位置においても蛇口から供給された原
水を開口孔20aを介して取り込む取水口16aが穿設
されており、円筒体16の周壁下半部には、離間した3
個の、原水用吐水口16b(図1に図示)と、原水シャ
ワー用吐水口(図示省略)と、原水浄水用吐水口16d
(図2に図示)が設けられている。
【0028】レバー12を原水吐出位置に回動したとき
は、原水吐水口16bが筒状ハウジング20の開口孔2
0bに整列すると共に、他の2つの吐水口は筒状ハウジ
ング20によって閉塞される。同様に、レバー12を原
水シャワー吐出位置に回動したときは、原水シャワー用
吐水口が筒状ハウジング20の開口孔20cに整列する
と共に、他の2つの吐水口は筒状ハウジング20によっ
て閉塞される。同様に、レバー12を浄水吐出位置に回
動したときは、原水浄水用吐水口16dが筒状ハウジン
グ20の開口孔20dに整列すると共に、他の2つの吐
水口は筒状ハウジング20によって閉塞される。
【0029】上述した構成の蛇口直結型浄水器では、レ
バー12を原水吐出位置に回動したときは、開口孔20
bと原水吐水口16bが連通するため、蛇口から供給さ
れた原水は、開口孔20a→取水口16a→円筒体16
内部→原水吐水口16b→開口孔20b→原水吐出口1
4と連通し、他の流路は遮断されるため、原水が原水吐
出口14から吐出される。
【0030】レバー12を原水シャワー吐出位置に回動
したときは、原水シャワー用吐水口が筒状ハウジング2
0の開口孔20cに連通するため、蛇口から供給された
原水は、開口孔20a→取水口16a→円筒体16内部
→原水シャワー用吐水口→開口孔20c→原水シャワー
吐出口15と連通し、他の流路は遮断されるため、原水
は原水シャワー吐出口15からシャワー状になって吐出
される。
【0031】ここで、流量調整ツマミ13を回動する
と、円筒体16内部において摺動弁体18が軸方向に摺
動し、円筒体16の周壁に設けられている上述した原水
シャワー用吐水口の開口面積を調整することになる。こ
れにより、上記の連通流路に流れる流量が調整され、原
水シャワー吐出口15から吐出される流量が調整され、
節水効果を得ることができる。
【0032】レバー12を浄水吐出位置に回動すると、
原水浄水用吐水口16dが筒状ハウジング20の開口孔
20dに連通する。これにより、蛇口から供給された原
水は、開口孔20a→取水口16a→円筒体16内部→
原水浄水用吐水口16d→開口孔20d→浄水カートリ
ッジ3と連通し、他の流路は遮断されるため、原水は浄
水カートリッジ3に供給され、前述したように原水は濾
過され、浄水吐水口9aから吐出される。
【0033】上述した切換弁は、シャワー状吐水のみを
調整するものであったが、シャワー状吐水だけでなく、
ストレート状、シャワー・ストレート状等の吐水も弁体
の形状を変えることによって達成できるので、以下、そ
の切換弁を説明する。
【0034】図3は、本発明の第2実施形態に係る切換
弁の破断側面図であって、前述の切換弁とは、調整機構
の構造が異なる。その他の構成部品、たとえば蛇口直結
部10、レバー12、原水吐出口14、シャワー吐出口
15、円筒体16は同じ構造であるので、その説明を省
略する。調整機構を構成する摺動弁体180は、その一
端に原水用吐水口16a、原水シャワー用吐水口(図示
省略)を塞ぐ2つの突出片180a、180bを有し、
他端の弁棒190は調整ツマミ130に結合されてい
る。調整ツマミ130と弁棒190とは、ツマミ130
が弁棒190の周りを回動する結合であって、筒状ハウ
ジングに螺刻された雌ネジ200aとツマミ130の雄
ネジ130aとの螺合によって、弁棒190が水平方向
へ移動し、弁体の各突出片がそれぞれ原水用吐水口、原
水シャワー用吐水口を閉塞し吐水量が調整される。この
調整機構を用いた吐水量の調整は後述の図5(A)、
(C)で詳述する。
【0035】図4は、流量調整機構の要部概要断面図で
あって、同図(A)は原水シャワー状吐水のみを調整す
る機構、同図(B)は原水ストレート状吐水のみを調整
する機構の断面図である。円筒体160内に弁棒190
の先端に設けられた弁体180が挿入されている。この
円筒体160は、前述の切換弁の円筒体16と同じ構造
を有し、レバー12の操作により回動されるが、この図
は原水シャワーのみを調整する機構の概念を図示したも
のであって、前記円筒体16の原水出口、シャワー出口
の位置は円筒体16と符合していない。これらの出口
は、弁体との位置関係に応じて変更され、節水機能を奏
するものである。以下に述べる調整機構も同じである。
【0036】図4(A)に図示された弁棒190の先端
に設けられた弁体180は、シャワー出口を塞ぐ円盤状
弁体180aを有している。この円盤状弁体は、この流
量調整ツマミの操作によって円筒体160の内壁に摺接
して図の左右方向に移動される。この移動は、棒体19
0を回転させることによっても、或いは水平方向への移
動の何れでもよい。なお、棒体190を回転させる場合
は、前述の第1実施形態のものと同じになる。棒体19
0が図左側へ移動されると、その移動量に応じ円盤状弁
体180aがシャワー出口を徐々に閉塞し流量が制限さ
れ、シャワー状の吐水量が調整されることになる。この
状態では、原水出口は閉じている。
【0037】図4(B)に図示された弁棒191の先端
に設けられた弁体181は、原水出口を塞ぐ突出片18
1aを有している。この突出片181aは棒体191の
水平移動aにより、原水出口を閉塞し、ストレート状の
吐水量調整がされる。この状態では、シャワー出口は閉
じている。図の矢印は、水の流れ方法を示している。以
下、同じ。
【0038】図5は、流量調整機構の要部概要断面図で
あって、同図(A)は原水ストレート状・シャワー状の
同時調整する機構、同図(B)は原水ストレート状・シ
ャワー状・浄水送水の同時調整する機構、同図(C)は
原水ストレート状・シャワー状の交互調整機構の断面図
である。
【0039】図5(A)に図示された弁棒192の先端
の弁体182には、2つの突出片182a、182b
が、一方は原水出口を閉塞し、他方はシャワー出口を塞
ぐように間隔を置いて設けられている。棒体192の水
平移動bにより、原水出口及びシャワー出口が同時に塞
がれ、ストレート状及びシャワー状の吐水量が調整され
る。
【0040】また、図5(B)の弁体183は、原水出
口、シャワー出口及び浄水送水口を塞ぐ円盤状弁体18
3a、突出片183bを有している。棒体193の水平
移動cにより、原水出口、シャワー出口及び浄水送水口
が塞がれ、それぞれの吐水量が調整される。
【0041】更に、図5(C)の弁体184は、2つの
突出片184a、184bが、一方は原水出口を塞ぐと
き、他方はシャワー出口を開口しているように間隔を置
いて設けられている。棒体194の水平移動dにより、
原水出口が塞がれているときは、ストレート出口が開口
しているので、ストレート状又はシャワー状の吐水量は
交互に調整されることになる。なお、本発明は、上述の
吐水量の調整のみならず、原水出口、シャワー出口、浄
水送水口と弁体との組合わせにより、任意の吐水状態で
の流量の調整ができることは記述するまでもない。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な調整ツマミ操作
で流量の微調整ができる。また、シャワー状、ストレー
ト状及びシャワー・ストレート状等の各種吐水流量を微
調整しながら吐水できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る浄水カートリッ
ジを連結した切換弁の破断側面図である。
【図2】 図1に示す切換弁の破断上面図である。
【図3】 本発明の第2実施形態に係る切換弁の破断側
面図である。
【図4】 本発明の他の実施形態に係る流量調整機構の
要部概要断面図であって、同図(A)は原水シャワー状
吐水のみを調整する機構、同図(B)は原水ストレート
状吐水のみを調整する機構の断面図である。
【図5】 本発明の更に他の実施形態に係る流量調整機
構の要部概要断面図であって、同図(A)は原水ストレ
ート状・シャワー状の同時調整する機構、同図(B)は
原水ストレート状・シャワー状・浄水送水の同時調整す
る機構、同図(C)は原水ストレート状・シャワー状の
交互調整機構の断面図である。
【符号の説明】
2 切換弁 3 浄水カートリッジ 16b、160b 原水用吐水口(第1開口孔) 16c、160c 原水シャワー用吐水口(第2開
口孔16cは図示省略) 16d、160d 原水浄水用吐水口(第3開口
孔) 181a、182a、183a、184a 弁
体、突出片(第1弁体) 18、180a、182b、183b、184b 弁
体、突出片(第2弁体) 183a 第3弁体(第1弁体と共通) 12 多段切換機構のレバー 13 流量調整用のツマミ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D060 BC11 BE15 CB01 CB03 CD09 3H067 AA18 CC07 CC60 DD09 DD12 DD24 EA14 EA17 FF17 GG13 4D024 AA02 CA15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水をそのまま吐水する流路に設けた第
    1開口孔と、該第1開口孔の位置を移動する多段切換機
    構と、該第1開口孔を閉塞する第1弁体と、該第1弁体
    を移動する調整機構とを備え、該多段切換機構の操作に
    より第1開口孔を選定し、該選定された開口孔を該調整
    機構の操作により第1弁体で一部閉塞して吐水される流
    量を調整することを特徴とする切換弁。
  2. 【請求項2】 原水をシャワー状にして吐水する流路に
    設けた第2開口孔と、該第2開口孔の位置を移動する多
    段切換機構と、該第2開口孔を閉塞する第2弁体と、該
    第2弁体を移動する調整機構とを備え、該多段切換機構
    の操作により第2開口孔を選定し、該選定された開口孔
    を該調整機構の操作により第2弁体で一部閉塞して吐水
    される流量を調整することを特徴とする切換弁。
  3. 【請求項3】 原水をそのまま吐水する流路に設けた第
    1開口孔と、該原水をシャワー状にして吐水する流路に
    設けた第2開口孔と、該第1、第2開口孔の位置を移動
    する多段切換機構と、該第1、第2開口孔を閉塞する第
    1、第2弁体と、該第1、第2弁体を移動する調整機構
    とを備え、該多段切換機構の操作により第1及び第2開
    口孔を選定し、該選定された開口孔を該調整機構の操作
    により第1又は第2弁体で一部閉塞して吐水される流量
    を調整することを特徴とする切換弁。
  4. 【請求項4】 原水をそのまま吐水する流路に設けた第
    1開口孔と、該原水をシャワー状にして吐水する流路に
    設けた第2開口孔と、該第1、第2開口孔の位置を移動
    する多段切換機構と、該第1、第2開口孔を閉塞する第
    1、第2弁体と、該第1、第2弁体を移動する調整機構
    とを備え、該多段切換機構の操作により第1及び第2開
    口孔を選定し、該選定された開口孔を該調整機構の操作
    により第1及び第2弁体で同時に一部閉塞して吐水され
    る流量を調整することを特徴とする切換弁。
  5. 【請求項5】 原水をそのまま吐水する流路に設けた第
    1開口孔と、該原水をシャワー状にして吐水する流路に
    設けた第2開口孔と、該原水を浄水器に送水する流路に
    設けた第3開口孔と、該第1、第2、第3開口孔の位置
    を移動する多段切換機構と、該第1、第2、第3開口孔
    を閉塞する第1、第2、第3弁体と、該第1、第2、第
    3弁体を移動する調整機構とを備え、該多段切換機構の
    操作により第1、第2、第3開口孔の何れか1つを選定
    し、該選定された開口孔を該調整機構の操作により第
    1、第2、第3弁体の何れか一つの弁体で一部閉塞して
    吐水される流量を調整することを特徴とする切換弁。
  6. 【請求項6】 原水をそのまま吐水する流路に設けた第
    1開口孔と、該原水をシャワー状にして吐水する流路に
    設けた第2開口孔と、該原水を浄水器に送水する流路に
    設けた第3開口孔と、該第1、第2、第3開口孔の位置
    を移動する多段切換機構と、該第1、第2、第3開口孔
    を閉塞する第1、第2、第3弁体と、該第1、第2、第
    3弁体を移動する調整機構とを備え、該多段切換機構の
    操作により第1、第2、第3開口孔の何れか2つを選定
    し、該選定された開口孔を該調整機構の操作により第
    1、第2、第3弁体の何れか2つの弁体で一部閉塞して
    吐水される流量を調整することを特徴とする切換弁。
  7. 【請求項7】 原水をそのまま吐水する流路に設けた第
    1開口孔と、該原水をシャワー状にして吐水する流路に
    設けた第2開口孔と、該原水を浄水器に送水する流路に
    設けた第3開口孔と、該第1、第2、第3開口孔の位置
    を移動する多段切換機構と、該第1、第2、第3開口孔
    を閉塞する第1、第2、第3弁体と、該第1、第2、第
    3弁体を移動する調整機構とを備え、該多段切換機構の
    操作により第1乃至第3開口孔を選定し、該選定された
    開口孔を該調整機構の操作により第1乃至第3弁体で同
    時に一部閉塞して吐水される流量を調整することを特徴
    とする切換弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013019225A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Joplax Co Ltd 切替弁

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JP2013019225A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Joplax Co Ltd 切替弁

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