JP2003064516A - 通風構造 - Google Patents

通風構造

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JP2003064516A
JP2003064516A JP2001249839A JP2001249839A JP2003064516A JP 2003064516 A JP2003064516 A JP 2003064516A JP 2001249839 A JP2001249839 A JP 2001249839A JP 2001249839 A JP2001249839 A JP 2001249839A JP 2003064516 A JP2003064516 A JP 2003064516A
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ventilation
opening
continuous
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shape
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JP2001249839A
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Akira Takahashi
章 高橋
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Morito Co Ltd
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NEW KNIT KK
Morito Co Ltd
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    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D27/00Details of garments or of their making
    • A41D27/28Means for ventilation

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Details Of Garments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 縫製品としての形状の崩れを防止し、温度お
よび湿度の調整を適宜行うことができるとともに、安価
に得る。 【解決手段】 一定の幅で長手状に連続するようにメッ
シュ状に編織された通風性布体1と、一定の幅で長手状
に連続するように緻密に編織されて通風性布体1に重合
して被覆するように設けられた非通風性布体2とからな
り、非通風性布体2を通風性布体1の幅方向一側縁1a
に沿って連結されて幅方向他側縁1bと分離された長手
方向に連続する片開きのフラップ状に構成し、通風性布
体1を長手方向に連続する開閉手段3にて開閉自在とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上着、ズボン、ス
カートなどの衣類、帽子、靴およびその他の縫製品に用
いられる通風構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】縫製品において、温度および湿度調整に
用いられる通風構造には、所望の部分をファスナーやホ
ックあるいはボタンなどで開閉自在に構成したり、鳩目
などで通風穴を設けたり、メッシュ(網状)で構成した
り、通気性の布材を用いたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の通風構造では、ファスナーやホックあるいはボ
タンなどで開閉自在にした場合、通風を行っている時に
開いている部分が大きく開口して縫製品としての形状が
崩れてしまい、且つ、内部が見えてしまうという問題点
もある。
【0004】また、鳩目などで通風穴を設ける場合に
は、上記の如く縫製品としての形状が崩れることがない
が、通風穴より常に通風が行われるので、温度および湿
度の調整を適宜行えないという問題がある。
【0005】また、メッシュで構成した場合には、上記
の如く縫製品としての形状が崩れることがないが、通風
穴と同様に常に通風が行われるので、温度および湿度の
調整を適宜行えないという問題がある。さらに、メッシ
ュを介して内部が見えてしまうという問題点もある。
【0006】また、通気性の布材を用いた場合には、上
記各問題が解消されるが、高価な素材のためコストが嵩
んでしまうという問題がある。
【0007】そこで本発明は、上記課題を解消するため
に、縫製品としての形状の崩れを防止し、温度および湿
度の調整を適宜行うことができるとともに、安価に得る
ことができる通風構造を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による請求項1記載の通風構造は、一定の幅で長
手状に連続するようにメッシュ状に編織された通風性布
体と、一定の幅で長手状に連続するように緻密に編織さ
れて前記通風性布体に重合して被覆するように設けられ
た非通風性布体とからなり、前記非通風性布体が前記通
風性布体の幅方向一側縁に沿って連結されて幅方向他側
縁と分離された長手方向に連続する片開きのフラップ状
に構成され、前記通風性布体が長手方向に連続する開閉
手段にて開閉自在とされたことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の通風構造は、一定の幅で長
手状に連続するようにメッシュ状に編織された通風性布
体と、一定の幅で長手状に連続するように緻密に編織さ
れて前記通風性布体に重合して被覆するように設けられ
た非通風性布体とからなり、前記非通風性布体が前記通
風性布体の幅方向一側縁および幅方向他側縁に連結され
て幅方向の中程が分離された長手方向に連続する両開き
のフラップ状に構成され、前記通風性布体が長手方向に
連続する開閉手段にて開閉自在とされたことを特徴とす
る。
【0010】請求項3記載の通風構造は、一定の幅で長
手状に連続するようにメッシュ状に編織された通風性布
体と、一定の幅で長手状に連続するように緻密に編織さ
れて前記通風性布体に重合して被覆するように設けられ
た非通風性布体とからなり、前記通風性布体が長手方向
に連続する開閉手段にて開閉自在とされ、前記非通風性
布体が前記通風性布体における前記開閉手段に沿う各開
口縁部に連結されたフラップ状に形成されたことを特徴
とする。
【0011】請求項4記載の通風構造は、請求項3記載
の通風構造において、前記非通風性布体が前記開閉手段
を被覆するように長手方向に連続するフラップ状の被覆
片を有したことを特徴とする。
【0012】請求項5記載の通風構造は、一定の幅で長
手状に連続するようにメッシュ状に編織された通風性布
体と、一定の幅で長手状に連続するように緻密に編織さ
れて前記通風性布体に重合して被覆するように設けられ
た非通風性布体とからなり、前記非通風性布体が前記通
風性布体の幅方向一側縁および幅方向他側縁に連結され
て幅方向の中程が分離された長手方向に連続する両開き
のフラップ状に構成され、且つ、分離された縁部が長手
方向に連続する開閉手段にて開閉自在とされたことを特
徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一実施の形態を
図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の通風
構造の第一実施の形態を示す斜視図である。
【0014】図1に示すように、第一実施の形態におけ
る通風構造は、通風性布体1と、非通風性布体2と、開
閉手段3とから構成されている。
【0015】通風性布体1は、綿糸、合成繊維紡績糸、
合成繊維フィラメント糸、合成繊維マルチフィラメント
糸または仮撚加工糸などを編糸に用いて編成されたもの
である。通風性布体1は、一定の幅で長手状に連続する
ようにメッシュ状に編織されて通風可能に形成されてい
る。
【0016】非通風性布体2は、綿糸、合成繊維紡績
糸、合成繊維フィラメント糸、合成繊維マルチフィラメ
ント糸または仮撚加工糸などを編糸に用いて編成された
ものである。非通風性布体2は、通風性布体1に重合し
て被覆するように一定の幅で長手状に連続するように編
織され、且つ、緻密に編織されて通風しないように形成
されている。この非通風性布体2は、通風性布体1の幅
方向一側縁1aに沿って連結されて幅方向他側縁1bと
分離された長手方向に連続する片開きのフラップ状に構
成されている。
【0017】また、通風性布体1と非通風性布体2は、
個々に編成された後に接着または縫着して連結してもよ
いが、ダブルラッシェル機により一体の二重編地として
編成できる。この場合、合成繊維マルチフィラメント糸
または仮撚加工糸を編糸に用いることが編み易さ風合い
の点で好ましい。
【0018】開閉手段3は、第一実施の形態ではスライ
ドファスナーとして構成され、長手状の一対の務歯列3
aと、各務歯列3aに遊挿され、務歯列3aの長手方向
への摺動により各務歯列3aを接離可能とするスライダ
3bとからなる。この開閉手段3は、通風性布体1の幅
方向の中程にて長手方向に沿って分割された各開口縁部
1cに連続して設けられ、通風性布体1を幅方向一側と
他側とに接離可能としている。このように、通風性布体
1は、開閉手段3によって開閉自在とされている。
【0019】このような構成において、幅方向一側縁1
aと幅方向他側縁1bとを、上着、ズボン、スカートな
どの衣類、帽子、靴およびその他の縫製品の所望部分に
縫着する。そして、フラップ状の非通風性布体2が自然
に開くことにより通風性布体1のメッシュ状部分を介し
て通風が行われる。
【0020】また、更なる通風を望む場合には、開閉手
段3を開けて通風性布体1の各開口縁部1cを開放する
ことにより更なる通風が行われる。なお、開閉手段3
は、通常、非通風性布体2によって覆われているので見
栄えがよい。
【0021】このように、上述した第一実施の形態によ
る通風構造によれば、メッシュ状の通風性布体1により
縫製品としての形状の崩れを防止し、フラップ状の非通
風性布体2によりメッシュ状から内部が見えることがな
く、且つ、常に通風が行われることがない。これによ
り、換気が行われ温度および湿度の調整を行うことが可
能となる。また、開閉手段3により更なる通風を行うこ
とが可能である。また、上記構成は簡素であり、高価な
材質を使用していないことから安価に得ることが可能で
ある。
【0022】なお、通風性布体1は、務歯列3aが設け
られる各開口縁部1cが緻密に編織された緻密部4をな
すことにより、務歯列3aの十分な縫製強度を得ること
が可能である。さらに、通風性布体1は、幅方向一側縁
1aおよび幅方向他側縁1bが緻密に編織された緻密部
4をなすことにより、上着、ズボン、スカートなどの衣
類、帽子、靴およびその他の縫製品の所望部分への十分
な縫製強度を得ることが可能である。
【0023】また、開閉手段3は、図1に示すように通
風性布体1を幅方向の中程で分割するように構成されて
いるが、通風性布体1の幅方向一側縁1aまたは幅方向
他側縁1bに沿って設けられていてもよい。さらに、開
閉手段3は、図1に示すスライドファスナーに限らず、
ボタン、ホックなどであってもよい。
【0024】また、上述した通風構造は、開閉手段3に
よって開閉することが可能であるため、衣類の着用にか
かる開閉部分に採用することが可能である。
【0025】以下、本発明の第二実施の形態を図面を参
照して具体的に説明する。図2は本発明の通風構造の第
二実施の形態を示す斜視図である。なお、以下に説明す
る第二実施の形態において、上述した第一実施の形態と
同一または同等部分には同一符号を付して説明する。
【0026】図2に示すように、第二実施の形態におけ
る通風構造は、通風性布体1と、非通風性布体2と、開
閉手段3とから構成されている。
【0027】通風性布体1は、綿糸、合成繊維紡績糸、
合成繊維フィラメント糸、合成繊維マルチフィラメント
糸または仮撚加工糸などを編糸に用いて編成されたもの
である。通風性布体1は、一定の幅で長手状に連続する
ようにメッシュ状に編織されて通風可能に形成されてい
る。
【0028】非通風性布体2は、綿糸、合成繊維紡績
糸、合成繊維フィラメント糸、合成繊維マルチフィラメ
ント糸または仮撚加工糸などを編糸に用いて編成された
ものである。非通風性布体2は、通風性布体1に重合し
て被覆するように一定の幅で長手状に連続するように編
織され、且つ、緻密に編織されて通風しないように形成
されている。この非通風性布体2は、通風性布体1の幅
方向一側縁1aおよび幅方向他側縁1bに沿って連結さ
れて幅方向の中程が分離された長手方向に連続する両開
きのフラップ状に構成されている。
【0029】また、通風性布体1と非通風性布体2は、
個々に編成された後に接着または縫着して連結してもよ
いが、ダブルラッシェル機により一体の二重編地として
編成できる。この場合、合成繊維マルチフィラメント糸
または仮撚加工糸を編糸に用いることが編み易さ風合い
の点で好ましい。
【0030】開閉手段3は、第二実施の形態ではスライ
ドファスナーとして構成され、長手状の一対の務歯列3
aと、各務歯列3aに遊挿され、務歯列3aの長手方向
への摺動により各務歯列3aを接離可能とするスライダ
3bとからなる。この開閉手段3は、通風性布体1の幅
方向の中程にて長手方向に沿って分割された各開口縁部
1cに連続して設けられ、通風性布体1を幅方向一側と
他側とに接離可能としている。このように、通風性布体
1は、開閉手段3によって開閉自在とされている。
【0031】このような構成において、幅方向一側縁1
aと幅方向他側縁1bとを、上着、ズボン、スカートな
どの衣類、帽子、靴およびその他の縫製品の所望部分に
縫着する。そして、フラップ状の非通風性布体2が自然
に開くことにより通風性布体1のメッシュ状部分を介し
て通風が行われる。
【0032】また、更なる通風を望む場合には、開閉手
段3を開けて通風性布体1の各開口縁部1cを開放する
ことにより更なる通風が行われる。なお、開閉手段3
は、通常、非通風性布体2によって覆われているので見
栄えがよい。
【0033】このように、上述した第二実施の形態によ
る通風構造によれば、メッシュ状の通風性布体1により
縫製品としての形状の崩れを防止し、フラップ状の非通
風性布体2によりメッシュ状から内部が見えることがな
く、且つ、常に通風が行われることがない。これによ
り、換気が行われ温度および湿度の調整を行うことが可
能となる。また、開閉手段3により更なる通風を行うこ
とが可能である。また、上記構成は簡素であり、高価な
材質を使用していないことから安価に得ることが可能で
ある。
【0034】なお、通風性布体1は、務歯列3aが設け
られる各開口縁部1cが緻密に編織された緻密部4をな
すことにより、務歯列3aの十分な縫製強度を得ること
が可能である。さらに、通風性布体1は、幅方向一側縁
1aおよび幅方向他側縁1bが緻密に編織された緻密部
4をなすことにより、上着、ズボン、スカートなどの衣
類、帽子、靴およびその他の縫製品の所望部分への十分
な縫製強度を得ることが可能である。
【0035】また、開閉手段3は、図2に示すように通
風性布体1を幅方向の中程で分割するように構成されて
いるが、通風性布体1の幅方向一側縁1aまたは幅方向
他側縁1bに沿って設けられていてもよい。さらに、開
閉手段3は、図2に示すスライドファスナーに限らず、
ボタン、ホックなどであってもよい。
【0036】また、上述した通風構造は、開閉手段3に
よって開閉することが可能であるため、衣類の着用にか
かる開閉部分に採用することが可能である。
【0037】以下、本発明の第三実施の形態を図面を参
照して具体的に説明する。図3は本発明の通風構造の第
三実施の形態を示す斜視図である。なお、以下に説明す
る第三実施の形態において、上述した第一実施の形態と
同一または同等部分には同一符号を付して説明する。
【0038】図3に示すように、第三実施の形態におけ
る通風構造は、通風性布体1と、非通風性布体2と、開
閉手段3とから構成されている。
【0039】通風性布体1は、綿糸、合成繊維紡績糸、
合成繊維フィラメント糸、合成繊維マルチフィラメント
糸または仮撚加工糸などを編糸に用いて編成されたもの
である。通風性布体1は、一定の幅で長手状に連続する
ようにメッシュ状に編織されて通風可能に形成されてい
る。また、通風性布体1は、幅方向の中程が長手方向に
沿って分離して形成されている。
【0040】非通風性布体2は、綿糸、合成繊維紡績
糸、合成繊維フィラメント糸、合成繊維マルチフィラメ
ント糸または仮撚加工糸などを編糸に用いて編成された
ものである。非通風性布体2は、通風性布体1に重合し
て被覆するように一定の幅で長手状に連続するように編
織され、且つ、緻密に編織されて通風しないように形成
されている。この非通風性布体2は、幅方向の中程が長
手方向に沿って分離して形成され、通風性布体1の分割
された各開口縁部1cに沿ってそれぞれ連結されて長手
方向に連続する片開きのフラップ状に構成されている。
【0041】また、通風性布体1と非通風性布体2は、
個々に編成された後に接着または縫着して連結してもよ
いが、ダブルラッシェル機により一体の二重編地として
編成できる。この場合、合成繊維マルチフィラメント糸
または仮撚加工糸を編糸に用いることが編み易さ風合い
の点で好ましい。
【0042】開閉手段3は、第三実施の形態ではスライ
ドファスナーとして構成され、長手状の一対の務歯列3
aと、各務歯列3aに遊挿され、務歯列3aの長手方向
への摺動により各務歯列3aを接離可能とするスライダ
3bとからなる。この開閉手段3は、通風性布体1の幅
方向の中程にて長手方向に沿って分割された各開口縁部
1cに連続して設けられ、通風性布体1および非通風性
布体2を幅方向一側と他側とに接離可能としている。こ
のように、通風性布体1および非通風性布体2は、開閉
手段3によって開閉自在とされている。
【0043】このような構成において、幅方向一側縁1
aと幅方向他側縁1bとを、上着、ズボン、スカートな
どの衣類、帽子、靴およびその他の縫製品の所望部分に
縫着する。そして、フラップ状の非通風性布体2が自然
に開くことにより通風性布体1のメッシュ状部分を介し
て通風が行われる。
【0044】また、更なる通風を望む場合には、開閉手
段3を開けて通風性布体1の各開口縁部1cを開放する
ことにより更なる通風が行われる。
【0045】このように、上述した第三実施の形態によ
る通風構造によれば、メッシュ状の通風性布体1により
縫製品としての形状の崩れを防止し、フラップ状の非通
風性布体2によりメッシュ状から内部が見えることがな
く、且つ、常に通風が行われることがない。これによ
り、換気が行われ温度および湿度の調整を行うことが可
能となる。また、開閉手段3により更なる通風を行うこ
とが可能である。また、上記構成は簡素であり、高価な
材質を使用していないことから安価に得ることが可能で
ある。
【0046】なお、通風性布体1は、務歯列3aが設け
られる各開口縁部1cが緻密に編織された緻密部4をな
すことにより、務歯列3aの十分な縫製強度を得ること
が可能である。さらに、通風性布体1は、幅方向一側縁
1aおよび幅方向他側縁1bが緻密に編織された緻密部
4をなすことにより、上着、ズボン、スカートなどの衣
類、帽子、靴およびその他の縫製品の所望部分への十分
な縫製強度を得ることが可能である。
【0047】また、開閉手段3は、図3に示すスライド
ファスナーに限らず、ボタン、ホックなどであってもよ
い。
【0048】また、上述した通風構造は、開閉手段3に
よって開閉することが可能であるため、衣類の着用にか
かる開閉部分に採用することが可能である。
【0049】以下、本発明の第四実施の形態を図面を参
照して具体的に説明する。図4は本発明の通風構造の第
四実施の形態を示す斜視図である。なお、以下に説明す
る第四実施の形態において、上述した第一実施の形態と
同一または同等部分には同一符号を付して説明する。
【0050】図4に示すように、第四実施の形態におけ
る通風構造は、通風性布体1と、非通風性布体2と、開
閉手段3とから構成されている。
【0051】通風性布体1は、綿糸、合成繊維紡績糸、
合成繊維フィラメント糸、合成繊維マルチフィラメント
糸または仮撚加工糸などを編糸に用いて編成されたもの
である。通風性布体1は、一定の幅で長手状に連続する
ようにメッシュ状に編織されて通風可能に形成されてい
る。また、通風性布体1は、幅方向の中程が長手方向に
沿って分離して形成されている。
【0052】非通風性布体2は、綿糸、合成繊維紡績
糸、合成繊維フィラメント糸、合成繊維マルチフィラメ
ント糸または仮撚加工糸などを編糸に用いて編成された
ものである。非通風性布体2は、通風性布体1に重合し
て被覆するように一定の幅で長手状に連続するように編
織され、且つ、緻密に編織されて通風しないように形成
されている。この非通風性布体2は、幅方向の中程が長
手方向に沿って分離して形成され、通風性布体1の分割
された各開口縁部1cに沿ってそれぞれ連結されて長手
方向に連続する片開きのフラップ状に構成されている。
【0053】また、非通風性布体2には、通風性布体1
に連結された部分に、各開口縁部1cを覆う両開きのフ
ラップ状の被覆片5が長手方向に沿って設けられてい
る。
【0054】また、通風性布体1と非通風性布体2は、
個々に編成された後に接着または縫着して連結してもよ
いが、ダブルラッシェル機により一体の二重編地として
編成できる。この場合、合成繊維マルチフィラメント糸
または仮撚加工糸を編糸に用いることが編み易さ風合い
の点で好ましい。
【0055】開閉手段3は、第四実施の形態ではスライ
ドファスナーとして構成され、長手状の一対の務歯列3
aと、各務歯列3aに遊挿され、務歯列3aの長手方向
への摺動により各務歯列3aを接離可能とするスライダ
3bとからなる。この開閉手段3は、通風性布体1の幅
方向の中程にて長手方向に沿って分割された各開口縁部
1cに連続して設けられ、通風性布体1および非通風性
布体2を幅方向一側と他側とに接離可能としている。こ
のように、通風性布体1および非通風性布体2は、開閉
手段3によって開閉自在とされている。また、開閉手段
3は、上記被覆片5によって覆われる。
【0056】このような構成において、幅方向一側縁1
aと幅方向他側縁1bとを、上着、ズボン、スカートな
どの衣類、帽子、靴およびその他の縫製品の所望部分に
縫着する。そして、フラップ状の非通風性布体2が自然
に開くことにより通風性布体1のメッシュ状部分を介し
て通風が行われる。
【0057】また、更なる通風を望む場合には、開閉手
段3を開けて通風性布体1の各開口縁部1cを開放する
ことにより更なる通風が行われる。この開閉手段3は、
被覆片5によって覆われているので見栄えがよい。
【0058】このように、上述した第四実施の形態によ
る通風構造によれば、メッシュ状の通風性布体1により
縫製品としての形状の崩れを防止し、フラップ状の非通
風性布体2によりメッシュ状から内部が見えることがな
く、且つ、常に通風が行われることがない。これによ
り、換気が行われ温度および湿度の調整を行うことが可
能となる。また、開閉手段3により更なる通風を行うこ
とが可能である。また、上記構成は簡素であり、高価な
材質を使用していないことから安価に得ることが可能で
ある。
【0059】なお、通風性布体1は、務歯列3aが設け
られる各開口縁部1cが緻密に編織された緻密部4をな
すことにより、務歯列3aの十分な縫製強度を得ること
が可能である。さらに、通風性布体1は、幅方向一側縁
1aおよび幅方向他側縁1bが緻密に編織された緻密部
4をなすことにより、上着、ズボン、スカートなどの衣
類、帽子、靴およびその他の縫製品の所望部分への十分
な縫製強度を得ることが可能である。
【0060】また、開閉手段3は、図4に示すスライド
ファスナーに限らず、ボタン、ホックなどであってもよ
い。
【0061】また、上述した通風構造は、開閉手段3に
よって開閉することが可能であるため、衣類の着用にか
かる開閉部分に採用することが可能である。
【0062】以下、本発明の第五実施の形態を図面を参
照して具体的に説明する。図5(a)および図5(b)
は本発明の通風構造の第五実施の形態を示す斜視図であ
る。
【0063】図5(a),(b)に示すように、第五実
施の形態における通風構造は、通風性布体1と、非通風
性布体2と、開閉手段3とから構成されている。
【0064】通風性布体1は、綿糸、合成繊維紡績糸、
合成繊維フィラメント糸、合成繊維マルチフィラメント
糸または仮撚加工糸などを編糸に用いて編成されたもの
である。通風性布体1は、一定の幅で長手状に連続する
ようにメッシュ状に編織されて通風可能に形成されてい
る。
【0065】非通風性布体2は、綿糸、合成繊維紡績
糸、合成繊維フィラメント糸、合成繊維マルチフィラメ
ント糸または仮撚加工糸などを編糸に用いて編成された
ものである。非通風性布体2は、通風性布体1に重合し
て被覆するように一定の幅で長手状に連続するように編
織され、且つ、緻密に編織されて通風しないように形成
されている。この非通風性布体2は、通風性布体1の幅
方向一側縁1aおよび幅方向他側縁1bに沿って連結さ
れて幅方向の中程が分離された長手方向に連続する両開
きのフラップ状に構成されている。
【0066】また、通風性布体1と非通風性布体2は、
個々に編成された後に接着または縫着して連結してもよ
いが、ダブルラッシェル機により一体の二重編地として
編成できる。この場合、合成繊維マルチフィラメント糸
または仮撚加工糸を編糸に用いることが編み易さ風合い
の点で好ましい。
【0067】開閉手段3は、第五実施の形態ではスライ
ドファスナーとして構成され、長手状の一対の務歯列3
aと、各務歯列3aに遊挿され、務歯列3aの長手方向
への摺動により各務歯列3aを接離可能とするスライダ
3bとからなる。この開閉手段3は、非通風性布体2の
長手方向に沿って分割された各縁部2aに連続して設け
られ、非通風性布体2を幅方向一側と他側とに接離可能
としている。このように、非通風性布体2は、開閉手段
3によって開閉自在とされている。
【0068】このような構成において、幅方向一側縁1
aと幅方向他側縁1bとを、上着、ズボン、スカートな
どの衣類、帽子、靴およびその他の縫製品の所望部分に
縫着する。そして、開閉手段3を開放することにより、
そこに表れた通風性布体1のメッシュ状部分を介して通
風が行われる。
【0069】このように、上述した第五実施の形態によ
る通風構造によれば、メッシュ状の通風性布体1により
縫製品としての形状の崩れを防止し、フラップ状の非通
風性布体2によりメッシュ状から内部が見えることがな
く、且つ、常に通風が行われることがない。そして、開
閉手段3の開閉によって通風の調整を行う。これによ
り、換気が行われ温度および湿度の調整を行うことが可
能となる。また、上記構成は簡素であり、高価な材質を
使用していないことから安価に得ることが可能である。
【0070】なお、通風性布体1は、幅方向一側縁1a
および幅方向他側縁1bが緻密に編織された緻密部4を
なすことにより、上着、ズボン、スカートなどの衣類、
帽子、靴およびその他の縫製品の所望部分への十分な縫
製強度を得ることが可能である。
【0071】また、開閉手段3は、図5(a),(b)
に示すように非通風性布体2を幅方向の中程で分割する
ように構成されているが、非通風性布体1の幅方向一側
縁または幅方向他側縁に沿って設けられていてもよい。
さらに、開閉手段3は、図5(a),(b)に示すスラ
イドファスナーに限らず、ボタン、ホックなどであって
もよい。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明による通風構
造は、メッシュ状の通風性布体により縫製品としての形
状の崩れを防止し、フラップ状の非通風性布体によりメ
ッシュ状から内部が見えることがなく、且つ、常に通風
が行われることがない。これにより、換気が行われ温度
および湿度の調整を行うことが可能となる。また、開閉
手段により更なる通風を行うことが可能である。また、
上記構成は簡素であり、高価な材質を使用していないこ
とから安価に得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通風構造の第一実施の形態を示す斜視
図。
【図2】本発明の通風構造の第二実施の形態を示す斜視
図。
【図3】本発明の通風構造の第三実施の形態を示す斜視
図。
【図4】本発明の通風構造の第四実施の形態を示す斜視
図。
【図5】(a)(b)本発明の通風構造の第五実施の形
態を示す斜視図。
【符号の説明】
1…通風性布体、1a…幅方向一側縁、1b…幅方向他
側縁、1c…開口縁部、2…非通風性布体、2a…縁
部、3…開閉手段、3a…務歯列、3b…スライダ、4
…緻密部、5…被覆片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A41D 31/00 A41D 31/00 502T

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の幅で長手状に連続するようにメッ
    シュ状に編織された通風性布体と、一定の幅で長手状に
    連続するように緻密に編織されて前記通風性布体に重合
    して被覆するように設けられた非通風性布体とからな
    り、 前記非通風性布体が前記通風性布体の幅方向一側縁に沿
    って連結されて幅方向他側縁と分離された長手方向に連
    続する片開きのフラップ状に構成され、 前記通風性布体が長手方向に連続する開閉手段にて開閉
    自在とされたことを特徴とする通風構造。
  2. 【請求項2】 一定の幅で長手状に連続するようにメッ
    シュ状に編織された通風性布体と、一定の幅で長手状に
    連続するように緻密に編織されて前記通風性布体に重合
    して被覆するように設けられた非通風性布体とからな
    り、 前記非通風性布体が前記通風性布体の幅方向一側縁およ
    び幅方向他側縁に連結されて幅方向の中程が分離された
    長手方向に連続する両開きのフラップ状に構成され、 前記通風性布体が長手方向に連続する開閉手段にて開閉
    自在とされたことを特徴とする通風構造。
  3. 【請求項3】 一定の幅で長手状に連続するようにメッ
    シュ状に編織された通風性布体と、一定の幅で長手状に
    連続するように緻密に編織されて前記通風性布体に重合
    して被覆するように設けられた非通風性布体とからな
    り、 前記通風性布体が長手方向に連続する開閉手段にて開閉
    自在とされ、 前記非通風性布体が前記通風性布体における前記開閉手
    段に沿う各開口縁部に連結されたフラップ状に形成され
    たことを特徴とする通風構造。
  4. 【請求項4】 前記非通風性布体が前記開閉手段を被覆
    するように長手方向に連続するフラップ状の被覆片を有
    したことを特徴とする請求項3記載の通風構造。
  5. 【請求項5】 一定の幅で長手状に連続するようにメッ
    シュ状に編織された通風性布体と、一定の幅で長手状に
    連続するように緻密に編織されて前記通風性布体に重合
    して被覆するように設けられた非通風性布体とからな
    り、 前記非通風性布体が前記通風性布体の幅方向一側縁およ
    び幅方向他側縁に連結されて幅方向の中程が分離された
    長手方向に連続する両開きのフラップ状に構成され、且
    つ、分離された縁部が長手方向に連続する開閉手段にて
    開閉自在とされたことを特徴とする通風構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004017775A1 (de) * 2002-08-19 2004-03-04 W.L. Gore & Associates Gmbh Bekleidungsstück mit belüftungseinrichtung
WO2006131105A1 (de) * 2005-06-10 2006-12-14 X-Technology Swiss Gmbh Jacke

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