JP2003063893A - ZnO/サファイア基板及びその製造方法 - Google Patents
ZnO/サファイア基板及びその製造方法Info
- Publication number
- JP2003063893A JP2003063893A JP2002128757A JP2002128757A JP2003063893A JP 2003063893 A JP2003063893 A JP 2003063893A JP 2002128757 A JP2002128757 A JP 2002128757A JP 2002128757 A JP2002128757 A JP 2002128757A JP 2003063893 A JP2003063893 A JP 2003063893A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zno
- bar
- sapphire substrate
- plane
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000758 substrate Substances 0.000 title claims abstract description 61
- 229910052594 sapphire Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 56
- 239000010980 sapphire Substances 0.000 title claims abstract description 56
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 6
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims description 33
- 238000010897 surface acoustic wave method Methods 0.000 claims description 13
- XLOMVQKBTHCTTD-UHFFFAOYSA-N Zinc monoxide Chemical compound [Zn]=O XLOMVQKBTHCTTD-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 148
- 239000011787 zinc oxide Substances 0.000 abstract description 73
- 101150071434 BAR1 gene Proteins 0.000 abstract 3
- 238000001755 magnetron sputter deposition Methods 0.000 description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 6
- 239000011701 zinc Substances 0.000 description 6
- 238000002441 X-ray diffraction Methods 0.000 description 5
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 4
- 229910018072 Al 2 O 3 Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- MYMOFIZGZYHOMD-UHFFFAOYSA-N Dioxygen Chemical compound O=O MYMOFIZGZYHOMD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] Chemical compound N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000005229 chemical vapour deposition Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 229910001882 dioxygen Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/02—Details
- H03H9/02535—Details of surface acoustic wave devices
- H03H9/02543—Characteristics of substrate, e.g. cutting angles
- H03H9/02574—Characteristics of substrate, e.g. cutting angles of combined substrates, multilayered substrates, piezoelectrical layers on not-piezoelectrical substrate
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C30—CRYSTAL GROWTH
- C30B—SINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
- C30B23/00—Single-crystal growth by condensing evaporated or sublimed materials
- C30B23/02—Epitaxial-layer growth
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C30—CRYSTAL GROWTH
- C30B—SINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
- C30B29/00—Single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure characterised by the material or by their shape
- C30B29/10—Inorganic compounds or compositions
- C30B29/16—Oxides
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S117/00—Single-crystal, oriented-crystal, and epitaxy growth processes; non-coating apparatus therefor
- Y10S117/901—Levitation, reduced gravity, microgravity, space
- Y10S117/902—Specified orientation, shape, crystallography, or size of seed or substrate
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 結晶性に優れ、クラックがない(1,1,バ
ー2,0)ZnOエピタキシャル膜が、(0,1,バー
1,2)R面サファイア上においてエピタキシャル成長
されているZnO/サファイア基板を提供する。 【解決手段】 (0,1,バー1,2)結晶面が基板表
面に平行であるR面サファイア上に、該(0,1,バー
1,2)結晶面に対し酸化亜鉛(ZnO)の(1,1,
バー2,0)結晶面が平行となるように酸化亜鉛膜をエ
ピタキシャル成長させてなるZnO/サファイア基板で
あって、前記ZnOの(1,1,バー2,0)の面の面
間隔dが、1.623オングストローム≦d≦1.62
7オングストロ―ムの範囲とされている、ZnO/サフ
ァイア基板。
ー2,0)ZnOエピタキシャル膜が、(0,1,バー
1,2)R面サファイア上においてエピタキシャル成長
されているZnO/サファイア基板を提供する。 【解決手段】 (0,1,バー1,2)結晶面が基板表
面に平行であるR面サファイア上に、該(0,1,バー
1,2)結晶面に対し酸化亜鉛(ZnO)の(1,1,
バー2,0)結晶面が平行となるように酸化亜鉛膜をエ
ピタキシャル成長させてなるZnO/サファイア基板で
あって、前記ZnOの(1,1,バー2,0)の面の面
間隔dが、1.623オングストローム≦d≦1.62
7オングストロ―ムの範囲とされている、ZnO/サフ
ァイア基板。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば表面波装置
用基板材料や、各種工学材料、半導体材料などに用いら
れ得るZnO/サファイア基板及びその製造方法に関
し、より詳細には、(0,1,バー1,2)R面サファ
イア基板上に(1,1,バー2,0)ZnO膜が積層さ
れているZnO/サファイア基板及びその製造方法に関
する。
用基板材料や、各種工学材料、半導体材料などに用いら
れ得るZnO/サファイア基板及びその製造方法に関
し、より詳細には、(0,1,バー1,2)R面サファ
イア基板上に(1,1,バー2,0)ZnO膜が積層さ
れているZnO/サファイア基板及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、弾性表面波装置などの基板材料と
して、様々な圧電基板が用いられている。「JOURN
AL OF CRYSTAL GROWTH 45(1
978)346〜349」には、この種の基板材料とし
て、(0,1,バー1,2)サファイア基板上に(1,
1,バー2,0)ZnO単結晶膜をマグネトロンスパッ
タにより形成した構造が開示されている。
して、様々な圧電基板が用いられている。「JOURN
AL OF CRYSTAL GROWTH 45(1
978)346〜349」には、この種の基板材料とし
て、(0,1,バー1,2)サファイア基板上に(1,
1,バー2,0)ZnO単結晶膜をマグネトロンスパッ
タにより形成した構造が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】R面サファイア上にZ
nO単結晶膜をエピタキシャル成長させる場合、比較的
広い範囲の成膜条件でエピタキシャル化が可能である。
しかしながら、本願発明者は、R面サファイア上に
(1,1,バー2,0)ZnO膜をエピタキシャル成長
させた場合、ZnO膜中に残留応力が生じ、ZnO膜に
クラックがしばしば発生することを見出した。
nO単結晶膜をエピタキシャル成長させる場合、比較的
広い範囲の成膜条件でエピタキシャル化が可能である。
しかしながら、本願発明者は、R面サファイア上に
(1,1,バー2,0)ZnO膜をエピタキシャル成長
させた場合、ZnO膜中に残留応力が生じ、ZnO膜に
クラックがしばしば発生することを見出した。
【0004】本発明の目的は、上述した従来技術の現状
に鑑み、クラックがなく、各種デバイスに用いられ得
る、品質に優れた(1,1,バー2,0)ZnO/
(0,1,バー1,2)R面サファイア基板及びその製
造方法を提供することにある。
に鑑み、クラックがなく、各種デバイスに用いられ得
る、品質に優れた(1,1,バー2,0)ZnO/
(0,1,バー1,2)R面サファイア基板及びその製
造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、上記Zn
O膜中のクラックの発生が、ZnOとサファイアとの格
子定数のミスマッチ等に起因するZnO膜中の残留応力
によるものと考え、上記課題を達成すべく鋭意検討した
結果、本発明を成すに至った。
O膜中のクラックの発生が、ZnOとサファイアとの格
子定数のミスマッチ等に起因するZnO膜中の残留応力
によるものと考え、上記課題を達成すべく鋭意検討した
結果、本発明を成すに至った。
【0006】すなわち、本発明に係るZnO/サファイ
ア基板は、(0,1,バー1,2)結晶面が基板表面に
平行であるR面サファイア上に、該(0,1,バー1,
2)結晶面に対し酸化亜鉛(ZnO)の(1,1,バー
2,0)結晶面が平行となるように酸化亜鉛膜をエピタ
キシャル成長させてなるZnO/サファイア基板であっ
て、前記ZnOの(1,1,バー2,0)の面間隔d
が、1.623オングストローム≦d≦1.627オン
グストロ―ムの範囲とされている。
ア基板は、(0,1,バー1,2)結晶面が基板表面に
平行であるR面サファイア上に、該(0,1,バー1,
2)結晶面に対し酸化亜鉛(ZnO)の(1,1,バー
2,0)結晶面が平行となるように酸化亜鉛膜をエピタ
キシャル成長させてなるZnO/サファイア基板であっ
て、前記ZnOの(1,1,バー2,0)の面間隔d
が、1.623オングストローム≦d≦1.627オン
グストロ―ムの範囲とされている。
【0007】本発明に係るZnO/サファイア基板の製
造方法は、(0,1,バー1,2)結晶面が基板表面に
平行であるR面サファイア基板を用意する工程と、前記
R面サファイア基板上に、前記(0,1,バー1,2)
結晶面に対してZnOの(1,1,バー2,0)結晶面
が平行となるように、かつ(1,1,バー2,0)面の
面間隔dが1.623オングストローム〜1.627オ
ングストロームの範囲となるようにZnOをエピタキシ
ャル成長させる工程とを備える。
造方法は、(0,1,バー1,2)結晶面が基板表面に
平行であるR面サファイア基板を用意する工程と、前記
R面サファイア基板上に、前記(0,1,バー1,2)
結晶面に対してZnOの(1,1,バー2,0)結晶面
が平行となるように、かつ(1,1,バー2,0)面の
面間隔dが1.623オングストローム〜1.627オ
ングストロームの範囲となるようにZnOをエピタキシ
ャル成長させる工程とを備える。
【0008】本発明に係る表面波装置は、本発明に従っ
て構成されたZnO/サファイア基板と、ZnO/サフ
ァイア基板上に形成された少なくとも1つのインターデ
ジタルトランスデューサとを備える。
て構成されたZnO/サファイア基板と、ZnO/サフ
ァイア基板上に形成された少なくとも1つのインターデ
ジタルトランスデューサとを備える。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
に具体的な実施例を説明することにより、本発明を明ら
かにする。
に具体的な実施例を説明することにより、本発明を明ら
かにする。
【0010】(0,1,バー1,2)結晶面が基板表面
に平行であるR面サファイア上に、該結晶面に対し酸化
亜鉛(ZnO)の(1,1,バー2,0)結晶面が平行
となるようにZnO膜をエピタキシャル成長させるため
の方法としては、各種スパッタリング法、各種CVD
法、化学輸送法などが存在する。特に、RFマグネトロ
ンスパッタリング法では、低温度で高品質なZnOエピ
タキシャル膜が形成され得る。以下の実施例では、RF
マグネトロンスパッタリング法を用いてZnO膜をエピ
タキシャル成長させる方法を説明するが、上述した他の
方法を用いてもよい。
に平行であるR面サファイア上に、該結晶面に対し酸化
亜鉛(ZnO)の(1,1,バー2,0)結晶面が平行
となるようにZnO膜をエピタキシャル成長させるため
の方法としては、各種スパッタリング法、各種CVD
法、化学輸送法などが存在する。特に、RFマグネトロ
ンスパッタリング法では、低温度で高品質なZnOエピ
タキシャル膜が形成され得る。以下の実施例では、RF
マグネトロンスパッタリング法を用いてZnO膜をエピ
タキシャル成長させる方法を説明するが、上述した他の
方法を用いてもよい。
【0011】本実施例では、図3に略図的に示すRFマ
グネトロンスパッタ装置1を用いた。RFマグネトロン
スパッタ装置1では、高周波電源3にZnターゲット2
が接続されている。Znターゲット2の下方にはマグネ
ット5が配置される。Znターゲット2に対向するよう
に、R面サファイア基板6が配置される。また、スパッ
タリング容器7には、Ar+O2混合ガスが導入され
る。なお、ポンプにより容器7内のガスは強制排気され
る。
グネトロンスパッタ装置1を用いた。RFマグネトロン
スパッタ装置1では、高周波電源3にZnターゲット2
が接続されている。Znターゲット2の下方にはマグネ
ット5が配置される。Znターゲット2に対向するよう
に、R面サファイア基板6が配置される。また、スパッ
タリング容器7には、Ar+O2混合ガスが導入され
る。なお、ポンプにより容器7内のガスは強制排気され
る。
【0012】RFマグネトロンスパッタに際しては、タ
ーゲット2がArイオンで叩かれ、ターゲット2からZ
n粒子が生み出される。飛び出したZn粒子が酸素ガス
と反応し、ZnOが生成され、R面サファイア基板6上
に堆積される。
ーゲット2がArイオンで叩かれ、ターゲット2からZ
n粒子が生み出される。飛び出したZn粒子が酸素ガス
と反応し、ZnOが生成され、R面サファイア基板6上
に堆積される。
【0013】上記スパッタリングに際し、RFパワー、
排気コンダクタンス、ガス圧及び基板温度などのスパッ
タ条件を選ぶことにより、図1に示すように、ZnO膜
8がR面サファイア基板6上でエピタキシャル成長され
る。この場合のエピタキシャル成長は、R面サファイア
基板6が(0,1,バー1,2)結晶面が基板表面に平
行であるR面サファイアの場合、(0,1,バー1,
2)結晶面に平行となるようにZnO膜8の(1,1,
バー2,0)結晶面が位置するようにZnO膜がエピタ
キシャル成長される。
排気コンダクタンス、ガス圧及び基板温度などのスパッ
タ条件を選ぶことにより、図1に示すように、ZnO膜
8がR面サファイア基板6上でエピタキシャル成長され
る。この場合のエピタキシャル成長は、R面サファイア
基板6が(0,1,バー1,2)結晶面が基板表面に平
行であるR面サファイアの場合、(0,1,バー1,
2)結晶面に平行となるようにZnO膜8の(1,1,
バー2,0)結晶面が位置するようにZnO膜がエピタ
キシャル成長される。
【0014】この場合、図1に示すような、ZnOとR
面サファイア基板6は次のような関係を満たす。(1,
1,バー2,0)ZnO//(0,1,バー1,2)α
−Al2O3、〔0001〕ZnO//〔0,バー1,
1,1〕α−Al2O3なお、α−Al2O3はサファイア
を示す。
面サファイア基板6は次のような関係を満たす。(1,
1,バー2,0)ZnO//(0,1,バー1,2)α
−Al2O3、〔0001〕ZnO//〔0,バー1,
1,1〕α−Al2O3なお、α−Al2O3はサファイア
を示す。
【0015】ZnOをR面サファイア基板6上でエピタ
キシャル成長させるためのスパッタ条件には、ある程度
の幅が存在する。しかしながら、上記のようにして得ら
れたZnO膜を光学顕微鏡で観察すると、しばしばZn
O膜中にクラックの生じることが認められた。
キシャル成長させるためのスパッタ条件には、ある程度
の幅が存在する。しかしながら、上記のようにして得ら
れたZnO膜を光学顕微鏡で観察すると、しばしばZn
O膜中にクラックの生じることが認められた。
【0016】本願発明者は、スパッタ条件を変化させて
得られた各種ZnO膜について、X線回折を用いた結晶
性の分析を行い、かつ光学顕微鏡を用いクラック発生状
況を観察した。結果を下記の表1に示す。
得られた各種ZnO膜について、X線回折を用いた結晶
性の分析を行い、かつ光学顕微鏡を用いクラック発生状
況を観察した。結果を下記の表1に示す。
【0017】なお、下記の表1で示されている積分幅
は、以下の意味内容を示す。図4は、ZnOの(1,
1,バー2,0)面のX線回折ピークの一例を示す。図
4の横軸は回折角度を示す2θであり、縦軸は回折ピー
クの強度を示す。この回折ピークの高さが高く、かつ鋭
い程、結晶性が良好であることを示す。ピークの鋭さを
現すものとして、積分幅が用いられている。積分幅と
は、図4の右側に示すように、回折ピークと高さが同じ
であり、かつピークの面積とを同じ面積の矩形の領域A
を想定した場合、該矩形の領域Aの幅で表わされてい
る。
は、以下の意味内容を示す。図4は、ZnOの(1,
1,バー2,0)面のX線回折ピークの一例を示す。図
4の横軸は回折角度を示す2θであり、縦軸は回折ピー
クの強度を示す。この回折ピークの高さが高く、かつ鋭
い程、結晶性が良好であることを示す。ピークの鋭さを
現すものとして、積分幅が用いられている。積分幅と
は、図4の右側に示すように、回折ピークと高さが同じ
であり、かつピークの面積とを同じ面積の矩形の領域A
を想定した場合、該矩形の領域Aの幅で表わされてい
る。
【0018】回折ピークが鋭ければ鋭い程、上記積分幅
の値が小さくなる。すなわち、積分幅が小さい程、結晶
性が優れていることを示す。また、下記の表1では、X
線回折により測定されたZnOの(1,1,バー2,
0)結晶面における面間隔dも示されている。
の値が小さくなる。すなわち、積分幅が小さい程、結晶
性が優れていることを示す。また、下記の表1では、X
線回折により測定されたZnOの(1,1,バー2,
0)結晶面における面間隔dも示されている。
【0019】
【表1】
【0020】また、表1の結果におけるZnO膜の
(1,1,バー2,0)結晶面間隔dと、積分幅及びク
ラックの発生状況の関係を図2に示す。基板上にエピタ
キシャル膜が形成されている構造では、基板とエピタキ
シャル膜の材料が異なる場合には、両者の結晶の格子定
数のミスマッチングにより、また、高温で成膜される場
合には両者の熱膨張係数の差などにより、エピタキシャ
ル膜に応力が発生する。成膜後にこの応力が残ると、エ
ピタキシャル膜の結晶面間隔は、応力がない場合に比べ
て変化する。この変化の大きさは、応力の大きさ、及び
応力の種類すなわち引っ張り応力か圧縮応力かにより異
なる。応力が大きい程、結晶面間隔は、応力がない場合
の結晶面間隔から大きくずれることになる。また、応力
がある値より大きくなると、エピタキシャル膜は応力に
耐えきれず、該応力を緩和するためにクラックが発生す
る。すなわち、エピタキシャル膜においてクラックが発
生するのは上記のようなエピタキシャル膜における残留
応力に起因するものと考えられる。
(1,1,バー2,0)結晶面間隔dと、積分幅及びク
ラックの発生状況の関係を図2に示す。基板上にエピタ
キシャル膜が形成されている構造では、基板とエピタキ
シャル膜の材料が異なる場合には、両者の結晶の格子定
数のミスマッチングにより、また、高温で成膜される場
合には両者の熱膨張係数の差などにより、エピタキシャ
ル膜に応力が発生する。成膜後にこの応力が残ると、エ
ピタキシャル膜の結晶面間隔は、応力がない場合に比べ
て変化する。この変化の大きさは、応力の大きさ、及び
応力の種類すなわち引っ張り応力か圧縮応力かにより異
なる。応力が大きい程、結晶面間隔は、応力がない場合
の結晶面間隔から大きくずれることになる。また、応力
がある値より大きくなると、エピタキシャル膜は応力に
耐えきれず、該応力を緩和するためにクラックが発生す
る。すなわち、エピタキシャル膜においてクラックが発
生するのは上記のようなエピタキシャル膜における残留
応力に起因するものと考えられる。
【0021】図2から明らかなように、R面サファイア
基板上に(1,1,バー2,0)ZnO膜をエピタキシ
ャル成長させた場合、応力による歪みがない場合の
(1,1,バー2,0)面の面間隔は1.6247オン
グストロームである。面間隔が1.6247オングスト
ロームからずれると、結晶性が低下し、すなわちX線回
折ピークの積分幅が大きくなる。なお、ZnOの面間隔
は、ZnOのバルク状態の面間隔である1.6247オ
ングストロームのときが最も圧電特性が良く、この面間
隔から離れるに従ってZnOの圧電特性が悪くなる。ま
た、一般にサファイア基板上にZnOエピタキシャル膜
を形成すると、サファイア基板のAl原子の間隔がZn
原子の間隔より狭いために、ZnO面間隔が広がるよう
に形成され、ZnO面間隔が1.630オングストロー
ムに形成されることが文献等で報告されている。このた
め、本発明においては表1に示す成膜条件を行うことに
より、(1,1,バー2,0)ZnOエピタキシャル膜
1.627オングストロームより大きくならないように
形成するようにすることで、ZnOの圧電特性をZnO
のバルク状態の圧電特性と同程度に保っている。また、
面間隔1.623オングストロームよりも小さくなる
と、ZnO膜中にクラックが生じやすく、かつZnOの
圧電特性もバルク状態の圧電特性から離れて好ましくな
くなることがわかる。
基板上に(1,1,バー2,0)ZnO膜をエピタキシ
ャル成長させた場合、応力による歪みがない場合の
(1,1,バー2,0)面の面間隔は1.6247オン
グストロームである。面間隔が1.6247オングスト
ロームからずれると、結晶性が低下し、すなわちX線回
折ピークの積分幅が大きくなる。なお、ZnOの面間隔
は、ZnOのバルク状態の面間隔である1.6247オ
ングストロームのときが最も圧電特性が良く、この面間
隔から離れるに従ってZnOの圧電特性が悪くなる。ま
た、一般にサファイア基板上にZnOエピタキシャル膜
を形成すると、サファイア基板のAl原子の間隔がZn
原子の間隔より狭いために、ZnO面間隔が広がるよう
に形成され、ZnO面間隔が1.630オングストロー
ムに形成されることが文献等で報告されている。このた
め、本発明においては表1に示す成膜条件を行うことに
より、(1,1,バー2,0)ZnOエピタキシャル膜
1.627オングストロームより大きくならないように
形成するようにすることで、ZnOの圧電特性をZnO
のバルク状態の圧電特性と同程度に保っている。また、
面間隔1.623オングストロームよりも小さくなる
と、ZnO膜中にクラックが生じやすく、かつZnOの
圧電特性もバルク状態の圧電特性から離れて好ましくな
くなることがわかる。
【0022】従って、図2の結果から明らかなように、
結晶面間隔を1.623オングストローム〜1.627
オングストロームと範囲とすることにより、結晶性に優
れ、クラックが生じない、高品質でかつ実用的なZnO
エピタキシャル膜の得られることがわかる。
結晶面間隔を1.623オングストローム〜1.627
オングストロームと範囲とすることにより、結晶性に優
れ、クラックが生じない、高品質でかつ実用的なZnO
エピタキシャル膜の得られることがわかる。
【0023】図5は、上記本発明に従って構成されたZ
nO/サファイア基板を用いたデバイスの一例としての
表面波装置を示す。図5では、表面波装置の電極構造が
模式的平面図で示されており、ZnO/サファイア基板
11上にインターデジタルトランスデューサ(IDT)
12,13が形成されて、トランスバーサル型表面波フ
ィルタが構成されている。なお、本発明において提供さ
れるZnO/サファイア基板を用いたデバイスはこのよ
うな表面波装置に限定されず、本発明のZnO/サファ
イア基板は、様々な電極構造の表面波装置や、表面波装
置以外の半導体装置または光学デバイスなどに用いられ
得る。
nO/サファイア基板を用いたデバイスの一例としての
表面波装置を示す。図5では、表面波装置の電極構造が
模式的平面図で示されており、ZnO/サファイア基板
11上にインターデジタルトランスデューサ(IDT)
12,13が形成されて、トランスバーサル型表面波フ
ィルタが構成されている。なお、本発明において提供さ
れるZnO/サファイア基板を用いたデバイスはこのよ
うな表面波装置に限定されず、本発明のZnO/サファ
イア基板は、様々な電極構造の表面波装置や、表面波装
置以外の半導体装置または光学デバイスなどに用いられ
得る。
【0024】
【発明の効果】本発明に係るZnO/サファイア基板で
は、(0,1,バー1,2)結晶面が基板表面に平行な
R面サファイア上に、(1,1,バー2,0)ZnO結
晶面が(0,1,バー1,2)結晶面に対して平行とな
るようにZnO膜がエピタキシャル成長されており、か
つ上記(1,1,バー2,0)面の面間隔dが、1.6
23〜1.627オングストロームの範囲とされている
ので、結晶性に優れ、かつクラックが生じ難いZnOエ
ピタキシャル膜が形成されているZnO/サファイア基
板を提供することができる。よって、本発明に従って構
成されたZnO/サファイア基板を用いることにより、
特性に優れ、かつ品質の安定な各種デバイスを提供する
ことが可能となる。
は、(0,1,バー1,2)結晶面が基板表面に平行な
R面サファイア上に、(1,1,バー2,0)ZnO結
晶面が(0,1,バー1,2)結晶面に対して平行とな
るようにZnO膜がエピタキシャル成長されており、か
つ上記(1,1,バー2,0)面の面間隔dが、1.6
23〜1.627オングストロームの範囲とされている
ので、結晶性に優れ、かつクラックが生じ難いZnOエ
ピタキシャル膜が形成されているZnO/サファイア基
板を提供することができる。よって、本発明に従って構
成されたZnO/サファイア基板を用いることにより、
特性に優れ、かつ品質の安定な各種デバイスを提供する
ことが可能となる。
【0025】本発明に係る製造方法では、(0,1,バ
ー1,2)結晶面が基板表面に平行であるR面サファイ
ア基板を用意した後、該R面サファイア基板上に(0,
1,バー1,2)結晶面に対してZnOの(1,1,バ
ー2,0)結晶面が平行となるように、かつ(1,1,
バー2,0)面の面間隔dが1.623〜1.627オ
ングストローム範囲となるようにZnOがエピタキシャ
ル成長されるので、結晶性に優れかつクラックが生じ難
い本発明に係るZnO/サファイア基板を提供すること
ができる。
ー1,2)結晶面が基板表面に平行であるR面サファイ
ア基板を用意した後、該R面サファイア基板上に(0,
1,バー1,2)結晶面に対してZnOの(1,1,バ
ー2,0)結晶面が平行となるように、かつ(1,1,
バー2,0)面の面間隔dが1.623〜1.627オ
ングストローム範囲となるようにZnOがエピタキシャ
ル成長されるので、結晶性に優れかつクラックが生じ難
い本発明に係るZnO/サファイア基板を提供すること
ができる。
【0026】また、本発明に係る表面波装置では、上記
ZnO/サファイア基板上に少なくとも1つのインター
デジタルトランスデューサが構成されている。従って、
ZnO膜が結晶性に優れ、該ZnO膜にクラックが生じ
難いので、特性が良好であり、かつ品質のばらつきの少
ない表面波装置を提供することができる。
ZnO/サファイア基板上に少なくとも1つのインター
デジタルトランスデューサが構成されている。従って、
ZnO膜が結晶性に優れ、該ZnO膜にクラックが生じ
難いので、特性が良好であり、かつ品質のばらつきの少
ない表面波装置を提供することができる。
【図1】本発明のZnO/サファイア基板を説明するた
めの模式的斜視図。
めの模式的斜視図。
【図2】ZnOエピタキシャル膜の(1,1,バー2,
0)結晶面の面間隔dと、X線回折ピークの積分幅と、
ZnOエピタキシャル膜に生じるクラックの有無との関
係を示す図。
0)結晶面の面間隔dと、X線回折ピークの積分幅と、
ZnOエピタキシャル膜に生じるクラックの有無との関
係を示す図。
【図3】本発明の一実施例でZnO膜を成膜するための
RFマグネトロンスパッタ装置を説明するための概略構
成図。
RFマグネトロンスパッタ装置を説明するための概略構
成図。
【図4】X線回折ピークと積分幅との関係を説明するた
めの図。
めの図。
【図5】本発明のZnO/サファイア基板を用いた表面
波装置の一例を示す斜視図。
波装置の一例を示す斜視図。
2…Znターゲット
3…RF電源
5…マグネット
6…R面サファイア基板
7…容器
8…ZnO膜
11…ZnO/R面サファイア基板
12,13…インターデジタルトランスデューサ
フロントページの続き
Fターム(参考) 4G077 AA03 BB07 DA14 ED05 ED06
HA11 SA04 SB03
4K029 AA07 BA49 BB09 CA06 DC03
DC35 DC39
5J097 AA20 FF02 HA03 KK01
Claims (3)
- 【請求項1】 (0,1,バー1,2)結晶面が基板表
面に平行であるR面サファイア上に、該(0,1,バー
1,2)結晶面に対しZnOの(1,1,バー2,0)
結晶面が平行となるようにZnO膜をエピタキシャル成
長させてなるZnO/サファイア基板であって、 前記ZnOの(1,1,バー2,0)の面間隔dが、
1.623オングストローム≦d≦1.627オングス
トロ―ムの範囲とされている、ZnO/サファイア基
板。 - 【請求項2】 請求項1に記載のZnO/サファイア基
板の製造方法であって、 (0,1,バー1,2)結晶面が基板表面に平行である
R面サファイア基板を用意する工程と、 前記R面サファイア基板上に、前記(0,1,バー1,
2)結晶面に対してZnOの(1,1,バー2,0)結
晶面が平行となるように、かつ(1,1,バー2,0)
面の面間隔dが1.623オングストローム〜1.62
7オングストロームの範囲となるようにZnOをエピタ
キシャル成長させる工程とを備える、ZnO/サファイ
ア基板の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載のZnO/サファイア基
板と、前記ZnO/サファイア基板上に形成された少な
くとも1つのインターデジタルトランスデューサとを備
える表面波装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002128757A JP2003063893A (ja) | 2001-06-15 | 2002-04-30 | ZnO/サファイア基板及びその製造方法 |
CNB02141355XA CN1276503C (zh) | 2001-06-15 | 2002-06-12 | ZnO/蓝宝石基片及其制造方法 |
US10/171,631 US6800135B2 (en) | 2001-06-15 | 2002-06-17 | ZnO/sapphire substrate and method for manufacturing the same |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-182130 | 2001-06-15 | ||
JP2001182130 | 2001-06-15 | ||
JP2002128757A JP2003063893A (ja) | 2001-06-15 | 2002-04-30 | ZnO/サファイア基板及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003063893A true JP2003063893A (ja) | 2003-03-05 |
Family
ID=26617020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002128757A Pending JP2003063893A (ja) | 2001-06-15 | 2002-04-30 | ZnO/サファイア基板及びその製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6800135B2 (ja) |
JP (1) | JP2003063893A (ja) |
CN (1) | CN1276503C (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007060465A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Seiko Epson Corp | 薄膜弾性表面波デバイス |
WO2008069028A1 (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-12 | Omron Corporation | 薄膜製造方法及び前記薄膜製造方法により製造された六方晶系圧電薄膜 |
JP2009177829A (ja) * | 2003-04-18 | 2009-08-06 | Murata Mfg Co Ltd | 弾性境界波装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103426968A (zh) * | 2012-05-14 | 2013-12-04 | 杜邦太阳能有限公司 | 增强导电氧化物层雾度的方法及透明导电氧化物透明基底 |
DE102018105290B4 (de) * | 2018-03-07 | 2022-11-17 | RF360 Europe GmbH | Schichtsystem, Herstellungsverfahren und auf dem Schichtsystem ausgebildetet SAW-Bauelement |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0111510B1 (en) * | 1982-06-22 | 1988-02-03 | Hughes Aircraft Company | Low temperature process for depositing epitaxial layers |
JP3198691B2 (ja) * | 1993-01-14 | 2001-08-13 | 株式会社村田製作所 | 酸化亜鉛圧電結晶膜 |
JP3085043B2 (ja) * | 1993-08-05 | 2000-09-04 | 株式会社村田製作所 | サファイア面上の酸化亜鉛圧電結晶膜 |
US6366389B1 (en) * | 1999-08-17 | 2002-04-02 | Michael Wraback | High contrast, ultrafast optically-addressed ultraviolet light modulator based upon optical anisotropy |
-
2002
- 2002-04-30 JP JP2002128757A patent/JP2003063893A/ja active Pending
- 2002-06-12 CN CNB02141355XA patent/CN1276503C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2002-06-17 US US10/171,631 patent/US6800135B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009177829A (ja) * | 2003-04-18 | 2009-08-06 | Murata Mfg Co Ltd | 弾性境界波装置 |
JP2007060465A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Seiko Epson Corp | 薄膜弾性表面波デバイス |
WO2008069028A1 (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-12 | Omron Corporation | 薄膜製造方法及び前記薄膜製造方法により製造された六方晶系圧電薄膜 |
JP2008133145A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-12 | Omron Corp | 薄膜製造方法及び前記薄膜製造方法により製造された六方晶系圧電薄膜 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1276503C (zh) | 2006-09-20 |
US6800135B2 (en) | 2004-10-05 |
CN1399332A (zh) | 2003-02-26 |
US20030005878A1 (en) | 2003-01-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3085043B2 (ja) | サファイア面上の酸化亜鉛圧電結晶膜 | |
EP0669412B1 (en) | Aluminim nitride thin film substrate and process for producing same | |
US9679765B2 (en) | Method of fabricating rare-earth doped piezoelectric material with various amounts of dopants and a selected C-axis orientation | |
CN1283895A (zh) | 薄膜谐振器装置及其制作方法 | |
EP1124269A2 (en) | Method for producing devices having piezoelectric films | |
US6534895B2 (en) | Surface acoustic wave device, shear bulk wave transducer, and longitudinal bulk wave transducer | |
Ansari | Single crystalline scandium aluminum nitride: An emerging material for 5G acoustic filters | |
JP2001524296A (ja) | Zn▲下(1−X)▼Y▲下X▼O圧電体層デバイスを使用する表面弾性波デバイス及びバルク音波デバイス | |
EP1174525B1 (en) | Thin film, method for manufacturing thin film, and electronic component | |
Kadota et al. | Properties of LiNbO3 thin film deposited by chemical vapor deposition and frequency characteristics of film bulk acoustic wave resonator | |
Bogner et al. | Impact of high sc content on crystal morphology and RF performance of sputtered Al 1-x Sc x N SMR BAW | |
JP3829644B2 (ja) | 表面波装置、横波トランスデューサー及び縦波トランスデューサーの製造方法 | |
WO2022053038A1 (zh) | AlN单晶薄膜生长方法及具有该薄膜的声表面波谐振器 | |
CN107508571A (zh) | 一种压电谐振器的制备方法和压电谐振器 | |
CN114497348A (zh) | 压电材料及其制作方法、声表面波谐振器及电子器件 | |
JP2003063893A (ja) | ZnO/サファイア基板及びその製造方法 | |
JP2020196948A (ja) | 堆積方法 | |
US20230059734A1 (en) | Piezoelectric film and resonator | |
Suzuki et al. | Electromechanical Coupling Coefficient k t 2 of Cr doped AlN Films Grown by Sputtering Deposition | |
US20220368302A1 (en) | Epitaxial growth of aluminum on aluminum-nitride compounds | |
Shih et al. | Growth of c-axis-oriented LiNbO3 films on ZnO/SiO2/Si substrate by pulsed laser deposition for surface acoustic wave applications | |
Yoshino et al. | Zinc oxide piezoelectric thin films for bulk acoustic wave resonators | |
JPH07237998A (ja) | 窒化アルミニウム薄膜基板および製造法 | |
Iriarte | Structural characterization of highly textured AlN thin films grown on titanium | |
JP3852783B1 (ja) | 水晶エピタキシャル基板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060714 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060725 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061212 |