JP2003063888A - 有機肥料製造装置 - Google Patents

有機肥料製造装置

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JP2003063888A
JP2003063888A JP2001258878A JP2001258878A JP2003063888A JP 2003063888 A JP2003063888 A JP 2003063888A JP 2001258878 A JP2001258878 A JP 2001258878A JP 2001258878 A JP2001258878 A JP 2001258878A JP 2003063888 A JP2003063888 A JP 2003063888A
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JP
Japan
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blade
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organic fertilizer
upstream
screw
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JP2001258878A
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English (en)
Inventor
Saburo Yanagisawa
三郎 柳澤
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Kyowa Industrial Co Ltd
Kowa Sangyo KK
Original Assignee
Kyowa Industrial Co Ltd
Kowa Sangyo KK
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/40Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 戻し堆肥を用いることなく、1回の処理で完
全に堆肥化された有機肥料を製造できるようにする。 【解決手段】 第1処理槽2のケース本体6内に、回転
可能に駆動軸9を取付ける。この駆動軸9の上流端にス
クリュー13を取付け、また駆動軸9の下流端に、平羽
根14およびテーパ体15を取付ける。スクリュー13
と平羽根14との間に翼体16を取付ける。翼体16
は、周方向に4枚を一組として設け、この組を軸方向に
20列配置する。上流端から12列目までは、3列目,
6列目,9列目,12列目を除き、上流側順羽根16a
のみで構成する。3列目,6列目,9列目,12列目
は、2枚の上流側順羽根16aと2枚の逆羽根16bと
で構成する。13列目以降は、下流側順羽根16cのみ
で構成する。順羽根と逆羽根とを混在させることで、均
質な混練処理物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鶏糞,牛糞等の畜
産排泄物,および藁,草,籾殻,木材チップ等の粗大有
機物の混合物等の腐敗性廃棄物を、短期間で堆肥化する
ための有機肥料製造装置に係り、特に戻し堆肥を行なう
ことなく1回の処理で有機肥料を製造することができる
有機肥料製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば特開平2−16787
8号公報に示されているように、加圧下で原料の攪拌,
切断,混練を行なうとともに、原料を昇温させて混練処
理物を製造する第1処理槽と;第1処理槽の下流端に開
閉ゲートを介して接続され、第1処理槽からの混練処理
物を空気に晒して有機肥料を製造する第2処理槽と;を
具備する有機肥料製造装置は一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の有機肥料製
造装置においては、上流端の第1スクリューで原料を下
流側に圧送するとともに、下流端の第2スクリューで原
料を上流側に押し戻し、これら両スクリューの間に位置
する回転歯を回転させて、原料の切断,混練を行なうよ
うにしているため、原料の加圧,攪拌,混練および昇温
が不充分で、安定した均質な混練処理物を得ることがで
きず、完全に堆肥化されていない有機肥料が第2処理槽
から排出されるという問題がある。
【0004】そこで従来は、第2処理槽から排出され、
長期間堆積した有機肥料のうちの40%程度を、原料と
ともに再度第1処理槽に戻す,いわゆる戻し堆肥によっ
て完全な堆肥化を図っているが、この方法の場合には、
有機肥料の製造効率が極端に低下するとともに、原料の
種類によっては、戻し堆肥を用いた処理を行なっても完
全に堆肥化されないという問題がある。
【0005】また、従来の有機肥料製造装置において
は、第1スクリューをケース本体の筒内に長い寸法で挿
入し、この第1スクリューで原料を圧送する方法を採っ
ているが、この方法の場合、流動性の悪い原料を用いた
際には、原料が第1スクリューに固着して共回りが生
じ、原料を下流側に送ることができないという問題もあ
る。
【0006】本発明は、かかる現況に鑑みなされたもの
で、第1処理槽内で、原料の加圧,攪拌,切断,混練お
よび昇温を充分に行なって、安定した均質な混練処理物
を得ることができ、結果として、1回の処理で完全に堆
肥化された有機肥料を得ることができ、戻し堆肥の必要
が全くない有機肥料製造装置を提供することを目的とす
る。
【0007】本発明の他の目的は、原料の軸方向の混練
効率をより向上させることができる有機肥料製造装置を
提供するにある。
【0008】本発明の他の目的は、原料の切断効率をよ
り向上させることができる有機肥料製造装置を提供する
にある。
【0009】本発明の他の目的は、どのような原料であ
っても、原料の送りをスムースにして、混練処理物を安
定して第2処理槽に排出することができる有機肥料製造
装置を提供するにある。
【0010】本発明の他の目的は、原料投入口からケー
ス本体内に投入された原料を、安定して翼体に受け渡す
ことができる有機肥料製造装置を提供するにある。
【0011】本発明の他の目的は、原料の翼体への受け
渡しを、より確実に行なうことができる有機肥料製造装
置を提供するにある。
【0012】本発明の他の目的は、翼体からの混練処理
物を、確実に排出口から排出することができる有機肥料
製造装置を提供するにある。
【0013】本発明の他の目的は、原料の共回りを確実
に防止して、ケース本体内での詰まりを防止することが
でき、また混練処理物の排出口からの排出効率も向上さ
せることができる有機肥料製造装置を提供するにある。
【0014】本発明のさらに他の目的は、スクリューか
ら翼体への原料の受け渡しを、より確実に行なうことが
できる有機肥料製造装置を提供するにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、加圧下で原料の攪拌,切断,混練を行なうと
ともに、原料を昇温させて混練処理物を製造する第1処
理槽と;第1処理槽の下流端に開閉ゲートを介して接続
され、第1処理槽からの混練処理物を空気に晒して有機
肥料を製造する第2処理槽と;を具備する有機肥料製造
装置において、前記第1処理槽を、上流端に原料投入口
を有するとともに下流端に排出口を有する筒状のケース
本体と;ケース本体内に配した駆動軸に取付けられて回
転駆動される混練処理物生成機構と;ケース本体に取付
けられて先端がケース本体内に突出し、混練処理生成機
構の回転に伴なう原料の共回りを防止する複数の分割体
と;で構成するとともに、前記混練処理物生成機構を、
前記駆動軸の周方向および軸方向に間隔を置いて取付け
られた複数の翼体で構成し、この翼体を、回転に伴ない
原料を下流側に送る順羽根と、回転に伴ない原料を上流
側に押し戻す逆羽根とを混在させて構成するようにした
ことを特徴とする。そして、順羽根と逆羽根とを同一領
域内に混在させることで、原料を周方向のみならず、軸
方向にも攪拌,混練させることが可能となり、原料の組
成,性状等が軸方向にバラ付いている場合であっても、
これを解消して均質な混練処理物を得ることが可能とな
る。このため、1回の処理で完全に堆肥化された有機肥
料が得られ、戻し堆肥の必要は全くない。
【0016】本発明はまた、逆羽根を、翼体設置領域内
における上流側の領域に設けるようにしたことを特徴と
する。そしてこれにより、原料を初期の段階で軸方向に
混練することが可能となり、軸方向の混練効率を向上さ
せて、より安定した混練処理物を得ることが可能とな
る。
【0017】本発明はまた、順羽根のみが設置されてい
る下流側領域内の順羽根の羽根幅を、順羽根と逆羽根と
が混在する上流側領域内の順羽根および逆羽根に比較し
て広く設定するようにしたことを特徴とする。そしてこ
れにより、原料の切断効率を向上させて、木目の細かい
混練処理物を得ることが可能となる。
【0018】本発明はまた、順羽根のみが設置されてい
る下流側領域内の順羽根の原料送り角度を、順羽根と逆
羽根とが混在する上流側領域内の順羽根および逆羽根に
比較して大きく設定するようにしたことを特徴とする。
そしてこれにより、ケース本体下流側の原料の送りが速
くなり、どのような原料であっても、原料の送りをスム
ースにして、混練処理物を安定して第2処理槽に排出す
ることが可能となる。
【0019】本発明はまた、混練処理物生成機構におけ
る翼体上流側の原料投入口に対応する部位に、原料投入
口からの原料を翼体に受け渡すスクリューを設け、この
スクリューの下流端を、1ピッチ以下の長さだけケース
本体の筒内に挿入配置するようにしたことを特徴とす
る。そしてこれにより、原料投入口から投入された原料
を、安定して翼体に受け渡すことが可能となる。
【0020】本発明はまた、ケース本体の筒内へのスク
リュー挿入寸法を、100mm以下とするようにしたこ
とを特徴する。そしてこれにより、どのような原料であ
っても、翼体への受け渡しを、より確実に行なうことが
可能となる。
【0021】本発明はまた、混練処理物生成機構におけ
る翼体下流側の排出口に対応する部位に、翼体からの混
練処理物を排出口に押し出す平羽根を設けるようにした
ことを特徴とする。そしてこれにより、翼体からの混練
処理物を、確実に排出口から排出することが可能とな
る。
【0022】本発明はまた、分割体を、翼体の上流側位
置からケース本体の下流端までの領域内に、分散して設
けるようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、
原料の共回りを確実に防止して、ケース本体内での詰ま
りを防止することが可能となり、また混練処理物の排出
口からの排出効率も向上させることが可能となる。
【0023】本発明はさらに、上流端の分割体を、上流
端の翼体とスクリューの下流端との間のほぼ中央部に位
置させるようにしたことを特徴とする。そしてこれによ
り、スクリューで下流側に送られてきた原料を、より確
実に翼体に受け渡すことが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の実施の一形態に係る有機肥料
製造装置を示すもので、この有機肥料製造装置1は、混
練処理物を製造する横置き筒状の第1処理槽2と、この
第1処理槽2と平行に配された短筒状の第2処理槽3と
を備えており、前記第1処理槽2の下流端と前記第2処
理槽3の上流端とは、開閉ゲート5を有する連通部4を
介して相互に連通されている。そして、前記第1処理槽
2で製造された混練処理物は、連通部4を介して第2処
理槽3に送られ、ここで有機肥料が製造されるようにな
っている。
【0025】前記第1処理槽2は、図1ないし図3に示
すように、上流端に原料投入口7を有するとともに、下
流端に排出口8を有する円筒容器状のケース本体6を備
えており、このケース本体6の軸心部には、軸方向に通
して駆動軸9が回転可能に配設され、減速機付きモータ
10により回転駆動されるようになっている。
【0026】この駆動軸9には、図2に示すように、こ
の駆動軸9とともに回転する混練処理物生成機構11が
取付けられており、一方前記ケース本体6には、混練処
理物生成機構11の回転に伴なう原料の共回りを防止す
るととも、混練処理物生成機構11と協働して原料切断
を行なうための例えばピン状の複数の分割体12が取付
けられている。
【0027】前記混練処理物生成機構11は、図2に示
すように、原料投入口7に対応する上流端に配したスク
リュー13と、排出口8に対応する下流端に配した平羽
根14およびテーパ体15とを備えており、スクリュー
13と平羽根14との間には、平板状をなす多数の翼体
16が配設されている。
【0028】前記スクリュー13は、前述のように原料
投入口7に対応する部位に設けられ、原料投入口7から
投入された原料(図示せず)を前記翼体16に受け渡す
ようになっており、このスクリュー13の下流端は、図
4に示すように、1ピッチ以下の長さだけ,より好まし
くは1/4ピッチ程度の長さだけ、ケース本体6の筒内
に挿入されており、その挿入長さLは、100mm以下
に設定されている。そしてこれにより、流動性の悪い原
料の場合であっても、原料がスクリュー13に固着して
共回りが生じ、原料を翼体16に受け渡すことができな
いといった不具合を解消できるようになっている。な
お、これについては後に詳述する。
【0029】また、前記テーパ体15は、図2に示すよ
うに、その外周面が下流側に向かって次第に拡径する截
頭円錐状に形成されており、このテーパ体15は、前記
駆動軸9の下流端に固設され、翼体16側から送られて
くる混練処理物(図示せず)を、外径側に案内するよう
になっている。
【0030】また、前記平羽根14は、図2および図3
に示すように、板面を駆動軸9の軸線に直交する方向に
向けた平板で形成されており、この平羽根14は、例え
ば周方向に4枚を一組として設けられ、この組が駆動軸
9の軸方向に間隔を置いて例えば3列配されている。こ
の3列の平羽根14のうち、2列は駆動軸9上に位置し
ているが、下流端の一列はテーパ体15上に位置してい
る。そして、このテーパ体15により外径側に案内され
た混練処理物は、平羽根14の回転により排出口8に排
出されるようになっている。
【0031】また、前記翼体16は、図2に示すよう
に、例えば周方向に4枚を一組として設けられ、この組
が駆動軸9の軸方向に一定間隔で例えば20列配されて
いる。そして、上流側から12列目までの組において、
3列目,6列目,9列目および12列目の組は、順送り
用の2枚の上流側順羽根16aと、逆送り用の2枚の逆
羽根16bとで構成され、他の組は、4枚とも上流側順
羽根16aのみで構成されている。
【0032】前記3列目,6列目,9列目および12列
目の組における各2枚の逆羽根16bは、径方向に対向
して(位置を180度ずらして)設けられ、かつ3列目
および9列目の逆羽根16bと、6列目および12列目
の逆羽根16bとは、設置位置が軸廻りに90度ずれて
いる。
【0033】一方、上流側から13列目以降の組は、図
2に示すように、4枚とも下流側順羽根16cのみで構
成されており、これら各下流側順羽根16cと、前記各
上流側順羽根16aおよび逆羽根16bとは、その原料
送り角度および羽根幅が相互に異なる値に設定されてい
る。
【0034】すなわち、前記上流側順羽根16aの原料
送り角度θ1は、図5に示すように、例えば20度に設
定されており、その羽根幅W1は、例えば90mmに設
定されている。また前記逆羽根16bの原料送り角度θ
2は、原料送り角度θ1と方向は逆であるが同一値の2
0度に設定されており、その羽根幅W2も、羽根幅W1
と同一値の90mmに設定されている。
【0035】これに対して、前記下流側順羽根16c
は、図5に示すように、その原料送り角度θ3が、前記
両原料送り角度θ1,θ2よりも大きな値の例えば35
度に設定されており、また羽根幅W3も、前記両羽根幅
W1,W2よりも大きな値の例えば100mmに設定さ
れている。そして、下流側順羽根16cの原料送り角度
θ3を、両原料送り角度θ1,θ2よりも大きな値とす
ることにより、上流側領域よりも下流側領域での原料送
りが速くなり、どのような原料であっても原料の送りを
スムースにし、混練処理物を安定して第2処理槽3に排
出することができるようになっているとともに、下流側
順羽根16cの羽根幅W3を、両羽根幅W1,W2より
も大きな値とすることにより、原料の切断効率が向上
し、より微細化された混練処理物を得ることができるよ
うになっている。なお、これらについては後に詳述す
る。
【0036】前記各分割体12は、図1および図2に示
すように、ケース本体6の周壁からケース本体6内部に
向けて、合計23本突設されており、これら各分割体1
2は、前記1列目の翼体16の上流側から前記テーパ体
15の上流側までの領域において、各翼体16間,翼体
16と平羽根14との間,および各平羽根14間に位置
している。そして、これら各分割体12により、翼体1
6および平羽根14の回転に伴なう原料あるいは混練処
理物の共回りを防止し、原料のケース本体6内での詰ま
りを防止することができるとともに、混練処理物の排出
口8からの排出効率を向上させることができるようにな
っている。
【0037】一方、前記第2処理槽3は、図1,図3お
よび図6に示すように、前記第1処理槽2の排出口8に
対向する上流端に受入口18を有するとともに、下流端
に排出口19を有する短円筒容器状のケース本体17を
備えており、このケース本体17の軸心部には、軸方向
に通して駆動軸20が回転可能に配設され、減速機付き
モータ21により回転駆動されるようになっている。
【0038】この駆動軸20には、図6に示すように、
周方向および軸方向に間隔を置いて複数の爪体22が設
けられているとともに、その下流側には、排出羽根23
が設けられている。そして、前記爪体22は、ケース本
体17内で回転して混練処理物の固まりを解すとともに
粉砕を行ない、かつ排出口19からケース本体17内に
流入してきた空気と混練処理物とを、積極的に接触させ
る機能を有しており、また前記排出羽根23は、製造さ
れた有機肥料を、排出口19から排出する機能を有して
いる。
【0039】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。家畜糞尿,生ごみ等の腐敗性廃棄物は、所定の水分
量に調整された後、原料として第1処理槽2のケース本
体6内に、その原料投入口7から投入される。
【0040】原料投入口7から投入された原料は、まず
原料投入口7直下のスクリュー13により下流側に送ら
れ、その後翼体16に受け渡される。
【0041】ところで、スクリュー13の下流端は、図
4に示すように、1ピッチ以下の長さだけ、より好まし
くは1/4ピッチ程度の長さだけ、ケース本体6の筒内
に挿入されており、その挿入長さLは、100mm以下
に設定されている。
【0042】ここで、スクリュー13の下流端を、ケー
ス本体6の筒内に挿入しない場合には、原料投入口7の
存在でケース本体6が大気開放された状態となっている
ので、スクリュー13を回転させても、原料をケース本
体6の筒内に送り込むことはできない。このため、スク
リュー13の下流端は、ケース本体6の筒内に挿入する
必要がある。
【0043】ところが、スクリュー13の下流端を、ケ
ース本体6の筒内に長寸法で挿入した場合には、流動性
の悪い原料を用いた際に、原料がスクリュー13に固着
して共回りが生じ、原料を下流側に送ることができなく
なってしまう。このため、スクリュー13の下流端のケ
ース本体6における筒内への挿入量は、少ない方が好ま
しい。
【0044】そこで、本実施の形態においては、スクリ
ュー13の下流端を、1ピッチ以下の長さだけ,より好
ましくは1/4ピッチ程度の長さだけ、ケース本体6の
筒内に挿入するようにしている。これにより、流動性の
悪い原料を用いた場合であっても、原料がスクリュー1
3に固着して共回りが生じ、原料を下流側に送ることが
できなくなるといった不具合が解消される。また、万一
スクリュー13に原料が固着した場合であっても、ケー
ス本体6の筒内へのスクリュー13の挿入量が1ピッチ
以下の長さで短いので、上流端の分割体12(スクリュ
ー13と翼体16との間に位置する分割体12)によっ
て、原料がスクリュー13から剥されてスクリュー13
から離脱し、確実に翼体16に受け渡される。なお、挿
入長さLの100mm以下という数値は、ケース本体6
の内径には関係なく一定であることが、本発明者等の実
験により確認されている。
【0045】ところで、スクリュー13の下流端と上流
端の翼体16との間の間隔は、所定の寸法,例えば15
0mm程度に設定されているが、前記上流端の分割体1
2は、スクリュー13の下流端と上流端の翼体16との
間のほぼ中央部に位置させることが好ましいことが、本
発明者等の実験により確認されている。その理由は必ず
しも明らかではないが、上流端の分割体12を、スクリ
ュー13側に寄せ過ぎると、原料のスクリュー13から
の剥し効果は向上するが、原料の翼体16への受け渡し
効果が低下し、逆に上流端の分割体12を、翼体16側
に寄せ過ぎると、原料の翼体16への受け渡し効果は充
分に得られるが、原料のスクリュー13からの剥し効果
が低下するためではないかと思われる。
【0046】翼体16に受け渡された原料は、翼体16
の大部分を構成する順羽根16a,16cにより、軸方
向に圧縮されるとともに周方向に混練されながら、全体
としては下流側に送られることになるが、翼体16の3
列目,6列目,9列目,12列目には、逆羽根16bが
設けられているので、混練されながら下流側に送られる
原料の一部は、まず3列目の逆羽根16bにより上流側
に押し戻され、この押し戻しにより原料が加圧されるこ
とになる。
【0047】ところで、この押し戻された原料の隣位位
置には、上流側順羽根16aによって下流側に送られる
原料が存在するので、両者間で原料の入れ替わりが起こ
り、原料が軸方向に混練されることになる。このため、
原料の組成・性状等が軸方向にバラ付いていても、この
軸方向の混練により均一化されることになる。
【0048】また、原料の軸方向の入れ替わりの際に、
上流側に押し戻される原料と下流側に送られる原料とが
強い力で摩擦し、その際の摩擦熱によって原料が昇温す
るとともに、原料同士の摩擦により、揉み解すようにし
て原料が切断,微細化されることになる。
【0049】このようにして、軸方向に混練され切断,
微細化された原料は、3列目の上流側順羽根16aおよ
び4列目,5列目の各上流側順羽根16aによって、周
方向に混練されながら下流側に送られ、やがた6列目に
差し掛かることになる。この6列目にも、逆羽根16b
が設けられているので、6列目に差し掛かった原料の一
部は、6列目の逆羽根16bにより上流側に押し戻さ
れ、この押し戻しにより原料が加圧されるとともに、3
列目と同様の理由により、原料の軸方向の混練および切
断,微細化がなされ、また原料が昇温することになる。
【0050】ところで、3列目の逆羽根16bと6列目
の逆羽根16bとは、その設置位置が軸廻りに90度ず
れている。このため、6列目の逆羽根16bでは、3列
目の逆羽根16bで押し戻された部分とは異なる部分の
原料が、上流側に押し戻されて軸方向に混練され、切
断,微細化されることになる。
【0051】このようにして、軸方向にも混練された原
料は、その後周方向に混練されながら下流側に送られて
9列目まで到達することになるが、この9列目にも逆羽
根16bが設けられているので、9列目まで到達した原
料の一部は、9列目の逆羽根16bにより上流側に押し
戻され、この押し戻しにより、原料が加圧されるととも
に、原料の軸方向の混練および切断,微細化がなされ、
また原料が昇温することになるるこのような加圧,混
練,微細化および昇温は、12列目でも同様に行なわれ
ることになる。
【0052】ところで、9列目の逆羽根16bは6列目
の逆羽根16bに対して、また12列目の逆羽根16b
は9列目の逆羽根16bに対して、その設置位置が、各
々軸廻りに90度ずれている。このため、9列目の逆羽
根16bでは、6列目の逆羽根16bで押し戻された部
分とは異なる部分の原料が、上流側に押し戻されて軸方
向に混練されることになり、また12列目の逆羽根16
bでは、9列目の逆羽根16bで押し戻された部分とは
異なる部分の原料が、上流側に押し戻されて軸方向に混
練されることになる。
【0053】このようにして、3列目から12列目まで
送られてきた原料は、各列の逆羽根16bで相互に異な
る部分の原料が上流側に押し戻されて軸方向に混練さ
れ、これにより、周方向はもとより軸方向にも組成,性
状等が均一な原料となり、この原料はさらに、13列目
から20列目の下流側順羽根16cにより周方向に混練
され、より均質な原料(混練処理物)となって、下流側
の平羽根14設置領域に送り出されることになる。
【0054】ところで、逆羽根16bは、前述のよう
に、12列目までの上流側領域にのみ設けられ、13列
目以降の下流側領域には設けられていないが、これは以
下の理由による。
【0055】すなわち、原料の組成,性状等の軸方向の
バラ付きは、上流側が大きく、下流側に行くに従って次
第に小さくなる。このため、より早い段階で原料を軸方
向に混練した方が、軸方向のバラ付きがより早期に解消
され、結果としてより均質な混練処理物を得ることがで
きるからである。
【0056】また、原料の大きさも、上流側が大きく、
下流側に行くに従って次第に小さくなる。このため、よ
り早い段階で原料を軸方向に混練し、原料相互の摩擦に
より原料を揉み解した方が、原料の切断,微細化効率が
よくなり、結果としてより微細な混練処理物を得ること
ができるからである。
【0057】ところで、下流側順羽根16cは、その原
料送り角度θ3および羽根幅W3が、上流側領域の各羽
根16a,16bの原料送り角度θ1,θ2および羽根
幅W1,W2よりも大きな値に設定されているが、これ
は以下の理由による。
【0058】すなわち、原料の大きさは、上流側が大き
く、下流側に行くに従って次第に小さくなる。このた
め、原料送り角度θ3の値を上流側と同一値にした場合
には、原料の送り効率が下流側で悪くなり、ケース本体
6内での原料の流れが悪くなるおそれがあるが、原料送
り角度θ3の値を大きくすることにより、原料の送りが
スムースとなり、混練処理物が安定して第2処理槽3側
に排出されるようになるからである。また、羽根幅W3
も、上流側と同一値にした場合には、原料が小さくなっ
た分だけ、後述する分割体12との間での揉み解しによ
る原料切断効率が悪くなり、結果として、混練処理物の
微細化が不充分となるおそれがあるが、羽根幅W3の値
を大きくすることにより、分割体12との間での揉み解
しによる原料切断効率が向上し、より微細な混練処理物
が得られるようになるからである。
【0059】このような翼体16が配されている領域お
よび平羽根14が配されている領域には、合計23本の
分割体12が配設されている。このため、周方向に混練
されながら下流側に送られる原料は、各羽根16a,1
6b,16cと各分割体12との間で、揉み解すように
して切断され、この際の圧縮,混練,摩擦により温度が
上昇する。このため原料は、翼体16による圧縮,混
練,加圧に伴なう温度上昇、原料相互の摩擦に伴なう温
度、および分割体12による切断,摺動摩擦に伴なう温
度上昇により、その温度が急激に上昇することになる。
【0060】ここで、悪臭の発生源である嫌気性の低温
菌は、この温度上昇により死滅あるいは不活性化する
が、バチルス属の耐熱・好気性芽胞形成細菌は、この環
境下でも生存するので、20列目の翼体16まで到達し
た原料は、悪臭の少ない完全に均質な混練処理物とな
る。
【0061】このようにして、20列目の翼体16まで
送られてきた混練処理物は、駆動軸9下流端のテーパ体
15まで送られ、このテーパ体15によって外径側に案
内される。そして、案内された混練処理物は、平羽根1
4により排出口8に排出される。この混練処理物はその
後、開閉ゲート5を有する連通部4を通り、受入口18
から大気圧下の第2処理槽3に送り込まれる。
【0062】ところで、平羽根14が配されている領域
にも、分割体12が設置されている。このため、平羽根
14に固着した混練処理物が共回りするのを、この分割
体12によって阻止することができる。そしてこれによ
り、平羽根14の回転で混練処理物が排出口8側に確実
に押し出され、混練処理物を安定して第2処理槽3側に
送り出すことができる。
【0063】第2処理槽3に送り込まれた混練処理物
は、ケース本体17内で回転する爪体22により攪拌,
粉砕されるとともに、爪体22によってケース本体17
内の上部空間に跳ね上げられ、排出口19からケース本
体17内に流入してきた空気と充分に接触することにな
る。また、爪体22の回転により、ケース本体17内の
空気が混練処理物中に巻き込まれ、これによっても、混
練処理物と空気とが充分に接触することになる。このた
め、耐熱・好気性菌が急速に増殖して悪臭の発生が大幅
に抑えられ、短時間で均質な有機肥料が製造される。製
造された有機肥料は、排出羽根23により、排出口19
から外部に排出される。
【0064】しかして、1回の処理のみにより、完全に
堆肥化された有機肥料を得ることができ、作業が大変で
製造効率を低下させる戻し堆肥の必要が全くない。すな
わち、本実施の形態においては、第1処理槽2における
処理により、極めて高温でしかも温度斑の全くない混練
処理物を得ることができ、これにより、嫌気性の低温菌
を、完全に死滅あるいは不活性化させることができる。
そして、堆肥化に有用な耐熱・好気性芽胞形成細菌は、
低温菌が僅かでも存在する環境よりも、低温菌が完全に
死滅あるいは不活性化した環境の方が急激に増殖するの
で、第2処理槽3における処理により、完全に堆肥化さ
れた有機肥料を得ることができる。
【0065】なお、前記実施の形態においては、原料投
入口7に対応する部位に、スクリュー13を配設する場
合について説明したが、このスクリュー13に代え、上
流側順羽根16aを駆動軸9の上流端まで配設するよう
にしてもよい。
【0066】ただしこの場合、ケース本体6の上端部に
は、分割ピン12を配することができないので、分割体
12は、ケース本体6の側面あるいは下面等、原料投入
口7を外した位置に設ける必要がある。
【0067】また、前記実施の形態においては、逆羽根
16bを、12列目までの上流側領域にのみ設ける場合
について説明したが、13列目以降の下流側領域にも、
逆羽根16bを設けるようにしてもよい。また、上流側
領域における各羽根16a,16bの羽根幅W1,W2
を、90mm以上の寸法にするようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、加圧下で
原料の攪拌,切断,混練を行なうとともに、原料を昇温
させて混練処理物を製造する第1処理槽と;第1処理槽
の下流端に開閉ゲートを介して接続され、第1処理槽か
らの混練処理物を空気に晒して有機肥料を製造する第2
処理槽と;を具備する有機肥料製造装置において、前記
第1処理槽を、上流端に原料投入口を有するとともに下
流端に排出口を有する筒状のケース本体と;ケース本体
内に配した駆動軸に取付けられて回転駆動される混練処
理物生成機構と;ケース本体に取付けられて先端がケー
ス本体内に突出し、混練処理生成機構の回転に伴なう原
料の共回りを防止する複数の分割体と;で構成するとと
もに、前記混練処理物生成機構を、前記駆動軸の周方向
および軸方向に間隔を置いて取付けられた複数の翼体で
構成し、この翼体を、回転に伴ない原料を下流側に送る
順羽根と、回転に伴ない原料を上流側に押し戻す逆羽根
とを混在させて構成するようにしているので、順羽根と
逆羽根とを同一領域内に混在させることで、原料を周方
向のみならず、軸方向にも攪拌,混練させることがで
き、原料の組成,性状等が軸方向にバラ付いている場合
であっても、これを解消して均質な混練処理物を得るこ
とができる。このため、1回の処理で完全に堆肥化され
た有機肥料が得られ、戻し堆肥の必要は全くない。
【0069】本発明はまた、逆羽根を、翼体設置領域内
における上流側の領域に設けるようにしているので、原
料を初期の段階で軸方向に混練することができ、軸方向
の混練効率を向上させて、より安定した混練処理物を得
ることができる。
【0070】本発明はまた、順羽根のみが設置されてい
る下流側領域内の順羽根の羽根幅を、順羽根と逆羽根と
が混在する上流側領域内の順羽根および逆羽根に比較し
て広く設定するようにしているので、原料の切断効率を
向上させて、より微細な混練処理物を得ることができ
る。
【0071】本発明はまた、順羽根のみが設置されてい
る下流側領域内の順羽根の原料送り角度を、順羽根と逆
羽根とが混在する上流側領域内の順羽根および逆羽根に
比較して大きく設定するようにしているので、ケース本
体下流側の原料の送りが速くなり、どのような原料であ
っても、原料の送りをスムースにして、混練処理物を安
定して第2処理槽に排出することができる。
【0072】本発明はまた、混練処理物生成機構におけ
る翼体上流側の原料投入口に対応する部位に、原料投入
口からの原料を翼体に受け渡すスクリューを設け、この
スクリューの下流端を、1ピッチ以下の長さだけケース
本体の筒内に挿入配置するようにしているので、原料投
入口から投入された原料を、安定して翼体に受け渡すこ
とができる。
【0073】本発明はまた、ケース本体の筒内へのスク
リュー挿入寸法を、100mm以下とするようにしてい
るので、どのような原料であっても、翼体への受け渡し
を、より確実に行なうことができる。
【0074】本発明はまた、混練処理物生成機構におけ
る翼体下流側の排出口に対応する部位に、翼体からの混
練処理物を排出口に押し出す平羽根を設けるようにして
いるので、翼体からの混練処理物を、確実に排出するこ
とができる。
【0075】本発明はまた、分割体を、翼体の上流側位
置からケース本体の下流端までの領域内に、分散して設
けるようにしているので、原料の共回りを確実に防止し
て、ケース本体内での詰まりを防止することができ、ま
た混練処理物の排出口からの排出効率も向上させること
ができる。
【0076】本発明はさらに、上流端の分割体を、上流
端の翼体とスクリューの下流端との間のほぼ中央部に位
置させるようにしているので、スクリューで下流側に送
られてきた原料を、より確実に翼体に受け渡すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る有機肥料製造装置
を示す平面構成図である。
【図2】第1処理槽の内部構造を示す断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】スクリュー下流端の詳細を示す説明図である。
【図5】翼体における各羽根の原料送り角度および羽根
幅を示す説明図である。
【図6】第2処理槽の内部構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 有機肥料製造装置 2 第1処理槽 3 第2処理槽 4 連通部 5 開閉ゲート 6,17 ケース本体 7 原料投入口 8,19 排出口 9,20 駆動軸 10,21 減速機付きモータ 11 混練処理物生成機構 12 分割体 13 スクリュー 14 平羽根 15 テーパ体 16 翼体 16a 上流側順羽根 16b 逆羽根 16c 下流側順羽根 18 受入口 22 爪体 23 排出羽根 L 挿入長さ θ1,θ2,θ3 原料送り角度 W1,W2,W3 羽根幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B09B 3/00 B09B 3/00 ZABA ZAB Z Fターム(参考) 4D004 AA01 AA12 AC04 BA04 CA04 CA15 CA19 CB04 CB28 4G035 AB48 AE13 4G037 AA05 AA13 EA03 4G078 AA30 AB20 BA01 BA09 CA01 CA08 CA12 CA17 DA01 DA28 EA08 EA10 EA15 4H061 AA03 CC36 CC38 CC41 EE03 FF06 GG13 GG16 GG18 GG42 GG43 GG49 GG68 GG69

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧下で原料の攪拌,切断,混練を行な
    うとともに、原料を昇温させて混練処理物を製造する第
    1処理槽と;第1処理槽の下流端に開閉ゲートを介して
    接続され、第1処理槽からの混練処理物を空気に晒して
    有機肥料を製造する第2処理槽と;を具備する有機肥料
    製造装置において、前記第1処理槽は、上流端に原料投
    入口を有するとともに下流端に排出口を有する筒状のケ
    ース本体と;ケース本体内に配した駆動軸に取付けられ
    て回転駆動される混練処理物生成機構と;ケース本体に
    取付けられて先端がケース本体内に突出し、混練処理生
    成機構の回転に伴なう原料の共回りを防止する複数の分
    割体と;を備え、前記混練処理物生成機構は、前記駆動
    軸の周方向および軸方向に間隔を置いて取付けられた複
    数の翼体を有し、この翼体は、回転に伴ない原料を下流
    側に送る順羽根と、回転に伴ない原料を上流側に押し戻
    す逆羽根とを混在させて構成されていることを特徴とす
    る有機肥料製造装置。
  2. 【請求項2】 逆羽根は、翼体設置領域内における上流
    側の領域に設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の有機肥料製造装置。
  3. 【請求項3】 順羽根のみが設置されている下流側領域
    内の順羽根は、順羽根と逆羽根とが混在する上流側領域
    内の順羽根および逆羽根に比較して、その羽根幅が広く
    設定されていることを特徴とする請求項2記載の有機肥
    料製造装置。
  4. 【請求項4】 順羽根のみが設置されている下流側領域
    内の順羽根は、順羽根と逆羽根とが混在する上流側領域
    内の順羽根および逆羽根に比較して、その原料送り角度
    が大きく設定されていることを特徴とする請求項2また
    は3記載の有機肥料製造装置。
  5. 【請求項5】 混練処理物生成機構は、翼体上流側の原
    料投入口に対応する部位に、原料投入口からの原料を翼
    体に受け渡すスクリューを備え、スクリューは、その下
    流端が1ピッチ以下の長さだけケース本体の筒内に挿入
    配置されていることを特徴とする請求項1,2,3また
    は4記載の有機肥料製造装置。
  6. 【請求項6】 ケース本体の筒内へのスクリュー挿入寸
    法は、100mm以下であることを特徴とする請求項5
    記載の有機肥料製造装置。
  7. 【請求項7】 混練処理物生成機構は、翼体下流側の排
    出口に対応する部位に、翼体からの混練処理物を排出口
    に押し出す平羽根を備えていることを特徴とする請求項
    1,2,3,4,5または6記載の有機肥料製造装置。
  8. 【請求項8】 分割体は、翼体の上流側位置からケース
    本体の下流端までの領域内に分散して設けられているこ
    とを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6または7
    記載の有機肥料製造装置。
  9. 【請求項9】 上流端の分割体は、上流端の翼体とスク
    リューの下流端との間のほぼ中央部に位置していること
    を特徴とする請求項8記載の有機肥料製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019077177A (ja) * 2017-10-20 2019-05-23 株式会社関商店 軟質ウレタン廃材の処理方法、固形燃料の製造方法、固形燃料及び2軸破砕機
CN113413787A (zh) * 2021-07-22 2021-09-21 江苏祥瑞药业有限公司 一种方便物料均匀混合的罗红霉素胶囊用混料装置

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