JP2003063647A - 商品収納排出装置 - Google Patents

商品収納排出装置

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JP2003063647A
JP2003063647A JP2001257941A JP2001257941A JP2003063647A JP 2003063647 A JP2003063647 A JP 2003063647A JP 2001257941 A JP2001257941 A JP 2001257941A JP 2001257941 A JP2001257941 A JP 2001257941A JP 2003063647 A JP2003063647 A JP 2003063647A
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JP
Japan
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product
products
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Application number
JP2001257941A
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English (en)
Inventor
Giichi Kuragano
義一 倉賀野
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Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排出機構32に加わるペットボトル12の荷重を
緩和し、ペットボトル12の落下時に排出機構32に加わる
衝撃力を緩和する商品収納排出装置を提供する。 【解決手段】 商品収納部27に、ペットボトル12を上下
方向に積み重ねて収納する。排出機構32により、商品収
納部27内の最下位位置に収納するペットボトル12を支持
し、商品排出時に最下位位置のペットボトル12を排出す
る。商品収納部27に収納される最下位から2番目以上の
各ペットボトル12を収納する各収納位置毎に、係止体41
を設ける。係止体41は、対応する収納位置に収納するペ
ットボトル12で押動して上側の収納位置のペットボトル
12を係止し、対応する収納位置のペットボトル12が落下
して押動を解除することで上側の収納位置のペットボト
ル12の係止を解除する。下側のペットボトル12から順次
1個ずつ落下させて排出機構32に加わる衝撃力を緩和す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品を上下方向に
積み重ねて収納するとともに最下位の商品から順に排出
する商品収納排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、缶入り飲料などの商品を
販売する自動販売機の商品収納排出装置では、商品を上
下方向に積み重ねて収納する商品収納部、およびこの商
品収納部内の最下位位置に収納する商品を支持するとと
もに商品排出時に最下位位置の商品を排出する排出機構
を備えている。
【0003】このような商品収納排出装置では、例え
ば、特開平11−283103号公報に記載されている
ように、商品として容量が350mlや大きくても50
0mlの飲料入りの円筒状の缶の場合、サーペンタイン
コラムを採用し、このサーペンタインコラム内に円筒状
の缶を千鳥状に積み上げることで荷重の分散を図り、通
常の排出機構でもサーペンタインコラム内に収納される
缶の荷重に十分に耐えられるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、商品として
容量が例えば2リットルなどの角形のペットボトルの場
合、円筒状の缶の場合に比べて、ペットボトルの面を同
じくして真上に一直線に積み重ねる方が、商品収納部に
収納されるペットボトルの姿勢が安定し、1つ1つのペ
ットボトルが商品収納部内を正常に移動できる利点があ
る。
【0005】しかし、このような構成を採ろうとした場
合、商品収納部内に収納される全てのペットボトルの荷
重が排出機構の1点に集中してしまい、通常の排出機構
だと動かなくなったり、動いたとしても最下位のペット
ボトルを排出する毎に商品収納部内の最下位から2番目
以上のペットボトルが一度に落下して排出機構に大きな
衝撃力が加わり、排出機構の故障の原因になる問題があ
る。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、商品を上下方向に積み重ねて収納する場合におい
て、排出機構に加わる商品の荷重を緩和するとともに、
最下位の商品の排出毎に最下位から2番目以上の商品が
落下するときの排出機構に加わる衝撃力を緩和し、排出
機構の動作不良を防止できる商品収納排出装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の商品収納
排出装置は、商品を上下方向に積み重ねて収納する商品
収納部と、この商品収納部内の最下位位置に収納する商
品を支持し、商品排出時に最下位位置の商品を排出する
とともに最下位から2番目の商品の最下位位置への落下
を許容する排出機構と、前記商品収納部に収納される最
下位から2番目以上の各商品を収納する各収納位置毎に
設けられ、対応する収納位置に収納される商品で押動さ
れて上側の収納位置の商品を係止するととともに、対応
する収納位置の商品が落下して押動が解除されることに
よって上側の収納位置の商品の係止を解除する複数の係
止体とを具備しているものである。
【0008】そして、この構成では、商品収納部内に商
品を上下方向に積み重ねて収納する場合において、商品
収納部に収納される最下位から2番目以上の各商品を収
納する各収納位置毎に設けた係止体により、対応する収
納位置に収納される商品で押動されて上側の収納位置の
商品を係止するとともに、対応する収納位置の商品が落
下して押動が解除されることによって上側の収納位置の
商品の係止を解除するため、商品収納状態では排出機構
に加わる商品の荷重が緩和されるとともに、最下位の商
品の排出後には下側の商品から順次1個ずつ落下して排
出機構に加わる衝撃力が緩和され、排出機構の動作不良
が防止される。
【0009】請求項2記載の商品収納排出装置は、請求
項1記載の商品収納排出装置において、係止体は、中間
部が支軸によって揺動可能に支持され、下端部に対応す
る収納位置の商品に接触して押動される作用部が設けら
れ、上端部に上側の収納位置の商品を係止する係止部が
設けられ、支軸を支点として作用部が商品収納部内に進
入するとともに係止部が商品収納部から退避する方向に
付勢する付勢手段が装着されているものである。
【0010】そして、この構成では、対応する収納位置
に商品があるとき、係止体の下端の作用部が商品で押動
されて係止体の中間の支軸を支点として揺動し、係止体
の上端の係止部が上側の収納位置の商品を係止し、ま
た、対応する収納位置の商品が落下したとき、係止体の
作用部への押動が解除され、付勢手段による付勢によっ
て係止体が支軸を支点として揺動して係止部が商品収納
部から退避し、上側の収納位置の商品の落下を許容する
ため、特別な駆動装置を必要とせず、商品との位置関係
に応じて係止体が動作される。
【0011】請求項3記載の商品収納排出装置は、商品
を上下方向に積み重ねて収納する商品収納部と、この商
品収納部内の最下位位置に収納する商品を支持し、商品
排出時に最下位位置の商品を排出するとともに最下位か
ら2番目の商品の最下位位置への落下を許容する排出機
構と、前記商品収納部内を落下する商品に落下抵抗を付
与する落下抵抗付与手段とを具備しているものである。
【0012】そして、この構成では、商品収納部内に商
品を上下方向に積み重ねて収納する場合において、落下
抵抗付与手段により商品収納部内を落下する商品に落下
抵抗を付与するため、商品収納状態では排出機構に加わ
る商品の荷重が緩和されるとともに、最下位の商品の排
出後には商品収納部内の商品が緩やかに落下して排出機
構に加わる衝撃力が緩和され、排出機構の動作不良が防
止される。
【0013】請求項4記載の商品収納排出装置は、請求
項3記載の商品収納排出装置において、落下抵抗付与手
段は、商品収納部内に進入して最下位から2番目以上の
商品に当接可能とする押え板、およびこの押え板を商品
収納部内に対して進退させる押え板駆動部を有している
ものである。
【0014】そして、この構成では、落下抵抗付与手段
の押え板駆動部により押え板を商品収納部内に進入さ
せ、この押え板を最下位から2番目以上の商品に当接さ
せるため、商品に対して落下抵抗が確実に付与される。
【0015】請求項5記載の商品収納排出装置は、商品
を上下方向に積み重ねて収納する商品収納部と、この商
品収納部内の最下位位置に収納する商品を支持し、商品
排出時に最下位位置の商品を排出する排出機構と、前記
商品収納部の側部で上下動可能に配置され上昇位置を定
位置とするとともに前記排出機構による商品排出後に下
降位置に対して往復移動される昇降部、およびこの昇降
部に設けられ昇降部の上昇位置で商品収納部内に進入し
て商品を係止するとともに昇降部の下降位置で商品収納
部から退避して商品の係止を解除するストッパを有する
ストッパ手段とを具備しているものである。
【0016】そして、この構成では、商品収納部内に商
品を上下方向に積み重ねて収納する場合において、商品
収納状態では、ストッパ手段の昇降部の上昇位置でスト
ッパが商品収納部内に進入して商品を係止するため、排
出機構に加わる商品の荷重が緩和され、また、最下位の
商品の排出後には、昇降部が下降して商品を一体に下降
させるとともに、昇降部の下降位置でストッパが商品収
納部から退避して商品の係止を解除するため、商品収納
部内の商品が係止状態のまま下降移動して排出機構に加
わる衝撃力が緩和され、したがって、排出機構の動作不
良が防止される。
【0017】請求項6記載の商品収納排出装置は、請求
項5記載の商品収納排出装置において、ストッパは、商
品収納部の最下位から2番目以上の各商品毎に係脱可能
とする複数のストッパ部を有しているものである。
【0018】そして、この構成では、ストッパの複数の
ストッパ部が商品収納部の最下位から2番目以上の各商
品毎に係脱するため、各商品が確実に支持される。
【0019】請求項7記載の商品収納排出装置は、商品
を上下方向に積み重ねて収納する商品収納部と、この商
品収納部内の最下位位置に収納する商品を支持し、商品
排出時に最下位位置の商品を排出するとともに最下位か
ら2番目の商品の最下位位置への落下を許容する排出機
構と、前記商品収納部内の複数の高さ位置で商品を保持
するとともに、前記排出機構による商品排出後に下側の
高さ位置から順に商品の保持を解除する複数の保持手段
とを具備しているものである。
【0020】そして、この構成では、商品収納部内に商
品を上下方向に積み重ねて収納する場合において、複数
の保持手段により、商品収納部内の複数の高さ位置で商
品を保持するとともに、排出機構による商品排出後に下
側の高さ位置から順に商品の保持を解除するため、商品
収納状態では排出機構に加わる商品の荷重が緩和される
とともに、最下位の商品の排出後には下側の商品から順
次ずつ落下して排出機構に加わる衝撃力が緩和され、排
出機構の動作不良が防止される。
【0021】請求項8記載の商品収納排出装置は、請求
項7記載の商品収納排出装置において、保持手段は、商
品収納部内に進入して商品に当接可能とする保持板、お
よびこの保持板を商品収納部内に対して進退させる保持
板駆動部を有しているものである。
【0022】そして、この構成では、保持手段の保持板
駆動部により保持板を商品収納部内に進入させ、この保
持板を商品に当接させて保持するため、商品が確実に保
持される。
【0023】請求項9記載の商品収納排出装置は、請求
項7または8記載の商品収納排出装置において、保持手
段は、商品収納部に収納される最下位から2番目以上の
各商品を収納する各収納位置のうち複数個置きの収納位
置に対応して配置されているものである。
【0024】そして、この構成では、保持手段を、商品
収納部に収納される最下位から2番目以上の各商品を収
納する各収納位置のうち複数個置きの収納位置に対応し
て配置し、下側の商品から複数個ずつ落下させるため、
排出機構に加わる商品の荷重を緩和するとともに排出機
構に加わる衝撃力を緩和しつつ、商品収納部内の2番目
以上の各商品を個別に保持する場合に比べて、保持手段
の数が少なく、構成が簡素化される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0026】図1ないし図3に第1の実施の形態を示
す。
【0027】図3に商品収納排出装置を適用した自動販
売機の前面扉を省略した状態の正面図を示し、この自動
販売機11は、商品として例えば容量が2リットルの角形
のペットボトル12を販売する専用タイプである。
【0028】ペットボトル12は、飲料を収容したボトル
本体部13、およびこのボトル本体部13の口をキャップで
閉止された口部14を有し、ボトル本体部13の断面形状は
略長方形で長辺15と短辺16とを有している。
【0029】自動販売機11は、前面を開口した箱状の販
売機本体17、およびこの販売機本体17の前面を開閉する
図示しない前面扉を有している。
【0030】販売機本体17内には、仕切板18を介して上
下の空間部19,20が区画形成され、これら各空間部19,
20に複数の商品収納排出装置21が販売機本体17の前面に
平行な幅方向に並列に配列されている。各商品収納排出
装置21は、口部14が正面に向いて倒れた状態で複数のペ
ットボトル12を上下方向に一直線状に積み重ねて収納す
るとともに販売時に最下位の1つのペットボトル12を下
方へ排出するように構成されている。
【0031】各空間部19,20の下部中央には、前面扉に
形成される販売口の後方に位置する販売口部22が設けら
れている。この販売口部22の上方に位置する中央域の商
品収納排出装置21から排出されるペットボトルが販売口
部22内に直接送り込まれる。販売口部22の両側には、両
側域の商品収納排出装置21から排出されるペットボトル
12を載せて販売口部22に搬送するコンベヤ23が配設され
ている。
【0032】図1に商品収納排出装置21の正面図を示
し、この商品収納排出装置21は、フレーム体26を有し、
このフレーム体26に複数のペットボトル12を上下方向に
一直線状に積み重ねて収納する商品収納部27が形成され
ている。この商品収納部27は、このフレーム体26の両側
の側面板28,29と後側の後面板30との間に形成され、前
面にペットボトル12を前方から差し込み収納する開口部
31が形成されている。商品収納部27に収納するペットボ
トル12の姿勢は、口部14が正面を向いて倒れた状態で、
長辺15を両側方向に、短辺16を上下方向に向けた状態と
している。
【0033】なお、商品収納部27で最下位のペットボト
ル12を収納する位置を最下位位置P0とし、最下位から2
番目以上の各ペットボトル12を収納する位置を各収納位
置P1,P2,P3,P4,P5とする。
【0034】また、商品収納部27の下部には、商品収納
部27内の最下位位置P0に収納するペットボトル12を支持
し、商品排出時に最下位位置P0のペットボトル12を排出
するとともに最下位から2番目のペットボトル12の最下
位位置P0への落下を許容する排出機構32が配設されてい
る。
【0035】この排出機構32は、最下位のペットボトル
12に係脱する下側の係止爪33、2番目のペットボトル12
に係脱する上側の係止爪34を有している。
【0036】下側の係止爪33は、支軸35を支点として、
商品収納部27内に進入して最下位位置P0のペットボトル
12の下面を支持する係止位置と、下方を通じて商品収納
部27から退避してペットボトル12の下方への落下を許容
する退避位置との間で揺動可能としている。
【0037】上側の係止爪34は、支軸36を支点として、
商品収納部27内に進入するとともに最下位のペットボト
ル12と2番目のペットボトル12との角部間の隙間を通じ
て2番目のペットボトル12の下側を係止する係止位置
と、商品収納部27から退避してペットボトル12の下方へ
の落下を許容する退避位置との間で揺動可能としてい
る。
【0038】下側の係止爪33は側部に配置されるピン37
の上下動に連動して係止位置と退避位置とに揺動され、
上側の係止爪34はこの係止爪34に形成されたカム溝34a
内に配置されるピン38の上下動に連動して係止位置と退
避位置とに揺動される。
【0039】これらピン37,38は一体に上下動され、下
側の係止爪33が係止位置に移動するときに上側の係止爪
34が退避位置に移動され、下側の係止爪33が退避位置に
移動するときに上側の係止爪34が係止位置に移動され
る。
【0040】また、商品収納部27の最下位から2番目以
上の各収納位置P1,P2,P3,P4の一側の側面板28側に
は、対応する収納位置P1,P2,P3,P4に収納されるペッ
トボトル12で押動されて上側の収納位置P2,P3,P4,P5
のペットボトル12を係止するととともに、対応する収納
位置P1,P2,P3,P4のペットボトルが落下して押動が解
除されることによって上側の収納位置P2,P3,P4,P5の
ペットボトル12の係止を解除する係止体41がそれぞれ配
設されている。
【0041】これら各係止体41は、レバー状で、中間部
が支軸42によってフレーム体26に揺動可能に支持されて
おり、下端部に対応する収納位置P1,P2,P3,P4のペッ
トボトル12に接触して押動される作用部43が設けられ、
上端部に上側の収納位置P2,P3,P4,P5のペットボトル
12を係止する係止部44が設けられている。さらに、各係
止体41には、支軸42を支点として、作用部43が商品収納
部27内に進入するとともに係止部44が商品収納部27内か
ら退避する方向に付勢する付勢手段としてのねじりコイ
ルばね45が装着されている。
【0042】各係止体41の作用部43および係止部44は一
側の側面板28の開口部分を通じて商品収納部27内に進退
可能とし、作用部43はペットボトル12との接触を滑らか
にするために凸曲面状に形成され、係止部44は上下のペ
ットボトル12の角部間に進入可能とするために上面側が
支軸42を支点とする円弧状に形成されているとともに下
面側が下側のペットボトル12と干渉しないように窪み状
に形成されている。
【0043】次に、図2(a)〜(d)を参照して商品収納排
出装置21によるペットボトル12の排出動作を説明する。
【0044】図2(a)に示すように、排出機構32の下側
の係止爪33が係止位置に位置するとともに上側の係止爪
34が退避位置に位置する状態において、ペットボトル12
を前面の開口部31を通じて商品収納部27内に差し込み、
商品収納部27内にペットボトル12を上下方向に積み重ね
た状態に収納する。
【0045】ペットボトル12を各位置P0,P1,P2,P3,
P4,P5に収納した待機状態では、最下位位置P0のペット
ボトル12は排出機構32の下側の係止爪33上に係止され、
収納位置P1のペットボトル12は最下位位置P0のペットボ
トル12上に載置され、各収納位置P2,P3,P4,P5のペッ
トボトル12は各係止体41の作用部43が各収納位置P1,P
2,P3,P4のペットボトル12で押動されていることでそ
れら各係止体41の係止部44で係止されている。したがっ
て、各収納位置P2,P3,P4,P5のペットボトル12を各係
止体41で係止してこれらペットボトル12の荷重を分散
し、排出機構32の下側の係止爪33に加わる商品収納部27
内のペットボトル12の荷重を緩和できる。
【0046】図2(b)に示すように、最下位位置P0の1
つのペットボトル12の排出時には、排出機構32の下側の
係止爪33が退避位置に移動するとともに上側の係止爪34
が係止位置に移動する。これにより、最下位位置P0のペ
ットボトル12の係止が解除されて下方へ落下排出され、
最下位から2番目のペットボトル12は上側の係止爪34で
係止されて収納位置P1に保持される。
【0047】図2(c)に示すように、最下位位置P0のペ
ットボトル12の排出後に、排出機構32の下側の係止爪33
が係止位置に移動するとともに上側の係止爪34が退避位
置に移動する。これにより、まず、収納位置P1の2番目
のペットボトル12が落下して排出機構32の下側の係止爪
33によって係止される。続いて、収納位置P1の2番目の
ペットボトル12が落下することで、収納位置P1の係止体
41の作用部43に対する押動が解除され、この係止体41が
ねじコイルばね45の付勢によって収納位置P2のペットボ
トル12を係止していた係止部44が退避位置に移動し、収
納位置P2のペットボトル12が落下し、新たに最下位とな
ったペットボトル12上に載置される。収納位置P2にペッ
トボトル12が落下することで収納位置P2の係止体41の係
止部44が商品収納部27内に進入し、上側の収納位置P3に
落下するペットボトル12を係止可能とする状態となる。
同様にして、収納位置P3のペットボトル12、収納位置P4
のペットボトル12、収納位置P5のペットボトル12が1個
ずつ順番に落下する。したがって、下側のペットボトル
12から順次1個ずつ落下させて排出機構32に加わる衝撃
力を緩和できる。
【0048】図2(d)に示すように、最下位位置P0のペ
ットボトル12の排出後に、商品収納部27内に残っている
全てのペットボトル12が下側から1個ずつ順番に落下し
た状態では、ペットボトル12を各位置P0,P1,P2,P3,
P4に収納した待機状態となる。
【0049】このように、商品収納部27内にペットボト
ル12を上下方向に積み重ねて収納する場合において、商
品収納部27に収納される最下位から2番目以上の各ペッ
トボトル12を収納する各収納位置P1,P2,P3,P4毎に設
けた係止体41により、対応する収納位置P1,P2,P3,P4
に収納されるペットボトル12で押動されて上側の収納位
置P2,P3,P4,P5のペットボトル12を係止するととも
に、対応する収納位置P1,P2,P3,P4のペットボトル12
が落下して押動が解除されることによって上側の収納位
置P2,P3,P4,P5のペットボトル12の係止を解除するた
め、商品収納状態では排出機構32に加わるペットボトル
12の荷重を緩和できるとともに、最下位のペットボトル
12の排出後には下側のペットボトル12から順次1個ずつ
落下させて排出機構32に加わる衝撃力を緩和でき、排出
機構32の動作不良を防止できる。
【0050】しかも、対応する収納位置P1,P2,P3,P4
にペットボトル12があるとき、係止体41の下端の作用部
43がペットボトル12で押動されて係止体41の中間の支軸
42を支点として揺動し、係止体41の上端の係止部44が上
側の収納位置P2,P3,P4,P5のペットボトル12を係止
し、また、対応する収納位置P1,P2,P3,P4のペットボ
トル12が落下したとき、係止体41の作用部43への押動が
解除され、ねじりコイルばね45による付勢によって係止
体41が支軸42を支点として揺動して係止部44が商品収納
部17から退避し、上側の収納位置P2,P3,P4,P5のペッ
トボトル12の落下を許容するため、特別な駆動装置を必
要とせず、ペットボトル12との位置関係に応じて係止体
41を確実に動作させることができる。
【0051】次に、図4および図5に第2の実施の形態
を示す。なお、第1の実施の形態と同様の構成について
は同一符号を用いてその説明を省略する。
【0052】図4に示すように、商品収納部27に収納す
るペットボトル12の姿勢は、口部14が正面を向いて倒れ
た状態で、短辺16を両側方向に、長辺15を上下方向に向
けた状態としている。
【0053】商品収納部27の一側の側面板28側には、商
品収納部27内を落下するペットボトル12に落下抵抗を付
与する落下抵抗付与手段51が配設されている。この落下
抵抗付与手段51は、商品収納部27内に進入して最下位か
ら2番目以上のペットボトル12すなわち収納位置P1,P
2,P3,P4,P5に収納されるペットボトル12に当接可能
とする押え板52を有している。この押え板52は、図示し
ない支持機構によって商品収納部27内に進退可能に支持
されているとともに、図示しない付勢手段によって商品
収納部27から退避する方向へ向けて付勢されている。
【0054】押え板52の商品収納部27に臨む面とは反対
の外面側には、この押え板52を商品収納部27内に対して
進退させる押え板駆動部53が配設されている。この押え
板駆動部53は、押え板52の上下方向の複数位置に配設さ
れる偏心カム54を有し、これら各偏心カム54が各回転軸
55を中心として図示しない駆動機構で一体的に同期して
同一方向に回転駆動され、押え板52が商品収納部27内に
進退移動される。
【0055】なお、排出機構32は、下側の係止爪33およ
び上側の係止爪34がそれぞれ独立して係止位置と退避位
置との間で移動される。
【0056】そして、図5(a)〜(d)を参照して商品収納
排出装置21によるペットボトル12の排出動作を説明す
る。
【0057】図5(a)に示すように、排出機構32の下側
の係止爪33が係止位置に位置するとともに上側の係止爪
34が退避位置に位置し、さらに、押え板52が商品収納部
27の外側に移動した退避位置に位置する状態において、
ペットボトル12を前面の開口部31を通じて商品収納部27
内に差し込み、商品収納部27内にペットボトル12を上下
方向に積み重ねた状態に収納する。
【0058】図5(b)に示すように、ペットボトル12を
各位置P0,P1,P2,P3,P4,P5に収納した後、落下抵抗
付与手段51の各偏心カム54が同期して回動され、押え板
52が商品収納部27内に進入して各収納位置P1,P2,P3,
P4,P5のペットボトル12に当接するとともに加圧し、そ
れらペットボトル12を押え板52と他側の側面板29との間
に挟持する。
【0059】待機状態では、各収納位置P1,P2,P3,P
4,P5のペットボトル12を押え板52と他側の側面板29と
の間に挟持してこれらペットボトル12の荷重を分散し、
排出機構32の下側の係止爪33に加わる商品収納部27内の
ペットボトル12の荷重を緩和できる。
【0060】最下位位置P0の1つのペットボトル12の排
出時には、まず、図5(b)に示すように、排出機構32の
上側の係止爪34が係止位置に移動し、最下位から2番目
のペットボトル12を係止して収納位置P1に保持する。続
いて、図5(c)に示すように、排出機構32の下側の係止
爪33が退避位置に移動し、最下位位置P0のペットボトル
12の係止が解除されて下方へ落下排出される。
【0061】最下位位置P0のペットボトル12の排出後
に、図5(d)に示すように、排出機構32の下側の係止爪3
3が係止位置に移動するとともに上側の係止爪34が退避
位置に移動する。これにより、各収納位置P1,P2,P3,
P4,P5のペットボトル12が自重で落下し始めるが、これ
らペットボトル12は落下抵抗付与手段51の押え板52と側
面部29との間に挟持されていて落下抵抗を付与されてい
るため、これらペットボトル12は緩やかに落下する。収
納位置P1のペットボトル12は、押え板52と側面部29との
間から抜け出ることにより、自由落下し、排出機構32の
下側の係止爪33上に載って係止される。収納位置P2,P
3,P4,P5の各ペットボトル12は、押え板52と側面部29
との間に位置したまま緩やかに落下して新たに最下位と
なったペットボトル12上に載置される。したがって、ペ
ットボトル12が緩やかに落下して排出機構32に加わる衝
撃力を緩和できる。
【0062】図5(d)に示すように、最下位位置P0のペ
ットボトル12の排出後に、商品収納部27内に残っている
全てのペットボトル12が落下した状態では、ペットボト
ル12を各位置P0,P1,P2,P3,P4に収納した待機状態と
なる。
【0063】このように、商品収納部27内にペットボト
ル12を上下方向に積み重ねて収納する場合において、落
下抵抗付与手段51により商品収納部27内を落下するペッ
トボトル12に落下抵抗を付与するため、商品収納状態で
は排出機構32に加わるペットボトル12の荷重を緩和でき
るとともに、最下位のペットボトル12の排出後には商品
収納部27内のペットボトル12を緩やかに落下させて排出
機構32に加わる衝撃力を緩和でき、排出機構32の動作不
良を防止できる。
【0064】しかも、落下抵抗付与手段51の押え板駆動
部53により押え板52を商品収納部27内に進入させ、この
押え板52を最下位から2番目以上のペットボトル12に当
接させるため、ペットボトル12に対して落下抵抗を確実
に付与できる。
【0065】また、押え板駆動部53にに偏心カム54を用
いることにより、偏心カム54の回転角度に応じて押え板
52でペットボトル12を押圧する押圧力を任意に設定でき
る。
【0066】次に、図6および図7に第3の実施の形態
を示す。なお、第1および第2の実施の形態と同様の構
成については同一符号を用いてその説明を省略する。
【0067】図6に示すように、商品収納部27に収納す
るペットボトル12の姿勢は、口部14が正面を向いて倒れ
た状態で、短辺16を両側方向に、長辺15を上下方向に向
けた状態としている。
【0068】商品収納部27の一側の側面板28側には、商
品収納部27内に進入して最下位から2番目以上のペット
ボトル12すなわち収納位置P1,P2,P3,P4,P5に収納さ
れる各ペットボトル12を係止するとともに商品排出動作
毎に下方に順送りするストッパ手段61が配設されてい
る。このストッパ手段61は、フレーム体26に対して上下
動可能に配置される昇降部62、およびこの昇降部62に支
持されて商品収納部27内に進退可能とするストッパ63を
有している。
【0069】昇降部62は、上下方向に長い板状に形成さ
れており、上下方向に長い複数の長孔64が形成され、こ
れら各長孔64がフレーム体26から突設された複数のガイ
ドピン65に係合して上下方向に移動自在に支持され、図
示しない駆動機構によって上昇位置を定位置としてこの
上昇位置と下降位置との間で移動される。
【0070】ストッパ63は、上下方向に長いレバー状に
形成されており、商品収納部27内に臨む縁部には、商品
収納部27の最下位から2番目以上の各ペットボトル12す
なわち収納位置P1,P2,P3,P4,P5に収納されるペット
ボトル12毎に係脱可能とする複数のストッパ部66が突設
されている。これらストッパ部66は、上下方向に積み重
なったペットボトル12の角部間の隙間に進入可能に略三
角形状に形成されている。
【0071】ストッパ63には、上下方向の複数位置から
複数のガイドピン67が突設され、これら各ガイドピン67
が昇降部62に設けられた各長孔68に係合して商品収納部
27内に進退可能に支持され、図示しない駆動機構によっ
て商品収納部27内に進入してペットボトル12を係止する
係止位置と商品収納部27の外側に退避する退避位置との
間で移動される。このストッパ63は、側面部28に形成さ
れる開口部を通じて商品収納部27内に進退および進入状
態で昇降可能になっている。
【0072】そして、ストッパ手段61は、図示しない制
御部により、昇降部62を商品排出後に下降位置に対して
往復移動させるように制御するとともに、ストッパ63を
昇降部62の上昇位置で商品収納部27内に進入させてペッ
トボトル12を係止するとともに昇降部62の下降位置で商
品収納部27から退避してペットボトル12の係止を解除さ
せるように制御する。
【0073】なお、排出機構32は、下側の係止爪33のみ
を有している。
【0074】そして、図7(a)〜(e)を参照して商品収納
排出装置21によるペットボトル12の排出動作を説明す
る。
【0075】排出機構32の係止爪33が係止位置に位置
し、ストッパ手段61の昇降部62が上昇位置に位置すると
ともにストッパ63が商品収納部27の外側に移動した退避
位置に位置する状態において、ペットボトル12を前面の
開口部31を通じて商品収納部27内に差し込み、商品収納
部27内にペットボトル12を上下方向に積み重ねた状態に
収納する。
【0076】図7(a)に示すように、ペットボトル12を
各位置P0,P1,P2,P3,P4,P5に収納した後、ストッパ
手段61のストッパ63が商品収納部27内に進入して各収納
位置P1,P2,P3,P4,P5のペットボトル12の下側にスト
ッパ部66が進入して係止する。
【0077】この待機状態では、各収納位置P1,P2,P
3,P4,P5のペットボトル12をストッパ63で係止してこ
れらペットボトル12の荷重を分散し、排出機構32の係止
爪33に加わる商品収納部27内のペットボトル12の荷重を
緩和できる。
【0078】図7(b)に示すように、最下位位置P0の1
つのペットボトル12の排出時には、排出機構32の係止爪
33が退避位置に移動し、最下位位置P0のペットボトル12
の係止が解除されて下方へ落下排出される。
【0079】図7(c)に示すように、最下位位置P0のペ
ットボトル12の排出後に、排出機構32の係止爪33が係止
位置に移動し、ストッパ手段61の昇降部62が下降位置に
移動する。これにより、ストッパ63で係止されている各
収納位置P1,P2,P3,P4,P5のペットボトル12が下側の
各位置P0,P1,P2,P3,P4に下降する。
【0080】図7(d)に示すように、ストッパ63が商品
収納部27の外側に退避し、各位置P0,P1,P2,P3,P4に
下降したペットボトル12の係止を解除する。これによ
り、最下位位置P0のペットボトル12が排出機構32の係止
爪33上に載って係止されるとともに、各収納位置P1,P
2,P3,P4の各ペットボトル12が新たに最下位となった
ペットボトル12上に積み重なって載置される。したがっ
て、昇降部62が下降してペットボトル12を一体に下降さ
せるとともに、昇降部62の下降位置でストッパ63が商品
収納部27から退避してペットボトル12の係止を解除する
ため、排出機構32に加わる衝撃力を緩和できる。
【0081】図7(e)に示すように、ストッパ63の退避
後に昇降部62が上昇位置に上昇され、ストッパ63が商品
収納部27内に進入して各収納位置P1,P2,P3,P4に下降
した各ペットボトル12を係止して待機状態となる。
【0082】このように、商品収納部27内にペットボト
ル12を上下方向に積み重ねて収納する場合において、商
品収納状態では、ストッパ手段61の昇降部62の上昇位置
でストッパ63が商品収納部27内に進入してペットボトル
12を係止するため、排出機構32に加わるペットボトル12
の荷重を緩和でき、また、最下位のペットボトル12の排
出後には、昇降部62が下降してペットボトル12を一体に
下降させるとともに、昇降部62の下降位置でストッパ63
が商品収納部27から退避してペットボトル12の係止を解
除するため、商品収納部27内のペットボトル12を係止状
態のまま下降移動させて排出機構32に加わる衝撃力を緩
和でき、したがって、排出機構32の動作不良を防止でき
る。
【0083】しかも、ストッパ63の複数のストッパ部66
が商品収納部27の最下位から2番目以上の各ペットボト
ル12毎に係脱するため、各ペットボトル12を確実に支持
できる。
【0084】次に、図8および図9に第4の実施の形態
を示す。なお、第1ないし第3の実施の形態と同様の構
成については同一符号を用いてその説明を省略する。
【0085】図8に示すように、商品収納部27に収納す
るペットボトル12の姿勢は、口部14が正面を向いて倒れ
た状態で、短辺16を両側方向に、長辺15を上下方向に向
けた状態としている。
【0086】商品収納部27の一側の側面板28側には、商
品収納部27内の複数の高さ位置でペットボトル12を保持
するとともに、最下位のペットボトル12の排出後に下側
の高さ位置から順にペットボトル12の保持を解除する複
数の保持手段71が配設されている。保持手段71は、商品
収納部27に収納される最下位から2番目以上の各ペット
ボトル12を収納する各収納位置P1,P2,P3,P4,P5のう
ち複数個置きの収納位置に対応して配置されているもの
であり、この実施の形態では、1個置きの収納位置P2,
P4に配置されている。
【0087】これら各保持手段71は、商品収納部27内に
進入してペットボトル12に当接可能とする保持板72を有
している。この保持板72は、図示しない支持機構によっ
て商品収納部27内に進退可能に支持されているととも
に、図示しない付勢手段によって商品収納部27から退避
する方向へ向けて付勢されている。各保持板72は、側面
部28に形成される開口部を通じて商品収納部27内に進退
可能になっている。
【0088】保持板72の商品収納部27に臨む面とは反対
の外面側には、この保持板72を商品収納部27内に対して
進退させる保持板駆動部73が配設されている。この保持
板駆動部73は、偏心カム74を有し、この偏心カム74が各
回転軸75を中心として図示しない駆動機構で回転駆動さ
れ、保持板72が商品収納部27内に進退移動される。
【0089】なお、排出機構32は、下側の係止爪33およ
び上側の係止爪34がそれぞれ独立して係止位置と退避位
置との間で移動される。
【0090】そして、図9(a)〜(e)を参照して商品収納
排出装置21によるペットボトル12の排出動作を説明す
る。
【0091】図9(a)に示すように、排出機構32の下側
の係止爪33が係止位置に位置するとともに上側の係止爪
34が退避位置に位置し、さらに、各保持手段71の保持板
72が商品収納部27の外側に移動した退避位置に位置する
状態において、ペットボトル12を前面の開口部31を通じ
て商品収納部27内に差し込み、商品収納部27内にペット
ボトル12を上下方向に積み重ねた状態に収納する。
【0092】ペットボトル12を各位置P0,P1,P2,P3,
P4,P5に収納した後、排出機構32の上側の係止爪34が商
品収納部27内に進入して最下位から2番目のペットボト
ル12を係止し、さらに、各保持手段71の各偏心カム74が
回動され、保持板72が商品収納部27内に進入して各収納
位置P2,P4のペットボトル12に当接するとともに加圧
し、それらペットボトル12を押え板52と他側の側面板29
との間に挟持して落下しないように保持する。
【0093】この状態では、各収納位置P2,P4のペット
ボトル12を保持手段71で保持してこれらペットボトル12
の荷重を分散し、排出機構32の下側の係止爪33に加わる
商品収納部27内のペットボトル12の荷重を緩和できる。
【0094】図9(b)に示すように、最下位位置P0の1
つのペットボトル12の排出時には、排出機構32の下側の
係止爪33が退避位置に移動し、最下位位置P0のペットボ
トル12の係止が解除されて下方へ落下排出される。
【0095】図9(c)に示すように、最下位位置P0のペ
ットボトル12の排出後に、排出機構32の下側の係止爪33
が係止位置に移動するとともに上側の係止爪34が退避位
置に移動する。これにより、収納位置P1のペットボトル
12が落下し、排出機構32の下側の係止爪33上に載って係
止される。
【0096】続いて、図9(d)に示すように、排出機構3
2の上側の係止爪34が商品収納部27内に進入して落下し
てくるペットボトル12を係止可能とし、収納位置P2の保
持手段71によるペットボトル12の保持が解除され、収納
位置P1,P2のペットボトル12が一体的に落下して新たに
最下位となったペットボトル12上と排出機構32の上側の
係止爪34とに載置される。続いて、図9(e)に示すよう
に、収納位置P4の保持手段71によるペットボトル12の保
持が解除され、収納位置P4,P5のペットボトル15が一体
的に落下して既に落下しているペットボトル12上に載置
される。したがって、ペットボトル12が2個ずつに分け
て落下して一度に落下した場合に比べて排出機構32に加
わる衝撃力を緩和できる。
【0097】図9(e)に示すように、最下位位置P0のペ
ットボトル12の排出後に、商品収納部27内に残っている
全てのペットボトル12が落下した状態では、ペットボト
ル12を各位置P0,P1,P2,P3,P4に収納した待機状態と
なる。
【0098】このように、商品収納部27内にペットボト
ル12を上下方向に積み重ねて収納する場合において、複
数の保持手段71により、商品収納部27内の複数の高さ位
置でペットボトル12を保持するとともに、排出機構32に
よる商品排出後に下側の高さ位置から順にペットボトル
12の保持を解除するため、商品収納状態では排出機構32
に加わるペットボトル12の荷重を緩和できるとともに、
最下位のペットボトル12の排出後には下側のペットボト
ル12から順次ずつ落下させて排出機構32に加わる衝撃力
を緩和でき、排出機構32の動作不良を防止できる。
【0099】さらに、保持手段71の保持板駆動部73によ
り保持板73を商品収納部27内に進入させ、この保持板73
をペットボトル12に当接させて保持するため、ペットボ
トル12を確実に保持できる。
【0100】しかも、保持手段71を、商品収納部27に収
納される最下位から2番目以上の各ペットボトル12を収
納する各収納位置P1,P2,P3,P4,P5のうち複数個置き
の収納位置P2,P4に対応して配置し、下側のペットボト
ル12から複数個ずつ落下させるため、排出機構32に加わ
るペットボトル12の荷重を緩和するとともに排出機構32
に加わる衝撃力を緩和しつつ、商品収納部27内の2番目
以上の各ペットボトル12を個別に保持する場合に比べ
て、保持手段71の数を少なくでき、構成を簡素化でき
る。
【0101】なお、前記各実施の形態では、商品として
2リットルのペットボトル12について説明したが、2リ
ットルに限らず、例えば1リットル、900ml、50
0ml、350mlなどの各種の容量の角形のペットボ
トルについても適用でき、同様の作用効果が得られる。
また、商品としては、角形のペットボトルに限らず、丸
形のペットボトルや、ペットボトル以外の缶やビン、あ
るいはそれ以外の商品にも適用でき、同様の作用効果が
得られる。
【0102】
【発明の効果】請求項1記載の商品収納排出装置によれ
ば、商品収納部内に商品を上下方向に積み重ねて収納す
る場合において、商品収納部に収納される最下位から2
番目以上の各商品を収納する各収納位置毎に設けた係止
体により、対応する収納位置に収納される商品で押動さ
れて上側の収納位置の商品を係止するとともに、対応す
る収納位置の商品が落下して押動が解除されることによ
って上側の収納位置の商品の係止を解除するため、商品
収納状態では排出機構に加わる商品の荷重を緩和できる
とともに、最下位の商品の排出後には下側の商品から順
次1個ずつ落下させて排出機構に加わる衝撃力を緩和で
き、排出機構の動作不良を防止できる。
【0103】請求項2記載の商品収納排出装置によれ
ば、請求項1記載の商品収納排出装置の効果に加えて、
対応する収納位置に商品があるとき、係止体の下端の作
用部が商品で押動されて係止体の中間の支軸を支点とし
て揺動し、係止体の上端の係止部が上側の収納位置の商
品を係止し、また、対応する収納位置の商品が落下した
とき、係止体の作用部への押動が解除され、付勢手段に
よる付勢によって係止体が支軸を支点として揺動して係
止部が商品収納部から退避し、上側の収納位置の商品の
落下を許容するため、特別な駆動装置を必要とせず、商
品との位置関係に応じて係止体を確実に動作させること
ができる。
【0104】請求項3記載の商品収納排出装置によれ
ば、商品収納部内に商品を上下方向に積み重ねて収納す
る場合において、落下抵抗付与手段により商品収納部内
を落下する商品に落下抵抗を付与するため、商品収納状
態では排出機構に加わる商品の荷重を緩和できるととも
に、最下位の商品の排出後には商品収納部内の商品を緩
やかに落下させて排出機構に加わる衝撃力を緩和でき、
排出機構の動作不良を防止できる。
【0105】請求項4記載の商品収納排出装置によれ
ば、請求項3記載の商品収納排出装置の効果に加えて、
落下抵抗付与手段の押え板駆動部により押え板を商品収
納部内に進入させ、この押え板を最下位から2番目以上
の商品に当接させるため、商品に対して落下抵抗を確実
に付与できる。
【0106】請求項5記載の商品収納排出装置によれ
ば、商品収納部内に商品を上下方向に積み重ねて収納す
る場合において、商品収納状態では、ストッパ手段の昇
降部の上昇位置でストッパが商品収納部内に進入して商
品を係止するため、排出機構に加わる商品の荷重を緩和
でき、また、最下位の商品の排出後には、昇降部が下降
して商品を一体に下降させるとともに、昇降部の下降位
置でストッパが商品収納部から退避して商品の係止を解
除するため、商品収納部内の商品を係止状態のまま下降
移動させて排出機構に加わる衝撃力を緩和でき、したが
って、排出機構の動作不良を防止できる。
【0107】請求項6記載の商品収納排出装置によれ
ば、請求項5記載の商品収納排出装置の効果に加えて、
ストッパの複数のストッパ部が商品収納部の最下位から
2番目以上の各商品毎に係脱するため、各商品を確実に
支持できる。
【0108】請求項7記載の商品収納排出装置によれ
ば、商品収納部内に商品を上下方向に積み重ねて収納す
る場合において、複数の保持手段により、商品収納部内
の複数の高さ位置で商品を保持するとともに、排出機構
による商品排出後に下側の高さ位置から順に商品の保持
を解除するため、商品収納状態では排出機構に加わる商
品の荷重を緩和できるとともに、最下位の商品の排出後
には下側の商品から順次ずつ落下させて排出機構に加わ
る衝撃力を緩和でき、排出機構の動作不良を防止でき
る。
【0109】請求項8記載の商品収納排出装置によれ
ば、請求項7記載の商品収納排出装置の効果に加えて、
保持手段の保持板駆動部により保持板を商品収納部内に
進入させ、この保持板を商品に当接させて保持するた
め、商品を確実に保持できる。
【0110】請求項9記載の商品収納排出装置によれ
ば、請求項7または8記載の商品収納排出装置の効果に
加えて、保持手段を、商品収納部に収納される最下位か
ら2番目以上の各商品を収納する各収納位置のうち複数
個置きの収納位置に対応して配置し、下側の商品から複
数個ずつ落下させるため、排出機構に加わる商品の荷重
を緩和するとともに排出機構に加わる衝撃力を緩和しつ
つ、商品収納部内の2番目以上の各商品を個別に保持す
る場合に比べて、保持手段の数を少なくでき、構成を簡
素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す商品収納排出
装置の正面図である。
【図2】同上商品収納排出装置による商品の排出動作を
(a)〜(d)の順に説明する説明図である。
【図3】同上商品収納排出装置を適用した自動販売機の
前面扉を省略した状態の正面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す商品収納排出
装置の正面図である。
【図5】同上商品収納排出装置による商品の排出動作を
(a)〜(d)の順に説明する説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示す商品収納排出
装置の正面図である。
【図7】同上商品収納排出装置による商品の排出動作を
(a)〜(e)の順に説明する説明図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示す商品収納排出
装置の正面図である。
【図9】同上商品収納排出装置による商品の排出動作を
(a)〜(e)の順に説明する説明図である。
【符号の説明】
12 商品としてのペットボトル 21 商品収納排出装置 27 商品収納部 32 排出機構 41 係止体 42 支軸 43 作用部 44 係止部 45 付勢手段としてのねじりコイルばね 51 落下抵抗付与手段 52 押え板 53 押え板駆動手段 61 ストッパ手段 62 昇降部 63 ストッパ 66 ストッパ部 71 保持手段 72 保持板 73 保持板駆動部 P0 最下位位置 P1,P2,P3,P4,P5 収納位置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を上下方向に積み重ねて収納する商
    品収納部と、 この商品収納部内の最下位位置に収納する商品を支持
    し、商品排出時に最下位位置の商品を排出するとともに
    最下位から2番目の商品の最下位位置への落下を許容す
    る排出機構と、 前記商品収納部に収納される最下位から2番目以上の各
    商品を収納する各収納位置毎に設けられ、対応する収納
    位置に収納される商品で押動されて上側の収納位置の商
    品を係止するととともに、対応する収納位置の商品が落
    下して押動が解除されることによって上側の収納位置の
    商品の係止を解除する複数の係止体とを具備しているこ
    とを特徴とする商品収納排出装置。
  2. 【請求項2】 係止体は、中間部が支軸によって揺動可
    能に支持され、下端部に対応する収納位置の商品に接触
    して押動される作用部が設けられ、上端部に上側の収納
    位置の商品を係止する係止部が設けられ、支軸を支点と
    して作用部が商品収納部内に進入するとともに係止部が
    商品収納部から退避する方向に付勢する付勢手段が装着
    されていることを特徴とする請求項1記載の商品収納排
    出装置。
  3. 【請求項3】 商品を上下方向に積み重ねて収納する商
    品収納部と、 この商品収納部内の最下位位置に収納する商品を支持
    し、商品排出時に最下位位置の商品を排出するとともに
    最下位から2番目の商品の最下位位置への落下を許容す
    る排出機構と、 前記商品収納部内を落下する商品に落下抵抗を付与する
    落下抵抗付与手段とを具備していることを特徴とする商
    品収納排出装置。
  4. 【請求項4】 落下抵抗付与手段は、商品収納部内に進
    入して最下位から2番目以上の商品に当接可能とする押
    え板、およびこの押え板を商品収納部内に対して進退さ
    せる押え板駆動部を有していることを特徴とする請求項
    3記載の商品収納排出装置。
  5. 【請求項5】 商品を上下方向に積み重ねて収納する商
    品収納部と、 この商品収納部内の最下位位置に収納する商品を支持
    し、商品排出時に最下位位置の商品を排出する排出機構
    と、 前記商品収納部の側部で上下動可能に配置され上昇位置
    を定位置とするとともに前記排出機構による商品排出後
    に下降位置に対して往復移動される昇降部、およびこの
    昇降部に設けられ昇降部の上昇位置で商品収納部内に進
    入して商品を係止するとともに昇降部の下降位置で商品
    収納部から退避して商品の係止を解除するストッパを有
    するストッパ手段とを具備していることを特徴とする商
    品収納排出装置。
  6. 【請求項6】 ストッパは、商品収納部の最下位から2
    番目以上の各商品毎に係脱可能とする複数のストッパ部
    を有していることを特徴とする請求項5記載の商品収納
    排出装置。
  7. 【請求項7】 商品を上下方向に積み重ねて収納する商
    品収納部と、 この商品収納部内の最下位位置に収納する商品を支持
    し、商品排出時に最下位位置の商品を排出するとともに
    最下位から2番目の商品の最下位位置への落下を許容す
    る排出機構と、 前記商品収納部内の複数の高さ位置で商品を保持すると
    ともに、前記排出機構による商品排出後に下側の高さ位
    置から順に商品の保持を解除する複数の保持手段とを具
    備していることを特徴とする商品収納排出装置。
  8. 【請求項8】 保持手段は、商品収納部内に進入して商
    品に当接可能とする保持板、およびこの保持板を商品収
    納部内に対して進退させる保持板駆動部を有しているこ
    とを特徴とする請求項7記載の商品収納排出装置。
  9. 【請求項9】 保持手段は、商品収納部に収納される最
    下位から2番目以上の各商品を収納する各収納位置のう
    ち複数個置きの収納位置に対応して配置されていること
    を特徴とする請求項7または8記載の商品収納排出装
    置。
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