JP2003063476A - 自転車の前進駆動装置 - Google Patents

自転車の前進駆動装置

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JP2003063476A
JP2003063476A JP2001345966A JP2001345966A JP2003063476A JP 2003063476 A JP2003063476 A JP 2003063476A JP 2001345966 A JP2001345966 A JP 2001345966A JP 2001345966 A JP2001345966 A JP 2001345966A JP 2003063476 A JP2003063476 A JP 2003063476A
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drive
fixed
bicycle
rotation
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JP2001345966A
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Sang-Nyoun Kim
祥年 金
Song-Yong Lee
秀龍 李
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MERIDIAN REPORTS KK
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M3/00Construction of cranks operated by hand or foot
    • B62M3/08Pedals
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M1/00Rider propulsion of wheeled vehicles
    • B62M1/36Rider propulsion of wheeled vehicles with rotary cranks, e.g. with pedal cranks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M9/00Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/003Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion the gear-ratio being changed by inversion of torque direction

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自転車のペダルの逆回転の駆動時にも自転車
を前進できるようにする自転車の前進駆動装置を提供す
る。 【解決手段】 本発明の自転車の前進駆動装置は、ペダ
ル軸(5) に固定されてペダル・アーム(2a, 2b)の正方向
の方への回転力をスプロケット・ホイール (4)に伝える
正回転駆動部(100) と、ペダル軸(5) に固定されてペダ
ル・アーム(2a,2b)の逆方向の回転力を正方向の方に変
換する回転方向の変換部(230) によってスプロケット・
ホイール(4) を正方向の方に回転させる逆回転の駆動部
(200) によって構成されている。本発明によって自転車
はペダルを逆方向の方に回転するだけでもペダルの正回
転の時と同様に自転車を前進駆動することが可能であ
り、搭乗者は便利さと共に運動効果が得られる。また、
一般の自転車と同様に容易に自転車を引き摺って歩くこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自転車の駆動装置に
関する。詳しくは、ペダルの逆回転駆動の際にも前進駆
動ができる自転車の前進駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的には、自転車のペダルを正回転し
て前進する自転車の駆動装置は、ペダルの回転に伴いペ
ダル軸に固定された駆動スプロケット・ホイールとこの
駆動スプロケット・ホイールに取り付けられたチェーン
によって後輪を駆動させる従動スプロケット・ホイール
と従動スプロケット・ホイールの単方向の回転力のみを
後輪軸に伝達するラチットで組み立てられている。
【0003】このような自転車の駆動装置では、自転車
が進んでいる時に搭乗者がペダルを逆方向の方に回転さ
せると、駆動スプロケット及び従動スプロケット・ホイ
ールは逆回転することになるが、上記のラチットによっ
て従動スプロケット・ホイールの逆回転力は後輪軸に伝
達されないため、後輪軸はペダルの逆回転とは関係なく
空回りするようになる。すなわち、ペダルが逆回転され
た場合、従動スプロケット・ホイールは空回りになるた
め、自転車は推進力を失うことになる。
【0004】ちなみに、このような構成で成り立ってい
る従来の自転車は、単方向の方だけにペダルを踏まなけ
ればならないため、搭乗者が長時間使おうとすれば足が
疲れやすくなる。また、単方向の方に回転させる時のみ
運動効果が表れ、逆方向の方に回転させる時は、従動ス
プロケット・ホイールが空回りになるため全然運動効果
を得ることができないので、足の全体的な運動効果が得
られなくなるという問題点があった。このような問題点
を解決しようとして、ペダルの逆回転の際にも自転車を
前進駆動させようとする多くの駆動装置が開発され、発
表されている。
【0005】その一つで、大韓民国公開特許公報第1995
-0029128号(公開日:1995年11月22日)に掲載されてい
る自転車の前進駆動装置は、ペダルの正回転の際自転車
を前進駆動させる正回転駆動部、ペダルの逆回転の際ペ
ダルの逆回転を正回転に切り替える反転駆動部及び上記
の反転駆動部を正回転駆動部と結合できるようにするレ
バーで成り立っている方向変換部を含めて組み立てられ
ている。しかし、この発明は、走行中ペダルを逆回転し
自転車を前進駆動しようとする場合必ず運転者が方向変
換部のレバーを操作しなければならないという操作上の
問題点がある。
【0006】もう一つの従来技術として、大韓民国公開
実用新案公報第1997-0054609号(公開日:1997年10月13
日)に掲載されている自転車の前進駆動装置は、後輪の
従動スプロケット・ホイールとハブ(hub) 軸の間に第1
単方向のクラッチを備えて従動スプロケット・ホイール
の正回転の時のみ回転力がハブ軸に伝えらるようにする
と共に、従動スプロケット・ホイールの回転力を逆方向
の回転力で転換し、ハブ軸に伝達する中継ギアを従動ス
プロケット・ホイールとハブ軸の突出部の間に備え、従
動スプロケット・ホイールの正回転時には中継ギアの軸
を備えている支持ブラケットの全体が同一の方向に空回
りできるようにする代わりに、従動スプロケット・ホイ
ールの逆回転の際には支持ブラケットが固定軸に固定さ
れ回転できなくなるようにする第2単方向クラッチ手段
が支持ブラケットと固定軸の間に施されて成り立ってい
る。
【0007】しかし、上記考案の場合は、走行の際自転
車のペダルの回転を停めることができないという問題点
が出てくる。また、搭乗者が自転車を乗るのではなく降
りて引き摺って歩こうとする場合、後輪の回転力によっ
てペダルが逆回転するため、自転車を引き摺るのに多く
のエネルギーを必要とするだけではなく、逆回転するペ
ダルに当たって傷つけられないように注意しなければな
らないため、体を自転車からの距離を維持し続けながら
自転車を引き摺らなければならなくなるという不便なと
ころがあった。その上、走行の際ペダルを停止すること
ができないという問題点も目立っている。
【0008】上記2つの従来技術以外の明示してない他
の従来技術については、ペダルの正回転駆動によって得
られる走行速度に比べ、逆回転駆動によって得られる走
行速度がかなり低いという問題点が指摘されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の問題点を解決するために案出されたもので、レ
バーの操作がなくても、ペダルの逆回転によってペダル
の正回転の時と同様に自転車を前進駆動することができ
る自転車の前進駆動装置を提供することを第一の課題と
する。
【0010】また、本発明の自転車の前進駆動装置は、
走行の際ペダルを停止しても自転車の走行に全然邪魔に
ならないことと、自転車を引き摺って歩く場合にも無理
な力を入れなくても一般の自転車と同様に容易に自転車
を前に引き摺ることができるようにすることを第二の課
題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係る自転車の前進駆動装置は、ペダル軸
(5) に固定されてペダル・アーム(2a, 2b)の正方向の回
転力をスプロケット・ホイール(4) に伝達する正回転の
駆動部(100) と、ペダル軸(5) に固定されてペダル・ア
ーム(2a, 2b)の逆方向の回転力を正方向に変換する回転
方向の変換部(230) によって駆動スプロケット・ホイー
ル(4) を正方向の方に回転させる逆回転駆動部(200) で
構成されて成り立っていることを特徴とする。
【0012】以下、本発明を、添付した図面を用いて詳
細に説明する。図1及び図2は、本発明の自転車の前進
駆動装置の実施例1の構造を図示したものである。ま
た、図3及び図4は、本発明の実施例1において、ペダ
ル軸(5)の回転方向に伴う正回転の駆動部(100) 及び逆
回転の駆動部(200) の作動状態を図示したものである。
また、図5及び図6は、本発明の前進駆動装置の実施例
2の構造を図示したものである。さらに、図7及び図8
は、本発明の前進駆動装置の実施例3の構造を図示した
ものである。また、図9は、本発明のの前進駆動装置の
実施例5の説明図である。その中で、まず、実施例1に
基づいて、本発明を詳細に説明すると次の通りである。
【0013】
【実施例1】本実施例1の前進駆動装置の構成は、ペダ
ル軸(5) にキー(8) によって固定された駆動盤(11a) の
外周縁にラチット(11b) が備えられていて駆動スプロケ
ット・ホイール(4) の一方の側面に固定されたラチット
・ホイール(12)によってペダル軸(5) の正方向の方の回
転力だけを駆動スプロケット・ホイール(4) に伝達でき
るように構成された正回転駆動部(100) と、上記駆動ス
プロケット・ホイール(4) の他の側面に固定されたラチ
ット・ホイール(22)と、ペダル軸(5) の回転に拘束され
ないようにその中心部がベアリングによってペダル軸
(5) に支えられながらその外周縁には上記ラチット・ホ
イール(22)と連動するラチット(21b) が備えられている
と共に、回転方向変換部(230) の駆動ギア(34)と一体化
してある駆動盤(21a) を備え、ペダル軸(5) の正回転の
際には回転力を駆動スプロケット・ホイール(4) の方に
伝達しない反面、ペダル軸(5) の逆回転の際には上記回
転方向の変換部(230) によって方向が変わった回転力が
上記駆動盤(21a) を回転させると同時に、この回転力が
上記ラチット(21b) によって伝達されて駆動スプロケッ
ト・ホイール(4) を正方向の方に駆動させる逆回転の駆
動部(200) とで成り立っている。
【0014】本実施例1の正回転の駆動部(100) は、ペ
ダル軸(5) にキー(8) によって固定された駆動盤(11a)
の外周縁にラチット(11b) が備えられていて、駆動スプ
ロケット・ホイール(4) の一方の側面に固定されたラチ
ット・ホイール(12)によってペダル軸(5) の正方向の回
転力のみが駆動スプロケット・ホイール(4) に伝達され
るが、上記ペダル軸(5) が逆方向の方に回転される場合
は、上記駆動盤(11a)の逆回転力がラチット・ホイール
(12)に伝達できないように構成されている。
【0015】本実施例1の逆回転駆動部(200) は、上記
正回転の駆動部(100) が形成された駆動スプロケット・
ホイール(4) の反対側の側面に備えられてあり、その逆
回転の駆動部(200) を構成するラチット(21b) 及びラチ
ット・ホイール(22)の歯の方向は、上記正回転駆動部(1
00) のラチット(11b) 及びラチット・ホイール(12)の歯
の方向と同様に設置されている。なお、上記ラチット(2
1b) を支持する駆動盤(21a) は、ペダル軸(5) の回転に
拘束されないようにその中心部がベアリングによってペ
ダル軸(5) に支えられて、後述する回転方向の変換部(2
30) の駆動ギア(34)と一体化して成り立っている。
【0016】本実施例1の逆回転の駆動部(200) の核に
なる構成要素である回転方向の変換部(230) は、ペダル
軸(5) の逆回転の回転を正方向の方の回転に切り替えて
上記逆回転の駆動部(200) の駆動盤(21a) が正方向の方
に回転できるようにする手段として、ペダル軸(5) に固
定された固定ギア(31)と上記固定ギア(31)に噛み合って
第1回転軸(42)を中心として回転される第1連結ギア(3
2)と上記第1連結ギア(32)に噛み合って第2回転軸(43)
を中心として回転される第2連結ギア(33)とペダル軸
(5) の回転方向に拘束されないようにその中心部がベア
リングによってペダル軸(5) に支えられた状態として上
記第2連結ギア(33)と噛み合って回転する駆動ギア(34)
によって構成される。また、上記第1連結ギア(32)の回
転軸(42)と第2連結ギア(33)の回転軸(43)は、自転車の
フレーム(1a, 1b)又は軸ケース(3)のキャップ(6) のブ
ラケット(51)に固定され、上記各ギアの直径を同一にす
ることによって回転速度及びトルクを同一に維持するこ
とが好ましい。
【0017】本実施例1の正回転の駆動部(100) 及び逆
回転の駆動部(200) には、駆動盤(11a, 21a)がある一定
の方向にのみ回転する時だけ回転力が駆動スプロケット
・ホイール(4) に伝達できるようにし、逆方向の方に回
転される時には回転力が伝達できないようにするための
構成として、ラチットとラチット・ホイールを採用した
が、単方向だけに回転力を伝達して逆方向の方には回転
力が伝達できないようにする多種類の単方向クラッチか
ら選んだ任意のクラッチ機構を、本発明の正回転の駆動
部(100) 及び逆回転の駆動部(200) に適用することも可
能である。
【0018】次に、このような構成で成り立っている本
発明の実施例1の前進駆動装置の作動過程を、詳しく説
明する。ペダル軸(5) を正方向の方に回転させれば、上
記の正回転の駆動部(100) の駆動盤(11a) が正方向の方
に回転するようになり、ラチット(11b) がラチット・ホ
イール(12)に回転力を与え、駆動スプロケット・ホイー
ル(4) は正方向の方に駆動する。この際、逆回転の駆動
部(200) のラチット(21b) は、ラチット・ホイール(22)
の回転方向とは反対方向の方にスリップしながら回転す
るようになる。
【0019】これをより詳細に説明すると、上記のペダ
ル軸(5) に固定された回転方向の変換部(230) の固定ギ
ア(31)は、ペダル軸(5) の回転方向と同じ正回転をする
ようになるので、上記固定ギア(31)に噛み合わされた第
1連結ギア(32)は第1回転軸(42)を中心として逆回転
し、上記第1連結ギア(32)に噛み合わされた第2連結ギ
ア(33)は、第2回転軸(43)を中心として正回転するよう
になり、上記第2連結ギア(33)に噛み合わされた駆動ギ
ア(34)は、ペダル軸(5) を中心として逆回転するように
なる。すなわち、上記第1連結ギア(32)及び第2連結ギ
ア(33)は、上記駆動ギア(34)の回転方向を上記固定ギア
(31)の回転方向とは反対方向の方になる機能を遂行する
ことになる。
【0020】したがって、上記駆動ギア(34)と一体化さ
れている逆回転の駆動部(200) の駆動盤(21a) も逆回転
するようになり、逆回転の駆動部(200) のラチット(21
b) は正回転する駆動スプロケット・ホイール(4) に固
定されたラチット・ホイール(22)にスリップするため、
駆動ギア(34)と駆動盤(21a) は駆動スプロケット・ホイ
ール(4) とは互いに反対方向に回転が可能となり、それ
で上記の正回転の駆動部(100) によって正方向の方に回
転してチェーンを通して従動スプロケット・ホイール
(図示してない)まで動力が伝達される。
【0021】図3は、ペダル軸(5) の回転方向に伴う正
回転の駆動部(100) の作動状態を示すための図2のA-A
線の断面図であり、図4は、ペダル軸(5) の回転方向に
よる逆回転の駆動部(200) の作動状態を示すための、図
2のB-B 線の断面図である。正回転の駆動部(100) と逆
回転の駆動部(200) の単方向の各クラッチのラチット(1
1b, 21b)とラチット・ホイール(12,22) は、同一の方向
に向かって設置される。したがって、ペダル軸(5) の正
回転によって、正回転の駆動部(100) の駆動盤(11a)
は、図3に示した矢印A の方向に正回転すると共に、ラ
チット(11b) がラチット・ホイール(12)と噛み合って回
転するので、駆動スプロケット・ホイール(4) が正回転
することになる。この時、逆回転の駆動部(200) の駆動
盤(21a)は、図4に示した通りにペダル軸(5) の回転方
向と反対方向である矢印A の方向に逆回転されるので、
上記駆動スプロケット・ホイール(4) と共に正回転して
いるラチット・ホイール(22)とは関わりなく、単にラチ
ット(21b) にスリップされて正回転する状態になる。
【0022】これに対して、ペダル軸(5) を逆方向の方
に回転させるとなると、上記の正回転の駆動部(100) の
駆動盤(11a) が逆方向の方(図3の矢印B の方向)に回
転するため、ラチット(11b) は、ラチット・ホイール(1
2)の回転方向とは反対方向の方にスリップされながら回
転するが、上記の逆回転駆動部(200) の駆動盤(21a)は
正方向の方(図4の矢印B の方向)に回転することにな
り、したがって、ラチット(21b) がラチット・ホイール
(22)を正方向の方に駆動させることになり、上記の駆動
スプロケット・ホイール(4) は正方向の方に回転を続け
ることが可能になる。
【0023】上記をより詳細に説明すると、ペダル軸
(5) を逆方向に回転させると、上記のペダル軸(5) に固
定された回転方向の変換部(230) の固定ギア(31)は、ペ
ダル軸(5) の回転方向と逆回転をすることになり、上記
の固定ギア(31)に噛み合っている第1連結ギア(32)は、
第1回転軸(42)を中心として正回転し、上記の第1連結
ギア(32)に噛み合っている第2連結ギア(33)は、第2回
転軸(43)を中心として逆回転することになり、また、上
記の第2連結ギア(33)に噛み合っている駆動ギア(34)
は、ペダル軸(5) を中心としてペダル軸(5) の回転方向
とは反対である正回転をすることになる。したがって、
上記の駆動ギア(34)と一体化されている逆回転の駆動部
(200) の駆動盤(21a) も正回転するようになり、逆回転
の駆動部(200) のラチット(21b) は、ラチット・ホイー
ル(22)に正方向の方に回転力を与えることにより、駆動
スプロケット・ホイール(4) は正方向の方の回転を維持
することができる。
【0024】図3及び図4に基づいて本実施例1を詳し
く説明すると、ペダル軸(5) の逆回転によって正回転の
駆動部(100) の駆動盤(11a) は、図3に点線を用いて示
されている矢印B の方に正回転するにも関わらず、ラチ
ット(11b) がラチット・ホイール(12)に駆動力を伝えら
れずスリップする反面、逆回転の駆動部(200) の駆動盤
(21a) は、図4に示した通りにペダル軸(5) の回転方向
とは逆の方向である矢印B の方向の方に正回転するの
で、ラチット・ホイール(22)はラチット・ホイール(22)
を正方向の方に回転させて、上記の駆動スプロケット・
ホイール(4) は正回転の状態を維持し続けることが可能
になる。
【0025】したがって、本発明の実施例1の自転車の
前進駆動装置は、他にクラッチ又はレバーの操作がなく
ても、ペダルを逆に回転するだけで自転車の前進駆動が
できる。特に、本発明による自転車の前進駆動装置は、
ペダル軸(5) の正回転又は逆回転の回転方向に關係な
く、駆動スプロケット・ホイール(4) の回転方向をその
まま維持できるため、ペダル軸(5) の回転方向の変化に
よる駆動装置に当たられる衝撃荷重が生じないので、動
力伝達の各構成要素に無理な荷重の付加を与える恐れが
ない。
【0026】
【実施例2】一方、本発明は、図5及び図6に示された
通りに、実施例2の形で具現化することも可能である。
すなわち、図5及び図6に示す実施例2は、前記実施例
1から逆回転の駆動部(200) の回転方向の変換部(230)
の各ギアの一部がメイン・フレーム(1a, 1b)の軸ケース
(3) の反対側のペダル軸(5) に移されて成り立つこと
で、軸ケース(3) を基準としてペダル軸(5) のバランス
を取ることができるようにしたものである。
【0027】すなわち、本発明の実施例2は、上記の逆
回転の駆動部(200) の回転方向の変換部(230) の構成要
素の中で、固定ギア(31)の歯に噛み合う第1連結ギア(3
2)のメイン・フレーム(1a, 2b)を基準として上記正回転
の駆動部(100)の反対側に固定する代りに、上記の第1
連結ギア(32)の回転力を上記の第2連結ギア(33)に伝え
るために、上記の第1連結ギア(32)の回転軸(42)を延長
してその末端に第2連結ギア(33)と噛み合わせる中継ギ
ア(35)を固定するように構成される。この時、上記の回
転軸(42)は、メイン・フレーム(1a, 1b)のブラケット(5
1)を貫通することで上記のブラケット(51)に備わってい
るベアリングなどによって支えられる。
【0028】このように構成された本発明の実施例2の
作動過程を説明すると、第1連結ギア(32)と中継ギア(3
5)は、第1回転軸(42)によって同一の方向に回転される
ため上記の中継ギア(32)は第2連結ギア(33)を回転させ
ることになる。それで実施例2の第1連結ギア(32)と中
継ギア(35)は、実施例1の第1連結ギア(32)と同一の作
用をすることになる。
【0029】
【実施例3】図7及び図8に示された本発明の実施例3
は、前記本発明の実施例2の変形である。すなわち、本
発明の実施例3は、上記逆回転の駆動部(200) の回転方
向の変換部(230) の構成要素の中で、固定ギア(31)、第
1連結ギア(32)及び第2連結ギア(33)を、メイン・フレ
ーム(1a, 1b)を基準として上記正回転の駆動部(100)の
反対側に設置して構成すると共に、上記の第2連結ギア
(33)の回転力を駆動ギア(34)に伝達するために、上記の
第2連結ギア(33)の回転軸(43)を延長してその末端に駆
動ギア(34)と噛み合わせる中継ギア(35)を固定すること
によって構成される。
【0030】このように構成された本発明の実施例3の
作動過程を説明すると、第2連結ギア(33)と中継ギア(3
5)は、第2回転軸(43)によって同一の方向に回転するた
め、上記の中継ギア(35)は、駆動ギア(34)を回転させる
ことになる。それで実施例3の第2連結ギア(33)と中継
ギア(35)は、前記の実施例1の第2連結ギア(33)と同様
の作用をすることになる。
【0031】
【実施例4】上記の実施例3の構成要素の中で、第1連
結ギア(32)は、固定ギア(31)の回転力を第2連結ギア(3
3)に伝える役目と共に、上記の第2連結ギア(33)が上記
の固定ギア(31)と同一の方向に回転できるように回転方
向を切り替える機能を働くもので、本発明の実施例4で
は、上記の第1連結ギア(32)を取り除く代りに、タイミ
ング・ベルトによって固定ギア(31)と第2連結ギア(33)
が直接に伝動されて同一の方向に回転できるようにする
ものである。
【0032】すなわち、本発明は、上記の実施例2を変
形した実施例4の形としても具現化できる。すなわち、
実施例4の構成要素では、第2連結ギア(33)を取り除く
代りに、タイミング・ベルトによって中継ギア(35)と駆
動ギア(34)が直接伝動できるようにし、上記の2つのギ
ア(固定ギア(31)と第2連結ギア(33))を同一の方向に
回転できるように組み合わせることで本発明の実施例4
を構成することもできる。
【0033】
【実施例5】図9では、本発明の実施例5として、実施
例2における固定ギア(31)の代りに固定スプロケット(5
1)を、第2連結ギア(33)の代りに連結スプロケット(52)
に入れ替えて、上記の2つのスプロケット(51, 52)の間
にはチェーン(50)によって回転力の伝達ができるように
構成したものである。すなわち、図9は、本発明の実施
例5の構成を説明したものである。
【0034】以上、本発明の詳細な説明として、本発明
の特定の実施例をあげて詳しく説明したが、本発明は、
その構成を越えない範囲でいろいろな形に変形又は変更
して実施することも、勿論本発明の範囲に含まれてい
る。
【0035】
【発明の効果】これまで詳細に説明の通り、本発明は、
クラッチの作動又はレバー等の操作がなくても、ペダル
を逆方向に回転してもペダルの正回転の時と同様に自転
車を前進駆動することができるし、走行の際ペダルを停
止しても自転車の走行に全然邪魔にならない。
【0036】また本発明の自転車の前進駆動装置は、ペ
ダル軸(5) に装着されてあるので、自転車に乗らなくて
ただ引き摺って歩く時にも一般の自転車と同様に引き摺
って歩きやすいし、回転方向の変換部(230) の各ギアの
直径を統一させて、ペダルの逆回転の時と正回転の時と
のペダルの回転速度が変更されないようにすると、搭乗
者は便利さと共に運動効果も得られるので、有用な方法
である。その上、本発明による前進駆動装置は、ペダル
軸(5) の正回転又は逆回転の回転方向に関係なく駆動ス
プロケット・ホイール(4) の回転方向をそのまま維持す
ることができるため、ペダル軸(5) の回転方向の変更に
よる駆動装置に当たる衝撃荷重が生じないので、製品の
耐久性を著しく向上する効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の實施例1による前進駆動装置の構造を
示す説明図
【図2】本発明の実施例1による前進駆動装置の構造を
示す断面図
【図3】図2のA-A 線の断面図
【図4】図2のB-B 線の断面図
【図5】本発明の実施例2による前進駆動装置の構造を
示す断面図
【図6】本発明の実施例2による前進駆動装置の構造を
示す説明図
【図7】本発明の実施例3による前進駆動装置の構造を
示す断面図
【図8】本発明の実施例3による前進駆動装置の構造を
示す説明図
【図9】本発明実施例5による前進駆動装置の構造を示
す説明図
【符号の説明】
1a, 1b :フレーム、 2a, 2b :ペダル・アーム、 3 :
軸ケース、4 : 駆動スプロケット・ホイール、 5 : ペ
ダル軸、 6 : キャップ、7 : ブラケット、 8 : キ
ー、 9 : ボルト、 11a, 21a :駆動盤、11b, 21b :
ラチット、 12, 22 :ラチット・ホイール、31 : 固定
ギア、 32 :第1連結ギア、 33 :第2連結ギア、 34
:駆動ギア、35 : 中継ギア、 42 :第1回転軸、 43
:第2回転軸、 50 :チェーン、 51 : 固定ギア(ス
プロケット)、 53 :連結ギア(スプロケット)、100
:正回転の駆動部、 200 : 逆回転の駆動部、 230 :
回転方向の変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金 祥年 大韓民国ソウル市瑞草区瑞草洞1315 進興 アパート3洞1301号 (72)発明者 李 秀龍 大韓民国京畿道城南市寿井区山城洞84−8 教職員アパート406号 Fターム(参考) 3J009 EA11 EA21 EA32 EA44 ED17 FA05 3J049 AA01 BH15 CA05 3J062 AA09 AB01 AB12 AB13 AB36 AC04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペダル軸(5) の逆回転によって自転車を前
    進駆動させる自転車の前進駆動装置において、 ペダル軸(5) にキー(8) によって固定された駆動盤(11
    a) の外周縁にラチット(11b) が備えられてあり駆動ス
    プロケット・ホイール(4) の一方の側面に固定されたラ
    チット・ホイール(12)によってペダル軸の正方向の回転
    力のみが駆動スプロケット・ホイール(4) に伝えらるよ
    うに構成された正回転の駆動部(100) と、 中心部がベアリングによってペダル軸(5) に支えられ駆
    動盤(21a) と一体化して構成される駆動ギア(34)が上記
    のペダル軸(5) に固定された固定ギア(31)からの回転力
    を伝えてもらい上記のペダル軸(5) の回転方向と反対方
    向の方に回転できるようにする回転方向の変換部(230)
    と、外周縁にラチット(21b) が備えられてあり上記の回
    転方向の変換部(230) の駆動ギア(34)と一体化して構成
    された駆動盤(21a) と、上記の駆動スプロケット・ホイ
    ール(4) の他方の側面に固定され上記のラチット(21b)
    と連動するラチット・ホイール(22)とから構成される逆
    回転の駆動部(200) とで成り立っていて、 上記のペダル軸(5) の回転方向に関係なく自転車の前進
    駆動を可能にすることを特徴とする自転車の前進駆動装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記の回転方向の変換
    部(230) は、 ペダル軸(5) に固定された固定ギア(31)と、上記の固定
    ギア(31)に噛み合わされ第1回転軸(42)を中心として回
    転する第1連結ギア(32)と、上記の第1連結ギア(32)に
    噛み合わされ第2回転軸(43)を中心として回転する第2
    連結ギア(33)と、上記の第2連結ギア(33)に噛み合わさ
    れて回転する駆動ギア(34)とで成り立っていて、 上記のペダル軸(5) の逆方向の回転を正方向に変える上
    記の駆動盤(21a) が正方向の方に回転できるようにする
    ことを特徴とする自転車の前進駆動装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、上記の固定ギア(31)と
    第1連結ギア(32)は、 メイン・フレーム(1a, 1b)を基準として上記の駆動スプ
    ロケット(4) の反対側に設置され、上記の第1連結ギア
    (32)の回転力を上記の第2連結ギア(33)に伝えるために
    上記の第1連結ギア(32)の延長された回転軸(42)の末端
    に第2連結ギア(33)を噛み合わせる中継ギアを固定する
    に当たって、 上記の回転軸(42)はメイン・フレーム(1a, 1b)のブラケ
    ット(51)のベアリングによって支えられることを特徴と
    する自転車の前進駆動装置。
  4. 【請求項4】請求項2において、上記の固定ギア(31)、
    第1連結ギア(32)及び第2連結ギア(33)は、 メイン・フレーム(1a, 1b)を基準として上記の駆動スプ
    ロケット(4) の反対側に設置され、上記の第2連結ギア
    (33)の回転力を上記の駆動ギア(34)に伝えるために上記
    の第2連結ギア(33)の延長された回転軸(43)の末端に上
    記の駆動ギア(34)と噛み合わされる中継ギア(35)を固定
    するに当たって、上記回転軸(43)はメイン・フレーム(1
    a, 1b)のブラケット(51)のベアリングによって支えられ
    ることを特徴とする自転車の前進駆動装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、上記の回転方向の変換
    部(230) は、 メイン・フレーム(1a, 1b)を基準として上記駆動スプロ
    ケット(4) の反対側に設置されたペダル軸(5) に固定さ
    れた固定ギア(31)と、上記の固定ギア(31)に噛み合わさ
    れ回転軸(42)を中心として回転する第1連結ギア(32)
    と、メイン・フレーム(1a, 1b)を基準として上記の駆動
    スプロケット(4) が設置された方面に設置され上記の第
    1連結ギア(32)の延長された回転軸(42)の末端に固定さ
    れる中継ギア(35)と、ベルト伝動手段によって上記の中
    継ギア(35)と同一の方向に回転する駆動ギア(34)と、上
    記の回転軸(42)をベアリングを用いて支えるメイン・フ
    レーム(1a, 1b)に固定されたブラケット(51)とから組み
    立てられて、 上記のペダル軸(5) の逆方向の回転を正方向の方に回転
    で変えて上記の駆動盤(21a) が正方向の方に回転するよ
    うにすることを特徴とする自転車の前進駆動装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、上記の回転方向の変換
    部(230) は、 メイン・フレーム(1a, 1b)を基準として上記の駆動スプ
    ロケット(4) の反対側に設置されペダル軸(5) に固定さ
    れた固定ギア(31)と、 ベルト伝動手段によって上記の固定ギア(31)と同一の方
    向に回転軸(42)を中心として回転する第1連結ギアと、
    メイン・フレーム(1a, 1b)を基準として上記の駆動スプ
    ロケット(4) に固定された方に設置され上記の第1連結
    ギア(32)の延長された回転軸(42)の末端に固定される中
    継ギア(35)と、上記の中継ギア(35)と噛み合わせられペ
    ダル軸(5) を中心として回転する駆動ギア(34)と、上記
    の回転軸(42)をベアリングを用いて支持するメイン・フ
    レーム(1a, 1b)に固定されたブラケット(51)とより組み
    立てられてあり、 上記のペダル軸(5) の逆方向の回転を正方向回転の方に
    変え、上記の駆動盤(21a) を正回転の方向に回転するよ
    うにすることを特徴とする自転車の前進駆動装置。
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