JP2003061708A - 通気性を有する中敷 - Google Patents
通気性を有する中敷Info
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- JP2003061708A JP2003061708A JP2001255388A JP2001255388A JP2003061708A JP 2003061708 A JP2003061708 A JP 2003061708A JP 2001255388 A JP2001255388 A JP 2001255388A JP 2001255388 A JP2001255388 A JP 2001255388A JP 2003061708 A JP2003061708 A JP 2003061708A
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 中敷の柔軟部に作用する圧縮とその開放によ
って、靴内の前足部と踵部に効果的に空気が流通し(ポ
ンプ作用)、着用者の靴内が歩行・走行時にむれにく
く、清涼感ある状態に保つ中敷を提供する。 【解決手段】 前足部Zと踵部Xに通気孔4を有し、接
足面全体に柔軟部2と、柔軟部の下部に補強部1とから
なる中敷であって、補強部1が中足部Yに存在し、柔軟
部2が前足部Z、及び踵部Xの中心に存在し、前記補強
部1に踵部Xと前足部Zとを結ぶ空気通路3が形成され
た構成である。これにより、着用者が歩行・走行時に靴
内の空気流通が適切に行われる。
って、靴内の前足部と踵部に効果的に空気が流通し(ポ
ンプ作用)、着用者の靴内が歩行・走行時にむれにく
く、清涼感ある状態に保つ中敷を提供する。 【解決手段】 前足部Zと踵部Xに通気孔4を有し、接
足面全体に柔軟部2と、柔軟部の下部に補強部1とから
なる中敷であって、補強部1が中足部Yに存在し、柔軟
部2が前足部Z、及び踵部Xの中心に存在し、前記補強
部1に踵部Xと前足部Zとを結ぶ空気通路3が形成され
た構成である。これにより、着用者が歩行・走行時に靴
内の空気流通が適切に行われる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主にランニング、ウォ
ーキングなどの運動靴ならびに子供用靴、さらには高齢
者用靴といったあらゆる靴の中敷に関するものであり、
歩行に伴う重心の移動曲線や、地面から受ける力の時系
的な強弱を考慮し、中敷の柔軟部に作用する圧縮とその
開放によって、靴内の前足部と踵部に効果的に空気が流
通し(ポンプ作用)、着用者の靴内が歩行・走行時にむ
れにくく、清涼感ある状態に保つ中敷を提供するもので
ある。
ーキングなどの運動靴ならびに子供用靴、さらには高齢
者用靴といったあらゆる靴の中敷に関するものであり、
歩行に伴う重心の移動曲線や、地面から受ける力の時系
的な強弱を考慮し、中敷の柔軟部に作用する圧縮とその
開放によって、靴内の前足部と踵部に効果的に空気が流
通し(ポンプ作用)、着用者の靴内が歩行・走行時にむ
れにくく、清涼感ある状態に保つ中敷を提供するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の通気性を考慮した中敷では、実開
平2−143009号に見られるように、空気導入口と
空気吹き出し口を設けた薄板袋状物を中敷内底面形状に
形成し、着用者の歩行運動により生ずる前記中敷へのポ
ンプ作用によって、靴内の換気が行われることを特徴と
する中敷が開示されている。
平2−143009号に見られるように、空気導入口と
空気吹き出し口を設けた薄板袋状物を中敷内底面形状に
形成し、着用者の歩行運動により生ずる前記中敷へのポ
ンプ作用によって、靴内の換気が行われることを特徴と
する中敷が開示されている。
【0003】また、実開平3−35706号には、踵部
からつま先部に向かう空気通路と弁が設けられた弾性及
び復元性のある部材よりなる中敷であって、前記の中敷
と同様に、着用者の歩行運動により生ずる前記中敷への
ポンプ作用によって、靴内の換気が行われることを特徴
とする中敷が開示されている。
からつま先部に向かう空気通路と弁が設けられた弾性及
び復元性のある部材よりなる中敷であって、前記の中敷
と同様に、着用者の歩行運動により生ずる前記中敷への
ポンプ作用によって、靴内の換気が行われることを特徴
とする中敷が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実開平2−1
43009号に記載された中敷は、中敷の主要部分が薄
板袋状物であるため、耐久性がなく、歩行・走行時の地
面から受ける力によって破損し易く、靴内の換気効果が
持続しないという問題点があった。また、実開平3−3
5706号に記載された中敷では、中敷の前足部、中足
部、及び踵部が同一の素材で形成され、厚さが均一であ
るため、中敷が着地時から蹴り出しまでの間、徐々に踵
からつま先に向かって圧縮されることは少なく、中敷全
体がほぼ均一に圧縮されるため、踵からつま先に向かっ
て空気が移動し、靴内の蒸れをなくすということは不可
能に近いという問題点があった。
43009号に記載された中敷は、中敷の主要部分が薄
板袋状物であるため、耐久性がなく、歩行・走行時の地
面から受ける力によって破損し易く、靴内の換気効果が
持続しないという問題点があった。また、実開平3−3
5706号に記載された中敷では、中敷の前足部、中足
部、及び踵部が同一の素材で形成され、厚さが均一であ
るため、中敷が着地時から蹴り出しまでの間、徐々に踵
からつま先に向かって圧縮されることは少なく、中敷全
体がほぼ均一に圧縮されるため、踵からつま先に向かっ
て空気が移動し、靴内の蒸れをなくすということは不可
能に近いという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、主にランニン
グ、ウォーキングなどの運動靴ならびに子供用靴、さら
には高齢者用靴といったあらゆる靴の中敷において、中
敷の柔軟部に作用する圧縮とその開放によって、靴内の
前足部と踵部に効果的に空気が流通し(ポンプ作用)、
着用者の靴内が歩行・走行時にむれにくく、清涼感ある
状態に保つ中敷に関する発明をするに至った。
グ、ウォーキングなどの運動靴ならびに子供用靴、さら
には高齢者用靴といったあらゆる靴の中敷において、中
敷の柔軟部に作用する圧縮とその開放によって、靴内の
前足部と踵部に効果的に空気が流通し(ポンプ作用)、
着用者の靴内が歩行・走行時にむれにくく、清涼感ある
状態に保つ中敷に関する発明をするに至った。
【0006】つまり、上記課題を解決する為、本発明の
中敷は、前足部と踵部に通気孔を有し、柔軟部と補強部
とからなる中敷であって、その補強部の位置、形状が着
用者の歩行・走行時に地面から受ける力の状態、足骨の
形状、重心の移動等を考慮することによって、歩行・走
行時に柔軟部に効果的に力がかかり、柔軟部が圧縮及び
開放することによって、靴内の空気流通が中足部の空気
通路を介して最適となるような中敷である。
中敷は、前足部と踵部に通気孔を有し、柔軟部と補強部
とからなる中敷であって、その補強部の位置、形状が着
用者の歩行・走行時に地面から受ける力の状態、足骨の
形状、重心の移動等を考慮することによって、歩行・走
行時に柔軟部に効果的に力がかかり、柔軟部が圧縮及び
開放することによって、靴内の空気流通が中足部の空気
通路を介して最適となるような中敷である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、以
下に説明する。本発明に係る中敷は、前足部と踵部に通
気孔を有し、柔軟部と補強部を有している。柔軟部は、
軟質発泡樹脂、生地、皮革、人工皮革、不織布等の軟質
材料、又はそれらの組み合わせよりなり、補強部は、樹
脂(FRPを含む)、硬質発泡樹脂、金属等の比較的硬
質の材料、又はそれらの組み合わせよりなる。また、補
強部の材料としてPETボトルの廃材をリサイクルした
ものを使用することも可能である。そして前記補強部は
中足部に存在し、柔軟部は前足部、及び踵部の中心に存
在し、補強部に踵部と前足部とを結ぶ空気通路が形成さ
れている。
下に説明する。本発明に係る中敷は、前足部と踵部に通
気孔を有し、柔軟部と補強部を有している。柔軟部は、
軟質発泡樹脂、生地、皮革、人工皮革、不織布等の軟質
材料、又はそれらの組み合わせよりなり、補強部は、樹
脂(FRPを含む)、硬質発泡樹脂、金属等の比較的硬
質の材料、又はそれらの組み合わせよりなる。また、補
強部の材料としてPETボトルの廃材をリサイクルした
ものを使用することも可能である。そして前記補強部は
中足部に存在し、柔軟部は前足部、及び踵部の中心に存
在し、補強部に踵部と前足部とを結ぶ空気通路が形成さ
れている。
【0008】図1に、ランニング中に地面から足裏にか
かる力を着地時から蹴り出し時の時系列として示した。
図1より、中敷には着地直後、瞬間的に大きな力がかか
り、その後一旦力は減少し、再び、より大きな力がかか
ることが分かる。つまり、着地直後に瞬間的に大きな力
が踵部にかかり、その後、踏みつけから蹴り出しのため
により大きな力が前足部にかかる。以上のとおりランニ
ング中での足裏(中敷)にかかる地面からの力の時系列
的な状態に着目し、以下のとおり通気性を有する中敷を
構成した。本発明の中敷は、歩行・走行時の着地時に瞬
間的に大きな力がかかる踵部の中心と、踏みつけから蹴
り出しのためにより大きな力がかかる前足部に弾性、及
び回復性のある柔軟部が存在する。つまり踵部と前足部
に存在する柔軟部は、着地直後と蹴り出し時にかかる大
きな力によって、大きく変形し、また力が開放された時
には速やかに回復する。そして比較的大きな力がかかり
にくい中足部に、比較的硬質な補強部が存在し、該補強
部には踵部と前足部とを結ぶ空気通路が形成されてい
る。上記のとおりの構成により、本発明の中敷は、歩行
・走行中に以下のとおりの靴内通気効果を示す。
かる力を着地時から蹴り出し時の時系列として示した。
図1より、中敷には着地直後、瞬間的に大きな力がかか
り、その後一旦力は減少し、再び、より大きな力がかか
ることが分かる。つまり、着地直後に瞬間的に大きな力
が踵部にかかり、その後、踏みつけから蹴り出しのため
により大きな力が前足部にかかる。以上のとおりランニ
ング中での足裏(中敷)にかかる地面からの力の時系列
的な状態に着目し、以下のとおり通気性を有する中敷を
構成した。本発明の中敷は、歩行・走行時の着地時に瞬
間的に大きな力がかかる踵部の中心と、踏みつけから蹴
り出しのためにより大きな力がかかる前足部に弾性、及
び回復性のある柔軟部が存在する。つまり踵部と前足部
に存在する柔軟部は、着地直後と蹴り出し時にかかる大
きな力によって、大きく変形し、また力が開放された時
には速やかに回復する。そして比較的大きな力がかかり
にくい中足部に、比較的硬質な補強部が存在し、該補強
部には踵部と前足部とを結ぶ空気通路が形成されてい
る。上記のとおりの構成により、本発明の中敷は、歩行
・走行中に以下のとおりの靴内通気効果を示す。
【0009】図2、及び図3に模式的にシューズを取り
除いた状態での、歩行・走行中の靴内通気状態を示し
た。図2に示すとおり、着地時には、瞬間的に踵部
(X)にかかる大きな力によって、踵部の中心に位置す
る柔軟部は大きく変形すると同時に、踵部付近に存在す
る空気を一気に踵部(X)と前足部(Z)とを結ぶ空気
通路へと押しやる。そしてそれらの空気(K)は、空気
通路(3)を通り、前足部(Z)へと向かい、前足部
(Z)に存在する通気孔(4)を通り、着用者の前足部
全体へと移動する。図3に示すとおり、踏みつけから蹴
り出しにかけて、前足部にかかる大きな力によって、前
足部に位置する柔軟部は大きく圧縮変形すると同時に、
前足部に存在する空気を一気に踵部と前足部とを結ぶ空
気通路へと押しやる。そしてそれらの空気は、空気通路
を通り、踵部へと向かい、踵部に存在する通気孔を通
り、着用者の踵部全体へと移動する。尚、前記空気通路
は、踵部と前足部の間に設置された補強部に形成されて
いるため、地面からかかる力によっても変形しにくい。
本発明の中敷では歩行・走行時に上記の通り、空気の流
通がなされることによって、着用者の靴内はむれにく
く、清涼感ある状態に保たれる。
除いた状態での、歩行・走行中の靴内通気状態を示し
た。図2に示すとおり、着地時には、瞬間的に踵部
(X)にかかる大きな力によって、踵部の中心に位置す
る柔軟部は大きく変形すると同時に、踵部付近に存在す
る空気を一気に踵部(X)と前足部(Z)とを結ぶ空気
通路へと押しやる。そしてそれらの空気(K)は、空気
通路(3)を通り、前足部(Z)へと向かい、前足部
(Z)に存在する通気孔(4)を通り、着用者の前足部
全体へと移動する。図3に示すとおり、踏みつけから蹴
り出しにかけて、前足部にかかる大きな力によって、前
足部に位置する柔軟部は大きく圧縮変形すると同時に、
前足部に存在する空気を一気に踵部と前足部とを結ぶ空
気通路へと押しやる。そしてそれらの空気は、空気通路
を通り、踵部へと向かい、踵部に存在する通気孔を通
り、着用者の踵部全体へと移動する。尚、前記空気通路
は、踵部と前足部の間に設置された補強部に形成されて
いるため、地面からかかる力によっても変形しにくい。
本発明の中敷では歩行・走行時に上記の通り、空気の流
通がなされることによって、着用者の靴内はむれにく
く、清涼感ある状態に保たれる。
【0010】また、図4(a)、及び図4(b)に示す
とおり、本発明の中敷は、補強部(1)が中足部、及び
踵部の内甲部と外甲部に存在し、踵部中心において後方
に対して凹状に湾曲し、踵部の外甲側と踵部の内甲側に
それぞれ後方に対して凸状の湾曲部を有している。ここ
で踵部の外甲側の凸状の湾曲部(H2)の長さは、踵部
の内甲側の凸状の湾曲部(H1)の長さより短い。図4
(b)に示すとおり、補強部(1)における、踵部
(X)の凸状の湾曲部(H2、H1)の長さとは、踵部
中心における後方に対して凹状に湾曲した凹部の最前方
より、踵部の補強部凸状の湾曲部の最後方までの距離で
ある。実施上、これら凸状の湾曲部の長さの差は、1m
m以上50mm以内である。通常、これら凸状の湾曲部
の長さの差は、10mm以上40mm以内である場合が多
い。上記の踵部における補強部の形状は、以下に示す歩
行・走行時の中敷にかかる重心の移動曲線を考慮して決
定した。
とおり、本発明の中敷は、補強部(1)が中足部、及び
踵部の内甲部と外甲部に存在し、踵部中心において後方
に対して凹状に湾曲し、踵部の外甲側と踵部の内甲側に
それぞれ後方に対して凸状の湾曲部を有している。ここ
で踵部の外甲側の凸状の湾曲部(H2)の長さは、踵部
の内甲側の凸状の湾曲部(H1)の長さより短い。図4
(b)に示すとおり、補強部(1)における、踵部
(X)の凸状の湾曲部(H2、H1)の長さとは、踵部
中心における後方に対して凹状に湾曲した凹部の最前方
より、踵部の補強部凸状の湾曲部の最後方までの距離で
ある。実施上、これら凸状の湾曲部の長さの差は、1m
m以上50mm以内である。通常、これら凸状の湾曲部
の長さの差は、10mm以上40mm以内である場合が多
い。上記の踵部における補強部の形状は、以下に示す歩
行・走行時の中敷にかかる重心の移動曲線を考慮して決
定した。
【0011】図5に歩行・走行時の中敷にかかる重心
(G)の移動曲線を示した。上記のとおり、本発明の中
敷の踵部は、柔軟部のみからなるのではなく内甲部と外
甲部に補強部が存在する。つまり、踵部では、図5に示
した重心(G)の移動曲線上にできるだけ柔軟部を設置
させ、重心の移動曲線よりやや距離をおいて補強部を設
置させた。つまりかかる補強部と柔軟部の構成により、
着地時にかかる大きな力をできるだけ重心の移動曲線上
に集中させ、より瞬時に柔軟部を変形させ、前足部へ空
気が移動する速度を早くさせるという効果を得ることが
できる。
(G)の移動曲線を示した。上記のとおり、本発明の中
敷の踵部は、柔軟部のみからなるのではなく内甲部と外
甲部に補強部が存在する。つまり、踵部では、図5に示
した重心(G)の移動曲線上にできるだけ柔軟部を設置
させ、重心の移動曲線よりやや距離をおいて補強部を設
置させた。つまりかかる補強部と柔軟部の構成により、
着地時にかかる大きな力をできるだけ重心の移動曲線上
に集中させ、より瞬時に柔軟部を変形させ、前足部へ空
気が移動する速度を早くさせるという効果を得ることが
できる。
【0012】また、前足部における補強部の形状は、踏
みつけから蹴り出しまでの間に大きく関係する着用者の
足骨の位置と前記中敷にかかる重心の移動曲線とを考慮
して決定した。図6に示すとおり、補強部(1)は、着
用者の拇指球(B)後方の領域で前方に対して凹状に湾
曲している。踏みつけから蹴り出しまでの間、着用者は
拇指球(B)部分に力を入れる。よって、拇指球(B)
部分を中心に補強部(1)を配置させず、柔軟部(2)
のみを配置させると、地面からの反力により拇指球
(B)部分を中心に柔軟部(2)が局部的に圧縮変形
し、前足部の空気を空気通路へ押し出すことが出来る。
みつけから蹴り出しまでの間に大きく関係する着用者の
足骨の位置と前記中敷にかかる重心の移動曲線とを考慮
して決定した。図6に示すとおり、補強部(1)は、着
用者の拇指球(B)後方の領域で前方に対して凹状に湾
曲している。踏みつけから蹴り出しまでの間、着用者は
拇指球(B)部分に力を入れる。よって、拇指球(B)
部分を中心に補強部(1)を配置させず、柔軟部(2)
のみを配置させると、地面からの反力により拇指球
(B)部分を中心に柔軟部(2)が局部的に圧縮変形
し、前足部の空気を空気通路へ押し出すことが出来る。
【0013】さらに踵部と同様に前足部においても、図
5に示した重心の移動曲線上に沿って主に柔軟部を設置
させた。重心の移動曲線上は、踏みつけから蹴り出し時
においても地面からの反力が集中してかかりやすい。し
たがって、かかる個所を中心に柔軟部が存在すると、地
面からの反力により柔軟部の圧縮、及び開放が確実に行
われ、前足部に存在する空気を確実に踵部と前足部とを
結ぶ空気通路へと押しやることが可能である。
5に示した重心の移動曲線上に沿って主に柔軟部を設置
させた。重心の移動曲線上は、踏みつけから蹴り出し時
においても地面からの反力が集中してかかりやすい。し
たがって、かかる個所を中心に柔軟部が存在すると、地
面からの反力により柔軟部の圧縮、及び開放が確実に行
われ、前足部に存在する空気を確実に踵部と前足部とを
結ぶ空気通路へと押しやることが可能である。
【0014】図6に示すとおり、補強部(1)は、着用
者の第4指及び第5指の中足骨の領域で、前方に対して
凹状に湾曲した構成である。ここで図7に示すとおり、
着用者の第4中足骨(5)及び第5中足骨(6)の領域
(F)とは、着用者の第4中足骨(5)及び第5中足骨
(6)がかかる領域、及び着用者の第4中足骨(5)と
第5中足骨(6)とではさまれた領域をいう。図5に示
した重心の移動曲線上の位置を中敷上で特定するため
に、上記の着用者の第4指及び第5指の中足骨の領域を
定義した。上記に示した補強部(1)の形状により、前
足部においても重心の移動曲線上に柔軟部(2)が位置
することになる。以下に前記中足部、及び踵部の補強部
に形成された空気通路について説明する。
者の第4指及び第5指の中足骨の領域で、前方に対して
凹状に湾曲した構成である。ここで図7に示すとおり、
着用者の第4中足骨(5)及び第5中足骨(6)の領域
(F)とは、着用者の第4中足骨(5)及び第5中足骨
(6)がかかる領域、及び着用者の第4中足骨(5)と
第5中足骨(6)とではさまれた領域をいう。図5に示
した重心の移動曲線上の位置を中敷上で特定するため
に、上記の着用者の第4指及び第5指の中足骨の領域を
定義した。上記に示した補強部(1)の形状により、前
足部においても重心の移動曲線上に柔軟部(2)が位置
することになる。以下に前記中足部、及び踵部の補強部
に形成された空気通路について説明する。
【0015】図8(a)、乃至図8(c)に示すとお
り、本発明の中敷の中足部(Y)において、波形形状を
有した空気通路(3)が形成されている。これは、補強
部(1)を波形形状の稜線(L1)が、中敷中心線
(N)に対し、略平行である波形形状とすることによ
り、空気通路(3)を形成した。図8(c)に示すとお
り、波形形状によって形成される空気通路(3)を断面
図により斜線で示した。補強部が波形形状であることに
より、上部、及び下部からの力に対し耐久性を持たせる
ことが可能であり、上部、及び下部からの力が中足部に
かかっても、空気通路が押しつぶされたり、小さくなっ
て空気の流通量が少なくなることはない。図8(a)に
示す補強部(1)の波形形状の稜線(L1)は外甲側に
凸状の曲線であるが、内甲側に凸状の曲線の場合や、直
線の場合、及びそれらの組み合わせの場合であっても良
い。図8(c)に示すとおり、本発明の中敷の中足部に
おける幅方向の断面(AA'断面)において、補強部
(1)は曲線による波形形状である。また、図9(b)
に示すとおり、補強部(1)の断面は、直線部分(7)
と曲線部分(8)による波形形状であることも可能であ
る。さらに図9(c)に示すとおり、補強部(1)の断
面(BB'断面)は、接足面側(W)が波形形状ではな
く、接地面側(V)のみが波形形状であることも可能で
ある。
り、本発明の中敷の中足部(Y)において、波形形状を
有した空気通路(3)が形成されている。これは、補強
部(1)を波形形状の稜線(L1)が、中敷中心線
(N)に対し、略平行である波形形状とすることによ
り、空気通路(3)を形成した。図8(c)に示すとお
り、波形形状によって形成される空気通路(3)を断面
図により斜線で示した。補強部が波形形状であることに
より、上部、及び下部からの力に対し耐久性を持たせる
ことが可能であり、上部、及び下部からの力が中足部に
かかっても、空気通路が押しつぶされたり、小さくなっ
て空気の流通量が少なくなることはない。図8(a)に
示す補強部(1)の波形形状の稜線(L1)は外甲側に
凸状の曲線であるが、内甲側に凸状の曲線の場合や、直
線の場合、及びそれらの組み合わせの場合であっても良
い。図8(c)に示すとおり、本発明の中敷の中足部に
おける幅方向の断面(AA'断面)において、補強部
(1)は曲線による波形形状である。また、図9(b)
に示すとおり、補強部(1)の断面は、直線部分(7)
と曲線部分(8)による波形形状であることも可能であ
る。さらに図9(c)に示すとおり、補強部(1)の断
面(BB'断面)は、接足面側(W)が波形形状ではな
く、接地面側(V)のみが波形形状であることも可能で
ある。
【0016】また、図10(a)、及び図10(b)に
示すとおり、前記踵部(X)の補強部(1)において、
波形形状を有した空気通路が形成されている。これは、
補強部(1)を、波形形状の稜線(L2)が、中敷中心
線(N)に対し、略垂直であるとすることにより空気通
路(3)を形成した。図10(b)に示すとおり、波形
形状によって形成される空気通路(3)の個所を斜線で
示した。また、図10(a)に示す踵部(X)における
前記波形形状の稜線(L2)と中敷中心線(N)とのな
す角度(α)は、80度から100度までの角度であ
る。前記稜線と中敷中心線とのなす角度(α)は、前記
範囲の中で、85度から95度までの角度であることが
望ましい。上記波形形状により、前足部から移動した空
気を踵部全体に分散させることが可能である。
示すとおり、前記踵部(X)の補強部(1)において、
波形形状を有した空気通路が形成されている。これは、
補強部(1)を、波形形状の稜線(L2)が、中敷中心
線(N)に対し、略垂直であるとすることにより空気通
路(3)を形成した。図10(b)に示すとおり、波形
形状によって形成される空気通路(3)の個所を斜線で
示した。また、図10(a)に示す踵部(X)における
前記波形形状の稜線(L2)と中敷中心線(N)とのな
す角度(α)は、80度から100度までの角度であ
る。前記稜線と中敷中心線とのなす角度(α)は、前記
範囲の中で、85度から95度までの角度であることが
望ましい。上記波形形状により、前足部から移動した空
気を踵部全体に分散させることが可能である。
【0017】また、中足部、及び踵部における補強部の
波形形状の大きさについて以下に補足説明する。図2、
及び図3に示した歩行・走行における靴内通気効果を十
分に得るため、及び上下からの力に対して耐久性があり
空気通路が十分確保されるために以下のとおり、波形形
状の大きさを設定した。図11(a)に示すとおり、補
強部の波形形状の波長(λ)は、5mmから30mmま
での範囲であり、10mmから20mmまでの範囲であ
ることが望ましい。波長(λ)が5mm未満、又は30
mmよりも長いものであると空気通路が確保されないか
らである。また、図11(b)に示すとおり、補強部の
波形形状の振幅(h)は、1mmから20mmまでの範
囲であり、5mmから10mmまでの範囲であることが
望ましい。振幅(h)が、1mm未満であると空気通路
が確保されず、また20mmよりも長いものであると、
中敷作成上、補強部(1)と柔軟部(2)との接着が十
分になされない可能性が存在するからである。
波形形状の大きさについて以下に補足説明する。図2、
及び図3に示した歩行・走行における靴内通気効果を十
分に得るため、及び上下からの力に対して耐久性があり
空気通路が十分確保されるために以下のとおり、波形形
状の大きさを設定した。図11(a)に示すとおり、補
強部の波形形状の波長(λ)は、5mmから30mmま
での範囲であり、10mmから20mmまでの範囲であ
ることが望ましい。波長(λ)が5mm未満、又は30
mmよりも長いものであると空気通路が確保されないか
らである。また、図11(b)に示すとおり、補強部の
波形形状の振幅(h)は、1mmから20mmまでの範
囲であり、5mmから10mmまでの範囲であることが
望ましい。振幅(h)が、1mm未満であると空気通路
が確保されず、また20mmよりも長いものであると、
中敷作成上、補強部(1)と柔軟部(2)との接着が十
分になされない可能性が存在するからである。
【0018】また、図12(a)、及び図12(b)に
示すとおり、前記踵部(X)の補強部(1)において、
波形形状を有した空気通路(3)が形成され、前記波形
形状の稜線(L2)と対をなす谷線(L3)上に、通気
孔(4)が形成されている。該通気孔(4)により、着
用者の踵部から空気通路(3)への空気流通が活発とな
る。
示すとおり、前記踵部(X)の補強部(1)において、
波形形状を有した空気通路(3)が形成され、前記波形
形状の稜線(L2)と対をなす谷線(L3)上に、通気
孔(4)が形成されている。該通気孔(4)により、着
用者の踵部から空気通路(3)への空気流通が活発とな
る。
【0019】さらに、本発明の中敷は、接足面の柔軟部
に、熱伝導性が高く、吸湿率が1〜10%のエチレンビ
ニルアルコール繊維よりなるフィラメント糸と、吸水性
を有し、吸湿率が6〜20%のスパン糸とを合撚した複
合糸を使用して得られる生地を有する。エチレンビニル
アルコール繊維は、熱伝導率が高く、生地が足裏に触れ
たとき、直ちに着用者の体温を奪うので、着用者に接触
冷感(ひんやり感)を体感させることができる。従っ
て、本発明の中敷は、着用者が足に触れたとき(着用し
たとき)接足面に、接触冷感(ひんやり感)を体感さ
せ、着用者が歩行・走行中に、中足部の空気通路による
最適な空気流通を提供し、むれにくく、清涼感ある状態
に保つことができる。
に、熱伝導性が高く、吸湿率が1〜10%のエチレンビ
ニルアルコール繊維よりなるフィラメント糸と、吸水性
を有し、吸湿率が6〜20%のスパン糸とを合撚した複
合糸を使用して得られる生地を有する。エチレンビニル
アルコール繊維は、熱伝導率が高く、生地が足裏に触れ
たとき、直ちに着用者の体温を奪うので、着用者に接触
冷感(ひんやり感)を体感させることができる。従っ
て、本発明の中敷は、着用者が足に触れたとき(着用し
たとき)接足面に、接触冷感(ひんやり感)を体感さ
せ、着用者が歩行・走行中に、中足部の空気通路による
最適な空気流通を提供し、むれにくく、清涼感ある状態
に保つことができる。
【0020】尚、本発明の中敷に使用される生地は、前
記フィラメント糸とスパン糸との撚り数が300〜80
0回/mである。合撚糸の撚り数が比較的高く設定され
たものであると、生地にシャリ感があり、清涼感が一層
向上したものとなるからである。
記フィラメント糸とスパン糸との撚り数が300〜80
0回/mである。合撚糸の撚り数が比較的高く設定され
たものであると、生地にシャリ感があり、清涼感が一層
向上したものとなるからである。
【0021】前記生地は、天竺編み、鹿の子編み等の編
地、または平織り、綾織り等の織地として構成される。
これらの生地と軟質発泡樹脂、皮革、人工皮革等とが接
着した状態で前記柔軟部を構成する。また、これらの生
地のみによって柔軟部を構成することも可能である。
地、または平織り、綾織り等の織地として構成される。
これらの生地と軟質発泡樹脂、皮革、人工皮革等とが接
着した状態で前記柔軟部を構成する。また、これらの生
地のみによって柔軟部を構成することも可能である。
【0022】さらに前期生地の下面全体に通気性の優れ
た材料を有することにより、前期生地下面側に空気が流
れ、前期生地の乾燥性が促進されることとなり、より清
涼感を増すことができる。通気性の優れた材料を用いる
場合に、前記柔軟部は、接側面に
た材料を有することにより、前期生地下面側に空気が流
れ、前期生地の乾燥性が促進されることとなり、より清
涼感を増すことができる。通気性の優れた材料を用いる
場合に、前記柔軟部は、接側面に
【0023】前期通気性の優れた材料は、連続発泡から
なる合成樹脂スポンヂや不織布、ならびにメッシュなど
物理的に通気性良好な材料、および構造体からなる。通
気性の優れた材料を用いる場合において、前記柔軟部
は、接側面に前記生地を有し、前記生地の下部全面に通
気性の優れた材料を有し、更にその通気性の優れた材料
の下部に緩衝材料を有する構成である。
なる合成樹脂スポンヂや不織布、ならびにメッシュなど
物理的に通気性良好な材料、および構造体からなる。通
気性の優れた材料を用いる場合において、前記柔軟部
は、接側面に前記生地を有し、前記生地の下部全面に通
気性の優れた材料を有し、更にその通気性の優れた材料
の下部に緩衝材料を有する構成である。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。図13(a)、乃至図13(c)に示すとおり、本
実施例の中敷は、前足部(Z)と踵部(X)に通気孔
(4)を有し、接足面全体に柔軟部(2)と、柔軟部の
下部に補強部(1)とからなる中敷である。補強部
(1)は中足部(Y)に存在し、補強部(1)に踵部
(X)と前足部(Z)とを結び、波形の稜線(L1)
が、中敷中心線(N)に対し、略平行である波形形状の
空気通路(3)が形成されている。また柔軟部(2)は
踵部の中心に存在し、補強部(1)は、踵部(X)中心
において後方に対して凹状に湾曲し、踵部(X)の外甲
側と踵部(X)の内甲側にそれぞれ後方に対して凸状の
湾曲部を有する。
る。図13(a)、乃至図13(c)に示すとおり、本
実施例の中敷は、前足部(Z)と踵部(X)に通気孔
(4)を有し、接足面全体に柔軟部(2)と、柔軟部の
下部に補強部(1)とからなる中敷である。補強部
(1)は中足部(Y)に存在し、補強部(1)に踵部
(X)と前足部(Z)とを結び、波形の稜線(L1)
が、中敷中心線(N)に対し、略平行である波形形状の
空気通路(3)が形成されている。また柔軟部(2)は
踵部の中心に存在し、補強部(1)は、踵部(X)中心
において後方に対して凹状に湾曲し、踵部(X)の外甲
側と踵部(X)の内甲側にそれぞれ後方に対して凸状の
湾曲部を有する。
【0025】柔軟部(2)は、接足面に生地と、生地の
下部に軟質発泡樹脂とが接着した構成である。前記生地
は、フィラメント糸として吸湿率1.5%、82dte
xのエチレンビニルアルコール共重合体製繊維と、吸湿
率8.5%、40番/短糸の綿繊維とを650(回/
m)合撚した、複合糸を用いて天竺編みによる編地であ
る。踵部(X)の外甲側の凸状の湾曲部(H2)の長さ
が、踵部(X)の内甲側の凸状の湾曲部(H1)の長さ
より25mm短い構成である。
下部に軟質発泡樹脂とが接着した構成である。前記生地
は、フィラメント糸として吸湿率1.5%、82dte
xのエチレンビニルアルコール共重合体製繊維と、吸湿
率8.5%、40番/短糸の綿繊維とを650(回/
m)合撚した、複合糸を用いて天竺編みによる編地であ
る。踵部(X)の外甲側の凸状の湾曲部(H2)の長さ
が、踵部(X)の内甲側の凸状の湾曲部(H1)の長さ
より25mm短い構成である。
【0026】図6に示すとおり、補強部(1)は、着用
者の拇指球(B)後方の領域で前方に対して凹状に湾曲
し、着用者の第4中足骨(5)、及び第5中足骨(6)
の領域で、前方に対して凹状に湾曲した構成である。ま
た、図14(a)、及び図14(b)に示すとおり、踵
部(X)に存在する補強部(1)には、波形の稜線(L
2)が、中敷中心線(N)に対し、略垂直である波形形
状の空気通路(3)が形成されている。また、図15
(a)、及び図15(b)に示すとおり、踵部(X)に
おける波形形状の稜線(L2)と対をなす谷線上(L
3)に、通気孔(4)が形成されている。
者の拇指球(B)後方の領域で前方に対して凹状に湾曲
し、着用者の第4中足骨(5)、及び第5中足骨(6)
の領域で、前方に対して凹状に湾曲した構成である。ま
た、図14(a)、及び図14(b)に示すとおり、踵
部(X)に存在する補強部(1)には、波形の稜線(L
2)が、中敷中心線(N)に対し、略垂直である波形形
状の空気通路(3)が形成されている。また、図15
(a)、及び図15(b)に示すとおり、踵部(X)に
おける波形形状の稜線(L2)と対をなす谷線上(L
3)に、通気孔(4)が形成されている。
【0027】
【発明の効果】本発明は上記構成を有するため、以下の
効果を奏する。本発明の中敷は、履いたときに接触冷感
(ひんやり感)が体感できる。また本発明の中敷は、着
用者の歩行・走行時に柔軟部に効果的に力がかかり、柔
軟部が圧縮及び開放することによって、靴内の空気流通
が中足部の空気通路を介して最適となるような中敷であ
る。また、補強部が波形形状であることにより、上部、
及び下部からの力に対し耐久性を持たせることが可能で
あり、上部、及び下部からの力が中足部にかかっても、
空気通路が押しつぶされたり、小さくなって空気の流通
量が少なくなることはない。
効果を奏する。本発明の中敷は、履いたときに接触冷感
(ひんやり感)が体感できる。また本発明の中敷は、着
用者の歩行・走行時に柔軟部に効果的に力がかかり、柔
軟部が圧縮及び開放することによって、靴内の空気流通
が中足部の空気通路を介して最適となるような中敷であ
る。また、補強部が波形形状であることにより、上部、
及び下部からの力に対し耐久性を持たせることが可能で
あり、上部、及び下部からの力が中足部にかかっても、
空気通路が押しつぶされたり、小さくなって空気の流通
量が少なくなることはない。
【0028】
【図1】図1はランニング中に地面から受ける力を時系
列で示した図である。
列で示した図である。
【図2】図2は、模式的にシューズを取り除いた着地状
態での、靴内通気状態を示した図である。
態での、靴内通気状態を示した図である。
【図3】図3は、模式的にシューズを取り除いた踏みつ
けから蹴り出し状態での、靴内通気状態を示した図であ
る。
けから蹴り出し状態での、靴内通気状態を示した図であ
る。
【図4】図4(a)は、本発明の中敷の底面図であり、
図4(b)はその側面図である。
図4(b)はその側面図である。
【図5】図5は、中敷における重心(G)の移動曲線を
示した図である。
示した図である。
【図6】図6は、本発明の中敷の底面図であり、補強部
(1)の形状と足部骨格とを比較した図である。
(1)の形状と足部骨格とを比較した図である。
【図7】第7図は、第4中足骨及び第5中足骨の領域
(F)を示す図である。
(F)を示す図である。
【図8】図8(a)は、本発明の中敷の底面図であり、
図8(b)はその側面図であり図8(c)は、図8
(b)のAA'断面図である。
図8(b)はその側面図であり図8(c)は、図8
(b)のAA'断面図である。
【図9】図9(a)は、本発明の中敷の側面図であり、
図9(b)、及び図9(c)は、図9(a)のBB'断
面図である。
図9(b)、及び図9(c)は、図9(a)のBB'断
面図である。
【図10】図10(a)は、本発明の中敷の底面図であ
り、図10(b)はその側面図である。
り、図10(b)はその側面図である。
【図11】図11(a)、及び図11(b)は、図10
(b)におけるCC'断面図である。
(b)におけるCC'断面図である。
【図12】図12(a)は、本発明の中敷の底面図であ
り、図12(b)は、図12(a)のDD'断面図であ
る。
り、図12(b)は、図12(a)のDD'断面図であ
る。
【図13】図13(a)は、本実施例の中敷の底面図で
あり、図13(b)はその側面図であり、図13(c)
は、図13(b)のEE'断面図である。
あり、図13(b)はその側面図であり、図13(c)
は、図13(b)のEE'断面図である。
【図14】図14(a)は、本実施例の中敷の底面図で
あり、図14(b)はその側面図である。
あり、図14(b)はその側面図である。
【図15】図15(a)は、本実施例の中敷の底面図で
あり、図15(b)は、図15(a)のFF'断面図で
ある。
あり、図15(b)は、図15(a)のFF'断面図で
ある。
1 補強部
2 柔軟部
3 空気通路
4 通気孔
5 第4中足骨
6 第5中足骨
7 直線部分
8 曲線部分
B 拇指球
E 第2中足骨及び第3中足骨の領域
F 第4中足骨及び第5中足骨の領域
G 重心
H1 (踵部内側の)凸状の湾曲部
H2 (踵部内側の)凸状の湾曲部
K 空気
L1 (中足部波形形状の)稜線
L2 (踵部波形形状の)稜線
L3 (踵部波形形状の)谷線
N 中敷中心線
V 接地面側
W 接足面側
X 踵部
Y 中足部
Z 前足部
α 中心線(N)と踵部の稜線(L2)とのなす角度
λ (波形形状の)波長
h (波形形状の)振幅
Claims (10)
- 【請求項1】 前足部と踵部に通気孔を有し、接足面全
体に柔軟部と、柔軟部の下部に補強部とからなる中敷で
あって、補強部が中足部に存在し、柔軟部が前足部、及
び踵部の中心に存在し、前記補強部に踵部と前足部とを
結ぶ空気通路が形成された構成であることを特徴とする
中敷。 - 【請求項2】 前足部と踵部に通気孔を有し、接足面全
体に柔軟部と、柔軟部の下部に補強部とからなる中敷で
あって、補強部が中足部、及び踵部の内甲部と外甲部に
存在し、柔軟部が前足部、及び踵部の中心に存在し、前
記補強部に踵部と前足部とを結ぶ空気通路が形成された
構成であることを特徴とする請求項1記載の中敷。 - 【請求項3】 前足部と踵部に通気孔を有し、接足面全
体に柔軟部と、柔軟部の下部に補強部とからなる中敷で
あって、補強部が、踵部中心において後方に対して凹状
に湾曲し、踵部の外甲側と踵部の内甲側にそれぞれ後方
に対して凸状の湾曲部を有した構成であることを特徴と
する請求項2に記載の中敷。 - 【請求項4】 前記補強部において、踵部の外甲側の凸
状の湾曲部の長さが、踵部の内甲側の凸状の湾曲部の長
さより短い構成であることを特徴とする請求3に記載の
中敷。 - 【請求項5】 前足部と踵部に通気孔を有し、接足面全
体に柔軟部と、柔軟部の下部に補強部とからなる中敷で
あって、補強部が、着用者の拇指球後方の領域で前方に
対して凹状に湾曲し、着用者の第4指及び第5指の中足
骨の領域で、前方に対して凹状に湾曲した構成であるこ
とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の中
敷。 - 【請求項6】 前記補強部の中足部において、波形形状
を有した空気通路が形成され、前記波形形状の稜線が、
中敷中心線に対し、略平行であることを特徴とする請求
項1乃至5のいずれかに記載の中敷。 - 【請求項7】 前記踵部の補強部において、波形形状を
有した空気通路が形成され、前記波形形状の稜線が、中
敷中心線に対し、略垂直であることを特徴とする請求項
2乃至6のいずれかに記載の中敷。 - 【請求項8】 前記踵部の補強部において、前記波形形
状の稜線と対をなす谷線上に、通気孔が形成されたこと
を特徴とする請求項7に記載の中敷。 - 【請求項9】 前記中敷であって、接足面の柔軟部に、
熱伝導性が高く、吸湿率が1〜10%のエチレンビニル
アルコール繊維よりなるフィラメント糸と、吸水性を有
し、吸湿率が6〜20%のスパン糸とを合撚した複合糸
を使用して得られる生地を有することを特徴とする請求
項1乃至8のいずれかに記載の中敷。 - 【請求項10】 前記中敷であって、接足面の柔軟部
に、熱伝導性が高く、吸湿率が1〜10%のエチレンビ
ニルアルコール繊維よりなるフィラメント糸と、吸水性
を有し、吸湿率が6〜20%のスパン糸とを合撚した複
合糸を使用して得られる生地を有し、前記生地の下部全
面に通気性の優れた材料を有し、更にその通気性の優れ
た材料の下部に緩衝材料を有することを特徴とする請求
項9に記載の中敷。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001255388A JP2003061708A (ja) | 2001-08-24 | 2001-08-24 | 通気性を有する中敷 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001255388A JP2003061708A (ja) | 2001-08-24 | 2001-08-24 | 通気性を有する中敷 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003061708A true JP2003061708A (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=19083363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001255388A Pending JP2003061708A (ja) | 2001-08-24 | 2001-08-24 | 通気性を有する中敷 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003061708A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4827734B2 (ja) * | 2003-07-14 | 2011-11-30 | アソロ ソシエタ ペル アチオニ | 複合中敷きを有した靴 |
KR20170053042A (ko) * | 2015-11-05 | 2017-05-15 | 주식회사 제이케이골드 | 항균동을 이용한 항균 깔창 |
JP2019051002A (ja) * | 2017-09-14 | 2019-04-04 | 株式会社村井 | 中敷 |
-
2001
- 2001-08-24 JP JP2001255388A patent/JP2003061708A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4827734B2 (ja) * | 2003-07-14 | 2011-11-30 | アソロ ソシエタ ペル アチオニ | 複合中敷きを有した靴 |
KR20170053042A (ko) * | 2015-11-05 | 2017-05-15 | 주식회사 제이케이골드 | 항균동을 이용한 항균 깔창 |
KR101880531B1 (ko) * | 2015-11-05 | 2018-07-23 | 주식회사 제이케이골드 | 항균동을 이용한 항균 깔창 |
JP2019051002A (ja) * | 2017-09-14 | 2019-04-04 | 株式会社村井 | 中敷 |
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